JP3816444B2 - 植物の栽培状態を改善するための成形体 - Google Patents

植物の栽培状態を改善するための成形体 Download PDF

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    • A01G27/00Self-acting watering devices, e.g. for flower-pots
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Description

【0001】
本発明は植物の栽培状態を改善する成形体に関する。
【0002】
あらゆる種類の容器、特に植木鉢内の植物の根が、主として容器の下方境界領域及び底で発育することが知られている。植物が適宜に植え換えられない場合、根の稠密なマットが発現する。その後、根は、根鉢の内側領域に広がり、特に急速に生長する植物では根鉢全体に密集する。その結果、次のような問題が生じる。
【0003】
水または栄養液の分布が貧弱及び/または不規則になる。
【0004】
根鉢と植木鉢の壁面との間にひび及びみぞが生じ、偏った排水が生じ、根鉢の部分での給水が不十分になる。
【0005】
根鉢全体の完全乾燥が早まる。
【0006】
植物の欠乏症状が生じる。
【0007】
植物が枯れる。
【0008】
植栽容器の受け皿または貯蔵ポットに水を注入した場合、最も稠密なマットが位置する根鉢の下部のみに給水される。水が長時間にわたって受け皿内に留まる場合、まだ健全な根が腐り始める。その結果、根及び植物が完全な腐食に通じ得る損傷を受けることになる。
【0009】
水消費が少ない植物、例えば日陰に置く屋内植物は、給水が過剰になり、実質的に水浸しになることが多い。たいていの屋内植物は、主として水遣りが頻繁すぎるし、水遣り間隔が短すぎ、根鉢が乾燥を開始したり、完全乾燥したりすることができない。その結果、栽培土内の基体に酸素欠乏及び過酸性化が生じる。
【0010】
これらの状態の下で根鉢を固めることから生じるさらなる問題は、植物性物質発生、有害生物発生、根及び植物の真菌性病害発生、落葉、植物の一部または全体の腐敗である。
【0011】
特に鉢植え植物の場合、植栽容器は、小さ過ぎることが多く、植物の根のため十分な空間がない。上方からの通常の水遣りは、表面的に泥を作ることになり、植物基体(支持体)の湿潤性が減少し、水は、植物基体に浸透することなく、植栽容器と植物基体の間をもっぱら流下することになる。その結果、栄養分及び水が欠乏し、生長が低下し、落葉が生じ、有害生物が発生し、抵抗の低下による病害が発生し、植物の一部または全体が腐敗する。
【0012】
あらゆる種類の植栽容器は、過剰な水を流し捨てるいわゆるドレインをほぼ備えているが、殆どの場合、栄養分が水に吸収される。このことは、一方で、栄養分の喪失を意味しており、他方で、容器の外面、床が汚い排水で汚れることを意味する。
【0013】
水遣りを制御するための、または経済的に水遣りを行うためのシステムとしては、以下のものが公知である。
【0014】
溜め部を形成する挿入物。
【0015】
毛細管芯、マット、フリースなど。
【0016】
滴下式水遣り。
【0017】
上方から挿入できる水容器。この場合、植物基体に挿入される容器部分が多孔性となっており、水が浸透するのを可能にし、そして、この部分の上方または挿入した部分自体に設けた容器内に水を貯蔵する。
【0018】
これらのシステムの欠点は、以下の通りである。
【0019】
給水が不規則である。
【0020】
根鉢の通気が不十分または不足である。
【0021】
特にカルシウムを含む水及び風解のために、毛細管システム(芯、フリース、焼成クレー[目が細かすぎる])を長時間使用した後の孔詰まりまたは泥染めが生じる。
【0022】
手間がかかり、施用が複雑である。
【0023】
設計が魅力的でない。
【0024】
生産管理に要求が厳しい。
【0025】
価格性能比が好ましくない。
【0026】
従って、本発明の第1の目的は、固めた根鉢の場合でも、特に水及び/または空気の根への供給を改善することができるように植物の栽培状態を改善する成形体を提供することにある。
【0027】
他の目的は、公知の植物容器と組み合わせることができる成形体の設計を提供することにある。
【0028】
最初に述べた目的は、特許請求の範囲の請求項1乃至請求項8に記載する成形体によって達成される。それ以降の請求項は、少なくとも1つが第2の目的を満たす好ましい実施例を示している。
【0029】
本発明の主要な態様のうちの1つは、植栽容器内に成形体を設置することにある。この成形体は、植栽容器の内部、即ち、植物基体に、従って根鉢内に突入する好ましくは円錐形の突起を備える。突起及び/またはその外皮の頂点は、成形体の内部から植物基体への水または空気の浸透を可能にする開口を備えている。突起の下端には、基部が設けてあり、この基部は、本質的に、突起に対してほぼ直角に延びる平坦部分すなわちプレートの形をしている。円錐形突起の場合、基部は、たとえば、突起の脚部に連結したリングの形をしていてもよい。基部の反対側、たとえば、縁のところにはリムが設けてあり、それによって、基部側にある領域を壁のように区切り、従って、基部側にくぼみを区切る。
【0030】
それ故、最も単純な場合、成形体は、基部の縁が下向きのカラーを含むソンブレロに似ている。
【0031】
請求項8に記載の別の実施例においては、表面付近での水遣り効果が、円錐形突起が頂付近でほとんどまたは完全に不透水性という事実によって促進される。それに対して、その下方の太くなっている端部は、透水性となっているか及び/または孔を備えている。この成形体は、頂点を下にして上から植物基体に挿入することを意図している。これにより、頂点が水溜めを形成し、一方、水は突起の下端、すなわち、植物基体の表面付近で外に出ることができる。
【0032】
あるいは、またはそれに加えて、成形体は、透水性材料たとえば粘土で作り、その結果、材料を通してのそして材料内での液体交換が可能となる。
【0033】
円錐形状は、この種の成形体を頂点を先にして植物基体内へ押し込むことができるという点で有利である。少なくとも植物基体に挿入することになっている成形体部分は、中空であるか、または、毛細管効果を介して液体を吸収、導くことができる材料で作る。この内部空間は、成形体挿入後も、給水のためにアクセス可能である。
【0034】
以下、図面を参照しながら実施例によって本発明をさらに説明する。
【0035】
図1及び図2は、植栽容器(植木鉢)3内の挿入物2(図1)の形、そして、支持体5の形をした本発明による成形体1を示している。いずれの場合でも、植栽容器3は受け皿7内に設置されている。図1では、成形体1のほぼ環状の基部9が、貯水材料(多孔性粒状物)10で覆ってある。このような粒状材料は、植栽用にはそれ自体公知である。粒状物の層は受け皿7の上縁よりやや高くなっている。従って、根鉢を収容した土壌(図示せず)は、最高水面が受け皿7の上縁6で決まるので、植木鉢内の水面と直接接触することはない。受け皿7との水交換は、ドレイン孔8で確保される。
【0036】
1つの特徴は、突起(円錐体)15を土壌に突入していることにある。頂点のところ及び/または頂点付近横方向に、開口17が設けてある。これらの開口によって、突起15の内部から根鉢の中心付近への空気及び/または水の供給が可能となるが、過剰な水の排出も可能である。
【0037】
さらに、成形体は多孔性の導水材料で製作している。従って、水が毛細管作用によって頂点へ導かれ、水、空気両方の交換が突起15の壁を通して並びに基部9を通して可能となる。これにより、成形体はまた、水及び栄養分のためのある種の貯蔵能力を備える。
【0038】
成形体1のための特に適した材料は、可能な限り多孔性である焼成クレーである。
【0039】
テストを行った結果、多孔性が不十分である場合、成形体の材料が比較的短い時間で不透水性となることがわかった。石灰沈着に加えて、水の添加物、例えば栄養分が沈着する可能性がある。従って、十分に高い多孔性によって、長時間にわたって成形体の機能を確保できる。当業者にとって多孔性を調整する方法は公知である。
【0040】
単一の挿入物2は、基本的に、下方から植栽容器3に取付けるのにも適している。図2及び図3に示す成形体は、基部9の周縁に付加的な環状隆起19を有し、突起15の周囲に環状のみぞ20を設けている。このみぞは、根に直接アクセスできる第1の水溜め部を形成する。過剰な水は、単に突起15の外面に沿って流れ下り、みぞ20内に集められ、植栽容器3内へ徐々に流れ戻る。
【0041】
受け皿も植木鉢内に配置されたみぞの形であってもよく、この場合、成形体はみぞの頂部に置かれる。
【0042】
これにより、以下の利点が得られる。
【0043】
栽培上の安全の向上。
【0044】
根の下方領域の腐れがないこと。
【0045】
とりわけ貯水できる突起15内の水及び栄養分の貯蔵により栄養分の流失がないこと。
【0046】
特に突起15の頂点を通しての規則的な水、栄養分の分布により根鉢(土塊)内の根の分布の改善。
【0047】
植木鉢の底にある排水孔の、たとえば粘土片による付加的な閉塞がもはや不要である。
【0048】
根及び植物の生長の改善。
【0049】
成形体を積み重ねて保管できること。
【0050】
植え換え、水遣りの間隔が長くなること。
【0051】
以下、成形体のいくつかの有利な変形例及び応用例を説明する。
【0052】
図3によれば、粒状材料21または別の吸収性材料がみぞ20に充填してある。図4に示すように、成形体1下方のスペース26は、溜め部としても作用する。このスペースによって、例えば遅効性栄養カプセルの挿入が可能となり、これにより、連続的に長期にわたって栄養分の供給が確保できる。図5は、第3の変形例を示しており、ここでは、例えばスポンジの形をした弾性透水性フープまたはリング27が基部の縁に設けてあり、粒状物または土壌が成形体の下方にある溜部内に侵入するのを防止する。同時に、過剰な水は、成形体1内に直ちに導かれる。
【0053】
図6及び図7は、突起15の高さを高くした実施例を示す。これらの突起は、通気及び給水を確実にする背の高い植栽容器の内部にさらに深く突入する。しかしながら、他方では、特に頂点のところで突起の破壊する危険が増大するため、適切な設計及び適切な材料の選択を考慮しなければならない。
【0054】
図6に示す実施例においては、フリースまたは水遣りマット28が、基部9上に設置してある。これは、特に、合成材料または一般的に毛細管のない材料で作った成形体にとって、突起の基部から頂点に水を確実に導くのに必要である。図7によれば、基部9は2つの環状隆起部30を有する。これらの隆起部は、成形体1に装着した植栽容器をより良好に支持できると共に、図2のものよりもいくぶん小さい水溜め部31を形成する。
【0055】
図8では、保水スポンジ33が、スペース26内に挿入してある。図9に示す実施例では、突起の頂点が、例えば水を導くための芯29、毛細管付き吸収性プラスチック要素またはスポンジ(図示せず)を挿入するための拡大開口35を備えている。
【0056】
図10では、毛細管成形体39(たとえば、スポンジ)が、基部9と植栽容器3の壁との間のスペース38に挿入してあり、水を貯蔵すると共に、土壌が溜め部(「湿潤帯域」)に入り込むのを防止している。毛細管成形体はまた、成形体の縁の下方に設置してもよい。この場合、スペース26をシールすることになり、特に水が植物基体からゆっくりと排出することになる。さらに、毛細管成形体は、成形体の下縁を衝撃から保護するので、輸送、保管の性能を向上させる。
【0057】
成形体それ自体は、好ましくは、比較的高い導水性、透水性及び貯蔵能力を有する多孔性の高い焼成クレーで製作される。クレー材料の特性に関する重要なパラメータは、焼き時間、焼き方法及び焼き温度である。成形体の材料、特にクレーは、さらに多孔度増大物質(たとえば、パーライト、軽石、木粉またはおがくず)を混ぜ合わせてもよい。また、特に栄養分を貯蔵し、長期間にわたって放出させるために、例えばゼオライトのような高カチオン交換能力を有するクレーであってもよい。
【0058】
しかしながら、成形体はまた、現在植木鉢に使用されているような多孔性の低いクレーまたは他の合成材料で製作してもよい。特に後者の場合、成形体が水及び空気を通すための開口を設ける必要がある。一般的に、多孔性の高い成形体では、通気のために突起の頂点付近にある開口を通る付加的な通路があればよい。
【0059】
特にプラスチック材料を使用するとき、突起の上側及び/または下側(すなわち、本質的には基部のスペース26)及び突起の内部は、導水層を油脂、突起への及び突起に沿っての水の移動を確保するとよい。これは、接着マットでもよいが、同様に吹付け材料であってもよい。
【0060】
円錐体の代わりに、他の形状の突起も考えられる。しかしながら、植物基体に挿入するにはいくぶん円錐形状であることが好ましい。円錐形状は積み重ねでき、植栽容器への挿入及び植栽容器からの取出し用のハンドルの役割を果たす。
【0061】
図11は、特に矩形の植栽ボックス42に挿入するのに適している細長い実施例40を示している。成形体40を別体とせずに、ボックス42の一体要素として形成してもよい。即ち、成形体がボックス42の底を構成してもよい。
【0062】
図12は、2つの突起47を形成した矩形の基部45を有する第9の実施例44を示している。この実施例は、特に盆栽用の植栽容器での用途を意図しており、栽培の負担を減らす。同時に、この実施例は、特に盆栽植物が非常に敏感である水遣りの不十分または過剰に関して安全性を高める。
【0063】
図13は、上方から植物基体へ押し込むように設計した成形体46の第10実施例を示している。この実施例は、本質的にカラー49を有する突起48から構成される。突起48の頂点50から中心付近までの下方部分53は、水溜め部を形成するために殆どまたは完全に不透水性である。例えば、突起がクレー製の場合、例えばプラスチック材料の不透水性挿入体52を下方部分53に挿入する。耐水または防水のコーティングも可能である。シール層はまた、成形体46の内面及びまたは外面全体を覆っていてもよい。シール層が成形体46の4分の1の高さの最小高さにわたって延在するのが好ましい。もしそれが、例えば突起の4分の3より高いならば、例えば成形体の全高にわたって延びているならば、上方領域に水交換用の開口54を設ける必要がある。基本的には、開口54により、下方部分53にある溜め部に集められなかった供給水を周囲の植物基体に直接分配することができる。従って、本実施例においては、成形体の材料とは無関係の有用な水遣り補助具となる。
【0064】
この成形体はまた、比較的多孔性の低い普通の焼成クレーで製作できる。これは、この材料が比較的短時間で孔詰まりを生じ、従って、本発明の目的のための十分な不透水性となるからである。溜め部と植物基体との間の水交換は、毛細管作用(顆粒状充填材51、毛細管壁材料)によって、溜め部の水を透水性部分に移送することで確保される。しかしながら、植物基体、好ましくは毛細管粒状材料51が成形体そのものを構成する、または、成形体内に収容された毛細管材料と直接接触して水交換を確保する。従って、最適な効果を得るためには、成形体46を顆粒51内に埋め込む。
【0065】
上述したように、外面にシール手段を設けることが可能である。これにより、成形体46の毛細管材料が、下方部分53における溜め部から上方部分55における交換領域まで水を移送することも可能となる(図15参照)。この場合、不透水性外皮または層62を外面に設け、成形体の下方領域に水が侵入するのを防いで、上方領域における水の供給を介して長期間にわたる湿潤効果を達成するのが好ましい。
【0066】
成形体はまた、殆どまたは完全に不透水性の材料で全体を製作してもよい。例えばプラスチック材料で製作してもよい。この場合、開口54を設ける必要があり、または、上方部分55における液体交換を確保するための他の手段を採用する必要がある。通常のクレーまたは同様の細かい多孔性の材料は、一般的透水性が不十分であり、透水性が、直ぐに沈泥または石灰沈着によって低下してしまう。
【0067】
従って、第11実施例によって図14に示すように、不透水性下方部分53が溜め部を構成し、一方、上方部分55において水が開口54を通ることができ(成形体がいっぱいのとき)及び/または矢印56に従って成形体46の透水性材料を通過できる。水位が透水性部分と不透水性部分との間の限界より下になると、給水は毛細管作用に確保される。この目的のために、成形体46は、多孔性の毛細管粒状物57で満たされる。
【0068】
従って、水消費量が減り、より長い期間にわたって給水が維持される。給水をこの状態で続けるために、例えば頂点50から開口54を通って延びる毛細管システム(芯、スポンジ)を設けてもよい。
【0069】
この第11実施例は、水遣り中に周囲の植物基体の流入を阻止する高くしたリム(図示せず)含む。それに加えて、内側には、漏斗状に成形したふるい状挿入体59が設けてあり、これは、不純物の侵入を防止するのに加えて、粒状物のない内部スペースを形成するから水貯蔵能力を高める。
【0070】
図15は、成形体全体が多孔性体からなる変形例を示している。下方領域内の水は、成形体46の壁によって透水性を有する上方部分55まで導かれ、その結果、毛細管材料を詰める不要がない。この実施例では、水が成形体から下方領域にある植物基体に侵入し得るように多孔性の高い材料を使用することも考えられる。そして、特に外皮62が図示のように設けられた場合、上方部分55への移送が確実に改善される。異物(植物基部、葉その他)の侵入を阻止するために、ふるい状挿入体59が成形体の開口部に配置してある。
【0071】
顕著な特徴は、別のふるい状挿入体70である。これは、より明確にするために図16に別にしてあり、ふるい状挿入体59の代わりに使用することができる。このふるい状挿入体70は中央突起71を有し、これにより、円形のリム72を形成している。突起71は、成形体46から取出すときのハンドルの役割を果たし、円形のリム72によって支持体上に置くことができる。概して、この形状により、積み重ね性をかなり改善することもできる。
【0072】
蒸発量を減らし、より規則的な給水を行うために、成形体46に、ハイドロカルチャー用として知られる粘土顆粒を詰めてもよいし、他のもの、一層詳しくは、吸水性材料を詰めてもよい。
【0073】
概して、上から植物基体に押込む本体は、土を緩める効果を提供し、植物基体に直接給水を導き、さらに周囲の土壌への持続的な給水のために一時的に水を貯蔵することによって水遣り補助具(導水装置)を構成する。これにより、給水が表面に流れ出るのを防ぎ、成形体の表面に沿って頂点50へ流れ下ることによって、水は、植物基部の内部、そして根鉢の内部へ導かれる。
【0074】
特に、この配置は、以下の利点を与える。
【0075】
固められた根鉢の場合に水遣りが簡単になる。
【0076】
水分布の調和がより大きくとれる。
【0077】
突起の頂点で付加的な水貯蔵ができる。
【0078】
最適な肥料効果を得ることができる(長期間肥料挿入体として適用することも
できる)。
【0079】
植物基体の表面が泥だらけ及び/または外皮で覆われている場合でも上から
の付加的な通気を行える。
【0080】
扱いが簡単である。
【0081】
有利な価格性能比で簡単に製造できる。
【0082】
生育の改善ができる。
【0083】
溜め部を形成する受け皿と、下からの水遣り、通気を行うための成形体と関連した相乗効果。特に図1〜12に示す実施例の1つ。
【0084】
ほとんど目に付かない。
【0085】
図17は、底に配置された成形体1を有する植栽容器3の横断面図であり、この成形体1は植物基体60で覆われ、さらに、2つの成形体46が上から挿入してある。通気及び給水が改善されたことにより、根61の生育がより規則正しくなり、特に、植栽容器の内容の中央に向かって生長した根が多くなっている。植栽容器3は、受け皿63に載置され、この受け皿が飾り鉢64内に配置されている。
【0086】
図18は、上から挿入した成形体46と共に使用するための水遣り補助具(導水装置)76を示している。この水遣り補助具76は、成形体46に取り付ける連結部77を有する。水遣り補助具76は弾性材料で製作され、成形体46が水遣り補助具76によって構成されるような配置において植栽容器の内容物の表面に設置することができる。次いで、水遣り補助具76を、おそらくはいくつかに分けて容器の内容物に押し込む。水は、漏斗(充填補助器具)78を通して供給する。この場合、漏斗78は、1つの成形体46の直ぐ上に配置してある。同時に、供給された水は、他の成形体46へ容易に導かれる。
【0087】
特に水遣り補助具と共に、成形体46の屋外での適用も可能である。
【0088】
さらに改善効果を得るために、成形体46を毛細管顆粒層51で囲めば、浸透した水の分配を改善できると共に泥堆積を防ぐこともできる。
【0089】
最後に、図19は、突起15の形をした成形部分として成形体81を一体化した植栽容器3を示している。イグルーに似た丸みの付いた形状は、特に、粘土から植栽容器を製作する技術によって作られている。容器の底は、ドレイン孔83を設けている。
【0090】
図示実施例において、本発明の成形体は突起15に集約されているが、例えば、実質的に図1及び3〜11の実施例のうちの1つによる成形部分を設計することが考えられる。
【0091】
突起15の高さは、植栽容器の充填高さの1/5または1/4に等しく、ぜいぜい1/2に等しいのが好ましい。浅い植栽容器が使用される盆栽栽培においては、突起(単数または複数)の高さは、上限により近くなっているか、または、それより大きくさえあるかも知れない。
【0092】
要約すれば、突起15(好ましくは、ほぼ円錐形またはピラミッド形であり、上から及び/または下から根鉢内に突入している)は、根への調和のとれた給水ばかりでなく、表面での、さらに、容器の底及び内部での栄養分、空気の調和のとれた供給も行う。従って、本発明の成形体は、いわゆる生物学的栽培(高酸素需要のある生物学的に非常に活発な植物基部)及び水栽培(成形体が植栽容器の底で通常の排水孔をさらに覆い、それによって、根の外植を防ぐ)にとって特に有用である。
【0093】
当業者であれば、特許請求の範囲に定義したような発明の範囲から逸脱することなく先の実施例から数多くの変形例を考え出すことが可能であろう。そのような変形例としては以下のようなものがある。
【0094】
根の内殖を防ぐために毛細管のある剛性発泡プラスチック(好ましくは、細かい目の表在フリースを含む)から突起または成形体全体を製造すること。
【0095】
ステンレス鋼またはプラスチック材料のキャップで突起の頂点を補強し、それによって、プラスチック材料の植木鉢の底を突き通すことができるようにすること。
【0096】
スポンジ、例えばポリウレタンのスポンジで作った周囲補正リング(図10)を設けること。
【0097】
突起の頂点から延びる芯の代わりに、可撓性のあるポリウレタン発泡材成形片を使用すること。
【0098】
栄養分、添加剤の長期間持続供給を行うために栄養分、添加剤を組み込んだ成形体。
【0099】
2つ以上の一体化した成形体(81)と共に、例えば、図19に示すような底に一体化した成形体を有する植栽容器。
【0100】
異なった形状の突起、例えばほぼ円筒形及び/または中央拡大形の突起を有する、植物基部に埋め込んで水遣り補助具として使用するときに拡大溜め部を形成する成形体。
【0101】
ふるい状挿入体(59)が、成形体の縁を覆う拡大縁を備え、それによって、成形体の上縁での給水及び蒸発を防ぎ、それによって、特に毛細管材料で作った成形体においてミクロフローラ(藻など)の形成を防ぐこと。
【図面の簡単な説明】
【図1】 成形体を備えた植栽容器を示す断面図である。
【図2】 成形体に装着した植栽容器を示す断面図である。
【図3】 成形体の種々の実施例を示す断面図である。
【図4】 成形体の種々の実施例を示す断面図である。
【図5】 成形体の種々の実施例を示す断面図である。
【図6】 成形体の種々の実施例を示す断面図である。
【図7】 成形体の種々の実施例を示す断面図である。
【図8】 成形体の種々の実施例を示す断面図である。
【図9】 成形体の種々の実施例を示す断面図である。
【図10】 成形体の種々の実施例を示す断面図である。
【図11】 成形体の種々の実施例を示す断面図である。
【図12】 成形体の種々の実施例を示す断面図である。
【図13】 上から挿入することを意図した成形体の断面図である。
【図14】 上から挿入することを意図した成形体の断面図である。
【図15】 上から挿入することを意図した成形体の断面図である。
【図16】 ふるい状挿入物の断面図である。
【図17】 底に設置した成形体及び上から挿入した成形体と共に植栽容器を示す断面図である。
【図18】 水遣り補助具を備える植木鉢の正面図である。
【図19】 一体の成形体を有する植栽容器の断面図である。
【符号の説明】
1 成形体
2 挿入体
植栽容器(植木鉢)
5 支持体
7 受け皿
8 ドレイン孔
基部
10 貯水材料(多孔性粒状物)
15 突起(円錐体)
17 開口
19 環状隆起
20 みぞ
26 スペース
27 リング
28 水遣りマット
29 芯
30 環状隆起
33 保水スポンジ
35 拡大開口部
39 毛細管成形体
42 矩形植栽ボックス
46 成形体
47 突起
48 突起
49 カラー
50 頂点
53 下方部分
54 開口
57 多孔性毛細管粒状物
58 高くしたリム
59 ふるい状挿入体
62 外皮
70 ふるい状挿入体
71 中央突起
72 リム

Claims (19)

  1. 植物の栽培状態を改善するための成形体であって、少なくとも1つの突起を備え、この突起が、全体的に、その底部から先端に向かって先細となっており、それによって、植栽容器に収容された植物基体内に成形体を突起を先にして配置することができ、より詳細には、この植物基体に突起が突き刺さるか、またはその中に埋め込まれるように配置され
    その突起の少なくとも有効部分が、透水性毛細管材料から構成されるか及び/または複数の開口を備えているか及び/または導水性層によって覆われており、それによって、突起を通して、植物基体内との、物質、例えば空気と水の交換を行うことができ、植物基体内、特に植物の根鉢における通気及び/または給水及び/または肥料供給を改善することができ、突起は基部から直立し、この基部が、突起の向い側に、突起と連通する液体交換用のスペースを有し、このスペースが、水溜めとして作用すると共に、特に吸水性または導水性材料または栄養分及び添加物の源を受入れることができるようになっていることを特徴とする成形体。
  2. 請求項1記載の成形体において、全体的に透水性材料、好ましくはクレー、より好ましくは高多孔性クレーで製作したことを特徴とする成形体。
  3. 請求項2記載の成形体において、透水性材料が多孔度を増大させる及び/または液体を貯蔵できる有効量の成分を、 より詳しくはゼオライトを、含むことを特徴とする成形体。
  4. 請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項に記載の成形体において、栄養分及び/または添加物を成形体に含浸し、このような物質の長期供給を行うようにしたことを特徴とする成形体。
  5. 請求項1乃至請求項4のうちいずれか1項に記載の成形体において、少なくとも突起が高分子、透水性で剛性のある海綿状プラスチック材料から構成されることを特徴とする成形体。
  6. 請求項1乃至請求項5のうちいずれか1項に記載の成形体において、少なくとも突起頂点をより大きい抵抗性のある材料、より詳しくは金属または合成材料のキャップで覆い、それによって、突起に損傷を与えることなく、薄い合成材料及び植物基体を突き通すことができることを特徴とする成形体。
  7. 請求項1乃至請求項6のうちいずれか1項に記載の成形体において、突起が、本質的に中実または中空の円錐体の形をしていることを特徴とする成形体。
  8. 植物の栽培状態を改善するための成形体であって、その底部から先端に向かって先細となっている少なくとも1つの突起を備え、それによって、植栽容器に収容された植物基体内に成形体を突起を先にして配置することができ、より詳しくは、この植物基体に突起が突き刺さるまたはその中に埋め込まれるように配置され
    その突起の少なくとも有効部分が、透水性毛細管材料からなるか及び/または内部に開口を備えるか及び/または導水性層に覆われており、それによって、突起を通して特に植物基体の内部との、物質、例えば空気と水の交換が可能であり、植物基体内、特に、植物の根鉢における給水及び/または栄養分供給を改善することができ、突起が頂点から始まってその実質部分である下方部分、より詳しくは、少なくとも約4分の1、多くても4分の3に渡る部分本質的に不透水性であり、突起の残りの上方部分が、透水性であるか及び/または、開口を備え、植物基体に上方から挿入したときに、不透水性部分が、上方部分を通しての液体交換用の水溜めとして作用し、植物基体の最上方層の完全乾燥を防ぐことができることを特徴とする成形体。
  9. 請求項8記載の成形体において、突起が、外部的及び/または内部的に、頂点付近のかなり下方の部分、より詳しくは、少なくとも約4分の1の部分に、不透水性または水阻止性の外皮及び/またはコーティングを備え、突起の残りの上方部分が透水性であるか及び/または、開口を備え、下方部分が上方からの植物基体への挿入後、溜めを形成することを特徴とする成形体。
  10. 請求項9記載の成形体において、外皮及び/またはコーティングが、成形体のほぼ全長にわたって延びており、成形体の上方領域に、開口または出口を備えていて透水性を達成することを特徴とする成形体。
  11. 請求項8乃至請求項10のうちいずれか1項に記載の成形体と共に使用する導水装置であって、本質的に漏斗状の充填補助器具及びそれに接続したダクトから構成され、このダクトが接続手段とそこに設けた出口とを備え、それによって、接続手段によって装置を成形体に取り付けることができ、また、液体、より詳しくは、水を接続した成形体に充填補助器具によって導くことができる導水装置。
  12. 請求項11記載の導水装置において、成形体に接続したままにするに十分に弾力的であり、成形体を植栽容器の植物基体に上方から挿入することを特徴とする導水装置。
  13. 請求項1乃至請求項7のうちいずれか1項に記載の少なくとも1つの成形体を有する植栽容器
  14. 請求項1乃至請求項7のうちいずれか1項に記載の成形体の少なくとも1つの突起が底に形成してあり、この底が、本質的に成形体の基部を形成する植栽容器
  15. 請求項13または請求項14記載の、植物基体及び植物を収容する植栽容器及び/または植栽容器の底部または植栽容器下方に配置した請求項1乃至請求項7のうちいずれか1項に記載の少なくとも1つの成形体を備え、成形体の突起が植栽容器の内部に突出し、成形体によって植栽容器内部での液体交換及び通気を確保する植物栽培組立体。
  16. 請求項13乃至請求項15のうちいずれか1項に記載の植物栽培組立体において、突起の高さが、植栽容器の充填高さの、5分の1、好ましくは、少なくとも1/4、より好ましくは、1/2以下であることを特徴とする植物栽培組立体。
  17. 請求項13乃至請求項16のうちいずれか1項に記載の植物栽培組立体において、粒状物の層、好ましくは、貯水材料の層、より好ましくは粒状クレーの層を、植栽容器の底に備え、突起の有効部分が、この層の上方へ延びており、植栽容器の底に貯水ゾーンを創り出しており、このゾーンと、その上方に配置した植物基体との間の液体交換を突起によって確保することを特徴とする植物栽培組立体。
  18. 請求項17記載の植物栽培組立体において、植栽容器の底またはその下方に受け皿が配置してあり、受け皿上縁がオーバーフローとして作用し、植栽容器の底のところの水溜め部内の最大レベルが予め決めてあり、このレベルが、植物基部下方の貯水材料の充填高さよりも下方にあり、植物基部と水との直接的な接触を避けることを特徴とする植物栽培組立体。
  19. 請求項13乃至請求項18のうちいずれか1項に記載の植物栽培組立体及び/または請求項8乃至請求項10のうちいずれか1項に記載の少なくとも第2の成形体を含む植物栽培組立体であり、この第2成形体が、好ましくは、請求項11または請求項12記載の導水装置に接続している植物栽培組立体。
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