JP4601882B2 - 多階層記録再生装置および多階層記録再生方法 - Google Patents

多階層記録再生装置および多階層記録再生方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばハードディスクドライブや半導体メモリ等の高速アクセスが可能な記憶媒体と、例えばビデオテープレコーダや光ディスクレコーダ等のデータを安価かつ大量に記録することが可能な記憶媒体との組み合わせによって高速アクセス可能な大容量記録を実現した多階層記録再生装置および多階層記録再生方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、映像音声記録装置としては、磁気テープを記憶媒体としたビデオテープレコーダ(以下、VTRという)が広く普及している。
このVTRは、磁気ディスク装置として比較して記録容量が大きく、情報量のきわめて多い映像信号の長時間記録が可能であるという特徴をもつ。
しかし、例えばハードディスクドライブ(以下、HDDという)や半導体メモリ等と比較すると、VTRは、記憶容量及びビット単価の面では優れているが、高速にランダムアクセスができないという欠点を有している。
従って、従来のVTRにおいては、記録した番組を再生する際、テープを所定の部分まで巻き戻すための待ち時間が必要であった。
【0003】
そこで、このような問題の対応策として、近年、HDDとVTRとを階層的に構成し、記録再生を待ち時間なく高速に行う記録再生方法が提案されている。
この方法では、まず、テープには、番組全体に加えて、番組関連情報、番組内の代表的な静止画情報等が記録され、HDDには、同様の番組関連情報、番組内の代表的な静止画に加えて、番組動画部の冒頭情報(先頭部分)が記録されている。
そして、記録された番組の検索時には、まずHDDに記録された番組関連情報および代表的な静止画が用いられて、番組概要が確認され、好みの番組の再生指定が行われる。
ここで、再生指定のあった番組は先頭部分をHDDから再生すると同時に、番組の先頭部分以降をテープから検索し、HDDから番組の先頭部分が再生されている間にテープから先頭部分以降を読み出すことで番組を連続的に再生する。
こうすることにより、各記憶媒体へのアクセス性、記録容量、ビット単価等の長所を生かした、低コストでありながら、高速アクセス性を備えた記録再生装置として用いることができる。
【0004】
また、大容量で低価格な記録再生を行うために、前述のVTR装置だけではなく、近年では光ディスクを用いたものや、さらに磁気テープや光ディスクのチェンジャ機構を設け、より大容量化を目指した装置も考えらている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような多階層構成の記録再生装置においては、その大容量化に伴う記録番組数の増大により、記録された多数の番組の中からユーザが再生したい番組を検索することが困難な状況に陥りやすい。
このために、前述したような番組関連情報および代表的な静止画や番組紹介のダイジェスト等による番組の選択を容易にする各種方法が考えられているが、選択された番組の番組冒頭部分の再生をHDDから瞬時に再生することで、ユーザが番組を選択するための参考となる番組内容の参照確認用情報とすることができる。
したがって、このような場合には、番組関連情報および代表的な静止画や番組紹介のダイジェスト等の番組によって指定された番組の先頭部分をHDDから再生している状態であっても、ユーザはその番組を選択決定した訳ではなく、すぐ別の番組を新たに選択してその番組の先頭部分を再生指定することが多発すると考えられる。
【0006】
しかしながら、上記従来例で説明したように、HDDからの番組冒頭情報を再生すると同時に、番組の先頭部分以降をテープ等から検索し、HDDから番組の先頭部分が再生されている間にテープ等から先頭部分以降を読み出すことで、番組を連続的に再生する動作を行なう方法では、ユーザによる頻繁なHDDの番組の再生要求が発生する度に、テープ等の媒体から対応した番組の先頭部分以降を検索する必要があり、テープ等の媒体や媒体交換装置の使用頻度が非常に高くなり、その耐久性を確保することが困難となるという問題が発生する。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、上述のような多階層構造の記録再生を実現するための2種類の記憶媒体のうち高速アクセスのための記憶媒体(ここでは第2の記憶媒体という)に対するコンテンツ(番組等)の頻繁な選択の切り換えが発生した場合でも、各コンテンツの先頭部分以降の部分を再生するための記憶媒体(ここでは第1の記憶媒体という)の再生装置(ここでは第1の検索手段という)における機械的駆動部の頻繁な検索動作を抑制でき、耐久性を向上することができる多階層記録再生装置および多階層記録再生方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するため、複数のコンテンツデータが記憶される第1の記憶媒体を再生する第1の再生手段と、上記第1の記憶媒体よりも速くランダムアクセスが可能であり、上記複数のコンテンツデータの各々の先頭部分が記憶される第2の記憶媒体を再生する第2の再生手段と、上記第1の記憶媒体に記憶される上記複数のコンテンツデータから再生を行う1つのコンテンツデータを選択する選択手段と、上記選択手段により選択された1つのコンテンツデータを上記第1の記憶媒体から検索する第1の検索手段と、上記選択手段により選択された1つのコンテンツデータの先頭部分を上記第2の記憶媒体から検索する第2の検索手段と、上記選択手段によって選択されたコンテンツデータの再生時に、上記第2の検索手段により検索された上記コンテンツデータの先頭部分の再生を上記第2の再生手段により開始し、当該コンテンツデータの先頭部分の任意の位置に含まれる所定のID情報を検出したときに上記第1の検索手段によるコンテンツデータの検索を開始するように制御する制御手段とを備え、上記第2の再生手段によるコンテンツデータの先頭部分の再生動作中に異なるコンテンツが選択された場合に、上記第1の検索手段におけるコンテンツの検索動作を中止し、任意のコンテンツデータが、番組紹介部分と該番組紹介部分によって紹介される番組本編とから構成される場合、上記第2の記憶媒体が記憶する当該コンテンツデータの先頭部分は前記番組紹介部分であることを特徴とする。
【0009】
また、本発明は、複数のコンテンツデータが記憶される第1の記憶媒体を再生する第1の再生手段と、上記第1の記憶媒体よりも速くランダムアクセスが可能であり、上記複数のコンテンツデータの各々の先頭部分が記憶される第2の記憶媒体を再生する第2の再生手段と、上記第1の記憶媒体に記憶される上記複数のコンテンツデータから再生を行う1つのコンテンツデータを選択する選択手段と、上記選択手段により選択された1つのコンテンツデータを上記第1の記憶媒体から検索する第1の検索手段と、上記選択手段により選択された1つのコンテンツデータの先頭部分を上記第2の記憶媒体から検索する第2の検索手段とを有する多階層記録再生装置の記録再生方法であって、上記選択手段によって選択されたコンテンツデータの再生時に、上記第2の検索手段により検索された上記コンテンツデータの先頭部分の再生を上記第2の再生手段により開始し、当該コンテンツデータの先頭部分の任意の位置に含まれる所定のID情報を検出したときに上記第1の検索手段によるコンテンツデータの検索を開始するようにし、上記第2の再生手段によるコンテンツデータの先頭部分の再生動作中に異なるコンテンツが選択された場合に、上記第1の検索手段におけるコンテンツの検索動作を中止し、任意のコンテンツデータが、番組紹介部分と該番組紹介部分によって紹介される番組本編とから構成される場合、上記第2の記憶媒体が記憶する当該コンテンツデータの先頭部分は前記番組紹介部分であることを特徴とする。
【0010】
また、本発明は、複数のコンテンツデータが記憶される第1の記憶媒体を再生する第1の再生手段と、上記第1の記憶媒体よりも速くランダムアクセスが可能であり、上記複数のコンテンツデータの各々の先頭部分が記憶される第2の記憶媒体を再生する第2の再生手段と、上記第1の記憶媒体に記憶される上記複数のコンテンツデータから再生を行う1つのコンテンツデータを選択する選択手段と、上記選択手段により選択された1つのコンテンツデータを上記第1の記憶媒体から検索する第1の検索手段と、上記選択手段により選択された1つのコンテンツデータの先頭部分を上記第2の記憶媒体から検索する第2の検索手段と、上記選択手段、第1、第2の再生手段、および第1、第2の検索手段を制御して記録再生動作を実行させる制御手段とを有する多階層記録再生装置を制御するためのプログラムであって、上記選択手段によって選択されたコンテンツデータの再生時に、上記第2の検索手段により検索された上記コンテンツデータの先頭部分の再生を上記第2の再生手段により開始する第1の手順と、当該コンテンツデータの先頭部分の任意の位置に含まれる所定のID情報を検出したときに上記第1の検索手段によるコンテンツデータの検索を開始する第2の手順と、上記第2の再生手段によるコンテンツデータの先頭部分の再生動作中に異なるコンテンツが選択された場合に、上記第1の検索手段におけるコンテンツの検索動作を中止する第3の手順とを上記制御手段に実行させ、任意のコンテンツデータが、番組紹介部分と該番組紹介部分によって紹介される番組本編とから構成される場合、上記第2の記憶媒体が記憶する当該コンテンツデータの先頭部分は前記番組紹介部分であることを特徴とする。
【0011】
また、本発明は、複数のコンテンツデータが記憶される第1の記憶媒体を再生する第1の再生手段と、上記第1の記憶媒体よりも速くランダムアクセスが可能であり、上記複数のコンテンツデータの各々の先頭部分が記憶される第2の記憶媒体を再生する第2の再生手段と、上記第1の記憶媒体に記憶される上記複数のコンテンツデータから再生を行う1つのコンテンツデータを選択する選択手段と、上記選択手段により選択された1つのコンテンツデータを上記第1の記憶媒体から検索する第1の検索手段と、上記選択手段により選択された1つのコンテンツデータの先頭部分を上記第2の記憶媒体から検索する第2の検索手段と、上記選択手段、第1、第2の再生手段、および第1、第2の検索手段を制御して記録再生動作を実行させる制御手段とを有する多階層記録再生装置を制御するためのプログラムを格納した上記制御手段による読み取りが可能な記憶媒体であって、上記選択手段によって選択されたコンテンツデータの再生時に、上記第2の検索手段により検索された上記コンテンツデータの先頭部分の再生を上記第2の再生手段により開始する第1の手順と、当該コンテンツデータの先頭部分の任意の位置に含まれる所定のID情報を検出したときに上記第1の検索手段によるコンテンツデータの検索を開始する第2の手順と、上記第2の再生手段によるコンテンツデータの先頭部分の再生動作中に異なるコンテンツが選択された場合に、上記第1の検索手段におけるコンテンツの検索動作を中止する第3の手順とを有するプログラムを格納し、任意のコンテンツデータが、番組紹介部分と該番組紹介部分によって紹介される番組本編とから構成される場合、上記第2の記憶媒体が記憶する当該コンテンツデータの先頭部分は前記番組紹介部分であることを特徴とする。
【0012】
本発明の多階層記録再生装置では、選択手段によって選択されたコンテンツデータの再生時に、まず、第2の検索手段により検索されたコンテンツデータの先頭部分の再生を第2の再生手段により開始し、所定時間の経過後に第1の検索手段によるコンテンツデータの検索を開始するようにしたことから、所定時間内に異なるコンテンツデータの再生が選択された場合には、第1の検索手段によるコンテンツデータの検索を開始することなく、第2の検索手段および第2の再生手段による新たなコンテンツデータの検索と再生が実行される。
したがって、例えばユーザが複数のコンテンツを順番に選択していき、各コンテンツの先頭部分の内容を参照して最終的に見たいコンテンツであることを確認するような操作を行った場合にも、その作業に対応した適切な上記所定時間を設定することにより、アクセスの負荷が大きい第1の検索手段および第1の再生手段を起動することなく作業を行うことができ、第1の検索手段における機械的駆動部の頻繁な検索動作を抑制でき、耐久性を向上することができる。
また、第2の記憶媒体には、各コンテンツの上記所定時間に対応する先頭部分までを記憶させておけばよく、それ以降は大容量の第1の記憶媒体に記憶させておけばよいため、一般的にはコストの高い高速アクセスの第2の記憶媒体を大規模に構成する必要がなく、低コストのシステムを構成することが可能となる。
【0013】
また、本発明の多階層記録再生方法においても同様に、選択手段によって選択されたコンテンツデータの再生時に、まず、第2の検索手段により検索されたコンテンツデータの先頭部分の再生を第2の再生手段により開始し、所定時間の経過後に第1の検索手段によるコンテンツデータの検索を開始するようにしたことから、所定時間内に異なるコンテンツデータの再生が選択された場合には、第1の検索手段によるコンテンツデータの検索を開始することなく、第2の検索手段および第2の再生手段による新たなコンテンツデータの検索と再生が実行される。
したがって、例えばユーザが複数のコンテンツを順番に選択していき、各コンテンツの先頭部分の内容を参照して最終的に見たいコンテンツであることを確認するような操作を行った場合にも、その作業に対応した適切な上記所定時間を設定することにより、アクセスの負荷が大きい第1の検索手段および第1の再生手段を起動することなく作業を行うことができ、第1の検索手段における機械的駆動部の頻繁な検索動作を抑制でき、耐久性を向上することができる。
また、第2の記憶媒体には、各コンテンツの上記所定時間に対応する先頭部分までを記憶させておけばよく、それ以降は大容量の第1の記憶媒体に記憶させておけばよいため、一般的にはコストの高い高速アクセスの第2の記憶媒体を大規模に構成する必要がなく、低コストのシステムを構成することが可能となる。
【0014】
また、本発明のプログラムでは、選択手段によって選択されたコンテンツデータの再生時に、第2の検索手段により検索された上記コンテンツデータの先頭部分の再生を上記第2の再生手段により開始する第1の手順と、上記第2の再生手段による再生開始から所定時間の経過後に上記第1の検索手段によるコンテンツデータの検索を開始する第2の手順を多階層記録再生装置の制御手段に実行させることができる。
したがって、例えばユーザが複数のコンテンツを順番に選択していき、各コンテンツの先頭部分の内容を参照して最終的に見たいコンテンツであることを確認するような操作を行った場合にも、その作業に対応した適切な上記所定時間を設定することにより、アクセスの負荷が大きい第1の検索手段および第1の再生手段を起動することなく作業を行うことができ、第1の検索手段における機械的駆動部の頻繁な検索動作を抑制でき、耐久性を向上することができる。
また、第2の記憶媒体には、各コンテンツの上記所定時間に対応する先頭部分までを記憶させておけばよく、それ以降は大容量の第1の記憶媒体に記憶させておけばよいため、一般的にはコストの高い高速アクセスの第2の記憶媒体を大規模に構成する必要がなく、低コストのシステムを構成することが可能となる。
【0015】
また、本発明の記録媒体に格納したプログラムによって多階層記録再生装置を制御することにより、選択手段によって選択されたコンテンツデータの再生時に、第2の検索手段により検索された上記コンテンツデータの先頭部分の再生を上記第2の再生手段により開始する第1の手順と、上記第2の再生手段による再生開始から所定時間の経過後に上記第1の検索手段によるコンテンツデータの検索を開始する第2の手順を多階層記録再生装置の制御手段に実行させることができる。
したがって、例えばユーザが複数のコンテンツを順番に選択していき、各コンテンツの先頭部分の内容を参照して最終的に見たいコンテンツであることを確認するような操作を行った場合にも、その作業に対応した適切な上記所定時間を設定することにより、アクセスの負荷が大きい第1の検索手段および第1の再生手段を起動することなく作業を行うことができ、第1の検索手段における機械的駆動部の頻繁な検索動作を抑制でき、耐久性を向上することができる。
また、第2の記憶媒体には、各コンテンツの上記所定時間に対応する先頭部分までを記憶させておけばよく、それ以降は大容量の第1の記憶媒体に記憶させておけばよいため、一般的にはコストの高い高速アクセスの第2の記憶媒体を大規模に構成する必要がなく、低コストのシステムを構成することが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による多階層記録再生装置および方法の実施の形態について説明する。
まず最初に、具体的な実施例の説明に先立って本実施の形態による多階層記録再生装置の概要について説明する。
本形態に係る多階層記録再生装置は、例えば多数のTV番組を記録して再生する映像音響記録再生装置として構成されており、複数の番組(コンテンツ)を記録する場合に、各番組の本体部分を例えばVTR装置等の大容量な第1の記憶媒体に記録し、各番組の先頭部分を例えばHDD等のアクセスの速い第2の記憶媒体に記録することにより、各番組を選択して再生する際に、まず、その選択された番組の先頭部分をHDD等の第2の記憶媒体から高速に読み出して再生し、その再生動作の間にVTR装置等の第1の記憶媒体から当該番組の本体部分をチェンジャ等の作動によって検索し、先に再生を開始している先頭部分に続けて後続部分を再生することにより、継ぎ目のない再生を実現するものである。
なお、第1の記憶媒体に記録する各番組の本体部分としては、第2の記憶媒体に記録した各番組の先頭部分を除く後続部分を記録するようにしてもよいし、先頭部分を含む全体を記録するようにしてもよい。
【0017】
そして、本実施の形態では、このような多階層構造による記録再生装置において、第2の記憶媒体に記録する各番組の先頭部分の長さを、第1の記憶媒体で当該番組の本体部分を検索して再生を開始するのに要する時間よりも十分大きい時間(ここでは所定時間という)となるように制御することで、ユーザ(オペレータ)による番組選択が短い間隔で頻繁に繰り返された場合でも、第2の記憶媒体のアクセス動作による先頭部分のアクセスだけで対応できるようにし、第1の記憶媒体によるアクセス動作の頻発を防止し、チェンジャ等の機械的駆動部の損耗を軽減し、装置の耐久性を向上するものである。
【0018】
ここで第2の記憶媒体に記録された番組の先頭部分の記録時間をT1とし、第1の記憶媒体で対応する各番組の先頭部分以降の後続部分を検索する時間をT2とすれば、番組の再生時には第2の記憶媒体で番組の先頭部分の再生を開始後、T1−T2経過した時点で第1の記憶媒体で対応する各番組の先頭部分以降の後続部分を検索開始すれば、番組を第2の記憶媒体で連続して再生することが可能である。
【0019】
そして、T3=T1−T2とすれば、T3は指定番組の先頭部分の再生開始後にユーザが再度再生指定番組を変更しても第1の記憶媒体の交換動作を行なわなくてもよい時間である。
つまり、記録再生の制御を行う制御手段は、ある番組の再生指定が行われた際には、第2の記憶媒体から指定された番組の先頭部分の再生を行ない、時間T3が経過した後に第1の記憶媒体で対応する各番組の先頭部分以降の後続部分を検索開始するように制御を行なう。
この際、第2の記憶媒体から指定された番組の先頭部分の再生を開始後、時間T3が経過する前に別の番組の再生指定が行なわれた場合は、第2の記憶媒体から新たに指定された番組の先頭部分の再生を行ない、新たに指定された番組の先頭部分の再生開始後、再度時間T3が経過するまでに、更に別の番組の再生指定が行われなければ、第1の記憶媒体で対応する各番組の先頭部分を検索開始するように制御を行なう。さらに、時間T3が経過する前に更に別の番組の再生指定が行われた場合は同様の制御を繰り返すものとする。
【0020】
時間T3が長時間であれば、ユーザの番組再生指定の変更が繰り返された場合であっても、第1の記憶媒体の検索動作を行なう確率が低くなるため、記録再生装置の耐久性の改善効果は大であるが、第2の記憶媒体の必要容量は時間T1に比例して大きくなるという欠点がある。
そこで、時間T3は第2の記憶媒体の必要容量が冗長に増大しない範囲でユーザの番組再生指定の発生頻度が少なくなる時間までの適切な時間を設定することが望ましい。
ここで、第1の記憶媒体で対応する各番組の先頭部分を検索する時間T2は、記録媒体交換式記録録再生装置の場合は、さらに以下の4つの時間要素ta、tb、tc、tdに分類することができる。
すなわち、
T2=ta+tb+tc+td
となる。
【0021】
ここで各時間要素ta、tb、tc、tdの内容は次のとおりである。
ta:現在記録/再生中の第1の記憶媒体を第1の記録再生機構から脱着可能な状態へ戻すための所要時間
tb:現在記録/再生中の第1の記憶媒体を所定の収容場所へ収容するための所要時間
tc:再生指定番組の先頭部分以降の後続部分が記録された第1の記憶媒体を第1の記録再生機構へ装着するための所要時間
td:第1の記憶媒体を第1の記録再生機構へ装着後、再生指定番組の先頭部分以降の後続部分までサーチするための所要時間
【0022】
一方、第2の記憶媒体から指定された番組の先頭部分の再生を開始後、時間T3が経過した後に別の番組の再生指定が行なわれた場合は、時間T2内の各段階ta/tb/tc/tdの終了後に記録媒体交換機構の動作を停止し、停止した段階に応じて再生指定された第1の記憶媒体の先頭部分以降の後続部分の検索開始時間を変更することが可能である。
(1)ta終了後に停止した場合の検索開始時間:
第2の記憶媒体から指定された番組の先頭部分の再生開始後、時間T3+taの経過後
(2)tb終了後に停止した場合の検索開始時間:
第2の記憶媒体から指定された番組の先頭部分の再生開始後、時間T3+ta+tbの経過後
(3)tc終了後に停止した場合の検索開始時間:
第2の記憶媒体から指定された番組の先頭部分の再生開始後、時間T3+taの経過後
(4)td終了後に停止した場合の検索開始時間:
第2の記憶媒体から指定された番組の先頭部分の再生開始後、時間T3の経過後
【0023】
つまり、第1の記憶媒体の検索開始時刻を遅らせることで、第1の記録再生機構および第1の記憶媒体の使用頻度を低減することができる。
また、前述した記録媒体交換機構の動作を停止する状態は、ta/tb/ta/td各段階の途中であってもよい。その場合の検索開始時間は、それに応じて変更可能である。
また、前述の時間T3は、制御手段により予め適切な時間を設定されるものでもよいが、番組の内容により可変としてもよい。
例えば、視聴により課金が生じるような有料の番組には、番組紹介のコンテンツが別途用意されていることが考えられる。
このような場合、多くの視聴者は番組紹介のコンテンツを最後まで見て試聴の選択をする場合が多いと考えられるため、前述の時間T1を番組紹介のコンテンツ時間T1’まで一時的に延長し、同時に前述の時間T3もT3’=T1’−T2へと延長することが可能である。
【0024】
また、番組紹介のコンテンツの途中で視聴することを選択された場合には、番組本編の番組先頭部分をHDDから瞬時視聴開始可能なように記録再生制御手段により予め再生制御が行なわれるものとしてもよい。
この場合の番組本編の番組先頭部分は時間T3を含まないものであってもよいが、他の番組同様にT3を含むものであってもよい。
さらにまた、視聴により課金が生じるような有料の番組には、番組冒頭から一定の時間の視聴時間が通過した後に課金が開始されるような場合も考えられる。
そこで、このような場合、予め視聴者に課金開始時間が明示されているが、GUI等による課金開始の予告表示等を画面に表示することが多く、視聴の選択は前記課金開始時刻の範囲で行われる場合が多いと考えられるために、前述の時間T1を番組紹介のコンテンツ時間T1”まで一時的に延長し、同時に前述の時間T3もT3”=T1”−T2へと延長することが可能である。
【0025】
次に、本実施の形態の具体的な実施例について図面を用いて説明する。
図1は、本発明を適用した記録再生装置の構成例を示すブロック図である。
図1に示すように、本例の記録再生装置1は、中央制御部2と、データ入出力部3と、映像音声信号(以下、AV信号という)入出力部4と、エンコーダ/デコーダ部5と、入出力情報切替スイッチ部6と、タイムスタンプ付加部7と、バッファメモリ8と、メディアチェンジャ(以下、MCという)9と、バッファメモリ10と、ハードディスクドライブ(以下、HDDという)11と、タイムスタンプ検出部12と、タイムスタンプ検出部13と、同期切替スイッチ部14とを備える。
【0026】
中央制御部2は、例えばCPUおよびその周辺回路から構成されており、図示しないメモリから各回路の制御を行うためのプログラムを読み込み、この読み込んだプログラムに基づいて制御を行う制御手段である。
具体的には、この中央制御部2は、記録再生装置1が起動すると同時に起動し、入出力情報切替スイッチ部6に供給される情報の種類に応じて、入出力切替スイッチ部6のスイッチを切り替えるように制御する制御情報(以下、情報切替制御情報という)を、この入出力情報切替スイッチ部6に供給する。
例えば、中央制御部2は、入出力情報切替スイッチ部6がデータ入出力部3からデータを供給される場合には、入出力情報切替スイッチ部6のスイッチをデータ入出力部3側である端子6aに切り替える情報切替制御情報を、この入出力情報切替スイッチ部6に供給する。
一方、中央制御部2は、入出力情報切替スイッチ部6がAV信号入出力部4からエンコーダ/デコーダ部5を介してAV信号を供給される場合には、入出力情報切替スイッチ部6のスイッチをAV信号入出力部4側である端子6bに切り替える情報切替制御情報を、この入出力情報切替スイッチ部6に供給する。
【0027】
また、中央制御部2は、入出力情報切替スイッチ部6が同期切替スイッチ部14からデータを供給される場合には、入出力切替スイッチ部6のスイッチを端子6aに切り替える情報切替制御情報を、この入出力切替スイッチ部6に供給する。
一方、中央制御部2は、入出力情報切替スイッチ部6が同期切替スイッチ部14からAV信号を供給される場合には、入出力情報切替スイッチ部6のスイッチを端子6bに切り替える情報切替制御情報を、この入出力情報切替スイッチ部6に供給する。
【0028】
さらに、中央制御部2はバッファメモリ8及びバッファメモリ10がデータ入出力部3またはAV信号入出力部4から入出力情報切替スイッチ部6を介して供給されたデータまたはAV信号からなる情報(以下、コンテンツという)を、どのくらいの情報量の割合でMC9またはHDD11に分割配分して記録するのかを判断し、この判断した結果である制御情報(以下、分割配分制御情報という)を、バッファメモリ8及びバッファメモリ10に供給する。
例えば、中央制御部2は、バッファメモリ8及びバッファメモリ10がタイムスタンプ付加部7からタイムスタンプ情報が付加されたコンテンツを供給された場合には、ユーザにより入力される指定されたコンテンツ(以下、指定コンテンツという)を再生するように制御する制御情報(以下、指定コンテンツ再生制御情報という)が供給された際にMC9が図示しないデジタルテープレコーダ(DTR)の磁気テープ上の指定コンテンツへアクセスするために必要な最大の時間以上の再生時間分の情報(以下、アクセス情報という)をHDD11の磁気ディスク上へ記録させ、それ以降の再生時間分の情報をMC9に磁気テープ上に記録させる分割配分制御情報を、バッファメモリ8及びバッファメモリ10に供給する。
【0029】
そして、バッファメモリ10は、中央制御部2から供給された分割配分制御情報に基づいて、アクセス情報を、磁気ディスク上へ記録させるために、HDD11に供給する。
また、バッファメモリ8は、中央制御部2から供給された分割配分制御情報に基づいて、上記アクセス情報以降の再生時間分の情報(以下、アクセス以降情報という)を、磁気テープ上へ記録させるために、MC9に供給する。
【0030】
このように、中央制御部2は、バッファメモリ8及びバッファメモリ10がタイムスタンプ付加部7からタイムスタンプ情報が付加されたコンテンツを供給される度に、分割配分制御情報をバッファメモリ8及びバッファメモリ10に供給される。
こうすることにより、磁気ディスク上には、複数のプラグラム分のアクセス情報が記録され、磁気テープ上には、複数のコンテンツ分のアクセス以降情報が記録される。
また、磁気ディスク及び磁気テープから再生されたコンテンツを繋ぎ合わせてシームレスに再生するため、磁気ディスクに記録される各コンテンツのアクセス情報及び磁気テープに記録される各コンテンツのアクセス以降情報には、それぞれ同じ情報が重複して記録されるオーバーラップ部分を有していても良い。
【0031】
さらに、ここでは、MC9は、磁気ディスクに記録されるアクセス情報を磁気テープに記録していないが、アクセス情報磁気テープに記録するようにして、各コンテンツの最初から全ての情報を磁気テープに記録するようにしても良い。
また、アクセス情報の情報量は、MC9側のDTRにおける記録用の磁気ヘッドが供給されたコンテンツの記録を予定する磁気テープ上の位置までの頭出しのサーチを行う時間分以上の情報量である。
【0032】
さらにまた、中央制御部2は、バッファメモリ8に、タイムスタンプ付加部7から供給されて一時記憶したコンテンツをMC9に供給させ、MC9に、このバッファメモリ8から供給されたコンテンツを磁気テープに記録させる制御情報(以下、テープ記録制御情報という)を、バッファメモリ8及びMC9に供給する。
具体的には、中央制御部2は、テープ記録制御情報をバッファメモリ8に供給することにより、このバッファメモリ8に、タイムスタンプ付加部7から連続的に供給されて一時記憶したコンテンツを、MC9に供給させる。
そして、同時的に、中央制御部2は、テープ記録制御情報をMC9に供給することにより、このMC9によってバッファメモリ8から供給されたコンテンツを、磁気テープに記録させる。
【0033】
また、中央制御部2は、バッファメモリ10に、タイムスタンプ付加部7から供給されて一時的記憶したコンテンツをHDD11に供給させ、HDD11に、このバッファメモリ10から供給されたコンテンツを磁気ディスクに記録させる制御情報(以下、ディスク制御情報という)を、バッファメモリ10及びHDD11に供給する。具体的には、中央制御部2は、ディスク記録制御情報をバッファメモリ10に供給することにより、このバッファメモリ10に、タイムスタンプ付加部7から連続的に供給されて一時記憶したコンテンツを、MC9に供給させる。
そして、同時的に、中央制御部2は、ディスク記録制御情報をHDD11に供給することにより、このHDD11に、バッファメモリ10から供給されたコンテンツを、磁気ディスクに記録させる。
【0034】
なお、中央制御部2は、MC9がバッファメモリ8から供給されたコンテンツを磁気テープに記録する場合に、この時のMC9の記録用の磁気ヘッドが供給されたコンテンツの記録を予定する磁気テープ上の位置と異なるときには、その記録予定の位置まで頭出しのサーチをさせる制御情報(以下、頭出しサーチ制御情報という)を、MC9に供給する。
MC9は、この供給された頭出しサーチ制御情報に基づいて、上記記録予定の位置まで頭出しのサーチを行う。そして、同時的に、中央制御部2は、バッファメモリ10から供給された上記コンテンツのアクセス情報を磁気ディスクに記録させるディスク記録制御情報を、HDD11に供給する。
HDD11は、この供給されたディスク記録制御情報に基づいて、上記コンテンツのアクセス情報を磁気ディスクに記録する。
また、ここでは、中央制御部2は、バッファメモリ10またはHDD11に、タイムスタンプ付加部7から供給されたコンテンツを蓄積または記録させているが、MC9側のDTRにより磁気テープから再生されたコンテンツを蓄積または記録させるようにしてもよい。
【0035】
さらにまた、中央制御部2は、指定コンテンツ再生制御情報が供給されると、HDD11に、磁気ディスク上に記録された指定コンテンツのアクセス情報を当該磁気ディスクから瞬時に再生させて、この再生させたアクセス情報(以下、ディスク再生アクセス情報という)をバッファメモリ10に供給させ、バッファメモリ10に、このHDD11から供給されたディスク再生アクセス情報をタイムスタンプ検出部13に供給させる制御情報(以下、ディスク再生制御情報という)を、HDD11及びバッファメモリ10に供給する。
具体的には、中央制御部2は、HDD11が磁気ディスクにコンテンツを記録したときと同じ時間間隔になるように、タイムスタンプ検出部13から供給されるタイムスタンプ情報に基づいてディスク再生制御情報をHDD11に供給することにより、このHDD11に磁気ディスクから指定コンテンツのアクセス情報を再生させ、この再生させたディスク再生アクセス情報をバッファメモリ10に供給させる。
【0036】
そして、中央制御部2は、ディスク再生制御情報をバッファメモリ10に供給することにより、このバッファメモリ10に、HDD11から供給されたディスク再生アクセス情報を連続的にタイムスタンプ検出部13に供給さる。
また、同時的に、中央制御部2は、磁気テープ上に記録されたアクセス以降情報を当該磁気テープから再生させるために、上記磁気テープ上の指定コンテンツへのサーチを開始させる制御情報(以下、サーチ開始制御情報という)をMC9に供給する。
【0037】
続いて、中央制御部2は、上記磁気テープ上の指定コンテンツへのサーチが終了したら、MC9に、そのサーチした磁気テープ上の位置からアクセス以降情報の再生させて、この再生させたアクセス以降情報(以下、テープ再生アクセス以降情報という)をバッファメモリ8に供給させ、バッファメモリ8に、このMC9から供給された再生アクセス以降情報をタイムスタンプ検出部12に供給させる制御情報(以下、テープ再生制御情報という)を、MC9及びバッファメモリ8に供給する。
具体的には、中央制御部2は、磁気テープ上の指定コンテンツへのサーチが終了したら、MC9が磁気テープにコンテンツを記録したときと同じ時間間隔になるように、タイムスタンプ検出部12から供給されるタイムスタンプ情報に基づいてテープ再生制御情報をMC9に供給することにより、このMC9に、磁気テープからテープ再生アクセス以降情報を再生させ、この再生させたテープ再生アクセス以降情報をバッファメモリ8に供給させる。
【0038】
そして、中央制御部2は、テープ再生制御情報をバッファメモリ8に供給することにより、このバッファメモリ8に、MC9から供給された再生アクセス以降情報を連続的にタイムスタンプ検出部12に供給させる。
この場合、MC9により磁気テープから再生されたコンテンツである未出力情報は、上述したHDD11により再生されたコンテンツとMC9により再生されたコンテンツとのオーバーラップの時間内にバッファメモリ8に蓄積されてもよいし、バッファメモリ8がタイムスタンプ検出部12に供給する情報の転送速度よりも高速にMC9が磁気テープからコンテンツを再生することによりできた空き時間内にバッファメモリ8に蓄積されてもよい。
または、MC9により磁気テープから再生されたコンテンツである未出力情報は、磁気テープからの読み出しに必要な時間分だけ磁気テープからの再生開始を遅らせたり、MC9による磁気テープへのサーチの開始のタイミングを遅らせたりすることによりできた空き時間内に、バッファメモリ8に蓄積されてもよい。
【0039】
さらにまた、中央制御部2は、タイムスタンプ検出部12及びタイムスタンプ検出部13から供給される各タイムスタンプ情報に基づいて、同期切替スイッチ部14のスイッチを切り替えるように制御する制御情報(以下、同期切替スイッチ制御情報という)を、この同期切替スイッチ部14に供給する。
具体的には、中央制御部2は、タイムスタンプ検出部12及びタイムスタンプ検出部13から検出される各タイムスタンプに基づいて、タイムスタンプ検出部12及びタイムスタンプ検出部13のそれぞれから同期切替スイッチ部14に供給される各指定コンテンツの情報が同一であるか否かを判断し、同一であると判断した場合には、同期切替スイッチ部14から入出力情報切替スイッチ部6に供給される各指定コンテンツの情報がシームレスに切り替えられるように、同期切替制御情報を同期切替スイッチ部14に供給する。
【0040】
例えば、まず、中央制御部2は、高速にアクセスできるHDD11からディスク再生指定コンテンツが供給されるタイムスタンプ検出部13からのディスク再生指定コンテンツを入出力情報切替スイッチ部6に供給するために、タイムスタンプ検出部13側である端子14bにスイッチを切り替える切替制御情報を、同期切替スイッチ部14に供給する。
同期切替スイッチ部14は、この供給された切替制御情報に応じて、スイッチを端子14bに切り替える。
そして、同期切替スイッチ部14は、同期切替制御情報を供給されるまで、タイムスタンプ検出部13から供給されるディスク再生指定コンテンツを入出力情報切替スイッチ部6に供給し続ける。
【0041】
次に、中央制御部2は、タイムスタンプ検出部12及びタイムスタンプ検出部13から供給される各タイムスタンプ情報に基づいて、タイムスタンプ検出部12及びタイムスタンプ検出部13のそれぞれから同期切替スイッチ部14に供給されるテープ再生指定コンテンツ及びディスク再生指定コンテンツの各情報の同期が取れているか否か、すなわち、同期切替スイッチ部14に供給される各情報が同一であるか否かを判断し、同一であると判断した場合には、同期切替スイッチ部14から入出力情報切替スイッチ部6に供給される情報がシームレスに切り替えられるように、タイムスタンプ検出部12側である端子14aにスイッチを切り替える同期切替制御情報を、同期切替スイッチ部14に供給する。
同期切替スイッチ部14は、この供給された同期切替制御情報に応じて、スイッチを端子14aに切り替える。
【0042】
また、データ入出力部3は、外部から入力されたデータを、入出力情報切替スイッチ部6の端子6aに供給する。また、このデータ入出力部3は、入出力情報切替スイッチ部6のスイッチを介して端子6aから供給されたデータを、外部に出力する。
また、AV信号入出力部4は、外部から入力されたAV信号を、エンコーダ/デコーダ部5に供給する。また、このAV信号入出力部4は、入出力情報切替スイッチ部6の端子6bからエンコーダ/デコーダ部5を介して供給されたAV信号を、外部に出力する。
また、エンコーダ/デコーダ部5は、AV信号入出力部4から供給されたAV信号を記録用のフォーマットに交換し、この交換したAV信号を入出力切替スイッチ部6の端子6bに供給するエンコーダと、MC9またはHDD11で再生された再生情報であるAV信号が入出力情報切替スイッチ部6のスイッチを介して端子6bから供給され、この供給されたAV信号を外部へ出力するためのAV信号に交換し、この交換したAV信号をAV信号入出力部4に供給するデコーダとを備える。
【0043】
具体的には、上記エンコーダは、AV信号入出力部4から供給されたビデオ信号及びオーディオ信号をそれぞれ圧縮処理し、この圧縮処理したビデオ信号及びオーディオ信号を入出力情報切替スイッチ部6の端子6bに供給する。
また、上記デコーダは、MC9またはHDD11で再生された再生情報であるAV信号が入出力情報切替スイッチ部6のスイッチを介して端子6bから供給され、この供給されたAV信号をビデオ信号とオーディオ信号とに分離する。
そして、このデコーダは、この分離したビデオ信号とオーディオ信号とをそれぞれ伸張処理し、この伸張処理したビデオ信号及びオーディオ信号をAV信号入出力部4に供給する。
【0044】
入出力情報切替スイッチ部6は、中央制御部2から供給された情報切替制御情報に応じて、スイッチを端子6aまたは端子6bに切り替える。
具体的には、入出力情報切替スイッチ部6は、データ入出力部3からデータを供給された情報切替制御情報に応じて、スイッチを端子6aに切り替える。
一方、入出力情報切替スイッチ部6は、AV信号入出力部4からエンコーダ/デコーダ部5を介してAV信号を供給される場合には、中央制御部2から供給された情報切替制御情報に応じて、スイッチを端子6bに切り替える。
【0045】
タイムスタンプ付加部7は、図示しないタイマ装置から供給された基準時間に対する絶対時間を示すタイマスタンプ情報を、入出力情報切替スイッチ部6から供給されたコンテンツに付加する。
このタイムスタンプ付加部7が入出力情報切替スイッチ部6から供給されたコンテンツにタイムスタンプ情報を付加するのはMC9またはHDD11により再生された情報(以下、再生情報という)をデコーダにする場合には、この再生情報のパケットデータの到着時刻そのものが必要になるが、この再生情報には磁気テープの走行むら等に起因した時間軸変動が含まれていて、再生情報をそのままに映像モニタに出力すると現れる画面の横揺れや色度の変動等を防止するためである。
【0046】
すなわち、入出力切替スイッチ部6から供給された情報にタイムスタンプ情報を付加することにより、時間軸の補正をかけることができる。
よって、このタイムスタンプ情報を参照して、各バケットデータ毎の本来の到着時刻に合わせて再生すれば、画面の横揺れや色度の変動等がない映像音声を再生することができる。
なお、タイムスタンプ情報として、図示しないタイマ装置が示す絶対時間そのものを用いても、また、特定の時点からの相対時間を用いても、さらに、前バケットデータの到着時点からの時間間隔値を用いてもよく、いずれの場合でも再生時のバケットデータの到着時刻を容易に復元できる。
【0047】
バッファメモリ8は、例えばDTR等のテープ装置専用のFIFO型メモリであり、タイムスタンプ付加部7から供給されたタイムスタンプ情報が付加されたコンテンツを一時的に記憶する。
そして、バッファメモリ8は、中央制御部2からテープ記録制御情報を供給されると、この供給されたテープ記録制御情報に基づいて、記憶しているコンテンツをMC9に供給する。
また、バッファメモリ8は、MC9により磁気テープから再生されたテープ再生指定コンテンツをMC9から供給されると、この供給されたテープ再生指定コンテンツを一時的に記憶する。
そして、バッファメモリ8は、テープ再生制御情報を中央制御部2から供給されると、この供給されたテープ再生制御情報に基づいて記憶しているテープ再生指定コンテンツをタイムスタンプ検出部12に供給する。
【0048】
このように、バッファメモリ8が、タイムスタンプ付加部7から供給されたタイムスタンプ情報が付加されたコンテンツを一時的に記憶することにより、時間軸補正を行ってMC9にコンテンツを記録することができる。
また、バッファメモリ8が、MC9から供給された当該MC9により磁気テープから再生されたテープ再生指定コンテンツを一時的に記憶することにより、時間軸補正を行ってタイムスタンプ検出部12にテープ再生指定コンテンツを供給することができる。
【0049】
また、MC9側のDTRは、例えばD−VHS規格に準処したテープ装置であり、バッファメモリ8から供給されたコンテンツを磁気テープに記録、または当該磁気テープから情報を再生し、この再生したテープ再生指定コンテンツをバッファメモリ8に供給する。
具体的には、MC9は、中央制御部2からのテープ記録制御情報に基づいて、タイムスタンプが付与されたコンテンツをバッファメモリ8から供給され、この供給されたコンテンツを磁気テープに記録する。
また、MC9は、中央制御部2からのテープ記録制御情報に基づいて磁気テープから再生したテープ再生指定コンテンツをバッファメモリ8に供給する。
【0050】
ここで、MC9は、タイムスタンプ付加部7からバッファメモリ8を介して供給された各コンテンツの全てのコンテンツを、磁気テープに記録している。なお、MC9は、タイムスタンプ付加部7からバッファメモリ8を介して供給された各コンテンツのコンテンツを、全てではなく、HDD11により再生される先頭部分以降の後続部分のみを磁気テープに記録してもよい。
なお、例えばD−VHS規格に準処したTDRは、標準で13.8Mbps(メガビット/秒)のデータレートでディジタルデータの記録再生を行い、VHS規格のVTR(ビデオテープレコーダ)と同様の機構を使用し、磁気テープを磁気ヘッドで斜めに走査してデータを記録及び/または再生する。
また、ここで用いられている磁気テープは、磁気ディスクにより記録容量が大きく、単位データ量当たりのコストが磁気ディスクよりも安価であるが、アクセス時間が長いものである。
本例では、このようなDTRに対し、複数の磁気テープカセットを選択的にMC9によってセットし、コンテンツの記録/再生を行う大容量のストレージ装置を構成している。
【0051】
また、バッファメモリ10は、例えばHDD等のディスクドライブ専用のFIFOであり、タイムスタンプ付加部7から供給されたタイムスタンプが付加されたコンテンツを一時的に記憶する。
そして、バッファメモリ10は、ディスク記録制御情報を中央制御部2から供給されると、この供給されたディスク記録制御情報に基づいて、記憶しているコンテンツをHDD11に供給する。
また、バッファメモリ10は、HDD11により磁気ディスクから再生されたディスク再生指定コンテンツをHDD11から供給されると、この供給されたディスク再生指定コンテンツを一時的に記憶する。
そして、バッファメモリ10は、タイムスタンプ検出部13にディスク再生指定コンテンツを供給するように制御するディスク再生制御情報を中央制御部2から供給されると、この供給されたディスク再生制御情報に基づいて記憶しているディスク再生指定コンテンツをタイムスタンプ検出部13に供給する
【0052】
このように、バッファメモリ10が、タイムスタンプ付加部7から供給されたタイムスタンプ情報が付加されたコンテンツを一時的に記憶することにより、時間軸補正を行ってHDD11にコンテンツを記録することができる。
また、バッファメモリ8が、HDD11から供給された当該HDD11により磁気ディスクから再生されたディスク再生指定コンテンツを一時的に記憶することにより、時間軸補正を行ってタイムスタンプ検出部13にディスク再生指定コンテンツを供給することができる。
【0053】
また、HDD11は、例えば磁気ディスクであるハードディスク等のランダムアクセス可能な記録媒体の任意の記録領域にアクセスして、当該任意の記録領域に情報を記録または当該任意の記録領域から情報を再生する。
具体的には、HDD11は、中央制御部2からのディスク記録制御情報に基づいて、タイムスタンプ情報が付与されたコンテンツをバッファメモリ10から供給され、この供給されたコンテンツを磁気ディスクに記録する。
また、HDD11は、中央制御部2からのディスク記録制御情報に基づいて、磁気ディスクから再生したディスク再生指定コンテンツをバッファメモリ10に供給する。
【0054】
また、HDD11は、MC9が磁気テープから再生した各コンテンツの先頭部分の再生情報を、バッファメモリ8とバッファメモリ10とを介して、予め磁気ディスクに記録している。
なお、HDD11は、MC9が磁気テープから再生したものではなくて、タイムスタンプ付加部7から直接供給された各コンテンツの先頭部分の再生情報を、予め磁気ディスクに記録してもよい。
【0055】
また、タイムスタンプ検出部12は、MC9により磁気テープから再生されたテープ再生指定コンテンツをバッファメモリ8から供給されると、この供給されたテープ再生指定コンテンツに含まれるタイムスタンプ情報を検出し、この検出したタイムスタンプ情報を中央制御部2に供給する。
タイムスタンプ検出部13は、HDD11により磁気ディスクから再生されたディスク再生指定コンテンツをバッファメモリ10から供給されると、この供給されたディスク再生指定コンテンツに含まれるタイムスタンプ情報を検出し、この検出したタイムスタンプ情報を中央制御部2に供給する。
【0056】
同期切替スイッチ部14は、中央制御部2から供給される同期切替制御情報に応じて、MC9及びHDD11により再生された再生情報により得られる映像及び音声がシームレスに繋がれるように、スイッチを切り替える。
具体的には、タイムスタンプ検出部13からのディスク再生指定コンテンツを入出力情報切替スイッチ部6に供給するために、端子14bにスイッチを切り替える切替制御情報を中央制御部2から供給された場合には、同期切替スイッチ部14は、この供給された切替制御情報に応じて、スイッチを端子14bに切り替える。
そして、同期切替スイッチ部14は、同期切替制御情報を供給されるまで、タイムスタンプ検出部13から供給されるディスク再生指定コンテンツを入出力情報切替スイッチ部6に供給し続ける。
また、入出力情報切替スイッチ部6に供給される再生情報がシームレスに切り替えるられるように、端子14aにスイッチを切り替える同期切替制御情報を中央制御部2から供給された場合には、同期切替スイッチ部14は、この供給された同期切替制御情報に応じて、スイッチを端子14aに切り替えられる。
【0057】
次に、以上のような構成の記録再生装置において、ユーザによって選択されたコンテンツを再生する場合の3通りの動作例について説明する。
まず、第1の動作例は、HDD11における各コンテンツの先頭部分の再生開始から予め設定されている固定的な所定時間(t1)の経過後にMC9側で当該コンテンツの後続部分の検索を開始するようにしたものである。
図2は、この場合の再生動作手順を示すフローチャートであり、図3はその再生動作タイミングを示すタイミングチャートである。
まず、図2において、ユーザの操作によってあるコンテンツの再生動作が指示されると(ステップS1)、HDD11を起動し、選択されたコンテンツの先頭部分の再生を開始するとともに、t1を計時するためのタイマのカウントを開始する(ステップS2)。
そして、タイマがカウントアウトする前にコンテンツの変更が指示された場合には(ステップS4)、MC9側の検索動作を開始することなく、ステップS2に戻り、HDD11によって新たに選択されたコンテンツの先頭部分の再生を開始する。
また、コンテンツの変更が指示されないまま、タイマがカウントアウトした場合には(ステップS4)、MC9側の検索動作を開始し、当該コンテンツの後続部分の再生動作を開始する(ステップS5)。
【0058】
また、図3(1)において、コンテンツAの先頭部分の再生を開始してt1経過前にコンテンツBの再生が指示された場合には、HDD11によって新たに選択されたコンテンツBの先頭部分の再生を開始する。
しかし、このコンテンツBの先頭部分の再生を開始してt1経過前に、さらに新たなコンテンツCの再生が指示された場合には、HDD11によって新たに選択されたコンテンツCの先頭部分の再生を開始する。
そして、このコンテンツCの先頭部分の再生を開始して、コンテンツの変更が指示されないまま、t1が経過した場合には、図3(2)でMC9側の検索動作を開始し、検索動作終了後、図3(3)で当該コンテンツの後続部分の再生動作を開始する。
【0059】
なお、図3に示すように、HDD11側で再生する各コンテンツの先頭部分の再生時間は、MC9側で検索開始まで待機する所定時間t1とコンテンツを検索して再生するまでに要する最大時間MAXとを合計した時間となる。
したがって、MC9の機械的能力に応じて最大時間MAXを演算等で導き、これにユーザのコンテンツ参照確認のために要すると思われる所定時間t1とを合計した値により、HDD11側で再生する各コンテンツの先頭部分の再生時間を適宜設定することになり、この再生時間は、MC9の機械的能力やコンテンツの特性等に応じて適宜変更可能なものである。
【0060】
次に、第2の動作例は、HDD11における各コンテンツの先頭部分の再生開始後、そのコンテンツの先頭部分のデータのHDD11における残量を判定し、その残量に対応する残りの再生時間が一定値(t2)以下になった場合にMC9側で当該コンテンツの後続部分の検索を開始するようにしたものである。
図4は、この場合の再生動作手順を示すフローチャートであり、図5はその再生動作タイミングを示すタイミングチャートである。
まず、図4において、ユーザの操作によってあるコンテンツの再生動作が指示されると(ステップS11)、HDD11を起動し、選択されたコンテンツの先頭部分の再生を開始するとともに、再生時間を計時するためのタイマのカウントを開始する(ステップS12)。
そして、このタイマのカウント値と予め各コンテンツ毎に記録されているHDD11における記録時間とを認識し(ステップS13)、当該コンテンツの先頭部分のデータのHDD11における残量を判定する(ステップS14)。
【0061】
ここで、先頭部分のデータの残量に対応する残り再生時間がt2以下になる前に、コンテンツの変更が指示された場合には(ステップS15)、MC9側の検索動作を開始することなく、ステップS12に戻り、HDD11によって新たに選択されたコンテンツの先頭部分の再生を開始する。
また、先頭部分のデータの残量に対応する残り再生時間がt2以下になった場合には、MC9側の検索動作を開始し、当該コンテンツの後続部分の再生動作を開始する(ステップS16)。
【0062】
また、図5は、3つのコンテンツA、B、Cの動作を並列に示しており、各コンテンツA、B、Cの先頭部分の再生を行っている場合に(図5(1))、それぞれの先頭部分の残量(残り再生時間)が時間t2以下になった場合には、その時点でMC9側の検索動作を開始し(図5(2))、検索動作終了後、当該コンテンツの後続部分の再生動作を開始する(図5(3))。
したがって、この例では、HDD11における各コンテンツA、B、Cの先頭部分の再生時間が一律でないような場合に適用できる。
なお、時間t2の値は、MC9側の検索動作時間を考慮して決定されるものでり、適宜変更が可能なものである。
【0063】
次に、第3の動作例は、HDD11で各コンテンツ毎に付与された特定コード等よりなるID情報を検出することにより、MC9側で当該コンテンツの後続部分の検索を開始するタイミングを決定するようにしたものである。
図6は、この場合の再生動作手順を示すフローチャートであり、図7はその再生動作タイミングを示すタイミングチャートである。
まず、図6において、ユーザの操作によってあるコンテンツの再生動作が指示されると(ステップS21)、HDD11を起動し、選択されたコンテンツの先頭部分の再生を開始する(ステップS22)。ここで、HDD11で読み出されるコンテンツの先頭部分のデータを中央制御部等で監視し、ID情報が検出されるか否かを判定する(ステップS23)。
そして、ID情報が検出される前に、コンテンツの変更が指示された場合には(ステップS24)、MC9側の検索動作を開始することなく、ステップS22に戻り、HDD11によって新たに選択されたコンテンツの先頭部分の再生を開始する。
また、ID情報が検出された場合には、MC9側の検索動作を開始し、当該コンテンツの後続部分の再生動作を開始する(ステップS25)。
【0064】
また、図7は、3つのコンテンツA、B、Cの動作を並列に示しており、各コンテンツA、B、Cの先頭部分の再生を行っている場合に(図7(1))、ID情報が検出された場合には、その時点でMC9側の検索動作を開始し(図7(2))、検索動作終了後、当該コンテンツの後続部分の再生動作を開始する(図7(3))。
したがって、この例では、各コンテンツA、B、Cの先頭部分の任意の位置にID情報を挿入することにより、各コンテンツ毎に異なる参照確認用の時間を割り当てることが可能となる。
なお、ID情報の挿入位置は、少なくともID情報検出後にMC9側で検索動作を行い、後続部分の再生を継続的に行えるような位置であることが必要である。
【0065】
以上のような本例の記録再生装置及び方法によれば、記憶媒体に記録された番組の先頭部分を視聴しながらの番組の選択が繰り返し行われても、第1の記憶媒体への番組の検索動作を起動する頻度が低いため、第1の記録再生装置(DTR)、第1の記憶媒体(磁気テープ)、および第1の記憶媒体交換機構(MC)の動作頻度を低減させることができ、それぞれの耐用年数を向上させることができる。また、同じ耐用年数を実現するに当り、使用部品の簡素化やコストダウンを図ることができる。
さらに、前述のように番組の先頭部分を視聴しながら番組の選択を行なうことで番組選択のユーザインターフェースを向上することができる。
【0066】
以上、本発明の具体的実施例について説明したが、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、上述した例では、各コンテンツの先頭部分と後続部分とをシームレスに接続する構成として、MC9、HDD11の再生データを別々に2つのバッファメモリ8、10に書き込み、これらバッファメモリ8、10からの読み出しデータを同期切替スイッチ制御情報による同期切替スイッチ部14のスイッチ動作で選択してつなげる方法を用いたが、MC9とHDD11で再生用のFIFO型バッファメモリを共有し、このバッファメモリにMC9およびHDD11からの再生データを順番に書き込んでつなげるようにしてもよい。
【0067】
また、上述した例では、第1の記憶媒体として磁気テープ媒体を用い、第2の記憶媒体としてハードディスクを用い、それぞれに対応する検索手段および再生手段としてMC9(DTR)およびHDD11の各装置を用いた例について説明したが、本発明はこのような組み合わせに限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、第1の記憶媒体として、光ディスクや光磁気ディスクを用い、複数の光ディスクや光磁気ディスクを選択してコンテンツを読み出すためのディスクチェンジャを検索手段として用いることも可能である。
また、第2の記憶媒体としては、ハードディスク以外に半導体メモリ等のように機械的要素が少なく、高速アクセス可能なものを採用できる。
また、第1の記憶媒体としてテープ媒体を用いる場合に、第2の記憶媒体としてテープ媒体よりもアクセス性のよい光ディスクや光磁気ディスクを用いることが可能である。
【0068】
また、上述した例では、第1の記憶媒体を選択する記憶媒体交換機構であるチェンジャ(MC)を設け、複数の記憶媒体の中から1つの記憶媒体を選択する構成の第1の検索手段の例について説明したが、第1の記憶媒体を検索して再生する構成としては、必ずしもチェンジャ(記憶媒体の搬送装置)を含むものでなくとも良く、第2の記憶媒体側との関係性において、低速アクセスであるが大容量で廉価であるような装置構成のものであればよい。
【0069】
また、上述の例で説明した3つの動作例は、本発明を適用できる極小数の例にすぎず、具体的にはさらにより多くの動作方法を採用することが可能である。
なお、上述の動作例で説明したように、各コンテンツの後続部分の再生を開始するタイミングは、時間経過のタイマ管理だけでなく、データ残量やID情報の検出によっても決定することが可能であるが、本発明では、このような方法を含む概念として、「第2の再生手段により開始し、所定時間の経過後に上記第1の検索手段によるコンテンツデータの検索を開始する」という表現を用いており、上述した各動作例も本発明の範囲に含まれるもとのする。
【0070】
また、上述のような各動作は、例えば中央演算部のCPU等に実行させる制御プログラムとしても実現できるものであり、このようなプログラムも本発明の範囲に含まれるものとする。
さらに、このようなプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な各種記憶媒体、例えばCD−ROM、CD−R、ハードディスク、フロッピディスク、光ディスク、半導体メモリカード等についても本発明の範囲に含まれるものとする。
【0071】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の多階層記録再生装置によれば、例えばユーザが複数のコンテンツを順番に選択していき、各コンテンツの先頭部分の内容を参照して最終的に見たいコンテンツであることを確認するような操作を行った場合にも、その作業に対応した適切な第2の記録媒体による先頭部分の再生時間を設定することにより、アクセスの負荷が大きい第1の検索手段および第1の再生手段を起動することなく作業を行うことができ、第1の検索手段における機械的駆動部の頻繁な検索動作を抑制でき、耐久性を向上することができる。
また、第2の記憶媒体には、各コンテンツの先頭部分までを記憶させておけばよく、それ以降は大容量の第1の記憶媒体に記憶させておけばよいため、一般的にはコストの高い高速アクセスの第2の記憶媒体を大規模に構成する必要がなく、低コストのシステムを構成することが可能となる。
【0072】
また、本発明の多階層記録再生方法においても同様に、例えばユーザが複数のコンテンツを順番に選択していき、各コンテンツの先頭部分の内容を参照して最終的に見たいコンテンツであることを確認するような操作を行った場合にも、その作業に対応した適切な第2の記録媒体による先頭部分の再生時間を設定することにより、アクセスの負荷が大きい第1の検索手段および第1の再生手段を起動することなく作業を行うことができ、第1の検索手段における機械的駆動部の頻繁な検索動作を抑制でき、耐久性を向上することができる。
また、第2の記憶媒体には、各コンテンツの先頭部分までを記憶させておけばよく、それ以降は大容量の第1の記憶媒体に記憶させておけばよいため、一般的にはコストの高い高速アクセスの第2の記憶媒体を大規模に構成する必要がなく、低コストのシステムを構成することが可能となる。
【0073】
また、本発明のプログラムによって多階層記録再生装置を制御することにより、例えばユーザが複数のコンテンツを順番に選択していき、各コンテンツの先頭部分の内容を参照して最終的に見たいコンテンツであることを確認するような操作を行った場合にも、その作業に対応した適切な第2の記録媒体による先頭部分の再生時間を設定することにおり、アクセスの負荷が大きい第1の検索手段および第1の再生手段を起動することなく作業を行うことができ、第1の検索手段における機械的駆動部の頻繁な検索動作を抑制でき、耐久性を向上することができる。
また、第2の記憶媒体には、各コンテンツの先頭部分までを記憶させておけばよく、それ以降は大容量の第1の記憶媒体に記憶させておけばよいため、一般的にはコストの高い高速アクセスの第2の記憶媒体を大規模に構成する必要がなく、低コストのシステムを構成することが可能となる。
【0074】
また、本発明の記録媒体に格納したプログラムによって多階層記録再生装置を制御することにより、例えばユーザが複数のコンテンツを順番に選択していき、各コンテンツの先頭部分の内容を参照して最終的に見たいコンテンツであることを確認するような操作を行った場合にも、その作業に対応した適切な第2の記録媒体による先頭部分の再生時間を設定することにおり、アクセスの負荷が大きい第1の検索手段および第1の再生手段を起動することなく作業を行うことができ、第1の検索手段における機械的駆動部の頻繁な検索動作を抑制でき、耐久性を向上することができる。
また、第2の記憶媒体には、各コンテンツの先頭部分までを記憶させておけばよく、それ以降は大容量の第1の記憶媒体に記憶させておけばよいため、一般的にはコストの高い高速アクセスの第2の記憶媒体を大規模に構成する必要がなく、低コストのシステムを構成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例による多階層記録再生装置の構成例を示すブロック図である。
【図2】 図1に示す多階層記録再生装置の第1の動作例における再生動作手順を示すフローチャートである。
【図3】 図2に示す第1の動作例における再生動作タイミングを示すタイミングチャートである。
【図4】 図1に示す多階層記録再生装置の第2の動作例における再生動作手順を示すフローチャートである。
【図5】 図4に示す第2の動作例における再生動作タイミングを示すタイミングチャートである。
【図6】 図1に示す多階層記録再生装置の第3の動作例における再生動作手順を示すフローチャートである。
【図7】 図6に示す第3の動作例における再生動作タイミングを示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1……記録再生装置、2……中央制御部、3……データ入出力部、4……映像音声信号入出力部、5……エンコーダ/デコーダ部、6……入出力情報切替スイッチ部、7……タイムスタンプ付加部、8、10……バッファメモリ、9……メディアチェンジャ(MC)、11……ハードディスクドライブ(HDD)、12、13……タイムスタンプ検出部、14……同期切替スイッチ部。

Claims (26)

  1. 複数のコンテンツデータが記憶される第1の記憶媒体を再生する第1の再生手段と、
    上記第1の記憶媒体よりも速くランダムアクセスが可能であり、上記複数のコンテンツデータの各々の先頭部分が記憶される第2の記憶媒体を再生する第2の再生手段と、
    上記第1の記憶媒体に記憶される上記複数のコンテンツデータから再生を行う1つのコンテンツデータを選択する選択手段と、
    上記選択手段により選択された1つのコンテンツデータを上記第1の記憶媒体から検索する第1の検索手段と、
    上記選択手段により選択された1つのコンテンツデータの先頭部分を上記第2の記憶媒体から検索する第2の検索手段と、
    上記選択手段によって選択されたコンテンツデータの再生時に、上記第2の検索手段により検索された上記コンテンツデータの先頭部分の再生を上記第2の再生手段により開始し、当該コンテンツデータの先頭部分の任意の位置に含まれる所定のID情報を検出したときに上記第1の検索手段によるコンテンツデータの検索を開始するように制御する制御手段とを備え、
    上記第2の再生手段によるコンテンツデータの先頭部分の再生動作中に異なるコンテンツが選択された場合に、上記第1の検索手段におけるコンテンツの検索動作を中止し、
    任意のコンテンツデータが、番組紹介部分と該番組紹介部分によって紹介される番組本編とから構成される場合、上記第2の記憶媒体が記憶する当該コンテンツデータの先頭部分は前記番組紹介部分である、
    ことを特徴とする多階層記録再生装置。
  2. 上記第1の検索手段は、該当するコンテンツデータが記憶された第1の記憶媒体を検索し、その記憶媒体を第1の再生手段の再生部にセットする機械的駆動手段を含むことを特徴とする請求項1記載の多階層記録再生装置。
  3. 上記第2の再生手段によるコンテンツデータの先頭部分の再生時間は、オペレータが当該コンテンツの参照確認を行うために十分な時間とすることを特徴とする請求項1記載の多階層記録再生装置。
  4. 上記複数のコンテンツデータの全体を上記第1の記憶媒体に記憶し、上記複数のコンテンツデータの先頭部分を上記第2の記憶媒体に記憶することを特徴とする請求項1記載の多階層記録再生装置。
  5. 上記複数のコンテンツデータの先頭部分とその他の後続部分とを分割し、上記後続部分を上記第1の記憶媒体に記憶し、上記先頭部分を上記第2の記憶媒体に記憶することを特徴とする請求項1記載の多階層記録再生装置。
  6. 上記第1の再生手段と上記第2の再生手段とで共用するバッファメモリを有し、上記第2の再生手段で再生したコンテンツの先頭部分のデータを上記バッファメモリに書き込むとともに当該コンテンツの再生出力動作を開始し、その後、上記第1の再生手段で再生したコンテンツの後続部分のデータを先頭部分のデータに続けて上記バッファメモリに書き込みながら再生出力動作を継続することにより、1つのコンテンツデータの継ぎ目のない再生出力動作を行うことを特徴とする請求項1記載の多階層記録再生装置。
  7. 上記第1の再生手段用の第1のバッファメモリと、上記第2の再生手段用の第2のバッファメモリと、2つのバッファメモリを選択して出力するスイッチ手段とを有し、上記第2の再生手段で再生したコンテンツの先頭部分のデータを上記第2のバッファメモリに書き込むとともに、上記スイッチ手段によって上記第2のバッファメモリの出力を選択して当該コンテンツの再生出力動作を開始し、その後、上記第1の再生手段で再生したコンテンツの後続部分のデータを上記第1のバッファメモリに書き込み、上記第2のバッファメモリからの再生出力動作が終了した後、上記スイッチ手段を上記第1のバッファメモリの出力に切り換えて上記第1のバッファメモリからの出力によって再生出力動作を継続することにより、1つのコンテンツデータの継ぎ目のない再生出力動作を行うことを特徴とする請求項1記載の多階層記録再生装置。
  8. 上記第1の記憶媒体は磁気テープ媒体であることを特徴とする請求項1記載の多階層記録再生装置。
  9. 上記第1の記憶媒体は光ディスクまたは光磁気ディスクであることを特徴とする請求項1記載の多階層記録再生装置。
  10. 上記第2の記憶媒体はハードディスクであることを特徴とする請求項1記載の多階層記録再生装置。
  11. 上記第2の記録媒体は光ディスクまたは光磁気ディスクであることを特徴とする請求項1記載の多階層記録再生装置。
  12. 上記第2の記憶媒体は半導体メモリであることを特徴とする請求項1記載の多階層記録再生装置。
  13. 複数のコンテンツデータが記憶される第1の記憶媒体を再生する第1の再生手段と、
    上記第1の記憶媒体よりも速くランダムアクセスが可能であり、上記複数のコンテンツデータの各々の先頭部分が記憶される第2の記憶媒体を再生する第2の再生手段と、
    上記第1の記憶媒体に記憶される上記複数のコンテンツデータから再生を行う1つのコンテンツデータを選択する選択手段と、
    上記選択手段により選択された1つのコンテンツデータを上記第1の記憶媒体から検索する第1の検索手段と、
    上記選択手段により選択された1つのコンテンツデータの先頭部分を上記第2の記憶媒体から検索する第2の検索手段とを有する多階層記録再生装置の記録再生方法であって、
    上記選択手段によって選択されたコンテンツデータの再生時に、上記第2の検索手段により検索された上記コンテンツデータの先頭部分の再生を上記第2の再生手段により開始し、当該コンテンツデータの先頭部分の任意の位置に含まれる所定のID情報を検出したときに上記第1の検索手段によるコンテンツデータの検索を開始するようにし、
    上記第2の再生手段によるコンテンツデータの先頭部分の再生動作中に異なるコンテンツが選択された場合に、上記第1の検索手段におけるコンテンツの検索動作を中止し、
    任意のコンテンツデータが、番組紹介部分と該番組紹介部分によって紹介される番組本編とから構成される場合、上記第2の記憶媒体が記憶する当該コンテンツデータの先頭部分は前記番組紹介部分である、
    ことを特徴とする多階層記録再生方法。
  14. 上記第1の検索手段は、該当するコンテンツデータが記憶された第1の記憶媒体を検索し、その記憶媒体を第1の再生手段の再生部にセットする機械的駆動手段を含むことを特徴とする請求項13記載の多階層記録再生方法。
  15. 上記第2の再生手段によるコンテンツデータの先頭部分の再生時間は、オペレータが当該コンテンツの参照確認を行うために十分な時間とすることを特徴とする請求項13記載の多階層記録再生方法。
  16. 上記複数のコンテンツデータの全体を上記第1の記憶媒体に記憶し、上記複数のコンテンツデータの先頭部分を上記第2の記憶媒体に記憶することを特徴とする請求項13記載の多階層記録再生方法。
  17. 上記複数のコンテンツデータの先頭部分とその他の後続部分とを分割し、上記後続部分を上記第1の記憶媒体に記憶し、上記先頭部分を上記第2の記憶媒体に記憶することを特徴とする請求項13記載の多階層記録再生方法。
  18. 上記第1の再生手段と上記第2の再生手段とで共用するバッファメモリを有し、上記第2の再生手段で再生したコンテンツの先頭部分のデータを上記バッファメモリに書き込むとともに当該コンテンツの再生出力動作を開始し、その後、上記第1の再生手段で再生したコンテンツの後続部分のデータを先頭部分のデータに続けて上記バッファメモリに書き込みながら再生出力動作を継続することにより、1つのコンテンツデータの継ぎ目のない再生出力動作を行うことを特徴とする請求項13記載の多階層記録再生方法。
  19. 上記第1の再生手段用の第1のバッファメモリと、上記第2の再生手段用の第2のバッファメモリと、2つのバッファメモリを選択して出力するスイッチ手段とを有し、上記第2の再生手段で再生したコンテンツの先頭部分のデータを上記第2のバッファメモリに書き込むとともに、上記スイッチ手段によって上記第2のバッファメモリの出力を選択して当該コンテンツの再生出力動作を開始し、その後、上記第1の再生手段で再生したコンテンツの後続部分のデータを上記第1のバッファメモリに書き込み、上記第2のバッファメモリからの再生出力動作が終了した後、上記スイッチ手段を上記第1のバッファメモリの出力に切り換えて上記第1のバッファメモリからの出力によって再生出力動作を継続することにより、1つのコンテンツデータの継ぎ目のない再生出力動作を行うことを特徴とする請求項13記載の多階層記録再生方法。
  20. 上記第1の記憶媒体は磁気テープ媒体であることを特徴とする請求項13記載の多階層記録再生方法。
  21. 上記第1の記憶媒体は光ディスクまたは光磁気ディスクであることを特徴とする請求項13記載の多階層記録再生方法。
  22. 上記第2の記憶媒体はハードディスクであることを特徴とする請求項13記載の多階層記録再生方法。
  23. 上記第2の記録媒体は光ディスクまたは光磁気ディスクであることを特徴とする請求項13記載の多階層記録再生方法。
  24. 上記第2の記憶媒体は半導体メモリであることを特徴とする請求項13記載の多階層記録再生方法。
  25. 複数のコンテンツデータが記憶される第1の記憶媒体を再生する第1の再生手段と、
    上記第1の記憶媒体よりも速くランダムアクセスが可能であり、上記複数のコンテンツデータの各々の先頭部分が記憶される第2の記憶媒体を再生する第2の再生手段と、
    上記第1の記憶媒体に記憶される上記複数のコンテンツデータから再生を行う1つのコンテンツデータを選択する選択手段と、
    上記選択手段により選択された1つのコンテンツデータを上記第1の記憶媒体から検索する第1の検索手段と、
    上記選択手段により選択された1つのコンテンツデータの先頭部分を上記第2の記憶媒体から検索する第2の検索手段と、
    上記選択手段、第1、第2の再生手段、および第1、第2の検索手段を制御して記録再生動作を実行させる制御手段と、
    を有する多階層記録再生装置を制御するためのプログラムであって、
    上記選択手段によって選択されたコンテンツデータの再生時に、上記第2の検索手段により検索された上記コンテンツデータの先頭部分の再生を上記第2の再生手段により開始する第1の手順と、
    当該コンテンツデータの先頭部分の任意の位置に含まれる所定のID情報を検出したときに上記第1の検索手段によるコンテンツデータの検索を開始する第2の手順と
    上記第2の再生手段によるコンテンツデータの先頭部分の再生動作中に異なるコンテンツが選択された場合に、上記第1の検索手段におけるコンテンツの検索動作を中止する第3の手順とを上記制御手段に実行させ
    任意のコンテンツデータが、番組紹介部分と該番組紹介部分によって紹介される番組本編とから構成される場合、上記第2の記憶媒体が記憶する当該コンテンツデータの先頭部分は前記番組紹介部分である、
    ことを特徴とするプログラム。
  26. 複数のコンテンツデータが記憶される第1の記憶媒体を再生する第1の再生手段と、
    上記第1の記憶媒体よりも速くランダムアクセスが可能であり、上記複数のコンテンツデータの各々の先頭部分が記憶される第2の記憶媒体を再生する第2の再生手段と、
    上記第1の記憶媒体に記憶される上記複数のコンテンツデータから再生を行う1つのコンテンツデータを選択する選択手段と、
    上記選択手段により選択された1つのコンテンツデータを上記第1の記憶媒体から検索する第1の検索手段と、
    上記選択手段により選択された1つのコンテンツデータの先頭部分を上記第2の記憶媒体から検索する第2の検索手段と、
    上記選択手段、第1、第2の再生手段、および第1、第2の検索手段を制御して記録再生動作を実行させる制御手段と、
    を有する多階層記録再生装置を制御するためのプログラムを格納した上記制御手段による読み取りが可能な記憶媒体であって、
    上記選択手段によって選択されたコンテンツデータの再生時に、上記第2の検索手段により検索された上記コンテンツデータの先頭部分の再生を上記第2の再生手段により開始する第1の手順と、
    当該コンテンツデータの先頭部分の任意の位置に含まれる所定のID情報を検出したときに上記第1の検索手段によるコンテンツデータの検索を開始する第2の手順と
    上記第2の再生手段によるコンテンツデータの先頭部分の再生動作中に異なるコンテンツが選択された場合に、上記第1の検索手段におけるコンテンツの検索動作を中止する第3の手順とを有するプログラムを格納し
    任意のコンテンツデータが、番組紹介部分と該番組紹介部分によって紹介される番組本編とから構成される場合、上記第2の記憶媒体が記憶する当該コンテンツデータの先頭部分は前記番組紹介部分である、
    ことを特徴とする記憶媒体。
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