JP3049050U - フレキシブルパイプ - Google Patents

フレキシブルパイプ

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JP3049050U
JP3049050U JP1997010314U JP1031497U JP3049050U JP 3049050 U JP3049050 U JP 3049050U JP 1997010314 U JP1997010314 U JP 1997010314U JP 1031497 U JP1031497 U JP 1031497U JP 3049050 U JP3049050 U JP 3049050U
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治行 藤田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アウターブレードの引張り等による応力によ
って加わるベローズチューブへの衝撃的負荷を柔らげ、
かつ、アウターブレードの取り付け安定性をも向上させ
たフレキシブルパイプを提供することを課題とする。 【解決手段】 排気管の途中に組み込まれ、ベローズチ
ューブ13の周囲をアウターブレード14で囲繞するフ
レキシブルパイプにおいて、ベローズチューブ13の最
外径の外面とアウターブレード14の内面とを所定の間
隔に保持するための環状のカラーリング17と、カラー
リング17の外径側の端部に、端部が係合するアウター
ブレード14と、カラーリング17とアウターブレード
14とをかしめ固定するカシメリング18とからなり、
カラーリング17の外径側の端部にアウターブレード1
4の端部を折り曲げて係合させ一体となった端部にカシ
メリング18を覆設し、かしめ固定することを特徴とす
るフレキシブルパイプとする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、エンジンの排気管の途中に組み込まれるフレキシブルパイプに係り 、特に取り付け構造が安定なフレキシブルパイプに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、フレキシブルパイプは、エンジン等の振動が排気管を通して自動車等 のボディに伝達されることを防止し、排気管自体の振動を吸収し、又は排熱等に よる排気管の伸張を吸収するためなどを目的として排気管の途中に組み込まれて いる。
【0003】 従来のフレキシブルパイプとしては、実開昭59−85318号公報記載のも のや実開平3−56822号公報記載のものなどが知られるところである。 例えば図10に示すように、排気管1、2の連結すべき各端部にベローズチュ ーブ3を付設し、更にベローズチューブ3にアウターブレード4を囲繞する。ベ ローズチューブ3及びアウターブレード4の各端部は、固定リング5を利用して 排気管1、2の各端部に固設する構成としている。
【0004】 また、図11に示すように、ベローズチューブ23は、両端部にインナーパイ プ26が挿入されて溶接され、アウターブレード24に囲繞されている。環体2 7は、アウターブレード24の端部をかしめ固定し、インナーパイプ26に溶接 されている。そして、排気管21、22がインナーパイプ26に挿入され溶接さ れている。
【0005】 上記のアウターブレードは、複数本のステンレスワイヤで形成した平帯をチュ ーブ状に組編したもので、ベローズチューブへの外圧による損傷を防ぐと共に、 ベローズチューブの塑性変形を防ぐべく必要以上に引張り方向の変位を与えない ためのものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、自動車等の排気管の途中に上記構造のフレキシブルパイプを接 続すると、エンジン等の振動で、フレキシブルパイプの前後端間において、相対 的に引張応力、圧縮力、自由曲げ応力、剪断応力、ねじれ力が発生し、図10に 示すように、アウターブレード4がベローズチューブ3に接触し、このためアウ ターブレード4からベローズチューブ3に応力が加わって、ベローズチューブ3 に損傷を与えるといった問題があった。特にベローズチューブ3のa,b,cの 部位では亀裂等の損傷が発生し、フレキシブルパイプとしての寿命を短くしてい る。
【0007】 更に、アウターブレード4の引張り等による応力が、図8に示す従来の負荷曲 線のような衝撃的負荷としてベローズチューブ3に加わると、ベローズチューブ 3の破損が大きく、又破損が使用を始めてから早期に発生する原因となる。
【0008】 また、図11に示す構造のものでは、アウターブレード24の固定が環体27 のかしめ固定だけによるのため、水平方向の引張応力等に対するアウターブレー ド24の取り付けの安定性に欠けるという問題があった。
【0009】 そこで、本考案は上記事情を鑑み、アウターブレードの接触によって発生する 応力によるベローズチューブの破損に伴う短命化を防ぎ、アウターブレードの引 張り等による応力によって加わるベローズチューブへの衝撃的負荷を柔らげ、か つ、アウターブレードの取り付け安定性にも優れたフレキシブルパイプを提供す ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成すべくなされたもので、排気管の途中に組み込まれ、 ベローズチューブの周囲をアウターブレードで囲繞するフレキシブルパイプにお いて、前記ベローズチューブの最外径の外面と前記アウターブレードの内面とを 所定の間隔に保持するために、前記ベローズチューブと前記アウターブレードの 間に固設される環状のカラーリングと、前記カラーリングの外径側の端部に、端 部が係合する前記アウターブレードと、前記カラーリングと前記アウターブレー ドとをかしめ固定するカシメリングと、前記カラーリングの外径側の端部に前記 アウターブレードの端部を折り曲げて係合させ一体となった端部に前記カシメリ ングを覆設し、かしめ固定することからなるフレキシブルパイプとする。
【0011】 また、前記フレキシブルパイプにおいて、前記ベローズチューブの両端の水平 部分にインナーパイプを固設し、前記インナーパイプに前記排気管を固設してな るフレキシブルパイプとする。
【0012】 さらに、前記フレキシブルパイプにおいて、前記カラーリングの外径側の端部 と前記カシメリングの係合部に引掛部を設けたフレキシブルパイプとする。
【0013】 上記のような構成とすることにより、アウターブレードとベローズチューブの 間に一定の間隔が保持されるため、アウターブレードの接触によって発生する応 力がベローズチューブに加わることなく、しかも、アウターブレードの引張り等 による応力によって加わるベローズチューブへの衝撃的負荷も緩和される。 また、カラーリングの端部にアウターブレードの端部を折り曲げて係合させた 状態でカシメリングによってかしめ固定することにより、水平方向の取り付け安 定性も向上する。
【0014】
【考案の実施の形態】
以下に本考案に係るフレキシブルパイプを図面に基づいて説明する。図1は第 1の実施の形態のフレキシブルパイプの要部を示す断面図である。図2は図1に おけるフレキシブルパイプの取り付け部の要部を示す拡大断面図である。図3は 第2の実施の形態のフレキシブルパイプの取り付け部の要部を示す拡大断面図で ある。図4は本考案のカシメリングを示す斜視図である。図5は第3の実施の形 態のフレキシブルパイプの取り付け部の要部を示す拡大断面図である。図6は第 4の実施の形態のフレキシブルパイプの取り付け部の要部を示す拡大断面図であ る。図7は第5の実施の形態のフレキシブルパイプの取り付け部の要部を示す拡 大断面図である。図8は本考案に係るフレキシブルパイプの負荷曲線と従来のフ レキシブルパイプの負荷曲線を示すグラフ図である。図9はカシメリングの径を 変えた場合の一定引張り力に対する変位量を示す本考案のフレキシブルパイプの 負荷曲線を示すグラフ図である。
【0015】 本考案に係るフレキシブルパイプの第1の実施の形態を図1及び図2に基づい て説明する。ベローズチューブ13は、谷側の部位から延びた水平部13aを各 排気管11、12の端部に固設するため、ベローズチューブ13の波高ホが各排 気管11、12の周面より外方に延出する高さとしている。カラーリング17は 、排気管11、12の周面からベローズチューブ13の最外径までの波高ホより さらにロの分だけ径大の径方向の幅イを持つリング状の円板部17aと、前記円 板部17aの内径側はベローズチューブ13に固設するためのベローズチューブ 13の谷側の部位から延びた水平部13aの面に沿う内径面17bと、前記円板 部17aの外径側はアウターブレード14を係合させるための前記円板部17a に対して垂直方向に延びる外径面17cとから構成されている。
【0016】 図2で示すように、前記構成によって、カラーリング17は、アウターブレー ド14の折曲部14aに係合し、アウターブレード14をベローズチューブ13 の最外径よりさらにロの分を外方に嵩上げする。
【0017】 図4に示すように、カシメリング18は、全体形状としてはリング状となって おり、その係合部18aの断面は略U字状の形状を有している。さらに、カシメ リング18は、外径側と内径側の両側にかしめ時における加工性を向上させるた めのノッチ19を持つ折り曲げ部とからなる構成となっている。また、ノッチ1 9を持たない構成のカシメリング18を使用してもよいことは勿論である。
【0018】 排気管11、12は、何れか一方がエンジン側に接続され、他方は排気の排出 側に接続される。排気管11、12は、ベローズチューブ13の両端の水平部1 3aに各々挿入し、溶接等の手段で固着される。ベローズチューブ13の周囲に はアウターブレード14を囲繞させる。その時、ベローズチューブ13に対して 適宜間隔を保持させるために、アウターブレード14の両端にカラーリング17 を介在させている。アウターブレード14の折曲部14aは、カラーリング17 の外径面17cに外側から内側に密接するように折り曲げて係合させている。そ して、カシメリング18は、カラーリング17の外径面17cにアウターブレー ド14の折曲部14aを折り曲げた状態で係合し一体となっている端部に、係合 部18aが外側から被うようにはめ込まれ、アウターブレード14をカラーリン グ17にかしめ固定している。さらに、カラーリング17の内径面17bは、ベ ローズチューブ13の水平部13aに沿って溶接等の手段により固着されている 。
【0019】 上記第1の実施の形態では、カラーリング17は、エンジンの停止状態はもと より、エンジンの振動等があってもベローズチューブ13に接触し得ないように 間隔ロを保有させてある。したがって、エンジンの振動等によりフレキシブルパ イプの前後の相互間に、相対的に引張力、圧縮力、自由曲げ応力、剪断応力、ね じれ力が加わっても、アウターブレード14は、カラーリング17の介在により ベローズチューブ13に接触しない。
【0020】 このため、アウターブレード14の上記応力がカラーリング17に受け止めら れてベローズチューブ13に加わらず、アウターブレード14の応力によるベロ ーズチューブ13の損傷を生ずることはない。それによって、フレキシブルパイ プとしての寿命を主要部材であるベローズチューブ13自体の寿命に近づけるこ とが可能となる。
【0021】 また、アウターブレード14の折曲部14aをカラーリング17の外径面17 cに折り曲げて係合させ一体となった状態でかしめ加工しているので、水平方向 にかかる応力に対する取り付け安定性が向上する構造となっている。
【0022】 上記のようにアウターブレード14の応力をベローズチューブ13に加わらな いようにしたため、フレキシブルパイプの引張りバネ特性の変化が従来より緩や かとなる。そのため、図8に示すように、引張や圧縮による変位の変化に対応し たベローズチューブ13に対する衝撃的負荷の変化が従来の負荷曲線に対して本 考案の負荷曲線は緩やかな曲線となり、ベローズチューブ13に対する衝撃的負 荷が柔らげられていることが解る。
【0023】 また、ベローズチューブ13とアウターブレード14との間隔を変えるために カラーリング17のリング状の径方向幅イを調整することにより、アウターブレ ードの引張りバネ特性ひいてはフレキシブルパイプの引張りバネ特性を可変にさ せることができる。したがって、図9に示すように、カラーリング17の径方向 幅イを拡げることによりベローズチューブ13に対する負荷曲線が緩やかな曲線 となり、ベローズチューブ13に対する衝撃的負荷をチューニングすることが可 能なことが解る。
【0024】 次に、本考案に係るフレキシブルパイプの第2の実施の形態について図3に基 づいて説明する。尚、図3において、図1及び図2中の符号と同じ符号で示す各 部は、図1及び図2で説明した構成等と同様であるので詳細な説明は省略する。 第2の実施の形態でのフレキシブルパイプの構成では、筒状のインナーパイプ1 6がベローズチューブ13の端部から蛇腹に至るまでの水平部13aの内面側に 挿入され、溶接等の手段で固着される。そして、排気管11、12が、インナー パイプ16の内面側に挿入され、溶接等の手段で固着される。その他の構成は、 第1の実施の形態のフレキシブルパイプと同一である。上記のようなインナーパ イプ16を持つ構造のフレキシブルパイプは、フレキシブルパイプ単品の時にこ のような構造とすることがある。
【0025】 上記第2の実施の形態では、ベローズチューブ13がインナーパイプ16を介 して排気管1、2に取り付けられているため、排気管1、2を通して伝達されて くるエンジン等の振動が直接ベローズチューブ13には影響を与えない。また、 図11に示す従来例のフレキシブルパイプのようにインナーパイプがベローズチ ューブの蛇腹に接触しないため、ベローズチューブ13へインナーパイプ16が 接触することによる応力の影響も受けない。これにより、ベローズチューブ13 への損傷及び負荷が軽減される。
【0026】 次に、本考案に係るフレキシブルパイプの第3の実施の形態について図5に基 づいて説明する。カラーリング47の外径面には、端部を内側に密着させて折り 返した突部47aを有するように形成してある。アウターブレード44の折曲部 44aは突部47aの外側から内側に密接するように折り曲げられ、さらに、係 合部44bが突部47aを巻き込むように折り曲げられて係合する。このように カラーリング47の突部47aにアウターブレード44の折曲部44a及び係合 部44bを折り曲げた状態で係合させ一体となった端部に、カシメリング48を 外側から被うように係合させ、アウターブレード44をカラーリング47にかし め固定する構成とした。その他の構成は、第1の実施の形態のフレキシブルパイ プと同一とする。
【0027】 上記第3の実施の形態の構成とすることにより、エンジンの振動等によるフレ キシブルパイプの前後の相互間にかかる引張力、圧縮力、自由曲げ応力、剪断応 力、ねじれ力に対するアウターブレード44の取り付け時の安定性がさらに向上 する。
【0028】 次に、本考案に係るフレキシブルパイプの第4の実施の形態について図6に基 づいて説明する。カラーリング57の外径面には、周方向に均等間隔で孔部57 aを有する構成とする。そして、カシメリング58の内径側の面には、孔部57 aに相対する位置で、孔部57aの方向に向けて凸部58aを有する構成とする 。凸部58aは、アウターブレード54の凸部54bと共に、孔部57aに十分 に引っ掛かる程度の大きさとする。引掛部は、カラーリング57の孔部57aと カシメリング58の凸部58aで構成される。尚、凸部58aは、カシメリング 58の外径側の面に、孔部57aの方向に向けて設ける構成としてもよい。
【0029】 取り付け構造としては、カラーリング57の外径面にアウターブレード54の 折曲部54aを折り曲げた状態で係合させ一体となった端部に、凸部58aが孔 部57aに引っ掛かるようにカシメリング58を係合させ、かしめ固定する。そ れによって、アウターブレード54にも凸部54bが形成され、カシメリング5 8の凸部58aと共に、カラーリング57の孔部57aに引っ掛かる構成となる 。その他の構成は、第1の実施の形態のフレキシブルパイプと同一とする。
【0030】 上記第4の実施の形態の構成とすることにより、カシメリング58の凸部58 a及びアウターブレード54の凸部54bが、カラーリング57の孔部57aに 引っ掛かるために、かしめ力が向上しアウターブレード54の取り付け安定性が さらに向上する。
【0031】 次に、本考案に係るフレキシブルパイプの第5の実施の形態について図7に基 づいて説明する。カシメリング68の内径側の面には、周方向に均等間隔で孔部 68aを有する構成とする。そして、カラーリング67の外径面には、孔部68 aに相対する位置で、孔部68aの方向に向けて凸部67aを有する構成とする 。凸部67aは、アウターブレード64の凸部64bと共に、孔部68aに十分 に引っ掛かる程度の大きさとする。引掛部は、カラーリング67の凸部67aと カシメリング68の孔部68aにより構成される。尚、孔部68aをカシメリン グ68の外径側の面に設け、かつ、凸部67aをカシメリング68の外径側の面 に設けた孔部68aの方向に向けて設ける構成としてもよい。
【0032】 取り付け構造としては、カラーリング67の外径面にアウターブレード64の 折曲部64aを折り曲げた状態で係合させ一体となった端部に、孔部68aが凸 部67aに引っ掛かるようにカシメリング68を係合させ、かしめ固定する。そ れによって、アウターブレード64にも凸部64bが形成され、カラーリング6 7の凸部67aと共に、カシメリング68の孔部68aに引っ掛かる構成となる 。その他の構成は、第1の実施の形態のフレキシブルパイプと同一とする。
【0033】 上記第5の実施の形態の構成とすることにより、カラーリング67の凸部67 a及びアウターブレード64の凸部64bが、カシメリング68の孔部68aに 引っ掛かるために、かしめ力が向上しアウターブレード64の取り付け安定性が さらに向上する。
【0034】
【考案の効果】
上記のようなフレキシブルパイプの構造とすることにより、エンジン等の振動 によりフレキシブルパイプの前後端間において、相対的に引張力、圧縮力、自由 曲げ応力、剪断応力、ねじれ力が発生し、これらの応力のうちアウターブレード による応力をカラーリングで受けて吸収すると共に、アウターブレードとベロー ズチューブとの間に保持される一定間隔により直接アウターブレードがベローズ チューブに接触して応力を加えることがないため、ベローズチューブに損傷を与 えることなく、フレキシブルパイプとしての寿命をその主要部材であるベローズ チューブ自体の寿命にまで近づけることが可能となる。
【0035】 また、ベローズチューブとアウターブレードとの相互間に一定間隔を持たせる ことにより、ベローズチューブに対する衝撃的負荷を柔らげ、それによりベロー ズチューブの負担を軽減できるのでベローズチューブの山数を少なくすることも 可能となる。しかも、カラーリングによりベローズチューブとアウターブレード との間隔を可変とすることができるので、フレキシブルパイプとしての引張りバ ネ特性を自由に調節することができる。
【0036】 また、アウターブレードの取り付け構造において、アウターブレードの端部を カラーリングの端部に折り曲げて係合させ一体とした状態でかしめ加工するので 、アウターブレードの水平方向に対する引張応力等に対しての取り付け安定性も 向上する。
【0037】 また、カラーリングの円板部はベローズチューブの端部に対して垂直方向であ るため、従来のフレキシブルパイプのようにテーパ部Lがなくなり、ベローズチ ューブの端部の材料が削減できコストダウンにもつながる。しかも、ベローズチ ューブの山数の低減も伴ってフレキシブルパイプとしてコンパクト化を図ること も可能となる。
【0038】 また、ベローズチューブの両端の水平部分に固設したインナーパイプを介して 排気管を設けることにより、排気管を通して伝達されてくるエンジン等の振動が 直接ベローズチューブに影響を与ることがなくなる。しかも、インナーパイプが ベローズチューブの蛇腹に接触しないため、ベローズチューブへのインナーパイ プの接触による応力の影響も受けない。これにより、ベローズチューブへの損傷 及び負荷が軽減され、ベローズチューブの耐久性が向上する。
【0039】 また、カラーリングの端部に突部を設け、アウターブレードの折り曲げ時に突 部に係合する構成とすることによって、アウターブレードのカラーリングに対す る係合が強化され、アウターブレードの水平方向に対する引張応力等に対しての 取り付け安定性がさらに向上する
【0040】 また、カラーリングとカシメリングとに引掛部を設ける構成とすることによっ て、アウターブレードをカラーリングにカシメリングでかしめ固定する時のかし め力が向上し、アウターブレードの水平方向に対する引張応力等に対しての取り 付け安定性がさらに向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る第1の実施の形態のフレキシブル
パイプの断面図である。
【図2】図1におけるフレキシブルパイプの取り付け部
の要部を示す拡大断面図である。
【図3】本考案に係る第2の実施の形態のフレキシブル
パイプの取り付け部の要部を示す拡大断面図である。
【図4】本考案に係るフレキシブルパイプにおけるカシ
メリングを示す斜視図である。
【図5】本考案に係る第3の実施の形態のフレキシブル
パイプの取り付け部の要部を示す拡大断面図である。
【図6】本考案に係る第4の実施の形態のフレキシブル
パイプの取り付け部の要部を示す拡大断面図である。
【図7】本考案に係る第5の実施の形態のフレキシブル
パイプの取り付け部の要部を示す拡大断面図である。
【図8】本考案に係るフレキシブルパイプの負荷曲線と
従来のフレキシブルパイプの負荷曲線を示すグラフ図で
ある。
【図9】カシメリングの径を変えた時の一定引張り力に
対する変位量を示す本考案のフレキシブルパイプの負荷
曲線示すグラフ図である。
【図10】従来のフレキシブルパイプの断面図である。
【図11】従来のフレキシブルパイプの他の例を示す断
面図である。
【符号の説明】
11、12、42、52、62・・・排気管 13、43、53、63・・・ベローズチューブ 13a・・・水平部 14、44、54、64・・・アウターブレード 14a、44a、54a、64a・・・折曲部 44b・・・係合部 54b、64b・・・凸部 16・・・インナーパイプ 17、47、57、67・・・カラーリング 17a・・・円板部 17b・・・内径面 17c・・・外径面 47a・・・突部 57a・・・孔部 67a・・・凸部 18、48、58、68・・・カシメリング 18a・・・係合部 58a・・・凸部 68a・・・孔部 19・・・ノッチ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気管の途中に組み込まれ、ベローズチ
    ューブの周囲をアウターブレードで囲繞するフレキシブ
    ルパイプにおいて、 前記ベローズチューブの最外径の外面と前記アウターブ
    レードの内面とを所定の間隔に保持するために、前記ベ
    ローズチューブと前記アウターブレードの間に固設され
    る環状のカラーリングと、 前記カラーリングの外径側の端部に、端部が係合する前
    記アウターブレードと、 前記カラーリングと前記アウターブレードとをかしめ固
    定するカシメリングと、 前記カラーリングの外径側の端部に前記アウターブレー
    ドの端部を折り曲げて係合させ一体となった端部に前記
    カシメリングを覆設し、かしめ固定すること、 からなることを特徴とするフレキシブルパイプ。
  2. 【請求項2】 前記ベローズチューブの両端の水平部分
    にインナーパイプを固設し、前記インナーパイプに前記
    排気管を固設してなることを特徴とする請求項1に記載
    のフレキシブルパイプ。
  3. 【請求項3】 前記カラーリングの外径側の端部と前記
    カシメリングの係合部に引掛部を設けたことを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載のフレキシブルパイ
    プ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220009186A (ko) * 2020-07-15 2022-01-24 주식회사 에스제이엠 고정 링을 포함하는 외압형 벨로우즈 익스펜션 조인트

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