JP2000307978A - データ記録再生装置及び可変速再生方法 - Google Patents

データ記録再生装置及び可変速再生方法

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JP2000307978A
JP2000307978A JP11109836A JP10983699A JP2000307978A JP 2000307978 A JP2000307978 A JP 2000307978A JP 11109836 A JP11109836 A JP 11109836A JP 10983699 A JP10983699 A JP 10983699A JP 2000307978 A JP2000307978 A JP 2000307978A
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JP11109836A
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Yoshizo Mihara
義蔵 三原
Toru Eto
徹 衛藤
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Sony Corp
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Sony Corp
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 AVサーバにおいて、1つの出力ポート内に
復号器を2個設けたり復号器の処理クロック速度を上げ
たりすることなく、1倍速を超える速度での再生時にデ
ータをフィールド単位で再生する。 【解決手段】 1倍速を超える速度での再生時に、記録
再生部からバスを介して1つの出力ポート4に転送され
たAVデータを、分配手段4B,5Bで出力ポート4内
の復号器4C及び別の出力ポート5内の復号器5Cに分
配して入力させ、復号器4C,5Cで復号されたAVデ
ータを、出力ポート4に設けた記憶手段4Eにまとめて
書き込み、記憶手段4Eからフィールド単位で間引いて
読み出したAVデータを出力ポート4からAVサーバの
外部に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばAVサーバ
のような、ノンリニアアクセス可能な記録媒体を用いて
データの記録・再生を行うとともに複数の入出力部でデ
ータの入出力及び圧縮・復号を行う記録再生装置に関す
る。また本発明は、こうした記録再生装置におけるデー
タの可変速再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、CATV(ケーブルテレビ)等の
普及による情報提供の多チャンネル化に伴い、従来のV
TR(ビデオテープレコーダ)とは異なり、1台の映像
・音声データ記録再生装置で複数の映像・音声データ
(以下「AVデータ」と呼ぶ)を同時に記録したり、再
生したり、さらには記録しながら再生したり等の要求が
高まりつつある。そして、この要求を満たすためにハー
ドディスク等のランダムアクセス可能な記録媒体を用い
て映像・音声を記録再生するビデオサーバ(またはAV
(Audio and/or Video)サーバと
も呼ばれる)と呼ばれる装置が普及しつつある。
【0003】一般的に、放送局内におけるAVサーバ
は、画質や音質に対する要求から、必要とされるデータ
の転送レートが高い上に長時間のデータを記録するため
に大容量である必要がある。そこで、AVデータを蓄積
するとともに並列処理が可能な複数のハードディスク
(以下「HD」と呼ぶ)装置を含むデータ記録再生装置
を用いることによりデータの転送レートの高速化と大容
量化を図る試みや、さらにパリティデータを記録してお
くことにより、万一いずれかのHD装置が故障しても信
頼性を確保できるようにする試みがなされている。
【0004】これにより、放送局が提供しようとしてい
る番組の内容や放送形態により要求されているチャンネ
ル数が異なる場合であっても、複数のAVデータからな
る素材データを分散的に記録しておき多チャンネル送出
を同時に行ったり、同一の素材データを再生時間をずら
して多チャンネルで再生することにより、VOD(ビデ
オオンデマンド)やNVOD(ニアビデオオンデマン
ド)等のシステムを構築する等、多様な使用形態に対応
することのできるマルチチャンネルAVサーバを実現す
ることができる。
【0005】このようなAVサーバに用いられるデータ
記録再生装置には、1988年Patterson等に
よって発表された論文(‘A Case for Redundant Array
s ofInexpensive Disks(RAID)’, ACM SIGMOND Confe
rence, Chicago, III, Jun.1-3,1988. )に提唱されて
いる複数のHDからなるハードディスクドライブ(以下
「HDD」と呼ぶ)をさらに複数台用いて構成されたR
AID(Redundant Arra ys of Inexpensive Disks )
技術が用いられている。
【0006】上記論文の中でRAIDは、RAID−1
からRAID−5まで5つに分類されている。RAID
−1は2つのHDDに同じ内容を書き込む方式である。
RAID−3は、入力データを一定の長さに分割して複
数のHDDに記録するとともに、各HDDの互いに対応
するデータブロックの排他的論理和であるパリティデー
タを生成して他の1台のHDDに書き込む方式である。
さらにRAID−5は、データの分割単位(ブロック)
を大きくして、1つの分割データをデータブロックとし
て1つのHDDに記録するとともに、各HDDの互いに
対応するデータブロックの排他的論理和をとった結果
(パリティデータ)をパリティブロックとして他のHD
Dに記録するとともにパリティブロックを他のHDDに
分散する方式である。その他のRAIDについては上記
論文を参照されたい。
【0007】このAVサーバで複数のAVデータの同時
記録・再生を行うためには、複数のチャンネルで同時に
AV信号の入出力を行う必要がある。そこで、AVサー
バには、互いに独立して動作する複数の入出力ポートが
設けられており、1つの入力ポート,出力ポートがそれ
ぞれ1チャンネル分の入力,出力を行うようになってい
る。
【0008】しかし、各入出力ポートが全く同時にデー
タ記録再生装置との間でAVデータの転送を行うと、A
Vサーバ内部で各入出力ポートとデータ記録再生装置と
を接続しているバスにそれらのAVデータが同時に流れ
ることになるので、処理しきれなくなる。そこで、各入
出力ポートに、バスの使用を許可するタイムスロット
(=時間間隔)を順番に割り当て、各入出力ポートが、
それぞれ割り当てられたタイムスロット内でのみバスを
介してデータ記録再生装置との間でのAVデータの転送
を行うようになっている。したがって、厳密にいえば複
数のAVデータが同時に記録・再生されているわけでは
ないが、タイムスロットよりも長い時間間隔でみると、
複数のAVデータの同時記録・再生が実現されていると
いってよい。
【0009】ところで、一般にAVサーバでは、より長
時間のAVデータを記録することなどを目的として、外
部から入力されるAVデータを入力ポートで所定の符号
化方式により圧縮してデータ記録再生装置に転送してお
り、出力ポートでは、データ記録再生装置から転送され
たAVデータを、同じ符号化方式により復号して外部に
出力している。
【0010】したがって、1倍速を超える再生速度(例
えば1.5倍速や2倍速)でAVデータを再生させたい
場合には、データ記録再生装置から出力ポートに転送さ
れたAVデータを、その出力ポート内の復号器で間引い
て復号すれば、その出力ポートから1倍速を超える再生
速度でAVデータを出力させることができる。
【0011】しかし、1個の復号器に1倍速再生時のレ
ートでAVデータを入力させたのでは、フレーム単位で
しかAVデータを間引くことができず、したがってフレ
ーム単位でしかAVデータを再生することができないの
で、被写体の動きの速い動画像では、再現される動きが
不自然になってしまう。
【0012】そこで、従来のAVサーバでは、1倍速を
超える速度での可変速再生時にも滑らかな動きが再現さ
れるようにするために、1つの出力ポート内に復号器を
2個設けてこれらの復号器に合計で1倍速再生時のレー
トを超えるレートでAVデータを入力させるか、あるい
は1倍速再生時のレートを超えるレートでAVデータを
入力できるように処理クロック速度を上げた復号器を設
けることにより、AVデータをフィールド単位で間引い
て、フィールド単位での再生を実現していた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように1
つの出力ポート内に復号器を2個設けたり復号器の処理
クロック速度を上げたりすることは、コストの増大とい
う不都合を招くことになり、特に、出力ポート数の多い
AVサーバではこの不都合が甚だしくなってしまう。
【0014】また、このように1つの出力ポート内に復
号器を2個設けたり復号器の処理クロック速度を上げた
りしても、1倍速再生時のレートをどれだけ超えるレー
トで1つの出力ポート内の復号器にAVデータを入力さ
せることができるか(したがって可変速再生時に1倍速
をどれだけ超える速度でAVデータを再生することがで
きるか)については、次のような理由から制約があっ
た。
【0015】すなわち、第1の理由として、出力ポート
では、データ記録再生装置から転送させたAVデータを
バッファメモリに一旦書き込んだ後、このバッファメモ
リから読み出したAVデータを復号器に入力させてい
る。したがって、復号器へのAVデータの入力レート
は、このバッファメモリの容量(すなわち1つの出力ポ
ート自体の能力)による制約があった。
【0016】また、第2の理由として、1つの出力ポー
トに割り当てられたタイムスロット内にデータ記録再生
装置からその出力ポートに転送されてバッファメモリに
書き込まれるAVデータの量には、タイムスロットの長
さやデータ記録再生装置の処理能力やバスのバンド幅等
により限界がある。したがって、復号器へのAVデータ
の入力レートは、データ記録再生装置から1つの出力ポ
ートへのAVデータの転送量による制約があった。
【0017】本発明は、上述の点に鑑み、AVサーバを
はじめとする、ノンリニアアクセス可能な記録媒体を用
いてデータの記録・再生を行うとともに複数の入出力部
でデータの入出力及び圧縮・復号を行う記録再生装置に
おいて、1つの出力部内に復号器を2個設けたり復号器
の処理クロック速度を上げたりすることなく、1倍速を
超える速度での再生時にデータをフィールド単位で再生
することや、1つの出力部自体の能力や記録再生手段か
ら1つの出力部へのデータの転送量による可変速再生時
の再生速度の制約を解消することを課題としてなされた
ものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本出願人は、請求項1に記載のように、例えばAV
サーバのような、ノンリニアアクセス可能な記録媒体を
用いてデータの記録及び/または再生を行う記録再生手
段と、外部から入力したデータを記録再生手段に転送す
る入力部と、記録再生手段から転送させたデータを復号
して外部に出力する複数の出力部とを有し、入力部及び
出力部はそれぞれ割り当てられたタイムスロット内に記
録再生手段との間での転送を行う入出力処理手段とを有
するデータ記録再生装置において、記録再生手段から複
数の出力部のうちの第1の出力部に転送されたデータ
を、この第1の出力部内の復号器及びこの第1の出力部
とは別の第2の出力部内の復号器に分配するための分配
手段と、この第1の出力部内の復号器で復号されたデー
タ及びこの第2の出力部内の復号器で復号されたデータ
の書き込み及び読み出しを行うための記憶手段と、デー
タの再生速度に応じてこれらの分配手段及び記憶手段を
制御する制御手段とを備えたものを提案する。
【0019】このデータ記録再生装置には、記録再生手
段から第1の出力部に転送されたデータを、データの再
生速度に応じてこの第1の出力部内の復号器及びそれと
は別の第2の出力部内の復号器に分配することのできる
分配手段と、これらの出力部内の復号器で復号されたデ
ータを、データの再生速度に応じて書き込み及び読み出
しすることのできる記憶手段が設けられている。
【0020】したがって、例えば1倍速を超える速度で
の再生時に、記録再生手段からこの第1の出力部に転送
されたデータを、合計で1倍速再生時のレートを超える
レートでこれらの出力部内の復号器に分配して入力さ
せ、これらの復号器で復号されたデータを記憶手段から
フィールド単位で間引いて読み出して外部に出力するこ
とができる。
【0021】このように、記録再生手段から1つの出力
部に転送されたデータを、複数の出力部内の復号器に分
配し、これらの復号器で復号されたデータを、1つにま
とめた後、フィールド単位で間引いて出力することがで
きるので、従来のAVサーバにおけるように1つの出力
部内に復号器を2個設けたり復号器の処理クロック速度
を上げたりすることなく、1倍速を超える速度での再生
時にデータをフィールド単位で再生することができる。
【0022】なお、制御手段には、一例として請求項2
に記載のように、1倍速での再生時には、記録再生手段
からこの第1の出力部に転送されたデータを分配手段で
この第1の出力部内の復号器のみに分配させるととも
に、この第1の出力部内の復号器で復号されたデータの
みを記憶手段に書き込ませて記憶手段からすべてのデー
タを読み出させ、他方、1倍速を超える速度での再生時
には、この記録再生手段からこの第1の出力部に転送さ
れたデータを分配手段でこの第1の出力部内の復号器と
この第2の出力部内の復号器との両方に分配させるとと
もに、この第1の出力部内の復号器で復号されたデータ
とこの第2の出力部内の復号器で復号されたデータとの
両方を記憶手段に書き込ませて記憶手段から再生速度に
応じてフィールド単位でデータを読み出させるようにす
ることが好適である。
【0023】それにより、1倍速での再生時には、この
第1の出力部を単独で用いてデータの再生が行なわれる
ので、この第2の出力部のほうは他のデータの再生のた
めに独立して用いることができるようになる。
【0024】また、制御手段には、一例として請求項3
に記載のように、1倍速を超える速度での再生時に、こ
の第1の出力部内の復号器及びこの第2の出力部内の復
号器にそれぞれ1倍速再生時のレート以内のレートでデ
ータが入力されるように分配手段でデータを分配させる
ようにすることが好適である。それにより、これらの出
力部内の復号器は、1倍速再生時のレートでデータを入
力できるだけの処理クロック速度のもので足りるように
なる。
【0025】また、このデータ記録再生装置において、
一例として請求項4に記載のように、1つの基板上に形
成された2つの出力部の各々に、分配手段,記憶手段及
び制御手段を備えることが好適である。それにより、記
録再生手段から2つの出力部のうちのいずれの出力部に
転送されたデータも、これらの2つの出力部内の復号器
で復号させた後フィールド単位で間引いてその出力部か
ら出力することができる(すなわち、これらの2つの出
力部の各々を、この第1の出力部とこの第2の出力部と
のいずれにも機能させることができる)ようになるとと
もに、一方の出力部から他方の出力部の復号器へのデー
タの分配や一方の出力部から他方の出力部の記憶手段へ
のデータの送付のための配線を、この基板上で簡単に施
すことができるようになる。
【0026】次に、本出願人は、請求項5に記載のよう
に、例えばAVサーバのような、ノンリニアアクセス可
能な記録媒体を用いてデータの記録及び/または再生を
行う記録再生手段と、外部から入力したデータを記録再
生手段に転送する入力部と、記録再生手段から転送させ
たデータを復号して外部に出力する複数の出力部とを有
し、入力部及び出力部はそれぞれ割り当てられたタイム
スロット内に記録再生手段との間での転送を行う入出力
処理手段とを有するデータ記録再生装置において、デー
タの再生速度に応じて、複数の出力部のうちの第1の出
力部及びこの第1の出力部とは別の第2の出力部に、記
録再生手段から連続したデータを転送させる転送制御手
段と、この第1の出力部内の復号器で復号されたデータ
及びこの第2の出力部内の復号器で復号されたデータの
書き込み及び読み出しを行うための記憶手段と、データ
の再生速度に応じてこの記憶手段を制御する制御手段と
を備えたものを提案する。
【0027】このデータ記録再生装置では、データの再
生速度に応じて、記録再生手段から第1の出力部及びそ
れとは別の第2の出力部に連続してデータを転送させる
ことができ、また、これらの出力部内の復号器で復号さ
れたデータを、データの再生速度に応じて書き込み及び
読み出しすることのできる記憶手段が設けられている。
【0028】したがって、例えば1倍速を超える速度で
の再生時に、記録再生手段からこの第1の出力部及びこ
の第2の出力部に連続して転送させたデータを、合計で
1倍速再生時のレートを超えるレートでこれらの出力部
内の復号器に入力させ、これらの復号器で復号されたデ
ータを記憶手段からフィールド単位で読み出して外部に
出力することができる。
【0029】このように、記録再生手段から複数の出力
部に連続してデータを転送させ、これらの出力部内の復
号器でそれぞれ復号されたデータを、1つにまとめた
後、フィールド単位で間引いて出力することができるの
で、従来のAVサーバにおけるように1つの出力部内に
復号器を2個設けたり復号器の処理クロック速度を上げ
たりすることなく、1倍速を超える速度での再生時にデ
ータをフィールド単位で再生することができる。
【0030】しかも、記録再生手段から複数の出力部に
連続して転送されたデータがそれぞれの出力部の復号器
に入力されるので、記録再生手段から1つの出力部に転
送されたデータが複数の出力部の復号器に分配して入力
される場合と異なり、1つの出力部自体の能力や記録再
生手段から1つの出力部へのデータの転送量による可変
速再生時の再生速度の制約(復号器へのデータの入力レ
ートの制約)が解消される。
【0031】なお、このデータ記録再生装置において、
一例として請求項6に記載のように、転送制御手段に、
1倍速での再生時には、記録再生手段からこの第1の出
力部にのみデータを転送させ、他方、1倍速を超える速
度での再生時には、記録再生手段からこの第1の出力部
とこの第2の出力部との両方に連続したデータを転送さ
せるようにし、制御手段に、1倍速での再生時には、こ
の第1の出力部内の復号器で復号されたデータのみを記
憶手段に書き込ませて記憶手段からすべてのデータを読
み出させ、他方、1倍速を超える速度での再生時には、
この第1の出力部内の復号器で復号されたデータとこの
第2の出力部内の復号器で復号されたデータとの両方を
記憶手段に書き込ませて記憶手段から再生速度に応じて
フィールド単位でデータを読み出させるようにすること
が好適である。
【0032】それにより、1倍速での再生時には、この
第1の出力部を単独で用いてデータの再生が行なわれる
ので、この第2の出力部のほうは他のデータの再生のた
めに独立して用いることができるようになる。
【0033】また、このデータ記録再生装置において、
一例として請求項7に記載のように、1倍速を超える速
度での再生時に、この第1の出力部内の復号器及びこの
第2の出力部内の復号器にそれぞれ1倍速再生時のレー
ト以内のレートでデータを入力させる制御手段をさらに
備えることが好適である。それにより、これらの出力部
内の復号器は、1倍速再生時のレートでデータを入力で
きるだけの処理クロック速度のもので足りるようにな
る。
【0034】また、このデータ記録再生装置において、
一例として請求項8に記載のように、1つの基板上に形
成された2つの出力部の各々に、記憶手段及び制御手段
を備えることが好適である。それにより、記録再生手段
からこれらの2つの出力部に連続して転送させたデータ
を、これらの出力部内の復号器で復号させた後、いずれ
の出力部からもフィールド単位で間引いて出力すること
ができる(すなわち、これらの2つの出力部の各々を、
この第1の出力部とこの第2の出力部とのいずれにも機
能させることができる)とともに、一方の出力部から他
方の出力部の記憶手段へのデータの送付のための配線
を、この基板上で簡単に施すことができるようになる。
【0035】次に、本出願人は、請求項9に記載のよう
に、例えばAVサーバのような、ノンリニアアクセス可
能な記録媒体を用いてデータの記録及び/または再生を
行う記録再生手段と、外部から入力したデータを記録再
生手段に転送する入力部と、記録再生手段から転送させ
たデータを復号して外部に出力する複数の出力部とを有
し、入力部及び出力部はそれぞれ割り当てられたタイム
スロット内に記録再生手段との間での転送を行う入出力
処理手段とを有するデータ記録再生装置における可変速
再生方法において、1倍速を超える速度での再生時に、
記録再生手段から複数の出力部のうちの第1の出力部に
転送されたデータを、この第1の出力部内の復号器及び
この第1の出力部とは別の第2の出力部内の復号器に、
合計で1倍速再生時のレートを超えるレートで分配して
入力させる第1ステップと、この第1の出力部内の復号
器で復号されたデータとこの第2の出力部内の復号器で
復号されたデータとの両方を記憶手段に書き込む第2ス
テップと、この記憶手段から再生速度に応じてフィール
ド単位でデータを読み出す第3ステップとを含んだもの
を提案する。
【0036】この可変速再生方法では、1倍速を超える
速度での再生時に、記録再生手段から第1の出力部に転
送されたデータを、この第1の出力部内の復号器及びこ
の第1の出力部とは別の第2の出力部内の復号器に合計
で1倍速再生時のレートを超えるレートで分配して入力
させ、これらの出力部内の復号器で復号されたデータを
記憶手段に書き込み、この記憶手段から再生速度に応じ
てフィールド単位でデータを読み出すようにしている。
【0037】このように、記録再生手段から1つの出力
部に転送されたデータを、複数の出力部内の復号器に分
配し、これらの復号器で復号されたデータを、1つにま
とめた後、フィールド単位で間引いて出力するようにし
ているので、従来のAVサーバにおけるように1つの出
力部内に復号器を2個設けたり復号器の処理クロック速
度を上げたりすることなく、1倍速を超える速度での再
生時にデータをフィールド単位で再生することができ
る。
【0038】なお、第1ステップでは、一例として請求
項10に記載のように、この第1の出力部内の復号器及
びこの第2の出力部内の復号器にそれぞれ1倍速再生時
のレート以内のレートでデータが入力されるようにデー
タを分配することが好適である。それにより、これらの
出力部内の復号器は、1倍速再生時のレートでデータを
入力できるだけの処理クロック速度のもので足りるよう
になる。
【0039】次に、本出願人は、請求項11に記載のよ
うに、例えばAVサーバのような、ノンリニアアクセス
可能な記録媒体を用いてデータの記録及び/または再生
を行う記録再生手段と、外部から入力したデータを記録
再生手段に転送する入力部と、記録再生手段から転送さ
せたデータを復号して外部に出力する複数の出力部とを
有し、入力部及び出力部はそれぞれ割り当てられたタイ
ムスロット内に記録再生手段との間での転送を行う入出
力処理手段とを有するデータ記録再生装置における可変
速再生方法において、1倍速を超える速度での再生時
に、複数の出力部のうちの第1の出力部及びこの第1の
出力部とは別の第2の出力部に、記録再生手段から連続
したデータを転送させる第1ステップと、この第1の出
力部内の復号器で復号されたデータとこの第2の出力部
内の復号器で復号されたデータとの両方を記憶手段に書
き込む第2ステップと、この記憶手段から再生速度に応
じてフィールド単位でデータを読み出す第3ステップと
を含んだものを提案する。
【0040】この可変速再生方法では、1倍速を超える
速度での再生時に、複数の出力部のうちの第1の出力部
及びそれとは別の第2の出力部に、記録再生手段から連
続したデータを転送させ、これらの出力部内の復号器で
復号されたデータを記憶手段に書き込み、この記憶手段
から再生速度に応じてフィールド単位でデータを読み出
すようにしている。
【0041】このように、記録再生手段から複数の出力
部に連続してデータを転送させ、これらの出力部内の復
号器でそれぞれ復号されたデータを、1つにまとめた
後、フィールド単位で間引いて出力するようにしている
ので、従来のAVサーバにおけるように1つの出力部内
に復号器を2個設けたり復号器の処理クロック速度を上
げたりすることなく、1倍速を超える速度での再生時に
データをフィールド単位で再生することができる。
【0042】しかも、記録再生手段から複数の出力部に
連続して転送させたデータがそれぞれの出力部の復号器
に入力されるので、記録再生手段から1つの出力部に転
送されたデータを複数の出力部の復号器に分配して入力
させる場合と異なり、1つの出力部自体の能力や記録再
生手段から1つの出力部へのデータの転送量による可変
速再生時の再生速度の制約(復号器へのデータの入力レ
ートの制約)が解消される。
【0043】なお、この可変速再生方法に、一例として
請求項12に記載のように、記録再生手段からこの第1
の出力部びこの第2の出力部に転送されたデータを、こ
の第1の出力部内の復号器及びこの第2の出力部内の復
号器にそれぞれ1倍速再生時のレート以内のレートでデ
ータを入力させるステップをさらに含めることが好適で
ある。それにより、これらの出力部内の復号器は、1倍
速再生時のレートでデータを入力できるだけの処理クロ
ック速度のもので足りるようになる。
【0044】
【発明の実施の形態】以下では、本発明をAVサーバに
適用した例について説明する。図1は、本発明を適用し
た2入力ポート2出力ポートのAVサーバの全体構成を
示す。このAVサーバ1には、2つの入力ポート2,3
と、2つの出力ポート4,5と、RAID技術を用いた
記録再生部6と、タイミング管理部7と、ファイルシス
テム8と、制御器9とが設けられている。
【0045】入力ポート2,3,出力ポート4,5は、
それぞれ下りバス10及び上りバス11を介して記録再
生部6と接続されている。また、入力ポート2,3,出
力ポート4,5は、それぞれ制御バス12を介して制御
器9と接続されている。
【0046】各入力ポート2,3,出力ポート4,5に
は、タイミング管理部7からタイムスロット信号TSが
与えられている。このタイムスロット信号TSは、下り
バス10及び上りバス11の使用を許可するタイムスロ
ット(所定フレーム分の時間間隔)を、入力ポート2,
3,出力ポート4,5に順番に繰り返し割り当てる信号
である。
【0047】各入力ポート2,3,出力ポート4,5
が、それぞれこのタイムスロット信号TSによって割り
当てられたタイムスロット内でのみ下りバス10及び上
りバス11を介して記録再生部6との間でのAVデータ
の転送を行うことにより、タイムスロットよりも長い時
間間隔でみると、複数のAVデータの同時記録・再生が
実現される。
【0048】タイミング管理部7は、AVサーバ1の外
部から入力端子Rを通して供給される基準ビデオ信号
(REF信号)に基づいてこのタイムスロット信号TS
を生成する。また、タイミング管理部7は、基準ビデオ
信号のフレーム同期信号REFFRAMEを生成してお
り、このフレーム同期信号REFFRAMEも入力ポー
ト2,3,出力ポート4,5に送られる。
【0049】入力ポート2には、圧縮器2Aと、バッフ
ァメモリ2Bと、制御器2Cとが設けられている。入力
ポート3も、入力ポート2と同一構成のものであり、圧
縮器3Aと、バッファメモリ3Bと、制御器3Cとが設
けられている。入力ポート2の圧縮器2Aと、入力ポー
ト3の圧縮器3Aとには、外部からこのAVサーバ1に
送られた別々のAVデータ(例えば、ネットワークを利
用して、SDI(Serial Digital Interface:SMPT
E−259Mとして規格化されている)やSDTI(Se
rial Digital Transfer Interface :SMPTE−30
5Mとして規格化されている)、さらには非同期伝送フ
ォーマットであるATM( Asynchronous Transfer Mo
de)ファイバチャンネル(Fibre Channel )等の伝送フ
ォーマットで送られたAVデータ)が、それぞれ入力端
子D1,D2を通して入 力される。
【0050】圧縮器2A,3Aは、それぞれ所定の符号
化方式(例えばMPEG)でAVデータのビットレート
を圧縮するものである。圧縮器2A,3Aで圧縮された
AVデータは、それぞれバッファメモリ2B,3Bに送
られる。
【0051】制御器2C,3Cには、AVサーバ1の上
位装置(例えばパーソナルコンピュータ)から、入力ポ
ート2,3の動作を指示する制御信号(例えばシリアル
インターフェースの標準規格であるRS−422に従っ
た制御信号)がそれぞれ制御端子C1,C2を通して与
えられる。
【0052】制御器2C,3Cは、それぞれ入力ポート
2,3全体を制御するものであり、例えばマイクロプロ
セッサから成っている。制御器2C,3Cは、動作の開
始を指示する制御信号が与えられると、圧縮器2A,3
Aからバッファメモリ2B,3Bに送られたAVデータ
を、それぞれバッファメモリ2B,3Bに一時的に記憶
させる。
【0053】また、入力ポート2,3の動作時には、制
御器9により、記録再生部6内の空き領域を示す情報が
ファイルシステム8から取得される。そして、その空き
領域を伝える信号が、制御器9から制御バス12を介し
てそれぞれ制御器2C,3Cに送られる。
【0054】制御器9は、AVサーバ1の全体を制御す
るものであり、例えばマイクロプロセッサから成ってい
る。ファイルシステム8は、記録再生部6に現在記録さ
れているAVデータのファイル名と、記録再生部6内で
そのファイル名のAVデータが記録されている領域のア
ドレスとを対応させて管理すると共に、記録再生部6の
現在の空き領域のアドレスを管理するものであり、それ
らの管理情報(ファイルシステム情報)を作成する制御
回路(例えばCPU)と、この制御回路で作成されたフ
ァイルシステム情報を記憶する記憶回路(例えばRA
M)とを含んでいる。
【0055】ファイルシステム8では、ファイルシステ
ム情報として、ファイルエントリ,レコードエントリ及
びフリースペースリストを作成する。このうち、ファイ
ルエントリは、各ファイルについて1つ作成されるもの
であり、ファイル名と、そのファイルについての最初の
レコードエントリの先頭位置のアドレスへのポインタ情
報(すなわち最初のレコードエントリへのリンク情報)
とが書き込まれる。
【0056】レコードエントリは、記録再生部6内のH
D上で1つのファイルが記録されている連続領域毎に作
成される。1つのファイルは、HD上の空き領域の長さ
及び場所の都合でHD上の互いに離れた複数の連続領域
に飛び飛びに記録されることが多いので、通常はレコー
ドエントリも複数作成される。最初の連続記録について
のレコードエントリには、その連続領域の先頭位置のア
ドレス(すなわちHD上のそのファイルの最初の記録位
置のアドレス)を示す先頭位置データと、先頭位置から
そのファイルどれだけの長さ連続して記録されているか
を示すデータと、次のレコードエントリの先頭位置のア
ドレスへのポインタ情報(すなわち次のレコードエント
リへのリンク情報)とが書き込まれる。
【0057】2番目以降の連続記録についてのレコード
エントリにも、その連続領域の先頭位置のアドレスを示
す先頭位置データと、先頭位置からそのファイルがどれ
だけの長さ連続して記録されているかを示すデータと、
次のレコードエントリの先頭位置のアドレスへのポイン
タ情報とが書き込まれる。そして、最後のレコードエン
トリには、このポインタ情報に代えて、その連続領域で
ファイルの記録が終了していることを示すデータが書き
込まれる。
【0058】フリースペースリストは、記録再生部6内
のHD上のデータが未記録の空き領域を示すためのもの
であり、個々の空き領域毎に作成される。各フリースペ
ースリストには、空き領域の先頭位置のアドレスを示す
先頭位置データと、先頭位置からどれだけの長さのデー
タを書き込める空き領域が連続して存在しているかを示
すデータと、次のフリースペースリストの先頭位置のア
ドレスへのポインタ情報(すなわち次のフリースペース
リストへのリンク情報)とが書き込まれる。
【0059】入力ポート2,3の制御器2C,3Cは、
それぞれタイミング管理部7からのタイムスロット信号
TSによって割り当てられたタイムスロット内に、それ
までバッファメモリ2Cに一時的に記憶させていたAV
データをバッファメモリ2B,3Bから読み出し、制御
器9から伝えられた空き領域への書込みを指示するコマ
ンドをこのAVデータに付加して、下りバス10を介し
て記録再生部6に転送する。
【0060】図2は、記録再生部6の構成の概要を示
す。記録再生部6は、RAID技術を用いて構築された
ものであり、映像データ記録用の複数台のHDD21
と、音声データ記録用の複数台のHDD22と、これら
のHDD21及び22を制御するディスクアレイコント
ローラ23とを含んでいる。下りバス10を介して入力
ポート2,3から転送されたAVデータは、ディスクア
レイコントローラ23に入力される。
【0061】この記録再生部6では、映像データに関し
ては例えばRAID−3が採用されており、ディスクア
レイコントローラ23は、AVデータに付加された書込
み指示のコマンドに基づき、入力したAVデータのうち
の映像データを、一定の長さのブロックに分割して1台
を除く全てのHDD21内のそのコマンドの示す空き領
域に記録し、かつ、それらのHDD21の互いに対応す
るデータブロックの排他的論理和であるパリティデータ
を生成して残りの1台のHDD21内のそのコマンドの
示す空き領域に書き込む。
【0062】他方、この記録再生部6では、音声データ
に関しては例えばRAID−1が採用されてHDD22
が2台設けられており、ディスクアレイコントローラ2
3は、AVデータに付加された書込み指示のコマンドに
基づき、入力したAVデータのうちの音声データを、2
台のHDD22内のそのコマンドの示す空き領域にそれ
ぞれ書き込む。
【0063】そして、再生時には、ディスクアレイコン
トローラ23は、後述の読出し指示のコマンドに基づ
き、各HDD21内のそのコマンドの示す領域から映像
データ及びパリティデータを読み出し、それらの映像デ
ータを単一化された後パリティデータを用いてエラー訂
正することにより映像データを再生する。また、2台の
HDD22(1台のHDD22に障害がある場合には残
りの1台のHDD22)内のそのコマンドの示す領域か
ら音声データを再生する。そして、再生した映像データ
と音声データとを多重化し、その多重化したAVデータ
にステータスデータを付加して、出力ポート4,5のう
ち読出し指示のコマンドを発した出力ポートに上りバス
11を介して転送する。
【0064】図1に示すように、出力ポート4と出力ポ
ート5とは、同一の基板13上に形成されている。図3
は、出力ポート4,5の構成の一例を示す。出力ポート
4には、バッファメモリ4Aと、2入力1出力のデマル
チプレクサ4Bと、復号器4Cと、2入力1出力のデマ
ルチプレクサ4Dと、フレームメモリ4Eと、制御器4
Fとが設けられている。出力ポート5も、出力ポート4
と同一構成のものであり、バッファメモリ5Aと、2入
力1出力のデマルチプレクサ5Bと、復号器5Cと、2
入力1出力のデマルチプレクサ5Dと、フレームメモリ
5Eと、制御器5Fとが設けられている。
【0065】バッファメモリ4A,5Aは、図1の記録
再生部6から上りバス12を介して出力ポート4,5に
転送されたAVデータを、それぞれ一時的に記憶するた
めのものである。バッファメモリ4Aから読み出された
AVデータは、デマルチプレクサ4Bの一方の入力端に
入力されるとともに、出力ポート5のデマルチプレクサ
5Bの一方の入力端に入力される。デマルチプレクサ4
Bから出力されたAVデータは、復号器4Cに入力され
る。
【0066】また、バッファメモリ5Aから読み出され
たAVデータは、デマルチプレクサ5Bの他方の入力端
に入力されるとともに、出力ポート4のデマルチプレク
サ4Bの他方の入力端に入力される。デマルチプレクサ
5Bから出力されたAVデータは、復号器5Cに入力さ
れる。
【0067】復号器4C,5Cは、それぞれ入力ポート
2,3の圧縮器2A,3Aと同じ符号化方式でAVデー
タを復号するものである。復号器4Cで復号されたAV
データは、デマルチプレクサ4Dの一方の入力端に入力
されるとともに、出力ポート5のデマルチプレクサ5D
の一方の入力端に入力される。デマルチプレクサ4Dか
ら出力されたAVデータは、フレームメモリ4Eに送ら
れる。フレームメモリ4Eから読み出されたAVデータ
は、出力ポート4から、図1の出力端子D3を通してA
Vサーバ1の外部に出力され、例えばネットワークを利
用して他の機器に送られる。
【0068】また、復号器5Cで復号されたAVデータ
は、デマルチプレクサ5Dの他方の入力端に入力される
とともに、出力ポート4のデマルチプレクサ4Dの他方
の入力端に入力される。デマルチプレクサ5Dから出力
されたAVデータは、フレームメモリ5Eに送られる。
フレームメモリ5Eから読み出されたAVデータは、出
力ポート5から、図1の出力端子D4を通してAVサー
バ1の外部に出力され、例えばネットワークを利用して
他の機器に送られる。
【0069】制御器4F,5Fは、それぞれ出力ポート
4,5全体を制御するものであり、例えばマイクロプロ
セッサから成っている。各出力ポート4,5の制御器4
F,5Fにも、AVサーバ1の上位装置から、出力ポー
ト4,5の動作を指示する制御信号がそれぞれ図1の制
御端子C3,C4を通して与えられる。
【0070】次に、このAVサーバ1におけるAVデー
タの再生動作を、図4乃至図6のタイミングチャートを
参照しつつ、1倍速での再生時と、1倍速を超える速度
での再生時(1.5倍速再生時及び2倍速再生時)とに
分けて説明する。なお、ここでは出力ポート4からAV
データを出力させる場合について説明するが、出力ポー
ト5からAVデータを出力させる場合の再生動作も全く
同様である。
【0071】〔1倍速再生時の動作例〕操作者が、AV
サーバ1の上位装置であるパーソナルコンピュータ等を
操作することにより、出力ポート4を用いて再生させた
いAVデータのファイル名を選択するとともにそのAV
データの再生速度として1倍速を選択すると、そのファ
イル名を指定するとともに1倍速での再生を指示する制
御信号が、その上位装置から制御端子C5を通して制御
器9に与えられる。
【0072】制御器9は、この制御信号で指定されたフ
ァイル名に対応した記録再生部6内の記録領域の情報
を、ファイルシステム8から取得する。そして、その記
録領域と再生速度が1倍速であることとを伝える信号
を、制御バス12を介して出力ポート4の制御器4Fに
送る。
【0073】制御器4Fは、タイミング管理部7からの
タイムスロット信号TSによって出力ポート4に割り当
てられたタイムスロット内に、制御器9から伝えられた
記録領域からのAVデータの読出し及び出力ポート4へ
の転送を指示するコマンドを、下りバス11を介して記
録再生部6に送る。
【0074】そして、制御器4Fは、そのコマンドに基
づいて記録再生部6で再生されて上りバス12を介して
出力ポート4に転送されたAVデータ(図2のディスク
アレイコントローラ23によりHDD21,22から再
生されたAVデータ)を、バッファメモリ4Aに一時的
に記憶させる。
【0075】また、制御器4Fは、図4Aに示すよう
に、バッファメモリ4Aから1倍速時のレート(フレー
ム同期信号REFFRAMEの1周期あたり1フレーム
のレート)で1フレーム目,2フレーム目,…というよ
うに各フレームのAVデータを読み出していく。
【0076】そして、制御器4Fは、デマルチプレクサ
4Bに、バッファメモリ4Aから入力されるAVデータ
を出力させるとともに、デマルチプレクサ4Dに、復号
器4Cから入力されるAVデータを出力させてフレーム
メモリ4Eに送らせ、フレームメモリ4EにこのAVデ
ータを書き込ませる。これにより、図4Bに示すよう
に、バッファメモリ4Aから読み出された各フレームの
AVデータが復号器4Cで復号され、復号器4Cで復号
されたAVデータがフレームメモリ4Eに書き込まれ
る。
【0077】そして、制御器4Fは、図4Cに示すよう
に、フレームメモリ4EからすべてのフレームのAVデ
ータ(1フレーム目の奇数フィールド1−O及び偶数フ
ィールド1−E,2フレーム目の奇数フィールド2−O
及び偶数フィールド2−E,…のAVデータ)を読み出
していき、このAVデータが、出力ポート4から図1の
出力端子D3を通してAVサーバ1の外部に出力され
る。
【0078】このように、1倍速再生時には、出力ポー
ト4を単独で用いて、1倍速でAVデータが再生され
る。したがって、このときには、出力ポート5のほうは
他のデータの再生のために独立して用いることができ
る。
【0079】〔1.5倍速再生時の動作例1〕操作者
が、AVサーバ1の上位装置を操作することにより、出
力ポート4を用いて再生させたいAVデータのファイル
名を選択するとともにそのAVデータの再生速度として
1.5倍速を選択すると、そのファイル名を指定すると
ともに1.5倍速での再生を指示する制御信号が、その
上位装置から制御端子C5を通して制御器9に与えられ
る。
【0080】制御器9は、この制御信号で指定されたフ
ァイル名に対応した記録再生部6内の記録領域の情報
を、ファイルシステム8から取得する。そして、その記
録領域と再生速度が1.5倍速であることとを伝える信
号を、制御バス12を介して出力ポート4の制御器4F
に送る。また、制御器9は、出力ポート4を用いたAV
データの再生速度が1.5倍速であることを伝える信号
を、制御バス12を介して出力ポート5の制御器5Fに
も送る。
【0081】制御器4Fは、出力ポート4に割り当てら
れたタイムスロット内に、制御器9から伝えられた記録
領域からのAVデータの読出し及び出力ポート4への転
送を指示するコマンドを、下りバス11を介して記録再
生部6に送る。
【0082】そして、制御器4Fは、そのコマンドに基
づいて記録再生部6で再生されて上りバス12を介して
出力ポート4に転送されたAVデータを、バッファメモ
リ4Aに一時的に記憶させる。
【0083】また、制御器4Fは、図5Aに示すよう
に、バッファメモリ4Aから1.5倍速時のレート(フ
レーム同期信号REFFRAMEの2周期あたり3フレ
ームのレート)で1フレーム目,2フレーム目,…とい
うように各フレームのAVデータを読み出していく。そ
して、制御器4Fは、デマルチプレクサ4Bに、バッフ
ァメモリ4Aから入力されるAVデータのうちの1フレ
ーム目及び2フレーム目,4フレーム目及び5フレーム
目…のデータを間欠的に(すなわち1倍速時のレート
で)出力させる。
【0084】他方、出力ポート5の制御器5Fは、出力
ポート4を用いたAVデータの再生速度が1.5倍速で
あることが制御器9から伝えられると、デマルチプレク
サ5Bに、バッファメモリ4Aから入力されるAVデー
タのうちの3フレーム目,6フレーム目…のデータを間
欠的に(すなわち0.5倍速時のレートで)出力させ
る。
【0085】これにより、図5B,Cに示すように、バ
ッファメモリ4Aから読み出されたAVデータが、1フ
レーム目及び2フレーム目が復号器4C、3フレーム目
が復号器5C、4フレーム目及び5フレーム目が復号器
4C、6フレーム目が復号器5C、…というように、出
力ポート4の復号器4C,出力ポート5の復号器5Cに
それぞれ1倍速時,0.5倍速時のレートで分配して入
力されて、これらの復号器4C,5Cで復号される。
【0086】制御器4Fは、デマルチプレクサ4Dに、
復号器4Cから入力されるAVデータと出力ポート5の
復号器5Cから入力されるAVデータとをともに出力さ
せてフレームメモリ4Eに送らせ、フレームメモリ4E
にこのAVデータを書き込ませる。これにより、バッフ
ァメモリ4Aから読み出されて復号器4C,5Cで復号
されたすべてのフレームのAVデータが、フレームメモ
リ4Eにまとめて書き込まれる。
【0087】そして、制御器4Fは、図5Dに示すよう
に、フレームメモリ4EからAVデータを1フレーム目
の奇数フィールド1−O及び偶数フィールド1−E,2
フレーム目の偶数フィールド2−E,3フレーム目の奇
数フィールド3−O,4フレーム目の奇数フィールド4
−O及び偶数フィールド4−E,5フレーム目の偶数フ
ィールド5−E,…というようにフィールド単位で間引
いて読み出していき、このAVデータが、出力ポート4
から図1の出力端子D3を通してAVサーバ1の外部に
出力される。
【0088】〔2倍速再生時の動作例1〕操作者が、A
Vサーバ1の上位装置を操作することにより、出力ポー
ト4を用いて再生させたいAVデータのファイル名を選
択するとともにそのAVデータの再生速度として2倍速
を選択すると、そのファイル名を指定するとともに2倍
速での再生を指示する制御信号が、その上位装置から制
御端子C5を通して制御器9に与えられる。
【0089】制御器9は、この制御信号で指定されたフ
ァイル名に対応した記録再生部6内の記録領域の情報
を、ファイルシステム8から取得する。そして、その記
録領域と再生速度が2倍速であることとを伝える信号
を、制御バス12を介して出力ポート4の制御器4Fに
送る。また、制御器9は、出力ポート4を用いたAVデ
ータの再生速度が2倍速であることを伝える信号を、制
御バス12を介して出力ポート5の制御器5Fにも送
る。
【0090】制御器4Fは、出力ポート4に割り当てら
れたタイムスロット内に、制御器9から伝えられた記録
領域からのAVデータの読出し及び出力ポート4への転
送を指示するコマンドを、下りバス11を介して記録再
生部6に送る。
【0091】そして、制御器4Fは、そのコマンドに基
づいて記録再生部6で再生されて上りバス12を介して
出力ポート4に転送されたAVデータを、バッファメモ
リ4Aに一時的に記憶させる。
【0092】また、制御器4Fは、図6Aに示すよう
に、バッファメモリ4Aから2倍速時のレート(フレー
ム同期信号REFFRAMEの1周期あたり2フレーム
のレート)で1フレーム目,2フレーム目,…というよ
うに各フレームのAVデータを読み出していく。そし
て、制御器4Fは、デマルチプレクサ4Bに、バッファ
メモリ4Aから入力されるAVデータのうちの1フレー
ム目,3フレーム目…のデータを間欠的に(すなわち1
倍速時のレートで)出力させる。
【0093】他方、出力ポート5の制御器5Fは、出力
ポート4を用いたAVデータの再生速度が1.5倍速で
あることが制御器9から伝えられると、デマルチプレク
サ5Bに、バッファメモリ4Aから入力されるAVデー
タのうちの2フレーム目,4フレーム目…のデータを間
欠的に(すなわち1倍速時のレートで)出力させる。
【0094】これにより、図6B,Cに示すように、バ
ッファメモリ4Aから読み出されたAVデータが、1フ
レーム目が復号器4C、2フレーム目が復号器5C、3
フレーム目が復号器4C、4フレーム目が復号器5C、
…というように、出力ポート4の復号器4Cと出力ポー
ト5の復号器5Cとに1倍速時のレートで分配して入力
されて、これらの復号器4C,5Cで復号される。
【0095】制御器4Fは、デマルチプレクサ4Dに、
復号器4Cから入力されるAVデータと出力ポート5の
復号器5Cから入力されるAVデータとをともに出力さ
せてフレームメモリ4Eに送らせ、フレームメモリ4E
にこのAVデータを書き込ませる。これにより、バッフ
ァメモリ4Aから読み出されて復号器4C,5Cで復号
されたすべてのフレームのAVデータが、フレームメモ
リ4Eにまとめて書き込まれる。
【0096】そして、制御器4Fは、図6Dに示すよう
に、フレームメモリ4EからAVデータを1フレーム目
の奇数フィールド1−O,2フレーム目の奇数フィール
ド2−O,3フレーム目の奇数フィールド3−O,4フ
レーム目の奇数フィールド4−O,5フレーム目の奇数
フィールド5−O…というようにフィールド単位で間引
いて読み出していき、このAVデータが、出力ポート4
から図1の出力端子D3を通してAVサーバ1の外部に
出力される。
【0097】このように、1.5倍速再生時や2倍速再
生時には、記録再生部6から出力ポート4に転送された
AVデータが、出力ポート4の復号器4Cと出力ポート
5の復号器5Cとに分配され、これらの復号器4C,5
Cで復号されたデータが、フレームメモリ4Eにより1
つにまとめられた後、フィールド単位で間引かれて出力
ポート4から出力される。したがって、出力ポート4内
に復号器を2個設けたり復号器の処理クロック速度を上
げたりすることなく、AVデータをフィールド単位で再
生して動きの滑らかな動画像を再現することができる。
【0098】また、復号器4C,5Cには、それぞれ1
倍速再生時のレート以内のレートでデータが入力される
ので、これらの復号器は、1倍速再生時のレートでデー
タを入力できるだけの処理クロック速度のもので足り
る。
【0099】また、出力ポート4と出力ポート5とは1
つの基板13上に形成されているので、一方の出力ポー
トから他方の出力ポートの復号器へのAVデータの分配
や一方の出力ポートから他方の出力ポートのフレームメ
モリへのAVデータの送付のための配線を、この基板1
3上で簡単に施すことができる。
【0100】ところで、以上の1.5倍速再生時,2倍
速再生時の動作例1では、バッファメモリ4Aからそれ
ぞれ1.5倍速時,2倍速時のレートでAVデータを読
み出している。しかし、バッファメモリ4Aの容量によ
っては、バッファメモリ4Aから1倍速時を超えるレー
トでAVデータを読み出せない場合がある。また、タイ
ムスロット内に記録再生部6から出力ポート4に転送さ
れてバッファメモリ4Aに書き込まれるAVデータの量
には、タイムスロットの長さや記録再生部6の処理能力
や上りバス11のバンド幅等による限界があるので、こ
の転送量によっても、バッファメモリ4Aから1倍速時
を超えるレートでAVデータを読み出せない場合があ
る。そこで、次にそのような場合の1.5倍速再生時,
2倍速再生時の動作例を、図7及び図8のタイミングチ
ャートを参照しつつ説明する。
【0101】〔1.5倍速での再生時の動作例2〕操作
者が、AVサーバ1の上位装置を操作することにより、
出力ポート4を用いて再生させたいAVデータのファイ
ル名を選択するとともにそのAVデータの再生速度とし
て1.5倍速を選択すると、そのファイル名を指定する
とともに1.5倍速での再生を指示する制御信号が、そ
の上位装置から制御端子C5を通して制御器9に与えら
れる。
【0102】制御器9は、この制御信号で指定されたフ
ァイル名に対応した記録再生部6内の記録領域の情報
を、ファイルシステム8から取得する。そして、その記
録領域のうち、1フレーム目及び2フレーム目,4フレ
ーム目及び5フレーム目,…というように、3の倍数の
フレーム目を抜かしたAVデータの記録領域を伝える信
号を、制御バス12を介して出力ポート4の制御器4F
に送る。また、3フレーム目,6フレーム目,…という
ように、3の倍数のフレーム目のAVデータの記録領域
を伝える信号を、出力ポート5の制御器5Fに送る。
【0103】出力ポート4の制御器4Fは、出力ポート
4に割り当てられたタイムスロット内に、制御器9から
伝えられた記録領域からのAVデータの読出し及び出力
ポート4への転送を指示するコマンドを、下りバス11
を介して記録再生部6に送る。そして、制御器4Fは、
そのコマンドに基づいて記録再生部6で再生されて上り
バス12を介して出力ポート4に転送されたAVデータ
を、バッファメモリ4Aに一時的に記憶させる。
【0104】また、制御器4Fは、バッファメモリ4A
から1倍速時のレートでAVデータを読み出していき、
デマルチプレクサ4Bに、バッファメモリ4Aから入力
されるAVデータを出力させる。これにより、図7Aに
示すように、1フレーム目及び2フレーム目,4フレー
ム目及び5フレーム目,…のAVデータがバッファメモ
リ4Aから読み出され、図7Cに示すように、このAV
データが復号器4Cで復号される。
【0105】他方、出力ポート5の制御器5Fも、出力
ポート5に割り当てられたタイムスロット内に、制御器
9から伝えられた記録領域からのAVデータの読出し及
び出力ポート5への転送を指示するコマンドを、下りバ
ス11を介して記録再生部6に送る。そして、制御器5
Fは、そのコマンドに基づいて記録再生部6で再生され
て上りバス12を介して出力ポート5に転送されたAV
データを、バッファメモリ5Aに一時的に記憶させる。
【0106】また、制御器5Fは、バッファメモリ5A
から0.5倍速時のレートでAVデータを読み出してい
き、デマルチプレクサ5Bに、バッファメモリ5Aから
入力されるAVデータを出力させる。これにより、図7
Bに示すように、3フレーム目,6フレーム目,…のA
Vデータがバッファメモリ5Aから読み出され、図7D
に示すように、このAVデータが復号器5Cで復号され
る。
【0107】出力ポート4の制御器4Fは、デマルチプ
レクサ4Dに、復号器4Cから入力されるAVデータと
出力ポート5の復号器5Cから入力されるAVデータと
をともに出力させてフレームメモリ4Eに送らせ、フレ
ームメモリ4EにこのAVデータを書き込ませる。これ
により、バッファメモリ4Aから読み出されて復号器4
C,5Cで復号されたすべてのフレームのAVデータ
が、フレームメモリ4Eにまとめて書き込まれる。
【0108】そして、制御器4Fは、図7Eに示すよう
に、フレームメモリ4EからAVデータを1フレーム目
の奇数フィールド1−O及び偶数フィールド1−E,2
フレーム目の偶数フィールド2−E,3フレーム目の奇
数フィールド3−O,4フレーム目の奇数フィールド4
−O及び偶数フィールド4−E,5フレーム目の偶数フ
ィールド5−E,…というようにフィールド単位で間引
いて読み出していき、このAVデータが、出力ポート4
から図1の出力端子D3を通してAVサーバ1の外部に
出力される。
【0109】〔2倍速での再生時の動作例2〕操作者
が、AVサーバ1の上位装置を操作することにより、出
力ポート4を用いて再生させたいAVデータのファイル
名を選択するとともにそのAVデータの再生速度として
2倍速を選択すると、そのファイル名を指定するととも
に2倍速での再生を指示する制御信号が、その上位装置
から制御端子C5を通して制御器9に与えられる。
【0110】制御器9は、この制御信号で指定されたフ
ァイル名に対応した記録再生部6内の記録領域の情報
を、ファイルシステム8から取得する。そして、その記
録領域のうち、1フレーム目,3フレーム目,…という
ように、奇数フレーム目のAVデータの記録領域を伝え
る信号を、制御バス12を介して出力ポート4の制御器
4Fに送る。また、2フレーム目,4フレーム目,…と
いうように、偶数フレーム目のAVデータの記録領域を
伝える信号を、出力ポート5の制御器5Fに送る。
【0111】出力ポート4の制御器4Fは、出力ポート
4に割り当てられたタイムスロット内に、制御器9から
伝えられた記録領域からのAVデータの読出し及び出力
ポート4への転送を指示するコマンドを、下りバス11
を介して記録再生部6に送る。そして、制御器4Fは、
そのコマンドに基づいて記録再生部6で再生されて上り
バス12を介して出力ポート4に転送されたAVデータ
を、バッファメモリ4Aに一時的に記憶させる。
【0112】また、制御器4Fは、バッファメモリ4A
から1倍速時のレートでAVデータを読み出していき、
デマルチプレクサ4Bに、バッファメモリ4Aから入力
されるAVデータを出力させる。これにより、図8Aに
示すように、1フレーム目,3フレーム目,…のAVデ
ータがバッファメモリ4Aから読み出され、図8Cに示
すように、このAVデータが復号器4Cで復号される。
【0113】他方、出力ポート5の制御器5Fも、出力
ポート5に割り当てられたタイムスロット内に、制御器
9から伝えられた記録領域からのAVデータの読出し及
び出力ポート5への転送を指示するコマンドを、下りバ
ス11を介して記録再生部6に送る。そして、制御器5
Fは、そのコマンドに基づいて記録再生部6で再生され
て上りバス12を介して出力ポート5に転送されたAV
データを、バッファメモリ5Aに一時的に記憶させる。
【0114】また、制御器5Fは、バッファメモリ5A
から1倍速時のレートでAVデータを読み出していき、
デマルチプレクサ5Bに、バッファメモリ5Aから入力
されるAVデータを出力させる。これにより、図8Bに
示すように、2フレーム目,4フレーム目,…のAVデ
ータがバッファメモリ5Aから読み出され、図8Dに示
すように、このAVデータが復号器5Cで復号される。
【0115】出力ポート4の制御器4Fは、デマルチプ
レクサ4Dに、復号器4Cから入力されるAVデータと
出力ポート5の復号器5Cから入力されるAVデータと
をともに出力させてフレームメモリ4Eに送らせ、フレ
ームメモリ4EにこのAVデータを書き込ませる。これ
により、バッファメモリ4Aから読み出されて復号器4
C,5Cで復号されたすべてのフレームのAVデータ
が、フレームメモリ4Eにまとめて書き込まれる。
【0116】そして、制御器4Fは、図8EDに示すよ
うに、フレームメモリ4EからAVデータを1フレーム
目の奇数フィールド1−O,2フレーム目の奇数フィー
ルド2−O,3フレーム目の奇数フィールド3−O,4
フレーム目の奇数フィールド4−O,5フレーム目の奇
数フィールド5−O…というようにフィールド単位で間
引いて読み出していき、このAVデータが、出力ポート
4から図1の出力端子D3を通してAVサーバ1の外部
に出力される。
【0117】このように、この1.5倍速再生時,2倍
速再生時の動作例2では、記録再生部6から出力ポート
4,5に連続して転送させたAVデータがそれぞれのバ
ッファメモリ4A,5Aから読み出されて復号器4C,
5Cに入力されるので、記録再生部6から1つの出力ポ
ート4に転送されたAVデータがバッファメモリ4Aか
ら読み出されて復号器4C,5Cに入力される場合と異
なり、バッファメモリ4Aの容量や、タイムスロット内
に記録再生部6から出力ポート4に転送されてバッファ
メモリ4Aに書き込まれるAVデータの量にかかわら
ず、1.5倍速,2倍速でAVデータを再生することが
できる。
【0118】なお、1倍速を超える速度での再生時に、
この動作例2のように記録再生部6から出力ポート4,
5に連続して転送させたAVデータを復号器4C,5C
に入力させる再生動作のみを行う場合には、デマルチプ
レクサ4B,5Bの設置は省略してもよい。
【0119】また、以上の各例では、復号器4C,5C
に、それぞれ1倍速再生時のレート以内のレートでデー
タを入力させている。しかし、これらの復号器が1倍速
再生時のレートを超えるレートでデータを入力できる処
理クロック速度のものである場合には、これらの復号器
に1倍速再生時のレートを超えるレートでデータを入力
させるようにしてもよく、それにより、一層速い速度で
AVデータをフィールド単位で再生できるようになる。
【0120】また、以上の例では、出力ポート4,5を
同一の基板13上に形成しているが、これらの出力ポー
トを別々の基板上に形成してもよい。
【0121】また、以上の例では、2つの出力ポートを
有するAVサーバにおいて、1倍速を超える速度での再
生時にAVデータを両方の出力ポートの復号器で復号す
るようにしている。しかし、これに限らず、3つ以上の
出力ポートを有するAVサーバにおいて、1倍速を超え
る速度での再生時にAVデータを3つ以上の出力ポート
の復号器で復号するようにしてもよく、それにより、一
層速い速度でAVデータをフィールド単位で再生できる
ようになる。
【0122】また、本発明は、図1に示した構成のAV
サーバに限らず、適宜の種類のAVサーバに適用してよ
いことはもちろんである。例えば、1または3以上の入
力ポートを有するAVサーバに本発明を適用してもよ
い。また例えば、MPEG以外の符号化方式でAVデー
タを圧縮・伸長するAVサーバに本発明を適用してもよ
い。また例えば、1つのポートが入力ポートとしての機
能と出力ポートとしての機能とを併有するAVサーバに
本発明を適用してもよい。また例えば、RAID技術を
用いないHDDにAVデータを記録するAVサーバや、
HD以外のノンリニアアクセス可能な記録媒体(例えば
半導体メモリや光ディスク)にAVデータを記録するA
Vサーバに本発明を適用してもよい。また例えば、AV
データを記録・再生する機能に加えてAVデータを編集
する機能を備えたAVサーバに本発明を適用してもよ
い。
【0123】また、本発明は、AVサーバ以外の、ノン
リニアアクセス可能な記録媒体を用いてデータの記録・
再生を行うとともに複数の入力部及び出力部でデータの
入出力及び圧縮・復号を行う記録再生装置にも適用して
よい。また、本発明は、以上の例に限らず、本発明の要
旨を逸脱することなく、その他様々の構成をとりうるこ
とはもちろんである。
【0124】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る請求項1に
記載のデータ記録再生装置によれば、記録再生手段から
1つの出力部に転送されたデータを、複数の出力部内の
復号器に分配し、これらの復号器で復号されたデータ
を、1つにまとめた後、フィールド単位で間引いて出力
することができるので、1つの出力部内に復号器を2個
設けたり復号器の処理クロック速度を上げたりすること
によるコストの増大を招くことなく、1倍速を超える速
度での再生時にデータをフィールド単位で再生すること
ができるという効果が得られる。したがって、このデー
タ記録再生装置を例えばAVサーバに適用すれば、コス
トの増大を招くことなく、1倍速を超える速度での再生
時に動きの滑らかな動画像を再現することができるよう
になる。
【0125】また、請求項2に記載のデータ記録再生装
置によれば、1倍速での再生時には、これらの複数の出
力部の各々を、別々のデータの再生のために独立して用
いることができるという効果も得られる。
【0126】また、請求項3に記載のデータ記録再生装
置によれば、これらの複数の出力部内の復号器として、
1倍速再生時のレートでデータを入力できるだけの処理
クロック速度のものを設ければ足りるという効果も得ら
れる。
【0127】また、請求項4に記載のデータ記録再生装
置によれば、記録再生手段から2つの出力部のうちのい
ずれの出力部に転送されたデータも、これらの2つの出
力部内の復号器で復号させた後フィールド単位で間引い
てその出力部から出力することができるという効果や、
一方の出力部から他方の出力部の復号器へのデータの分
配や一方の出力部から他方の出力部の記憶手段へのデー
タの送付のための配線を、これらの2つの出力部を形成
したこの基板上で簡単に施すことができるという効果も
得られる。
【0128】次に、本発明に係る請求項5に記載のデー
タ記録再生装置によれば、このように、記録再生手段か
ら複数の出力部に連続してデータを転送させ、これらの
出力部内の復号器でそれぞれ復号されたデータを、1つ
にまとめた後、フィールド単位で間引いて出力すること
ができるので、1つの出力部内に復号器を2個設けたり
復号器の処理クロック速度を上げたりすることによるコ
ストの増大を招くことなく、1倍速を超える速度での再
生時にデータをフィールド単位で再生することができる
という効果が得られる。したがって、このデータ記録再
生装置を例えばAVサーバに適用すれば、コストの増大
を招くことなく、1倍速を超える速度での再生時に動き
の滑らかな動画像を再現することができるようになる。
【0129】しかも、記録再生手段から複数の出力部に
連続して転送されたデータがそれぞれの出力部の復号器
に入力されるので、記録再生手段から1つの出力部に転
送されたデータが複数の出力部の復号器に分配して入力
される場合と異なり、1つの出力部自体の能力や記録再
生手段から1つの出力部へのデータの転送量による可変
速再生時の再生速度の制約を解消することができるとい
う効果も得られる。
【0130】また、請求項6に記載のデータ記録再生装
置によれば、1倍速での再生時には、これらの複数の出
力部の各々を、別々のデータの再生のために独立して用
いることができるという効果も得られる。
【0131】また、請求項7に記載のデータ記録再生装
置によれば、これらの複数の出力部内の復号器として、
1倍速再生時のレートでデータを入力できるだけの処理
クロック速度のものを設ければ足りるという効果も得ら
れる。
【0132】また、請求項8に記載のデータ記録再生装
置によれば、記録再生手段から2つの出力部に連続して
転送させたデータを、これらの2つの出力部内の復号器
で復号させた後、いずれの出力部からもフィールド単位
で間引いて出力することができるという効果や、一方の
出力部から他方の出力部の記憶手段へのデータの送付の
ための配線を、これらの2つの出力部を形成したこの基
板上で簡単に施すことができるという効果も得られる。
【0133】次に、本発明に係る請求項9に記載の可変
速再生方法によれば、記録再生手段から1つの出力部に
転送されたデータを、複数の出力部内の復号器に分配
し、これらの復号器で復号されたデータを、1つにまと
めた後、フィールド単位で間引いて出力するようにして
いるので、1つの出力部内に復号器を2個設けたり復号
器の処理クロック速度を上げたりすることによるコスト
の増大を招くことなく、1倍速を超える速度での再生時
にデータをフィールド単位で再生することができるとい
う効果が得られる。したがって、この可変速再生方法を
例えばAVサーバに適用すれば、コストの増大を招くこ
となく、1倍速を超える速度での再生時に動きの滑らか
な動画像を再現することができるようになる。
【0134】また、請求項10に記載の可変速再生方法
によれば、これらの複数の出力部内の復号器として、1
倍速再生時のレートでデータを入力できるだけの処理ク
ロック速度のものを設ければ足りるという効果も得られ
る。
【0135】次に、本発明に係る請求項11に記載の可
変速再生方法によれば、記録再生手段から複数の出力部
に連続してデータを転送させ、これらの出力部内の復号
器でそれぞれ復号されたデータを、1つにまとめた後、
フィールド単位で間引いて出力するようにしているの
で、1つの出力部内に復号器を2個設けたり復号器の処
理クロック速度を上げたりすることによるコストの増大
を招くことなく、1倍速を超える速度での再生時にデー
タをフィールド単位で再生することができるという効果
が得られる。したがって、この可変速再生方法を例えば
AVサーバに適用すれば、コストの増大を招くことな
く、1倍速を超える速度での再生時に動きの滑らかな動
画像を再現することができるようになる。
【0136】しかも、記録再生手段から複数の出力部に
連続して転送させたデータがそれぞれの出力部の復号器
に入力されるので、記録再生手段から1つの出力部に転
送されたデータを複数の出力部の復号器に分配して入力
させる場合と異なり、1つの出力部自体の能力や記録再
生手段から1つの出力部へのデータの転送量による可変
速再生時の再生速度の制約を解消することができるとい
う効果も得られる。
【0137】また、請求項12に記載の可変速再生方法
によれば、これらの複数の出力部内の復号器として、1
倍速再生時のレートでデータを入力できるだけの処理ク
ロック速度のものを設ければ足りるという効果も得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したAVサーバの構成例を示すブ
ロック図である。図である。
【図2】図1の記録再生部の構成例を示すブロック図で
ある。
【図3】図1の出力ポートの構成例を示すブロック図で
ある。
【図4】1倍速再生時の出力ポートの動作例を示すタイ
ミングチャートである。
【図5】1.5倍速再生時の出力ポートの動作例を示す
タイミングチャートである。
【図6】2倍速再生時の出力ポートの動作例を示すタイ
ミングチャートである。
【図7】1.5倍速再生時の出力ポートの別の動作例を
示すタイミングチャートである。
【図8】2倍速再生時の出力ポートの別の動作例を示す
タイミングチャートである。
【符号の説明】
1 AVサーバ、 2,3 入力ポート、2A,3A
圧縮器、 2B,3B,4A,5A バッファメモリ、
2C,3C,4F,5F,9 制御器、 4,5 出
力ポート、 4B,4D,5B,5D デマルチプレク
サ、 4C,5C 復号器、 4E,5E フレームメ
モリ、 6 記録再生部、 7 タイミング管理部、
8 ファイルシステム、 10 下りバス、 11 上
りバス、12 制御バス、 13 基板、 21,22
HDD、 23 ディスクアレイコントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C052 AA01 AC05 CC11 DD08 5C053 FA02 FA20 FA23 GA11 GB04 GB21 HA24 KA04 KA21 KA24 LA06 5D044 BC01 CC04 FG30

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノンリニアアクセス可能な記録媒体を用
    いてデータの記録及び/または再生を行う記録再生手段
    と、 外部から入力したデータを前記記録再生手段に転送する
    入力部と、前記記録再生手段から転送させたデータを復
    号して外部に出力する複数の出力部とを有し、前記入力
    部及び前記出力部はそれぞれ割り当てられたタイムスロ
    ット内に前記記録再生手段との間での前記転送を行う入
    出力処理手段とを有するデータ記録再生装置において、 前記記録再生手段から前記複数の出力部のうちの第1の
    出力部に転送されたデータを、該第1の出力部内の復号
    器及び該第1の出力部とは別の第2の出力部内の復号器
    に分配するための分配手段と、 前記第1の出力部内の復号器で復号されたデータ及び前
    記第2の出力部内の復号器で復号されたデータの書き込
    み及び読み出しを行うための記憶手段と、 データの再生速度に応じて前記分配手段及び前記記憶手
    段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とするデー
    タ記録再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデータ記録再生装置に
    おいて、 前記制御手段は、1倍速での再生時には、前記記録再生
    手段から前記第1の出力部に転送されたデータを前記分
    配手段で前記第1の出力部内の復号器にのみ分配させる
    とともに、前記第1の出力部内の復号器で復号されたデ
    ータのみを前記記憶手段に書き込ませて該記憶手段から
    すべてのデータを読み出させ、他方、1倍速を超える速
    度での再生時には、前記記録再生手段から前記第1の出
    力部に転送されたデータを前記分配手段で前記第1の出
    力部内の復号器と前記第2の出力部内の復号器との両方
    に分配させるとともに、前記第1の出力部内の復号器で
    復号されたデータと前記第2の出力部内の復号器で復号
    されたデータとの両方を前記記憶手段に書き込ませて、
    該記憶手段から再生速度に応じてフィールド単位でデー
    タを読み出させることを特徴とするデータ記録再生装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のデータ記録再
    生装置において、 前記制御手段は、1倍速を超える速度での再生時に、前
    記第1の出力部内の復号器及び前記第2の出力部内の復
    号器にそれぞれ1倍速再生時のレート以内のレートでデ
    ータが入力されるように、前記分配手段でデータを分配
    させることを特徴とするデータ記録再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載のデー
    タ記録再生装置において、 1つの基板上に形成された2つの出力部の各々に、前記
    分配手段,前記記憶手段及び前記制御手段を備えたこと
    を特徴とするデータ記録再生装置。
  5. 【請求項5】 ノンリニアアクセス可能な記録媒体を用
    いてデータの記録及び/または再生を行う記録再生手段
    と、 外部から入力したデータを前記記録再生手段に転送する
    入力部と、前記記録再生手段から転送させたデータを復
    号して外部に出力する複数の出力部とを有し、前記入力
    部及び前記出力部はそれぞれ割り当てられたタイムスロ
    ット内に前記記録再生手段との間での前記転送を行う入
    出力処理手段とを有するデータ記録再生装置において、 データの再生速度に応じて、前記複数の出力部のうちの
    第1の出力部及び該第1の出力部とは別の第2の出力部
    に、前記記録再生手段から連続したデータを転送させる
    転送制御手段と、 前記第1の出力部内の復号器で復号されたデータ及び前
    記第2の出力部内の復号器で復号されたデータの書き込
    み及び読み出しを行うための記憶手段と、 データの再生速度に応じて前記記憶手段を制御する制御
    手段とを備えたことを特徴とするデータ記録再生装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のデータ記録再生装置に
    おいて、 前記転送制御手段は、1倍速での再生時には、前記第1
    の出力部にのみデータを転送させ、他方、1倍速を超え
    る速度での再生時には、前記第1の出力部と前記第2の
    出力部との両方に連続したデータを転送させ、 前記制御手段は、1倍速での再生時には、前記第1の出
    力部内の復号器で復号されたデータのみを前記記憶手段
    に書き込ませて該記憶手段からすべてのデータを読み出
    させ、他方、1倍速を超える速度での再生時には、前記
    第1の出力部内の復号器で復号されたデータと前記第2
    の出力部内の復号器で復号されたデータとの両方を前記
    記憶手段に書き込ませて該記憶手段から再生速度に応じ
    てフィールド単位でデータを読み出させることを特徴と
    するデータ記録再生装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または6に記載のデータ記録再
    生装置において、 1倍速を超える速度での再生時に、前記第1の出力部内
    の復号器及び前記第2の出力部内の復号器にそれぞれ1
    倍速再生時のレート以内のレートでデータを入力させる
    制御手段をさらに備えたことを特徴とするデータ記録再
    生装置。
  8. 【請求項8】 請求項5乃至7のいずれかに記載のデー
    タ記録再生装置において、 1つの基板上に形成された2つの出力部の各々に、前記
    記憶手段及び前記制御手段を備えたことを特徴とするデ
    ータ記録再生装置。
  9. 【請求項9】 ノンリニアアクセス可能な記録媒体を用
    いてデータの記録及び/または再生を行う記録再生手段
    と、 外部から入力したデータを前記記録再生手段に転送する
    入力部と、前記記録再生手段から転送させたデータを復
    号して外部に出力する複数の出力部とを有し、前記入力
    部及び前記出力部はそれぞれ割り当てられたタイムスロ
    ット内に前記記録再生手段との間での前記転送を行う入
    出力処理手段とを有するデータ記録再生装置における可
    変速再生方法において、 1倍速を超える速度での再生時に、前記記録再生手段か
    ら前記複数の出力部のうちの第1の出力部に転送された
    データを、該第1の出力部内の復号器及び該第1の出力
    部とは別の第2の出力部内の復号器に、合計で1倍速再
    生時のレートを超えるレートで分配して入力させる第1
    ステップと、 前記第1の出力部内の復号器で復号されたデータと前記
    第2の出力部内の復号器で復号されたデータとの両方を
    記憶手段に書き込む第2ステップと、 前記記憶手段から再生速度に応じてフィールド単位でデ
    ータを読み出す第3ステップとを含むことを特徴とする
    データ記録再生装置における可変速再生方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のデータ記録再生装置
    における可変速再生方法において、 前記第1ステップで、前記第1の出力部内の復号器及び
    前記第2の出力部内の復号器にそれぞれ1倍速再生時の
    レート以内のレートでデータが入力されるようにデータ
    を分配することを特徴とするデータ記録再生装置におけ
    る可変速再生方法。
  11. 【請求項11】 ノンリニアアクセス可能な記録媒体を
    用いてデータの記録及び/または再生を行う記録再生手
    段と、 外部から入力したデータを前記記録再生手段に転送する
    入力部と、前記記録再生手段から転送させたデータを復
    号して外部に出力する複数の出力部とを有し、前記入力
    部及び前記出力部はそれぞれ割り当てられたタイムスロ
    ット内に前記記録再生手段との間での前記転送を行う入
    出力処理手段とを有するデータ記録再生装置における可
    変速再生方法において、 1倍速を超える速度での再生時に、前記複数の出力部の
    うちの第1の出力部及び該第1の出力部とは別の第2の
    出力部に、前記記録再生手段から連続したデータを転送
    させる第1ステップと、 前記第1の出力部内の復号器で復号されたデータと前記
    第2の出力部内の復号器で復号されたデータとの両方を
    記憶手段に書き込む第2ステップと、 前記記憶手段から再生速度に応じてフィールド単位でデ
    ータを読み出す第3ステップとを含むことを特徴とする
    データ記録再生装置における可変速再生方法。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のデータ記録再生装
    置における可変速再生方法において、 前記記録再生手段から前記第1の出力部び前記第2の出
    力部に転送されたデータを、前記第1の出力部内の復号
    器及び前記第2の出力部内の復号器にそれぞれ1倍速再
    生時のレート以内のレートで入力させるステップをさら
    に含んだことを特徴とするデータ記録再生装置における
    可変速再生方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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