JPH11232048A - データ処理装置およびデータ処理方法 - Google Patents

データ処理装置およびデータ処理方法

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JPH11232048A
JPH11232048A JP10037014A JP3701498A JPH11232048A JP H11232048 A JPH11232048 A JP H11232048A JP 10037014 A JP10037014 A JP 10037014A JP 3701498 A JP3701498 A JP 3701498A JP H11232048 A JPH11232048 A JP H11232048A
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JP
Japan
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data
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hdd
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reading
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JP10037014A
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Inventor
Takanobu Kondo
貴信 近藤
Hiroyuki Miyawaki
啓之 宮脇
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 AVサーバにおいて、タイムスロットの前半
でのデータの読み出しの失敗が、その後半で読み出され
るデータに影響することを防止する。 【解決手段】 HDD11mからデータが読み出され、
そのデータが、HDDインターフェイス21を介して、
FIFO22に記憶される。そして、FIFO22に記
憶されたデータは、コントローラ23からのリードクロ
ックに同期して出力される。一方、CPU14では、H
DD11mからの正常なデータの読み出しに成功したか
否かが判定され、HDD11mからの正常なデータの読
み出しに失敗した場合には、FIFO22において、コ
ントローラ23の制御にしたがい、HDD11mから1
回に読み出すべきデータ量に足りない分だけ、ダミーの
データが記憶される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ処理装置お
よびデータ処理方法に関し、特に、例えば、ビデオデー
タ(およびそれに付随するオーディオデータ)をリアル
タイム配信するAV(Audio Visual)サーバシステムな
どに用いて好適なデータ処理装置およびデータ処理方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ハードウェアの処理速度の向上に
伴い、例えば、ランダムアクセス可能なHDD(Hard D
isk Drive)を複数有するHDDアレイ(RAID(Red
undancy Array Inexpensive Disks))を利用した、ビ
デオデータおよびそれに付随するオーディオデータ(以
下、適宜、AVデータという)のリアルタイム配信が可
能なノンリニアAVサーバと呼ばれるサーバが実現され
ている。
【0003】このようなAVサーバを用いたAVサーバ
システム(システムとは、複数の装置が論理的に集合し
た物をいい、各構成の装置が同一筐体中にあるか否かは
問わない)に利用されるHDDアレイは、上述のよう
に、一般には、複数のHDDを内蔵しており、各HDD
には、AVデータが、例えば、時分割で記録される。そ
して、配信時には、各HDDに記録されたAVデータが
読み出されて多重化され、これにより、元のAVデータ
のストリームが構成されて配信される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、AVサーバ
システムにおいては、画像や音声が途切れないように、
所定の期間内に、所定量のデータを、HDDアレイから
正常に読み出す必要がある。しかしながら、HDDアレ
イが内蔵するHDDにおいて、正常なデータの読み出し
に失敗することがあり、この場合、画像や音声が途切れ
る(正常な画像や音声が得られない)ことになる。
【0005】そこで、一般には、HDDアレイにおい
て、誤り訂正処理が施されるようになされている。ここ
で、HDDアレイにおける誤り訂正の方式としては、例
えば、RAID3と呼ばれるものがある。RAID3で
は、複数のHDDのうちの1つに、パリティが記録さ
れ、残りのHDDに、AVデータが時分割で記録され
る。
【0006】従って、RAID3では、複数のHDDの
うちの1において、データの読み出しに失敗した場合に
は、基本的には、そのデータの誤り訂正が可能である。
しかしながら、後述するように、所定の場合には、複数
のHDDのうちの1だけにおいて、データの読み出しに
失敗しても、データの誤り訂正をすることができず、A
Vデータが欠落し、画像や音声が途切れることがあっ
た。
【0007】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、所定の場合におけるデータの欠落を低減
することができるようにするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のデータ
処理装置は、記録媒体からデータを読み出す読み出し手
段と、読み出し手段が読み出したデータを記憶し、所定
のリードクロックに同期して出力する、先入れ先出し方
式の記憶手段と、記録媒体からの正常なデータの読み出
しに成功したか否かを判定する判定手段と、記録媒体か
らの正常なデータの読み出しに失敗した場合に、記録媒
体から1回に読み出すべきデータ量に足りない分だけ、
ダミーのデータを、記憶手段に記憶させる記憶制御手段
とを備えることを特徴とする。
【0009】請求項7に記載のデータ処理方法は、記録
媒体からデータを読み出し、そのデータを、先入れ先出
し方式の記憶手段に記憶させ、所定のリードクロックに
同期して出力させる場合において、記録媒体からの正常
なデータの読み出しに成功したか否かを判定し、記録媒
体からの正常なデータの読み出しに失敗した場合に、記
録媒体から1回に読み出すべきデータ量に足りない分だ
け、ダミーのデータを、記憶手段に記憶させることを特
徴とする。
【0010】請求項1に記載のデータ処理装置において
は、読み出し手段は、記録媒体からデータを読み出すよ
うになされている。記憶手段は、先入れ先出し方式のも
ので、読み出し手段が読み出したデータを記憶し、所定
のリードクロックに同期して出力するようになされてい
る。判定手段は、記録媒体からの正常なデータの読み出
しに成功したか否かを判定し、記憶制御手段は、記録媒
体からの正常なデータの読み出しに失敗した場合に、記
録媒体から1回に読み出すべきデータ量に足りない分だ
け、ダミーのデータを、記憶手段に記憶させるようにな
されている。
【0011】請求項7に記載のデータ処理方法において
は、記録媒体からデータを読み出し、そのデータを、先
入れ先出し方式の記憶手段に記憶させ、所定のリードク
ロックに同期して出力させるようになされている。この
場合において、記録媒体からの正常なデータの読み出し
に成功したか否かを判定し、記録媒体からの正常なデー
タの読み出しに失敗した場合に、記録媒体から1回に読
み出すべきデータ量に足りない分だけ、ダミーのデータ
を、記憶手段に記憶させるようになされている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説
明するが、その前に、特許請求の範囲に記載の発明の各
手段と以下の実施の形態との対応関係を明らかにするた
めに、各手段の後の括弧内に、対応する実施の形態(但
し、一例)を付加して、本発明の特徴を記述すると、次
のようになる。
【0013】即ち、請求項1に記載のデータ処理装置
は、記録媒体に記録されたデータを、複数回に分けて読
み出すための処理を行うデータ処理装置であって、記録
媒体からデータを読み出す読み出し手段(例えば、図3
に示すHDDインターフェイス21など)と、読み出し
手段が読み出したデータを記憶し、所定のリードクロッ
クに同期して出力する、先入れ先出し方式の記憶手段
(例えば、図3に示すFIFO(First In First Out)
22など)と、記録媒体からの正常なデータの読み出し
に成功したか否かを判定する判定手段(例えば、図2に
示すCPU(CentralProcessing Unit)14など)と、
記録媒体からの正常なデータの読み出しに失敗した場合
に、記録媒体から1回に読み出すべきデータ量に足りな
い分だけ、ダミーのデータを、記憶手段に記憶させる記
憶制御手段(例えば、図3に示すコントローラ23な
ど)とを備えることを特徴とする。
【0014】請求項2に記載のデータ処理装置は、記憶
手段が、データを、所定のライトクロックに同期して記
憶し、記憶制御手段が、記録媒体からのデータの読み出
し量をカウントするカウント手段(例えば、図8に示す
データ転送量カウンタ33など)と、カウント手段のカ
ウント値と、記録媒体から1回に読み出すべきデータ量
との差に相当する分だけ、ライトクロックを、記憶手段
に供給する供給手段(例えば、図8に示すFIFOコン
トローラ32など)とを有することを特徴とする。
【0015】なお、勿論この記載は、各手段を上記した
ものに限定することを意味するものではない。
【0016】図1は、本発明を適用したノンリニアAV
サーバシステムの一実施の形態の構成例を示している。
【0017】本実施の形態では、AVサーバシステム
は、4個の端末11乃至14、システムコントローラ2、
PCI(Peripheral Component Interconnect)バス
3,および1のHDDアレイ4で構成されている。
【0018】端末11乃至14は、そこに供給されるAV
データを、PCIバス3を介して、HDDアレイ4に書
き込み、また、その書き込んだAVデータを、HDDア
レイ4から、PCIバス3を介して読み出し、外部(例
えば、AVデータを、衛星回線やCATV(Cable Tele
vision)網を介して配信するための送信装置など)に出
力する入出力制御を行うようになされている。即ち、端
末11乃至14は、記録すべきAVデータを、記録を指示
する記録コマンドとともに、PCIバス3を介して、H
DDアレイ4に送信し、これにより、AVデータを記録
させ、また、再生を指示する再生コマンドを、PCIバ
ス3を介して、HDDアレイ4に送信し、これにより、
既に記録されているAVデータを再生させるようになさ
れている。
【0019】なお、図1のAVサーバシステムは、4つ
の端末11乃至14を有しているため、4チャンネルの入
出力を有することになる。ここで、以下、適宜、端末1
1乃至14に対応するチャンネルを、それぞれチャンネル
ch1乃至ch4という。
【0020】システムコントローラ2には、ファイルシ
ステム2Aが実装されており、システムコントローラ2
は、このファイルシステム2Aによって、HDDアレイ
4上のファイルの記録位置を管理している。そして、シ
ステムコントローラ2は、PCIバス3を介して、端末
1乃至14と通信し、記録対象のAVデータ、または再
生すべきAVデータが格納されるファイルの記録位置
(例えば、セクタ番号など)を知らせるようになされて
いる。
【0021】さらに、システムコントローラ2は、タイ
ムスロット信号を発生し、端末11乃至14に供給してい
る。即ち、HDDアレイ4は、端末11乃至14のいずれ
からもアクセスされる可能性があるため、システムコン
トローラ2は、HDDアレイ4へのアクセスが競合しな
いようにするための管理を行っている。具体的には、H
DDアレイ4へのアクセス権は、端末11乃至14それぞ
れに対して時分割で与えられるようになされており、シ
ステムコントローラ2は、PCIバス3に接続された端
末11乃至14に、HDDアレイ4へアクセスするための
所定期間のタイムスロットを時分割で与えるためのタイ
ムスロット信号(例えば、100ms単位程度のタイム
スロット信号)を発生する。HDDアレイ4へのアクセ
ス権は、タイムスロット信号が表す端末に与えられる。
【0022】HDDアレイ4は、後述する図2に示すよ
うに、複数のHDD(磁気ディスク装置)を有してお
り、端末11乃至14からPCIバス3を介して供給され
るコマンドにしたがい、同じく端末11乃至14からPC
Iバス3を介して供給されるAVデータを記録し、ある
いは既に記録されているAVデータを読み出して、PC
Iバス3を介して、端末11乃至14に供給するようにな
されている。
【0023】次に、図2は、図1のHDDアレイ4の構
成例を示している。
【0024】図2の実施の形態では、HDDアレイ4
は、M個のHDD111乃至11M、M個のインターフェ
イス121乃至12M、データ処理回路13、およびCP
U14で構成されている。
【0025】HDD11m(m=1,2,・・・,M)
は、例えば、SCSI(Small Computer System Interf
ace)の規格に準拠して、インターフェイス12mと通信
し、これにより、インターフェイス12mから供給され
るデータを記録し、また、記録したデータを再生して、
インターフェイス12mに供給するようになされてい
る。インターフェイス12mは、CPU14の制御にし
たがい、データ処理回路13から供給されるデータを受
信し、HDD11mに供給して記録させ、また、HDD
11mから供給されるデータを受信し、データ処理回路
13に供給するようになされている。
【0026】データ処理回路13は、端末11乃至14
らPCIバス3を介して供給されるコマンドや記録すべ
きAVデータを受信するようになされている。そして、
データ処理回路13は、コマンドについてはCPU14
に供給し、AVデータについては分割してパリティを計
算し、インターフェイス121乃至12Mに供給するよう
になされている。ここで、本実施の形態では、HDDア
レイ4において、AVデータが、例えば、RAID3の
規格に準拠してHDD111乃至11Mに記録されるよう
になされている。即ち、データ処理回路13は、CPU
14の制御にしたがい、記録すべきAVデータを、HD
D111乃至11Mの数Mより1だけ少ない数M−1のス
トリームに分割し、各ストリームのAVデータの、例え
ば、1バイトごとに、1バイトのパリティを計算する。
そして、データ処理回路13は、M−1個の1バイト単
位のAVデータを、例えば、インターフェイス121
至12M-1を介して、HDD111乃至11Mー1それぞれ
に供給して記録させるとともに、対応する1バイトのパ
リティを、例えば、インターフェイス12Mを介して、
HDD11Mに供給して記録させるようになされてい
る。従って、ここでは、HDD111乃至11Mー1には、
AVデータが記録され、HDD11Mには、パリティが
記録されるようになされている。
【0027】また、データ処理回路13は、インターフ
ェイス121乃至12Mから供給されるデータを受信する
ようにもなされている。この場合、データ処理回路13
は、CPU14の制御にしたがい、インターフェイス1
1乃至12M-1それぞれからのM−1個の1バイト単位
のAVデータについて、インターフェイス12Mからの
対応する1バイト単位のパリティを用いて誤り検出、訂
正を行い、その誤り訂正後のM−1個のAVデータを、
1のストリーム(元のAVデータ)に多重化して、PC
Iバス3に出力する。
【0028】CPU14は、データ処理回路13から供
給されるコマンドに基づいて、インターフェイス121
乃至12Mおよびデータ処理回路13を制御するように
なされている。
【0029】即ち、CPU14は、記録コマンドを受信
した場合、データ処理回路13を制御することにより、
例えば、その記録コマンドとともに送信されてきたAV
データを時分割させ、さらにパリティを計算させて、イ
ンターフェイス121乃至12Mに供給させる。さらに、
この場合、CPU14は、インターフェイス121乃至
12Mを制御することにより、例えば、データ処理回路
13が供給するデータを、HDD111乃至11Mにそれ
ぞれ記録させる。
【0030】また、CPU14は、再生コマンドを受信
した場合、インターフェイス121乃至12Mを制御する
ことにより、例えば、その再生コマンドに対応するデー
タを、HDD111乃至11Mからそれぞれ読み出させ、
データ処理回路13に供給させる。さらに、この場合、
CPU14は、データ処理回路13を制御することによ
り、インターフェイス121乃至12Mからのデータに誤
り訂正処理を施させ、1のストリームに多重化させて、
PCIバス3に出力させる。
【0031】次に、図3は、図2のインターフェイス1
mの構成例を示している。
【0032】同図に示すように、インターフェイス12
mは、HDDインターフェイス21、FIFO(FIF
Oメモリ)22、およびコントローラ23で構成されて
いる。
【0033】HDDインターフェイス21は、HDD1
mとの間で、SCSIの規格に準拠した通信を行うこ
とで、データ処理回路13から供給されてFIFO22
に記憶されているデータを読み出し、HDD11mに送
信するようになされている。さらに、HDDインターフ
ェイス21は、HDD11mからデータを読み出し、F
IFO22に送信して書き込むようになされている。
【0034】なお、HDDインターフェイス21による
FIFO22に対するデータの読み書きは、コントロー
ラ23の制御の下で行われるようになされている。即
ち、HDDインターフェイス21は、FIFO22に対
してデータの読み書きを行いたいとき、リクエスト信号
REQを、コントローラ23に供給する。そして、コン
トローラ23は、FIFO22に対するデータの読み書
きを許可するときは、HDDインターフェイス21に、
アクノリッジ信号ACKを出力する。HDDインターフ
ェイス21は、リクエスト信号REQを出力した後、コ
ントローラ23からアクノリッジ信号ACKを受信する
まで待機し、アクノリッジ信号ACKを受信してから、
FIFO22にアクセスする。即ち、HDDインターフ
ェイス21とコントローラ23との間で、いわゆるハン
ドシェイクによる通信が行われることにより、HDDイ
ンターフェイス21とFIFO22との間において、デ
ータのやりとりが行われる。
【0035】また、HDDインターフェイス21は、C
PU14の制御にしたがって、各種の処理を行うように
なされている。即ち、CPU14は、データ処理回路1
3から受信したコマンドが記録コマンドまたは再生コマ
ンドの場合、HDDインターフェイス21を、データの
記録または再生を行うようにそれぞれ制御するようにな
されており、HDDインターフェイス21は、その制御
にしたがい、HDD11mにデータを再生させて、FI
FO22に供給し、またはFIFO22からデータを読
み出し、HDD11mに供給して記録させるようになさ
れている。
【0036】ここで、HDD11mからHDDインター
フェイス21に対しては、例えば、セクタ単位で、デー
タが供給されるようになされている。
【0037】FIFO22は、先入れ先出し方式のメモ
リで、コントローラ23の制御にしたがって、データ処
理回路13からのデータを記憶するとともに、その記憶
したデータを、HDDインターフェイス21に出力する
ようになされている。即ち、FIFO22は、コントロ
ーラ23から供給されるライトクロックに同期して、デ
ータ処理回路13からのデータを記憶するとともに、同
じくコントローラ23から供給されるリードクロックに
同期して、記憶したデータを、HDDインターフェイス
21に出力するようになされている。
【0038】また、FIFO22は、コントローラ23
の制御にしたがって、HDDインターフェイス21から
供給されるデータを記憶するとともに、その記憶したデ
ータを、データ処理回路13に出力するようにもなされ
ている。即ち、FIFO22は、コントローラ23から
供給されるライトクロックに同期して、HDDインター
フェイス21からのデータを記憶するとともに、同じく
コントローラ23から供給されるリードクロックに同期
して、記憶したデータをデータ処理回路13に出力する
ようになされている。
【0039】コントローラ23は、CPU14による制
御の下、HDDインターフェイス21およびFIFO2
2を制御するようになされている。即ち、コントローラ
23は、HDDインターフェイス21からリクエスト信
号REQを受信した場合において、FIFO22へのア
クセスを許可しても良いとき(例えば、FIFO22に
おいて、アンダーフローやオーバーフローが生じるおそ
れがないとき)には、HDDインターフェイス21に、
アクノリッジ信号ACKを出力する。また、コントロー
ラ23は、FIFO22に、ライトクロックまたはリー
ドクロックを供給することで、FIFO22に対するデ
ータの読み書きを制御する。
【0040】次に、図1のAVサーバシステムの動作に
ついて説明する。
【0041】まず、AVデータの記録時においては、端
末11乃至14(図1)のうちの、例えば、端末11にお
いて、記録対象のAVデータに、記録を指示する記録コ
マンドが付加される。そして、端末11は、記録コマン
ドが付加されたAVデータを、自身に割り当てられたタ
イムスロットのタイミングで、PCIバス3を介し、H
DDアレイ4に供給する。HDDアレイ4では、端末1
1からの記録コマンドにしたがい、同じく端末11からの
AVデータが記録される。
【0042】即ち、記録コマンドおよびAVデータは、
HDDアレイ4(図2)のデータ処理回路13で受信さ
れる。データ処理回路13では、記録コマンドとAVデ
ータとが分離され、記録コマンドは、CPU14に供給
される。これにより、CPU14では、インターフェイ
ス121乃至12Mが、データの記録を行うように制御さ
れる。
【0043】また、データ処理回路13では、記録コマ
ンドとともに送信されてきたAVデータが、M−1個の
ストリームに分割され、各ストリームのAVデータの1
バイトごとに、1バイトのパリティが計算される。そし
て、データ処理回路13は、M−1個の1バイト単位の
AVデータを、インターフェイス121乃至12M-1にそ
れぞれ供給するとともに、対応する1バイト単位のパリ
ティを、インターフェイス12Mに供給する。
【0044】インターフェイス12m(図3)では、コ
ントローラ23において、ライトクロックが出力され、
このライトクロックに同期して、FIFO22におい
て、データ処理回路13からのデータが記憶される。さ
らに、コントローラ23は、リードクロックを出力し、
FIFO22においては、このリードクロックに同期し
て、記憶されたデータが読み出され、HDDインターフ
ェイス21に供給される。HDDインターフェイス21
は、CPU14の制御にしたがって、FIFO22から
のデータを、HDD11mに供給して記録させる。
【0045】以上のようにして、記録コマンドとともに
送信されてきたAVデータの記録が終了すると、CPU
14は、データ処理回路13を制御することにより、A
Vデータの記録が正常に行われたかどうかなどを示す、
AVデータの記録に関する情報としての記録ステータス
を構成させ、PCIバス3を介して、端末11に送信さ
れる。端末11では、記録ステータスが受信され、記録
が正常に行われたかどうかが認識される。
【0046】ここで、端末12乃至14においても、処理
が行われるタイムスロットがずれるだけで(自身に割り
当てられたタイムスロットで、処理が行われるだけ
で)、端末11における場合と同様にして、AVデータ
の記録が行われる。
【0047】なお、端末11には、AVデータを、例え
ば、MPEG(Moving Picture Experts Group)符号化
などさせてから、HDDアレイ4に供給させることも可
能である。
【0048】次に、AVサーバシステムの再生時の動作
について、図4および図5を参照して説明する。
【0049】ここで、図4は、AVサーバシステムの再
生時におけるタイミングチャートを、図5は、再生時に
おけるHDDアレイ4内のデータの流れを、それぞれ示
している。
【0050】なお、ここでは、図4(A)に示すよう
に、タイムスロットt1が端末11に割り当てられ、タ
イムスロットt2が端末12に割り当てられ、タイムス
ロットt3が端末13に割り当てられ、タイムスロット
t4が端末14に割り当てられ、タイムスロットt1が
端末11に割り当てられ、以下、同様にして、タイムス
ロットが端末11乃至14に周期的に割り当てられている
とする。従って、端末11乃至14のうちのいずれか1つ
の端末に注目すれば、その端末には、タイムスロットに
対応する時間の4倍の周期Tで、HDD4へのアクセス
権が与えられるようになされている。
【0051】例えば、いま、端末11乃至14それぞれ
が、自身に割り当てられたタイムスロットのタイミング
で、チャンネルch1乃至ch4のAVデータの再生を
指示する再生コマンドを、PCIバス3を介して、HD
Dアレイ4に出力しているとする。
【0052】この場合、例えば、端末11が出力する再
生コマンドは、タイムスロットt1(図4(A))のタ
イミングで、HDDアレイ4のデータ処理回路13で受
信される。データ処理回路13は、再生コマンドを受信
すると、それを、CPU14に出力し、CPU14で
は、その再生コマンドにしたがって、インターフェイス
121乃至12Mが制御される。
【0053】即ち、再生コマンドが、チャンネルch1
のAVデータのうちの一部であるch1−1の再生を要
求するものである場合、インターフェイス121乃至1
Mにおいて、図4(B)に示すように、タイムスロッ
トt1のタイミングで、そのAVデータch1−1を構
成するM個のデータが、HDD111乃至11Mからそれ
ぞれ読み出される。このM個のデータは、インターフェ
イス121乃至12Mそれぞれからデータ処理回路13に
供給され、データ処理回路13では、図4(C)に示す
ように、タイムスロットt1の次のタイムスロットt2
のタイミングで、M個のデータに対して、パリティに基
づく誤り訂正が施され、さらに、元のAVデータ、即
ち、AVデータch1−1に多重化される。このAVデ
ータch1−1は、再生コマンドを送信してきた端末1
1に送信される。
【0054】ここで、AVデータch1−1を構成する
M個のデータを、ch1−1−1乃至ch1−1−Mと
それぞれ表すと、HDD111乃至11Mからは、例え
ば、図5に示すように、データch1−1−1乃至ch
1−1−Mが読み出されて、インターフェイス121
至12Mにそれぞれ供給されるが(本実施の形態では、
HDD11Mから読み出されるデータch1−1−M
は、パリティである)、HDD111乃至11Mそれぞれ
は、相互に同期して動作しているわけではないため、H
DD111乃至11Mからデータch1−1−1乃至ch
1−1−Mそれぞれが読み出されるタイミングには、ば
らつきがある。
【0055】一方、データ処理回路13において、上述
したように、M個のデータch1−1−1乃至ch1−
1−Mに対して、パリティに基づく誤り訂正を施し、A
Vデータch1−1に多重化するためには、データch
1−1−1乃至ch1−1−Mを、それぞれの同期がと
れた状態で、データ処理回路13に供給する必要があ
る。
【0056】そこで、インターフェイス121乃至12M
それぞれは、HDD111乃至11Mから読み出したデー
タch1−1−1乃至ch1−1−Mを、相互に同期が
とれた状態で、データ処理回路13に出力するようにな
されている。
【0057】即ち、インターフェイス12mでは、HD
Dインターフェイス21において、HDD11mから読
み出されたデータch1−1−mが受信され、このデー
タch1−1−mを、FIFO22に出力するために、
コントローラ23に対して、リクエスト信号REQが出
力される。そして、HDDインターフェイス21は、コ
ントローラ23から、アクノリッジ信号ACKが送信さ
れてくると、HDD11mから受信したデータch1−
1−mを、FIFO22に出力する。
【0058】一方、コントローラ23は、HDDインタ
ーフェイス21からのリクエスト信号REQに対して、
アクノリッジ信号ACKを出力し、その後、ライトクロ
ックをFIFO22に出力する。これにより、FIFO
22では、コントローラ23からのライトクロックに同
期して、HDDインターフェイス21からのデータch
1−1−mが記憶されていく。
【0059】また、インターフェイス121乃至12M
れぞれのコントローラ23は、互いに同期したリードク
ロックを、FIFO22に出力し、FIFO22では、
このリードクロックに同期して、記憶したデータが読み
出される。その結果、インターフェイス121乃至12M
それぞれからデータ処理回路13に対しては、図5に示
すように、データch1−1−1乃至ch1−1−M
が、相互に同期した状態で出力される。
【0060】データ処理回路13では、相互に同期のと
れたデータch1−1−1乃至ch1−1−Mが受信さ
れ、上述したように、タイムスロットt2のタイミング
で、データch1−1−1乃至ch1−1−Mに対し
て、パリティに基づく誤り訂正が施され、AVデータc
h1−1に多重化される(図4(C))。このAVデー
タch1−1は、再生コマンドを送信してきた端末11
に送信される。
【0061】端末11では、HDDアレイ4(データ処
理回路13)から送信されてきたAVデータch1−1
が受信され、そのAVデータch1−1の配信が、図4
(D)に示すように、タイムスロットt2のタイミング
から開始される。
【0062】ここで、本実施の形態では、端末11
は、上述したように、周期Tで、タイムスロット(HD
Dアレイ4へのアクセス権)が割り当てられている。こ
のため、端末11は、AVデータを、連続してリアルタ
イムで配信するのに、自身に割り当てられた1のタイム
スロットにおいて、時間Tに相当するデータ量のAVデ
ータを、HDDアレイ4から読み出すようになされてい
る(リアルタイム配信を行うためには、端末11は、自
身に割り当てられた1のタイムスロット内に、少なくと
も、時間Tの間に配信するデータ量のAVデータを、H
DDアレイ4から読み出す必要がある)。このように、
タイムスロットt1において、端末11が、HDDアレ
イ4から読み出すAVデータch1−1のデータ量は、
時間T、つまり、1タイムスロットの4倍の時間に相当
するから、タイムスロットt2の先頭から開始されたA
Vデータch1−1の配信は、図4(D)に示すよう
に、その4タイムスロット先の開始まで、つまり、タイ
ムスロットt5の終わりまで続けられる。
【0063】その後、端末11では、次に自身に割り当
てられたタイムスロット、即ち、タイムスロットt5に
おいて、チャンネルch1のAVデータを構成する、先
に読み出したAVデータch1−1に続くAVデータc
h1−2の再生を要求する再生コマンドが、PCIバス
3を介して、HDDアレイ4に送信される。
【0064】この場合、HDDアレイ4では、図4
(B)に示すように、タイムスロットt5において、上
述したAVデータch1−1の再生時における場合と同
様にして、時間Tに相当するデータ量のAVデータch
1−2が再生され、さらに、図4(C)に示すように、
次のタイムスロットt6において、再生されたAVデー
タch1−2が、PCIバス3を介して、端末11に送
信される。そして、端末11では、図4(D)に示すよ
うに、タイムスロットt6の先頭からタイムスロットt
9の終わりまでの間、AVデータch1−2の配信が行
われる。
【0065】以下、同様にして、端末11では、チャン
ネルch1のAVデータが、連続してリアルタイムで配
信される。
【0066】なお、端末12乃至14においても、それぞ
れに割り当てられているタイムスロットにおいて、端末
1における場合と同様にして、チャンネルch2乃至
ch4のAVデータの配信が、それぞれ行われる。即
ち、端末1i(i=2,3,4)では、タイムスロット
t#(4(j−1)+i)において、AVデータch#
i−jの再生を要求する再生コマンドが、HDDアレイ
4に送信される(j=1,2,・・・)。HDDアレイ
4では、その再生コマンドにしたがい、図4(B)に示
すように、タイムスロットt#(4(j−1)+i)に
おいて、AVデータch#i−jが再生され、そのAV
データch#i−jが、図4(C)に示すように、タイ
ムスロットt#(4(j−1)+i+1)において、P
CIバス3を介して、端末1iに送信される。そして、
端末1iでは、タイムスロットt#(4(j−1)+i
+1)の先頭から、AVデータch#i−jが配信され
る。
【0067】ここで、端末12乃至14において、チャン
ネルch2乃至ch4のAVデータが配信される様子
を、図4(E)乃至図4(G)に、それぞれ示す。
【0068】なお、AVデータが符号化されている場合
には、端末11乃至14は、その復号を行ってから、AV
データを配信するようになされている。但し、受信側で
復号が可能な場合には、AVデータを符号化した状態で
配信するようにしても良い。
【0069】ところで、本実施の形態では、HDDアレ
イ4における誤り訂正の方式として、RAID3が採用
されており、従って、前述したように、HDD111
至11Mのうちの1において、データの読み出しに失敗
した場合には、基本的には、そのデータの誤り訂正が可
能である。
【0070】なお、HDD111乃至11Mのうちの2以
上において、データの読み出しに失敗した場合には、も
はや、データの誤り訂正をすることはできない。従っ
て、この場合、AVデータが欠落し、画像や音声が途切
れることになる。
【0071】即ち、図4と同様の図6のタイミングチャ
ートに示すように、例えば、タイムスロットt6におい
て端末12が再生を要求するAVデータch2−2の読
み出し時に、HDDアレイ4を構成するHDD111
至11Mのうちの2以上において、AVデータch2−
2を構成するデータの正常な読み出しに失敗した場合
(図6(B))、HDDアレイ4から端末12に対して
は、正常なAVデータch2−2が供給されず(図6
(C))、その結果、チャンネルch2を構成するAV
データch2−2は、すべて欠落することになる(図6
(E))。
【0072】ところで、HDDアレイ4を構成するHD
D111乃至HDD11Mにおいては、データがファイル
に格納されており、1タイムスロットにおいて読み出す
べきデータが、複数のファイルに書き込まれている場合
がある。また、1タイムスロットにおいて読み出すべき
データが、1のファイルに格納されていても、その1の
ファイルに不連続に書き込まれている場合がある(例え
ば、読み出すべきデータが、1のファイルの先頭部分と
終わりの部分とに散在する場合がある)。このような場
合、端末1n(n=1,2,3,4)からHDDアレイ
4に対しては、1タイムスロットの間に、複数の再生コ
マンドが送信され、これにより、HDDアレイ4(HD
D11m)では、その複数の再生コマンドに対応して、
データが、複数回に分けて読み出される。
【0073】即ち、例えば、1タイムスロットにおいて
読み出すべきデータが、2のファイルに書き込まれてい
る場合には、端末1nからHDDアレイ4に対しては、
1タイムスロットの間に、その2のファイルの再生をそ
れぞれ要求する2の再生コマンドが順次送信され、これ
により、HDD11mでは、その2の再生コマンドそれ
ぞれに対応して、データが、2回に分けて順次読み出さ
れる。また、例えば、1タイムスロットにおいて読み出
すべきデータが、1のファイルの先頭部分と終わりの部
分との2カ所に散在している場合には、端末1nからH
DDアレイ4に対しては、1タイムスロットの間に、フ
ァイルの先頭部分と終わりの部分との再生をそれぞれ要
求する2の再生コマンドが順次送信され、これにより、
HDD11mでは、その2の再生コマンドそれぞれに対
応して、データが、2回に分けて順次読み出される。
【0074】そして、このように、1タイムスロットに
おいて、データが複数回に分けて読み出される場合に
は、HDD111乃至11Mのうちの1だけにおいて、デ
ータの読み出しに失敗しても、データの誤り訂正をする
ことができないことがあった。
【0075】即ち、例えば、いま、端末11乃至端末14
のうちのいずれかからHDDアレイ4に対して、2つの
再生コマンドが連続して送信され、これにより、HDD
111乃至11Mそれぞれから、データが、1タイムスロ
ットの前半と後半との2回に分けて読み出される場合を
考え、この場合において、HDD111乃至11Mのうち
の、例えば、HDD111では、タイムスロットの前半
におけるデータの読み出しについては、途中で失敗し、
タイムスロットの後半におけるデータの読み出しについ
ては成功したとする。さらに、HDD111乃至11M
うちの、例えば、HDD112では、タイムスロットの
前半および後半におけるデータの読み出しについて、い
ずれも途中で失敗し、他のHDD113乃至11Mでは、
タイムスロットの前半および後半におけるデータの読み
出しについて、いずれも成功したとする。
【0076】この場合、タイムスロットの前半では、H
DD111乃至11Mのうちの2つのHDD111および
112において、データの読み出しに失敗しているた
め、上述したように、その誤り訂正を行うことはできな
い。一方、タイムスロットの後半では、HDD111
至11Mのうちの1のHDD112だけにおいて、データ
の読み出しに失敗しているので、本来ならば、その誤り
訂正を行うことができるが、HDDアレイ4では、上述
したように、HDD11mから読み出されたデータが、
インターフェイス12m(図3)において、同期をとる
ために、FIFO22に一旦記憶されてから出力される
ことから、やはり、誤り訂正を行うことができなくな
る。
【0077】即ち、例えば、図7(A)に示すように、
HDD111では、タイムスロットt#jの前半におい
て、最初の再生コマンドに対応して読み出すべきデータ
の一部であるデータ(A)を読み出した後に、残りのデ
ータの読み出しに失敗し、タイムスロットt#jの後半
において、次の再生コマンドに対応して読み出すべきデ
ータ(B)の読み出しに成功したとする。さらに、HD
D112では、タイムスロットt#jの前半において、
最初の再生コマンドに対応して読み出すべきデータの一
部であるデータ(C)を読み出した後に、残りのデータ
の読み出しに失敗し、タイムスロットt#jの後半にお
いても、次の再生コマンドに対応して読み出すべきデー
タの一部であるデータ(D)を読み出した後に、残りの
データの読み出しに失敗したとする。
【0078】この場合、HDD111では、最初の再生
コマンドに対応して読み出すべきデータの読み出しの失
敗後に、次の再生コマンドに対応して読み出すべきデー
タ(B)の読み出しが開始されるので、HDD111
らインターフェイス121のHDDインターフェイス2
1には、データ(A)が供給され、その後に、データ
(B)が供給される。
【0079】そして、HDDインターフェイス21は、
HDD111からデータを受信すると、コントローラ2
3との間で、リクエスト信号REQおよびアクノリッジ
信号ACKのやりとりをしながら、HDD111からの
データを、FIFO22に出力する。一方、コントロー
ラ23は、HDDインターフェイス21との間で行うリ
クエスト信号REQおよびアクノリッジ信号ACKのや
りとりにしたがって、ライトクロックを、FIFO22
に出力する。
【0080】従って、HDD111において、タイムス
ロットt#jの前半で、データ(A)を読み出した後
に、残りのデータの読み出しに失敗した場合には、デー
タ(A)を読み出し後、次のデータの読み出しが開始さ
れるまで、即ち、いまの場合には、データ(B)の読み
出しが開始されるまで、HDDインターフェイス21と
コントローラ23との間では、リクエスト信号REQお
よびアクノリッジ信号ACKのやりとりは行われない。
その結果、コントローラ23からFIFO22に対して
は、ライトクロックは出力されず、このため、インター
フェイス121のFIFO22の書き込みアドレスは変
化しない。
【0081】その後、HDD111からのデータ(B)
の読み出しが開始されると、HDDインターフェイス2
1とコントローラ23との間で、リクエスト信号REQ
およびアクノリッジ信号ACKのやりとりが開始され、
これにより、コントローラ23からFIFO22に対し
て、ライトクロックが供給される。そして、FIFO2
2では、HDD111から読み出され、HDDインター
フェイス21を介して供給されるデータ(B)が、コン
トローラ23からのライトクロックに同期して記憶され
る。その結果、インターフェイス121のFIFO22
においては、図7(A)に示すように、データ(A)
は、他のインターフェイス122乃至12Mと同期して、
データ処理回路13に供給されるが、データ(B)につ
いては、タイムスロットt#jの前半で読み出しに失敗
したデータ量に対応する時間だけ先行して、その読み出
しが開始され、データ処理回路13に供給される。従っ
て、タイムスロットt#jにおいては、HDD111
らデータ処理回路13に対して、最初の再生コマンドに
したがって読み出された、読み出しに失敗したデータ
(A)と、次の再生コマンドにしたがって正常に読み出
されたが、他のHDD112乃至11Mから読み出された
データそれぞれと同期(整合)がとれていないデータ
(B)とが供給される。
【0082】一方、インターフェイス122でも、イン
ターフェイス121における場合と同様にして、HDD
112から読み出されたデータが、データ処理回路13
に供給される。即ち、タイムスロットt#jにおいて、
HDD112からデータ処理回路13に対しては、最初
の再生コマンドにしたがって読み出された、読み出しに
失敗したデータ(C)と、次の再生コマンドにしたがっ
て読み出された、やはり読み出しに失敗したデータ
(D)とが供給される。
【0083】この場合、最初の再生コマンドにしたがっ
て、HDD111乃至11Mそれぞれから読み出されたデ
ータについては、そのうちの2つのHDD111または
112からそれぞれ読み出されたデータ(A)または
(C)が正常でないため、データ処理回路13におい
て、その誤り訂正をすることはできない。また、次の再
生コマンドにしたがって、HDD111乃至11Mそれぞ
れから読み出されたデータについては、正常でないの
は、HDD112から読み出されたデータ(D)の1つ
だけであるが、HDD111から読み出されたデータ
(B)の同期がとれていないため、データ処理回路13
において、やはり誤り訂正を行うことができない。
【0084】従って、タイムスロットt#jにおいて、
HDD111乃至HDD11Mそれぞれから読み出された
データに関し、その次のタイムスロットt#(j+1)
において、データ処理回路13が出力するAVデータ
は、図7(B)に示すように、その前半のデータ(E)
も、また、後半のデータ(F)も、不正常なものとな
る。
【0085】その結果、例えば、タイムスロットt6に
おいて、図7で説明したようなデータの読み出しの失敗
が生じた場合、タイムスロットt6の後半でのデータの
読み出しには、1のHDD112でしか失敗していない
のにもかかわらず、HDD111乃至11Mのうちの2以
上において、データの読み出しに同時に失敗した、図6
に示した場合と同様に、正常なAVデータch2−2
が、すべて欠落することになる。即ち、タイムスロット
t6の前半でのデータの読み出しの失敗が、その後半で
読み出されるデータに影響する。
【0086】そこで、図8は、図3のコントローラ23
の構成例を示している。
【0087】インターフェイス31は、HDDインター
フェイス21からリクエスト信号REQを受信するよう
になされている。さらに、インターフェイス31は、リ
クエスト信号REQを受信した場合、FIFOコントロ
ーラ32と通信することで、FIFO22の状態を認識
し、FIFO22へのアクセスが可能な状態であれば、
アクノリッジ信号ACKを、HDDインターフェイス2
1に出力するようにもなされている。FIFOコントロ
ーラ32は、FIFO22を制御するようになされてい
る。即ち、FIFOコントローラ32は、インターフェ
イス31やCPU14の制御にしたがって、FIFO2
2に対して、ライトクロックやリードクロックを出力す
るようになされている。データ転送量カウンタ33は、
FIFOコントローラ32と通信することで、ライトク
ロックをカウントし、これにより、HDD11mから読
み出され、HDDインターフェイス21を介して、FI
FO22に供給(記憶)されたデータ量を認識し、CP
U14に供給するようになされている。
【0088】次に、図9のフローチャートを参照して、
その動作について説明する。
【0089】端末11乃至14のうちのいずれかから再生
コマンドが送信され、データ処理回路13で受信される
と、その再生コマンドは、上述したように、CPU14
に供給される。再生コマンドには、その再生コマンドに
よって読み出しを要求するデータのデータ量も含まれて
おり、CPU14は、データ処理回路13から再生コマ
ンドを受信すると、その再生コマンドに含まれるデータ
量に対応するクロック数(そのデータ量のデータをFI
FO22に書き込むためのライトクロックの数)を算出
し、データ転送量カウンタ33に供給する。
【0090】データ転送量カウンタ33は、CPU14
から、再生コマンドに含まれるデータ量に対応するクロ
ック数を受信すると、ステップS1において、そのクロ
ック数を、初期値として設定する。そして、ステップS
2に進み、再生コマンドに対応するデータの、HDD1
mからの読み出しが開始される。
【0091】即ち、HDD11mから読み出されたデー
タは、例えば、セクタ単位で、HDDインターフェイス
21に供給される。HDDインターフェイス21は、H
DD11mからのデータを受信し、コントローラ23の
インターフェイス31にリクエスト信号REQを出力す
る。インターフェイス31は、そのリクエスト信号RE
Qに対応して、アクノリッジ信号ACKを、HDDイン
ターフェイス21に出力する。HDDインターフェイス
21は、アクノリッジ信号ACKを受信すると、HDD
11mからのデータを、FIFO22に出力する。
【0092】また、インターフェイス31は、アクノリ
ッジ信号ACKを、HDDインターフェイス21に出力
した場合、FIFO22に対してライトクロックを出力
するように、FIFOコントローラ32を制御する。F
IFOコントローラ32は、インターフェイス31の制
御にしたがった数のライトクロックを、FIFO22に
出力し、これにより、FIFO22では、HDDインタ
ーフェイス21が出力するデータが順次記憶されてい
く。
【0093】さらに、データ転送量カウンタ33は、F
IFOコントローラ32が出力するライトクロックをモ
ニタしており、そのライトクロックにしたがって、ステ
ップS1で設定した初期値を1ずつカウントダウン(デ
クリメント)していく。
【0094】一方、CPU14では、HDD11mから
のデータの読み出しが開始された後、ステップS3にお
いて、受信した再生コマンドに対応するデータの読み出
しに割り当てられた時間(以下、適宜、割り当て転送時
間という)が経過したかどうかが判定される。
【0095】ここで、割り当て転送時間は、CPU14
において、例えば、再生コマンドに含まれるデータ量か
ら求められるようになされている。
【0096】ステップS3において、再生コマンドに対
応したデータの読み出しが開始されてから、まだ、割り
当て転送時間が経過していないと判定された場合、ステ
ップS3に戻る。即ち、この場合、上述したような手順
でのデータの読み出しが続行される。
【0097】また、ステップS3において、データの読
み出しが開始されてから、割り当て転送時間が経過した
と判定された場合、ステップS4に進み、CPU14に
おいて、再生コマンドに対応する正常なデータの、HD
D11mからの読み出しに成功したかどうかが判定され
る。即ち、CPU14は、HDDインターフェイス21
(図3)と通信することで、HDD11mにおいて、デ
ータの読み出しエラーがあったかどうかを認識するよう
になされており、ステップS14の判定処理は、その認
識結果に対応して行われるようになされている。
【0098】ステップS4において、正常なデータの読
み出しに失敗したと判定された場合、ステップS5に進
み、CPU14は、データ転送量カウンタ33のカウン
ト値を参照し、さらに、そのカウント値と同一数のライ
トクロックを出力するように、FIFOコントローラ3
2を制御して、1の再生コマンドに対するデータの読み
出し制御処理を終了する。
【0099】これにより、FIFOコントローラ32で
は、インターフェイス31の制御とは無関係に、CPU
14の制御にしたがって、FIFO22に対して、ライ
トクロックが出力される。即ち、再生コマンドに対応す
るデータの読み出しに失敗した場合には、その失敗する
までに読み出されたデータ量と、再生コマンドに対応し
て読み出すべきデータ量(1の再生コマンドにしたがっ
て(1回で)読み出すべきデータ量)との差に相当する
数のライトクロックが、FIFOコントローラ32から
FIFO22に供給される。
【0100】従って、HDD11mにおいて、データの
読み出しに失敗した場合は、FIFO22では、FIF
Oコントローラ32から供給される、CPU14の制御
にしたがったライトクロックに同期して、HDDインタ
ーフェイス21の出力がラッチされていく。
【0101】なお、HDD11mにおいてデータの読み
出しに失敗した後の、HDDインターフェイス21の出
力は、一般には、不定となっているから、いま、この不
定の出力を、ダミーのデータとすれば、FIFO22で
は、HDD11mに読み出しエラーが生じた後は、再生
コマンドに対応して読み出すべきデータ量に足りない分
だけ、ダミーのデータがラッチされる。
【0102】一方、ステップS4において、正常なデー
タの読み出しに成功したと判定された場合、ステップS
5をスキップして、1の再生コマンドに対するデータの
読み出し制御処理を終了し、次の再生コマンドが存在す
る場合には、ステップS1からの処理が繰り返される。
【0103】従って、FIFO22には、HDD11m
における読み出しエラーの有無にかわらず、常に、再生
コマンドに含まれるデータ量だけのデータがラッチされ
る。
【0104】以上のような処理が行われることで、例え
ば、上述したように、HDDアレイ4に対して、2つの
再生コマンドが連続して送信され、これにより、HDD
111乃至11Mそれぞれから、データが、1タイムスロ
ットの前半と後半との2回に分けて読み出される場合に
おいて、HDD111乃至11Mのうちの、HDD111
において、タイムスロットの前半におけるデータの読み
出しについては、途中で失敗し、タイムスロットの後半
におけるデータの読み出しについては成功し、また、H
DD112において、タイムスロットの前半および後半
におけるデータの読み出しについて、いずれも途中で失
敗し、さらに、他のHDD113乃至11Mにおいて、タ
イムスロットの前半および後半におけるデータの読み出
しについて、いずれも成功したときには、タイムスロッ
トの後半におけるデータ(2つ目の再生コマンドに対応
して読み出されるデータ)については、誤り訂正を行う
ことが可能となる。
【0105】即ち、例えば、いま、上述の図7における
場合と同様に、HDD111では、タイムスロットt#
jの前半において、最初の再生コマンドに対応して読み
出すべきデータの一部であるデータ(A)を読み出した
後に、残りのデータの読み出しに失敗し、タイムスロッ
トt#jの後半において、次の再生コマンドに対応して
読み出すべきデータ(B)の読み出しに成功したとす
る。さらに、HDD112では、タイムスロットt#j
の前半において、最初の再生コマンドに対応して読み出
すべきデータの一部であるデータ(C)を読み出した後
に、残りのデータの読み出しに失敗し、タイムスロット
t#jの後半においても、次の再生コマンドに対応して
読み出すべきデータの一部であるデータ(D)を読み出
した後に、残りのデータの読み出しに失敗したとする。
【0106】この場合、インターフェイス121のFI
FO22では、まず、図7(A)で説明したように、H
DD111から読み出されたデータ(A)が記憶され
る。そして、インターフェイス121のFIFO22で
は、HDD111において最初の再生コマンドに対応し
て読み出すべきデータの読み出しに失敗した後に、図1
0(A)に示すように、その再生コマンドに対応して読
み出すべきデータ量に足りない分だけ、ダミーのデータ
(G)がラッチされる。さらに、インターフェイス12
1のFIFO22では、その後に、次の再生コマンドに
対応して、HDD111から読み出されるデータ(B)
が記憶される。
【0107】従って、インターフェイス121のFIF
O22において、ダミーのデータ(G)が記憶されるこ
とにより、タイムスロットt#jの前半で読み出しに失
敗したデータ量に対応する記憶領域が、いわばパディン
グ(padding)され、正常に読み出されたデータ(B)
は、本来記憶されるべき位置に記憶される。そして、イ
ンターフェイス121では、タイムスロットt#jの前
半で読み出したデータとして、データ(A)およびダミ
ーのデータ(G)が、タイムスロットt#jの後半で読
み出したデータとして、データ(B)が、それぞれ、デ
ータ処理回路13に供給され、これにより、データ
(B)は、同期がとれた状態で、インターフェイス12
1からデータ処理回路13に供給される。
【0108】また、インターフェイス122のFIFO
22では、図10(A)に示すように、やはり、インタ
ーフェイス121における場合と同様にして、データ
(C)が記憶された後に、タイムスロットt#jの前半
で読み出しに失敗したデータ量に対応する記憶領域が、
ダミーのデータ(H)によってパディングされる。さら
に、データ(D)が記憶され、タイムスロットt#jの
後半で読み出しに失敗したデータ量に対応する記憶領域
が、ダミーのデータ(I)によってパディングされる。
従って、インターフェイス122では、タイムスロット
t#jの前半で読み出したデータとして、データ(C)
およびダミーのデータ(H)が、タイムスロットt#j
の後半で読み出したデータとして、データ(D)および
ダミーのデータ(I)が、それぞれ、データ処理回路1
3に供給される。
【0109】この場合、最初の再生コマンドにしたがっ
て、HDD111乃至11Mそれぞれから読み出されたデ
ータについては、そのうちの2つのHDD111または
112からそれぞれ読み出されたデータ(A)または
(C)が正常でないため、図7における場合と同様に、
データ処理回路13において、その誤り訂正をすること
はできない。
【0110】一方、次の再生コマンドにしたがって、H
DD111乃至11Mそれぞれから読み出されたデータに
ついては、正常でないのは、HDD112から読み出さ
れたデータ(D)だけであり、また、HDD111から
読み出された正常なデータ(B)は、同期がとれている
ため、データ処理回路13において、誤り訂正を行うこ
とができる。
【0111】従って、タイムスロットt#jにおいて、
HDD111乃至HDD11Mそれぞれから読み出された
データに関し、その次のタイムスロットt#(j+1)
において、データ処理回路13が出力するAVデータ
は、図10(B)に示すように、その前半のAVデータ
(J)は不正常なものとなるが、後半のAVデータ
(K)は、パリティによる誤り訂正によって正常なもの
となる。
【0112】即ち、例えば、図4と同様の図11のタイ
ミングチャートに示すように、タイムスロットt6にお
いて、図10(図7)で説明したようなデータの読み出
しの失敗が生じた場合には(図11(B))、データ処
理回路13において、タイムスロットt6で読み出され
るAVデータch2−2のうち、その前半で読み出され
たデータ(最初の再生コマンドに対応して読み出された
データ)の誤り訂正を行うことは不可能であるが、その
後半で読み出されたデータ(次の再生コマンドに対応し
て読み出されたデータ)の誤り訂正を行うことは可能と
なる(図11(C))。
【0113】その結果、HDDアレイ4から端末12
対しては、AVデータch2−2のうちの、最初の再生
コマンドに対応する部分については、正常なものが供給
されないが、次の再生コマンドに対応する部分について
は、正常なものが供給され、これにより、チャンネルc
h2を構成するAVデータch2−2の欠落を、最初の
再生コマンドに対応する部分だけに低減することができ
る(図11(E))。即ち、タイムスロットt6の前半
でのデータの読み出しの失敗が、その後半で読み出され
るデータに影響することを防止することができる。
【0114】以上、本発明を、AVデータの配信を行う
AVサーバシステムに適用した場合について説明した
が、本発明は、AVデータ以外の、例えば、コンピュー
タプログラムその他のデータを取り扱う、あらゆる装置
に適用可能である。
【0115】また、本実施の形態では、誤り訂正方式と
して、RAID3を採用したが、誤り訂正方式は、これ
に限定されるものではなく、例えば、RAID1やRA
ID5などであっても良い。さらに、誤り訂正は、パリ
ティによるものに限定されるものではない。
【0116】また、本実施の形態では、AVサーバシス
テムに、4つの端末11乃至14(4チャンネル)を設け
るようにしたが、端末の数は、4台に限定されるもので
はなく、1乃至3台であっても良いし、また、5台以上
であっても良い。
【0117】さらに、本実施の形態では、AVデータを
HDD(磁気ディスク装置)に記録するようにしたが、
AVデータは、その他、例えば、光磁気ディスク装置
や、光ディスク装置、相変化ディスク装置、磁気テープ
装置などに記録させることも可能である。
【0118】また、本実施の形態では、AVサーバシス
テムに、1のHDDアレイ4を設けるようにしたが、H
DDアレイを、複数台設け、各HDDアレイに、AVデ
ータを分割して記録するようにすることも可能である。
この場合、システムの大容量化、高速化が可能となる。
【0119】さらに、本実施の形態では、ダミーのデー
タとして、HDDインターフェイス21の不定の出力を
用いるようにしたが、その他、例えば、あらかじめ設定
した値などを、ダミーのデータとして用いることも可能
である。
【0120】また、本実施の形態では、1のタイムスロ
ットにおいて、再生コマンドが2回送信される場合、即
ち、データが2回に分けて読み出される場合を例に説明
を行ったが、本発明は、2回に限らず、3回以上に分け
て、データが読み出される場合にも適用可能である。
【0121】なお、HDD11mから読み出されたデー
タの同期をとるための、そのデータを記憶する記憶手段
が、FIFOのように、クロックにしたがって、データ
を順次読み書きするものではなく、アドレスが指定され
ることによって、その指定されたアドレスに対してデー
タを読み書きするものである場合には、タイムスロット
の前半でデータの読み出しに失敗したときには、その後
半で読み出されるデータが本来記憶されるべきアドレス
を指定することによって、前半での読み出しの失敗が、
後半で読み出されるデータに影響することを防止するこ
とができる。
【0122】
【発明の効果】以上の如く、本発明のデータ処理装置お
よびデータ処理方法によれば、記録媒体からデータが読
み出され、そのデータが、先入れ先出し方式の記憶手段
に記憶される。そして、記憶手段に記憶されたデータ
は、所定のリードクロックに同期して出力される。この
場合において、記録媒体からの正常なデータの読み出し
に成功したか否かが判定され、記録媒体からの正常なデ
ータの読み出しに失敗した場合には、記録媒体から1回
に読み出すべきデータ量に足りない分だけ、ダミーのデ
ータが、記憶手段に記憶される。従って、記録媒体から
のデータの読み出しの失敗が、次に、記録媒体から読み
出されるデータに影響することを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したAVサーバシステムの一実施
の形態の構成例を示すブロック図である。
【図2】図1のHDDアレイ4の構成例を示すブロック
図である。
【図3】図2のインターフェイス12mの構成例を示す
ブロック図である。
【図4】図1のAVサーバシステムの動作を説明するた
めのタイミングチャートである。
【図5】図2のHDDアレイ4における読み出し時のデ
ータの流れを示す図である。
【図6】AVデータの欠落を説明するためのタイミング
チャートである。
【図7】タイムスロットの前半でのデータの読み出しの
失敗が、その後半で読み出されるデータに影響すること
を説明するための図である。
【図8】図3のコントローラ23の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図9】図8のコントローラ23の処理を説明するため
のタイミングチャートである。
【図10】図8のコントローラ23の処理を説明するた
めの図である。
【図11】タイムスロットの前半でのデータの読み出し
の失敗が、その後半で読み出されるデータに影響するこ
とが防止されることを説明するためのタイミングチャー
トである。
【符号の説明】
1乃至14 端末, 2 システムコントローラ, 2
A ファイルシステム, 3 PCIバス, 4 HD
Dアレイ, 111乃至11M HDD, 121乃至1
M インターフェイス, 13 データ処理回路,
14 CPU,21 HDDインターフェイス, 22
FIFO, 23 コントローラ,31 インターフ
ェイス, 32 FIFOコントローラ, 33 デー
タ転送量カウンタ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に記録されたデータを、複数回
    に分けて読み出すための処理を行うデータ処理装置であ
    って、 前記記録媒体からデータを読み出す読み出し手段と、 前記読み出し手段が読み出したデータを記憶し、所定の
    リードクロックに同期して出力する、先入れ先出し方式
    の記憶手段と、 前記記録媒体からの正常なデータの読み出しに成功した
    か否かを判定する判定手段と、 前記記録媒体からの正常なデータの読み出しに失敗した
    場合に、前記記録媒体から1回に読み出すべきデータ量
    に足りない分だけ、ダミーのデータを、前記記憶手段に
    記憶させる記憶制御手段とを備えることを特徴とするデ
    ータ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段は、前記データを、所定の
    ライトクロックに同期して記憶し、 前記記憶制御手段は、 前記記録媒体からのデータの読み出し量をカウントする
    カウント手段と、 前記カウント手段のカウント値と、前記記録媒体から1
    回に読み出すべきデータ量との差に相当する分だけ、前
    記ライトクロックを、前記記憶手段に供給する供給手段
    とを有することを特徴とする請求項1に記載のデータ処
    理装置。
  3. 【請求項3】 前記記録媒体が複数設けられており、 その複数の記録媒体それぞれについて処理を行うための
    複数の前記読み出し手段、記憶手段、判定手段、および
    記憶制御手段を備えることを特徴とする請求項1に記載
    のデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記記録媒体をさらに備えることを特徴
    とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記データは、ビデオデータまたはオー
    ディオデータであることを特徴とする請求項1に記載の
    データ処理装置。
  6. 【請求項6】 前記記録媒体は、磁気ディスクであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  7. 【請求項7】 記録媒体に記録されたデータを、複数回
    に分けて読み出すための処理を行うデータ処理方法であ
    って、 前記記録媒体からデータを読み出し、 そのデータを、先入れ先出し方式の記憶手段に記憶さ
    せ、所定のリードクロックに同期して出力させる場合に
    おいて、 前記記録媒体からの正常なデータの読み出しに成功した
    か否かを判定し、 前記記録媒体からの正常なデータの読み出しに失敗した
    場合に、前記記録媒体から1回に読み出すべきデータ量
    に足りない分だけ、ダミーのデータを、前記記憶手段に
    記憶させることを特徴とするデータ処理方法。
  8. 【請求項8】 前記記憶手段が、前記データを、所定の
    ライトクロックに同期して記憶する場合において、 前記記録媒体からのデータの読み出し量をカウントし、 前記記録媒体からの正常なデータの読み出しに失敗した
    ときに、前記データの読み出し量のカウント値と、前記
    記録媒体から1回に読み出すべきデータ量との差に相当
    する分だけ、前記ライトクロックを、前記記憶手段に供
    給することを特徴とする請求項7に記載のデータ処理方
    法。
  9. 【請求項9】 前記データは、ビデオデータまたはオー
    ディオデータであることを特徴とする請求項7に記載の
    データ処理方法。
  10. 【請求項10】 前記記録媒体は、磁気ディスクである
    ことを特徴とする請求項7に記載のデータ処理方法。
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