JP2002260334A - 記録装置及び方法、並びに記録再生装置及び方法 - Google Patents

記録装置及び方法、並びに記録再生装置及び方法

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JP2002260334A
JP2002260334A JP2001052766A JP2001052766A JP2002260334A JP 2002260334 A JP2002260334 A JP 2002260334A JP 2001052766 A JP2001052766 A JP 2001052766A JP 2001052766 A JP2001052766 A JP 2001052766A JP 2002260334 A JP2002260334 A JP 2002260334A
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JP2001052766A
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Yoshihiro Chiba
宣裕 千葉
Yutaka Yoshida
豊 吉田
Yukari Hosoya
有加里 細谷
Kenji Makita
健志 牧田
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャトル再生時にも音声データの再生を可能
とする。 【解決手段】 CPU53は、記録時には、映像データ
及び音声データのバッファ16からHDD120,1
20,・・・,120n−3,120n−2,120
n−1,120への出力を制御し、GOP毎に音声デ
ータが記録される位置を映像データが記録される位置よ
りも前にする。CPU53は、再生時には、バッファ1
11からデータバス130への出力を制御し、GOP毎
に音声データを映像データよりも先に再生する。シャト
ル再生時には、GOP毎に先頭から所定のデータ長が再
生され、音声データと映像データの先頭のフレーム内符
号化画像とが再生される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体に対する
データの記録を行う記録装置及び方法、並びに記録媒体
に対するデータの記録及び/又は再生を行う記録再生装
置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、いわゆるCATV(CAble TeleVi
sion,Community Antenna TeleVision)等の普及による
情報提供の多チャンネル化にともない、従来のVTR
(VideoTape Recorder)とは異なり、映像データ及び/
又は音声データ(以下、映像・音声データと記す。)の
記録及び/又は再生(以下、記録再生と記す。)を行う
1台の映像・音声データ記録再生装置から複数の映像・
音声データを、同時に記録再生することや、さらには記
録しつつ再生することといった要求が高まりつつある。
このような要求を満たすため、例えばハードディスク
(以下、HDと記す。)等のランダムアクセスが可能で
ある記録媒体を用い、この記録媒体に対して映像・音声
データを記録再生するビデオサーバ(またはAV(Audi
o and/or Video)サーバ)と呼ばれる装置が普及しつつ
ある。
【0003】一般に、放送局内におけるビデオサーバ
は、記録媒体に対して記録再生する映像・音声データの
画質や音質に対する要求から、必要とされるデータの転
送レートが高い必要があるとともに、長時間のデータを
記録するために記録媒体が大容量である必要がある。
【0004】そこで、映像・音声データを蓄積するとと
もに、並列処理が可能である複数のHD装置を含むデー
タ記録再生装置を用いることによって、データの転送レ
ートの高速化や大容量化を図る試みや、HDにパリティ
データを記録しておくことによって、いずれかのHD装
置が故障した場合にも信頼性を確保できるようにする試
みがなされている。
【0005】この試みにより、近年では例えば、放送局
が提供しようとする番組の内容や放送形態により要求さ
れているチャンネル数が異なる場合であっても、複数の
映像・音声データからなる素材データを分散的に記録し
ておき、多チャンネル送出を同時に行ったり、同一の素
材データを再生時間をずらして多チャンネルで再生する
ことによって、いわゆるVOD(Video On Demand)や
NVOD(Near VideoOn Demand)等のシステムを構築
するといったように、多様な使用形態に対応可能である
マルチチャンネルビデオサーバを実現することが可能と
なっている。
【0006】このようなビデオサーバに用いられるデー
タ記録再生装置には、1988年にDavid A. Patterson
らにより発表された論文である“A Case for Redundant
Arrays of Inexpensive Disks(RAID), ACM SIGMOND Co
nference, Chicago, III, Jun.1-3, 1988”において提
唱されている複数のHDからなるハードディスクドライ
ブ(以下、HDDと記す。)をさらに複数台用いて構成
されるRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Di
sks)技術が用いられている。
【0007】この論文中でRAIDは、RAID−1乃
至RAID−5の5つに分類されている。RAID−1
は、2つのHDDに同一の内容を書き込むいわゆるミラ
ード・ディスクと呼ばれる方式である。また、RAID
−2及びRAID−3は、入力データを一定の長さに分
割して複数のHDDに記録する方式である。RAID−
2は、エラー訂正符号としてハミング符号を用いる。一
方、RAID−3は、各HDDの互いに対応するデータ
ブロックの排他的論理和であるパリティデータを生成し
て他の1台のHDDに書き込む。さらに、RAID−4
及びRAID−5は、データの分割単位であるブロック
を大きくし、1つの分割データをデータブロックとして
1つのHDDに記録するとともに、各HDDの互いに対
応するデータブロックの排他的論理和をとった結果であ
るパリティデータをパリティブロックとしてHDDに記
録する方式である。RAID−4は、パリティブロック
を同一のHDDに書き込む。一方、RAID−5は、パ
リティブロックを複数のHDDに分散して書き込む。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したデ
ータ記録再生装置において、映像データをMPEG2
(Moving Picture Experts Group 2)方式のLong
GOP(Group Of Pictures)構造に基づいて圧縮符号
化して記録する場合、映像データは、一般的にGOP単
位で記録が行われ、このとき、GOP単位の映像データ
に対応する音声データも1〜2チャンネルまとめられ
て、このGOP単位の映像データとそれに対応する音声
データとが記録単位として記録される。すなわち、記録
単位毎に図10に示すような記録フォーマットに従って
記録される。この記録フォーマットでは、映像・音声デ
ータは、記録単位毎に先頭から、システムヘッダSH、映
像ヘッダVH、映像情報VD、音声ヘッダAH、音声情報ADの
順に記録される。ここで、システムヘッダSHには、映像
データ全体に対する映像情報VDの時間情報が少なくとも
記録されている。また、映像ヘッダVH、音声ヘッダAHに
は、それぞれ映像情報VD、音声情報ADについての情報が
記録されている。
【0009】また、再生時には、システムヘッダSHに記
録されている時間情報に基づいて、記録単位毎に再生さ
れる。
【0010】一般に編集作業を行う際、編集点をサーチ
する場合等にいわゆるシャトル再生が行われる。シャト
ル再生では、画面の更新間隔を短くするため、記録され
たデータの全てを再生することはせず、記録単位の先頭
から所定のデータ長の領域のみが再生される。具体的に
は、GOP内で映像データの先頭に記録されている画像
であって、予測符号化を行わないことで単独で画像を表
示することができるフレーム内符号化画像が再生され
る。
【0011】上述の記録フォーマットに従って映像・音
声データが記録されている場合、例えば2倍速シャトル
再生時には、図11の斜線部に示すように、記録単位1
つおきに記録単位の先頭からシステムヘッダSH、映像ヘ
ッダVH、そして映像情報VDの先頭のフレーム内符号化画
像が再生される。ここで、図11中のIは、フレーム内
符号化画像(Iピクチャ)、Pは、フレーム間順方向予
測符号化画像(Pピクチャ)、Bは、双方向予測符号化
画像(Bピクチャ)を示す。
【0012】シャトル再生時に音声データについても再
生するためには、GOPの先頭のフレーム内符号化画像
を読み出した後、記録単位の末尾に記録されている音声
ヘッダAH及び音声情報ADを読み出す必要がある。この音
声ヘッダAH及び音声情報ADの読み出しにはHDのシーク
動作が必要であるが、シーク動作には、数msの時間が
かかる。このため、シャトル再生のように限られた時間
の中でより多くの画像を再生するには、このシーク動作
は適当でなく、音声データの再生はできなかった。
【0013】本発明は、このような従来の実情に鑑みて
提案されたものであり、余計なシーク動作を行うことな
く、シャトル再生時にも音声データを再生可能とする記
録装置及びその方法、並びに記録再生装置及びその方法
を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、本発明に係る記録装置は、所定の画面群構造か
らなる映像情報と画面群に対応する音声情報とを記録単
位として、記録単位毎に映像データ及び音声データを記
録する記録装置であって、映像データ及び音声データを
記録する記録媒体と、記録単位内での音声情報の記録位
置が映像情報の記録位置よりも前となるように記録単位
毎に映像データ及び音声データを記録媒体に記録させる
制御手段とを備えるものである。
【0015】ここで、記録装置は、入力された映像デー
タ及び音声データを一時的に記憶する一時記憶手段を備
え、制御手段は、一時記憶手段からの映像情報及び音声
情報の読み出しを制御して、記録単位内での映像情報と
音声情報との記録位置を決定する。
【0016】また、記録単位には、映像データに対する
映像情報の時間情報を少なくとも有するヘッダが含まれ
ている。
【0017】このような記録装置では、記録単位毎に音
声情報の記録位置が映像情報の記録位置よりも前とな
る。
【0018】また、上述した目的を達成するために、本
発明に係る記録方法は、所定の画面群構造からなる映像
情報と画面群に対応する音声情報とを記録単位として、
記録単位毎に映像データ及び音声データを記録媒体に記
録する記録方法であって、記録単位内での音声情報の記
録位置が映像情報の記録位置よりも前となるように記録
単位毎に映像データ及び音声データを記録媒体に記録さ
せる制御工程を有するものである。
【0019】ここで、制御工程では、入力された映像デ
ータ及び音声データを一時的に記憶する記憶手段からの
映像情報及び音声情報の読み出しが制御されることで、
記録単位内での映像情報と音声情報との記録位置が決定
される。
【0020】また、記録単位には、映像データに対する
映像情報の時間情報を少なくとも有するヘッダが含まれ
ている。
【0021】このような記録方法では、記録単位毎に音
声情報の記録位置が映像情報の記録位置よりも前とな
る。
【0022】また、上述した目的を達成するために、本
発明に係る記録再生装置は、ノンリニアアクセスが可能
な記録媒体と、この記録媒体に対して映像データ及び音
声データの入力及び/又は出力処理を行う複数の入出力
処理部とを備え、複数の入出力処理部は、それぞれ、予
め割り当てられたタイムスロット内で入力された映像デ
ータ及び音声データを処理して、所定の画面群構造から
なる映像情報と画面群に対応する音声情報とを記録単位
として、記録単位毎に映像データ及び音声データを記録
媒体に記録させるとともに、記録媒体から読み出された
映像データ及び音声データを処理して出力する記録再生
装置であって、映像データ及び音声データの記録及び/
又は再生を制御する制御手段を備え、制御手段は、記録
単位内での音声情報の記録位置が映像情報の記録位置よ
りも前となるように記録単位毎に映像データ及び音声デ
ータを記録媒体に記録させるものである。
【0023】ここで、記録単位には、映像データに対す
る映像情報の時間情報を少なくとも有するヘッダが含ま
れており、制御手段は、時間情報に基づいて映像データ
及び音声データの再生を制御する。
【0024】また、制御手段は、シャトル再生時には、
記録単位毎に、先頭から音声情報を含む所定のデータ長
の領域のみを再生する。
【0025】さらに、その領域には、上記映像情報のう
ち、先頭の画面の少なくとも一部が含まれ、その先頭の
画面は、フレーム内符号化画像である。
【0026】このような記録再生装置では、記録単位内
での音声情報の記録位置が映像情報の記録位置よりも前
となるように記録単位毎に映像データ及び音声データが
記録媒体に記録される。
【0027】また、上述した目的を達成するために、本
発明に係る記録再生方法は、ノンリニアアクセスが可能
な記録媒体に対して映像データ及び音声データの入力及
び/又は出力処理を行う複数の入出力処理部が、それぞ
れ、予め割り当てられたタイムスロット内で入力された
映像データ及び音声データを処理して、所定の画面群構
造からなる映像情報と画面群に対応する音声情報とを記
録単位として、記録単位毎に映像データ及び音声データ
を記録媒体に記録させるとともに、記録媒体から読み出
された映像データ及び音声データを処理して出力する記
録再生方法であって、映像データ及び音声データの記録
及び/又は再生を制御する制御工程を有し、制御工程で
は、記録単位内での音声情報の記録位置が映像情報の記
録位置よりも前となるように記録単位毎に映像データ及
び音声データが記録媒体に記録されるものである。
【0028】ここで、記録単位には、映像データに対す
る映像情報の時間情報を少なくとも有するヘッダが含ま
れており、制御工程では、時間情報に基づいて映像デー
タ及び音声データの再生が制御される。
【0029】また、制御工程では、シャトル再生時に
は、記録単位毎に、先頭から音声情報を含む所定のデー
タ長の領域のみが再生される。
【0030】さらに、その領域には、上記映像情報のう
ち、先頭の画面の少なくとも一部が含まれ、その先頭の
画面は、フレーム内符号化画像である。
【0031】このような記録再生方法では、記録単位内
での音声情報の記録位置が映像情報の記録位置よりも前
となるように記録単位毎に映像データ及び音声データが
記録媒体に記録される。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した具体的な
実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0033】この実施の形態は、本発明に係る記録再生
装置を、映像及び/又は音声データ(以下、映像・音声
データと記す。)を含むデータを記録媒体に対して記録
及び/又は再生(以下、記録再生と記す。)するいわゆ
るA/V(Audio/Video)サーバに適応したものであ
る。このA/Vサーバは、少なくともGOP(Group Of
Pictures)単位毎の映像情報とそのGOPに対応する音
声情報とを記録単位として映像・音声データを記録する
ものであって、記録に際して、記録単位毎に音声情報の
記録位置を映像情報の記録位置よりも前にすることで、
シャトル再生時にも音声データを再生可能とするもので
ある。
【0034】具体的な記録方式の説明の前に、このA/
Vサーバの構成を説明する。図1に内部回路の構成を示
すA/Vサーバ1は、入力処理部である記録ポート10
と、出力処理部である再生ポート20,30,40と、
エディティングマネージャ(Editing Manager)50
と、ビデオエフェクタ(Video Effecter)60と、メー
タパネル70と、コントロールパネル80と、タイミン
グマネージャ(Timing Manager)90と、ファイルマネ
ージャ(File Manager)100と、記録媒体である複数
の記録媒体であるHDD(Hard Disk Drive)12
,120,・・・,120n−3,12
n−2,120n−1,120(nは、任意の整
数)を有するHDDアレイ(HDD Array)110とを
備えている。
【0035】また、A/Vサーバ1は、記録ポート1
0、再生ポート20,30,40の各ポートと、HDD
アレイ110との間のデータ転送のためのデータバス1
30と、各部を制御するための制御信号を転送するため
の制御バス131とを備えている。A/Vサーバ1は、
このように1つの入力処理部及び3つの出力処理部を有
しており、4系統の入出力処理を行うことができる。
【0036】記録ポート10は、入力端子18から入力
した信号をHDDアレイ110に記録等するための処理
を行う入力処理部として機能する。この記録ポート10
は、データ入出力部11と、データ管理部12とからな
る。データ入出力部11は、セレクタ13と、エンコー
ダ14とを備え、データ管理部12は、シリアル−パラ
レル変換処理部(以下、S/Pと記す。)15と、一時
記憶手段であるバッファ16と、CPU17とを備えて
いる。
【0037】セレクタ13は、符号化するデータを選択
するものである。具体的には、セレクタ13は、例え
ば、SMPTE(Society of Motion Picture and Tele
visionEngineers)−259Mで規格化されているSD
I(Serial Digital Interface)に準拠したデータやS
MPTE−305Mで規格化されているSDTI(Seri
al Digital Transfer Interface)に準拠したデータ等
の入力端子18から入力される映像・音声データを含む
データと、後述するエディティングマネージャ50が備
える編集部51から出力されるデータとのうち、いずれ
か一方の信号を選択して後段のエンコーダ14に出力す
る。
【0038】エンコーダ14は、セレクタ13から出力
された信号を所定のフォーマットにエンコードする。具
体的には、エンコーダ14は、入力された映像信号につ
いてMPEG2(Moving Picture Experts Group 2)方
式のLong GOP(Group Of Pictures)構造に基
づいて圧縮符号化を行う。また、入力された音声信号に
ついてMPEGオーディオ方式の圧縮符号化を行う。こ
のエンコーダ14において、少なくとも映像データ全体
に対するGOP毎の映像情報の時間情報を含むシステム
ヘッダや、それぞれ映像情報、音声情報についての情報
である映像ヘッダ、音声ヘッダが付加される。
【0039】なお、映像信号は、標準解像度(Standard
Definition;SD)ビデオ信号であっても、高解像度(Hi
gh Definition;HD)ビデオ信号であっても構わない。
【0040】エンコーダ14の圧縮符号化により生成さ
れた圧縮データは、データ管理部12におけるS/P1
5に入力される。
【0041】データ管理部12におけるS/P15は、
エンコーダ14から入力した圧縮データをHDD120
,120,・・・,120n−3,120n−2
120n−1,120のそれぞれに書き込むことがで
きるように、シリアル−パラレル変換を行う。このS/
P15によりシリアル−パラレル変換がなされて得られ
た各データは、後段のバッファ16に随時供給される。
【0042】バッファ16は、S/P15から出力され
てくる各データを一時的に格納し、例えば各データをデ
ータバス130に後述する記録フォーマットに従って時
分割多重して送り出すために使用されるものである。バ
ッファ16は、図示しないが、S/P15から出力され
てくる各データを個別に保持するように構成されてい
る。バッファ16は、S/P15からの各データを随時
入力するとともに、図示しないタイムスロット発生回路
からのタイムスロットがCPU17に割り当てられる
と、このCPU17の制御のもとに、バッファリングし
ているデータをデータバス130に出力する。CPU1
7は、バッファ16にバッファリングされているデータ
のデータバス130への出力のタイミングを制御するこ
とで、所定の記録フォーマットに従ってデータを記録さ
せる。
【0043】ここで、データバス130は、SBX(Se
rial Bus eXtension)バスと呼ばれるものであり、図示
しないものの、データを記録する方向にのみデータを伝
送する上りバスと、データを再生する方向にのみデータ
を伝送する下りバスとに分かれており、これらの上りバ
ス及び下りバスは、それぞれ、S/P15でシリアル−
パラレル変換された各データを個別に伝送する複数のバ
スにより構成されている。そのため、バッファ16から
出力された各データは、データバス130を構成する各
データに対応するバスを介してHDDアレイ110に送
信される。また、バッファ16の後段には、図示しない
バス出力処理部が設けられ、バッファ16から出力され
た各データには、データバス130の伝送フォーマット
にしたがうように、例えばHDD120,120
・・・,120n−3,120 −2,120n−1
120への書き込みを指示するコマンド等が重畳され
る。
【0044】CPU17は、例えば後述するコントロー
ルパネル80から制御バス131を介して送信されてく
る外部コマンド等の制御信号に基づいて、記録ポート1
0の各部を制御する機能を有する。また、CPU17
は、与えられた制御信号を必要に応じてエディティング
マネージャ50が備えるCPU53に転送する。さらに
CPU17は、タイムスロット発生回路により割り当て
られたタイムスロットに基づいて、バッファ16に保持
されているデータの出力を制御し、所定の記録フォーマ
ットに従って記録させる。
【0045】このような記録ポート10は、映像データ
と、4チャンネル又は8チャンネルの音声データとを入
力することができる。
【0046】また、再生ポート20は、HDDアレイ1
10に記録されていたデータを外部へ出力するための処
理を行う出力処理部として機能するものであり、データ
管理部21と、データ入出力部22とからなる。データ
管理部21は、記憶手段であるバッファ23と、パラレ
ル−シリアル変換処理部(以下、P/Sと記す。)24
と、CPU25とを備え、データ入出力部22は、デコ
ーダ26と、セレクタ27とを備えている。
【0047】バッファ23は、HDDアレイ110から
データバス130を介してパラレルに送られてくる各デ
ータを一時的に格納する。バッファ23は、ここでは図
示しないが、HDDアレイ110からパラレルに出力さ
れてくる各データを個別に保持するように構成されてい
る。バッファ23は、タイムスロット発生回路からのタ
イムスロットがCPU25に割り当てられると、このC
PU25の制御のもとに、HDDアレイ110からデー
タを読み出して入力する。
【0048】ここで、HDDアレイ110から送られて
くる各データには、データバス130の伝送フォーマッ
トにしたがうように、例えば上述したHDD120
120,・・・,120n−3,120n−2,12
n−1,120への書き込みを指示するコマンドに
対するステータスが重畳されている。このようなデータ
は、上述したデータバス130の下りバスを構成する複
数のバスにより分割されて伝送される。そのため、A/
Vサーバ1においては、入力系のデータと出力系のデー
タとが衝突するといったエラーを引き起こす要因が少な
く、割り当てられたタイムスロットに基づいてデータを
伝送することで、データの記録再生を同時に行うように
みなすことができる。バッファ23に入力されたデータ
は、このバッファ23によりバッファリングされた後、
後段のP/S24に供給される。
【0049】P/S24は、バッファ23から入力した
パラレルデータをシリアルデータに変換する。このP/
S24によりパラレル−シリアル変換がなされて得られ
たデータは、データ入出力部22におけるデコーダ26
に供給される。
【0050】CPU25は、制御バス131を介して送
信されてくる外部コマンド等の制御信号に基づいて、再
生ポート20の各部を制御する機能を有する。また、C
PU25は、与えられた制御信号を必要に応じてエディ
ティングマネージャ50が備えるCPU53に転送す
る。さらに、CPU25は、タイムスロット発生回路に
より割り当てられたタイムスロットに基づいて、データ
バス130の使用権を獲得し、バッファ23にデータを
入力するように制御する。
【0051】データ入出力部22におけるデコーダ26
は、P/S24から入力したシリアルデータを所定の復
号処理によりデコードする。このデコーダ26は、HD
D120,120,・・・,120n−3,120
n−2,120n−1,120から再生されたデータ
が圧縮符号化されているときには伸張し、上述したSD
Iデータ等に変換して出力する。このデコーダ26によ
りデコードして得られた映像・音声データを含む各種デ
ータは、セレクタ27やエディティングマネージャ50
が備える編集部51に入力される。
【0052】セレクタ27は、出力端子28を介して外
部に出力する信号を選択するものである。具体的には、
セレクタ27は、デコーダ26から出力されるデータ
と、エディティングマネージャ50が備える編集部51
から出力されるデータとのうち、いずれか一方の信号を
選択し、SDIデータやSDTIデータとして出力端子
28に供給する。
【0053】このような再生ポート20は、映像データ
と、4チャンネル又は8チャンネルの音声データとを出
力することができる。
【0054】再生ポート30,40は、ともに、再生ポ
ート20と同様に構成されている。すなわち、再生ポー
ト30は、データ管理部31と、データ入出力部32と
からなる。データ管理部31は、HDDアレイ110か
らのデータを一時的に記憶するバッファ33と、このバ
ッファ33からのパラレルデータをシリアルデータに変
換するP/S34と、再生ポート30の各部を制御する
CPU35とを備える。また、データ入出力部32は、
P/S34から入力されたシリアルデータをデコードす
るデコーダ36と、このデコーダ36から出力されるデ
ータと編集部51から出力されるデータとのうちのいず
れか一方の信号を選択して出力端子38に供給するセレ
クタ37とを備えている。一方、再生ポート40は、デ
ータ管理部41と、データ入出力部42とからなる。デ
ータ管理部41は、HDDアレイ110からのデータを
一時的に記憶するバッファ43と、このバッファ43か
らのパラレルデータをシリアルデータに変換するP/S
44と、再生ポート40の各部を制御するCPU45と
を備える。また、データ入出力部42は、P/S44か
ら入力されたシリアルデータをデコードするデコーダ4
6と、このデコーダ46から出力されるデータと編集部
51から出力されるデータとのうちのいずれか一方の信
号を選択して出力端子48に供給するセレクタ47とを
備えている。
【0055】エディティングマネージャ50は、編集部
51と、インターフェース(I/F)52と、CPU5
3とを備えており、上述した記録ポート10及び再生ポ
ート20,30,40から入力されたデータを、編集部
51を介して後述するビデオエフェクタ60に出力して
編集させる。また、エディティングマネージャ50は、
ビデオエフェクタ60からのデータを、記録ポート10
のセレクタ13及び再生ポート20,30,40のセレ
クタ27,37,47に出力する。
【0056】編集部51は、記録ポート10に入力した
データ及び再生ポート20,30,40のデコーダ2
6,36,46を経たデータのうちの所望のデータを、
内部に備える図示しないセレクタ等によって適宜切り換
えることで選択し、ビデオエフェクタ60へと出力す
る。また、編集部51は、ビデオエフェクタ60から入
力されるデータを、内部に備える図示しないセレクタ等
によって適宜切り換えることで、所望のポートへと出力
する。さらに、記録ポート10に入力したデータや、再
生ポート20,30,40のデコーダ26,36,46
を経たデータや、ビデオエフェクタ60から入力される
データを外部のモニタ装置等に出力したい場合には、編
集部51は、これらのデータを出力端子54に供給す
る。
【0057】I/F52は、後述するメータパネル70
を接続し、CPU53により生成されたメータパネル7
0を制御するための制御信号等を出力するとともに、メ
ータパネル70から送られてきた情報をCPU53に入
力する。また、I/F52は、例えば外部のVTR(Vi
deo Tape Recorder)等を接続してデータや各種コマン
ドを出力するとともに、外部からの各種コマンドを入力
する。
【0058】CPU53は、エディティングマネージャ
50や、記録ポート10が備えるCPU17及び再生ポ
ート20,30,40のそれぞれが備えるCPU25,
35,45を制御する制御手段である。ビデオサーバ1
においては、CPU53が、各ポートのCPUを制御す
ることによって、同時に複数のポートを制御して行う編
集処理が可能となる。
【0059】ビデオエフェクタ60は、複数のポートを
利用して、データに特殊効果処理をかける。ビデオエフ
ェクタ60は、具体的には、ある映像に別の異なる映像
をはめ込むピクチャインピクチャ(PinP)等の特殊効果
処理を、エディティングマネージャ50から入力した映
像データに対して行う。
【0060】メータパネル70は、後述するように、記
録ポート10及び再生ポート20,30,40における
オーディオレベルメータといった各ポートの動作状態を
表示するポート動作状態表示部や、操作の対象となるポ
ートを選択するための各種スイッチ等を備える。メータ
パネル70は、エディティングマネージャ50のCPU
53により生成された制御信号に基づいて制御される。
また、メータパネル70は、各種スイッチによる操作内
容を表す制御信号をエディティングマネージャ50のC
PU53に供給する。
【0061】コントロールパネル80は、例えば、編集
作業を行うデータの選択や、データの入出力を行うポー
トを選択する際にユーザが操作する各種スイッチ等や、
編集作業に用いる画像等を表示する表示部等を備える。
コントロールパネル80は、ユーザに操作されることに
よって、対応した制御信号等を発生する。具体的には、
コントロールパネル80は、ユーザが各種スイッチ等を
操作することにより記録ポート10、再生ポート20,
30,40、外部に接続されているVTR等を選択する
と、選択されたポート又はVTRに対して制御信号を出
力する。この制御信号は、後述するタイミングマネージ
ャ90を介して制御バス131へと送られ、この制御バ
ス131により伝送されて各ポートが備えるCPUに入
力される。制御信号が送られた各ポート又はVTRは、
この制御信号の内容に応じた動作を行う。
【0062】タイミングマネージャ90は、ビデオの同
期信号に基づいてタイミングをとり、データバス130
を管理するものである。このタイミングマネージャ90
は、タイミングパルスを発生させるタイミングパルス発
生器91と、コントロールパネル80とのインターフェ
ースであるインターフェース(I/F)92と、各部を
制御するCPU93とを備えており、外部から入力され
るビデオ同期信号に基づいて、CPU93がタイミング
パルス発生器91を制御してタイミングパルスを発生さ
せ、制御バス131に送信する。タイミングマネージャ
90は、このタイミングパルスに基づいてデータバス1
30を管理する。
【0063】ファイルマネージャ100は、後述するH
DD120,120,・・・,120n−3,12
n−2,120n−1,120におけるファイルの
記録領域を示すファイル管理情報を保持し、このファイ
ル管理情報に基づいてファイルの管理を行うファイル管
理部101と、例えばインターネット等の外部のネット
ワークに接続され、外部のネットワークとの間でデータ
の入出力を行うネットワークドライバ102と、各部を
制御するCPU103とを備える。ファイルマネージャ
100は、CPU103の制御のもとに、後述するHD
Dアレイ110に記録されたデータの管理を行う。例え
ば、ファイルマネージャ100は、あるファイルがHD
D120,120,・・・,120n−3,120
n−2,120n−1,120に記録されたときに、
これらのHDD120,120 ,・・・,120
n−3,120n−2,120n−1,120上のど
のアドレスにファイルが記録されたかを示す情報を用い
て、HDDアレイ110に記録されたデータの管理を行
う。
【0064】HDDアレイ110は、各種データを格納
及び管理するものである。HDDアレイ110は、複数
のHDD120,120,・・・,120n−3
120n−2,120n−1,120に接続され、こ
れらのHDD120,120,・・・,120
n−3,120n−2,120n−1,120に対し
て各種データを記憶させるとともに、これらのHDD1
20,120,・・・,120n−3,120
n−2,120n−1,120に記録されているデー
タの管理を行う。HDDアレイ110は、バッファ11
1と、映像・音声データ書き込み/読み出し処理部A/
V112と、CPU113とを備える。
【0065】バッファ111は、データバス130との
間でのデータを転送を行うときに、一時的にデータを記
憶する。例えば、HDD120,120,・・・,
120n−3,120n−2,120n−1,120
からのデータは、このバッファ111においてバッファ
リングされた後、データバス130に出力される。
【0066】映像・音声データ書き込み/読み出し処理
部112は、HDD120,120,・・・,12
n−3,120n−2,120n−1,120に対
して映像・音声データの書き込み及び読み出し処理を行
う。映像・音声データ書き込み/読み出し処理部112
は、具体的には、HDD120,120,・・・,
120n−3,120n−2,120n−1,120
の中から所望のHDDを選択して、バッファ111から
入力された映像・音声データを書き込むとともに、所望
のHDDから映像・音声データを読み出してバッファ1
11に出力する。
【0067】CPU113は、HDDアレイ110の各
部を制御する。
【0068】このようなHDDアレイ110は、例え
ば、放送業務用として記録されるべきデータが確実に記
録されるとともに、記録されているデータが確実に再生
されるように冗長性を持たせてあり、いわゆるRAID
(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)構成をと
る。映像・音声データが記録されるHDD120,1
20,・・・,120n−3,120n−2,120
n−1,120は、RAID−3の構成、すなわち、
データを複数のディスクに分けて並行転送することで転
送性能を高め、さらにパリティディスクを設けた構成を
とる。
【0069】このような内部回路を備えるA/Vサーバ
1は、図2に示すように、1つの筐体2により上述した
各部が覆われ、略直方体状の外観を構成する。この筐体
2は、例えば1台のVTRと同等の大きさである。筐体
2の前面には、上側にメータパネル70が設けられ、下
側にコントロールパネル80が設けられている。コント
ロールパネル80は、筐体2に着脱自在とされ、筐体2
から外した状態でも、図示しないケーブルにより筐体2
内の上述したタイミングマネージャ90のI/F92と
接続し、使用され得る。
【0070】このA/Vサーバ1は、以下のようにし
て、外部より入力された映像・音声データを記録する。
【0071】A/Vサーバ1においては、入力端子18
に入力されたデータは、記録ポート10のデータ入出力
部11が備えるセレクタ13を経て、エンコーダ14に
入力されて所定のフォーマットにエンコードされる。エ
ンコードされたデータは、記録ポート10のデータ管理
部12が備えるS/P15によりパラレルデータに変換
され、バッファ16でバッファリングされる。そして、
バッファリングされているデータは、タイムスロット発
生回路からCPU17に割り当てられたタイムスロット
の期間に、CPU17によりデータバス130への出力
が制御され、所定の記録フォーマットに従ってHDDア
レイ110へ転送される。
【0072】HDDアレイ110に転送されてきたデー
タは、バッファ111にてバッファリングされ読み出さ
れる。そして、バッファ111から読み出された映像・
音声データは、映像・音声データ書き込み/読み出し処
理部112に入力される。映像・音声データ書き込み/
読み出し処理部112は、入力された映像・音声データ
を所定の単位で分割するとともに、パリティデータを求
め、分割したデータ及びパリティデータをHDD120
,120,・・・,120n−3,120 n−2
120n−1,120に記録する。
【0073】A/Vサーバ1は、このような処理を行う
ことによって、外部から入力した映像・音声データを所
定の記録フォーマットに従ってHDDアレイ110に記
録することができる。
【0074】一方、A/Vサーバ1は、以下のようにし
て、HDD120,120,・・・,12
n−3,120n−2,120n−1,120に記
録されている映像・音声データを再生して外部に出力す
る。
【0075】すなわち、A/Vサーバ1においては、再
生ポート20,30,40のいずれかが、タイムスロッ
ト発生回路により割り当てられたタイムスロットの期間
にHDDアレイ110にアクセスし、HDDアレイ11
0に対して、データの再生を要求する。HDDアレイ1
10では、映像・音声データ書き込み/読み出し処理部
112が、HDD120,120,・・・,120
n−3,120n−2,120n−1,120に分割
されて記録されているデータとパリティデータとを読み
出し、分割されたデータを単一化するとともに、パリテ
ィデータに基づいてエラー検出及びエラー訂正を行い、
映像・音声データを再生する。再生された映像・音声デ
ータは、バッファ111でバッファリングされた後、デ
ータバス130を介して、再生要求を行った再生ポート
に転送される。
【0076】ここでは、例えば再生ポート20が再生要
求を行ったものとして説明する。HDDアレイ1110
から出力されたデータは、データバス130を介してデ
ータ管理部21が備えるバッファ23に入力される。バ
ッファ23に入力したデータは、このバッファ23でバ
ッファリングされた後、P/S24にてシリアルデータ
に変換される。このシリアルデータは、データ入出力部
22が備えるデコーダ26に入力されてデコードされた
後、セレクタ27を経て出力端子28へと供給され、外
部に出力される。
【0077】このようにして、A/Vサーバ1は、内部
素材を再生して外部に出力することができる。
【0078】ところで、A/Vサーバ1は、メータパネ
ル70やコントロールパネル80を操作することによっ
て、上述した記録ポート10、再生ポート20,30,
40毎に、例えば、映像・音声データの入力の選択や、
音声データの記録再生のレベル調整や、音声データをモ
ニタするチャンネルの選択等の各種操作を行うことがで
きる。
【0079】メータパネル70は、図3に概略を示すよ
うに、記録ポート10、再生ポート20,30,40の
動作状態を表示するポート動作状態表示部141を備え
る。このポート動作状態表示部141は、各ポートに対
応した4つの表示領域141a乃至141dを有してい
る。これらの表示領域141a乃至141dは、それぞ
れ、4チャンネル分のオーディオレベルメータを表示す
るオーディオレベルメータ部142a乃至142dと、
タイムコード等を表示するドットマトリクス部143a
乃至143dと、例えば再生中や記録中等の各ポートの
現在の動作状態を表示する状態表示部144a乃至14
4dと、表示されているタイムコードの種類等の各種情
報を表示する情報表示部145a乃至145dとを有す
る。なお、オーディオレベルメータ部142a乃至14
2dには、各チャンネル毎のオーディオレベルメータの
下側に、対応するチャンネルの番号が表示される。ま
た、後述するスイッチの操作に応じて、オーディオレベ
ルメータ部142a乃至142dには、第1チャンネル
から第4チャンネルまでの4つのオーディオレベルメー
タと、第5チャンネルから第8チャンネルまでの4つの
オーディオレベルメータとのいずれかが選択的に表示さ
れる。
【0080】また、メータパネル70は、操作の対象と
なるポートを選択するための4つのポート選択スイッチ
146と、音声データの記録再生のレベルの調整を行う
ための4つのレベル調整用ロータリエンコーダ147
と、ビデオプロセスの調整を行うためのビデオプロセス
調整用ロータリエンコーダ148とを備える。
【0081】一方、コントロールパネル80は、同図に
概略を示すように、入力操作手段として、記録ポート1
0を選択するための記録ポート選択スイッチ(R1)1
51aと、再生ポート20,30,40をそれぞれ選択
するための再生ポート選択スイッチ(P1,P2,P
3)151b,151c,151dとを備える。また、
A/Vサーバ1は、例えばVTR等の外部機器を2台ま
で接続可能とされており、コントロールパネル80は、
これらの2台の外部機器のうちの一方を選択するための
第1外部機器選択スイッチ(1)152aと、他方を選
択するための第2外部機器選択スイッチ(2)152b
とを備える。さらに、コントロールパネル80は、記録
ポート選択スイッチ151a、再生ポート選択スイッチ
151b,151c,151d、第1外部機器選択スイ
ッチ152a、第2外部機器選択スイッチ152bによ
り選択されたポート及び外部機器を再生用として用いる
か記録用として用いるかを指定するための再生用指定ス
イッチ(PLAYER)153及び記録用指定スイッチ
(RECORDER)154とを備える。
【0082】また、コントロールパネル80は、データ
の記録を指示するための記録指示スイッチ155と、巻
き戻しを指示するための巻き戻し指示スイッチ156
と、データの再生を指示するための再生指示スイッチ1
57と、早送りを指示するための早送り指示スイッチ1
58と、停止を指示するための停止指示スイッチ159
とを備える。
【0083】さらに、コントロールパネル80は、デー
タの編集作業の際に使用する素材データ及び/又は被作
成データの編集開始時刻情報であるIN点を指定するた
めのIN点指定スイッチ160と、素材データ及び/又
は被作成データの編集終了時刻情報であるOUT点を指
定するためのOUT点指定スイッチ161と、これらの
IN点指定スイッチ160及びOUT点指定スイッチ1
61によりIN点及びOUT点が指定された後にデータ
の編集処理を開始するための編集開始スイッチ(AUT
O EDIT)162と、IN点指定スイッチ160及
びOUT点指定スイッチ161によりIN点及びOUT
点が指定された後にデータのプレビュー処理を開始する
ためのプレビュー開始スイッチ(PREVIEW)16
3とを備える。
【0084】さらにまた、コントロールパネル80は、
例えば、データの編集処理や編集データの管理を行うた
めのエディットモードや、任意のポートに素材データを
ロードして割り当てる場合等のためのマテリアルモード
といったA/Vサーバ1の状態を切り換えるためのモー
ド切換スイッチ(MODE)164と、IN点及びOU
T点の組でありいわゆるカットに相当するエディットデ
ータページ(以下、ページと略記する。)単位で編集す
る際に新たなページを途中のページに挿入する場合等
に、ページを挿入(Insert)するか上書き(Overlay)
するかのモードを切り換えるための挿入モード切換スイ
ッチ(INS/OVL)165と、新規の編集を開始す
る際に現在編集中のページの集積であるプログラムをク
リアするためのクリアプログラムスイッチ(CLEAR
PROGRAM)166と、後述する表示部に表示さ
れた任意のページを前のページに戻すためのバックスペ
ーススイッチ(BS)167と、表示部に表示された任
意のページを後のページに進めるためのフォワードスペ
ーススイッチ(FS)168と、操作内容を取り消すた
めのキャンセルスイッチ(CANCEL)169とを備
える。
【0085】また、コントロールパネル80は、例えば
編集点を探すために用いられる360゜回転式のサーチ
ダイヤル170と、表示部に表示されるカーソルを移動
させるための360゜方向移動式のカーソル操作用ロー
タリエンコーダ171とを備える。このサーチダイアル
170を回転させることで、いわゆるシャトル再生が行
われる。
【0086】さらに、コントロールパネル80は、編集
作業等に必要となる各種情報を表示する液晶パネル等か
らなる表示部180を備える。この表示部180には、
上述したエディットモード時にはページ毎の関連情報が
表示される各部を備え、例えば図4に示すように、現在
選択されて編集操作が可能な状態であるカレントポート
を表示するカレントポート表示部181と、カレントポ
ートで開かれているデータのファイル名を表示するカレ
ントポート素材名表示部182と、時・分・秒・フレー
ム番号単位でカレントタイムを表示するカレントタイム
表示部183と、編集のソースとなる素材データが開か
れるポートであるプレーヤポート(PLAYERポー
ト)を表示するPLAYERポート表示部184と、プ
レーヤポートで開かれている素材データの名称を表示す
るソース素材名表示部185と、編集のディスティネー
ションとなる被作成データが再生されるポートであるレ
コーダポート(RECORDERポート)を表示するR
ECORDERポート表示部186と、レコーダポート
で開かれている被作成データの名称を表示するディステ
ィネーション素材名表示部187と、カレントポートの
データにおけるコントロールパネル80が管理するペー
ジ内での現在の編集点の位置を示すページ表示部188
と、時・分・秒・フレーム番号単位でカレントポートの
データのIN点のタイムコードを表示するIN点表示部
(IN)189と、時・分・秒・フレーム番号単位でカ
レントポートのデータのOUT点のタイムコードを表示
するOUT点表示部(OUT)190と、時・分・秒・
フレーム番号単位でカレントポートのデータのOUT点
を含む編集区間の編集時間情報であるデュレーションを
表示するデュレーション表示部(DUR)191と、上
述した挿入モード切換スイッチ165により指定された
モードを表示する挿入モード表示部192とを備える。
【0087】また、表示部80には、IN点表示部18
9に表示されたタイムコードにおけるカレントポートの
データのスタンプピクチャと、OUT点表示部190に
表示されたタイムコードにおけるカレントポートのデー
タのスタンプピクチャとが、それぞれ、IN点スタンプ
ピクチャ表示部193とOUT点スタンプピクチャ表示
部194とに表示される。
【0088】このように、コントロールパネル80は、
表示部180に文字情報を中心とした各種情報を表示
し、ユーザは、これらの各種情報が表示されたUI(Us
er Interfece)に基づいて、編集作業を行う。
【0089】以下、コントロールパネル80における上
述した各種スイッチ等の操作による編集作業について図
5及び図6を参照して説明していく。
【0090】コントロールパネル80は、図5に示すよ
うに、各種スイッチ等により入力された内容を処理し、
上述したプログラムに対応する編集リスト情報を作成す
る制御部195を備え、この制御部195を介して操作
内容に応じた表示内容を表示部180に表示する。ま
た、コントロールパネル80は、各種スイッチ等により
入力された内容を、制御部195を介してインターフェ
ース(I/F)196に送り、このI/F196により
操作内容に応じたプログラムを変換して仮想ファイル
(Virtual File;以下、VFLと記す。)と呼ばれる再
生ファイル情報を生成し、このVFLを上述したタイミ
ングマネージャ90のI/F92を介してファイルマネ
ージャ100のファイル管理部101又はこのファイル
管理部101をさらに介してHDDアレイ110に送信
する。さらに、コントロールパネル80は、I/F19
6を介して本体側から受信したスタンプピクチャ等の情
報を、制御部195の制御にもとに表示部180に表示
したり、メモリ197に保持する。メモリ197には、
例えば編集処理に必要となる各種プログラムや、本体側
から受信した情報等が保持され、制御部195がこのメ
モリ197に保持されているプログラムや情報を読み出
して処理し、表示部180の表示内容を制御したり、I
/F196を介して本体側へ送信したりする。
【0091】A/Vサーバ1における基本的な編集作業
は、図6に示すようになる。まず、A/Vサーバ1にお
いては、ステップS1において、ユーザがモード切換ス
イッチ164を押すことによって、エディットモードに
入る。エディットモードに入ると、コントロールパネル
80の表示部180には、先に図4に示したような編集
作業用の表示内容が表示される。
【0092】続いて、A/Vサーバ1においては、ステ
ップS2において、ユーザがクリアプログラムスイッチ
166を操作することによって、コントロールパネル8
0により現在管理されているプログラムを開放し、空の
プログラムを作成する。
【0093】ユーザがクリアプログラムスイッチ166
を操作すると、コントロールパネル80の表示部180
には、プログラムのクリアを実行してもよいか否かを確
認するダイアログが表示される。
【0094】ここで、プログラムのクリアを実行しても
よい場合には、A/Vサーバ1は、ユーザが図示しない
OKスイッチを操作することによって、これまでプログ
ラムとして管理されていたデータを全てクリアする。
【0095】一方、プログラムのクリアを実行しない場
合には、A/Vサーバ1は、ユーザがキャンセルスイッ
チ169を操作することによって、これまでプログラム
として管理されていたデータのクリア処理を中止する。
【0096】続いて、A/Vサーバ1においては、ステ
ップS3において、レコーダデバイス及びプレーヤデバ
イスの指定を行う。すなわち、A/Vサーバ1において
は、編集のソースとなる素材データが開かれるポートで
あるプレーヤポートと、編集のディスティネーションと
なる被作成データが再生されるポートであるレコーダポ
ートとを指定する。
【0097】ここでは、再生ポート20をプレーヤポー
トとし、再生ポート30をレコーダポートとすることに
する。この場合、A/Vサーバ1においては、ユーザ
が、再生ポート30に対応する再生ポート選択スイッチ
(P2)151cと、記録用指定スイッチ(RECOR
DER)154とを同時に押すことによって、再生ポー
ト30がレコーダポートに指定される。また、A/Vサ
ーバ1においては、ユーザが、再生ポート20に対応す
る再生ポート選択スイッチ(P1)151bと、再生用
指定スイッチ(PLAYER)153とを同時に押すこ
とによって、再生ポート20がプレーヤポートに指定さ
れる。これらのスイッチは、ユーザにより押されること
によって、点灯する。この操作に応じて、コントロール
パネル80の表示部180には、先に図4に示したよう
に、PLAYERポート表示部184に“P1”が表示
され、RECORDERポート表示部186に“P2”
が表示される。
【0098】なお、A/Vサーバ1においては、1度こ
のようにしてレコーダデバイス及びプレーヤデバイスを
指定することによって、以後例えば再生用指定スイッチ
153が押されると、現在プレーヤに指定されているポ
ート、ここでは再生ポート20が自動的に選択され、カ
レントポートとしてコントロール可能な状態となる。
【0099】続いて、A/Vサーバ1においては、ステ
ップS4乃至ステップS8におけるプログラムの作成を
行う。まず、A/Vサーバ1においては、ステップS4
において、編集点の設定を行う。この際、A/Vサーバ
1においては、ユーザがモード切換スイッチ164を押
すことによって、マテリアルモードに移行し、編集に使
用するソースとなる素材データを再生ポート20にロー
ドする。このとき、コントロールパネル80の表示部1
80には、ソース素材名表示部185に再生ポート20
で開かれているファイルの名称が表示され、ディスティ
ネーション素材名表示部187に予め決められた名称が
表示される。なお、ディスティネーション素材名表示部
187に表示された名称は、後に任意の名称に変更する
ことが可能である。また、既に素材データが再生ポート
20にロードされている場合には、この手順を行う必要
はない。
【0100】その後、A/Vサーバ1においては、ユー
ザが再びモード切換スイッチ164を押してエディット
モードに移行し、再生用指定スイッチ153を押してカ
レントポートを再生ポート20にする。このとき、コン
トロールパネル80の表示部180には、図4に示した
ように、カレントポート表示部181に再生ポート20
を示す“P1”が表示され、カレントポート素材名表示
部182に再生ポート20で開かれているファイルの名
称が表示される。
【0101】そして、A/Vサーバ1においては、再生
ポート20で開かれている素材データの編集点を設定す
る。編集点の設定方法としては、例えば次に示す4つの
方法のいずれかを用いて行われる。
【0102】第1の方法としては、IN点として設定し
たい点をユーザがサーチダイヤル170を回転させるこ
とによりサーチし、その点の画像がIN点スタンプピク
チャ表示部193に表示されている状態で、IN点指定
スイッチ160を押してIN点を設定し、OUT点とし
て設定したい点をユーザがサーチダイヤル170を回転
させることによりサーチし、その点の画像がOUT点ス
タンプピクチャ表示部194に表示されている状態で、
OUT点指定スイッチ161を押してOUT点を設定す
る方法がある。
【0103】第2の方法としては、IN点として設定し
たい点をユーザがサーチダイヤル170を回転させるこ
とによりサーチし、その点の画像がIN点スタンプピク
チャ表示部193に表示されている状態で、カーソル操
作用ロータリエンコーダ171によりIN点表示部18
9上にカーソルを移動し、図示しない設定スイッチを押
してIN点を設定した後、OUT点として設定したい点
をユーザがサーチダイヤル170を回転させることによ
りサーチし、その点の画像がOUT点スタンプピクチャ
表示部194に表示されている状態で、カーソル操作用
ロータリエンコーダ171によりOUT点表示部190
上にカーソルを移動し、図示しない設定スイッチを押し
てOUT点を設定する方法がある。
【0104】第3の方法としては、ユーザがカーソル操
作用ロータリエンコーダ171によりIN点表示部18
9上にカーソルを移動し、図示しないダイアログ表示用
スイッチを押して表示されたダイアログにタイムコード
を入力してIN点を設定した後、カーソル操作用ロータ
リエンコーダ171によりOUT点表示部190上にカ
ーソルを移動し、図示しないダイアログ表示用スイッチ
を押して表示されたダイアログにタイムコードを入力し
てOUT点を設定する方法がある。
【0105】第4の方法としては、上述したいずれかの
方法を用いてIN点又はOUT点を設定した後、ユーザ
がカーソル操作用ロータリエンコーダ171によりデュ
レーション表示部191上にカーソルを移動し、図示し
ないダイアログ表示用スイッチを押して表示されたダイ
アログにタイムコードを入力してOUT点又はIN点を
自動的に設定する方法がある。
【0106】このような方法により編集点を設定した場
合、IN点を設定するとIN点表示部189にそのタイ
ムコードが表示され、OUT点を設定するとOUT点表
示部190にそのタイムコードが表示される。また、I
N点、OUT点のそれぞれの設定時には、カレントタイ
ム表示部183にそれぞれのタイムコードが表示され
る。さらに、IN点及びOUT点の両方の設定が終了す
ると、デュレーション表示部191にデュレーションが
表示される。
【0107】A/Vサーバ1においては、このようにし
て再生ポート20の素材データの編集点を設定した後、
ユーザは、記録用指定スイッチ154を押してカレント
ポートを再生ポート30にし、同様の方法により被作成
データの編集点を設定する。
【0108】A/Vサーバ1においては、プレーヤポー
ト、レコーダポートのそれぞれのIN点、OUT点のう
ち、3点が設定されると、編集開始スイッチ162及び
プレビュー開始スイッチ163が点滅し、編集及びプレ
ビューの実行が可能な状態となる。そして、A/Vサー
バ1においては、編集点を設定すると、コントロールパ
ネル80の制御部195が編集情報であるページデータ
を作成し、メモリ197に保持する。このページデータ
には、例えば、プレーヤポート、レコーダポートのそれ
ぞれのデバイス名、ファイル名、IN点、OUT点等の
情報が含まれる。
【0109】また、A/Vサーバ1においては、これま
での工程を経ることによって、コントロールパネル80
の制御部195が内部ステータス情報を作成し、メモリ
197に保持する。この内部ステータス情報には、例え
ば、現在のページ番号、レコーダ及びプレーヤの選択状
態、ポートの選択状態、現在のタイムコード、現在のポ
ートにアサインされているファイル名等の情報が含ま
れ、例えばカレントポートが変更された場合等、状況に
応じて書き換えられる。
【0110】続いて、A/Vサーバ1においては、ステ
ップS5において、編集区間のプレビューを行う。A/
Vサーバ1においては、ユーザがプレビュー開始スイッ
チ163を押すことによって、プレビューが開始され
る。A/Vサーバ1においては、プレビュー中には、プ
レビュー開始スイッチ163が点灯する。
【0111】コントロールパネル80は、ユーザにより
プレビュー開始スイッチ163が押されると、制御部1
95により上述したページデータをメモリ197から読
み出し、このページデータをI/F196にてVFLに
変換して、後述する各種コマンドとともにVFLを本体
側に送出する。
【0112】A/Vサーバ1は、これらのVFL及びコ
マンドをタイミングマネージャ90のI/F92により
受け取り、VFLをファイルマネージャ100のファイ
ル管理部101に送信して一時記憶させるか又はこのフ
ァイル管理部101を介してHDDアレイ110に送信
して書き込むとともに、コマンドをエディティングマネ
ージャ50のCPU53に送信する。このコマンドは、
具体的には、プリロール点までキューアップするための
コマンドと、データを再生させるための再生コマンド
と、ポストロール点でデータの再生を停止させるための
停止コマンドとにより構成される。A/Vサーバ1は、
VFLとこれらのコマンドに基づいて、プリロール点か
らIN点までの映像・音声データをレコーダ側の再生デ
ータを用いて出力端子54から図示しないモニタに出力
し、IN点からOUT点までの映像・音声データをプレ
ーヤ側の再生データを用いて出力端子54からモニタに
出力し、OUT点からポストロール点までの映像・音声
データをレコーダ側の再生データを用いて出力端子54
からモニタに出力する。
【0113】なお、A/Vサーバ1においては、プレビ
ューを中断する場合には、コントロールパネル80の停
止指示スイッチ159を押すことにより中断することが
できる。
【0114】A/Vサーバ1においては、このようにし
て編集区間のプレビューを行った後、必要に応じてステ
ップS6における編集点の修正を行う。まず、A/Vサ
ーバ1においては、ユーザが再生用指定スイッチ153
又は記録用指定スイッチ154を押すことによって、編
集点を修正するデバイスを選択する。このとき、再生用
指定スイッチ153又は記録用指定スイッチ154のう
ち押されたスイッチは、点灯する。そして、A/Vサー
バ1においては、修正した編集点に応じて、ユーザがI
N点指定スイッチ160又はOUT点指定スイッチ16
1を押しながら、コントロールパネル80が備える図示
しないトリムを操作することによって、編集点の微小修
正を行う。A/Vサーバ1においては、このトリムを操
作すると、カレントタイム表示部183、及びIN点表
示部189又はOUT点表示部190に表示されるタイ
ムコードが1フレームずつ変化していく。このようにし
て、A/Vサーバ1においては、編集点のタイムコード
を増減させて修正することができる。なお、A/Vサー
バ1においては、IN点指定スイッチ160又はOUT
点指定スイッチ161を押しながら、カーソル操作用ロ
ータリエンコーダ171を操作することによっても、編
集点のタイムコードを増減させて修正することができ
る。また、編集点を削除したい場合には、コントロール
パネル80が備える図示しない消去スイッチ(DELE
TE)を押しながら、IN点指定スイッチ160又はO
UT点指定スイッチ161を押すことによって、対応す
る編集点を削除することもできる。
【0115】続いて、A/Vサーバ1においては、ステ
ップS7及びステップS8において、編集の実行及び編
集結果の確認を行う。A/Vサーバ1においては、ユー
ザが編集開始スイッチ162を押すことによって、編集
が実行される。A/Vサーバ1においては、編集中に
は、編集開始スイッチ162が点灯する。A/Vサーバ
1においては、編集を実行すると、これまでの工程の結
果をコントロールパネル80の制御部195により上述
したページデータとして作成し、このページデータをメ
モリ197に保持する。そして、コントロールパネル8
0は、制御部195により先にメモリ197に保持した
ページデータをI/F196にてVFLに変換して、後
述する各種コマンドとともにVFLを本体側に送出す
る。
【0116】A/Vサーバ1は、これらのVFL及びコ
マンドをタイミングマネージャ90のI/F92により
受け取り、VFLをファイルマネージャ100のファイ
ル管理部101に送信して一時記憶させるか又はこのフ
ァイル管理部101を介してHDDアレイ110に送信
して書き込むとともに、コマンドをエディティングマネ
ージャ50のCPU53に送信する。このコマンドは、
具体的には、プリロール点までキューアップするための
コマンドと、データを再生させるための再生コマンド
と、ポストロール点でデータの再生を停止させるための
停止コマンドとにより構成される。A/Vサーバ1は、
VFLとこれらのコマンドに基づいて、プリロール点か
らポストロール点までの映像・音声データをレコーダ側
の再生データを用いて出力端子54から図示しないモニ
タに出力し、IN点からOUT点までの映像・音声デー
タをプレーヤ側の再生データを用いて出力端子54から
モニタに出力し、OUT点からポストロール点までの映
像・音声データをレコーダ側の再生データを用いて出力
端子54からモニタに出力する。
【0117】このようにして、編集の実行及び編集結果
の確認を行った後、コントロールパネル80は、次のペ
ージに関する各情報を表示部180に表示する。
【0118】A/Vサーバ1においては、ステップS4
乃至ステップS8の工程をページ毎に行い、1つのプロ
グラムを構成する全てのページデータを作成する。この
ようにして最終的に得られたページデータは、例えば、
ページ毎に、レコーダ及びプレーヤにおけるデバイス
名、ファイル名、編集点の情報から構成され、これらの
ページ毎のデータが全ページ分集積したものとなる。そ
して、最後のページの次のページには、レコーダのファ
イル名の部分にエンドコードが付与される。ページを識
別するための識別情報であるページ番号は、例えば通し
番号等の各ページ単位で時系列にしたがって割り当てら
れた連続的な情報で表される。なお、レコーダ側のファ
イル名は、全ページにわたって同一でなければならない
が、プレーヤ側は、異なるファイルを素材データとする
ことができる。
【0119】A/Vサーバ1においては、全てのページ
データを作成した後、必要に応じてステップS9におけ
るページデータの修正を行う。すなわち、A/Vサーバ
1は、プログラムの作成後であっても、ページデータの
修正を随時行うことができる。ここで、エディットモー
ド以外のモードであった場合には、まずユーザがモード
切換スイッチ164を押すことによって、エディットモ
ードに移行する。A/Vサーバ1においては、ユーザが
バックスペーススイッチ167やフォワードスペースス
イッチ168を押すことによって、ページデータの修正
を行いたい所望のページを表示部180に表示する。そ
して、A/Vサーバ1においては、先にステップS6に
示した方法と同様の方法で編集点の修正を行い、必要に
応じてステップS5と同様にプレビューを行った後、ユ
ーザが編集開始スイッチ162を押すことによって、編
集の実行を行う。この編集の実行は、先にステップS7
及びステップS8で示した処理と同様に行われる。
【0120】このようにすることによって、A/Vサー
バ1は、修正が反映されたページデータを作成する。
【0121】A/Vサーバ1は、以上の一連の処理を経
ることによって、編集を実行してページデータを作成
し、このページデータに基づいたVFLをコントロール
パネル80から本体側に送信することによって、編集さ
れた被作成データをHDD120,120,・・
・,120n−3,120n−2,120n−1,12
に記録することなく、随時被作成データを出力する
ことができる。
【0122】ところで、上述したような編集作業を行う
とき、ユーザがIN点、OUT点として設定したい点を
サーチする場合等に、サーチダイアル170を回転させ
ることによっていわゆるシャトル再生が行われる。
【0123】このようなシャトル再生時にも余計なシー
ク動作をすることなく音声データについても再生可能と
するために、A/Vサーバ1は、映像データをGOP単
位で記録し、このとき、GOP単位の映像情報に対応す
る音声情報も複数チャンネルまとめて、このGOP単位
の映像情報とそれに対応する音声情報とを記録単位とし
て記録する。記録単位内では、音声情報の記録位置が映
像情報の記録位置よりも前とされる。すなわち、映像・
音声データを図7に示すような記録フォーマットに従っ
て記録している。この記録フォーマットでは、図7に示
すように、記録単位毎に、先頭からシステムヘッダSH、
音声ヘッダAH、音声情報AD、映像ヘッダVH、映像情報VD
の順に記録される。ここで、システムヘッダSHには、少
なくとも映像情報VDの映像データ全体に対する時間情報
が記録されている。また、音声ヘッダAH、映像ヘッダVH
には、それぞれ音声情報AD、映像情報VDについてのデー
タが記録されている。
【0124】映像・音声データは、以下のようにして上
述した記録フォーマットに従って記録される。
【0125】図1に示すA/Vサーバ1においては、入
力端子18に入力された映像・音声データは、記録ポー
ト10のデータ入出力部11が備えるセレクタ13を経
て、エンコーダ14に入力されて所定のフォーマットに
エンコードされる。すなわち、映像信号については、M
PEG2方式のLong GOP構造に基づいて圧縮符
号化が行われ、音声信号については、MPEGオーディ
オ方式の圧縮符号化が行われる。この際に上述した各種
のヘッダが映像・音声データに付加される。
【0126】エンコードされたデータは、記録ポート1
0のデータ管理部12が備えるS/P15によりパラレ
ルデータに変換され、バッファ16でバッファリングさ
れる。そして、バッファリングされているデータは、タ
イムスロット発生回路からCPU17に割り当てられた
タイムスロットの期間に、CPU17によりデータバス
130への出力のタイミングが制御され、上述した記録
フォーマットに従ってHDDアレイ110へ転送され
る。すなわち、CPU17は、CPU53の制御のも
と、記録単位毎に音声情報の記録位置が映像情報の記録
位置よりも前となるようにデータバス130への出力の
タイミングを制御する。
【0127】HDDアレイ110に転送されてきたデー
タは、バッファ111にてバッファリングされ読み出さ
れる。そして、バッファ111から読み出された映像・
音声データは、映像・音声データ書き込み/読み出し処
理部112に入力される。映像・音声データ書き込み/
読み出し処理部112は、入力された映像・音声データ
を所定の単位で分割するとともに、パリティデータを求
め、分割したデータ及びパリティデータをHDD120
,120,・・・,120n−3,120 n−2
120n−1,120に記録する。
【0128】A/Vサーバ1は、このような処理を行う
ことによって、外部から入力したデータを所定の記録フ
ォーマットに従ってHDDアレイ110に記録する。
【0129】ここで、1GOP分のビデオデータは、例
えば図8に示すようなシーケンスを有する。図8におい
て、Iは、フレーム内符号化画像(Iピクチャ)、P
は、フレーム間順方向予測符号化画像(Pピクチャ)、
Bは、双方向予測符号化画像(Bピクチャ)を示す。な
お、GOPのシーケンスは、図8に示したものに限定さ
れず、フレーム数も15フレームに限定されないのは勿
論である。
【0130】シャトル再生時には、記録単位毎に少なく
とも音声情報ADを含む先頭から所定のデータ長の領域の
みが再生される。この再生は、CPU53の制御のも
と、記録ポート20,30,40のCPU25,35,
45のうち、再生要求を行った記録ポートのCPUによ
って制御される。このとき映像情報VDは、画面の更新間
隔を短くするために、1GOPの映像情報VD全てを再生
することはせず、GOPの先頭の予測符号化を行わない
ことで単独で画像を表示することができるフレーム内符
号化画像の少なくとも一部を含む領域のみが再生され
る。すなわち、記録単位毎に、システムヘッダSH、音声
ヘッダAH及び音声情報ADと、それに続く映像ヘッダVH、
そして映像情報VDの先頭のフレーム内符号化画像が再生
される。
【0131】例えば、2倍速シャトル再生時には、図9
の斜線部に示すように、記録単位1つおきに先頭からシ
ステムヘッダSH、音声ヘッダAH、音声情報AD、映像ヘッ
ダVH、そして映像情報VDの先頭のフレーム内符号化画像
が再生される。
【0132】このように、本実施の形態における記録フ
ォーマットにより、シャトル再生時にも記録単位毎に音
声情報と映像情報の先頭のフレーム内符号化画像とを再
生することができる。特に、このようにシャトル再生時
に余計なシーク動作を行わずに音声情報を再生すること
ができる。
【0133】ここで、本記録フォーマットにおいて、記
録単位の先頭から所定のデータ長の領域のみを再生する
と、シャトル再生時に音声データ等を再生しない場合と
比較して、記録単位毎に音声情報等の分だけ映像情報の
更新割合が低くなる。
【0134】しかし、音声情報のデータレートは、例え
ばMPEG2オーディオのレイヤIIによる圧縮で、最も
圧縮率が高くデータ量が多いときでも4チャンネルで7
68kbpsであり、映像情報のデータレートが15M
bpsとすると、音声情報のデータ量は、映像情報のデ
ータ量の約20分の1程度であるため、シャトル再生時
に映像情報の更新割合の低下は殆ど問題とならない。
【0135】なお、本発明は上述した実施の形態のみに
限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範
囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
【0136】例えば、上述の説明では、エンコーダにお
いて、映像信号についてはMPEG2方式で圧縮符号化
し、音声信号についてはMPEGオーディオ方式で圧縮
符号化したが、それぞれ他の圧縮符号化方式であっても
構わない。音声信号については、非圧縮音声信号であっ
ても構わない。
【0137】また、上述の説明では、映像・音声データ
をハードディスクに記録していたが、これに限定される
ものではなく、光ディスク等の他の記録媒体であっても
構わない。
【0138】また、上述の説明では、記録ポートと再生
ポートとを1つの装置に備わるものとしたが、これに限
定されるものではなく、所定の記録フォーマットに従っ
て映像・音声データの記録のみを行い、記録された映像
・音声データの再生は、他の装置で行うようにしても構
わない。
【0139】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明に係る
記録装置は、所定の画面群構造からなる映像情報と画面
群に対応する音声情報とを記録単位として、記録単位毎
に映像データ及び音声データを記録する記録装置であっ
て、映像データ及び音声データを記録する記録媒体と、
記録単位内での音声情報の記録位置が映像情報の記録位
置よりも前となるように記録単位毎に映像データ及び音
声データを記録媒体に記録させる制御手段とを備えるも
のである。
【0140】ここで、記録装置は、入力された映像デー
タ及び音声データを一時的に記憶する一時記憶手段を備
え、制御手段は、一時記憶手段からの映像情報及び音声
情報の読み出しを制御して、記録単位内での映像情報と
音声情報との記録位置を決定する。
【0141】また、記録単位には、映像データに対する
映像情報の時間情報を少なくとも有するヘッダが含まれ
ている。
【0142】このような記録装置により、記録単位毎に
音声情報の記録位置を映像情報の記録位置よりも前にす
ることができる。また、記録装置は、このように記録す
ることで、シャトル再生時にも再生装置に余計なシーク
動作を行わせることなく、音声データを再生させること
ができる。
【0143】また、本発明に係る記録方法は、所定の画
面群構造からなる映像情報と画面群に対応する音声情報
とを記録単位として、記録単位毎に映像データ及び音声
データを記録媒体に記録する記録方法であって、記録単
位内での音声情報の記録位置が映像情報の記録位置より
も前となるように記録単位毎に映像データ及び音声デー
タを記録媒体に記録させる制御工程を有するものであ
る。
【0144】ここで、制御工程では、入力された映像デ
ータ及び音声データを一時的に記憶する記憶手段からの
映像情報及び音声情報の読み出しが制御されることで、
記録単位内での映像情報と音声情報との記録位置が決定
される。
【0145】また、記録単位には、映像データに対する
映像情報の時間情報を少なくとも有するヘッダが含まれ
ている。
【0146】このような記録方法により、記録単位毎に
音声情報の記録位置を映像情報の記録位置よりも前にす
ることができる。また、このような記録方法で記録する
ことで、シャトル再生時にも再生装置に余計なシーク動
作を行わせることなく、音声データを再生させることが
できる。
【0147】また、本発明に係る記録再生装置は、ノン
リニアアクセスが可能な記録媒体と、この記録媒体に対
して映像データ及び音声データの入力及び/又は出力処
理を行う複数の入出力処理部とを備え、複数の入出力処
理部は、それぞれ、予め割り当てられたタイムスロット
内で入力された映像データ及び音声データを処理して、
所定の画面群構造からなる映像情報と画面群に対応する
音声情報とを記録単位として、記録単位毎に映像データ
及び音声データを記録媒体に記録させるとともに、記録
媒体から読み出された映像データ及び音声データを処理
して出力する記録再生装置であって、映像データ及び音
声データの記録及び/又は再生を制御する制御手段を備
え、制御手段は、記録単位内での音声情報の記録位置が
映像情報の記録位置よりも前となるように記録単位毎に
映像データ及び音声データを記録媒体に記録させるもの
である。
【0148】ここで、記録単位には、映像データに対す
る映像情報の時間情報を少なくとも有するヘッダが含ま
れており、制御手段は、時間情報に基づいて映像データ
及び音声データの再生を制御する。
【0149】また、制御手段は、シャトル再生時には、
記録単位毎に、先頭から音声情報を含む所定のデータ長
の領域のみを再生する。
【0150】さらに、その領域には、上記映像情報のう
ち、先頭の画面の少なくとも一部が含まれ、その先頭の
画面は、フレーム内符号化画像である。
【0151】このような記録再生装置により、記録単位
内での音声情報の記録位置が映像情報の記録位置よりも
前となるように記録単位毎に映像データ及び音声データ
を記録媒体に記録することができる。
【0152】また、シャトル再生時には、余計なシーク
動作をすることなく、画面の更新間隔を殆ど変えずに音
声データを再生することができる。
【0153】また、本発明に係る記録再生方法は、ノン
リニアアクセスが可能な記録媒体に対して映像データ及
び音声データの入力及び/又は出力処理を行う複数の入
出力処理部が、それぞれ、予め割り当てられたタイムス
ロット内で入力された映像データ及び音声データを処理
して、所定の画面群構造からなる映像情報と画面群に対
応する音声情報とを記録単位として、記録単位毎に映像
データ及び音声データを記録媒体に記録させるととも
に、記録媒体から読み出された映像データ及び音声デー
タを処理して出力する記録再生方法であって、映像デー
タ及び音声データの記録及び/又は再生を制御する制御
工程を有し、制御工程では、記録単位内での音声情報の
記録位置が映像情報の記録位置よりも前となるように記
録単位毎に映像データ及び音声データが記録媒体に記録
されるものである。
【0154】ここで、記録単位には、映像データに対す
る映像情報の時間情報を少なくとも有するヘッダが含ま
れており、制御工程では、時間情報に基づいて映像デー
タ及び音声データの再生が制御される。
【0155】また、制御工程では、シャトル再生時に
は、記録単位毎に、先頭から音声情報を含む所定のデー
タ長の領域のみが再生される。
【0156】さらに、その領域には、上記映像情報のう
ち、先頭の画面の少なくとも一部が含まれ、その先頭の
画面は、フレーム内符号化画像である。
【0157】このような記録再生方法により、記録単位
内での音声情報の記録位置が映像情報の記録位置よりも
前となるように記録単位毎に映像データ及び音声データ
を記録媒体に記録することができる。
【0158】また、シャトル再生時には、余計なシーク
動作をすることなく、画面の更新間隔を殆ど変えずに音
声データを再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態として示すA/Vサーバの
内部構成を説明するブロック図である。
【図2】同A/Vサーバの外観を説明する斜視図であ
る。
【図3】同A/Vサーバの正面図である。
【図4】同A/Vサーバが備えるコントロールパネルの
表示部に表示される内容を説明する図である。
【図5】同A/Vサーバが備えるコントロールパネルの
内部構成を説明するブロック図である。
【図6】同A/Vサーバにおける基本的な編集作業を説
明するフローチャートである。
【図7】同A/Vサーバにおける映像・音声データの記
録フォーマットを説明する図である。
【図8】同記録フォーマットにおける映像データの一例
を説明する図である。
【図9】同記録フォーマットで記録された映像・音声デ
ータが2倍速シャトル再生される例を説明する図であ
る。
【図10】従来の映像・音声データの記録フォーマット
を説明する図である。
【図11】従来の記録フォーマットで記録された映像・
音声データが2倍速シャトル再生される例を説明する図
である。
【符号の説明】
1 A/Vサーバ、 10 記録ポート、 17,2
5,35,45,53,93,103 CPU、 2
0,30,40 再生ポート、 23,33,43バッ
ファ、 50 エディティングマネージャ、 51 編
集部、 80 コントロールパネル、 90 タイミン
グマネージャ、 100 ファイルマネージャ、 10
1 ファイル管理部、 110 HDDアレイ、 12
,120,・・・,120n−3,12
n−2,120n−1,120 HDD
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/91 (72)発明者 細谷 有加里 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 牧田 健志 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5C053 FA14 FA23 GB05 GB11 GB38 HA21 JA02 KA24 5D044 AB05 AB07 BC01 CC04 DE04 FG24 GK11

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の画面群構造からなる映像情報と上
    記画面群に対応する音声情報とを記録単位として、上記
    記録単位毎に映像データ及び音声データを記録する記録
    装置であって、 上記映像データ及び上記音声データを記録する記録媒体
    と、 上記記録単位内での上記音声情報の記録位置が上記映像
    情報の記録位置よりも前となるように上記記録単位毎に
    上記映像データ及び上記音声データを上記記録媒体に記
    録させる制御手段とを備えることを特徴とする記録装
    置。
  2. 【請求項2】 入力された上記映像データ及び上記音声
    データを一時的に記憶する一時記憶手段を備え、 上記制御手段は、上記一時記憶手段からの上記映像情報
    及び上記音声情報の読み出しを制御して、上記記録単位
    内での上記映像情報と上記音声情報との記録位置を決定
    することを特徴とする請求項1記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 上記記録単位には、上記映像データに対
    する上記映像情報の時間情報を少なくとも有するヘッダ
    が含まれていることを特徴とする請求項1記載の記録装
    置。
  4. 【請求項4】 所定の画面群構造からなる映像情報と上
    記画面群に対応する音声情報とを記録単位として、上記
    記録単位毎に映像データ及び音声データを記録媒体に記
    録する記録方法であって、 上記記録単位内での上記音声情報の記録位置が上記映像
    情報の記録位置よりも前となるように上記記録単位毎に
    上記映像データ及び上記音声データを上記記録媒体に記
    録させる制御工程を有することを特徴とする記録方法。
  5. 【請求項5】 上記制御工程では、入力された上記映像
    データ及び上記音声データを一時的に記憶する一時記憶
    手段からの上記映像情報及び上記音声情報の読み出しが
    制御されることで、上記記録単位内での上記映像情報と
    上記音声情報との記録位置が決定されることを特徴とす
    る請求項4記載の記録方法。
  6. 【請求項6】 上記記録単位には、上記映像データに対
    する上記映像情報の時間情報を少なくとも有するヘッダ
    が含まれていることを特徴とする請求項4記載の記録方
    法。
  7. 【請求項7】 ノンリニアアクセスが可能な記録媒体
    と、この記録媒体に対して映像データ及び音声データの
    入力及び/又は出力処理を行う複数の入出力処理部とを
    備え、上記複数の入出力処理部は、それぞれ、予め割り
    当てられたタイムスロット内で入力された上記映像デー
    タ及び上記音声データを処理して、所定の画面群構造か
    らなる映像情報と上記画面群に対応する音声情報とを記
    録単位として、上記記録単位毎に上記映像データ及び上
    記音声データを上記記録媒体に記録させるとともに、上
    記記録媒体から読み出された上記映像データ及び上記音
    声データを処理して出力する記録再生装置であって、 上記映像データ及び上記音声データの記録及び/又は再
    生を制御する制御手段を備え、 上記制御手段は、上記記録単位内での上記音声情報の記
    録位置が上記映像情報の記録位置よりも前となるように
    上記記録単位毎に上記映像データ及び上記音声データを
    上記記録媒体に記録させることを特徴とする記録再生装
    置。
  8. 【請求項8】 上記記録単位には、上記映像データに対
    する上記映像情報の時間情報を少なくとも有するヘッダ
    が含まれており、上記制御手段は、上記時間情報に基づ
    いて上記映像データ及び上記音声データの再生を制御す
    ることを特徴とする請求項7記載の記録再生装置。
  9. 【請求項9】 上記制御手段は、シャトル再生時には、
    上記記録単位毎に、先頭から上記音声情報を含む所定の
    データ長の領域のみを再生することを特徴とする請求7
    記載の記録再生装置。
  10. 【請求項10】 上記領域には、上記映像情報のうち、
    先頭の画面の少なくとも一部が含まれることを特徴とす
    る請求項9記載の記録再生装置。
  11. 【請求項11】 上記先頭の画面は、フレーム内符号化
    画像であることを特徴とする請求項10記載の記録再生
    装置。
  12. 【請求項12】 ノンリニアアクセスが可能な記録媒体
    に対して映像データ及び音声データの入力及び/又は出
    力処理を行う複数の入出力処理部が、それぞれ、予め割
    り当てられたタイムスロット内で入力された上記映像デ
    ータ及び上記音声データを処理して、所定の画面群構造
    からなる映像情報と上記画面群に対応する音声情報とを
    記録単位として、上記記録単位毎に上記映像データ及び
    上記音声データを上記記録媒体に記録させるとともに、
    上記記録媒体から読み出された上記映像データ及び上記
    音声データを処理して出力する記録再生方法であって、 上記映像データ及び上記音声データの記録及び/又は再
    生を制御する制御工程を有し、 上記制御工程では、上記記録単位内での上記音声情報の
    記録位置が上記映像情報の記録位置よりも前となるよう
    に上記記録単位毎に上記映像データ及び上記音声データ
    が上記記録媒体に記録されることを特徴とする記録再生
    方法。
  13. 【請求項13】 上記記録単位には、上記映像データに
    対する上記映像情報の時間情報を少なくとも有するヘッ
    ダが含まれており、上記制御工程では、上記時間情報に
    基づいて上記映像データ及び上記音声データの再生が制
    御されることを特徴とする請求項12記載の記録再生方
    法。
  14. 【請求項14】 上記制御工程では、シャトル再生時に
    は、上記記録単位毎に、先頭から上記音声情報を含む所
    定のデータ長の領域のみが再生されることを特徴とする
    請求項12記載の記録再生方法。
  15. 【請求項15】 上記領域には、上記映像情報のうち、
    先頭の画面の少なくとも一部が含まれることを特徴とす
    る請求項14記載の記録再生方法。
  16. 【請求項16】 上記先頭の画面は、フレーム内符号化
    画像であることを特徴とする請求項15記載の記録再生
    方法。
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