JP3818038B2 - 負荷制御システムの機能追加装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リモコンリレーを用いて負荷への通電をオン・オフする負荷制御システムに用いられ、このシステムに新たな機能を追加するための機能追加装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ラッチング型のリモコンリレーを用いて負荷への通電をオン・オフする負荷制御システムとして、図34に示すようにリレー巻線L0を励磁することで商用電源ACから負荷(例えば、照明負荷)Lへの給電経路に挿入される主接点r0を開閉し且つ主接点r0に連動する補助接点r1によりリレー巻線L0の通電方向を切り換えるリモコンリレーRRと、リレー巻線L0に交流電流を供給する電源装置たるリモコントランスRTと、手動で操作可能な操作部を有し操作部の操作に応じてリレー巻線L0に励磁電流を流すスイッチ装置Sとを有するシステム構成のものが提供されている。但し、リモコンリレーRR、リモコントランスRT並びにスイッチ装置Sの具体的な構成については従来周知であるから詳しい説明は省略する。
【0003】
ここで、上記従来システムの動作を簡単に説明する。
【0004】
図34は主接点r0がオフ、つまり負荷Lがオフ(消灯)している状態を示している。このオフ状態では、リモコンリレーRRの補助接点r1がダイオードDb側に切り換わっており、リモコントランスRT→ダイオードDb→リレー巻線L0→スイッチ装置Sの接点r2→発光ダイオードLD1及びコンデンサC1→リモコントランスRTの経路で電流I1が流れて発光ダイオードLD1が点灯し、負荷Lがオフであることを表示している。なお、このときに流れる電流I1は発光ダイオードLD1を点灯するに十分であって、リレー巻線L0を励磁してリモコンリレーRRを駆動する励磁電流よりも小さい微少な電流である。
【0005】
このオフ状態からスイッチ装置Sの操作部を押操作して接点r2を切り換えると、図35に示すようにコンデンサC1の充電電荷が発光ダイオードLD1を介して第1のサイリスタSR1のゲートに放電されるため、第1のサイリスタSR1がターンオンし、リモコントランスRT→ダイオードDb→リレー巻線L0→スイッチ装置Sの接点r2→第1のサイリスタSR1→リモコントランスRTの経路で電流I2が流れる。すなわち、この電流I2はリレー巻線L0を励磁するのに十分な大きさであるから、リモコンリレーRRが動作して主接点r0が閉じると同時に補助接点r1がダイオードDa側に反転して負荷Lがオン(点灯)する。なお、操作部の押操作を継続して接点r2が切り換わったままであっても、コンデンサC1の放電後にはコンデンサC1から第1のサイリスタSR1のゲートへの経路に電流が流れないため、第1のサイリスタSR1は瞬時にしかオンせず、リモコンリレーRRのばたつきは生じない。
【0006】
一方、補助接点r2が反転すると、図36に示すようにリモコントランスRT→スイッチ装置SのトランジスタTr1→発光ダイオードLD2→接点r2→リレー巻線L0→ダイオードDa→リモコントランスRTの経路で電流I3が流れて発光ダイオードLD2が点灯し、負荷Lがオンであることを表示している。また、リモコントランスRT→コンデンサC1→接点r2の経路で流れる電流でコンデンサC1が充電される。なお、このオン状態で流れる電流I3も発光ダイオードLD2を点灯するのに十分であって、リレー巻線L0を励磁してリモコンリレーRRを駆動する励磁電流よりも小さい微少な電流である。
【0007】
さらに、このオン状態からスイッチ装置Sの操作部を押操作して接点r2を切り換えると、図37に示すようにコンデンサC1の充電電荷が発光ダイオードLD2を介して放電され、この放電電流によってトランジスタTr1が導通して第2のサイリスタSR2のゲートにコレクタ電流が流れるため、第2のサイリスタSR2がターンオンし、リモコントランスRT→第2のサイリスタSR2→接点r2→リレー巻線L0→ダイオードDa→リモコントランスRTの経路で電流I4が流れる。この電流I4はリレー巻線L0を励磁するのに十分な大きさであるから、リモコンリレーRRが動作して主接点r0が開くと同時に補助接点r1がダイオードDb側に反転して負荷Lがオフ(消灯)する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来システムにおいては、スイッチ装置Sを操作して負荷Lをオン(点灯)した時点から所定のオン時間が経過した後に自動的に負荷Lをオフ(消灯)する一時動作(一時点灯)や、負荷Lのオン(点灯)中にスイッチ装置Sが操作された場合にスイッチ装置Sが操作された時点から所定の遅れ時間が経過するまで負荷Lをオン(点灯)し続け、遅れ時間が経過した時点で自動的に負荷Lをオフ(消灯)する遅れオフ動作(遅れ消灯)を実現することができなかった。つまり、上記一時動作や遅れオフ動作の機能を実現するためには、スイッチ装置Sに代えて上記機能を有する別の装置を用いる必要があった。また、上記従来システムでは1つのスイッチ装置Sにより1つのリモコンリレーRRを制御する構成を例示したが、1つのスイッチ装置で複数のリモコンリレーRRを制御する構成も提供されており、このような構成では1つのリモコンリレーRR(1回路)のみに一時動作や遅れオフ動作の機能を追加することが困難な場合が多々ある。
【0009】
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、従来の負荷制御システムに新たな機能を簡単に追加することができる負荷制御システムの機能追加装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、リレー巻線を励磁することで電源から負荷への給電経路に挿入される主接点を開閉し且つ主接点に連動する補助接点によりリレー巻線の通電方向を切り換えるリモコンリレーと、リレー巻線に交流電流を供給する電源装置と、手動で操作可能な操作部を有し操作部の操作に応じてリレー巻線に励磁電流を流すスイッチ装置とを備えた負荷制御システムに用いられ、電源装置からリレー巻線への通電方向並びにリレー巻線の励磁電流を検出する検出手段と、リレー巻線に励磁電流を流してリモコンリレーを駆動する駆動手段と、検出手段の検出結果に基づいてリレー巻線に励磁電流を流すように駆動手段を制御する制御手段とを具備することを特徴とし、検出手段で検出するリレー巻線への通電方向並びにリレー巻線の励磁電流の検出結果に基づき、制御手段が駆動手段を制御してリレー電流に励磁電流を流すため、スイッチ装置によらずに負荷への給電を停止したり、あるいはスイッチ装置の操作のタイミングと実際に負荷への給電を開始又は停止するタイミングとをずらすといったような新たな機能を、従来の負荷制御システムに簡単に追加することができる。
【0011】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、制御手段は、スイッチ装置によってリレー巻線に励磁電流を流して電源から負荷への給電が開始された時点から所定のオン時間が経過した後に駆動手段を制御してリレー巻線に励磁電流を流すことで電源から負荷への給電を停止する一時オン動作を行うことを特徴とし、従来の負荷制御システムに一時オン動作の機能を簡単に追加することができる。
【0012】
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、制御手段は、電源から負荷への給電中にスイッチ装置によってリレー巻線に励磁電流を流す操作が行われた場合に励磁電流がリレー巻線に流れるのを阻止し、スイッチ装置で上記操作が行われた時点から所定の遅れ時間が経過した後に駆動手段を制御してリレー巻線に励磁電流を流して電源から負荷への給電を停止する遅れオフ動作を行うことを特徴とし、従来の負荷制御システムに遅れオフ動作の機能を簡単に追加することができる。
【0013】
請求項4の発明は、請求項1の発明において、制御手段は、スイッチ装置によってリレー巻線に励磁電流を流して電源から負荷への給電が開始された時点から所定のオン時間が経過した後に駆動手段を制御してリレー巻線に励磁電流を流すことで電源から負荷への給電を停止する一時オン動作と、電源から負荷への給電中にスイッチ装置によってリレー巻線に励磁電流を流す操作が行われた場合に励磁電流がリレー巻線に流れるのを阻止し、スイッチ装置で上記操作が行われた時点から所定の遅れ時間が経過した後に駆動手段を制御してリレー巻線に励磁電流を流して電源から負荷への給電を停止する遅れオフ動作との何れか一方が実行可能であって、制御手段が行う動作を、一時オン動作又は遅れオフ動作に選択して設定する選択手段を備えたことを特徴とし、従来の負荷制御システムに一時オン動作又は遅れオフ動作の機能を簡単に追加することができるとともに、1台で一時オン動作又は遅れオフ動作を選択して行うことができるために使い勝手が向上する。
【0014】
請求項5の発明は、請求項2又は3又は4の発明において、オン時間又は遅れ時間を可変して設定する時間設定手段を備えたことを特徴とし、用途や使用状況に応じて適切なオン時間又は遅れ時間を設定することができるために使い勝手が向上する。
【0015】
請求項6の発明は、請求項1〜5の何れかの発明において、駆動手段は、電源装置から供給される電流を励磁電流とすることを特徴とし、従来の電源装置を利用することで新たな電源の追加が不要になる。
【0016】
請求項7の発明は、請求項1〜5の何れかの発明において、励磁電流を供給してリモコンリレーを駆動するための駆動電源を備えたことを特徴とし、別途電源を接続する必要がないから端子構造等の簡素化が図れる。
【0017】
請求項8の発明は、請求項1〜7の何れかの発明において、各手段を納装する器体に、リレー巻線への通電経路と接続されたリモコンリレーの信号端子に直接接続されるリレー側端子部、並びにスイッチ装置が接続されるスイッチ側端子部を設けたことを特徴とし、リモコンリレーの設置場所に配設する際にスペースを効率的に利用することができる。また、スイッチ装置が多回路用の場合であっても任意の1回路に簡単に機能を追加することができる。
【0018】
請求項9の発明は、請求項8の発明において、リモコンリレーのケースに形成された段部と係合する係合部を器体に設けたことを特徴とし、リモコンリレーのケースに対する器体のがたつきを防ぐことができる。
【0019】
請求項10の発明は、請求項1〜7の何れかの発明において、各手段を納装する器体を、規格化された分電盤協約寸法に形成したことを特徴とし、リモコンリレーとともにリレー制御盤に配設することができ、スイッチ装置が多回路用の場合であっても任意の1回路に簡単に機能を追加することができる。
【0020】
請求項11の発明は、請求項1〜7の何れかの発明において、各手段を納装する器体を、規格化された大角形連用配線器具の取付枠に取付可能としたことを特徴とし、例えば、スイッチ装置が大角形連用配線器具の取付枠に取付可能であれば、スイッチ装置とともに取付枠に取り付けて施工することができ、施工作業が容易になるとともにスペースを効率的に利用することができる。
【0021】
請求項12の発明は、請求項4又は8又は10又は11の発明において、各手段を納装する器体の表面に選択手段の操作部を露設したことを特徴とし、選択手段の操作部が操作し易くなる。
【0022】
請求項13の発明は、請求項5又は8又は10又は11各手段を納装する器体の表面に時間設定手段の操作部を露設したことを特徴とし、時間設定手段の操作部が操作し易くなる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、リモコンリレーRR、リモコントランスRT並びにスイッチ装置Sは従来と同一のものであるから詳しい説明並びに図示は省略する。また、以下の各実施形態においては負荷として照明負荷を例示するが、負荷の種類が照明負荷に限定されるものではない。
【0024】
(実施形態1)
図1は本実施形態の機能追加装置(一時点灯・遅れ消灯アダプタ)A1を示すブロック図であり、図2は本実施形態を含む負荷制御システムのシステム構成の一例を示す構成図である。すなわち、図2に示すように機能追加装置A1は、従来のシステム構成に対してリモコンリレーRRとリモコントランスRT及びスイッチ装置Sとの間に挿入され、リモコントランスRTから供給される交流電流を励磁電流としてリモコンリレーRRを駆動することにより、一時点灯並びに遅れ消灯の機能を追加するものである。
【0025】
機能追加装置A1は、図1に示すようにリモコントランスRTからリレー巻線r0への通電方向並びにリレー巻線r0の励磁電流を検出する電流検出部1と、リレー巻線r0に励磁電流を流してリモコンリレーRRを駆動するリモコンリレー駆動部2と、電流検出部1の検出結果に基づいてリレー巻線r0に励磁電流を流すようにリモコンリレー駆動部2を制御する制御部3と、制御部3によりトリガされて時間をカウントするタイマ部4と、制御部3が行う動作を、一時点灯と遅れ消灯の何れか一方に選択して設定する機能選択部5と、リモコントランスRTから供給される交流電力から各部の動作電源を作成して供給する電源回路部6と、後述するオン時間並びに遅れ時間を可変して設定する時間設定部7とを具備する。また、電流検出部1にはリレー側端子部の一対の端子T4,T5を介してリモコンリレーRRの信号端子Ta,Tbが接続され、リモコンリレー駆動部2にはスイッチ側端子部の3つの端子T1,T2,T3を介してスイッチ装置Sの接続端子Tm,Tn並びにリモコントランスRTの出力端子To,Toがそれぞれ接続される(図2参照)。
【0026】
電流検出部1は、図3に示すように端子T4,T5とリモコンリレー駆動部2とを接続する信号線La,Lbに流れる電流をダイオードD5,D6を介して取り込む検出回路1aと、一方の信号線Laに切換接点f,gを介して並列接続された抵抗Rx及びインダクタLxの直列回路からなるリレー動作抑止回路1bとを具備し、検出回路1aは切換接点f,gを切り換えるためのリレーRy1を備えている。検出回路1aではダイオードD5,D6を介して取り込んだ電流のレベルを励磁電流に対応した閾値と比較することで信号線La,Lbに流れる励磁電流を検出するとともに、何れのダイオードD5,D6が導通するかによって信号線La,Lbを流れる電流の向き(通電方向)を検出し、検出結果を示す信号(検出信号)を制御部3に出力している。また、リレー動作抑止回路1bは電流検出部1を通過する励磁電流を減衰させてリモコンリレーRRのリレー巻線r0が励磁されるのを抑止するものであって、一時点灯の場合には用いられず、遅れ消灯の場合にのみ用いられる。
【0027】
図4に示すようにリモコンリレー駆動部2は、スイッチ側端子部の端子T1に共通接点cが接続されたリレー接点部r4と、制御部3により制御されてリレーRy2を駆動しリレー接点部r4を切り換える駆動回路2aと、リレー接点部r4を介してリモコントランスRTからリレー巻線r0への通電経路中に挿入されたサイリスタSR3と、リレー接点部r4が接点x側から接点y側へ切り換えられたときにサイリスタSR3をターンオンするターンオン回路とを具備する。このターンオン回路は、リレー接点部r4が接点x側に切り換えられているときに充電され、接点y側に切り換えられたときに放電するコンデンサC2、コンデンサC2の放電によってオンするトランジスタTr2等で構成される。
【0028】
さらに詳しく説明すると、コンデンサC2の一端が抵抗R1を介してリレー接点部r4の接点xに接続され、コンデンサC2の他端と接点yとの間にサイリスタSR3が接続される。サイリスタSR3のゲートは、サイリスタSR3と並列に接続された分圧抵抗R3,R4、ダイオードD1、トランジスタTr2の直列回路における分圧抵抗R3,R4の接続点に接続される。さらに、トランジスタTr2のベースは、コンデンサC3を介してトランジスタTr2のエミッタに接続されるとともに、ダイオードD2と抵抗R2の直列回路を介して抵抗R1とコンデンサC2の接続点に接続される。また、端子T1,T2が電流検出部1を介して端子T4,T5に接続され、端子T3がコンデンサC2とサイリスタSR3及びトランジスタTr2のエミッタとの接続点に接続される。
【0029】
一方、制御部3は論理回路あるいはマイクロコンピュータにより構成され、後述するように機能選択部5で選択設定された機能(一時点灯又は遅れ消灯)を実現するべく、電流検出部1からの検出信号とタイマ部4によるオン時間又は遅れ時間のカウントに基づいてリモコンリレー駆動部2の駆動回路2aを駆動制御する。機能選択部5は後述する操作部15を操作することで切り換えられる切換接点イ、ロ(図示せず)を有し、例えば、接点イ側に切り換えられていれば一時点灯、接点ロ側に切り換えられていれば遅れ消灯に設定されているものとして制御部3に認識される。また、時間設定部7は後述する操作部16を操作することで抵抗値が変化する可変抵抗器からなり、制御部3においては可変抵抗器の抵抗値に応じてオン時間並びに遅れ時間が設定される。
【0030】
次に、図5〜図8を参照して機能追加装置A1を中心に本実施形態における負荷制御システムの動作を説明する。但し、基本的な動作は従来例と共通であり、共通する点については説明を省略する。
【0031】
まず、機能選択部5によって一時点灯が選択設定されている場合について説明する。この場合、制御部3は電流検出部1の検出回路1aを制御してリレーRy1を駆動し、リレー接点を切換接点gに切り換えてリレー動作抑止回路1bを信号線Laから切り離している。
【0032】
図5は主接点r0がオフ、つまり負荷Lが消灯している状態を示している。このオフ状態では、リモコンリレーRRの補助接点r1がダイオードDb側に切り換わっており、リモコントランスRT→機能追加装置A1の端子T2→機能追加装置A1の端子T5→ダイオードDb→リレー巻線L0→機能追加装置A1の端子T4→機能追加装置A1の端子T1→スイッチ装置Sの接点r2→発光ダイオードLD1及びコンデンサC1→リモコントランスRTの経路で電流I1が流れて発光ダイオードLD1が点灯し、負荷Lが消灯していることを表示している。また、機能追加装置A1においては、端子T3→コンデンサC2→抵抗R1→リレー接点部r4の接点x→端子T1の経路でリモコントランスRTから供給される電流I1’によってコンデンサC2が充電される。
【0033】
このオフ状態からスイッチ装置Sの操作部を押操作して接点r2を切り換えると、図6に示すようにコンデンサC1の充電電荷が発光ダイオードLD1を介して第1のサイリスタSR1のゲートに放電されるため、第1のサイリスタSR1がターンオンし、リモコントランスRT→機能追加装置A1の端子T2→機能追加装置A1の端子T5→ダイオードDb→リレー巻線L0→機能追加装置A1の端子T4→機能追加装置A1の端子T1→スイッチ装置Sの接点r2→第1のサイリスタSR1→リモコントランスRTの経路で電流I2が流れ、リモコンリレーRRが動作して主接点r0が閉じると同時に補助接点r1がダイオードDa側に反転して負荷Lがオン(点灯)する。また、機能追加装置A1の電流検出部1では信号線La,Lbに流れる電流のレベルを閾値と比較することで上記電流(励磁電流)I2を検出するとともにその通電方向を検出して検出信号を制御部3に出力する。制御部3では上記検出信号に基づいて負荷Lがオフ(消灯)からオン(点灯)に切り換わったことを検知すると、タイマ部4をトリガして時間のカウントを開始させる。
【0034】
一方、補助接点r2が反転すると、図7に示すようにリモコントランスRT→スイッチ装置SのトランジスタTr1→発光ダイオードLD2→接点r2→機能追加装置A1の端子T1→機能追加装置A1の端子T4→リレー巻線L0→ダイオードDa→機能追加装置A1の端子T5→機能追加装置A1の端子T2→リモコントランスRTの経路で電流I3が流れて発光ダイオードLD2が点灯し、負荷Lがオン(点灯)であることを表示している。
【0035】
そして、タイマ部4のカウント時間が時間設定部7で設定されているオン時間に達する(カウントアップする)と、制御部3が制御信号を出力してリモコンリレー駆動部2の駆動回路2aによりリレーRy2を駆動させてリレー接点部r4を接点xから接点yに切り換える。リレー接点部r4が接点yに切り換わると、図8に示すようにコンデンサC2の充電電荷がトランジスタTr2のエミッタに放電され、この放電電流によってトランジスタTr2が導通する。トランジスタTr2が導通するとトランジスタTr2、ダイオードD1並びに分圧抵抗R4を介してサイリスタSR3のゲートにトランジスタTr2のコレクタ電流が流れるため、サイリスタSR3がターンオンし、リモコントランスRT→端子T3→サイリスタSR3→リレー接点部r4の接点y→端子T4→リレー巻線L0→ダイオードDa→端子T5→端子T2→リモコントランスRTの経路で電流I5が流れる。この電流I5はリレー巻線L0を励磁するのに十分な大きさであるから、リモコンリレーRRが動作して主接点r0が開くと同時に補助接点r1がダイオードDb側に反転して負荷Lがオフ(消灯)する。つまり、機能追加装置A1の働きにより、スイッチ装置Sを操作して負荷Lが点灯してから所定のオン時間経過後に自動的に(スイッチ装置Sを操作せずに)負荷Lを消灯することができ、一時点灯の機能が実現できるものである。なお、オン時間のカウント中にスイッチ装置Sが操作された場合には、従来例で説明したようにスイッチ装置Sの第2のサイリスタSR2を介して流れる励磁電流I4でリモコンリレーRRが動作して主接点r0が開いて負荷Lが消灯し、電流検出部1にて励磁電流I4が検出されると制御部3がタイマ部4のカウント動作を停止して一時点灯の動作を中断する。また、リモコンリレーRRを手動で動作させて負荷Lを点灯した場合、電流検出部1では励磁電流I1を検出しないから、制御部3はタイマ部4をトリガしない。
【0036】
次に、機能選択部5によって遅れ消灯が選択設定されている場合について説明する。
【0037】
スイッチ装置SによってリモコンリレーRRを動作させて負荷Lを点灯した場合、機能追加装置A1の電流検出部1がリモコンリレーRRを動作させるための励磁電流I1を検出し、検出回路1aがリレーRy2を駆動してリレー接点を切換接点fに切り換えて信号線Laにリレー動作抑止回路1bを接続する。
【0038】
この点灯状態からスイッチ装置Sの操作部を押操作すると第1のサイリスタSR1がターンオンして励磁電流I4が流れようとするが、機能追加装置A1の信号線Laに接続されているリレー動作抑止回路1bによって励磁電流I4が減衰してリレー巻線L0を励磁することができず、リモコンリレーRRが動作せずに負荷Lの点灯状態が保持される。このとき、制御部3では電流検出部1にて励磁電流I4が検出されるとタイマ部4をトリガして時間のカウントを開始させると同時に検出回路1aにリレーRy1を駆動させてリレー接点を切換接点gに切り換え、信号線Laからリレー動作抑止回路1bを切り離す。
【0039】
そして、タイマ部4のカウント時間が時間設定部7で設定されている遅れ時間に達する(カウントアップする)と、一時点灯のオン時間のカウントアップ時と同様に制御部3がリモコンリレー駆動部2を制御して励磁電流I5をリレー巻線L0に流し、リモコンリレーRRが動作して主接点r0が開くと同時に補助接点r1がダイオードDb側に反転して負荷Lが消灯する。つまり、機能追加装置A1の働きにより、負荷Lの点灯中にスイッチ装置Sを操作してから所定の遅れ時間経過後に負荷Lを消灯することができ、遅れ消灯の機能が実現できるものである。なお、遅れ時間のカウント中にスイッチ装置Sが操作された場合には、従来例で説明したようにスイッチ装置Sの第2のサイリスタSR2を介して流れる励磁電流I4でリモコンリレーRRが動作して主接点r0が開いて負荷Lが消灯し、電流検出部1にて励磁電流I4が検出されると制御部3がタイマ部4のカウント動作を停止して遅れ消灯の動作を中断する。また、リモコンリレーRRを手動で動作させて負荷Lを消灯した場合、電流検出部1では励磁電流I4を検出しないから、制御部3はタイマ部4をトリガしない。
【0040】
ところで、本実施形態の機能追加装置A1は図9に示すような外観構造を有している。合成樹脂により略箱形に形成された器体10の内部に上記各部1〜7が納装される。器体10の上部には上方及び前方へ開口する凹所10aが形成され、凹所10aの底面には端子ねじ12及び端子板13からなるねじ締め式の端子T1〜T3が設けてある。なお、各端子T1〜T3間の絶縁を確保するため、各端子T1〜T3の間には凹所10aの底面から絶縁壁11が立設されている。
【0041】
また、器体10の背面にはリモコンリレーRRのケース100に形成された段部104と係合する係合部10bが形成され、係合部10bの上方である背面側の上部には略コ字型の2つの端子板14が背面に略直交するように背方へ向けて突設されており、これら2つの端子板14がリレー側端子部の端子T4,T5となる。
【0042】
さらに、器体10前面の凹所10aの下側には、機能選択部5の操作部15並びに時間設定部7の操作部16が設けてある。すなわち、機能選択部5の操作部15は機能選択部5を構成するスライドスイッチを操作するものであって、器体10の前面下部に形成された操作溝10c内でスライド自在に設けてある。なお、操作溝10cの下部両側には選択可能な機能(一時点灯及び遅れ消灯)の文字が記されており、操作部15を各文字の方へスライドさせることで各文字で表された機能が選択されるようにしてある。また、時間設定部7の操作部16は時間設定部7を構成する可変抵抗器の抵抗値を変化させるものであって、略円形に形成されて器体10の前面下部に回動自在に配設される。操作部16の前面には略十字型の溝16aが形成されており、この溝16aにドライバの先端を挿入してドライバを回すことで操作部16の回動が可能となっている。なお、器体10前面の操作部16の周囲には操作部16によって設定されるオン時間又は遅れ時間の目安となる数字が記されており、操作部16を操作して溝16aを各数字に合わせることで各数字で表されたオン時間又は遅れ時間に設定されるようにしてある。このように機能選択部5及び時間設定部7の操作部15,16を器体10の表面に露設しているため、各操作部15,16が操作し易くなるものである。
【0043】
一方、リモコンリレーRRは図10に示すような外観構造を有し、日本工業規格(JIS)で規格化された電灯分電盤用協約形配線用遮断器(JIS C 8370 附属書5参照)の寸法(以下、「分電盤協約寸法」という)に形成されたケース100を備えている。ケース100の長手方向の一端側に補助接点r2やリレー巻線L0に接続された一対の信号端子Ta,Tbが設けられ、他端側に主接点r0に接続された一対の接続端子Tc,Tdが設けられている。また、ケース100の上面には主接点r0を手動で開閉するための操作ハンドル103が設けられている。さらに、ケース100の信号端子Ta,Tbが設けられている側の端面には側方へ突出する段部104が形成されている。つまり、信号端子Ta,Tbの下側に別の端子が設けられた場合に、段部104の部位に別の端子を設けることでケース100の上部側から下側の端子が締め付け可能となる。なお、リモコンリレーRRの詳細な構造は従来周知であるから図示並びに説明を省略する。
【0044】
而して、本実施形態の機能追加装置A1は、図10に示すように器体10の背面に突設された端子板14,14からなる端子T4,T5を信号端子Ta,Tbに接続することでリモコンリレーRRに機械的及び電気的に接続される。また、このときに器体10背面の係合部10bがケース100の段部104と係合することでケース100に対する器体10のがたつきを防ぐことができる。
【0045】
本実施形態は上述のように構成されるものであるから、従来の負荷制御システムに一時オン(一時点灯)や遅れオフ(遅れ消灯)の新たな機能を簡単に追加することができる。しかも、器体10に突設された端子板14,14をリモコンリレーRRの信号端子Ta,Tbに直接接続する構成であるから、リモコンリレーRRの設置場所(分電盤やリレー制御盤など)に配設する際にスペースを効率的に利用することができ、また、スイッチ装置Sが多回路用の場合であっても任意の1回路に簡単に機能を追加することができるという利点がある。また、機能選択部5を具備することで1台の機能追加装置A1にて複数の機能を選択することができため、使い勝手が向上するという利点がある。さらに、時間設定部7を具備することにより、用途や使用状況に応じて適切なオン時間や遅れ時間を設定することができ、これによっても使い勝手が向上するという利点がある。しかも、本実施形態ではリモコンリレーRRを駆動するための励磁電流をリモコントランスRTの供給電流から得ているので、励磁電流用に新たな電源の追加が不要になるという利点がある。
【0046】
ところで、機能選択部5及び時間設定部7は必ずしも具備する必要はなく、図11に示すように機能選択部5と時間設定部7の両方を省略して操作部15,16を有しない器体10を形成してもよい。あるいは、図12に示すように時間設定部7のみを具備して操作部16だけを器体10に設けるようにしたり、その反対に、図13に示すように機能選択部5のみを具備して操作部15だけを器体10に設けてもよい。
【0047】
(実施形態2)
図14は本実施形態の機能追加装置A2を示すブロック図であり、図15は本実施形態を含む負荷制御システムのシステム構成の一例を示す構成図である。而して、実施形態1の機能追加装置A1がリモコントランスRTから供給される交流電流を励磁電流としてリモコンリレーRRを駆動するのに対し、本実施形態の機能追加装置A2は励磁電流を供給してリモコンリレーRRを駆動するための駆動電源たる電源蓄積部8を備えた点に特徴がある。但し、基本的な構成は実施形態1と共通であるから、共通する構成については同一の符号を付して説明を省略する。
【0048】
機能追加装置A2は、図14に示すように電流検出部1、リモコンリレー駆動部2’、制御部3、タイマ部4、機能選択部5、電源回路部6’、時間設定部7並びに電源蓄積部8を具備する。また、電流検出部1にはスイッチ側端子部の端子T1を介してスイッチ装置Sの接続端子Tmが接続されるとともに端子T2を介してリモコントランスRTの出力端子Toが接続され、リモコンリレー駆動部2’にはリレー側端子部の一対の端子T4,T5を介してリモコンリレーRRの信号端子Ta,Tbがそれぞれ接続される(図15参照)。なお、電源回路部6’はリモコントランスRTからスイッチ装置S、機能追加装置A2並びにリモコンリレーRRからなる閉ループに定常的に流れる電流(発光ダイオードLD1,LD2を点灯する電流)により各部の動作電源を作成するものである。
【0049】
電源蓄積部8は、図16に示すように上記閉ループに流れる電流を信号線LaからダイオードD7,D8を介して取り込むとともにコンデンサ等の電荷蓄積要素を有する蓄積回路8aに電荷を蓄積しており、蓄積回路8aに蓄積された電荷を励磁電流の電源とする。また、リモコンリレー駆動部2’は蓄積回路8aの出力端子と信号線Laとの間にダイオードD9を介して接続された接点部r5と、制御部3から与えられる制御信号により動作して接点部r5を開閉するリレーRy3を駆動する駆動回路2a’とを具備する。すなわち、リモコンリレー駆動部2’ではリレーRy3を駆動して接点部r5を閉じることで蓄積回路8aに蓄積された電荷を信号線Laに放出することでリモコンリレーRRに励磁電流を供給するのである。
【0050】
次に本実施形態の機能追加装置A2の動作を説明する。
【0051】
まず、機能選択部5によって一時点灯が選択設定されている場合、制御部3は電流検出部1の検出回路1aを制御してリレーRy1を駆動し、リレー接点を切換接点gに切り換えてリレー動作抑止回路1bを信号線Laから切り離している。この状態でスイッチ装置Sが操作されてリモコンリレーRRが駆動されることにより負荷Lが点灯すると、電流検出部1では信号線La,Lbに流れる電流のレベルを閾値と比較することで励磁電流I2を検出するとともにその通電方向を検出して検出信号を制御部3に出力する。制御部3では上記検出信号に基づいて負荷Lがオフ(消灯)からオン(点灯)に切り換わったことを検知すると、タイマ部4をトリガして時間のカウントを開始させる。
【0052】
そして、タイマ部4のカウント時間が時間設定部7で設定されているオン時間に達すると、制御部3が制御信号を出力してリモコンリレー駆動部2’の駆動回路2a’がリレーRy3を駆動して接点部r5を閉じ、蓄積回路8aに蓄積された電荷を信号線Laに放出することでリモコンリレーRRに励磁電流を供給する。これにより、リモコンリレーRRが動作して主接点r0が開いて負荷Lが消灯する。つまり、機能追加装置A2の働きにより、スイッチ装置Sを操作して負荷Lが点灯してから所定のオン時間経過後に自動的に(スイッチ装置Sを操作せずに)負荷Lを消灯することができ、一時点灯の機能が実現できるものである。なお、オン時間のカウント中にスイッチ装置Sが操作された場合には、従来例で説明したようにスイッチ装置Sの第2のサイリスタSR2を介して流れる励磁電流I4でリモコンリレーRRが動作して主接点r0が開いて負荷Lが消灯し、電流検出部1にて励磁電流I4が検出されると制御部3がタイマ部4のカウント動作を停止して一時点灯の動作を中断する。また、リモコンリレーRRを手動で動作させて負荷Lを点灯した場合、電流検出部1では励磁電流I2を検出しないから、制御部3はタイマ部4をトリガしない。
【0053】
次に、機能選択部5によって遅れ消灯が選択設定されている場合について説明する。この場合、スイッチ装置SによってリモコンリレーRRを動作させて負荷Lを点灯すると、機能追加装置A2の電流検出部1がリモコンリレーRRを動作させるための励磁電流I2を検出し、検出回路1aがリレーRy2を駆動してリレー接点を切換接点fに切り換えて信号線Laにリレー動作抑止回路1bを接続する。この点灯状態からスイッチ装置Sの操作部を押操作すると励磁電流I4が流れようとするが、機能追加装置A2の信号線Laに接続されているリレー動作抑止回路1bによって励磁電流I4が減衰してリレー巻線L0を励磁することができず、リモコンリレーRRが動作せずに負荷Lの点灯状態が保持される。このとき、制御部3では電流検出部1にて励磁電流I4が検出されるとタイマ部4をトリガして時間のカウントを開始させると同時に検出回路1aにリレーRy2を駆動させてリレー接点を切換接点gに切り換え、信号線Laからリレー動作抑止回路1bを切り離す。
【0054】
そして、タイマ部4のカウント時間が時間設定部7で設定されている遅れ時間に達すると、一時点灯のオン時間のカウントアップ時と同様に制御部3が制御信号を出力してリモコンリレー駆動部2’から電源蓄積部8を電源としてリモコンリレーRRに励磁電流を供給し、リモコンリレーRRを動作させて主接点r0を開き、負荷Lを消灯する。つまり、機能追加装置A2の働きにより、負荷Lの点灯中にスイッチ装置Sを操作してから所定の遅れ時間経過後に負荷Lを消灯することができ、遅れ消灯の機能が実現できるものである。なお、遅れ時間のカウント中にスイッチ装置Sが操作された場合には、従来例で説明したようにスイッチ装置Sの第2のサイリスタSR2を介して流れる励磁電流I4でリモコンリレーRRが動作して主接点r0が開いて負荷Lが消灯し、電流検出部1にて励磁電流I4が検出されると制御部3がタイマ部4のカウント動作を停止して遅れ消灯の動作を中断する。また、リモコンリレーRRを手動で動作させて負荷Lを消灯した場合、電流検出部1では励磁電流I4を検出しないから、制御部3はタイマ部4をトリガしない。
【0055】
一方、本実施形態の機能追加装置A2は図17に示すような外観構造を有しており、器体10の凹所10a底面には端子ねじ12及び端子板13からなるねじ締め式の端子T1,T2が段違いに設けられている。但し、これ以外の構造は実施形態1と同一であるから詳しい説明は省略する。
【0056】
本実施形態は上述のように構成されるものであり、励磁電流を供給してリモコンリレーRRを駆動するための電源蓄積部8を備えたので、実施形態1のようにリモコントランスRTから励磁電流用の電源供給を受ける必要がないから、端子構造等の簡素化が図れるという利点がある。
【0057】
ところで、本実施形態においても機能選択部5及び時間設定部7は必ずしも具備する必要はなく、図18に示すように機能選択部5と時間設定部7の両方を省略して操作部15,16を有しない器体10を形成してもよい。あるいは、図19に示すように時間設定部7のみを具備して操作部16だけを器体10に設けるようにしたり、その反対に、図20に示すように機能選択部5のみを具備して操作部15だけを器体10に設けてもよい。
【0058】
(実施形態3)
本実施形態の機能追加装置A3は実施形態1と同一の回路構成を有するものであって、図21に示すように分電盤協約寸法に形成された器体20を備えている。
【0059】
器体20は全体が略凸形に形成され、突台部21の長手方向の一端側に端子ねじ22及び端子板23からなるねじ締め式の端子T1〜T3が設けられ、他端側には端子ねじ22及び端子板23からなるねじ締め式の端子T4,T5が設けられている。また、各端子T1〜T3間並びに端子T4,T5間には絶縁を確保するために絶縁壁24が立設されている。さらに、突台部21上面の長手方向略中央には凹所21aが形成されており、この凹所21aの底面に機能選択部5の操作部25並びに時間設定部7の操作部26が設けてある。
【0060】
機能選択部5の操作部25は実施形態1における操作部15と同一の構造を有し、凹所21a底面に形成された操作溝21b内でスライド自在に設けてある。なお、操作溝21bの近傍には選択可能な機能(一時点灯及び遅れ消灯)の文字が記されている。また、時間設定部7の操作部26も実施形態1における操作部16と同一の構造を有し、凹所21a底面に回動自在に配設される。なお、凹所21a底面の操作部26の周囲には操作部26によって設定されるオン時間又は遅れ時間の目安となる数字が記されている。このように機能選択部5及び時間設定部7の操作部25,26を器体20の表面に露設しているため、各操作部25,26が操作し易くなるものである。
【0061】
而して、本実施形態の機能追加装置A3は分電盤協約寸法に形成された器体20を備えているから、リモコンリレーRRとともにリレー制御盤に配設することができるとともに、スイッチ装置Sが多回路用の場合であっても任意の1回路に簡単に機能を追加することができるという利点がある。
【0062】
なお、機能選択部5及び時間設定部7は必ずしも具備する必要はなく、図22に示すように機能選択部5と時間設定部7の両方を省略して操作部25,26を有しない器体20を形成してもよい。あるいは、図23に示すように時間設定部7のみを具備して操作部26だけを器体20に設けるようにしたり、その反対に、機能選択部5のみを具備して操作部25だけを器体20に設けてもよい。
【0063】
(実施形態4)
本実施形態の機能追加装置A4は実施形態2と同一の回路構成を有するものであって、図24に示すように分電盤協約寸法に形成された器体20を備えている。但し、器体20は実施形態3の機能追加装置A3の器体20とほぼ同一の構造であって、突台部21の長手方向一端側に2つの端子T1,T2が設けられている点のみが異なる。よって、これ以外の構造については実施形態3と同一の符号を付して説明を省略する。
【0064】
而して、本実施形態の機能追加装置A4も分電盤協約寸法に形成された器体20を備えているから、リモコンリレーRRとともにリレー制御盤に配設することができるとともに、スイッチ装置Sが多回路用の場合であっても任意の1回路に簡単に機能を追加することができるという利点がある。
【0065】
なお、機能選択部5及び時間設定部7は必ずしも具備する必要はなく、図25に示すように機能選択部5と時間設定部7の両方を省略して操作部25,26を有しない器体20を形成してもよい。あるいは、図26に示すように時間設定部7のみを具備して操作部26だけを器体20に設けるようにしたり、その反対に、機能選択部5のみを具備して操作部25だけを器体20に設けてもよい。
【0066】
(実施形態5)
図27は本実施形態の機能追加装置A5を示すブロック図であり、図28は本実施形態を含む負荷制御システムのシステム構成の一例を示す構成図である。而して、実施形態1の機能追加装置A1がリモコンリレーRRに直接接続されるのに対し、本実施形態の機能追加装置A5はリモコントランスRTを介してリモコンリレーRRに接続され、且つスイッチ装置Sに直接接続される回路構成としている。但し、これ以外の基本的な回路構成は実施形態1と共通であるから、共通する構成については同一の符号を付して説明を省略する。
【0067】
而して、本実施形態の機能追加装置A5は、図29に示すように端子T2,T5の代わりに端子T3と送り配線された端子T6を設けた点が回路構成上で実施形態1の機能追加装置A1と異なるだけでリモコンリレー駆動部2や電流検出部1の回路構成は共通である。よって、本実施形態における負荷制御システムの動作も実施形態1のものと共通であるから説明は省略する。
【0068】
一方、本実施形態の機能追加装置A5は図30に示すような外観構造を有している。合成樹脂製の器体30は金属製の組立枠31,31によりボディとカバーを結合して構成されており、JISで規格化された大角形連用配線器具の1個モジュール寸法(JIS C 8375参照)に形成されている。器体30の前面略中央にはボス部32が突設されており、このボス部32の前面に機能選択部5の操作部15並びに時間設定部7の操作部16が設けられている。なお、2つの操作部15,16の構造は実施形態1のものと共通であるから説明は省略する。また、器体30背面の四隅にはねじ締め式の端子T1,T3,T4,T6が設けられている。さらに、組立枠31には、図示しない大角形連用配線器具の合成樹脂製の取付枠(JIS C 8375参照)が具備する係止孔に係止する一対の係止爪31a,31a、並びに図示しない大角形連用配線器具の金属製の取付枠(JIS C 8375参照)が具備する固着用爪部が係合する係合孔31bが形成してあり、係止爪31a,31a又は係合孔31bを使って合成樹脂製又は金属製の取付枠に取り付けることができる。
【0069】
ここで、スイッチ装置Sも大角形連用配線器具の1個モジュール寸法に形成されており、図31に示すように機能追加装置A5とスイッチ装置Sを同じ取付枠に連接して取り付けることができる。なお、取付枠の前面側にはプレート枠40が取り付けられ、さらにプレート枠40の前面側に化粧プレート41が取り付けられる。化粧プレート41には略中央にボス部の前面を露出する開口窓41aが設けてあり、この開口窓41aを通してスイッチ装置Sの操作部50並びに負荷Lの状態を表示する発光ダイオードLD1,LD2が外部に臨ませてある。但し、機能追加装置A5は化粧プレート41によって覆い隠されるため、機能選択部5の操作部15や時間設定部7の操作部16を操作する場合には化粧プレート41をプレート枠40から取り外す必要がある。
【0070】
本実施形態は上述のように構成されるものであって、例えば、リレー制御盤内に機能追加装置A1〜A4を配設するスペースがない場合であっても、スイッチ装置Sとともに本実施形態の機能追加装置A5を取付枠に取り付けて施工することができ、施工作業が容易になるとともにスペースを効率的に利用することができるという利点がある。
【0071】
ところで、本実施形態においても機能選択部5及び時間設定部7は必ずしも具備する必要はなく、図32に示すように機能選択部5と時間設定部7の両方をボス部32から省略して操作部15,16を有しない器体30を形成してもよい。あるいは、図33に示すように時間設定部7のみを具備して操作部16だけを器体30のボス部32に設けるようにしたり、その反対に、機能選択部5のみを具備して操作部15だけを器体30に設けてもよい。
【0072】
【発明の効果】
請求項1の発明は、リレー巻線を励磁することで電源から負荷への給電経路に挿入される主接点を開閉し且つ主接点に連動する補助接点によりリレー巻線の通電方向を切り換えるリモコンリレーと、リレー巻線に交流電流を供給する電源装置と、手動で操作可能な操作部を有し操作部の操作に応じてリレー巻線に励磁電流を流すスイッチ装置とを備えた負荷制御システムに用いられ、電源装置からリレー巻線への通電方向並びにリレー巻線の励磁電流を検出する検出手段と、リレー巻線に励磁電流を流してリモコンリレーを駆動する駆動手段と、検出手段の検出結果に基づいてリレー巻線に励磁電流を流すように駆動手段を制御する制御手段とを具備するので、検出手段で検出するリレー巻線への通電方向並びにリレー巻線の励磁電流の検出結果に基づき、制御手段が駆動手段を制御してリレー電流に励磁電流を流すため、スイッチ装置によらずに負荷への給電を停止したり、あるいはスイッチ装置の操作のタイミングと実際に負荷への給電を開始又は停止するタイミングとをずらすといったような新たな機能を、従来の負荷制御システムに簡単に追加することができるという効果がある。
【0073】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、制御手段は、スイッチ装置によってリレー巻線に励磁電流を流して電源から負荷への給電が開始された時点から所定のオン時間が経過した後に駆動手段を制御してリレー巻線に励磁電流を流すことで電源から負荷への給電を停止する一時オン動作を行うので、従来の負荷制御システムに一時オン動作の機能を簡単に追加することができるという効果がある。
【0074】
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、制御手段は、電源から負荷への給電中にスイッチ装置によってリレー巻線に励磁電流を流す操作が行われた場合に励磁電流がリレー巻線に流れるのを阻止し、スイッチ装置で上記操作が行われた時点から所定の遅れ時間が経過した後に駆動手段を制御してリレー巻線に励磁電流を流して電源から負荷への給電を停止する遅れオフ動作を行うので、従来の負荷制御システムに遅れオフ動作の機能を簡単に追加することができるという効果がある。
【0075】
請求項4の発明は、請求項1の発明において、制御手段は、スイッチ装置によってリレー巻線に励磁電流を流して電源から負荷への給電が開始された時点から所定のオン時間が経過した後に駆動手段を制御してリレー巻線に励磁電流を流すことで電源から負荷への給電を停止する一時オン動作と、電源から負荷への給電中にスイッチ装置によってリレー巻線に励磁電流を流す操作が行われた場合に励磁電流がリレー巻線に流れるのを阻止し、スイッチ装置で上記操作が行われた時点から所定の遅れ時間が経過した後に駆動手段を制御してリレー巻線に励磁電流を流して電源から負荷への給電を停止する遅れオフ動作との何れか一方が実行可能であって、制御手段が行う動作を、一時オン動作又は遅れオフ動作に選択して設定する選択手段を備えたので、従来の負荷制御システムに一時オン動作又は遅れオフ動作の機能を簡単に追加することができるとともに、1台で一時オン動作又は遅れオフ動作を選択して行うことができるために使い勝手が向上するという効果がある。
【0076】
請求項5の発明は、請求項2又は3又は4の発明において、オン時間又は遅れ時間を可変して設定する時間設定手段を備えたので、用途や使用状況に応じて適切なオン時間又は遅れ時間を設定することができるために使い勝手が向上するという効果がある。
【0077】
請求項6の発明は、請求項1〜5の何れかの発明において、駆動手段は、電源装置から供給される電流を励磁電流とするので、従来の電源装置を利用することで新たな電源の追加が不要になるという効果がある。
【0078】
請求項7の発明は、請求項1〜5の何れかの発明において、励磁電流を供給してリモコンリレーを駆動するための駆動電源を備えたので、別途電源を接続する必要がないから端子構造等の簡素化が図れるという効果がある。
【0079】
請求項8の発明は、請求項1〜7の何れかの発明において、各手段を納装する器体に、リレー巻線への通電経路と接続されたリモコンリレーの信号端子に直接接続されるリレー側端子部、並びにスイッチ装置が接続されるスイッチ側端子部を設けたので、リモコンリレーの設置場所に配設する際にスペースを効率的に利用することができ、また、スイッチ装置が多回路用の場合であっても任意の1回路に簡単に機能を追加することができるという効果がある。
【0080】
請求項9の発明は、請求項8の発明において、リモコンリレーのケースに形成された段部と係合する係合部を器体に設けたので、リモコンリレーのケースに対する器体のがたつきを防ぐことができるという効果がある。
【0081】
請求項10の発明は、請求項1〜7の何れかの発明において、各手段を納装する器体を、規格化された分電盤協約寸法に形成したので、リモコンリレーとともにリレー制御盤に配設することができ、スイッチ装置が多回路用の場合であっても任意の1回路に簡単に機能を追加することができるという効果がある。
【0082】
請求項11の発明は、請求項1〜7の何れかの発明において、各手段を納装する器体を、規格化された大角形連用配線器具の取付枠に取付可能としたので、例えば、スイッチ装置が大角形連用配線器具の取付枠に取付可能であれば、スイッチ装置とともに取付枠に取り付けて施工することができ、施工作業が容易になるとともにスペースを効率的に利用することができるという効果がある。
【0083】
請求項12の発明は、請求項4又は8又は10又は11の発明において、各手段を納装する器体の表面に選択手段の操作部を露設したので、選択手段の操作部が操作し易くなるという効果がある。
【0084】
請求項13の発明は、請求項5又は8又は10又は11各手段を納装する器体の表面に時間設定手段の操作部を露設したので、時間設定手段の操作部が操作し易くなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示すブロック図である。
【図2】同上を含む負荷制御システムのシステム構成図である。
【図3】同上における電流検出部の概略回路構成図である。
【図4】同上におけるリモコンリレー駆動部の概略回路構成図である。
【図5】同上の動作説明図である。
【図6】同上の動作説明図である。
【図7】同上の動作説明図である。
【図8】同上の動作説明図である。
【図9】同上を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図、(d)は上面図である。
【図10】同上のリモコンリレーに接続した状態を示し、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は正面図、(d)は背面図である。
【図11】同上の他の構造を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図、(d)は上面図である。
【図12】同上のさらに他の構造を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図、(d)は上面図である。
【図13】同上のさらにまた他の構造を示す正面図である。
【図14】実施形態2を示すブロック図である。
【図15】同上を含む負荷制御システムのシステム構成図である。
【図16】同上における電流検出部、リモコンリレー駆動部2並びに電源蓄積部の概略回路構成図である。
【図17】同上を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図、(d)は上面図である。
【図18】同上の他の構造を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図、(d)は上面図である。
【図19】同上のさらに他の構造を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図、(d)は上面図である。
【図20】同上のさらにまた他の構造を示す正面図である。
【図21】実施形態3を示し、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図22】同上の他の構造を示し、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図23】同上のさらに他の構造を示し、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図24】実施形態4を示し、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図25】同上の他の構造を示し、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図26】同上のさらに他の構造を示し、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図27】実施形態5を示すブロック図である。
【図28】同上を含む負荷制御システムのシステム構成図である。
【図29】同上におけるリモコンリレー駆動部2の概略回路構成図である。
【図30】同上を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図である。
【図31】同上の施工状態を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図32】同上の他の構造を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図である。
【図33】同上のさらに他の構造を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図である。
【図34】従来の負荷制御システムの動作説明図である。
【図35】同上の動作説明図である。
【図36】同上の動作説明図である。
【図37】同上の動作説明図である。
【符号の説明】
1 電流検出部
2 リモコンリレー駆動部
3 制御部
4 タイマ部
5 機能選択部
6 電源回路部
7 時間設定部

Claims (13)

  1. リレー巻線を励磁することで電源から負荷への給電経路に挿入される主接点を開閉し且つ主接点に連動する補助接点によりリレー巻線の通電方向を切り換えるリモコンリレーと、リレー巻線に交流電流を供給する電源装置と、手動で操作可能な操作部を有し操作部の操作に応じてリレー巻線に励磁電流を流すスイッチ装置とを備えた負荷制御システムに用いられ、電源装置からリレー巻線への通電方向並びにリレー巻線の励磁電流を検出する検出手段と、リレー巻線に励磁電流を流してリモコンリレーを駆動する駆動手段と、検出手段の検出結果に基づいてリレー巻線に励磁電流を流すように駆動手段を制御する制御手段とを具備することを特徴とする負荷制御システムの機能追加装置。
  2. 制御手段は、スイッチ装置によってリレー巻線に励磁電流を流して電源から負荷への給電が開始された時点から所定のオン時間が経過した後に駆動手段を制御してリレー巻線に励磁電流を流すことで電源から負荷への給電を停止する一時オン動作を行うことを特徴とする請求項1記載の負荷制御システムの機能追加装置。
  3. 制御手段は、電源から負荷への給電中にスイッチ装置によってリレー巻線に励磁電流を流す操作が行われた場合に励磁電流がリレー巻線に流れるのを阻止し、スイッチ装置で上記操作が行われた時点から所定の遅れ時間が経過した後に駆動手段を制御してリレー巻線に励磁電流を流して電源から負荷への給電を停止する遅れオフ動作を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の負荷制御システムの機能追加装置。
  4. 制御手段は、スイッチ装置によってリレー巻線に励磁電流を流して電源から負荷への給電が開始された時点から所定のオン時間が経過した後に駆動手段を制御してリレー巻線に励磁電流を流すことで電源から負荷への給電を停止する一時オン動作と、電源から負荷への給電中にスイッチ装置によってリレー巻線に励磁電流を流す操作が行われた場合に励磁電流がリレー巻線に流れるのを阻止し、スイッチ装置で上記操作が行われた時点から所定の遅れ時間が経過した後に駆動手段を制御してリレー巻線に励磁電流を流して電源から負荷への給電を停止する遅れオフ動作との何れか一方が実行可能であって、制御手段が行う動作を、一時オン動作又は遅れオフ動作に選択して設定する選択手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の負荷制御システムの機能追加装置。
  5. オン時間又は遅れ時間を可変して設定する時間設定手段を備えたことを特徴とする請求項2又は3又は4記載の負荷制御システムの機能追加装置。
  6. 駆動手段は、電源装置から供給される電流を励磁電流とすることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の負荷制御システムの機能追加装置。
  7. 励磁電流を供給してリモコンリレーを駆動するための駆動電源を備えたことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の負荷制御システムの機能追加装置。
  8. 各手段を納装する器体に、リレー巻線への通電経路と接続されたリモコンリレーの信号端子に直接接続されるリレー側端子部、並びにスイッチ装置が接続されるスイッチ側端子部を設けたことを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の負荷制御システムの機能追加装置。
  9. リモコンリレーのケースに形成された段部と係合する係合部を器体に設けたことを特徴とする請求項8記載の負荷制御システムの機能追加装置。
  10. 各手段を納装する器体を、規格化された分電盤協約寸法に形成したことを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の負荷制御システムの機能追加装置。
  11. 各手段を納装する器体を、規格化された大角形連用配線器具の取付枠に取付可能としたことを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の負荷制御システムの機能追加装置。
  12. 各手段を納装する器体の表面に選択手段の操作部を露設したことを特徴とする請求項4又は8又は10又は11記載の負荷制御システムの機能追加装置。
  13. 各手段を納装する器体の表面に時間設定手段の操作部を露設したことを特徴とする請求項5又は8又は10又は11記載の負荷制御システムの機能追加装置。
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