JPH11285172A - 遠隔監視制御システムの制御用端末器 - Google Patents
遠隔監視制御システムの制御用端末器Info
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- JPH11285172A JPH11285172A JP10028298A JP10028298A JPH11285172A JP H11285172 A JPH11285172 A JP H11285172A JP 10028298 A JP10028298 A JP 10028298A JP 10028298 A JP10028298 A JP 10028298A JP H11285172 A JPH11285172 A JP H11285172A
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- Japan
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- control
- terminal
- triac
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- Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】回路素子の数を削減した遠隔監視制御システム
の制御用端末器を提供する。 【解決手段】リモコンリレー5がオフしている状態で、
信号処理部10がフォトカプラPC1をオンさせ、フォ
トカプラPC1のオン時に出力端子t2側が正電位にな
ると、フォトカプラPC1の二次側に電流が流れて、ト
ライアックS1がトリガされ、リモコンリレー5に電流
が流れて、リモコンリレー5がオン動作する。一方、リ
モコンリレー5がオンしている状態で、信号処理部10
がフォトカプラPC2をオンさせ、フォトカプラPC2
のオン時に出力端子t1側が正電位になると、フォトカ
プラPC2の二次側に電流が流れて、トライアックS1
がトリガされ、リモコンリレー5に電流が流れて、リモ
コンリレー5がオフ動作する。
の制御用端末器を提供する。 【解決手段】リモコンリレー5がオフしている状態で、
信号処理部10がフォトカプラPC1をオンさせ、フォ
トカプラPC1のオン時に出力端子t2側が正電位にな
ると、フォトカプラPC1の二次側に電流が流れて、ト
ライアックS1がトリガされ、リモコンリレー5に電流
が流れて、リモコンリレー5がオン動作する。一方、リ
モコンリレー5がオンしている状態で、信号処理部10
がフォトカプラPC2をオンさせ、フォトカプラPC2
のオン時に出力端子t1側が正電位になると、フォトカ
プラPC2の二次側に電流が流れて、トライアックS1
がトリガされ、リモコンリレー5に電流が流れて、リモ
コンリレー5がオフ動作する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠隔監視制御シス
テムの制御用端末器に関するものである。
テムの制御用端末器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の遠隔監視制御システムの概略構
成図を図8に示す。このシステムでは、従来より、図8
に示すように、照明負荷などの負荷を制御する制御用端
末器2と、スイッチを備える操作用端末器3とを2線式
の信号線4に分岐接続するとともに、この信号線4を通
して制御用端末器2および操作用端末器3を伝送処理装
置1に接続しており、制御用端末器2は、リモコントラ
ンス6からリモコンリレー5にパルス的に電源を供給す
ることによりリモコンリレー5の主接点を反転動作させ
て、リモコンリレー5の主接点に接続されている負荷を
オンオフする。尚、各端末器2,3にはそれぞれ固有の
アドレスが設定されている。
成図を図8に示す。このシステムでは、従来より、図8
に示すように、照明負荷などの負荷を制御する制御用端
末器2と、スイッチを備える操作用端末器3とを2線式
の信号線4に分岐接続するとともに、この信号線4を通
して制御用端末器2および操作用端末器3を伝送処理装
置1に接続しており、制御用端末器2は、リモコントラ
ンス6からリモコンリレー5にパルス的に電源を供給す
ることによりリモコンリレー5の主接点を反転動作させ
て、リモコンリレー5の主接点に接続されている負荷を
オンオフする。尚、各端末器2,3にはそれぞれ固有の
アドレスが設定されている。
【0003】このシステムでは、伝送処理装置1から図
9(a)に示すような形式を有した伝送信号Vsを送出
することにより、各端末器2,3との間でデータを授受
する。すなわち、伝送信号Vsは、信号の送出開始を示
すスタートパルスST、信号のモードを示すモードデー
タMD、各端末器2,3を個別に認識するためのアドレ
スデータAD、負荷への制御内容を示す制御データC
D、伝送誤りを検出するチェックサムデータのようなエ
ラー訂正符号CS、各端末器2,3からの返送期間を設
定する信号返送期間WTよりなる双極性(±24V)の
時分割多重信号であり、パルス幅変調によってデータが
伝送されるようになっている〔図9(b)参照〕。各端
末器2,3では、信号線4を介して受信された伝送信号
VsのアドレスデータADに含まれるアドレスがあらか
じめ設定されているアドレスと一致したときに、その伝
送信号Vsの制御データCDを取り込むとともに、伝送
信号Vsの信号返送期間WTに同期して監視データを電
流モード信号(信号線4の線間を適当な低インピーダン
スを介して短絡して送出される信号)として返送するよ
うになっている。
9(a)に示すような形式を有した伝送信号Vsを送出
することにより、各端末器2,3との間でデータを授受
する。すなわち、伝送信号Vsは、信号の送出開始を示
すスタートパルスST、信号のモードを示すモードデー
タMD、各端末器2,3を個別に認識するためのアドレ
スデータAD、負荷への制御内容を示す制御データC
D、伝送誤りを検出するチェックサムデータのようなエ
ラー訂正符号CS、各端末器2,3からの返送期間を設
定する信号返送期間WTよりなる双極性(±24V)の
時分割多重信号であり、パルス幅変調によってデータが
伝送されるようになっている〔図9(b)参照〕。各端
末器2,3では、信号線4を介して受信された伝送信号
VsのアドレスデータADに含まれるアドレスがあらか
じめ設定されているアドレスと一致したときに、その伝
送信号Vsの制御データCDを取り込むとともに、伝送
信号Vsの信号返送期間WTに同期して監視データを電
流モード信号(信号線4の線間を適当な低インピーダン
スを介して短絡して送出される信号)として返送するよ
うになっている。
【0004】一方、伝送処理装置1には、ダミー信号送
信手段と、割込み処理手段とが設けられている。ダミー
信号送信手段は、モードデータMDをダミーモードとし
てアドレスデータADをサイクリックに変えた伝送信号
Vsを常時送出する。また、割込み処理手段では、ダミ
ーモードの伝送信号VsのスタートパルスSTに同期し
て操作用端末器3から図9(c)に示すような割込み信
号Viが発生したときに、ポーリングにより割込み信号
Viを発生した操作用端末器3のアドレスを検出し、こ
の操作用端末器3をアクセスして監視データを返送させ
るようになっている。
信手段と、割込み処理手段とが設けられている。ダミー
信号送信手段は、モードデータMDをダミーモードとし
てアドレスデータADをサイクリックに変えた伝送信号
Vsを常時送出する。また、割込み処理手段では、ダミ
ーモードの伝送信号VsのスタートパルスSTに同期し
て操作用端末器3から図9(c)に示すような割込み信
号Viが発生したときに、ポーリングにより割込み信号
Viを発生した操作用端末器3のアドレスを検出し、こ
の操作用端末器3をアクセスして監視データを返送させ
るようになっている。
【0005】伝送処理装置1では、上述のようにして操
作用端末器3からのアドレスデータを受け取ると、アド
レスによる対応関係があらかじめ設定されている制御用
端末器2への制御データCDを監視データに基づいて作
成し信号線4を介して時分割多重伝送する。指定された
制御用端末器2が制御データを受け取ると、この制御デ
ータに応じてリモコンリレー5を動作させるために、リ
モコントランス6からリモコンリレー5にパルス的に電
源(AC24V)を供給して、リモコンリレー5の補助
接点を反転動作させる。リモコンリレー5は反転した状
態を自己保持し、リモコンリレー5の主接点に接続され
ている負荷(図示せず)を動作させるのである。この
時、伝送処理装置1は制御端末器2に伝送信号Vsを出
力してリモコンリレー5の動作状態を要求し、制御端末
器2は伝送信号Vsの信号返送期間WTに同期してリモ
コンリレー5の動作状態を示す状態データを伝送処理装
置1に返送する。伝送処理装置1は制御用端末器2から
受信した状態データに基づいて対応する操作用端末器3
に状態データを送信し、この状態データを受信した操作
用端末器3はリモコンリレー5の動作状態に応じてモニ
タ用のLED(図示せず)を点灯/消灯させる。ここ
に、制御用端末器2や操作用端末器3の動作用の電源
は、上記伝送信号Vsを全波整流することによって得ら
れている。
作用端末器3からのアドレスデータを受け取ると、アド
レスによる対応関係があらかじめ設定されている制御用
端末器2への制御データCDを監視データに基づいて作
成し信号線4を介して時分割多重伝送する。指定された
制御用端末器2が制御データを受け取ると、この制御デ
ータに応じてリモコンリレー5を動作させるために、リ
モコントランス6からリモコンリレー5にパルス的に電
源(AC24V)を供給して、リモコンリレー5の補助
接点を反転動作させる。リモコンリレー5は反転した状
態を自己保持し、リモコンリレー5の主接点に接続され
ている負荷(図示せず)を動作させるのである。この
時、伝送処理装置1は制御端末器2に伝送信号Vsを出
力してリモコンリレー5の動作状態を要求し、制御端末
器2は伝送信号Vsの信号返送期間WTに同期してリモ
コンリレー5の動作状態を示す状態データを伝送処理装
置1に返送する。伝送処理装置1は制御用端末器2から
受信した状態データに基づいて対応する操作用端末器3
に状態データを送信し、この状態データを受信した操作
用端末器3はリモコンリレー5の動作状態に応じてモニ
タ用のLED(図示せず)を点灯/消灯させる。ここ
に、制御用端末器2や操作用端末器3の動作用の電源
は、上記伝送信号Vsを全波整流することによって得ら
れている。
【0006】以上の動作をまとめると、操作用端末器3
はスイッチが操作されると信号線4に割り込み信号Vi
を送出し、割込み信号Viを受信した伝送処理装置1で
はポーリングにより割り込み信号Viを送出した操作用
端末器3のアドレスを検出して、この操作用端末器3に
伝送信号Vsを送出し、信号返送期間に操作用端末器3
から負荷の制御に対応する監視データを受信する。伝送
処理装置1には受信したアドレスデータに対し制御デー
タCDを伝送すべき相手方のアドレスデータが格納され
ており、このアドレスデータADを含む伝送信号Vsを
送出することによって目的の制御用端末器2に制御デー
タCDを伝送して負荷を制御することができる。
はスイッチが操作されると信号線4に割り込み信号Vi
を送出し、割込み信号Viを受信した伝送処理装置1で
はポーリングにより割り込み信号Viを送出した操作用
端末器3のアドレスを検出して、この操作用端末器3に
伝送信号Vsを送出し、信号返送期間に操作用端末器3
から負荷の制御に対応する監視データを受信する。伝送
処理装置1には受信したアドレスデータに対し制御デー
タCDを伝送すべき相手方のアドレスデータが格納され
ており、このアドレスデータADを含む伝送信号Vsを
送出することによって目的の制御用端末器2に制御デー
タCDを伝送して負荷を制御することができる。
【0007】制御用端末器2の概略の回路図を図10に
示す。尚、図10はリモコンリレー5がオフしている状
態を示している。制御用端末器2の信号処理部10は、
伝送処理装置1から信号線4を介して送信された伝送信
号Vsを受信して、内部回路を動作させるための動作電
源を生成するとともに、伝送信号Vsに含まれる制御デ
ータに応じてフォトカプラPC1又はPC2の一次側に
電流を流す。
示す。尚、図10はリモコンリレー5がオフしている状
態を示している。制御用端末器2の信号処理部10は、
伝送処理装置1から信号線4を介して送信された伝送信
号Vsを受信して、内部回路を動作させるための動作電
源を生成するとともに、伝送信号Vsに含まれる制御デ
ータに応じてフォトカプラPC1又はPC2の一次側に
電流を流す。
【0008】伝送処理装置1が制御用端末器2にリモコ
ンリレー5をオンする伝送信号Vsを送信すると、信号
処理部10はフォトカプラPC1の一次側に電流を流し
て、フォトカプラPC1の二次側をオンし、サイリスタ
SCR1のゲートをトリガする。この時サイリスタSC
R1がオンして、リモコントランス6→サイリスタSC
R1→リモコンリレー5→リモコントランス6の経路で
矢印Aの向きに電流が流れて、リモコンリレー5が反転
動作する。すなわち、主接点RY1がオンしてオン状態
を自己保持するとともに、補助接点ry1がダイオード
D2側に切り換わり、矢印Aの経路で電流が流れなくな
る。主接点RY1がオンすると、負荷7に主接点RY1
を介して電源8が供給され、負荷7が動作する。
ンリレー5をオンする伝送信号Vsを送信すると、信号
処理部10はフォトカプラPC1の一次側に電流を流し
て、フォトカプラPC1の二次側をオンし、サイリスタ
SCR1のゲートをトリガする。この時サイリスタSC
R1がオンして、リモコントランス6→サイリスタSC
R1→リモコンリレー5→リモコントランス6の経路で
矢印Aの向きに電流が流れて、リモコンリレー5が反転
動作する。すなわち、主接点RY1がオンしてオン状態
を自己保持するとともに、補助接点ry1がダイオード
D2側に切り換わり、矢印Aの経路で電流が流れなくな
る。主接点RY1がオンすると、負荷7に主接点RY1
を介して電源8が供給され、負荷7が動作する。
【0009】次に、伝送処理装置1が制御用端末器2に
リモコンリレー5をオフする伝送信号Vsを送信する
と、信号処理部10はフォトカプラPC2の一次側に電
流を流して、フォトカプラPC2の二次側をオンし、サ
イリスタSCR2のゲートをトリガする。この時サイリ
スタSCR2がオンして、リモコントランス6→リモコ
ンリレー5→サイリスタSCR2→リモコントランス6
の経路で矢印Bの向きに電流が流れ、リモコンリレー5
が反転動作する。すなわち、主接点RY1がオフしてオ
フ状態を自己保持するとともに、補助接点ry1がダイ
オードD1側に切り換わり、矢印Bの経路で電流が流れ
なくなる。主接点RY1がオフすると、負荷7への電源
8の供給が遮断され、負荷7の動作が停止する。
リモコンリレー5をオフする伝送信号Vsを送信する
と、信号処理部10はフォトカプラPC2の一次側に電
流を流して、フォトカプラPC2の二次側をオンし、サ
イリスタSCR2のゲートをトリガする。この時サイリ
スタSCR2がオンして、リモコントランス6→リモコ
ンリレー5→サイリスタSCR2→リモコントランス6
の経路で矢印Bの向きに電流が流れ、リモコンリレー5
が反転動作する。すなわち、主接点RY1がオフしてオ
フ状態を自己保持するとともに、補助接点ry1がダイ
オードD1側に切り換わり、矢印Bの経路で電流が流れ
なくなる。主接点RY1がオフすると、負荷7への電源
8の供給が遮断され、負荷7の動作が停止する。
【0010】このように、リモコンリレー5はラッチン
グタイプのリレーなので、リモコンリレー5をオン動作
/オフ動作させる動作電流を流す期間は、主接点RY1
を反転させる一瞬だけで良い。尚、図10には1個のリ
モコンリレー5を動作させる1回路分の構成のみを示し
ている。
グタイプのリレーなので、リモコンリレー5をオン動作
/オフ動作させる動作電流を流す期間は、主接点RY1
を反転させる一瞬だけで良い。尚、図10には1個のリ
モコンリレー5を動作させる1回路分の構成のみを示し
ている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した遠隔監視制御
システムの制御用端末器では、リモコンリレー5をオン
動作させるためのサイリスタSCR1と、オフ動作させ
るためのサイリスタSCR2とを設けており、サイリス
タが2つ必要であり、個々のサイリスタについてノイズ
防止用の回路などを設ける必要があり、回路を構成する
素子の数が多いという問題があった。
システムの制御用端末器では、リモコンリレー5をオン
動作させるためのサイリスタSCR1と、オフ動作させ
るためのサイリスタSCR2とを設けており、サイリス
タが2つ必要であり、個々のサイリスタについてノイズ
防止用の回路などを設ける必要があり、回路を構成する
素子の数が多いという問題があった。
【0012】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
であり、その目的とするところは、負荷を駆動する回路
を構成する素子の数を削減した遠隔監視制御システムの
制御用端末器を提供することにある。
であり、その目的とするところは、負荷を駆動する回路
を構成する素子の数を削減した遠隔監視制御システムの
制御用端末器を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、固有のアドレスがそれぞれ設
定された操作用端末器及び制御用端末器を2線式の信号
線を介して伝送処理装置に接続し、この伝送処理装置か
らは各端末器を個別に呼び出すアドレスデータを含む伝
送信号を信号線に時分割多重で送出することによって操
作用端末器及び制御用端末器を個別にアクセスし、伝送
信号に同期して設定した信号返送期間に操作用端末器か
らの操作データを受信すると、操作データに基づいて制
御データを作成し、操作データを発生した操作用端末器
に対応した制御用端末器に対して制御データを上記伝送
信号により伝送し、当該制御用端末器では受信した制御
データにより負荷の動作を制御する遠隔監視制御システ
ムの制御用端末器であって、上記伝送処理装置から上記
信号線により時分割多重で伝送されるアドレスデータや
制御データを含む伝送信号を受信する受信部と、受信部
が受信した伝送信号に含まれる制御データに応じて、リ
モコンリレーと交流電源との間に接続されたトライアッ
クをトリガして、リモコンリレーをオンオフさせる制御
部とを備え、リモコンリレーをオンする際にトライアッ
クをトリガするタイミングと、リモコンリレーをオフす
る際にトライアックをトリガするタイミングとを交流電
源の出力の極性に応じて設定しているので、トライアッ
クをトリガするタイミングをリモコントランスのオン時
とオフ時とでわけることによって、1個のトライアック
でリモコンリレーを動作させることができ、従来回路の
ように2個のサイリスタを用いた場合に比べて、回路を
構成する素子の数を減らすことができ、制御用端末器の
小型化が図れる。
に、請求項1の発明では、固有のアドレスがそれぞれ設
定された操作用端末器及び制御用端末器を2線式の信号
線を介して伝送処理装置に接続し、この伝送処理装置か
らは各端末器を個別に呼び出すアドレスデータを含む伝
送信号を信号線に時分割多重で送出することによって操
作用端末器及び制御用端末器を個別にアクセスし、伝送
信号に同期して設定した信号返送期間に操作用端末器か
らの操作データを受信すると、操作データに基づいて制
御データを作成し、操作データを発生した操作用端末器
に対応した制御用端末器に対して制御データを上記伝送
信号により伝送し、当該制御用端末器では受信した制御
データにより負荷の動作を制御する遠隔監視制御システ
ムの制御用端末器であって、上記伝送処理装置から上記
信号線により時分割多重で伝送されるアドレスデータや
制御データを含む伝送信号を受信する受信部と、受信部
が受信した伝送信号に含まれる制御データに応じて、リ
モコンリレーと交流電源との間に接続されたトライアッ
クをトリガして、リモコンリレーをオンオフさせる制御
部とを備え、リモコンリレーをオンする際にトライアッ
クをトリガするタイミングと、リモコンリレーをオフす
る際にトライアックをトリガするタイミングとを交流電
源の出力の極性に応じて設定しているので、トライアッ
クをトリガするタイミングをリモコントランスのオン時
とオフ時とでわけることによって、1個のトライアック
でリモコンリレーを動作させることができ、従来回路の
ように2個のサイリスタを用いた場合に比べて、回路を
構成する素子の数を減らすことができ、制御用端末器の
小型化が図れる。
【0014】請求項2の発明では、固有のアドレスがそ
れぞれ設定された操作用端末器及び制御用端末器を2線
式の信号線を介して伝送処理装置に接続し、この伝送処
理装置からは各端末器を個別に呼び出すアドレスデータ
を含む伝送信号を信号線に時分割多重で送出することに
よって操作用端末器及び制御用端末器を個別にアクセス
し、伝送信号に同期して設定した信号返送期間に操作用
端末器からの操作データを受信すると、操作データに基
づいて制御データを作成し、操作データを発生した操作
用端末器に対応した制御用端末器に対して制御データを
上記伝送信号により伝送し、当該制御用端末器では受信
した制御データにより負荷の動作を制御する遠隔監視制
御システムの制御用端末器であって、上記伝送処理装置
から上記信号線により時分割多重で伝送されるアドレス
データを含む伝送信号を受信する受信部を備え、受信部
が受信した伝送信号に含まれる制御データに応じて、負
荷と交流電源との間に接続されたトライアックをトリガ
して、負荷をオンオフする制御部とを備えており、トラ
イアックを用いて負荷を直接オンオフしているので、請
求項1の発明と同様、従来回路のように2個のサイリス
タを用いた場合に比べて、回路を構成する素子の数を減
らすことができる。また、リモコンリレーなどの機械接
点を無くしているので、制御用端末器の寿命を伸ばすこ
とができ、しかも動作音を無くすことができる。
れぞれ設定された操作用端末器及び制御用端末器を2線
式の信号線を介して伝送処理装置に接続し、この伝送処
理装置からは各端末器を個別に呼び出すアドレスデータ
を含む伝送信号を信号線に時分割多重で送出することに
よって操作用端末器及び制御用端末器を個別にアクセス
し、伝送信号に同期して設定した信号返送期間に操作用
端末器からの操作データを受信すると、操作データに基
づいて制御データを作成し、操作データを発生した操作
用端末器に対応した制御用端末器に対して制御データを
上記伝送信号により伝送し、当該制御用端末器では受信
した制御データにより負荷の動作を制御する遠隔監視制
御システムの制御用端末器であって、上記伝送処理装置
から上記信号線により時分割多重で伝送されるアドレス
データを含む伝送信号を受信する受信部を備え、受信部
が受信した伝送信号に含まれる制御データに応じて、負
荷と交流電源との間に接続されたトライアックをトリガ
して、負荷をオンオフする制御部とを備えており、トラ
イアックを用いて負荷を直接オンオフしているので、請
求項1の発明と同様、従来回路のように2個のサイリス
タを用いた場合に比べて、回路を構成する素子の数を減
らすことができる。また、リモコンリレーなどの機械接
点を無くしているので、制御用端末器の寿命を伸ばすこ
とができ、しかも動作音を無くすことができる。
【0015】請求項3の発明では、請求項1の発明にお
いて、リモコンリレーの動作状態を表示する動作表示灯
を設けているので、リモコンリレーの動作状態を容易に
把握することができる。請求項4の発明では、請求項1
の発明において、リモコンリレーの動作が正常か否かを
検出する異常検出手段と、異常検出手段の検出結果に応
じてリモコンリレーの異常状態を点灯状態で表示する異
常表示灯とを設けており、請求項5の発明では、異常検
出手段はリモコンリレーに流れる電流に基づいてリモコ
ンリレーの動作が正常か否かを検出しており、異常表示
灯の点灯状態からリモコンリレーの異常を容易に把握す
ることができる。
いて、リモコンリレーの動作状態を表示する動作表示灯
を設けているので、リモコンリレーの動作状態を容易に
把握することができる。請求項4の発明では、請求項1
の発明において、リモコンリレーの動作が正常か否かを
検出する異常検出手段と、異常検出手段の検出結果に応
じてリモコンリレーの異常状態を点灯状態で表示する異
常表示灯とを設けており、請求項5の発明では、異常検
出手段はリモコンリレーに流れる電流に基づいてリモコ
ンリレーの動作が正常か否かを検出しており、異常表示
灯の点灯状態からリモコンリレーの異常を容易に把握す
ることができる。
【0016】請求項6の発明では、請求項1又は2の発
明において、アドレスデータの設定値を表示する液晶表
示部を設けているので、アドレスの設定値を容易に読み
取ることができ、設定作業の作業性が向上する。請求項
7の発明では、請求項1の発明において、リモコンリレ
ーのオンオフ状態を外部に出力する出力部を設けている
ので、出力部の信号を外部で利用することができる。し
たがって、リモコンリレーのオンオフ状態を外部に出力
したい場合に、オンオフ状態を外部に出力する補助接点
を備えたリモコンリレーを用いる必要がない。
明において、アドレスデータの設定値を表示する液晶表
示部を設けているので、アドレスの設定値を容易に読み
取ることができ、設定作業の作業性が向上する。請求項
7の発明では、請求項1の発明において、リモコンリレ
ーのオンオフ状態を外部に出力する出力部を設けている
ので、出力部の信号を外部で利用することができる。し
たがって、リモコンリレーのオンオフ状態を外部に出力
したい場合に、オンオフ状態を外部に出力する補助接点
を備えたリモコンリレーを用いる必要がない。
【0017】請求項8の発明では、請求項1又は2の発
明において、外部から接点信号が入力される接点入力部
を設け、接点入力部に入力された接点信号に応じて制御
部がトライアックをトリガしており、請求項9の発明で
は、上記接点信号は外部に設けた自動点滅器やタイマか
ら入力される接点信号であるので、EEスイッチやタイ
マなどの接点信号を用い、EEスイッチやタイマと連動
して負荷を動作させることができる。
明において、外部から接点信号が入力される接点入力部
を設け、接点入力部に入力された接点信号に応じて制御
部がトライアックをトリガしており、請求項9の発明で
は、上記接点信号は外部に設けた自動点滅器やタイマか
ら入力される接点信号であるので、EEスイッチやタイ
マなどの接点信号を用い、EEスイッチやタイマと連動
して負荷を動作させることができる。
【0018】請求項10の発明では、請求項7乃至9の
発明において、一端部にコネクタが配線されたケーブル
を介して外部との間で入出力を行っているので、外部機
器との接続をコネクタを用いて容易に行うことができ
る。請求項11の発明では、請求項10の発明におい
て、上記ケーブルの他端部にプラグを設け、上記プラグ
が着脱自在に接続されるソケットを制御用端末器の端末
器本体に設けているので、ケーブルの着脱を容易に行え
る。
発明において、一端部にコネクタが配線されたケーブル
を介して外部との間で入出力を行っているので、外部機
器との接続をコネクタを用いて容易に行うことができ
る。請求項11の発明では、請求項10の発明におい
て、上記ケーブルの他端部にプラグを設け、上記プラグ
が着脱自在に接続されるソケットを制御用端末器の端末
器本体に設けているので、ケーブルの着脱を容易に行え
る。
【0019】請求項12の発明では、請求項1又は2の
発明において、トライアックの両端間にコンデンサと抵
抗とを直列に接続しているので、トライアックに加わる
サージ電圧やノイズを低減して、トライアックの誤動作
を防止できる。請求項13の発明では、請求項1又は2
の発明において、制御部の出力信号に応じてトライアッ
クをトリガするフォトカプラを設け、フォトカプラの二
次側の端子間に互いに逆向きに直列接続された1対のツ
ェナーダイオードを接続しているので、フォトカプラの
両端に発生する電圧の最大値を規制して、フォトカプラ
に耐圧の小さい素子を使用することができる。
発明において、トライアックの両端間にコンデンサと抵
抗とを直列に接続しているので、トライアックに加わる
サージ電圧やノイズを低減して、トライアックの誤動作
を防止できる。請求項13の発明では、請求項1又は2
の発明において、制御部の出力信号に応じてトライアッ
クをトリガするフォトカプラを設け、フォトカプラの二
次側の端子間に互いに逆向きに直列接続された1対のツ
ェナーダイオードを接続しているので、フォトカプラの
両端に発生する電圧の最大値を規制して、フォトカプラ
に耐圧の小さい素子を使用することができる。
【0020】請求項14の発明では、請求項13の発明
において、上記フォトカプラはトライアックのゲートと
アースとの間に接続され、トライアックのオフ時はトラ
イアックのゲートとアースとの間を短絡し、トライアッ
クをトリガする際にゲートとアースとの間を開放してい
るので、トライアックのオフ時にトライアックのゲート
をアースに接続することにより、トライアックの耐ノイ
ズ性を向上させることができる。
において、上記フォトカプラはトライアックのゲートと
アースとの間に接続され、トライアックのオフ時はトラ
イアックのゲートとアースとの間を短絡し、トライアッ
クをトリガする際にゲートとアースとの間を開放してい
るので、トライアックのオフ時にトライアックのゲート
をアースに接続することにより、トライアックの耐ノイ
ズ性を向上させることができる。
【0021】請求項15の発明では、請求項14の発明
において、トライアックのゲートとアースとの間にスイ
ッチング素子を設け、トライアックのオフ時はフォトカ
プラがスイッチング素子をオンして、トライアックのゲ
ートとアースとの間を短絡し、トライアックをトリガす
る際にフォトカプラがスイッチング素子をオフして、ゲ
ートとアースとの間を開放しており、トライアックをト
リガする時のみフォトカプラの一次側に電流を流せば良
く、請求項14の発明に比べて消費電流を低減できる。
において、トライアックのゲートとアースとの間にスイ
ッチング素子を設け、トライアックのオフ時はフォトカ
プラがスイッチング素子をオンして、トライアックのゲ
ートとアースとの間を短絡し、トライアックをトリガす
る際にフォトカプラがスイッチング素子をオフして、ゲ
ートとアースとの間を開放しており、トライアックをト
リガする時のみフォトカプラの一次側に電流を流せば良
く、請求項14の発明に比べて消費電流を低減できる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。 (実施形態1)本実施形態の制御用端末器は図1に示す
回路構成を有しており、図1はリモコンリレー5がオフ
した状態を示している。なお、制御用端末器2の基本的
な構成は、上述した図10の制御用端末器2と同様であ
るので、同様の構成要素には同一の符号を付して、その
説明は省略する。また制御用端末器2は上述した図8の
遠隔監視制御システムに用いられるものであり、遠隔監
視制御システムの説明は省略する。
して説明する。 (実施形態1)本実施形態の制御用端末器は図1に示す
回路構成を有しており、図1はリモコンリレー5がオフ
した状態を示している。なお、制御用端末器2の基本的
な構成は、上述した図10の制御用端末器2と同様であ
るので、同様の構成要素には同一の符号を付して、その
説明は省略する。また制御用端末器2は上述した図8の
遠隔監視制御システムに用いられるものであり、遠隔監
視制御システムの説明は省略する。
【0023】フォトカプラPC1,PC2は、後述する
信号処理部10によってオン、オフされる。トライアッ
クS1のT2端子とゲートGとの間には、抵抗R1を介
してフォトカプラPC1,PC2の二次側が接続され、
トライアックS1のT1端子とゲートGとの間には抵抗
R3が接続されている。トライアックS1の両端間(す
なわちT2端子とT1端子との間)には、コンデンサC
1及び抵抗R2からなるスナバ回路が接続される。ま
た、トライアックS1の両端間には抵抗R1を介して、
逆向きに直列接続されたツェナーダイオードZD1,Z
D2が接続されている。トライアックS1のT2端子、
T1端子はそれぞれ出力端子t1,t2に接続され、出
力端子t1,t2間にはリモコンリレー5及び交流電源
たるリモコントランス6からなる直列回路が接続され
る。そして、照明負荷などの負荷7はリモコンリレー5
の主接点RY1を介して電源8に接続される。
信号処理部10によってオン、オフされる。トライアッ
クS1のT2端子とゲートGとの間には、抵抗R1を介
してフォトカプラPC1,PC2の二次側が接続され、
トライアックS1のT1端子とゲートGとの間には抵抗
R3が接続されている。トライアックS1の両端間(す
なわちT2端子とT1端子との間)には、コンデンサC
1及び抵抗R2からなるスナバ回路が接続される。ま
た、トライアックS1の両端間には抵抗R1を介して、
逆向きに直列接続されたツェナーダイオードZD1,Z
D2が接続されている。トライアックS1のT2端子、
T1端子はそれぞれ出力端子t1,t2に接続され、出
力端子t1,t2間にはリモコンリレー5及び交流電源
たるリモコントランス6からなる直列回路が接続され
る。そして、照明負荷などの負荷7はリモコンリレー5
の主接点RY1を介して電源8に接続される。
【0024】信号処理部10は、図2に示すように、例
えば1チップのマイクロコンピュータからなる制御回路
10aと、伝送処理装置1から信号線4を介して送信さ
れた伝送信号Vsを整流して、制御用端末器2の内部回
路の動作電源を生成する電源回路10bと、伝送処理装
置1から信号線4を介して送信された伝送信号VsをT
TLレベルに変換して制御回路10aに出力するととも
に制御回路10aから入力されたTTLレベルの信号を
伝送信号Vsの電圧レベルに変換して信号線4に出力し
伝送処理装置1との間で信号線4を介して伝送信号Vs
を送受信する受信部たる送受信回路10cと、電気信号
を光信号に変換して送信する発光ダイオードLED3及
び受信した光信号を電気信号に変換する受光ダイオード
PD1を備え、赤外線などの光信号を用いて端末器のア
ドレス設定を行う光アドレス設定器(図示せず)との間
で光信号を送受信する光信号送受信回路10dと、リモ
コンリレー5に流れる電流を検出しリモコンリレー5の
動作状態を示すモニタ信号を制御回路10aに出力する
異常検出手段たるモニタ回路10fと、制御回路10a
の出力信号に応じてフォトカプラPC1,PC2を駆動
する駆動回路10gとから構成され、制御回路10aの
出力信号によって後述する補助接点リレー11はオンオ
フされ、液晶表示部12の表示が制御される。
えば1チップのマイクロコンピュータからなる制御回路
10aと、伝送処理装置1から信号線4を介して送信さ
れた伝送信号Vsを整流して、制御用端末器2の内部回
路の動作電源を生成する電源回路10bと、伝送処理装
置1から信号線4を介して送信された伝送信号VsをT
TLレベルに変換して制御回路10aに出力するととも
に制御回路10aから入力されたTTLレベルの信号を
伝送信号Vsの電圧レベルに変換して信号線4に出力し
伝送処理装置1との間で信号線4を介して伝送信号Vs
を送受信する受信部たる送受信回路10cと、電気信号
を光信号に変換して送信する発光ダイオードLED3及
び受信した光信号を電気信号に変換する受光ダイオード
PD1を備え、赤外線などの光信号を用いて端末器のア
ドレス設定を行う光アドレス設定器(図示せず)との間
で光信号を送受信する光信号送受信回路10dと、リモ
コンリレー5に流れる電流を検出しリモコンリレー5の
動作状態を示すモニタ信号を制御回路10aに出力する
異常検出手段たるモニタ回路10fと、制御回路10a
の出力信号に応じてフォトカプラPC1,PC2を駆動
する駆動回路10gとから構成され、制御回路10aの
出力信号によって後述する補助接点リレー11はオンオ
フされ、液晶表示部12の表示が制御される。
【0025】本実施形態では、リモコンリレー5のオン
・オフにトライアックS1を用いており、リモコンリレ
ー5をオン動作する際にトライアックS1をトリガする
タイミングと、リモコンリレー5をオフ動作する際にト
ライアックS1をトリガするタイミングとをリモコント
ランス6の交流電圧(例えばAC24V)の極性でわけ
ることによって、1個のトライアックS1でリモコンリ
レー5のオン・オフを可能にしている。
・オフにトライアックS1を用いており、リモコンリレ
ー5をオン動作する際にトライアックS1をトリガする
タイミングと、リモコンリレー5をオフ動作する際にト
ライアックS1をトリガするタイミングとをリモコント
ランス6の交流電圧(例えばAC24V)の極性でわけ
ることによって、1個のトライアックS1でリモコンリ
レー5のオン・オフを可能にしている。
【0026】すなわち、リモコンリレー5をオン動作す
る際は、制御回路10aが駆動回路10gのトランジス
タTr1をオンして、フォトカプラPC1の一次側に電
流を流し、フォトカプラPC1の二次側をオンさせる。
ここで、出力端子t2側が正電位となる場合しか、フォ
トカプラPC1の二次側に電流が流れないので、出力端
子t2側が正電位の時にトライアックS1がトリガされ
てオンになり、リモコントランス6→トライアックS1
→リモコンリレー5→リモコントランス6の経路で矢印
Aの向きに電流が流れ、主接点RY1がオンする。この
時、補助接点ry1が反転動作して、矢印Aの電流が流
れなくなり、出力端子t2の電位が零になるとトライア
ックS1がオフする。なお、リモコンリレー5はラッチ
ングタイプであり、主接点RY1はオン状態を自己保持
するので、主接点RY1を介して負荷7に電源8が供給
され、負荷7が動作する。
る際は、制御回路10aが駆動回路10gのトランジス
タTr1をオンして、フォトカプラPC1の一次側に電
流を流し、フォトカプラPC1の二次側をオンさせる。
ここで、出力端子t2側が正電位となる場合しか、フォ
トカプラPC1の二次側に電流が流れないので、出力端
子t2側が正電位の時にトライアックS1がトリガされ
てオンになり、リモコントランス6→トライアックS1
→リモコンリレー5→リモコントランス6の経路で矢印
Aの向きに電流が流れ、主接点RY1がオンする。この
時、補助接点ry1が反転動作して、矢印Aの電流が流
れなくなり、出力端子t2の電位が零になるとトライア
ックS1がオフする。なお、リモコンリレー5はラッチ
ングタイプであり、主接点RY1はオン状態を自己保持
するので、主接点RY1を介して負荷7に電源8が供給
され、負荷7が動作する。
【0027】一方、リモコンリレー5をオフ動作する際
は、制御回路10aが駆動回路10gのトランジスタT
r2をオンして、フォトカプラPC2の一次側に電流を
流し、フォトカプラPC2の二次側をオンさせる。ここ
で、出力端子t1側が正電位となる場合しか、フォトカ
プラPC2の二次側に電流が流れないので、出力端子t
1側が正電位の時に、トライアックS1がトリガされて
オンになり、リモコントランス6→リモコンリレー5→
トライアックS1→リモコンリレー6の経路で矢印Bの
電流が流れ、主接点RY1がオンする。この時、補助接
点ry1が反転動作して、矢印Bの電流が流れなくな
り、出力端子t1の電位が零になると、トライアックS
1がオフする。なお、リモコンリレー5はラッチングタ
イプであり、主接点RY1はオフ状態を自己保持するの
で、負荷7への電源供給が遮断され、負荷7が動作を停
止する。
は、制御回路10aが駆動回路10gのトランジスタT
r2をオンして、フォトカプラPC2の一次側に電流を
流し、フォトカプラPC2の二次側をオンさせる。ここ
で、出力端子t1側が正電位となる場合しか、フォトカ
プラPC2の二次側に電流が流れないので、出力端子t
1側が正電位の時に、トライアックS1がトリガされて
オンになり、リモコントランス6→リモコンリレー5→
トライアックS1→リモコンリレー6の経路で矢印Bの
電流が流れ、主接点RY1がオンする。この時、補助接
点ry1が反転動作して、矢印Bの電流が流れなくな
り、出力端子t1の電位が零になると、トライアックS
1がオフする。なお、リモコンリレー5はラッチングタ
イプであり、主接点RY1はオフ状態を自己保持するの
で、負荷7への電源供給が遮断され、負荷7が動作を停
止する。
【0028】このように、リモコンリレー7のオン動作
とオフ動作とで、トライアックS1をトリガするタイミ
ングを分けることにより、1個のトライアックS1でリ
モコンリレー5をオン、オフすることができ、従来のよ
うに2個のサイリスタを用いた場合に比べて、スイッチ
ング素子の数が半分で済み、したがってノイズ吸収のた
めの素子なども半分で済むから、負荷を駆動する回路を
構成する素子の数を略半分にできる。したがって、回路
を構成する素子の数を減らすことができ、制御用端末器
のコストダウンや小型化を図ることができ、しかも素子
の数が減るので制御用端末器の信頼性が向上する。
とオフ動作とで、トライアックS1をトリガするタイミ
ングを分けることにより、1個のトライアックS1でリ
モコンリレー5をオン、オフすることができ、従来のよ
うに2個のサイリスタを用いた場合に比べて、スイッチ
ング素子の数が半分で済み、したがってノイズ吸収のた
めの素子なども半分で済むから、負荷を駆動する回路を
構成する素子の数を略半分にできる。したがって、回路
を構成する素子の数を減らすことができ、制御用端末器
のコストダウンや小型化を図ることができ、しかも素子
の数が減るので制御用端末器の信頼性が向上する。
【0029】また、トライアックS1の両端間には抵抗
R1を介して逆向きに直列接続されたツェナーダイオー
ドZD2,ZD2の直列回路が接続されており、フォト
カプラPC1,PC2の二次側にかかる電圧の最大値を
制限しているので、フォトカプラPC1,PC2に容量
の小さい素子を使用することができ、コストダウンや小
型化を図ることができる。
R1を介して逆向きに直列接続されたツェナーダイオー
ドZD2,ZD2の直列回路が接続されており、フォト
カプラPC1,PC2の二次側にかかる電圧の最大値を
制限しているので、フォトカプラPC1,PC2に容量
の小さい素子を使用することができ、コストダウンや小
型化を図ることができる。
【0030】ここで、リモコンリレー5を反転動作する
際にリモコンリレー5のインダクタンスによってサージ
電圧が発生する虞があり、このサージ電圧は立ち上がり
が急峻であるために、トライアックS1の臨界オフ電圧
上昇率が非常に高くなり、このサージ電圧やノイズなど
によってトライアックS1が誤動作する虞があるが、ト
ライアックS1の両端間にはコンデンサC1及び抵抗R
2の直列回路からなるスナバ回路が接続されており、サ
ージ電圧やノイズを低減してトライアックS1の誤動作
を防止することができる。
際にリモコンリレー5のインダクタンスによってサージ
電圧が発生する虞があり、このサージ電圧は立ち上がり
が急峻であるために、トライアックS1の臨界オフ電圧
上昇率が非常に高くなり、このサージ電圧やノイズなど
によってトライアックS1が誤動作する虞があるが、ト
ライアックS1の両端間にはコンデンサC1及び抵抗R
2の直列回路からなるスナバ回路が接続されており、サ
ージ電圧やノイズを低減してトライアックS1の誤動作
を防止することができる。
【0031】モニタ回路10fは、入力端子M1,M2
間に一次側が接続されたフォトカプラPC3などからな
り、フォトカプラPC3の出力信号が制御回路10aに
入力される(図1及び図2参照)。モニタ回路10fの
出力は入力端子M1,M2間に流れる電流、すなわちリ
モコンリレー5に流れる電流に応じて変化し、制御回路
10aはモニタ回路10fの出力からリモコンリレー5
の動作状態を監視し、その結果を信号処理部10内のR
AM(図示せず)に格納するとともに、リモコンリレー
5が正常に動作していない場合は、リモコンリレー5が
異常であることを示す異常表示灯としての発光ダイオー
ドLED1を点灯させている。したがって、リモコンリ
レー5が接点溶着したり、リモコントランス6の電源供
給の不足によりリモコンリレー5が動作しなかった場
合、制御回路10aはモニタ回路10fからの入力信号
に基づいてリモコンリレー5の異常を検知し、発光ダイ
オードLED1を点灯させるから、ユーザはリモコンリ
レー5の異常を容易に把握でき、保守作業がやりやすく
なる。尚、リモコンリレー5の動作が正常になったり、
電源供給が停止すると、発光ダイオードLED1は自動
的に消灯する。
間に一次側が接続されたフォトカプラPC3などからな
り、フォトカプラPC3の出力信号が制御回路10aに
入力される(図1及び図2参照)。モニタ回路10fの
出力は入力端子M1,M2間に流れる電流、すなわちリ
モコンリレー5に流れる電流に応じて変化し、制御回路
10aはモニタ回路10fの出力からリモコンリレー5
の動作状態を監視し、その結果を信号処理部10内のR
AM(図示せず)に格納するとともに、リモコンリレー
5が正常に動作していない場合は、リモコンリレー5が
異常であることを示す異常表示灯としての発光ダイオー
ドLED1を点灯させている。したがって、リモコンリ
レー5が接点溶着したり、リモコントランス6の電源供
給の不足によりリモコンリレー5が動作しなかった場
合、制御回路10aはモニタ回路10fからの入力信号
に基づいてリモコンリレー5の異常を検知し、発光ダイ
オードLED1を点灯させるから、ユーザはリモコンリ
レー5の異常を容易に把握でき、保守作業がやりやすく
なる。尚、リモコンリレー5の動作が正常になったり、
電源供給が停止すると、発光ダイオードLED1は自動
的に消灯する。
【0032】また、制御用端末器2はリモコンリレー5
の動作状態を外部に出力するための出力部たる出力リレ
ー11と、リモコンリレー5の動作状態を表示する動作
表示灯としての発光ダイオードLED2を備えており、
リモコンリレー5をオン動作させるために、制御回路1
0aがフォトカプラPC1をオンした際に、モニタ回路
10fの出力からリモコンリレー5の一次側のオン状態
が確認されれば、制御回路10aは出力リレー11をオ
ンさせるとともに、発光ダイオードLED2を点灯させ
る。一方、リモコンリレー5をオフ動作させるために、
制御回路10aがフォトカプラPC1をオフした際に、
モニタ回路10fの出力からリモコンリレー5の一次側
のオフ状態が確認されれば、制御回路10aは出力リレ
ー11をオフさせるとともに、発光ダイオードLED2
をオフさせる。而して、出力リレー11のオン・オフ状
態や発光ダイオードLED2の点灯/消灯からリモコン
リレー5の動作状態を容易に把握することができ、補助
接点付きのリモコンリレーを用いることなく、例えば制
御用端末器が配設される制御盤にリモコンリレー5の動
作状態を表示させたり、制御用端末器が配設される制御
盤を中央から制御する中央制御盤が、リモコンリレー5
の動作を制御している場合に中央監視盤に動作状態を返
送するといった要望にも容易に対応できる。
の動作状態を外部に出力するための出力部たる出力リレ
ー11と、リモコンリレー5の動作状態を表示する動作
表示灯としての発光ダイオードLED2を備えており、
リモコンリレー5をオン動作させるために、制御回路1
0aがフォトカプラPC1をオンした際に、モニタ回路
10fの出力からリモコンリレー5の一次側のオン状態
が確認されれば、制御回路10aは出力リレー11をオ
ンさせるとともに、発光ダイオードLED2を点灯させ
る。一方、リモコンリレー5をオフ動作させるために、
制御回路10aがフォトカプラPC1をオフした際に、
モニタ回路10fの出力からリモコンリレー5の一次側
のオフ状態が確認されれば、制御回路10aは出力リレ
ー11をオフさせるとともに、発光ダイオードLED2
をオフさせる。而して、出力リレー11のオン・オフ状
態や発光ダイオードLED2の点灯/消灯からリモコン
リレー5の動作状態を容易に把握することができ、補助
接点付きのリモコンリレーを用いることなく、例えば制
御用端末器が配設される制御盤にリモコンリレー5の動
作状態を表示させたり、制御用端末器が配設される制御
盤を中央から制御する中央制御盤が、リモコンリレー5
の動作を制御している場合に中央監視盤に動作状態を返
送するといった要望にも容易に対応できる。
【0033】光信号送受信回路10dは、電気信号を赤
外光に変換する発光ダイオードLED3と、赤外光を電
気信号に変換する受光ダイオードPD1とを備えてお
り、光信号送受信回路10dが光アドレス設定器から光
信号にて送信されたアドレスデータを受信すると、制御
回路10aは、光信号送受信回路10dが受信したアド
レスデータを自己のアドレスデータに設定するととも
に、液晶表示部12にアドレスデータを表示させるの
で、液晶表示部12の表示から制御用端末器2のアドレ
スデータをユーザが容易に読み取ることができ、アドレ
スデータの設定作業の作業性が向上する。光アドレス設
定器を用いて制御用端末器2のアドレス設定を行う場
合、従来の制御用端末器2では、光アドレス設定器がな
いと制御用端末器2がどのアドレスに設定されているの
かが判らず、現場での調整作業やメンテナンス作業が不
便であったが、本実施形態の制御用端末器2では、アド
レスデータの設定値を表示するための液晶表示部12を
備えているので、液晶表示部12からアドレスデータの
設定値を容易に読み取ることができる。尚、制御回路1
0aは液晶表示部12にアドレスデータの設定値以外に
も負荷番号やタイマ設定の有無やタイマの設定時刻など
を表示させることができる。
外光に変換する発光ダイオードLED3と、赤外光を電
気信号に変換する受光ダイオードPD1とを備えてお
り、光信号送受信回路10dが光アドレス設定器から光
信号にて送信されたアドレスデータを受信すると、制御
回路10aは、光信号送受信回路10dが受信したアド
レスデータを自己のアドレスデータに設定するととも
に、液晶表示部12にアドレスデータを表示させるの
で、液晶表示部12の表示から制御用端末器2のアドレ
スデータをユーザが容易に読み取ることができ、アドレ
スデータの設定作業の作業性が向上する。光アドレス設
定器を用いて制御用端末器2のアドレス設定を行う場
合、従来の制御用端末器2では、光アドレス設定器がな
いと制御用端末器2がどのアドレスに設定されているの
かが判らず、現場での調整作業やメンテナンス作業が不
便であったが、本実施形態の制御用端末器2では、アド
レスデータの設定値を表示するための液晶表示部12を
備えているので、液晶表示部12からアドレスデータの
設定値を容易に読み取ることができる。尚、制御回路1
0aは液晶表示部12にアドレスデータの設定値以外に
も負荷番号やタイマ設定の有無やタイマの設定時刻など
を表示させることができる。
【0034】また、制御回路10aは、伝送処理装置1
から信号線4を介して送信された伝送信号Vsに含まれ
る制御データに応じてリモコンリレー5をオン、オフさ
せているが、外部に設けたスイッチSWをオン、オフす
ることによっても、リモコンリレー5をオン、オフさせ
ることができる。すなわち、スイッチSWがオンする
と、スイッチSWの接点信号が接点入力部たる制御回路
10aに入力され、制御回路10aはスイッチSWの接
点信号に応じてフォトカプラPC1をオンして、リモコ
ンリレー5をオン動作させる。またスイッチSWがオフ
すると、制御回路10aはフォトカプラPC1をオフし
て、リモコンリレー5をオフ動作させる。したがって、
接点信号としてスイッチSWのかわりに、周囲の明るさ
に応じて自動的に点滅する自動点滅器(EEスイッチ)
やタイマなどから入力される接点信号を用いれば、リモ
コンリレー5をEEスイッチやタイマと連動してオン、
オフさせることができる。
から信号線4を介して送信された伝送信号Vsに含まれ
る制御データに応じてリモコンリレー5をオン、オフさ
せているが、外部に設けたスイッチSWをオン、オフす
ることによっても、リモコンリレー5をオン、オフさせ
ることができる。すなわち、スイッチSWがオンする
と、スイッチSWの接点信号が接点入力部たる制御回路
10aに入力され、制御回路10aはスイッチSWの接
点信号に応じてフォトカプラPC1をオンして、リモコ
ンリレー5をオン動作させる。またスイッチSWがオフ
すると、制御回路10aはフォトカプラPC1をオフし
て、リモコンリレー5をオフ動作させる。したがって、
接点信号としてスイッチSWのかわりに、周囲の明るさ
に応じて自動的に点滅する自動点滅器(EEスイッチ)
やタイマなどから入力される接点信号を用いれば、リモ
コンリレー5をEEスイッチやタイマと連動してオン、
オフさせることができる。
【0035】ところで、本実施形態の制御用端末器2
は、図3の外観斜視図に示すように、分電盤協約寸法に
形成された端末器本体2aを有しており、端末器本体2
a内に上述した回路を収めている。端末器本体2aの表
面の一端部には発光ダイオードLED1と、液晶表示部
12と、光信号送受信回路10d用の透光窓17が配設
されている。発光ダイオードLED3及び受光ダイオー
ドPD1は互いに遮光され透光窓17に臨むようにして
端末器本体2a内に配設されており、透光窓17を介し
て光信号の送受信を行えるようになっている。また、端
末器本体2a表面の他端部には4回路分のリモコンリレ
ー5を接続するためのねじ端子13(出力端子t1)が
設けられ、端末器本体2a表面の中央部には、リモコン
トランス6の共通端子を接続するためのねじ端子14
(出力端子t2)と信号線4を接続するためのねじ端子
15とがそれぞれ設けられている。また、端末器本体2
aのねじ端子13側の側面にはプラグ16bが着脱自在
に接続されるソケット18が設けられている。したがっ
て、一端にコネクタ16aが配線されたケーブル16の
他端に配線されたプラグ16bをソケット18に接続す
れば、コネクタ16aを用いて、出力リレー11の接点
信号や外部の接点SWからの入力信号を入出力すること
ができる。このように、ケーブル16と外部機器との接
続にコネクタ16aを用い、ケーブル16と端末器本体
2aとの接続にプラグ16bを用いているので、ケーブ
ル16の接続を容易に行うことができる。
は、図3の外観斜視図に示すように、分電盤協約寸法に
形成された端末器本体2aを有しており、端末器本体2
a内に上述した回路を収めている。端末器本体2aの表
面の一端部には発光ダイオードLED1と、液晶表示部
12と、光信号送受信回路10d用の透光窓17が配設
されている。発光ダイオードLED3及び受光ダイオー
ドPD1は互いに遮光され透光窓17に臨むようにして
端末器本体2a内に配設されており、透光窓17を介し
て光信号の送受信を行えるようになっている。また、端
末器本体2a表面の他端部には4回路分のリモコンリレ
ー5を接続するためのねじ端子13(出力端子t1)が
設けられ、端末器本体2a表面の中央部には、リモコン
トランス6の共通端子を接続するためのねじ端子14
(出力端子t2)と信号線4を接続するためのねじ端子
15とがそれぞれ設けられている。また、端末器本体2
aのねじ端子13側の側面にはプラグ16bが着脱自在
に接続されるソケット18が設けられている。したがっ
て、一端にコネクタ16aが配線されたケーブル16の
他端に配線されたプラグ16bをソケット18に接続す
れば、コネクタ16aを用いて、出力リレー11の接点
信号や外部の接点SWからの入力信号を入出力すること
ができる。このように、ケーブル16と外部機器との接
続にコネクタ16aを用い、ケーブル16と端末器本体
2aとの接続にプラグ16bを用いているので、ケーブ
ル16の接続を容易に行うことができる。
【0036】(実施形態2)本実施形態の制御用端末器
2の回路図を図4に示す。実施形態1では1個のトライ
アックS1でリモコンリレー5を反転動作させて、負荷
7をオンオフしているが、本実施形態では、出力端子t
1,t2間に負荷7及び交流の電源8の直列回路を接続
して、トライアックS1により負荷7を直接オン、オフ
している。尚、実施形態1と同一の構成要素には同一の
符号を付して、その説明を省略する。
2の回路図を図4に示す。実施形態1では1個のトライ
アックS1でリモコンリレー5を反転動作させて、負荷
7をオンオフしているが、本実施形態では、出力端子t
1,t2間に負荷7及び交流の電源8の直列回路を接続
して、トライアックS1により負荷7を直接オン、オフ
している。尚、実施形態1と同一の構成要素には同一の
符号を付して、その説明を省略する。
【0037】信号処理部10がフォトカプラPC4の一
次側に電流を流すと、フォトカプラPC4の二次側がオ
ンする。この時、出力端子t1側が正電位となる場合し
か、フォトカプラPC4の二次側に電流が流れないの
で、出力端子t1側が正電位の時に、トライアックS1
がトリガされてオンになり、負荷7に電源8が供給され
る。その後、出力端子t1側が負電位になるとトライア
ックS1はオフするが、出力端子t1側が正電位になる
とトライアックS1が再びトリガされてオンし、負荷7
に電源8が供給される。
次側に電流を流すと、フォトカプラPC4の二次側がオ
ンする。この時、出力端子t1側が正電位となる場合し
か、フォトカプラPC4の二次側に電流が流れないの
で、出力端子t1側が正電位の時に、トライアックS1
がトリガされてオンになり、負荷7に電源8が供給され
る。その後、出力端子t1側が負電位になるとトライア
ックS1はオフするが、出力端子t1側が正電位になる
とトライアックS1が再びトリガされてオンし、負荷7
に電源8が供給される。
【0038】このように、本実施形態ではトライアック
S1により負荷7を直接オンオフしているので、リモコ
ンリレーのような機械接点がなく、制御用端末器の寿命
を伸ばすことができ、しかもリモコンリレーのように反
転音が発生しないから、住宅環境が悪化するのを防止で
きる。なお、本実施形態ではトライアック7により負荷
7を直接オン、オフしているので、負荷7をオンさせる
間、フォトカプラPC4を連続してオンし続ける必要が
ある。
S1により負荷7を直接オンオフしているので、リモコ
ンリレーのような機械接点がなく、制御用端末器の寿命
を伸ばすことができ、しかもリモコンリレーのように反
転音が発生しないから、住宅環境が悪化するのを防止で
きる。なお、本実施形態ではトライアック7により負荷
7を直接オン、オフしているので、負荷7をオンさせる
間、フォトカプラPC4を連続してオンし続ける必要が
ある。
【0039】(実施形態3)本実施形態の制御端末器2
の回路図を図5に示す。尚、図5はリモコンリレー5が
オフ動作している状態を示している。また、基本的な構
成は実施形態1と同様であるので同一の構成要素には同
一の符号を付して、その説明を省略する。実施形態1の
回路ではトライアックS1のゲートGとT1端子との間
に抵抗R3を接続しているため、トライアックS1のノ
イズ耐量が弱くなる虞がある。
の回路図を図5に示す。尚、図5はリモコンリレー5が
オフ動作している状態を示している。また、基本的な構
成は実施形態1と同様であるので同一の構成要素には同
一の符号を付して、その説明を省略する。実施形態1の
回路ではトライアックS1のゲートGとT1端子との間
に抵抗R3を接続しているため、トライアックS1のノ
イズ耐量が弱くなる虞がある。
【0040】そこで、本実施形態では、トライアックS
1のゲートGとT1端子(すなわち回路のアース)との
間に、フォトカプラPC1,PC2それぞれの二次側を
接続し、通常(リモコンリレー5をトリガしていない
時)は信号処理部10がフォトカプラPC1,PC2の
一次側に電流を流して、フォトカプラPC1,PC2を
オンし、トライアックS1のゲートGとT1端子との間
を短絡しておき、トライアックS1をオン動作又はオフ
動作させるときのみ、フォトカプラPC1,PC2をオ
フしている。而して、トライアックS1のゲートGをア
ースに接続することができ、トライアックS1のノイズ
耐量が向上する。ここで、フォトカプラPC1,PC2
に流れる電流は十分小さいので、フォトカプラPC1,
PC2に流れる電流によってリモコンリレー5が反転動
作することはない。
1のゲートGとT1端子(すなわち回路のアース)との
間に、フォトカプラPC1,PC2それぞれの二次側を
接続し、通常(リモコンリレー5をトリガしていない
時)は信号処理部10がフォトカプラPC1,PC2の
一次側に電流を流して、フォトカプラPC1,PC2を
オンし、トライアックS1のゲートGとT1端子との間
を短絡しておき、トライアックS1をオン動作又はオフ
動作させるときのみ、フォトカプラPC1,PC2をオ
フしている。而して、トライアックS1のゲートGをア
ースに接続することができ、トライアックS1のノイズ
耐量が向上する。ここで、フォトカプラPC1,PC2
に流れる電流は十分小さいので、フォトカプラPC1,
PC2に流れる電流によってリモコンリレー5が反転動
作することはない。
【0041】トライアックS1をオン動作させる際は、
信号処理部10がフォトカプラPC1をオフさせる。こ
の時、出力端子t2側が正電位の場合にトライアックS
1がトリガされてオンし、リモコンリレー5がオン動作
する。一方、トライアックS1をオフ動作させる際は、
信号処理部10がフォトカプラPC2をオフさせる。こ
の時、出力端子t1側の正電位の場合にトライアックS
1がトリガされてオンし、リモコンリレー5がオフ動作
する。
信号処理部10がフォトカプラPC1をオフさせる。こ
の時、出力端子t2側が正電位の場合にトライアックS
1がトリガされてオンし、リモコンリレー5がオン動作
する。一方、トライアックS1をオフ動作させる際は、
信号処理部10がフォトカプラPC2をオフさせる。こ
の時、出力端子t1側の正電位の場合にトライアックS
1がトリガされてオンし、リモコンリレー5がオフ動作
する。
【0042】また本実施形態では、フォトカプラPC
1,PC2の二次側の電圧は、トライアックS1のゲー
トGのオン電圧以上に上昇しないので、フォトカプラP
C1,PC2に容量の小さい素子を用いることができ、
コストダウンを図ったり、制御用端末器の小型化を図る
ことができる。 (実施形態4)本実施形態の制御用端末器の回路図を図
6に示す。尚、基本的な構成は実施形態3と同様である
ので、同一の構成要素には同一の符号を付して、その説
明を省略する。
1,PC2の二次側の電圧は、トライアックS1のゲー
トGのオン電圧以上に上昇しないので、フォトカプラP
C1,PC2に容量の小さい素子を用いることができ、
コストダウンを図ったり、制御用端末器の小型化を図る
ことができる。 (実施形態4)本実施形態の制御用端末器の回路図を図
6に示す。尚、基本的な構成は実施形態3と同様である
ので、同一の構成要素には同一の符号を付して、その説
明を省略する。
【0043】制御用端末器2では伝送信号Vsから動作
電源を生成しているので、消費電流を小さくするのが望
ましいが、実施形態3の制御用端末器2では、フォトカ
プラPC1,PC2の一次側に通常電流を流して、フォ
トカプラPC1,PC2をオンさせているので、消費電
流が大きくなるという問題があった。そこで、本実施形
態では、トライアックS1のゲートGとT1端子との間
にスイッチング素子としてのPNPトランジスタTr3
及びNPNトランジスタTr4を接続して、トランジス
タTr3,Tr4のベース・エミッタ間にフォトカプラ
PC1,PC2の二次側を接続している。
電源を生成しているので、消費電流を小さくするのが望
ましいが、実施形態3の制御用端末器2では、フォトカ
プラPC1,PC2の一次側に通常電流を流して、フォ
トカプラPC1,PC2をオンさせているので、消費電
流が大きくなるという問題があった。そこで、本実施形
態では、トライアックS1のゲートGとT1端子との間
にスイッチング素子としてのPNPトランジスタTr3
及びNPNトランジスタTr4を接続して、トランジス
タTr3,Tr4のベース・エミッタ間にフォトカプラ
PC1,PC2の二次側を接続している。
【0044】通常、信号処理部10はフォトカプラPC
1,PC2の一次側に電流を流しておらず、フォトカプ
ラPC1,PC2の二次側はオフしている。したがっ
て、トランジスタTr3,Tr4はオンして、トライア
ックS1のゲートGとT1端子とが短絡され、トライア
ックS1がオフしている。トライアックS1をオン動作
させる際は、信号処理部10がフォトカプラPC1の一
次側に電流を流して、フォトカプラPC1の二次側をオ
ンさせる。この時、トランジスタTr3がオフし、出力
端子t2側が正電位の場合にトライアックS1がトリガ
されてオンし、リモコンリレー5がオン動作する。一
方、トライアックS1をオフ動作させる際は、信号処理
部10がフォトカプラPC2の一次側に電流を流して、
フォトカプラPC2の二次側をオンさせる。この時、ト
ランジスタTr4がオフし、出力端子t2側の正電位の
場合にトライアックS1がトリガされてオンし、リモコ
ンリレー5がオフ動作する。
1,PC2の一次側に電流を流しておらず、フォトカプ
ラPC1,PC2の二次側はオフしている。したがっ
て、トランジスタTr3,Tr4はオンして、トライア
ックS1のゲートGとT1端子とが短絡され、トライア
ックS1がオフしている。トライアックS1をオン動作
させる際は、信号処理部10がフォトカプラPC1の一
次側に電流を流して、フォトカプラPC1の二次側をオ
ンさせる。この時、トランジスタTr3がオフし、出力
端子t2側が正電位の場合にトライアックS1がトリガ
されてオンし、リモコンリレー5がオン動作する。一
方、トライアックS1をオフ動作させる際は、信号処理
部10がフォトカプラPC2の一次側に電流を流して、
フォトカプラPC2の二次側をオンさせる。この時、ト
ランジスタTr4がオフし、出力端子t2側の正電位の
場合にトライアックS1がトリガされてオンし、リモコ
ンリレー5がオフ動作する。
【0045】このように、本実施形態ではトライアック
S1をオン動作、オフ動作させる場合のみ、フォトカプ
ラPC1,PC2の一次側に電流を流しているので、制
御用端末器2の消費電流を低減することができ、しか
も、トライアックS1のゲートGとT1端子との間の抵
抗R3を無くすことができ、トライアックS1のノイズ
耐量が向上する。なお、トランジスタTr3,Tr4に
流れる電流は十分小さい値に制限されているので、トラ
ンジスタTr3,Tr4に流れる電流によってリモコン
リレー5が反転動作することはない。ところで、図7
は、ノイズによるトライアックS1の誤動作を防止する
ために、トライアックS1の代わりに小型のリレーRY
2,RY3を用いて、リモコンリレー5をオン動作、オ
フ動作させたものの例である。なお、図7はリモコンリ
レー5がオフしている状態を示しており、端子t3,t
4間にはリレーRY2,RY3を駆動するための電源
(図示せず)が接続されている。
S1をオン動作、オフ動作させる場合のみ、フォトカプ
ラPC1,PC2の一次側に電流を流しているので、制
御用端末器2の消費電流を低減することができ、しか
も、トライアックS1のゲートGとT1端子との間の抵
抗R3を無くすことができ、トライアックS1のノイズ
耐量が向上する。なお、トランジスタTr3,Tr4に
流れる電流は十分小さい値に制限されているので、トラ
ンジスタTr3,Tr4に流れる電流によってリモコン
リレー5が反転動作することはない。ところで、図7
は、ノイズによるトライアックS1の誤動作を防止する
ために、トライアックS1の代わりに小型のリレーRY
2,RY3を用いて、リモコンリレー5をオン動作、オ
フ動作させたものの例である。なお、図7はリモコンリ
レー5がオフしている状態を示しており、端子t3,t
4間にはリレーRY2,RY3を駆動するための電源
(図示せず)が接続されている。
【0046】リモコンリレー5をオン動作させる場合
は、信号処理部10がトランジスタTr5をオンしてリ
レーRY3をオンさせる。この時、出力端子t2側が正
電位の場合に、リモコントランス6→リレーRY3→リ
モコンリレー5→リモコントランス6の経路で電流が流
れて、リモコンリレー5がオン動作し、リモコンリレー
5はオン状態を自己保持する。
は、信号処理部10がトランジスタTr5をオンしてリ
レーRY3をオンさせる。この時、出力端子t2側が正
電位の場合に、リモコントランス6→リレーRY3→リ
モコンリレー5→リモコントランス6の経路で電流が流
れて、リモコンリレー5がオン動作し、リモコンリレー
5はオン状態を自己保持する。
【0047】一方、リモコンリレー5をオフ動作させる
場合は、信号処理部10がトランジスタTr6をオンし
てリレーRY2をオンさせる。この時、出力端子t1側
が正電位の場合に、リモコントランス6→リモコンリレ
ー5→リレーRY2→リモコンリレー6の経路で電流が
流れて、リモコンリレー5がオフ動作する。このよう
に、トライアックS1の代わりにリレーRY2,RY3
を用いて、リモコンリレー5のオン、オフ動作を行うこ
とにより、ノイズによりトライアックS1が誤動作する
のを防止することができる。尚、リレーRY2,RY3
をオン/オフするスイッチSWa,SWbを設け、スイ
ッチSWa,SWbを操作することにより、リモコンリ
レー5をオフ動作/オン動作させることもできる。
場合は、信号処理部10がトランジスタTr6をオンし
てリレーRY2をオンさせる。この時、出力端子t1側
が正電位の場合に、リモコントランス6→リモコンリレ
ー5→リレーRY2→リモコンリレー6の経路で電流が
流れて、リモコンリレー5がオフ動作する。このよう
に、トライアックS1の代わりにリレーRY2,RY3
を用いて、リモコンリレー5のオン、オフ動作を行うこ
とにより、ノイズによりトライアックS1が誤動作する
のを防止することができる。尚、リレーRY2,RY3
をオン/オフするスイッチSWa,SWbを設け、スイ
ッチSWa,SWbを操作することにより、リモコンリ
レー5をオフ動作/オン動作させることもできる。
【0048】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明は、固有
のアドレスがそれぞれ設定された操作用端末器及び制御
用端末器を2線式の信号線を介して伝送処理装置に接続
し、この伝送処理装置からは各端末器を個別に呼び出す
アドレスデータを含む伝送信号を信号線に時分割多重で
送出することによって操作用端末器及び制御用端末器を
個別にアクセスし、伝送信号に同期して設定した信号返
送期間に操作用端末器からの操作データを受信すると、
操作データに基づいて制御データを作成し、操作データ
を発生した操作用端末器に対応した制御用端末器に対し
て制御データを上記伝送信号により伝送し、当該制御用
端末器では受信した制御データにより負荷の動作を制御
する遠隔監視制御システムの制御用端末器であって、上
記伝送処理装置から上記信号線により時分割多重で伝送
されるアドレスデータや制御データを含む伝送信号を受
信する受信部と、受信部が受信した伝送信号に含まれる
制御データに応じて、リモコンリレーと交流電源との間
に接続されたトライアックをトリガして、リモコンリレ
ーをオンオフさせる制御部とを備え、リモコンリレーを
オンする際にトライアックをトリガするタイミングと、
リモコンリレーをオフする際にトライアックをトリガす
るタイミングとを交流電源の出力の極性に応じて設定し
ているので、トライアックをトリガするタイミングをリ
モコントランスのオン時とオフ時とでわけることによっ
て、1個のトライアックでリモコンリレーを動作させる
ことができ、従来回路のように2個のサイリスタを用い
た場合に比べて、回路を構成する素子の数を減らすこと
ができ、制御用端末器のコストダウンや小型化が図れ、
しかも構成素子の数が減るので信頼性が向上するという
効果がある。
のアドレスがそれぞれ設定された操作用端末器及び制御
用端末器を2線式の信号線を介して伝送処理装置に接続
し、この伝送処理装置からは各端末器を個別に呼び出す
アドレスデータを含む伝送信号を信号線に時分割多重で
送出することによって操作用端末器及び制御用端末器を
個別にアクセスし、伝送信号に同期して設定した信号返
送期間に操作用端末器からの操作データを受信すると、
操作データに基づいて制御データを作成し、操作データ
を発生した操作用端末器に対応した制御用端末器に対し
て制御データを上記伝送信号により伝送し、当該制御用
端末器では受信した制御データにより負荷の動作を制御
する遠隔監視制御システムの制御用端末器であって、上
記伝送処理装置から上記信号線により時分割多重で伝送
されるアドレスデータや制御データを含む伝送信号を受
信する受信部と、受信部が受信した伝送信号に含まれる
制御データに応じて、リモコンリレーと交流電源との間
に接続されたトライアックをトリガして、リモコンリレ
ーをオンオフさせる制御部とを備え、リモコンリレーを
オンする際にトライアックをトリガするタイミングと、
リモコンリレーをオフする際にトライアックをトリガす
るタイミングとを交流電源の出力の極性に応じて設定し
ているので、トライアックをトリガするタイミングをリ
モコントランスのオン時とオフ時とでわけることによっ
て、1個のトライアックでリモコンリレーを動作させる
ことができ、従来回路のように2個のサイリスタを用い
た場合に比べて、回路を構成する素子の数を減らすこと
ができ、制御用端末器のコストダウンや小型化が図れ、
しかも構成素子の数が減るので信頼性が向上するという
効果がある。
【0049】請求項2の発明は、固有のアドレスがそれ
ぞれ設定された操作用端末器及び制御用端末器を2線式
の信号線を介して伝送処理装置に接続し、この伝送処理
装置からは各端末器を個別に呼び出すアドレスデータを
含む伝送信号を信号線に時分割多重で送出することによ
って操作用端末器及び制御用端末器を個別にアクセス
し、伝送信号に同期して設定した信号返送期間に操作用
端末器からの操作データを受信すると、操作データに基
づいて制御データを作成し、操作データを発生した操作
用端末器に対応した制御用端末器に対して制御データを
上記伝送信号により伝送し、当該制御用端末器では受信
した制御データにより負荷の動作を制御する遠隔監視制
御システムの制御用端末器であって、上記伝送処理装置
から上記信号線により時分割多重で伝送されるアドレス
データを含む伝送信号を受信する受信部を備え、受信部
が受信した伝送信号に含まれる制御データに応じて、負
荷と交流電源との間に接続されたトライアックをトリガ
して、負荷をオンオフする制御部とを備えており、トラ
イアックを用いて負荷を直接オンオフしているので、請
求項1の発明と同様、従来回路のように2個のサイリス
タを用いた場合に比べて、回路を構成する素子の数を減
らすことができ、端末器のコストダウンや小型化が図れ
るという効果がある。また、リモコンリレーなどの機械
接点を無くしているので、制御用端末器の寿命を伸ばす
ことができ、しかも動作音を無くすことができるという
効果がある。
ぞれ設定された操作用端末器及び制御用端末器を2線式
の信号線を介して伝送処理装置に接続し、この伝送処理
装置からは各端末器を個別に呼び出すアドレスデータを
含む伝送信号を信号線に時分割多重で送出することによ
って操作用端末器及び制御用端末器を個別にアクセス
し、伝送信号に同期して設定した信号返送期間に操作用
端末器からの操作データを受信すると、操作データに基
づいて制御データを作成し、操作データを発生した操作
用端末器に対応した制御用端末器に対して制御データを
上記伝送信号により伝送し、当該制御用端末器では受信
した制御データにより負荷の動作を制御する遠隔監視制
御システムの制御用端末器であって、上記伝送処理装置
から上記信号線により時分割多重で伝送されるアドレス
データを含む伝送信号を受信する受信部を備え、受信部
が受信した伝送信号に含まれる制御データに応じて、負
荷と交流電源との間に接続されたトライアックをトリガ
して、負荷をオンオフする制御部とを備えており、トラ
イアックを用いて負荷を直接オンオフしているので、請
求項1の発明と同様、従来回路のように2個のサイリス
タを用いた場合に比べて、回路を構成する素子の数を減
らすことができ、端末器のコストダウンや小型化が図れ
るという効果がある。また、リモコンリレーなどの機械
接点を無くしているので、制御用端末器の寿命を伸ばす
ことができ、しかも動作音を無くすことができるという
効果がある。
【0050】請求項3の発明は、リモコンリレーの動作
状態を表示する動作表示灯を設けているので、リモコン
リレーの動作状態を容易に把握することができるという
効果がある。請求項4の発明は、リモコンリレーの動作
が正常か否かを検出する異常検出手段と、異常検出手段
の検出結果に応じてリモコンリレーの異常状態を点灯状
態で表示する異常表示灯とを設けており、請求項5の発
明は、異常検出手段はリモコンリレーに流れる電流に基
づいてリモコンリレーの動作が正常か否かを検出してお
り、異常表示灯の点灯状態からリモコンリレーの異常を
容易に把握することができ、保守点検作業がやりやすく
なるという効果がある。
状態を表示する動作表示灯を設けているので、リモコン
リレーの動作状態を容易に把握することができるという
効果がある。請求項4の発明は、リモコンリレーの動作
が正常か否かを検出する異常検出手段と、異常検出手段
の検出結果に応じてリモコンリレーの異常状態を点灯状
態で表示する異常表示灯とを設けており、請求項5の発
明は、異常検出手段はリモコンリレーに流れる電流に基
づいてリモコンリレーの動作が正常か否かを検出してお
り、異常表示灯の点灯状態からリモコンリレーの異常を
容易に把握することができ、保守点検作業がやりやすく
なるという効果がある。
【0051】請求項6の発明は、アドレスデータの設定
値を表示する液晶表示部を設けているので、アドレスの
設定値を容易に読み取ることができ、設定作業の作業性
が向上するという効果がある。請求項7の発明は、リモ
コンリレーのオンオフ状態を外部に出力する出力部を設
けているので、出力部の信号を外部で利用することがで
きるという効果がある。したがって、リモコンリレーの
オンオフ状態を外部に出力したい場合に、オンオフ状態
を外部に出力する補助接点を備えたリモコンリレーを用
いる必要がないという効果がある。
値を表示する液晶表示部を設けているので、アドレスの
設定値を容易に読み取ることができ、設定作業の作業性
が向上するという効果がある。請求項7の発明は、リモ
コンリレーのオンオフ状態を外部に出力する出力部を設
けているので、出力部の信号を外部で利用することがで
きるという効果がある。したがって、リモコンリレーの
オンオフ状態を外部に出力したい場合に、オンオフ状態
を外部に出力する補助接点を備えたリモコンリレーを用
いる必要がないという効果がある。
【0052】請求項8の発明は、外部から接点信号が入
力される接点入力部を設け、接点入力部に入力された接
点信号に応じて制御部がトライアックをトリガしてお
り、請求項9の発明は、上記接点信号は外部に設けた自
動点滅器やタイマから入力される接点信号であるので、
EEスイッチやタイマなどの接点信号を用い、EEスイ
ッチやタイマと連動して負荷を動作させることができる
という効果がある。
力される接点入力部を設け、接点入力部に入力された接
点信号に応じて制御部がトライアックをトリガしてお
り、請求項9の発明は、上記接点信号は外部に設けた自
動点滅器やタイマから入力される接点信号であるので、
EEスイッチやタイマなどの接点信号を用い、EEスイ
ッチやタイマと連動して負荷を動作させることができる
という効果がある。
【0053】請求項10の発明は、一端部にコネクタが
配線されたケーブルを介して外部との間で入出力を行っ
ているので、外部機器との接続をコネクタを用いて容易
に行うことができるという効果がある。請求項11の発
明は、上記ケーブルの他端部にプラグを設け、上記プラ
グが着脱自在に接続されるソケットを制御用端末器の端
末器本体に設けているので、ケーブルの着脱を容易に行
えるという効果がある。
配線されたケーブルを介して外部との間で入出力を行っ
ているので、外部機器との接続をコネクタを用いて容易
に行うことができるという効果がある。請求項11の発
明は、上記ケーブルの他端部にプラグを設け、上記プラ
グが着脱自在に接続されるソケットを制御用端末器の端
末器本体に設けているので、ケーブルの着脱を容易に行
えるという効果がある。
【0054】請求項12の発明は、トライアックの両端
間にコンデンサと抵抗とを直列に接続しているので、ト
ライアックに加わるサージ電圧やノイズを低減して、ト
ライアックの誤動作を防止できるという効果がある。請
求項13の発明は、制御部の出力信号に応じてトライア
ックをトリガするフォトカプラを設け、フォトカプラの
二次側の端子間に互いに逆向きに直列接続された1対の
ツェナーダイオードを接続しているので、フォトカプラ
の両端に発生する電圧の最大値を規制して、フォトカプ
ラに耐圧の小さい素子を使用することができ、制御用端
末器のコストダウンや小型化が図れるという効果があ
る。
間にコンデンサと抵抗とを直列に接続しているので、ト
ライアックに加わるサージ電圧やノイズを低減して、ト
ライアックの誤動作を防止できるという効果がある。請
求項13の発明は、制御部の出力信号に応じてトライア
ックをトリガするフォトカプラを設け、フォトカプラの
二次側の端子間に互いに逆向きに直列接続された1対の
ツェナーダイオードを接続しているので、フォトカプラ
の両端に発生する電圧の最大値を規制して、フォトカプ
ラに耐圧の小さい素子を使用することができ、制御用端
末器のコストダウンや小型化が図れるという効果があ
る。
【0055】請求項14の発明は、上記フォトカプラは
トライアックのゲートとアースとの間に接続され、トラ
イアックのオフ時はトライアックのゲートとアースとの
間を短絡し、トライアックをトリガする際にゲートとア
ースとの間を開放しているので、トライアックのオフ時
にトライアックのゲートをアースに接続することによ
り、トライアックの耐ノイズ性を向上させることができ
るという効果がある。
トライアックのゲートとアースとの間に接続され、トラ
イアックのオフ時はトライアックのゲートとアースとの
間を短絡し、トライアックをトリガする際にゲートとア
ースとの間を開放しているので、トライアックのオフ時
にトライアックのゲートをアースに接続することによ
り、トライアックの耐ノイズ性を向上させることができ
るという効果がある。
【0056】請求項15の発明は、トライアックのゲー
トとアースとの間にスイッチング素子を設け、トライア
ックのオフ時はフォトカプラがスイッチング素子をオン
して、トライアックのゲートとアースとの間を短絡し、
トライアックをトリガする際にフォトカプラがスイッチ
ング素子をオフして、ゲートとアースとの間を開放して
おり、トライアックをトリガする時のみフォトカプラの
一次側に電流を流せば良く、請求項14の発明に比べて
消費電流を低減できるという効果がある。
トとアースとの間にスイッチング素子を設け、トライア
ックのオフ時はフォトカプラがスイッチング素子をオン
して、トライアックのゲートとアースとの間を短絡し、
トライアックをトリガする際にフォトカプラがスイッチ
ング素子をオフして、ゲートとアースとの間を開放して
おり、トライアックをトリガする時のみフォトカプラの
一次側に電流を流せば良く、請求項14の発明に比べて
消費電流を低減できるという効果がある。
【図1】実施形態1の制御用端末器の回路図である。
【図2】同上の要部回路図である。
【図3】同上の外観斜視図である。
【図4】実施形態2の制御用端末器の回路図である。
【図5】実施形態3の制御用端末器の回路図である。
【図6】実施形態4の制御用端末器の回路図である。
【図7】制御用端末器の参考例の回路図である。
【図8】遠隔監視制御システムの概略構成図である。
【図9】(a)〜(c)は同上に用いる伝送信号の説明
図である。
図である。
【図10】従来の制御用端末器の回路図である。
5 リモコンリレー 10 信号処理部 S1 トライアック PC1,PC2 フォトカプラ t1,t2 出力端子
Claims (15)
- 【請求項1】固有のアドレスがそれぞれ設定された操作
用端末器及び制御用端末器を2線式の信号線を介して伝
送処理装置に接続し、この伝送処理装置からは各端末器
を個別に呼び出すアドレスデータを含む伝送信号を信号
線に時分割多重で送出することによって操作用端末器及
び制御用端末器を個別にアクセスし、伝送信号に同期し
て設定した信号返送期間に操作用端末器からの操作デー
タを受信すると、操作データに基づいて制御データを作
成し、操作データを発生した操作用端末器に対応した制
御用端末器に対して制御データを上記伝送信号により伝
送し、当該制御用端末器では受信した制御データにより
負荷の動作を制御する遠隔監視制御システムの制御用端
末器であって、上記伝送処理装置から上記信号線により
時分割多重で伝送されるアドレスデータや制御データを
含む伝送信号を受信する受信部と、受信部が受信した伝
送信号に含まれる制御データに応じて、リモコンリレー
と交流電源との間に接続されたトライアックをトリガし
て、リモコンリレーをオンオフさせる制御部とを備え、
リモコンリレーをオンする際にトライアックをトリガす
るタイミングと、リモコンリレーをオフする際にトライ
アックをトリガするタイミングとを交流電源の出力の極
性に応じて設定したことを特徴とする遠隔監視制御シス
テムの制御用端末器。 - 【請求項2】固有のアドレスがそれぞれ設定された操作
用端末器及び制御用端末器を2線式の信号線を介して伝
送処理装置に接続し、この伝送処理装置からは各端末器
を個別に呼び出すアドレスデータを含む伝送信号を信号
線に時分割多重で送出することによって操作用端末器及
び制御用端末器を個別にアクセスし、伝送信号に同期し
て設定した信号返送期間に操作用端末器からの操作デー
タを受信すると、操作データに基づいて制御データを作
成し、操作データを発生した操作用端末器に対応した制
御用端末器に対して制御データを上記伝送信号により伝
送し、当該制御用端末器では受信した制御データにより
負荷の動作を制御する遠隔監視制御システムの制御用端
末器であって、上記伝送処理装置から上記信号線により
時分割多重で伝送されるアドレスデータを含む伝送信号
を受信する受信部を備え、受信部が受信した伝送信号に
含まれる制御データに応じて、負荷と交流電源との間に
接続されたトライアックをトリガして、負荷をオンオフ
する制御部とを備えて成ることを特徴とする遠隔監視制
御システムの制御用端末器。 - 【請求項3】リモコンリレーの動作状態を表示する動作
表示灯を設けたことを特徴とする請求項1記載の遠隔監
視制御システムの制御用端末器。 - 【請求項4】リモコンリレーの動作が正常か否かを検出
する異常検出手段と、異常検出手段の検出結果に応じて
リモコンリレーの異常状態を点灯状態で表示する異常表
示灯とを設けたことを特徴とする請求項1記載の遠隔監
視制御システムの制御用端末器。 - 【請求項5】異常検出手段はリモコンリレーに流れる電
流に基づいてリモコンリレーの動作が正常か否かを検出
することを特徴とする請求項4記載の遠隔監視制御シス
テムの制御用端末器。 - 【請求項6】アドレスデータの設定値を表示する液晶表
示部を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の遠
隔監視制御システムの制御用端末器。 - 【請求項7】リモコンリレーのオンオフ状態を外部に出
力する出力部を設けたことを特徴とする請求項1記載の
遠隔監視制御システムの制御用端末器。 - 【請求項8】外部から接点信号が入力される接点入力部
を設け、接点入力部に入力された接点信号に応じて制御
部がトライアックをトリガすることを特徴とする請求項
1又は2記載の遠隔監視制御システムの制御用端末器。 - 【請求項9】上記接点信号は外部に設けた自動点滅器や
タイマから入力される接点信号であることを特徴とする
請求項8記載の遠隔監視制御システムの制御用端末器。 - 【請求項10】一端部にコネクタが配線されたケーブル
を介して外部との間で入出力を行うことを特徴とする請
求項7乃至9記載の遠隔監視制御システムの制御用端末
器。 - 【請求項11】上記ケーブルの他端部にプラグを設け、
上記プラグが着脱自在に接続されるソケットを制御用端
末器の端末器本体に設けたことを特徴とする請求項10
記載の遠隔監視制御システムの制御用端末器。 - 【請求項12】トライアックの両端間にコンデンサと抵
抗とを直列に接続したことを特徴とする請求項1又は2
記載の遠隔監視制御システムの制御用端末器。 - 【請求項13】制御部の出力信号に応じてトライアック
をトリガするフォトカプラを設け、フォトカプラの二次
側の端子間に互いに逆向きに直列接続された1対のツェ
ナーダイオードを接続したことを特徴とする請求項1又
は2記載の遠隔監視制御システムの制御用端末器。 - 【請求項14】上記フォトカプラはトライアックのゲー
トとアースとの間に接続され、トライアックのオフ時は
トライアックのゲートとアースとの間を短絡し、トライ
アックをトリガする際にゲートとアースとの間を開放す
ることを特徴とする請求項13記載の遠隔監視制御シス
テムの制御用端末器。 - 【請求項15】トライアックのゲートとアースとの間に
スイッチング素子を設け、トライアックのオフ時はフォ
トカプラがスイッチング素子をオンして、トライアック
のゲートとアースとの間を短絡し、トライアックをトリ
ガする際にフォトカプラがスイッチング素子をオフし
て、ゲートとアースとの間を開放することを特徴とする
請求項14記載の遠隔監視制御システムの制御用端末
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10028298A JPH11285172A (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | 遠隔監視制御システムの制御用端末器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10028298A JPH11285172A (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | 遠隔監視制御システムの制御用端末器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11285172A true JPH11285172A (ja) | 1999-10-15 |
Family
ID=14269850
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10028298A Pending JPH11285172A (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | 遠隔監視制御システムの制御用端末器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11285172A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002110011A (ja) * | 2000-09-26 | 2002-04-12 | Matsushita Electric Works Ltd | 負荷制御システムの機能追加装置 |
JP2005282653A (ja) * | 2004-03-29 | 2005-10-13 | Taiyo Nippon Sanso Corp | 液体貯槽装置 |
-
1998
- 1998-03-26 JP JP10028298A patent/JPH11285172A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002110011A (ja) * | 2000-09-26 | 2002-04-12 | Matsushita Electric Works Ltd | 負荷制御システムの機能追加装置 |
JP2005282653A (ja) * | 2004-03-29 | 2005-10-13 | Taiyo Nippon Sanso Corp | 液体貯槽装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050405 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050606 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051108 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060418 |