JP2001320674A - 映像記録再生方法、及び映像記録再生装置 - Google Patents

映像記録再生方法、及び映像記録再生装置

Info

Publication number
JP2001320674A
JP2001320674A JP2000136847A JP2000136847A JP2001320674A JP 2001320674 A JP2001320674 A JP 2001320674A JP 2000136847 A JP2000136847 A JP 2000136847A JP 2000136847 A JP2000136847 A JP 2000136847A JP 2001320674 A JP2001320674 A JP 2001320674A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
information
information signal
section
reproducing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000136847A
Other languages
English (en)
Inventor
Daisaku Kato
大作 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP2000136847A priority Critical patent/JP2001320674A/ja
Publication of JP2001320674A publication Critical patent/JP2001320674A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 HDDやDVD−RAMなどのランダム
アクセスが可能な情報記録媒体に映像と音声を記録する
装置で、CM(コマーシャル)スキップ処理を行いつつ
スムーズな番組本編部の再生を行うようにする。 【解決手段】 本編部とCM部で構成される番組と、そ
れらの番組とともに受信される各受信モード信号を情報
記録媒体に記録する信号記録手段(63)と、その記録
した信号を再生し受信モード識別信号を得る信号再生手
段(67)と、受信モード識別信号の継続する時間を解
析し、CM部情報信号が記録される部分を特定するCM
部記録位置特定手段(73)と、読み出し制御手段(6
5、63)とを有し、CM部情報信号の記録される部分
をスキップし、本編部映像を再生するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハードディスク、
DVD−RAM、及びDVD−RWなどのランダムアク
セスが可能な情報記録媒体に映像と音声を記録し、再生
する映像信号の記録再生方法及び装置に関し、特に番組
本編と共に放送されて、記録されるコマーシャルメッセ
ージ(以下CMとする)をスキップして番組本編部のみ
の再生を行うことができる映像記録再生方法、及び映像
記録再生装置の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】現在放送されているテレビジョン放送に
おいて映像信号に付随して送出される音声信号のモード
としてモノラル、二カ国語、ステレオ放送の3モードが
あり、放送される番組に応じてこれらの3モードの中か
ら適当な1つのモードが選択され、その選択された音声
モードの音声信号とともに映像信号が放送されている。
そして、これらの音声が付随されて放送される番組は、
番組本編(以下本編とする)にCM部分が挿入されて送
出されるが、そのCM部分と本編部分の音声モードは異
なるモードで放送されるケースが多く、現在市販されて
いるVTRは、その音声モードの違いを検出してCMが
録画されないようにするCMカット機能を搭載してい
る。
【0003】その、放送される音声多重モードの違いを
利用してCM部分と本編部分を区別する方法は低コスト
で実現できるため家庭用VTRに多く用いられており、
それは一般的にCM部はステレオ音声モードで放送され
ることを利用し、本編がモノラル音声もしくは二カ国語
音声の場合にステレオ音声モードの部分をCMとみなし
て録画しないようにしている。
【0004】さらに、本編が例えば音楽番組などでステ
レオ音声放送であるときは、CM部分と本編部分の音声
モードが同一となってしまい、CM部分を検出できない
ためCM部分を記録しないようにすることは難しく、場
合によって本編部がCM部であると認識されてしまった
ときなどは本編部の録画もしない誤った動作をすること
があり、そのような誤った動作を防止する保護動作機能
を有するVTRの開発も行われている。
【0005】さて、その家庭で用いられるVTRは、テ
ープ状記録媒体に映像信号を記録する構成の装置が主で
あるが、今後は映像信号などを符号化して得られるビッ
トストリームをハードディスク、DVD−R、DVD−
RW、光磁気ディスクなどの情報記録媒体に記録し、再
生する映像記録再生装置の導入がなされつつある。
【0006】その情報記録媒体を用いる映像記録再生装
置は、記録された信号のアクセス時間が短いため、複数
の番組を同時に記録できる、また既に記録を開始してい
る番組の記録を継続しながら、再生は放送中の番組に追
いつく様にして視聴する追っかけ再生などの特徴を有す
るもので、高密度記録再生ディスクの実用化と共にこの
ような情報記録媒体を用いる映像記録再生装置が開発さ
れ、市場に導入されつつある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の家庭
用VTRで、CM部分を除いて録画するときは、それに
よる誤動作を防ぐため、前述の課題を解決する必要があ
る。すなわち、近年のドラマやバラエティーなど本編部
がステレオ音声モードの場合はCM部分と本編部分の識
別が音声多重のモードだけからは困難であるため、CM
部分を録画しなくする、いわゆるCMカット機能を動作
させることができないのみならず、視聴者がドラマを録
画予約するときに誤ってCMカット機能を設定したとき
などは、VTRは本編部の最初の部分をCM部と誤って
判断してしまい、本編の録画を開始しない問題がある。
【0008】それは、VTRは本編部録画開始時の音声
がステレオモードであるときはCMと判断してポーズ状
態となりそのCMと判断される部分を録画しないが、そ
のとき放送されている番組はCM部も本編部もステレオ
音声モードであるため、CM部分が終了して本編部が受
信されても、その本編部の録画を開始しなく、VTRが
本来有すべき映像の記録動作を行なわないこととなり、
この重大な課題の解決が求められている。
【0009】そこで本発明は、放送される音声モードの
如何に関わらず、番組本編と共に放送されるCM部を円
盤型記録媒体に記録しておき、再生時に検出されたCM
部であるとされる番組モード情報等に基づいてCM部を
スキップして再生を行う機能を備えた映像記録再生方
法、及び映像記録再生装置を提供しようとするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の映像記録再生方
法、及び映像記録再生装置は、上記課題を解決するため
に以下の1)〜7)の手段より成るものである。すなわ
ち、
【0011】1) 番組の本編部を構成する本編部情報
信号と、前記番組のコマーシャルメッセージ(CM)部
を構成するCM部情報信号と、前記本編部情報信号及び
前記CM部情報信号の各受信モードを前記番組の内容に
応じてそれぞれ識別するための受信モード識別信号と、
を含んでなる番組情報を受信し、受信して得られる前記
本編部情報信号及び前記CM部情報信号を情報記録媒体
に記録し、その記録した信号の再生は前記CM部情報信
号を除いて前記番組情報信号を再生するようになすCM
スキップ再生機能を有する映像記録再生方法において、
受信して得られる前記本編部情報信号、前記CM部情報
信号、及び受信モード識別信号を前記情報記録媒体に記
録する第1のステップ(50、61、63)と、その第
1のステップで前記情報記録媒体に記録された前記各信
号のうち少なくとも受信モード識別信号を再生して得る
第2のステップ(67)と、その第2のステップで得ら
れた前記受信モード識別信号が識別する複数の前記受信
モードのうち、前記CM部情報信号に対応する受信モー
ドとして継続して識別される時間を解析し、その解析し
た時間間隔を基に前記CM部情報信号が記録された場所
を特定する第3のステップ(73)と、その第3のステ
ップで特定された前記CM部情報信号の記録される部分
の再生速度を高速にし、又はその部分の再生をスキップ
し、前記情報記録媒体より前記本編部情報信号を再生す
る第4のステップ(73、65、63)とを少なくとも
有することを特徴とする映像記録再生方法。
【0012】2) 番組の本編部を構成する本編部情報
信号と、前記番組のコマーシャルメッセージ(CM)部
を構成するCM部情報信号、及び前記本編部情報信号と
前記CM部情報信号の各受信モードを前記番組の内容に
応じてそれぞれ識別するための受信モード識別信号とを
含んでなる番組情報を受信し、受信して得られる前記本
編部情報信号及び前記CM部情報信号を情報記録媒体に
記録し、その情報記録媒体に記録された信号の再生は前
記CM部情報信号を除いて前記番組情報信号を再生する
CMスキップ再生機能を有する映像記録再生方法におい
て、受信して得られる前記受信モード識別信号が識別す
る複数のモード情報のうち、前記CM部情報信号に対応
する受信モードとして継続して識別される時間を解析
し、その解析した継続時間を基に前記CM部情報信号が
受信される時間を判定してCM部判定信号を得る第1の
ステップ(73)と、その第1のステップで得られたC
M部判定信号、受信して得られる前記本編部情報信号、
及び前記CM部情報信号を前記情報記録媒体に記録する
第2のステップ(61、63)と、その第2のステップ
で記録された前記情報記録媒体を再生し、少なくとも前
記CM部判定信号を得る第3のステップ(63、67、
73)と、その第3のステップで得られた前記CM部判
定信号を基に、前記CM部情報信号の記録される部分の
再生速度を高速にし、又はその部分の再生をスキップ
し、前記情報記録媒体より前記本編部情報信号を再生す
る第4のステップ(73、65、63)とを少なくとも
有することを特徴とする映像記録再生方法。
【0013】3) 番組の本編部を構成する本編部情報
信号と、前記番組のコマーシャルメッセージ(CM)部
を構成するCM部情報信号、及び前記本編部情報信号と
前記CM部情報信号の各受信モードを前記番組の内容に
応じてそれぞれ識別するための受信モード識別信号とを
含んでなる番組情報を受信し、受信して得られる前記本
編部情報信号及び前記CM部情報信号を情報記録媒体に
記録し、その記録した信号の再生は前記CM部情報信号
を除いて前記番組情報信号を再生するようになすCMス
キップ再生機能を有する映像記録再生装置において、受
信して得られる前記本編部情報信号、前記CM部情報信
号、及び前記受信モード識別信号を前記情報記録媒体に
記録する信号記録手段(50、61、63)と、その信
号記録手段で記録した信号のうち少なくとも前記受信モ
ード識別信号を前記情報記録媒体より再生して得る信号
再生手段(67)と、その信号再生手段より得られた前
記受信モード識別信号が識別する複数のモード情報のう
ち、前記CM部情報信号に対応する受信モードとして継
続して識別される時間を解析し、その解析した継続時間
を基に前記CM部情報信号が記録される部分を特定する
CM部記録位置特定手段(73)と、そのCM部記録位
置特定手段により特定された前記CM部情報信号の記録
される部分の再生速度を高速にし、又はその部分の再生
をスキップし、前記情報記録媒体より前記本編部情報信
号を再生する読み出し制御手段(73、65、63)と
を少なくとも具備することを特徴とする映像記録再生装
置。
【0014】4) 番組の本編部を構成する本編部情報
信号と、前記番組のコマーシャルメッセージ(CM)部
を構成するCM部情報信号、及び前記本編部情報信号と
前記CM部情報信号の各受信モードを前記番組の内容に
応じてそれぞれ識別するための受信モード識別信号とを
含んでなる番組情報を受信し、受信して得られる前記本
編部情報信号及び前記CM部情報信号を情報記録媒体に
記録し、その記録した信号の再生は前記CM部情報信号
を除いて前記番組情報信号を再生するようになすCMス
キップ再生機能を有する映像記録再生装置において、受
信して得られる前記受信モード識別信号が識別する複数
のモード情報のうち、前記CM部情報信号に対応する受
信モードとして継続して識別される時間を解析し、その
解析した継続時間を基に前記CM部情報信号が受信され
た時間を判定してCM部判定信号を得るCM部判定信号
生成手段(73)と、そのCM部判定信号生成手段より
得られたCM部判定信号、受信して得られる前記本編部
情報信号、及び前記CM部情報信号を情報記録媒体に記
録する信号記録手段(61、63)と、その信号記録手
段で記録された前記情報記録媒体を再生し、少なくとも
前記CM部判定信号を得るCM部判定信号取得手段(6
3、67、73)と、そのCM部判定信号取得手段より
得られた前記CM部判定信号を基に、前記CM部情報信
号の記録される部分の再生速度を高速にし、又はその部
分の再生をスキップして、前記情報記録媒体より前記本
編部情報信号を再生するためのスキップ読み出し制御手
段(73、65、63)とを少なくとも具備することを
特徴とする映像記録再生装置。
【0015】5) 番組の本編部を構成する本編部情報
信号と、前記番組のコマーシャルメッセージ(CM)部
を構成するCM部情報信号、及び前記本編部情報信号と
前記CM部情報信号の各受信モードを前記番組の内容に
応じてそれぞれ識別するための受信モード識別信号と、
を含んでなる番組情報を受信し、受信して得られる前記
受信モード識別信号と、前記本編部情報信号及び前記C
M部情報信号と、を情報記録媒体に記録し、その情報記
録媒体に記録された信号の再生は前記CM部情報信号を
除いて前記番組情報信号を再生するCMスキップ再生機
能を有する情報記録媒体を用いる映像記録再生装置にお
いて、前記情報記録媒体に記録された前記受信モード識
別信号と、前記本編部情報信号及び前記CM部情報信号
と、を再生して再生信号を得る信号再生手段(63)
と、前記CMスキップ再生機能の動作、非動作を設定す
るCMスキップ機能設定手段(95、85、73)と、
前記情報記録媒体より所定時間分の記録信号をスキップ
して再生するための動作を指定する読み出し制御手段
(73、65)と、前記CMスキップ機能設定手段によ
り前記CMスキップ再生機能が非動作に設定され、前記
読み出し制御手段によりスキップ再生が指定されたとき
は、前記信号再生手段により再生して得られる前記受信
モード識別信号をもとにCM部判定を行ない、行なわれ
たCM部判定結果に基づいて前記CM部情報信号の記録
される部分の再生速度を高速にし、又はその部分の再生
をスキップし、前記情報記録媒体より前記本編部情報信
号を再生するためのスキップ読み出し制御手段(73、
65、63)とを少なくとも具備することを特徴とする
映像記録再生装置。
【0016】6) 番組の本編部を構成する本編部情報
信号と、前記番組のコマーシャルメッセージ(CM)部
を構成するCM部情報信号、及び前記本編部情報信号と
前記CM部情報信号の各受信モードを前記番組の内容に
応じてそれぞれ識別するための受信モード識別信号と、
を含んでなる番組情報を受信し、受信して得られる前記
受信モード識別信号が識別する複数のモード情報のう
ち、前記CM部情報信号に対応する受信モードとして継
続して識別される時間を解析し、その解析した継続時間
を基に生成したCM部判定信号と、前記本編部情報信号
及び前記CM部情報信号と、を情報記録媒体に記録し、
その情報記録媒体に記録された信号の再生は前記CM部
情報信号を除いて前記番組情報信号を再生するCMスキ
ップ再生機能を有する情報記録媒体を用いる映像記録再
生装置において、前記情報記録媒体に記録された前記C
M部判定信号と、前記本編部情報信号及び前記CM部情
報信号と、を再生して再生信号を得る信号再生手段(6
3)と、前記CMスキップ再生機能の動作、非動作を設
定するCMスキップ機能設定手段(95、85、73)
と、前記情報記録媒体より所定時間分の記録信号をスキ
ップして再生するための動作を指定する読み出し制御手
段(73、65)と、前記CMスキップ機能設定手段に
より前記CMスキップ再生機能が非動作に設定され、前
記読み出し制御手段によりスキップ再生が指定されたと
きは、前記信号再生手段より得られた前記CM部判定信
号に基づいて前記CM部情報信号の記録される部分の再
生速度を高速にし、又はその部分の再生をスキップし、
前記情報記録媒体より前記本編部情報信号を再生するた
めのスキップ読み出し制御手段(73、65、63)と
を少なくとも具備することを特徴とする映像記録再生装
置。
【0017】7) 前記スキップ読み出し制御手段は、
前記信号再生手段が前記CM部情報信号に続く前記本編
部情報信号を再生しているときは、その本編部情報信号
が記録される最初の記録位置にスキップし、その最初の
記録位置より前記情報記録媒体の前記本編部情報信号を
再生することを特徴とする5)項、又は6)項に記載の
映像記録再生装置。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明は、HDD(ハードディス
ク装置)やDVD−RAM(記録消去可能DVD)、D
VD−RW(所定回数記録消去可能なDVD)などのラ
ンダムアクセスが可能なメディアに放送されている番組
を記録できる装置において、映像と音声を記録すると共
に音声多重のモードを識別する情報も記録し、再生時に
その音声多重のモードの連続した時間的長さからCM部
分であるか否かを判定することでCM部分を再生せず、
本編部分のみを連続して再生する、あるいはCM部分は
自動的に早送り再生することを特徴としたCMスキップ
機能を有する映像記録再生方法、及び映像記録再生装置
であり、以下、それらの発明について好ましい実施例に
より説明する。
【0019】図1は、その実施例の関わる映像記録再生
装置40を示す概略ブロック図である。まず、映像記録
再生装置40の全体概略構成、及びその動作について説
明する。この映像記録再生装置40は空中線より入来す
る所定の音声モードで放送されるテレビジョン信号を受
信し、受信した信号を符号化するエンコーダ部50と、
そのエンコーダ部50から供給される信号をハードディ
スクに記録し、またハードディスクに記録された信号を
再生する記録再生部60と、その記録再生部60で再生
された信号をデコードし、デコードして得られた信号を
モニタTV90に供給するデコーダ部70とより構成さ
れる。
【0020】次に、この装置における各部の構成につい
て詳述説明する。まず、エンコーダ部50はTV放送を
受信し放送されている番組の映像信号及び音声信号を出
力するTVチューナ51と、その映像及び音声のアナロ
グ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器54と、
そのデジタルに変換された信号を例えばMPEG−2方
式で符号化されたビットストリームに変換するMPEG
−2エンコーダ55、及びそのTVチューナ51より信
号が供給され、受信している番組の音声モード信号を復
号する音声モード復号器52とより構成される。
【0021】記録再生部60は、エンコーダ部50より
供給されたビットストリームを複数のクラスタ領域に格
納して記録するための分割を行い、その分割したビット
ストリームに後述のクラスタヘッダを付加するクラスタ
ヘッダ付加手段61と、クラスタヘッダが付加されたビ
ットストリームを記録し、また記録されたビットストリ
ームの信号を再生するハードディスク63と、ハードデ
ィクス63を再生して得られた信号よりクラスタヘッダ
を除去し、除去して得られる信号をデコーダ部70に供
給するとともに、音声モード信号情報などを含むクラス
タヘッダに格納された情報をデコーダ部70のCPU7
3に供給するクラスタヘッダ取得/除去手段67、及び
そのCPU73から供給される制御命令に応じてハード
ディスク63の記録、再生の動作を制御する書き込み読
み出し制御手段65より構成される。
【0022】デコーダ部70は、記録再生部60より供
給されたMPEG−2ビットストリームを復号するMP
EG−2デコーダ72と、デジタルビデオ信号をアナロ
グビデオ信号に変換するD/A変換器78と、リモコン
95が視聴者により操作されて発せられた信号を受信す
るリモコンインタフェース85と、CM部(コマーシャ
ルメッセージ部)を除いて番組本編のみの再生動作を行
うための記録再生部60の制御動作を行なう前述のCP
U73とより構成され、そのCPU73はそれを動作さ
せるプログラムを格納するROM74、及びその演算に
関るデータを格納するRAM75が接続されている。
【0023】ここでCPU73は、供給された音声モー
ド信号を後述の方法により、現在受信し記録中のビット
ストリームの信号が番組本編部分の信号であるか、挿入
されたCM部分であるかを解析し、CM部分であると判
定されたときは記録されたCM部の再生を行わなくする
ための制御を行う。また、CPU73は、CM部である
と解析された情報をハードディクス63に記録し、ハー
ドディクス63の再生を行うときはその解析されたCM
部に係る情報を用い、CM部を再生せずに本編部のみを
再生するように書き込み読み出し制御回路65を制御す
る。
【0024】この、CM部であると解析された情報、あ
るいはCM部の解析を行なうための音声モード信号情報
のハードディスク63への記録は、MPEG(Moving P
icture Experts Group)−2ビットストリームのGOP
(Group of Pictures)を管理するFAT(File alloca
tion table)領域に行なう方法、ないしはビットストリ
ームをクラスタ領域毎に分割して記録する場合のクラス
タヘッダに挿入して記録する方法などがあり、いずれの
方法によってもCM部を検出し、検出されたCM部をス
キップして再生するための動作を行うが、ここではクラ
スタヘッダに挿入して記録する場合の例について述べ
る。
【0025】図2に、MPEGにより規定されるMPE
GビットストリームにおけるGOPの信号を、ハードデ
ィスクのクラスタに分割して記録するときの信号の関係
を示す。MPEGビットストリームは、このようにして
ハードディスクのクラスタ領域に分割されて記録される
が、クラスタヘッダの情報を基に分割されて記録された
信号を元の順に再生し、再生して得られた信号よりクラ
スタヘッダ部分を除去すれば、分割される前のビットス
トリームと同じ信号を得ることが出来るため、1つのク
ラスタ領域に格納できない大容量のデジタルビデオ信号
も、クラスタ領域でデータ管理のなされるハードディス
クに記録し、再生することが出来る。
【0026】次に、そのクラスタヘッダに記録されるク
ラスタヘッダ信号について述べる。図3は、そのクラス
タヘッダに格納されるクラスタアドレスなどのクラスタ
ヘッダ信号について示したものであり、クラスタヘッダ
には記録されるビットストリームの直前のビットストリ
ームのクラスタアドレス値、このクラスタに続いて記録
される直後のクラスタアドレス値、そしてこのクラスタ
に記録されるビットストリームの音声信号の音声モード
がモノラルか、ステレオ放送か、2ヶ国語放送であるか
を示す音声モード信号に対応する値、およびそのクラス
タの空き状態の信号が記録される。
【0027】音声モードを記録する領域には、例えばモ
ノラル音声は0、ステレオ音声は1、2ヶ国語音声は2
が記録されるが、このクラスタヘッダは、受信されるビ
ットストリームの本編部及びCM部の両者を記録してお
り、クラスタヘッダの直前のクラスタと直後のクラスタ
のアドレス値により結合されるクラスタの連鎖は、ビッ
トストリームがクラスタ0、2、3、10、11とつな
がって記録されており、クラスタ0、2、11の音声モ
ードは2ヶ国語音声モードであるが、クラスタ3と10
はステレオ音声モードとなっている。
【0028】ここで、CPU73は供給される音声モー
ド情報の解析を行い、時間の経過とともに本編部及びC
M部の解析を行い、クラスタの3と10がCM部である
と判明したとき、CPU73はクラスタヘッダの内容
を、本編部を連続して再生する様に書き替える。
【0029】図4に、書き替えられたクラスタヘッダの
内容を示す。同図において、クラスタ2のクラスタヘッ
ダは直後のクラスタが11に書き替えられ、クラスタ1
1のクラスタヘッダは直前のクラスタは2に書き替えら
れ、またクラスタ3と10のクラスタヘッダは空きの状
態に書き替えられている。
【0030】この書き替えられたクラスタヘッダに基づ
くビットストリームの再生は、クラスタ3、10を飛ば
して0、2、11のように本編部が再生されるととも
に、クラスタ3と10は空き状態とされ、つぎの新しい
ビットストリームの記録に供される。また、空きクラス
タにおける音声モードは−3とされている。
【0031】このようにして、CPU73は受信される
音声モードをもとに番組の内容を解析し、本編部とCM
部の認識ができたときは、その認識された情報を基にク
ラスタヘッダの記録内容を書き替えて、記録されたCM
部の再生を行わなくするためのクラスタヘッダに修正す
る。
【0032】すなわち、クラスタヘッダは、そのクラス
タヘッダの次に再生すべきクラスタヘッダの位置情報を
有しているため、CPUはCM部の記録されるクラスタ
ヘッダを飛ばして再生するためのクラスタヘッダ情報に
書き替えると共に、CM部が記録されていたクラスタヘ
ッダには新たなビットストリームの信号が記録できるよ
うに空きである情報を記録するものである。
【0033】以上、CPU73が受信される番組の本編
部とCM部とが認識されたときの動作について、クラス
タヘッダを用いて情報記録媒体に記録する方法について
述べたが、CM部を飛ばして再生する方法は、CPU7
3に接続されるRAM75にCM部の記録されるクラス
タのアドレス値を格納しておき、その格納されているク
ラスタアドレスのクラスタのデータを読み飛ばすように
してCM部の再生を行わないようにしても良い。
【0034】また、CPU73により解析されたCM部
に関する記録情報は、クラスタヘッダに記録する方法の
ほかに、例えばFATの領域に、例えばディスクに記録
されるビットストリームの管理情報とともに、所定の場
所にまとめて記録する方法によってもよい。そして、そ
のCM部に関する記録情報をまとめて記録する方法は、
クラスタヘッダアドレスとそのクラスターヘッダに記録
される音声モード情報、ないしはCM部情報をテーブル
の形で記録すればよい。
【0035】このようにしてなされる、解析されたCM
部に関する記録情報をまとめて情報記録媒体に記録する
方法は、少ないアクセス回数でそのCM部情報を得るこ
とができる利点がある。つぎに、前述のCPU73が本
編部とCM部を認識するための手法について更に詳述す
る。
【0036】図5に、テレビジョン地上波放送で映画番
組を放送するときの放送番組の例を示す。同図におい
て、この番組の本編の音声モードが二カ国語であるの
で、ステレオ放送の部分をCM部分として認識すること
ができるため、CM部と本編部の識別ができ、そのCM
部をスキップして再生する、いわゆるCMスキップ再生
機能を働かせることができる。
【0037】図6に、本編がステレオ音声モードによる
放送番組による例を示す。この例では、本編がドラマや
バラエティーなどのステレオ音声モードの番組であるた
め、この音声モードだけでは放送内容が本編部なのか、
CM部なのかを判断することができなく、このような番
組を、従来のVTRでCMカット機能を動作させて録画
するときは、同図において2分間のCMが終わり本編が
開始されてもその個所が認識できなく、本編部の録画は
開始されない不具合が生じることとなる。
【0038】そのようなときは、一般に日本のテレビジ
ョン放送のCM放送時間が例えば5分以上連続して放送
されることはまれであるので、従来のVTRはその程度
の時間を上限としてCMカットの機能を解除するように
している。
【0039】しかし、そのようなCMカットの機能を解
除する機能を有するVTRの場合でも録画開始時刻から
5分間の放送は録画されなく、本編の最初の部分の録画
がなされない課題は解決されない。図7に、本編がステ
レオ音声モードである放送番組による例を示す。
【0040】とくに、近年、放送の開始直後に見逃した
くない内容を盛り込んで視聴者を引きつける演出が多く
行われるようになってきており、そのためにCMを放送
枠の先頭ではなく、所定の時間が経過してから挿入する
例も増えており、そのような演出を含む番組が、この例
のようになされるとき、CMカット機能をオンにして録
画すると、CM部分と判断して録画しない部分の長さの
上限を5分としているVTRでは、先頭の5分間がまる
まる録画されないばかりでなく、CM部分より録画が開
始されるような不都合な動作を行なうこととなる。
【0041】これらの番組例のように、本編がステレオ
放送の場合はCMカット機能が働かないので、録画予約
をするときにCMカット機能を働かせてはいけないにも
かかわらずCMカット機能を働かせたことに基づく誤動
作であるが、そのような誤操作を行った場合にでも、録
画を目的とする本編の録画がなされるようにする方が好
ましいのは当然である。
【0042】ここでは、そのような本編部とCM部の識
別が難しい場合の本編部及びCM部の記録、再生の動作
について、すなわち番組本編部の先頭部分を含めて全て
の番組を記録し、再生時にCM部をスキップして再生す
るためのランダムアクセスが可能である円盤型記録媒体
を用いる映像記録再生装置を実現するための方法、及び
その装置の構成について述べる。
【0043】図8に、本編が二カ国語放送である番組の
例をCMスキップ機能を用いて録画するときの動作例に
ついて示す。同図において、の番号を付して示す録画
開始時において放送内容がステレオ音声モードであると
きであっても、この装置は通常通りの録画を開始する。
ここで開始される録画は、直接ディスクメディアに行っ
ても良く、また他の一時記憶装置に行い、所定時間経過
後にディスクメディアにその内容をコピーするようにし
てもよい。
【0044】すなわち、記録するディスクメディアとし
てHDD及びDVD−RAMの両者を用いるような複合
型の記録メディアを用いるレコーダーでは、最初にHD
Dに書き込んだ後に、その信号が本編であると判明した
後にDVD―RAMメディアにHDDに記録した内容を
コピーする方法である。このように、中間的な記憶媒体
に映像信号を一時記憶するか否かは設計事項であり、開
発される記録機の仕様に合わせて複合型の記録メディア
を採用するか否かを定めればよい。
【0045】このようにして録画を開始し、例えば2分
経過後に本編が開始され、音声モードが二カ国語に変わ
ったとき、即ちの時点で録画したの部分はCMであ
ることが認識できるので、その認識された時点での録
画した部分がCM部であるという情報を記録する。記録
する場所は前述のクラスタヘッダに記録する外に、例え
ばビットストリームで構成される映像信号を管理してい
るFATに、あるいは映像信号がMPEG−2方式によ
る圧縮符号化されている信号の場合はそのGOPのデー
タを管理するGOPヘッダーに記録してもよい。
【0046】すなわち、ランダムアクセスが可能である
円盤状記録メディアの、例えばFATにCM部が記録さ
れる位置情報を記録しておき、映像と音声のストリーム
本体とは別にその位置情報を先行して読み出せれば、そ
の番組を再生する際、前述の図8において、を再生す
る前にCMと思われる部分を全く再生しないでの本編
部分から再生することができるため、同様にからの
CM部についてもから開始される部分を再生せずに、
から開始される本編部を直ちに再生することを可能
する特徴を持たせられる。
【0047】このときの、映像信号をMPEG−2ビッ
トストリームに変換して記録する映像記録装置におい
て、記録する媒体にランダムアクセスが可能である円盤
型記録媒体を使用するような場合は、2分間程度のCM
部が記録されるビットストリームの部分を瞬間的にジャ
ンプして再生することは技術的に十分可能であり、そし
てまた記録媒体から読みだされるビットストリームの転
送速度が低く、ジャンプした位置より読み出したビット
ストリームの映像信号復号に時間がかかる場合などは、
ジャンプして再生するまでの時間に表示画像を数フレー
ム分フリーズさせておき、そのフリーズ画面をモニタT
V90に表示するような再生方法も可能である。
【0048】CM部の再生方法については、CM部をジ
ャンプして再生するときは瞬間的にジャンプさせるので
はなく、15倍速や30倍速といった速度で早送り再生
させる方法もある。すなわち、MPEG−2で記録され
るビットストリームは、通常15フレームごとにイント
ラ画像が記録されており、そのイントラ画像を再生する
ことにより15倍速の高速再生画像を得ることができ
る。
【0049】そのようにして高速再生を行なうとき、視
聴者はCM部を飛ばしていると認識できるし、視聴者の
関心あるCMならばリモコン操作などによって通常再生
速度にして見ることもできるなど、再生方法としては合
理的であるとも言える。
【0050】いずれの場合も、このCM部と判定される
部分をどのように表示するかは設計事項であり、本実施
例ではそれを実施するためのいくつかの方法について示
したが、それらは、記録されたビットストリームを再生
するときに、その受信されて、記録されたビットストリ
ームの音声多重モードの種類にかかわらず、そのモード
による番組の継続時間を知ることによって、番組が本編
部か、CM部なのかの判断ができ、その判断によって上
述のような記録信号の再生、モニタTVへの表示を行な
うものである。
【0051】以上、情報記録媒体に記録される音声モー
ドの情報を用いてCM部を検出し、検出されたCM部を
スキップして行なう情報記録媒体の再生方法について述
べたが、このときのCM部が記録される場所の情報は、
映像、音声信号が記録されるビットストリームの記録領
域とは別の領域に、音声多重のモードを識別する情報を
記録しておく方法があり、その方法について述べる。
【0052】すなわち、一般的に映像、音声信号を記録
するビットストリームはそのデータ量が大きいので、そ
の映像音声ビットストリームの中に番組の識別情報を埋
め込んで記録するときは、その記録された番組の識別情
報を得るために記録媒体上の広範囲にわたる領域のデー
タを読み出す必要がある。
【0053】番組の識別情報は、その情報自体のデータ
量は大きくなく、またデータを読み出す回数も多くない
ため、記録媒体の別領域に必要な情報のみをまとめて記
録しておいた方が、その情報を短時間で読み出して記録
媒体の再生制御を行なうことができるため、再生制御に
対して効率が良い。
【0054】例えば、MPEG−2方式で圧縮符号化さ
れたビットストリームのランダムアクセスを行なうため
に、GOPに関する情報などをストリームとは別領域で
ある、例えばFAT領域に記録することも可能であるの
で、GOPのデータを管理する情報の中に、音声多重の
モードを識別する情報を入れて記録する方法がある。
【0055】このように、音声多重モード信号、あるい
は番組が本編部であるかCM部であるかの識別信号を、
情報記録媒体のどの領域に記録するか、記録するときの
データのまとめ方、その信号フォーマットについては前
述の様に多くの方法があり、これらの方法うちのどの方
法によるかは設計事項であり、本実施例の説明ではその
詳細についての説明を省略するが、情報記録媒体はラン
ダムアクセス性に優れた媒体であるので、映像、音声信
号の符号化されたビットストリームの再生に先立って音
声多重のモード情報を読み出せれば、それが継続する時
間から本編部であるか、CM部分であるかの判定がで
き、その情報を基にして目的とする情報記録媒体の再生
を行なうことが出来る。
【0056】以上、映像記録再生装置が、受信される音
声多重信号のモードを識別する情報をそのまま記録し、
それを映像、音声信号を圧縮符号化したビットストリー
ムの信号を再生する時に、そのモード識別情報を参照し
てその信号が本編部であるかCM部かどうかを判定する
場合の構成にについて述べたが、予めモード識別情報よ
り番組信号が本編部であるかCM部であるかの番組種別
の判定がなされているときは、判定された番組種別信号
と共に映像、音声を圧縮符号化したビットストリームを
記録し、その記録されたCM部識別情報を用いることに
より目的とする本編部の信号を短時間でアクセスして再
生することができる。
【0057】このようにして、本編部とCM部よりなる
番組情報のうち本編部を主体とし、CM部はスキップ再
生、ないしは高速再生を行い得るが、その反面、番組送
出側ではCM部を視聴者に視聴してもらう希望を有して
おり、視聴者によってもCM部の視聴を希望する場合が
ある。そのような要求のために、CM部をスキップして
再生する機能と、CM部をスキップせずに再生する機能
とを選択するために、自動CM部スキップ機能をオン、
オフする切り換え機能を設ける方法がある。
【0058】その自動CM部スキップ機能がオフの状態
であり、視聴中にCMが始まったときに、視聴者が例え
ばリモコンなどでCMスキップボタンを操作したとき
に、本実施例の装置が再生中の場所がCM部分だと判定
できるときはCM部のスキップ再生を行い、CM部分と
判定できないときは本編部としての再生を行なうように
する。
【0059】すなわち、前述の図8におけるとの間
のCM部分と判定される個所でCMスキップボタンの操
作が行なわれたときはCM部をスキップし、の本編部
でCMスキップボタンの操作が行なわれたときは特にス
キップ再生は行わず、本編部の通常速度による再生を継
続するようにする。
【0060】しかし、図9に示すように本編部がステレ
オ音声モードで受信され、記録された番組を再生してい
る場合は、CM部が再生されているときなどにCMスキ
ップボタンの操作が行なわれたときは、特にスキップ操
作が行われなく、CM部の通常速度による再生が継続さ
れ、視聴者がCMスキップボタンを操作しているにもか
かわらず通常速度による再生が継続されていることとな
り、そのCMスキップボタン操作時の動作はボタン操作
者の意図に相応しくないこととなる。
【0061】そこで、このように自動でスキップ再生で
きないときは、その代わりに、例えば15秒乃至は30
秒などの予め設定された時間分だけ番組をスキップして
再生する方法がある。
【0062】このスキップ動作は、前述のように瞬間的
にCM部をスキップする方法と、CM部をある速い速度
で早送りしつつ再生する場合の両者があり、例えば、C
Mスキップボタンの1回押しで15秒、2回押しで30
秒分の番組を高速早送りするようにする。
【0063】すなわち、CMスキップボタンを1回押す
ことにより高速早送りが開始され、直ちに2回目を押す
と30秒の高速早送りになるようにし、また再生速度は
最初の15秒間分の番組は瞬間的なジャンプによるスキ
ップ再生とし、2回目を押した時点で次の15秒分の番
組は、その内容が確認できる程度の高速ビジュアルサー
チで再生する方法である。
【0064】このように高速再生の速度を最初に早く、
後ではビジュアルサーチにすることにより、CM部が終
了して本編部が開始される場合などは、視聴者はその本
編部が開始したことの認識がし易くなり、音声モードの
違いなどによりCM部を認識できない場合の番組の再生
としては使い勝手の良いものとなる。
【0065】なお、このようなスキップ再生と、ビジュ
アルサーチに対する例えば1回のCMスキップボタンに
より番組をスキップする時間間隔の設定、スキップ再生
速度とビジュアルサーチの再生速度、及び複数回のCM
スキップボタン操作に対するサーチ速度のスキップから
高速ビジュアル再生に移る高速再生速度の設定は、受信
される放送の本編部に挿入されるCM部の頻度、時間間
隔の平均的な値に応じて適当な値に設定する。
【0066】このようにして、CM部の高速サーチによ
りCM部のスキップを行なうが、本編部を過ぎてスキッ
プしたときなどはその本編部のはじめの部分まで逆スキ
ップにより例えば中速逆サーチなどにより戻り、本編部
の再生を開始する方法があり、そのための操作を行うた
めの逆スキップボタンを設ける方法もある。その場合、
視聴者はスキップボタンと逆スキップボタンを操作しつ
つ希望する個所の番組を捜し当てて再生を行なうように
できる。
【0067】このような操作は、前述の図9に示したC
M部と本編部の音声モードが同一であり、CM部の検出
を出来ないときの動作であるが、前述の図8に示したよ
うなCM部を認識できる場合は、本編部再生中にCMス
キップボタン操作がなされたときに、その本編部の最初
の位置より再生するようにする機能を持たせることがで
きる。
【0068】そのときの、本編部の最初の位置をサーチ
して再生する機能は、例えばその本編部の再生を開始し
て3分以内の位置を再生中の時にのみこの機能が有効に
なるような時間設定をしておくと、視聴者がCMが開始
されたときに席を立ち、本編部が開始された後に視聴位
置に戻ったときなどにでも、本編部の最初から再生し直
しができる便利な機能である。
【0069】以上、HDDやDVD−RAM、DVD−
RWなどのランダムアクセスが可能な円盤型記録メディ
アに映像、音声を記録する装置において、再生時にCM
部をスキップする方法、およびその装置について述べた
が、そのときのCM部の検出は、放送されて受信される
信号の音声モードにより行なっているが、本編部とCM
部の音声モードが同じである場合と、異なる場合とにつ
いて述べた。
【0070】また、ここに述べた実施例では放送番組送
出者側で定めて放送される音声多重のモードの違いを用
いてCM部か本編部かを識別しているが、その他にも例
えば映像信号とともに伝送される文字コードなどの補助
信号、その他の情報を用いて行う方法でも良く、CM部
と本編部で異なる種類の情報が付加される放送波を受信
し、その異なる種類の情報によってCM部を認識するこ
とができれば、その情報を用いてCMスキップ機能を搭
載する映像記録再生装置を実現することができる。
【0071】しかし、直接的にCM部情報が受信される
場合を除いて、絶対的に確実にCM部を認識できる方法
がない以上、予め全ての受信される番組を記録し、その
後にCM部とされる部分の判定を行い、判定結果がCM
部であるとされた後にCM部の再生をスキップするよう
に行うCMスキップの方法は、そのCM部分の判定方法
の如何にかかわらず適用が可能なものであり、上述のよ
うに誤動作の少ないCMスキップの手法を提供すること
ができるものである。
【0072】以上のように、CMスキップ機能を搭載す
る映像記録再生装置40について、記録機能を有するエ
ンコーダ部50、記録再生部60と再生機能を有するデ
コーダ部70とを一体化した記録再生装置として述べた
が、エンコーダ部50と記録再生部60とを1つにまと
めて映像信号記録装置としてもよく、また記録再生部6
0とデコーダ部70とを1つにまとめて映像信号再生装
置として構成する方法もある。
【0073】さらに、これらの映像記録装置、および映
像再生装置の設置場所は離れた場所であってもよく、例
えば映像記録装置の機能は家庭内のホームサーバーに設
置され、また映像再生装置はモニタテレビの設置される
部屋ごとに、セットトップボックスの機能として搭載
し、設置する方法でもよい。
【0074】この場合、例えば映像記録装置はビットス
トリーム送出装置として、映像再生装置はビットストリ
ーム受信端末として動作し、両者は高速無線LAN、あ
るいはホームLANなどにより結合され、双方向通信を
行いながら円盤型記録媒体に記録される映像信号情報が
各部屋にいる視聴者からの操作命令により、目的とする
ビットストリームが視聴者の前に設置されるモニタTV
に結合される受信端末に供給され、復号されたビデオ信
号が表示されるようになされる。
【0075】このように、離れた場所に送信端末と受信
端末を設置し、通信手段で結合して動作させる場合は、
複数の送信端末と、複数の受信端末がネットワークで結
合されて動作させるように構成することができる。
【0076】また、放送波を受信して記録する装置につ
いて述べたが、伝送の形式は電波によるほか同軸ケーブ
ル、光ケーブルを用いるCATV、更には電話線を用い
るxDSL、ISDNによるインターネット放送であっ
ても構わない。
【0077】そのときは動画による配信のみならず、音
声のみの情報による伝送、またコンピュータ用ゲームプ
ログラム、静止画情報など、これらのコンテンツの配信
中にCMが挿入され、そのCMの挿入に対応するモード
信号があるときは、ここに開示した技術を用いてCMス
キップを行なうことが出来る。
【0078】以上、MPEG−2方式を例としてクラス
タヘッダの構成を説明したが、圧縮符号化の方法はこれ
に限らず、俗にモーションJPEGと呼ばれるフレーム
内符号化による方法、あるいはMPEG−4方式、MP
EG−7方式、これから規格化の開始されるMPEG−
21方式、その他フラクタルの圧縮手法を用いるものな
どであってもよい。
【0079】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、本編部及
びCM部で構成される番組と、その番組と同時に受信さ
れる例えば音声モード信号を情報記録媒体に記録し、そ
の記録されたモード信号を再生し、再生されたモード信
号のモード継続時間を調べることにより記録された番組
のCM部を特定し、特定されたCM部番組情報をもとに
CM部の再生をスキップして、本編部のみを再生するよ
うにするため、本編部とCM部が異なるモードで受信さ
れるときは本編部のみの再生を行い、仮に本編部とCM
部が同一のモード信号により受信される場合でも、誤っ
てその番組の最初の部分の記録を行わないような誤作動
をすることのない映像信号の記録再生方法を提供できる
効果がある。
【0080】また、請求項2記載の発明によれば、予め
記録された受信モード識別信号のCM部情報信号に対応
モード信号の継続時間を調べることにより記録媒体が円
盤状記録メディアの場合には、そこに記録された番組信
号のうちのCM部を特定することができるため、この情
報記録メディアに記録された番組情報の再生は、CM部
を再生することなくCM部のスキップ再生を行うことが
できるため、本編部のみをスムーズな繋がりで再生する
CM部をスキップ再生する映像信号の記録再生方法を提
供できる効果がある。
【0081】さらに、請求項3記載の発明によれば、本
編部及びCM部で構成される番組と、その番組と同時に
受信される例えば音声モード信号を情報記録媒体に記録
し、その記録されたモード信号を再生し、再生されたモ
ード信号のモード継続時間を調べることにより記録され
た番組のCM部を特定し、特定されたCM部番組情報を
もとにCM部の再生をスキップして、本編部のみを再生
するようにするため、本編部とCM部が異なるモードで
受信されるときは本編部のみの再生を行い、仮に本編部
とCM部が同一のモード信号により受信される場合で
も、誤ってその番組の最初の部分の記録を行わないよう
な誤作動をすることのない映像信号の記録再生装置を構
成できる効果がある。
【0082】そして、請求項4記載の発明によれば、予
め記録された受信モード識別信号のCM部情報信号に対
応モード信号の継続時間を調べることにより情報記録メ
ディアに記録された番組信号のうちのCM部を特定する
ことができるため、この情報記録メディアに記録された
番組情報の再生は、CM部を再生することなくCM部の
スキップ再生を行うことができるため、本編部のみをス
ムーズな繋がりで再生するCM部をスキップ再生する映
像信号の記録再生装置を構成できる効果がある。
【0083】そしてまた、請求項5記載の発明によれ
ば、自動的にCM部のスキップを行いながら再生する自
動CM部スキップ機能を搭載し、またその自動CM部ス
キップ機能の動作、非動作を設定する機能を有し、さら
に手動によりCM部をスキップする操作手段を有する映
像記録再生装置の場合、予め記録された受信モード識別
信号を再生しCM部情報信号に対応モード信号の継続時
間を調べることにより情報記録メディアに記録された番
組信号のうちのCM部を特定することができるため、そ
の自動CM部スキップ機能が非動作とされるときであ
り、且つCM部スキップ操作が手動によりなされたとき
は、予め調べられたCM部の記録位置をスキップ再生す
ることができるため、スムーズな動作で再生中のCM部
をスキップ再生する映像信号の記録再生装置を構成でき
る効果がある。
【0084】さらに、請求項6記載の発明によれば、自
動的にCM部のスキップを行いながら再生する自動CM
部スキップ機能を搭載し、またその自動CM部スキップ
機能の動作、非動作を設定する機能を有し、さらに手動
によりCM部をスキップする操作手段を有する映像記録
再生装置の場合、予めCM部情報信号に対応するモード
信号の継続時間を調べることによりCM部を認識し、認
識されたCM部識別信号を情報記録メディアに記録して
おくため、その情報記録メディアに記録された番組信号
の再生を行なうに当り、その自動CM部スキップ機能が
非動作とされるときに、CM部スキップ操作が手動によ
りなされたときは、予め調べられたCM部の記録位置を
スキップして再生することができるため、スムーズな動
作で再生中のCM部をスキップ再生する映像信号の記録
再生装置を構成できる効果がある。
【0085】さらにまた、請求項7記載の発明によれ
ば、特に、前記CM部スキップ操作手段が手動によりな
されたときに、前記信号再生手段が前記CM部情報信号
に続く前記本編部情報信号を再生しているときは、その
本編部情報信号が記録される最初の位置にスキップして
再生を行なうことができるため、本編部の再生がすでに
開始されているときにでもその本編部の最初の位置より
再生を行なうことができる映像信号の記録再生装置を構
成できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る映像記録再生装置のブロ
ック図である。
【図2】本発明の実施例に係る記録領域におけるクラス
タヘッダとクラスタの関係を示す図である。
【図3】記録済みビットストリームの繋がりをクラスタ
ヘッダにより示したモデル図である。
【図4】本発明の実施例に係るCMスキップ処理が行わ
れたクラスタヘッダのモデル図である。
【図5】本発明の実施例に係る異なる音声モードで受信
されるCM部と本編部の時間関係を示した図である。
【図6】本発明の実施例に係る同一の音声モードで受信
されるCM部と本編部の時間関係を示した図である。
【図7】本発明の実施例に係る同一の音声モードで受信
され、本編部より受信が開始される番組の時間関係を示
した図である。
【図8】本発明の実施例に係るCM部と本編部の時間関
係、及びそのCMスキップ処理について説明するための
図である。
【図9】本発明の実施例に係るCM部と本編部の時間関
係、及びそのCMスキップ処理を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
40 映像記録再生装置 50 エンコーダ部 51 TVチューナ 52 音声モード復号器 54 A/D変換器 55 MPEG−2エンコーダ 60 記録再生部 61 クラスタヘッダ付加手段 63 ハードディスク 65 書き込み読み出し制御手段 67 クラスタヘッダ取得/除去手段 70 デコーダ部 72 MPEG−2デコーダ 73 CPU 74 ROM 75 RAM 78 D/A変換器 85 リモコンインタフェース 90 モニタTV 95 リモコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 27/10 H04N 5/93 Z H04N 5/76 5/91 Z 5/91 G11B 27/02 K Fターム(参考) 5C052 AA03 AB02 AC05 CC11 DD04 DD06 EE03 5C053 FA14 FA23 GB06 GB11 GB38 HA21 HA24 JA03 JA24 LA06 LA07 5D044 BC01 BC02 CC03 CC04 FG18 FG23 5D077 AA08 AA22 AA23 BA08 CA02 DC22 DC23 DE02 DE11 DF01 5D110 AA13 AA14 AA27 AA29 CA54 DA12 DB05 DC06 DE06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】番組の本編部を構成する本編部情報信号
    と、前記番組のコマーシャルメッセージ(CM)部を構
    成するCM部情報信号と、前記本編部情報信号及び前記
    CM部情報信号の各受信モードを前記番組の内容に応じ
    てそれぞれ識別するための受信モード識別信号と、を含
    んでなる番組情報を受信し、受信して得られる前記本編
    部情報信号及び前記CM部情報信号を情報記録媒体に記
    録し、その記録した信号の再生は前記CM部情報信号を
    除いて前記番組情報信号を再生するようになすCMスキ
    ップ再生機能を有する映像記録再生方法において、 受信して得られる前記本編部情報信号、前記CM部情報
    信号、及び受信モード識別信号を前記情報記録媒体に記
    録する第1のステップと、 その第1のステップで前記情報記録媒体に記録された前
    記各信号のうち少なくとも受信モード識別信号を再生し
    て得る第2のステップと、 その第2のステップで得られた前記受信モード識別信号
    が識別する複数の前記受信モードのうち、前記CM部情
    報信号に対応する受信モードとして継続して識別される
    時間を解析し、その解析した時間間隔を基に前記CM部
    情報信号が記録された場所を特定する第3のステップ
    と、 その第3のステップで特定された前記CM部情報信号の
    記録される部分の再生速度を高速にし、又はその部分の
    再生をスキップし、前記情報記録媒体より前記本編部情
    報信号を再生する第4のステップとを少なくとも有する
    ことを特徴とする映像記録再生方法。
  2. 【請求項2】番組の本編部を構成する本編部情報信号
    と、前記番組のコマーシャルメッセージ(CM)部を構
    成するCM部情報信号、及び前記本編部情報信号と前記
    CM部情報信号の各受信モードを前記番組の内容に応じ
    てそれぞれ識別するための受信モード識別信号とを含ん
    でなる番組情報を受信し、受信して得られる前記本編部
    情報信号及び前記CM部情報信号を情報記録媒体に記録
    し、その情報記録媒体に記録された信号の再生は前記C
    M部情報信号を除いて前記番組情報信号を再生するCM
    スキップ再生機能を有する映像記録再生方法において、 受信して得られる前記受信モード識別信号が識別する複
    数のモード情報のうち、前記CM部情報信号に対応する
    受信モードとして継続して識別される時間を解析し、そ
    の解析した継続時間を基に前記CM部情報信号が受信さ
    れる時間を判定してCM部判定信号を得る第1のステッ
    プと、 その第1のステップで得られたCM部判定信号、受信し
    て得られる前記本編部情報信号、及び前記CM部情報信
    号を前記情報記録媒体に記録する第2のステップと、 その第2のステップで記録された前記情報記録媒体を再
    生し、少なくとも前記CM部判定信号を得る第3のステ
    ップと、 その第3のステップで得られた前記CM部判定信号を基
    に、前記CM部情報信号の記録される部分の再生速度を
    高速にし、又はその部分の再生をスキップし、前記情報
    記録媒体より前記本編部情報信号を再生する第4のステ
    ップとを少なくとも有することを特徴とする映像記録再
    生方法。
  3. 【請求項3】番組の本編部を構成する本編部情報信号
    と、前記番組のコマーシャルメッセージ(CM)部を構
    成するCM部情報信号、及び前記本編部情報信号と前記
    CM部情報信号の各受信モードを前記番組の内容に応じ
    てそれぞれ識別するための受信モード識別信号とを含ん
    でなる番組情報を受信し、受信して得られる前記本編部
    情報信号及び前記CM部情報信号を情報記録媒体に記録
    し、その記録した信号の再生は前記CM部情報信号を除
    いて前記番組情報信号を再生するようになすCMスキッ
    プ再生機能を有する映像記録再生装置において、 受信して得られる前記本編部情報信号、前記CM部情報
    信号、及び前記受信モード識別信号を前記情報記録媒体
    に記録する信号記録手段と、 その信号記録手段で記録した信号のうち少なくとも前記
    受信モード識別信号を前記情報記録媒体より再生して得
    る信号再生手段と、 その信号再生手段より得られた前記受信モード識別信号
    が識別する複数のモード情報のうち、前記CM部情報信
    号に対応する受信モードとして継続して識別される時間
    を解析し、その解析した継続時間を基に前記CM部情報
    信号が記録される部分を特定するCM部記録位置特定手
    段と、 そのCM部記録位置特定手段により特定された前記CM
    部情報信号の記録される部分の再生速度を高速にし、又
    はその部分の再生をスキップし、前記情報記録媒体より
    前記本編部情報信号を再生する読み出し制御手段とを少
    なくとも具備することを特徴とする映像記録再生装置。
  4. 【請求項4】番組の本編部を構成する本編部情報信号
    と、前記番組のコマーシャルメッセージ(CM)部を構
    成するCM部情報信号、及び前記本編部情報信号と前記
    CM部情報信号の各受信モードを前記番組の内容に応じ
    てそれぞれ識別するための受信モード識別信号とを含ん
    でなる番組情報を受信し、受信して得られる前記本編部
    情報信号及び前記CM部情報信号を情報記録媒体に記録
    し、その記録した信号の再生は前記CM部情報信号を除
    いて前記番組情報信号を再生するようになすCMスキッ
    プ再生機能を有する映像記録再生装置において、 受信して得られる前記受信モード識別信号が識別する複
    数のモード情報のうち、前記CM部情報信号に対応する
    受信モードとして継続して識別される時間を解析し、そ
    の解析した継続時間を基に前記CM部情報信号が受信さ
    れた時間を判定してCM部判定信号を得るCM部判定信
    号生成手段と、 そのCM部判定信号生成手段より得られたCM部判定信
    号、受信して得られる前記本編部情報信号、及び前記C
    M部情報信号を情報記録媒体に記録する信号記録手段
    と、 その信号記録手段で記録された前記情報記録媒体を再生
    し、少なくとも前記CM部判定信号を得るCM部判定信
    号取得手段と、 そのCM部判定信号取得手段より得られた前記CM部判
    定信号を基に、前記CM部情報信号の記録される部分の
    再生速度を高速にし、又はその部分の再生をスキップし
    て、前記情報記録媒体より前記本編部情報信号を再生す
    るためのスキップ読み出し制御手段とを少なくとも具備
    することを特徴とする映像記録再生装置。
  5. 【請求項5】番組の本編部を構成する本編部情報信号
    と、前記番組のコマーシャルメッセージ(CM)部を構
    成するCM部情報信号、及び前記本編部情報信号と前記
    CM部情報信号の各受信モードを前記番組の内容に応じ
    てそれぞれ識別するための受信モード識別信号と、を含
    んでなる番組情報を受信し、受信して得られる前記受信
    モード識別信号と、前記本編部情報信号及び前記CM部
    情報信号と、を情報記録媒体に記録し、その情報記録媒
    体に記録された信号の再生は前記CM部情報信号を除い
    て前記番組情報信号を再生するCMスキップ再生機能を
    有する情報記録媒体を用いる映像記録再生装置におい
    て、 前記情報記録媒体に記録された前記受信モード識別信号
    と、前記本編部情報信号及び前記CM部情報信号と、を
    再生して再生信号を得る信号再生手段と、 前記CMスキップ再生機能の動作、非動作を設定するC
    Mスキップ機能設定手段と、 前記情報記録媒体より所定時間分の記録信号をスキップ
    して再生するための動作を指定する読み出し制御手段
    と、 前記CMスキップ機能設定手段により前記CMスキップ
    再生機能が非動作に設定され、前記読み出し制御手段に
    よりスキップ再生が指定されたときは、前記信号再生手
    段により再生して得られる前記受信モード識別信号をも
    とにCM部判定を行ない、行なわれたCM部判定結果に
    基づいて前記CM部情報信号の記録される部分の再生速
    度を高速にし、又はその部分の再生をスキップし、前記
    情報記録媒体より前記本編部情報信号を再生するための
    スキップ読み出し制御手段とを少なくとも具備すること
    を特徴とする映像記録再生装置。
  6. 【請求項6】番組の本編部を構成する本編部情報信号
    と、前記番組のコマーシャルメッセージ(CM)部を構
    成するCM部情報信号、及び前記本編部情報信号と前記
    CM部情報信号の各受信モードを前記番組の内容に応じ
    てそれぞれ識別するための受信モード識別信号と、を含
    んでなる番組情報を受信し、受信して得られる前記受信
    モード識別信号が識別する複数のモード情報のうち、前
    記CM部情報信号に対応する受信モードとして継続して
    識別される時間を解析し、その解析した継続時間を基に
    生成したCM部判定信号と、前記本編部情報信号及び前
    記CM部情報信号と、を情報記録媒体に記録し、その情
    報記録媒体に記録された信号の再生は前記CM部情報信
    号を除いて前記番組情報信号を再生するCMスキップ再
    生機能を有する情報記録媒体を用いる映像記録再生装置
    において、 前記情報記録媒体に記録された前記CM部判定信号と、
    前記本編部情報信号及び前記CM部情報信号と、を再生
    して再生信号を得る信号再生手段と、 前記CMスキップ再生機能の動作、非動作を設定するC
    Mスキップ機能設定手段と、 前記情報記録媒体より所定時間分の記録信号をスキップ
    して再生するための動作を指定する読み出し制御手段
    と、 前記CMスキップ機能設定手段により前記CMスキップ
    再生機能が非動作に設定され、前記読み出し制御手段に
    よりスキップ再生が指定されたときは、前記信号再生手
    段より得られた前記CM部判定信号に基づいて前記CM
    部情報信号の記録される部分の再生速度を高速にし、又
    はその部分の再生をスキップし、前記情報記録媒体より
    前記本編部情報信号を再生するためのスキップ読み出し
    制御手段とを少なくとも具備することを特徴とする映像
    記録再生装置。
  7. 【請求項7】前記スキップ読み出し制御手段は、前記信
    号再生手段が前記CM部情報信号に続く前記本編部情報
    信号を再生しているときは、その本編部情報信号が記録
    される最初の記録位置にスキップし、その最初の記録位
    置より前記情報記録媒体の前記本編部情報信号を再生す
    ることを特徴とする請求項5、又は請求項6に記載の映
    像記録再生装置。
JP2000136847A 2000-05-10 2000-05-10 映像記録再生方法、及び映像記録再生装置 Pending JP2001320674A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000136847A JP2001320674A (ja) 2000-05-10 2000-05-10 映像記録再生方法、及び映像記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000136847A JP2001320674A (ja) 2000-05-10 2000-05-10 映像記録再生方法、及び映像記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001320674A true JP2001320674A (ja) 2001-11-16

Family

ID=18644726

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000136847A Pending JP2001320674A (ja) 2000-05-10 2000-05-10 映像記録再生方法、及び映像記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001320674A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005124782A1 (ja) * 2004-06-18 2005-12-29 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Avコンテンツ処理装置、avコンテンツ処理方法、avコンテンツ処理プログラムおよびavコンテンツ処理装置に用いる集積回路
US7209637B2 (en) 2000-11-08 2007-04-24 Kabushiki Kaisha Toshiba Image reproducing apparatus having skip function
JP2007234089A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Victor Co Of Japan Ltd 記録再生装置
KR101053699B1 (ko) 2004-06-10 2011-08-02 엘지전자 주식회사 디지털 방송의 녹화장치 및 방법
JP2013223037A (ja) * 2012-04-13 2013-10-28 Fujitsu Ltd 再生装置、再生方法、及び再生プログラム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7209637B2 (en) 2000-11-08 2007-04-24 Kabushiki Kaisha Toshiba Image reproducing apparatus having skip function
KR101053699B1 (ko) 2004-06-10 2011-08-02 엘지전자 주식회사 디지털 방송의 녹화장치 및 방법
WO2005124782A1 (ja) * 2004-06-18 2005-12-29 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Avコンテンツ処理装置、avコンテンツ処理方法、avコンテンツ処理プログラムおよびavコンテンツ処理装置に用いる集積回路
JP2007234089A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Victor Co Of Japan Ltd 記録再生装置
JP2013223037A (ja) * 2012-04-13 2013-10-28 Fujitsu Ltd 再生装置、再生方法、及び再生プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8358910B2 (en) Video signal recording apparatus, video signal reproducing apparatus and video signal recording and reproducing apparatus
JP4448273B2 (ja) 放送番組のコンテント制御
US8285111B2 (en) Method and apparatus for creating an enhanced photo digital video disc
US7046911B2 (en) System and method for reduced playback of recorded video based on video segment priority
KR100982165B1 (ko) 비디오 프로그램용 비디오마크를 제공하는 시스템 및 방법
AU755625B2 (en) Time-shifting apparatus and auto-edit system
US7801420B2 (en) Video image recording and reproducing apparatus and video image recording and reproducing method
JP2007318200A (ja) コンテンツ再生装置およびコンテンツ再生方法
JP2003514418A (ja) 書き換え可能なディスクメディア向けの編集及び共有システム
JP2012054672A (ja) 記録再生装置
WO2006078365A1 (en) Method and apparatus for skipping commercials
JP2001320674A (ja) 映像記録再生方法、及び映像記録再生装置
CN1747037B (zh) 播放节目的记录方法、播放接收装置、及信息记录装置
JP4656481B2 (ja) 録画再生装置、受信装置及び制御方法と制御プログラム
JP2001238176A (ja) 映像信号記録再生方法、映像信号記録再生装置、及び映像信号記録装置
US20050100314A1 (en) Method of recording and reproducing video and audio stream
KR100329229B1 (ko) 재생리스트생성방법
JP3782014B2 (ja) テレビ放送録画再生装置及び情報提供サービスシステム
US20060048204A1 (en) Method of storing a stream of audiovisual data in a memory
JP2006286051A (ja) 記録再生装置
JPH11317058A (ja) 再生装置及び記録再生装置
JP2007336206A (ja) 映像記録装置および映像データ転送装置
JP2002135728A (ja) 録画再生装置
JP3527682B2 (ja) 情報再生装置
JP2012034152A (ja) 記録再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050221

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050405