JP2000149509A - データ記録再生装置及びデータ記録再生方法 - Google Patents

データ記録再生装置及びデータ記録再生方法

Info

Publication number
JP2000149509A
JP2000149509A JP10335001A JP33500198A JP2000149509A JP 2000149509 A JP2000149509 A JP 2000149509A JP 10335001 A JP10335001 A JP 10335001A JP 33500198 A JP33500198 A JP 33500198A JP 2000149509 A JP2000149509 A JP 2000149509A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
editing
input
point
recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10335001A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Fujisawa
一郎 藤沢
Makoto Tabuchi
真 田渕
Yoshizo Mihara
義蔵 三原
Kazuo Kamiyama
一男 神山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP10335001A priority Critical patent/JP2000149509A/ja
Priority to US09/435,964 priority patent/US6744969B1/en
Priority to EP99308900A priority patent/EP1001623B1/en
Publication of JP2000149509A publication Critical patent/JP2000149509A/ja
Priority to US11/444,521 priority patent/USRE41081E1/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ランダムアクセス可能な記録媒体を使用して
いる場合であっても、従来のVTR機器のような編集処
理を行うことができ、さらにその編集時間を短縮するこ
とを可能にする。 【解決手段】 A/Vサーバー1は、ノンリニアアクセ
ス可能な記録媒体に対してデータを入力及び出力処理す
る複数のポート110,120,130,140と、各
ポートからデータが入力されて編集処理を行い各入出力
処理部に出力するビデオエフェクタ160と、ビデオエ
フェクタ160により、一のポートからの元素材と他の
ポートからのインサート素材とを編集処理するときに、
元素材及びインサート素材の切り替え点付近では、記録
媒体のデータを実時間で再生するとともに、当該切り替
え点付近以外では、データを実時間より短い時間で再生
するCPU152とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノンリニアアクセ
ス可能の記録媒体に対するデータの記録及び/又は再生
を行うデータ記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】音声及び画像データを記録及び/又は再
生する記録再生装置として、テープ状記録媒体が使用さ
れるVTR機器がある。そして、このようなVTR機器
を外部再生機器、外部記録機器とし、これら機器を編集
機により制御して、音声及び画像データの編集処理を可
能とする編集システムがある。
【0003】このような従来の編集システムでは、外部
VTRから元素材とインサート素材となる再生画像を取
り入れて、例えば、カット切り替えによるカット編集等
が可能とされている。
【0004】また、近年では、内部にHDD(ハードデ
ィスクドライブ)とVTRとが内蔵されたハイブリッド
な記録及び/又は再生装置が提案されている。例えば、
国際出願番号PCT/JP95/01617に開示され
ているハイブリッドな記録及び/又は再生装置は、内部
にHDDとVTRとを内蔵することにより、一度、HD
Dに画像データ、音声データを格納し、編集した後、V
TRでテープに記録して、テープから放送再生用として
送出する、いわゆるオンライン編集機として用いられて
いる。
【0005】また、ハイブリッドな記録及び/又は再生
装置は、ランダムアクセス可能な記録媒体であるHD
(ハードディスク)により、HD内のデータ(ファイ
ル)の複写及び参照動作のみで編集を行うことが可能と
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに、画像データをファイルとして複写及び参照動作の
みで編集を行うような場合には、編集を瞬時に完了する
ことができ、実際のストリームデータの実時間より短い
時間で編集動作を完了してしまう。しかし、編集者によ
っては、編集結果を目視で検査しながら編集処理を行い
たい場合もある。また、編集の際に目視による検査を行
わなかったのでは、編集した画像の信頼性も低下してし
まう。すなわち、従来のVTR機器による編集のように
編集処理を行いたい場合もある。
【0007】一方、従来のVTR機器による編集システ
ムでは、ストーリムデータの実時間をかけなければ編集
することができなかった。例えば、カット編集の際に
は、カット入れ替え画像は実時間で再生されていた。す
なわち、カット入れ替え点の近傍を確認するだけで編集
処理を進行させたい場合には、カット入れ替えされた画
像全体(インサート素材)を実時間で再生することは無
駄な動作である。
【0008】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みてな
されたものであって、ランダムアクセス可能な記録媒体
を使用している場合であっても、従来のVTR機器のよ
うな編集処理を行うことができ、さらにその編集時間を
短縮することを可能にするデータ記録再生装置及びデー
タ記録再生方法を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るデータ記録
再生装置は、上述の課題を解決するために、ノンリニア
アクセス可能な記録媒体に対してデータを入力及び出力
処理する複数の入出力処理部と、入出力処理部からデー
タが入力されて編集処理を行い各入出力処理部に出力す
る編集手段と、編集手段により、一の上記入出力処理部
からの第1のデータと他の入出力処理部からの第2のデ
ータとを編集処理するときに、第1及び第2のデータの
切り替え点付近では、記録媒体のデータを実時間で再生
するとともに、当該切り替え点付近以外では、データを
実時間より短い時間で再生する制御手段とを備える。
【0010】このような構成を有するデータ記録再生装
置は、制御手段により、ノンリニアアクセス可能な記録
媒体から読み出した第1及び第2のデータを、その第1
及び第2のデータの切り替え点付近以外では、データの
実時間より短い時間で再生する。例えば、これにより、
データ記録再生装置は、ノンリニアアクセス可能な記録
媒体から読み出したデータを、従来のVTR機器におけ
る操作と同様な操作により編集し、さらに短時間での編
集時間を行う。
【0011】また、本発明に係るデータ記録再生方法
は、上述の課題を解決するために、ノンリニアアクセス
可能な記録媒体に対して複数の入出力処理部によりデー
タの入力及び出力処理するものであって、一の上記入出
力処理部からの第1のデータと他の入出力処理部からの
第2のデータとを編集処理するときに、第1及び第2の
データの切り替え点付近では、データを実時間で再生す
るとともに、当該切り替え点付近以外では、データを実
時間より短い時間で再生する。
【0012】このよなうなデータ記録再生方法は、ノン
リニアアクセス可能な記録媒体から読み出した第1及び
第2のデータを、その第1及び第2のデータの切り替え
点付近以外では、データの実時間より短い時間で再生す
る。例えば、このデータ記録再生方法により、ノンリニ
アアクセス可能な記録媒体から読み出したデータを、従
来のVTR機器における操作と同様な操作により編集
し、さらに短時間での編集時間を行う。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて詳しく説明する。この実施の形態は、本
発明に係るデータ記録再生装置を、音声及び/又は画像
信号を含むデータを記録媒体に対して記録及び/又は再
生する、いわゆるA/V(Audio/Video)サーバーに適
用したものである。A/Vサーバーは、複数のHDD
(ハードディスクドライブ)と、複数の入出処理部(以
下、ポートという。)を備え、割り当てられたタイムス
ロットができる。
【0014】この実施の形態のA/Vサーバーは、複数
のHDDと、複数のポートを備え、割り当てられたタイ
ムスロットでそれぞれのポートが動作して、データが入
力されたHDDに記録又はHDDからデータを再生して
外部に出力し、マルチチャンネルを実現している。
【0015】図1に示すように、A/Vサーバー1は、
入力処理部である記録ポート(RECポート)110、
出力処理部である再生ポート(PBポート)120,1
30,140、エディティングマネージャ(Editing Ma
nager)150、ビデオエフェクタ160、タイミング
マネージャ(Timing Manager)170、ファイルマネー
ジャ(File Manager)180、及び複数のHDD(ハー
ドディスクドライブ)2001,2002,・・・,20
n-3,200n-2,200n-1,200nを有しているH
DDアレイ(HDD Array)190から構成される。
【0016】そして、A/Vサーバー1は、記録ポート
110、再生ポート120,130,140とHDD2
00との間のデータ転送のためのデータバス210及び
各部を制御するための制御バス220を備えている。
【0017】記録ポート110は、セレクタ111、エ
ンコーダ112、バッファ113、I/F114、CP
U115、リモート信号入力端子116、及び外部入力
端子117から構成され、入力された音声及び画像デー
タをHDDアレイ190に記録させる処理を行う。
【0018】セレクタ111は、エンコードするデータ
を選択するデータ選択手段である。具体的には、セレク
タ111は、外部入力端子117及びエディティングマ
ネージャ150の出力と接続されており、外部入力端子
117及びエディティングマネージャ150のラウタ1
51からの信号のうちの何れか一の信号を選択して後段
のエンコーダ112に出力する。
【0019】なお、外部入力端子117から入力される
信号は、セレクタ111に入力されるとともに、エディ
ティングマネージャ150にも入力される。
【0020】エンコーダ112は、セレクタ111から
出力された信号を所定のフォーマットエンコードをす
る。具体的には、エンコーダ112は、入力された信号
についてMPEG(Moving Picture Experts Groupe)
方式による圧縮符号化を行う。ただし、このエンコーダ
112においては、圧縮符号化に拘泥せずとも、後段の
HDD200に記録しやすいフォーマットに選択すれば
よく、例えば、SMPTE(Society of Motion Pictur
e and Television Engineers)−259Mで規格された
SDI(Serial Digital Interface)データから音声や
画像データを抜き出す処理であってもよい。或いはSM
PTE−305Mで規格されたSDTI(Serial Digit
al Transfer Interface)信号から音声・画像信号を取
り出す処理であってもよい。以下は、エンコーダ112
の処理は圧縮符号化処理として記述する。このエンコー
ダ112の圧縮符号化により生成された圧縮データは、
バッファ113に入力される。
【0021】バッファ113は、エンコーダ113から
出力されてくる圧縮データを一時的に格納する記憶手段
である。圧縮データは、このバッファ113によりバッ
ファリング処理されて、スケジューリングに従って、デ
ータバス210を介してHDDアレイ190に送信され
る。
【0022】ここで、スケジューリングとは、データバ
ス210をポート110,120,130,140に対
して時分割多重的に割り当ててゆく処理のことであり、
具体的には、タイミングパルス発生器101が制御バス
220を介して各ポート110,120,130,14
0のCPU115,125,135,145にタイミン
グパルスを送り、順に各ポート110,120,13
0,140のCPU115,125,135,145に
タイムスロットを割り当てる処理のことである。割り当
てられた各タイムスロットにおいては、例えば、記録ポ
ート110は、バッファ113に蓄えられたデータをデ
ータバス210に出力し、再生ポート120,130,
140ではデータバス210のデータをバッファ12
1,131,141に取り込む。
【0023】I/F114は、リモート信号入力端子1
16から入力されるリモート信号用のインタフェースで
ある。例えばリモート信号は、外部機器から送信されて
きた記録ポート110を制御するためのコマンド信号で
ある。
【0024】CPU115は、記録ポート110の各部
を制御する制御手段である。CPU115は、例えば、
I/F114又は制御バス220を介して入力されるコ
マンド信号等により記録ポート110の各部の制御を行
う。
【0025】また、CPU115は、他のポートのCP
Uとのコマンドのやりとりを行う機能を有している。例
えば、エディティングマネージャ150のCPU152
からのコマンドにより、CPU115は、記録ポート1
10の各部を制御して、ラウタ151等から出力されて
編集処理後の画像をエンコードして、HDDアレイ19
0に出力している。
【0026】再生ポート120は、バッファ121、デ
コーダ122、セレクタ123、I/F124、CPU
125、リモート信号入力端子126、及び外部出力端
子127から構成され、HDDアレイ190の各HDか
ら読み出されたデータを外部へ出力するための処理を行
う。
【0027】バッファ121は、データバス210を介
してHDDアレイ190から送られてくるデータを一時
的に格納する記憶手段である。このバッファ121から
のデータは、割り当てられたタイムスロットのデコーダ
122に入力される。
【0028】デコーダ122は、HDD2001,20
2,・・・,200n-3,200n-2,200n-1,20
nから再生されたデータが圧縮符号化されているとき
には、復号し、上述したSDIフォーマットに変換して
出力する。
【0029】このデコーダ122から出力された信号
は、セレクタ123に入力される。なお、デコーダ12
2により復号された信号は、エディティングマネージャ
150にも入力される。
【0030】セレクタ123は、外部に出力するデータ
を選択するデータ選択手段である。具体的には、セレク
タ123は、デコーダ122の出力とラウタ151との
出力と接続されており、デコーダ122及びラウタ15
1からの信号のうちの何れか一の信号を選択して外部出
力端子127に出力している。
【0031】I/F124は、リモート信号入力端子1
26から入力されるリモート信号用のインタフェースで
ある。例えばリモート信号は、外部機器から送信されて
きた再生ポート120を制御するためのコマンド信号で
ある。
【0032】CPU125は、再生ポート120の各部
を制御する制御手段である。CPU125は、例えば、
I/F124又は制御バス220を介して入力されるコ
マンド信号等により再生ポート120の各部の制御を行
う。
【0033】また、CPU125は、他のポートのCP
Uとのコマンドのやりとりを行う機能を有している。例
えば、エディティングマネージャ150のCPU152
からのコマンドにより、CPU125は、記録ポート1
10の各部を制御して、HDD2001,2002,・・
・,200n-3,200n-2,200n-1,200nから読
み出されたデータについてエンコードを行わせる。
【0034】再生ポート130,140は、再生ポート
120と同様な構成である。再生ポート130は、HD
Dアレイ190からのデータを一時的に記憶するバッフ
ァ131と、バッファ131を介して入力された圧縮デ
ータを復号してSDIフォーマットに変換するデコーダ
132と、デコーダ132及びラウタ151からの信号
のうち何れか一の信号を選択して出力するセレクタ13
3と、リモート信号入力端子136から入力されるリモ
ート信号用のインタフェースとされるI/F134と、
この再生ポート130の各部をコマンド信号等により制
御するCPU135とを備えている。また、再生ポート
140は、HDDアレイ190からのデータを一時的に
記憶するバッファ141と、バッファ141を介して入
力された圧縮データを復号して、SDIフォーマットに
変換するデコーダ142と、デコーダ142及びラウタ
151からの信号のうち何れか一の信号を選択して出力
するセレクタ143と、リモート信号入力端子146か
ら入力されるリモート信号等のインタフェースとされる
I/F144と、この再生ポート140の各部をコマン
ド信号等により制御するCPU145とを備えている。
【0035】そして、再生ポート130,140は、再
生ポート120と同様に、デコーダにより復号した信号
をエディティングマネージャ150に出力している。再
生ポート130,140からエディティングマネージャ
150にデータを出力するときとは、例えば、エディテ
ィングマネージャ150のラウタ151においてカット
編集を行うときや、ビデオエフェクタ160によりキー
処理等の特殊効果処理(エフェクト)を行うときであ
る。
【0036】エディティングマネージャ150は、ラウ
タ151、CPU152、及び外部出力端子から構成さ
れている。エディティングマネージャ150は、ラウタ
51を制御することにより、記録ポート110、再生ポ
ート120,130,140からの信号を、カット編集
を行、また、ビデオエフェクタ160への出力を行い、
さらに、他のポートへの出力へ経路を変化させる。
【0037】ラウタ151は、入力されたデータを出力
経路を切り替え選択する複数のセレクタから構成されて
いる。
【0038】ラウタ151は、セレクタにより、各ポー
ト110,120,130,140のデータを選択切り
替えして、カット編集を行ったり、各ポート110,1
20,130,140からのデータをビデオエフェクタ
160に出力する。そして、ラウタ151は、ビデオエ
フェクタ160から入力される特殊効果処理されたデー
タを再び任意のポートに出力する。
【0039】ビデオエフェクタ160への送出について
は、ラウタ151は、具体的には、入出力信号のスイッ
チングを行い、スイッチングポイント等で特殊効果処理
を行う必要があるときに、CPU152の制御で、スイ
ッチングポイントを切り替えて、ビデオエフェクタ16
0に送出する。
【0040】また、ラウタ151は、各ポート110,
120,130,140からのデータ、また、このラウ
タ151においてカット編集処理等されたデータ、さら
に、ビデオエフェクタ160において特殊効果処理され
たデータを、外部出力端子153に出力する。
【0041】外部出力端子153は、入力されたデータ
に基づいて画像を出力するモニタに接続されている。す
なわち、外部出力端子153によりラウタ151からの
出力に基づいたデータによりモニタに画像表示させるこ
とにより、例えば、編集中のカット編集された画像、特
殊効果処理された画像をモニタリングすることができ
る。
【0042】CPU152は、エディティングマネージ
ャ150の各部を制御する制御手段である。例えば、C
PU152は、ラウタ151を制御している。
【0043】さらに、CPU152は、各ポートのCP
Uを制御する主制御手段としての機能も有している。こ
のようにCPU152に各ポートのCPUの制御を可能
とさせることにより、同時に複数のポートを制御して行
う編集処理が可能になる。
【0044】また、CPU152は、HDD200から
のデータの読み出しの制御も行っている。CPU152
は、HDD200からデータを読み出す際には、データ
の読み出しコマンドと、さらには、そのデータの読み出
し速度を変化させて行う場合には、再生速度が決められ
たコマンドをHDDアレイ190に送信する。これによ
り、HDD200からのデータの読み出しが制御され
て、1倍速再生及び高速再生が可能になる。
【0045】このエディティングマネージャ150によ
り、例えば、次のような編集処理が可能になる。エディ
ティングマネージャ150は、再生ポート120,13
0,140において復号された画像データをセレクトし
て、ビデオエフェクタ160に出力する。そして、エデ
ィティングマネージャ150は、ビデオエフェクタ16
0において特殊効果処理された画像データを、例えば、
記録ポート110のエンコーダ112に出力する。これ
により、その特殊効果処理された画像データはエンコー
ダ112で圧縮符号化されて、HDD200に記憶され
る。
【0046】なお、エディティングマネージャ150に
より実現されるカット編集については後述する。
【0047】ビデオエフェクタ160は、複数の入力デ
ータを利用して特殊効果処理を行う部分である。具体的
には、ビデオエフェクタ160は、トランジッション処
理、ピクチャインピクチャ(PinP)等の特殊効果処
理を、エディティングマネージャ150に入力された画
像信号に対して行う。例えば、トランジッション処理と
は、ある画像から他の画像へ徐々に変化させるというよ
うに、画像切り替え遷移的に行う処理であり、ピクチャ
インピクチャとは、画像内に別の画像をはめ込む処理で
ある。
【0048】タイミングマネージャ170は、ビデオの
同期信号に基づいてデータバス140のスケジューリン
グを行う。このタイミングマネージャ170は、タイミ
ングパルスを発生させるタイミングパルス発生器170
を備えている。タイミングマネージャ170からのタイ
ミングパルスに基づいて、データバス140のスケージ
ュリングが行われる。
【0049】また、タイミングマネージャ170には、
CPU173と、コントロールパネル2とCPU173
のインターフェースであるI/F172とを備えてい
る。CPU173は、I/F172により入力されたコ
ントロールパネル2の操作に応じて出力される制御信号
に基づいて各部の制御が行われる。
【0050】コントロールパネル2は、ユーザに操作さ
れることにより対応した制御信号等を発生されるUI
(User Interface)である。コントロールパネル2は、
複数の操作ボタンを有し、操作ボタンの操作に応じて、
記録ポート110、再生ポート120,130,14
0、又は外部機器接続される外部VTR等を選択するこ
とができ、さらには、選択したポート又は外部VTR等
に対して制御信号を出力する。ここで、制御信号は、制
御バス220を介して各ポートのCPUに入力され、各
ポート又は外部VTRでは、この制御信号、例えば、記
録、再生、又は編集信号等により各部の動作を制御す
る。
【0051】また、コントロールパネル2には、カット
編集の際のカットイン点(IN点)及びカットアウト点
(OUT点)を決定するための操作ボタン、及び編集の際
におけるプレビューを実行させる操作ボタンを有してい
る。カットイン点及びカットアウト点の操作ボタンによ
り、カット編集の際に使用される元素材とインサート素
材のカットイン点及びカットアウト点が決定され、ま
た、プレビューボタンにより、カット編集等の際のモニ
タによるプレビューが可能になる。なお、後述のカット
編集の際の処理動作の説明において、このカットイン点
及びカットアウト点、及びプレビュー動作についても説
明している。
【0052】ファイルマネージャ180は、CPU18
1及びネットワーク用I/F182を備えている。ネッ
トワーク用I/F182は、外部のネットワークとのイ
ンターフェースである。例えば、ネットワーク用I/F
182は、イーサネット上に接続されている。CPU1
81は、ネットワーク用I/F182から入力された信
号に基づいてデータの管理を行う。
【0053】HDDアレイ190は、バッファ191、
複数のHDD(ハードディスクドライブ)2001,2
002,・・・,200n-3,200n-2,200n-1,2
00n、画像データ書き込み/読み出し処理部192、
及び音声データ書き込み/読み出し処理部193を備え
ている。
【0054】バッファ191は、データバス220との
間でのデータを転送を行う際に一時的にデータを記憶す
る。HDD2001,2002,・・・,200n-3,2
00n -2,200n-1,200nからのデータは、ここで
バッファリングされた後、スケジューリングに従ってデ
ータバス210に出力される。
【0055】画像データ書き込み/読み出し処理部19
2は、HDD2001,2002,・・・,200n-3
200nー2に対して画像データの書き込み及び読み出し
処理を行う。例えば、画像データ書き込み/読み出し処
理部192は、画像データ用のHDD2001,20
2,・・・,200n-3,200n-2に対してデータを
選択的に読み出し及び書き込みする。
【0056】音声データ書き込み/読み出し処理部19
3は、HDD200n-2,200nに対して音声データの
書き込み及び読み出し処理を行う。例えば、音声データ
書き込み/読み出し処理部193は、音声データ用のH
DD200n-1,200nに対してデータを選択的に読み
出し及び書き込みする。
【0057】ちなみに、このHDD2001,2002
・・・,200n-3,200n-2,200n-1,200
nは、図示されているように複数のHDDを並列に並
べ、大容量化を図り、また、放送業務用として記録され
るべきデータは確実に記録されるよう、また、記録され
たデータは確実に再生されるように冗長性をもたせるた
めに、いわゆるHDDアレイ120は、RAID(Redu
ndant Arrays of Inexpensive Disks)構成をとってお
り、画像が記録されるHDD2001,2002,・・
・,200n-3,200n-2はRAID3、音声が記録さ
れる200n-1,200nはRAID1の構成となってい
る。
【0058】なお、RAID1は、データの二重書きが
されたミラーディスクと一般的に呼ばれているものであ
り、RAID3は、データを複数のディスクに分けて並
行転送することでデータ転送性能を高め、さらにパリテ
ィディスクを設けることでグループ内の任意のHDDが
故障しても読み書きを継続することができるものであ
る。
【0059】なお、HDD2001,2002,・・・,
200n-3,200n-2,200n-1,200nは、画像デ
ータ書き込み/読み出し処理部192及び画像データ書
き込み/読み出し処理部192に接続されるHDDの数
は、データの容量に応じて変更可能とされている。以
下、HDD2001,2002,・・・,200n-3,2
00n-2,200n-1,200nを総称して、HDD20
0ということにする。
【0060】例えば、HDD200からのデータの読み
出しについては、エディティングマネージャ150のC
PU152から読み出しコマンドを受け取ったHDDア
レイ190が、そのコマンドに基づいてHDD200か
らのデータの読み出しを行っている。さらに、HDDア
レイ190は、CPU152から再生速度が決定されて
いるコマンドが送信されてきた場合には、そのコマンド
の再生速度に応じてHDD200からデータを読み出
す。
【0061】以上のようにA/Vサーバー1の各部が構
成されている。このA/Vサーバー1は、記録ポート1
10が1系統の入力として機能し、再生ポート120,
130,140が3系統の出力として機能する。
【0062】そして、A/Vサーバー1は、従来のVT
R機器のような動作による編集を実現している。A/V
サーバー1により実現される編集処理について図2乃至
図5を用いて説明する。
【0063】図2には、画像を切り替えることにより可
能になるカット編集の際の処理を示している。図2中
(A)には元素材を、図2中(C)には、カット編集に
より挿入される画像を含むインサート素材を示してい
る。
【0064】カット編集は、元素材にカット切り替えに
より別の画像を挿入することであり、この別の画像は例
えば他の映像からなるインサート素材に含まれている画
像である。本例では、再生ポート120により元素材を
再生し、再生ポート130によりインサート素材を再生
することによりカット編集がなされる場合について説明
する。
【0065】また、カット編集では、図2中(A)に示
すように、IN点(カットイン点)及びOUT点(カットア
ウト点)によりその編集点が決定されるが、ここで、IN
点は元素材からインサート素材への切り替え点を示し、
OUT点はインサート素材から元素材への切り替え点を示
す。元素材及びインサート素材にはそれぞれIN点とOUT
点が予め決定されており、元素材において、IN点は切り
替えにより他の画像が挿入開始される点であり、OUT点
は当該他の画像の挿入が終了する点であり、インサート
素材において、IN点とOUT点の区間により、元画像にカ
ット切り替えにより挿入される画像の範囲が示される。
【0066】元素材とインサート素材におけるIN点及び
OUT点については、A/Vサーバー1を次のように操作
することにより予め決定される。
【0067】先ず、操作者は、コントロールパネル2を
操作して元素材の再生に使用する再生ポートを選択す
る。操作者は、コントロールパネル2の操作ボタンを操
作して、選択した再生ポートにより、元素材の再生を開
始させる。具体的には、操作者がコントロールパネル2
の図示しないポート選択ボタンを押すことにより、どの
再生ポートを選択するかを示すコマンドが、コントロー
ルパネル2から出力される。このコマンドは、タイミン
グマネージャ170のI/F172を介してタイミング
マネージャ170に入力され、CPU173により、制
御バス220に送出される。コマンドは、制御バス22
0を介して、エディティングマネージャ150のCPU
152に入力される。CPU152は、例えば再生ポー
ト130を選択する指示を示すコマンドを受信すると、
再生ポート130のCPU135に対して、選択された
旨を知らせる制御信号を発し、再生ポート130を制御
する。次に、操作者がコントロールパネル2の図示しな
い再生ボタンを押すことにより、HDDアレイ190か
らデータを再生する指示を示すコマンドが、コントロー
ルパネル2から出力される。このコマンドは、タイミン
グマネージャ170のI/F172を介してタイミング
マネージャ170に入力され、CPU173により、制
御バス220に送出される。コマンドは、制御バス22
0を介して、エディティングマネージャ150のCPU
152に入力される。CPU152は、このコマンドを
受信すると、HDDアレイ190に対してデータを再生
するように指示する旨の制御信号を制御バス220を介
してHDDアレイ190に送信する。これにより、HD
D200から元素材が読み出され、読み出された元素材
は、エディティングマネージャ150を介してモニタに
出力される。そして、操作者は、このモニタに出力され
る画像を確認しながら、コントロールパネル2の操作ボ
タンを操作してIN点及びOUT点を決定する。A/Vサー
バー1をこのように操作することにより元素材における
IN点及びOUT点が決定される。そして、操作者は、イン
サート素材についても、元素材と同様な操作を行うこと
により、IN点及びOUT点を決定する。
【0068】例えば、このように元素材及びインサート
素材に付されたIN点及びOUT点については、エディティ
ングマネージャ150のCPU152の管理するRAM
等に編集点情報として記憶される。
【0069】このようにして元素材及インサート素材に
おいてIN点及びOUT点が決定された後カット編集におけ
るプレビューが可能になる。例えばコントロールパネル
2のプレビューボタンを操作することでカット編集を行
うプレビューの処理が開始される。すなわち、コントロ
ールパネル2のプレビュボタンの操作によりプレビュー
のコマンドがエディティングマネージャ150のCPU
152に送られ、プレビューの処理が開始される。
【0070】先ず、A/Vサーバー1は、実際のプレビ
ュー動作が始まる前の処理として、次のような処理を行
っている。
【0071】ファイルシステムをファイルシステムが格
納されたファイルマネージャ180まで読みに行く。こ
こで、所望のファイルシステムがあれば、そのファイル
システムは、ファイルマネージャ180からエディティ
ングマネージャ150に転送される。このような手順に
より、ファイルマネージャ180からエディティングマ
ネージャ150のCPU152に、元素材及びインサー
ト素材のファイルシステム情報が読み込まれる。
【0072】元素材のファイルシステムは、表1に示す
ように、元素材のファイル名、HDに記録されている元
素材のHD上の先頭アドレス、元素材の長さ、及びEO
Fからなる。そして、元素材のファイルシステムは、表
2に示すように、インサート素材のファイル名、HDに
記録されているインサート素材のHD上の先頭アドレ
ス、インサート素材の長さ、及びEOFからなる。ここ
で、その長さとは、素材のデータ長である。そして、E
OF(End of File)は、最後のアドレス位置を示して
いが、例えば、元素材のデータが不連続になっている場
合には、次のデータの位置の先頭アドレスへのポインタ
になる。
【0073】
【表1】
【0074】
【表2】
【0075】次に、先に得ている元素材のIN点及びOUT
点の位置情報から表1及び表2に示した各素材のファイ
ルシステム情報を書き換える。ここで、IN点及びOUT点
については、エディティングマネージャ150のCPU
152に記憶されている。
【0076】ファイルシステム情報の書き換えについて
は、IN点の情報に基づいて、表3に示すように、上述の
表1に示したデータ長さの情報がIN点までの長さの情報
に書き換えられる。
【0077】
【表3】
【0078】そして、インサート素材については、元素
材のIN点に対応する点からインサート素材が始まること
を示すものとして、表4に示すように、上述の表2に示
した先頭アドレスの情報が元素材のIN点に対応するイン
サート素材のIN点のHD上のアドレスの情報に書き換え
られ、また、データ長の情報が、元素材のOUT点に対応
するインサート素材の位置までの長さの情報に書き換え
られる。
【0079】
【表4】
【0080】そして、元素材のOUT点から再び元素材が
連続することを示すファイルシステム情報が、ファイル
マネージャ180から読み出している表1に示す元素材
のファイルシステム情報に基づいて、表5に示すよう
に、書き換えられて作成される。すなわち、先頭アドレ
スの情報が、元素材のアウト点に対応するHD上の開始
アドレスの情報に書き換えられ、また、データ長さの情
報が、元素材の最後までの長さの情報に書き換えられ
る。
【0081】
【表5】
【0082】そして、このように書き換えられた各ファ
イルシステム情報は、図3に示すように、ファイルシス
テム情報FL1,2,3として、エディティングマネー
ジャ150のCPU152からファイルマネージャ18
0に転送される。
【0083】そして、エディティングマネージャ150
のCPU152からファイルマネージャ180には、続
いて、図3に示すように、再生命令コマンドが送信され
てくる。
【0084】ファイルマネージャ180は、エディティ
ングマネージャ150のCPU152からのコマンドに
基づいて、ファイルシステム情報FL1,2,3をリン
クした新たなファイルシステム情報を作成する。
【0085】具体的には、表3のEOFの情報を、表4
に示すインサート素材のIN点のHD上の情報のアドレス
のポインタへの情報に書き換える。そして、表4に示
す、EOFの情報を、表5に示す元素材のOUT点に対応
するHD上のポインタとする。
【0086】このような処理により、カット編集された
データがファイルシステム情報として作成される。すな
わち、A/Vサーバー1は、カット編集をファイルとし
て複写及び参照動作のみで編集を行っている。
【0087】そして、このように作成されたファイルシ
ステム情報に基づいて、プレビュ動作が実際に始まる。
【0088】実際のプレビュー動作では、上述のように
作成されたファイルシステム情報に基づいて、ファイル
マネージャ180からHDDアレイ190にコマンドが
送信される。すなわち、ファイルマネージャ180は、
自己が保持しているファイルシステム情報に基づいて、
HDD200上のどこに読み出すべきファイル(素材)
が存在するか、把握しているので、当該ファイルが記録
されたHDD200からデータが再生されるようにHD
Dアレイ190にコマンドを送信する。
【0089】この再生命令を受けたHDDアレイ190
はデータをHDD200の所望の位置から読み出し、元
素材を再生ポート120に送信する。
【0090】一方、エディティングマネージャ150の
CPU152は、上述したようにファイルシステム18
0に再生命令のコマンドを送信するとともに、再生ポー
ト120の各CPU125にも送信されているので、再
生データ120ではHDD200から読み出される元素
材を受けることができる状態になっている。
【0091】このようにHDDアレイ190及び再生ポ
ート120には、再生のコマンドがそれぞれ送信されて
いるので、HDDアレイ190では、HDD200から
のデータの読み出しを行い、このHDDアレイ190か
ら読み出されたデータは、データバス210を介して再
生ポート120に入力される。再生ポート120に入力
されたデータは、デコード122において復号されてラ
ウタ151に入力される。そして、ラウタ151に入力
された元素材は、ラウタ151内のセレクタにより外部
出力端子153を介してモニタに出力される。この元素
材のモニタへの出力は、IN点に達するまで実行される。
【0092】ここで、元素材の再生速度は、データの実
時間で行われる。再生速度については、エディティング
マネージャ150のCPU152からHDDアレイ19
0に対して発行したコマンドにより決定されている。
【0093】そして、元素材がIN点を超えて再生される
と、元素材がカット切り替えされて、インサート素材が
上述と同じ方法で再生開始される。すなわち、エディテ
ィングマネージャ150はファイルマネージャ180に
対して命令を発行し、ファイルマネージャ180では、
新たに作成したこのファイルシステム情報を元に再生す
べきファイルがHDD200上のどこに存在するか、上
述した新たなファイルシステム情報により把握している
ので、当該ファイルが記録されたHDD200からデー
タが再生されるようにHDDアレイ190にコマンドを
出力する。この再生命令を受けたHDDアレイ190は
データをHDD200の所望の位置から読み出し、イン
サート素材を再生ポート120に送信する。
【0094】そして、IN点から再生開始されるインサー
ト素材は、高速再生により行われる。高速再生について
は、フレーム単位であったり、1秒毎であったり、等間
隔でエディティングマネージャ150からHDDアレイ
190に倍速命令を発行して、HDDアレイ190はそ
れに基づいて読み出すことにより実現される。すなわ
ち、例えば、例えば2倍速であれば、2フレームおきに
とびとびにデータを読み出す等が考えられる。
【0095】IN点からOUT点までのインサート素材の再
生速度については、図2中(d)に示すように再生速度
が変化するように、HDDアレイ190からの読み出し
制御されている。速度プロフィールは、IN点から離れる
に従い、高速再生し、IN点とOUT点の間の中央付近でピ
ークにして、その後、OUT点に近づくにつれて再生速度
の実時間の再生、すなわち1倍速になるように減速して
いく。また、IN点とOUT点の間のインサート素材の再生
速度の加速及び減速については、滑らかになるように行
っている。例えば、図3に示すように、エディティング
マネージャ150からHDDアレイ190に、再生速度
が1.1倍、1.2倍、・・・・となるようなコマンド
を送信する。
【0096】ここで、インサート素材の再生速度につい
ては、エディティングマネージャ150のCPU152
からHDDアレイ190に対して発行したコマンドによ
り決定されている。
【0097】そして、元素材と同様に、この区間におけ
るインサート素材もモニタに出力される。すなわち、図
4に示すように、HDD200から読み出されたインサ
ート素材は、再生ポート130を経由して、ラウタ15
1に入力される。そして、ラウタ151に入力された元
素材は、外部出力端子153を介してモニタへ出力され
る。このインサート素材のモニタへの出力は、OUT点に
達するまで実行される。
【0098】さらに、CPU152は、再生速度におけ
る加速及び減速が滑らかになるように、HDDアレイ1
90からの読み出しを制御する。例えば、エディティン
グマネージャ150からHDDアレイ190に、再生速
度の増加及び減少を滑らかにする内容としてコマンドを
送信する。
【0099】インサート素材がOUT点を超えて再生され
ると、再び元素材が上述と同じ方法により1倍速で再生
開始される。
【0100】IN点からOUT点までの編集区間においてイ
ンサート素材を高速再生することにより、図2中(B)
に示すように、IN点以前とOUT点以後と比べ、IN点からO
UT点における表示位置に対する表示時間の増加割合が小
さくなる。
【0101】図5には、IN点からOUT点までの区間を含
めて、全ての区間において1倍速再生を行った結果であ
るが、この図5中(B)の結果との比較では、図2中
(B)の方が明らかに表示時間が短縮されている。
【0102】なお、従来のVTR機器を使用して行う編
集では、元素材とインサート素材を調相させためのPrer
oll区間を設け、さらにOUT点以後一定区間をPostroll区
間として設けているが、このA/Vサーバー1において
もその概念を導入し、IN点までの所定の区間をPreroll
区間とし、また、OUT点以後所定区間をPostroll区間と
して1倍速で行うこともできる。
【0103】また、IN点又はOUT点付近について、エフ
ェクタ160による特殊効果処理も行うことができる。
この場合、図4に示すように、再生ポート110又は再
生ポート120からのラウタ151に入力された元素材
又はインサート素材は、このラウタ151によりエフェ
クタ160に出力される。そして、エフェクタ160に
おいて特殊効果処理された後、ラウタ151を介して記
録ポート110に入力されて、この記録ポート110に
より圧縮符号化等されて、再びHDD200に記録され
る。
【0104】なお、エフェクト処理と同時に編集素材表
示もモニタに同時に行うことができ、この場合、特殊効
果処理された区間を1倍速で再生し、他の部分について
は滑らかに加速及び減速した再生を行う。そして、この
場合、編集結果は元素材、インサート素材の1倍速分、
エフェクタ160の処理結果をエンコーダで処理したも
のをファイルシステム上で編集することで全体の編集結
果とする。
【0105】以上のように、A/Vサーバー1は、従来
のVTR機器のような動作して、編集を実行している。
【0106】すなわち、A/Vサーバー1は、カット編
集の際に編集点付近を再生することができる。これによ
り、操作者は、元素材とインサート素材によるカット編
集をファイルとして複写及び参照動作のみで編集を行う
ことができるととに、従来のVTRのような動作により
編集の際のプレビューを行いことができる。
【0107】また、A/Vサーバー1は、編集点付近以
外の区間、例えば、IN点とOUT点の間の区間を高速再生
している。これにより、編集者が編集点について集中し
て操作を行ったとしても、カット編集には影響しないそ
の他の部分を高速再生しているので、プレビュー時間を
短縮することができる。例えば、高速再生する部分は、
IN点とOUT点の間の区間に限定されることなく、IN点付
近より以前及びOUT点付近以後、すなわち元素材につい
ても高速再生することもできる。これにより、さらにプ
レビュー時間を短縮することができる。
【0108】さらに、A/Vサーバー1は、IN点とOUT
点の区間における高速再生をする際において、加速及び
減速を滑らかにしている。これにより、操作者は、違和
感なくプレビューできる。
【0109】このようにA/Vサーバー1は、ランダム
アクセス可能な記録媒体を使用している場合であって
も、従来のVTR機器のような編集処理を行うことがで
き、さらにその編集時間を短縮することを可能にする。
【0110】
【発明の効果】本発明に係るデータ記録再生装置は、ノ
ンリニアアクセス可能な記録媒体に対してデータを入力
及び出力処理する複数の入出力処理部と、入出力処理部
からデータが入力されて編集処理を行い各入出力処理部
に出力する編集手段と、編集手段により、一の上記入出
力処理部からの第1のデータと他の入出力処理部からの
第2のデータとを編集処理するときに、第1及び第2の
データの切り替え点付近では、記録媒体のデータを実時
間で再生するとともに、当該切り替え点付近以外では、
データを実時間より短い時間で再生する制御手段とを備
えることにより、ノンリニアアクセス可能な記録媒体か
ら読み出した第1及び第2のデータを、その第1及び第
2のデータの切り替え点付近以外では、データの実時間
より短い時間で再生することができる。例えば、これに
より、データ記録再生装置は、ノンリニアアクセス可能
な記録媒体から読み出したデータを、従来のVTR機器
における操作と同様な操作により編集し、さらに短時間
での編集時間を行うことができる。
【0111】また、本発明に係るデータ記録再生方法
は、ノンリニアアクセス可能な記録媒体に対して複数の
入出力処理部によりデータの入力及び出力処理するデー
タ記録再生方法であって、一の上記入出力処理部からの
第1のデータと他の入出力処理部からの第2のデータと
を編集処理するときに、第1及び第2のデータの切り替
え点付近では、データを実時間で再生するとともに、当
該切り替え点付近以外では、データを実時間より短い時
間で再生することにより、ノンリニアアクセス可能な記
録媒体から読み出した第1及び第2のデータを、その第
1及び第2のデータの切り替え点付近以外では、データ
の実時間より短い時間で再生することができる。例え
ば、このデータ記録再生方法により、ノンリニアアクセ
ス可能な記録媒体から読み出したデータを、従来のVT
R機器における操作と同様な操作により編集し、さらに
短時間での編集時間を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るA/Vサーバーの構成を示すブロ
ック図である。
【図2】A/Vサーバーが行うIN点とOUT点の間の高速
再生の説明に使用した図である。
【図3】カット編集の際の処理の手順を示す図である。
【図4】編集を行う場合のA/Vサーバーにおける構成
を示す図である。
【図5】IN点とOUT点の間を1倍速再生したときの説明
に使用した図である。
【符号の説明】
1 A/Vサーバー、110 記録ポート、120,1
30,140 再生ポート、150 エディティングマ
ネージャ、151 ラウタ、152 CPU、20
1,2002,・・・,200n-3,200n-2,200
n-1,200n HDD
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三原 義蔵 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 神山 一男 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5B065 BA01 CA30 CE01 5C053 FA02 FA14 FA23 GA11 GB05 GB11 GB37 HA24 HA29 JA03 JA07 JA12 JA21 KA19 KA21 KA24 LA06 5D110 AA13 BB20 BB24 BB26 CC05 CF32 CF35 CM14

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノンリニアアクセス可能な記録媒体と、 上記記録媒体に対してデータを入力及び出力処理する複
    数の入出力処理部と、 上記入出力処理部からデータが入力されて編集処理を行
    い上記各入出力処理部に出力する編集手段と、 上記編集手段により、一の上記入出力処理部からの第1
    のデータと他の上記入出力処理部からの第2のデータと
    を編集処理するときに、上記第1及び第2のデータの切
    り替え点付近では、上記記録媒体のデータを実時間で再
    生するとともに、当該切り替え点付近以外では、データ
    を実時間より短い時間で再生する制御手段とを備えるこ
    とを特徴とするデータ記録再生装置。
  2. 【請求項2】 上記切り替え点付近以外では、データを
    高速再生することにより実時間より短い時間で再生する
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ記録再生装置。
  3. 【請求項3】 上記切り替え点から離れるに従い、デー
    タを高速再生するとともに、滑らかに加速及び減速する
    ことを特徴とする請求項2記載のデータ記録再生装置。
  4. 【請求項4】 ノンリニアアクセス可能な記録媒体に対
    して複数の入出力処理部によりデータを入力及び出力処
    理するデータ記録再生方法であって、 一の上記入出力処理部からの第1のデータと他の上記入
    出力処理部からの第2のデータとを編集処理するとき
    に、上記第1及び第2のデータの切り替え点付近では、
    データを実時間で再生するとともに、当該切り替え点付
    近以外では、データを実時間より短い時間で再生するこ
    とを特徴とするデータ記録再生方法。
  5. 【請求項5】 上記切り替え点付近以外では、データを
    高速再生することにより実時間より短い時間で再生する
    ことを特徴とする請求項4記載のデータ記録再生方法。
  6. 【請求項6】 上記切り替え点から離れるに従い、デー
    タを高速再生するとともに、滑らかに加速及び減速する
    ことを特徴とする請求項5記載のデータ記録再生方法。
JP10335001A 1998-11-10 1998-11-10 データ記録再生装置及びデータ記録再生方法 Pending JP2000149509A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10335001A JP2000149509A (ja) 1998-11-10 1998-11-10 データ記録再生装置及びデータ記録再生方法
US09/435,964 US6744969B1 (en) 1998-11-10 1999-11-08 Data recording and reproducing apparatus and data editing method
EP99308900A EP1001623B1 (en) 1998-11-10 1999-11-09 Data recording and reproducing apparatus and data editing method
US11/444,521 USRE41081E1 (en) 1998-11-10 2006-05-31 Data recording and reproducing apparatus and data editing method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10335001A JP2000149509A (ja) 1998-11-10 1998-11-10 データ記録再生装置及びデータ記録再生方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000149509A true JP2000149509A (ja) 2000-05-30

Family

ID=18283635

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10335001A Pending JP2000149509A (ja) 1998-11-10 1998-11-10 データ記録再生装置及びデータ記録再生方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000149509A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7623756B2 (en) 2004-08-13 2009-11-24 Sony Corporation Apparatus, method, and computer program for processing information
WO2010032373A1 (ja) * 2008-09-16 2010-03-25 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 動画記録再生装置、動画記録再生方法および動画記録再生プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7623756B2 (en) 2004-08-13 2009-11-24 Sony Corporation Apparatus, method, and computer program for processing information
KR101189861B1 (ko) 2004-08-13 2012-10-10 소니 주식회사 정보 처리 장치 및 정보 처리 방법, 및, 프로그램
WO2010032373A1 (ja) * 2008-09-16 2010-03-25 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 動画記録再生装置、動画記録再生方法および動画記録再生プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2010074298A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Konica Minolta Business Technologies Inc 動画記録再生装置、動画記録再生方法および動画記録再生プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100299204B1 (ko) 고속비디오편집시스템
JPH07230669A (ja) 情報データ記録再生装置及び情報データ処理システム
USRE41081E1 (en) Data recording and reproducing apparatus and data editing method
JPH07226023A (ja) 編集方法及びシステム
US6415095B1 (en) Data recording/playback apparatus, data editing apparatus and data recording method
US7016598B2 (en) Data recording/reproduction apparatus and data recording/reproduction method
JP4206667B2 (ja) データ記録再生装置及び方法
JP4253913B2 (ja) 編集装置、データ記録再生装置及び編集素材記録方法
JP2000149509A (ja) データ記録再生装置及びデータ記録再生方法
US6754434B2 (en) AV data recording/reproducing apparatus, AV data recording/reproducing method, and recording medium
JP4314688B2 (ja) データ記録再生装置及び方法
JP4151177B2 (ja) データ処理装置及び方法
JP4389412B2 (ja) データ記録再生装置及びデータ再生方法
JP4411801B2 (ja) データ再生装置及びデータ再生方法
JP4320929B2 (ja) データ記録再生装置及びデータ記録再生動作制御方法
KR100644733B1 (ko) 데이터 기록 및/또는 재생 장치
JP2002010193A (ja) データ記録再生装置及びデータ記録再生方法
JP4325073B2 (ja) データ記録再生装置及び方法
JP2000163867A (ja) データ処理装置
JP3832444B2 (ja) 編集方法及びシステム
JP3158834B2 (ja) ビデオ信号再生方法及びビデオ信号再生装置
JP4325074B2 (ja) データ記録再生装置及び方法
JP4182576B2 (ja) データ処理装置及び方法
JP2002260334A (ja) 記録装置及び方法、並びに記録再生装置及び方法
JP2000149498A (ja) データ記録再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050825

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080122

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080324

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080422