JP3814875B2 - 音声・映像データ供給装置およびその方法 - Google Patents

音声・映像データ供給装置およびその方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、音声・映像データを記録し、記録した音声・映像データの任意の部分を再生して、編集装置等の映像処理機器に供給する音声・映像データ供給装置およびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
1つ以上の音声データおよび映像データまたはこれらのいずれか(音声・映像データ)を、例えばハードディスク装置等のランダムアクセス可能な記録媒体に記録し、記録した音声・映像データの任意の部分を再生して、外部に接続された編集装置あるいはビデオテープレコーダ等の音声・映像処理機器に供給する音声・映像データサーバ(data server) 装置が考えられている。
【0003】
例えば、編集者は、音声・映像処理装置を介して、音声・映像データサーバ装置に対して頻繁にアクセスし、所望の音声・映像データを得て編集作業を行う。この際、編集者が音声・映像データサーバ装置にアクセスしてから、所望の音声・映像データの供給を得るまでの時間差が、音声・映像データサーバ装置の使い勝手(操作性)に大きな影響を与える。つまり、アクセスからサーバ装置の供給までの時間差が短ければ短いほど、編集者にとって、音声・映像データサーバ装置の操作性が良いことになり、反対に、アクセスからサーバ装置の供給までの時間差が長ければ長いほど、編集者にとって、音声・映像データサーバ装置の操作性が良いことになる。
【0004】
本発明は、上述した音声・映像データサーバ装置の操作性を向上させるためになされたものであり、編集者等による音声・映像データの要求を受けてから、要求された音声・映像データの供給までの時間差が短く、操作性がよい音声・映像データ供給装置およびその方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、操作性がよく、編集作業等の音声・映像データの処理を能率的に行いうる環境を実現することができる音声・映像データ供給装置およびその方法を提供することを目的とする。
【0005】
上述した目的を達成するために、本発明の音声・映像データ供給装置は、音声・映像データ記録・再生手段と、前記音声・映像データに所定のバスを介してバス接続された音声・映像データ供給手段とを有する音声・映像データ供給装置であって、前記音声・映像データ供給手段は、所定のデータ伝送周期ごとに、対応する前期所定のバスのタイムスロットから音声データおよび映像データまたはこれらのいずれか(音声・映像データ)をそれぞれ分離して外部に供給し、前記音声・映像データ記録・再生手段は、音声・映像データを記録し、前記複数の音声映像データ供給手段それぞれに対応する音声・映像データを再生し、前記複数の音声映像データ供給手段それぞれに対応する前記所定のバスのタイムスロットに前記データ伝送周期ごとに多重化し、前記複数の音声・映像データ供給手段それぞれは、再生した音声・映像データを、前記データ伝送周期ごとに、前記複数の音声・映像データ供給装置それぞれに対応する前記所定のバスのタイムスロットから交互にバッファリングして、外部に供給する2つのバッファリング手段を有し、停止コマンドを受けると、前記2つのバッファリング手段のうち、音声・映像データを外部に出力していた一方の前記バッファリング手段による当該音声・映像データの出力を停止し、当該出力を停止した音声・映像データの次のデータ伝送周期の音声・映像データを他の前記バッファリング手段にバッファリングし、その後、再生コマンドを受けると、前記2つのバッファリング手段は、バッファリングされている音声・映像データを、時間的な順番を保つために、先にバッファリングした音声・映像データから順番に外部に出力する。
【0006】
また、本発明の音声・映像データ供給方法は、1つ以上の音声データ及び映像データまたはこれらのいずれか(音声・映像データ)を記録し、記録した音声・映像データの任意の部分を複数の供給端子対応に再生し、前記複数の供給端子それぞれに対応するタイムスロットに所定のデータ伝送周期ごとに多重化し、前記データ伝送周期ごとに、前記複数の供給端子それぞれから外部に供給する音声・映像データを、前記複数の供給端子それぞれに対応して設けられた、2つのバッファに交互にバッファリングして、前記複数の供給端子から供給し、停止コマンドを受けると、前記2つのバッファリング手段のうち、音声・映像データを外部に出力していた一方の前記バッファリング手段による当該音声・映像データの出力を停止し、当該出力を停止した音声・映像データの次のデータ伝送周期の音声・映像データを他の前記バッファリング手段にバッファリングし、その後、再生コマンドを受けると、前記2つのバッファリング手段は、バッファリングされている音声・映像データを、時間的な順番を保つために、先にバッファリングした音声・映像データから順番に外部に出力する
【0012】
【発明の実施の形態】
第1実施形態
以下、本発明の第1の実施形態を説明する。
図1は、本発明に係るデータサーバ装置1の構成を示す図である。
図1に示すように、音声・映像データサーバ装置1は、リアルタイム制御(main)10、入出力制御部(IOP1 〜IOPn) 121 〜12n 、下りバス14、上りバス16およびハードデスクアレイ装置(RAID)20を有し、入出力制御部121 〜12n が下りバス14および上りバス16を介してハードデスクアレイ装置20にバス接続された構成になっている。
【0013】
以下、データサーバ装置1の各構成部分の動作を説明する。
リアルタイム制御10は、ハードデスクアレイ装置20における音声・映像データの記録領域管理、および、入出力制御部121 〜12n によるハードデスクアレイ装置20等に対するアクセスの衝突を防ぐための排他制御を行う。
また、リアルタイム制御10は、編集装置あるいはVTR装置等の音声・映像処理機器(図示せず)から入力される制御データに従って、入出力制御部121 〜12n およびハードデスクアレイ装置20を制御し、入出力制御部12i (i=1,2,〜,n)それぞれから入力される音声・映像データをハードデスクアレイ装置20に記録させ、音声映像処理機器から再生要求された音声・映像データの任意の部分を再生させ、入出力制御部12i に対して出力させる。
【0014】
図2は、下りバス14および上りバス16を介して音声・映像データを伝送する際のタイムスロット構成を示す図である。
なお、データサーバ装置1において、音声・映像データは、図2に示すように、下りバス14および上りバス16を介して、リアルタイム制御10および入出力制御部121 〜12n とハードデスクアレイ装置20との間で、リアルタイム制御10および入出力制御部121 〜12n それぞれに対応付けられ、データ伝送の周期(タイムスロット周期)をn+1分割したタイムスロット(Main,IOP1, IOP2,...,IOPn)に多重化されて伝送される。
【0015】
図2に示したタイムスロット周期は、例えば、1秒であり、n=9の場合には、1タイムスロットの時間長は3〔=30/(n+1)〕フレームに対応する時間(フレーム時間)となる。この1タイムスロット時間の間に、ハードデスクアレイ装置20から入出力制御部121 〜12n に対して30フレーム(1秒)分の音声・映像データが伝送される。
【0016】
ハードデスクアレイ装置20は、例えば、複数のハードデスク装置を完全2重系とし、あるいは、n:1冗長系として信頼性を高めたRAID構成を採り、リアルタイム制御10の制御に従って、リアルタイム制御10および入出力制御部121 〜12n および下りバス14を介して入力される音声・映像データを、タイムスロット(図2)からそれぞれ分離して記録し、記録した音声・映像データを再生してタイムスロットに多重化し、上りバス16を介してリアルタイム制御10および入出力制御部121 〜12n それぞれに対して出力する。
【0017】
図3(A),(B)は、入出力制御部12i (図1)のバッファ120,122のバッファリング動作を示す図である。なお、図3(A),(B)は、i=3の場合を例示している。
入出力制御部12i は、音声・映像処理機器から入出力端子I/O#iを介して入力される音声・映像データを受け入れ、タイムスロット(図2)に多重化して下りバス14を介してハードデスクアレイ装置20に対して出力し、ハードデスクアレイ装置20から入力される音声・映像データをタイムスロットから分離して入出力端子I/O#iを介して音声・映像処理機器に対して出力する。
【0018】
入出力制御部12i はそれぞれ、図3(A),(B)等に示すように、ダブルバッファとして動作するバッファ120,122を有している。
例えば、バッファ120,122はそれぞれ、30フレーム(1秒)分の音声・映像データをバッファリングする容量を有し、第kタイムスロット周期(kは整数)においては、図3(A)に示すように、第1のバッファ120がハードデスクアレイ装置20からの音声・映像データをバッファリングし、平行して、第2のバッファ122は、第k−1タイムスロット周期においてバッファリングした音声・映像データを入出力端子I/O#iに出力する。
【0019】
次の第k+1タイムスロット周期においては、図3(B)に示すように、バッファ120が、第kタイムスロット周期においてバッファリングした音声・映像データを入出力端子I/O#iに対して出力し、バッファ122がハードデスクアレイ装置20から入力される音声・映像データをバッファリングする。このように、バッファ120,122は、交互に、下りバス14を介してハードデスクアレイ装置20から入力される音声・映像データをバッファリングし、入出力端子I/O#iに対して出力する。
このように、バッファ120,122が交互にバッファリングを行うことにより、ハードデスクアレイ装置20が再生した音声・映像データを、音声・映像処理機器に対して、途切れることなく供給することができる。
【0020】
以下、第1の実施形態におけるデータサーバ装置1の動作を説明する。
まず、データサーバ装置1が、音声・映像処理機器からの音声・映像データを記録する際の動作を説明する。
リアルタイム制御10は、音声・映像処理機器から、入出力制御部12i に入力される音声・映像データをハードデスクアレイ装置20に記録することを要求する旨の制御データを受けると、入出力制御部12i が音声・映像データを受け入れ、ハードデスクアレイ装置20が音声・映像データを記録するように、入出力制御部12i およびハードデスクアレイ装置20を制御する。
【0021】
入出力制御部12i は、音声・映像処理機器から入力される音声・映像データを受け入れ、タイムスロット(図2)に多重化して、下りバス14を介してハードデスクアレイ装置20に対して出力する。
ハードデスクアレイ装置20は、下りバス14を介して入出力制御部12i から伝送されてきた音声・映像データを、入出力制御部12i に対応するタイムスロットから分離して記録し、記録領域をリアルタイム制御10に通知する。
リアルタイム制御10は、ハードデスクアレイ装置20からの記録領域の通知に基づいて、新たに記録した音声・映像データの記録領域管理を行う。
【0022】
次に、データサーバ装置1が、ハードデスクアレイ装置20に記録した音声・映像データを再生する際の動作を説明する。
リアルタイム制御10は、音声・映像処理機器から、ハードデスクアレイ装置20に記録した音声・映像データの範囲を指定するタイムスタンプデータ、および、音声・映像データを供給する入出力制御部12i を示すデータ等を含み、指定した範囲の音声・映像データの再生を要求する旨の制御データを受けると、音声・映像処理機器により指定された範囲の音声・映像データを再生させるようにハードデスクアレイ装置20を制御する。
【0023】
ハードデスクアレイ装置20は、指定された範囲の音声・映像データを再生し、誤り検出および誤り訂正等の処理を行い、入出力制御部12i に対応するタイムスロットに多重化して、上りバス16を介して入出力制御部12i に対して出力する。
第kタイムスロット周期において、バッファ120,122は、図3(A),(B)に示したように交互にバッファリングを行い、バッファリングした音声・映像データを入出力端子I/O#iから出力する。
【0024】
第2実施形態
まず、本発明の第2の実施形態の実質的な内容を説明する前に、第1の実施形態に示したデータサーバ装置1の動作の問題点を説明する。
図4は、データサーバ装置1が、音声・映像処理機器に対する音声・映像データの供給の停止が要求された際に、入出力制御部12i のバッファ120,122がバッファリングしている音声・映像データを例示する図である。なお、図4は、n=9,i=3の場合を例示しており、斜線部がバッファリングされている音声・映像データの容量を示す。
【0025】
音声・映像処理機器が、データサーバ装置1のリアルタイム制御10に対して、音声・映像データの供給中に、その停止を要求するタイミングは、必ずしもタイムスロット周期に同期せず、例えば、図4に示すように、タイムスロット周期の途中(停止位置;current time slot )で、停止コマンドがリアルタイム制御10に入力されることがある。
【0026】
図4に示した場合、第1の実施形態に示した動作によれば、入出力制御部12i のバッファ120,122の内、それまで入出力端子I/O#iに音声・映像データを出力していたバッファ120は、単に、入出力端子I/O#iに対する音声・映像データの出力を停止し、バッファ122は、ハードデスクアレイ装置20から上りバス16を介して入力される音声・映像データのバッファリングを停止する。つまり、音声・映像データの供給停止後のタイムスロット周期においては、バッファ120,122は、いずれも音声・映像データのバッファリングを行わない。
【0027】
図5は、バッファ120,122にバッファリングされている音声・映像データが図4に示した通りである場合に、音声・映像処理機器に対する音声・映像データの供給が再び求された際に、データサーバ装置1が第1の実施形態において説明した動作により、音声・映像データの送出を行う場合の処理を例示する図である。なお、図5は、n=9,i=3の場合を例示し、斜線部がバッファリングされている音声・映像データの容量を示す。
【0028】
しかしながら、データサーバ装置1が第1の実施形態に示した動作をしている際に、図5に示すように、入出力制御部12i に対応するタイムスロットの次のタイムスロットで、音声・映像処理機器から、音声・映像データの供給の再開を求める旨の制御データがリアルタイム制御10に入力されると、バッファ122が空であり、しかも、バッファ120には、1秒分未満の音声・映像データしかバッファリングされていないので、次のタイムスロット周期の入出力制御部12i に対応するタイムスロット(図5においてはIOP3)が来る前にバッファ120が空になり、音声・映像処理機器に対する連続的な音声・映像データの供給ができなくなる。
【0029】
第2の実施形態におけるデータサーバ装置1の動作は、かかる音声・映像データの供給再開時に生じる不具合を解決するために考えだされたものであり、入出力制御部12i のバッファ120,122のバッファリング動作を変更して、任意のタイミングで音声・映像処理機器から音声・映像データの供給の停止、および、供給の再開が要求されても、音声・映像データの連続性を損なわないように構成されている。
【0030】
また、第2の実施形態におけるデータサーバ装置1は、音声・映像処理機器(利用者)が音声・映像データの供給の再開を要求してから、データサーバ装置1が音声・映像データの供給を開始するまでの時間差を短くし、データサーバ装置1の操作性を高め、編集作業等の音声映像処理作業の能率を向上させることができるように構成されている。
【0031】
以下、第2の実施形態におけるデータサーバ装置1の動作を、バッファ120,122に対するバッファリング制御を中心に説明する。
図6は、データサーバ装置1が、音声・映像処理機器に対する音声・映像データの供給の停止が要求された際に、入出力制御部12i のバッファ120,122がバッファリングしている音声・映像データを例示する図である。なお、図6の内容は図4と同じであり、n=9,i=3の場合を例示し、斜線部がバッファリングされている音声・映像データの容量を示す。
【0032】
図7は、バッファ120,122にバッファリングされている音声・映像データが図6に示した通りである場合に、音声・映像処理機器に対する音声・映像データの供給が再び求された際に、データサーバ装置1が第2の実施形態において説明する動作により、音声・映像データの送出を行う場合の処理を例示する図である。なお、図7は、n=9,i=3の場合を例示し、斜線部がバッファリングされている音声・映像データの容量を示す。
【0033】
第2の実施形態において、入出力制御部12i のバッファ120,122は、音声映像処理機器に対して音声・映像データを出力し続ける場合、第1の実施形態において、図3(A),(B)を参照して説明したように、リアルタイム制御10の制御に従って、交互に上りバス16を介してハードデスクアレイ装置20から入力される音声・映像データをバッファリングし、入出力端子I/O#iに出力する。
【0034】
一方、リアルタイム制御10は、図6に示したタイミングで音声映像処理機器から音声・映像データの供給の停止コマンドを受けると、図7に示すように、バッファ120,122の内、それまで入出力端子I/O#iに音声・映像データを出力していたバッファ120を制御し、入出力端子I/O#iに対する音声・映像データの出力を停止させる。さらに、リアルタイム制御10は、バッファ122を制御し、音声・映像データの供給の停止コマンドを受けたタイムスロット周期(第kタイムスロット周期)の次のタイムスロット周期(第k+1タイムスロット周期)においてハードデスクアレイ装置20から供給される音声・映像データをバッファリングさせる。
【0035】
バッファ122が第k+1タイムスロット周期の音声・映像データのバッファリングを終了すると、リアルタイム制御10は、ハードデスクアレイ装置20を制御して、入出力制御部12i への音声・映像データの再生を停止させる。
なお、音声・映像処理機器からリアルタイム制御10に、入出力制御部12i を介した音声・映像データの続きの供給の再開の要求があった場合には、バッファ120,122にバッファリングされている音声・映像データを、時間的な順番を保つために、先にバッファリングしたものから順番に、入出力端子I/O#iに出力する。図7を参照してわかるように、バッファ120,122には、1フレーム周期分以上の音声・映像データがバッファリングされているので、図5に示した場合のように、音声・映像データの供給が途切れることはない。
【0036】
以下、図8および図9を参照して、バッファ120,122の動作をさらに説明する。
図8は、第2の実施形態において説明したバッファ120,122の通常のバッファリング動作を示すフローチャートである。
図8に示すように、ステップ20(S20)において、ハードデスクアレイ装置20は、リアルタイム制御10から、入出力制御部12i への音声・映像データの供給を要求するコマンド(PLY CMD) を受信し、要求された音声・映像データの再生を行い、入出力制御部12i に対応するタイムスロット(図2)に多重化して入出力制御部12i に対して出力する。
【0037】
ステップ22(S22)において、入出力制御部12i のバッファ120(Buff A)は、入出力制御部12i に対応するタイムスロットから音声・映像データを分離してバッファリングし、30フレーム分の音声・映像データをバッファリングすると、バッファリングした音声・映像データを、時間的な順番が崩れないように、先にバッファリングしたものから先に入出力端子I/O#iに出力する。なお、データサーバ装置1が、供給の停止前に供給していた音声・映像データの続きを音声・映像処理機器に供給する場合には、バッファ120は、供給開始時にバッファ120にバッファリングされている音声・映像データを、時間的な順番を保って入出力端子I/O#iに出力する。
【0038】
ステップ24(S24)において、バッファ122(Buff B)は、次のタイムスロット周期において、ハードデスクアレイ装置20からの音声・映像データを、30フレーム分、バッファリングする。
ステップ26(S26)において、バッファ120が全ての音声・映像データの出力を終了すると、音声・映像データを出力するバッファは、バッファ122に切り替わり、バッファ122が、音声・映像データの出力を開始する。
【0039】
ステップ28(S28)において、バッファ120は、入出力制御部12i に対応するタイムスロットから音声・映像データを30フレーム分、バッファリングする。
ステップ30(S30)において、バッファ122が全ての音声・映像データの出力を終了すると、音声・映像データを出力するバッファは、バッファ120に切り替わり、バッファ120が、音声・映像データの出力を開始する。
【0040】
図9は、第2の実施形態において説明した、音声映像処理機器に対する音声・映像データの供給を停止する際のバッファ120,122のバッファリング動作を示すフローチャートである。
図9に示すように、ステップ40(S40)において、音声・映像処理機器からリアルタイム制御10に、入出力制御部12i を介した音声・映像データの供給の停止の要求があると、リアルタイム制御10は、バッファ120,122に対して停止コマンド(STOP CMD)を出力する。
【0041】
ステップ42(S42)において、リアルタイム制御10が停止コマンドを出力したタイムスロット周期で、入出力端子I/O#iに音声・映像データを出力しているバッファ120,122のいずれかは、リアルタイム制御10からの停止コマンドに従って、音声・映像データの出力を停止する。
ステップ44(S44)において、リアルタイム制御10が停止コマンドを出力したタイムスロット周期で、入出力端子I/O#iに音声・映像データを出力していないバッファ120,122のいずれかは、リアルタイム制御10からの停止コマンドに従って、次のタイムスロット周期の入出力制御部12i に対応するタイムスロットから30フレーム分の音声・映像データを分離してバッファリングする。リアルタイム制御10は、このバッファリングが終了した後、ハードデスクアレイ装置20を制御し、入出力制御部12i を介して音声・映像処理機器に供給する音声・映像データの再生を停止させる。
【0042】
なお、本発明に係るデータサーバ装置1は、音声・映像データの他、連続性が要求されるデータ一般の供給に応用することができる。
また、図6および図7に示したバッファリング動作は例示であり、音声・映像処理機器に対する音声・映像データの供給が終了した際に、次のタイムスロット周期の音声・映像データをバッファリングするバッファは、バッファ120,122のいずれであってもよい。
また、データサーバ装置1の各構成部分は、同一の機能および性能が担保される限り、ソフトウェア的に構成するか、ハードウェア的に構成するかを問わない。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る音声・映像データ供給装置およびその方法は、編集者等による音声・映像データの要求を受けてから、要求された音声・映像データの供給までの時間差が短く、操作性がよい。
また、本発明に係る音声・映像データ供給装置によれば、編集作業等の音声・映像データの処理を能率的に行いうる環境を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータサーバ装置の構成を示す図である。
【図2】下りバスおよび上りバス(図1)を介して音声・映像データを伝送する際のタイムスロット構成を示す図である。
【図3】(A),(B)は、入出力制御部(図1)のバッファのバッファリング動作を示す図である。
【図4】データサーバ装置(図1)が、音声・映像処理機器に対する音声・映像データの供給の停止が要求された際に、入出力制御部のバッファがバッファリングしている音声・映像データを例示する図である。
【図5】バッファにバッファリングされている音声・映像データが図4に示した通りである場合に、音声・映像処理機器に対する音声・映像データの供給が再び求された際に、データサーバ装置(図1)が第1の実施形態において説明した動作により、音声・映像データの送出を行う場合の処理を例示する図である。
【図6】データサーバ装置(図1)が、音声・映像処理機器に対する音声・映像データの供給の停止が要求された際に、入出力制御部のバッファがバッファリングしている音声・映像データを例示する図である。
【図7】バッファにバッファリングされている音声・映像データが図6に示した通りである場合に、音声・映像処理機器に対する音声・映像データの供給が再び求された際に、データサーバ装置が第2の実施形態において説明する動作により、音声・映像データの送出を行う場合の処理を例示する図である。
【図8】第2の実施形態において説明したバッファの通常のバッファリング動作を示すフローチャートである。
【図9】第2の実施形態において説明した、音声映像処理機器に対する音声・映像データの供給を停止する際のバッファのバッファリング動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…データサーバ装置、10…リアルタイム制御、121 〜12n ,12i …入出力制御部、14…下りバス、16…上りバス、20…ハードデスクアレイ装置、120,122…バッファ。

Claims (2)

  1. 音声・映像データ記録・再生手段と、前記音声・映像データに所定のバスを介してバス接続された音声・映像データ供給手段とを有する音声・映像データ供給装置であって、
    前記音声・映像データ供給手段は、所定のデータ伝送周期ごとに、対応する前期所定のバスのタイムスロットから音声データおよび映像データまたはこれらのいずれか(音声・映像データ)をそれぞれ分離して外部に供給し、
    前記音声・映像データ記録・再生手段は、音声・映像データを記録し、前記複数の音声映像データ供給手段それぞれに対応する音声・映像データを再生し、前記複数の音声映像データ供給手段それぞれに対応する前記所定のバスのタイムスロットに前記データ伝送周期ごとに多重化し、
    前記複数の音声・映像データ供給手段それぞれは、
    再生した音声・映像データを、前記データ伝送周期ごとに、前記複数の音声・映像データ供給装置それぞれに対応する前記所定のバスのタイムスロットから交互にバッファリングして、外部に供給する2つのバッファリング手段
    を有し、
    停止コマンドを受けると、前記2つのバッファリング手段のうち、音声・映像データを外部に出力していた一方の前記バッファリング手段による当該音声・映像データの出力を停止し、当該出力を停止した音声・映像データの次のデータ伝送周期の音声・映像データを他の前記バッファリング手段にバッファリングし、
    その後、再生コマンドを受けると、前記2つのバッファリング手段は、バッファリングされている音声・映像データを、時間的な順番を保つために、先にバッファリングした音声・映像データから順番に外部に出力する
    音声・映像データ供給装置。
  2. 1つ以上の音声データ及び映像データまたはこれらのいずれか(音声・映像データ)を記録し、記録した音声・映像データの任意の部分を複数の供給端子対応に再生し、前記複数の供給端子それぞれに対応するタイムスロットに所定のデータ伝送周期ごとに多重化し、
    前記データ伝送周期ごとに、前記複数の供給端子それぞれから外部に供給する音声・映像データを、前記複数の供給端子それぞれに対応して設けられた、2つのバッファに交互にバッファリングして、前記複数の供給端子から供給し、
    停止コマンドを受けると、前記2つのバッファリング手段のうち、音声・映像データを外部に出力していた一方の前記バッファリング手段による当該音声・映像データの出力を停止し、当該出力を停止した音声・映像データの次のデータ伝送周期の音声・映像データを他の前記バッファリング手段にバッファリングし、
    その後、再生コマンドを受けると、前記2つのバッファリング手段は、バッファリングされている音声・映像データを、時間的な順番を保つために、先にバッファリングした音声・映像データから順番に外部に出力する
    音声・映像データ供給方法。
JP16934296A 1996-06-28 1996-06-28 音声・映像データ供給装置およびその方法 Expired - Fee Related JP3814875B2 (ja)

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