JP2750456B2 - 金属製蛇腹管 - Google Patents

金属製蛇腹管

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JP2750456B2 JP1251239A JP25123989A JP2750456B2 JP 2750456 B2 JP2750456 B2 JP 2750456B2 JP 1251239 A JP1251239 A JP 1251239A JP 25123989 A JP25123989 A JP 25123989A JP 2750456 B2 JP2750456 B2 JP 2750456B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は金属製蛇腹管に関するものである。
(従来の技術) 金属製蛇腹管は可撓性に富んでいて、外部からの衝撃
を吸収し、同時に振動吸収の機能をも有するために、自
動車の排気装置の配管、船舶のエンジン廻りの配管、空
調関係のポンプ、コンプレッサの配管などに広く使用さ
れている。
第6図は、従来の金属製蛇腹管の断面部分を含む正面
図であり、蛇腹管の周囲には山部2と谷部3を有する蛇
腹部分が等間隔に形成されている。
(発明が解決しようとする課題) 前述の従来の金属製蛇腹管には時として折損事故が発
生し、特にこの事故が発生する箇所は、第6図の蛇腹管
1の固定部4の近傍の蛇腹端末部3に多かった。
本発明者は金属製蛇腹管の折損に至る原因を追及した
結果、主として次の2つの原因があることに着目した。
金属製蛇腹管に曲げ変位が加えられると、大きな曲
げモーメントがかかる箇所、特に固定部近傍の蛇腹端末
部に応力が集中して折損が発生すること。
金属製蛇腹管が全体に亘って一定の壁厚で、かつ等
間隔に蛇腹部分が形成されていると、蛇腹管が全長に亘
って同一の共振周波数を有するため、この共振周波数に
おいて蛇腹管全体が共振して折損が発生すること。
本発明は、前述したような金属製蛇腹管の現状に鑑み
てなされたものであり、その目的は曲げ変位が与えられ
ても特に固定部近傍において折損事故が発生せず、また
共振による折損を防ぎ耐振強度も向上し、音の減衰効果
も発揮できる金属製蛇腹を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明者は上記した2つの原因により発生する菊族製
蛇腹管の折損事故について鋭意研究した結果、曲げ変位
が加えられると曲げモーメントが大きくかかる箇所の剛
性を上げ、該曲げモーメントによる応力集中に対する疲
労強度特性を向上させ、かつ金属製蛇腹管全体が同一の
共振周波数で共振することを防止するため、部分的に蛇
腹部分にリング状のばね状を嵌合することが効果的であ
ることを見出し本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の第1の実施態様は、蛇腹部分にリ
ング状のばね材が部分的に嵌合されている金属製蛇腹管
を特徴とし、さらに前記リング状のばね材の断面がU字
状であり、また前記リング状のばね材の断面が環状、半
円形又は円形であることを特徴とするものである。
また本発明の第2実施態様は、蛇腹部分の複数個所
に、ばね定数を異にするリング状のばね材が嵌合されて
いる金属製蛇腹管を特徴とし、さらに前記リング状のば
ね材の断面がU字状であり、また前記リング状のばね材
の断面が環状、半円形又は円形であることを特徴とする
ものである。
(作 用) 上記した構成をとることにより本発明の第1の実施態
様では、金属製蛇腹管の曲げモーメントにより応力が集
中する箇所、特に固定部近傍の蛇腹部分にリング状のば
ね材を部分的に嵌合して、そのばね定数に対応してばね
材が嵌合された蛇腹部分の剛性を増大させているので、
応力の集中による折損事故を防止し、かつ蛇腹管の軸方
向の共振周波数を変化させることにより、金属製蛇腹管
全体が同一の周波数で共振することが避けられ、また音
の減衰効果が高まる。
また本発明の第2の実施態様では、前記第1の実施態
様で得られる作用に加えて、金属製蛇腹管の蛇腹部分の
複数個所にばね定数の異なるばね材を嵌合することによ
り、金属製蛇腹の剛性分布を定量的に制御して、きめの
細かい特性調製が行われる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は、本発明の第1の実施例の縦断面図であり、
金属製蛇腹1の蛇腹部分の谷部3に部分的に(図示実施
例では固定部近傍に)リング状のばね材7が嵌合されて
いる。
第1図の実施例で用いたリング状のばね材7は第4図
の斜視図に示される通り切割り付きリング状を呈し、ま
たこのばね材7の断面は第5図(a)に示すようにU字
状となっている。このような形状のばね材7は、蛇腹を
形成する波付け加工前に管体に嵌挿配設され、ばね材7
を所定位置に配設した状態で波付け加工が行われて、第
1図に示す金属製蛇腹管1が得られる。
このように構成された第1の実施例では、ばね材7の
ばね定数に対応して金属製蛇腹管1の曲げモーメントが
大きくかかる箇所、例えば両端側の蛇腹部分の剛性が増
大するので、剛性が増大した部分は、(例えば蛇腹部分
の近傍を固定部により固定して使用しても)曲げモーメ
ントによる応力集中に対する疲労強度特性を向上させて
折損事故を防止することができる。
また、金属製蛇腹管1のばね材を嵌合して剛性を増し
た部分と、他の部分との共振周波数が相違することによ
り、金属製蛇腹管1全体が同一の共振周波数に共振して
折損事故が発生することが防止されるとともに、金属製
蛇腹管1の音の減衰効果を高めることもできる。
なお、ばね材7の断面形状はU字状に限定されるもの
でなく、例えば第5図(c)、(d)、(e)に示すよ
うに、環状、半円形又は円形にすることもできる。また
全体形状は第4図の切割り付きリング状のみならず、ば
ね性を考慮して環状あるいはC字状とすることもでき
る。
つぎに第2図は、本発明の第2の実施例の縦断面図で
あり、この第2の実施例では、金属製蛇腹管1の蛇腹部
分の山部2に部分的に(両端部近傍に)金属製蛇腹管1
の内側からばね材7を嵌合した構成となっている。
第2図で使用されたばね材7は、第4図に示すよう
な、切割り付きリング状のばね材でありその断面は、第
5図(b)に示すような逆U字状となっている、 この第2の実施例では、このような金属製蛇腹管1の
大きな曲げモーメントがかかる蛇腹部分の山部2にばね
材7が嵌合されているので、嵌合されたばね材のばね定
数に対応して金属製蛇腹管1の前記した蛇腹部分の剛性
が増大し、剛性が増大した蛇腹部分により、曲げモーメ
ントによる応力集中に対する疲労強度特性を向上させ
て、折損事故を防止することができる。
また、金属製蛇腹管1のばね材を嵌合して剛性を増し
た部分と、他の部分との共振周波数が相違することによ
り、金属製蛇腹管1全体が同一の共振周波数に共振して
破損事故を生ずることが防止されるとともに、金属製蛇
腹管1の音の減衰効果を高めることができる。
なお、ばね材7の断面形状は、逆U字状に限定される
ものでなく、例えば第5図(c)、(d)、(e)に示
すように環状、半円形又は円形にすることもできること
は前述の通りである。
さらに第3図は本発明の第3の実施例の縦断面図であ
り、この第3の実施例では、金属製蛇腹管1の蛇腹部分
の谷部3に、ばね定数が異なるリング状のばね材7a、7b
が第1図と同様に部分的に嵌合されている。
この第3の実施例に用いられるばね材7a、7bの形状で
は、すでに説明した第1の実施例と同一である。
そして第3の実施例では、このようにばね定数の異な
るばね材7a、7bを、蛇腹管1の大きな曲げモーメントが
かかる蛇腹部分の谷部3に嵌合させることにより、金属
製蛇腹管1の前記蛇腹部分の剛性を他の部分に対して徐
々に高めることができる。
また、異なるばね定数のばね材7a、7bが嵌合されてい
るため、蛇腹管1の軸方向の共振周波数が部分的に変化
し、蛇腹管1全体が同一の共振周波数に共振して破損事
故を生ずることが防止され、蛇腹管1の音の減衰効果を
高めることができる。
特に第3の実施例では、金属製蛇腹管1のばね材7を
嵌合する谷部3を適宜選択して、それぞればね定数の異
なるばね材7a、7bを嵌合させることにより、金属製蛇腹
管1の軸方向における剛性分布を定量的に制御して、疲
労強度、耐振強度及び音の減衰効果をきめ細かに増加調
整することができる。
なお、第2の実施例では、同一のばね定数のばね材を
使用した場合を説明したが、本発明はこの実施例に限定
されるものでなく、第2の実施例においても第3の実施
例のように異なるばね数のばね材を用いることもでき
る。
また、各実施例では単層金属製蛇腹管の場合を説明し
たが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでな
く、多層金属製蛇腹に対して適用することもできる。
(発明の効果) 以上述べた通り本発明によれば、金属製蛇腹管の応力
集中個所の剛性を向上させて曲げモーメントによる折損
事故を防止し、蛇腹管全体の同一の周波数での共振を避
けて耐振強度を向上させ、さらに音の減衰効果を高める
ことができる。
さらに本発明では、それぞればね定数の異なるばね材
を使用することにより、金属製蛇腹管の軸方向の剛性分
布を定量的に制御して疲労強度特性、耐振強度、音の減
衰効果をきめ細かく増加調整することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1の実施例の縦断面図、第2図
は、本発明の第2の実施例の縦断面図、第3図は、本発
明の第3の実施例の縦断面図、第4図は、本発明の実施
例のばね材の形状を示す斜視図、第5図(a)〜(e)
は、夫々ばね材の他の実施例を示す第4図のA−A断面
図、第6図は従来の蛇腹管の断面部分を含む正面図であ
る。 1……金属製蛇腹管、2……山部、3……谷部、4……
固定部、7、7a、7b……ばね材

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蛇腹部分にリング状のばね材が部分的に嵌
    合されていることを特徴とする金属製蛇腹管。
  2. 【請求項2】蛇腹部分の複数個所に、ばね定数を異にす
    るリング状のばね材が嵌合されていることを特徴とする
    金属製蛇腹管。
  3. 【請求項3】リング状のばね材の断面がU字状であるこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の金属製蛇腹管。
  4. 【請求項4】リング状のばね材の断面が環状、半円形又
    は円形であることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    金属製蛇腹管。
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