JP3967454B2 - 自動車排気系用フレキシブルチューブ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車用排気系のエンジン側に取り付けられる第1排気管とマフラ側に取り付けられる第2排気管の相対変位を吸収するベローズを有する自動車排気系用フレキシブルチューブの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動車排気系用フレキシブルチューブとしては、例えば、実開昭61−187916号公報に記載のものが最も一般的に知られているし、また、実用化されている。この従来のフレキシブルチューブは、ベローズの外周をステンレス鋼線を織り込んで作られるアウターブレードにより覆った構成であるため、アウターブレードの製造のバラツキによりフレキシブルチューブのバネ定数が大きく影響されるし、部品単価が非常に高価である。よって、振動変位の吸収特性を確保するために採用される山数の多いベローズにより大型化し、また、製品コストもアウターブレードにより高コストとなる。
【0003】
そこで、小型軽量、低コスト、高変位吸収性、高耐久性という要求性能を満足するフレキシブルチューブを提供することを目的とし、本出願人は、特開平9−31746号公報に記載のアウターブレードを廃止したフレキシブルチューブを提案した。このフレキシブルチューブは、図6に示すように、アウターブレードに代えてアウターパイプを設け、ベローズの両端位置に設けたプロテクタとアウターパイプとの間に2つの平板圧縮バネを介装した構成としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開平9−31746号公報に記載の自動車排気系用フレキシブルチューブにあっては、2つの平板圧縮バネを介装する構成であるため、軸方向長さが長くなってしまい、コンパクト性に欠けるし、また、アウターパイプを支持するバネとして平板圧縮バネが用いられているため、バネ自体が高価となり、大幅な低コスト化を望めないという問題点がある。
【0005】
そこで、本出願人は、特願平9−64744号や特願平9−186812号において、図7に示すように、アウターパイプを1つのバネにより片持ち支持すると共に、バネを円錐コイルバネとすることで、コンパクト性と低コスト化を図った自動車排気系用フレキシブルチューブを先に提案した。
【0006】
しかしながら、この先行技術にあっては、円錐コイルバネとアウターパイプが接触あるいはわずかな隙間を介して配置される大径側のバネ始端部領域A部と、円錐コイルバネとインナーパイプが接触あるいはわずかな隙間を介して配置される小径側のバネ始端部領域B部において、振動入力に伴うバネの振動振幅でバネがパイプと接触干渉し、ビビリ音となる接触干渉音が発生してしまうという問題点がある。
【0007】
本発明は、上記問題点に着目してなされたもので、その課題とするところは、円錐コイルバネによりアウターパイプを支持する構成を採用することにより低コスト・高変位吸収性・高耐久性という要求性能を満足するのに加え、円錐コイルバネと両パイプとの接触干渉音の発生を防止すると共に、円錐コイルバネの耐久信頼性の向上が図られる自動車排気系用フレキシブルチューブを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(解決手段1)
上記課題を達成するため請求項1記載の発明では、第1排気管と第2排気管に両端部が接続され、両排気管の変位を吸収するベローズと、
前記ベローズの外周を覆うべくプレート材により筒状に形成されたアウターパイプと、
前記ベローズの一端部あるいは両端部に固定されたインナーパイプと、
前記アウターパイプとインナーパイプとの間に介装され、両バネ端部がアウターパイプとインナーパイプにそれぞれ固定された円錐コイルバネと、
前記円錐コイルバネと両パイプが接触あるいはわずかな隙間を介して配置されるバネ始端部領域にそれぞれ設定され、円錐コイルバネと両パイプとの間にバネ振幅による接触干渉を回避する隙間空間がバネ軸線方向に沿って確保されたバネ干渉防止構造と、
を備えていることを特徴とする。
【0009】
(解決手段2)
上記課題を達成するため請求項2記載の発明では、請求項1記載の自動車排気系用フレキシブルチューブにおいて、
前記円錐コイルバネを、バネ軸線に凹凸がないきれいな螺旋を描くコイルバネとし、
前記バネ干渉防止構造を、アウターパイプとインナーパイプにそれぞれ設けたことを特徴とする。
【0010】
(解決手段3)
上記課題を達成するため請求項3記載の発明では、請求項2記載の自動車排気系用フレキシブルチューブにおいて、
前記バネ干渉防止構造を、アウターパイプの外径をバネ固定部領域のみ縮径しバネ始端部領域とアウターパイプとの間に隙間空間を確保するパイプ凹部と、インナーパイプのバネ固定部領域のみ切欠しバネ始端部領域とインナーパイプとの間に隙間空間を確保するパイプ切欠部としたことを特徴とする。
【0011】
(解決手段4)
上記課題を達成するため請求項4記載の発明では、請求項1ないし請求項3記載の自動車排気系用フレキシブルチューブにおいて、
前記アウターパイプを、プロテクタを介してベローズの一端部に固定し、一本の円錐コイルバネを介してベローズの他端部に支持する片持ち支持構造としたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0013】
(実施の形態1)
実施の形態1の自動車排気系用フレキシブルチューブは請求項1,2,3,4記載の発明に対応する。
【0014】
まず、構成を説明する。
【0015】
[全体構成について]
図1は実施の形態1の自動車排気系用フレキシブルチューブの上半分を縦断した半断正面図、図2は実施の形態1の自動車排気系用フレキシブルチューブを車両前方側からみた図である。
【0016】
図1,2において、1は第1排気管、2は第2排気管、3はベローズ、4はプロテクタ、5はアウターパイプ、6は円錐コイルバネ、7はカラー、8はインナーブレード、9は水抜き穴、10はインナーパイプ、11,12はバネ端部カシメ板、13,14はバネ端ストッパ板、16はパイプ凹部(バネ干渉防止構造)、17はパイプ切欠部(バネ干渉防止構造)、18は風穴部、19は導風穴である。
【0017】
前記ベローズ3は、エンジン側の第1排気管1とマフラ側の第2排気管2に両端部が接続され、両排気管1,2の変位を吸収する。このベローズ3の素材としては、厚み0.3mmのステンレス薄肉板を2層重ね合わせた電縫管を用い、バルジ成形により成形される山数を削減(従来21〜28山→12山)しながらも従来と等価のバネ定数を得ている。このベローズ3の内側位置には、カラー7により固定されたインナーブレード8が配置されている。
【0018】
前記アウターパイプ5は、プレート材によりベローズ3の外周を覆うべく筒状に形成された部材で、プロテクタ4を介してベローズ3の一端部に溶接固定し、一本の円錐コイルバネ6を介してベローズ3の他端部に支持した片持ち支持構造とされている。このアウターパイプ5には、周上に6個の導風穴19が開穴されると共に、円錐コイルバネ6側の真下位置に水抜き穴9が開穴されている。
【0019】
前記プロテクタ4は、外周上に4か所の凹部を形成し、この凹部を除く位置を溶接してアウターパイプ5と固定することで、風穴部18が形成される。
【0020】
前記インナーパイプ10は、円筒状であり、ベローズ3の他端部に溶接固定され、アウターパイプ5とは等間隔の空間を介して同心二重管とされる。
【0021】
前記円錐コイルバネ6は、アウターパイプ5とインナーパイプ10との中空円筒空間部に配置され、両バネ端部がアウターパイプ5とインナーパイプ10にそれぞれ固定されている。この円錐コイルバネ6の両バネ端部をそれぞれ固定するバネ端部カシメ板11,12は、打ち抜き加工により成形した板部であり、この板部を巻き付けるカシメと、カシメた板端部を固定するスポット溶接によりバネ端部を固定する。尚、円錐コイルバネ6の両バネ端には、両バネ端の周方向移動をそれぞれ規制するバネ端ストッパ板13,14(図3及び図4を参照)が設けられている。
【0022】
前記円錐コイルバネ6と両パイプ5,10が接触あるいはわずかな隙間を介して配置されるバネ始端部領域には、円錐コイルバネ6と両パイプ5,10との間にバネ振幅による接触干渉を回避する隙間空間をバネ軸線方向に沿って確保するパイプ凹部16とパイプ切欠部17がそれぞれ設定されている。
【0023】
[バネ干渉防止構造について]
図3は実施の形態1の自動車排気系用フレキシブルチューブのアウターパイプ側のバネ干渉防止構造を示す図、図4は実施の形態1の自動車排気系用フレキシブルチューブのインナーパイプ側のバネ干渉防止構造を示す図である。
【0024】
まず、円錐コイルバネ6としては、バネ軸線に凹凸がないきれいな螺旋を描くコイルバネが用いられ、この円錐コイルバネ6と両パイプ5,10とのバネ干渉防止構造は、バネ側ではなく、アウターパイプ5とインナーパイプ10側にそれぞれ設けられている。
【0025】
バネ干渉防止構造として実施の形態で採用したのは、パイプ凹部16とパイプ切欠部17であり、パイプ凹部16は、図3に示すように、アウターパイプ5の外径をバネ固定部領域のみ縮径することで形成され、大径側のバネ始端部領域とアウターパイプ5との間に隙間空間t1を確保している。また、パイプ切欠部17は、図4に示すように、インナーパイプ10のバネ固定部領域のみ切欠することで形成され、小径側のバネ始端部領域とインナーパイプ10との間に隙間空間t2を確保している。尚、小径側のバネ始端部領域では、バネ振動による振幅が小さいため、インナーパイプ10の板厚(1.0〜1.5mm)の隙間空間t2で十分に干渉が防止できる。
【0026】
次に、作用効果を説明する。
【0027】
[フレキシブルチューブ要求性能について]
まず、フレキシブルチューブへの要求性能としては、小型軽量・低コスト・高変位吸収性・高耐久性がある。これに対し、ベローズ3の山数削減とアウターパイプ5の片持ちバネ支持により軸方向長さが短くなり小型軽量化が達成され、高価なアウターブレードの使用を廃止したことにより低コストが図られ、入力変位に対しては並列関係のベローズ3と円錐コイルバネ6が追従して変形し高変位吸収性が達成され、さらに、ベローズ3と円錐コイルバネ6による荷重分担とアウターパイプ5による飛び石等からの保護により高耐久性が確保される。
【0028】
また、フレキシブルチューブの内部は、高温の排気ガスが通過することで、熱影響をベローズ3がまともに受けて高温になることを繰り返すと、ベローズ3の耐久寿命が短くなってしまう。これに対し、管内を流れる排気ガス熱は、インナーブレード8により遮断されて、ベローズ3に直接熱を及ぼすことが防止されるし、走行風が風穴部18や導風穴19から取り込まれ、ベローズ3の外表面を通り熱を奪って抜けるという空冷作用によりベローズ3の過熱が防止されることでベローズ3の熱耐久性が確保される。
【0029】
すなわち、実施の形態1のフレキシブルチューブは、小型軽量・低コスト・高変位吸収性・高耐久性という要求性能を併せて満足する。
【0030】
[バネの振動干渉防止作用について]
円錐コイルバネ6の両端部を円筒状のパイプにそのまま固定した場合、バネ固定部から始まるバネ始端部領域では、バネ振動による振幅で円錐コイルバネ6とパイプとが接触干渉し、耳障りな干渉音が発生する。
【0031】
これに対し、本実施の形態1では、円錐コイルバネ6と両パイプ5,10が接触あるいはわずかな隙間を介して配置されるバネ始端部領域に、隙間空間t1,t2をバネ軸線方向に沿って確保するパイプ凹部16とパイプ切欠部17をそれぞれ設定したため、バネ振動があっても円錐コイルバネ6と両パイプ5,10とのバネ振幅による接触干渉が回避され、異音となる接触干渉音の発生を防止することができる。
【0032】
また、フレキシブルチューブに過大変位が入力されても円錐コイルバネ6は両パイプ5,10と干渉することがなくなり、円錐コイルバネ6に不自然な応力が働かず、円錐コイルバネ6の耐久信頼性の向上が図られる。
【0033】
さらに、円錐コイルバネ6としては、バネ軸線に凹凸がないきれいな螺旋を描くコイルバネが用いられ、この円錐コイルバネ6と両パイプ5,10とのバネ干渉防止構造であるパイプ凹部16とパイプ切欠部17は、バネ側ではなく、アウターパイプ5とインナーパイプ10側にそれぞれ設けられているため、円錐コイルバネ6のバネ始端部領域を干渉防止のために変形させる場合に比べ、安価な円錐コイルバネ6を用いることができ、コストメリットがある。
【0034】
加えて、バネ干渉防止構造として実施の形態で採用したのは、アウターパイプ5側ではパイプ凹部16ではパイプ切欠部17であるため、パイプ成形時に簡単に設定できると共に、ベローズ3や円錐コイルバネ6のアウターパイプ5による飛び石等に対する保護機能を損なうことがない。また、インナーパイプ10側ではパイプ切欠部17であるため、打ち抜き加工した素材をパイプ成形することによりきわめて簡単に設定できる。
【0035】
(他の実施の形態)
実施の形態1では、バネ干渉防止構造としてパイプ凹部16とパイプ切欠部17の例を示したが、例えば、図5に示すように、バネ端部をパイプ面から離した下駄履き固定とし、隙間空間t3を確保するようにしても良く、この場合、パイプに凹部や切欠部を形成する必要がない。また、図示していないが、円錐コイルバネのバネ始端部領域を干渉防止のために変形させて隙間空間を確保する例であっても請求項1記載の発明に含まれる。
【0036】
実施の形態1では、小型軽量化の面で好ましいアウターパイプ5の片持ちバネ支持構造の例を示したが、アウターパイプの両端バネ支持構造の例やアウターパイプの一端を弾性体支持し、他端をバネ支持するような例であっても、要するに円錐コイスバネを用いたフレキシブルチューブには適用することができる。
【0037】
【発明の効果】
請求項1記載の発明の自動車排気系用フレキシブルチューブにあっては、第1排気管と第2排気管に両端部が接続され、両排気管の変位を吸収するベローズと、ベローズの外周を覆うべくプレート材により筒状に形成されたアウターパイプと、ベローズの一端部あるいは両端部に固定されたインナーパイプと、アウターパイプとインナーパイプとの間に介装され、両バネ端部がアウターパイプとインナーパイプにそれぞれ固定された円錐コイルバネと、円錐コイルバネと両パイプが接触あるいはわずかな隙間を介して配置されるバネ始端部領域にそれぞれ設定され、円錐コイルバネと両パイプとの間にバネ振幅による接触干渉を回避する隙間空間がバネ軸線方向に沿って確保されたバネ干渉防止構造と、を備えているため、円錐コイルバネによりアウターパイプを支持する構成を採用することにより低コスト・高変位吸収性・高耐久性という要求性能を満足することができるのに加え、円錐コイルバネと両パイプとの接触干渉音の発生を防止できると共に、円錐コイルバネの耐久信頼性の向上を図ることができる。
【0038】
請求項2記載の発明にあっては、請求項1記載の自動車排気系用フレキシブルチューブにおいて、円錐コイルバネを、バネ軸線に凹凸がないきれいな螺旋を描くコイルバネとし、バネ干渉防止構造を、アウターパイプとインナーパイプにそれぞれ設けたため、請求項1記載の発明の効果に加え、普通に製造される安価な円錐コイルバネを用いたフレキシブルチューブとすることができる。
【0039】
請求項3記載の発明にあっては、請求項2記載の自動車排気系用フレキシブルチューブにおいて、バネ干渉防止構造を、アウターパイプの外径をバネ固定部領域のみ縮径しバネ始端部領域とアウターパイプとの間に隙間空間を確保するパイプ凹部と、インナーパイプのバネ固定部領域のみ切欠しバネ始端部領域とインナーパイプとの間に隙間空間を確保するパイプ切欠部としたため、請求項2記載の発明の効果に加え、アウターパイプによる保護機能を損なうことなく簡単な加工にてバネ干渉防止構造を設定することができる。
【0040】
請求項4記載の発明にあっては、請求項1ないし請求項3記載の自動車排気系用フレキシブルチューブにおいて、アウターパイプを、プロテクタを介してベローズの一端部に固定し、一本の円錐コイルバネを介してベローズの他端部に支持する片持ち支持構造としたため、請求項1ないし請求項3記載の発明の効果に加え、フレキシブルチューブの小型軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の自動車排気系用フレキシブルチューブの上半分を縦断した半断正面図である。
【図2】実施の形態1の自動車排気系用フレキシブルチューブを車両前方側からみた図である。
【図3】実施の形態2の自動車排気系用フレキシブルチューブのアウターパイプ側のバネ干渉防止構造を示す図である。
【図4】実施の形態1の自動車排気系用フレキシブルチューブのインナーパイプ側のバネ干渉防止構造を示す図である。
【図5】自動車排気系用フレキシブルチューブのバネ干渉防止構造の他例を示す図である。
【図6】従来の自動車排気系用フレキシブルチューブの上半分を縦断した半断正面図である。
【図7】先行の自動車排気系用フレキシブルチューブの上半分を縦断した半断正面図である。
【符号の説明】
1 第1排気管
2 第2排気管
3 ベローズ
4 プロテクタ
5 アウターパイプ
6 円錐コイルバネ
7 カラー
8 インナーブレード
9 水抜き穴
10 インナーパイプ
11,12 バネ端部カシメ板
13,14 バネ端ストッパ板
16 パイプ凹部(バネ干渉防止構造)
17 パイプ切欠部(バネ干渉防止構造)
18 風穴部
19 導風穴
t1,t2,t3 隙間空間
Claims (4)
- 第1排気管(1)と第2排気管(2)に両端部が接続され、両排気管(1),(2)の変位を吸収するベローズ(3)と、
前記ベローズ(3)の外周を覆うべくプレート材により筒状に形成されたアウターパイプ(5)と、
前記ベローズ(3)の一端部あるいは両端部に固定されたインナーパイプ(10)と、
前記アウターパイプ(5)とインナーパイプ(10)との間に介装され、両バネ端部がアウターパイプ(5)とインナーパイプ(10)にそれぞれ固定された円錐コイルバネ(6)と、
前記円錐コイルバネ(6)と両パイプ(5),(10)が接触あるいはわずかな隙間を介して配置されるバネ始端部領域にそれぞれ設定され、円錐コイルバネ(6)と両パイプ(5),(10)との間にバネ振幅による接触干渉を回避する隙間空間(t)がバネ軸線方向に沿って確保されたバネ干渉防止構造(16),(17)と、
を備えていることを特徴とする自動車排気系用フレキシブルチューブ。 - 請求項1記載の自動車排気系用フレキシブルチューブにおいて、
前記円錐コイルバネ(6)を、バネ軸線に凹凸がないきれいな螺旋を描くコイルバネとし、
前記バネ干渉防止構造(16),(17)を、アウターパイプ(5)とインナーパイプ(10)にそれぞれ設けたことを特徴とする自動車排気系用フレキシブルチューブ。 - 請求項2記載の自動車排気系用フレキシブルチューブにおいて、
前記バネ干渉防止構造を、アウターパイプ(5)の外径をバネ固定部領域のみ縮径しバネ始端部領域とアウターパイプ(5)との間に隙間空間(t)を確保するパイプ凹部(16)と、インナーパイプ(10)のバネ固定部領域のみ切欠しバネ始端部領域とインナーパイプ(10)との間に隙間空間(t)を確保するパイプ切欠部(17)としたことを特徴とする自動車排気系用フレキシブルチューブ。 - 請求項1ないし請求項3記載の自動車排気系用フレキシブルチューブにおいて、
前記アウターパイプ(5)を、プロテクタ(4)を介してベローズ(3)の一端部に固定し、一本の円錐コイルバネ(6)を介してベローズ(3)の他端部に支持する片持ち支持構造としたことを特徴とする自動車排気系用フレキシブルチューブ。
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1998
- 1998-03-26 JP JP07932698A patent/JP3967454B2/ja not_active Expired - Fee Related
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