JPH0832934A - 映像信号記録装置および映像信号再生装置 - Google Patents

映像信号記録装置および映像信号再生装置

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JPH0832934A
JPH0832934A JP6160361A JP16036194A JPH0832934A JP H0832934 A JPH0832934 A JP H0832934A JP 6160361 A JP6160361 A JP 6160361A JP 16036194 A JP16036194 A JP 16036194A JP H0832934 A JPH0832934 A JP H0832934A
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JP
Japan
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signal
video signal
recording
intra
frame
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JP6160361A
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English (en)
Inventor
Yasumasa Kodama
安正 児玉
Noboru Asamiya
昇 浅水屋
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 早送り等の速度にかかわらず、映像記録再生
装置の回転系等を通常の速度で動作させることができる
映像再生装置等を提供する。 【構成】 映像記録再生装置50に早送り操作を行わせ
る旨の制御信号RCが入力されると、制御回路522
は、レコーダ制御信号および再生制御信号を介してレコ
ーダ504および再生回路506を制御し、光磁気ディ
スクからイントラテーブルを読み出させてイントラテー
ブル524に記憶する。つぎに、早送り操作の速度に対
応して、イントラテーブルに記録されたイントラ番号を
間引きして選択し、選択した番号のフレーム信号Ij
読み出す。FIFO回路508は読み出された信号に生
じている無信号領域をなくすように時間軸伸長して映像
信号VRとして映像信号伝送装置20に対して出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば受信側からの指
定により、送信側に記録されている複数の映像の内の所
望の映像を再生させ伝送させる、いわゆるVODシステ
ムに用いられる映像信号記録装置、映像信号再生装置、
映像信号記録再生装置および映像再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ケーブルテレビ局に、映画等の多くの映
像がMPEG方式で記録されている映像信号記録装置を
用意し、視聴者から指定された映像を映像信号記録装置
から再生し、その映像を指定した視聴者に個別に提供す
るVOD(Video OnDemand)システムが
検討されている。VODシステムにおいては、ケーブル
テレビ局の映像信号伝送装置と視聴者の映像信号受信装
置とは、電話回線等の公衆通信網の通信回線を介して接
続される。ケーブルテレビ局の映像信号記録装置を、あ
たかも自分のVTR装置であるかのように操作したいと
いうVODシステムの視聴者からの要望がある。したが
って、VODシステムにおいては、視聴者が自宅にある
受信機を操作して、ケーブルテレビ局の映像信号記録装
置に対して再生開始、早送り、巻き戻し、早巻き戻しお
よび停止等の操作を行うことができるようにしておく必
要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】VODシステムにおい
て、視聴者がケーブルテレビ局の映像信号記録装置に対
して映像の早送りおよび早巻き戻しといった操作を行う
場合、映像信号記録装置から再生される映像信号のデー
タ速度(ビットレート)が速くなってしまうという問題
がある。つまり、映像信号記録装置から再生されるデー
タ速度が速くなった場合、ケーブルテレビ局の映像信号
伝送装置と視聴者の映像信号受信装置を接続する通信回
線の伝送可能なデータ速度(通信回線の容量)を超えて
しまうことがある。
【0004】このような場合、VODシステムにおいて
は、視聴者はケーブルテレビ局の映像信号伝送装置に対
して、自宅のVTR装置に対する操作と異なり、途中の
映像を見ながら早送りおよび早巻き戻等の操作を行うこ
とができなかった。つまり、視聴者は自宅のVTR装置
に対する早送り操作の代わりに、ケーブルテレビ局の映
像信号伝送装置に対して、「何分何秒前あるいは何分何
秒後の映像信号を伝送しろ」という形式(ジャンプ方
式)の操作しかできないという問題がある。
【0005】ジャンプ方式による映像の早送り等の操作
しかできないと、視聴者は途中の映像を見て所望の部分
を探しながら操作することができず、映像の所望の部分
をさがすことが難しいという問題がある。また、視聴者
にとって、このような操作しかできないVODシステム
は、使い勝手がわるいという問題がある。一方、ジャン
プ方式によらずに映像の早送り等の操作を行うことがで
きるようにVODシステムの映像信号記録再生装置を構
成すると、例えば10倍の速度で早送りをする操作がさ
れた場合には、再生する映像信号のデータ速度も速くな
る。このような場合には、映像信号記録再生装置の記録
媒体を回転させる回転系、あるいは、再生された信号を
処理する信号処理系も10倍の速度で動作する必要があ
る。このように、早送りの速さに応じた速さで動作する
回転系および信号処理系の実現は非常に難しく、実現で
きても高価なものになったり、消費電力が極く多いもの
となったりするという問題がある。
【0006】本発明は上述した従来技術の問題点に鑑み
てなされたものであり、VODシステムの視聴者に、ケ
ーブルテレビ局の映像信号伝送装置を、あたかも自宅の
VTR装置のように操作することができて、使い勝手の
よい映像信号記録装置、映像信号再生装置、映像信号記
録再生装置および映像再生方法を提供することを目的と
する。また、本発明は、早送り等の操作を任意の速度で
行うことができ、しかも、早送りの速度にかかわらず、
映像信号記録再生装置の回転系等が通常の速度で動作さ
せることができる映像信号記録装置、映像信号再生装
置、映像信号記録再生装置および映像再生方法を提供す
ることを目的とする。また、本発明は、早送り等の操作
を任意の速度で行うことができ、しかも、このような操
作を安価で低消費電力な装置で実現することができる映
像信号記録装置、映像信号再生装置、映像信号記録再生
装置および映像再生方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の映像信号記録装置は、入力された映像信号を
フレーム内符号化信号およびフレーム間符号化信号を含
むように符号化して符号化映像信号を生成する符号化手
段と、前記符号化映像信号のフレーム内符号化信号それ
ぞれが記録媒体に記録される位置を示す位置データを生
成する位置データ生成手段と、前記符号化手段が生成し
た符号化映像信号、および、前記位置データ生成手段が
生成した位置データを前記記録媒体に記録する記録手段
とを有する。
【0008】好適には、前記記録手段は、前記符号化映
像信号を前記記録媒体に所定の記録フォーマットに従っ
て記録し、前記フレーム内符号化信号を該記録フォーマ
ットの記録単位の先頭から記録する。好適には、前記符
号化手段は、MPEG方式により前記映像信号を符号化
して前記符号化映像信号を生成する。
【0009】本発明の映像信号再生装置は、受信側と伝
送路を介して接続されており、フレーム内符号化信号お
よびフレーム間符号化信号を含むように符号化された複
数の符号化映像信号を記録した記録媒体から、該受信側
により指定された符号化映像信号を再生し、該受信側に
伝送する映像信号再生装置であって、前記受信側から伝
送されてきた制御信号に従って、前記記録媒体を読み出
して前記符号化映像信号の再生、または、前記位置デー
タが示す前記記録媒体の位置の全部または一部を、正方
向または逆方向に読み出して前記フレーム内符号化信号
の再生を行うデータ再生手段と、前記制御信号に従っ
て、前記データ再生手段が再生した信号の無信号部分を
なくすように時間軸伸長を行う時間軸伸長手段とを有す
る。
【0010】好適には、前記符号化映像信号は前記記録
媒体に所定の記録フォーマットに従って記録されてお
り、前記フレーム内符号化信号は該記録フォーマットの
記録単位の先頭から記録されている。好適には、前記符
号化映像信号は、MPEG方式により符号化されてい
る。好適には、前記データ再生手段は、前記記録媒体に
記録された前記位置データを前記記録媒体を読み出し、
前記制御信号に従って、該記録媒体の該位置データが示
す位置の全て、または、該記録媒体の該位置データが示
す位置を間引きして読み出して前記フレーム内符号化信
号の全部または一部を再生する。
【0011】好適には、前記制御信号に従って、前記符
号化映像信号、または、前記伸長手段が時間軸伸長した
フレーム内符号化信号を伝送路を介して前記受信側に伝
送する伝送手段をさらに有する。好適には、前記伝送路
を介して前記受信側から伝送されてきた前記制御信号を
受信する制御信号受信手段をさらに有する。本発明の映
像信号記録再生装置は、上記いずれかの映像信号記録装
置と、上記いずれかの映像信号再生装置とが前記伝送路
を介して接続されている。
【0012】本発明の映像再生方法は、映像信号をフレ
ーム内符号化信号およびフレーム間符号化信号を含むよ
うに符号化した符号化映像信号と、該符号化映像信号の
フレーム内符号化信号それぞれが記録される位置を示す
位置データと記録された記録媒体から所定の信号を再生
する映像再生方法であって、映像信号を通常再生する場
合には、前記記録媒体を読み出して符号化映像信号を再
生し、映像信号を早送りして再生する場合には、前記記
録媒体の前記位置データに示された位置の全部、また
は、該位置を間引きして読み出して該フレーム内符号化
信号を再生し、再生されたフレーム内符号化信号の無信
号部分をなくすように該フレーム内符号化信号を時間軸
伸長する。
【0013】
【作用】本発明の映像信号記録装置の符号化手段は、映
像信号をMPEG方式等のフレーム内符号化信号とフレ
ーム間符号化信号とに符号化して符号化映像信号を生成
する。位置データ生成手段は、符号化映像信号を光磁気
ディスクあるいはハードディスク装置等のランダムアク
セス可能な記録媒体に記録する際に、フレーム内符号化
信号を記録する記録媒体上の位置を示す位置データを生
成する。記録手段は、記録媒体に符号化映像信号と位置
データとを記録する。
【0014】位置データは、例えば映像の早送り再生の
際に用いられる。つまり、早送り再生を行う場合に、位
置データに示された記録媒体の位置を全部、または、早
送りの速度に対応して間引きして読み出し、通常の速さ
で読み出したフレーム内符号化信号を表示する。このよ
うにすると、例えば一般的な早送り再生の際の途中の映
像を表示するのと同等の映像を得ることができるにもか
かわらず、記録媒体から読み出す信号のデータ速度を、
通常の信号再生よりも速くする必要がなくなる。
【0015】本発明の映像信号再生装置のデータ再生手
段は、例えば光磁気ディスク等の記録媒体にMPEG方
式により記録された映像信号を、例えば電話回線の公衆
網といった伝送路を介してVODシステムの視聴者の映
像信号受信装置から送られてきた制御信号に従って、通
常再生の場合には符号化映像信号をそのまま記録媒体か
ら読み出して再生する。また、早送り等の操作を行う場
合には、記録媒体に記録されているフレーム内符号化信
号それぞれの記録位置を示す位置データに示された記録
媒体の位置の全て、または、この記録媒体の位置を早送
りの速さに対応して間引きして読み出して再生する。時
間軸伸長手段は、データ再生手段が再生した信号の無信
号部分をなくすように時間軸伸長をおこなう。
【0016】
【実施例1】以下、本発明の第1の実施例を説明する。
まず、図1を参照して本発明のVODシステム1の構成
を説明する。図1は、第1の実施例における本発明のV
ODシステム1の構成を示す図である。図1に示すVO
Dシステム1は、例えばケーブルテレビ局に、映画等の
多くの映像を、例えば「マルチメィア符号化の国際標準
(安田浩編著、丸善株式会社刊、平成3年6月30日発
行)」(文献1)の126ページから156ページに開
示されたMPEG方式で記録している映像信号記録装置
(REC)10を用意し、視聴者から指定された映像を
映像信号伝送装置(VTM)20により映像信号記録装
置10から再生し、その映像を指定した視聴者に通信回
線30を介して個別に提供する、いわゆるVOD(Vi
deo On Demand)システムである。
【0017】VODシステム1は、視聴者が、端末装置
60に対して操作情報を入力することにより、映像信号
受信装置40、通信回線30および映像信号伝送装置
(VRC)20を介して、ケーブルテレビ局の映像信号
記録装置10を、あたかも自宅のVTR装置であるかの
ように操作し、送られてきた映像をモニタ50に表示す
ることができるように構成されている。
【0018】図1に示すように、VODシステム1は、
映像信号記録装置10と映像信号伝送装置20からなる
ケーブルテレビ局2と、映像信号受信装置40、モニタ
50および端末装置60からなる加入者装置3、およ
び、ケーブルテレビ局2と加入者装置3とを接続する通
信回線30から構成される。図1には、ケーブルテレビ
局2と加入者装置3とが1対1に接続される場合を示し
てあるが、実際には、VODシステム1は、1つのケー
ブルテレビ局2に対して通信回線30を介して加入者装
置3が多数接続される構成となる。映像信号記録装置1
0は、例えば映画等の多数の映像を光磁気ディスク、V
TRテープあるいはハードディスク等の記録媒体にMP
EG方式の映像信号として記録しており、映像信号伝送
装置20の映像信号記録装置制御信号RCを介した制御
により、1つの映像信号を、または、複数の映像信号を
同時に記録媒体から読み出して映像信号VRとして映像
信号伝送装置20に対して出力する。
【0019】映像信号伝送装置20は、映像信号記録装
置制御信号RCを介して映像信号記録装置10を制御
し、VODシステム1の視聴者から要求があった映像信
号を映像信号VRとして通常のデータ速度(ビットレー
ト)で読み出させ、映像信号VRからMPEG方式の映
像信号を再生して、例えばQAM変調し、通信回線30
を介して加入者装置3に伝送する。
【0020】VODシステム1の視聴者から、例えば映
像信号記録装置10に対して早送り等の操作の要求があ
った場合には、映像信号伝送装置20は、映像信号記録
装置制御信号RCを介して映像信号記録装置10を制御
し、VODシステム1の視聴者から要求があった映像信
号を映像信号VRとして通常よりも速いデータ速度で順
方向あるいは逆方向に読み出させる。さらに、映像信号
伝送装置20は、映像信号VRからMPEG方式の映像
信号を再生し、再生したMPEG方式の映像信号からフ
レーム内符号化信号(イントラフレーム信号)を抽出す
る。抽出したイントラフレーム信号は遅いデータ速度、
つまり、通信回線30が伝送可能なデータ速度の上限
(容量)以下に変換して通信回線30を介して加入者装
置3に伝送する。なお、映像信号伝送装置20の詳細な
構成等は、図2を参照して後述する。
【0021】通信回線30は、例えば公衆網の電話回線
といった通信回線であって、映像信号伝送装置20から
伝送される通常のデータ速度のMPEG方式の映像信号
または速いデータ速度のMPEG方式の映像信号から抽
出されたフレーム内符号化信号(以下、通信回線30上
を伝送される映像に関する信号を総称して「伝送信号」
と記す)、および、映像信号伝送装置20と通信回線3
0との間の制御信号を伝送する。映像信号受信装置40
は、映像信号伝送装置20から通信回線30上を伝送さ
れてきた伝送信号から映像信号RVOを生成し、モニタ
50に表示する。また、映像信号受信装置40は、視聴
者が端末装置60に対して入力したケーブルテレビ局2
の映像信号記録装置10に対する操作を指定する制御信
号(上り方向の制御信号)を映像信号伝送装置20に対
して通信回線30を介して伝送し、逆に、映像信号伝送
装置20から通信回線30を介して送られてきた制御信
号(下り方向の制御信号)を受信し、この制御信号に基
づいて処理を行う。なお、映像信号受信装置40の詳細
な構成等は、図3を参照して後述する。
【0022】モニタ50は、例えばカラーテレビ等の画
像表示装置であって、映像信号受信装置40から入力さ
れた映像信号RVOを表示する。端末装置(TERM)
60は、例えばキーボードおよび液晶表示装置等を備え
た端末であって、VODシステム1の視聴者は、端末装
置60に対してケーブルテレビ局2の映像信号記録装置
10に対する操作を指定する情報(操作情報)を入力す
る。端末装置60に入力された操作情報は、映像信号受
信装置40に対して出力される。
【0023】以下、図2を参照して映像信号伝送装置2
0の構成および動作を説明する。図2は、図1に示した
映像信号伝送装置20の構成を示す図である。図2に示
すように、映像信号伝送装置20は、再生回路200、
スイッチ回路(SW1)202、イントラフレーム信号
抽出回路(IPE)204、FIFO回路(FF)20
6、多重化回路(MUX)208、変調回路(MOD)
210、制御回路220および復調回路(DEMOD)
230から構成されている。
【0024】再生回路200は、制御回路220の映像
信号記録装置制御信号RCを介した制御に従って、映像
信号記録装置10が記録媒体から読み出した映像信号V
Rから、MPEG方式の映像信号MPSを生成し、イン
トラフレーム信号抽出回路204およびスイッチ回路2
02の接点aに対して出力する。イントラフレーム信号
抽出回路204は、制御信号IPCを介した制御回路2
20の制御に従って、少なくとも映像信号記録装置10
が通常よりも速いデータ速度で映像信号VRを出力して
いる場合に、映像信号MPSからイントラフレーム信号
を抽出してスイッチ回路202の接点bに対して出力す
る。スイッチ回路202は、制御信号SWCを介した制
御回路220の制御に従って、再生回路200から接点
aに入力される映像信号MPS、または、イントラフレ
ーム信号抽出回路204から接点bに入力されるイント
ラフレーム信号IPSを選択し、スイッチ出力信号SW
SとしてFIFO回路206に対して出力する。
【0025】FIFO回路206は、信号FFCを介し
た制御回路220の制御に従って、スイッチ回路202
を介してスイッチ出力信号SWSとして入力された映像
信号MPSをそのままのデータ速度で、スイッチ回路2
02を介してスイッチ出力信号SWSとして入力された
イントラフレーム信号IPSのデータ速度を遅くしてF
IFO出力信号FFSとして多重化回路208に対して
出力する。なお、イントラフレーム信号抽出回路204
がMPEG方式の映像信号からイントラフレーム信号を
分離する方法、および、FIFO回路206が抽出され
たイントラフレーム信号のデータ速度を遅くする方法等
については、図4および図5を参照して後述する。
【0026】多重化回路208は、制御回路220から
制御信号RCSとして入力された下り方向の制御信号を
FIFO出力信号FFSと多重化し、多重化信号MUS
として変調回路210に対して出力する。この制御信号
RCSは、映像信号受信装置40に伝送されて、映像信
号受信装置40により、例えばケーブルテレビ局2から
VODシステム1の視聴者に対する各種メッセージとし
てモニタ50に表示され、あるいは、ケーブルテレビ局
2から加入者装置3に伝送されている伝送信号がMPE
G方式の映像信号そのものであるか、抽出されたMPE
G方式の映像信号のイントラフレーム信号であるかの識
別等に用いられる。変調回路210は、多重化信号MU
Sを、例えばQAM変調して変調信号RVCを生成し、
通信回線30を介して加入者装置3の映像信号受信装置
40に対して伝送する。
【0027】復調回路230は、通信回線30を介して
制御信号TCSとして伝送されてきた上り方向の制御信
号を復調し、制御信号TCとして制御回路220に対し
て出力する。制御回路220は、CPUおよびその周辺
回路から構成された制御用のコンピューターであって、
復調回路230から入力された制御信号TCに基づいて
処理を行い、各制御信号IPC,SWC,FFC,RC
を介してイントラフレーム信号抽出回路204、スイッ
チ回路202、FIFO回路206および映像信号記録
装置10を制御する。また、下り方向の制御信号を生成
し、制御信号RCSとして多重化回路208に対して出
力する。
【0028】以下、図3を参照して映像信号受信装置4
0の構成および動作を説明する。図3は、図1に示した
映像信号受信装置40の構成を示す図である。図3に示
すように、映像信号受信装置40は復調回路(DEMO
D)400、分離回路(DEMUX)402、MPEG
デコーダ(DECODE)404、制御回路410およ
び変調回路(MOD)420から構成される。復調回路
400は、通信回線30を介して変調信号RVCとして
伝送されてきた伝送信号および上り方向の制御信号(映
像信号伝送装置20における制御信号RCS)を復調
し、復調信号DMSおよび制御信号RCSとして分離回
路402に対して出力する。
【0029】分離回路402は、復調信号DMSを伝送
信号と上り方向の制御信号に分離し、それぞれの信号を
映像信号DRVおよび制御信号RCSとしてMPEGデ
コーダ404および制御回路410に対して出力する。
MPEGデコーダ404は、制御信号DCCを介した制
御回路410の制御に従って、映像信号DRVとして入
力された伝送信号をデコードして映像信号RVOを生成
し、モニタ50に表示させる。
【0030】制御回路410は、CPUおよびその周辺
回路から構成された制御用のコンピューターであって、
端末装置60から端末入力信号TRMSとして入力され
た操作情報、および、分離回路402から制御信号RC
Sとして入力された下り方向の制御信号に基づいて処理
を行い、制御信号DCC,TRMCを介してMPEGデ
コーダ404および端末装置60の制御を行い、上り方
向の制御信号(制御信号TC)を生成して変調回路42
0に対して出力する。制御信号TCは、映像信号伝送装
置20において、VODシステム1の視聴者による映像
信号の選択、あるいは、映像信号記録装置10に早送り
等を行わせるために用いられる。変調回路420は、制
御回路410から入力された制御信号TCを、例えばQ
AM変調して制御信号TCSとして通信回線30を介し
て映像信号伝送装置20に対して伝送する。
【0031】以下、図4〜図6を参照して映像信号伝送
装置20のイントラフレーム信号抽出回路204および
FIFO回路206の動作等を説明する。図4は、MP
EG方式の映像信号の信号フォーマットを示す図であっ
て、(A)はビデオシーケンス層のフォーマットを示
し、(B)は(A)に示したGOP層のフォーマットを
示し、(C)はピクチャー層のフォーマットを示す。
【0032】図5は、図2に示したイントラフレーム信
号抽出回路204およびFIFO回路206の動作を示
す図であり、(A)は通常のデータ速度で再生された図
4(B)に示したMPEG方式の映像信号のGOP層の
フォーマットを示し、(B)は通常よりも速いデータ速
度で再生された図4(B)に示したMPEG方式の映像
信号のGOP層のフォーマットを示し、(C)はイント
ラフレーム信号抽出回路204で抽出されたイントラフ
レーム信号IPSを示し、(D)はFIFO回路206
でデータ速度が遅くされた(時間軸伸長された)イント
ラフレーム信号(FIFO出力信号FFS)を示す。図
6は、図5(A),(B)に示したMPEG方式の映像
信号を光磁気ディスクに記録した場合のセクタとデータ
の位置関係を示す図である。
【0033】1つのMPEG方式の映像信号は、いくつ
かのビデオシーケンス層から構成されている。つまり、
図4(A)に示すように、ヘッダHに続いて複数のGO
j(jは整数)が続いている。図4(B)に示すよう
に、各GOPj は、それぞれヘッダHに続いてフレーム
信号P,B,I,P,B,B,P,Bの8つのフレーム
から構成されている。ここで、フレーム信号Pは前方予
測符号化信号を示し、フレーム信号Bは両方予測符号化
信号を示し、フレーム信号Iはフレーム内符号化信号
(イントラフレーム信号)を示す。
【0034】これらのフレーム信号の内、フレーム信号
Iは、フレーム内符号化信号であるため、他のフレーム
と独立して映像信号受信装置40のMPEGデコーダ4
04により映像化することができる。VODシステム1
は、この点に着目して発明されたものであって、映像信
号記録装置10に通常より速いデータ速度で映像信号V
Rを読み出させてMPEG方式の映像信号を再生し、こ
の映像信号からイントラフレーム信号(フレーム信号
I)のみを抽出し、伝送しないフレーム信号P,Bの空
き時間を利用してフレーム信号Iの時間軸伸長を行って
通信回線30の容量以下に伝送信号のデータ速度を下げ
て伝送を行う。つまり、映像信号伝送装置20は、VO
Dシステム1の利用者が目的の映像を捜し当てるまでの
途中の映像をも通信回線30の容量以下のデータ速度で
加入者装置3に伝送するように構成されている。したが
って、従来のVODシステムにおけるジャンプ方式によ
る早送り等の操作と異なり、VODシステム1の視聴者
は、ケーブルテレビ局2の映像信号記録装置10に対し
て、あたかも自宅のVTR装置に対して操作を行うかの
ように、途中の映像を見ながら早送り等の操作をして、
所望の映像を捜し当てることができる。
【0035】各フレーム信号I,P,Bは、図4(C)
に示すようなフォーマットになっており、フレーム信号
I,P,BごとにヘッダHの内容が異なっている。イン
トラフレーム信号抽出回路204は、このヘッダHの内
容を識別することにより、そのフレーム信号がフレーム
信号I,P,Bのいずれであるかを検出することがで
き、フレーム信号Iを抽出することができる。
【0036】通常のデータ速度で映像信号記録装置10
に映像信号を読み出させると、図5(A)に示すような
タイミングで映像信号VR(…,DBi ,DBi+1
…)が生成される。このデータ速度で映像信号を映像信
号記録装置10に読み出させた場合、映像信号VRを再
生して得られた映像信号MPSを、そのまま通信回線3
0を介して映像信号受信装置40に対して伝送すること
ができる。一方、通常より速いデータ速度で映像信号記
録装置10に映像信号を読み出させると、図5(B)に
示すようなタイミングで映像信号VRが生成される。こ
のデータ速度で映像信号を映像信号記録装置10に読み
出させた場合、映像信号VRを再生して得られた映像信
号MPSは、通信回線30の容量を超えてしまうので、
そのまま映像信号受信装置40に対して伝送することが
でない。
【0037】なお、MPEG方式の映像信号のフレーム
信号Ii ,Pi ,Bi は、図6に示すようにセクタk〜
セクタk+3に記録され(kは整数)、フレーム信号I
i+1,Pi+1 ,Bi+1 は、図6に示すようにセクタk+
3〜セクタk+6に記録される。図6に示すように、M
PEG方式の映像信号のフレーム信号I,P,Bの区区
切りとセクタk〜セクタk+6の区切りとは必ずしも対
応しない。
【0038】そこで、イントラフレーム信号抽出回路2
04により、図5(B)に示した映像信号VRからイン
トラフレーム信号(フレームI)のみを抽出して、図5
(C)に示すようなイントラフレーム信号IPSを生成
する。この信号をFIFO回路206により時間軸伸長
して図5(D)に示すようなFIFO出力信号FFSを
生成する。FIFO出力信号FFSは、通信回線30の
容量を超えないので、通信回線30上を映像信号受信装
置40に対して伝送することができる。
【0039】以下、通常より速いデータ速度で映像信号
記録装置10から読み出されたMPEG方式の映像信号
を伝送する場合のVODシステム1の動作を説明する。
上述のように通常のデータ速度で映像信号記録装置10
から読み出されたMPEG方式の映像信号を見ている視
聴者は、端末装置60に対して所定の操作情報を入力し
て、映像信号記録装置10に、例えば早送り操作を行う
ための操作情報を入力する。端末装置60に入力された
操作情報は、端末入力信号TRMSとして制御回路41
0に入力される。制御回路410は、端末入力信号TR
MSを処理して、映像信号記録装置10に早送りの操作
を行わせる旨をケーブルテレビ局2に伝えるための制御
信号TCを生成して変調回路420に対して出力する。
変調回路420は、制御信号TCをQAM変調して通信
回線30を介してケーブルテレビ局2の映像信号伝送装
置20に対して伝送する。
【0040】映像信号伝送装置20の復調回路230
は、伝送されてきた制御信号TCSをQAM復調し、制
御信号TCを制御回路220に対して出力する。制御回
路220は、制御信号TCSに基づいて処理を行い、映
像信号記録装置制御信号RCを介して映像信号記録装置
10を制御し、早送り動作を行う場合の方向で、通常よ
りも速いデータ速度で記録媒体から読み出させる。ま
た、制御回路220は、制御信号SWCを介してスイッ
チ回路202を制御して接点bを選択させ、信号FFC
を介してFIFO回路206を制御して、図5(C)に
示したようなイントラフレーム信号IPSを時間軸伸長
してFIFO出力信号FFSを生成させるようにする。
さらに、制御回路220は、加入者装置3に対する伝送
信号が、早送りの場合の映像信号であることを通知する
制御信号RCSを生成し、多重化回路208に対して出
力する。
【0041】記録媒体から読み出された映像は、図5
(B)に示したような映像信号VRとして映像信号伝送
装置20の再生回路200に入力される。再生回路20
0は、映像信号VRからMPEG方式の映像信号を再生
し、映像信号MPSとしてイントラフレーム信号抽出回
路204に対して出力する。イントラフレーム信号抽出
回路204は、映像信号MPSからイントラフレーム信
号を抽出し、図5(C)に示したようなイントラフレー
ム信号IPSを生成してスイッチ回路202の接点bに
対して出力する。
【0042】イントラフレーム信号IPSは、スイッチ
回路202を介してFIFO回路206に入力され、時
間軸伸長されて、図5(D)に示したようなFIFO出
力信号FFSとして多重化回路208に入力される。多
重化回路208は、FIFO出力信号FFSと制御信号
RCSとを多重化し、多重化信号MUSとして変調回路
210に対して出力する。変調回路210は、多重化信
号MUSをQAM変調し、変調信号RVCとして通信回
線30を介して映像信号伝送装置20に対して伝送す
る。
【0043】映像信号伝送装置20から伝送されてきた
変調信号RVCは、映像信号受信装置40の復調回路4
00によりQAM復調され、復調信号DMSとして分離
回路402に対して出力される。分離回路402は、復
調信号DMSを制御信号RCSと映像信号DRVとに分
離し、これらの信号をそれぞれ制御回路410とMPE
Gデコーダ404とに対して出力する。ここで、映像信
号DRVは映像信号伝送装置20におけるFIFO出力
信号FFSに同じである。
【0044】制御回路410は、制御信号RCSを処理
して、映像信号DRVが早送りの場合のMPEG方式の
映像信号であることを認識し、制御信号DCCを介して
MPEGデコーダ404を制御し、イントラフレーム信
号からのみなる映像信号をデコードして映像信号RVO
を生成する動作を行わせる。MPEGデコーダ404
は、制御信号DCCを介した制御回路410の制御に従
って映像信号DRVをデコードし、映像信号RVOをモ
ニタ50に表示させる。
【0045】
【実施例2】以下、図7〜図9を参照して本発明の第2
の実施例を説明する。第1の実施例において、図2に示
した映像信号伝送装置20においては、早送り操作等を
行う場合に、その操作の速さに応じた速度で記録媒体か
らデータを読み出す必要がある。記録媒体から速い速度
でデータを読み出すには、光ディスク等の記録媒体を回
転させる回転系、および、記録媒体から得られた再生信
号を処理する信号処理系、例えばイントラフレーム信号
抽出回路204も、その操作の速さに応じた速度で動作
する必要がある。このような回転系および信号処理系を
実現するのは困難である。
【0046】第2の実施例において説明する映像信号記
録再生装置50は、第1の実施例に示した映像信号記録
装置10の変形例であって、第1の実施例において図1
に示した映像信号記録装置10の代わりに映像信号伝送
装置20に接続されて用いられる。なお、映像信号記録
再生装置50が用いられるVODシステム1において
は、映像信号伝送装置20のスイッチ回路202は、制
御回路220により、接点a側を固定的に選択するよう
に制御され、FIFO回路206は、入力されたスイッ
チ出力信号SWSをそのままのデータ速度でFIFO出
力信号FFSとして出力するように制御される。また、
映像信号記録再生装置50を用いる場合には、イントラ
フレーム信号抽出回路204は不要となる。
【0047】映像信号記録再生装置50は、映像信号を
MPEG方式により符号化し、光磁気ディスク(図示せ
ず)に記録フォーマットに従って記録する。映像信号記
録再生装置50は、この記録を行う際に、MPEG方式
の映像信号の内、イントラフレーム信号それぞれを記録
した位置、つまり、イントラフレーム信号を記録した光
磁気ディスクのトラック番号およびセクタ番号の全て
と、イントラフレーム信号のデータ長の全てを対応付
け、図8に示すイントラテーブルとして光磁気ディスク
にさらに記録するように構成されている。
【0048】加入者装置3からケーブルテレビ局2の映
像信号記録再生装置50に対して、早送り等の操作が行
われた場合、第1の実施例における映像信号伝送装置2
0と同様に光磁気ディスクに記録されたイントラフレー
ム信号のみを読み出す。しかし、映像信号記録再生装置
50は、第1の実施例における映像信号伝送装置20の
ように、速いデータ速度で記録媒体からMPEG方式の
映像信号を読み出した後にイントラフレーム信号抽出回
路204を用いてイントラフレーム信号のみを抽出する
のではなく、図8に示すイントラテーブルに記録されて
いるイントラフレーム信号の記録位置のみを、早送りの
速度に対応して間引きして読み出し、無信号の部分が生
じないように時間軸伸長して映像信号伝送装置20に対
して出力する。
【0049】以下、図7を参照して映像信号記録再生装
置50の構成を説明する。図7は、第2の実施例におけ
る本発明の映像信号記録再生装置50の構成を示す図で
ある。図7に示すように、映像信号記録再生装置50
は、符号化回路500、記録回路502、レコーダ50
4、再生回路506、FIFO回路508、制御回路5
22およびイントラテーブル524から構成される。
【0050】符号化回路500は、入力された映像信号
VIをMPEG方式により符号化してMPEG方式の映
像信号を生成する。また、符号化回路500は、MPE
G方式の映像信号の内、イントラフレーム信号を生成す
るたびにイントラ信号位置信号を生成し、制御回路52
2に対して出力する。記録回路502は、記録制御信号
を介した制御回路522の制御に従って、レコーダ50
4を制御して記録制御信号に示された光磁気ディスクの
位置(トラックおよびセクタ)にMPEG方式の映像信
号を記録する。光磁気ディスク上のセクタとフレーム信
号との対応は、図9を参照して後述する。
【0051】レコーダ504は、例えば光磁気ディスク
にMPEG方式の映像信号を記録する装置であって、一
般的な光磁気ディスク記録再生装置と同様に、光磁気デ
ィスクを回転させるディスク回転系、光磁気ディスクに
対するデータの書き込みと読み出しとを行う光学系、お
よび、光磁気ディスクから読み出した信号を等化および
再生する動作および光磁気ディスクに書き込む信号を生
成する動作を行う信号処理系等を有している。レコーダ
504は、複数のセクタからなる複数のトラックを有す
る所定の光磁気ディスクの記録フォーマットで、制御回
路522から入力されるレコーダ制御信号が指定する位
置(トラックおよびセクタ)に記録回路502から入力
されたMPEG方式の映像信号、および、制御回路52
2からイントラテーブル信号として入力された、図8に
示すイントラテーブルを記録する。なお、映像信号記録
再生装置50に対して早送り等の操作が行われた場合の
間引き処理を簡略化するために、図9(A)に示すよう
に、フレーム信号I,P,Bの内、フレーム信号Iは、
必ずセクタの先頭から記録される。
【0052】また、レコーダ504は、制御回路522
から入力されるレコーダ制御信号が指定する記録媒体の
トラックおよびセクタを、加入者装置3からケーブルテ
レビ局2に通常再生および早送り操作等が指定されてい
る場合には正方向に、早巻き戻し操作等が指定されてい
る場合には逆方向に読み出し、読み出した信号を再生回
路506に対して出力する。
【0053】再生回路506は、レコーダ504が光磁
気ディスクから読み出した信号からフレーム信号Iまた
はフレーム信号I,P,Bを再生してFIFO回路50
8に対して出力する。また、再生回路506は、レコー
ダ504が光磁気ディスクから読み出した、イントラテ
ーブルを読み出しイントラテーブル信号として制御回路
522に対して出力する。FIFO回路508は、制御
回路522から入力されるFIFO制御信号に従って、
再生回路506から入力されたフレーム信号Iを時間軸
伸長し、フレーム信号I,P,Bをそのまま映像信号V
Rとしてケーブルテレビ局2の映像信号伝送装置20に
対して出力する。
【0054】制御回路522は、端末510から入力さ
れた操作情報、および、映像信号伝送装置20の制御回
路220の制御信号RCを介した制御に基づいて、記録
制御信号、再生制御信号およびFIFO制御信号を介し
て記録回路502、再生回路506およびFIFO回路
508を制御する。また、制御回路522は、レコーダ
制御信号を介して、図9に示すように、各フレーム信号
Iが光磁気ディスクのセクタの先頭から記録されるよう
にレコーダ504を制御し、イントラテーブル信号を介
してイントラテーブルに記録されているフレーム信号I
を、加入者装置3から指定された早送り等の速度に対応
して間引きし、あるいは、間引きせずに読み出させる。
また、制御回路522は、符号化回路500から入力さ
れるイントラ信号位置信号に従って、光磁気ディスクに
おいてイントラフレーム信号を記録した位置(トラック
番号およびセクタ番号)とイントラ信号Iのデータ長と
を対応付けてイントラテーブルを生成する。
【0055】制御回路522がレコーダ504に光ディ
スクに対してデータを書き込ませる際に生成したイント
ラテーブルは、イントラテーブル信号として制御回路5
22からレコーダ504に対して出力され、レコーダ5
04の記録領域の決まった位置、例えば記録領域の先頭
(トラック1のセクタ1)に記録される。端末510
は、例えば映像信号記録再生装置50の制御回路522
とRS232C等により接続されたパーソナルコンピュ
ータであって、ケーブルテレビ局2において、映像信号
記録再生装置50を操作する操作者が入力する映像信号
記録再生装置50に対して操作情報を受け入れて制御回
路522に対して出力する。イントラテーブル524
は、レコーダ504により光磁気ディスクから読み出さ
れ、再生回路506から読み出しイントラテーブルとし
て制御回路522に入力されたイントラテーブルを記憶
する。
【0056】以下、図8を参照してイントラテーブルの
内容を説明する。図8は、図7に示した映像信号記録再
生装置50が記録媒体に記録するイントラテーブルの内
容を示す図である。上述のように、イントラテーブルは
MPEG方式の映像信号を光磁気ディスクに記録する際
に、制御回路522により生成され、同じ光磁気ディス
クの、例えば記録領域の先頭に記録される。イントラテ
ーブルの内容は、図8に示すようになっており、光磁気
ディスクに記録されるMPEG方式の映像信号のフレー
ム信号Iの記録されている位置すべてを記録する。
【0057】つまり、図8に表形式で示すイントラテー
ブルの最も左の欄は、光磁気ディスクに記録されている
フレーム信号Iの通し番号(イントラ番号;1,2,
〜,i,i+1,〜,n)を示し、左から2番目の欄
は、そのフレーム信号Iが記録されている光磁気ディス
クのトラックのトラック番号(t1 ,t2 ,〜,ti
i+1 ,〜,tn )を示し、左から3番目の欄は、その
フレーム信号Iが記録されているセクタのセクタ番号
(s1 ,s2 ,〜,si ,si+1 ,〜,sn )、最も右
の欄は、そのフレーム信号のフレーム長(語長;l1
2 ,〜,li ,li+ 1 ,〜,ln )を示す。イントラ
テーブルは、これら4種類のデータ(i,ti ,si
i )が対応付けられて構成されている。
【0058】以下、さらに図9を参照して映像信号記録
再生装置50の動作を説明する。図9は、図7に示した
映像信号記録再生装置50の動作を示す図であって、
(A)はフレーム信号と光磁気ディスクのセクタの対応
を示し、(B)は通常再生の場合に光磁気ディスクから
読み出されたフレーム信号I,P,Bを示し、(C)は
(B)に示したフレーム信号I,P,BをFIFO回路
508が時間軸伸長したフレーム信号I,P,Bを示
し、(D)は映像信号記録再生装置50が早送りあるい
は早巻き戻し動作を行う場合に光磁気ディスクから読み
出されるフレーム信号Ij を示し、(E)は(D)に示
したフレーム信号Ij をFIFO回路508が時間軸伸
長したフレーム信号Ij を示す。
【0059】まず、映像信号記録再生装置50がレコー
ダ504の光磁気ディスクにMPEG公式の映像信号を
書き込む動作を説明する。符号化回路500は、入力さ
れた映像信号VIをMPEG方式により順次、符号化
し、生成したフレーム信号I,P,Bを記録回路502
に対して出力するとともに、フレーム信号Iの位置を示
すイントラ信号位置信号を順次、制御回路522に対し
て出力する。制御回路522は、イントラ信号位置信号
に基づいて、図8に示したイントラテーブルを順次、生
成する。
【0060】記録回路502は、記録制御信号を介した
制御回路522の制御に従って、フレーム信号I,P,
Bを、図9(A)に示すように、フレーム信号Iがセク
タの先頭から記録されるように光磁気ディスクに順次、
記録する。図9(A)に示すように、データブロックD
i+1 のフレーム信号Iが、前のデータブロックDB i
の最後尾に続けて記録すると、セクタの途中から記録さ
れてしまうことになる場合には、データブロックDBi
の最後尾以降の部分(セクタk+3の余りの部分)は、
空き領域iとして無信号にしておく。さらに、記録回路
502は、制御回路522からイントラテーブル信号と
して入力されたイントラテーブルを、例えば光磁気ディ
スクの記録領域の先頭(トラック1、セクタ1)に記録
する。以上の動作が映像信号VIの入力が終わるまで続
けられる。
【0061】以下、映像信号記録再生装置50が通常の
データ速度で正方向にMPEG方式の映像信号を再生
(通常再生)する動作を説明する。上述のように、映像
信号伝送装置20は、スイッチ回路202に接点a側を
固定的に選択させ、FIFO回路206に、入力された
スイッチ出力信号SWSをそのままのデータ速度でFI
FO出力信号FFSとして出力させる。つまり、映像信
号記録再生装置50を用いたVODシステム1において
は、再生回路200のスイッチ回路202、FIFO回
路206およびイントラフレーム信号抽出回路204は
不要になる。
【0062】図1に示した加入者装置3の端末装置60
に入力された操作情報から、映像信号記録再生装置50
に対して通常再生を行わせる制御信号RCが生成される
までの動作、および、映像信号記録再生装置50で生成
された映像信号VRがケーブルテレビ局2から加入者装
置3に伝送されるまでの動作は、第1の実施例に示した
映像信号記録装置10を用いたVODシステム1と同様
なので説明を省略する。映像信号伝送装置20の操作信
号表示回路22は、MPEG方式の映像信号を通常再生
させる旨の制御信号RCを映像信号記録再生装置50に
対して出力する。
【0063】映像信号記録再生装置50において、制御
回路522は、制御信号RCに従って、レコーダ制御信
号および再生制御信号を介してレコーダ504および再
生回路506を制御して光磁気ディスクを正方向に連続
的に読み出し、図9(B)に示すようなフレーム信号
I,P,Bを生成し、FIFO回路508に対して出力
する。光磁気ディスクから読み出されたフレーム信号
I,P,Bには、図9に示すフレーム信号I,P,Bに
は、図9(B)に示すように、空き領域iに対応する意
味のないデータの領域(無信号領域)が生じる。制御回
路522は、FIFO制御信号を介してFIFO回路5
08を制御し、この無信号領域をなくすように再生回路
506から入力されたフレーム信号I,P,Bを時間軸
伸長して図9(C)に示すフレーム信号I,P,Bを生
成し、映像信号VRとして映像信号伝送装置20に対し
て出力する。映像信号伝送装置20に伝送された映像信
号VRは、第1の実施例に説明したようにケーブルテレ
ビ局2から加入者装置3に対して伝送され、表示され
る。
【0064】以下、早送り操作を指定された場合の映像
信号記録再生装置50の動作を説明する。映像信号記録
再生装置50の通常再生動作の説明で上述した理由によ
り、図1に示した加入者装置3の端末装置60に入力さ
れた操作情報から、映像信号記録再生装置50に対して
早送り操作を指定する制御信号RCが生成されるまでの
動作、および、映像信号記録再生装置50で生成された
映像信号VRがケーブルテレビ局2から加入者装置3に
伝送されるまでの動作の説明を省略する。
【0065】映像信号伝送装置20の操作信号表示回路
22は、映像信号記録再生装置50に早送り操作を行わ
せる旨の制御信号RCを出力する。映像信号記録再生装
置50において、まず、制御回路522は、制御信号R
Cに従って、レコーダ制御信号および再生制御信号を介
してレコーダ504および再生回路506を制御して光
磁気ディスクからイントラテーブルを読み出させてイン
トラテーブル524に記憶する。つぎに、早送り操作の
速度に対応して、イントラテーブルに記録されたイント
ラ番号を間引きして選択し、図9(D)に示す光磁気デ
ィスクからフレーム信号Ij を読み出す。例えば、指定
された早送りの速度に対応する間引きを行うために、図
8に示したイントラ番号Ij に対応するトラックtj
よびセクタsj を先頭からフレーム長lj だけフレーム
信号I、a個(aは整数)につき1つだけ読みだす場合
には、数値jとイントラ番号の対応は、下式の通りとな
る。
【0066】
【数1】 j = am (0≦j≦n) …(1) ただし、mは整数、aは早送りの速度に対応する整数で
ある。
【0067】ここで、光磁気ディスクから読み出された
フレーム信号Ij には、図9(D)に示すように、レコ
ーダ504のアクセス時間Ta に対応する無信号領域が
生じる。制御回路522は、FIFO制御信号を介して
FIFO回路508を制御し、この無信号領域をなくす
ように再生回路506から入力されたフレーム信号Ij
を時間軸伸長して図9(E)に示すフレーム信号Ij
生成し、映像信号VRとして映像信号伝送装置20に対
して出力する。映像信号伝送装置20に伝送された映像
信号VRは、第1の実施例に説明したようにケーブルテ
レビ局2から加入者装置3に対して伝送され、表示され
る。
【0068】以上のように映像信号記録再生装置50を
VODシステム1に用いることにより、VODシステム
1の視聴者は、ケーブルテレビ局2の映像信号記録再生
装置50に、あたかも自宅のVTR装置を操作するかの
ような間隔で早送り等の操作を行わせることができる。
したがって、VODシステム1は視聴者にとって、非常
に使い勝手がよい。また、このように視聴者にとって使
い勝手をよくすることができるにもかかわらず、映像信
号記録再生装置50は、従来の映像信号記録再生装置の
制御回路のプログラムを改造し、実質的にFIFO回路
508を付加するのみで構成することができる。したが
って、映像信号記録再生装置50の実現は非常に容易で
ある。また、映像信号記録再生装置50によれば、視聴
者に第1の実施例に示したVODシステム1と同等の使
い勝手のシステムを提供することができるにもかかわら
ず、映像信号記録装置の回転系および映像信号伝送装置
の信号処理系の動作速度を通常の再生動作と同等にし
て、その実現を容易にすることができる。しかも、早送
り等の操作時にも伝送すべき信号のデータ速度が通信回
線30の容量を超えることはない。
【0069】VODシステム1の映像信号記録再生装置
50は、上述した通常再生の他、制御回路522がレコ
ーダ504および再生回路506に逆方向にMPEG方
式の映像信号を再生させることにより、逆再生および早
巻き戻し操作を実現することができる。VODシステム
1の映像信号伝送装置20、映像信号受信装置40およ
び映像信号記録再生装置50の各構成要素は、同等の機
能を有する他の回路、あるいは、可能な限りにおいて同
等の機能および性能を有するソフトウェア的な手段に置
換することができる。また、通信回線30は、必ずしも
公衆網である必要はなく、単に映像信号伝送装置20と
映像信号受信装置40を接続するケーブル、あるいは、
構内網であってもよい。
【0070】また、VODシステム1における変調方式
はQAMに限らず、例えばAM方式あるいはFM方式で
あってもよい。また、映像信号記録再生装置50が再生
に用いる記録媒体は、光磁気ディスクに限らず、例えば
イントラテーブルが所定の位置に記録されている再生専
用の光ディスクであってもよい。以上述べた各実施例に
示した他、例えばここに示した変形例のように、本発明
のVODシステム1は種々の構成をとることができる。
【0071】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、V
ODシステムの視聴者は、ケーブルテレビ局の映像信号
伝送装置を、あたかも自宅のVTR装置のように操作す
ることができる。したがって、本発明によれば、視聴者
に非常に使い勝手のよいVODシステムを提供すること
ができる。また、本発明によれば、ケーブルテレビ局等
のの映像信号伝送装置に対する映像の早送り等の操作
を、視聴者が途中の映像を見ながら行うことができる。
したがって、VODシステムの視聴者にとって、ケーブ
ルテレビ局等の映像信号伝送装置に対する映像の早送り
等の操作であるにもかかわらず、映像の所望の部分を探
すことが容易である。また、本発明によれば、早送り操
作等を映像信号記録再生装置に行わせるば場合であって
も、早送りの速度にかかわらず、映像信号記録再生装置
の回転系等が通常の速度で動作させることができる。し
たがって、本発明によれば、このような操作が行えるに
もかかわらず、装置が安価で低消費電力である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のVODシステムの構成を示す図であ
る。
【図2】図1に示した映像信号伝送装置の構成を示す図
である。
【図3】図1に示した映像信号受信装置の構成を示す図
である。
【図4】MPEG方式の映像信号の信号フォーマットを
示す図であって、(A)はビデオシーケンス層のフォー
マットを示し、(B)は(A)に示したGOP層のフォ
ーマットを示し、(C)はピクチャー層のフォーマット
を示す。
【図5】図2に示したイントラフレーム信号抽出回路お
よびFIFO回路の動作を示す図であり、(A)は通常
のデータ速度で再生された図4(B)に示したMPEG
方式の映像信号のGOP層のフォーマットを示し、
(B)は通常よりも速いデータ速度で再生された図4
(B)に示したMPEG方式の映像信号のGOP層のフ
ォーマットを示し、(C)はイントラフレーム信号抽出
回路で抽出されたイントラフレーム信号IPSを示し、
(D)はFIFO回路でデータ速度が遅くされた(時間
軸伸長された)イントラフレーム信号を示す。
【図6】図5(A),(B)に示したMPEG方式の映
像信号を光磁気ディスクに記録した場合のセクタとデー
タの位置関係を示す図である。
【図7】第2の実施例における本発明の映像信号記録再
生装置の構成を示す図である。
【図8】図7に示した映像信号記録再生装置が記録媒体
に記録するイントラテーブルの内容を示す図である。
【図9】図7に示した映像信号記録再生装置の動作を示
す図であって、(A)はフレーム信号と光磁気ディスク
のセクタの対応を示し、(B)は通常再生の場合に光磁
気ディスクから読み出されたフレーム信号I,P,Bを
示し、(C)は(B)に示したフレーム信号I,P,B
をFIFO回路が時間軸伸長したフレーム信号I,P,
Bを示し、(D)は映像信号記録再生装置が早送りある
いは早巻き戻し動作を行う場合に光磁気ディスクから読
み出されるフレーム信号Ij を示し、(E)は(D)に
示したフレーム信号Ij をFIFO回路が時間軸伸長し
たフレーム信号Ij を示す。
【符号の説明】
1…VODシステム1、2…ケーブルテレビ局、3…加
入者装置、10,50…映像信号記録装置、20…映像
信号伝送装置、200…再生回路、202…スイッチ回
路、204…イントラフレーム信号抽出回路、206…
FIFO回路、208…多重化回路、210…変調回
路、220…制御回路、230…復調回路、30…通信
回線、40…映像信号受信装置、400…復調回路、4
02…分離回路、404…MPEGデコーダ、410…
制御回路、420…変調回路、50…モニタ、60…端
末装置、500…符号化回路、502…記録回路、50
4…レコーダ、506…再生回路、508…FIFO回
路、510…端末、522…制御回路、524…イント
ラテーブル

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力された映像信号をフレーム内符号化信
    号およびフレーム間符号化信号を含むように符号化して
    符号化映像信号を生成する符号化手段と、 前記符号化映像信号のフレーム内符号化信号それぞれが
    記録媒体に記録される位置を示す位置データを生成する
    位置データ生成手段と、 前記符号化手段が生成した符号化映像信号、および、前
    記位置データ生成手段が生成した位置データを前記記録
    媒体に記録する記録手段とを有する映像信号記録装置。
  2. 【請求項2】前記記録手段は、前記符号化映像信号を前
    記記録媒体に所定の記録フォーマットに従って記録し、
    前記フレーム内符号化信号を該記録フォーマットの記録
    単位の先頭から記録する請求項1に記載の映像信号記録
    再生装置。
  3. 【請求項3】前記符号化手段は、MPEG方式により前
    記映像信号を符号化して前記符号化映像信号を生成する
    請求項1または2に記載の映像信号記録装置。
  4. 【請求項4】受信側と伝送路を介して接続されており、
    フレーム内符号化信号およびフレーム間符号化信号を含
    むように符号化された複数の符号化映像信号を記録した
    記録媒体から、該受信側により指定された符号化映像信
    号を再生し、該受信側に伝送する映像信号再生装置であ
    って、 前記受信側から伝送されてきた制御信号に従って、前記
    記録媒体を読み出して前記符号化映像信号の再生、また
    は、前記位置データが示す前記記録媒体の位置の全部ま
    たは一部を、正方向または逆方向に読み出して前記フレ
    ーム内符号化信号の再生を行うデータ再生手段と、 前記制御信号に従って、前記データ再生手段が再生した
    信号の無信号部分をなくすように時間軸伸長を行う時間
    軸伸長手段とを有する映像信号再生装置。
  5. 【請求項5】前記符号化映像信号は前記記録媒体に所定
    の記録フォーマットに従って記録されており、前記フレ
    ーム内符号化信号は該記録フォーマットの記録単位の先
    頭から記録されている請求項4に記載の映像信号再生装
    置。
  6. 【請求項6】前記符号化映像信号は、MPEG方式によ
    り符号化されている請求項4または5に記載の映像信号
    再生装置。
  7. 【請求項7】前記データ再生手段は、前記記録媒体に記
    録された前記位置データを前記記録媒体を読み出し、前
    記制御信号に従って、該記録媒体の該位置データが示す
    位置の全て、または、該記録媒体の該位置データが示す
    位置を間引きして読み出して前記フレーム内符号化信号
    の全部または一部を再生する請求項4〜6のいずれかに
    記載の映像信号再生装置。
  8. 【請求項8】前記制御信号に従って、前記符号化映像信
    号、または、前記伸長手段が時間軸伸長したフレーム内
    符号化信号を伝送路を介して前記受信側に伝送する伝送
    手段をさらに有する請求項4〜7のいずれかに記載の映
    像信号再生装置。
  9. 【請求項9】前記伝送路を介して前記受信側から伝送さ
    れてきた前記制御信号を受信する制御信号受信手段をさ
    らに有する請求項8に記載の映像信号再生装置。
  10. 【請求項10】請求項1〜3のいずれかに記載の映像信
    号記録装置と、 請求項4〜9のいずれかに記載の映像信号再生装置とを
    有し、 前記映像信号記録装置と前記映像信号再生装置とが前記
    伝送路を介して接続される映像信号記録再生装置。
  11. 【請求項11】映像信号をフレーム内符号化信号および
    フレーム間符号化信号を含むように符号化した符号化映
    像信号と、該符号化映像信号のフレーム内符号化信号そ
    れぞれが記録される位置を示す位置データと記録された
    記録媒体から所定の信号を再生する映像再生方法であっ
    て、 映像信号を通常再生する場合には、前記記録媒体を読み
    出して符号化映像信号を再生し、映像信号を早送りして
    再生する場合には、前記記録媒体の前記位置データに示
    された位置の全部、または、該位置を間引きして読み出
    して該フレーム内符号化信号を再生し、 再生されたフレーム内符号化信号の無信号部分をなくす
    ように該フレーム内符号化信号を時間軸伸長する映像再
    生方法。
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