JP2000348468A - データ記録再生装置及びデータ記録再生方法 - Google Patents

データ記録再生装置及びデータ記録再生方法

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JP2000348468A
JP2000348468A JP11157024A JP15702499A JP2000348468A JP 2000348468 A JP2000348468 A JP 2000348468A JP 11157024 A JP11157024 A JP 11157024A JP 15702499 A JP15702499 A JP 15702499A JP 2000348468 A JP2000348468 A JP 2000348468A
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recording medium
recording
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JP11157024A
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Koichi Sato
晃一 佐藤
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1タイムスロット期間内で処理を完結させ
る。 【解決手段】 A/VサーバにおいてRAID(Redund
ant Arrays of Inexpensive Disks)部は、任意のタイ
ムスロット期間に、ハードディスクドライブ(以下、H
DDと記す。)のヘッドをシークさせ、映像・音声ファ
イルFLCの処理対象領域FLC1にアクセスして処理を
実行した後、アフタートリートメントシーク動作を実行
し、HDDのヘッドをホームポジションZにシークさせ
る。そして、RAID部は、次のタイムスロット期間
に、ホームポジションZの位置からHDDのヘッドをシ
ークさせ、映像・音声ファイルFLDの処理対象領域F
D1にアクセスする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体に対する
データの記録及び/又は再生を行うデータ記録再生装置
及びデータ記録再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、いわゆるCATV(CAble TeleVi
sion,Community Antenna TeleVision)等の普及による
情報提供の多チャンネル化にともない、従来のVTR
(VideoTape Recorder)とは異なり、映像データ及び/
又は音声データ(以下、映像・音声データと記す。)の
記録及び/又は再生(以下、記録再生と記す。)を行う
1台の映像・音声データ記録再生装置から複数の映像・
音声データを、同時に記録再生することや、さらには記
録しつつ再生することといった要求が高まりつつある。
このような要求を満たすため、例えばハードディスク
(以下、HDと記す。)等のランダムアクセスが可能で
ある記録媒体を用い、この記録媒体に対して映像・音声
データを記録再生するビデオサーバ(またはAV(Audi
o and/or Video)サーバ)と呼ばれる装置が普及しつつ
ある。
【0003】一般に、放送局内におけるビデオサーバ
は、記録媒体に対して記録再生する映像・音声データの
画質や音質に対する要求から、必要とされるデータの転
送レートが高い必要があるとともに、長時間のデータを
記録するために記録媒体が大容量である必要がある。
【0004】そこで、映像・音声データを蓄積するとと
もに、並列処理が可能である複数のHD装置を含むデー
タ記録再生装置を用いることによって、データの転送レ
ートの高速化や大容量化を図る試みや、HDにパリティ
データを記録しておくことによって、いずれかのHD装
置が故障した場合にも信頼性を確保できるようにする試
みがなされている。
【0005】この試みにより、近年では例えば、放送局
が提供しようとする番組の内容や放送形態により要求さ
れているチャンネル数が異なる場合であっても、複数の
映像・音声データからなる素材データを分散的に記録し
ておき、多チャンネル送出を同時に行ったり、同一の素
材データを再生時間をずらして多チャンネルで再生する
ことによって、いわゆるVOD(Video On Demand)や
NVOD(Near VideoOn Demand)等のシステムを構築
するといったように、多様な使用形態に対応可能である
マルチチャンネルビデオサーバを実現することが可能と
なっている。
【0006】このようなビデオサーバに用いられるデー
タ記録再生装置には、1988年にDavid A. Patterson
らにより発表された論文である“A Case for Redundant
Arrays of Inexpensive Disks(RAID), ACM SIGMOND Co
nference, Chicago, III, Jun.1-3, 1988”において提
唱されている複数のHDからなるハードディスクドライ
ブ(以下、HDDと記す。)をさらに複数台用いて構成
されるRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Di
sks)技術が用いられている。
【0007】この論文中でRAIDは、RAID−1乃
至RAID−5の5つに分類されている。RAID−1
は、2つのHDDに同一の内容を書き込むいわゆるミラ
ード・ディスクと呼ばれる方式である。また、RAID
−2及びRAID−3は、入力データを一定の長さに分
割して複数のHDDに記録する方式である。RAID−
2は、エラー訂正符号としてハミング符号を用いる。一
方、RAID−3は、各HDDの互いに対応するデータ
ブロックの排他的論理和であるパリティデータを生成し
て他の1台のHDDに書き込む。さらに、RAID−4
及びRAID−5は、データの分割単位であるブロック
を大きくし、1つの分割データをデータブロックとして
1つのHDDに記録するとともに、各HDDの互いに対
応するデータブロックの排他的論理和をとった結果であ
るパリティデータをパリティブロックとしてHDDに記
録する方式である。RAID−4は、パリティブロック
を同一のHDDに書き込む。一方、RAID−5は、パ
リティブロックを複数のHDDに分散して書き込む。
【0008】このようなデータ記録再生装置を用いたビ
デオサーバの一具体例としては、内部に入出力処理部を
複数備えるとともに、それらの入出力処理部により例え
ばHDに対する映像・音声データの記録再生を行うもの
がある。このような、ビデオサーバにおいては、複数の
入出力処理部それぞれが、バスの使用権を許可するため
に割り当てられたタイムスロット内で動作するようにな
されており、外部から入力されたデータを処理して、H
Dといったノンリニアアクセスが可能な記録媒体にデー
タを送信するとともに、この記録媒体から再生されたデ
ータを処理して外部に出力する。このため、ビデオサー
バは、長い時間で見ると複数の入出力処理部が恰も同時
或いは並列に処理を行っているように動作する。
【0009】このようなビデオサーバとしては、複数台
のHDDと、入出力処理部から供給されるコマンドデー
タに基づいてHDDを制御するCPUとを有するRAI
D部を備えるものがある。RAID部は、CPUの制御
のもとに、入出力処理部から供給されたデータに所定の
処理を施してHDDに記録するとともに、HDDから読
み出したデータに所定の処理を施して入出力処理部に出
力する。
【0010】このようなビデオサーバにおけるRAID
部は、コマンドに関わる全ての処理を各入出力処理部に
割り当てられたタイムスロットの期間内で終了する。
【0011】具体的に説明するために、1タイムスロッ
ト期間における任意のRAID部の動作を説明する。
【0012】RAID部は、図13に示すように、ステ
ップS101において、図示しないタイムスロット発生
回路から割り当てられたタイムスロットによりバスの使
用権を得た任意の入出力処理部から供給されたコマンド
データを受け取り、そのタイムスロット期間の先頭にお
いて図示しないCPUにコマンドデータを供給する。
【0013】次に、RAID部は、ステップS102に
おいて、CPUによりコマンドの解釈を行い、コマンド
データに含まれる情報であるHDDの論理アドレス(L
BA)に基づいて、HDDのシーク動作を開始させる。
【0014】次に、RAID部は、ステップS103に
おいて、コマンドを実行し、所定の処理を行う。
【0015】1タイムスロット期間でこのような一連の
処理を行うRAID部においてCPUは、図14に示す
ような動作を行う。
【0016】CPUは、同図に示すように、まず期間T
1において、コマンドの解釈を行う。
【0017】次に、CPUは、期間T2において、HD
Dに対してコマンドを発行する。HDDは、これに応じ
てシーク動作を開始する。
【0018】次に、CPUは、期間T3において、待機
状態とされる。このとき、HDDは、シーク動作を行
い、データの書き込み又は読み出しを行う。
【0019】次に、CPUは、期間T4において、HD
Dによる処理結果を受け取る。
【0020】そして、CPUは、期間T5における空き
時間中のうち、例えば1タイムスロット期間が終了する
10ミリ秒前からの期間T6において、ステータスデー
タを設定・発行する。
【0021】このような動作を行うRAID部を備える
ビデオサーバは、処理対象とする映像・音声データが、
図15に示すように、4つの映像・音声ファイルA,
B,C,Dとして任意のHDDに記録されており、例え
ば4つの入出力処理部のうち、第1の入出力処理部が映
像・音声ファイルAを処理対象とし、第2の入出力処理
部が映像・音声ファイルBを処理対象とし、第3の入出
力処理部が映像・音声ファイルCを処理対象とし、第4
の入出力処理部が映像・音声ファイルDを処理対象とし
ている場合に、以下のようにして、これらの映像・音声
ファイルA,B,C,Dに対してアクセスする。
【0022】ビデオサーバにおいては、例えばあるタイ
ムスロット期間で第1の入出力処理部が映像・音声ファ
イルAの処理対象領域A1にアクセスすると、次のタイ
ムスロット期間では第2の入出力処理部が映像・音声フ
ァイルBの処理対象領域B1にアクセスし、次のタイム
スロット期間では第3の入出力処理部が映像・音声ファ
イルCの処理対象領域C1にアクセスし、次のタイムス
ロット期間では第4の入出力処理部が映像・音声ファイ
ルDの処理対象領域D1にアクセスする。ビデオサーバ
においては、以下同様にして、次のタイムスロット期間
では第1の入出力処理部が映像・音声ファイルAの処理
対象領域A2にアクセスし、次のタイムスロット期間で
は第2の入出力処理部が映像・音声ファイルBの処理対
象領域B2にアクセスし、次のタイムスロット期間では
第3の入出力処理部が映像・音声ファイルCの処理対象
領域C2にアクセスし、次のタイムスロット期間では第
4の入出力処理部が映像・音声ファイルDの処理対象領
域D2にアクセスする。
【0023】このとき、HDDは、処理対象領域A1
1,C1,D1,A2,B2,C2,D2の順序に沿って図
示しないヘッドを駆動する。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のビデオサーバにおいては、先に図14に示したよう
に、HDDは、1タイムスロット期間のうち、期間T2
乃至期間T4の間だけビジー状態となり、シーク動作を
行う。
【0025】しかしながら、ビデオサーバにおいては、
HDDにおける図示しないヘッドのシーク距離が長い場
合といったように、シーク時間が長い場合には、割り当
てられたタイムスロットTSLの期間内で処理を完結させ
ることができない場合があった。
【0026】具体的に説明するために、処理対象とする
映像・音声データが、図16に示すように、4つの映像
・音声ファイルE,F,G,Hとして任意のHDDに記
録されており、第1の入出力処理部が映像・音声ファイ
ルEを処理対象とし、第2の入出力処理部が映像・音声
ファイルFを処理対象とし、第3の入出力処理部が映像
・音声ファイルGを処理対象とし、第4の入出力処理部
が映像・音声ファイルHを処理対象としている場合を考
える。
【0027】このような場合、ビデオサーバにおいて
は、例えばあるタイムスロット期間で第1の入出力処理
部が映像・音声ファイルEの処理対象領域E1にアクセ
スすると、次のタイムスロット期間では第2の入出力処
理部が映像・音声ファイルFの処理対象領域F1にアク
セスし、次のタイムスロット期間では第3の入出力処理
部が映像・音声ファイルGの処理対象領域G1にアクセ
スし、次のタイムスロット期間では第4の入出力処理部
が映像・音声ファイルHの処理対象領域H1にアクセス
する。ビデオサーバにおいては、以下同様にして、次の
タイムスロット期間では第1の入出力処理部が映像・音
声ファイルEの処理対象領域E2にアクセスし、次のタ
イムスロット期間では第2の入出力処理部が映像・音声
ファイルFの処理対象領域F2にアクセスし、次のタイ
ムスロット期間では第3の入出力処理部が映像・音声フ
ァイルGの処理対象領域G2にアクセスし、次のタイム
スロット期間では第4の入出力処理部が映像・音声ファ
イルHの処理対象領域H2にアクセスする。
【0028】このとき、HDDは、第3の入出力処理部
が処理対象領域G1をアクセスした後、次のタイムスロ
ット期間において図示しないヘッドを大きく駆動し、処
理対象領域H1にアクセスする必要があり、第4の入出
力処理部が処理対象領域H1をアクセスした後、次のタ
イムスロット期間において再びヘッドを大きく駆動し、
処理対象領域E2にアクセスする必要がある。
【0029】このような場合、ビデオサーバにおいて
は、先に図14に示した期間T2が長くなる上、ヘッド
を大きく駆動することに起因するシーク外れやリトライ
動作を行う必要が生じる場合があることから、1タイム
スロット期間内で全ての処理を行うことが困難となるこ
とがあった。
【0030】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、1タイムスロット期間内で全ての処理を
完結させることが可能であるデータ記録再生装置及びデ
ータ記録再生方法を提供することを目的とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
本発明にかかるデータ記録再生装置は、ノンリニアアク
セスが可能な記録媒体と、この記録媒体に対してデータ
の入力及び/又は出力処理を行う複数の入出力処理部と
を備え、複数の入出力処理部は、それぞれ、予め割り振
られたタイムスロット内で入力されたデータを処理して
記録媒体に記録させるとともに、記録媒体から読み出さ
れたデータを処理して出力するデータ記録再生装置であ
って、記録媒体に対するデータの書き込み及び/又は読
み出しを行うデータ書き込み及び/又は読み出し手段
と、記録媒体に対するアクセスがない期間に、データ書
き込み及び/又は読み出し手段を、記録媒体の固定位置
に移動させる制御手段とを備えることを特徴としてい
る。
【0032】このような本発明にかかるデータ記録再生
装置は、記録媒体に対するアクセスがない期間に、デー
タ書き込み及び/又は読み出し手段を、記録媒体の固定
位置に移動させる。
【0033】また、上述した目的を達成する本発明にか
かるデータ記録再生方法は、複数の入出力処理部のそれ
ぞれが、予め割り振られたタイムスロット内で入力され
たデータを処理してノンリニアアクセスが可能な記録媒
体に記録させるとともに、記録媒体から読み出されたデ
ータを処理して出力するデータ記録再生方法であって、
記録媒体に対するアクセスがない期間に、記録媒体に対
するデータの書き込み及び/又は読み出しを行うデータ
書き込み及び/又は読み出し手段を、記録媒体の固定位
置に移動させることを特徴としている。
【0034】このような本発明にかかるデータ記録再生
方法は、記録媒体に対するアクセスがない期間に、記録
媒体に対するデータの書き込み及び/又は読み出しを行
うデータ書き込み及び/又は読み出し手段を、記録媒体
の固定位置に移動させる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した具体的な
実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明す
る。
【0036】この実施の形態は、本発明にかかるデータ
記録再生装置及びデータ記録再生方法を、映像及び/又
は音声データ(以下、映像・音声データと記す。)を含
むデータを記録媒体に対して記録及び/又は再生(以
下、記録再生と記す。)するいわゆるA/V(Audio/Vi
deo)サーバに適用したものである。
【0037】図1に示すA/Vサーバ1は、4つの入出
力処理部(In Out Processor)101,102,103
104と、タイムスロット発生回路20と、5つのRA
ID部301,302,303,304,305と、バス5
0,60とを備える。A/Vサーバシステム1は、この
ように4つの入出力処理部101,102,103,104
を有しており、4系統の入出力処理を行うことができ
る。なお、以下の説明では、4つの入出力処理部1
1,102,103,104のうち任意の入出力処理部を
指す場合には、これらを総称して入出力処理部10と記
し、5つのRAID部301,302,303,304,3
5のうち任意のRAID部を指す場合には、これらを
総称してRAID部30と記すものとする。
【0038】入出力処理部10は、図2(A)に示す記
録系処理部10aと、同図(B)に示す再生系処理部1
0bとにより構成される。
【0039】記録系処理部10aは、入力したデータD
INをRAID部30に記録等するための処理を行う入力
処理部として機能する。この入出力処理部10aは、入
力回路11と、シリアル−パラレル変換処理回路12
と、5つのメモリ131,132,133,134,135
と、5つのバス出力処理回路141,142,143,1
4,145とを有する。
【0040】入力回路11は、例えば、SMPTE(So
ciety of Motion Picture and Television Engineers)
−259Mで規格化されているSDI(Serial Digital
Interface)に準拠したデータやSMPTE−305M
で規格化されているSDTI(Serial Digital Transfe
r Interface)に準拠したデータである映像・音声デー
タを含むデータDINを入力して映像・音声データを取り
出す。また、入力回路11は、必要に応じて、取り出し
た映像・音声データを所定のフォーマットにエンコード
する。具体的には、入力回路11は、取り出した映像・
音声データについてMPEG(Moving Picture Experts
Group)方式による圧縮符号化を行う。ただし、この入
力回路11においては、圧縮符号化に拘泥せずとも、R
AID部30に記録しやすいフォーマットに変換すれば
よい。入力回路11により処理が施された映像・音声デ
ータは、後段のシリアル−パラレル変換処理回路12に
供給される。
【0041】シリアル−パラレル変換処理回路12は、
入力回路11から入力したシリアルデータである映像・
音声データを5つのRAID部301,302,303
304,305のそれぞれに書き込むことができるよう
に、シリアル−パラレル変換処理を行う。このシリアル
−パラレル変換処理回路12によりシリアル−パラレル
変換処理がなされて得られたパラレルデータの各映像・
音声データは、後段のメモリ131,132,133,1
4,135に随時分配されて供給される。
【0042】メモリ131,132,133,134,13
5は、RAID部301,302,303,304,305
対応して備えられ、それぞれ、シリアル−パラレル変換
処理回路12から出力されてくる各映像・音声データを
一時的に格納する。メモリ131,132,133,1
4,135は、それぞれ、シリアル−パラレル変換処理
回路12から出力されてくる各映像・音声データを随時
入力するとともに、後述するタイムスロット発生回路2
0からのタイムスロットTSLが割り当てられると、保持
している各映像・音声データが所定のタイムロット期間
内で読み出される。これらのメモリ131,132,13
3,134,135から読み出された各映像・音声データ
は、それぞれ、後段のバス出力処理回路141,142
143,144,145に供給される。
【0043】バス出力処理回路141,142,143
144,145は、RAID部301,302,303,3
4,305に対応して備えられ、それぞれ、各映像・音
声データをRAID部30内のハードディスクドライブ
(以下、HDDと記す。)に書き込むためのコマンドを
各映像・音声データに付加し、バス50に出力する。
【0044】ここで、バス50は、SBX(Spydar Bus
eXtension)バスと呼ばれるものであり、データを記録
する方向にのみデータを伝送する。このバス50は、シ
リアル−パラレル変換処理回路12でシリアル−パラレ
ル変換された各映像・音声データを個別に伝送する複数
のバスにより構成されている。そのため、メモリ1
1,132,133,134,135から出力された各映
像・音声データは、バス出力処理回路141,142,1
3,144,145によって、バス50の伝送フォーマ
ットにしたがうように、例えばRAID部30内のHD
Dへの書き込みを指示するコマンド等が付加され、バス
50を構成する各データに対応するバスを介してRAI
D部30に出力される。
【0045】一方、再生系処理部10bは、RAID部
30に記録されていたデータを外部へ出力するための処
理を行う出力処理部として機能する。この再生系処理部
10bは、5つのバス入力処理回路151,152,15
3,154,155と、5つのメモリ161,162,1
3,164,165と、パラレル−シリアル変換処理回
路17と、出力回路18とを有する。
【0046】バス入力処理回路151,152,153
154,155は、RAID部301,302,303,3
4,305に対応して備えられ、それぞれ、RAID部
301,302,303,304,305からバス60を介
して送られてきた各映像・音声データを入力し、これら
の映像・音声データから、コマンドに対応して付加され
ているステータスデータを抜き出す。バス入力処理回路
151,152,153,154,155により処理が施さ
れた各映像・音声データは、後段のメモリ161,1
2,163,164,165に供給される。
【0047】ここで、バス60は、バス50と同様にS
BXバスであり、データを再生する方向にのみデータを
伝送する。このバス60は、RAID部301,302
303,304,305から出力された各映像・音声デー
タを個別に伝送する複数のバスにより構成されている。
そのため、RAID部301,302,303,304,3
5から出力された各映像・音声データは、それぞれ、
バス60を構成する各データに対応するバスを介してバ
ス入力処理回路151,152,153,154,155
供給される。A/Vサーバ1においては、上述したバス
50とバス60を備えることによって、バス入力系のデ
ータと出力系のデータとが衝突するといったエラーを引
き起こす要因が少なく、割り当てられたタイムスロット
に基づいてデータを伝送することで、データの記録再生
を同時に行うようにみなすことができる。
【0048】メモリ161,162,163,164,16
5は、RAID部301,302,303,304,305
対応して備えられ、それぞれ、バス入力処理回路1
1,152,153,154,155から出力されてくる
各映像・音声データを一時的に格納する。メモリ1
1,162,163,164,165は、それぞれ、バス
入力処理回路151,152,153,154,155から
出力されてくる各映像・音声データを随時入力するとと
もに、後述するタイムスロット発生回路20からのタイ
ムスロットTSLが割り当てられると、保持している各映
像・音声データが所定のタイムロット期間内で読み出さ
れる。これらのメモリ161,162,163,164,1
5から読み出された各映像・音声データは、それぞ
れ、後段のパラレル−シリアル変換処理回路17に供給
される。
【0049】パラレル−シリアル変換処理回路17は、
メモリ161,162,163,164,165のそれぞれ
から入力したパラレルデータである映像・音声データを
パラレル−シリアル変換処理を行う。このパラレル−シ
リアル変換処理回路17によりパラレル−シリアル変換
処理がなされて得られたシリアルデータの映像・音声デ
ータは、後段の出力回路18に供給される。
【0050】出力回路18は、例えば、パラレル−シリ
アル変換処理回路17から入力した映像・音声データを
所定の復号処理によりデコードする。具体的には、出力
回路18は、映像・音声データをSDIに準拠したデー
タやSDTIに準拠したデータである映像・音声データ
を含むデータDOUTにデコードし、データDOUTを外部へ
と出力する。
【0051】このような記録系処理部10a及び再生系
処理部10bからなる入出力処理部10は、入力したデ
ータDINをRAID部30に供給するために、データD
INに対して所定の処理を施し、バス50に出力する。ま
た、入出力処理部10は、RAID部30からバス60
を介して供給された映像・音声データに対して所定の処
理を施し、データDOUTとして出力する。
【0052】タイムスロット発生回路20は、所定時間
を1つのサイクルとし、1つのサイクルを分割して設定
されるタイムスロットTSLを発生する。このタイムスロ
ットTSLとしては、例えばNTSC(National Televis
ion System Committee)のデータの場合には、4フレー
ム分の時間である133ミリ秒であり、例えばPAL
(Phase Alternation by Line)のデータの場合には、
4フレーム分の時間である160ミリ秒である。タイム
スロット発生回路20は、入出力処理部10が有するメ
モリ131,132,133,134,135或いはメモリ
161,162,163,164,165に対してタイムス
ロットTSLを順次割り当てることによって、バス50,
60に対する入出力処理部10の使用権を管理する。
【0053】RAID部30は、いわゆるRAID(Re
dundant Arrays of Inexpensive Disks)構成をとる複
数のHDDを有しており、各種データを格納及び管理す
るものである。RAID部30は、図3に示すように、
シリアル−パラレル変換処理回路(S/P)31と、記
録用データコントローラ32と、コマンド用FIFO
(First-In First-Out)33と、データマルチ/デマル
チプレクサ34と、パリティ演算回路35と、5つのメ
モリコントローラ361,362,363,364,365
と、5つのSCSI(Small Computer System Interfac
e)プロトコルコントローラ(SPC)371,372
373,374,375と、5つのHDD381,382
383,384,385と、CPU(Central Processing
Unit)39と、ステータス用FIFO40と、再生用デ
ータコントローラ41と、パラレル−シリアル変換処理
回路(P/S)42とを有する。
【0054】シリアル−パラレル変換処理回路31は、
任意の入出力処理部10からバス50を構成する1本の
バスを介して供給される映像・音声データを、5つのH
DD381,382,383,384,385のそれぞれに
書き込むことができるように、シリアル−パラレル変換
処理を行う。このシリアル−パラレル変換処理回路31
によりシリアル−パラレル変換処理がなされて得られた
パラレルデータの各映像・音声データは、後段の記録用
データコントローラ32に供給される。
【0055】記録用データコントローラ32は、シリア
ル−パラレル変換処理回路31から供給された映像・音
声データのうち、コマンドデータを分離する。この記録
用データコントローラ32により分離されたコマンドデ
ータは、後段のコマンド用FIFO33に供給される。
また、記録用データコントローラ32により分離された
映像・音声データは、後段のデータマルチ/デマルチプ
レクサ34に供給される。
【0056】コマンド用FIFO33は、記録用データ
コントローラ32から供給されたコマンドデータを蓄積
する。このコマンド用FIFO33に蓄積されたコマン
ドデータは、所定のタイミングで後段のCPU39に供
給される。
【0057】データマルチ/デマルチプレクサ34は、
データの記録時には、記録用データコントローラ32か
ら供給された映像・音声データを分配し、この分配され
た映像・音声データをそれぞれメモリコントローラ36
1,362,363,364やパリティ演算回路35に供給
する。また、データマルチ/デマルチプレクサ34は、
データの再生時には、パリティ演算回路35から供給さ
れたパリティデータに基づいて、メモリコントローラ3
1,362,363,364から供給された映像・音声デ
ータに対してエラー検出及びエラー訂正処理を行い、こ
れらの映像・音声データを合成して再生用データコント
ローラ41に供給する。
【0058】パリティ演算回路35は、データの記録時
には、データマルチ/デマルチプレクサ34から供給さ
れた映像・音声データに基づいて、4つのHDD3
1,382,383,384に記録するデータのパリティ
データを演算して生成する。このパリティ演算回路35
により生成されたパリティデータは、後段のメモリコン
トローラ365に供給される。また、パリティ演算回路
35は、データの再生時には、メモリコントローラ36
5から供給されたパリティデータをデータマルチ/デマ
ルチプレクサ34に供給する。
【0059】メモリコントローラ361,362,3
3,364,365は、HDD381,382,383,3
4,385に対応して備えられる。メモリコントローラ
361,362,363,364は、データの記録時には、
それぞれ、データマルチ/デマルチプレクサ34から供
給された映像・音声データを一時的に保持してバッファ
リングする。これらのメモリコントローラ361,3
2,363,364によりバッファリングされた各映像
・音声データは、後段のSCSIプロトコルコントロー
ラ371,372,373,374に供給される。また、メ
モリコントローラ365は、パリティ演算回路35から
供給されたパリティデータを一時的に保持してバッファ
リングする。メモリコントローラ365によりバッファ
リングされたパリティデータは、後段のSCSIプロト
コルコントローラ375に供給される。
【0060】さらに、メモリコントローラ361,3
2,363,364は、データの再生時には、それぞ
れ、SCSIプロトコルコントローラ371,372,3
3,374から供給された映像・音声データを一時的に
保持してバッファリングする。これらのメモリコントロ
ーラ361,362,363,364によりバッファリング
された各映像・音声データは、データマルチ/デマルチ
プレクサ34に供給される。また、メモリコントローラ
365は、SCSIプロトコルコントローラ375から供
給されたパリティデータを一時的に保持してバッファリ
ングする。メモリコントローラ365によりバッファリ
ングされたパリティデータは、パリティ演算回路35に
供給される。
【0061】SCSIプロトコルコントローラ371
372,373,374,375は、HDD381,382
383,384,385に対応して備えられる。SCSI
プロトコルコントローラ371,372,373,37
4は、それぞれ、HDD381,382,383,384
接続され、データの記録時には、メモリコントローラ3
1,362,363,364から供給された各映像・音声
データを、HDD381,382,383,384に書き込
む。また、SCSIプロトコルコントローラ375は、
HDD385に接続され、メモリコントローラ365から
供給されたパリティデータを、HDD385に書き込
む。
【0062】一方、データの再生時には、SCSIプロ
トコルコントローラ371,372,373,374は、そ
れぞれ、HDD381,382,383,384から映像・
音声データを読み出し、メモリコントローラ361,3
2,363,364に供給する。また、SCSIプロト
コルコントローラ375は、HDD385からパリティデ
ータを読み出し、メモリコントローラ365に供給す
る。
【0063】記録媒体であるHDD381,382,38
3,384,385は、例えば、放送業務用として記録さ
れるべきデータが確実に記録されるとともに、記録され
ているデータが確実に再生されるように冗長性を持たせ
てあり、例えばRAID−3の構成、すなわち、データ
を複数のディスクに分けて並行転送することで転送性能
を高め、さらにパリティディスクを設けた構成をとる。
HDD381,382,383,384,385は、それぞ
れ、データ書き込み及び/又は読み出し手段である図示
しないヘッドを有し、このヘッドを移動させてデータの
記録再生を行う。
【0064】CPU39は、RAID部30の各部を制
御する制御手段である。CPU39は、コマンド用FI
FO33からコマンドデータを入力する。また、CPU
39は、コマンドデータに対応する一連の動作が正常に
終了した場合には、その旨を示すステータスデータを発
行し、このステータスデータをステータス用FIFO4
0に供給する。
【0065】ステータス用FIFO40は、CPU39
から供給されたステータスデータを蓄積する。このステ
ータス用FIFO40に蓄積されたステータスデータ
は、所定のタイミングで後段の再生用データコントロー
ラ41に供給される。
【0066】再生用データコントローラ41は、データ
の記録時には、同期信号を生成し、この同期信号にステ
ータス用FIFO40から供給されたステータスデータ
を付加してパラレル−シリアル変換処理回路42に供給
する。また、再生用データコントローラ41は、データ
の再生時には、同期信号を生成し、この同期信号にステ
ータス用FIFO40から供給されたステータスデータ
とデータマルチ/デマルチプレクサ34から供給された
映像・音声データとを付加してパラレル−シリアル変換
処理回路42に供給する。
【0067】パラレル−シリアル変換処理回路42は、
再生用データコントローラ41から供給されたパラレル
データをバス60を構成する1本のバスに出力するため
に、パラレル−シリアル変換処理を行う。このパラレル
−シリアル変換処理回路42によりパラレル−シリアル
変換処理がなされて得られたシリアルデータは、バス6
0を介して所定の入出力処理部10に出力される。
【0068】つぎに、このようなA/Vサーバ1におけ
るデータの記録処理及びデータの再生処理について説明
する。
【0069】A/Vサーバ1は、以下のようにして、外
部より入力されたデータDINを記録する。
【0070】A/Vサーバ1においては、任意の入出力
処理部10に入力されたデータDINは、入力回路11に
て映像・音声データが取り出される。映像・音声データ
は、シリアル−パラレル変換処理回路12によりパラレ
ルデータに変換され、メモリ131,132,133,1
4,135でバッファリングされる。そして、バッファ
リングされているデータは、それぞれ、タイムスロット
発生回路20から割り当てられたタイムスロットTSL
期間に、バス出力処理回路141,142,143,1
4,145に供給されてコマンドデータが付加され、図
4に示すように、バス50を介して全てのRAID部3
0へ転送される。
【0071】RAID部30に転送されてきたデータ
は、記録用データコントローラ32によりコマンドデー
タと映像・音声データとに分離される。コマンドデータ
は、コマンド用FIFO33を経てCPU39に供給さ
れる。また、映像・音声データは、データマルチ/デマ
ルチプレクサ34を介してメモリコントローラ361
362,363,364に供給され、バッファリングされ
る。これらのメモリコントローラ361,362,3
3,364に供給された映像・音声データは、コマンド
データが供給されたCPU39の制御のもとに読み出さ
れ、SCSIプロトコルコントローラ371,372,3
3,374を経てHDD381,382,383,384
記録される。同時に、パリティ演算回路35にて生成さ
れたパリティデータは、メモリコントローラ365に供
給されてバッファリングされた後、CPU39の制御の
もとに読み出され、SCSIプロトコルコントローラ3
5を経てHDD385に記録される。このとき、映像・
音声データ及びパリティデータは、先に図4に示したよ
うに、全てのHDD381,382,383,384,38
5の同じ論理アドレス(以下、LBAと記す。)に記録
される。CPU39は、データの記録動作が正常に行わ
れた場合には、その旨を示すステータスデータを発行し
てステータス用FIFO40に供給する。ステータスデ
ータは、所定のタイミングでステータス用FIFO40
から読み出され、バス60を介して対応する入出力処理
部10へ転送される。
【0072】A/Vサーバ1は、このような処理を行う
ことによって、外部から入力したデータDINをRAID
部30に記録することができる。
【0073】一方、A/Vサーバ1は、以下のようにし
て、HDD381,382,383,384に記録されてい
るデータを再生して外部に出力する。
【0074】すなわち、A/Vサーバ1においては、デ
ータを再生させる任意の入出力処理部10は、タイムス
ロット発生回路20により割り当てられたタイムスロッ
トTSLの期間に、先に図4に示したように、コマンドデ
ータをバス50を介してRAID部30に出力すること
によって、データの再生要求を行う。
【0075】RAID部30では、入出力処理部10か
ら供給されたコマンドデータは、コマンド用FIFO3
3を経てCPU39に供給される。HDD381,3
2,383,384に記録されている映像・音声データ
と、HDD385に記録されているパリティデータは、
コマンドデータが供給されたCPU39の制御のもとに
読み出される。このとき、映像・音声データ及びパリテ
ィデータは、全てのHDD381,382,383,3
4,385の同じLBAから読み出される。映像・音声
データは、それぞれ、SCSIプロトコルコントローラ
371,372,373,374及びメモリコントローラ3
1,362,363,364を経てデータマルチ/デマル
チプレクサ34に供給される。また、パリティデータ
は、SCSIプロトコルコントローラ375、メモリコ
ントローラ365及びパリティ演算回路35を経てデー
タマルチ/デマルチプレクサ34に供給される。これら
の映像・音声データは、データマルチ/デマルチプレク
サ34によって、パリティデータに基づいてエラー検出
及びエラー訂正処理が施された後、合成されて再生用デ
ータコントローラ41に供給される。CPU39は、デ
ータの再生動作が正常に行われた場合には、その旨を示
すステータスデータを発行してステータス用FIFO4
0に供給する。ステータスデータは、所定のタイミング
でステータス用FIFO40から読み出されて再生用デ
ータコントローラ41に供給され、同期信号及び映像・
音声データに付加される。これらの同期信号、映像・音
声データ及びステータスデータは、バス60を介して再
生要求を行った入出力処理部10へ転送される。
【0076】再生要求を行った入出力処理部10におい
ては、RAID部30から出力されたデータは、バス6
0を介してバス入力処理回路151,152,153,1
4,155に供給されてステータスデータが抜き出さ
れ、メモリ161,162,163,164,165に供給
される。メモリ161,162,163,164,165
供給されたデータは、バッファリングされた後、パラレ
ル−シリアル変換処理回路17にてシリアルデータに変
換される。このシリアルデータは、出力回路18に供給
されて所定の処理が施され、データDOUTとして外部に
出力される。
【0077】このようにして、A/Vサーバ1は、内部
素材を再生して外部に出力することができる。
【0078】このようなA/Vサーバ1においては、任
意の入出力処理部10がRAID部30に対してアクセ
スし、RAID部30における処理を行い、その結果を
入出力処理部10がRAID部30から受け取るまでに
3タイムスロット期間を要するいわゆる3タイムスロッ
トシーケンスと、2タイムスロット期間を要するいわゆ
る2タイムスロットシーケンスとがある。
【0079】まず、3タイムスロットシーケンスの具体
例として、入出力処理部101乃至入出力処理部10
4が、順次、RAID部30に対するデータの記録又は
再生を行う様子を図5及び図6を参照して説明する。
【0080】A/Vサーバ1においては、図5に示すよ
うに、入出力処理部101乃至入出力処理部104が、3
タイムスロットシーケンスで順次、RAID部30に対
してデータの記録を行う。
【0081】すなわち、任意であるX番目のタイムスロ
ット期間に、タイムスロット発生回路20から入出力処
理部101に対してタイムスロットTSLが割り当てら
れ、入出力処理部101がバス50の使用権を得てRA
ID部30に対して、データの書き込みを指示するライ
トコマンドデータ(W)及びデータを出力したものとす
ると、RAID部30は、次のX+1番目のタイムスロ
ット期間に、入出力処理部101から出力されたデータ
を上述したHDD381,382,383,384,385
に書き込み記録する。
【0082】ここで、X+1番目のタイムスロット期間
は、入出力処理部102に対してバス50の使用権が割
り当てられた期間であることから、入出力処理部102
は、RAID部30に対して、ライトコマンドデータ
(W)及びデータを出力する。
【0083】RAID部30は、次のX+2番目のタイ
ムスロット期間に、入出力処理部101から出力された
データの書き込みが終了した旨のステータスデータ
(S)を、バス60の使用権を得た入出力処理部101
に対して出力するとともに、X+1番目のタイムスロッ
ト期間に入出力処理部102から出力されたデータをH
DD381,382,383,384,385に書き込み記
録する。また、X+2番目のタイムスロット期間は、入
出力処理部103に対してバス50の使用権が割り当て
られた期間であることから、入出力処理部103は、R
AID部30に対して、ライトコマンドデータ(W)及
びデータを出力する。
【0084】RAID部30は、次のX+3番目のタイ
ムスロット期間に、入出力処理部102から出力された
データの書き込みが終了した旨のステータスデータ
(S)を、バス60の使用権を得た入出力処理部102
に対して出力するとともに、X+2番目のタイムスロッ
ト期間に入出力処理部103から出力されたデータをH
DD381,382,383,384,385に書き込み記
録する。同様に、X+3番目のタイムスロット期間は、
入出力処理部104に対してバス50の使用権が割り当
てられた期間であることから、入出力処理部104は、
RAID部30に対して、ライトコマンドデータ(W)
及びデータを出力する。
【0085】このように、A/Vサーバ1においては、
3タイムスロット期間で任意の入出力処理部10とRA
ID部30との処理が完結し、入出力処理部101乃至
入出力処理部104が、順次、RAID部30に対して
データの記録を行う。
【0086】また、A/Vサーバ1においては、図6に
示すように、入出力処理部101乃至入出力処理部104
は、3タイムスロットシーケンスで順次、RAID部3
0からデータを再生する。
【0087】すなわち、任意であるX番目のタイムスロ
ット期間に、タイムスロット発生回路20から入出力処
理部101に対してタイムスロットTSLが割り当てら
れ、入出力処理部101がバス50の使用権を得てRA
ID部30に対して、データの読み出しを指示するリー
ドコマンドデータ(R)を出力したものとすると、RA
ID部30は、次のX+1番目のタイムスロット期間
に、このリードコマンドデータに応じてHDD381
382,383,384,385からデータを読み出し再生
する。
【0088】ここで、X+1番目のタイムスロット期間
は、入出力処理部102に対してバス50の使用権が割
り当てられた期間であることから、入出力処理部102
は、RAID部30に対して、リードコマンドデータ
(R)を出力する。
【0089】RAID部30は、次のX+2番目のタイ
ムスロット期間に、読み出したデータとステータスデー
タ(S)を、バス60の使用権を得た入出力処理部10
1に対して出力するとともに、X+1番目のタイムスロ
ット期間に入出力処理部102から出力されたリードコ
マンドデータに応じてHDD381,382,383,3
4,385からデータを読み出し再生する。また、X+
2番目のタイムスロット期間は、入出力処理部103
対してバス50の使用権が割り当てられた期間であるこ
とから、入出力処理部103は、RAID部30に対し
て、リードコマンドデータ(R)を出力する。
【0090】RAID部30は、次のX+3番目のタイ
ムスロット期間に、読み出したデータとステータスデー
タ(S)を、バス60の使用権を得た入出力処理部10
2に対して出力するとともに、X+2番目のタイムスロ
ット期間に入出力処理部103から出力されたリードコ
マンドデータに応じてHDD381,382,383,3
4,385からデータを読み出し再生する。同様に、X
+3番目のタイムスロット期間は、入出力処理部104
に対してバス50の使用権が割り当てられた期間である
ことから、入出力処理部104は、RAID部30に対
して、リードコマンドデータ(R)を出力する。
【0091】このように、A/Vサーバ1においては、
3タイムスロット期間で任意の入出力処理部10とRA
ID部30との処理が完結し、入出力処理部101乃至
入出力処理部104は、順次、RAID部30からデー
タを再生する。
【0092】さらに、A/Vサーバ1においては、2タ
イムスロットシーケンスの場合、図7に示すように、入
出力処理部101乃至入出力処理部104が、順次、RA
ID部30に対してデータの記録を行う。この場合、任
意の入出力処理部10は、先に図5に示した3タイムス
ロットシーケンスでのデータの記録動作とは異なり、デ
ータを予めRAID部30に出力しておき、そのデータ
と連続して、割り当てられたタイムスロット期間にコマ
ンドデータを出力する。
【0093】すなわち、入出力処理部101は、任意で
あるX番目のタイムスロット期間に、記録しようとする
データをRAID部30に対して出力し、メモリコント
ローラ361,362,363,364,365に保持させ
る。そして、入出力処理部101は、次のX+1番目の
タイムスロット期間に、データの書き込みを指示するラ
イトコマンドデータ(W)をRAID部30に出力す
る。RAID部30は、ライトコマンドデータに応じ
て、メモリコントローラ361,362,363,364
365に保持しているデータをHDD381,382,3
3,384,385に書き込み記録する。また、入出力
処理部102は、記録しようとするデータをRAID部
30に出力し、メモリコントローラ361,362,36
3,364,365に保持させる。
【0094】RAID部30は、次のX+2番目のタイ
ムスロット期間に、入出力処理部101から出力された
データの書き込みが終了した旨のステータスデータ
(S)を、入出力処理部101に対して出力する。ま
た、入出力処理部102は、ライトコマンドデータ
(W)をRAID部30に出力する。RAID部30
は、このライトコマンドデータに応じて、入出力処理部
102から出力されてメモリコントローラ361,3
2,363,364,365に保持しているデータをHD
D381,382,383,384,385に書き込み記録
する。さらに、入出力処理部103は、記録しようとす
るデータをRAID部30に出力し、メモリコントロー
ラ361,362,363,364,365に保持させる。
【0095】次のX+3番目のタイムスロット期間で
は、RAID部30は、入出力処理部102から出力さ
れたデータの書き込みが終了した旨のステータスデータ
(S)を、入出力処理部102に対して出力する。ま
た、入出力処理部103は、ライトコマンドデータ
(W)をRAID部30に出力する。RAID部30
は、このライトコマンドデータに応じて、入出力処理部
103から出力されてメモリコントローラ361,3
2,363,364,365に保持しているデータをHD
D381,382,383,384,385に書き込み記録
する。さらに、入出力処理部104は、記録しようとす
るデータをRAID部30に出力し、メモリコントロー
ラ361,362,363,364,365に保持させる。
【0096】同様にして、次のX+4番目のタイムスロ
ット期間では、RAID部30は、入出力処理部103
から出力されたデータの書き込みが終了した旨のステー
タスデータ(S)を、入出力処理部103に対して出力
する。また、入出力処理部104は、ライトコマンドデ
ータ(W)をRAID部30に出力する。RAID部3
0は、このライトコマンドデータに応じて、入出力処理
部104から出力されてメモリコントローラ361,36
2,363,364,365に保持しているデータをHDD
381,382,383,384,385に書き込み記録す
る。
【0097】このように、A/Vサーバ1においては、
2タイムスロット期間で任意の入出力処理部10とRA
ID部30との処理が完結し、入出力処理部101乃至
入出力処理部104が、順次、RAID部30に対して
データの記録を行う。
【0098】さらにまた、A/Vサーバ1においては、
図8に示すように、入出力処理部101乃至入出力処理
部104が、2タイムスロットシーケンスで順次、RA
ID部30からデータを再生する。
【0099】すなわち、任意であるX番目のタイムスロ
ット期間に、入出力処理部101がRAID部30に対
して、データの読み出しを指示するリードコマンドデー
タ(R)を出力したものとすると、RAID部30は、
このリードコマンドデータに応じてHDD381,3
2,383,384,385からデータを読み出し再生す
る。
【0100】次のX+1番目のタイムスロット期間で
は、RAID部30は、読み出したデータとステータス
データ(S)を、入出力処理部101に対して出力す
る。また、入出力処理部102は、RAID部30に対
して、リードコマンドデータ(R)を出力し、これに応
じて、RAID部30は、HDD381,382,3
3,384,385からデータを読み出し再生する。
【0101】同様にして、次のX+2番目のタイムスロ
ット期間では、RAID部30は、入出力処理部102
から出力されたリードコマンドデータに応じて読み出し
たデータとステータスデータ(S)を、入出力処理部1
2に対して出力する。また、入出力処理部103は、R
AID部30に対して、リードコマンドデータ(R)を
出力し、これに応じて、RAID部30は、HDD38
1,382,383,384,385からデータを読み出し
再生する。
【0102】さらに同様にして、次のX+3番目のタイ
ムスロット期間では、RAID部30は、入出力処理部
103から出力されたリードコマンドデータに応じて読
み出したデータとステータスデータ(S)を、入出力処
理部103に対して出力する。また、入出力処理部104
は、RAID部30に対して、リードコマンドデータ
(R)を出力し、これに応じて、RAID部30は、H
DD381,382,383,384,385からデータを
読み出し再生する。
【0103】このように、A/Vサーバ1においては、
2タイムスロット期間で任意の入出力処理部10とRA
ID部30との処理が完結し、入出力処理部101乃至
入出力処理部104が、順次、RAID部30からデー
タを再生する。
【0104】A/Vサーバ1においては、RAID部3
0のCPU39は、1タイムスロット期間に、図9に示
すような動作を行う。
【0105】CPU39は、同図に示すように、まず期
間T1において、コマンドの解釈を行う。
【0106】次に、CPU39は、期間T2において、
HDD381,382,383,384,385に対してコ
マンドを発行する。HDD381,382,383,3
4,385は、これに応じて図示しないヘッドを駆動さ
せシーク動作を開始する。
【0107】次に、CPU39は、期間T3において、
待機状態とされる。このとき、HDD381,382,3
3,384,385は、シーク動作を行い、データの書
き込み又は読み出しを行う。
【0108】次に、CPU39は、期間T4において、
HDD381,382,383,384,385による処理
結果を受け取る。
【0109】そして、CPU39は、期間T5における
空き時間中のうち、例えば1タイムスロット期間が終了
する10ミリ秒前からの期間T6において、ステータス
データを設定・発行する。
【0110】A/Vサーバ1においてHDD381,3
2,383,384,385は、データの書き込み又は読
み出しのためにシーク動作を行うことでビジー状態とな
る期間T2乃至期間T4以外の期間である期間T1,T5
6からなる期間T7において、後述するアフタートリー
トメントシーク(After Treatment Seek)動作を行う。
【0111】このアフタートリートメントシーク動作を
説明するために、図10乃至図12を参照して説明す
る。
【0112】A/Vサーバ1において映像・音声データ
は、例えば図10に示すように、RAID部30のHD
D381に対して、映像・音声ファイルFL1,FL2
FL3,FL4,・・・,FLnとしてマッピングされて
いる。なお、A/Vサーバ1において入出力処理部10
1,102,103,104は、それぞれ、上述したよう
に、全てのRAID部30のHDD381,382,38
3,384,385の同じLBAに対して同時にアクセス
する。そのため、映像・音声データは、HDD382
383,384,385に対しても、HDD381と同様
に、映像・音声ファイルFL1,FL2,FL3,FL4
・・・,FLnとしてマッピングされている。このこと
から以下では、HDD381,382,383,384,3
5のうち任意のHDDについて説明する。
【0113】ここで、例えば図11に示すように、任意
のHDDに対して、3つの映像・音声ファイルFLA
FLB,FLCが連続して記録されているとともに、これ
らの映像・音声ファイルFLA,FLB,FLCとは離隔
されて1つの映像・音声ファイルFLDが記録されてお
り、入出力処理部101が映像・音声ファイルFLAを処
理対象とし、入出力処理部102が映像・音声ファイル
FLBを処理対象とし、入出力処理部103が映像・音声
ファイルFLCを処理対象とし、入出力処理部104が映
像・音声ファイルFLDを処理対象としている場合を考
える。
【0114】このような場合、A/Vサーバ1において
は、RAID部30は、任意のタイムスロット期間に、
入出力処理部103が映像・音声ファイルFLCの処理対
象領域FLC1にアクセスするためのコマンドデータを受
け取ると、このコマンドデータに含まれる情報であるL
BAに基づいて、HDDの図示しないヘッドをシークさ
せ、映像・音声ファイルFLCの処理対象領域FLC1
アクセスする。
【0115】RAID部30は、コマンドデータに応じ
た処理を実行した後、CPU39により上述した期間T
7が所定の時間以上であると判別した場合には、アフタ
ートリートメントシーク動作を実行し、HDDのヘッド
を固定位置であるホームポジションZにシークさせる。
【0116】そして、RAID部30は、次のタイムス
ロット期間に、入出力処理部104が映像・音声ファイ
ルFLDの処理対象領域FLD1にアクセスするためのコ
マンドデータを受け取ると、このコマンドデータに含ま
れる情報であるLBAに基づいて、ホームポジションZ
の位置からHDDのヘッドをシークさせ、映像・音声フ
ァイルFLDの処理対象領域FLD1にアクセスする。
【0117】RAID部30は、コマンドデータに応じ
た処理を実行した後、CPU39により上述した期間T
7が所定の時間以上であると判別した場合には、再びア
フタートリートメントシーク動作を実行し、HDDのヘ
ッドをホームポジションZにシークさせる。
【0118】そして、RAID部30は、次のタイムス
ロット期間に、入出力処理部101が映像・音声ファイ
ルFLAの処理対象領域FLA2にアクセスするためのコ
マンドデータを受け取ると、このコマンドデータに含ま
れる情報であるLBAに基づいて、ホームポジションZ
の位置からHDDのヘッドをシークさせ、映像・音声フ
ァイルFLAの処理対象領域FLA2にアクセスする。
【0119】このように、A/Vサーバ1は、RAID
部30における次の処理に対する予備動作としてのアフ
タートリートメントシーク動作を行うことによって、任
意の映像・音声ファイルからHDD上でのLBAが互い
に大きく離隔している映像・音声ファイルへアクセスす
る際にも、ヘッドの移動距離を小さくすることができ
る。
【0120】A/Vサーバ1においては、ホームポジシ
ョンZとして、例えば予め設定したHDD上の任意のL
BAである固定ポイントを設定する。また、A/Vサー
バ1においては、HDDのヘッドを同一位置に頻繁にシ
ークさせることによる電気的な負荷やHDDの物理的な
損傷を防止するために、例えば設定した固定ポイントを
中心として±3%程度の領域といった固定ポイントの近
傍の領域をホームポジションZとしてもよい。A/Vサ
ーバ1においては、例えばHDDの全領域に対する中央
付近に固定ポイントを設定することによって、ヘッドの
移動距離を平均的なシーク距離に近づけることもでき
る。さらに、A/Vサーバ1においては、RAID部3
0のCPU39により1タイムスロット又は数タイムス
ロット毎に例えば乱数を発生し、この乱数により求まる
LBAをホームポジションZとするようにしてもよい。
【0121】このようなアフタートリートメントシーク
動作を実行するA/Vサーバ1においてRAID部30
は、1タイムスロット期間に、図12に示すような一連
の工程を行う。
【0122】RAID部30は、同図に示すように、ス
テップS1において、タイムスロット発生回路20から
割り当てられたタイムスロットTSLによりバス50,6
0の使用権を得た任意の入出力処理部10から供給され
たコマンドデータを受け取り、そのタイムスロット期間
の先頭においてCPU39にコマンドデータを供給す
る。
【0123】次に、RAID部30は、ステップS2に
おいて、CPU39によりコマンドの解釈を行い、コマ
ンドデータに含まれる情報であるHDDのLBAに基づ
いて、HDD381,382,383,384,385のシ
ーク動作を開始させる。
【0124】次に、RAID部30は、ステップS3に
おいて、コマンドを実行し、所定の処理を行う。
【0125】次に、RAID部30は、ステップS4に
おいて、上述した期間T7として、HDD381,3
2,383,384,385のヘッドをホームポジション
Zまで移動するのに要する空き時間があるか否かをCP
U39により判別する。
【0126】ここで、期間T7として、HDD381,3
2,383,384,385のヘッドをホームポジション
Zまで移動するのに要する十分な時間がないと判別され
た場合には、RAID部30は、1タイムスロット期間
の処理を終了する。
【0127】一方、期間T7として、HDD381,38
2,383,384,385のヘッドをホームポジションZ
まで移動するのに要する十分な時間があると判別された
場合には、RAID部30は、ステップS5において、
CPU39がHDD381,382,383,384,38
5を制御してアフタートリートメントシーク動作を実行
し、1タイムスロット期間の処理を終了する。
【0128】A/Vサーバ1は、このような一連の処理
を経ることによって、1タイムスロット期間における処
理を終了する。
【0129】以上説明したように、A/Vサーバ1は、
アフタートリートメントシーク動作を行うことによっ
て、任意の映像・音声ファイルからHDD上でのLBA
が互いに離隔している映像・音声ファイルへアクセスす
る際にも、ヘッドの移動距離を小さくすることができ
る。したがって、A/Vサーバ1は、ヘッドを大きく駆
動する必要がなく、シーク時間を短縮することができ、
RAID部30における全ての処理を1タイムスロット
期間内で完結させることができる。
【0130】また、A/Vサーバ1は、アフタートリー
トメントシーク動作を行うことによって、ヘッドを大き
く駆動することに起因するシーク外れを引き起こす確率
を低くすることができる。
【0131】さらに、A/Vサーバ1は、アフタートリ
ートメントシーク動作を行うことによって、ヘッドを大
きく駆動する必要がないことから、シーク処理のための
時間を十分にとることができ、リトライ回数を増やすこ
とができる。そのため、A/Vサーバ1は、シークエラ
ーを少なくすることができる。
【0132】なお、本発明は、上述した実施の形態に限
定されるものではなく、例えば、4つの入出力処理部1
1,102,103,104と5つのRAID部301
302,303,304,305とを備えるものとして説明
したが、入出力処理部及びRAID部は、いくつであっ
てもよい。この場合、本発明は、RAID部の数に応じ
て、入出力処理部が有するメモリ、バス出力処理回路、
バス入力処理回路、入出力処理部とRAID部とを結ぶ
バスの構成を変更すればよい。
【0133】また、本発明は、RAID部30が5つの
HDD381,382,383,384,385を有するも
のとして説明したが、HDDの数はこれに限定されるも
のではなく、HDDの数に応じて、メモリコントローラ
やSCSIプロトコルコントローラの数を変更すればよ
い。
【0134】さらに、本発明は、記録媒体としてHDD
を用いるものとして説明したが、例えば光ディスクや光
磁気ディスクといったシーク動作を要する記録媒体であ
っても適用することもできる。
【0135】このように、本発明は、その趣旨を逸脱し
ない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもな
い。
【0136】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かるデータ記録再生装置は、ノンリニアアクセスが可能
な記録媒体と、この記録媒体に対してデータの入力及び
/又は出力処理を行う複数の入出力処理部とを備え、複
数の入出力処理部は、それぞれ、予め割り振られたタイ
ムスロット内で入力されたデータを処理して記録媒体に
記録させるとともに、記録媒体から読み出されたデータ
を処理して出力するデータ記録再生装置であって、記録
媒体に対するデータの書き込み及び/又は読み出しを行
うデータ書き込み及び/又は読み出し手段と、記録媒体
に対するアクセスがない期間に、データ書き込み及び/
又は読み出し手段を、記録媒体の固定位置に移動させる
制御手段とを備える。
【0137】したがって、本発明にかかるデータ記録再
生装置は、記録媒体に対するアクセスがない期間に、デ
ータ書き込み及び/又は読み出し手段を、記録媒体の固
定位置に移動させることによって、次の処理時における
データ書き込み及び/又は読み出し手段の移動距離を小
さくすることができることから、データ書き込み及び/
又は読み出し手段の移動時間を短縮することができ、1
タイムスロット内で処理を完結させることができる。
【0138】また、本発明にかかるデータ記録再生方法
は、複数の入出力処理部のそれぞれが、予め割り振られ
たタイムスロット内で入力されたデータを処理してノン
リニアアクセスが可能な記録媒体に記録させるととも
に、記録媒体から読み出されたデータを処理して出力す
るデータ記録再生方法であって、記録媒体に対するアク
セスがない期間に、記録媒体に対するデータの書き込み
及び/又は読み出しを行うデータ書き込み及び/又は読
み出し手段を、記録媒体の固定位置に移動させる。
【0139】したがって、本発明にかかるデータ記録再
生方法は、記録媒体に対するアクセスがない期間に、記
録媒体に対するデータの書き込み及び/又は読み出しを
行うデータ書き込み及び/又は読み出し手段を、記録媒
体の固定位置に移動させることによって、次の処理時に
おけるデータ書き込み及び/又は読み出し手段の移動距
離を小さくすることができることから、データ書き込み
及び/又は読み出し手段の移動時間の短縮化を図ること
ができ、1タイムスロット内で処理を完結させることを
可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態として示すA/Vサーバの
構成を説明するブロック図である。
【図2】同A/Vサーバが備える入出力処理部の内部構
成を説明するブロック図である。
【図3】同A/Vサーバが備えるRAID部の内部構成
を説明するブロック図である。
【図4】同入出力処理部が同RAID部にアクセスする
様子を説明する図である。
【図5】同A/Vサーバにおける動作内容を説明する図
であって、3タイムスロットシーケンスでデータの記録
を行う際の処理を説明する図である。
【図6】同A/Vサーバにおける動作内容を説明する図
であって、3タイムスロットシーケンスでデータの再生
を行う際の処理を説明する図である。
【図7】同A/Vサーバにおける動作内容を説明する図
であって、2タイムスロットシーケンスでデータの記録
を行う際の処理を説明する図である。
【図8】同A/Vサーバにおける動作内容を説明する図
であって、2タイムスロットシーケンスでデータの再生
を行う際の処理を説明する図である。
【図9】同RAID部が有するCPUが1タイムスロッ
ト期間に行う動作を説明する図である。
【図10】同RAID部が有する任意のHDDへの映像
・音声ファイルのマッピングの一例を説明する図であ
る。
【図11】同HDDへのアクセスの一例を説明する図で
ある。
【図12】同RAID部が1タイムスロット期間に行う
一連の処理を説明するフローチャートである。
【図13】同RAID部が1タイムスロット期間に行う
一連の処理を説明するフローチャートである。
【図14】同RAID部が有するCPUが1タイムスロ
ット期間に行う動作を説明する図である。
【図15】同RAID部が有する任意のHDDへのアク
セスの一例を説明する図である。
【図16】同RAID部が有する任意のHDDへのアク
セスの他の一例を説明する図である。
【符号の説明】
1 A/Vサーバ、 101,102,103,104
録ポート、 20 タイムスロット発生回路、 3
1,302,303,304,305 RAID部、3
1,362,363,364,365 メモリコントロー
ラ、 381,382,383,384,385 HDD、
39 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B065 BA01 CA30 CC08 5C053 FA23 FA28 GA06 GB01 GB11 GB15 GB37 HA29 HA40 KA01 KA08 KA24 5D076 BB01 CC02 CC05 EE02 FF10 FF21 5D110 AA13 CB04 CC02 CD26 CG08

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノンリニアアクセスが可能な記録媒体
    と、この記録媒体に対してデータの入力及び/又は出力
    処理を行う複数の入出力処理部とを備え、上記複数の入
    出力処理部は、それぞれ、予め割り振られたタイムスロ
    ット内で入力されたデータを処理して上記記録媒体に記
    録させるとともに、上記記録媒体から読み出されたデー
    タを処理して出力するデータ記録再生装置であって、 上記記録媒体に対するデータの書き込み及び/又は読み
    出しを行うデータ書き込み及び/又は読み出し手段と、 上記記録媒体に対するアクセスがない期間に、上記デー
    タ書き込み及び/又は読み出し手段を、上記記録媒体の
    固定位置に移動させる制御手段とを備えることを特徴と
    するデータ記録再生装置。
  2. 【請求項2】 上記制御手段は、上記データ書き込み及
    び/又は読み出し手段を上記固定位置まで移動させる時
    間が、上記記録媒体に対するアクセスがない期間に納ま
    るか否かを判別することを特徴とする請求項1記載のデ
    ータ記録再生装置。
  3. 【請求項3】 上記制御手段は、上記データ書き込み及
    び/又は読み出し手段を上記固定位置まで移動させる時
    間が、上記記録媒体に対するアクセスがない期間に納ま
    らないと判別した場合には、上記データ書き込み及び/
    又は読み出し手段を、上記固定位置に移動させないこと
    を特徴とする請求項2記載のデータ記録再生装置。
  4. 【請求項4】 上記固定位置は、予め設定された固定点
    であることを特徴とする請求項1記載のデータ記録再生
    装置。
  5. 【請求項5】 上記固定位置は、予め設定された固定点
    近傍領域であることを特徴とする請求項1記載のデータ
    記録再生装置。
  6. 【請求項6】 上記固定位置は、上記記録媒体の全領域
    の中央近傍に位置されることを特徴とする請求項1記載
    のデータ記録再生装置。
  7. 【請求項7】 上記固定位置は、上記制御手段により発
    生された乱数値であることを特徴とする請求項1記載の
    データ記録再生装置。
  8. 【請求項8】 上記制御手段は、全タイムスロット毎又
    は任意のタイムスロット間隔毎に上記乱数値を発生する
    ことを特徴とする請求項7記載のデータ記録再生装置。
  9. 【請求項9】 上記記録媒体に対するアクセスがない期
    間は、任意のタイムスロットにおける上記記録媒体に対
    するアクセスが終了してから、次のタイムスロットにお
    ける上記記録媒体に対するアクセスが開始されるまでの
    時間であることを特徴とする請求項1記載のデータ記録
    再生装置。
  10. 【請求項10】 複数の入出力処理部のそれぞれが、予
    め割り振られたタイムスロット内で入力されたデータを
    処理してノンリニアアクセスが可能な記録媒体に記録さ
    せるとともに、上記記録媒体から読み出されたデータを
    処理して出力するデータ記録再生方法であって、 上記記録媒体に対するアクセスがない期間に、上記記録
    媒体に対するデータの書き込み及び/又は読み出しを行
    うデータ書き込み及び/又は読み出し手段を、上記記録
    媒体の固定位置に移動させることを特徴とするデータ記
    録再生方法。
  11. 【請求項11】 上記データ書き込み及び/又は読み出
    し手段を上記固定位置まで移動させる時間が、上記記録
    媒体に対するアクセスがない期間に納まるか否かを判別
    することを特徴とする請求項10記載のデータ記録再生
    方法。
  12. 【請求項12】 上記データ書き込み及び/又は読み出
    し手段を上記固定位置まで移動させる時間が、上記記録
    媒体に対するアクセスがない期間に納まらないと判別し
    た場合には、上記データ書き込み及び/又は読み出し手
    段を、上記固定位置に移動させないことを特徴とする請
    求項11記載のデータ記録再生方法。
  13. 【請求項13】 上記固定位置は、予め設定された固定
    点であることを特徴とする請求項10記載のデータ記録
    再生方法。
  14. 【請求項14】 上記固定位置は、予め設定された固定
    点近傍領域であることを特徴とする請求項10記載のデ
    ータ記録再生方法。
  15. 【請求項15】 上記固定位置は、上記記録媒体の全領
    域の中央近傍に位置されることを特徴とする請求項10
    記載のデータ記録再生方法。
  16. 【請求項16】 上記固定位置は、発生した乱数値であ
    ることを特徴とする請求項10記載のデータ記録再生方
    法。
  17. 【請求項17】 全タイムスロット毎又は任意のタイム
    スロット間隔毎に上記乱数値を発生することを特徴とす
    る請求項16記載のデータ記録再生方法。
  18. 【請求項18】 上記記録媒体に対するアクセスがない
    期間は、任意のタイムスロットにおける上記記録媒体に
    対するアクセスが終了してから、次のタイムスロットに
    おける上記記録媒体に対するアクセスが開始されるまで
    の時間であることを特徴とする請求項10記載のデータ
    記録再生方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008217202A (ja) * 2007-03-01 2008-09-18 Nec Corp ディスクアレイ装置及びファームウェア更新方法

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