JPH10295067A - 偏平コアレス振動モータの扇形ロータの製造方法 - Google Patents

偏平コアレス振動モータの扇形ロータの製造方法

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JPH10295067A
JPH10295067A JP10127897A JP10127897A JPH10295067A JP H10295067 A JPH10295067 A JP H10295067A JP 10127897 A JP10127897 A JP 10127897A JP 10127897 A JP10127897 A JP 10127897A JP H10295067 A JPH10295067 A JP H10295067A
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Koji Furuya
屋 興 二 古
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄く小さいロータでも簡単かつ容易に製造で
きる偏平コアレス振動モータの扇形ロータの製造方法を
提供すること。 【解決手段】 樹脂フィルムの基体(11)の両面にエ
ッチングして構成したコンミュテータ(C)と2つのコ
イル(20a、20b)とをはんだ付した組立体(A)
を作り、この組立体(A)をモールド内に位置決めして
ロータ主体部(10)をモールドすると共に組立体
(A)と一体化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の偏平コイル
を有する偏平コアレス振動モータの扇形ロータの製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話やポケットベルのような小型携
帯用通信機器では、着信音に変えて振動を利用するもの
が多用されている。この様な振動は、通常、携帯機器に
振動モータを取付けることによって行われている。かか
る振動モータは公知であり、例えば特開平6−2055
65号公報に開示されており、また本出願人も特願平8
−336584号として提案している。
【0003】本発明をよく理解するために図8、図9を
参照して振動モータについて説明する。
【0004】図において、平面円形状のケース1の下部
には底部ケースが嵌着され、その底部ケース2の上面に
はリング状の合計で4個のN.Sを有するマグネット3
が設けられている。そしてケース1の中心にはシャフト
4が立設され、扇形のロータ5が回転自在に設けられて
いる。このロータ5には扇形の主体部10に複数の偏平
コイル6が設けられ、そして主体部10の下側にはコン
ミュテータ7が設けられている。そしてコンミュテータ
7に接続されるブラシユニット8がケース1の外方に延
びている。図中9は主体部10に設けたウエイトであ
る。
【0005】従来、上記のロータ5を作るには、コイル
6とシャフト4とをまとめてモールド主体部10として
作製し、そのあとコンミュテータ7を挿入し、さらにコ
イルの各端をコンミュテータ7にハンダ付けして組立て
ていた。これらの部品はいずれも小さいものであり(ケ
ース1の直径が20mm程度)、取扱いが非常に面倒で
ある。特に小型化の要望にしたがってますます小さくな
り、取扱いにくいものとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明は、
薄くかつ小さい部品を合理的にとりまとめて、容易に所
定の構造に作ることのできる複数の偏平コイルを有する
偏平コアレス振動モータの扇形ロータの製造方法を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、複数の
偏平コイルを有する偏平コアレス振動モータの扇形ロー
タの製造方法において、フィルム状の基体の両側に設け
た金属箔をエッチングして構成したコンミュテータに対
し、複数のコイルを所定の位置に設置し、複数のコイル
の巻き終り同志をコンミュテータの巻き終り端子にはん
だ付をし、複数のコイルの巻き始めをそれぞれコンミュ
テータ巻き始め端子にはんだ付をしてコイルとコンミュ
テータとを接続して組立体を作り、その組立体をロータ
主体部をモールドする金型内に位置決めし、樹脂をモー
ルドするうよになっている。
【0008】また、ロータ主体部のボス部にシャフトを
設置するようになっている。
【0009】そして本発明では、さらにウエイトをモー
ルド内に設置することができる。また本発明によれば、
コンミュテータの導体部として銅箔を用い、そしてロー
タの主体部としてポリイミドを用い、コイル状の基体と
してガラスエポキシを用いている。
【0010】このように本発明によれば、あらかじめ2
つのコイルとコンミュテータとを接続しておき、この組
立体をモールド内に設置すればよいので、コイルとコン
ミュテータとの接続作業も容易であり、かつその組立体
をモールド内に位置決めしておくことにより、主体部と
組立体との関係位置も正確なものとなる。そのために樹
脂フィルムに金属箔をエッチングしたコンミュテータの
ように薄いものを用いることができ、小型化を推進する
ことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を説明する。図1、図2および図3は本発明に実
施されるコンミュテータを示し、2つのコイル20a、
20bを有する場合を示しており、全体を符号Cで示し
てある。このコンミュテータCはポリイミド樹脂又はガ
ラスエポキシで作った円形のフィルムで構成した基体1
1を備え、その基体11の一面にはともえ状の第1の配
線部12が銅箔をエッチングして形成され、そして他面
には6分割されて第2の配線部13が同様にして形成さ
れている。そして基体11の2ケ所に折り曲げられた突
起部14、14が設けられ、その突起部は後述するコイ
ルの巻き始め接続用の端子を構成している。また、第1
の配線部12の一部はコイル巻き終りを接続する端子部
15となっている。図中16は合成抵抗であり、18は
スルーホールである。これらの第1および第2の配線部
12、13の形状自体は公知の技術に属している。
【0012】図4および図5は2つのコイル20a、2
0bとコンミュテータCとを接続した組立体Aが示され
ている。コイル20a、20bの巻き始めワイヤw1を
それぞれ巻き始め端子14にはんだ付し、そして巻き終
りワイヤw2をそれぞれ端子部分15にはんだ付をす
る。このようにまず2つのコイル20a、20bとコン
ミュテータCとを組立てるので作業は他の部品に拘束さ
れずに容易に行うことができる。
【0013】次に図4、図5に示す組立体Aを図示しな
いモールド内に位置決めして、樹脂でモールドする。す
なわちそのモールド後の完成品は図6、図7に示す扇形
の主体部10とコイル20a、20bとコンミュテータ
Cとを囲むものであり、任意適宜の公知の技術が実施で
きる。
【0014】この主体部10はコンミュテータの上方に
位置しているボス部21とコイル20a、20bの外側
の枠部分22と2つのコイル20a、20bの中間の中
間部分23と、コイル20a、20bの上側に位置し、
コンミュテータCと共にこイル20a、20bを挟むフ
ランジ部24とより成っている。
【0015】したがって、モールド作業により図6、図
7に示すように、主体部10と2つのコイル20a、2
0bとコンミュテータCとを一体化した扇形ロータ5を
作ることができる。
【0016】そして必要によりウエイト9を中間部23
の所に位置させればウエイト9も一体化することができ
る。モールド作業に際してコンミュテータCの上面に主
体部10に係止しやすい突起部を設けておくと接着力が
向上して好ましい。
【0017】
【発明の効果】以上の通り本発明によれば下記のすぐれ
た効果を奏する。 (a) コンミュテータとして樹脂フィルムに金属箔を
エッチングした薄いものを用いても確実に組立ることが
できる。 (b) 2つのコイルとコンミュテータとの接続に際
し、他の部品と組付ける前に行うので、容易にはんだ付
作業をすることができる。 (c) 2つのコイルとコンミュテータとの組立体を位
置決めしてモールドするので、主体部とのずれが生ぜ
ず、かつ容易に固定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するコンミュテータの平面図。
【図2】図1のA−O−A´線の断面図。
【図3】図1の背面図。
【図4】本発明に従って2つのコイルとコンミュテータ
とを接続した所を示す平面図。
【図5】図4のB−O−B´線の断面図。
【図6】本発明に従って製造したロータの平面図。
【図7】図6のC−O−C´線の断面図。
【図8】本発明を実施する偏平コアレス振動モータのロ
ータを示す平面図。
【図9】図8のロータを用いた偏平コアレス振動モータ
の断面図。
【符号の説明】
A・・・組立体 C・・・コンミュテータ 5・・・ロータ 10・・・主体部 11・・・基体 12・・・第1の配線部 13・・・第2の配線部 14・・・突起部(巻き始め端子) 15・・・端子部 20a、20b・・・コイル w1・・・巻き始めワイヤ w2・・・巻き終りワイヤ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の偏平コイルを有する偏平コアレス
    振動モータの扇形ロータの製造方法において、フィルム
    状の基体の両側に設けた金属箔をエッチングして構成し
    たコンミュテータに対し、複数のコイルを所定の位置に
    設置し、複数のコイルの巻き終り同志をコンミュテータ
    の巻き終り端子にはんだ付をし、複数のコイルの巻き始
    めをそれぞれコンミュテータ巻き始め端子にはんだ付を
    してコイルとコンミュテータとを接続して組立体を作
    り、その組立体をロータ主体部をモールドする金型内に
    位置決めし、樹脂をモールドすることを特徴とする偏平
    コアレス振動モータの扇形ロータの製造方法。
  2. 【請求項2】 ロータ主体部のボス部にシャフトを設置
    する請求項1記載の偏平コアレス振動モータの扇形ロー
    タの製造方法。
  3. 【請求項3】 モールド内にウエイトを設置する請求項
    1記載の偏平コアレス振動モータの扇形ロータの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 金属箔が銅箔であり、モールドする樹脂
    がポリイミドであり、フィルム状の基体がガラスエポキ
    シである請求項1記載の偏平コアレス振動モータの扇形
    ロータの製造方法。
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