JP3818731B2 - 偏平コアレス振動モータの扇形ロータの製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の偏平コイルを有する偏平コアレス振動モータの扇形ロータの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話やポケットベルのような小型携帯用通信機器では、着信音に変えて振動を利用するものが多用されている。この様な振動は、通常、携帯機器に振動モータを取付けることによって行われている。かかる振動モータは公知であり、例えば特開平6−205565号公報に開示されており、また本出願人も特願平8−336584号として提案している。
【0003】
本発明をよく理解するために図8、図9を参照して振動モータについて説明する。
【0004】
図において、平面円形状のケース1の下部には底部ケースが嵌着され、その底部ケース2の上面にはリング状の合計で4個のN.Sを有するマグネット3が設けられている。そしてケース1の中心にはシャフト4が立設され、扇形のロータ5が回転自在に設けられている。このロータ5には扇形の主体部10に複数の偏平コイル6が設けられ、そして主体部10の下側にはコンミュテータ7が設けられている。そしてコンミュテータ7に接続されるブラシユニット8がケース1の外方に延びている。図中9は主体部10に設けたウエイトである。
【0005】
従来、上記のロータ5を作るには、コイル6とシャフト4とをまとめてモールド主体部10として作製し、そのあとコンミュテータ7を挿入し、さらにコイルの各端をコンミュテータ7にハンダ付けして組立てていた。これらの部品はいずれも小さいものであり(ケース1の直径が20mm程度)、取扱いが非常に面倒である。特に小型化の要望にしたがってますます小さくなり、取扱いにくいものとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
したがって本発明は、薄くかつ小さい部品を合理的にとりまとめて、容易に所定の構造に作ることのできる複数の偏平コイルを有する偏平コアレス振動モータの扇形ロータの製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の偏平コアレス振動モータの扇形ロータの製造方法によれば、円形のフィルムで構成した基体11の一面にはともえ状の第1の配線部12がそして他面には第2の配線部13がそれぞれ導体部をエッチングして形成され、そして基体11にコイル20a、20bの巻き始め接続用の端子が突起部14として設けられ、また第1の配線部12の一部はコイル20a、20bの巻き終りを接続する端子部15となっているコンミュテータを準備し、さらに前記コンミュテータCの上方に位置しているボス部21とコイル20a、20bの外側の枠部分22とコイル20a、20bの中間の中間部分23とコイル20a、20bの上側に位置しコンミュテータCと共にコイル20a、20bを挟むフランジ部24とより成る主体部10を準備し、そしてコイル20a、20bの巻き始めワイヤw1を前記突起部14にはんだ付し、コイル20a、20bの巻き終りワイヤw2を前記端子部15にはんだ付し、コイル20a、20bをはんだ付した組立体Aと前記主体部10とをモールド内に位置決めし、そしてモールド作業により主体部10とコイル20a、20bとコンミュテータCとを一体化して扇形ロータ5を作るようになっている。
【0008】
また、ロータ主体部のボス部にシャフトを設置するようになっている。
【0009】
そして本発明では、さらにウエイトをモールド内に設置することができる。 また本発明によれば、コンミュテータの導体部として銅箔を用い、そしてロータの主体部としてポリイミドを用い、コイル状の基体としてガラスエポキシを用いている。
【0010】
このように本発明によれば、あらかじめ2つのコイルとコンミュテータとを接続しておき、この組立体をモールド内に設置すればよいので、コイルとコンミュテータとの接続作業も容易であり、かつその組立体をモールド内に位置決めしておくことにより、主体部と組立体との関係位置も正確なものとなる。そのために樹脂フィルムに金属箔をエッチングしたコンミュテータのように薄いものを用いることができ、小型化を推進することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1、図2および図3は本発明に実施されるコンミュテータを示し、2つのコイル20a、20bを有する場合を示しており、全体を符号Cで示してある。このコンミュテータCはポリイミド樹脂又はガラスエポキシで作った円形のフィルムで構成した基体11を備え、その基体11の一面にはともえ状の第1の配線部12が銅箔をエッチングして形成され、そして他面には6分割されて第2の配線部13が同様にして形成されている。そして基体11の2ケ所に折り曲げられた突起部14、14が設けられ、その突起部は後述するコイルの巻き始め接続用の端子を構成している。また、第1の配線部12の一部はコイル巻き終りを接続する端子部15となっている。図中16は合成抵抗であり、18はスルーホールである。これらの第1および第2の配線部12、13の形状自体は公知の技術に属している。
【0012】
図4および図5は2つのコイル20a、20bとコンミュテータCとを接続した組立体Aが示されている。コイル20a、20bの巻き始めワイヤw1をそれぞれ巻き始め端子14にはんだ付し、そして巻き終りワイヤw2をそれぞれ端子部分15にはんだ付をする。このようにまず2つのコイル20a、20bとコンミュテータCとを組立てるので作業は他の部品に拘束されずに容易に行うことができる。
【0013】
次に図4、図5に示す組立体Aを図示しないモールド内に位置決めして、樹脂でモールドする。すなわちそのモールド後の完成品は図6、図7に示す扇形の主体部10とコイル20a、20bとコンミュテータCとを囲むものであり、任意適宜の公知の技術が実施できる。
【0014】
この主体部10はコンミュテータの上方に位置しているボス部21とコイル20a、20bの外側の枠部分22と2つのコイル20a、20bの中間の中間部分23と、コイル20a、20bの上側に位置し、コンミュテータCと共にこイル20a、20bを挟むフランジ部24とより成っている。
【0015】
したがって、モールド作業により図6、図7に示すように、主体部10と2つのコイル20a、20bとコンミュテータCとを一体化した扇形ロータ5を作ることができる。
【0016】
そして必要によりウエイト9を中間部23の所に位置させればウエイト9も一体化することができる。モールド作業に際してコンミュテータCの上面に主体部10に係止しやすい突起部を設けておくと接着力が向上して好ましい。
【0017】
【発明の効果】
以上の通り本発明によれば下記のすぐれた効果を奏する。
(a) コンミュテータとして樹脂フィルムに金属箔をエッチングした薄いものを用いても確実に組立ることができる。
(b) 2つのコイルとコンミュテータとの接続に際し、他の部品と組付ける前に行うので、容易にはんだ付作業をすることができる。
(c) 2つのコイルとコンミュテータとの組立体を位置決めしてモールドするので、主体部とのずれが生ぜず、かつ容易に固定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するコンミュテータの平面図。
【図2】図1のA−O−A´線の断面図。
【図3】図1の背面図。
【図4】本発明に従って2つのコイルとコンミュテータとを接続した所を示す平面図。
【図5】図4のB−O−B´線の断面図。
【図6】本発明に従って製造したロータの平面図。
【図7】図6のC−O−C´線の断面図。
【図8】本発明を実施する偏平コアレス振動モータのロータを示す平面図。
【図9】図8のロータを用いた偏平コアレス振動モータの断面図。
【符号の説明】
A・・・組立体
C・・・コンミュテータ
5・・・ロータ
10・・・主体部
11・・・基体
12・・・第1の配線部
13・・・第2の配線部
14・・・突起部(巻き始め端子)
15・・・端子部
20a、20b・・・コイル
w1・・・巻き始めワイヤ
w2・・・巻き終りワイヤ

Claims (1)

  1. 円形のフィルムで構成した基体(11)の一面にはともえ状の第1の配線部(12)がそして他面には第2の配線部(13)がそれぞれ導体部をエッチングして形成され、そして基体(11)にコイル(20a、20b)の巻き始め接続用の端子が突起部(14)として設けられ、また第1の配線部(12)の一部はコイル(20a、20b)の巻き終りを接続する端子部(15)となっているコンミュテータを準備し、さらに前記コンミュテータ(C)の上方に位置しているボス部(21)とコイル(20a、20b)の外側の枠部分(22)とコイル(20a、20b)の中間の中間部分(23)とコイル(20a、20b)の上側に位置しコンミュテータ(C)と共にコイル(20a、20b)を挟むフランジ部(24)とより成る主体部(10)を準備し、そしてコイル(20a、20b)の巻き始めワイヤ(w1)を前記突起部(14)にはんだ付し、コイル(20a、20b)の巻き終りワイヤ(w2)を前記端子部(15)にはんだ付し、コイル(20a、20b)をはんだ付した組立体(A)と前記主体部(10)とをモールド内に位置決めし、そしてモールド作業により主体部(10)とコイル(20a、20b)とコンミュテータ(C)とを一体化して扇形ロータ(5)を作ることを特徴とする偏平コアレス振動モータの扇形ロータの製造方法。
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