JP4126713B2 - 画像再生装置および画像再生方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像データを記録再生するAV(Audio Visual)サーバ等において、画像データを再生する際の操作性を向上させることができるようにする画像再生装置および画像再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、CATV(Cable Television)等の普及による情報提供の多チャネル化に伴い、従来のVTR(Video Tape Recorder)とは異なり、1台の記録再生装置から複数の画像および音声データを同時に再生するという要求が高まりつつある。そして、この要求を満たすために、ハードディスク等のランダムアクセスが可能な記録媒体を使用して、画像データや音声データを記録再生するAVサーバ(またはビデオサーバ)と呼ばれる装置が普及しつつある。
【0003】
例えば、放送局に設置されるAVサーバについては、画質や音質をあるレベル以上に維持するために、データの転送レートが高いことが要求される。さらに、長時間の放送を行うために、多量のデータが記録可能であることや、放送が途切れることがないように、装置の信頼性が高いこと等も要求される。
【0004】
そこで、AVサーバでは、並列運転可能な複数のHDD(Hard Disk Drive)を含む記録再生装置を用いることにより、データ転送レートの高速化と、記録容量の大容量化とが図られ、さらに、パリティデータを記録しておくことにより、万一いずれかのHDDが故障しても、データを復元して信頼性を確保することができるようになされている。
【0005】
ところで、近年においては、複数の素材データを記録しておいて、多チャネルの送出を同時に行ったり、同一の素材データの再生時間をずらして多チャネルで再生するNVOD(Near Video On Demand)システムを構築する等の、多様な使用形態に対応し得るマルチチャネルAVサーバと呼ばれるAVサーバが実現されつつある。
【0006】
このようなマルチチャネルAVサーバに用いられる記録再生装置には、1988年にPatterson等により発表された論文(Patterson,D.A.,Gibson,G.,Kats,R.H.,“A Case for Redundant Arrays of Inexpensive Disk(RAID)",ACM SIGMOD Conference ,Chicago,III.,Jun.1-3,1988.)の中で提唱されているRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)技術が使用されている。この論文の中では、RAIDは、RAID−1からRAID−5までの5つに分類されているが、これらのうち、代表的なものは、RAID−1,RAID−3、およびRAID−5である。なお、説明上の分類として、RAID−0という分類もあるが、これは、複数のハードディスクを並列動作させる方式である。
【0007】
RAID−1は、2つのハードディスクに同じ内容を書き込む方式であり、RAID−3は、入力データを一定の長さに分割して、複数のHDDに記録すると共に、パリティデータを生成して、他の1台のHDDに書き込む方式である。また、RAID−5は、データの分割の単位(ブロック)を大きくして、1つの分割データをデータブロックとして1つのHDDに記録すると共に、各HDDの互いに対応するデータブロックの排他的論理和をとった結果をパリティブロック(パリティデータ)として他のHDDに記録すると共に、パリティブロックを全HDDに分散する方式である。
【0008】
図1は、RAID技術を用いた、従来のAVサーバシステム(システムとは、複数の装置が論理的に集合した物をいい、各構成の装置が同一筐体中にあるか否かは問わない)の一例の構成を示している。
【0009】
このAVサーバシステムは、複数の画像データ(以下、適宜、画像データには、音声データも含まれるものとする)のマルチ入出力の提供が可能なマルチチャネルAVサーバ100を用いて構成されており、例えば、CM(コマーシャル)送出装置やニュース等として利用することができるようになっている。
【0010】
AVサーバ100は、入力画像データを記録するための複数のディスクアレイ装置1101乃至1104と、プロセッサ部120とから構成されている。なお、プロセッサ部120は、各ディスクアレイ装置1101乃至1104に記録する画像データの入力を制御するとともに、各ディスクアレイ装置1101乃至1104から再生された画像データの出力を制御するようになされている。
【0011】
そして、AVサーバ100では、例えば、画像を再生するVTR121や、衛星回線を介してデータを受信するパラボラアンテナ122から入力される複数の入力画像データDI1乃至IN(Nは、2以上の整数値)の各々が、ディスクアレイ装置1101乃至1104の少なくとも1つに記録される。また、AVサーバ100では、ディスクアレイ装置1101乃至1104に記録されたデータが、必要に応じて再生され、例えば、モニタ123や、パラボラアンテナ124に対して、出力データDo1乃至DoNとして出力される。
【0012】
図2は、図1のディスクアレイ装置110i(ここでは、i=1,2,3,4)の構成例を示している。
【0013】
ディスクアレイ装置110iは、複数としての、例えば5台のHDD1311乃至1315と、これらのHDD1311乃至1315を制御するディスクアレイコントローラ130とを備えている。ディスクアレイ装置110iにおいては、データが、HDD1311乃至1315の各々に対して、所定の単位(例えば、1フレームや1GOP(Group Of Picture)単位等)で、並列に読み書きされるようになっている。このように、データが、複数のHDDに対して、並列に読み書きされる方式は、RAID−0と呼ばれる方式であるが、例えば、RAID−3では、複数のHDDのうちの1台が、パリティデータの記録のみに使用され、残りのHDDが、画像データの記録に使用される。
【0014】
なお、図2では、5台のHDD1311乃至1315を図示してあるが、ディスクアレイ装置110iを構成するHDDの数は、これに限られるものではない。
【0015】
ディスクアレイ装置110iでは、ディスクアレイコントローラ130において、例えば、1フレーム分のデータが、1バイト単位等に分割され、この分割されたデータは、HDD1311乃至1315それぞれにおいて並列に書き込まれる。また、ディスクアレイ装置110では、各HDD1311乃至1315に記録されたデータが再生され、ディスクアレイコントローラ130において、この再生された各データが、入力時と同一の状態に多重化されて出力される。
【0016】
ここで、図2では、1フレーム目のデータF1および2フレーム目のデータF2が、各HDD1311乃至1315に、並列に書き込まれている。
【0017】
なお、ディスクアレイ装置110iでは、各HDD1311乃至1315におけるデータのシーク(検索動作)時間の影響を少なくするため、1度のアクセスにおいて、画像データが、ある程度(例えば、数10フレーム分)まとめて読み書きされる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したようなマルチチャンネルAVサーバ100を用いて、例えば、編集システム等を構成する場合には、記録したデータの変速再生を行うことが要求される。即ち、変速再生は、例えば、特定のシーンを探す場合に便利であることから、編集作業等において用いられることが多い。
【0019】
マルチチャンネルAVサーバ100において変速再生を行う方法としては、その再生速度に対応して、フレームを間引いて、画像データの読み出しを行うものがある。しかしながら、画像データの読み出しを、フレームを間引いて行う場合には、1フレームの画像データが、1のHDDに記録されるRAID−5による場合はともかく、1フレームの画像データが、複数のHDDに亘って記録されるRAID−0やRAID−3による場合には、所望の速度の変速再生に必要な画像データを読み出すことができないことがある。
【0020】
即ち、従来においては、複数のHDDに対する画像データの記録が、その記録パターンを特に制御せずに行われていたため、RAID−0やRAID−3では、1フレームの画像データは、例えば、ラインスキャン順(画像データが符号化される場合には、その符号化順)に、複数のHDDに分配され、並列に記録されていく。従って、連続するフレームを再生する場合には、各HDDにおいて、最初のフレームの画像データをシークし、その後は、連続して画像データを読み出せば良いが、飛び飛びのフレームを再生する場合には、各HDDにおいて、読み出すべきフレームの画像データが変わるたびに、そのフレームの画像データをシークする必要がある。HDDにおいては、データのシークに、例えば、10乃至20ミリ秒程度の時間を要するため、読み出すべきフレームの画像データが変わるたびに、データのシークを要する場合には、データの読み出し速度としては、例えば、3フレーム/100msec程度の性能となる。その結果、マルチアクセスを基本とするAVサーバ100において、数フレーム/秒程度の性能でしかデータを出力することができないこととなり、通常必要とされる30フレーム/秒のデータを読み出すことが困難となる。
【0021】
さらに、フレームを間引いて、画像データの読み出しを行う場合には、再生画像において、元の画像の欠落(いわゆるコマ落ち)が生じる。
【0022】
即ち、例えば、フレームF1,F2,F3,..という連続的な画像データを、2倍速で再生する場合においては、フレームF1,F3,F5,F7,F9,...という飛び飛びのデータが読み出されることになるが、この場合、再生画像において、フレームF2,F4,F6,F8,...が欠落することになる。また、例えば、4倍速で再生する場合には、出力されるデータは、フレームF1,F5,F9,...となり、2倍速再生の場合に比較して、さらに、元の画像が欠落することになる。このように、再生速度を増す毎に、画像の欠落が大きくなる。
【0023】
変速再生は、上述したように、編集作業において、特定のシーンを探す場合等に用いられることが多いから、変速再生時に、フレームの欠落が生じると、例えば、フラッシュが焚かれた場面が表示されたフレーム等のように、瞬間的な画像が表示されたフレームを探し出すことが困難となり、編集作業に影響を与えることになる。
【0024】
そこで、本件出願人は、例えば、特願平10−122535号において、複数のHDDに対する画像データの記録を、その記録パターンを制御して行うとともに、複数のHDDから、変速再生の再生速度に応じた、いわば各再生速度用の画像データを読み出すことにより、特定のシーンを探し出すことが困難となるようなフレームの欠落を極力少なくし、かつシーク時間の短縮化を図る方法について、先に提案している。
【0025】
ところで、この特願平10−122535号において提案した方法では、変速再生の再生速度に応じて、その再生速度用の画像データをHDDから読み出すことから、再生速度を変化するように、操作が行われた場合には、その変化後の再生速度用の画像データを、HDDから読み出す必要がある。
【0026】
しかしながら、マルチチャンネルAVサーバでは、一般に、各チャンネルに対して、複数のディスクアレイ装置に対するアクセスが可能な時間(以下、適宜、タイムスロット(time slot)という)が周期的に割り当てられるようになされており、各チャンネルについては、原則として、自身に割り当てられたタイムスロット(以下、適宜、自タイムスロットという)において、ディスクアレイ装置にアクセスすることが許される。そして、タイムスロットは、上述したように、各チャンネルに周期的に与えられることから、チャンネル数が多くなればなるほど、各チャンネルが、ディスクアレイ装置にアクセスすることができる間隔、即ち、ディスクアレイ装置にアクセスしてから、次にアクセスすることができるまでの時間(以下、適宜、タイムスロット周期という)が長くなる。
以上のように、チャンネル数が多いと、タイムスロット周期が長くなり、従って、再生速度を変化するように、操作が行われた場合において、その操作に対応した再生速度用の画像データを、HDDから読み出すのに時間を要するようになり、その結果、操作を行ってから、実際に再生速度が変化するまで、かなりのタイムラグ(time-lag)が生ずる。このように、操作に対する装置の反応が遅いことは、ユーザに、操作性を悪さを感じさせ、その結果、編集作業の効率を低下させることになる。
【0027】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、画像データを再生する際の操作性を向上させることができるようにするものである。
【0028】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像再生装置は、画像を再生する要求があった場合に、複数のグループの記録媒体それぞれから、要求のあった再生速度に対応した部分の分割データを読み出す読み出し手段と、複数のグループの記録媒体それぞれから読み出された分割データを記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された分割データを読み出し、その分割データを用いて、再生画像を構成する構成手段と、記憶手段からの分割データの読み出しパターンを制御する制御手段とを含むことを特徴とする。
【0029】
本発明の画像再生方法は、画像を再生する要求があった場合に、複数のグループの記録媒体それぞれから、要求のあった再生速度に対応した部分の分割データを読み出す読み出しステップと、複数のグループの記録媒体それぞれから読み出された分割データを、記憶手段に記憶させる記憶ステップと、記憶手段に記憶された分割データを読み出し、その分割データを用いて、再生画像を構成する構成ステップと、記憶手段からの分割データの読み出しパターンを制御する制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0030】
上記構成の画像再生装置および画像再生方法においては、画像を再生する要求があった場合に、複数のグループの記録媒体それぞれから、要求のあった再生速度に対応した部分の分割データが読み出され、記憶手段に記憶される。さらに、記憶手段に記憶された分割データが読み出され、その分割データを用いて、再生画像が構成される。この場合において、記憶手段からの分割データの読み出しパターンが制御されるようになされている。
【0031】
【発明の実施の形態】
図3は、本発明を適用したAVサーバシステムの一実施の形態の構成例を示している。
【0032】
このAVサーバシステムは、編集装置1とAVサーバ10とから構成されており、ニュース番組その他の番組の編集システム等として使用することができるようになされている。
【0033】
編集装置1は、例えば、パーソナルコンピュータやワークステーション等をベースとして構成され、ユーザの操作にしたがい、AVサーバ10に対して、例えば、画像データの記録や再生、編集等の各種の指示を与えるための入出力信号を出力するようになされている。具体的には、編集装置1は、例えば、ジョグダイヤルやシャトルリングを有しており、これらを操作することで、画像の再生速度を指示すること等ができるようになされている。
【0034】
AVサーバ10は、複数の画像データのマルチ入出力が可能なマルチチャネルAVサーバとして構成され、複数としての、例えば4台のRAID(例えば、RAID−0やRAID−3等)構造のディスクアレイ装置111乃至114、これらのディスクアレイ装置111乃至114に記録するデータの入力およびディスクアレイ装置111乃至114から読み出されたデータの出力を行う入出力プロセッサ部12、並びにディスクアレイ装置111乃至114と入出力プロセッサ部12との間で、データのやりとりをするための上りデータバス15および下りデータバス16から構成されている。
【0035】
ここで、図3の実施の形態では、ディスクアレイ装置として、4台のディスクアレイ装置111乃至114を設けているが、AVサーバ10を構成するディスクアレイ装置の台数は4台に限定されるものではない。
【0036】
ディスクアレイ装置111乃至114は、後述するように、複数のHDDで構成され、入出力プロセッサ部12から、下りデータバス16を介して供給される画像データを記録し、また、そこに記録された画像データを読み出し、上りデータバス15を介して、入出力プロセッサ部12に供給するようになされている。
【0037】
入出力プロセッサ部12は、複数としての、例えば4台の入出力プロセッサ装置(以下、適宜、IOP(Input Output Processor)という)131乃至134と、管理装置14とから構成されている。
【0038】
IOP131乃至134は、一定時間間隔(タイムスロット周期)を複数に分割した時間的区切りであるタイムスロット単位で各ディスクアレイ装置111乃至114に対するデータの記録および再生のためのアクセスを時分割的に実行するようになされている。即ち、IOP131乃至134は、それぞれに割り当てられたタイムスロットにおいて、ディスクアレイ装置111乃至114に対して、画像データを記録し、また、記録された画像データを再生するための制御を行う。管理装置14は、IOP131乃至134に対して周期的にタイムスロットを割り当てる等の、ディスクアレイ装置111乃至114に対するアクセス権を制御するようになされている。
【0039】
ここで、図3の実施の形態では、ディスクアレイ装置111乃至114に対して、画像データの記録、再生を行うためのIOPとして、4つのIOP131乃至134が設けられており、従って、図3のAVサーバ10は、4チャンネルのマルチチャネルAVサーバを構成している。
【0040】
なお、AVサーバ10を構成するIOPの数は、4に限定されるものではない。また、図3の実施の形態では、IOPとディスクアレイ装置の台数がいずれも4で、同数であるが、IOPとディスクアレイ装置の台数は、異なる数であっても良い(IOPの数とディスクアレイ装置の数との間に依存関係はない)。
【0041】
上りデータバス15および下りデータバス16は、ディスクアレイ装置111乃至114それぞれと、IOP131乃至134、または管理装置14それぞれとの間を接続している。そして、上りデータバス15および下りデータバス16は、いずれも、ディスクアレイ装置111乃至114の台数と同一数、即ち、図3の実施の形態では、4本設けられており、1つの上りデータバス15および1つの下りデータバス16は、1つのディスクアレイ装置11i(iは1以上4以下の任意の整数値)と、IOP131乃至134または管理装置14それぞれとを接続している。従って、IOP13j(jは1以上4以下の任意の整数値)は、ディスクアレイ装置111乃至114それぞれに対して、同時に(並列に)アクセスすることが可能となっている。
【0042】
なお、ディスクアレイ装置111乃至114から入出力プロセッサ部12へのデータ転送は、上りデータバス15を介して行われ、その逆の入出力プロセッサ部12からディスクアレイ装置111乃至114へのデータ転送は、下りデータバス16を介して行われる。
【0043】
以上のように構成されるAVサーバシステムにおいては、編集装置1が画像データを記録するように操作され、それに伴い記録すべき画像データSIjが、IOP13jに供給されると、IOP13jは、その画像データSIjを所定のフォーマットにデータ変換し、記録を指示するコマンド(ライトコマンド)とともに、下りデータバス16を介して、各ディスクアレイ装置111乃至114に送信する。ここで、IOP13jでは、例えば、そこにSDI(Serial Digital Interface:SMPTE-259Mとして規格)やSDTI(Serial Digital Transfer Interface:SMPTE-305Mとして規格)の伝送フォーマットで入力されたデータから画像データを取り出す処理としてのデータ変換や、フレーム間相関を利用した圧縮(例えばMPEG)、フレーム内圧縮(例えばDV)等データ変換が行われる。
【0044】
各ディスクアレイ装置111乃至114は、下りデータバス16を介して、IOP13jより画像データおよびライトコマンドを受信すると、その画像データを、例えば、1バイト単位に分割すると共に、パリティデータを生成し、ライトコマンドに従って、1バイト単位のデータおよびパリティデータを、その内蔵する複数のHDDに記録する。
【0045】
一方、編集装置1が画像データを再生するように操作されると、IOP13jは、データの読み出しを指示するリードコマンドを、下りデータバス16を介して、各ディスクアレイ装置111乃至114に送信する。各ディスクアレイ装置111乃至114は、IOP13jからリードコマンドを受信すると、このリードコマンドに従って複数のHDDを制御して、画像データおよびパリティデータを読み出し、必要に応じてパリティデータを用いて画像データに対して誤り訂正処理を行う。さらに、各ディスクアレイ装置111乃至114は、誤り訂正処理後の画像データを多重化し、上りデータバス15を介してIOP13jに出力する。IOP13jは、このようにして上りデータバス15を介して転送されてくる画像データを、元のフォーマットの画像データに変換して、外部に出力する。
【0046】
次に、図4は、図3のIOP13jの構成例を示している。なお、図4においては、上りデータバス15および下りデータバス16の図示を省略してある。
【0047】
IOP13jは、各ブロックを制御する制御部40を有している。さらに、IOP13jは、画像データを記録するための処理を行う記録系のブロックとして、画像入力I/F(Interface)41、画像グループ分割部42、画像データ一時記憶部43、およびHDD出力I/F44を有している。また、IOP13jは、画像データを再生するための処理を行う再生系のブロックとして、HDD入力I/F51、画像グループ検出部52、画像データ一時記憶部53、画像出力I/F54を有している。
【0048】
画像入力I/F(Interface)41は、IOP13jに入力された画像データSIjを上述した所定のフォーマットに変換し、画像グループ分割部42に供給するようになされている。
【0049】
画像グループ分割部42は、画像入力I/F41が出力する画像データを、例えば、1フレーム毎に、複数の分割データに分割し、各分割データを、複数のグループ(例えば、グループA乃至Dの4つのグループ)に分類して、画像データ一時記憶部43に供給するようになされている。即ち、画像グループ分割部42は、画像入力I/F41からの画像データを、1フレームごとに、4つのグループA乃至Dの分割データに分割し、そのグループ分けした各分割データを、グループ毎に、例えば、1バイト単位で、一時記憶部43A乃至43Dに選択的に切り換えて出力する切換器42aと、分割データがいずれのグループに属するのかを示すグループ情報であるグループID(識別情報)を、1フレーム毎に分割データの先頭に付加するID付加回路42bとから構成されている。
【0050】
画像データ一時記憶部43は、画像グループ分割部42からの4つのグループの分割データを、各グループ毎に、少なくとも所定の画像単位分(例えば、16フレーム単位分)だけ一時記憶するようになされている。即ち、画像データ一時記憶部43は、グループA乃至Dの分割データをそれぞれ記憶する、各グループ用の一時記憶部43A乃至43Dを有している。
【0051】
HDD出力I/F44は、画像データ一時記憶部43において一時記憶された各グループの分割データを、ディスクアレイ装置111乃至114それぞれに分配して記録させるようになされている。即ち、HDD出力I/F44は、一時記憶部43A乃至43Dに対する接続状態を選択的に切り換えて、一時記憶部43A乃至43Dそれぞれに記憶されたグループA乃至Dの分割データを選択的に取得する切換器44aと、その切換器44aにおける接続状態の切り換えを制御し、一時記憶部43A乃至43Dから取得される分割データを、ディスクアレイ装置111乃至114それぞれに分配する振り分け制御部44bとを有している。
【0052】
HDD入力I/F51は、ディスクアレイ装置111乃至114それぞれから分割データを読み出し、その読み出した分割データを、所定の画像単位(例えば、16フレーム単位分)で、画像グループ検出部52に出力するようになされている。
【0053】
画像グループ検出部52は、HDD入力I/F51が出力する分割データのグループ情報を検出し(分割データが、いずれのグループかを検出し)、そのグループ情報に基づいて、分割データを分類して、画像データ一時記憶部53に供給するようになされている。即ち、画像グループ検出部52は、HDD入力I/F51が出力する分割データを、一時記憶部53W乃至53Zに選択的に切り換えて出力する切換器52aと、分割データのグループ情報であるグループIDを判断し、そのグループIDに基づいて、切換器52aにおける接続状態の切り換えを制御するID判断回路52bとを有している。なお、グループIDは、上述したように、画像グループ分割部42において、画像データの記録時に付加されるようになされている。
【0054】
画像データ一時記憶部53は、画像グループ検出部52から出力された分割データを一時記憶するようになされている。即ち、画像データ一時記憶部53は、ディスクアレイ装置111乃至114の、後述する4つのグループW,X,Y,ZのHDD20W,20X,20Y,20Zから読み出された分割データを、そのHDDのグループごとに記憶する、各グループ用の一時記憶部53W乃至53Zを有している。なお、後述するように、分割データのグループと、分割データが記録されるHDDのグループとは、一定の周期で変化するようになっており、従って、分割データが、いずれのHDDに記録されていたかは、その分割データのグループから認識することができる。
【0055】
画像出力I/F54は、画像データ一時記憶部53において一時記憶された分割データを読み出し、必要に応じてデコード等の所定の処理を施した後、1フレームの画像データ(再生画像データ)を構成して、外部に出力するようになされている。
【0056】
なお、制御部40は、特に、編集装置1を操作することにより指示される再生速度に応じて、一時記憶部53W乃至53Zにおける分割データの記憶領域を制御したり、再生速度に応じて、一時記憶部53W乃至53Zにおける記憶領域のどの領域からデータを読み出すべきか(データの読み出しパターン)等を制御するようになっている。
【0057】
さらに、画像データ一時記憶部43および53は、例えば、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等で構成され、また、複数バンク構成となっている。即ち、画像データ一時記憶部43および53は、例えば、いずれも3バンク構成となっており、これにより、データの記憶と読み出しとを、バンク切り替えを行うことで、同時に行うことができるようになされている。ここで、データの記憶と読み出しとを同時に行うためのバンク数は、理論的には、2バンクで十分であるが、2バンク構成とすると、バンク切り替えのタイミングの制約等を生じ、設計も難しくなる。そこで、ここでは、3バンク構成としている。
【0058】
次に、図5は、図3の画像グループ分割部42における1フレームの画像の分割方法を示している。
【0059】
1フレームの画像は、図5(A)に示すように、縦方向に4等分して4つのグループA乃至Dの分割データに分割しても良いし、図5(B)に示すように、縦方向と横方向にそれぞれ2等分して4つのグループA乃至Dの分割データに分割することもできる。また、図5(C)に示すように、1フレームの画像は、縦方向に4等分すると共に、横方向に5等分して、全部で20の分割データに分割し、各分割データを、循環的に4つのグループA乃至Dにグループ分けしても良い。 なお、画像の分割方法は、図5に示したものに限定されるものではない。また、本実施の形態では、1フレームの画像を分割して得られる分割データを、4つのグループA乃至Dにグループ分けするようにしているが、グループの数も、4つに限定されるものではない。
【0060】
次に、図6は、入出力プロセッサ部12からディスクアレイ装置111乃至114に転送される、下りデータバス16上のデータフォーマットを示している。
【0061】
IOP131乃至134に対しては、上述したように、周期的にタイムスロットが割り当てられるようになされており、IOP131乃至134(のHDD出力I/F44)は、それぞれの自タイムスロットにおいて、チャンネルCH1乃至CH4のデータをそれぞれ出力する。従って、下りデータバス16上のデータは、図6(A)に示すように、チャンネルCH1乃至CH4のデータが周期的に並んだものとなる。
【0062】
チャンネルCH1乃至CH4のデータそれぞれは、図6(B)に示すように、ヘッダ部、コマンド部、データ領域が、その先頭から順次配置されて構成される。
【0063】
ヘッダ部には、データの先頭であることを示すビット列等が配置される。コマンド部には、ディスクアレイ装置11iに対する制御用のコマンドが配置される。データ領域には、グループID(GPID(Group Identifier))と、1フレーム分の分割データとの組み合わせが、所定の画像単位分(例えば、16フレーム単位分)だけ繰り返し配置される。
【0064】
ここで、各チャンネルのデータ領域には、リアルタイムでの通常再生(1倍速再生)を可能とするため、全チャンネル数と、タイムスロット中に通常再生されるフレーム数との乗算値に等しいフレーム数の画像データが、少なくとも配置される。従って、例えば、チャンネル数が4チャンネルで、タイムスロットが4フレーム分の時間である場合には、各チャンネルのデータ領域には、少なくとも16(=4×4)フレーム分の画像データが配置される。これは、各チャンネルにおいて、タイムスロットが割り当てられてから、次のタイムスロットが割り当てられるまでには、全チャンネル数とタイムスロットとの乗算値だけの時間を要するため、リアルタイムでの再生を行うには、次のタイムスロットが割り当てられるまでの間に必要となるデータを、その前のタイムスロットにおいて処理しておく必要があるからである。
【0065】
グループIDとしては、図6(C)に示すように、分割データが属するグループを識別するための識別名(本実施の形態では、A,B,C,D)が、その後に続く1フレーム分の分割データの並びの順番に対応する順番で記述される。従って、グループIDを参照することで、その後に続く1フレーム分の分割データのグループを認識することができる。
【0066】
そして、グループIDの後には、1フレームの各グループの分割データが、グループIDによって規定されるグループ順に、例えば、1バイト単位で、繰り返し配置されている。即ち、図6において、コマンド部の後のグループIDは、A,B,C,Dとなっているから、そのグループIDの後には、グループA,B,C,Dに属する1フレームの分割データそれぞれが、1バイト単位で周期的に配置されている。さらに、その後のグループIDは、B,C,D,Aとなっているから、そのグループIDの後には、グループB,C,D,Aに属する次の1フレームの分割データそれぞれが、1バイト単位で周期的に配置されている。
【0067】
なお、図4のHDD出力I/F44を構成する振り分け制御部44bでは、切換器44aにおける接続状態の切り換えが制御され、これにより、一時記憶部43A乃至43Dに記憶された分割データを、グループ毎に、1バイトずつ選択的に取得することで、図6に示したデータ構造が構成され、ディスクアレイ装置111乃至114に出力されるようになっている。
【0068】
また、各グループの分割データの並びの順番は、フレームごとに変化するようになっており、図6の実施の形態では、上述したように、1フレーム目の分割データは、グループA,B,C,Dの順番で繰り返し配置され、2フレーム目の分割データは、グループB,C,D,Aの順番で繰り返し配置されるようになされている。以下、同様にして、各グループの分割データの並びの順番(パターン)は変化するようになされており、従って、ここでは、4フレーム毎に循環するようになっている。
【0069】
次に、図7は、図1のディスクアレイ装置11iの構成例を示している。
【0070】
ディスクアレイ装置11iは、複数としての、例えば8台のHDD20(20W1,20W2,20X1,20X2,20Y1,20Y2,20Z1,20Z2)と、ディスクアレイコントローラ30とから構成されており、複数のHDD20の各々では、データが、並列に読み書きされるようになされている。
【0071】
ここで、RAID−0による場合は、複数のHDDそれぞれにおいて、画像データが、並列に読み書きされるが、RAID−3による場合は、複数のHDDのうちの1台がパリティデータ専用に使用され、残りが、画像データの読み書きに使用される。なお、本実施の形態では、例えば、RAID−3を採用するものとする。但し、図7においては、パリティデータが記録されるHDDの図示が省略されているものとする。また、図7では、画像データが記録されるHDDとして、8台のHDDを示したが、HDDの数は、これに限られるものではない。
【0072】
画像データが記録される8台のHDD20は、分割データのグループ数に対応して、そのグループ数と同一の数である4つのグループW,X,Y,Zにグループ分けされている。
【0073】
ここで、図7の実施の形態では、8台のHDD20W1,20W2,20X1,20X2,20Y1,20Y2,20Z1,20Z2のうち、HDD20W1および20W2がグループWに、HDD20X1および20X2がグループXに、HDD20Y1および20Y2がグループYに、HDD20Z1および20Z2がグループZに、それぞれグループ分けされている。
【0074】
また、4台のディスクアレイ装置111乃至114が有する8台のHDD20については、いずれも、上述のようなグループ分けがされており、以下、適宜、グループW,X,Y,Zそれぞれに属するHDDまとめてを、HDD20W,20X,20Y,20Zと表す。
【0075】
ディスクアレイコントローラ30は、データ分配器31と、HDDのグループ数(従って、分割データのグループ数)と同一の数である4つの切り替え器32W,32X,32Y,32Zとから構成されている。
【0076】
データ分配器31は、IOP13jからの記録すべきデータDIを、例えば、1バイト単位で、選択的に、切り換え器32W,32X,32Y,32Zに出力するようになっている。さらに、データ分配器31は、切り換え器32W,32X,32Y,32Zから、例えば、1バイト単位で選択的にデータを取得し、取得したデータを多重化することにより、データDOとして、IOP13jに出力するようになっている。
【0077】
切り換え器32Wは、IOP13jからのデータを、グループWの2つのHDD20W1,20W2のそれぞれに選択的に分配するようになっている。また、切り換え器32Wは、グループWの2つのHDD20W1,20W2から読みされたデータを、例えば、1バイト単位で選択的に取得し、IOP13jに出力するようになっている。なお、他の切り換え器32X,32Y,32Zについても、切り換え器32Wと同様に、データ分配器31からのデータを処理して、グループY,X,ZのHDD20X,20Y,20Zにそれぞれ供給するとともに、HDD20X,20Y,20Zそれぞれから読み出されたデータを、データ分配器31に供給するようになっている。
【0078】
次に、図8は、グループW,X,Y,ZのHDD20W,20X,20Y,20Zと、これらのHDD20W,20X,20Y,20Zに記録される分割データのグループA,B,C,Dとの関係を示している。
【0079】
図8において(後述する図9、図11、および図13においても同様)、最も左の欄、左から2番目の欄、左から3番目の欄、最も右の欄は、グループW,X,Y,ZのHDD20W,20X,20Y,20Zに記録された分割データを、それぞれ示している。
【0080】
また、図8(後述する図9乃至図15においても同様)の各欄における数字、ハイフン(−)、アルファベットのM、およびアルファベットのA乃至Dのうちのいずれかの組み合わせは、分割データを表している。即ち、最初の数字は、分割データのフレームを(第何フレーム目の分割データであるかを)表し、最後のアルファベットは、分割データのグループを表す。従って、図8において、例えば、最も左上の欄の分割データ1-MAは、第1フレーム(最初のフレーム)のグループAの分割データを表し、また、例えば、最も右下の欄の分割データ64-MCは、第64フレームのグループCの分割データを表す。
【0081】
図8から分かるように、HDD20W乃至20Zに対する分割データの記録は、HDD20W乃至20ZのグループW乃至Zと、これらのHDD20W乃至20Zに記録されるデータのグループA乃至Dとの関係が一定のパターンで周期的に変化するように行われるようになっている。即ち、図8においては、グループW乃至ZのHDD20W乃至20Zに対して、4フレーム同期で、分割データのグループA乃至Dが循環するように、分割データが記録されている。
【0082】
なお、このようなデータの循環的な記録は、例えば、IOP13jが出力する、図6で示した分割データのデータストリームを、ディスクアレイ装置111乃至114それぞれのデータ分配器31において、例えば、1バイト単位で、順番に、HDD20W乃至20Zそれぞれに振り分けて記録することによって実現される。
【0083】
また、図8(図9、図11、および図13も同様)では、第1乃至第64フレームの画像データ(分割データ)しか図示していないが、第65フレーム以降の画像データも、同様にして、HDD20W乃至20Zに記録される。
【0084】
次に、図8に示したように、HDD20W乃至20Zそれぞれに記録された画像データ(分割データ)は、編集装置1が操作されることにより、画像を再生する要求があった場合に、その要求のあった再生速度に対応して読み出される。
【0085】
即ち、図9は、通常の速度での再生(1倍速再生)の要求があった場合に、HDD20W乃至20Zそれぞれから読み出される画像データを示している。
【0086】
なお、ここでは、上述したチャンネル数(AVサーバ10を構成するIOPの数)およびタイムスロットの長さ(時間)と、1のタイムスロットにおいて処理すべきデータ量との関係から、1のタイムスロットにおいて、16フレーム分の画像データの読み出しを行うことにより、1倍速でのリアルタイム再生が可能となっているものとし、また、AVサーバ10も、そのような能力を有するものとする。
【0087】
従って、1倍速再生の場合においては、IOP13jの自タイムスロットnにおいて、図9に太線で囲んで示す部分の16フレーム分の分割データ(元の第1乃至第16フレームの画像データ)が、HDD20W乃至20Zから読み出される。さらに、次の自タイムスロットn+1においては、自タイムスロットnで読み出された16フレーム分の分割データに続いて記録されている16フレーム分の分割データ(元の第17乃至第32フレームの画像データ)が、HDD20W乃至20Zから読み出される。以下、同様にして、以後の自タイムスロットにおいて、16フレーム分単位で、分割データが読み出されていく。従って、この場合、1タイムスロットでは、HDD20W乃至20Zそれぞれから、いずれも、連続した領域に記録された4フレーム分の画像データが読み出されるため、読み出すべき画像データのフレームが変わることによるシークの問題は生じない。
【0088】
HDD20W乃至20Zから読み出された16フレーム分の分割データは、ディスクアレイコントローラ30(図7)から、IOP13jに供給される。IOP13j(図4)では、その16フレーム分の分割データが、HDD入力I/F51で受信され、画像グループ検出部52に供給される。画像グループ検出部52では、16フレーム分の分割データから、HDD20W乃至20Zに記憶されていた分割データそれぞれが抽出され、一時記憶部53W乃至53Zにそれぞれ供給されて記憶される。
【0089】
即ち、図10は、1倍速再生の場合に、一時記憶部53W乃至53Zそれぞれに記憶される分割データを示している。
【0090】
なお、図10において(後述する図12、図14、および図15においても同様)、最も左の欄、左から2番目の欄、左から3番目の欄、最も右の欄は、一時記憶部53W乃至53Zに記憶された分割データを、それぞれ示している。
【0091】
図9におけるタイムスロットnで読み出された16フレーム分の分割データのうち、HDD20W乃至20Zに記憶されていた分割データは、図10に示すように、一時記憶部53W乃至53Zにおいてそれぞれ一時記憶される。
【0092】
そして、画像出力I/F54は、一時記憶部53W乃至53Zから、再生速度に対応したパターンで、分割データを読み出し、その読み出した分割データを用いて、再生画像を構成する。
【0093】
即ち、1倍速再生の場合においては、画像出力I/F54は、図10において太線で囲むような4つの分割データを、1フレームの再生画像として、やはり同図に矢印で示すように読み出していく。
【0094】
この場合、画像出力I/F54が1フレームの再生画像として読み出す4つの分割データは、グループA乃至Dそれぞれの分割データを、1つずつ含んでおり、画像出力I/F54は、グループA乃至Dそれぞれの分割データを、フレームの各グループに対応する位置に配置して、1フレームの再生画像を構成する。即ち、画像グループ分割部42(図4)において、1フレームの画像が、例えば、図5(A)に示したように、上から順番に、グループA,B,C,Dの分割データに分割された場合には、画像出力I/F54では、グループA乃至Dそれぞれの分割データが、フレームの上から順番に配置され、1フレームの再生画像が構成される。
【0095】
従って、図10に示した場合には、最初に、元の画像の第1フレームのグループA,B,C,Dの分割データ1-MA,1-MB,1-MC,1-MDが読み出され、グループA,B,C,Dの順番で、フレームの上から配置されることにより、第1フレームの再生画像が構成される。そして、次に、元の画像の第2フレームのグループA,B,C,Dの分割データ2-MA,2-MB,2-MC,2-MDが読み出され、グループA,B,C,Dの順番で、フレームの上から配置されることにより、第2フレームの再生画像が構成され、以下、同様にして、第3フレーム以降の再生画像も構成されていく。
【0096】
即ち、1倍速再生の場合には、再生画像として、元の画像と同一(同様)の画像が構成される。
【0097】
なお、画像出力I/F54による、再生速度に対応したパターンでの分割データの読み出しのための制御は、制御部40によって行われるようになされている。
【0098】
次に、図11は、2倍速再生の要求があった場合に、HDD20W乃至20Zそれぞれから読み出される画像データを示している。
【0099】
1倍速再生の場合には、上述したように、1タイムスロットにおいて、16フレーム分の画像データを読み出す必要があることから、2倍速再生の場合には、単純には、32フレームの画像データを読み出す必要がある。しかしながら、ここでは、AVサーバ10は、上述したように、1タイムスロットにおいて、16フレーム分の画像データを読み出す能力しか有しないため、32フレーム分の画像データを読み出すことはできない。
【0100】
そこで、2倍速再生の場合においては、IOP13jの自タイムスロットnにおいて、32フレーム(第1乃至第32フレーム)の画像データのうち、図11に太線で囲んで示す部分の16フレーム分の分割データが、HDD20W乃至20Zから読み出される。
【0101】
即ち、この場合、HDD20Wおよび20Yと、HDD20Xおよび20Zとで、読み出される分割データのフレームが異なっており、例えば、HDD20Wおよび20Yからは、第1乃至第16フレームの分割データが読み出され、HDD20Xおよび20Zからは、第17乃至第32フレームの分割データが読み出される。
【0102】
そして、次の自タイムスロットn+1においては、次の32フレーム(第33乃至第64フレーム)の画像データのうち、自タイムスロットnにおける場合と同様のパターンの16フレーム分の分割データが、HDD20W乃至20Zから読み出される。以下、同様にして、以後の自タイムスロットにおいて、16フレーム分単位で、分割データが読み出されていく。
【0103】
従って、この場合も、1タイムスロットでは、HDD20W乃至20Zそれぞれから、いずれも、連続した領域から4フレーム分の画像データが読み出されるため、読み出すべき画像データのフレームが変わることによるシークの問題は生じない。
【0104】
HDD20W乃至20Zから読み出された16フレーム分の分割データは、1倍速再生の場合と同様に、IOP13jに供給され、一時記憶部53W乃至53Zに記憶される。
【0105】
即ち、図12は、2倍速再生の場合に、一時記憶部53W乃至53Zそれぞれに記憶される分割データを示している。
【0106】
図11におけるタイムスロットnで読み出された16フレーム分の分割データのうち、HDD20W乃至20Zに記憶されていた分割データは、図12に示すように、一時記憶部53W乃至53Zにおいてそれぞれ一時記憶される。
【0107】
そして、画像出力I/F54は、一時記憶部53W乃至53Zから、再生速度に対応したパターンで、分割データを読み出し、その読み出した分割データを用いて、再生画像を構成する。
【0108】
即ち、2倍速再生の場合においては、画像出力I/F54は、図12において太線で囲むような4つの分割データを、1フレームの再生画像として、やはり同図に矢印で示すように読み出していく。
【0109】
この場合も、画像出力I/F54が1フレームの再生画像として読み出す4つの分割データは、グループA乃至Dそれぞれの分割データを、1つずつ含んでおり、画像出力I/F54は、グループA乃至Dそれぞれの分割データを、各グループに対応する位置に配置して、1フレームの再生画像を構成する。即ち、画像グループ分割部42(図4)において、1フレームの画像が、例えば、図5(A)に示したように、上から順番に、グループA,B,C,Dの分割データに分割された場合には、画像出力I/F54では、グループA乃至Dそれぞれの分割データが、フレームの上から順番に配置され、1フレームの再生画像が構成される。
【0110】
従って、図12に示した場合には、最初に、元の画像の第1フレームのグループA,Cの分割データ1-MA,1-MC、および元の画像の第1フレームのグループB,Dの分割データ2-MB,2-MDが読み出され、グループA,B,C,Dの順番で、フレームの上から配置されることにより、第1フレームの再生画像が構成される。そして、次に、元の画像の第3フレームのグループA,Cの分割データ3-MA,3-MC、および元の画像の第4フレームのグループB,Dの分割データ4-MB,4-MDが読み出され、グループA,B,C,Dの順番で、フレームの上から配置されることにより、第2フレームの再生画像が構成される。以下、同様にして、第3フレーム以降の再生画像も構成されていく。
【0111】
即ち、2倍速再生の場合には、元の画像の第2fフレームのグループA,Cの分割データと、元の画像の第2f+1フレームのグループB,Dの分割データとから、第fフレームの再生画像が構成される。
【0112】
従って、2倍速再生時の1フレームの再生画像には、元の画像の連続する2フレームの画像が半分ずつ含まれており、従来の2倍速再生による再生画像のように、元の画像のあるフレームが完全に欠落してしまうことがない。その結果、特定のフレームを探し出すことが困難となることを防止することができる。
【0113】
次に、図13は、4倍速再生の要求があった場合に、HDD20W乃至20Zそれぞれから読み出される画像データを示している。
【0114】
1倍速再生の場合には、上述したように、1タイムスロットにおいて、16フレーム分の画像データを読み出す必要があることから、4倍速再生の場合には、単純には、64フレームの画像データを読み出す必要がある。しかしながら、ここでは、AVサーバ10は、上述したように、1タイムスロットにおいて、16フレーム分の画像データを読み出す能力しか有しないため、64フレーム分の画像データを読み出すことはできない。
【0115】
そこで、4倍速再生の場合においては、IOP13jの自タイムスロットnにおいて、64フレーム(第1乃至第64フレーム)の画像データのうち、図13に太線で囲んで示す部分の16フレーム分の分割データが、HDD20W乃至20Zから読み出される。
【0116】
即ち、この場合、HDD20W乃至20Zそれぞれにおいて、読み出される分割データのフレームが異なっており、例えば、HDD20Wからは、第1乃至第16フレームの分割データが、HDD20Xからは、第17乃至第32フレームの分割データが、HDD20Yからは、第33乃至第48フレームの分割データが、HDD20Zからは、第49乃至第64フレームの分割データが、それぞれ読み出される。
【0117】
そして、次の自タイムスロットn+1においては、次の64フレーム(第65乃至第128フレーム)の画像データのうち、自タイムスロットnにおける場合と同様のパターンの16フレーム分の分割データが、HDD20W乃至20Zそれぞれから読み出される。以下、同様にして、以後の自タイムスロットにおいて、16フレーム分単位で、分割データが読み出されていく。
【0118】
従って、この場合も、1タイムスロットでは、HDD20W乃至20Zそれぞれのいずれについても、連続した領域から4フレーム分の画像データが読み出されるため、読み出すべき画像データのフレームが変わることによるシークの問題は生じない。
【0119】
HDD20W乃至20Zから読み出された16フレーム分の分割データは、1倍速再生の場合と同様に、IOP13jに供給され、一時記憶部53W乃至53Zに記憶される。
【0120】
即ち、図14は、4倍速再生の場合に、一時記憶部53W乃至53Zそれぞれに記憶される分割データを示している。
【0121】
図13におけるタイムスロットnで読み出された16フレーム分の分割データのうち、HDD20W乃至20Zに記憶されていた分割データは、図14に示すように、一時記憶部53W乃至53Zにおいてそれぞれ一時記憶される。
【0122】
そして、画像出力I/F54は、一時記憶部53W乃至53Zから、再生速度に対応したパターンで、分割データを読み出し、その読み出した分割データを用いて、再生画像を構成する。
【0123】
即ち、4倍速再生の場合においては、画像出力I/F54は、図14において太線で囲むような4つの分割データを、1フレームの再生画像として、やはり同図に矢印で示すように読み出していく。
【0124】
この場合も、画像出力I/F54が1フレームの再生画像として読み出す4つの分割データは、グループA乃至Dそれぞれの分割データを、1つずつ含んでおり、画像出力I/F54は、グループA乃至Dそれぞれの分割データを、各グループに対応する位置に配置して、1フレームの再生画像を構成する。即ち、画像グループ分割部42(図4)において、1フレームの画像が、例えば、図5(A)に示したように、上から順番に、グループA,B,C,Dの分割データに分割された場合には、画像出力I/F54では、グループA乃至Dそれぞれの分割データが、フレームの上から順番に配置され、1フレームの再生画像が構成される。
【0125】
従って、図14に示した場合には、最初に、元の画像の第1フレームのグループAの分割データ1-MA、元の画像の第2フレームのグループBの分割データ2-MB、元の画像の第3フレームのグループCの分割データ3-MC、元の画像の第4フレームのグループDの分割データ1-MDが読み出され、グループA,B,C,Dの順番で、フレームの上から配置されることにより、第1フレームの再生画像が構成される。そして、次に、元の画像の第5フレームのグループAの分割データ5-MA、元の画像の第6フレームのグループBの分割データ6-MB、元の画像の第7フレームのグループCの分割データ7-MC、元の画像の第8フレームのグループDの分割データ8-MDが読み出され、グループA,B,C,Dの順番で、フレームの上から配置されることにより、第2フレームの再生画像が構成される。以下、同様にして、第3フレーム以降の再生画像も構成されていく。
【0126】
即ち、4倍速再生の場合には、元の画像の第4fフレームのグループAの分割データ、元の画像の第4f+1フレームのグループBの分割データ、元の画像の第4f+2フレームのグループCの分割データ、および元の画像の第4f+3フレームのグループDの分割データから、第fフレームの再生画像が構成される。
【0127】
従って、4倍速再生時の1フレームの再生画像には、元の画像の連続する4フレームの画像が1/4ずつ含まれており、従来の4倍速再生による再生画像のように、元の画像のあるフレームが完全に欠落してしまうことがない。その結果、特定のフレームを探し出すことが困難となることを防止することができる。
【0128】
次に、例えば、上述のようにして、4倍速再生が行われている場合において、編集装置1(図1)が操作され、2倍速再生が要求されたとする。この場合、IOP13jの一時記憶部53W乃至53Zには、4倍速再生から2倍速再生への再生速度の減速要求を受信する直前の自タイムスロットにおいて、HDD20W乃至20Zから読み出された、図14に示した4倍速再生用の分割データが記憶されているから、IOP13jは、その4倍速再生用の分割データを破棄して、HDD20W乃至20Zから、図11に示したような2倍速用の分割データを読み出し、図12に示したように、一時記憶部53W乃至53Zに記憶させる必要がある。
【0129】
しかしながら、マルチチャンネルAVサーバ10のIOP13jは、基本的に、次の自タイムスロットが割り当てられるまで、HDD20W乃至20Zにアクセスすることはできない。また、仮に、他のチャンネルのタイムスロットを、例外的に割り当ててもらい、HDD20W乃至20Zにアクセスすることができたとしても、HDD20W乃至20Zから2倍速再生用の分割データを読み出し、一時記憶部53W乃至53Zに記憶させるまでの間は、一時記憶部53W乃至53Zには、2倍速再生用の分割データが記憶されていないから、その間は2倍速再生を行うことができず、4倍速再生が行われることになる。
【0130】
従って、4倍速再生が行われている場合に、2倍速再生が指示されると、即座に、2倍速再生は行われず、しばらくの間、4倍速再生が続けられ、その後、2倍速再生が開始されることになる。その結果、ユーザが、編集装置1を、4倍速再生から2倍速再生を行うように操作しても、その操作に対応して、4倍速再生から2倍速再生に、即座に切り替わらない。このように、ユーザの操作に対するレスポンスが遅いことは、ユーザに、操作性、あるいは使用感の悪さを感じさせる。
【0131】
そこで、IOP13j(図4)の制御部40は、編集装置1が操作され、これにより、例えば、4倍速再生から2倍速再生や1倍速再生などへの再生速度の減速要求があった場合、その要求のあった2倍速再生や1倍速再生用の分割データを、HDD20W乃至20Zから読み出し、一時記憶部53W乃至53Zに記憶することができるまでの間、現在の再生速度(ここでは、例えば、4倍速))と、要求のあった再生速度(ここでは、例えば、2倍速や1倍速)とに基づき、一時記憶部53W乃至53Zから、そこに記憶されている4倍速再生用の分割データの一部を重複して読み出すように、画像出力I/F54を制御することで、いわば擬似的に、2倍速再生や1倍速再生を実現するようになっている。
【0132】
即ち、4倍速再生が行われている場合には、タイムスロットnにおいて、図13で説明した、HDD20W乃至20Zから4倍速用の16フレーム分の分割データが読み出され、一時記憶部53W乃至53Zにおいて、図14に示したように記憶される。
【0133】
この場合、例えば、2倍速再生の要求があったときには、画像出力I/F54は、一時記憶部53W乃至53Zから、現在の再生速度である4倍速と、要求のあった再生速度である2倍速とに対応したパターンで、分割データを読み出し、その読み出した分割データを用いて、擬似的に2倍速再生の再生画像を構成する。
【0134】
即ち、4倍速再生から2倍速再生への減速要求があった場合においては、画像出力I/F54は、画像一時記憶部53から、図15(A)において太線で囲むような4つの分割データを、1フレームの再生画像として、やはり同図に矢印で示すように、各フレームの再生画像において、2つの分割データが重複するように読み出していく。
【0135】
この場合、画像出力I/F54が1フレームの再生画像として読み出す4つの分割データは、グループA乃至Dそれぞれの分割データを、1つずつ含んでおり、画像出力I/F54は、グループA乃至Dそれぞれの分割データを、各グループに対応する位置に配置して、1フレームの再生画像を構成する。即ち、画像グループ分割部42(図4)において、1フレームの画像が、例えば、図5(A)に示したように、上から順番に、グループA,B,C,Dの分割データに分割された場合には、画像出力I/F54では、グループA乃至Dそれぞれの分割データが、フレームの上から順番に配置され、1フレームの再生画像が構成される。
【0136】
従って、図15(A)に示した場合には、最初に、元の画像の第1フレームのグループAの分割データ1-MA、元の画像の第2フレームのグループBの分割データ2-MB、元の画像の第3フレームのグループCの分割データ3-MC、元の画像の第4フレームのグループDの分割データ1-MDが読み出され、グループA,B,C,Dの順番で、フレームの上から配置されることにより、第1フレームの再生画像が構成される。
【0137】
そして、次に、元の画像の第3フレームのグループCの分割データ3-MC、および元の画像の第4フレームのグループDの分割データ4-MDが再び読み出されるとともに、元の画像の第5フレームのグループAの分割データ5-MA、および元の画像の第6フレームのグループBの分割データ6-MBが新たに読み出され、グループA,B,C,Dの順番で、フレームの上から配置されることにより、第2フレームの再生画像が構成される。以下、同様にして、第3フレーム以降の再生画像も、前回読み出された分割データのうちの2つが再び読み出されるとともに、新たに2つの分割データが読み出されることにより構成されていく。
【0138】
従って、この場合、再生画像の各フレームには、前回再生されたフレームの1/2が重複して含まれることとなるが、再生速度は、2倍速となる。
【0139】
また、4倍速再生から1倍速再生への減速要求があった場合においては、画像出力I/F54は、画像一時記憶部53から、図15(B)において太線で囲むような4つの分割データを、1フレームの再生画像として、やはり同図に矢印で示すように、各フレームの再生画像において、3つの分割データが重複するように読み出していく。
【0140】
この場合も、画像出力I/F54が1フレームの再生画像として読み出す4つの分割データは、グループA乃至Dそれぞれの分割データを、1つずつ含んでおり、画像出力I/F54は、グループA乃至Dそれぞれの分割データを、各グループに対応する位置に配置して、1フレームの再生画像を構成する。即ち、画像グループ分割部42(図4)において、1フレームの画像が、例えば、図5(A)に示したように、上から順番に、グループA,B,C,Dの分割データに分割された場合には、画像出力I/F54では、グループA乃至Dそれぞれの分割データが、フレームの上から順番に配置され、1フレームの再生画像が構成される。
【0141】
従って、図15(B)に示した場合には、最初に、元の画像の第1フレームのグループAの分割データ1-MA、元の画像の第2フレームのグループBの分割データ2-MB、元の画像の第3フレームのグループCの分割データ3-MC、元の画像の第4フレームのグループDの分割データ1-MDが読み出され、グループA,B,C,Dの順番で、フレームの上から配置されることにより、第1フレームの再生画像が構成される。
【0142】
そして、次に、元の画像の第2フレームのグループBの分割データ2-MB、元の画像の第3フレームのグループCの分割データ3-MC、および元の画像の第4フレームのグループDの分割データ4-MDが再び読み出されるとともに、元の画像の第5フレームのグループAの分割データ5-MAが新たに読み出され、グループA,B,C,Dの順番で、フレームの上から配置されることにより、第2フレームの再生画像が構成される。以下、同様にして、第3フレーム以降の再生画像も、前回読み出された分割データのうちの3つが重複して読み出されるとともに、新たに1つの分割データが読み出されることにより構成されていく。
【0143】
従って、この場合、再生画像の各フレームには、前回再生されたフレームの3/4が重複して含まれることとなるが、再生速度は、1倍速となる。
【0144】
以上のように、一時記憶部53W乃至53Zから、そこに記憶されている4倍速再生用の分割データの一部を重複して読み出すようにすることで、擬似的にではあるが、2倍速再生や1倍速再生を行うことができる。従って、ユーザが、減速要求するように操作を行った場合に、即座に反応することができ、その結果、システムの操作性や使用感を向上させることができる。
【0145】
なお、以上においては、4倍速再生から2倍速再生または1倍速再生それぞれへの切り替えを行う場合について説明したが、それ以外の減速(例えば、2倍速再生から1倍速再生への切り替えなど)にも、同様に対処することが可能である。
【0146】
次に、IOP13j(図4)の画像データ一時記憶部53(一時記憶部53W乃至53Z)は、上述したように、データの記憶と読み出しとを同時に行う等ため、3バンク構成となっている。そこで、この3バンクを、いま、バンク#1,#2,#3と表し、このバンクを考慮して、例えば、4倍速再生から2倍速再生への減速要求があった場合のIOP13jの動作について、図16および図17を参照して説明する。
【0147】
なお、IOP13jでは、再生方向を反転する操作が行われたときに、即座に反応することができるようにするため、画像データ一時記憶部53の3つのバンク#1乃至#3のうち、現在再生されているフレームから最も離れているフレームの分割データが記憶されているものに、HDD20W乃至20Zから読み出された分割データが上書きされていくものとする。従って、例えば、一定の再生速度で再生が行われている場合において、バンク#1乃至#3に対して、その順番で、HDD20W乃至20Zからの分割データが記憶されたときには、次にHDD20W乃至20Zから読み出される分割データは、バンク#1に記憶されることになる。また、この場合、画像出力I/F54では、バンク#1乃至#3から、#1,#2,#3,#1,・・・の順番で、分割データが順次読み出され、再生画像が構成される。
【0148】
ここで、図16および図17において、横方向は、時間の経過を表し、縦方向は、バンクを表す。また、横方向の点線と点線との間は、タイムスロット周期を表し、実線と実線(または点線)との間は、タイムスロットを表す。従って、図16および図17の実施の形態においては、タイムスロット周期が8タイムスロットで構成されており、AVサーバ10が、8チャンネルのマルチチャンネルAVサーバであるものとしている。なお、この場合、バンク#1乃至#3それぞれは、少なくとも、タイムスロット周期である8タイムスロットに相当する時間連続して再生を行うことができるだけの分割データを記憶することのできる容量を有する。
【0149】
いま、例えば、HDD20W乃至20Zから、図13に示したように、4倍速再生用の分割データが順次読み出され、図14に示したように、画像データ一時記憶部53の3つのバンク#1乃至#3それぞれに記憶されたとし、さらに、その3つのバンク#1乃至#3のうちの、例えば、バンク#2から、4倍速再生用の分割データが読み出されることにより、4倍速再生が行われているとする。
【0150】
図16(図17も同様)では、バンク#2には、タイムスロットT3までの間、4倍速再生を行うための4倍速再生用の分割データが記憶されており、その読み出しがすべて終了すると、バンク#2から#3へのバンク切り替えが行われ、タイムスロットT4からは、バンク#3から4倍速再生用の分割データが読み出されることにより、4倍速再生が行われる。
【0151】
一方、IOP13jのチャンネルに対して、図16(図17においても同様)において斜線を付して示すタイムスロットT7,T15,T23,・・・が、自タイムスロットとして、周期的に割り当てられているとすると、IOP13jのHDD入力I/F51は、自タイムスロットT7となると、HDD20W乃至20Zから最新の4倍速再生用の分割データ(前回のタイムスロットで読み出した4倍速再生用の分割データの次に再生すべき4倍速再生用の分割データ)を読み出す。そして、この最新の4倍速再生用の分割データは、最も離れた分割データを記憶しているバンクに供給されて記憶される。
【0152】
即ち、タイムスロットT7においては、バンク#3からの分割データの読み出しが行われており、この場合、最も離れた分割データを記憶しているバンクは、バンク#1である。従って、タイムスロットT7においてHDD20W乃至20Zから読み出された分割データは、バンク#1で記憶される。
【0153】
ここで、HDD20W乃至20Zからの分割データの読み出しは、IOP13jが、ディスクアレイ装置111乃至114(図3)にリードコマンドを送信し、それを受信したディスクアレイ装置111乃至114が、必要な分割データを読み出すように、HDD20W乃至20Zを制御することによって行われる。そして、そのようにして読み出された分割データが、ディスクアレイ装置111乃至114から、IOP13jに転送される。このため、リードコマンドの送信に、1タイムスロットを要し、ディスクアレイ装置111乃至114からIOP13jへの分割データの転送に、やはり1タイムスロットを要する。即ち、HDD20W乃至20Zからの分割データの読み出し(正確には、ディスクアレイ装置111乃至114からIOP13jへの分割データの転送)には、実質的に、2タイムスロットを要する。
【0154】
そこで、図16(図17でも同様)においては、IOP13jの自タイムスロットT7だけではなく、その次のT8でも、HDD20W乃至20Zからの分割データの読み出しが行われているように図示してある。なお、他のチャンネルでも、同様のタイミングで、HDD20W乃至20Zからの分割データの読み出しが行われるため、各チャンネルのIOPがディスクアレイ装置に出力するリードコマンドや、ディスクアレイ装置が各チャンネルのIOPに出力するデータがバッティングすることはない。
【0155】
以上のようにして、タイムスロットT7(およびT8)において、HDD20W乃至20Zから読み出された分割データが、バンク#1に記憶された場合において、バンク#3に記憶された分割データすべての読み出し、再生が終了したときには、バンク#3から#1へのバンク切り替えが行われる。
【0156】
しかしながら、いま、例えば、タイムスロットT8の終了直前(タイムスロットT9の開始直前)において、4倍速再生から2倍速再生への再生速度の減速要求があったとする。この場合、バンク#1乃至#3のいずれに記憶されている分割データも、4倍速再生用の分割データであるから、正規の2倍速再生を、即座に行うことはできない。
【0157】
そこで、IOP13jは、2倍速再生用のデータを得ることができるまで、上述したように、4倍速再生用のデータを用いて、擬似的な2倍速再生を行う。
【0158】
即ち、この場合、制御部40は、管理装置14(図1)に対して、他のチャンネルのタイムスロットの割り当てを要求する。この場合、管理装置14は、ディスクアレイ装置111乃至114にアクセスする必要のないIOP(例えば、何の処理も行っていないIOPなど)を検索し、そのようなIOPが存在すれば、そのIOPのチャンネルのタイムスロットを、例外的に、IOP13jに割り当てる。
【0159】
図16においては、減速要求(原則指示)があったタイムスロットT8の次のタイムスロットT9が、いわば空きタイムスロット(ディスクアレイ装置111乃至114にアクセスする必要のないIOPに割り当てられているタイムスロット)となっており、IOP13jに例外的に割り当てられている。
【0160】
この場合、IOP13jのHDD入力I/F51は、タイムスロットT9において、HDD20W乃至20Zから2倍速再生用の分割データを読み出し、この時点で最も離れた分割データを記憶しているバンクであるバンク#2に供給して記憶させる。HDD20W乃至20Zから分割データを読み出し、バンク#2に記憶させるには、上述したように、2タイムスロットの時間を要するから、バンク#2への2倍速再生用の分割データの記憶は、タイムスロットT10において完了する。
【0161】
画像出力I/F54は、タイムスロットT11において、バンク#2に記憶された2倍速再生用の分割データに対して、デコードその他の必要な処理(図16および図17において、Dで示す)を施し、タイムスロットT12以降において、その2倍速再生用の分割データを用いて再生画像を構成する。これにより、いわば正規の2倍速再生が行われる。
【0162】
なお、図16(図17においても同様)の実施の形態では、あるバンクに記憶された所定の再生速度による再生用の分割データによって、タイムスロット周期に相当する時間だけ連続して、その所定の再生速度による再生を行うことができるようになされており、従って、バンク#2に記憶された2倍速再生用の分割データを用いて、タイムスロットT12から開始された2倍速再生は、タイムスロットT12からタイムスロット周期だけ経過したタイムスロットT19で完了する。
【0163】
以上のようにして、バンク#2に記憶された2倍速再生用の分割データを用いて、タイムスロットT12から開始された2倍速再生が行われている場合において、IOP13jの自タイムスロットであるタイムスロットT15となると、タイムスロットT15およびT16において、HDD20W乃至20Zから最新の2倍速再生用の分割データが読み出され、最も離れた分割データを記憶しているバンクであるバンク#1に供給されて記憶される。そして、バンク#1に記憶された2倍速再生用の分割データは、次のタイムスロットT17においてデコード等され、バンク#2に記憶された2倍速再生用の分割データを用いての2倍速再生が完了すると、即ち、タイムスロットT20となると、そこから読み出されて再生される。
【0164】
そして、IOP13jの次の自タイムスロットであるタイムスロットT23となると、タイムスロットT23およびT24において、HDD20W乃至20Zから最新の2倍速再生用の分割データが読み出され、最も離れた分割データを記憶しているバンクであるバンク#3に供給されて記憶される。そして、バンク#3に記憶された2倍速再生用の分割データは、次のタイムスロットT25においてデコード等され、以下、同様にして再生されていく。
【0165】
ところで、図16の実施の形態では、2倍速再生用の分割データを用いて再生(2倍速再生)を行うことができるようになるのは、上述したように、タイムスロットT12以降であるから、減速要求があった直後のタイムスロットT9からT12までの間は、2倍速再生用の分割データが、バンク#1乃至#3のいずれにも記憶されていないため、正規の2倍速再生をすることはできない。
【0166】
そこで、そのタイムスロットT9からT12までの間は、減速要求があったときに再生していたバンク#3に記憶された4倍速再生用のデータを用いて、擬似的な2倍速再生が行われる。
【0167】
従って、図16の実施の形態では、減速要求があってから、3タイムスロット分の時間だけ、擬似的な2倍速再生が行われ、その後は、正規の2倍速再生が行われる。
【0168】
図16においては、減速要求があったタイムスロットT8の直後のタイムスロットT9が空きタイムスロットであったため、その空きタイムスロットを割り当ててもらうことで、減速要求後、比較的早期に、2倍速再生用の分割データを、HDD20W乃至20Zから読み出すことができる。
【0169】
これに対して、図17は、減速要求があったタイムスロットT8の後に、空きタイムスロットが存在しない場合を示している。
【0170】
空きタイムスロットが存在しない場合には、IOP13jは、HDD20W乃至20Zから2倍速再生用の分割データを読み出すのに、次の自タイムスロットであるタイムスロットT15まで待つ必要がある。さらに、HDD20W乃至20Zから2倍速再生用の分割データを読み出し、それを2倍速再生に用いることができるようになるまでには、図16で説明したことから、3タイムスロット分の時間を要する。従って、空きタイムスロットが存在しない場合には、次の自タイムスロットT15から3タイムスロット後のタイムスロットT17までは、正規の2倍速再生をすることはできない。
【0171】
そこで、この場合、減速要求があった直後のタイムスロットT9からT17までの間は、バンク#3に記憶された4倍速再生用のデータを用いて、擬似的な2倍速再生が行われる。
【0172】
従って、図17の実施の形態では、減速要求があってから、9タイムスロット分の時間だけ、擬似的な2倍速再生が行われ、その後は、正規の2倍速再生が行われる。
【0173】
ここで、4倍速再生から擬似的な2倍速再生の切り替え時においては、その切り替え直前に4倍速再生に用いられていた4倍速再生用の分割データの次の分割データから、図15で説明したようなパターンでの、画像一時記憶部53からの読み出しが行われる。
【0174】
また、4倍速再生から2倍速再生への減速要求があった場合に、正規の2倍速再生を開始することのできるタイミングは、空きタイムスロットの有無によって異なる。このため、減速要求があった直後においては、正規の2倍速再生を開始することのできるタイミングが計算され、擬似的な2倍速再生から、正規の2倍速再生の切り替え時において、再生画像のフレームが自然につながるように(連続するように)、HDD20W乃至20Zからの2倍速再生用の分割データが読み出される。
【0175】
なお、以上のような分割データの読み出し制御は、制御部40によって行われるようになされている。
【0176】
次に、図18のフローチャートを参照して、IOP13jにおける画像の再生処理について、さらに説明する。
【0177】
編集装置1が操作され、N1倍速での再生が要求されると、IOP13jでは、ディスクアレイ装置111乃至114から、N1倍速再生用の分割データが読み出され、再生画像のフレームが構成されて出力される。即ち、これにより、N1倍速再生が行われる。そして、ステップS2に進み、編集装置1が操作されることにより、N1倍速再生からN2(N1>N2)倍速再生への減速要求があったかどうかが判定される。ステップS2において、減速要求がなかったと判定された場合、ステップS1に戻り、N1倍速再生が続行される。
【0178】
また、ステップS2において、減速要求があったと判定された場合、ステップS3に進み、N1倍速再生用の分割データを用いて、擬似的に、N2倍速再生が行われる。
【0179】
そして、ステップS4に進み、現在のタイムスロットが、自タイムスロットであるかどうかが判定され、自タイムスロットであると判定された場合、ステップS5をスキップして、ステップS6に進む。ステップS6では、自タイムスロットにおいて、ディスクアレイ装置111乃至114から、N2倍速再生用の分割データが読み出され、再生画像のフレームが構成されて出力される。即ち、これにより、擬似的なN2倍速再生に替えて、正規のN2倍速再生が行われる。
【0180】
一方、ステップS4において、現在のタイムスロットが、自タイムスロットでないと判定された場合、ステップS5に進み、現在のタイムスロットが、空きタイムスロットであるかどうか判定される。ステップS5において、現在のタイムスロットが、空きタイムスロットでないと判定された場合、ステップS3に戻り、擬似的なN2倍速再生が続行される。
【0181】
また、ステップS5において、現在のタイムスロットが、空きタイムスロットであると判定された場合、ステップS6に進み、その空きタイムスロットにおいて、ディスクアレイ装置111乃至114から、N2倍速再生用の分割データが読み出され、再生画像のフレームが構成されて出力される。即ち、これにより、擬似的なN2倍速再生に替えて、正規のN2倍速再生が行われる。
【0182】
なお、本実施の形態では、1フレーム毎に、画像をグループ分けするようにしたが、その他、例えば、本件出願人が先に出願した特願平10−122535号に開示されているように、1GOP等ごとに、画像をグループ分けすること等も可能である。
【0183】
また、本発明は、RAIDの方式によらず、適用可能である。
【0184】
【発明の効果】
以上の如く、本発明の画像再生装置および画像再生方法によれば、画像を再生する要求があった場合に、複数のグループの記録媒体それぞれから、要求のあった再生速度に対応した部分の分割データが読み出され、記憶手段に記憶される。そして、記憶手段に記憶された分割データが、その読み出しパターンを制御しながら読み出され、その分割データを用いて、再生画像が構成される。従って、分割データの読み出しパターンによって、各種の再生速度による再生画像を構成することが可能となり、これにより、例えば、再生速度の変更が要求された場合に、その再生速度の移行を、即座に行うことが可能となる。そして、その結果、装置の操作性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のAVサーバシステムの一例の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のディスクアレイ装置1101乃至1104の構成例を示すブロック図である。
【図3】本発明を適用したAVサーバシステムの一実施の形態の構成例を示すブロック図である。
【図4】図3のIOP131乃至134の構成例を示すブロック図である。
【図5】1フレームの画像のグループ分けの方法を説明するための図である。
【図6】下りデータバス16上のデータのフォーマットを示す図である。
【図7】図3のディスクアレイ装置111乃至114の構成例を示すブロック図である。
【図8】HDD20W乃至20Zそれぞれに記録される分割データを示す図である。
【図9】1倍速再生時におけるHDD20W乃至20Zからの分割データの読み出しパターンを示す図である。
【図10】1倍速再生時における画像一時記憶部53からの分割データの読み出しパターンを示す図である。
【図11】2倍速再生時におけるHDD20W乃至20Zからの分割データの読み出しパターンを示す図である。
【図12】2倍速再生時における画像一時記憶部53からの分割データの読み出しパターンを示す図である。
【図13】4倍速再生時におけるHDD20W乃至20Zからの分割データの読み出しパターンを示す図である。
【図14】4倍速再生時における画像一時記憶部53からの分割データの読み出しパターンを示す図である。
【図15】4倍速再生用の分割データを用いて、擬似的な1倍速再生または2倍速再生をそれぞれ行う場合の画像一時記憶部53からの分割データの読み出しパターンを示す図である。
【図16】画像データ一時記憶部53が3バンクで構成される場合の再生時の動作を説明するためのタイムチャートである。
【図17】画像データ一時記憶部53が3バンクで構成される場合の再生時の動作を説明するためのタイムチャートである。
【図18】IOP13jによる再生処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 編集装置, 10 AVサーバ, 111乃至114 ディスクアレイ装置, 12 入出力プロセッサ部, 131乃至134 IOP, 14 管理装置, 20 HDD, 30 ディスクアレイコントローラ, 31 データ分配器, 32W乃至32Z 切換器, 40 制御部, 41 画像入力I/F, 42 画像グループ分割部, 42a 切換器, 42b ID付加回路, 43 画像一時記憶部, 43A乃至43D 一時記憶部, 44 HDD出力I/F, 51 HDD入力I/F, 52 画像グループ検出部, 52a 切換器, 52b ID判断回路, 53 画像一時記憶部, 53W乃至53Z 一時記憶部, 54 画像出力I/F
Claims (5)
- 画像データを、所定のデータ単位毎に複数に分割することにより、複数にグループ分けされた分割データを生成し、
前記分割データのグループと、前記分割データのグループ数に対応して複数にグループ分けされた複数の記録媒体のグループとの関係が、前記所定のデータ単位毎に、一定のパターンで周期的に変化するように、前記分割データを、そのグループ毎にそれぞれ異なるグループの記録媒体に記録する
ことによって前記画像データが記録された前記複数の記録媒体から分割データを読み出すことにより、再生画像を再生する画像再生装置であって、
画像を再生する要求があった場合に、前記複数のグループの記録媒体それぞれから、要求のあった再生速度に対応した部分の前記分割データを読み出す読み出し手段と、
前記複数のグループの記録媒体それぞれから読み出された前記分割データを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された前記分割データを読み出し、その分割データを用いて、前記再生画像を構成する構成手段と、
前記記憶手段からの前記分割データの読み出しパターンを制御する制御手段と
を含むことを特徴とする画像再生装置。 - 前記制御手段は、前記再生速度を減速する要求があった場合に、現在の再生速度と要求のあった再生速度とに基づき、前記記憶手段から、前記分割データの一部を重複して読み出すように制御を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の画像再生装置。 - 前記制御手段は、前記再生速度を減速する要求があった場合に、前記読み出し手段が、要求のあった再生速度に対応した部分の前記分割データを、前記複数のグループの記録媒体それぞれから読み出すまで、前記記憶手段に記憶されている前記分割データの一部を重複して読み出すように制御を行う
ことを特徴とする請求項2に記載の画像再生装置。 - 前記複数の記録媒体が他の装置との間で共用され、前記複数の記録媒体の使用が可能な時間が周期的に割り当てられている場合において、
前記複数の記録媒体の使用が可能でないタイミングで、前記再生速度を減速する要求があったときに、前記複数の記録媒体の使用を要求する要求手段をさらに含み、
前記読み出し手段は、前記要求手段の要求に対して、前記複数の記録媒体の使用が許可されたとき、前記複数のグループの記録媒体それぞれから、要求のあった再生速度に対応した部分の前記分割データを、即座に読み出す
ことを特徴とする請求項3に記載の画像再生装置。 - 画像データを、所定のデータ単位毎に複数に分割することにより、複数にグループ分けされた分割データを生成し、
前記分割データのグループと、前記分割データのグループ数に対応して複数にグループ分けされた複数の記録媒体のグループとの関係が、前記所定のデータ単位毎に、一定のパターンで周期的に変化するように、前記分割データを、そのグループ毎にそれぞれ異なるグループの記録媒体に記録する
ことによって前記画像データが記録された前記複数の記録媒体から分割データを読み出すことにより、再生画像を再生する画像再生方法であって、
画像を再生する要求があった場合に、前記複数のグループの記録媒体それぞれから、要求のあった再生速度に対応した部分の前記分割データを読み出す読み出しステップと、
前記複数のグループの記録媒体それぞれから読み出された前記分割データを、データを記憶する記憶手段に記憶させる記憶ステップと、
前記記憶手段に記憶された前記分割データを読み出し、その分割データを用いて、前記再生画像を構成する構成ステップと、
前記記憶手段からの前記分割データの読み出しパターンを制御する制御ステップと
を含むことを特徴とする画像再生方法。
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