JP2000243070A - データ蓄積装置および方法、ならびに、データ送出装置および方法 - Google Patents

データ蓄積装置および方法、ならびに、データ送出装置および方法

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JP2000243070A
JP2000243070A JP11039812A JP3981299A JP2000243070A JP 2000243070 A JP2000243070 A JP 2000243070A JP 11039812 A JP11039812 A JP 11039812A JP 3981299 A JP3981299 A JP 3981299A JP 2000243070 A JP2000243070 A JP 2000243070A
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hdd
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audio
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JP11039812A
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English (en)
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Satoshi Yonetani
聡 米谷
Masakazu Yoshimoto
正和 吉本
Tomohisa Shiga
知久 志賀
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多チャンネルに対応したA/Vサーバにおい
て、少ないディスク台数で多チャンネルの音声データを
蓄積および再生できるようにする。 【解決手段】 A/Vサーバ1は、HDDアレイ5A及
び5Bを有し、アレイ5Aには映像データとCh1〜4
の音声データ、アレイ5Bには映像データとCh5〜8
の音声データが夫々蓄積される。アレイ5A及び5B
は、アレイを構成するHDDの各々が映像データ、音声
データを夫々記録する領域Vと領域Aとに分割される。
領域Vは、アレイ5A及び5BでRAID−3の構成を
とり、例えば一つのHDDがパリティディスクである。
領域Aは、アレイA及び5BでRAID−1の構成をと
り、各チャンネルの音声データが二重化される。Ch1
〜4の音声データを扱うときは、アレイ5Aが用いら
れ、Ch1〜8の音声データを扱うときは、アレイ5A
及び5Bが用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、特に放送局など
で用いられ、大量の映像データと共に、その映像データ
に対応する複数チャンネルの音声データを蓄積ならびに
再生するのに用いて好適な、データ蓄積装置および方
法、ならびに、データ送出装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年では、テレビジョン放送において映
像および音声信号をディジタル方式で伝送する、ディジ
タル放送などの普及により、情報提供の多チャンネル化
が進行している。多チャンネル化に伴い、1台の映像・
音声データ記録再生装置によって、複数の映像・音声デ
ータの並列的な記録および再生、ならびに、記録しなが
らの再生などを行うことが要求されてきている。そし
て、この要求を満たすために、ハードディスクなどのラ
ンダムアクセス可能な記録媒体を用いて映像・音声デー
タを記録するビデオサーバ(A/V(Audio and/or Vide
o)サーバ)と称される装置が普及しつつある。
【0003】一般的に、放送局などでは、再生される画
像などに高い品質が要求される。そのため、放送局など
で用いられるA/Vサーバは、画質や音質に対する要求
から、必要とされるデータの転送レートが高いうえに、
長時間のデータを記録するために、大容量が必要であ
る。
【0004】そこで、映像・音声データを蓄積すると共
に並列処理が可能な、複数のハードディスク装置(HD
D)を有する記録再生装置をA/Vサーバとして用い
る。このA/Vサーバによって、データの転送レートの
高速化および大容量化を図る試みや、さらにパリティデ
ータを記録することにより、万一、何れかのHDDに障
害が発生しても信頼性を確保できるようにする試みがな
されている。
【0005】これにより、様々な使用形態に対応するこ
とができる、マルチチャンネルのA/Vサーバを実現す
ることが可能になる。すなわち、放送局が提供しようと
している番組の内容や放送形態により要求されるチャン
ネル数が異なるような場合にも、対応できる。例えば、
複数の映像・音声データからなる素材データを分散的に
記録しておき、多チャンネルの送出を同時に行う。また
例えば、同一の素材データを、再生時間をずらして多チ
ャンネルで送出する。このA/Vサーバを用いることに
より、多数のビデオデータを並列的に配信するVOD(V
ideo On Demand) やNVOD(Near Video On Demand)の
システムを構築することができる。
【0006】このようなA/Vサーバには、1988年
に、Patterson らによって発表された論文("A Case for
Redundant Arrays of Inexpensive Disks(RAID)",ACM
SIGMOND Conference,Chicago,III,Jun.1-3,1988)に提唱
されている、複数のHDDをさらに複数組用いて構成さ
れた、RAID技術を適用した記録再生装置を適用する
ことができる。
【0007】上述の論文においてRAIDは、冗長度と
その構成方式によって、RAID−1からRAID−5
まで、5つに分類されている。RAID−1は、2つの
HDDに同一の内容を書き込む、ミラーリングを用いた
方式である。RAID−3は、入力データを一定の長さ
に分割して複数のHDDに記録すると共に、各HDDの
互いに対応するデータブロックの排他論理和であるパリ
ティデータを生成して、このパリティデータを他の1台
のHDDに書き込むようにした方式である。また、RA
ID−5は、データの分割単位(ブロック)を大きくし
て、1つの分割データをデータブロックとして1つのH
DDに書き込むと共に、各HDDの互いに対応するデー
タブロックの排他論理和をとった結果(パリティデー
タ)をパリティブロックとして、他のHDDに記録する
と共に、パリティブロックを他のHDDに分散する方式
である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のディ
ジタル放送の特徴の一つとして、音声の多チャンネル化
がある。例えば、現在全世界で普及されつつある地上波
DTV(Digital TV)では、音声のチャンネル数として6
チャンネルあるいは8チャンネルが必要とされている。
一方、ディジタルテレビジョン放送以外では、音声のチ
ャンネル数は、依然として4チャンネルで十分である。
A/Vサーバとしては、これらの仕様に対応できるよう
に、例えば4チャンネルと8チャンネルの切り替えが可
能なシステムを考える必要がある。
【0009】上述のRAIDを用いたA/Vサーバにお
いて、RAIDを構成するHDDアレイに対して、映像
データおよび音声データを一体で記録する方法が提案さ
れている。すなわち、HDDアレイの各HDDの記録領
域を、映像データおよび音声データを記録する領域にそ
れぞれ分割して用いる。こうすることで、映像データお
よび音声データのそれぞれの領域において、シーク時間
が短くなり、HDDに記録されている任意の映像データ
や、任意の音声データへの連続的なアクセスを高速に行
うことができるようになる。なお、この装置では、1台
のHDDアレイに対して4チャンネル分の音声データの
記録が可能とされている。
【0010】この提案のHDDアレイ1台を用いて、音
声の4チャンネルと8チャンネルとを切り替えることも
可能である。切り替えの方法には、HDDの領域を分割
する第1の方法と、HDD毎にチャンネルを振り分ける
第2の方法とが考えられる。
【0011】第1の方法では、図24に一例が示される
ように、HDDアレイ100を構成する各HDD101
A、101B、101Cおよび101Dそれぞれにおい
て、記録領域が映像データを記録する領域Vと音声デー
タを記録する領域Aとに分割され、さらに、音声データ
を記録する領域は、各チャンネル毎に分割される。この
例では、領域Aが音声チャンネルの1〜8チャンネルに
分割され、1〜4チャンネルと、5〜8チャンネルとが
それぞれ一組とされている。4チャンネル分の音声デー
タを扱う場合には、領域Aのうち1〜4チャンネルの領
域だけが使用される。
【0012】この第1の方法では、音声データを読み出
す際にシーク回数が増え、性能的に不利であるという問
題点があった。例えば、複数チャンネルを並列的に出力
するような場合、各チャンネルの領域を時分割でシーク
して音声データの読み出しを行う必要がある。
【0013】第2の方法では、図25に一例が示される
ように、HDDアレイ110を構成する各HDD111
A、111B、111C、111D、111E、111
F、111Gおよび111Hそれぞれにおいて、記録領
域が映像データを記録する領域Vと音声データを記録す
る領域Aとに分割される。各HDD111A、111
B、111C、111D、111E、111F、111
Gおよび111Hの領域Aは、音声チャンネルの1〜8
チャンネルにそれぞれ割り振られる。
【0014】この第2の方法では、チャンネル数に応じ
て必要なHDDの台数が増え、コスト的に不利であると
いう問題点があった。例えば、ディスクの障害などの対
策のために、各チャンネルでHDDをミラー構成をとる
と、音声チャンネルを8チャンネル扱うためには、16
台のHDDが1台のRAIDにおいて必要になる。
【0015】したがって、この発明の目的は、少ないデ
ィスク台数で多チャンネルの音声データを蓄積および再
生できるようなデータ蓄積装置および方法、ならびに、
データ送出装置および方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した課
題を解決するために、割り当てられたタイムスロットの
ときに複数種類のデータの入力および出力が行われ、ラ
ンダムアクセスが可能な記録媒体を用いてデータの蓄積
を行うデータ蓄積装置において、複数種類のデータが互
いに異なる領域に記録されるように記録領域が分割され
た記録媒体を複数有し、複数の記録媒体が所定単位で複
数のグループに分けられてなる記録手段と、記録手段を
制御し、記録データを所定単位毎に、記録手段の複数の
グループのそれぞれに振り分けて、記録手段の複数の記
録媒体に順に記録する記録制御手段とを備えたことを特
徴とするデータ蓄積装置である。
【0017】また、この発明は、複数種類のデータの入
力および出力が行われ、ランダムアクセスが可能な記録
媒体を用いて蓄積されたデータを再生し出力するような
データ送出装置において、複数種類のデータが互いに異
なる領域に記録されるように記録領域が分割された記録
媒体を複数有し、複数の記録媒体が所定単位で複数のグ
ループに分けられてなるデータ蓄積手段と、蓄積手段に
記録されたデータを、複数のグループ毎に、グループの
記録媒体の順に再生する再生手段と、再生手段で再生さ
れたデータを出力する出力手段とを備えることを特徴と
するデータ送出装置である。
【0018】また、この発明は、割り当てられたタイム
スロットのときに複数種類のデータの入力および出力が
行われ、ランダムアクセスが可能な記録媒体を用いてデ
ータの蓄積を行うデータ蓄積方法において、複数種類の
データが互いに異なる領域に記録されるように記録領域
が分割された記録媒体を複数有し、複数の記録媒体が所
定単位で複数のグループに分けられてなる記録手段に記
録データを記録する記録のステップと、記録データを所
定単位毎に、記録手段の複数のグループのそれぞれに振
り分けて、記録手段の複数の記録媒体に順に記録するよ
うに記録手段を制御する記録制御のステップとを備えた
ことを特徴とするデータ蓄積方法である。
【0019】また、この発明は、複数種類のデータの入
力および出力が行われ、ランダムアクセスが可能な記録
媒体を用いて蓄積されたデータを再生し出力するような
データ送出方法において、複数種類のデータが互いに異
なる領域に記録されるように記録領域が分割された記録
媒体を複数有し、複数の記録媒体が所定単位で複数のグ
ループに分けられてなるデータ蓄積手段に記録されたデ
ータを、複数のグループ毎に、グループの記録媒体の順
に再生する再生のステップと、再生のステップで再生さ
れたデータを出力する出力のステップとを備えることを
特徴とするデータ送出方法である。
【0020】上述したように、請求項1および請求項6
に記載の発明は、複数種類のデータが互いに異なる領域
に記録されるように記録領域が分割された記録媒体を複
数有し、複数の記録媒体が所定単位で複数のグループに
分けられてなる記録手段を有し、この記録手段に対し
て、記録データを所定単位毎に、記録手段の複数のグル
ープのそれぞれに振り分けて、記録手段の複数の記録媒
体に順に記録するように制御するようにしているため、
記録データを例えばチャンネルからなる所定単位毎に記
録することができる。
【0021】また、請求項5および請求項7に記載の発
明は、複数種類のデータが互いに異なる領域に記録され
るように記録領域が分割された複数の記録媒体が所定単
位で複数のグループに分けられてなるデータ蓄積手段に
記録されたデータを、複数のグループ毎に、グループの
記録媒体の順に再生し、再生されたデータを出力するよ
うにされているため、データの再生を例えばチャンネル
からなる所定単位毎に行うことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態に
ついて説明する。この発明の実施の一形態の説明に先ん
じて、理解を容易とするために、RAIDを用いた記録
再生装置について、図1、図2および図3を用いて説明
する。図1は、記録再生装置の全体的な構成の一例を示
す。この装置は、多チャンネルを並列的に処理できるよ
うに、複数の入出力処理部10A、10Bおよび10C
を有する。入出力処理部10A、10Bおよび10C
は、それぞれ1チャンネルの入出力を処理する。入出力
処理部10A〜10Cの詳細については、後述する。
【0023】一方、この記録再生装置は、記録媒体とし
て複数のRAID20A、20B、20C、20Dおよ
び20Eを用いる。RAID20A、20B、20C、
20Dおよび20Eのそれぞれは、複数台のHDD(ハ
ードディスク装置)を有する。入出力処理部10A、1
0Bおよび10Cのそれぞれと、RAID20A、20
B、20C、20Dおよび20Eのそれぞれとは、バス
30およびバス31で接続される。バス30は、下りバ
スとも称される。入出力処理部10A〜10Cから出力
されたデータは、下りバス30を介してRAID20A
〜20Eに供給される。一方、バス31は、上りバスと
称される。RAID20A〜20Eから出力されたデー
タは、上りバス31を介して入出力処理部10A〜10
Cに供給される。
【0024】外部から入力された映像および音声データ
を含むデータは、先ず、入力データDINとして入出力処
理部10Aに入力される。入力データDINは、入出力処
理部10Aで、データの伝送フォーマットからの映像デ
ータおよび音声データの抽出処理、抽出された映像デー
タおよび音声データに対する圧縮符号化処理といった、
所定の処理が施される。圧縮符号化処理には、例えばM
PEG2(Moving Picture Experts Group-2)方式を用い
ることができる。処理されたデータは、後段に接続され
る記録媒体であるハードディスクに記録できる形式に変
換される。
【0025】入力データDINは、入出力処理部10Aで
上述のような処理ならびに変換を施された後、入出力処
理部10Aから出力され、バス30を介してRAID2
0A〜20Eに転送される。RAID20A〜20Eに
転送されたデータは、RAID20A〜20E内で所定
の処理を施された後、RAID20A〜20Eがそれぞ
れ有するHDDに対して記録される。
【0026】再生時には、RAID20A〜20E内の
HDDから読み出されたデータがRAID20A〜20
Eから出力され、バス31を介して入出力処理部10A
〜10Cに供給される。入出力処理部10A〜10Cで
は、供給されたデータが圧縮符号化されていれば圧縮符
号の復号化を行う。そして、データを外部に出力する際
の伝送フォーマットへの変換を行う。これらの処理がな
されたデータは、出力データDOUT とされ、外部へ出力
される。
【0027】複数の入出力処理部10A〜10Cは、そ
れぞれ独立しているため、同時にデータが入力されて
も、並列的な処理が可能である。しかしながら、バス3
0(およびバス31)が複数の入出力処理部10A〜1
0Cに共通であるため、バス30に対して複数の入出力
処理部10A〜10Cから同時にデータが供給されるこ
とになり、このままでは処理しきれない。
【0028】そこで、タイムスロット発生回路35を設
け、入出力処理部10A〜10Cに対してバス30およ
び31の使用権を与えるタイムスロットを発生する。例
えば、所定時間(例えば1秒)を1つのサイクルとし、
1つのサイクルを、入出力部10A〜10Cの数に応じ
て分割してタイムスロットが設定される。設定されたタ
イムスロットを示すタイムスロット信号TSLがタイムス
ロット発生回路35で発生される。
【0029】タイムスロット信号TSLは、入出力処理部
10A〜10Cに供給され、入出力処理部10A〜10
Cに対して順番にタイムスロットが割り当てられる。各
入出力処理部10A〜10Cでは、割り当てられたタイ
ムスロット内で、入力されたデータをバス30に出力し
てRAID20A〜20Eに供給する。
【0030】つまり、ある時間間隔(すなわちタイムス
ロット)を入出力処理部10A〜10Cに対して順番に
与え、各入出力処理部10A〜10Cは、その時間間隔
内でのみ動作する。厳密には、各入出力処理部10A〜
10Cは、同時入出力を行っていないが、タイムスロッ
トと比較して長い時間で見れば、複数チャンネル(この
例では3チャンネル)の同時入出力が実現されているよ
うに見える。
【0031】また、この例では、入出力処理部10A〜
10CとRAID20A〜20Eとを接続するバスが、
下りバス(バス30)と上りバス(バス31)とに分け
られている。そのため、各入出力処理部10A〜10C
とRAID20A〜20Eとを結ぶデータ系路上で、入
出力のデータがバッティングすることが無く、各入出力
処理部10A〜10Cにおいて、入力処理と出力処理と
を同時に行うことができる。
【0032】さらに、バス30およびバス31は、それ
ぞれ接続されているRAIDの台数分のデータ経路(図
1の例では5本)が設けられている。入出力処理部10
A〜10Cのそれぞれにおいて、RAID20A〜20
EのうちどのRAIDに記録すべきかを、予め割り振っ
ておく。こうすることで、RAID20A〜20E内
で、各RAIDにどのようにデータを割り振るかを決め
るよりも、処理時間が短縮できる。また、RAID20
A〜20E側は、上位である入出力処理部10A〜10
Cからの命令に基づいて処理するだけの構成にしておけ
ば、RAID20A〜20Eを入出力処理部10A〜1
0C側で管理することができる。
【0033】図2は、上述の入出力処理部10A〜10
Cの構成の一例を示す。ここでは、入出力処理部10A
を例にとって説明する。入出力処理部10Aは、大きく
分けて、図2Aに示される記録系と、図2Bに示される
再生系とからなる。記録系は、入力回路11、シリアル
−パラレル変換回路12、メモリ13A〜13Eおよび
バス出力処理回路14A〜14Eからなる。また、再生
系は、バス入力処理回路15A〜15E、メモリ16A
〜16E、パラレル−シリアル変換回路17および出力
回路18からなる。
【0034】記録系について説明する。外部の伝送フォ
ーマットで入力された入力データDINが入力回路11に
供給される。入力データDINは、例えばD1やD2とい
った放送局用ディジタルビデオ信号の標準的なフォーマ
ットに準じた映像および音声データが、SDI(Serial
Digital Interface:SMPTE-259nとして規格化) やSDT
I(Serial Data Transfer Interface:SMPTE-305nとして
規格化) などの伝送フォーマットに乗せられて伝送され
たものである。映像および音声データがシリアルに伝送
される。
【0035】入力回路11において、上述した伝送フォ
ーマットから映像データおよび音声データが取り出され
る。記録に際して圧縮符号化が必要なときには、これら
のデータに対して所定の方式で圧縮符号化を施す。入力
回路11から出力されたデータDW は、シリアル−パラ
レル変換回路12に供給され、パラレルデータDW に変
換されると共に、RAIDの台数に応じて振り分けられ
る。RAIDが5台用いられているこの例では、パラレ
ルデータDW がデータDWP1 〜DWP5 の5系統に振り分
けられる。
【0036】例えばデータDWP1 は、メモリ13Aに溜
め込まれる。メモリ13Aに溜め込まれたデータは、上
述したタイムスロット信号TSLに基づき、タイムスロッ
ト発生回路35によってタイムスロットが割り当てられ
たときに、タイムスロットの時間分、読み出される。メ
モリ13Aから読み出されたデータDWQ1 は、バス出力
処理回路14Aに供給され、バス30での伝送フォーマ
ットに変換される。
【0037】バス30での伝送フォーマットは、RAI
D20Aに書き込むデータに、RAID20Aに対する
コマンドが重畳され、先頭に同期信号が付加されて伝送
されるものである。RAID20Aに対するコマンドに
は、例えばRAID20Aの各HDDにデータの書き込
みを指示するコマンドや、RAID20Aの各HDDか
らのデータの読み出しを指示するコマンドがある。ま
た、RAID20Aから上位の入出力処理部10A〜1
0Cへは、読み出されたデータと共に、コマンドに対す
るステータスが重畳される。
【0038】なお、シリアル−パラレル変換処理回路1
2からの出力データDWP2 〜DWP5の系列、すなわちバ
ス出力処理回路14B〜14Eの系列でも、上述のデー
タDWP1 (バス出力処理回路14A)の系列と同様の処
理がなされる。
【0039】図2Bに示される再生系では、上述の記録
系と逆の処理が行われる。すなわち、例えばRAID2
0Aから読み出されたデータDRS1 がバス31を介して
バス入力処理回路15Aに供給される。バス入力処理回
路15Aでは、バス31の同期が検出され、検出された
同期に従い供給されたデータDRS1 がメモリ16Aに書
き込まれる。メモリ16Aに書き込まれたデータDRS1
は、タイムスロット信号TSLにより割り当てられたタイ
ムスロットに基づき読み出され(データDRM1)、パラ
レル−シリアル変換回路17に供給される。
【0040】再生系でも、データDRS2 〜DRS5 の系
列、すなわちバス入力処理回路15B〜15Eの系列
は、上述のデータDRS1 (バス入力処理回路15A)の
系列と同様な処理がなされる。
【0041】パラレル−シリアル変換回路17では、メ
モリ16A〜16Eのそれぞれから供給されたデータD
RM1 〜DRM5 をシリアルデータに変換し、シリアルデー
タDMSに一本化する。データDMSは、出力回路18に供
給され、出力の伝送フォーマットに変換され、出力デー
タDOUT とされて外部に出力される。
【0042】図3は、上述のRAID20A〜20Eの
構成の一例を示す。RAID20A〜20Eは、互いに
同一の構成とされているため、ここでは、RAID20
Aを例にとって説明する。RAID20Aは、複数のH
DD258〜262が連動して動作する、ディスクアレ
イ装置である。この例では、HDD258〜261がデ
ータ用のディスク装置であり、HDD262がHDD2
58〜261に記録されたデータに対するパリティ用の
ディスク装置で、所謂RAID−3構成となっている。
【0043】記録の際は、バス30が記録用データコン
トローラ245に接続され、データがバス30から記録
用データコントローラ245に供給される。上述したよ
うに、このデータは、同期信号、コマンドデータ、なら
びに、記録する映像および/または音声データからな
る。以下、記録する映像/音声データを、ビデオデータ
と総称する。記録用データコントローラ245により入
力データの先頭の同期信号が検出されると、この同期信
号に続く一定量のコマンドデータがコマンド用FIFO
241に供給され蓄積される。
【0044】一方、コマンドデータに続くビデオデータ
は、記録用データコントローラ245からデータマルチ
プレクサ246に供給される。このデータマルチプレク
サ246には、メモリコントローラ248、249、2
50、251およびSCSIプロトコルコントローラ
(SPC)253、254、255、256を介してビ
デオデータ記録用のHDD258、259、260、2
61が接続されている。また、このデータマルチプレク
サ246には、パリティ演算回路257が接続され、こ
のパリティ演算回路257には、メモリコントローラ2
52およびSPC257を介してパリティデータ記録用
のHDD262が接続されている。また、SPC253
〜257は、直列に接続され、その一端がCPU239
と接続されている。
【0045】データマルチプレクサ246は、ビデオデ
ータを分配し、この分配されたビデオデータがHDD2
58〜261に記録される。データマルチプレクサ24
6は、例えば接続されたHDD258〜261にそれぞ
れ対応したバッファメモリを有し、供給された映像およ
び音声データを所定単位(例えばバイト単位)でこれら
のバッファメモリに対して順に割り振って書き込んでい
く。HDD258〜261に行き渡るようにバッファメ
モリにデータが書き込まれると、バッファメモリからH
DD258〜261にデータが転送され、書き込まれ
る。
【0046】このとき、パリティ演算回路257で、H
DD258〜261に対応する冗長データ、すなわちパ
リティデータが演算される。パリティデータは、HDD
262に記録される。
【0047】一連の記録動作が正常に終了すると、CP
U239において正常終了に対応するステータスデータ
が発行される。このステータスデータは、ステータス用
FIFO240に蓄積された後、所定のタイミングで再
生用データコントローラ242に供給される。再生用デ
ータコントローラ242においては、同期信号が生成さ
れ、この同期信号にステータスデータが付加され、これ
らのデータがバス31に対して送出される。
【0048】再生の際は、バス30から再生を要求する
コマンドデータが供給される。このコマンドデータに従
って、HDD258〜261に記録されているビデオデ
ータと、HDD262に記録されているパリティデータ
が読み出され、データマルチプレクサ246によりビデ
オデータが合成される。このビデオデータは、再生用デ
ータコントローラ242に供給される。また、CPU2
39により、再生動作に対応するステータスデータが生
成される。このステータスデータは、ステータス用FI
FO240に蓄積された後、所定のタイミングで再生用
データコントローラ242に供給される。再生用データ
コントローラ242においては、同期信号が生成され、
この同期信号にステータスデータおよびビデオデータが
付加され、このデータがバス31に対して送出される。
【0049】なお、上述では、各RAIDにおいて5台
のHDDが用いられているが、これは一例であって、こ
の例に限定されるものではない。また、各RAIDがR
AID−3あるいはRAID−5の構成とされている
が、ミラーリングを用いたRAID−1で構成すること
もできる。さらに、上述では、5台のRAIDが用いら
れているが、これは一例であって、例えば2台のRAI
Dを用いるようにしてもよい。入出力処理装置も、扱う
チャンネル数に応じて増減できる。
【0050】以下、この発明の実施の一形態を、図面を
参照しながら説明する。図4は、この発明の実施の一形
態によるA/Vサーバの構成の一例を示す。図4におい
て、A/Vサーバ1に対して入力デバイス2および出力
デバイス3が接続される。A/Vサーバ1は、図1〜図
3を用いて説明した記録再生装置を適用することができ
る。
【0051】入力デバイス2は、例えばディジタルVT
Rや、衛星受信システムといった、映像および/または
音声信号をディジタルデータで出力するものである。勿
論、アナログの映像および/または音声信号をディジタ
ル変換してディジタルデータとして出力してもよい。入
力デバイス2から入力された映像データおよび音声デー
タがA/Vサーバ1に蓄積される。ここで、入力デバイ
ス2から入力される音声データは、複数の音声チャンネ
ルからなる。例えば、入力デバイス2から、1系統の映
像データが入力されると共に、その映像データに伴う、
チャンネル1〜チャンネル8の8チャンネル分の音声デ
ータが入力される。
【0052】なお、入力デバイス2からA/Vサーバ1
に対して、映像データおよび複数チャンネルの音声デー
タをさらに複数系統供給することもできる。また、映像
データと音声データは、それぞれ独立して入力すること
もできる。
【0053】出力デバイス3は、例えばモニタや送信シ
ステムである。例えば図示されない送出システムの指示
に基づき、A/Vサーバ1に蓄積された映像データおよ
び音声データから所望のものが選択されて読み出され、
出力デバイス3に出力される。出力デバイス3がモニタ
であれば、映像データが表示されると共に、音声データ
が再生される。出力デバイス3が送信システムであれ
ば、例えば所定の方式で変調された映像および音声デー
タが衛星などに向けて送信される。
【0054】A/Vサーバ1は、複数のHDDおよびこ
れらのHDDの制御部からなるハードディスクアレイ
(以下、HDDアレイと略称する)を有する。図4に示
されるこの発明による構成では、映像データおよび音声
データが共に蓄積されるHDDアレイ5AおよびHDD
アレイ5Bを有する。この例では、A/Vサーバ1に8
チャンネルの音声データが入力され、そのうちチャンネ
ル1〜4の音声データがHDDアレイ5Aに記録され、
チャンネル5〜8の音声データがHDDアレイ5Bに記
録される。一方、映像データは、HDDアレイ5Aおよ
びHDDアレイ5Bの何方か一方、あるいは、HDDア
レイ5Aおよび5Bを共に用いて記録される。HDDア
レイ5Aおよび5Bに対するデータの入出力は、プロセ
ッサ4によって制御される。
【0055】図5は、この実施の一形態によるHDDア
レイ5Aおよび5Bの構成の一例を概略的に示す。ここ
では、説明のため、HDDアレイ5Aおよび5Bがそれ
ぞれ8台のHDDから構成されるものとする。なお、後
述するように、実際には、HDDアレイ5Aおよび5B
は、それぞれ22台のHDDによって構成される。図5
Aに示されるように、HDDアレイ5Aは、8台のHD
D70A、70B、70C、70D、70E、70F、
70Gおよび70Hから構成される。各HDD70A〜
70Hの入出力は、プロセッサ・インターフェイス71
によって制御される。
【0056】HDD70A〜70Hのそれぞれは、記録
領域が映像データを記録するビデオ領域Vと、音声デー
タを記録するオーディオ領域Aとに分割される。図5B
は、この実施の一形態による、HDD70A〜70Hの
ビデオ領域Vおよびオーディオ領域Aにおける、映像デ
ータおよび音声データの割り振りの例を示す。
【0057】ビデオ領域Vにおいて、入力された映像デ
ータは、8台のHDDのうち7台のHDD(HDD70
A〜70G)に対して順に割り振られて記録される。残
りの1台のHDD70Hには、他の7台のHDD70A
〜70Gに記録された映像データのパリティデータが記
録される。すなわち、ビデオ領域Vは、RAID−3の
構成をとっている。
【0058】オーディオ領域Aにおいて、入力されたチ
ャンネル1の音声データは、HDD70Aおよび70B
に共に記録され、データが二重化される。すなわち、チ
ャンネル1の音声データがHDD70Aおよび70Bに
ミラーリングされる。同様に、チャンネル2の音声デー
タがHDD70Cおよび70Dにミラーリングされ、チ
ャンネル3の音声データがHDD70Eおよび70Fに
ミラーリングされる。チャンネル4の音声データがHD
D70Gおよび70Hにミラーリングされる。このよう
に、オーディオ領域Aは、RAID−1の構成をとって
いる。
【0059】図6は、上述の図5と同等な、チャンネル
5〜8の音声データに対応したHDDアレイ5Bの構成
の一例を示す。HDDアレイ5Bも、8台のHDD70
I、70J、70K、70L、70M、70N、70O
および70Pを有する。各HDD70I〜70Pの入出
力は、プロセッサ・インターフェイス71’によって制
御される。なお、プロセッサ・インターフェイス71’
の構成は、上述のプロセッサ・インターフェイス71と
同等である。各HDD70I〜70Pは、ビデオ領域V
およびオーディオ領域Aとに分割され、ビデオ領域Vで
は、HDD70I〜70Oに対して映像データが順に割
り振られて記録され、記録されたこれらのデータのパリ
ティデータがHDD70Pに記録される。また、オーデ
ィオ領域Aでは、HDD70Iおよび70J、HDD7
0Kおよび70L、HDD70Mおよび70N、HDD
70Oおよび70Pに、それぞれチャンネル5〜8の音
声データが、ミラーリングされて記録される。
【0060】なお、図5および図6では、説明のため各
HDDが縦方向に分割されているように示されている
が、実際には、HDD70A〜70P内部の実質的な記
録媒体であるディスクは、円盤状であって、図7に概略
的に示されるように、円盤の直径方向に領域が分割され
る。この例では、ディスク150の外周側がビデオ領域
151に割り当てられ、内周側がオーディオ領域152
に割り当てられる。HDD70A〜70Pがそれぞれ複
数のディスクを有する場合は、複数のディスクのそれぞ
れが同様にして、直径方向に領域分割される。このよう
に、音声データを記録するオーディオ領域を、ディスク
上に連続的に配置することで、音声データをランダムア
クセスする際のシーク時間などを短くできる。
【0061】なお、上述では、複数のHDD70A〜7
0Pは、互いに同じ比率でビデオ領域Vおよびオーディ
オ領域Aとに分割されているように説明したが、これは
この例に限定されない。すなわち、複数のHDD70A
〜70Pは、互いに異なる比率でビデオ領域Vとオーデ
ィオ領域Aとに分割するようにしてもよい。
【0062】図8は、この実施の一形態によるA/Vサ
ーバ1の構成の一例を、プロセッサ4を中心に示す。先
ず、記録系について説明する。端子50から、例えば上
述したSDIやSDTIの伝送フォーマットで、音声デ
ータ、映像データおよび補助データからなるデータが入
力される。
【0063】SDIにおいて、映像音声データの伝送
は、映像データの水平および垂直同期信号に基づきライ
ン番号を付されてシリアルに伝送される。このとき、主
画部の1ラインにおいて、有効画面領域を用いて映像デ
ータが伝送され、音声データは、有効画面領域以外の部
分が利用されて伝送される。複数チャンネルの音声デー
タを伝送可能で、例えば音声データのチャンネルを表す
チャンネル情報が伝送の単位毎に付加される。この例で
は、チャンネル1〜8の8チャンネル分の音声データの
伝送が可能とされている。
【0064】入力された映像音声データは、映像音声入
力インターフェイス51に供給される。映像音声入力イ
ンターフェイス51では、供給された映像音声データの
ライン数あるいはライン番号に基づき、映像音声データ
から映像データと音声データとを抽出する。例えば、図
示されないカウンタによりライン数がカウントされ、そ
のカウント値が用いられる。さらに、抽出された音声デ
ータに関して、チャンネル情報に基づき音声データがチ
ャンネル毎に分別される。
【0065】上述したように、チャンネル1〜4の音声
データがHDDアレイ5Aに記録され、チャンネル5〜
8の音声データがHDDアレイ5Bに記録される。その
ため、抽出された音声データのうち、チャンネル1〜4
の音声データが音声一時格納メモリ53Aに格納され、
チャンネル5〜8の音声データが音声一時格納メモリ5
3Bに格納される。また、映像データは、図示されない
セレクタなどにより選択され、HDDアレイ5Aに記録
されるデータは映像一時格納メモリ52Aに、HDD5
Bに記録されるデータは映像一時格納メモリ52Bに、
それぞれ格納される。
【0066】詳細は後述するが、メモリ53Aおよび5
3Bは、例えばそれぞれ映像データの16フレーム分に
対応する音声データを格納できる3つのバッファメモリ
からなる。また、メモリ52Aおよび52Bは、それぞ
れ映像データを16フレーム分格納できる3つのバッフ
ァメモリからなる。1つのバッファメモリに16フレー
ム分のデータが溜め込まれ、割り当てられたタイムスロ
ットのときにこのデータを掃き出すと共に、次のバッフ
ァメモリにデータを書き込む。メモリ52Aおよび53
Aから出力された映像およびチャンネル1〜4の音声デ
ータは、アレイ出力インターフェイス54Aに供給され
る。メモリ52Bおよび53Bから出力された映像およ
びチャンネル5〜8の音声データは、アレイ出力インタ
ーフェイス54Bに供給される。
【0067】このプロセッサ4の全体は、図示されない
CPUによって制御される。CPUは、例えばマイクロ
プロセッサからなり、RAMやROM、さらに他の必要
な構成を有する。所定のプログラムに基づき、CPUに
よってプロセッサ4における各種制御が行われる。CP
Uは、HDDアレイ5Aおよび5Bの管理を行うファイ
ルマネージャ機能と、HDDアレイ5Aおよび5Bに対
するコマンド処理などを行うデータマネージャ機能とを
有する。ファイルマネージャ機能では、HDDアレイ5
Aおよび5Bのどのアドレスに何のデータが記録されて
いるかを示すアドレス情報が扱われる。ファイルマネー
ジャ機能によって、HDDアレイ5Aおよび5B上の空
き領域情報などを知ることができる。
【0068】CPUは、送出システムなどによる上位制
御システム(図示しない)から送信された、例えば映像
音声データの記録を指示するwrite命令を受信し、
この命令に基づき、HDDアレイ5Aおよび5Bに対す
る所定のコマンドを生成する。これは、CPUのデータ
マネージャ機能による。生成されたコマンドは、アレイ
出力インターフェイス54Aおよび54Bに供給され
る。アレイ出力インターフェイス54Aおよび54Bで
は、メモリ52Aおよび53A、メモリ52Bおよび5
3Bから供給された映像および音声データに対してこの
コマンドを付加し、所定のヘッダ情報をさらに付加して
所定のデータストリームとしてHDDアレイ5Aおよび
5Bに送出する。
【0069】図9は、このデータストリームの一例を概
略的に示す。図9に示されるデータストリーム80は、
アレイ出力インターフェイス54Aから出力される、音
声チャンネル1〜4に対応するものである。図9Aに示
されるように、データストリーム80に対して先頭にヘ
ッダ情報が配され、次にコマンドが配される。コマンド
の後ろに映像データが配され、映像データの後ろにチャ
ンネル1〜4の音声データが配される。なお、映像デー
タおよび音声データは、何方か一方だけでもよいし、映
像データおよび音声データが全く無く、コマンドのみと
してもよい。
【0070】コマンドは、図9Bに一例が示されるよう
に、例えば、映像データに対するwriteコマンド
と、チャンネル1〜4の音声データに対するwrite
コマンドとからなる。それぞれのwriteコマンド
は、図9Cに一例が示されるように、HDDアレイ5A
に対するwrite指示と、write指示によって書
き込みを行うアドレスの指定情報とからなる。
【0071】アドレスは、HDDアレイ5Aに対する論
理アドレスであって、例えば書き込み開始アドレスと、
書き込み終了アドレスとが指定される。この例では、映
像データをアドレス「#0000001」からアドレス
「#0001000」まで書き込み、音声データをアド
レス「#1000001」からアドレス「#10010
00」まで書き込むように指示されている。
【0072】図10は、アレイ出力インターフェイス5
4Bから出力される、音声チャンネルのチャンネル5〜
8に対応するデータストリーム81である。図10Aが
データストリーム81の全体的な構成、図10Bがデー
タストリーム81中のコマンド部分の構成および図10
Cが映像および音声データに対するwriteコマンド
の例を、それぞれ示す。このデータストリーム81の構
成は、音声データのチャンネルがチャンネル5〜8であ
る点以外は、上述のデータストリーム80と同一であ
る。
【0073】データストリーム80は、HDDアレイ5
Aに供給される。HDDアレイ5Aでは、データストリ
ーム80中のコマンド部のコマンドで指定された論理ア
ドレスに基づき、供給された映像データおよびチャンネ
ル1〜4の音声データをHDDアレイ5Aの複数のHD
D70A〜70Hに配分して書き込む(詳細は後述す
る)。このとき、HDDアレイ5Aでは、与えられた論
理アドレスがHDD70A〜70Hが有するディスク上
の実際の物理的な位置に対応した、物理アドレスに変換
される。HDD70A〜70Hに配分されたデータは、
この物理アドレスに基づき各HDD70A〜70Hに書
き込まれ記録される。
【0074】同様に、データストリーム81がHDDア
レイ5Bに供給され、コマンドで指定された論理アドレ
スに基づき、映像データおよびチャンネル5〜8の音声
データをHDDアレイ5Bの複数のHDD70I〜70
Pに配分され書き込まれる。再生の際には、図示されな
い上位制御システムからA/Vサーバ1に対して、HD
Dアレイ5Aおよび5Bに記録されている所定の映像デ
ータおよび音声データを読み出し再生を指示するような
命令(read命令)が送信される。この命令がプロセ
ッサ4の図示されないCPUに受信される。CPUのフ
ァイルマネージャ機能により、read命令により指示
された映像データおよび音声データが記録されている、
HDDアレイ5Aおよび5B上の論理アドレスが探索さ
れる。その論理アドレスに基づきRAID(すなわちH
DDアレイ5A)への、映像データおよび音声データそ
れぞれに対する読み出し(read)コマンドが発行さ
れる。
【0075】映像データおよびチャンネル1〜4の音声
データのreadコマンドは、アレイ出力インターフェ
イス54Aに供給され、データストリーム80に乗せら
れてHDDアレイ5Aに供給される。また、映像データ
およびチャンネル5〜8の音声データのreadコマン
ドは、アレイ出力インターフェイス54Bに供給され、
データストリーム81に乗せられてHDDアレイ5Bに
供給される。
【0076】HDDアレイ5Aでは、データストリーム
80に乗せられ供給された、映像データおよびチャンネ
ル1〜4の音声データそれぞれのreadコマンドに従
って、readコマンドに示された論理アドレスに基づ
き、ビデオ領域から映像データが読み出され、オーディ
オ領域から音声データが読み出される。読み出された映
像および音声データは、データストリーム80に乗せら
れ、プロセッサ4のアレイ入力インターフェイス60A
に供給される。
【0077】アレイ入力インターフェイス60Aで、供
給されたデータストリーム80から映像データおよびチ
ャンネル1〜4の音声データが取り出される。映像デー
タは、それぞれ16フレームの映像データを格納可能な
3つのバッファメモリを有する映像一時格納メモリ61
Aに格納される。チャンネル1〜4の音声データは、そ
れぞれ16フレーム分の映像データに対応する音声デー
タを格納可能な、3つのバッファメモリを有する音声一
時格納メモリ62Aに格納される。メモリ61Aおよび
62Aは、供給されたデータをバッファリングしなが
ら、先に溜め込まれた映像および音声データをそれぞれ
出力する。
【0078】メモリ61Aおよび62Aからのデータの
出力タイミングは、図示されないCPUにより制御され
る。メモリ61Aおよび62Aから読み出された映像お
よびチャンネル1〜4の音声データは、映像音声出力イ
ンターフェイス63に供給される。
【0079】一方、HDDアレイ5Bからのデータの再
生も上述のHDDアレイ5Aからの再生と同様に行われ
る。すなわち、HDDアレイ5Bでは、データストリー
ム81に乗せられたreadコマンドに基づき、映像デ
ータおよびチャンネル5〜8の音声データが読み出され
る。読み出された映像データおよびチャンネル5〜8の
音声データは、ステータスデータと共にデータストリー
ム81に乗せられ、アレイ出力インターフェイス60B
に供給される。
【0080】アレイ出力インターフェイス60Bで、デ
ータストリーム81から映像データおよびチャンネル5
〜8の音声データが取り出される。映像データは、それ
ぞれ16フレームの映像データを格納可能な3つのバッ
ファメモリを有する映像一時格納メモリ61Bに格納さ
れる。チャンネル5〜8の音声データは、それぞれ16
フレーム分の映像データに対応する音声データを格納可
能な3つのバッファメモリをゆうする音声一時格納メモ
リ62Bに格納される。メモリ61Bおよび62Bでバ
ッファリングされた映像データおよびチャンネル5〜8
の音声データは、映像音声出力インターフェイス63に
供給される。
【0081】映像音声出力インターフェイス63におい
て、供給された映像データおよびチャンネル1〜4、チ
ャンネル5〜8の音声データがSDIフォーマットに則
った、一本化されたシリアルデータストリームに変換さ
れる。映像音声出力インターフェイス63の出力が端子
64に導出される。
【0082】図8では、A/Vサーバ1がプロセッサ4
を一つだけ有するとして説明したが、これはこの例に限
定されない。すなわち、図11に一例が示されるよう
に、A/Vサーバ1は、複数のプロセッサ41 、42
3 、・・・を有することができる。HDDアレイ5A
および5Bに対して、プロセッサ41 、42 、43 、・
・・が並列に接続される。
【0083】プロセッサ41 、42 、43 、・・・それ
ぞれの入力端子501 、502 、503 、・・・に対し
て、例えば上述したSDIの伝送フォーマットでシリア
ルデータが並列的に入力される。プロセッサ41
2 、43 では、入力されたデータに対する処理を、そ
れぞれ独立して行う。そして、プロセッサ41 、42
3 、・・・の出力は、図示は省略するが、上述したタ
イムスロット発生回路35によって発生されたタイムス
ロット信号TSLに基づくタイムスロットによって順番に
制御され、HDDアレイ5Aおよび5Bに供給され、記
録される。
【0084】再生時も同様に、HDDアレイ5Aおよび
5Bから再生されたデータがタイムスロットにより順番
にプロセッサ41 、42 、43 、・・・に供給され、そ
れぞれ独立に処理がなされて、出力端子641 、6
2 、643 、・・・から並列的に出力される。
【0085】なお、この図11では、HDDアレイ5A
および5Bの一組のHDDアレイが示されているが、こ
れはこの例に限らず、さらに多数のHDDアレイを接続
するようにしてもよい。
【0086】次に、この実施の一形態による、HDDア
レイ5Aおよび5Bに対する音声データの記録につい
て、より具体的に説明する。図12は、A/Vサーバ1
における、音声データに関するシステム構成を概略的に
示す。上述したように、A/Vサーバ1は、複数のプロ
セッサ41 、42 、43 、・・・を有する。プロセッサ
1 、42 、43 、・・・のそれぞれは、入力インター
フェイス90、バンクメモリ91、RAIDインターフ
ェイス92および出力インターフェイス96を有する。
【0087】入力インターフェイス90に入力された音
声データは、バンクメモリ91に一旦溜め込まれる。バ
ンクメモリ91から読み出された音声データがRAID
インターフェイス92を介してRAID部93に供給さ
れる。RAID部93において、インターフェイス94
によりデータの振り分けやタイミング制御などがなさ
れ、音声データがRAIDを構成する複数のHDD95
に記録される。再生は、上述の逆の経路を辿り、インタ
ーフェイス94の制御により複数のHDD95から音声
データが読み出される。読み出された音声データは、R
AIDインターフェイス92を介してバンクメモリ91
に溜め込まれる。バンクメモリ91から音声データが読
み出され、出力インターフェイス93を介して出力され
る。
【0088】図13は、複数のHDD95の構成の一例
を示す。上述したように、HDDアレイ5Aおよび5B
は、それぞれ22台のHDDによって構成される。すな
わち、複数のHDD95は、HDD−1〜HDD−22
の22台のHDDからなる。それぞれのHDDは、ビデ
オ領域およびオーディオ領域に分割される。HDDアレ
イ5Aおよび5Bは、同一の構成であるので、以下では
HDDアレイ5Aについて説明する。
【0089】ビデオ領域について説明する。映像データ
は、図14に一例が示されるように、表示画面上の位置
によって4分割される。すなわち、表示画面300が垂
直方向に4等分され、上から表示領域W、表示領域X、
表示領域Y、表示領域Zとされる。表示領域W、X、
Y、Zそれぞれに対応する映像データに対して、各々5
台のHDDが割り当てられる。以下、この5台のHDD
からなるグループを、表示領域W、X、Y、Zそれぞれ
に対応させ、グループW、X、Y、Zと称する。この例
では、例えばHDD−1〜HDD−5からなるグループ
Wに、表示領域Wの映像データが記録される。同様にし
て、グループX、Y、Zに対して、表示領域X、Y、Z
に対応する映像データがそれぞれ割り当てられ、記録さ
れる。
【0090】5(台)×4(領域)=20台のHDDに
映像データが記録される。残る2台のHDD−21およ
びHDD2−22は、パリティディスクであって、HD
D−1〜HDD−20に記録された映像データに基づき
生成されたパリティデータが記録される。
【0091】このように、表示画面300上の表示領域
に対応してHDDを割り当てるのは、記録時の記録速度
よりも高速で再生する、高速再生の際の表示を最適に行
うためである。
【0092】オーディオ領域について説明する。上述し
た表示領域W、X、Y、Zに割り当てられたHDDのグ
ループと、各チャンネルの音声データが記録されるHD
Dとが対応される。つまり、チャンネル1の音声データ
がグループW、すなわちHDD−1〜HDD−5に記録
される。チャンネル2の音声データがグループX、すな
わちHDD−6〜HDD−10に記録される。チャンネ
ル3の音声データがグループY、すなわちHDD−11
〜HDD−15に記録される。チャンネル4の音声デー
タがグループZ、すなわちHDD−16〜HDD20に
記録される。
【0093】また、音声データの記録モードには、ノー
マルモードとミラーモードの2モードがある。ノーマル
モードは、主に送出用に用いられるモードであり、各チ
ャンネル1〜4までは、HDDが分割して用いられるこ
とはない。ミラーモードでは、各チャンネルのデータが
対応するHDDのグループ内で二重書きされる。再生の
際には、二重書きされたデータのうち一方が読み出され
る。
【0094】図15は、上述した図12における記録系
の構成をさらに詳細に示す。この例では、複数種類の音
声データの形式に対応するように複数種類のインターフ
ェイス200、201および202が設けられ、SDI
およびAES/EBU(AudioEngineering Society/Euro
pean Broadcasting Union) に準じた伝送フォーマット
による音声データ、ならびに、アナログ方式の音声信号
を入力することができるようにされている。
【0095】SDIインターフェイス200に対して、
映像データと4チャンネルの音声データからなる映像音
声データがSDIの伝送フォーマットで入力される。S
DIインターフェイス200において、入力された映像
音声データのライン数あるいはライン番号に基づき、チ
ャンネル1〜4の音声データが抽出される。チャンネル
1および2の音声データが後述するシリアルデータのフ
ォーマットに変換され、出力される。同様に、チャンネ
ル3および4の音声データがシリアルデータのフォーマ
ットに変換されて出力される。SDIインターフェイス
200のこれら2系統の出力がスイッチ回路203に供
給される。
【0096】AES/EBUインターフェイス201に
対して、AES/EBUの伝送フォーマットで音声デー
タが入力される。このフォーマットでは、所定周期で反
転する信号FSの反転毎に音声データのチャンネルを切
り替えて、2チャンネルの音声データを1系統のシリア
ルデータで伝送する。この例では、AES/EBUイン
ターフェイス201は、2系統の入力に対応しており、
チャンネル1および2、チャンネル3および4の音声デ
ータがそれぞれ入力される。入力された音声データは、
上述のインターフェイス200と同様に、後述するシリ
アルデータのフォーマットに変換されて出力され、スイ
ッチ回路203に供給される。
【0097】アナログ入力インターフェイス202は、
例えば2チャンネルの入力を2系統有すると共に、入力
に対応したA/D変換手段を有する。入力されたアナロ
グ音声信号は、A/D変換手段によりディジタル変換さ
れ、上述のインターフェイス200、201と同様に、
後述するシリアルデータのフォーマットに変換されて出
力され、スイッチ回路203に供給される。
【0098】図16は、インターフェイス200、20
1および202で入力データあるいは信号が変換され出
力される際の、シリアルデータのフォーマットの一例を
示す。図16Aに示されるように、周波数48KHzの
周期で反転する信号FSに対して、音声データが1サン
プルずつ、信号FSの反転毎にチャンネルが切り替えら
れてシリアルで伝送される。また、図16Bに一例が示
されるように、データは、反転周期に対して後ろ詰めで
伝送される。異なる量子化ビット数(16ビット、20
ビットおよび24ビット)の音声データを伝送すること
ができる。
【0099】スイッチ回路203では、例えば図示され
ないCPUの制御により、上述のようにしてインターフ
ェイス200、201および202からそれぞれ入力さ
れた音声データが選択される。選択され音声データは、
メモリライトコントローラ204に供給される。
【0100】図17は、メモリライトコントローラ20
4の内部処理を説明するための概略的なブロック図であ
る。メモリライトコントローラ204に供給された音声
データは、チャンネル毎に、所定のビット幅(例えば8
ビット)のパラレルデータに変換される。すなわち、図
17Aに示されるように、例えばチャンネル1および2
のシリアルデータがシリアル−パラレル変換回路350
に供給され、チャンネル毎にビット幅が8ビットのパラ
レルデータに変換される。パラレルデータに変換された
チャンネル1および2の音声データは、ビット幅が8ビ
ットのFIFO351および352にそれぞれ詰め込ま
れる。
【0101】図17Cは、音声データの量子化ビット数
(すなわち1ワード)が16ビットのときの、FIFO
351および352内での音声データのビット配置を示
す。チャンネル1の音声データは、16ビットからなる
1ワードが8ビット幅のパラレルデータに並べ替えら
れ、例えばFIFO351に詰め込まれる。FIFO3
52、354および355についても、データの並び替
えなどがFIFO351の場合と同様に行われる(図1
7B)。
【0102】FIFO351、352、354および3
55に詰め込まれた音声データは、所定のタイミングで
FIFO351、352、354および355から読み
出され、順に出力される。図18は、FIFOからの音
声データの出力タイミングの一例を示す。図18Aは、
プロセッサ4において音声データと共に扱われる映像デ
ータのフレームを表すフレーム信号である。フレーム信
号の1周期が1フレームに対応する。音声データは、図
18Bに示されるデータイネーブル信号がイネーブル状
態(ロー)の期間に、FIFO351、352、354
および355から順に読み出される(図18C)。4チ
ャンネルの音声データが1フレームの期間に読み出され
る。
【0103】読み出されたデータは、図18Dに一例が
示されるように、8ビット幅で伝送され、メモリライト
コントローラ204の制御により、バンクメモリ205
A〜205Cに書き込まれる。
【0104】図19および図20は、それぞれバンクメ
モリ205Aおよび205Bのアドレスマップを概略的
に示す。これらバンクメモリ205Aおよび205B
は、それぞれ映像データの16フレーム分に対応する音
声データを格納可能な容量を有する。
【0105】バンクメモリ205Aは、図19に一例が
示されるように、行方向に、第1フレーム目から第16
フレーム目までフレーム番号が割り付けられ、列方向に
チャンネル番号が割り付けられて、アドレスマッピング
がなされる。データイネーブル信号によって、FIFO
351および352からチャンネル毎に読み出されたデ
ータ(図18参照)は、チャンネル毎にまとめて、フレ
ーム番号とチャンネル番号とで表される1ブロックに対
して、フレーム番号順に書き込まれていく。
【0106】バンクメモリ205Bは、図20に一例が
示されるように、バンクメモリ205Aと同様にして行
方向にフレーム番号が割り付けられ、列方向にチャンネ
ル番号が割り付けられて、アドレスマッピングがなされ
る。このバンクメモリ205Bには、バンクメモリ20
5Aに書き込まれたデータに続くデータが連続的に、バ
ンクメモリ205Bに書き込まれる。すなわち、バンク
メモリ205Aに映像データの第1〜第16フレームに
対応した音声データが書き込まれていれば、バンクメモ
リ205Bには、映像データの第17〜第32フレーム
に対応した音声データが書き込まれる。
【0107】バンクメモリ205Aに、映像データの1
6フレーム分に対応する音声データが書き込まれたら、
メモリライトコントローラ204の制御により、後続す
るデータがバンクメモリ205Bに書き込まれる。バン
クメモリ205Bに対してデータの書き込みが開始され
ると、バンクメモリ205Aからデータの読み出しが行
われる。バンクメモリ205Bに、映像データの16フ
レームに対応する音声データが書き込まれると共に、バ
ンクメモリ205Aからの、映像データの16フレーム
に対応する音声データの読み出しが終了すると、再びバ
ンクメモリ205Aへのデータの書き込みと、バンクメ
モリ205Bからのデータの読み出しが開始される。
【0108】なお、バンクメモリ205Cも、上述のバ
ンクメモリ205Aおよび205Bと同様のアドレスマ
ップでデータが書き込まれる。バンクメモリ205Aお
よび205Bの、上述のようなデータの読み出し、書き
込みのタイミングがずれたときのバッファとしてバンク
メモリ205Cを用いることができる。これに限らず、
通常の書き込み、読み出しのシーケンスにバンクメモリ
205Cの読み出し、書き込みを加えてもよい。
【0109】バンクメモリ205A(あるいは205
B、205C)から、アドレスマップの列方向にデータ
が読み出される。読み出されたデータは、上述したデー
タストリーム80(図9参照)によって伝送され、スイ
ッチ回路206を介してHDDアレイ5Aに供給され
る。HDDアレイ5Aにおいて、供給された音声データ
は、チャンネル毎に、複数のHDD95の各HDD−1
〜HDD−20(図13参照)に振り分けられて、各H
DDのオーディオ領域Aに書き込まれる。
【0110】図21は、バンクメモリ205Aから読み
出された音声データの、HDD−1〜HDD−20に対
する振り分けの様子を概略的に示す。HDD−1〜HD
D−20のそれぞれに対して、上述の図19における1
ブロックずつが割り振られて書き込まれる。データは、
バンクメモリ205Aから列方向に、すなわちチャンネ
ル順に読み出されるため、それぞれ5台ずつのHDDか
らなるグループW、X、Y、Zに対して巡回的に書き込
まれる。
【0111】図21の例では、チャンネル1の1フレー
ム目のデータ(Ch1−1)がグループWの1番目のH
DDであるHDD−1に書き込まれ、次に、チャンネル
2の1フレーム目のデータ(Ch2−1、以下同様にし
て記す)がグループXの1番目のHDDであるHDD−
6に書き込まれる。さらに次には、チャンネル3の1フ
レーム目のデータがグループYの1番目のHDDである
HDD−11に書き込まれ、次に、チャンネル4の1フ
レーム目のデータがグループZの1番目のHDDである
HDD−16に書き込まれる。チャンネルが一巡したの
で、2フレーム目のデータの書き込みに移り、各グルー
プ内でも、2番目のHDDにデータが書き込まれる。こ
うして各グループのそれぞれで5番目のHDDに対する
書き込みが行われたら、各グループにおいて、1番目の
HDDからの書き込みが繰り返される。
【0112】このように、音声データは、バンクメモリ
205A(および205B)のアドレスマップのイメー
ジに従って、HDDアレイ5Aの各グループW、X、
Y、Zに対して書き込まれる。
【0113】一方、チャンネル5〜8の音声データにつ
いても、上述のチャンネル1〜4の場合と同様に、HD
Dアレイ5Bに対する書き込みがなされる。
【0114】なお、実際には、データストリーム80、
81で供給されたデータは、HDD−1〜HDD−20
のそれぞれに接続されるバッファメモリに書き込まれ
る。そして、データがHDD−1〜HDD−20の全て
のバッファメモリに行き渡ると、HDD−1〜HDD−
20に対して一斉にデータが書き込まれる。
【0115】この発明では、このように、A/Vサーバ
1が対応するチャンネル1〜8の8チャンネルの音声デ
ータを、4チャンネルずつHDDアレイ5Aおよび5B
に分けて書き込んでいる。そのため、4チャンネル対応
と8チャンネル対応とを容易に切り替えることができ
る。すなわち、4チャンネル分の音声データの記録およ
び再生を行う場合には、HDDアレイ5AおよびHDD
アレイ5Bのうち一方、例えばHDDアレイ5Aのみを
用いる。8チャンネルの音声データに対応する場合に
は、HDDアレイ5Aおよび5Bの両方を用いる。
【0116】次に、HDDアレイ5Aおよび5Bに対す
る映像データの書き込みについて説明する。先ず、音声
データが4チャンネルに対応している場合について説明
する。この場合には、HDDアレイ5Aおよび5Bのう
ち一方、例えばHDDアレイ5Aだけが用いられる。
【0117】図8を参照して、上述したように、映像音
声入力インターフェイス51から出力された映像データ
は、映像一時格納メモリ52Aに書き込まれる。このと
き、バイト毎に、表示領域W、X、Y、Zの順にメモリ
52Aから読み出すのが容易なように、メモリ52Aに
対するアドレスアサインがなされる。例えば、上述の図
19に示した、音声データのバンクメモリ205Aに対
するアドレスアサインと同様に、表示領域W、X、Y、
Zが列方向に割り付けられる。各表示領域W、X、Y、
Zにおいて、行方向にバイト単位でデータが並べられ
る。列方向にデータを読み出していくことで、映像デー
タが表示領域W、X、Y、Zの順に1バイト毎に出力さ
れる。
【0118】このように読み出された映像データは、ア
レイ出力インターフェイス54Aを介して、データスト
リーム80に乗せられてHDDアレイ5Aに供給され、
HDDアレイ5Aの各HDDのビデオ領域Vに書き込ま
れる。図22は、このときのデータストリーム80のデ
ータ部分の一例を示す。図22中のDATA−1〜DA
TA−10は、1バイト毎の映像データであって、表示
領域W、X、Y、Zの順に繰り返してデータが並べられ
ている。
【0119】HDDアレイ5Aにおいて、DATA−1
がグループWの1番目のHDDのHDD−1に書き込ま
れ、DATA−2がグループXの1番目のHDDのHD
D−6に書き込まれる。DATA−3がグループYの1
番目のHDDのHDD−11に書き込まれ、DATA−
4がグループZの1番目のHDDのHDD−16に書き
込まれる。グループW、X、Y、Zを一巡すると、再び
グループWに戻り、DATA−5がグループ内の2番目
のHDDに書き込みがなされる。こうしてグループ内の
5台のHDDが一巡されると、再びグループ内の1番目
のHDDから、順にデータが書き込まれる。
【0120】音声データが8チャンネルに対応している
場合には、HDDアレイ5Aおよび5Bの両方に対し
て、映像データが書き込まれる。図23は、音声データ
が8チャンネルに対応している場合のデータストリーム
の例を示す。HDDアレイ5Aに対して、映像データ
は、データストリーム80に乗せられて供給される。H
DDアレイ5Bに対して、映像データは、データストリ
ーム81に乗せられて供給される。
【0121】図8を参照し、映像音声入力インターフェ
イス51から出力された映像データは、例えば図示され
ないスイッチ回路によって、バイト毎に交互に映像一時
格納メモリ52Aおよび52Bに供給される。この例で
は、奇数番目のデータ(DATA−1、DATA−3、
DATA−5、・・・)がメモリ52Aに供給され、偶
数番目のデータ(DATA−2、DATA−4、DAT
A−6、・・・)がメモリ52Bに供給される。メモリ
52Aおよび52Bでは、それぞれ、上述した音声デー
タが4チャンネルに対応している例と同様に、バイト毎
に、表示領域W、X、Y、Zの順に読み出すのが容易な
ようにアドレスアサインがなされる。
【0122】メモリ52Aから表示領域W、X、Y、Z
の順に読み出された映像データは、アレイ出力インター
フェイス54Aを介して、データストリーム80に乗せ
られてHDDアレイ5Aに供給される。同様に、メモリ
52Bから表示領域W、X、Y、Zの順に読み出された
映像データは、アレイ出力インターフェイス54Bを介
して、データストリーム81に乗せられてHDDアレイ
5Bに供給される。
【0123】図23Aおよび図23Bは、この場合のデ
ータストリーム80および81のデータ領域の例をそれ
ぞれ示す。なお、図23では、図22と同様に、図中の
DATA−1〜DATA−20は、1バイト毎の映像デ
ータであって、図23Aおよび図23Bのそれぞれにお
いて、表示領域W、X、Y、Zの順に繰り返してデータ
が並べられている。このように、HDDアレイ5Aおよ
び5Bのそれぞれにおいて、表示領域W、X、Y、Zの
映像データが対応するグループW、X、Y、ZのHDD
に、順に書き込まれていく。
【0124】実際には、上述の音声データの場合と同様
に、データストリーム80、81で供給されたデータ
は、HDD−1〜HDD−20のそれぞれに接続される
バッファメモリに書き込まれる。そして、データがHD
D−1〜HDD−20の全てのバッファメモリに行き渡
ると、HDD−1〜HDD−20に対して一斉にデータ
が書き込まれる。
【0125】HDDアレイ5Aおよび5Bからの再生
は、上述した記録の逆の手順で行われる。チャンネル1
〜4の4チャンネルの音声データを再生する例につい
て、図8をもとに説明する。再生の指示に基づき、HD
Dアレイ5Aにおいて、HDD−1〜HDD−20のそ
れぞれにおいて、例えば指示された先頭のアドレスのデ
ータが読み出され、HDD−1〜HDD−20それぞれ
のバッファメモリに書き込まれる。バッファメモリか
ら、チャンネル1〜4毎、すなわちグループW、X、
Y、Z毎およびチャンネル1〜4の順に、それぞれのH
DDに対応するバッファから、HDD順にデータが読み
出される。読み出されたデータは、データストリーム8
0に乗せられ、アレイ入力インターフェイス60Aを介
して音声一時格納メモリ62Aに書き込まれる。この書
き込みは、例えば上述した図19に準じたアドレスアサ
インで以てなされる。メモリ62Aからチャンネル毎に
データが読み出され、読み出されたデータが映像音声出
力インターフェイス63に供給される。そして、映像音
声出力インターフェイス63において、データ列が例え
ばSDIに則ったフォーマットに変換され、変換された
データが端子64に導出される。
【0126】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、例えば8チャンネルの音声データがチャンネル単位
で2つのHDDアレイに分散されて記録される。さら
に、2つのHDDアレイのそれぞれにおいて、HDDア
レイを構成する複数のHDDのそれぞれに対して、音声
データがチャンネル毎に分散して記録される。そのた
め、音声データが4チャンネル対応である場合と、8チ
ャンネル対応である場合との両方に対応することがで
き、これら4チャンネル対応と8チャンネル対応とを容
易に切り替えることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】記録再生装置の全体的な構成の一例を示すブロ
ック図である。
【図2】記録再生装置における入出力処理部の構成の一
例を示すブロック図である。
【図3】記録再生装置で用いられるRAIDの構成の一
例を示すブロック図である。
【図4】この発明の実施の一形態によるA/Vサーバの
構成の一例を概略的に示す略線図である。
【図5】実施の一形態によるHDDアレイの構成の一例
を概略的に示す略線図である。
【図6】チャンネル5〜8の音声データに対応したHD
Dアレイの構成の一例を示す略線図である。
【図7】HDDでの実際の領域分割の例を概略的に示す
略線図である。
【図8】実施の一形態によるA/Vサーバの構成の一例
をプロセッサを中心に示すブロック図である。
【図9】データストリームの一例を概略的に示す略線図
である。
【図10】データストリームの一例を概略的に示す略線
図である。
【図11】A/Vサーバが複数のプロセッサを有する場
合の構成の一例を示すブロック図である。
【図12】A/Vサーバでの音声データに関するシステ
ム構成を概略的に示すブロック図である。
【図13】HDDアレイの複数のHDDの構成の一例を
示す略線図である。
【図14】表示画面を4つの領域に分割する例を示す略
線図である。
【図15】A/Vサーバでの音声データの記録系の一例
についてさらに詳細に示すブロック図である。
【図16】プロセッサ内部で扱われるシリアル音声デー
タのフォーマットの一例を示す略線図である。
【図17】メモリライトコントローラの内部処理を説明
するための概略的なブロック図である。
【図18】FIFOからの音声データの出力タイミング
の一例を示すタイミングチャートである。
【図19】バンクメモリのアドレスマップを概略的に示
す略線図である。
【図20】バンクメモリのアドレスマップを概略的に示
す略線図である。
【図21】バンクメモリから読み出された音声データ
の、HDD−1〜HDD−20に対する振り分けの様子
を概略的に示す略線図である。
【図22】映像データをHDDアレイに記録するときの
データストリームのデータ部分の一例を示す略線図であ
る。
【図23】音声データが8チャンネルに対応している場
合の、映像データのデータストリームの例を示す
【図24】HDDの領域をビデオ領域とオーディオ領域
とに分割し、オーディオ領域をさらにチャンネル単位で
分割する例を示す略線図である。
【図25】HDDの領域をビデオ領域とオーディオ領域
とに分割し、さらに、HDD毎に音声データのチャンネ
ルを振り分ける例を示す略線図である。
【符号の説明】 1・・・A/Vサーバ、4・・・プロセッサ、5・・・
HDDアレイ、5A,5B,5C,5D,5E・・・H
DDアレイを構成するHDD、10A,10B,10C
・・・入出力処理部、11・・・入力回路、12・・・
シリアル−パラレル変換処理回路、13A,13B,1
3C,13D,13E・・・メモリ、14A,14B,
14C,14D,14E・・・バス出力処理回路、15
A,15B,15C,15D,15E・・・バス入力処
理回路、16A,16B,16C,16D,16E・・
・メモリ、17・・・パラレル−シリアル変換処理回
路、18・・・出力回路、20A,20B,20C,2
0D,20E・・・RAID、30・・・下りバス、3
1・・・上りバス、35・・・タイムスロット発生回
路、51・・・映像音声入力インターフェイス、52
A,52B・・・映像一時格納メモリ、53A・・・音
声一時格納メモリ(チャンネル1〜4)、53B・・・
音声一時格納メモリ(チャンネル5〜8)、54A,5
4B・・・アレイ出力インターフェイス、60A,60
B・・・アレイ入力インターフェイス、61A,61B
・・・映像一時格納メモリ、62A・・・音声一時格納
メモリ(チャンネル1〜4)、62B・・・音声一時格
納メモリ(チャンネル5〜8)、63・・・映像音声出
力インターフェイス、80・・・データストリーム(チ
ャンネル1〜4)、81・・・データストリーム(チャ
ンネル5〜8)、91A,91B,91C・・・メモリ
バンク、95・・・複数のHDD、204・・・メモリ
ライトコントローラ、205A,205B,205C・
・・バンクメモリ、HDD−1〜HDD−22・・・H
DDアレイを構成するHDD
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/173 610 H04N 5/92 H (72)発明者 志賀 知久 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5B065 BA01 CA30 CC03 CH12 CH13 EA02 EA12 EA31 ZA16 5B082 AA13 CA20 JA01 5C053 FA23 FA27 GA16 GB01 GB11 GB15 GB18 GB21 JA07 KA04 KA24 LA14 5C064 BA07 BC18 5D110 AA13 BB20 CA05 CA06 CA17 CA18 CC04 CD16 CF11

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 割り当てられたタイムスロットのときに
    複数種類のデータの入力および出力が行われ、ランダム
    アクセスが可能な記録媒体を用いてデータの蓄積を行う
    データ蓄積装置において、 複数種類のデータが互いに異なる領域に記録されるよう
    に記録領域が分割された記録媒体を複数有し、上記複数
    の上記記録媒体が所定単位で複数のグループに分けられ
    てなる記録手段と、 上記記録手段を制御し、記録データを上記所定単位毎
    に、上記記録手段の上記複数のグループのそれぞれに振
    り分けて、上記記録手段の上記複数の記録媒体に順に記
    録する記録制御手段とを備えたことを特徴とするデータ
    蓄積装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデータ蓄積装置におい
    て、 上記記録データは、複数のチャンネルからなる音声デー
    タであって、上記複数のチャンネルのそれぞれは、上記
    複数のグループとそれぞれ対応することを特徴とするデ
    ータ蓄積装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のデータ蓄積装置におい
    て、 上記記録手段に記録する上記記録データを一時的に格納
    するメモリ手段をさらに有し、 上記記録データは、上記メモリ手段に対して、上記所定
    単位毎に上記複数のグループのそれぞれに振り分けられ
    ると共に、上記複数のグループ毎に上記複数の記録媒体
    への記録順にアドレスアサインされて書き込まれること
    を特徴とするデータ蓄積装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のデータ蓄積装置におい
    て、 上記記録手段に記録されたデータを読み出して再生し、
    出力する再生手段をさらに有することを特徴とするデー
    タ蓄積装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のデータ蓄積装置におい
    て、 複数の上記記録手段を備え、上記記録制御手段は、記録
    データを上記所定単位毎に、上記複数の記録手段の上記
    複数のグループのそれぞれに振り分けて記録するように
    上記複数の記録手段を制御することを特徴とするデータ
    蓄積装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のデータ蓄積装置におい
    て、 上記記録手段に記録する上記複数種類のデータに応じた
    冗長データを出力する冗長データ出力手段をさらに有
    し、 上記記録制御手段は、上記データの種類に応じて、上記
    複数の記録媒体に対する上記データの記録方法および上
    記冗長データ出力手段によって出力された上記冗長デー
    タの選択を行うようにしたことを特徴とするデータ蓄積
    装置。
  7. 【請求項7】 複数種類のデータの入力および出力が行
    われ、ランダムアクセスが可能な記録媒体を用いて蓄積
    されたデータを再生し出力するようなデータ送出装置に
    おいて、 複数種類のデータが互いに異なる領域に記録されるよう
    に記録領域が分割された記録媒体を複数有し、上記複数
    の上記記録媒体が所定単位で複数のグループに分けられ
    てなるデータ蓄積手段と、 上記蓄積手段に記録されたデータを、上記複数のグルー
    プ毎に、該グループの上記記録媒体の順に再生する再生
    手段と、 上記再生手段で再生された上記データを出力する出力手
    段とを備えることを特徴とするデータ送出装置。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載のデータ送出装置におい
    て、 上記データのうちの1種類は、複数のチャンネルからな
    る音声データであって、上記複数のチャンネルのそれぞ
    れは、上記複数のグループとそれぞれ対応することを特
    徴とするデータ送出装置。
  9. 【請求項9】 割り当てられたタイムスロットのときに
    複数種類のデータの入力および出力が行われ、ランダム
    アクセスが可能な記録媒体を用いてデータの蓄積を行う
    データ蓄積方法において、 複数種類のデータが互いに異なる領域に記録されるよう
    に記録領域が分割された記録媒体を複数有し、上記複数
    の上記記録媒体が所定単位で複数のグループに分けられ
    てなる記録手段に記録データを記録する記録のステップ
    と、 記録データを上記所定単位毎に、上記記録手段の上記複
    数のグループのそれぞれに振り分けて、上記記録手段の
    上記複数の記録媒体に順に記録するように上記記録手段
    を制御する記録制御のステップとを備えたことを特徴と
    するデータ蓄積方法。
  10. 【請求項10】 複数種類のデータの入力および出力が
    行われ、ランダムアクセスが可能な記録媒体を用いて蓄
    積されたデータを再生し出力するようなデータ送出方法
    において、 複数種類のデータが互いに異なる領域に記録されるよう
    に記録領域が分割された記録媒体を複数有し、上記複数
    の上記記録媒体が所定単位で複数のグループに分けられ
    てなるデータ蓄積手段に記録されたデータを、上記複数
    のグループ毎に、該グループの上記記録媒体の順に再生
    する再生のステップと、 上記再生のステップで再生された上記データを出力する
    出力のステップとを備えることを特徴とするデータ送出
    方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009217696A (ja) * 2008-03-12 2009-09-24 Chunichi Denshi Co Ltd ファイル管理システム
WO2017098260A1 (en) * 2015-12-09 2017-06-15 7Th Sense Design Limited Video storage

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