JPH10148121A - 自動車排気系用フレキシブルチューブ - Google Patents

自動車排気系用フレキシブルチューブ

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JPH10148121A
JPH10148121A JP8307896A JP30789696A JPH10148121A JP H10148121 A JPH10148121 A JP H10148121A JP 8307896 A JP8307896 A JP 8307896A JP 30789696 A JP30789696 A JP 30789696A JP H10148121 A JPH10148121 A JP H10148121A
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JP
Japan
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outer cover
protector
bellows
conical coil
flexible tube
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JP8307896A
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English (en)
Inventor
Tadashi Nagai
規 永井
Eizo Suyama
栄蔵 須山
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Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
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Publication date
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Publication of JPH10148121A publication Critical patent/JPH10148121A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L27/00Adjustable joints, Joints allowing movement
    • F16L27/12Adjustable joints, Joints allowing movement allowing substantial longitudinal adjustment or movement

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Exhaust Silencers (AREA)
  • Joints Allowing Movement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車用排気系のエンジン側に取り付けられ
る第1排気管とマフラ側に取り付けられる第2排気管の
相対変位を吸収するベローズを有する自動車排気系用フ
レキシブルチューブにおいて、小型軽量、低コスト、高
変位吸収性、高耐久性という要求性能を全て満足する実
用価値の高いものとすること。 【構成】 両排気管1,2の変位を吸収するベローズ3
と、ベローズ3の外周を覆う筒状に形成されたアウター
カバー5と、ベローズ3の両端部にそれぞれ接続された
第1,第2プロテクタ7’,7”と、アウターカバー5
の両端部とその内側の第1,第2プロテクタ7’,7”
との間にそれぞれ介装され、バネ両端部を固定結合させ
た第1,第2円錐コイルバネ6’,6”とを備えると共
に、両円錐コイルバネ6’,6”の巻端大径部に端末を
所定の長さ径方向内方へ屈折させた大径側屈曲部6
a’,6a”を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用排気系の
エンジン側に取り付けられる第1排気管とマフラ側に取
り付けられる第2排気管の相対変位を吸収するベローズ
を有する自動車排気系用フレキシブルチューブの技術分
野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車排気系用フレキシブルチュ
ーブとしては、例えば、下記に列挙するようなものが知
られている。
【0003】(1) 実開昭61−187916号公報 この公報に記載のフレキシブルチューブは、図8に示す
ように、排気管に接続されるベローズと、ベローズの外
周に配置されるアウタブレードと、アウタブレードの両
端部に設けられ、アウタブレードとベローズとをスポッ
ト溶接するプロテクタを備えた構成である。
【0004】(2) 実開平2−14418号公報 この公報に記載のフレキシブルチューブは、図9に示す
ように、排気管に接続されるベローズと、ベローズの両
端外周にそれぞれ配置されるばね支管と、両ばね支管の
間に架設されるばね材を備えた構成である。
【0005】(3) 実開平4−6523号公報 この公報に記載のフレキシブルチューブは、図10に示
すように、排気管に接続されるベローズと、ベローズの
外周に配置され、一端がベローズに固定されたアウタブ
レードと、アウタブレードの他端部に固定されたクラン
プ材とベローズに固定された円筒体との間に介装された
圧縮スプリングとを備えた構成である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の自動車排気系用フレキシブルチューブにあっては、
それぞれ下記に列挙するような問題がある。
【0007】(1) 図8に記載のフレキシブルチューブ
は、アウタブレードの製造バラツキによってフレキシブ
ルチューブのバネ定数が大きく影響され、振動変位の吸
収特性にバラツキが出る。また、ステンレス鋼線を編ん
で作られるアウタブレードが高価である。よって、振動
変位の吸収特性を確保するために採用される山数の多い
ベローズにより大型化し、また、ベローズを保護するた
めに採用されるアウタブレードにより高コスト化を招
く。
【0008】(2) 図9に記載のフレキシブルチューブ
は、ベローズの中央部が外部露出状態となるため、飛び
石等によりベローズが損傷され易く、ベローズ耐久性に
劣る。
【0009】また、ばね材が外方に大きく突出している
ため、外径の大きなフレキシブルチューブとなる。走行
中、外方に大きく露出状態で突出しているばね材に泥等
が付着した場合、ばね特性が変化し、所望の変位吸収性
が得られなくなる。
【0010】(3) 図10に記載のフレキシブルチューブ
は、基本的にはステンレス鋼線を編んで作られるアウタ
ブレードを用いたものであるため、上記(1) の問題点を
有する。加えて、圧縮スプリングにより引っ張り変位に
対する吸収性は高まるが、圧縮変位に対する吸収性の向
上は見込めない。
【0011】以上のように、それぞれについて一長一短
があり、小型軽量、低コスト、高変位吸収性、高耐久性
という自動車排気系用フレキシブルチューブに要求され
る性能を全て満足するものではなく、現在最も一般的に
採用されている図8に記載のフレキシブルチューブに代
わる新たなフレキシブルチューブの出現が望まれている
ところである。
【0012】本発明が解決しようとする課題は、自動車
用排気系のエンジン側に取り付けられる第1排気管とマ
フラ側に取り付けられる第2排気管の相対変位を吸収す
るベローズを有する自動車排気系用フレキシブルチュー
ブにおいて、小型軽量、低コスト、高変位吸収性、高耐
久性という要求性能を全て満足する実用価値の高いフレ
キシブルチューブを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
(解決手段1)上記課題を達成するため請求項1記載の
発明では、第1排気管と第2排気管に両端部が接続さ
れ、両排気管の変位を吸収するベローズと、プレート材
により前記ベローズの外周を覆う筒状に形成されたアウ
ターカバーと、ベローズの両端部にそれぞれ接続された
第1プロテクタと第2プロテクタと、前記アウターカバ
ーの一端部とその内側の第1プロテクタとの間に介装さ
れ、巻端大径部をアウターカバーに巻端小径部を第1プ
ロテクタに固定結合させると共に巻端大径部の端末を所
定の長さ径方向内方へ屈折させた大径側屈曲部が形成さ
れた第1円錐コイルバネと、前記アウターカバーの他端
部とその内側の第2プロテクタとの間に介装され、巻端
大径部をアウターカバーに巻端小径部を第2プロテクタ
に固定結合させると共に巻端大径部の端末を所定の長さ
径方向内方へ屈折させた大径側屈曲部が形成された第2
円錐コイルバネと、を備えていることを特徴とする。
【0014】(解決手段2)上記課題を達成するため請
求項2記載の発明では、第1排気管と第2排気管に両端
部が接続され、両排気管の変位を吸収するベローズと、
プレート材により前記ベローズの外周を覆う筒状に形成
されたアウターカバーと、ベローズの両端部にそれぞれ
接続された第1プロテクタと第2プロテクタと、前記ア
ウターカバーの一端部とその内側の第1プロテクタとの
間に介装され、巻端大径部をアウターカバーに巻端小径
部を第1プロテクタに固定結合させると共に巻端小径部
の端末を所定の長さ径方向外方へ屈折させた小径側屈曲
部が形成された第1円錐コイルバネと、前記アウターカ
バーの他端部とその内側の第2プロテクタとの間に介装
され、巻端大径部をアウターカバーに巻端小径部を第2
プロテクタに固定結合させると共に巻端小径部の端末を
所定の長さ径方向外方へ屈折させた小径側屈曲部が形成
された第2円錐コイルバネと、を備えていることを特徴
とする。
【0015】(解決手段3)上記課題を達成するため請
求項3記載の発明では、第1排気管と第2排気管に両端
部が接続され、両排気管の変位を吸収するベローズと、
プレート材により前記ベローズの外周を覆う筒状に形成
されると共に両端部の一部を所定の長さ内側に屈曲させ
てストッパ爪部を構成したアウターカバーと、ベローズ
の両端部にそれぞれ接続された第1プロテクタと第2プ
ロテクタと、前記アウターカバーの一端部とその内側の
第1プロテクタとの間に介装され、巻端大径部をアウタ
ーカバーに巻端小径部を第1プロテクタに固定結合させ
た第1円錐コイルバネと、前記アウターカバーの他端部
とその内側の第2プロテクタとの間に介装され、巻端大
径部をアウターカバーに巻端小径部を第2プロテクタに
固定結合させた第2円錐コイルバネと、を備えているこ
とを特徴とする。
【0016】(解決手段4)上記課題を達成するため請
求項4記載の発明では、第1排気管と第2排気管に両端
部が接続され、両排気管の変位を吸収するベローズと、
プレート材により前記ベローズの外周を覆う筒状に形成
されたアウターカバーと、ベローズの両端部にそれぞれ
接続されると共にベローズ側端部の一部をアウターカバ
ー側に屈曲させてストッパ爪部を構成した第1プロテク
タと第2プロテクタと、前記アウターカバーの一端部と
その内側の第1プロテクタとの間に介装され、巻端大径
部をアウターカバーに巻端小径部を第1プロテクタに固
定結合させた第1円錐コイルバネと、前記アウターカバ
ーの他端部とその内側の第2プロテクタとの間に介装さ
れ、巻端大径部をアウターカバーに巻端小径部を第2プ
ロテクタに固定結合させた第2円錐コイルバネと、を備
えていることを特徴とする。
【0017】(解決手段5)上記課題を達成するため請
求項5記載の発明では、第1排気管と第2排気管に両端
部が接続され、両排気管の変位を吸収するベローズと、
プレート材により前記ベローズの外周を覆う筒状に形成
されると共に両端部内方の近傍位置に内側に延設された
第1ストッパ部を備えたアウターカバーと、ベローズの
両端部にそれぞれ接続されると共にベローズ側端部の一
部または全部をアウターカバー側に屈曲させて前記第1
ストッパ部よりは外側位置で、かつ、この第1ストッパ
部(50b,51b)に所定条件において当接する第2
ストッパ部を構成した第1プロテクタと第2プロテクタ
と、前記アウターカバーの一端部とその内側の第1プロ
テクタとの間に介装され、巻端大径部をアウターカバー
に巻端小径部を第1プロテクタに固定結合させた第1円
錐コイルバネと、前記アウターカバーの他端部とその内
側の第2プロテクタとの間に介装され、巻端大径部をア
ウターカバーに巻端小径部を第2プロテクタに固定結合
させた第2円錐コイルバネと、を備えていることを特徴
とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)まず、構成を説明する。
【0019】実施の形態1は請求項1記載の発明に対応
する。
【0020】図1は実施の形態1の自動車排気系用フレ
キシブルチューブを示す図で、図1(a) はベローズが無
負荷のときの全体側断面図、図1(b) はベローズが限界
まで伸長したときの全体側断面図、図1(c) は円錐コイ
ルバネの端部の形状を示す正面図である。
【0021】図1において、Aはフレキシブルチュー
ブ、1は第1排気管、2は第2排気管、3はベローズ、
5はアウターカバー、6’は第1円錐状円錐コイルバ
ネ、6”は第2円錐コイルバネ、7’は第1プロテク
タ、7”は第2プロテクタ、8’は第1インナーカバ
ー、8”は第2インナーカバーである。
【0022】前記ベローズ3は、第1排気管1と第2排
気管2に両端部が接続され、両排気管1,2の変位を吸
収するために設けられる。
【0023】このベローズ3の素材としては、厚み0.
2mm(従来は厚み0.3mm)のステンレス薄肉板を
2層重ね合わせた薄肉多層品を使用し、山数を従来より
大幅に削減し(21〜28山→8〜9山)、等価のバネ
定数を得ている。
【0024】前記アウターカバー5は、プレート材によ
りベローズ3の外周を覆う筒状に形成されていて、アウ
ターカバー5の端部を深絞り加工により内側に屈曲する
ことで、第1カバー側バネ固定部5a’と第2カバー側
バネ固定部5a”が形成されている。
【0025】前記第1プロテクタ7’と第2プロテクタ
7”は、ベローズ3の両端部にそれぞれ接続(スポット
溶接)されていて、この両プロテクタ7’,7”には、
アウターカバー5の内面に向かう第1プロテクタ側バネ
固定部7a’と第2プロテクタ側バネ固定部7a”が形
成されている。
【0026】前記第1円錐コイルバネ6’と第2円錐コ
イルバネ6”は、巻端大径部の径が略アウターカバー5
の内径に等しく、巻端小径部の径が略第1プロテクタ
7’と第2プロテクタ7”の外径に等しくして、管軸に
平行配置される円錐コイルバネであり、第1円錐コイル
バネ6’は、第1カバー側バネ固定部5a’と第1プロ
テクタ側バネ固定部7a’との間に介装され、巻端大径
部をバネ固定部5a’,7a’に溶接にて固定結合さ
せ、第2円錐コイルバネ6”は、第2カバー側バネ固定
部5a”と第2プロテクタ側バネ固定部7a”との間に
介装され、巻端大径部をバネ固定部5a”,7a”に溶
接にて固定結合させている。
【0027】さらに、これらの第1円錐コイルバネ6’
と第2円錐コイルバネ6”には、前記巻端大径部の端末
を隣接するバネ線素とは十分にオーバラップする所定の
長さ径方向内方へ屈折させた大径側屈曲部6a’,6
a”が形成されてる。
【0028】前記第1インナーカバー8’と第2インナ
ーカバー8”は、ベローズ3の両端部にそれぞれ接続
(スポット溶接)されていて、ベローズ3の内周を2つ
のインナーカバー8’,8”にて覆う筒状に形成されて
いる。
【0029】図6は実施の形態1のフレキシブルチュー
ブAが適用された自動車排気系を示す斜視図である。
【0030】図6において、Aはフレキシブルチュー
ブ、Bはエキゾーストパイプ、Cは触媒コンバータ、D
はサブマフラ、Eはメインマフラであり、フレキシブル
チューブAは、図外のエンジンと触媒コンバータCとを
連結するエキゾーストパイプBの途中に設けられ、エン
ジンや車体等からの入力による変位を吸収する。
【0031】次に、作用を説明する。
【0032】[バネ定数の設定作用]フレキシブルチュ
ーブAのバネ定数を設定するにあたっては、図7に示す
ように、ベローズ3のバネ定数をK1とし、第1円錐コイ
ルバネ6’と第2円錐コイルバネ6”のバネ定数をK2と
すると、ベローズ3と両円錐コイルバネ6’,6”とが
並列配置なっているので、フレキシブルチューブバネ定
数Kは、下記の式により表される。
【0033】K=K1+(K2/2) このように、ベローズ3のバネ定数K1と、両円錐コイル
バネ6’,6”のバネ定数K2と、フレキシブルチューブ
バネ定数Kのうち2つが明らかであれば残りの1つのバ
ネ定数は決まる。
【0034】よって、フレキシブルチューブバネ定数K
として良好な変位吸収ができる値に設定する場合、ベロ
ーズ3のバネ定数K1を一定値に設定し、管理しやすく選
択自由度が高い両円錐コイルバネ6’,6”のバネ定数
K2を多数の値の中から選択して決めると、所望のフレキ
シブルチューブバネ定数Kが得られることになる。
【0035】このように、バネ定数調整代を、ベローズ
3のバネ定数K1の変更によるものではなく両円錐コイル
バネ6’,6”のバネ定数K2の変更に委ねることで、ベ
ローズ3のバネ定数K1を一定値に設定することができ
る。
【0036】この結果、実施の形態1のベローズ3のよ
うに、従来よりも薄肉で山数の少ない2層品をベローズ
素材として使用し、ベローズ3のバネ定数K1を低い値の
一定値に設定しても両円錐コイルバネ6’,6”のバネ
定数K2を調整代として用いることができ、フレキシブル
チューブの小型軽量低コスト化が図られる。
【0037】[変位吸収作用]エンジンや車体等から第
1排気管1と第2排気管2に管軸方向に変位を与えるよ
うな荷重が入力された時の変位吸収作用について説明す
る。
【0038】変位荷重のうち圧縮荷重が作用した場合に
は、ベローズ3は圧縮され第1,第2円錐コイルバネ
6’,6”は引っ張り方向に伸長されて両排気管1,2
が圧縮変位する。つまり、図3に示すように、圧縮荷重
が作用すると、ベローズ取付スパンL1がΔLだけ短く
なり、円錐コイルバネ取付スパンL2はそれぞれΔL/
2だけ長くなる。
【0039】変位荷重のうち引張荷重が作用した場合に
は、ベローズ3は引っ張られ第1,第2円錐コイルバネ
6’,6”は圧縮方向に短縮されて両排気管1,2が引
張変位する。つまり、図3に示すように、引張荷重が作
用すると、ベローズ取付スパンL1がΔLだけ長くな
り、円錐コイルバネ取付スパンL2はそれぞれΔL/2
だけ短くなる。
【0040】すなわち、ベローズ3の伸縮と、引っ張り
と圧縮の両方で同じバネ特性が発揮される第1,第2円
錐コイルバネ6’,6”により、管軸方向に振動的に引
っ張りと圧縮が繰り返される変位が整然と吸収される。
【0041】尚、第1排気管1と第2排気管2には、管
軸方向以外にも曲げ方向や剪断方向の変位を与えるよう
な外力が作用することがあるが、この場合にも変形自由
度の高いベローズ3と両円錐コイルバネ6’,6”が、
荷重の作用方向に追従して曲げ変形や剪断変形すること
により曲げ変位や剪断変位が吸収される。
【0042】[ベローズ耐久性確保作用]ベローズ3の
耐久性は、後述するように、荷重負担の分担と、伸び切
りの防止と、飛び石等からの保護と、熱影響遮断により
確保される。
【0043】フレキシブルチューブAに加わる外力は、
ベローズ3に加わる力と、両円錐コイルバネ6’,6”
に加わる力とに分散されるため、ベローズ3の荷重負担
が軽減される。
【0044】過大な引張荷重が作用する時には、図1
(b) に示すように、第1,第2円錐コイルバネ6’,
6”に巻端大径部に形成された大径側屈曲部6a’,6
a”が隣接するバネ線素と密着し、それ以上の変位を規
制する変位規制ストッパとなり、ベローズ3の伸び切り
が防止される。
【0045】フレキシブルチューブAは車両の底部に露
出して配置されるため、車両走行中にタイヤにより石等
を跳ねるような場合、この跳ね石等がフレキシブルチュ
ーブAに衝突することがあるが、走行中に跳ね石等があ
った場合、ベローズ3の全外周を覆うアウターカバー5
による保護作用でベローズ3の変形や損傷が防止され
る。尚、アウターカバー5は、第1,第2円錐コイルバ
ネ6’,6”の外周も覆う配置であるので、跳ね石等に
対し第1,第2円錐コイルバネ6’,6”の変形や損傷
も防止される。
【0046】ベローズ3の内側には第1インナーカバー
8’と第2インナーカバー8”を配置しているため、両
排気管1,2を流れる排気ガスの熱は先に両インナーカ
バー8’,8”で受けられることになり、ベローズ3に
対する熱影響が軽減される。尚、この両インナーカバー
8’,8”は、排気ガスの流れがベローズ3の凹凸で乱
れることにより発生する気流音を低減する作用も示す。
【0047】次に、効果を説明する。
【0048】(1)第1排気管1と第2排気管2に両端
部が接続され、両排気管1,2の変位を吸収するベロー
ズ3と、プレート材により前記ベローズ3の外周を覆う
筒状に形成されたアウターカバー5と、ベローズ3の両
端部にそれぞれ接続された第1プロテクタ7’と第2プ
ロテクタ7”と、前記アウターカバー5の一端部とその
内側の第1プロテクタ7’との間に介装され、巻端大径
部をアウターカバー5と第1プロテクタ7’に固定結合
させた第1円錐コイルバネ6’と、前記アウターカバー
5の他端部とその内側の第2プロテクタ7”との間に介
装され、巻端大径部をアウターカバー5と第2プロテク
タ7”に固定結合させた第2円錐コイルバネ6”と、を
備えた構成としたため、小型軽量、低コスト、高変位吸
収性、高耐久性という要求性能を全て満足する実用価値
の高いフレキシブルチューブAを提供することができ
る。
【0049】(2)ベローズ3の両端部に、ベローズ3
の内周を覆う筒状に形成された第1インナーカバー8’
と第2インナーカバー8”を設けたため、ベローズ3に
対する熱影響の軽減と気流音の低減を達成することがで
きる。
【0050】(3)フレキシブルチューブAに過大な引
張荷重が入力した場合、第1,第2円錐コイルバネ
6’,6”の巻端大径部に形成された大径側屈曲部6
a’,6a”による変位規制作用により、部品点数を増
さない簡単な構成にてベローズ3の伸び変形を防止する
ことができる。
【0051】(実施の形態2)まず、構成を説明する。
【0052】図2は請求項2記載の発明に対応する実施
の形態2の自動車排気系用フレキシブルチューブを示す
図で、図2(a) はベローズが無負荷のときの全体側断面
図、図2(b) はベローズが限界まで伸長したときの全体
側断面図、図2(c) は円錐コイルバネの端部の形状を示
す正面図である。
【0053】この実施の形態2のフレキシブルチューブ
Aは、実施の形態1のストッパ部材である大径側屈曲部
6a’,6a”に代え、第1円錐コイルバネ6’と第2
円錐コイルバネ6”の巻端小径部の端末を、隣接するバ
ネ線素とは十分にオーバラップする所定の長さ径方向外
方へ屈折させた小径側屈曲部6b’,6b”を形成した
点でのみ構成的に異なる。
【0054】尚、他の構成は、実施の形態1と同様であ
るので対応する構成には同一符号を付して説明を省略す
る。
【0055】よって、過大な引張荷重が作用する時に
は、図2(b) に示すように、第1,第2円錐コイルバネ
6’,6”に巻端小径部に形成された小径側屈曲部6
b’,6b”が隣接するバネ線素と密着し、それ以上の
変位を規制する変位規制ストッパとなり、ベローズ3の
伸び切りが防止される。
【0056】次に、効果を説明する。
【0057】実施の形態2にあっては、実施の形態1の
(1),(2)の効果に、下記の効果が加えられる。
【0058】(3a)フレキシブルチューブAに過大な
引張荷重が入力した場合、第1,第2円錐コイルバネ
6’,6”の巻端小径部に形成された小径側屈曲部6
b’,6b”による変位規制作用により、部品点数を増
さない簡単な構成にてベローズ3の伸び変形を防止する
ことができる。
【0059】(実施の形態3)まず、構成を説明する。
【0060】図3は請求項3記載の発明に対応する実施
の形態3の自動車排気系用フレキシブルチューブを示す
図で、図3(a) はベローズが無負荷のときの全体側断面
図、図3(b) はアウターカバーの端部の形状を示す正面
図である。
【0061】この実施の形態3のフレキシブルチューブ
Aは、実施の形態1のストッパ部材である大径側屈曲部
6a’,6a”に代え、アウターカバー5の両端部の一
部を内側に屈曲させてストッパ爪部5b’,5b”を構
成した点でのみ構成的に異なる。
【0062】尚、他の構成は、実施の形態1と同様であ
るので対応する構成には同一符号を付して説明を省略す
る。
【0063】伸び変位を規制するストッパ作用は、大径
側屈曲部6a’,6a”に代えて設けられたストッパ爪
部5b’,5b”がバネ線素と密着し、それ以上の変位
を規制する変位規制ストッパとなり、ベローズ3の伸び
切りが防止される。
【0064】次に、効果を説明する。
【0065】実施の形態3にあっては、実施の形態1の
(1),(2)の効果に、下記の効果が加えられる。
【0066】(3b)フレキシブルチューブAに過大な
引張荷重が入力した場合、アウターカバー5の両端部の
一部を内側に屈曲させて構成されたストッパ爪部5
b’,5b”による変位規制作用により、部品点数を増
さない簡単な構成にてベローズ3の伸び変形を防止する
ことができる。
【0067】(実施の形態4)まず、構成を説明する。
【0068】図4は請求項4記載の発明に対応する実施
の形態4の自動車排気系用フレキシブルチューブを示す
図で、図4(a) はベローズが無負荷のときの全体側断面
図、図4(b) は第1プロテクタの形状を示す正面図であ
る。
【0069】この実施の形態4のフレキシブルチューブ
Aは、実施の形態2のストッパ部材である小径側屈曲部
6b’,6b”に代え、第1プロテクタ7’と第2プロ
テクタ7”のベローズ側端部の一部をアウターカバー5
側に屈曲させてストッパ爪部7b’,7b”を構成した
点でのみ構成的に異なる。
【0070】尚、他の構成は、実施の形態1と同様であ
るので対応する構成には同一符号を付して説明を省略す
る。
【0071】伸び変位を規制するストッパ作用は、小径
側屈曲部6b’,6b”に代えて設けられたストッパ爪
部7b’,7b”がバネ線素と密着し、それ以上の変位
を規制する変位規制ストッパとなり、ベローズ3の伸び
切りが防止される。
【0072】次に、効果を説明する。
【0073】実施の形態4にあっては、実施の形態1の
(1),(2)の効果に、下記の効果が加えられる。
【0074】(3c)フレキシブルチューブAに過大な
引張荷重が入力した場合、第1プロテクタ7’と第2プ
ロテクタ7”のベローズ側端部の一部をアウターカバー
5側に屈曲させて構成されたストッパ爪部7b’,7
b”による変位規制作用により、部品点数を増さない簡
単な構成にてベローズ3の伸び変形を防止することがで
きる。
【0075】(実施の形態5)まず、構成を説明する。
【0076】図5は請求項5記載の発明に対応する実施
の形態5の自動車排気系用フレキシブルチューブを示す
図で、図5(a) はベローズが無負荷のときの全体側断面
図、図5(b) は第2プロテクタの形状を示す正面図及び
断面図である。
【0077】この実施の形態5のフレキシブルチューブ
Aは、アウターカバー5の両端カバー部50,51に内
側に屈曲させて第1ストッパ部50b,51bを構成
し、且つ、第1プロテクタ7’と第2プロテクタ7”の
ベローズ側端部の全部をアウターカバー5側に屈曲させ
て前記第1ストッパ部50b,51bよりは外側位置に
第2ストッパ部70b,71bを構成することで、変位
規制ストッパとした例である。ここで、第2ストッパ部
70b,71bは、実施の形態4のストッパ部材である
ストッパ爪部7b’,7b”のように第1プロテクタ
7’と第2プロテクタ7”のベローズ側端部の一部をア
ウターカバー5側に屈曲させるようにしても良い。
【0078】尚、他の構成は、実施の形態1と同様であ
るので対応する構成には同一符号を付して説明を省略す
る。
【0079】伸び変位を規制するストッパ作用は、第2
ストッパ部70b,71bがバネ線素と密着し、それ以
上の変位を規制する変位規制ストッパとなり、ベローズ
3の伸び切りが防止される。
【0080】また、圧縮変位を規制する作用は、ベロー
ズ3を押し縮める過大な圧縮力が入力されると、第1ス
トッパ部50bと第2ストッパ部70b及び第1ストッ
パ部51bと第2ストッパ部71bが互いに当接し、ベ
ローズ3の縮み変形量がストッパクリアランスの量に規
制される。
【0081】次に、効果を説明する。
【0082】実施の形態5にあっては、実施の形態1の
(1),(2)の効果に、下記の効果が加えられる。
【0083】(3d)フレキシブルチューブAに過大な
引張あるいは圧縮荷重が入力した場合、第1ストッパ部
50b,51bと第2ストッパ部70b,71bにより
構成されたストッパ部材による変位規制作用により、ベ
ローズ3の伸び変形と縮み変形を共に防止することがで
きる。
【0084】
【発明の効果】請求項1〜5記載の自動車排気系用フレ
キシブルチューブにあっては、第1排気管と第2排気管
に両端部が接続され、両排気管の変位を吸収するベロー
ズと、プレート材により前記ベローズの外周を覆う筒状
に形成されたアウターカバーと、ベローズの両端部にそ
れぞれ接続された第1プロテクタと第2プロテクタと、
前記アウターカバーの一端部とその内側の第1プロテク
タとの間に介装され、バネ両端部をそれぞれアウターカ
バーと第1プロテクタに固定結合させた第1円錐コイル
バネと、前記アウターカバーの他端部とその内側の第2
プロテクタとの間に介装され、バネ両端部をそれぞれア
ウターカバーと第2プロテクタに固定結合させた第2円
錐コイルバネと、を備えた構成としたため、小型軽量、
低コスト、高変位吸収性、高耐久性という要求性能を全
て満足する実用価値の高いフレキシブルチューブを提供
することができるという共通の効果が得られる。
【0085】請求項1記載の発明にあっては、両円錐コ
イルバネの巻端大径部に端末を所定の長さ径方向内方へ
屈折させた大径側屈曲部を形成し、請求項2記載の発明
にあっては、両円錐コイルバネの巻端小径部に端末を所
定の長さ径方向外方へ屈折させた小径側屈曲部を形成
し、請求項3記載の発明にあっては、アウターカバーの
両端部の一部を所定の長さ内側に屈曲させてストッパ爪
部を構成し、請求項4記載の発明にあっては、第1プロ
テクタと第2プロテクタのベローズ側端部の一部をアウ
ターカバー側に屈曲させてストッパ爪部を構成したた
め、請求項1〜4記載の発明はそれぞれ部品点数を増さ
ない簡単な構成にてベローズの伸び変形を防止すること
ができるという共通の効果が得られる。
【0086】請求項5記載の発明にあっては、アウター
カバーに第1ストッパ部を構成し、第1プロテクタと第
2プロテクタの第1ストッパ部よりは外側位置に第2ス
トッパ部を構成したため、ベローズの伸び変形と縮み変
形を共に防止することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の自動車排気系用フレキ
シブルチューブを示し、(a) は無負荷時の側断面図、
(b) は引張荷重作用時の断面図、(c) は円錐コイルバネ
の正面図である。
【図2】本発明の実施の形態2の自動車排気系用フレキ
シブルチューブを示し、(a) は無負荷時の断面図、(b)
は引張荷重作用時の断面図、(c) は円錐コイルバネの正
面図である。
【図3】本発明の実施の形態3の自動車排気系用フレキ
シブルチューブを示し、(a) は無負荷時の断面図、(b)
はストッパ爪部を示す正面図である。
【図4】本発明の実施の形態4の自動車排気系用フレキ
シブルチューブを示し、(a) は無負荷時の断面図、(b)
はストッパ爪部を示す正面図である。
【図5】本発明の実施の形態5の自動車排気系用フレキ
シブルチューブを示し、(a) は無負荷時の断面図、(b)
は第2ストッパ部を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態1〜5のフレキシブルチュ
ーブが適用された自動車排気系を示す斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態1〜5の自動車排気系用フ
レキシブルチューブのバネ吸収作用説明図である。
【図8】従来例1の自動車排気系用フレキシブルチュー
ブを示す半断面図である。
【図9】従来例2の自動車排気系用フレキシブルチュー
ブを示す正面図(イ)及び側面図(ロ)である。
【図10】従来例3の自動車排気系用フレキシブルチュ
ーブを示す半断面図である。
【符号の説明】
A フレキシブルチューブ 1 第1排気管 2 第2排気管 3 ベローズ 5 アウターカバー 5a’,5a” 円錐コイルバネ固定部 5b’,5b” ストッパ爪部 50b,51b 第1ストッパ部 6’ 第1円錐コイルバネ 6” 第2円錐コイルバネ 6a’,6a” 大径側屈曲部 6b’,6b” 小径側屈曲部 7’ 第1プロテクタ 7” 第2プロテクタ 7a’,7a” 円錐コイルバネ固定部 7b’,7b” ストッパ爪部 70b,71b 第2ストッパ部 8’ 第1インナーカバー 8” 第2インナーカバー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1排気管(1)と第2排気管(2)に
    両端部が接続され、両排気管(1),(2)の変位を吸
    収するベローズ(3)と、 プレート材により前記ベローズ(3)の外周を覆う筒状
    に形成されたアウターカバー(5)と、 ベローズ(3)の両端部にそれぞれ接続された第1プロ
    テクタ(7’)と第2プロテクタ(7”)と、 前記アウターカバー(5)の一端部とその内側の第1プ
    ロテクタ(7’)との間に介装され、巻端大径部をアウ
    ターカバー(5)に巻端小径部を第1プロテクタ
    (7’)に固定結合させると共に巻端大径部の端末を所
    定の長さ径方向内方へ屈折させた大径側屈曲部(6
    a’)が形成された第1円錐コイルバネ(6’)と、
    前記アウターカバー(5)の他端部とその内側の第2プ
    ロテクタ(7”)との間に介装され、巻端大径部をアウ
    ターカバー(5)に巻端小径部を第2プロテクタ
    (7”)に固定結合させると共に巻端大径部の端末を所
    定の長さ径方向内方へ屈折させた大径側屈曲部(6
    a”)が形成された第2円錐コイルバネ(6”)と、
    を備えていることを特徴とする自動車排気系用フレキシ
    ブルチューブ。
  2. 【請求項2】 第1排気管(1)と第2排気管(2)に
    両端部が接続され、両排気管(1),(2)の変位を吸
    収するベローズ(3)と、 プレート材により前記ベローズ(3)の外周を覆う筒状
    に形成されたアウターカバー(5)と、 ベローズ(3)の両端部にそれぞれ接続された第1プロ
    テクタ(7’)と第2プロテクタ(7”)と、 前記アウターカバー(5)の一端部とその内側の第1プ
    ロテクタ(7’)との間に介装され、巻端大径部をアウ
    ターカバー(5)に巻端小径部を第1プロテクタ
    (7’)に固定結合させると共に巻端小径部の端末を所
    定の長さ径方向外方へ屈折させた小径側屈曲部(6
    b’)が形成された第1円錐コイルバネ(6’)と、
    前記アウターカバー(5)の他端部とその内側の第2プ
    ロテクタ(7”)との間に介装され、巻端大径部をアウ
    ターカバー(5)に巻端小径部を第2プロテクタ
    (7”)に固定結合させると共に巻端小径部の端末を所
    定の長さ径方向外方へ屈折させた小径側屈曲部(6
    b”)が形成された第2円錐コイルバネ(6”)と、
    を備えていることを特徴とする自動車排気系用フレキシ
    ブルチューブ。
  3. 【請求項3】 第1排気管(1)と第2排気管(2)に
    両端部が接続され、両排気管(1),(2)の変位を吸
    収するベローズ(3)と、 プレート材により前記ベローズ(3)の外周を覆う筒状
    に形成されると共に両端部の一部を所定の長さ内側に屈
    曲させてストッパ爪部(5b’,5b”)を構成したア
    ウターカバー(5)と、 ベローズ(3)の両端部にそれぞれ接続された第1プロ
    テクタ(7’)と第2プロテクタ(7”)と、 前記アウターカバー(5)の一端部とその内側の第1プ
    ロテクタ(7’)との間に介装され、巻端大径部をアウ
    ターカバー(5)に巻端小径部を第1プロテクタ
    (7’)に固定結合させた第1円錐コイルバネ(6’)
    と、 前記アウターカバー(5)の他端部とその内側の第2プ
    ロテクタ(7”)との間に介装され、巻端大径部をアウ
    ターカバー(5)に巻端小径部を第2プロテクタ
    (7”)に固定結合させた第2円錐コイルバネ(6”)
    と、 を備えていることを特徴とする自動車排気系用フレキシ
    ブルチューブ。
  4. 【請求項4】 第1排気管(1)と第2排気管(2)に
    両端部が接続され、両排気管(1),(2)の変位を吸
    収するベローズ(3)と、 プレート材により前記ベローズ(3)の外周を覆う筒状
    に形成されたアウターカバー(5)と、 ベローズ(3)の両端部にそれぞれ接続されると共にベ
    ローズ側端部の一部をアウターカバー(5)側に屈曲さ
    せてストッパ爪部(7b’,7b”)を構成した第1プ
    ロテクタ(7’)と第2プロテクタ(7”)と、 前記アウターカバー(5)の一端部とその内側の第1プ
    ロテクタ(7’)との間に介装され、巻端大径部をアウ
    ターカバー(5)に巻端小径部を第1プロテクタ
    (7’)に固定結合させた第1円錐コイルバネ(6’)
    と、 前記アウターカバー(5)の他端部とその内側の第2プ
    ロテクタ(7”)との間に介装され、巻端大径部をアウ
    ターカバー(5)に巻端小径部を第2プロテクタ
    (7”)に固定結合させた第2円錐コイルバネ(6”)
    と、 を備えていることを特徴とする自動車排気系用フレキシ
    ブルチューブ。
  5. 【請求項5】 第1排気管(1)と第2排気管(2)に
    両端部が接続され、両排気管(1),(2)の変位を吸
    収するベローズ(3)と、 プレート材により前記ベローズ(3)の外周を覆う筒状
    に形成されると共に両端部内方の近傍位置に内側に延設
    された第1ストッパ部(50b,51b)を備えたアウ
    ターカバー(5)と、 ベローズ(3)の両端部にそれぞれ接続されると共にベ
    ローズ側端部の一部または全部をアウターカバー(5)
    側に屈曲させて前記第1ストッパ部(50b,51b)
    よりは外側で、かつ、この第1ストッパ部(50b,5
    1b)に所定条件において当接する位置に第2ストッパ
    部(70b,71b)を構成した第1プロテクタ
    (7’)と第2プロテクタ(7”)と、 前記アウターカバー(5)の一端部とその内側の第1プ
    ロテクタ(7’)との間に介装され、巻端大径部をアウ
    ターカバー(5)に巻端小径部を第1プロテクタ
    (7’)に固定結合させた第1円錐コイルバネ(6’)
    と、 前記アウターカバー(5)の他端部とその内側の第2プ
    ロテクタ(7”)との間に介装され、巻端大径部をアウ
    ターカバー(5)に巻端小径部を第2プロテクタ
    (7”)に固定結合させた第2円錐コイルバネ(6”)
    と、 を備えていることを特徴とする自動車排気系用フレキシ
    ブルチューブ。
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