JP3815537B2 - リクライニング装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、バックシートの傾斜角を調整するシートのリクライニング装置に関し、特に自動車の座席に適用するに好適な機構を備えたリクライニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の小型化したリクライニング装置としては、ラウンドリクライニング装置とも称される、特許第2645583号公報や特開平6−125821号公報等に記載されたものがある。ラウンドリクライニング装置は、略円板状のベースプレートと、そのベースプレート上に回転可能に組み付けられたギヤプレートを備え、ベースプレートとギヤプレートとの間にキャビティ(空間)を設けている。そして、そのキャビティ内にリクライニングのロック、アンロック機構が収容されている。すなわち、ギヤプレートの内周に内歯を形成し、その内歯と噛合可能な外歯を有する複数のロックギヤを半径方向にのみ摺動可能にベースプレートに組み付ける。ロックギヤは中心部に配設されたカムにて半径方向外方に押圧されるようになっており、カムはバネによりロックギヤをギヤプレートの内歯に押し付ける方向に回転付勢されている。常時はバネの付勢力によりロックギヤはギヤプレートの内歯に噛合してギヤプレートをベースプレートにロックしている。
【0003】
カムの非円形中心孔(角孔)にはセンターシャフトが挿通されている。センターシャフトを回転させることによりバネの付勢力に抗してカムを回転させ、ロックギヤを押圧するカムの力を解除してロックギヤとギヤプレートとの噛合を解除してロックを解除することができる。そして、センターシャフトにリクライニング操作レバーを設けてセンターシャフトを回転操作するようにしていた。
【0004】
ラウンドリクライニング装置のベースプレートをシートブラケットに、ギヤプレートをバックシートブラケットに固定することにより、バックシートの傾斜角度を任意に設定しロックすることができる。すなわち、リクライニング操作レバーを引きセンターシャフトを回転させることによりラウンドリクライニング装置をアンロック状態にしてバックシートの傾斜角度を調整する。調整後にリクライニング操作レバーを手指から離せばバネの付勢力によりカムが回転しラウンドリクライニング装置は再びロック状態に戻り、バックシートは調整した角度位置にロックされる。上記の構造は、ロック機構の構成部品がすべてベースプレートとギヤプレートとの間のキャビティに収容されるため、ラウンドリクライニング装置をユニット化でき、装置の外寸を小型化でき、量産性に適するという利点がある。
【0005】
ここで、クーペタイプの2ドア車等ではフロントシートのバックシートを前倒しにしてリヤシートへの乗降を容易にすることが行われる。バックシートを前倒しにした時の操作を簡易にするため、バックシートを前倒しにしたときはラウンドリクライニング装置がアンロック状態を維持するように、ギヤプレートの全周に内歯を設けず、一部にロックギヤの乗り上げ可能な平坦凸部を設けたものが特許第2645583号公報に開示されている。バックシートを前倒ししたときはロックギヤが平坦凸部に乗り上げ、内歯と噛合しないようにしたのである。この特許公報にはロックギヤが3枚のものが開示され、各ロックギヤは120°毎の位置に配設されている。このため、バックシートの回動許容範囲は最大120°である。
【0006】
また、実公昭53−15529号公報には、ロックギヤ(ロックプレート)を2枚とし、2枚のロックギヤは180°離れた対称な配置としてカム(押圧片)に掛かる中心分力を相殺させてラウンドリクライニング装置の強度を向上させたものが開示されている。
【0007】
また、特開平10−71042号公報には、ベースプレート、ギヤプレート、ロックギヤ等からなるラウンドリクライニングユニットを2組重ね合わせたものを用いたラウンドリクライニング装置が開示されている。2組重ね合わせることによりリクライニング装置としての剛性を向上させることを目的としたものである。ここでは、1組のラウンドリクライニングユニットに2枚のロックギヤを用いている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来の自動車では、上記に紹介したラウンドリクライニング装置で十分なリクライニング強度を有していた。しかしながら、近年、シートベルトの上側支承点を車体本体のセンターピラーではなくバックシートの側方上部に設ける動きが出てきた。シートを前後に移動調整してもシートベルトの装着感の快適さを損なわないためである。また、コンバーチブルの自動車ではセンターピラーがないため必然的にバックシートの側方上部がシートベルトの上側支承点になる。このように、バックシートの側方上部をシートベルトの支承点とした自動車では、シートベルトに掛かる荷重がそのままバックシートに掛かりリクライニング装置にトルクとして掛かることになる。
【0009】
通常の運転時にはシートベルトに掛かる荷重がリクライニング装置にトルクとして掛かっても何の問題もない。しかしながら、自動車の前面衝突といった非常時には、前面衝突の態様によっては異常に大きなトルクがリクライニング装置に掛かり、リクライニング装置の強度が不足することがあるという問題点が発生した。
【0010】
ラウンドリクライニング装置の強度は、ロックギヤの歯数の総数とロックギヤを半径方向に支承するベースプレートのガイド部分の有効長さ及びその数で決まる。このため、ロックギヤの枚数の多いものが有利である。ロックギヤが3枚のものが有利であるが、なお強度が不足することがある。そこで、ロックギヤを4枚とし単純に90°毎に配置すれば強度的には満足なものが得られる。しかし、ギヤプレートの一部にロックギヤの乗り上げ可能な平坦凸部を設けたものでは、バックシートの回動許容範囲は最大90°に制限されてしまい、バックシートの前倒しに対応することができないという問題点があった。
【0011】
また、特開平10−71042号公報に記載されたラウンドリクライニングユニットを2組重ね合わせたものは十分な強度を有する。しかし、単に2重に重ねたのであるから部品点数も2倍になり、重量も2倍、コストも2倍を要することになる。これは自動車部品に要求される軽量化、低コスト化の要請に反することになる。
【0012】
さらに、ロックギヤの形状を外歯から後端部にストレートに伸びる単純な形状のままロックギヤの枚数を増やしていくと、ロックギヤを後退させてギヤプレートの内歯から離脱させアンロックとする際に、隣接するロックギヤの後端部が互いに干渉して不都合が生じ、ロックギヤの枚数を増やせなくなるという問題点があった。後端部の干渉を防ぐためロックギヤの幅寸法を小さくすると外歯の歯数が減り強度が低下するという問題点を生ずる。外歯の歯数はそのままとしてロックギヤの形状を後方で縮幅して略きのこ形状の対称形とすると、きのこ形状の茎の部分で半径方向に案内することになるため、ガイド部分の有効長さが減り強度が低下するという問題点を生ずる。
【0013】
そこで、本発明は、ラウンドリクライニング装置の強度を大幅に向上させながらバックシートの前倒しに対応することができ、バックシートの回動許容範囲を最大180°近くまで広げることができて2ドア車やRV車への適用が可能になり、かつ、部品点数の増加も僅かで軽量化低コスト化といった自動車部品への要請も満たすことができるリクライニング装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、ラウンドリクライニング装置の強度を向上させるために欠かせないロックギヤの枚数の増加を、ロックギヤの後端部の干渉を防ぎながら、かつ、ガイド部分の有効長さを減少させることなく可能とするリクライニング装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明のうち請求項1記載の発明は、ベースプレートと、そのベースプレート上に回転可能に組み付けられ内歯を有するギヤプレートと、半径方向にのみ移動可能にベースプレートにガイドされて組み付けられ前記ギヤプレートの内歯と噛合可能な外歯を有する複数のロックギヤと、そのロックギヤの半径方向外方への移動を制御しロックギヤをギヤプレートの内歯に噛合させるカムと、前記ロックギヤを内歯と噛合させる方向に前記カムを回転付勢するバネと、前記カムの非円形中心孔に挿通され回転することにより前記バネの付勢力に抗してカムを回転駆動しロックギヤとギヤプレートとの噛合を解除することが可能なセンターシャフトと、を備えるリクライニング装置(以下、いわゆるラウンドリクライニング装置という)において、
前記ギヤプレートは、その内歯と同一円周上に内歯より山高でロックギヤが乗り上げ可能な平坦凸部が部分的に形成され、内歯と平坦凸部が交互に連続するようにされていることと、
前記ロックギヤは4枚用意され、そのロックギヤ2枚ごとに一対とされその各対の2枚のロックギヤは互いに180°離れた位置に配置され、一方、異なる対のロックギヤは互いに直角な位置ではない非四等分位置に配置されていることと、
前記4枚のロックギヤのうち近接する2枚のロックギヤの外歯と外歯の間隔角度(α)より前記平坦凸部の長さ角度(β)の方を大きくした(α<β)ことと、を特徴とする。
【0015】
このように構成すると、2対すなわち4枚のロックギヤでベースプレートとギヤプレートとの間に掛かるトルクを支承するから、リクライニング装置のロック強度が非常に強くなる。さらに、対になった2枚のロックギヤは互いに180°離れた位置に配置されているからロック時にカムに掛かる中心分力を相殺させることができ、リクライニング装置のロック強度を向上させることができる。
【0016】
そして、平坦凸部の長さ角度(β)が近接する2枚のロックギヤの外歯と外歯の間隔角度(α)より大であるから、ギヤプレートの回転に伴い平坦凸部に近接する2枚のロックギヤの両者が乗り上げている瞬間が存在する。4枚のロックギヤのうち1枚でも平坦凸部に乗り上げ半径中心方向に押し下げられている状態ではカムがバネの付勢力に従って回転できないため、他のロックギヤも内歯と噛合できずアンロックの状態が続く。従って、たとえば平坦凸部が1つのロックギヤの外歯の右端を押し下げてから隣のロックギヤの外歯の左端から離れるまでのギヤプレートの回転の間、アンロックの状態が続くことになる。すなわち、平坦凸部が近接する2枚のロックギヤをブリッジして広い角度範囲でアンロックとなる状態が出現する。このアンロックとなる角度範囲はバックシートを前倒しにする角度範囲に利用できる。
【0017】
そして、平坦凸部がロックギヤから完全に離れるとロックギヤはギヤプレートの内歯と噛合可能になり、通常のラウンドリクライニング装置と同様に、センターシャフトでバネの付勢力に抗してカムを回転させていない限りギヤプレートはロックされた状態になる。このロック可能な角度範囲はバックシートの傾度を調整する範囲として利用できる。
【0018】
上記のアンロックとなる角度範囲とロック可能な角度範囲とを加え合わせた角度範囲つまりバックシートの回動許容範囲は、対となったロックギヤが互いに180°離れた位置に配置されていることから、最大180°である。このように、ロックギヤを4枚用いてリクライニング強度を高めながらバックシートの回動許容範囲を最大180°まで広げることが可能になった。
【0019】
また、上記のリクライニング装置の部品点数は従来のものに比較してロックギヤが2枚増えたのみである。ロックギヤを案内するガイド部分も増えるが、ガイド部分はベースプレートと一体にプレス加工により形成される部分であるので部品点数の増加にはつながらない。平坦凸部もまたギヤプレートと一体にプレス加工により形成されるので同様である。このように、部品点数の増加を最小限に止めながらリクライニング強度を高めることが可能になった。
【0020】
次に、本発明のうち請求項2に記載の発明は、いわゆるラウンドリクライニング装置において、前記ロックギヤは4枚用意され、そのロックギヤ2枚ごとに一対とされその各対の2枚のロックギヤは互いに180°離れた位置に配置され、一方、異なる対のロックギヤは互いに直角な位置ではない非四等分位置に配置されていることと、前記ロックギヤの形状が、外歯から後端部に至る2つの辺部のうち一方の辺部は外歯の端から直線的にロックギヤの摺動方向と平行に後端部に至っているのに対して、他方の辺部は外歯の端から縮幅し幅狭となった後、直線的にロックギヤの摺動方向と平行に後端部に至る非対称形状とされていること、を特徴とする。
【0021】
このように構成すると、ロックギヤは非対称とされその後端部は縮幅されているので、近接する2枚のロックギヤがアンロックのため後退したとしても後端部が互いに干渉することがない。そして、ロックギヤの形状が非対称形状とされ、一方の辺部は外歯の端から後端部に直線的に至っているので、ベースプレートの一方のガイド部分も外歯の近傍から後端部に至る長い有効長さを確保できる。このため、この長い有効長さでロックギヤを支承する回転方向については非常に高いロック強度を確保できる。そして、前述した自動車の前面衝突といった非常時に肩ベルト組み込みシートのリクライニング装置に掛かる異常に過大なトルクの方向は一定の方向に決まっているので、その一定の方向に対応して非対称のロックギヤを配置すればこのような非常時に対処した強い強度を確保できる。
一方、ロックギヤの他方の辺部は上記一方の辺部に比べて短くなり、他方のガイド部分の有効長さは短くなる。従って、上記とは逆の回転方向ではロック強度は十分な強度を有するものの順回転方向に比べてロック強度が低くなる。しかし、逆回転方向すなわちバックシートを後ろに倒す方向では要求されるロック強度が前に倒す方向に比べて小さいので問題とならない。さらに言えば、バックシートを後ろに倒す方向でのロック強度は、自動車の後面衝突を想定すると人体に対する衝撃力(耐G)低減の趣旨から必要以上のロック強度を有することは好ましくない。本発明では前記他方の辺部のガイド部分の有効長さを適切に設定することにより、前方向へのロック強度は十分高く維持しながら、後ろ方向へのロック強度は自動車本体の車体により必要にして十分とされるロック強度に設定することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照し説明する。
図1は本発明に係るリクライニング装置を装着した自動車の座席を示す側面図である。周知のように、座席はクッションシート101とバックシート102を主な要素とし、クッションシート101にはシートブラケット(下側ブラケット)103が、バックシート102にはバックシートブラケット(上側ブラケット)104が固定される。下側ブラケット103と上側ブラケット104とはラウンドリクライニングユニット105の異なるプレートにそれぞれ固定され、互いに回動可能に、すなわち、バックシート102の傾度を変えられるようになっている。ラウンドリクライニングユニット105の中央のセンターシャフト106にはリクライニング操作レバー107が装着されている。ラウンドリクライニングユニット105、センターシャフト106、リクライニング操作レバー107でリクライニング装置を構成している。
【0023】
リクライニング操作レバー107を上に引くとリクライニング装置のロックが外れバックシート102の傾度を調整できる。ここで、バックシート102を後ろに倒した図示Aの角度範囲はリクライニング操作レバー107から手指を離すとその時の角度位置にバックシート102がロックされる傾度調整範囲であり、バックシート102を前倒しにした図示Bの角度範囲はリクライニング操作レバー107から手指を離してもアンロックの状態が持続する自由回動範囲である。図示のように、バックシート102はクッションシート101と接する前倒しの位置からクッションシート101とフラットになる後倒しの位置まで回動可能である。このようなリクライニング装置の構造について以下説明する。
【0024】
図2は本発明に係るリクライニング装置のラウンドリクライニングユニット105を一部破断して示す平面図、図3は図2のA−A線断面図である。図3に示すように、このラウンドリクライニングユニット105は略円板状のベースプレート1と略お椀形状のギヤプレート2を重ね合わせ、互いに回転可能な状態で側周部をブラケット3によりリングかしめをして一体化したものである。ギヤプレート2の内周面には内歯21が形成されている。ベースプレート1とギヤプレート2の間にはキャビティ(空間)4が有る。そのキャビティ4内に、図2に示すように、4枚のロックギヤ5、6、5、6、中央のカム7、2つの渦巻きバネ8、8、レバー板9等のロック、アンロックのための部材が配設されている。
【0025】
ベースプレート1には6つの案内凸部11、12、13、11、12、13がベースプレート1と一体にプレス加工により形成されており、その案内凸部11、12、13の側周部の直線部分(ガイド部分)に案内されて各ロックギヤ5、6が半径方向にのみ摺動自在に支承されている。各ロックギヤ5、6の外周側にはギヤプレート2の内歯21と噛合可能な外歯51、61が形成されている。内歯21はギヤプレート2の内周面の全周にわたって形成されているのではなく、その内歯21と同一円周上に内歯21より山高でロックギヤ5、6が乗り上げ可能な平坦凸部22が部分的に形成され、内歯21と平坦凸部22が交互に連続するようにされている。
【0026】
また、ベースプレート1にはその内側上面の図面左右に半月状突起15が2つ形成され、その各半月状突起15、15にそれぞれ渦巻きバネ8、8の一方のフック部が係合されている。そして、ベースプレート1の中央にはカム7が回転可能に配設されている。カム7は板状で、両端にロックギヤ5,6の後端面に当接するカム面と、バネ8、8の他方のフック部と係合するフック係合部とを有し、中心に長方形の角孔71を有する。角孔71は非円形中心孔を構成する。カム7は渦巻きバネ8、8と係合し、図面反時計回転方向に強く付勢されている。カム8はロックギヤ5、6に当接し反時計回転方向の付勢力によりロックギヤ5、6を半径外側方向に強く付勢している。カム7の角孔71には図1に示したセンターシャフト106が挿入され、センターシャフト106を回転させることにより渦巻きバネ8、8の付勢力に抗してカム7を図面時計回転方向に回転させることができるようになっている。
【0027】
カム7には、図2で紙面上方に突出するように円柱状の突起72が二カ所形成されている。また、各ロックギヤ5、6にも紙面上方に突出するように円柱状の突起52、62が形成されている。そして、カム7及び4枚のロックギヤ5、6、5、6の上方からレバー板9が載置され組み込まれている。レバー板9にはカム7の突起72、72と嵌合する孔が明けられ、その孔と突起72、72とが嵌合してレバー板9はカム7と一体になって回転する。レバー板9には4つのカム孔91、91、91、91が明けられており、各カム孔91と各ロックギヤ5、6の突起52、62が係合するように組み込まれている。カム7及びレバー板9が図面時計回転方向に回転させられると、カム孔91の周縁が各ロックギヤ5、6の突起52、62に当接し、各ロックギヤ5、6を半径中心方向に後退させるようになっている。
【0028】
図4は図2のB−B線断面図である。図4には図2には無かったセンターシャフト106を付け加えて描いている。センターシャフト106には先端にスプライン部が形成され、中程にカム7の角孔71(図4には図示せず図2に示す)に挿通される角孔挿通部分が形成され、後端に操作レバー取り付け部分が形成されている。図3からも明らかなように、ベースプレート1の内周面にギヤプレート2の外周面が摺接するようにしてベースプレート1にギヤプレート2が回転自在に組み込まれ、ブラケット3によりかしめられて両者1,2が一体に組み込まれている。このようにベースプレート1とギヤプレート2が一体に組み込まれたものをラウンドリクライニングユニットと称し、ラウンドリクライニングユニットにセンターシャフト106が組み込まれたものをラウンドリクライニング装置と称することとする。センターシャフト106にはリクライニング操作レバー107が装着される。
【0029】
ベースプレート1の背面には同一円周上に複数個の円形突起1Bが形成され、ギヤプレート2の背面にも複数個の円形突起2Bが形成されている(円形突起2Bは図2にも図示されている)。これらの円形突起1B、2Bはシートブラケット(下側ブラケット)103又はバックシートブラケット(上側ブラケット)104に固定するためのものである。通常はベースプレート1に下側ブラケット103を取り付け複数の円形突起1Bにより回転しないようベースプレート1を固定する。ギヤプレート2には上側ブラケット104を取り付け複数の円形突起2Bによりバックシートの傾動と共にギヤプレート2が回転するようにする。勿論、ベースプレート1とギヤプレート2とを取り付けるブラケットを逆にしても良い。
【0030】
図5はロックギヤ5、6の配置とギヤプレート2の内歯21及び平坦凸部22との関係を示す説明図である。ロックギヤ(5、6、5、6)は4枚用意される。そのロックギヤは2枚ごとに一対とされ(5と5または6と6)、その各対の2枚のロックギヤ(5と5または6と6)は互いに180°離れた位置に配置される。一方、異なる対のロックギヤ(5と6)は互いに直角な位置ではない近接した位置に配置される。すなわち、4枚のロックギヤ5、6は非四等分位置に配置されていることになる。ここで、近接する2枚のロックギヤ(5と6)の外歯51と外歯61との間隔を角度で表した間隔角度αと、ギヤプレート2の平坦凸部22の長さを角度で表した長さ角度βとを比較すると、間隔角度αより長さ角度βの方が大きくなるように(α<β)設定してある。具体的には、間隔角度αは約30°に、長さ角度βは約40°に設定した。
【0031】
以上の構成に基づき、作動について説明する。図5に示す回転位置からギヤプレート2を時計回転方向に回転させロックギヤ5の外歯51が平坦凸部22に接するまでの角度範囲Aは、バックシートの傾度を調整してロック可能な角度範囲である。すなわち、この角度範囲Aでは、常時は、渦巻きバネ8、8の付勢力によりカム7を介して4枚のロックギヤ5、6がギヤプレート2の内周面に強く押し付けられ、ロックギヤ5、6の外歯51、61がギヤプレート2の内歯21に噛合し、ギヤプレート2がロックされている。つまり、座席のバックシート102はその傾斜角度を維持する。ロックされている状態では、ギヤプレート2に掛かるトルクを4枚のロックギヤ5、6、5、6で支承することになるから2枚のロックギヤで支承するものに比べてロック強度が非常に強くなる。さらに、対になった2枚のロックギヤ(5と5及び6と6)は互いに180°離れた位置に配置されているからロック時にカム7に掛かる中心分力を相殺させることができ、カム7に偏寄した力が掛からないからロック強度を向上させることができる。
【0032】
ロック可能な角度範囲Aでの作動について説明する。乗員がバックシート102の傾斜角度を調整するためロックを外す時は、リクライニング操作レバー107を引いてセンターシャフト106を回転させる。するとカム7も一体に回転する。図2を参照し、渦巻きバネ8、8の付勢力に抗してカム7を図面時計方向に回転させると、4枚のロックギヤ5、6は半径方向内側に移動することが可能になり、内歯21と外歯51、61との噛合が外れる。このとき、レバー板9もカム7と一体に回転し、レバー板9のカム孔91の内周縁がロックギヤ5、6の突起52、62に当接し、ロックギヤ5、6を積極的に中心方向に移動させ噛合を外す。噛合が外れるとギヤプレート2の回転が自由になり、ラウンドリクライニング装置がアンロックになる。ラウンドリクライニング装置がアンロックになれば、リクライニング装置がアンロックになり、バックシート102の傾斜角度を自由に調整できる。調整が終了したらリクライニング操作レバー107を緩めることにより、渦巻きバネ8、8の付勢力によりカム7が反時計回転方向に回転し、カム7がロックギヤ5、6を半径方向外側に押圧してロックギヤ5、6の外歯51、61がギヤプレート2の内歯21に噛合しギヤプレート2をロックする。
【0033】
図5に示す回転位置からギヤプレート2を反時計回転方向に回転させ平坦凸部22にロックギヤ6の外歯61が乗り上げてから平坦凸部22がロックギヤ5の外歯51から離れるまでの角度範囲Bは、ロック不能な状態が続くアンロックとなる角度範囲である。この角度範囲Bはバックシート102を前倒しにして自由に回動可能とする角度範囲である。
【0034】
アンロックとなる角度範囲Bでの作動について説明する。リクライニング操作レバー107を引きロックギヤ5、6を後退させてアンロックとした状態でバックシート102を前に少し倒しリクライニング操作レバー107から手指を離す。すると、ギヤプレート2が図5に示す回転位置から少し反時計方向に回転し1つのロックギヤ6の外歯61の一端が平坦凸部22の端部に乗り上げた状態になる。平坦凸部22は内歯21より山高に形成されているからロックギヤ6は半径中心方向に押し下げられたままとなる。このため、リクライニング操作レバー107から手指を離してもカム7が渦巻きバネ8の付勢力に従って回転できない。それ故、また、カム7が回転できないからレバー板9も回転できずカム孔91もロックギヤ5、6の突起52、62に係合したままであるから、他のロックギヤ5も後退したままで内歯21と噛合できずアンロックの状態が保たれる。
【0035】
さらにバックシート102を前に倒していくと、図5で、ギヤプレート2が反時計方向に回転し、平坦凸部22がロックギヤ6の外歯61の山の上を滑っていく。やがて平坦凸部22の一部が1つのロックギヤ6から離れ、近接する他のロックギヤ5の外歯51に達する。このとき、平坦凸部22の長さ角度β(約40°)が近接する2枚のロックギヤ5、6の間隔角度α(約30°)より大になるように形成されているから、平坦凸部22が間隔角度αをブリッジし、2つのロックギヤ5、6を押し下げる重複領域が存在する。さらにギヤプレート2を反時計方向に回転させると、平坦凸部22は1つのロックギヤ6から完全に離れ、近接する他のロックギヤ5の外歯51の山の上を滑っていくことになる。このとき、ロックギヤ5は平坦凸部22により半径中心方向に押し下げられた状態になる。それ故、カム7は回転できず一方のロックギヤ6は後退したままである。従って、アンロックとなる角度範囲Bは平坦凸部22が他のロックギヤ5の外歯51から完全に離れるまでの広い範囲になる。
【0036】
上記のアンロックとなる角度範囲Bとロック可能な角度範囲Aとを加え合わせた角度範囲Cつまりバックシートの回動許容角度範囲Cは、対となったロックギヤ(5と5または6と6)が互いに180°離れた位置に配置されていることから、最大180°である。このように、ロックギヤ5、6を4枚用いてリクライニング強度を高めながら、かつ、アンロックとなる角度範囲Bを確保しながら、バックシートの回動許容範囲を最大180°まで広げることが可能になった。実際には図示しないストッパ部材により回動許容範囲を最大180°の範囲内で制限し、適用する車種に応じた回動許容範囲に設定して使用することになる。
【0037】
図6はロックギヤ5、6の形状と案内凸部11、12、13の形状との関係を示す説明図である。案内凸部11、12、13はベースプレート1と一体にプレス成形により形成されるものである。2枚のロックギヤ5、6はその外歯51、61の中心間の間隔角度Dが約60°となるように近接して配置されている。各ロックギヤ5、6は同じ形状をなしている。
【0038】
すなわち、ロックギヤ5の外歯51から後端部に至る2つの辺部のうち一方の辺部5Aは外歯51の左端から直線的にロックギヤ5の摺動方向と平行に後端部に至っている。他方の辺部5Bは外歯51の右端から縮幅し幅狭となった後、直線的にロックギヤ5の摺動方向と平行に後端部に至っている。外歯51の中心線から一方の辺部5Aまでの距離aと中心線から他方の辺部5Bまでの距離bとは異なり(a>b)、ロックギヤ5の形状は非対称形状をなしている。もう1枚のロックギヤ6も同様であり、外歯61の左端から直線的に後端部に至る一方の辺部6Aと外歯61の右端から縮幅して後端部に至る他方の辺部6Bを有しており、中心線からの距離aと距離bとは異なる(a>b)。
【0039】
そして、2枚のロックギヤ5、6は3つの案内凸部11、12、13の側周部の直線部分からなるガイド部分に案内され、それぞれ半径方向に摺動可能である。ロックギヤ5の左側の長い辺部5Aには案内凸部11の長いガイド部分が摺接し、右側の短い辺部5Bには案内凸部12の短いガイド部分が摺接する。ロックギヤ6も同様に、左側の長い辺部6Aには案内凸部12の長いガイド部分が摺接し、右側の短い辺部6Bには案内凸部13の短いガイド部分が摺接する。各ロックギヤ5、6の後端部にはロックギヤ5、6を押圧するカム7が摺接する。
【0040】
以上の構成に基づき、作用について説明する。図6に示すように、2枚のロックギヤ5、6は非対称形状をなし、その後端部付近の幅(a+b)は外歯51、61の幅より縮幅されているので、2枚のロックギヤ5、6の間隔角度Dを約60°と狭いスペースに配置してもアンロック時に近接するロックギヤ5、6の後端部が互いに干渉することがない。アンロック時には、非対称形状をしているのでロックギヤ5の後端部がロックギヤ6の後端部の下にもぐり込むような形となり、後端部の干渉が防げる。このため、外歯51、61の歯数を減少させることなく4枚のロックギヤ5、6、5、6を非四等分位置に配置することが可能になった。
【0041】
次に、ロック時のロック強度について考察する。外歯51、61がギヤプレート2の内歯21に噛合している状態でギヤプレート2にトルク負荷が掛かった場合である。ギヤプレート2に、図6で、反時計回転方向のトルク負荷が掛かった場合を想定する。ロックギヤ5では反時計方向のトルク負荷を左側の長い方の辺部5Aで支承する。より正確に言えば、ロックギヤ5に回転モーメントが作用するから、図中に△印で示した、ロックギヤ5の左側の辺部5Aの外歯51近傍の支承点と、右側の辺部5Bの後端部近傍の支承点とで決まる有効長さL、つまり、案内凸部11のガイド部分の有効長さLで支承することになる。有効長さLは充分長いから充分高いロック強度を示す。ロックギヤ6についても同様なことが言え、案内凸部12の右側のガイド部分の有効長さを充分長いものとして確保することができる。
【0042】
このように、ギヤプレート2に反時計回転方向のトルク負荷が掛かった場合には、ガイド部分の有効長さを十分長いものとして確保できること、ロックギヤ5、6の外歯51、61の歯数の総数を確保できること、ロックギヤ5、6の枚数が4枚でありそれを支承するガイド部分の数も4つになることから600Kg−m以上という非常に高いロック強度を達成することができた。一方、ギヤプレート2に、図6で、時計回転方向のトルク負荷が掛かった場合には右側の辺部5B、6Bが短いことからガイド部分の有効長さが反時計回転方向の場合に比べて短くなり、それだけロック強度は反時計回転方向に比べて弱くなる。しかし、ガイド部の有効長さ以外の条件、外歯51、61の歯数の総数やロックギヤ5、6の枚数については同じであるからロックギヤが2枚の従来のリクライニング装置に比べれば充分高いロック強度を得ることができた。そして、右側の辺部5B、6Bの長さを適切に設定することにより車種により要求される必要にして十分の時計回転方向のロック強度を得ることができた。しかも、部品点数は従来のものに比べロックギヤが2枚増えただけであり重量の増加も僅かである。
【0043】
そこで、ギヤプレート2の反時計回転方向をバックシート102を前方に倒す方向に設定すれば、バックシート102の側方上部にシートベルトの上側支承点を設ける肩ベルト組み込みシートであっても、自動車の前面衝突といった非常時にも充分耐えられる高強度のリクライニング装置とすることができる。そして、自動車の後面衝突の場合にも、過度に高強度ではなく、車種により要求される必要にして十分のロック強度を有するリクライニング装置とすることができた。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明は、近接するロックギヤの間隔角度(α)より平坦凸部の長さ角度(β)を大きくしたものであるから、ロックギヤの枚数を4枚としロック強度の大幅な向上を図りながら、アンロックとなる角度範囲を広くとることができバックシートの前倒しに対応することができて2ドア車やRV車への適用が可能になるという優れた効果がある。また、ロック強度の向上に比較して部品点数や重量の増加も僅かで軽量化低コスト化といった自動車部品への要請を満たすことができるという効果がある。
【0045】
また、請求項2に記載の発明は、ロックギヤの形状を非対称とし歯数を減ずることなく、一方の方向のトルク負荷を支承するガイド部分の有効長さ(L)を長くしロック強度を向上したものであるから、肩ベルト組み込みシートのように一方の方向にのみ異常に高いトルク負荷が掛かる可能性のあるシートに余裕を十分に確保して適用することができるという顕著な効果を奏する。また、ロックギヤの形状が非対称のため、近接したロックギヤがアンロックのため後退したとしても互いに干渉することがない。このため、ロックギヤの枚数を増やすことが容易になりロック強度を向上させることが容易になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリクライニング装置が装着された座席を示す側面図である。
【図2】リクライニング装置のラウンドリクライニングユニットを一部破断して示す平面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】ロックギヤの配置とギヤプレートの内歯及び平坦凸部との関係を示す説明図である。
【図6】ロックギヤの形状と案内凸部の形状との関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ベースプレート
11〜13 案内凸部
2 ギヤプレート
21 内歯
22 平坦凸部
5 ロックギヤ
51 外歯
6 ロックギヤ
61 外歯
7 カム
8 渦巻きバネ
Claims (2)
- ベースプレートと、そのベースプレート上に回転可能に組み付けられ内歯を有するギヤプレートと、半径方向にのみ移動可能にベースプレートにガイドされて組み付けられ前記ギヤプレートの内歯と噛合可能な外歯を有する複数のロックギヤと、そのロックギヤの半径方向外方への移動を制御しロックギヤをギヤプレートの内歯に噛合させるカムと、前記ロックギヤを内歯と噛合させる方向に前記カムを回転付勢するバネと、前記カムの非円形中心孔に挿通され回転することにより前記バネの付勢力に抗してカムを回転駆動しロックギヤとギヤプレートとの噛合を解除することが可能なセンターシャフトと、を備えるリクライニング装置において、
前記ギヤプレートは、その内歯と同一円周上に内歯より山高でロックギヤが乗り上げ可能な平坦凸部が部分的に形成され、内歯と平坦凸部が交互に連続するようにされていることと、
前記ロックギヤは4枚用意され、そのロックギヤ2枚ごとに一対とされその各対の2枚のロックギヤは互いに180°離れた位置に配置され、一方、異なる対のロックギヤは互いに直角な位置ではない非四等分位置に配置されていることと、
前記4枚のロックギヤのうち近接する2枚のロックギヤの外歯と外歯の間隔角度(α)より前記平坦凸部の長さ角度(β)の方を大きくした(α<β)ことと、を特徴とするリクライニング装置。 - ベースプレートと、そのベースプレート上に回転可能に組み付けられ内歯を有するギヤプレートと、半径方向にのみ移動可能にベースプレートにガイドされて組み付けられ前記ギヤプレートの内歯と噛合可能な外歯を有する複数のロックギヤと、そのロックギヤの半径方向外方への移動を制御しロックギヤをギヤプレートの内歯に噛合させるカムと、前記ロックギヤを内歯と噛合させる方向に前記カムを回転付勢するバネと、前記カムの非円形中心孔に挿通され回転することにより前記バネの付勢力に抗してカムを回転駆動しロックギヤとギヤプレートとの噛合を解除することが可能なセンターシャフトと、を備えるリクライニング装置において、
前記ロックギヤは4枚用意され、そのロックギヤ2枚ごとに一対とされその各対の2枚のロックギヤは互いに180°離れた位置に配置され、一方、異なる対のロックギヤは互いに直角な位置ではない非四等分位置に配置されていることと、
前記ロックギヤの形状が、外歯から後端部に至る2つの辺部のうち一方の辺部は外歯の端から直線的にロックギヤの摺動方向と平行に後端部に至っているのに対して、他方の辺部は外歯の端から縮幅し幅狭となった後、直線的にロックギヤの摺動方向と平行に後端部に至る非対称形状とされていること、
を特徴とするリクライニング装置。
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