JPH1079916A - 映像録画装置 - Google Patents

映像録画装置

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Publication number
JPH1079916A
JPH1079916A JP8233916A JP23391696A JPH1079916A JP H1079916 A JPH1079916 A JP H1079916A JP 8233916 A JP8233916 A JP 8233916A JP 23391696 A JP23391696 A JP 23391696A JP H1079916 A JPH1079916 A JP H1079916A
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JP
Japan
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video
recording
dvd
representative
time
Prior art date
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Application number
JP8233916A
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English (en)
Inventor
Takafumi Miyatake
孝文 宮武
Akio Nagasaka
晃朗 長坂
Katsumi Taniguchi
勝美 谷口
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の記録媒体に放送映像を連続的に録画可能
で、録画した映像の全体が一望でき、素早く映像が検索
でき、録画した装置以外での再生時にも代表画面が参照
できるようにする。 【解決手段】放送映像受信手段242と、受信した映像
をディジタル圧縮する映像圧縮手段280と、圧縮した
映像を短時間保持するバッファメモリ手段420と、圧縮
された映像を複数の記録媒体に連続して記録する映像記
録手段210と、映像の変化点を代表画面として記録す
る代表画面記録手段430と、代表画面を一覧として表
示する代表画面一覧表示手段110と、代表画面一覧表
から映像記録手段に記録された映像を選択できる映像選
択手段120と、映像記録手段の映像を再生する映像再
生手段280と、映像の録画時間を管理する録画管理手
段220とで構成される映像録画装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は放送中の映像を長時
間連続して録画するとともに、代表画面の一覧表が記録
できるようにした映像録画装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、放送メディアでは、従来の地上波
に加え、衛星ディジタル放送が試行され、50チャンネ
ル以上の映像が一般家庭で受信できるようになりつつあ
る。増加したチャンネルを見ようとして、放送番組をビ
デオテープレコーダ(以下VTR)で録画しても、多忙な人
にとってはその番組の内容をすべて見る時間がない。そ
こで、興味ある番組内容だけを選択的に見ることができ
る仕組みが必要になる。
【0003】録画した番組を確認する方法として、以下
の方法があった。
【0004】(1)早送り再生で録画内容を確認する。
【0005】(2)2台のVTRで通常録画と縮刷録画
(一定の時間間隔で断続的に録画すること)を行い、縮
刷録画で内容を確認する(特開平5−250855 号公報)。
【0006】(3)1台のVTRに通常録画するととも
に、任意間隔で静止画を記録し、静止画一覧表で内容を
確認する(特開平7−274105 号公報)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】番組内容を短時間に確
認する方法として、 (1)の早送り再生では視覚的な確認の限度は5倍速ぐ
らいであり、しかも音声信号が再生されない場合があ
る。たとえば、2時間の録画映像では、5倍速再生でも
24分かかり、短時間で確認できるとは言い難い。
【0008】(2)の縮刷録画に通常録画のタイムカウ
ンタ値を一緒に記録することにより、縮刷録画されたビ
デオを再生したときに参照したタイムカウンタ値によっ
て通常録画したVTR中の必要とする部分を確認するこ
とができる。録画時間と休止時間の割合を適切に設定す
ることにより、(1)の方法よりは高速で再生できる。
しかし休止時間を長くとると必要な映像が縮刷映像とし
て録画されないという問題があり、高速再生にはやはり
限度がある。
【0009】(3)の静止画一覧表で内容を確認する方
法は、おおまかに全体を一望できる点で優れているが、
一定の時間間隔で静止画を記録しているため、静止画と
静止画の間隔を長くとると、その間に重要シーンがあっ
た場合、見逃してしまうという問題がある。また検索の
高速化に関して、磁気ディスクのようなランダムアクセ
ス装置を用いてディジタル圧縮して記録するという方法
が開示されている。ところが磁気ディスク上に長時間の
録画を行った場合、極めて録画コストが高くなる。
【0010】本発明の目的は、番組内容を短時間で正し
く確認でき、かつ即座に必要な部分が再生でき、さらに
長時間録画が可能となる経済的な映像録画装置を提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では放送映像受信手段と、受信した映像をデ
ィジタル圧縮する映像圧縮手段と、圧縮した映像を短時
間保持するバッファメモリ手段と、圧縮された映像を複
数の記録媒体に連続して記録する映像記録手段と、映像
の変化点を代表画面として記録する代表画面記録手段
と、代表画面を一覧として表示する代表画面一覧表示手
段と、代表画面一覧表から映像記録手段に記録された映
像を選択できる映像選択手段と、映像記録手段の映像を
再生する映像再生手段と、映像の録画時間を管理する録
画管理手段を具備すること特徴とする。
【0012】本発明によれば、映像録画装置に設けた録
画管理手段のタイマを操作して録画開始時刻,録画終了
時刻を設定する。所定時刻から放送番組を受信して、録
画を開始すると、映像をまず映像圧縮手段でディジタル
圧縮し、バッファメモリ手段に書き込む。次に映像記録
手段が書き込み可能状態であれば、バッファメモリ手段
の該当する映像を読み出し、映像記録手段の所定の記録
媒体に記録する。もし映像記録手段が書き込み不能状態
であれば、バッファメモリ手段からの読み出し操作を保
留する。この書き込みと読み出しを独立に制御するため
に、バッファメモリへの書き込みのためのアドレスを示
す書き込みポインタと、バッファメモリからの読み出し
のためのアドレスを示す読み出しポインタを設ける。
【0013】通常、放送のNTSC映像信号は1秒間に
30フレームで構成されるが、標準的なディジタル圧縮
方式のMPEG(Motion Picture Experts Group)1の
高品質な映像のビットレートは3メガビット/秒、映像
記録手段の映像転送レートは、今後、普及が予想される
DVD(ディジタル・ビデオ・ディスク)で11メガビ
ット/秒と、DVDの転送レートの方が数倍大きい。そ
のため、通常はバッファメモリなしで記録が可能である
が、所定の場所への記録に失敗した場合、再記録が必要
となり、時間がかかることがある。また、記録媒体の容
量を超えるような長時間の映像を録画する場合、オート
チェンジャを用いて、記録媒体を交換する必要があり、
これに要する時間は最大で10秒程度である。この間、
映像の記録媒体への記録は休止せざるを得ない。ところ
が、放送は連続して行われているので、この間の映像
は、本発明のバッファメモリ手段に一時蓄えておく。そ
の容量は30メガビット(映像を10秒蓄えるに必要な
容量)程度であり、通常の半導体メモリ1個分である。
【0014】オートチェンジャの動作中、バッファメモ
リ手段へは、常時3メガビット/秒で書き込みが行われ
るが、バッファ内に蓄積された圧縮映像は、オートチェ
ンジャの動作終了後、読み出しポインタの示すアドレス
から圧縮映像を読み出し、これを2倍速の6メガビット
/秒で記録媒体に転送する。その結果、オートチェンジ
ャの動作後、バッファに蓄積され続けたデータは、ほぼ
10秒後には転送完了になり、通常の状態に戻る。この
バッファメモリ手段により、映像は連続的に、複数の記
録媒体に記録可能となる。
【0015】映像の録画と並行して代表画面記録手段に
より、受信した映像の各フレームを映像解析して、カッ
ト変わりのような映像の変化点を自動検出し、その時刻
情報と変化直後の静止画像を代表画面として記録する。
その際、代表画面は縮小して記録する。通常はNTSC
の画面サイズに対して1/8ぐらいに縮小する。
【0016】録画終了後、視聴者が映像再生する場合、
まず代表画面一覧表示手段により、録画済みの映像の代
表画面を複数並べてテレビジョン受像機に表示し、一度
に表示できない代表画像は、画面のページ変更の操作で
表示する。次に映像選択手段の赤外線リモコンを操作し
て、興味ある代表画面の上に選択用ポインタを重ねて選
択を指示する。最後に映像再生手段で、選択された部分
から、ディジタル圧縮された映像を復号して、テレビジ
ョン受像機に表示する。
【0017】また、録画終了後、検出した代表画面を、
映像記録手段のDVDの所定位置に記録しておく。この
ようにすると、記録媒体を抜き取って、別の映像録画装
置で再生するときに、代表画面が参照できるようにな
る。
【0018】以上、本発明によれば、バッファメモリ手
段を利用することで、複数の記録媒体に放送映像を連続
的に録画可能である。今後普及が予想される低コストな
DVDを複数個用いることで低コストな長時間録画機能が
提供できる。さらに映像解析による代表画面記録によ
り、録画した映像の全体が一望できるとともに、ランダ
ムアクセス記録媒体であるDVDと組み合わせることで
素早く映像が検索できる。また、DVDの所定位置に代
表画面記録手段の情報を記録することにより、録画した
装置以外での再生時にも代表画面が参照できる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は本発明の映像録画装置とデ
ィスプレイ装置を接続したシステムの一例である。10
0はCRT等のディスプレイ装置であり、映像録画装置
200の出力画面を画面101上へ表示する。映像録画
装置は書き込み可能なディジタル・ビデオ・ディスク
(以下DVDと呼ぶ)を複数実装し、オートチェンジャ
機構で適宜切り替え、テレビジョン信号240から必要
なチャンネルを選択して録画する。録画予約や再生の指
示は赤外線リモコンを用いて行う。なお、赤外線リモコ
ンからの信号はIrDA受光部230で受信する。22
0はタイマの表示部であり、現在時刻等を常時表示す
る。
【0020】このシステム構成は、従来のVTRとTV
受像機の接続したシステムと類似しているが、ビデオ
が、ランダムアクセス可能となる点で大きな差異があ
る。もちろん、本発明のディスプレイ装置100は、家
庭用のTV受像機を利用できる。
【0021】図2は本発明の映像録画装置200のブロ
ック図である。CPU250はROM251に格納された録画制御プ
ログラム500(図5)に基づいて動作する。CPU250に
対するユーザの指令は、図3の赤外線リモコン300を
使って行う。リモコンの操作を支援する表示は、表示制
御I/Fを介して、信号291をミキサー270で、テ
レビジョン信号に変換して、表示信号271として出力
することにより行う。リモコンで録画予約された時刻の
管理はタイマ220からの時刻情報をタイマI/F22
1を介して、CPU250に伝えることにより達成される。通
信I/F260はインタネット等に接続されたサーバ上
の放送番組情報をダウンロードする際利用する。
【0022】録画時、受信したテレビジョン信号240
を、チューナ242でチャンネルを選局し、コーデック
280でディジタル圧縮する。本実施例ではISO/I
ECで標準化が完了しているMPEGと呼ばれる圧縮符
号化方式を採用する。この方式ではMPEG1とMPE
G2の方式が代表的であるが、いずれも動画像のフレー
ム間の情報の冗長性を利用した圧縮を行う。そのため、
圧縮されたデータは前後のフレームに依存しており、こ
れが無限に依存するのを防ぐために、15フレームから
30フレーム毎にグループ化して、そのグループを単位
として圧縮することが規定されている。このグループの
ことをGOP(Group of Pictures)と呼ぶ。コーデック
280で圧縮符号化されたデータは、GOP毎にバス2
53を経由してRAM252に一時蓄える。RAM252内の圧縮デ
ータは、DVD制御I/F211を介して、所定のDVD2
12のトラック位置に記録される。ここで210はDVD
オートチェンジャであり、長時間の録画を連続的に行う
ことができる。
【0023】再生時は、所定のDVD212のトラック位置か
ら圧縮データを読み出し、RAM252に一時蓄えた後、コー
デック280へGOP単位で転送して、圧縮データを復
号化する。復号化された映像データ281をミキサ27
0でテレビジョン信号に変換して、表示信号271とし
て出力する。
【0024】図3は本発明で使用する赤外線リモコン3
10の一実施例である。図で、310は赤外線発光部、3
20は液晶表示部、330は電源ボタン、350は録画
ボタン、360はDVDナビ(ナビゲーション)ボタン、
370は十字カーソルキー、381は通常再生ボタン、
382は停止ボタン、383は早送りボタン、384巻
き戻しボタン、385は一時停止ボタン、386はスロ
ー再生ボタンである。ボタン類の構成は、市販のVTR
の赤外線リモコンに準じている。ただしDVDナビボタ
ン360は本発明に特有のボタンである。
【0025】以下、DVDナビボタン360の機能を図
4を用いて説明する。図4はDVDに録画された映像の
代表画面一覧表の表示画面である。このDVDナビ画面
110は、録画終了後、DVDナビボタン360を押す
と、ディスプレイに表示される。DVDナビ画面110
は複数のページから構成され、各ページ内には映像の代
表画面111と時刻情報112が組となって複数表示さ
れる。ユーザはこの画面を見ながら、十字カーソルキー
370を操作して、選択ポインタ120を左右,上下に
移動させ、見たい代表画面に重ねる。選択された代表画
面は、即座に背景をハイライトさせる。この状態で、赤
外線リモコン310の通常再生ボタン381を押すと、そ
の場面から映像が再生される。もし見たい代表画面が見
つからなければ、次ページボタン121または前ページ
ボタン122を十字カーソルキー370を操作して選択
し、再生ボタン381を押す。この操作によりページが
更新される。
【0026】本発明では代表画面一覧表を表示して、D
VDに録画された映像をナビゲーションできる。この一
覧表から代表画面を選択すると即座に映像が再生できる
点で、従来のVTRの操作とは比べものにならないほど
使い勝手がよい。
【0027】次に、映像録画装置のRAM内のデータに
ついて説明する。予約録画データ410,バッファ42
0,代表画面データ430はRAM内に格納する。
【0028】図5は予約録画データ410の詳細を示し
ている。予約録画データ410は赤外線リモコンを操作
することにより生成される。まず、411は予約録画個
数であり、個々の録画に必要な情報は、録画チャンネル
番号412,録画開始時刻413,録画終了時刻414
である。録画は、これら録画開始時刻413,録画終了
時刻414をタイマ220に設定することで達成され
る。なお、録画開始時に、チューナ242に録画チャン
ネル番号412を設定し、選局を済ませておく。
【0029】図6はバッファ420の構造を示してい
る。MPEGで圧縮されたデータは一時、このリング型
のバッファに蓄えられる。バッファサイズの設定は、オ
ートチェンジャでDVDを交換するときの最大所要時間
分の映像データを蓄積できるサイズとする。具体的には
MPEGのビットレートを3メガビット/秒とし、最大
所要時間を10秒間とすると、30メガビット(4メガ
バイト程度)のバッファサイズが必要である。このサイ
ズのバッファは現在の半導体技術ではLSI一個で実現
できる。このバッファへの書き込みは、書き込みポイン
タ422の指すアドレスからMPEGの圧縮単位である
GOPを単位として行われる。またバッファからの読み
出しは、読み出しポインタ421の指すアドレスからG
OPを単位として行われる。このポインタの指すアドレ
スは、リング状に一定方向に周回する。これらのポイン
タを使ったバッファ制御により、録画途中でDVDを交
換するとき、DVDへの記録が一時的に停止しても、そ
の間、バッファに蓄積しておき、後でバッファ内に蓄積
された映像を2倍速で読み出しながら、DVDに書き込
むことで、連続的に録画できる。
【0030】図7は代表画面データ430の詳細を示し
ている。代表画面データ430は映像変化点のフレーム
画像を縮小して記録することにより生成される。まず、
431は予約録画の個数のうち、現在までに録画が完了し
た個数である。そして各録画について、代表画面の個数
432がまず記録され、個々の代表画面については、代
表画面取得時刻433,録画開始から数えたフレーム番
号434,映像を格納したDVDのボリューム番号43
5,DVD内の映像格納アドレス436,代表画面の静
止画データ437が記録される。代表画面データは代表
画面一覧表を表示する時に利用されるとともに、映像を
再生する時に利用される。すなわち、ユーザが代表画面
を選択すると、対応づけられたDVDボリューム番号4
35と映像格納アドレス436から、映像が即座に再生
できる。
【0031】次に、映像録画装置のROM内の録画制御
プログラムの動作について説明する。
【0032】図8は録画制御プログラムのフローチャー
トである。まず、赤外線リモコン300からの指示でス
テップ510で予約登録を実行し、予約録画データ40
0を作成する。次にステップ520でタイマ220を起
動し、録画開始時刻で割り込みが発生するように設定す
る。タイマ220から割り込みが発生すると、録画終了
時刻で割り込みが発生するように、ステップ530で設
定する。録画期間中はステップ600でDVD録画処
理、ステップ700で代表画面記録処理を反復して実行
する。この状態で録画終了割り込みが発生すると、ステ
ップ540で、赤外線リモコン300からの指示待ち状
態になる。この状態でDVDナビボタン360が押され
ると、ステップ550で代表画面を一覧表示する。ステ
ップ560は代表画面を選択する。すなわち選択ポインタ
120の位置と代表画面との重なりをチェックして、選
択された代表画面を割り出す。最後にステップ800で
割り出された代表画面のDVDボリューム番号435お
よび映像格納アドレス436から映像を読み出し再生を行
う。
【0033】図9はステップ600のDVD録画処理の
詳細なフローチャートである。DVDオートチェンジャ2
10のDVD交換中に受信した映像を、DVD交換後、
とぎれなく録画する方法について示している。まずステ
ップ610で1GOP分の映像をコーデック280を使
って圧縮符号化する。ステップ620でコーデックから
圧縮完了の通知を受けると、表1の録画時のバッファ制
御規則に基づき、バッファ420経由でDVD212に
圧縮映像を記録する。
【0034】
【表1】
【0035】まず、ステップ621で書き込みポインタ
Pwと読み出しポインタPrのアドレスを比較する。
【0036】もしPw=Prのとき、ステップ630で
圧縮映像をPwの示すバッファのアドレスから1GOP
分書き込む。次にステップ631で今書き込んだサイズ
分だけPwのアドレスを更新して次回の書き込みに備え
る。そしてステップ632で、DVDに圧縮映像を記録
する前にDVDが記録可能な状態であるかどうかをチェ
ックする。もし記録可能な状態であれば、ステップ63
3でバッファ内の圧縮映像をPrの示すバッファのアド
レスから1GOP分読み出し、DVDに順次記録する。
次にステップ634で、今読み出したサイズ分だけPr
のアドレスを更新して、次回の読み出しに備える。
【0037】一方、Pw>Prのとき、バッファには余
分に圧縮映像が蓄えられているので、余分にDVDに記
録する。まずステップ640で圧縮映像をPwの示すバ
ッファのアドレスから1GOP分書き込む。次にステッ
プ641で今書き込んだサイズ分だけPwのアドレスを
更新して次回の書き込みに備える。そしてステップ64
2で、DVDに圧縮映像を記録する前にDVDが記録可
能な状態であるかどうかをチェックする。もし記録可能
な状態であれば、ステップ643でバッファ内の圧縮映
像をPrの示すバッファのアドレスから2GOP分読み
出し、DVDに順次記録する。これは2倍速で映像を記
録したことと等価である。次にステップ644で、今読
み出したサイズ分だけPrのアドレスを更新して、次回
の読み出しに備える。
【0038】次に、ステップ650でDVDが記録可能
な状態であるかどうかをチェックする。もし書き込み可
能な状態であれば、ステップ651でDVDの残容量を
チェックし、十分でなければ、ステップ652で、すで
に記録済みの代表画面データ430をDVDの所定位置
へ保存した後、ステップ653で現在のDVDを元の位
置に戻し、次のDVDを設定する。その際、現在のDV
Dが最後の番号のDVDであれば、先頭のDVDを設定す
る。
【0039】次に、ステップ650でDVDが記録可能
な状態であるかどうかをチェックする。もし書き込み可
能な状態であれば、ステップ651でDVDの残容量を
チェックし、十分でなければ、ステップ652で、すで
に記録済みの代表画面データ430をDVDの所定位置
へ保存した後、ステップ653で現在のDVDを元の位
置に戻し、次のDVDを設定する。その際、現在のDV
Dが最後の番号のDVDであれば、先頭のDVDを設定す
る。
【0040】このようにしてエンドレスに録画できるよ
うに制御する。この結果、オートチェンジャに搭載でき
るDVDの枚数に応じて、長時間の記録が可能になる。
たとえば2.6 ギガバイトの記録容量のDVDを13枚
使用すると、3メガビット/秒のビットレートの圧縮映
像を25時間分、すなわち1日分以上連続して録画でき
る。DVDは、磁気テープよりは高価であるが、磁気デ
ィスクよりは安価である。またランダムアクセスが可能
である。したがって、本発明の映像録画装置によれば、
磁気ディスクで録画したごとく、高速な映像検索が、安
価に提供できる。
【0041】図10は、ステップ700の代表画面記録
処理の詳細なフローチャートである。
【0042】本発明での代表画面とは、映像の変化点の
フレーム画像を意味する。映像の変化点検出の方法は、
たとえば、特願平2−230930 号明細書等に記載されてい
る。この原理の概略を図11に示す。図で510,51
1,512,513は時間的に連続するフレーム画像で
ある。各フレーム間で映像を比較する。図に示すように
隣接するフレーム画像が類似している場合は連続と判定
し、512と513のようにフレーム画像が異なってい
れば、変化点と判定する。この場合、変化直後のフレー
ム画像513を代表画面として記録する。この比較に利
用する特徴量を図12に示す。図で531のフレーム画
像を532に示すブロックに分割し、各ブロックの色の
ヒストグラムを求め、これを各フレーム間で比較する。
そして相異したブロックの個数が一定数を超えた時、映
像の変化点と判定する。
【0043】図10で、ステップ710でまずコーデッ
ク280からn番目のフレーム画像をRAM252に取
り込む。次にステップ720で、ブロック別色ヒストグ
ラムHn,bを作成し、ステップ730で直前のフレー
ム画像のブロック別色ヒストグラムHn−1,bとの相
異度が大きいブロックの総個数Nbを計算する。ここで
相異度とは色別の度数の差分絶対値の総和である。ステ
ップ740で相異度が大きいブロックの個数Nbと閾値
thを比較し、Nbが大きい場合、映像の変化点と判定
し、ステップ750から790までの代表画面の登録処
理を行う。ステップ750ではタイマ220の現在時刻
を読み、代表画面取得時刻データとしてRAM252の代表画
面データ430に登録する。またステップ760でフレ
ーム番号nも登録する。ステップ770では、直前に登
録した圧縮映像のDVDボリューム番号と映像格納アド
レスを登録する。次にステップ780で、n番目のフレ
ーム画像を縮小して、代表画面の静止画データとして登
録する。最後に取得した代表画面の個数Nrを1つ更新
する。以上の記録処理により映像の録画最中に、順次代
表画像が記録されるため、録画終了と同時に代表画面の
一覧表を表示することが可能になる。なお、録画終了時
に、RAM内の代表画面データ430を対応するDVD
の空き領域に書き込んでおくことにより、DVDを別の
プレーヤで再生する時にも、代表画面を参照することが
可能となる。
【0044】図13はステップ800のDVD再生処理
の詳細なフローチャートである。DVDオートチェンジ
ャ210がDVDを交換中であっても、とぎれなく映像
を再生する方法を開示する。ステップ810で、対応づ
けられたDVDボリューム番号435と映像格納アドレ
ス436を利用して、DVDの再生先頭位置を設定す
る。ステップ820では再生要求が継続している間、ス
テップ821から841までの再生処理を繰り返す。再生
処理は、DVDの圧縮映像を読み出し、コーデック28
0で復号した後、ディスプレイに出力することで行われ
る。復号処理は1GOP単位に行われ、終了すると割り
込み信号が発生する。ステップ821では復号処理の終
了の割り込み信号を検出すると、表2の再生時のバッフ
ァ制御規則に基づき、ステップ823から841までの
処理を行う。
【0045】
【表2】
【0046】まず、ステップ823で書き込みポインタ
Pwと読み出しポインタPrのアドレスを比較する。
【0047】もしPw>=Pr+Kのとき、すなわち、
バッファ420にオートチェンジャ210でDVDを交
換する時間分の映像が蓄えられている場合、ステップ8
30でDVDが読み出し可能な状態であるかどうかチェ
ックする。もし読み出し可能な状態であれば、ステップ
831でDVDから1GOP分の圧縮映像を読み出し、
Pwの示すバッファのアドレスに書き込む。ステップ8
32で書き込んだサイズ分だけPwのアドレスを更新し
て、次回の書き込みに備える。次に、ステップ833
で、Prの示すバッファのアドレスから、1GOP分の
圧縮映像を読み出し、コーデック280へ転送する。コ
ーデック280では圧縮映像を復号して、映像を再生す
る。ステップ834で読み出したサイズ分だけPrのア
ドレスを更新して、次回の読み出しに備える。
【0048】一方、Pr<Pw<Pr+Kのとき、すな
わち、バッファにはまだ十分圧縮映像が蓄えられていな
い場合、ステップ840でDVDが読み出し可能な状態
であるかどうかチェックする。もし読み出し可能な状態
であれば、ステップ841でDVDから2GOP分の圧
縮映像を読み出し、Pwの示すバッファのアドレスに書
き込む。ステップ842で書き込んだサイズ分だけPw
のアドレスを更新して、次回の書き込みに備える。次
に、ステップ843で、Prの示すバッファのアドレス
から、1GOP分の圧縮映像を読み出し、コーデック2
80へ転送する。コーデック280では圧縮映像を復号
して、映像を再生する。ステップ834で読み出したサ
イズ分だけPrのアドレスを更新して、次回の読み出し
に備える。このように2GOP分の圧縮映像を読み出す
ことにより、DVDに蓄積された映像を一定時間分、先
読みして蓄えられる。その結果、DVDの交換時間中に
は、蓄積されたバッファの映像を再生させることで、映
像再生が連続して実行される。
【0049】次に、ステップ850でDVDが読み出し
可能な状態であるかどうかをチェックする。もし読み出
し可能な状態であれば、ステップ851でDVDの読み
出しが最終データであったかどうかをチェックし、最終
データであれば、ステップ852で現在のDVDを元の
位置に戻し、次のDVDを設定する。その際、現在のD
VDが最後の番号のDVDであれば、先頭のDVDを設
定する。このようにすると複数のDVDにまたがって録
画された映像を連続再生することが可能になる。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、バッファメモリ手段を
利用することで、複数の記録媒体に放送映像を連続的に
録画可能である。今後普及が予想される低コストなDV
Dを複数枚用いることで、低コストな長時間録画機能が
提供できる。さらに映像解析による代表画面記録によ
り、録画した映像の全体が一望できるとともに、ランダ
ムアクセス記録媒体であるDVDと組み合わせることで
素早く所望とする映像を検索できる。また、DVDの所
定位置に代表画面記録手段の情報を記録することによ
り、録画した装置以外での再生時にも代表画面が参照で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の映像録画装置とディスプレイ装置を接
続したシステム説明図。
【図2】本発明の一実施例である映像録画装置のブロッ
ク図。
【図3】図2の映像録画装置を操作する赤外線リモコン
の正面図。
【図4】本発明の一実施例での映像検索のための代表画
面一覧表の表示画面の正面図。
【図5】本発明の一実施例での予約録画データのデータ
構造を示す説明図。
【図6】本発明の一実施例での圧縮映像を一時的に蓄え
ておくバッファのデータ構造を示す説明図。
【図7】本発明の一実施例での代表画面データのデータ
構造を示す説明図。
【図8】本発明の一実施例での録画制御プログラム50
0のフローチャート。
【図9】図8のDVD録画処理600のフローチャー
ト。
【図10】図8の代表画面記録処理700のフローチャ
ート。
【図11】本発明の一実施例での代表画面抽出のため
の、映像の変化点検出の原理を示す説明図。
【図12】図11のフレーム間比較のために利用する特
徴量を示す説明図。
【符号の説明】
210…DVDオートチェンジャ、220…タイマ、2
30…IrDA受光部、240…テレビジョン信号、2
42…チューナ、250…CPU、251…ROM、2
52…RAM、260…通信インタフェース、270…
ミキサ、280…コーデック、290…表示制御インタフ
ェース、410…予約録画データ、420…バッファ、
430…代表画面データ、500…録画制御プログラ
ム。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放送映像受信手段と、受信した映像をディ
    ジタル圧縮する映像圧縮手段と、圧縮した映像を短時間
    保持するバッファメモリ手段と、圧縮された映像を複数
    の記録媒体に連続して記録する映像記録手段と、映像の
    変化点を代表画面として記録する代表画面記録手段と、
    代表画面を一覧として表示する代表画面一覧表示手段
    と、代表画面一覧表から映像記録手段に記録された映像
    を選択できる映像選択手段と、上記映像記録手段の映像
    を再生する映像再生手段と、映像の録画時間を管理する
    録画管理手段を具備することを特徴とする映像録画装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の上記バッファメモリ手段
    は、映像の録画時と再生時に、バッファメモリへの書き
    込みのためのアドレスを示す書き込みポインタと、上記
    バッファメモリからの読み出しのためのアドレスを示す
    読み出しポインタとを具備し、映像をリング状のエンド
    レスアドレス空間で一時的に保持する映像録画装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の上記バッファメモリ手段
    は、半導体メモリである映像録画装置。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の上記映像記録手段は、複
    数の記録媒体のうち、特定の記録媒体のみ選択して映像
    の録画または再生を行うオートチェンジャ機構を有し、
    記録媒体を交換している期間は、バッファメモリ手段へ
    書き込むか、バッファメモリ手段から読み出すようにし
    た映像録画装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の上記記録媒体は、ディジ
    タル・ビデオ・ディスクである映像録画装置。
  6. 【請求項6】請求項1に記載の上記代表画面記録手段
    は、映像解析によって得られた映像変化点の静止画を縮
    小した代表画像とともに、その時の時刻またはフレーム
    番号または映像記録手段中での代表画像に対応するフレ
    ームアドレスのいずれか一つ以上を併せて記録するよう
    にした映像録画装置。
  7. 【請求項7】請求項1に記載の上記代表画面記録手段
    は、上記映像記録手段の所定のメモリ領域を利用する映
    像録画装置。
  8. 【請求項8】請求項1に記載の上記代表画面一覧表示手
    段は、縮小した代表画像を複数並べてテレビジョン受像
    機に表示し、一度に表示できない代表画像は、画面のス
    クロールまたはページ変更の操作で表示できるようにし
    た映像録画装置。
  9. 【請求項9】請求項1に記載の上記映像選択手段は、遠
    隔操作を可能とする赤外線リモコンと代表画面一覧表示
    手段上に表示される選択用ポインタを有し、選択用ポイ
    ンタは赤外線リモコンにより制御される映像録画装置。
  10. 【請求項10】請求項1に記載の上記映像再生手段は、
    圧縮された映像を復号する復号部を介して、テレビジョ
    ン受像機に表示するようにした映像録画装置。
  11. 【請求項11】請求項1に記載の上記映像再生手段は、
    上記映像選択手段で選択された映像記録手段中の該当す
    る映像を先頭として再生するようにした映像録画装置。
  12. 【請求項12】請求項1に記載の上記録画管理手段は、
    所定の時刻で録画するための電源オンまたはオフを可能
    とするタイマを具備する映像録画装置。
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