JP4202068B2 - ディジタル・テレビジョン放送記録再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、ディジタル・テレビジョン(DTV)放送の番組情報を受信して記録および再生するディジタル・テレビジョン放送記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は、従来のディジタル・テレビジョン放送記録再生装置の構成を示すブロック図である。
【0003】
図7のディジタル・テレビジョン放送記録再生装置100において、1は、無線周波数であるディジタル・テレビジョン(DTV)放送の番組情報を、受信してベースバンド信号に周波数変換し、ディジタル復調処理を行う復調部であり、2は、復調部1から出力されたディジタル信号であるトランスポート・ストリーム(TS)信号(データ・ストリーム信号の中の一種)から使用者が所望する任意のトランスポート・ストリーム信号を抜き出す(抽出する)ことができるストリーム処理部である。
【0004】
11は、ストリーム処理部2から出力されたTS信号をプログラム・ストリーム(PS)信号(データ・ストリーム信号の中の一種)に変換するTS/PS変換部であり、12は、PS信号を映像情報として記録(蓄積)すると共に、記録されたPS信号を再生し、その記録処理と再生処理を同時に実施することができる記録再生部としてのハード・ディスク・ドライブ(HDD)装置である。なお、TS信号は誤りの発生する伝送路における使用を前提としており、放送や通信に用いられる信号であるが、PS信号は、誤りのない伝送路(蓄積)における使用を想定した信号である。
【0005】
3は、視聴者の要求によりHDD部12から出力された再生出力信号(PS信号)と、ストリーム処理部2からの出力信号(TS信号)とから一方を選択して出力する(切り替える)選択部となる選択部である。4は、選択部3から出力されたデータ・ストリーム信号(MPEG圧縮されている)を、映像信号、音声信号、および、データ信号に分類して復号(MPEG復号)し、出力する映像/音声復号部である。70は、ディジタル・テレビジョン放送記録再生装置100の全体を制御する制御部である。90は、ディジタル・テレビジョン放送記録再生装置の使用者が所望する再生処理および記録処理のコマンド等を入力する操作入力部である。
【0006】
制御部70は、HDD装置(記録再生部)12で、例えば、タイム・フリー再生と称される一旦記録された映像情報を使用者の都合に合わせて時間差をつけて同時に再生する制御を実施する。タイム・フリー再生は、例えば、生放送のディジタル・テレビジョン放送の番組を使用者が視聴中に、電話がかかってきたり突然の来客があった場合に、その時点からの番組を一旦記録しておき、電話や来客の対応が終わった時点で、番組の記録を継続しつつ再生を開始することで、番組の途中を途切らせることなく使用者に視聴させることができる機能である。
【0007】
従来のディジタル・テレビジョン放送記録再生装置では、制御部70は、タイム・フリー再生中に字幕(スーパー・インポーズ)等の重畳文字情報が受信された場合、その重畳文字情報も一旦HDDに記録し、タイム・フリー再生のタイミングで重畳文字情報を再生していた。つまり、従来のタイム・フリー再生では、生放送で送信された重畳文字情報が使用者の都合により遅延されて、時間差を有する情報として再生されていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、重畳文字情報の中には緊急性を要するものがある。例えば、「海中での地震の発生により3分後に津波が来る可能性がある」等の自然災害に関するような臨時ニュースあるいは緊急ニュースに属する一部の文字情報である。
【0009】
従来のディジタル・テレビジョン放送記録再生装置では、緊急性を要する臨時ニュース等の重畳文字情報が放送されても、使用者がタイム・フリー再生を選択している場合には、使用者の都合に合わせて遅延されて、時間差を有して再生されていた。その場合、使用者がこの臨時ニュース情報等に気付くのが、中断された時間だけ遅れることになる。
【0010】
臨時ニュース等の放送がタイム・フリー再生によって使用者への情報伝達が遅れることは、上記したような地震や津波などの緊急を要する自然災害情報に対する非難等の対策が遅れることになり、場合によっては人命に関わる場合もありうる。
【0011】
このように従来のディジタル・テレビジョン放送記録再生装置のタイム・フリー再生では、タイム・フリー再生中に、臨時ニュース等の重畳文字情報をリアル・タイムに視聴できないという問題があった。
【0012】
本発明は、上記した問題を解決するためになされたものであって、タイム・フリー再生中に重畳文字情報の放送が受信された場合、その重畳文字情報についてはリアル・タイムに視聴できるディジタル・テレビジョン放送記録再生装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するため、本発明によるディジタル・テレビジョン放送記録再生装置は、受信された生放送であるディジタル・テレビジョン放送の番組情報のディジタル信号から所望の番組のデータ・ストリーム信号を抽出するストリーム処理部と、前記ストリーム処理部から出力されたデータ・ストリーム信号を記録すると共に、記録されたデータ・ストリーム信号を再生する記録再生部と、前記ストリーム処理部から出力されたデータ・ストリーム信号と、前記記録再生部から出力されたデータ・ストリーム信号とから、一方を選択して出力する選択部と、前記選択部から出力されたデータ・ストリーム信号を、映像信号、音声信号、および、データ信号に分類して復号する映像/音声復号部と、前記ストリーム処理部から出力されたデータ・ストリーム信号から、重畳文字情報を検出する重畳文字検出部と、前記重畳文字検出部から出力された重畳文字情報を前記重畳文字情報を含む映像信号に変換する文字復号部と、前記映像/音声復号部から出力された映像信号に、前記文字復号部から出力された映像信号を重畳する文字重畳部と、前記重畳文字情報が記録および再生された情報でなく生情報であることを示す文字列を格納する文字情報蓄積部と、ディジタル・テレビジョン放送記録再生装置全体を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記映像/音声復号部から出力された映像信号と前記文字復号部から出力された映像信号とを重畳させることに加えて、さらに前記文字情報蓄積部に格納された文字列を重畳させた映像信号を、前記文字重畳部から出力するように制御することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1のディジタル・テレビジョン放送記録再生装置の構成を示すブロック図である。なお、図1に示す本実施の形態のディジタル・テレビジョン放送記録再生装置101では、図7に示す従来の映像ディジタル・テレビジョン放送記録再生装置100に示された部分と同一あるいは同等な機能を有する部分には同符号を付し、重複する機能の説明を省略する。
【0021】
図1に示すディジタル・テレビジョン放送記録再生装置101が、図7に示した従来のディジタル・テレビジョン放送記録再生装置100に対して主に異なる点は、以下の各点である。
【0022】
(1)ストリーム処理部2から出力される番組のTS信号から、重畳文字情報を検出する重畳文字検出部31が設けられる点。
【0023】
(2)重畳文字検出部31で検出された重畳文字情報を文字の映像信号に変換する文字復号部32が設けられる点。
【0024】
(3)文字復号部32から出力された文字の映像信号を、映像/音声復号部4から出力された映像信号に重畳する文字重畳部33が設けられる点。
【0025】
(4)制御部71は、HDD部(記録再生部)12で記録と再生を同時実施中(タイム・フリー再生中)に、重畳文字情報が受信された場合、文字重畳部33では、映像/音声復号部4から出力された映像信号と、文字復号部32から出力された文字の映像信号を重畳した映像信号を出力する点。
【0026】
また、本実施の形態のディジタル・テレビジョン放送記録再生装置101の特徴となる点で、従来のディジタル・テレビジョン放送記録再生装置100でも有している特徴は以下の各点である。
【0027】
(a)操作入力部91は、従来と同様にディジタル・テレビジョン放送の番組情報の受信指示、番組情報の選択、記録再生部への記録と通常再生あるいはタイム・フリー再生(記録と再生の同時実施)の指示を入力することができる点。
【0028】
(b)HDD部(記録再生部)12は、データ・ストリーム信号を放送の受信レートよりも高速で読み出しおよび書き込みできるハード・ディスク・ドライブ(HDD)装置である点。
【0029】
(c)HDD部(記録再生部)12の前段に、誤り訂正機能を有して伝送に用いられるデータ・ストリーム信号であるトランスポート・ストリーム(TS)信号を、誤り訂正機能を有していないプログラム・ストリーム(PS)信号に変換するTS/PS変換部11を備える点。
【0030】
(d)HDD部(記録再生部)12は、データ・ストリーム信号としてTS信号を変換したPS信号を記録および再生する点。
【0031】
次に、この本実施の形態のディジタル・テレビジョン放送記録再生装置101の記録および再生動作について説明する。
【0032】
復調部1から出力されるディジタル信号(TS信号)は、複数の番組およびデータのTS信号より構成されている。なお、TS信号中には主映像、音声、字幕・文字情報が含まれる。
【0033】
ストリーム処理部2では、その複数のTS信号中からディジタル・テレビジョン放送記録再生装置101の使用者(視聴者)の希望するTS信号を選択して出力する。また、ストリーム処理部2から出力されるTS信号は、TS/PS変換部11と選択部3に同時に出力される。なお、使用者の希望は、操作入力部91により、その指示あるいは選択内容が入力され、制御部71の制御により指示あるいは選択内容が実施される。
【0034】
以下の動作は、操作入力部91により、番組を記録することが選択された場合(タイム・フリー再生が選択された場合の再生の準備段階としての記録処理も含む)と、操作入力部91により、番組を記録することが選択されない場合(例えば、ディジタル・テレビジョン放送を受信時に生のまま{ライブ、オンタイム}で受信して再生する場合)とで異なる。
【0035】
まず、番組を記録することが選択された場合には、TS/PS変換部11は、TS信号をPS信号に変換し、HDD部12は番組のPS信号を記録する。
【0036】
番組を記録することが選択されない場合には、TS/PS変換部11では信号の変換が実施されなくなり、HDD部12ではPS信号が記録されなくなる。また、選択部3ではストリーム処理部2から出力されるTS信号を選択して映像/音声復号部4に出力する。映像/音声復号部4は、入力したTS信号をMPEG(Motion Picture Experts Group)規格の技術に基づいて復号し、音声信号についてはそのまま出力し、映像信号については文字重畳部33に送出する。
【0037】
重畳文字検出部31では、ストリーム処理部2から出力されるTS信号から、字幕あるいはスーパー・インポーズ等の重畳される字幕・文字情報を検出し、検出内容を文字復号部32に出力すると共に、字幕・文字情報が検出されたことを制御部71に通知する。文字復号部32では、入力するTS信号(字幕・文字情報)を、字幕・文字情報の映像信号に復号して文字重畳部33に出力する。
【0038】
文字重畳部33では、重畳される字幕・文字情報が無い場合には、映像/音声復号部4から入力した主映像のみの映像信号を、例えば、陰極線管あるいは液晶等を用いた表示装置へ出力する。しかし、字幕・文字情報が有る場合には、映像/音声復号部4から入力した主映像の映像信号に対して、文字復号部32から入力する字幕・文字情報の映像信号を重畳してコンポジット信号(輝度信号Yに色信号Cが周波数多重された信号)、あるいは、コンポーネント信号(R、G、B信号等カラー画像を表示するための3色の信号)の等の文字情報を含ませた映像信号を表示装置へ出力する。以上の処理が制御部71の指示により実施される。
【0039】
次に、ディジタル・テレビジョン放送記録再生装置101の再生動作について説明する。この再生動作は、通常再生のみでなく、タイム・フリー再生(記録と再生の同時実施)時の再生動作も同様である。
【0040】
ディジタル・テレビジョン放送記録再生装置101で再生動作が実施される場合、制御部71の指示により、HDD部12から再生されたPS信号が選択部3に出力される。また、再生動作時には、選択部3はHDD部12からのこの再生データ(PS信号)を選択し、映像/音声復号部4へ出力する。映像/音声復号部4は、入力した再生データ信号を、上記した番組を記録しない場合と同様にMPEG(Motion Picture Experts Group)規格の技術に基づいて復号し、音声信号についてはそのまま出力し、映像信号については文字重畳部33に送出する。
【0041】
重畳文字検出部31では、ストリーム処理部2から出力される生(ライブ)映像のTS信号から、字幕あるいはスーパー・インポーズ等の重畳される字幕・文字情報を検出し、検出内容を文字復号部32に出力すると共に、生(ライブ)映像のTS信号から字幕・文字情報が検出されたことを制御部71に通知する。文字復号部32では、入力するTS信号(字幕・文字情報)を、字幕・文字情報の映像信号に復号して文字重畳部33に出力する。
【0042】
文字重畳部33では、重畳される生(ライブ)映像の字幕・文字情報が無い場合には、映像/音声復号部4から入力した再生データの映像信号を表示装置へ出力する。しかし、生(ライブ)映像の字幕・文字情報が有る場合には、映像/音声復号部4から入力した再生データの映像信号に対して、文字復号部32から入力する生(ライブ)映像の字幕・文字情報の映像信号を重畳してコンポジット信号、あるいは、コンポーネント信号等の文字情報を含ませた映像信号を表示装置へ出力する。以上の処理が制御部71の指示により実施される。
【0043】
また、番組を記録しないで生(ライブ)放送のままで出力する場合には、従来と同様に、映像/音声復号部4から映像信号を直接に表示装置に出力しても良い。生放送出力の場合で、さらに文字が重畳される場合には、例えば、従来と同様に映像/音声復号部4内に文字復号部と文字重畳部を設けて、映像/音声復号部4から映像信号を直接に表示装置に出力するように構成しても良い。
【0044】
次に、記録と再生を同時に実施するタイム・フリー再生について説明する。
まず、記録と再生を同時に実施できる理由は、上記したようにHDD部1が記録処理と再生処理を同時に実施できることが必要である。HDD部12に用いられたハード・ディスクは、情報の読み出し速度および書き込み速度が共に非常に高速であり、受信した放送のデータ・ストリーム信号を、放送の受信レートよりも高速で読み出しおよび書き込みすることができる。例えば、一般的にHDD装置は、数十Mビット/秒以上の転送能力があり、アクセス・スピードも非常に高速で、平均数msec程度である。
【0045】
一方、ディジタル・テレビジョン放送記録再生装置101で放送を受信した映像情報の転送レートは、数Mビット/秒程度である。そのため、例えば、受信した映像情報をHDD部12に記録する場合、HDD部12に書き込む時間よりも、復調部1やストリーム処理部2およびHDD部12等を次の映像情報のために待機させる時間の方が長くなる。この待機時間に時分割処理で、HDD部12から読み出す再生動作や、復調部1やストリーム処理部2およびHDD部12を用いて異なる番組の記録動作を行うことで、記録/再生の複数動作が可能となる。
【0046】
タイム・フリー再生は、上記した記録/再生を複数動作できる特性を利用して、使用者が希望する生放送番組を、使用者が希望する時刻から希望する時間だけタイム・シフトさせて再生する機能である。
【0047】
例えば、使用者が生放送のテレビジョン番組を視聴中に突然の来客や電話により視聴が中断されるような時に使用される機能である。使用者によりタイム・フリー再生用の記録が指定されると、そのテレビジョン番組の表示装置への出力が一時停止され、同時にそのテレビジョン番組の情報記録が開始される。
【0048】
そして、使用者が再びテレビジョン番組の視聴が可能になったときには、使用者によりタイム・フリー再生用の再生が指定される。すると、テレビジョン番組の記録動作は引き続き継続されながら、テレビジョン番組の記録開始点から再生動作が実施されて表示装置へ出力される。このように使用者がテレビジョン番組を視聴不可能な時間だけタイム・シフトさせて、そのテレビジョン番組を表示装置へ出力をすることにより、視聴者が途中とぎれることなく任意のテレビジョン番組を見ることができる機能がタイム・フリー再生である。
【0049】
タイム・フリー再生に特有の動作としては、ディジタル・テレビジョン放送記録再生装置101の使用者(視聴者)が生放送を視聴中である場合で、その途中に、突然の来客や電話により視聴が中断される場合に実施される動作がある。
【0050】
その場合、タイム・フリー再生を前提として一旦テレビジョン視聴の中断を示すために、使用者によって操作入力部91内に設けられた所定の操作ボタンが操作されると、制御部71がこれ(タイム・フリー再生を前提とした視聴の中断)を感知する。すると、制御部71では、映像/音声復号部4に対して現在表示中の映像信号を繰り返し表示出力するように指示する。これにより表示装置の画面上は一時停止状態となる。更に、制御部71は、同時にHDD部12に対しても、TS/PS変換部11からの出力信号を記録開始するよう指示する。
【0051】
表示装置の画面が一時停止状態になった後、制御部71は、選択部3に対して出力信号としてHDD部12からの出力信号を選択するように指示する。ただし、この状態ではHDD部12は再生を開始していないなため、映像/音声復号部4から出力された静止画(一時停止画像)が表示装置へ出力されつづける。
【0052】
使用者によって、視聴の中断を解除するために、操作入力部91内に設けられた所定の操作ボタンが操作されると、制御部71からの指示に基づいて、HDD部12は現在生放送中の番組の記録を継続しながら、その番組を記録開始した先頭から再生を開始する。この場合、上記したようにすでに制御部71により選択部3がHDD部12からの出力信号を選択しているため、映像/音声復号部4にはHDD部12からの再生信号が入力され、コンポジット信号、コンポーネント信号等の映像信号に変換されて、文字従上部33を通過して表示装置へと出力される。また、再生の開始時には、同時に映像/音声復号部4の一時停止状態も解除される。以上の動作によりタイム・フリー動作が実現され、使用者は中断前の映像を、時間遅れではあるが、引き続き視聴することが可能となり、見逃す画面がなくなる。
【0053】
次に、本実施の形態でタイム・フリー再生中に、臨時ニュース等の重畳文字放送の受信を検出した場合について説明する。
【0054】
まず、重畳文字放送が受信される前の、通常放送受信時でタイム・フリー再生が実施されている場合は、上記したように選択部3は、HDD部12からの再生データを選択しており、映像/音声復号部4は、その再生データを映像信号に変換して出力する。文字重畳部33では、映像/音声復号部4から出力される映像信号をそのまま通過させて表示装置に出力する。
【0055】
図2は、図1のディジタル・テレビジョン放送記録再生装置101から出力された映像信号を表示する表示装置の画面の一例を示す図である。
【0056】
このタイム・フリー再生中のディジタル・テレビジョン放送記録再生装置101で重畳文字放送が検出されると、重畳文字検出部31では、重畳される文字に関する情報(データ・ストリーム)がTSストリームから抽出され、制御部71に重畳文字放送が開始されたことが通知される。検出された重畳文字情報は、文字復号部32で映像信号に変換される。制御部71は、重畳文字放送が開始されたことを通知の受信により検知すると、文字重畳部33へ、文字復号部32の出力映像(重畳文字)80と映像/音声復号部4の出力映像(主映像)60とを重畳するよう指示を出力する。文字重畳部33は、再生された主映像60に生放送中の重畳文字80を重畳した映像信号を出力し、表示装置の画面20では、その主映像60と重畳文字80が重畳された映像が表示される。
【0057】
以上の動作により、本実施の形態のディジタル・テレビジョン放送記録再生装置101では、タイム・フリー再生中においても、重畳文字情報については生放送のタイミング(リアル・タイム)で視聴することが可能となる。
【0058】
なお、上記した説明では、ディジタル・テレビジョン放送記録再生装置101がタイム・フリー再生状態にある場合に、生放送の重畳文字を重畳させる動作を説明したが、本実施の形態はタイム・フリー状態だけでなく、例えば、HDD部12が通常の再生状態にある場合や、HDD部12で1個の生放送番組の記録を行いながら同時に別の番組の記録を再生する場合においても、同様な動作により生放送の重畳文字を重畳させることができる。従って、本実施の形態のディジタル・テレビジョン放送記録再生装置101の使用者は、通常再生中や記録中の番組とは別番組を再生中であっても、緊急ニュース等をリアル・タイムに視聴することができる。
【0059】
このように、本実施の形態のディジタル・テレビジョン放送記録再生装置は、ストリーム処理部の生放送出力から重畳される文字を検出し、再生された映像信号にその文字を重畳させて表示装置に出力できる。従って、ディジタル・テレビジョン放送記録再生装置の使用者は、例えば、生放送を視聴していなくても、文字が重畳された生放送を受信した場合は動作状態にかかわらず重畳文字が表示されるので、緊急ニュース等をリアル・タイムに知ることができる。
【0060】
また、本実施の形態では、上記したように記録再生部をデータ・ストリーム信号を放送の受信レートよりも高速で読み出しおよび書き込みできるHDDで構成したので、大容量の記録再生とタイム・フリー再生が可能となり、更に比較的低コストのディジタル放送記録再生装置を提供することができる。
【0061】
また、本実施の形態では、上記したようにHDD部12の前段にTS/PS変換部11を設け、HDD部12がPS信号を記録および再生するので、記録再生部の読み出しおよび書き込みのレートをさらに高速にすることができる。
【0062】
実施の形態2.
上記した実施の形態1では、重畳文字放送が開始されるとリアル・タイムに重畳文字を表示させることができたが、HDD部12には重畳文字を含めた映像信号が記録されるので、再生される場合も重畳文字を含むことになる。従って、実施の形態1では、一旦記録されてから再生された重畳文字と、リアル・タイムの重畳文字の双方が表示装置に表示される。その場合、使用者(視聴者)は、表示装置に現在表示されている重畳文字がリアル・タイムのものか、タイム・フリー再生の時間分だけ遅れたものであるか、区別がつかない場合が想定される。
【0063】
以下に示す本発明の実施の形態2のディジタル・テレビジョン放送記録再生装置では、タイム・フリー再生中のリアル・タイムの重畳文字を判別できるようにしたものについて説明する。
【0064】
図3は、本発明の実施の形態2のディジタル・テレビジョン放送記録再生装置の構成を示すブロック図である。なお、図2に示す本実施の形態のディジタル・テレビジョン放送記録再生装置102では、図1に示す実施の形態1の映像ディジタル・テレビジョン放送記録再生装置101に示された部分と同一あるいは同等な機能を有する部分には同符号を付し、重複する機能の説明を省略する。
【0065】
図2に示すディジタル・テレビジョン放送記録再生装置102が、図1に示した実施の形態1のディジタル・テレビジョン放送記録再生装置101に対して主に異なる点は、以下の各点である。
【0066】
(5)例えば、「生情報」等のように、重畳文字情報が記録および再生された情報ではなく生情報であることを示す文字情報(文字列)を格納する文字情報蓄積部41を備える点。
【0067】
(6)制御部71は、文字重畳部33が映像/音声復号部4からの映像信号(主映像)に文字復号部32からの映像信号(重畳文字)を重畳する際には、文字重畳部33に文字情報蓄積部41から出力した文字列をさらに重畳させる点。
【0068】
次に、本実施の形態で、タイム・フリー再生中に、臨時ニュース等の重畳文字放送の受信を検出した場合について説明する。
【0069】
まず、重畳文字放送が受信される前の、通常放送受信時でタイム・フリー再生が実施されている場合は、上記したように選択部3は、HDD部12からの再生データを選択しており、映像/音声復号部4は、その再生データを映像信号に変換して出力する。文字重畳部33では、映像/音声復号部4から出力される映像信号をそのまま通過させて表示装置に出力する。
【0070】
図4は、図3のディジタル・テレビジョン放送記録再生装置102から出力された映像信号を表示する表示装置の画面の一例を示す図である。
【0071】
タイム・フリー再生中のディジタル・テレビジョン放送記録再生装置102で重畳文字放送が検出されてから、制御部71が、重畳文字放送が開始されたことを通知の受信により検知するところまでは、上記した実施の形態1と同様である。本実施の形態では、その後、制御部71は、文字重畳部33へ、文字復号部32の出力映像(重畳文字)80と映像/音声復号部4の出力映像(主映像)60とを重畳するよう指示を出力する際に、同時に文字情報蓄積部41からの文字情報81も重畳するよう指示を出力する。
【0072】
文字重畳部33は、再生された主映像60に生放送中の重畳文字80と文字情報81を重畳した映像信号を出力し、表示装置の画面20では、その主映像と重畳文字80および文字情報81が重畳された映像が表示される。
【0073】
以上の動作により、本実施の形態のディジタル・テレビジョン放送記録再生装置102では、タイム・フリー再生中においても、使用者は重畳文字情報については生放送のタイミング(リアル・タイム)で視聴することができるだけでなく、例えばタイム・フリー再生中であっても、表示された文字が生情報であることを明確に知ることができる。
【0074】
なお、生情報であることを示す文字情報(文字列)81は、例えば、キャラクタあるいはフォントの文字コードにより蓄積しても良いし、デザイン文字等の画像化したデータであってもよい。
【0075】
また、本実施の形態では、表示装置に表示されている映像がタイム・フリー再生中の映像であることを示す文字列82についても表示できるようにした。文字列81と文字列82を同時に表示させることで、重畳された文字情報が、タイム・フリー再生中であっても生情報であることをより明確に認識することができる。
【0076】
なお、本実施の形態のディジタル・テレビジョン放送記録再生装置102の使用者は、実施の形態1の場合と同様に、通常再生中や、記録中の番組とは別番組を再生中であっても、緊急ニュース等をリアル・タイムに視聴することができることに加えて、その内容が生情報であることをより明確に認識することができる。
【0077】
このように、本実施の形態のディジタル・テレビジョン放送記録再生装置は、生情報であることを示す文字情報(文字列)を格納する文字情報蓄積部41を設け、主映像に重畳文字を重畳する際には、文字情報蓄積部41から出力した文字列をさらに重畳させるようにした。従って、ディジタル・テレビジョン放送記録再生装置の使用者は、例えば、生放送を視聴していなくても、動作状態にかかわらず緊急ニュース等をリアル・タイムに知ることができ、さらにその緊急ニュース等の重畳文字が表示されている主画像の映像にかかわらず生情報であることを確実かつ容易に認識することができる。
【0078】
実施の形態3.
上記した実施の形態1および2では、ディジタル・テレビジョン放送記録再生装置の動作状態にかかわらず、重畳文字放送が開始されると、無条件に重畳文字を重畳させるように構成していたので、使用者は臨時ニュース等の重畳文字の放送を生放送のタイミングで見ることができた。しかし、重畳文字の放送は、全てが臨時ニュース等の緊急性を要する情報であるとは限らない。例えば、外国映画や外国語放送では、翻訳内容が重畳文字として表示装置に表示されるが、この翻訳内容等は、逆に、主映像のタイミングと一致させる必要があり、タイム・フリー再生中に生放送の内容で上書きされてしまうと、映像と翻訳内容の文字が一致しなくなるので不都合が生じる。
【0079】
以下に示す本発明の実施の形態3のディジタル・テレビジョン放送記録再生装置では、例えば、タイム・フリー再生中に、リアル・タイムの重畳文字を自動表示させるか否か、再生映像受信時の重畳文字を表示させるか否かを選択できるようにしたものについて説明する。
【0080】
図5は、本発明の実施の形態3のディジタル・テレビジョン放送記録再生装置の構成を示すブロック図である。なお、図5に示す本実施の形態のディジタル・テレビジョン放送記録再生装置103では、図3に示す実施の形態2の映像ディジタル・テレビジョン放送記録再生装置102に示された部分と同一あるいは同等な機能を有する部分には同符号を付し、重複する機能の説明を省略する。
【0081】
図5に示すディジタル・テレビジョン放送記録再生装置103が、図3に示した実施の形態2のディジタル・テレビジョン放送記録再生装置102に対して主に異なる点は、以下の各点である。
【0082】
(7)操作入力部91により重畳文字情報を受信時に表示させるか非表示かを選択でき、その重畳文字情報の表示について選択された内容を格納する重畳文字設定格納部51を備える点。
【0083】
(8)制御部71は、使用者が受信時の表示を選択している場合、文字重畳部33に重畳文字情報を重畳させ、使用者が受信時の非表示を選択している場合、文字重畳部に前記重畳文字情報を重畳させない点。
【0084】
(9)実施の形態2で説明した文字情報蓄積部41を備える場合には、重畳文字設定格納部51は、文字情報蓄積部41に格納された文字列を表示するか非表示にするかの設定についても格納する点。
【0085】
(10)文字情報蓄積部41に複数の文字列を格納する場合には、操作入力部91は、その複数の文字列から任意の文字列を選択でき、重畳文字設定格納部51は、その選択された文字列の設定も格納する点。
【0086】
ところで、重畳文字情報を受信時に表示させるか非表示かを選択するためには、受信したTS信号中に選択可能性を示す字幕管理データを有している必要がある。
【0087】
図6は、ディジタル放送の字幕用TS信号中に含まれる字幕管理データのパラメータを示す図である。
【0088】
図6の字幕管理データ中では、DMF(表示フラグ・モード)という項目が表示させるか非表示かを選択するための選択可能性を示す項目である。
【0089】
図6のDMFパラメータが、”0000”である場合、または、”0010”である場合は、重畳文字の放送受信時に自動表示するように放送局側から指定される。この場合は、例えば、地震等に関する臨時ニュースのように重畳文字が緊急性が高い情報であることから、DMFモードとして、”0000”、あるいは、”0010”が選択されて放送されたと考えられ、ディジタル・テレビジョン放送記録再生装置103側で重畳文字情報を受信時に表示させるか非表示かを選択することはできない。
【0090】
しかし、DMFのパラメータが、”1010”である場合は、重畳文字の放送受信時に、ディジタル・テレビジョン放送記録再生装置103側で重畳文字情報の表示/非表示の選択をすることを放送局側(送信側)が許している。この場合は、外国語放送の翻訳内容等のように緊急性の低い情報であることから、DMFモードとして、”1010”が選択されて放送されたと考えられる。従って、ディジタル・テレビジョン放送記録再生装置103側で重畳文字情報を受信時に表示させるか非表示かを選択することができる。
【0091】
次に、本実施の形態で、タイム・フリー再生中に、臨時ニュース等の重畳文字放送の受信を検出した場合について説明する。
【0092】
例えば、予め使用者が操作入力部91で重畳文字情報を表示しないように設定して、その設定内容が重畳文字設定格納部51に格納されている場合でも、重畳文字検出部31によりDMFのパラメータが、”0000”、あるいは、”0010”の何れかであることが検出された場合、制御部71は、上記した実施の形態1あるいは2と同様に文字重畳部33に対して、重畳文字情報を重畳する指示を出力する。
【0093】
しかし、重畳文字情報を表示しない設定内容が重畳文字設定格納部51に格納されている場合で、重畳文字検出部31によりDMFのパラメータが、”1010”であることが検出された場合、制御部71は、文字重畳部33に対して、重畳文字情報を重畳する指示を出力しないようにする。
【0094】
従って、放送局側(送信側)が重畳文字情報の表示/非表示の選択を許している放送を受信する場合に限られるが、使用者が重畳文字を表示しないようにディジタル・テレビジョン放送記録再生装置を設定することにより、使用者は不要な重畳文字情報を見ないで番組を視聴することができる。
【0095】
なお、本実施の形態のディジタル・テレビジョン放送記録再生装置103の使用者は、実施の形態1または2の場合と同様に、通常再生中や、記録中の番組とは別番組を再生中であっても、緊急ニュース等をリアル・タイムに視聴することができること、その内容が生情報であることをより明確に認識することができることに加えて、設定することにより、不要な重畳文字情報を見ないで番組を視聴することができる。
【0096】
このように、本実施の形態のディジタル・テレビジョン放送記録再生装置は、重畳文字設定格納部51を設けて、重畳文字情報の表示/非表示の選択設定を格納できるようにした。従って、ディジタル・テレビジョン放送記録再生装置の使用者は、緊急性が低く不要な重畳文字情報については見ないで番組を視聴できるので、より快適に番組を視聴することができる。
【0097】
また、本実施の形態が実施の形態2で説明した文字情報蓄積部41を備える場合には、重畳文字設定格納部51は、文字情報蓄積部41に格納された文字列を表示するか非表示にするかの設定についても格納できるので、生情報を表示する場合はわかりやすく認識でき、表示しない場合は、不要な情報を見ないで快適に視聴することができる。
【0098】
また、本実施の形態で文字情報蓄積部41に複数の文字列を格納する場合には、操作入力部91により、その複数の文字列から任意の文字列を選択することができ、重畳文字設定格納部51で、その選択された文字列の設定を格納することで、生情報を表示する場合はいっそうわかりやすく認識でき、表示しない場合は、不要な情報を見ないで快適に視聴することができる。
【0099】
なお、上記した各実施の形態では、記録再生部として磁気ディスクのHDD部12を採用した例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、光ディスクあるいは光磁気ディスク等のように他の記憶媒体を用いたものについても適用することができる。但し、その記憶媒体は記録および再生が可能であり、記録再生部は記録と再生が同時に実施されるタイム・フリー再生ができるように放送の受信レートよりも高速のれーたで記録及び再生を実施できるものでなければならない。
【0100】
【発明の効果】
本発明によるディジタル・テレビジョン放送記録再生装置によれば、ストリーム処理部の生放送出力から重畳される文字を検出し、再生された映像信号にその文字を重畳させて表示装置に出力できるので、ディジタル・テレビジョン放送記録再生装置の使用者は、文字が重畳された生放送を受信した場合は動作状態にかかわらず、重畳文字情報を受信した場合にはその重畳文字が表示されるので、緊急ニュース等をリアル・タイムに知ることができるとともに、一旦記録されてから再生された重畳文字と、リアル・タイムの重畳文字の双方が表示装置に表示されることになるが、本発明によるディジタル・テレビジョン放送記録再生装置によれば、リアル・タイムの重畳文字には生情報であることを示す文字列が重畳されて表示されることとなるので、表示された重畳文字が、一旦記録されてから再生された重畳文字であるか、生情報であるリアル・タイムの重畳文字であるかを明確に知ることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1のディジタル・テレビジョン放送記録再生装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1のディジタル・テレビジョン放送記録再生装置から出力された映像信号を表示する表示装置の画面の一例を示す図である。
【図3】 本発明の実施の形態2のディジタル・テレビジョン放送記録再生装置の構成を示すブロック図である。
【図4】 図3のディジタル・テレビジョン放送記録再生装置から出力された映像信号を表示する表示装置の画面の一例を示す図である。
【図5】 本発明の実施の形態3のディジタル・テレビジョン放送記録再生装置の構成を示すブロック図である。
【図6】 ディジタル放送の字幕用TS信号中に含まれる字幕管理データのパラメータを示す図である。
【図7】 従来のディジタル・テレビジョン放送記録再生装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 復調部、 2 ストリーム処理部、 3 選択部、 4 映像/音声復号部、 11 TS/PS変換部、 12 HDD部、 31 重畳文字検出部、32 文字復号部、 33 文字重畳部、 51 重畳文字設定格納部、 60 表示装置の画面出力映像(主映像)、 70、71 制御部、 80 文字復号部の出力映像(重畳文字)、 81 文字情報蓄積部からの文字情報、 82 タイム・フリー再生中の映像であることを示す文字列、 91 操作入力部、 100、101、102、103 ディジタル・テレビジョン放送記録再生装置。

Claims (11)

  1. 受信された生放送であるディジタル・テレビジョン放送の番組情報のディジタル信号から所望の番組のデータ・ストリーム信号を抽出するストリーム処理部と、
    前記ストリーム処理部から出力されたデータ・ストリーム信号を記録すると共に、記録されたデータ・ストリーム信号を再生する記録再生部と、
    前記ストリーム処理部から出力されたデータ・ストリーム信号と、前記記録再生部から出力されたデータ・ストリーム信号とから、一方を選択して出力する選択部と、
    前記選択部から出力されたデータ・ストリーム信号を、映像信号、音声信号、および、データ信号に分類して復号する映像/音声復号部と、
    前記ストリーム処理部から出力されたデータ・ストリーム信号から、重畳文字情報を検出する重畳文字検出部と、
    前記重畳文字検出部から出力された重畳文字情報を前記重畳文字情報を含む映像信号に変換する文字復号部と、
    前記映像/音声復号部から出力された映像信号に、前記文字復号部から出力された映像信号を重畳する文字重畳部と、
    前記重畳文字情報が記録および再生された情報でなく生情報であることを示す文字列を格納する文字情報蓄積部と、
    ディジタル・テレビジョン放送記録再生装置全体を制御する制御部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記映像/音声復号部から出力された映像信号と前記文字復号部から出力された映像信号とを重畳させることに加えて、さらに前記文字情報蓄積部に格納された文字列を重畳させた映像信号を、前記文字重畳部から出力するように制御すること
    を特徴とするディジタル・テレビジョン放送記録再生装置。
  2. 文字情報蓄積部に格納される文字列は、キャラクタもしくはフォントの文字コード、又は画像化したデータであること
    を特徴とする請求項1に記載のディジタル・テレビジョン放送記録再生装置。
  3. 記録再生部は、記録処理と再生処理を同時に実施可能であり、
    制御部は、前記記録再生部で記録と再生を同時実施中に、制御すること
    を特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載のディジタル・テレビジョン放送記録再生装置。
  4. 記録再生部は、再生処理を実施中であり、
    制御部は、前記記録再生部で再生を実施中に、制御すること
    を特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載のディジタル・テレビジョン放送記録再生装置。
  5. 重畳文字情報を受信時に表示させるか非表示かの表示設定を格納する重畳文字設定格納部
    をさらに備え、
    制御部は、前記重畳文字情報の表示について前記表示設定に基づいて制御すること
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のディジタル・テレビジョン放送記録再生装置。
  6. 表示設定を選択可能な操作入力部
    をさらに備え、
    前記操作入力部により選択され、重畳文字設定格納部に格納された前記表示設定が表示である場合、制御部は、文字重畳部に前記重畳文字情報を重畳させ、
    前記操作入力部により選択され、前記重畳文字設定格納部に格納された前記表示設定が非表示である場合、前記制御部は、前記文字重畳部に前記重畳文字情報を重畳させないこと
    を特徴とする請求項5に記載のディジタル・テレビジョン放送記録再生装置。
  7. 文字情報蓄積部を備える場合には、重畳文字設定格納部は、前記文字情報蓄積部に格納された文字列を表示するか非表示にするかの設定についても格納すること
    を特徴とする請求項6に記載のディジタル・テレビジョン放送記録再生装置。
  8. 文字情報蓄積部に複数の文字列を格納する場合には、
    操作入力部は、該複数の文字列から任意の文字列を選択でき、重畳文字設定格納部は、選択された文字列の設定も格納すること
    を特徴とする請求項7に記載のディジタル・テレビジョン放送記録再生装置。
  9. ストリーム処理部から出力されたデータ・ストリーム信号から、字幕管理データを検出する字幕管理データ検出部と、
    前記字幕管理データに基づいて表示設定を選択する表示設定選択部と
    をさらに備え、
    前記表示設定選択部で選択され、重畳文字設定格納部に格納された前記表示設定が表示である場合、制御部は、文字重畳部に前記重畳文字情報を重畳させ、
    前記表示設定選択部で選択され、前記重畳文字設定格納部に格納された前記表示設定が非表示である場合、前記制御部は、前記文字重畳部に前記重畳文字情報を重畳させないこと
    を特徴とする記録再生部は、データ・ストリーム信号を放送の受信レートよりも高速のレートで読み出しおよび書き込みできるハード・ディスク・ドライブ装置であること
    を特徴とする請求項5に記載のディジタル・テレビジョン放送記録再生装置。
  10. 記録再生部は、データ・ストリーム信号を放送の受信レートよりも高速のレートで読み出しおよび書き込みできるハード・ディスク・ドライブ装置であること
    を特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のディジタル・テレビジョン放送記録再生装置。
  11. 記録再生部の前段には、誤り訂正機能を有して伝送に用いられるデータ・ストリーム信号であるトランスポート・ストリーム(TS)信号を、誤り訂正機能を有していないプログラム・ストリーム(PS)信号に変換するTS/PS変換部を備え、
    前記記録再生部は、データ・ストリーム信号としてPS信号を記録および再生すること
    を特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のディジタル・テレビジョン放送記録再生装置。
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