JP3934329B2 - 録画再生装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ディジタルテレビジョン放送用の録画再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、放送番組を録画して個人で楽しむための装置として、ビデオテープまたはDVD(Digital Video Disc)を用いた録画装置が用いられてきた。また、ディジタルテレビジョン放送の開始に先立ち、ハードディスク装置を用いた録画装置も開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
これまでの録画装置では、機器のコストを最小化するという観点から個人用録画装置では録画を行うメディアは単一であるものが多い。一方、VHSと8mmテープ装置の両方を備えた録画装置も存在するが、これはダビングが主目的である。ビデオテープを用いた録画では、録画位置を自由に設定することが難しいという問題があった。また、放送番組を視聴中に当該番組の録画を行うことを忘れていて番組の最初の部分を録画できない状況も発生した。さらに、視聴を開始しようとしていた時間をわずかに過ぎてから視聴しようとしていた番組を思い出し、番組の開始部分を視聴できないという問題もあった。
【0004】
この発明は係る課題を解決するためになされたもので、録画を忘れた場合でも番組を最初から録画できる録画再生装置を提供することを目的とする。また、視聴開始時刻を経過しても番組を最初から視聴することができる録画再生装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
係る課題を解決するために、この発明に係る録画再生装置は、ディジタル放送を受信して利用者が指定するチャネルを選択してディジタルパケット信号として出力するチューナー部と、パケット化されたディジタル信号から映像および音声情報を復号する復号部と、パケット化されたディジタル信号を短時間録画する短時間録画部と、パケット化されたディジタル信号を長時間記録する長時間録画部と、前記チューナー部、前記短時間録画部および前記長時間録画部から出力されるパケット化されたディジタル信号を入力とし、前記復号部、前記短時間録画部および前記長時間録画部に対して前記ディジタル信号を選択してパケット化されたディジタル信号として出力する時間スイッチを備え、
前記時間スイッチは、前記長時間録画部が動作するときに、前記チューナー部の出力信号を選択して前記長時間録画部へ出力し、前記時間スイッチから前記チューナー部の出力信号を受けて、前記長時間録画部が当該信号を記録するとともに、
前記時間スイッチは、前記長時間録画部が動作していないときに、前記チューナー部の出力信号を選択して前記短時間録画部へ出力し、前記時間スイッチから前記チューナー部の出力信号を受けて、前記短時間録画部が予め指定されているチャネルの信号を記録することを特徴とする。
【0006】
短時間録画部は例えばハードディスク装置であり、書き込み及び読み出しを高速に行うことができる。これ以外にも、短時間録画部として例えば半導体メモリ、光磁気記憶装置などを用いることができる。短時間録画部は、録画と再生が繰り返し行われるので多数回の書き込み及び読み出しに適するものであることが望ましい。他方、短時間の録画用であるから、記憶容量はそれほど大きい必要はない(例えば、1時間程度の記憶容量)。短時間録画部は、通常は、予め定められたチャネルをエンドレスで常時録画している。記憶容量を使い切ったら最初の部分を上書きしていく。利用者が番組を最初から見るとき、短時間録画部はいわゆる先入れ後だし(FIFO)メモリとして機能してもよい。
【0007】
好ましくは、前記チューナー部は複数のチャネルを出力し、前記時間スイッチが前記短時間録画部及び前記長時間録画部に対して異なるチャネルの信号をそれぞれ出力する。
【0008】
好ましくは、前記時間スイッチは、入力信号毎に予め指定された時間スロット位置に従い、利用者の指定により出力信号毎に前記時間スロットを間欠的に出力することにより信号の切り換えを行う。
【0009】
好ましくは、前記短時間録画部はハードディスク装置を備え、前記長時間録画部はDVD(Digital Video Disk)装置を備える。
【0010】
好ましくは、前記録画再生装置を複数備え、前記複数の録画再生装置の前記時間スイッチの少なくともその一部が互いに接続され、前記複数の録画再生装置で録画された内容の少なくとも一部が交換可能である。
【0011】
このようにすることにより、自分の装置の短時間録画装置が所望の番組を録画していないときでも、他の装置の短時間録画装置が当該番組を録画していれば、当該番組を最初から録画・再生できる。例えば、時間スイッチが他の装置の録画内容を調査し、所望の番組が録画されていればそのデータを自分の装置の短時間録画装置に転送する。
【0012】
好ましくは、前記短時間録画部は、本体から着脱可能に構成される。
例えば、前記短時間録画部をコンピュータの外部記憶部と互換性を持たせ、必要に応じて録画再生装置からはずしてコンピュータに取り付ける。コンピュータは短時間録画部から録画データを読み出して、例えば画面のひとコマひとコマを取り込み所定のフォーマット、例えばHTML用にビットマップ(BMP)、GIF形式に変換する。
【0013】
前記短時間録画部は、コンピュータに録画データを送信するためのインタフェースを備え、要求に応じて録画の一部又は全部を所定のフォーマットで出力する。
例えば、前記短時間録画部はビットマップ(BMP)、JPEG、GIF形式のデータを出力する。
【0014】
この発明に係る録画再生装置は、ディジタル放送を受信して利用者が指定するチャネルを選択して出力するチューナー部と、ディジタル信号から映像および音声情報を復号する復号部と、ディジタル信号を記録する録画部と、前記チューナー部、前記録画部から出力される信号を入力とし、前記復号部および前記録画部に対して出力する切替部と、少なくとも前記録画部及び前記切替部を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、録画が予約されていない時間帯において、前記切替部に前記チューナー部の出力信号を選択させて前記録画部へ出力させ、前記録画部は、録画が予約されていない時間帯において予め指定されているチャネルの映像および音声情報を予め定めた時間分だけ常時記録していることを特徴とする。
【0015】
好ましくは、受信したディジタル放送を符号圧縮するための符号圧縮部と、圧縮して記録した画像情報を元の信号に戻す符号伸張部とを備え、前記録画部は、常時記録時において前記符号圧縮部により符号圧縮された情報を記録するとともに、前記符号伸張部は、再生時においてに前記録画部からの信号を伸張する。
【0016】
好ましくは、前記符号圧縮部は、符号圧縮時に誤り検出用の符号化を施し、前記符号伸張部は、読み出し時にセクタ単位の誤り数を検出して予め指定した誤り数を超えたセクタに対しては書込禁止を示すタグを付け、前記録画部は、当該セクタへの画像情報の書き込みを行わない。
【0017】
好ましくは、前記録画部がDVDを用いた記録再生装置を備え、常時記録する部分をディスクの周縁部とし、常時動作時のディスク回転速度を低く抑える。
【0018】
好ましくは、前記録画再生装置を複数備え、前記複数の録画再生装置の前記切替部の少なくともその一部が互いに接続され、前記複数の録画再生装置で録画された内容の少なくとも一部が交換可能である。
【0019】
好ましくは、前記短時間録画部は、本体から着脱可能に構成される。
【0020】
好ましくは、前記短時間録画部は、コンピュータに録画データを送信するためのインタフェースを備え、要求に応じて録画の一部又は全部を所定のフォーマットで出力する。
【0021】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係る装置について図1を参照して説明する。
符号1は、ディジタル放送を受信し、受信信号から利用者が指定するチャネルを選択して当該チャネルに係る放送信号(ディジタルデータ)をディジタルパケット信号として出力するチューナー部である。チューナー部1は受信信号から複数のチャネルを選択して出力することができる。図1では、チューナー部1は2つのチャネル、すなわちCH1とCH2を出力する。
【0022】
符号3は、パケット化されたディジタル信号を短時間録画する短時間録画部である。短時間録画部3は例えばハードディスク装置であり、書き込み及び読み出しを高速に行うことができる。これ以外にも、短時間録画部3として例えば半導体メモリ、光磁気記憶装置などを用いることができる。短時間録画部3は、録画と再生が繰り返し行われるので多数回の書き込み及び読み出しに適するものであることが望ましい。他方、短時間の録画用であるから、記憶容量はそれほど大きい必要はない(例えば、1時間程度の記憶容量)。短時間録画部3は、通常は、予め定められたチャネルをエンドレスで常時録画している。記憶容量を使い切ったら最初の部分を上書きしていく。
【0023】
短時間録画部3をダブルバッファにより構成してもよい。図1(b)にその例を示す。録画中に第1短時間メモリ31が一杯になったら、スイッチ33が自動的に切り替わり、第2短時間メモリ32を選択する。第2短時間メモリ32が一杯になったら、スイッチ33は第1短時間メモリを選択する。短時間録画部3が再生動作を行うとき、スイッチ34により再生すべきデータを記録しているメモリが選択される。他方、スイッチ33により再生に用いられていないメモリが選択される。したがって、図1(b)の構成によれば、録画と再生を同時に行うことができる。
【0024】
符号4は、パケット化されたディジタル信号を長時間記録する長時間録画部である。長時間録画部4は例えばDVD(Digital Video Disk)装置によって構成される。これ以外にも、長時間録画部4として例えば磁気テープ装置、光磁気記憶装置などを用いることができる。長時間録画部4は、録画と再生の繰り返し回数はそれほど多くないが、長時間の録画用であるから、記憶容量はなるべく大きい必要がある(例えば、2時間以上の記憶容量)。
【0025】
符号5は、パケット化されたディジタル信号から映像および音声情報を復号する復号部である。
【0026】
符号2は、チューナー部1の出力信号CH1及びCH2、短時間録画部3の出力信号AI、および長時間録画部4の出力信号BIを入力とし、復号部5に対して出力信号OUT、短時間録画部3に対して出力信号AOおよび長時間録画部4に対して出力信号BOを出力する時間スイッチである。
【0027】
時間スイッチ2は、通常、つまり長時間録画部4が動作していないときには、指定されているチャネルCH1及び/又はCH2の信号を短時間録画部3に対して出力し、短時間録画部3にその映像および音声情報を記録させている。あるいは、時間スイッチ2は、復号部5、短時間録画部3および長時間録画部4に対して異なるチャネルの信号を出力する。この場合、利用者はあるテレビ番組を視聴しながら、長時間録画部4で他の番組を録画することができるとともに、利用者がさらに別のチャンネルの番組を見るときに、短時間録画部3に記録されている当該番組の前の部分を見ることができる。つまり、利用者はチャンネルを切り換えたとき既に番組が始まっていたとしても、短時間録画部3の内容を再生することにより番組を最初から視聴することができる。例えば、番組の視聴を終了したときに短時間録画部3を再生して番組の最初を見ることができる。この場合、視聴の順番が逆になる。一方、チャネルを切り換えたとき、視聴する番組が途中から始まるとき、短時間録画部3を再生して当該番組を最初から見る。同時に、短時間録画部3は当該番組の録画を継続する。この場合、短時間録画部3はいわば先入れ後だし(FIFO)メモリとして機能し、利用者は番組を最初から見ることができる。
【0028】
時間スイッチ2は、ディジタルパケット信号の入力信号毎に予め指定された時間スロット位置に従い、利用者の指定により出力信号毎に時間スロットを間欠的に出力することにより信号経路の切り換えを行う。
【0029】
図2(a)は、復号部5及び短時間録画部3にCH1を出力し、長時間録画部4にCH1を出力するときの切り換えタイミングの例を示す。復号部5はCH1の映像及び音声を復号して出力するとともに、短時間録画部3はCH1を録画する。長時間録画部4はCH2を録画する。図2(a)において、入力ストリームの時間スロットは、CH1、CH2、AI、BI、・・・であり、これらのうちのいずれかが選択されてOUT、AO、BOに出力される。
【0030】
図2(b)は、長時間録画部4から復号部5に録画したデータを出力し、復号部5で録画されたデータを復号して映像及び音声として出力する例を示す。長時間録画部4の出力は時間スロットのBIのタイミングでOUTから出力される。
【0031】
図3は録画動作の説明図である。ある番組を録画する場合、その番組がすでに短時間録画部3で録画されているのであれば、これに引き続いて長時間録画部4で録画を開始する(図3(a))。したがって、当該番組は短時間録画部3と長時間録画部4とに分けて録画される。番組の最初の部分は短時間録画部3に録画され、後の部分は長時間録画部4に録画されている(図3(b))。短時間録画部3がエンドレスで録画するようになっているとき、録画開始と同時に短時間録画部3の上書きを禁止する。なお、録画する番組の最初の記憶位置がわかれば、それまでは上書きしてもよい。
【0032】
次に、図4〜図6のフローチャートを用いて、この発明の実施の形態1の装置の動作について説明する。
【0033】
図4において、利用者が録画を開始する(S1)と、長時間録画部4が指定されたチャンネルの番組の録画を開始する(S2)。このとき、当該番組が短時間録画部3で録画されているとき、図3に示すように再生時においてその部分も利用するので、短時間録画部3の上書きを禁止する(S8)。当該番組が短時間録画部3で録画されていないときは、短時間録画部3は他のチャンネルを録画する。当該番組が短時間録画部3で録画されている場合であっても、当該番組が記録されている部分以外の部分について、短時間録画部3が他のチャンネルを録画するようにしてもよい(S8)。
【0034】
録画が終了して利用者が再生を開始する(S3)と、番組の途中から録画されたかどうか判定する(S4)。番組の開始は例えば特定のスタートタイトル、テーマ音楽の有無を判定することにより行われる。途中からであれば録画できなかった部分を短時間録画部3で録画したかどうか判定する(S5)。YESであれば、短時間録画部3で当該番組の最初から録画開始までの内容を再生し、映像及び音声を出力する(S6)。その後、長時間録画部4で録画開始時点以降の内容を再生し、映像及び音声を出力する(S7)。したがって、図4のフローチャートによれば、録画開始時点で所望の番組が既に始まっていても、当該番組を最初から視聴することができる。
【0035】
図5は、この発明の実施の形態1におけるチャンネル切替時の動作のフローチャートである。利用者がチューナ部1あるいは時間スイッチ2を操作してチャンネルを切り換えたとする(S10)。復号部5は指定されたチャンネルの放送中の番組の映像及び音声を出力する(S11)。したがって、利用者はチャンネル切替時点から即座に(リアルタイムで)所望のチャンネルの番組を見ることができる。
【0036】
もし、チャンネル切替時点で番組が既に始まっていたら、切替時点以前の番組をリアルタイムで視聴することはできない。しかし、短時間録画部3を利用すれば見ることができなかった部分を視聴することができる。番組が途中から始まった場合(S12)、当該番組を短時間録画部3で録画していたかどうか調べ(S13)、録画していた場合には、当該番組の最初からチャンネル切替時点までの内容を再生し、映像及び音声を出力する(S14)。このとき、当該番組が短時間録画部3で録画されているとき、その部分も利用するので、短時間録画部3の上書きを禁止する。当該番組が短時間録画部3で録画されていないときは、短時間録画部3は他のチャンネルを録画する。当該番組が短時間録画部3で録画されている場合であっても、当該番組が記録されている部分以外の部分について、短時間録画部3が他のチャンネルを録画するようにしてもよい。
【0037】
図6は、この発明の実施の形態1におけるチャンネル切替時の他の動作のフローチャートである。図5の場合、番組の少なくとも一部分をリアルタイムで見ることができるが、番組の冒頭部分を最後に見るので順序が逆になるという問題がある。ストーリー性のあるドラマを見るためには好ましくない。図6の処理はリアルタイムではないが、番組を順序どおりに見るためのものである。
【0038】
利用者がチューナ部1あるいは時間スイッチ2を操作してチャンネルを切り換えたとする(S20)。番組が途中から始まったかどうか判定する(S21)。番組が途中から始まった場合、当該番組を短時間録画部3で録画していたかどうか調べ(S22)、録画していた場合には、短時間録画部3で当該番組の最初からチャンネル切替時点までの内容を再生し、映像及び音声を出力する(S23)。同時に短時間録画部3(長時間録画部4でもよい)で当該番組の録画を継続する(S24)。同時に録画と再生を行うために、短時間録画部3はダブルバッファを備えていてもよい。短時間録画部3で当該番組の再生を継続して映像及び音楽を出力する(S25)。
【0039】
なお、本発明の実施の形態1の装置がひとつの家庭に複数設けられたり、あるいは複数の家庭にそれぞれ設けられているとき、これらの装置の時間スイッチ2を互いに接続してもよい。このようにすることにより、自分の装置の短時間録画装置3が所望の番組を録画していないときでも、他の装置の短時間録画装置3が当該番組を録画していれば、図4の処理により当該番組を最初から録画・再生できる。例えば、本発明の実施の形態1の装置の時間スイッチ2が他の装置の録画内容を調査し、所望の番組が録画されていればそのデータを自分の装置の短時間録画装置3に転送する。短時間録画装置3はハードディスクであるから、この種の処理は容易に行える。
【0040】
発明の実施の形態2.
発明の実施の形態2に係る装置について、図7及び図8を用いて説明する。
図7において、符号1は、ディジタル放送を受信して利用者が指定するチャネルを選択して出力するチューナー部である。符号5は、ディジタル信号から映像および音声情報を復号する復号部である。
【0041】
符号6は、ディジタル信号を記録する録画部である。録画部6は、録画が予約されていない時間帯では予め指定されているチャネルの映像および音声情報を予め定めた時間分だけ常時記録している。録画部6は例えばDVDを用いた記録再生装置で構成され、常時記録に用いられるディスクの部分はその周縁部である。これにより、常時動作時のディスク回転速度を低く抑えることができる。録画部6は、発明の実施の形態1の装置のように短時間録画部と長時間録画部を備えていても良いし、両者を区別せずに録画するひとつの録画部を備えてもよい。
【0042】
符号7は、チューナー部1、録画部5から出力される信号を入力とし、復号部5および録画部6に対して出力する切替部である。切替部7は発明の実施の形態1の時間スイッチのようにタイムシェアリング方式で切替動作を行ってもよいし、図8のように切替スイッチを用いて切替動作を行ってもよい。符号8は、これらを制御する制御部である。
【0043】
図8は、切替部7の詳細構成を示す。符号11は、受信したディジタル放送をさらに符号圧縮するための符号圧縮部である。符号12は、圧縮して記録した画像情報を元の信号に戻す符号伸張部である。符号13a〜13dは、それぞれ信号を切り換えて復号部及び/又は録画部に出力するためのスイッチである。スイッチ13aは、チューナー部1からの選択されたチャネルの信号とこれを圧縮した符号圧縮器11の出力のいずれかを選択して録画部6に供給する。スイッチ13bは、録画部6の出力を符号伸張器12に供給するか、又は復号部5に直接供給するためにスイッチ13dに対して出力する。スイッチ13aが符号圧縮器11を選択しているときは、スイッチ13bは符号伸張器12を選択する。スイッチ13c、13dは2つに分かれているが一つでもよく、スイッチ13c、13dは、チューナー部1からの選択されたチャネルの信号、符号伸張器の出力又は録画部6からの直接の出力のいずれかを選択して復号器5に供給する。図8の構成により、録画部6は、常時記録時に、符号圧縮した情報を用いて録画部6で記録を行うことができ、録画時間を延ばすことができる。
【0044】
なお、符号圧縮器11による符号圧縮時に誤り検出用の符号化を施し、符号伸張器12による符号伸張部での読み出し時にセクタ単位の誤り数を検出し、予め指定した誤り数を超えたセクタに対しては書込禁止を示すタグを付け、以後の画像情報の書込を禁止するようにしてもよい。
【0045】
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
【0046】
また、本明細書において、手段とは必ずしも物理的手段を意味するものではなく、各手段の機能が、ソフトウェアによって実現される場合も包含する。さらに、一つの手段の機能が、二つ以上の物理的手段により実現されても、若しくは、二つ以上の手段の機能が、一つの物理的手段により実現されてもよい。
【0047】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、番組開始時間が経過していても、短時間録画部の内容を再生することにより番組開始時からの内容を視聴あるいは録画できる。録画部をディジタル記憶装置で実現すれば番組開始時から連続した録画が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る装置のブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態のデータのストリームの説明図である。
【図3】 この発明の実施の形態の録画方式の説明図である。
【図4】 この発明の実施の形態1に係る装置の動作フローチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態1に係る装置の他の動作フローチャートである。
【図6】 この発明の実施の形態1に係る装置の他の動作フローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態2に係る装置のブロック図である。
【図8】 この発明の実施の形態2に係る装置の切替部のブロック図である。
【符号の説明】
1 チューナー部
2 時間スイッチ
3 短時間録画部
4 長時間録画部
5 復号部
6 録画部
7 切替部
8 制御部
31 第1短時間メモリ
32 第2短時間メモリ
33、34 スイッチ
Claims (12)
- ディジタル放送を受信して利用者が指定するチャネルを選択してディジタルパケット信号として出力するチューナー部と、パケット化されたディジタル信号から映像および音声情報を復号する復号部と、パケット化されたディジタル信号を短時間録画する短時間録画部と、パケット化されたディジタル信号を長時間記録する長時間録画部と、前記チューナー部、前記短時間録画部および前記長時間録画部から出力されるパケット化されたディジタル信号を入力とし、前記復号部、前記短時間録画部および前記長時間録画部に対して前記ディジタル信号を選択してパケット化されたディジタル信号として出力する時間スイッチを備え、
前記時間スイッチは、前記長時間録画部が動作するときに、前記チューナー部の出力信号を選択して前記長時間録画部へ出力し、前記時間スイッチから前記チューナー部の出力信号を受けて、前記長時間録画部が当該信号を記録するとともに、
前記時間スイッチは、前記長時間録画部が動作していないときに、前記チューナー部の出力信号を選択して前記短時間録画部へ出力し、前記時間スイッチから前記チューナー部の出力信号を受けて、前記短時間録画部が予め指定されているチャネルの信号を記録することを特徴とする録画再生装置を複数備え、
前記複数の録画再生装置の前記時間スイッチの少なくともその一部が互いに接続され、前記複数の録画再生装置で録画された内容の少なくとも一部が交換可能であることを特徴とする録画再生装置。 - 前記チューナー部は複数のチャネルを出力し、前記時間スイッチが前記短時間録画部及び前記長時間録画部に対して異なるチャネルの信号をそれぞれ出力することを特徴とする請求項1記載の録画再生装置。
- 前記時間スイッチは、入力信号毎に予め指定された時間スロット位置に従い、利用者の指定により出力信号毎に前記時間スロットを間欠的に出力することにより信号の切り換えを行うことを特徴とする請求項1記載の録画再生装置。
- 前記短時間録画部はハードディスク装置を備え、前記長時間録画部はDVD(Digital Video Disk)装置を備えることを特徴とする請求項1記載の録画再生装置。
- 前記短時間録画部は、本体から着脱可能に構成されることを特徴とする請求項1記載の録画再生装置。
- 前記短時間録画部は、コンピュータに録画データを送信するためのインタフェースを備え、要求に応じて録画の一部又は全部を所定のフォーマットで出力することを特徴とする請求項1記載の録画再生装置。
- ディジタル放送を受信して利用者が指定するチャネルを選択して出力するチューナー部と、ディジタル信号から映像および音声情報を復号する復号部と、ディジタル信号を記録する録画部と、前記チューナー部、前記録画部から出力される信号を入力とし、前記復号部および前記録画部に対して出力する切替部と、少なくとも前記録画部及び前記切替部を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、録画が予約されていない時間帯において、前記切替部に前記チューナー部の出力信号を選択させて前記録画部へ出力させ、前記録画部は、録画が予約されていない時間帯において予め指定されているチャネルの映像および音声情報を予め定めた時間分だけ常時記録していることを特徴とする録画再生装置を複数備え、
前記複数の録画再生装置の前記切替部の少なくともその一部が互いに接続され、前記複数の録画再生装置で録画された内容の少なくとも一部が交換可能であることを特徴とする録画再生装置。 - 受信したディジタル放送を符号圧縮するための符号圧縮部と、圧縮して記録した画像情報を元の信号に戻す符号伸張部とを備え、前記録画部は、常時記録時において前記符号圧縮部により符号圧縮された情報を記録するとともに、前記符号伸張部は、再生時においてに前記録画部からの信号を伸張することを特徴とする請求項7記載の録画再生装置。
- 前記符号圧縮部は、符号圧縮時に誤り検出用の符号化を施し、前記符号伸張部は、読み出し時にセクタ単位の誤り数を検出して予め指定した誤り数を超えたセクタに対しては書込禁止を示すタグを付け、前記録画部は、当該セクタへの画像情報の書き込みを行わないことを特徴とする請求項8記載の録画再生装置。
- 前記録画部は、本体から着脱可能に構成されることを特徴とする請求項7記載の録画再生装置。
- ディジタル放送を受信して利用者が指定するチャネルを選択して出力するチューナー部と、ディジタル信号から映像および音声情報を復号する復号部と、ディジタル信号を記録する録画部と、前記チューナー部、前記録画部から出力される信号を入力とし、前記復号部および前記録画部に対して出力する切替部と、少なくとも前記録画部及び前記切替部を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、録画が予約されていない時間帯において、前記切替部に前記チューナー部の出力信号を選択させて前記録画部へ出力させ、前記録画部は、録画が予約されていない時間帯において予め指定されているチャネルの映像および音声情報を予め定めた時間分だけ常時記録していることを特徴とする録画再生装置であって、
前記録画部がDVDを用いた記録再生装置を備え、常時記録する部分をディスクの周縁部とし、常時動作時のディスク回転速度を低く抑えることを特徴とする録画再生装置。 - ディジタル放送を受信して利用者が指定するチャネルを選択して出力するチューナー部と、ディジタル信号から映像および音声情報を復号する復号部と、ディジタル信号を記録する録画部と、前記チューナー部、前記録画部から出力される信号を入力とし、前記復号部および前記録画部に対して出力する切替部と、少なくとも前記録画部及び前記切替部を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、録画が予約されていない時間帯において、前記切替部に前記チューナー部の出力信号を選択させて前記録画部へ出力させ、前記録画部は、録画が予約されていない時間帯において予め指定されているチャネルの映像および音声情報を予め定めた時間分だけ常時記録していることを特徴とする録画再生装置であって、
前記録画部は、コンピュータに録画データを送信するためのインタフェースを備え、要求に応じて録画の一部又は全部を所定のフォーマットで出力することを特徴とする録画再生装置。
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