JPH0488772A

JPH0488772A - 映像記録再生装置

Info

Publication number: JPH0488772A
Application number: JP2203557A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Ohashi; 浩大橋
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1990-07-31
Filing date: 1990-07-31
Publication date: 1992-03-23

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）この発明はＶＴＲ（ビデオテープレコーダ）を用いた映
像記録再生装置に係り、特にＶＴＲとは別にハードディ
スク装置その他の大容量メモリを併用した映像記録再生
装置に関する。

（従来の技術）映像記録再生装置としては、磁気テープを記録媒体とし
たＶＴＲが広く普及している。ＶＴＲは磁気ディスク装
置と比較して記憶容量が大きく、情報量の極めて多い映
像信号の長時間の記録が可能であり、また現状の光デイ
スク装置と比較して任意に記録／再生ができるという利
点があるが、ランダムアクセスができないのがディスク
媒体を用いた装置と比較して大きな欠点となっている。

従って、例えばＶＴＲではある一連の番組の映像を記録
している時、記録を続けながら途中で記録済みの部分を
任意に再生することはできず、その番組の記録が終了す
るのを待たなければならない。

家庭用ＶＴＲにおいては、録画済みソフトテープの再生
を別にすれば、留守中に希望のＴＶ番組をタイマー録画
で記録しておき後で再生する、いわゆるタイムシフト的
な使用形態が多くとられる。

外出から帰ってきた時点でタイマー録画が終了していな
いような時、ユーザは行動予定や、当該番組に対して強
い関心がある場合など、記録終了を待たずに最初から再
生して直ぐ視聴したいことがしばしばある。しかしなが
ら、従来のＶＴＲではこのような要求に応えることが出
来ない。

（発明が解決しようとする課題）上述したように、従来のＶＴＲではタイマー録画などに
より一連の番組の映像を記録している時、記録を続行し
ながら記録済みの部分を任意に再生することはできず、
その番組の記録が終了するまで待たなければならないと
いう問題があった。

本発明は、ＶＴＲで記録中に記録済みの部分を任意に再
生することを可能とした映像記録再生装置を提供するこ
とを目的とする。

Ｃ発明の構成］（課題を解決するための手段）本発明は上記の課題を解決するため、磁気テープを用い
て映像信号を記録再生するビデオテープレコーダ部とは
別に、ランダムアクセス可能なメモリ部を設け、更にこ
れらビデオテープレコーダ部およびメモリ部に対し、同
時に同一内容の映像信号を記録させ、それぞれ独立に再
生させる制御を行う制御部を備えたことを基本的な特徴
としている。

制御部は一つの態様によれば、ビデオテーブレコーダ部
およびメモリ部に同時に同一内容の映像信号の記録を開
始させ、所定の指示操作によりメモリ部の記録を停止さ
せると同時にその時点でのビデオテープレコーダ部によ
るテープ上の記録位置を記憶した後、メモリ部上の映像
信号の再生を開始し、ビデオテープレコーダ部の記録終
了後テープを前記記録位置まで巻き戻して、メモリ部か
らの再生が記録停止位置まで到達したときビデオテープ
レコーダ部の再生を開始させる制御を行う。

また、他の態様によれば制御部はビデオテープレコーダ
部およびメモリ部に同時に同一内容の映像信号の記録を
開始させ、所定の指示操作によりビデオテープレコーダ
部およびメモリ部の記録を続行させたまま、メモリ部上
の映像信号を再生させる制御を行う。この場合、所定の
指示操作によりビデオテープレコーダ部およびメモリ部
の記録を続行させたまま、メモリ部上の映像信号を再生
する際、記録時と異なる速度で再生してもよい。

さらに、別の態様によれば制御部はビデオテープレコー
ダ部で記録された映像信号を再−生してメモリ部に記録
させる機能と、メモリ部で記録された映像信号を再生し
てビデオテープレコーダ部に記録させる機能とを有する
。

本発明におけるメモリ部はランダムアクセスが可能であ
ることに加えて、映像信号をある程度以上の時間記録で
きるように大容量のメモリが好ましく、例えばハードデ
ィスク装置が使用される。

ハードディスク装置の場合、同じ磁気ディスクに対して
記録／再生のための少なくとも２個の磁気ヘッドを設け
、これらの磁気ヘッドを磁気ディスク上においてそれぞ
れ独立に位置決めできるように２個のアクチュエータを
設けると、所定の指示操作によりビデオテープレコーダ
部およびメモリ部の記録を続行させたまま、メモリ部上
の映像信号を再生させる制御を容易に行うことができ、
また再生に用いる磁気ヘッドの送り速度を変えることで
、記録時と異なる速度で再生することができる。

（作用）本発明の映像記録装置では、タイマー録画など記録を行
っている間に、メモリ部によって既に記録された部分を
再生することが可能となる。また、メモリ部を記録と再
生が独立して行えるように構成すれば、メモリ部からの
再生は既に記録の終わった部分について中断することな
く行われる。

（実施例）以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明の一実施例に係る映像記録再生装置のブ
ロック図であり、ＶＴＲにノ＼−ドディスク装置を組合
わせた構成となっている。

第１図において、アンテナ１１を介して所望チャネルの
ＴＶ放送を受信し、映像信号を出力するチューナ部１２
と、チューナ部１２からの映像信号とライン入力端子１
３からの映像信号とを切替える入力切替スイッチ１４お
よびＶＴＲ部１５は、一般の家庭用ＶＴＲ等と同様であ
る。ＶＴＲ部１５により再生された映像信号は、出力端
子１６よりモニタデイスプレィ１７に供給される。

そして、ＶＴＲ部１５と並列にＡ／Ｄ変換器２１、圧縮
符号化回路２２、ハードディスク装置（ＨＤＤ部）２３
、圧縮復号化回路２４およびＤ／Ａ変換器２５からなる
補助記録再生系が設けられている。この補助記録再生系
は、ＶＴＲセットの筐体内に内蔵される。Ａ／Ｄ変換器
２１は入力されたアナログの映像信号をディジタル映像
信号に変換し、圧縮符号化回路２２はディジタル映像信
号を例えばＤＣＴ　（離散コサイン変換）／ハフマン符
号化などの高能率圧縮符号化方式により符号化して出力
する。圧縮符号化回路２２の出力は、更に必要に応じて
誤り訂正符号化された後、ＨＤＤ部２３において磁気デ
ィスク上に記録される。ＨＤＤ部２３において磁気ディ
スクから再生された信号は、圧縮復号化回路２４により
圧縮符号化回路２２と逆の処理（逆ＤＣＴ／ハフマン復
号化）を受けた後、Ｄ／Ａ変換器２５によってアナログ
映像信号に戻される。この映像信号はＶＴＲ部１５から
の再生映像信号と共に出力端子１６に送出され、必要に
応じて専用の出力端子２６にも送出される。

制御部であるＣＰＵ３１はメモリ３２を内蔵し、操作部
３３からの指示および時計回路３４からの時刻データに
基づいて、チューナインタフェース３５、ＶＴＲインタ
フェース３６およびＨＤＤインタフェース３７をそれぞ
れ介してチューナ部１２、ＶＴＲ部１５およびＨＤＤ部
２３を制御する。

次に、第２図のフローチャートと第３図のタイミング図
を参照して本実施例の動作を説明する。

ユーザが操作部３３を介して例えばタイマー録画モード
を設定しておいたと仮定すると、録画開始時刻になった
時点でＶＴＲ部１５およびＨＤＤ部２３が同時に記録を
開始する（Ｓｌ）。この後、ＶＴＲ部１５およびＨＤＤ
部２３が記録動作を行っている間にユーザが操作部３３
を介して中途再生指令を入力すると（Ｓ２）　、ＨＤＤ
部２３の記録が停止されると同時に、その時のＶＴＲ部
１５におけるテープ位置（テープ上の記録中の位置）の
情報がＣＰＵ３１内のメモリ３２に記憶され（Ｓ２〜Ｓ
３）、引続きＨＤＤ部２３が８１での記録開始位置から
再生を開始する（Ｓ４）。

Ｓ４でＨＤＤ部２３が再生中に、ＶＴＲ部１５の記録が
終了したかどうか、つまりタイマー録画で設定された録
画終了時刻になったかどうかが判定され（Ｓ５）、記録
が終了するとＶＴＲ１５上のテープが５３での記憶位置
まで巻き戻される（Ｓ６）。この間もＨＤＤ部２３の再
生は続行している。そして、ＨＤＤ部２３の再生か８２
での記録停止位置に達すると、ＶＴＲ部１５か８６で巻
き戻された位置から再生を開始する（Ｓ７）。

なお、ＨＤＤ部２３の再生が８２での記録停止位置に達
してもＳ５でＶＴＲ部１５の記録が終了していない場合
は、ＶＴＲ部１５の記録終了まで待ち、その後ＶＴＲ部
１５のテープを記憶位置まで巻き戻してから再生を開始
すればよい。

このような動作により、長時間のタイマー録画（留守録
）などを行っている途中で、その記録が終了するのを待
たずに記録開始位置から再生を行うことが可能となる。

次に、ＨＤＤ部２３の具体的な構成を説明する。

第４図（ａ）（ｂ）はＨＤＤ部２３の一構成例を示す平
面図および側面図である。同じ磁気ディスク４０に対し
て二つのアクチュエータ組立体４１Ａ。

４１Ｂが設けられている。アクチュエータ組立体４１Ａ
　　４１Ｂは、この例ではロータリーアクチュエータで
あり、軸４２Ａ、４２Ｂに回転可能にアクチュエータア
ーム４３Ａ、４３Ｂを支持し、アーム４３Ａ　　４ＢＢ
の先端部に磁気ヘッド４４Ａ　　４４Ｂを取り付け、さ
らにアーム４３Ａ。

４３Ｂの基端側にボイスコイルモータ４５Ａ。

４５Ｂを配置して構成される。このような構成により、
アクチュエータ組立体４１Ａ、４１Ｂはアクチュエータ
アーム４３Ａ、４３Ｂの回動により磁気ヘッド４４Ａ、
４４Ｂを磁気ディスク４０上でそれぞれ独立に位置決め
が可能である。また、磁気ヘッド４４Ａ、４４Ｂはそれ
ぞれ独立に記録／再生が可能となっている。

このようにＨＤＤ部２３を磁気ディスク４０上の任意の
位置で記録と再生を独立して行うことができるように構
成すれば、例えば第２図の８１において第１の磁気ヘッ
ド４４Ａで記録を開始し、Ｓ４において第２の磁気ヘッ
ド４４Ｂで第１の磁気ヘッド４４Ａの記録開始位置から
再生を開始することができる。これにより、ＶＴＲ部１
５が記録中にＶＴＲ部１５の既に記録がなされた部分に
ついて、ＨＤＤ部２３で最初から最後まで中断なく再生
を行うことができる。

また、第２の磁気ヘッド４４Ｂ、にょる再生時に、この
磁気ヘッド４４Ｂの送り速度を通常よりも速くし、磁気
ディスク４０上の記録データを間引いて再生することに
より、早送り再生を行ったり、あるいはスロー再生やス
チル再生を行うことも可能である。

第５図はＨＤＤ部２３の他の構成例を示す平面図オヨび
Ａ−Ａ’矢視側面図である。この例においても、同じ磁
気ディスク５ｏに対して二つのアクチュエータ組立体５
１Ａ、５１Ｂが設けられている。アクチュエータ組立体
５１Ａ、５１Ｂは、この例ではリニアアクチュエータで
あり、アクチュエータアーム５２Ａ、５２Ｂと、これら
を磁気ディスク５０の半径方向に移動させるボイスコイ
ルモータ５３Ａ、５３Ｂからなり、アーム５２Ａ、５２
Ｂの先端部に磁気ヘッド５４Ａ。

５４Ｂを取り付けて構成される。このような構成により
、アクチュエータ組立体５１Ａ、５１Ｂはアクチュエー
タアーム５２Ａ、５２Ｂの移動により磁気ヘッド５４Ａ
、５４Ｂを磁気ディスク５０上でそれぞれ独立に位置決
めが可能である。また、磁気ヘッド５４Ａ、５４Ｂはそ
れぞれ独立に記録／再生が可能となっている。従って、
この第５図の構成のＨＤＤ部も第４図のＨＤＤ部と同等
の機能が得られる。

第６図は本発明の他の実施例のブロック図であり、ＶＴ
Ｒ部３８にディジタルＶ　Ｔ　Ｒを用いている。この場
合、図示のようにディジタルＶＴＲ部３８とＨＤＤ部２
３とを映像データの授受のためのデータライン３９によ
り接続してもよい。

ＣＰＵ３１は、前記の機能に加えてＶＴＲ部３８で磁気
テープに記録された映像データを再生しながらその映像
データをＨＤＤ部２３の磁気ディスク上に転写記録した
り、逆にＨＤＤ部２３で磁気ディスク上に記録された映
像データを再生しながらその映像データをＶＴＲ部３８
のテープに転写記録する機能を持つ。従って、この実施
例によれば、ＶＴＲ部３８とＨＤＤ部２３との間で映像
データを授受することにより、映像データの編集などを
行うことも可能となる。

また、ディジタルＶＴＲ部３８の記録系および再生系に
はＡ／Ｄ変換器およびＤ／Ａ変換器が設けられるので、
ＨＤＤ部２３の記録系および再生系のＡ／Ｄ変換器２１
およびＤ／Ａ変換器２５はディジタルＶＴＲ部３８内の
Ａ／Ｄ変換器およびＤ／Ａ変換器と共用することもでき
る。また、圧縮符号化／復号化や誤り訂正符号化／復号
化などの回路をディジタルＶＴＲとＨＤＤ部の記録／再
生系とで共用することにより、全体のハードウェアをよ
り簡単にすることもできる。

なお、以上の実施例ではランダムアクセス可能なメモリ
部にＨＤＤを用いたが、フロ・ソビーディスク装置、記
録再生か可能な光デイスクメモリ、大容量の半導体メモ
リなどを用いてもよい。半導体メモリを用いる場合、記
録と再生を同時にできるデュアルポートメモリなどが特
に好適である。

ディスクなどの記録媒体は、固定型でもよいし、交換で
きるようにしてもよい。また、メモリ部に映像信号を記
録する際、空間方向または時間方向に情報を間引くなど
により画質を落として情報量を減らし、比較的小容量で
長時間の記録を行うようにすることもできる。

その他、本発明は要旨を逸脱しない範囲で種々変形して
実施が可能である。

［発明の効果］本発明によれば、ＶＴＲとは別にＨＤＤのようなランダ
ムアクセス可能なメモリ部を設け、ＶＴＲ部で記録を行
いながらメモリ部から既に記録された部分の再生を行う
ことができる。

従って、例えばタイマー録画などで留守録を行っている
時、記録終了を待たずにＶＴＲ部の記録を続行したまま
記録済みの部分を再生するなど、従来のＶＴＲではでき
なかった使用形態をとることが可能となり、実用上の効
果は極めて大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る映像記録再生装置のブ
ロック図、第２図はその動作を説明するためのフローチ
ャート、第３図は同じく動作を説明するためのタイミン
グ図、第４図（ａＸｂ）は第１図におけるハードディス
ク装置の一構成例を示す平面図および側断面図、第５図
（ａ）　（ｂ）は第１図におけるハードディスク装置の
他の構成例を示す平面図および側断面図、第６図は本発
明の他の実施例に係る映像記録再生装置のブロック図で
ある。１５・・・ＶＴＲ部２３・・・ＨＤＤ部（メモリ部）３１・・・ＣＰＵ　（制御部）３３・・・操作部３８・・・ディジタルＶＴＲ部４０・・・磁気ディスク４１Ａ　　４１Ｂ・・・アクチュエータ組立体４４Ａ、
４４Ｂ・・・磁気ヘッド５０・・・磁気ディスク５１Ａ、５１Ｂ・・・アクチュエータ組立体５４Ａ　　
５４Ｂ・・・磁気ヘッド

Claims

【特許請求の範囲】

（１）磁気テープを用いて映像信号を記録再生するビデ
オテープレコーダ部と、ランダムアクセス可能なメモリ部と、前記ビデオテープレコーダ部およびメモリ部に対し、同
時に同一内容の映像信号を記録させ、それぞれ独立に再
生させる制御を行う制御部とを具備することを特徴とす
る映像記録再生装置。
（２）磁気テープを用いて映像信号を記録再生するビデ
オテープレコーダ部と、ランダムアクセス可能なメモリ部と、前記ビデオテープレコーダ部およびメモリ部を制御する
制御部とを具備し、前記制御部は前記ビデオテープレコーダ部およびメモリ
部に同時に同一内容の映像信号の記録を開始させ、所定
の指示操作により前記メモリ部の記録を停止させると同
時にその時点での前記ビデオテープレコーダ部によるテ
ープ上の記録位置を記憶した後、前記メモリ部上の映像
信号の再生を開始し、前記ビデオテープレコーダ部の記
録終了後テープを前記記録位置まで巻き戻して、前記メ
モリ部からの再生が記録停止位置まで到達したとき前記
ビデオテープレコーダ部の再生を開始させることを特徴
とする映像記録再生装置。
（３）磁気テープを用いて映像信号を記録再生するビデ
オテープレコーダ部と、ランダムアクセス可能で記録と再生を同時にできるメモ
リ部と、前記ビデオテープレコーダ部およびメモリ部を制御する
制御部とを具備し、前記制御部は前記ビデオテープレコーダ部およびメモリ
部に同時に同一内容の映像信号の記録を開始させ、所定
の指示操作により前記ビデオテープレコーダ部およびメ
モリ部の記録を続行させたまま、前記メモリ部上の映像
信号を再生させることを特徴とする映像記録再生装置。
（４）磁気テープを用いて映像信号を記録再生するビデ
オテープレコーダ部と、ランダムアクセス可能で記録と再生を同時にできるメモ
リ部と、前記ビデオテープレコーダ部およびメモリ部を制御する
制御部とを具備し、前記制御部は前記ビデオテープレコーダ部およびメモリ
部に同時に同一内容の映像信号の記録を開始させ、所定
の指示操作により前記ビデオテープレコーダ部およびメ
モリ部の記録を続行させたまま、前記メモリ部上の映像
信号を記録時と異なる速度で再生させることを特徴とす
る映像記録再生装置。
（５）磁気テープを用いて映像信号を記録再生するビデ
オテープレコーダ部と、ランダムアクセス可能で記録と再生を同時にできるメモ
リ部と、前記ビデオテープレコーダ部およびメモリ部を制御する
制御部とを具備し、前記制御部は前記ビデオテープレコーダ部で記録された
映像信号を再生して前記メモリ部に記録させる機能と、
前記メモリ部で記録された映像信号を再生して前記ビデ
オテープレコーダ部に記録させる機能とを有することを
特徴とする映像記録再生装置。
（６）メモリ部は磁気ディスクと、記録／再生のための
少なくとも２個の磁気ヘッドと、これらの磁気ヘッドを
前記磁気ディスク上においてそれぞれ独立に位置決めす
るための少なくとも２個のアクチュエータとを有するこ
とを特徴とする請求項１、２、３または４記載の映像記
録再生装置。