JP3811876B2 - 床タイル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、床面に対する接着性が良く、柔軟性やクッション性が適度で歩行時の感触が良い床タイルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ビルやマンションのフローリングには、塩化ビニル樹脂製の床タイルが多用されている。しかし、塩化ビニル樹脂製の床タイルは、火災時に有害な塩化水素ガスを含んだ煙を多量に発生するため、人体に悪影響を及ぼし、避難行動や消火活動を妨げるという欠点があった。また、可塑剤や安定剤を多量に含むため、臭気が強いという欠点もあった。
【0003】
このような事情から、ハロゲンを含まないポリプロピレンを材料樹脂として、これに炭酸カルシウム等の無機質充填材を配合した床タイルが開発され、使用されるようになってきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のポリプロピレン製の床タイルは、柔軟性やクッション性が乏しいため、歩行時の感触が悪く、しかも、脆弱で割れやすいという問題があった。
【0005】
また、ポリプロピレン製の床タイルは、床面に対する接着性があまり良くないので、塩化ビニル樹脂製の床タイルのように大きい接着強度で床面に貼着できないという問題もあった。
【0006】
本発明はこれらの問題に鑑みてなされたものであって、床面に対する接着性が良く、柔軟性やクッション性が適度で歩行時の感触が良いオレフィン系樹脂製の床タイルを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に係る床タイルは、ポリプロピレン又はポリエチレンに、少なくとも、メタクリル酸、無水マレイン酸、アクリル酸のいずれかで変性されたポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体のいずれかと、無機質充填材を配合した上地層と、10〜50重量部のポリエチレンに、酢酸ビニル含有率が15〜70重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体を30〜50重量部、酢酸ビニル含有率が71〜90重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体を15〜35重量部、無機質充填材を100〜400重量部、ロジンを5〜15重量部の割合で配合した下地層とから成ることを特徴とするものである。
【0008】
そして、請求項2に係る床タイルは、ポリエチレンが高密度ポリエチレンであることを特徴とし、請求項3に係る床タイルは、厚み方向の中間部にガラス繊維マットを埋入したことを特徴とし、請求項4に係る床タイルは、下地層の底面に繊維層を積層したことを特徴とするものである。
【0009】
床タイルの下地層がポリエチレンに無機質充填材を配合したものであると、脆弱で割れやすく、柔軟性やクッション性が殆どないため、上地層をバックアップして歩行時の感触を改善することが困難であり、また、接着性を向上させることもできない。けれども、上記の請求項1の床タイルのように、下地層のポリエチレンに、酢酸ビニル含有率が15〜70重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体(以下、EVA▲1▼と記す)と、酢酸ビニル含有率が71〜90重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体(以下、EVA▲2▼と記す)と、ロジンを特定の割合で配合すると、下地層の柔軟性、クッション性、脆性、接着性などを改善することができる。
【0010】
即ち、EVA▲1▼、EVA▲2▼はいずれも、極性基を有する接着性の良い酢酸ビニルを含んだ共重合体であって、ポリエチレンとの相溶性に富むものであるから、これらのEVA▲1▼、EVA▲2▼を配合すると、下地層の接着性の改善に有効に作用する。そして、ロジンはEVA▲1▼、EVA▲2▼との相溶性に富み、無機質充填材との密着性にも優れるため、無機質充填材をしっかり保持して下地層の脆弱化を抑制し、床面との接着強度を高める働きをする。
【0011】
また、EVA▲1▼は比較的軟質の共重合体であり、EVA▲2▼は比較的硬質の共重合体であるから、上記のようにEVA▲1▼を30〜50重量部、EVA▲2▼を15〜35重量部の割合で配合すると、下地層の柔軟性やクッション性が適度となり、上地層をバックアップして歩行時の感触を改善することが可能となる。
【0012】
下地層のポリエチレンとしては、請求項2の床タイルに用いる高密度ポリエチレンが好適である。また、請求項3の床タイルのように厚み方向の中間部にガラス繊維マットを埋入すると、床タイルの反りを防止し、寸法安定性を高めることができる。更に、請求項4の床タイルのように下地層の底面に繊維層を積層を積層すると、繊維層のアンカー効果によって下地層の接着性が一層向上するようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の具体的な実施形態を詳述する。
【0014】
図1は本発明の一実施形態に係る床タイルの斜視図、図2はその概略拡大断面図である。
【0015】
この床タイルは、一辺の長さが30〜45cm程度の正方形に形成されたもので、上地層1と下地層2が積層一体化されており、その層間部にガラス繊維マット3が埋入されている。そして、下地層2の底面には、更に寒冷紗等の繊維層4が半ば埋入状態で積層されている。
【0016】
上地層1は、オレフィン系樹脂に無機質充填材を配合した厚さ1〜5mm程度の層である。好ましい上地層1としては、ポリプロピレンやポリエチレンに、変性ポリオレフィン(メタクリル酸、無水マレイン酸、アクリル酸のいずれかで変性されたポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等)やエチレン−酢酸ビニル共重合体やエチレン−メタクリル酸共重合体などを一種又は二種以上混合し、これに無機質充填材として炭酸カルシウムや水酸化アルミニウムの粉末を配合したものが挙げられる。このような上地層1は、ポリッシャーによる表面光沢の向上や回復が良く、ワックスを使用しないで満足なメンテナンスを行えるといった長所を有する。
【0017】
なお、この上地層1には、必要に応じて顔料、過酸化系の架橋剤、カップリング剤、ビスアマイド等の滑剤、フェノール系の酸化防止剤、ヒンダードアミン系の光安定剤など、各種の添加剤を少量含有させてもよく、また、ロジンを含有させてもよい。更に、上地層1の表面に模様や図柄を形成して美観を向上させるようにしてもよい。
【0018】
下地層2は、10〜50重量部のポリエチレンに、EVA▲1▼を30〜50重量部、EVA▲2▼を15〜35重量部、無機質充填材を100〜400重量部、ロジンを5〜15重量部の割合で配合した、厚さ0.5〜5mm程度の層である。
【0019】
ポリエチレンとしては、中・低圧法で製造される分子の枝分れが少ない高密度ポリエチレン(比重:0.94〜0.96程度)が好適に使用されるが、高圧法で製造される低密度ポリエチレン(比重:0.92程度)や、メタロセン触媒を用いてα−エチレンを重合して得られるメタロセンポリエチレンなども勿論使用される。
【0020】
EVA▲1▼及びEVA▲2▼は、既述したように下地層2に適度な柔軟性とクッション性を付与すると共に、床面に対する接着性を改善するために配合されるものである。即ち、EVA▲1▼は酢酸ビニルを15〜70重量%の割合で含有する比較的軟質の共重合体であり、EVA▲2▼は酢酸ビニルを71〜90重量%の割合で含有する比較的硬質の共重合体であるから、比較的軟質のEVA▲1▼を30〜50重量部、比較的硬質のEVA▲2▼を15〜35重量部の割合でポリエチレンに配合すると、下地層2の柔軟性やクッション性が適度となり、この下地層2で上地層1をバックアップして歩行時の感触を改善できるのである。しかも、EVA▲1▼及びEVA▲2▼は極性基を有する接着性の良い酢酸ビニルを含み、ポリエチレンとの相溶性に富むものであるから、これらのEVA▲1▼、EVA▲2▼を配合すると、下地層2の接着性も改善できるのである。
【0021】
EVA▲1▼が50重量部より多くなりEVA▲2▼が15重量部より少なくなると、下地層2の柔軟性やクッション性が悪くなるので、歩行時の感触を十分に改善し難くなると共に、下地層2が脆弱化するようになる。一方、EVA▲1▼が30重量部より少なくなりEVA▲2▼が35重量部より多くなると、下地層2の柔軟性が増して、耐凹み性が低下するようになる。
【0022】
ロジンは、既述したように下地層2の接着性を高めるために、5〜15重量部の割合で配合されるものである。このロジンはEVA▲1▼、EVA▲2▼との相溶性に富み、無機質充填材との密着性にも優れるため、無機質充填材をしっかり保持して下地層の脆弱化を抑制し、床面との接着強度を高めることができるのである。ロジンが5重量部より少なくなると、EVA▲1▼、EVA▲2▼を配合していても、下地層2の接着性を顕著に改善することが難しくなり、一方、15重量部よりも多くなると、下地層2の抗張力の低下を招く恐れが生じる。
【0023】
また、無機質充填材は、増量効果と難燃性を高めるために配合されるもので、従来公知の種々の充填材を使用できるが、その中でも10μm以下の平均粒径を有する炭酸カルシウムの粉末や、この炭酸カルシウム粉末と水酸化アルミニウム粉末との混合粉末が好適に使用される。炭酸カルシウム粉末を配合するだけでも難燃性を付与することはできるが、炭酸カルシウム粉末と水酸化アルミニウム粉末との混合粉末を配合すると、水酸化アルミニウムが熱分解時に水を放出するため、難燃性の高い床タイルを得ることができる。
【0024】
既述したように、下地層2のポリエチレンの配合量は10〜50重量部、無機質充填材の配合量は100〜400重量部とすることが必要であって、ポリエチレンが50重量部より多くなり無機質充填材が400重量部より多くなると、上記のようにEVA▲1▼とEVA▲2▼とロジンを配合しても、下地層2が硬くて脆いものとなり、接着性も低下するといった不都合が生じる。一方、下地層2のポリエチレンが10重量部より少なくなり無機質充填材が100重量部より少なくなると、下地層2の耐凹み性が低下すると共に、難燃性も低下するといった不都合が生じる。
【0025】
なお、この下地層2にも前記の添加剤を必要に応じて少量配合してもよいことは言うまでもない。
【0026】
ガラス繊維マット3は、床タイルの反りを防止すると共に、寸法安定性を高めるものであって、この実施形態の床タイルでは、上地層1と下地層2との層間部に埋入しているが、必ずしも層間部に埋入する必要はなく、床タイルの厚み方向の中間部に埋入すればよい。
【0027】
また、下地層2の底面になかば埋入状態で積層されている繊維層4は、繊維のアンカー効果によって接着性を一層向上させるものであり、寒冷紗の他にも不織布、織布、ガラス繊維、紙など、種々のものを使用することができる。
【0028】
以上のような構成の床タイルは、例えば次の方法によって製造することができる。
【0029】
まず、オレフィン系樹脂に無機質充填材を配合し、押出機で造粒して上地層1形成用の粉粒体を造る。一方、10〜50重量部のポリエチレンと、30〜50重量部のEVA▲1▼と、15〜35重量部のEVA▲2▼と、100〜400重量部の無機質充填材と、5〜15重量部のロジンを混合し、押出機でシーティングして下地層2となるシートを造る。
【0030】
そして、このシートの下面に繊維層4を敷くと共に、シートの上面にガラス繊維マット3を重ね、その上に前記の粉粒体を積層して加熱し、加圧ロール等で加圧して一体化した後、所定の寸法の正方形に切断して床タイルを製造する。尚、繊維層4は後で下地層2の底面に熱圧着するようにしてもよい。
【0031】
このようにして得られる本発明の床タイルは、適度な柔軟性及びクッション性を有する下地層2によって上地層1がバックアップされているため、歩行時の感触が良く、耐凹み性も良好であり、また、下地層2の接着性が改善されているので、市販のウレタン系の床用接着剤を用いて床面に大きい接着強度で貼着することができる。そして、下地層2の脆性も改善されているので、重い物を床タイルの上に落としても、簡単に割れる心配がなくなり、また、ガラス繊維マット3が埋入されているので、床タイルに反りが発生したり寸法が変動する心配もなくなる。
【0032】
次に、本発明に係る床タイルの下地層の効果を確認するための実験について説明する。
【0033】
[下地層の効果確認実験]
35重量部の高密度ポリエチレン(東ソー(株)製のHDPE2400)に、酢酸ビニル含有率60重量%のEVA▲1▼を35重量部、酢酸ビニル含有率80重量%のEVA▲2▼を30重量部、ロジンを10重量部、平均粒径が3μmの炭酸カルシウム粉末を350重量部の割合で均一に混練し、押出機でシーティングして下地層となるシートa(厚さ2mm)を得た。
【0034】
また、40重量部の高密度ポリエチレンに、上記のEVA▲1▼を40重量部、上記のEVA▲2▼を20重量部、ロジンを10重量部、炭酸カルシウム粉末を350重量部の割合で均一に混練し、押出機でシーティングして下地層となるシートb(厚さ2mm)を得た。
【0035】
これらのシートa,bについて、接着強度、柔軟性、脆性、残留凹みを次の要領で調べた。
【0036】
(イ)接着強度
シートa,bをそれぞれ30×30cmの正方形に切断して試験片を作製し、ウレタン系床用接着剤を用いて20分のオープンタイムで各試験片を石綿スレート板に貼付け、室温で1週間硬化させた。硬化後、各試験片を5cm幅の6つの帯体に切断し、両端を除く4つの帯体のうちから3つの帯体を選択して、その帯体端部にバネばかりを順々に引っ掛けて引き上げ、各帯体が剥離するときの力を測定して、その測定値の平均値を求めた。その結果を下記の表1に示す。
【0037】
(ロ)柔軟性
シートa,bを幅5cm、長さ25cmの帯状に切断して多数の試験片を作製し、直径が異なる複数のパイプに上記の帯状試験片を巻き付ける操作を3回ずつ繰り返して、3回とも帯状試験片にひび割れが生じない最小直径のパイプを調べ、そのパイプの直径の大小から柔軟性の良否を判断した。その結果を下記の表1に示す。
【0038】
(ハ)脆性
1kgの鋼球をシートa,bの試験片に落下させ、試験片が割れる高さを測定して脆性の良否を判断した。その結果を下記の表1に示す。
【0039】
(二)残留凹み
JIS A 5705の残留凹みの試験方法に基づいて、シートa,bの試験片の残留凹みを調べた。その結果を下記の表1に示す。
【0040】
比較のために、下記の表1に示す組成のシートc,d,e,fを作製し、上記と同様にして接着強度、柔軟性、脆性、残留凹みを調べた。その結果を下記の表1に示す。
【0041】
【表1】
Figure 0003811876
【0042】
この表1を見ると、本発明の下地層と同じ組成のシートa,bはいずれも、接着強度が3.0kg/5cmより大きく、良好な接着性を有することが判る。
【0043】
これに対し、ロジンが2重量部と少ない比較用のシートeは、接着強度が1.5kg/5cm未満と小さく、シートa,bの接着強度の半分以下であり、このことから、ロジンが接着性の向上に極めて有効であることが判る。また、EVA▲1▼が10重量部と少ない比較用のシートdは、接着強度が1.5kg/5cm未満と小さく、一方、EVA▲1▼が60重量部と多い比較用のシートcは、接着強度が5kg/5cmより大きくなっており、このことから、EVA▲2▼よりもEVA▲1▼の方が接着性の改善に遥かに有効であることが判る。
【0044】
また、本発明の下地層と同じ組成のシートa,bはいずれも、柔軟性の試験でひび割れが生じない最小のパイプ径が50mm以下と小さく、適度な柔軟性を有しており、落球高さも1m以上であって、脆性が改善されていることが判る。そして、このシートa,bの残留凹みは10%以上であり、耐凹み性も改善されていることが判る。
【0045】
これに対し、比較的硬質のEVA▲2▼が50重量部と多い比較用のシートdは、最小のパイプ径が150mm以上と大きく、柔軟性に劣っており、落球高さも0.5m以上と低く、脆性が改善されていない。一方、比較的軟質のEVA▲1▼を60重量部と多量に含む比較用のシートcは、柔軟性及び脆性の改善が顕著であるが、残留凹みが50%と高く、耐凹み性に劣っていることが判る。また、ロジンが2重量部と少ない比較用のシートeは、柔軟性や脆性が悪く、逆に、ロジンが20重量部と多い比較用のシートfは、柔軟性や脆性が良くなっており、このことから、ロジンは柔軟性や脆性の改善に有効であることが判る。そして、ロジンが多いシートfは残留凹みも50%以上と高く、このことから、ロジンは耐凹み性の改善に悪影響を与えることが判る。
【0046】
【発明の効果】
以上の説明および実験データから明らかなように、本発明の床タイルは、適度な柔軟性及びクッション性を有する下地層によって上地層がバックアップされているため、歩行時の感触が良く、耐凹み性も良好であり、また、下地層の接着性が良いので市販の床用接着剤を用いて床面に強固に貼着することができ、下地層の脆性も改善されているので簡単に割れる心配がないといった顕著な効果を奏する。
【0047】
更に、ガラス繊維マットを埋入した床タイルは、反りが発生し難く寸法安定性が良好であり、また、下地層の底面に繊維層を積層した床タイルは接着性が更に向上するといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る床タイルを示す斜視図である。
【図2】同床タイルの概略拡大断面図である。
【符号の説明】
1 上地層
2 下地層
3 ガラス繊維マット
4 繊維層

Claims (4)

  1. ポリプロピレン又はポリエチレンに、少なくとも、メタクリル酸、無水マレイン酸、アクリル酸のいずれかで変性されたポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体のいずれかと、無機質充填材とを配合した上地層と、10〜50重量部のポリエチレンに、酢酸ビニル含有率が15〜70重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体を30〜50重量部、酢酸ビニル含有率が71〜90重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体を15〜35重量部、無機質充填材を100〜400重量部、ロジンを5〜15重量部の割合で配合した下地層とから成る床タイル。
  2. ポリエチレンが高密度ポリエチレンである請求項1に記載の床タイル。
  3. 厚み方向の中間部にガラス繊維マットを埋入した請求項1又は請求項2に記載の床タイル。
  4. 下地層の底面に繊維層を積層した請求項1〜請求項3のいずれかに記載の床タイル。
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