JP2001076427A - 記録再生装置及び記録再生方法 - Google Patents

記録再生装置及び記録再生方法

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JP2001076427A
JP2001076427A JP25232899A JP25232899A JP2001076427A JP 2001076427 A JP2001076427 A JP 2001076427A JP 25232899 A JP25232899 A JP 25232899A JP 25232899 A JP25232899 A JP 25232899A JP 2001076427 A JP2001076427 A JP 2001076427A
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JP25232899A
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Hajime Yano
肇 矢野
Hiroaki Oishi
宏明 大石
Toyomi Fujino
豊美 藤野
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる情報を再生させる制御信号が不定期に
供給された場合であっても、これらの異なる各情報をシ
ームレスに繋ぎ合わせて再生することにより、シームレ
スな再生及び記録を同時に行うようにする。 【解決手段】 中央制御部2は、DTR9に、磁気テー
プから情報を再生していないときに、記録情報の入力転
送速度よりも速い転送速度で磁気テープに情報を間欠的
に記録させ、且つ、磁気テープに情報を記録していない
ときに、バッファメモリ8が連続的に出力する再生情報
の転送速度よりも速い転送速度で磁気テープから情報を
間欠的に再生させる制御を行う。そして、中央制御部2
は、最初にHDD11から供給された再生情報を出力さ
せ、次にバッファメモリ8から供給された再生情報をシ
ームレスに出力させる制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばハードディ
スクドライブや半導体メモリ等の高速アクセス可能な記
録装置と、例えばビデオテープレコーダ等のデータを大
容量に記録する記録装置とを併用した記録再生装置及び
記録再生方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から映像音声記録装置としては、磁
気テープを記録媒体としたビデオテープレコーダ(以
下、VTRという。)が広く普及している。このVTR
は、磁気ディスク装置と比較して記憶容量が大きく、情
報量の極めて多い映像信号の長時間の記録が可能である
という優れた特徴を持つ。しかし、例えばハードディス
クドライブ(以下、HDDという。)や半導体メモリ等
と比較すると、VTRは、記憶容量の面では格段に優れ
ているが、ランダムアクセスができないという欠点を有
している。従って、従来のVTRにおいては、記録した
番組を再生する際、テープを所定の部分まで巻き戻すた
めの待ち時間が必要であった。
【0003】この問題の対応策として、近年、HDDと
VTRとを階層構成した映像サーバの高速アクセス・再
生方法が提案されている。この方法では、まず、テープ
には、番組関連情報、番組内の代表的な静止画、番組全
体が記録され、HDDには、テープに記録したものと同
じ番組関連情報、番組内の代表的な静止画に加えて、番
組動画部の冒頭部分が記録されている。そして、検索時
には、まずHDDに記録された番組関連情報及び代表的
な静止画が用いられて、番組概要が確認され、その後、
番組が再生されている。そして、再生要求のあった番組
の冒頭部分をHDDから再生すると同時に、番組の冒頭
部分以降をテープからHDDへ高速に転送して、番組を
連続的に再生している。こうすることにより、各記録媒
体へのアクセス性、記録容量、ビット単価等の長所を生
かした、全体として大容量、高速アクセス性、低コスト
な記録再生装置となっている。
【0004】また、従来から、長時間のデータの記録及
び/又は再生を連続的に行うには、記憶容量が大容量の
VTRが用いられ、さらに、データの記録及び/又は再
生を同時に行うには、高速アクセス性に優れる例えばH
DDや半導体メモリ等が用いられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来からの記録及び/又は再生を行う方法を用いて、
データの記録及び再生を同時に行う時間を長くするに
は、記憶容量が大容量のHDD等が必要である。しか
し、このHDD等のデータ容量には制限があるため、同
時に記録及び再生できる時間にも制限ができてしまう。
【0006】また、他の記録及び再生を同時に行う方法
に、複数のテープユニットを用いて行う方法があるが、
テープユニットを切り替える際に切り替えをシームレス
で行うことまでは考慮されておらず、映像及び音声の不
連続点が発生してしまう。
【0007】さらに、従来のVTRでは、1本のカセッ
トからなる磁気テープにデータを記録している最中に
は、この磁気テープからデータを再生することはでき
ず、また、1本のカセットからなる磁気テープからデー
タを再生している最中には、この磁気テープにデータを
記録することはできなかった。
【0008】さらにまた、従来の記録再生装置では、例
えば、各番組を再生するデータを磁気テープ及び磁気デ
ィスク等に記録している最中に、各番組を再生するプロ
グラムをユーザが急に切り替えた場合、上記磁気テープ
及び磁気ディスク等から再生される各番組のデータをシ
ームレスに繋いで出力することはできなかった。
【0009】そこで、本発明は、このような実情に鑑み
てなされたものであり、異なる情報を再生させる制御信
号が不定期に供給された場合であっても、これらの異な
る各情報をシームレスに繋ぎ合わせて再生することによ
り、シームレスな再生及び記録を同時に行う記録再生装
置及び記録再生方法を提供することを目的とするもので
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る記録再生装置は、第1の記録媒体に
アクセスして、当該第1の記録媒体に情報を記録及び当
該第1の記録媒体から情報を再生する第1の記録再生手
段と、第2の記録媒体に上記第1の記録再生手段よりも
高速にアクセスして、当該第2の記録媒体に情報を記録
及び当該第2の記録媒体から情報を再生する第2の記録
再生手段と、上記第1の記録再生手段以外から入力され
た上記第1の記録媒体に記録する記録情報を記憶し、当
該記憶した記録情報を、上記記録情報の入力転送速度よ
りも速い転送速度で上記第1の記録再生手段に間欠的に
供給し、且つ、上記第1の記録再生手段により上記第1
の記録媒体から間欠的に再生された再生情報を記憶し、
当該記憶した再生情報を、上記再生情報の入力転送速度
よりも遅い転送速度で連続的に出力する記憶手段と、上
記第1の記録再生手段による、上記第1の記録媒体への
情報の記録及び上記第1の記録媒体からの情報の再生の
各タイミングを制御する第1の制御手段と、上記記憶手
段から供給された、上記第1の記録再生手段により上記
第1の記録媒体から再生された第1の再生情報に付加さ
れた第1の付随情報を検出する第1の検出部と、上記第
2の記録再生手段から供給された、上記第2の記録再生
手段により上記第2の記録媒体から再生された第2の再
生情報に付加された第2の付随情報を検出する第2の検
出部と、上記第1の検出部から供給された上記第1の付
随情報及び上記第2の検出部から供給された上記第2の
付随情報に基づいて、上記第1の再生情報又は上記第2
の再生情報を出力させる制御を行う第2の制御手段とを
備え、上記第1の制御手段は、上記記憶手段を介して上
記第1の記録再生手段に、上記第1の記録媒体から情報
を再生していないときに、上記記録情報の入力転送速度
よりも速い転送速度で上記第1の記録媒体に情報を間欠
的に記録させ、且つ、上記第1の記録媒体に情報を記録
していないときに、上記記憶手段が連続的に出力する再
生情報の転送速度よりも速い転送速度で上記第1の記録
媒体から情報を間欠的に再生させる制御を行い、上記第
2の制御手段は、上記第1の付随情報及び第2の付随情
報に基づいて、最初に上記第2の記録再生手段から供給
された第2の再生情報を出力させ、この出力させた第2
の再生情報と次に出力させる上記第1の再生情報とがシ
ームレスに切り替わって出力されるように、次に上記記
憶手段から供給された上記第1の再生情報を出力させる
制御を行うことを特徴とする。
【0011】この記録再生装置では、第1の制御手段
は、記憶手段を介して第1の記録再生手段に、第1の記
録媒体から情報を再生していないときに、記録情報の入
力転送速度よりも速い転送速度で第1の記録媒体に情報
を間欠的に記録させ、且つ、第1の記録媒体に情報を記
録していないときに、記憶手段が連続的に出力する再生
情報の転送速度よりも速い転送速度で第1の記録媒体か
ら情報を間欠的に再生させる制御を行う。そして、第2
の制御手段は、第1の付随情報及び第2の付随情報に基
づいて、最初に第2の記録再生手段から供給された第2
の再生情報を出力させ、この出力させた第2の再生情報
と次に出力させる第1の再生情報とがシームレスに切り
替わって出力されるように、次に記憶手段から供給され
た第1の再生情報を出力させる制御を行う。
【0012】また、本発明に係る記録再生方法は、第1
の記録媒体にアクセスして、当該第1の記録媒体に情報
を記録及び当該第1の記録媒体から情報を再生する第1
の記録再生工程と、第2の記録媒体に、上記第1の記録
媒体にアクセスして当該第1の記録媒体に情報を記録及
び当該第1の記録媒体から情報を再生する第1の記録再
生手段よりも高速にアクセスして、上記第2の記録媒体
に情報を記録及び当該第2の記録媒体から情報を再生す
る第2の記録再生工程と、上記第1の記録再生手段以外
から入力された上記第1の記録媒体に記録する記録情報
を記憶し、当該記憶した記録情報を、上記記録情報の入
力転送速度よりも速い転送速度で上記第1の記録再生手
段に間欠的に供給し、且つ、上記第1の記録再生手段に
より上記第1の記録媒体から間欠的に再生された再生情
報を記憶し、当該記憶した再生情報を、上記再生情報の
入力転送速度よりも遅い転送速度で連続的に出力する記
憶工程と、上記第1の記録再生手段による、上記第1の
記録媒体への情報の記録及び上記第1の記録媒体からの
情報の再生の各タイミングを制御する第1の制御工程
と、上記記憶工程を経た、上記第1の記録再生手段によ
り上記第1の記録媒体から再生された第1の再生情報に
付加された第1の付随情報を検出する第1の検出工程
と、上記第2の記録媒体に、上記第1の記録再生手段よ
りも高速にアクセスして、上記第2の記録媒体に情報を
記録及び当該第2の記録媒体から情報を再生する第2の
記録再生手段から供給された、上記第2の記録再生手段
により上記第2の記録媒体から再生された第2の再生情
報に付加された第2の付随情報を検出する第2の検出工
程と、上記第1の検出工程を経た上記第1の付随情報及
び上記第2の検出工程を経た上記第2の付随情報に基づ
いて、上記第1の再生情報又は上記第2の再生情報を出
力させる制御を行う第2の制御工程とを備え、上記第1
の制御工程では、上記記憶工程を経た上記第1の記録再
生手段に、上記第1の記録媒体から情報を再生していな
いときに、上記記録情報の入力転送速度よりも速い転送
速度で上記第1の記録媒体に情報を間欠的に記録させ、
且つ、上記第1の記録媒体に情報を記録していないとき
に、上記記憶工程を経て連続的に出力される再生情報の
転送速度よりも速い転送速度で上記第1の記録媒体から
情報を間欠的に再生させる制御が行なわれ、上記第2の
制御工程では、上記第1の付随情報及び第2の付随情報
に基づいて、最初に上記第2の記録再生手段から供給さ
れた第2の再生情報を出力させ、この出力させた第2の
再生情報と次に出力させる上記第1の再生情報とがシー
ムレスに切り替わって出力されるように、次に上記記憶
工程を経た上記第1の再生情報を出力させる制御が行わ
れることを特徴とする。
【0013】この記録再生方法では、第1の制御工程に
おいて、記憶工程を経た第1の記録再生手段に、第1の
記録媒体から情報を再生していないときに、記録情報の
入力転送速度よりも速い転送速度で第1の記録媒体に情
報を間欠的に記録させ、且つ、第1の記録媒体に情報を
記録していないときに、記憶工程を経て連続的に出力さ
れる再生情報の転送速度よりも速い転送速度で第1の記
録媒体から情報を間欠的に再生させる制御が行なわれ
る、そして、第2の制御工程において、第1の付随情報
及び第2の付随情報に基づいて、最初に第2の記録再生
手段から供給された第2の再生情報を出力させ、この出
力させた第2の再生情報と次に出力させる第1の再生情
報とがシームレスに切り替わって出力されるように、次
に記憶工程を経た第1の再生情報を出力させる制御が行
われる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した実施の形
態について、図面を参照しながら説明する。
【0015】本発明を適用した実施の形態である記録再
生装置を図1に示す。
【0016】記録再生装置1は、この図1に示すよう
に、中央制御部2と、データ入出力部3と、映像音声信
号(以下、AV信号という。)入出力部4と、エンコー
ダ/デコーダ部5と、入出力情報切替スイッチ部6、タ
イムスタンプ付加部7と、バッファメモリ8と、データ
テープレコーダ(以下、DTRという。)9と、バッフ
ァメモリ10と、ハードディスクドライブ(以下、HD
Dという。)11と、タイムスタンプ検出部12と、タ
イムスタンプ検出部13と、同期切替スイッチ部14と
を備える。
【0017】中央制御部2は、例えばCPU(Central
Processing Unit)であり、図示しないメモリから各回
路の制御を行うためのプログラムを読み込み、この読み
込んだプログラムに基づいて制御を行う。
【0018】具体的には、中央制御部2は、記録再生装
置1が起動すると同時に起動し、入出力情報切替スイッ
チ部6に供給される情報の種類に応じて、入出力情報切
替スイッチ部6のスイッチを切り替えるように制御する
制御信号(以下、情報切替制御信号という。)を、この
入出力情報切替スイッチ部6に供給する。
【0019】例えば、中央制御部2は、入出力情報切替
スイッチ部6がデータ入出力部3からデータを供給され
る場合には、入出力情報切替スイッチ部6のスイッチを
データ入出力部3側である端子6aに切り替える情報切
替制御信号を、この入出力情報切替スイッチ部6に供給
する。一方、中央制御部2は、入出力情報切替スイッチ
部6がAV信号入出力部4からエンコーダ/デコーダ部
5を介してAV信号を供給される場合には、入出力情報
切替スイッチ部6のスイッチをAV信号入出力部4側で
ある端子6bに切り替える情報切替制御信号を、この入
出力情報切替スイッチ部6に供給する。
【0020】また、中央制御部2は、入出力情報切替ス
イッチ部6が同期切替スイッチ部14からデータを供給
される場合には、入出力情報切替スイッチ部6のスイッ
チを端子6aに切り替える情報切替制御信号を、この入
出力情報切替スイッチ部6に供給する。一方、中央制御
部2は、入出力情報切替スイッチ部6が同期切替スイッ
チ部14からAV信号を供給される場合には、入出力情
報切替スイッチ部6のスイッチを端子6bに切り替える
情報切替制御信号を、この入出力情報切替スイッチ部6
に供給する。
【0021】さらに、中央制御部2は、データ入出力部
3又はAV信号入出力部4から入出力情報切替スイッチ
部6を介して供給されたデータ又はAV信号である情報
(以下、記録情報という。)をシームレスに記録するた
めに、この記録情報をどのくらいの情報量の割合で、D
TR9又はHDD11に、又はDTR9及びHDD11
に記録するのかを判断し、この判断した結果である制御
情報(以下、情報量制御情報という。)を、バッファメ
モリ8及びバッファメモリ10に供給する。
【0022】例えば、中央制御部2は、タイムスタンプ
付加部7からタイムスタンプ情報が付加された記録情報
が供給された場合には、DTR9が磁気テープに記録情
報を記録後に磁気テープを指定された待機位置から巻き
戻すのに必要な時間を計算し、最低限その時間分の情報
量の記録情報を、HDD11に記録するために、バッフ
ァメモリ10に供給する。そして、中央制御部2は、残
りの記録情報を、DTR9に記録するために、バッファ
メモリ8に供給する。
【0023】このようにすることにより、HDD11に
記録する情報量を最小にすることができ、記録再生装置
1の全体の価格を安価にすることができる。
【0024】なお、ここでは、DTR9は、HDD11
に記録される記録情報のうち、最初の部分の記録情報を
記録していないが、最初からの全ての記録情報を記録す
るようにしても良い。即ち、上記計算された時間の間
は、HDD11及びDTR9の両方が同時に記録情報の
記録を行い、この時間の経過後は、DTR9が磁気テー
プのみに記録情報を記録するようにしてもよい。
【0025】さらにまた、中央制御部2は、バッファメ
モリ8に、タイムスタンプ付加部7から供給されて一時
記憶した記録情報をDTR9に供給させ、DTR9に、
このバッファメモリ8から供給された記録情報を磁気テ
ープに記録させる制御信号(以下、テープ記録制御信号
という。)を、バッファメモリ8及びDTR9に供給す
る。また、中央制御部2は、DTR9に、磁気テープか
ら情報を再生させて、この再生させた情報(以下、テー
プ再生情報という。)をバッファメモリ8に供給させ、
バッファメモリ8に、このDTR9から供給されたテー
プ再生情報をタイムスタンプ検出部12に供給させる制
御信号(以下、テープ再生制御信号という。)を、DT
R9及びバッファメモリ8に供給する。
【0026】具体的には、中央制御部2は、テープ記録
制御信号をバッファメモリ8に供給することにより、こ
のバッファメモリ8に、タイムスタンプ付加部7から連
続的に供給されて一時記憶した記録情報を、DTR9が
磁気テープから情報を再生していないときに、バッファ
メモリ8がタイムスタンプ付加部7から記録情報を供給
されるデータ転送速度よりも速くDTR9に供給させ
る。そして、同時的に、中央制御部2は、テープ記録制
御信号をDTR9に供給することにより、このDTR9
に、バッファメモリ8から供給された記録情報を、上記
バッファメモリ8がタイムスタンプ付加部7から記録情
報を供給されるデータ転送速度よりも速く磁気テープに
記録させる。
【0027】また、中央制御部2は、DTR9が磁気テ
ープに記録情報を記録したときと同じ時間間隔になるよ
うに、タイムスタンプ検出部12から供給されるタイム
スタンプ情報に基づいてテープ再生制御信号をDTR9
に供給することにより、このDTR9に、磁気テープに
記録情報を記録していないときに、バッファメモリ8が
タイムスタンプ検出部12にテープ再生情報を供給する
データ転送速度よりも速く、磁気テープから情報を再生
させ、この再生させたテープ再生情報をバッファメモリ
8に供給させる。そして、同時的に、中央制御部2は、
テープ記録制御信号をバッファメモリ8に供給すること
により、このバッファメモリ8に、DTR9から供給さ
れたテープ再生情報を連続的にタイムスタンプ検出部1
2に供給させる。
【0028】また、中央制御部2は、バッファメモリ1
0に、タイムスタンプ付加部7から供給されて一時記憶
した記録情報をHDD11に供給させ、HDD11に、
このバッファメモリ10から供給された記録情報を磁気
ディスクに記録させる制御信号(以下、ディスク記録制
御信号という。)を、バッファメモリ10及びHDD1
1に供給する。また、中央制御部2は、HDD11に、
磁気ディスクから情報を再生させて、この再生させた情
報(以下、ディスク再生情報という。)をバッファメモ
リ10に供給させ、バッファメモリ10に、このHDD
11から供給されたディスク再生情報をタイムスタンプ
検出部13に供給させる制御信号(以下、ディスク再生
制御信号という。)を、HDD11及びバッファメモリ
10に供給する。
【0029】具体的には、中央制御部2は、ディスク記
録制御信号をバッファメモリ10に供給することによ
り、このバッファメモリ10に、タイムスタンプ付加部
7から連続的に供給されて一時記憶した記録情報を、D
TR9に供給させる。そして、同時的に、中央制御部2
は、ディスク記録制御信号をHDD11に供給すること
により、このHDD11に、バッファメモリ10から供
給された記録情報を、磁気ディスクに記録させる。
【0030】また、中央制御部2は、HDD11が磁気
ディスクに記録情報を記録したときと同じ時間間隔にな
るように、タイムスタンプ検出部13から供給されるタ
イムスタンプ情報に基づいてディスク再生制御信号をH
DD11に供給することにより、このHDD11に、磁
気ディスクから情報を再生させ、この再生させたディス
ク再生情報をバッファメモリ8に供給させる。そして、
同時的に、中央制御部2は、ディスク記録制御信号をバ
ッファメモリ10に供給することにより、このバッファ
メモリ10に、HDD11から供給されたディスク再生
情報を連続的にタイムスタンプ検出部13に供給させ
る。
【0031】さらにまた、中央制御部2は、タイムスタ
ンプ検出部12及びタイムスタンプ検出部13から供給
される各タイムスタンプ情報に基づいて、同期切替スイ
ッチ部14のスイッチを切り替えるように制御する制御
信号(以下、同期切替制御信号という。)を、この同期
切替スイッチ部14に供給する。
【0032】具体的には、中央制御部2は、タイムスタ
ンプ検出部12及びタイムスタンプ検出部13から供給
される各タイムスタンプ情報に基づいて、タイムスタン
プ検出部12及びタイムスタンプ検出部13のそれぞれ
から同期切替スイッチ部14に供給される各情報が同一
であるか否かを判断し、同一であると判断した場合に
は、同期切替スイッチ部14から入出力情報切替スイッ
チ部6に供給される情報がシームレスに切り替えられる
ように、同期切替制御信号を同期切替スイッチ部14に
供給する。
【0033】例えば、まず、中央制御部2は、高速にア
クセスできるHDD11からディスク再生情報が供給さ
れるタイムスタンプ検出部13からのディスク再生情報
を入出力情報切替スイッチ部6に供給するために、タイ
ムスタンプ検出部13側である端子14bにスイッチを
切り替える切替制御信号を、同期切替スイッチ部14に
供給する。同期切替スイッチ部14は、この供給された
切替制御信号に応じて、スイッチを端子14bに切り替
える。そして、同期切替スイッチ部14は、同期切替制
御信号を供給されるまで、タイムスタンプ検出部13か
ら供給されるディスク再生情報を入出力情報切替スイッ
チ部6に供給し続ける。
【0034】次に、中央制御部2は、タイムスタンプ検
出部12及びタイムスタンプ検出部13から供給される
各タイムスタンプ情報に基づいて、タイムスタンプ検出
部12及びタイムスタンプ検出部13のそれぞれから同
期切替スイッチ部14に供給されるテープ再生情報及び
ディスク再生情報の各再生情報の同期が取れているか否
か、即ち、同期切替スイッチ部14に供給される各再生
情報が同一であるか否かを判断し、同一であると判断し
た場合には、同期切替スイッチ部14から入出力情報切
替スイッチ部6に供給される再生情報がシームレスに切
り替えられるように、タイムスタンプ検出部12側であ
る端子14aにスイッチを切り替える同期切替制御信号
を、同期切替スイッチ部14に供給する。同期切替スイ
ッチ部14は、この供給された同期切替制御信号に応じ
て、スイッチを端子14aに切り替える。
【0035】データ入出力部3は、外部から入力された
データを、入出力情報切替スイッチ部6の端子6aに供
給する。また、データ入出力部3は、入出力情報切替ス
イッチ部6のスイッチを介して端子6aから供給された
データを、外部に出力する。
【0036】AV信号入出力部4は、外部から入力され
たAV信号を、エンコーダ/デコーダ部5に供給する。
また、AV信号入出力部4は、入出力情報切替スイッチ
部6の端子6bからエンコーダ/デコーダ部5を介して
供給されたAV信号を、外部に出力する。
【0037】エンコーダ/デコーダ部5は、AV信号入
出力部4から供給されたAV信号を記録用のフォーマッ
トに変換し、この変換したAV信号を入出力情報切替ス
イッチ部6の端子6bに供給するエンコーダと、DTR
9又はHDD11で再生された再生情報であるAV信号
が入出力情報切替スイッチ部6のスイッチを介して端子
6bから供給され、この供給されたAV信号を外部へ出
力するためのAV信号に変換し、この変換したAV信号
をAV信号入出力部4に供給するデコーダとを備える。
【0038】具体的には、上記エンコーダは、AV信号
入出力部4から供給されたビデオ信号及びオーディオ信
号をそれぞれ圧縮処理し、この圧縮処理したビデオ信号
及びオーディオ信号を入出力情報切替スイッチ部6の端
子6bに供給する。また、上記デコーダは、DTR9又
はHDD11で再生された再生情報であるAV信号が入
出力情報切替スイッチ部6のスイッチを介して端子6b
から供給され、この供給されたAV信号をビデオ信号と
オーディオ信号とに分離する。そして、デコーダは、こ
の分離したビデオ信号とオーディオ信号とをそれぞれ伸
張処理し、この伸張処理したビデオ信号及びオーディオ
信号をAV信号入出力部4に供給する。
【0039】入出力情報切替スイッチ部6は、中央制御
部2から供給された情報切替制御信号に応じて、スイッ
チを端子6a又は端子6bに切り替える。
【0040】具体的には、入出力情報切替スイッチ部6
は、データ入出力部3からデータを供給される場合に
は、中央制御部2から供給された情報切替制御信号に応
じて、スイッチを端子6aに切り替える。一方、入出力
情報切替スイッチ部6は、AV信号入出力部4からエン
コーダ/デコーダ部5を介してAV信号を供給される場
合には、中央制御部2から供給された情報切替制御信号
に応じて、スイッチを端子6bに切り替える。
【0041】タイムスタンプ付加部7は、図示しないタ
イマ装置から供給された基準時間に対する絶対時間を示
すタイムスタンプ情報を、入出力情報切替スイッチ部6
から供給された記録情報に付加する。このタイムスタン
プ付加部7が入出力情報切替スイッチ部6から供給され
た記録情報にタイムスタンプ情報を付加するのは、DT
R9又はHDD11により再生された情報(以下、再生
情報という。)をデコードする場合には、この再生情報
のパケットデータの到着時刻そのものが必要になるが、
この再生情報には磁気テープの走行むら等に起因した時
間軸変動が含まれていて、再生情報をそのまま映像モニ
タに出力すると現れる画面の横揺れや色度の変動等を防
止するためである。即ち、入出力情報切替スイッチ部6
から供給された情報にタイムスタンプ情報を付加するこ
とにより、時間軸の補正をかけることができる。よっ
て、デコード時に、このタイムスタンプ情報を参照し
て、各パケットデータ毎の本来の到着時刻に合わせて再
生すれば、画面の横揺れや色度の変動等がない映像音声
を再生することができる。
【0042】なお、タイムスタンプ情報としては、図示
しないタイマ装置が示す絶対時間そのものを用いても、
また、特定の時点からの相対時間を用いても、さらに、
前パケットデータの到着時点からの時間間隔値を用いて
もよく、いずれの場合でも再生時のパケットデータの到
着時刻を容易に復元できる。
【0043】バッファメモリ8は、例えばDTR等のテ
ープ装置専用のバッファメモリであり、タイムスタンプ
付加部7から供給されたタイムスタンプ情報が付加され
た記録情報を一時的に記憶する。そして、バッファメモ
リ8は、中央制御部2からテープ記録制御信号を供給さ
れると、この供給されたテープ記録制御信号に基づい
て、記憶している記録情報をDTR9に供給する。
【0044】また、バッファメモリ8は、DTR9によ
り磁気テープから再生されたテープ再生情報をDTR9
から供給されると、この供給されたテープ再生情報を一
時的に記憶する。そして、バッファメモリ8は、テープ
再生制御信号を中央制御部2から供給されると、この供
給されたテープ再生制御信号に基づいて記憶しているテ
ープ再生情報をタイムスタンプ検出部12に供給する。
【0045】このように、バッファメモリ8が、タイム
スタンプ付加部7から供給されたタイムスタンプ情報が
付加された記録情報を一時的に記憶することにより、時
間軸補正を行ってDTR9に記録情報を記録することが
できる。また、バッファメモリ8が、DTR9から供給
された当該DTR9により磁気テープから再生されたテ
ープ再生情報を一時的に記憶することにより、時間軸補
正を行ってタイムスタンプ検出部12にテープ再生情報
を供給することができる。
【0046】DTR9は、例えばD−VHS規格に準処
したテープ装置であり、バッファメモリ8から供給され
た記録情報を磁気テープに記録、又は当該磁気テープか
ら情報を再生し、この再生したテープ再生情報をバッフ
ァメモリ8に供給する。
【0047】具体的には、DTR9は、中央制御部2か
らのテープ記録制御信号に基づいて、タイムスタンプ情
報が付与された記録情報をバッファメモリ8から供給さ
れ、この供給された記録情報を磁気テープに記録する。
また、DTR9は、中央制御部2からのテープ記録制御
信号に基づいて、磁気テープから再生したテープ再生情
報をバッファメモリ8に供給する。
【0048】さらに、上述したように、DTR9は、磁
気テープから情報を再生していないときに中央制御部2
からテープ記録制御信号を供給されることにより、バッ
ファメモリ8から供給された記録情報を、バッファメモ
リ8がタイムスタンプ付加部7から情報を供給されるデ
ータ転送速度よりも速く、磁気テープに記録する。ま
た、DTR9は、磁気テープに情報を記録していないと
きに中央制御部2からテープ再生制御信号を供給される
ことにより、バッファメモリ8がタイムスタンプ検出部
12に情報を供給するデータ転送速度よりも速く、磁気
テープから情報を再生し、この再生したテープ再生情報
をバッファメモリ8に供給する。
【0049】なお、例えばD−VHS規格に準処したD
TR9は、標準で13.8Mbps(メガビット/秒)
のデータレートでディジタルデータの記録再生を行い、
VHS規格のVTR(ビデオテープレコーダ)と同様の
機構を使用し、磁気テープを磁気ヘッドで斜めに走査し
てデータを記録及び/又は再生する。また、ここで用い
られている磁気テープは、磁気ディスクより記録容量が
大きく、単位データ量当たりのコストが磁気ディスクよ
りも安価であるが、アクセス時間が長いものである。
【0050】バッファメモリ10は、例えばHDD等の
ディスクドライブ専用のバッファメモリであり、タイム
スタンプ付加部7から供給されたタイムスタンプが付加
された記録情報を一時的に記憶する。そして、バッファ
メモリ10は、ディスク記録制御信号を中央制御部2か
ら供給されると、この供給されたディスク記録制御信号
に基づいて、記憶している記録情報をHDD11に供給
する。
【0051】また、バッファメモリ10は、HDD11
により磁気ディスクから再生されたディスク再生情報を
HDD11から供給されると、この供給されたディスク
再生情報を一時的に記憶する。そして、バッファメモリ
10は、タイムスタンプ検出部13にディスク再生情報
を供給するように制御するディスク再生制御信号を中央
制御部2から供給されると、この供給されたディスク再
生制御信号に基づいて記憶しているディスク再生情報を
タイムスタンプ検出部13に供給する。
【0052】このように、バッファメモリ10が、タイ
ムスタンプ付加部7から供給されたタイムスタンプ情報
が付加された記録情報を一時的に記憶することにより、
時間軸補正を行ってHDD11に記録情報を記録するこ
とができる。また、バッファメモリ8が、HDD11か
ら供給された当該HDD11により磁気ディスクから再
生されたディスク再生情報を一時的に記憶することによ
り、時間軸補正を行ってタイムスタンプ検出部13にデ
ィスク再生情報を供給することができる。
【0053】HDD11は、例えば磁気ディスクである
ハードディスク等のランダムアクセス可能な記録媒体の
任意の記録領域にアクセスして、当該任意の記録領域に
情報を記録又は当該任意の記録領域から情報を再生す
る。
【0054】具体的には、HDD11は、中央制御部2
からのディスク記録制御信号に基づいて、タイムスタン
プ情報が付与された記録情報をバッファメモリ10から
供給され、この供給された記録情報を磁気ディスクに記
録する。また、HDD11は、中央制御部2からのディ
スク記録制御信号に基づいて、磁気ディスクから再生し
たディスク再生情報をバッファメモリ10に供給する。
【0055】タイムスタンプ検出部12は、DTR9に
より磁気テープから再生されたテープ再生情報をバッフ
ァメモリ8から供給されると、この供給されたテープ再
生情報に含まれるタイムスタンプ情報を検出し、この検
出したタイムスタンプ情報を中央制御部2に供給する。
【0056】タイムスタンプ検出部13は、HDD11
により磁気ディスクから再生されたディスク再生情報を
バッファメモリ10から供給されると、この供給された
ディスク再生情報に含まれるタイムスタンプ情報を検出
し、この検出したタイムスタンプ情報を中央制御部2に
供給する。
【0057】同期切替スイッチ部14は、中央制御部2
から供給される同期切替制御信号に応じて、DTR9及
びHDD11により再生された再生情報により得られる
映像及び音声がシームレスに繋がれるように、スイッチ
を切り替える。
【0058】具体的には、タイムスタンプ検出部13か
らのディスク再生情報を入出力情報切替スイッチ部6に
供給するために、端子14bにスイッチを切り替える切
替制御信号を中央制御部2から供給された場合には、同
期切替スイッチ部14は、この供給された切替制御信号
に応じて、スイッチを端子14bに切り替える。そし
て、同期切替スイッチ部14は、同期切替制御信号を供
給されるまで、タイムスタンプ検出部13から供給され
るディスク再生情報を入出力情報切替スイッチ部6に供
給し続ける。
【0059】また、入出力情報切替スイッチ部6に供給
される再生情報がシームレスに切り替えられるように、
端子14aにスイッチを切り替える同期切替制御信号を
中央制御部2から供給された場合には、同期切替スイッ
チ部14は、この供給された同期切替制御信号に応じ
て、スイッチを端子14aに切り替える。
【0060】以上のように構成された記録再生装置1で
は、DTR9は、磁気テープから情報を再生していない
ときに中央制御部2からテープ記録制御信号を供給され
ることにより、バッファメモリ8から供給された記録情
報を、バッファメモリ8がタイムスタンプ付加部7から
情報を供給されるデータ転送速度よりも速く、磁気テー
プに記録する。そして、DTR9は、磁気テープに情報
を記録していないときに中央制御部2からテープ再生制
御信号を供給されることにより、バッファメモリ8がタ
イムスタンプ検出部12に情報を供給するデータ転送速
度よりも速く、磁気テープから情報を再生し、この再生
したテープ再生情報をバッファメモリ8に供給する。
【0061】次に、中央制御部2は、タイムスタンプ検
出部12及びタイムスタンプ検出部13から供給される
各タイムスタンプ情報に基づいて、タイムスタンプ検出
部12及びタイムスタンプ検出部13のそれぞれから同
期切替スイッチ部14に供給される各情報が同一である
か否かを判断し、同一であると判断した場合には、同期
切替スイッチ部14から入出力情報切替スイッチ部6に
供給される再生情報がシームレスに切り替えられるよう
に、同期切替制御信号を同期切替スイッチ部14に供給
する。
【0062】このように処理されることにより、記録再
生装置1は、磁気テープ及び磁気ディスクに情報をシー
ムレスに記録、又は、磁気テープ及び磁気ディスクから
情報をシームレスに再生することができる。
【0063】つぎに、記録再生装置1が、磁気テープの
所定の位置への情報の記録及び磁気テープの上記所定の
位置以外の位置からの情報の再生を同時に行う場合につ
いて説明する。
【0064】前提として、バッファメモリ8は、図2に
示すように、入力用のバッファメモリと、出力用のバッ
ファメモリとを備えているものとする。また、上述した
ように、DTR9は、磁気テープから情報を再生してい
ないときに、バッファメモリ8がタイムスタンプ付加部
7から供給される記録情報のデータ転送速度よりも速
く、上記バッファメモリ8から供給された記録情報を磁
気テープに記録するものとする。さらに、DTR9は、
磁気テープに記録情報を記録していないときに、バッフ
ァメモリ8がタイムスタンプ検出部12にテープ再生情
報を供給するデータ転送速度よりも速く、磁気テープか
ら情報を再生し、この再生したテープ再生情報をバッフ
ァメモリ8に供給するものとする。
【0065】ここでは、磁気テープに入力及び磁気テー
プから出力される情報が各1chである場合の同時記録
再生について、図2を参照して説明する。
【0066】まず、バッファメモリ8に備えられた入力
用のバッファメモリがタイムスタンプ付加部7から記録
情報を連続して入力されるときの時間をTiとし、DT
R9が入力用のバッファメモリから供給された記録情報
を磁気テープに記録する時間をTrとすると、磁気テー
プへの情報の記録のみを考えた場合、DTR9は、Ti
−Trの時間の間、磁気テープへの記録情報の記録を停
止していることになる。
【0067】一方、バッファメモリ8に備えられた出力
用のバッファメモリがタイムスタンプ検出部12にテー
プ再生情報を連続して出力するときの時間をToとし、
DTR9が磁気テープから情報を再生して出力用のバッ
ファメモリに転送する時間をTpとすると、磁気テープ
からの情報の再生のみを考えた場合、DTR9は、To
−Tpの時間の間、磁気テープからの情報の再生を停止
していることになる。
【0068】入力及び出力される情報が各1chである
場合における記録再生装置1では、DTR9は、情報を
磁気テープから再生していないTo−Tpの時間の間
に、記録情報をTrの時間で磁気テープに記録し、記録
情報を磁気テープに記録していないTi−Trの時間の
間に、情報をTpの時間で磁気テープから再生する。
【0069】このように、本発明に係る記録再生装置1
は、DTR9が、記録及び再生の一方の動作を行ってい
る間には他方の動作を行わないようにすることにより、
1台のテープ装置による同時記録再生を可能としたもの
である。また、本発明に係る記録再生装置1は、中央制
御部2が、DTR9に、磁気テープから情報を再生して
いないときに、バッファメモリ8がタイムスタンプ付加
部7から供給される記録情報の転送速度よりも速く磁気
テープに記録情報を記録させ、且つ、磁気テープに記録
情報を記録していないときに、バッファメモリ8がタイ
ムスタンプ検出部12に供給するテープ再生情報の転送
速度よりも速く磁気テープから情報を再生させることに
より、情報の記録及び再生を同時的に行わせる制御を行
うことにより、1台のテープ装置による同時記録再生を
可能としたものでもある。
【0070】次に、入力及び出力される情報が各1ch
である場合において、本発明に係る記録再生装置1に用
いられるバッファメモリ8について説明する。即ち、本
発明に係る記録再生装置1では、下記の方法により求め
られる記憶容量を最小限備えるバッファメモリ8が用い
られる。
【0071】まず、DTR9が、目的とするテープ位置
に情報を記録又は目的とするテープ位置から情報を再生
するために、所定の量の磁気テープが巻き取られている
待機位置から、磁気テープを早送り又は巻き戻すのにか
かる最大の時間をTreadyとし、DTR9が磁気テープ
に情報を記録又は磁気テープから情報を再生するときの
情報の転送速度をVtとし、入力用のバッファメモリが
タイムスタンプ付加部7から連続して入力される記録情
報の転送速度をViとし、出力用のバッファメモリがタ
イムスタンプ検出部12に連続して出力する情報の転送
速度をVoとすると、Ti及びToは、次式(4)で表
される。
【0072】
【数4】
【0073】ここで、Ti=To=Tio11とすると、T
io11は、次式(5)で表され、この式(5)がバッファ
メモリ8の記憶容量の最小値を求める式である。
【0074】
【数5】
【0075】即ち、入力用のバッファメモリが備えてい
なくてはならない記憶容量をBiとし、出力用のバッフ
ァメモリが備えていなくてはならない記憶容量をBoと
し、バッファメモリ8が備えていなくてはならない記憶
容量をBio11とすると、Bi及びBoは、次式(6)で
表される。
【0076】
【数6】
【0077】従って、バッファメモリ8は、最小限次式
(7)で表される記憶容量を備えていなくてはならな
い。
【0078】
【数7】
【0079】例えば、記録再生装置1が、Viが6Mb
psのSDTV(Standard DefiniTio11n Televisio
n)放送を受信しながら、Voが30MbpsのHDT
V(High DefiniTio11n Television)番組を再生する
場合において、バッファメモリ8は、下記の方法により
求められる記憶容量を最小限備えていなくてはならな
い。
【0080】まず、Vtを60Mbps、Treadyを3
0秒とし、これらの値を式(5)に代入すると、 Tio11=Tr+Tp+60=10Tr=2Tp となり、これからTio11、Tr、Tpのそれぞれの値
は、 Tio11=150秒、Tr=15秒、Tp=75秒 と求まる。
【0081】よって、以上求めた各値を式(7)に代入
すると、 Bi=900Mbit、Bo=4500Mbit と求まる。
【0082】従って、バッファメモリ8が備えていなく
てはならない最小限の記憶容量は、 900+4500=5400Mbit である。
【0083】なお、一般的には、Vi=Voであるの
で、 Tr=Tp、Bi=Bo となる。
【0084】ここで、Vi=Vo=Vio11、Tr=Tp
=Trp11、Bi=Bo=Bio11とすると、 Tio11=2×(Trp11+Tready)=Trp11×Vt/Vi
o11 Bio11=Tio11×Vio11=Trp11×Vt となり、バッファメモリ8が備えていなくてはならない
最小限の記憶容量を求める式は、さらに簡素化される。
【0085】以上説明したように、テープ装置であるD
TR9が記録又は再生動作を停止することなく行ってい
るときに、Ti及びToの時間の長さが最短になるの
で、バッファメモリ8が備えていなくてはならない記憶
容量を最小にすることができる。
【0086】つぎに、磁気テープに入力、及び磁気テー
プ又は磁気ディスクから出力される情報が各1chであ
り、DTR9が、磁気テープに情報を記録又は磁気テー
プから情報を再生してから、磁気テープから情報を再生
又は磁気テープに情報を記録するまでの間隔が一定であ
る場合、即ち、記録及び再生のサイクルが固定されてい
る場合において、記録再生装置1が、磁気テープの所定
の位置への情報の記録、及び磁気テープの上記所定の位
置以外の位置からの情報の再生又は磁気ディスクからの
情報の再生を同時に行うときについて、図3及び図4を
用いて説明する。
【0087】前提として、バッファメモリ8は、図3に
示すように、入力用のバッファメモリと、出力用のバッ
ファメモリとを備えているものとする。また、DTR9
は、磁気テープから情報を再生していないときに、バッ
ファメモリ8がタイムスタンプ付加部7から供給される
記録情報のデータ転送速度よりも速く、上記バッファメ
モリ8から供給された記録情報を磁気テープに記録する
ものとする。さらに、DTR9は、磁気テープに記録情
報を記録していないときに、バッファメモリ8がタイム
スタンプ検出部12にテープ再生情報を供給するデータ
転送速度よりも速く、磁気テープから情報を再生し、こ
の再生したテープ再生情報をバッファメモリ8に供給す
るものとする。さらにまた、HDD11は、予め磁気デ
ィスクに、各再生要求番組の冒頭から所定の情報量の情
報を記録しておくものとする。さらにまた、図3におい
ては、バッファメモリ10を図示せず、図3及び図4に
おいては、バッファメモリ10を省略して説明する。さ
らにまた、DTR9は、磁気テープへの記録情報の記録
を、HDD11による磁気ディスクからの情報の再生と
は無関係に行うものとする。
【0088】最初に、磁気テープに入力、及び磁気テー
プ又は磁気ディスクから出力される情報が各1chであ
り、記録及び再生のサイクルが固定されている場合にお
いて、ユーザが再生を要求する番組(以下、再生要求番
組という。)を切り替えることを要求する情報を入力し
てから、現在再生されている再生要求番組と切替を要求
された再生要求番組とがシームレスに切り替えられて再
生されるまでの一連の処理の流れを、図4に示すフロー
チャートに従って説明する。
【0089】まず、図4のステップS1において、DT
R9が、ユーザが再生要求番組の情報を磁気テープから
間欠的に再生して出力用のバッファメモリに供給し、出
力用のバッファメモリが、この供給された再生要求番組
の情報を連続的に出力している最中に、ユーザがこの再
生要求番組と異なる再生要求番組(以下、相違再生要求
番組という。)を再生するように要求する再生要求情報
を図示しない操作部に入力した場合、中央制御部2は、
この操作部から供給された再生要求情報に基づいて、予
め磁気ディスクに記憶された番組の冒頭部分の相違再生
要求番組の情報を、この磁気ディスクから再生して出力
するように制御する制御情報を、HDD11に供給す
る。そして、処理は、ステップS2へ進む。
【0090】一方、DTR9が、再生要求番組の情報を
磁気テープから間欠的に再生して出力用のバッファメモ
リに供給し、出力用のバッファメモリが、この供給され
た再生要求番組の情報を連続的に出力している最中に、
ユーザにより相違再生要求番組を再生するように要求す
る再生要求情報を図示しない操作部に入力されない限
り、中央制御部2は、待機状態のままでいる。
【0091】ステップS2において、HDD11は、中
央制御部2から供給された制御情報に基づいて、磁気デ
ィスクからの番組の冒頭部分の相違再生要求番組の情報
の再生を開始する。そして、HDD11は、この再生さ
れた相違再生要求番組の情報を連続的に出力する。
【0092】続いて、ステップS3において、中央制御
部2は、DTR9が、HDD11により再生されない残
りの相違再生要求番組の情報を磁気テープから再生する
ために、磁気テープ上の目的とする位置への頭出し中で
あるか否かを判断する。そして、中央制御部2が、DT
R9が磁気テープ上の目的とする位置への頭出し中であ
ると判断した場合には、処理は、ステップS6へ進む。
【0093】一方、中央制御部2が、DTR9が磁気テ
ープ上の目的とする位置への頭出し中でないと判断した
場合には、処理は、ステップS4へ進む。
【0094】続いて、ステップS4において、さらに、
中央制御部2は、DTR9が、再生要求番組の情報を磁
気テープから再生中であるか否かを判断する。そして、
中央制御部2が、DTR9が再生要求番組の情報を磁気
テープから再生中でないと判断した場合には、処理は、
ステップS7へ進む。
【0095】一方、中央制御部2が、DTR9が再生要
求番組の情報を磁気テープから再生中であると判断した
場合には、処理は、ステップS5へ進む。
【0096】続いて、ステップS5において、DTR9
が再生要求番組の情報を磁気テープから再生中であると
判断した中央制御部2は、磁気テープからの再生要求番
組の情報の再生を中止させる制御情報を、DTR9に供
給する。DTR9は、この制御情報を中央制御部2から
供給されることに応じて、磁気テープからの再生要求番
組の情報の再生を中止する。
【0097】ステップS6において、DTR9が磁気テ
ープ上の目的とする位置への頭出し中であると判断した
中央制御部2は、この頭出しの動作を中止するように制
御する制御情報を、DTR9に供給する。DTR9は、
この供給された制御情報に基づいて、磁気テープ上の目
的とする位置への頭出しの動作を中止する。但し、既に
磁気テープ上の目的とする位置への頭出しの動作が完了
し、磁気テープから再生要求番組の情報の再生が開始さ
れている場合には、DTR9は、磁気テープからの再生
要求番組の情報の再生の動作を中止する。
【0098】続いて、ステップS7において、中央制御
部2は、バッファメモリ8に備えられた出力用のバッフ
ァメモリ又はHDD11から出力された各再生要求番組
の情報をシームレスに繋いで出力させる等の、その後の
通常の処理を行う。
【0099】以上のように処理されることにより、記録
再生装置1は、いつ、どのように、再生要求番組の情報
を再生するプログラムが変更されても、再生された再生
要求番組の情報をシームレスに繋いだシームレスな再生
と記録を同時に行うことができる。
【0100】なお、上述した図4に示すフローチャート
を用いた一連の処理では、ユーザが現在再生されている
再生要求番組と異なる相違再生要求番組を再生するよう
に要求する再生要求情報を図示しない操作部に入力した
場合、中央制御部2は、この操作部から供給された再生
要求情報に基づいて、予め磁気ディスクに記憶された相
違再生要求番組の情報を、この磁気ディスクから再生し
て出力するように制御する制御情報を、HDD11に供
給している。
【0101】このとき、中央制御部2は、シームレスな
再生を行うため、例えば冒頭部分の相違再生要求番組の
情報が予め記録された磁気ディスクから、冒頭部分の相
違再生要求番組の情報を再生させて出力させる制御情報
を、HDD11に供給するが、記録再生装置1において
は、DTR9が磁気テープから相違再生要求番組の情報
を再生できる時間までは、HDD11のみからしか目的
とする相違再生要求番組の情報が供給されないため、H
DD11により再生される磁気ディスクには、最低、T
io11+Treadyの時間分の相違再生要求番組の情報が記
録されている。
【0102】つぎに、磁気テープに入力、及び磁気テー
プ又は磁気ディスクから出力される情報が各1chであ
り、記録及び再生のサイクルが固定されている場合の同
時記録再生について、図3を参照してさらに具体的に説
明する。
【0103】まず、本発明に係る記録再生装置1は、D
TR9が、記録及び再生の一方の動作を行っている間に
は他方の動作を行わないようにすることにより、1台の
テープ装置による同時記録再生を行うものである。ま
た、記録再生装置1は、中央制御部2が、DTR9に、
磁気テープから情報を再生していないときに、バッファ
メモリ8がタイムスタンプ付加部7から供給される記録
情報の転送速度よりも速く磁気テープに記録情報を記録
させ、且つ、磁気テープに記録情報を記録していないと
きに、バッファメモリ8がタイムスタンプ検出部12に
供給するテープ再生情報の転送速度よりも速く磁気テー
プから情報を再生させることにより、情報の記録及び再
生を同時的に行わせる制御を行うものでもある。さら
に、記録再生装置1は、各番組を再生するデータを磁気
テープ又は磁気ディスク等に記録又は磁気テープ又は磁
気ディスク等から再生している最中に、各番組を再生す
るプログラムをユーザが急に切り替えた場合、上記磁気
テープ及び磁気ディスク等から再生される各番組のデー
タをシームレスに繋いで出力することにより、シームレ
スな記録及び再生を同時に行うものでもある。
【0104】具体的には、図3に示すように、DTR9
は、バッファメモリ8に備えられた入力用のバッファメ
モリから間欠的に供給された記録情報を、間欠的に磁気
テープに記録する。また、DTR9は、磁気テープから
間欠的に再生した情報を、バッファメモリ8に備えられ
た出力用のバッファメモリに供給する。このように、D
TR9は、磁気テープへの記録と磁気テープからの再生
を、一定のサイクルで交互に繰り返している。
【0105】例えば、DTR9が、再生要求番組Aの情
報を磁気テープから間欠的に再生して出力用のバッファ
メモリに供給し、出力用のバッファメモリが、この供給
された再生要求番組Aの情報を連続的に出力している最
中に、ユーザが再生要求番組Bを再生するように要求す
る再生要求情報を図示しない操作部に入力した場合、中
央制御部2は、この操作部から供給された再生要求情報
に基づいて、予め磁気ディスクに記憶された再生要求番
組Bの情報を、この磁気ディスクから再生して出力する
ように制御する制御情報を、HDD11に供給する。
【0106】HDD11は、この中央制御部2から供給
された制御情報に基づいて、DTR9により磁気テープ
から再生された再生要求番組Bの情報とシームレスに繋
げられる時間まで、磁気ディスクから再生した再生要求
番組Bの情報を連続的に出力する。そして、HDD11
は、磁気ディスクからの情報の再生を中止するように制
御する制御情報を中央制御部2から供給されることによ
り、磁気ディスクからの再生要求番組Bの情報の再生を
中止する。
【0107】続いて、DTR9は、HDD11によりま
だ再生されていない残りの再生要求番組Bの情報を磁気
テープから再生するように制御する制御情報を中央制御
部2から供給されると、この供給された制御情報に基づ
いて、残りの再生要求番組Bの情報を磁気テープから再
生して、出力用のバッファメモリに供給する。そして、
出力用のバッファメモリは、この供給された再生要求番
組Bの再生情報を連続的に出力する。
【0108】続いて、出力用のバッファメモリが供給さ
れた再生要求番組Bの再生情報を連続的に出力している
最中に、ユーザが再生要求番組Cを再生するように要求
する再生要求情報を図示しない操作部に入力した場合、
中央制御部2は、この操作部から供給された再生要求情
報に基づいて、予め磁気ディスクに記憶された再生要求
番組Cの情報を、この磁気ディスクから再生して出力す
るように制御する制御情報を、HDD11に供給する。
【0109】HDD11は、この中央制御部2から供給
された制御情報に基づいて、DTR9により磁気テープ
から再生された再生要求番組Cの情報とシームレスに繋
げられる時間まで、磁気ディスクから再生した再生要求
番組Cの情報を連続的に出力する。そして、HDD11
は、磁気ディスクからの情報の再生を中止するように制
御する制御情報を中央制御部2から供給されることによ
り、磁気ディスクからの再生要求番組Cの情報の再生を
中止する。即ち、まだDTR9が磁気テープから再生要
求番組Cの情報を再生できる時間まで経過していない
が、ユーザが再生要求番組Dの情報を再生するように要
求する再生要求情報を図示しない操作部に入力した場合
には、中央制御部2は、磁気ディスクからの再生要求番
組Cの情報の再生を中止するように制御する制御情報
を、HDD11に供給する。さらに、中央制御部2は、
この操作部から供給された再生要求情報に基づいて、予
め磁気ディスクに記憶された再生要求番組Dの情報を、
この磁気ディスクから再生して出力するように制御する
制御情報も、HDD11に供給する。
【0110】HDD11は、この中央制御部2から供給
された制御情報に基づいて、DTR9により磁気テープ
から再生された再生要求番組Dの情報とシームレスに繋
げられる時間まで、磁気ディスクから再生した再生要求
番組Dの情報を連続的に出力する。そして、HDD11
は、磁気ディスクからの情報の再生を中止するように制
御する制御情報を中央制御部2から供給されることによ
り、磁気ディスクからの再生要求番組Dの情報の再生を
中止する。即ち、この場合も、まだDTR9が磁気テー
プから再生要求番組Dの情報を再生できる時間まで経過
していないが、ユーザが再生要求番組Eの情報を再生す
るように要求する再生要求情報を図示しない操作部に入
力した場合であるので、中央制御部2は、磁気ディスク
からの再生要求番組Dの情報の再生を中止するように制
御する制御情報を、HDD11に供給する。さらに、中
央制御部2は、この操作部から供給された再生要求情報
に基づいて、予め磁気ディスクに記憶された再生要求番
組Eの情報を、この磁気ディスクから再生して出力する
ように制御する制御情報も、HDD11に供給する。
【0111】HDD11は、この中央制御部2から供給
された制御情報に基づいて、DTR9により磁気テープ
から再生された再生要求番組Eの情報とシームレスに繋
げられる時間まで、磁気ディスクから再生した再生要求
番組Eの情報を連続的に出力する。そして、HDD11
は、磁気ディスクからの情報の再生を中止するように制
御する制御情報を中央制御部2から供給されることによ
り、磁気ディスクからの再生要求番組Eの情報の再生を
中止する。即ち、この場合は、図3に示すように、DT
R9が磁気テープから再生要求番組Eの情報を再生でき
る時間まで経過する直前に、ユーザが再生要求番組Fの
情報を再生するように要求する再生要求情報を図示しな
い操作部に入力した場合であるので、中央制御部2は、
磁気ディスクからの再生要求番組Eの情報の再生を中止
するように制御する制御情報を、HDD11に供給す
る。さらに、中央制御部2は、この操作部から供給され
た再生要求情報に基づいて、予め磁気ディスクに記憶さ
れた再生要求番組Fの情報を、この磁気ディスクから再
生して出力するように制御する制御情報も、HDD11
に供給する。従って、結果的に、DTR9は、磁気テー
プから再生要求番組の情報を再生して出力用のバッファ
メモリに供給する動作を、1回休止することになる。
【0112】HDD11は、この中央制御部2から供給
された制御情報に基づいて、DTR9により磁気テープ
から再生された再生要求番組Fの情報とシームレスに繋
げられる時間まで、磁気ディスクから再生した再生要求
番組Fの情報を連続的に出力する。そして、DTR9が
磁気テープから再生要求番組Fの情報を再生できる時間
まで経過すると、中央制御部2は、磁気ディスクからの
情報の再生を中止するように制御する制御情報を、HD
D11に供給する。さらに、中央制御部2は、HDD1
1によりまだ再生されていない残りの再生要求番組Fの
情報を磁気テープから再生するように制御する制御情報
を、DTR9に供給する。
【0113】HDD11は、上記磁気ディスクからの情
報の再生を中止するように制御する制御情報を中央制御
部2から供給されることにより、磁気ディスクからの再
生要求番組Fの情報の再生を中止する。そして、DTR
9は、上記残りの再生要求番組Fの情報を磁気テープか
ら再生するように制御する制御情報を中央制御部2から
供給されると、この供給された制御情報に基づいて、残
りの再生要求番組Fの情報を磁気テープから再生して、
出力用のバッファメモリに供給する。そして、出力用の
バッファメモリは、この供給された再生要求番組Fの再
生情報を連続的に出力する。
【0114】以上のように処理されることにより、記録
再生装置1は、いつ、どのように、再生要求番組の情報
を再生するプログラムが変更されても、再生された再生
要求番組の情報をシームレスに繋いだシームレスな再生
と記録を同時に行うことができる。
【0115】なお、上述した図3及び図4を用いて説明
した、DTR9が磁気テープの所定の位置への情報の記
録及び磁気テープの上記所定の位置以外の位置からの情
報の再生を同時に行う場合においては、DTR9が、目
的とするテープ位置に情報を記録又は目的とするテープ
位置から情報を再生するために、所定の量の磁気テープ
が巻き取られている待機位置から、磁気テープを早送り
又は巻き戻すのにかかる最大の時間をTreadyとした
が、記録再生装置1は、所定の量の磁気テープが巻き取
られている待機位置と、次に情報を磁気テープに記録又
は情報を磁気テープから再生するために頭出しをしなけ
ればならない磁気テープの位置とを既に認識しているの
で、予測される頭出し時間をTreadyとしても良い。こ
うすることにより、バッファメモリ8及び/又はバッフ
ァメモリ10の記憶容量をさらに少なくすることができ
る。
【0116】但し、この場合の記録再生装置1では、H
DD11が予め記録しておく磁気ディスクには、最低、 Tio11+Tready-p=Tr-1+・・・+Tr-n+Tp+Tr
eady-r-1+・・・+Tready-r-n+2Tready-p の時間分の再生要求番組の情報が記録されていなければ
ならない。
【0117】また、上述した図3及び図4を用いて説明
した、DTR9が磁気テープの所定の位置への情報の記
録及び磁気テープの上記所定の位置以外の位置からの情
報の再生を同時に行う場合においては、入力される情報
は1chであるが、複数chの情報が入力されてもよ
い。
【0118】つぎに、磁気テープに入力、及び磁気テー
プ又は磁気ディスクから出力される情報が各1chであ
り、DTR9が、磁気テープに情報を記録又は磁気テー
プから情報を再生してから、磁気テープから情報を再生
又は磁気テープに情報を記録するまでの間隔が一定でな
い場合、即ち、記録及び再生のサイクルが可変である場
合において、記録再生装置1が、磁気テープの所定の位
置への情報の記録、及び磁気テープの上記所定の位置以
外の位置からの情報の再生又は磁気ディスクからの情報
の再生を同時に行うときについて、図5及び図6を用い
て説明する。
【0119】なお、この場合の記録及び再生のサイクル
が可変とは、記録及び再生が行われる間隔が可変であ
り、例えば記録が行われた次は再生が行われるとは限ら
ず、記録が行われた次も再度記録が行われる場合がある
ことをいう。
【0120】この場合も前提として、バッファメモリ8
は、図5に示すように、入力用のバッファメモリと、出
力用のバッファメモリとを備えているものとする。ま
た、DTR9は、磁気テープから情報を再生していない
ときに、バッファメモリ8がタイムスタンプ付加部7か
ら供給される記録情報のデータ転送速度よりも速く、上
記バッファメモリ8から供給された記録情報を磁気テー
プに記録するものとする。さらに、DTR9は、磁気テ
ープに記録情報を記録していないときに、バッファメモ
リ8がタイムスタンプ検出部12にテープ再生情報を供
給するデータ転送速度よりも速く、磁気テープから情報
を再生し、この再生したテープ再生情報をバッファメモ
リ8に供給するものとする。さらにまた、HDD11
は、予め磁気ディスクに、各再生要求番組の冒頭から所
定の情報量の情報を記録しておくものとする。さらにま
た、図5においては、バッファメモリ10を図示せず、
図5及び図6においては、バッファメモリ10を省略し
て説明する。さらにまた、DTR9は、磁気テープへの
記録情報の記録を、HDD11による磁気ディスクから
の情報の再生とは無関係に行うものとする。
【0121】最初に、磁気テープに入力、及び磁気テー
プ又は磁気ディスクから出力される情報が各1chであ
り、記録及び再生のサイクルが可変である場合におい
て、ユーザが再生要求番組を切り替えることを要求する
情報を入力してから、現在再生されている再生要求番組
と切替を要求された再生要求番組とがシームレスに切り
替えられて再生されるまでの一連の処理の流れを、図6
に示すフローチャートに従って説明する。
【0122】まず、図6のステップS11において、D
TR9が、再生要求番組の情報を磁気テープから間欠的
に再生して出力用のバッファメモリに供給し、出力用の
バッファメモリが、この供給された再生要求番組の情報
を連続的に出力している最中に、ユーザがこの再生要求
番組と異なる相違再生要求番組を再生するように要求す
る再生要求情報を図示しない操作部に入力した場合、中
央制御部2は、この操作部から供給された再生要求情報
に基づいて、予め磁気ディスクに記憶された番組の冒頭
部分の相違再生要求番組の情報を、この磁気ディスクか
ら再生して出力するように制御する制御情報を、HDD
11に供給する。そして、処理は、ステップS12へ進
む。
【0123】一方、DTR9が、再生要求番組の情報を
磁気テープから間欠的に再生して出力用のバッファメモ
リに供給し、出力用のバッファメモリが、この供給され
た再生要求番組の情報を連続的に出力している最中に、
ユーザにより相違再生要求番組を再生するように要求す
る再生要求情報を図示しない操作部に入力されない限
り、中央制御部2は、待機状態のままでいる。
【0124】ステップS12において、HDD11は、
中央制御部2から供給された制御情報に基づいて、磁気
ディスクからの番組の冒頭部分の相違再生要求番組の情
報の再生を開始する。そして、HDD11は、この再生
された相違再生要求番組の情報を連続的に出力する。
【0125】続いて、ステップS13において、中央制
御部2は、DTR9が、HDD11により再生されない
残りの相違再生要求番組の情報を磁気テープから再生す
るために、磁気テープ上の目的とする位置への頭出し中
であるか否かを判断する。そして、中央制御部2が、D
TR9が磁気テープ上の目的とする位置への頭出し中で
あると判断した場合には、処理は、ステップS15へ進
む。
【0126】一方、中央制御部2が、DTR9が磁気テ
ープ上の目的とする位置への頭出し中でないと判断した
場合には、処理は、ステップS14へ進む。
【0127】続いて、ステップS14において、さら
に、中央制御部2は、DTR9が、再生要求番組の情報
を磁気テープから再生中であるか否かを判断する。そし
て、中央制御部2が、DTR9が再生要求番組の情報を
磁気テープから再生中でないと判断した場合には、処理
は、ステップS16へ進む。
【0128】一方、中央制御部2が、DTR9が再生要
求番組の情報を磁気テープから再生中であると判断した
場合には、処理は、ステップS15へ進む。
【0129】続いて、ステップS15において、DTR
9が再生要求番組の情報を再生するための磁気テープ上
の目的とする位置への頭出し中、又はDTR9が再生要
求番組の情報を磁気テープから再生中であると判断した
中央制御部2は、DTR9による磁気テープへの情報の
記録及び磁気テープからの情報の再生のサイクルをリセ
ットし、磁気テープ上の目的とする位置に情報を記録す
るための当該位置への頭出しの動作を行わせる制御情報
と、当該位置への頭出しの動作が完了したら当該位置へ
の記録の動作を開始させる制御情報とを、DTR9に供
給する。
【0130】これらの制御情報を中央制御部2から供給
されたDTR9は、供給された制御情報に基づいて、次
に情報を記録する磁気テープ上の位置への頭出しの動作
を行い、その後、当該位置への頭出しの動作が完了した
ら、当該位置への情報の記録の動作を開始する。
【0131】続いて、ステップS16において、中央制
御部2は、バッファメモリ8に備えられた出力用のバッ
ファメモリ又はHDD11から出力された各再生要求番
組の情報をシームレスに繋いで出力させる等の、その後
の通常の処理を行う。
【0132】以上のように処理されることにより、記録
再生装置1は、いつ、どのように、再生要求番組の情報
を再生するプログラムが変更されても、再生された再生
要求番組の情報をシームレスに繋いだシームレスな再生
と記録を同時に行うことができる。
【0133】なお、上述した図6に示すフローチャート
を用いた一連の処理では、中央制御部2は、DTR9が
再生要求番組の情報を再生するための磁気テープ上の目
的とする位置への頭出し中、又はDTR9が再生要求番
組の情報を磁気テープから再生中であると判断した場合
には、DTR9による磁気テープへの情報の記録及び磁
気テープからの情報の再生のサイクルをリセットしてい
るが、これに対し、DTR9が再生要求番組の情報を記
録するための磁気テープ上の目的とする位置への頭出し
中、又はDTR9が再生要求番組の情報を磁気テープに
記録中であると判断した場合には、DTR9による磁気
テープへの情報の記録及び磁気テープからの情報の再生
のサイクルをリセットしないで、それまでと同じ記録及
び再生のサイクルをDTR9に継続させてもよい。
【0134】また、上述した図6に示すフローチャート
を用いた一連の処理では、ユーザが現在再生されている
再生要求番組と異なる相違再生要求番組を再生するよう
に要求する再生要求情報を図示しない操作部に入力した
場合、中央制御部2は、この操作部から供給された再生
要求情報に基づいて、予め磁気ディスクに記憶された相
違再生要求番組の情報を、この磁気ディスクから再生し
て出力するように制御する制御情報を、HDD11に供
給している。
【0135】このとき、中央制御部2は、シームレスな
再生を行うため、例えば冒頭部分の相違再生要求番組の
情報が予め記録された磁気ディスクから、冒頭部分の相
違再生要求番組の情報を再生させて出力させる制御情報
を、HDD11に供給するが、この場合の記録再生装置
1においては、上述した図4に示すフローチャートを用
いた一連の処理とは異なり、DTR9によって磁気テー
プから次の相違再生要求番組の情報が再生されるまで
は、DTR9による、再生要求番組の情報を記録するた
めの磁気テープ上の目的とする位置への頭出しの時間、
再生要求番組の情報の磁気テープへの記録の時間、及び
再生要求番組の情報を再生するための磁気テープ上の目
的とする位置への頭出しの時間が必要になるため、HD
D11により再生される磁気ディスクには、最低、Tr
+2Tready=Tio11−Tpの時間分の相違再生要求番
組の情報が記録されている。
【0136】このような情報量の相違再生要求番組等の
情報が磁気ディスクに記録されることにより、より記憶
容量が少ないバッファメモリ8を用いて、記録再生装置
1は、いつ、どのように、再生要求番組の情報を再生す
るプログラムが変更されても、再生された再生要求番組
の情報をシームレスに繋いだシームレスな再生と記録を
同時に行うことができる。
【0137】なお、この場合、磁気ディスクに情報が記
録される時間は、定常的な時間のTiよりも短くなるの
で、Trの時間を短縮してもよいが、そのままの一定値
であってもよい。
【0138】つぎに、磁気テープに入力、及び磁気テー
プ又は磁気ディスクから出力される情報が各1chであ
り、記録及び再生のサイクルが可変である場合の同時記
録再生について、図5を参照してさらに具体的に説明す
る。
【0139】まず、本発明に係る記録再生装置1は、D
TR9が、記録及び再生の一方の動作を行っている間に
は他方の動作を行わないようにすることにより、1台の
テープ装置による同時記録再生を行うものである。ま
た、記録再生装置1は、中央制御部2が、DTR9に、
磁気テープから情報を再生していないときに、バッファ
メモリ8がタイムスタンプ付加部7から供給される記録
情報の転送速度よりも速く磁気テープに記録情報を記録
させ、且つ、磁気テープに記録情報を記録していないと
きに、バッファメモリ8がタイムスタンプ検出部12に
供給するテープ再生情報の転送速度よりも速く磁気テー
プから情報を再生させることにより、情報の記録及び再
生を同時的に行わせる制御を行うものでもある。さら
に、記録再生装置1は、各番組を再生するデータを磁気
テープ又は磁気ディスク等に記録又は磁気テープ又は磁
気ディスク等から再生している最中に、各番組を再生す
るプログラムをユーザが急に切り替えた場合、上記磁気
テープ及び磁気ディスク等から再生される各番組のデー
タをシームレスに繋いで出力することにより、シームレ
スな記録及び再生を同時に行うものでもある。
【0140】具体的には、図5に示すように、DTR9
は、バッファメモリ8に備えられた入力用のバッファメ
モリから間欠的に供給された記録情報を、間欠的に磁気
テープに記録する。また、DTR9は、磁気テープから
間欠的に再生した情報を、バッファメモリ8に備えられ
た出力用のバッファメモリに供給する。このように、D
TR9は、磁気テープへの記録と磁気テープからの再生
を、一定のサイクルで交互に繰り返している。
【0141】例えば、DTR9が、再生要求番組Aの情
報を磁気テープから間欠的に再生して出力用のバッファ
メモリに供給し、出力用のバッファメモリが、この供給
された再生要求番組Aの情報を連続的に出力している最
中に、ユーザが再生要求番組Bを再生するように要求す
る再生要求情報を図示しない操作部に入力した場合、中
央制御部2は、この操作部から供給された再生要求情報
に基づいて、予め磁気ディスクに記憶された再生要求番
組Bの情報を、この磁気ディスクから再生して出力する
ように制御する制御情報を、HDD11に供給する。
【0142】HDD11は、この中央制御部2から供給
された制御情報に基づいて、DTR9により磁気テープ
から再生された再生要求番組Bの情報とシームレスに繋
げられる時間まで、磁気ディスクから再生した再生要求
番組Bの情報を連続的に出力する。そして、HDD11
は、磁気ディスクからの情報の再生を中止するように制
御する制御情報を中央制御部2から供給されることによ
り、磁気ディスクからの再生要求番組Bの情報の再生を
中止する。
【0143】続いて、DTR9は、HDD11によりま
だ再生されていない残りの再生要求番組Bの情報を磁気
テープから再生するように制御する制御情報を中央制御
部2から供給されると、この供給された制御情報に基づ
いて、残りの再生要求番組Bの情報を磁気テープから再
生して、出力用のバッファメモリに供給する。そして、
出力用のバッファメモリは、この供給された再生要求番
組Bの再生情報を連続的に出力する。
【0144】続いて、出力用のバッファメモリが供給さ
れた再生要求番組Bの再生情報を連続的に出力している
最中に、ユーザが再生要求番組Cを再生するように要求
する再生要求情報を図示しない操作部に入力した場合、
中央制御部2は、この操作部から供給された再生要求情
報に基づいて、予め磁気ディスクに記憶された再生要求
番組Cの情報を、この磁気ディスクから再生して出力す
るように制御する制御情報を、HDD11に供給する。
さらに、中央制御部2は、DTR9による記録及び再生
のサイクルをリセットし、磁気テープ上の目的とする位
置に情報を記録するための当該位置への頭出しの動作を
行わせる制御情報と、当該位置への頭出しの動作が完了
したら当該位置への記録の動作を開始させる制御情報と
を、DTR9に供給する。
【0145】続いて、DTR9は、これらの制御情報を
中央制御部2から供給されることにより、上記目的とす
る位置への頭出しの動作を行い、当該位置への頭出しの
動作が完了したら当該位置への記録の動作を開始する。
【0146】これと同時的に、HDD11は、中央制御
部2から供給された制御情報に基づいて、DTR9によ
り磁気テープから再生された再生要求番組Cの情報とシ
ームレスに繋げられる時間まで、磁気ディスクから再生
した再生要求番組Cの情報を連続的に出力する。そし
て、HDD11は、磁気ディスクからの情報の再生を中
止するように制御する制御情報を中央制御部2から供給
されることにより、磁気ディスクからの再生要求番組C
の情報の再生を中止する。即ち、まだDTR9が磁気テ
ープから再生要求番組Cの情報を再生できる時間まで経
過していないが、ユーザが再生要求番組Dの情報を再生
するように要求する再生要求情報を図示しない操作部に
入力した場合には、中央制御部2は、磁気ディスクから
の再生要求番組Cの情報の再生を中止するように制御す
る制御情報を、HDD11に供給する。さらに、中央制
御部2は、この操作部から供給された再生要求情報に基
づいて、予め磁気ディスクに記憶された再生要求番組D
の情報を、この磁気ディスクから再生して出力するよう
に制御する制御情報も、HDD11に供給する。
【0147】HDD11は、この中央制御部2から供給
された制御情報に基づいて、DTR9により磁気テープ
から再生された再生要求番組Dの情報とシームレスに繋
げられる時間まで、磁気ディスクから再生した再生要求
番組Dの情報を連続的に出力する。そして、HDD11
は、磁気ディスクからの情報の再生を中止するように制
御する制御情報を中央制御部2から供給されることによ
り、磁気ディスクからの再生要求番組Dの情報の再生を
中止する。即ち、この場合も、まだDTR9が磁気テー
プから再生要求番組Dの情報を再生できる時間まで経過
していないが、ユーザが再生要求番組Eの情報を再生す
るように要求する再生要求情報を図示しない操作部に入
力した場合であるので、中央制御部2は、磁気ディスク
からの再生要求番組Dの情報の再生を中止するように制
御する制御情報を、HDD11に供給する。さらに、中
央制御部2は、この操作部から供給された再生要求情報
に基づいて、予め磁気ディスクに記憶された再生要求番
組Eの情報を、この磁気ディスクから再生して出力する
ように制御する制御情報も、HDD11に供給する。
【0148】HDD11は、この中央制御部2から供給
された制御情報に基づいて、DTR9により磁気テープ
から再生された再生要求番組Eの情報とシームレスに繋
げられる時間まで、磁気ディスクから再生した再生要求
番組Eの情報を連続的に出力する。そして、HDD11
は、磁気ディスクからの情報の再生を中止するように制
御する制御情報を中央制御部2から供給されることによ
り、磁気ディスクからの再生要求番組Eの情報の再生を
中止する。即ち、この場合は、図5に示すように、DT
R9が磁気テープから再生要求番組Eの情報を再生でき
る時間まで経過する直前に、ユーザが再生要求番組Fの
情報を再生するように要求する再生要求情報を図示しな
い操作部に入力した場合であるので、中央制御部2は、
磁気ディスクからの再生要求番組Eの情報の再生を中止
するように制御する制御情報を、HDD11に供給す
る。さらに、中央制御部2は、この操作部から供給され
た再生要求情報に基づいて、予め磁気ディスクに記憶さ
れた再生要求番組Fの情報を、この磁気ディスクから再
生して出力するように制御する制御情報も、HDD11
に供給する。従って、結果的に、DTR9は、磁気テー
プから再生要求番組の情報を再生して出力用のバッファ
メモリに供給する動作を、1回休止することになる。さ
らに、ここでは記録及び再生のサイクルは可変であるの
で、DTR9は、磁気テープからの再生要求番組の情報
の再生する時間を確保しないで、次の磁気テープ上の目
的とする位置に再生要求番組の情報を記録するための当
該位置への頭出しの動作を行う。
【0149】HDD11は、中央制御部2から供給され
た制御情報に基づいて、DTR9により磁気テープから
再生された再生要求番組Fの情報とシームレスに繋げら
れる時間まで、磁気ディスクから再生した再生要求番組
Fの情報を連続的に出力する。そして、DTR9が磁気
テープから再生要求番組Fの情報を再生できる時間まで
経過すると、中央制御部2は、磁気ディスクからの情報
の再生を中止するように制御する制御情報を、HDD1
1に供給する。さらに、中央制御部2は、HDD11に
よりまだ再生されていない残りの再生要求番組Fの情報
を磁気テープから再生するように制御する制御情報を、
DTR9に供給する。
【0150】HDD11は、上記磁気ディスクからの情
報の再生を中止するように制御する制御情報を中央制御
部2から供給されることにより、磁気ディスクからの再
生要求番組Fの情報の再生を中止する。そして、DTR
9は、上記残りの再生要求番組Fの情報を磁気テープか
ら再生するように制御する制御情報を中央制御部2から
供給されると、この供給された制御情報に基づいて、残
りの再生要求番組Fの情報を磁気テープから再生して、
出力用のバッファメモリに供給する。そして、出力用の
バッファメモリは、この供給された再生要求番組Fの再
生情報を連続的に出力する。
【0151】以上のように処理されることにより、記録
再生装置1は、いつ、どのように、再生要求番組の情報
を再生するプログラムが変更されても、再生された再生
要求番組の情報をシームレスに繋いだシームレスな再生
と記録を同時に行うことができる。
【0152】なお、上述した図5及び図6を用いて説明
した、DTR9が磁気テープの所定の位置への情報の記
録及び磁気テープの上記所定の位置以外の位置からの情
報の再生を同時に行う場合においては、入力される情報
は1chであるが、複数chの情報が入力されてもよ
い。
【0153】但し、この場合の記録再生装置1では、磁
気ディスクに情報が記録される時間は、定常的な時間の
Tiよりも短くなるので、通常の記録及び再生のサイク
ルに戻るまでのTr-1,Tr-2,・・・Tr-nの時間を短
縮してもよいが、そのままの一定値であってもよい。ま
た、この場合の記録再生装置1においては、DTR9に
よって磁気テープから次の再生要求番組の情報が再生さ
れるまでは、DTR9による、 ((再生要求番組の情報を記録するための磁気テープ上
の目的とする位置への頭出しの時間)+(再生要求番組
の情報の磁気テープへの記録の時間))×(入力される
ch数N)+(再生要求番組の情報を再生するための磁
気テープ上の目的とする位置への頭出しの時間) が必要になるため、HDD11が予め記録しておく磁気
ディスクには、最低、 Tr-1+・・・+Tr-n+(N+1)Tready=Tio11−
Tp の時間分の再生要求番組の情報が記録されていなければ
ならない。
【0154】また、上述した図5及び図6を用いて説明
した、DTR9が磁気テープの所定の位置への情報の記
録及び磁気テープの上記所定の位置以外の位置からの情
報の再生を同時に行う場合においては、DTR9が、目
的とするテープ位置に情報を記録又は目的とするテープ
位置から情報を再生するために、所定の量の磁気テープ
が巻き取られている待機位置から、磁気テープを早送り
又は巻き戻すのにかかる最大の時間をTreadyとした
が、記録再生装置1は、所定の量の磁気テープが巻き取
られている待機位置と、次に情報を磁気テープに記録又
は情報を磁気テープから再生するために頭出しをしなけ
ればならない磁気テープの位置とを既に認識しているの
で、予測される頭出し時間をTreadyとしても良い。こ
うすることにより、バッファメモリ8及び/又はバッフ
ァメモリ10の記憶容量をさらに少なくすることができ
る。
【0155】但し、この場合の記録再生装置1では、H
DD11が予め記録しておく磁気ディスクには、最低、 Tio11−Tp=Tr-1+・・・+Tr-n+Tready-r-1+
・・・+Tready-r-n+Tready-p の時間分の再生要求番組の情報が記録されていなければ
ならない。
【0156】以上述べたように、本発明を適用した実施
の形態である記録再生装置1では、DTR9が、情報を
磁気テープから再生していないときに、バッファメモリ
8がタイムスタンプ付加部7から情報を供給されるデー
タ転送速度よりも速く、バッファメモリ8から供給され
た情報を磁気テープの所定の領域に記録し、情報を磁気
テープに記録していないときに、バッファメモリ8がタ
イムスタンプ検出部12に情報を供給するデータ転送速
度よりも速く、情報を磁気テープの所定の領域以外の領
域から再生することにより、1本の磁気テープを用いた
長時間の同時記録再生を行うことができる。
【0157】また、本発明を適用した実施の形態である
記録再生装置1では、中央制御部2が、タイムスタンプ
検出部12及びタイムスタンプ検出部13から供給され
る各タイムスタンプ情報に基づいて、タイムスタンプ検
出部12及びタイムスタンプ検出部13のそれぞれから
同期切替スイッチ部14に供給される各情報が同一であ
るか否かを判断し、同一であると判断した場合には、同
期切替スイッチ部14から入出力情報切替スイッチ部6
に供給される情報がシームレスに切り替えられるよう
に、同期切替制御信号を同期切替スイッチ部14に供給
することにより、操作者は、磁気テープ及び磁気ディス
クからシームレスに再生された情報を取得することがで
き、記録再生装置1が2種類の記録媒体を使用している
ということを意識せずに、あたかも高速アクセス及びラ
ンダムアクセスが可能であり、大容量の記憶容量を備え
た1種類の記録媒体を使用しているように、操作性良く
使用することができる。
【0158】さらに、本発明を適用した実施の形態であ
る記録再生装置1では、いつ、どのように、再生要求番
組の情報を再生するプログラムが変更されても、再生さ
れた再生要求番組の情報をシームレスに繋いだシームレ
スな再生と記録を同時に行うことができる。
【0159】なお、上述した記録再生装置1では、テー
プ装置としてDTR9が用いられているが、テープ装置
であれば、例えば、VTR(ビデオテープレコーダ)、
磁気テープや磁気ディスクのチェンジャ等を用いても良
い。また、上述した記録再生装置1では、記録媒体に高
速かつランダムアクセス可能な記録再生装置としてHD
D11が用いられているが、記録媒体に高速アクセス及
び/又はランダムアクセス可能な記録再生装置であれ
ば、例えば、半導体メモリ、ICメモリ等を用いても良
い。
【0160】さらに、上述した記録再生装置1では、バ
ッファメモリ8及び/又はバッファメモリ10の記憶容
量を増加させたり、DTR9用のバッファメモリ8とH
DD11用のバッファメモリ10との間で情報の受け渡
しを行って、バッファメモリ10及びHDD11もDT
R9用のバッファメモリとしたりすることにより、DT
R9が行う間欠記録及び/又は再生の間隔を最長化する
ようにしてもよい。このようにすることにより、磁気テ
ープへのダメージを減少させることができる。
【0161】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る記録
再生装置及び記録再生方法によれば、1本の磁気テープ
を用いた長時間の同時記録再生を行うことができる。
【0162】また、本発明に係る記録再生装置及び記録
再生方法によれば、操作者は、テープ状記録媒体及び高
速アクセス可能な記録媒体からシームレスに再生された
情報を取得することができ、本発明に係る記録再生装置
では複数種類の記録媒体が使用されているということを
意識せずに、あたかも高速アクセス及び/又はランダム
アクセスが可能であり、大容量の記憶容量を備えた1種
類の記録媒体を使用しているように、操作性良く使用す
ることができる。
【0163】さらに、本発明に係る記録再生装置及び記
録再生方法によれば、いつ、どのように、情報を再生す
るプログラムが変更されても、再生された情報をシーム
レスに繋いだシームレスな再生と記録を同時に行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施の形態を示す記録再生装
置のブロック構成図である。
【図2】本発明を適用した実施の形態を示す記録再生装
置を用いて行われる、入力及び出力される情報が各1c
hである場合の同時記録再生について説明する図であ
る。
【図3】本発明を適用した実施の形態を示す記録再生装
置を用いて行われる、磁気テープに入力、及び磁気テー
プ又は磁気ディスクから出力される情報が各1chであ
り、記録及び再生のサイクルが固定されている場合の同
時記録再生について説明する図である。
【図4】本発明を適用した実施の形態において、現在再
生されている再生要求番組と切替を要求された再生要求
番組とがシームレスに切り替えられて再生される処理を
示すフローチャートである。
【図5】本発明を適用した実施の形態を示す記録再生装
置を用いて行われる、磁気テープに入力、及び磁気テー
プ又は磁気ディスクから出力される情報が各1chであ
り、記録及び再生のサイクルが可変である場合の同時記
録再生について説明する図である。
【図6】本発明を適用した実施の形態において、現在再
生されている再生要求番組と切替を要求された再生要求
番組とがシームレスに切り替えられて再生される処理を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 記録再生装置、2 中央制御部、3 データ入出力
部、4 AV信号入出力部、5 エンコーダ/デコーダ
部、6 入出力情報切替スイッチ部、7 タイムスタン
プ付加部、8 バッファメモリ、9 DTR、10 バ
ッファメモリ、11 HDD、12 タイムスタンプ検
出部、13 タイムスタンプ検出部、14 同期切替ス
イッチ部
フロントページの続き (72)発明者 藤野 豊美 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5C052 AA01 AA03 AB02 AC10 DD04 5D044 AB07 BC01 CC03 CC04 DE39 GK12 HH07 HL07 5D077 AA08 AA22 AA38 DC03 GA01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の記録媒体にアクセスして、当該第
    1の記録媒体に情報を記録及び当該第1の記録媒体から
    情報を再生する第1の記録再生手段と、 第2の記録媒体に上記第1の記録再生手段よりも高速に
    アクセスして、当該第2の記録媒体に情報を記録及び当
    該第2の記録媒体から情報を再生する第2の記録再生手
    段と、 上記第1の記録再生手段以外から入力された上記第1の
    記録媒体に記録する記録情報を記憶し、当該記憶した記
    録情報を、上記記録情報の入力転送速度よりも速い転送
    速度で上記第1の記録再生手段に間欠的に供給し、且
    つ、上記第1の記録再生手段により上記第1の記録媒体
    から間欠的に再生された再生情報を記憶し、当該記憶し
    た再生情報を、上記再生情報の入力転送速度よりも遅い
    転送速度で連続的に出力する記憶手段と、 上記第1の記録再生手段による、上記第1の記録媒体へ
    の情報の記録及び上記第1の記録媒体からの情報の再生
    の各タイミングを制御する第1の制御手段と、 上記記憶手段から供給された、上記第1の記録再生手段
    により上記第1の記録媒体から再生された第1の再生情
    報に付加された第1の付随情報を検出する第1の検出部
    と、 上記第2の記録再生手段から供給された、上記第2の記
    録再生手段により上記第2の記録媒体から再生された第
    2の再生情報に付加された第2の付随情報を検出する第
    2の検出部と、 上記第1の検出部から供給された上記第1の付随情報及
    び上記第2の検出部から供給された上記第2の付随情報
    に基づいて、上記第1の再生情報又は上記第2の再生情
    報を出力させる制御を行う第2の制御手段とを備え、 上記第1の制御手段は、上記記憶手段を介して上記第1
    の記録再生手段に、上記第1の記録媒体から情報を再生
    していないときに、上記記録情報の入力転送速度よりも
    速い転送速度で上記第1の記録媒体に情報を間欠的に記
    録させ、且つ、上記第1の記録媒体に情報を記録してい
    ないときに、上記記憶手段が連続的に出力する再生情報
    の転送速度よりも速い転送速度で上記第1の記録媒体か
    ら情報を間欠的に再生させる制御を行い、 上記第2の制御手段は、上記第1の付随情報及び第2の
    付随情報に基づいて、最初に上記第2の記録再生手段か
    ら供給された第2の再生情報を出力させ、この出力させ
    た第2の再生情報と次に出力させる上記第1の再生情報
    とがシームレスに切り替わって出力されるように、次に
    上記記憶手段から供給された上記第1の再生情報を出力
    させる制御を行うことを特徴とする記録再生装置。
  2. 【請求項2】 上記第2の記録媒体には、Tio11+Tre
    adyの時間分の情報が記録されていることを特徴とする
    請求項1記載の記録再生装置。但し、Tio11を上記記憶
    手段が上記記録再生手段以外から情報を連続的に入力さ
    れるときの時間又は上記記憶手段が上記記録再生手段以
    外に情報を連続的に出力するときの時間とし、Tready
    を上記記録再生手段が、上記テープ状記録媒体上の目的
    とする領域に情報を記録又は上記テープ状記録媒体上の
    目的とする領域から情報を再生するために、所定の量の
    上記テープ状記録媒体が巻き取られている待機位置か
    ら、上記テープ状記録媒体を早送り又は巻き戻すのにか
    かる時間とする。
  3. 【請求項3】 上記Treadyは、上記記録再生手段が、
    上記テープ状記録媒体上の目的とする領域に情報を記録
    又は上記テープ状記録媒体上の目的とする領域から情報
    を再生するために、所定の量の上記テープ状記録媒体が
    巻き取られている待機位置から、上記テープ状記録媒体
    を早送り又は巻き戻すのにかかる最大の時間であること
    を特徴とする請求項2記載の記録再生装置。
  4. 【請求項4】 上記Treadyは、上記記録再生手段が、
    上記テープ状記録媒体上の目的とする領域に情報を記録
    又は上記テープ状記録媒体上の目的とする領域から情報
    を再生するために、所定の量の上記テープ状記録媒体が
    巻き取られている待機位置から、上記テープ状記録媒体
    を早送り又は巻き戻すのにかかると予測される時間であ
    ることを特徴とする請求項2記載の記録再生装置。
  5. 【請求項5】 上記第2の記録媒体には、Tio11−Tp
    の時間分の情報が記録されていることを特徴とする請求
    項1記載の記録再生装置。但し、Tio11を上記記憶手段
    が上記記録再生手段以外から情報を連続的に入力される
    ときの時間又は上記記憶手段が上記記録再生手段以外に
    情報を連続的に出力するときの時間とし、Tpを上記記
    録再生手段が上記テープ状記録媒体から再生された再生
    情報を上記記憶手段に供給する時間とする。
  6. 【請求項6】 上記記憶手段は、下記の式(1),式
    (2),式(3)により得られる記憶容量Bio11を備え
    ていることを特徴とする請求項1記載の記録再生装置。 【数1】 【数2】 【数3】 但し、Tio11を上記記憶手段が上記記録再生手段以外か
    ら情報を連続的に入力されるときの時間又は上記記憶手
    段が上記記録再生手段以外に情報を連続的に出力すると
    きの時間とし、Trを上記記録再生手段が上記記憶手段
    から供給された記録情報を上記テープ状記録媒体に記録
    する時間とし、Tpを上記記録再生手段が上記テープ状
    記録媒体から再生された再生情報を上記記憶手段に供給
    する時間とし、Treadyを上記記録再生手段が、上記テ
    ープ状記録媒体上の目的とする領域に情報を記録又は上
    記テープ状記録媒体上の目的とする領域から情報を再生
    するために、所定の量の上記テープ状記録媒体が巻き取
    られている待機位置から、上記テープ状記録媒体を早送
    り又は巻き戻すのにかかる時間とし、Vtを上記記録再
    生手段が上記テープ状記録媒体に情報を記録又は上記記
    録再生手段が上記テープ状記録媒体から情報を再生する
    ときの情報の転送速度とし、Viを上記記憶手段が上記
    記録再生手段以外から連続的に入力される情報の転送速
    度とし、Voを上記記憶手段が上記記録再生手段以外に
    連続的に出力する情報の転送速度とし、Biを上記記憶
    手段が上記記録再生手段以外から情報を連続的に入力さ
    れる場合に備えていなくてはならない記憶容量とし、B
    oを上記記憶手段が上記記録再生手段以外に情報を連続
    的に出力する場合に備えていなくてはならない記憶容量
    とする。
  7. 【請求項7】 上記Treadyは、上記記録再生手段が、
    上記テープ状記録媒体上の目的とする領域に情報を記録
    又は上記テープ状記録媒体上の目的とする領域から情報
    を再生するために、所定の量の上記テープ状記録媒体が
    巻き取られている待機位置から、上記テープ状記録媒体
    を早送り又は巻き戻すのにかかる最大の時間であること
    を特徴とする請求項6記載の記録再生装置。
  8. 【請求項8】 上記Treadyは、上記記録再生手段が、
    上記テープ状記録媒体上の目的とする領域に情報を記録
    又は上記テープ状記録媒体上の目的とする領域から情報
    を再生するために、所定の量の上記テープ状記録媒体が
    巻き取られている待機位置から、上記テープ状記録媒体
    を早送り又は巻き戻すのにかかると予測される時間であ
    ることを特徴とする請求項6記載の記録再生装置。
  9. 【請求項9】 第1の記録媒体にアクセスして、当該第
    1の記録媒体に情報を記録及び当該第1の記録媒体から
    情報を再生する第1の記録再生工程と、 第2の記録媒体に、上記第1の記録媒体にアクセスして
    当該第1の記録媒体に情報を記録及び当該第1の記録媒
    体から情報を再生する第1の記録再生手段よりも高速に
    アクセスして、上記第2の記録媒体に情報を記録及び当
    該第2の記録媒体から情報を再生する第2の記録再生工
    程と、 上記第1の記録再生手段以外から入力された上記第1の
    記録媒体に記録する記録情報を記憶し、当該記憶した記
    録情報を、上記記録情報の入力転送速度よりも速い転送
    速度で上記第1の記録再生手段に間欠的に供給し、且
    つ、上記第1の記録再生手段により上記第1の記録媒体
    から間欠的に再生された再生情報を記憶し、当該記憶し
    た再生情報を、上記再生情報の入力転送速度よりも遅い
    転送速度で連続的に出力する記憶工程と、 上記第1の記録再生手段による、上記第1の記録媒体へ
    の情報の記録及び上記第1の記録媒体からの情報の再生
    の各タイミングを制御する第1の制御工程と、 上記記憶工程を経た、上記第1の記録再生手段により上
    記第1の記録媒体から再生された第1の再生情報に付加
    された第1の付随情報を検出する第1の検出工程と、 上記第2の記録媒体に、上記第1の記録再生手段よりも
    高速にアクセスして、上記第2の記録媒体に情報を記録
    及び当該第2の記録媒体から情報を再生する第2の記録
    再生手段から供給された、上記第2の記録再生手段によ
    り上記第2の記録媒体から再生された第2の再生情報に
    付加された第2の付随情報を検出する第2の検出工程
    と、 上記第1の検出工程を経た上記第1の付随情報及び上記
    第2の検出工程を経た上記第2の付随情報に基づいて、
    上記第1の再生情報又は上記第2の再生情報を出力させ
    る制御を行う第2の制御工程とを備え、 上記第1の制御工程では、上記記憶工程を経た上記第1
    の記録再生手段に、上記第1の記録媒体から情報を再生
    していないときに、上記記録情報の入力転送速度よりも
    速い転送速度で上記第1の記録媒体に情報を間欠的に記
    録させ、且つ、上記第1の記録媒体に情報を記録してい
    ないときに、上記記憶工程を経て連続的に出力される再
    生情報の転送速度よりも速い転送速度で上記第1の記録
    媒体から情報を間欠的に再生させる制御が行なわれ、 上記第2の制御工程では、上記第1の付随情報及び第2
    の付随情報に基づいて、最初に上記第2の記録再生手段
    から供給された第2の再生情報を出力させ、この出力さ
    せた第2の再生情報と次に出力させる上記第1の再生情
    報とがシームレスに切り替わって出力されるように、次
    に上記記憶工程を経た上記第1の再生情報を出力させる
    制御が行われることを特徴とする記録再生方法。
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