JP3811634B2 - 電動式動力舵取装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動モータにより操舵補助力を得る電動式動力舵取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車用の電動式舵取装置として、例えばピニオンタイプEPSでは、モータの回転力をウォームに伝え、さらにウォームホイールに伝えることでモータの回転を減速してモータの出力を増幅し、ステアリング操作をトルクアシストするようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、減速機構としてのウォーム及びウォームホイールの噛み合いには適度なバックラッシが必要であるが、例えば石畳み等の悪路を走行した場合、タイヤからの反力により上記のバックラッシに起因したラトル音(歯打ち音)が発生する場合がある。これらの音が車室内に騒音として伝わると、運転者に不快感を与えることになる。
【0004】
そこで、減速ギヤ機構のウォームとウォームホイールの噛み合い精度を向上させて、バックラッシを詰めることも考えられるが、バックラッシを詰め過ぎると、フリクションが増加するためステアリングシャフトの回転抵抗が大きくなるという新たな不具合が生ずる。
また、近年、騒音対策としてウォームホイールに合成樹脂を用いる場合が多いが、搭載位置がエンジンルームであって比較的高温の環境に配置されるピニオンタイプEPSでは、ウォームホイールの温度膨張でバックラッシが減少する傾向にある。したがって、そもそもバックラッシをあまり小さく設定しておくことができない。
【0005】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、悪路走行時に減速機構のバックラッシに起因して発生する騒音を他の不具合を発生させることなく低減することができる電動式動力舵取装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、ステアリングホイールに連なる入力軸と、入力軸とトーションバーを介して相対回転可能に連結される出力軸と、車輪に連なるラックバーに係合するピニオン軸と、操舵補助用の電動モータの回転を減速して出力軸に伝える減速機構と、出力軸の回転をピニオン軸に伝達する弾性体とを備え、上記弾性体は出力軸とピニオン軸とを同軸に連結するトーションバーを含むことを特徴とするものである。
【0007】
本発明では、出力軸とピニオン軸とを弾性体を介して連結してあるので、悪路走行時に路面から車輪及びラックバーを介してピニオン軸に伝わる振動(例えば15Hz程度の振動)が、さらに出力軸に伝わることを抑制することができる。したがって、路面振動の影響で減速機構の例えばウォーム軸とウォームホイールとの間にラトル音が生ずることを抑制でき、騒音を抑制することができる。バックラッシを極端に小さく設定する必要がなく、ステアリングシャフトの回転抵抗が増大することもない。
【0008】
また、上記弾性体は出力軸とピニオン軸とを同軸に連結するトーションバーを含むので、下記の利点がある。すなわち、従来であれば、通例、出力軸とピニオン軸を一体の部材で構成していたが、本発明では、これを単に2分割して同軸上のトーションバーで連結するという簡単な構造変更のみで、騒音を抑制することができる。
請求項記載の発明は、請求項において、上記出力軸及びピニオン軸の相対回転に伴って相近づき、出力軸及びピニオン軸の相対回転量を規制する一対の対向部を含むストッパ機構を備えることを特徴とするものである。本発明では、トーションバーの捩じり量を規制することにより、トーションバーの破損を防止することができる。
【0009】
請求項記載の発明は、請求項において、上記一対の対向部間に介在する弾性体を備えることを特徴とするものである。本発明では、ストッパ機構の対向部同士の当接で打音が生ずることを防止することができる。
請求項記載の発明は、ステアリングホイールに連なる入力軸と、入力軸とトーションバーを介して相対回転可能に連結される出力軸と、車輪に連なるラックバーに係合するピニオン軸と、操舵補助用の電動モータの回転を減速して出力軸に伝える減速機構と、出力軸の回転をピニオン軸に伝達する弾性体とを備え、上記出力軸及びピニオン軸の何れか一方に一体回転する軸体を他方に形成される連結孔に挿入してあり、上記軸体の外周及び連結孔の内周に、出力軸とピニオン軸の相対回転に伴って相近づく一対の対向部が設けられ、上記弾性体は一対の対向部間に介在し、これらの対向部が互いに近づくときに圧縮される圧縮コイルばね、ゴム及び合成樹脂の何れかを含むことを特徴とするものである。本発明では、出力軸とピニオン軸間との連結部分に弾性体を介在させる簡単な構造にて騒音を抑制しつつ両軸間にトルクを伝達させることができる。
【0010】
また、本発明では、圧縮の反力を用いて出力軸とピニオン軸との間にトルク伝達する。圧縮コイルばね、ゴム又は合成樹脂の圧縮の反力を用いるので、小型でも十分な大きさのトルクを伝達することができる。
【0011】
請求項記載の発明は、ステアリングホイールに連なる入力軸と、入力軸とトーションバーを介して相対回転可能に連結される出力軸と、車輪に連なるラックバーに係合するピニオン軸と、操舵補助用の電動モータの回転を減速して出力軸に伝える減速機構と、出力軸の回転をピニオン軸に伝達する弾性体とを備え、上記出力軸及びピニオン軸からそれぞれ延びる第1及び第2軸体をゴム又は合成樹脂からなる弾性体に形成された嵌合孔に嵌合させ、出力軸とピニオン軸の相対回転時に第1及び第2軸体の対向部間に介在する弾性体の部分が圧縮されるようにしてあることを特徴とするものである。本発明では、出力軸及びピニオン軸からの軸体を弾性体に嵌合させる簡単な構造にて、騒音を抑制しつつ両軸間にトルクを伝達させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施の形態を添付図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明の一実施の形態の電動式動力舵取装置の概略断面図である。図1を参照して、本電動式動力舵取装置1は、ステアリングホイール2と一体回転する入力軸3と、この入力軸3と第1のトーションバー4を介して同軸的に連結される出力軸5と、この出力軸5と第2のトーションバー6を介して同軸的に連結されるとピニオン軸7とを備えている。同軸的に連結される入力軸3、出力軸5及びピニオン軸7によりステアリングシャフト8が構成されている。なお、以下において、図1においての上下を上下ということにする。
【0013】
ピニオン軸7は車体(不図示)の車幅方向に延在するラックバー9と噛み合い、図示していないが、ラックバー9の両端部はタイロッドを介して操向車輪に連接されている。
ステアリングシャフト8を支持するギヤハウジング10は、例えばアルミニウム合金からなり、車体に取り付けられている。ギヤハウジング10は、第1ハウジング11と第2ハウジング12とより構成されている。第2ハウジング12はウォームギヤ機構からなる減速機構13を収容している。
【0014】
減速機構13は、操舵補助力発生用の電動モータ14の回転軸に一体回転可能に連結されるウォーム軸15と、ウォーム軸15と噛み合い且つ出力軸5と一体回転する減速ギヤとしてのウォームホイール16とを備える。ウォームホイール16は出力軸5に一体回転可能に外嵌される芯金16aと、芯金16aに一体回転可能に固定され外周に歯を形成する合成樹脂部材16bとを含む。
入力軸3は第1ハウジング11に挿通され、入力軸3の上端は第1ハウジング11の上方へ突出している。入力軸3の上部は、例えば玉軸受からなる転がり軸受17を介して第1ハウジング11に支持されている。
【0015】
出力軸5は、ウォームホイール16を挟んで配置される上下一対の例えば玉軸受からなる転がり軸受18,19を介して回転自在に支持されている。上側の転がり軸受18は第1ハウジング11に保持されており、下側の転がり軸受19は第2ハウジング12に保持されている。また、ピニオン軸7の一端は、転がり軸受20を介して第2ハウジング12に回転自在に支持され、ピニオン軸7の他端は、例えば針状ころ軸受からなる転がり軸受21を介して第2ハウジング12に回転自在に支持されている。
【0016】
また、入力軸3の下端には縮径部22が設けられており、この縮径部22は出力軸5に設けられた孔23に収容されている。縮径部22の外周面と孔23の内周面とはそれぞれ二面幅をとった断面形状とされ、入力軸3と出力軸5の相対回転を所定の範囲に規制するために互いに当接するようになしてある。
第1のトーションバー4は入力軸3を軸方向に貫通し、その下端4aは出力軸5の孔23の奥部に侵入して、例えばセレーション結合により一体回転可能に連結されている。一方、トーションバー4の上端4bはダウエルピン24により入力軸3と一体回転可能に連結されている。
【0017】
入力軸2の軸方向中間部の外周には非磁性材料からなるスリーブ25を介して磁性材料からなる第1円筒26が固定されている。また、出力軸5の上部外周には磁性材料からなる第2円筒27が固定されている。両円筒26,27の相対向する端面には、図示していないが、周方向に等ピッチで多数の矩形の歯部がそれぞれ形成されている。歯部同士の間には所定の間隔が保たれている。
一方、ハウジングの内側には磁性体である焼結金属からなる断面コ字型をなすコイル用の筒体28,29が固定されている。筒体28は第1円筒26と第2円筒27との対向部分に跨がらせて配置されている。筒体28,29内には温度補償コイル30とトルクセンサとしてのトルク検出コイル31が収納されており、筒体28は第1円筒26と、また筒体29は第1円筒26及び第2円筒27とそれぞれ磁気回路を構成するようになっている。
【0018】
トルク検出コイル31および温度補償コイル30からの信号は、第1ハウジング11内の基板収容部32に取り付けられた制御基板33に実装される制御部に与えられ、制御部では、各コイル30,31からセンサ回路を介して受け取った信号により、ステアリングホイール1に加えられた操舵トルクの方向および大きさを認識する。図示していないが、制御部では、その出力側に駆動回路を介して接続された操舵補助用のモータをステアリングホイール2の操作方向に対応する方向に回転させるための信号を出力する。
【0019】
図1及び図1の要部の拡大図である図2を参照して、出力軸5の下端には筒状をなす縮径部34が設けられており、この縮径部34はピニオン軸7の上端に設けられた孔35に収容されている。第2のトーションバー6の上端6aは、出力軸5の縮径部34を軸方向に貫く連結孔36に挿入され、例えばセレーション結合により一体回転可能に連結されている。第2のトーションバー6の下端6bはピニオン軸7の孔35の奥部に形成された連結孔37に挿入され、例えばセレーション結合により一体回転可能に連結されている。45は出力軸5とピニオン軸7の相対回転を所定の範囲に規制するときに両者の衝突を干渉するためのOリング等の弾性体である。
【0020】
図2及び図1のIII −III 線に沿う断面図である図3を参照して、縮径部34の外周面42と孔35の内周面39との間に、出力軸5とピニオン軸7の相対回転量を所定の範囲に規制するためのストッパ機構38が設けられている。具体的には、孔35の内周面39に、互いに平行な一対の当接部としてのピニオンストッパ40,41が形成され、縮径部34の外周面42には、相対向する2対の当接部としてのストッパ係合部43,44が形成されている。
【0021】
隣り合うストッパ係合部43,44同士は互いに傾斜している。一対のストッパ係合部43,43はそれぞれ対応するピニオンストッパ40,41に係合し、出力軸5の図3においての時計回り方向への回動範囲を規制する。他対のストッパ係合部44,44はそれぞれ対応するピニオンストッパ40,41に係合し、出力軸5の図3においての反時計回り方向への回動範囲を規制する。
なお、上述したOリング等からなる弾性体45は、例えば出力軸34の縮径部34の外周面42に巻かれており、ストッパ係合部43,44とピニオンストッパ40,41の当接時の衝撃を和らげて打音を発生させないようにする。弾性体45は孔35の内周面39に取り付けておいても良い。
【0022】
本実施の形態によれば、出力軸5とピニオン軸7とを弾性体としての第2のトーションバー6を介して連結してあるので、悪路走行時に路面から車輪及びラックバー9を介してピニオン軸7に振動(例えば15Hz程度の振動)が伝搬したとしても、この振動がさらに出力軸5にまで伝搬することを抑制することができる。したがって、路面振動の影響で減速機構13のウォーム軸15とウォームホイール16との間にラトル音が生ずることを抑制でき、騒音を抑制することができる。
【0023】
しかも、これを、従来一体の部材としていた出力軸5とピニオン軸7を別体としてこれらを第2のトーションバー6で連結するという簡単な構造変更のみで、達成することができる。
また、ウォーム軸15とウォームホイール16との間のバックラッシを小さくし過ぎなくても良いので、操舵時にステアリングシャフト8の回転抵抗が増大するようなことがない。
【0024】
また、出力軸5とピニオン軸7との相対回転量をストッパ機構38によって所定の範囲に規制することができるので、第2のトーションバー6が過度にねじられることがなく、これにより、第2のトーションバー6の破損を防止することができる。
さらに、ストッパ機構38が働くときに、ピニオンストッパ40,41とストッパ係合部43,44との衝突を弾性体45により緩和できるので、打音等が発生することがなく、好ましい。
【0025】
図4は本発明の別の実施の形態を示している。図4を参照して、本実施の形態が図2の実施の形態と異なるのは、図2の実施の形態では出力軸5とピニオン軸7との間で第2のトーションバー6を介してトルク伝達させるようにしたが、これに代えて、本実施の形態では、弾性体としての圧縮コイルばね51(52)を介してトルク伝達させる点にある。
具体的には、図5を参照して、出力軸5の下端の軸体としての縮径部47の外周面48に形成される互いに平行な対向部としてのストッパ係合部49,50と、ピニオン軸7の孔35の内周面39の対応する対向部としてのピニオンストッパ40,41との間に、各一対の弾性体としての圧縮コイルばね51,52を介在させた点にある。
【0026】
圧縮コイルばね49,50は対応するストッパ係合部49,50において、中央部を挟んだ両側に配置され、互いに逆回りに出力軸5を回転付勢する。具体的には、対角状に配置される圧縮コイルばね51,51が図5における出力軸5の時計回り方向のトルクを伝達し、同じく対角状に配置される圧縮コイルばね52,52が図5における出力軸5の反時計回り方向のトルクを伝達する。
なお、各ストッパ係合部49,50には圧縮コイルばね51,52用の一端を保持するための保持孔53が形成されている。
【0027】
ピニオンストッパ40,41とストッパ係合部49,50とは、相当接することで出力軸5とピニオン軸7との間に生ずる相対回転量を所定の範囲に規制するためのストッパ機構38Aとして機能する。ストッパ機構38Aのピニオンストッパ40,41とストッパ係合部49,50との衝突を圧縮コイルばね51,52によって緩和させることができるので、騒音抑制が達成できる。
本実施の形態によれば、出力軸5とピニオン軸7間のいわゆる嵌合部分に、両軸5,7間のねじれに応じて伸縮する弾性体としての圧縮コイルばね51,52を介在させる簡単な構造にて、両軸5,7間のトルク伝達を可能にすると共に、騒音を抑制することができる。
【0028】
特に、圧縮コイルばね51,52であれば、小型でも十分な大きさのトルクを伝達することができる点で、電動式動力舵取装置1の大型化を招くことがなく、好ましい。
次いで、図6は本発明のさらに別の実施の形態の要部の断面を示している。図6を参照して、本実施の形態の特徴とするところは、出力軸5の下端に一体形成した軸体55の断面を十字状とし、この軸体55をピニオン軸7の断面十字状の連結孔56に収容し、軸体55の外周に設けられる対向部57と、連結孔56の内周に設けられる対向部58との間にゴム又は合成樹脂からなる弾性体59を介在させてある。
【0029】
本実施の形態では、出力軸5とピニオン軸7との間に介在するゴム等の弾性体59を介して両軸5,7間に所定のねじれを許容しつつ簡単な構造にてトルク伝達することができる。両軸5,7間の相対回転量が弾性体59を介して規制されるので、騒音を抑制することができる。
次いで、図7(a)及び(b)は本発明のさらに別の実施の形態の要部の断面を示している。図7(a)及び(b)を参照して、本実施の形態の特徴とするところは、出力軸5から一体に延びる1又は複数の第1軸体60と、ピニオン軸7から一体に延びる1又は複数の第2軸体61とを設け、これらの軸体60,61を出力軸5及びピニオン軸7の中心軸線Cを中心とする円周の等配に交互に配置すると共に、各軸体60,61をゴム又は合成樹脂製の弾性体62に設けた対応する嵌合孔63,64に嵌合させた点にある。
【0030】
本実施の形態においても、出力軸5及びピニオン軸7の相対回転時に、例えば図7(b)において、第1軸体60付きの出力軸5がピニオン軸7に対して時計回り(白抜き矢符Xで示す)に相対的に回転したとすると、隣接する軸体60,61の周面が相近づく対向部60a,61aとなり、対向部60a,61a間に介在する弾性体62の部分62aとその周辺が圧縮され、この圧縮の反力を用いて両軸5,7間にトルクを伝達することができる。また、両軸間5,7間の相対回転量が弾性体62を介して規制されるので、騒音を抑制することができる。
【0031】
なお、本発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、要するに、出力軸5とピニオン軸7とを弾性体を介してトルク伝達可能に連結すれば良く、本発明の特許請求の範囲で種々の変更を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の電動式動力舵取装置の概略縦断面図である。
【図2】図1の要部の拡大図である。
【図3】図1のIII −III 線に沿う断面図である。
【図4】本発明の別の実施の形態の電動式動力舵取装置の要部の断面図である。
【図5】図4のV−V線に沿う断面図である。
【図6】本発明のさらに別の実施の形態の電動式動力舵取装置の要部の断面図である。
【図7】図7(a)は本発明のさらに別の実施の形態の電動式動力舵取装置の要部の断面図であり、(b)は図7(a)の7B−7B線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 電動式動力舵取装置
2 ステアリングホイール
3 入力軸
4 第1のトーションバー
5 出力軸
6 第2のトーションバー(弾性体)
7 ピニオン軸
9 ラックバー
13 減速機構
14 電動モータ
15 ウォーム軸
16 ウォームホイール
34 縮径部
36,37 連結孔
38,38A ストッパ機構
39 内周面
40,41 ピニオンストッパ(対向部)
42 外周面
43,44 ストッパ係合部(対向部)
45 弾性体
47 縮径部
48 外周面
49,50 ストッパ係合部(対向部)
51,52 圧縮コイルばね(弾性体)
55 軸体
56 連結孔
57,58 対向部
59 弾性体
60 第1軸体
61 第2軸体
60a,61a 対向部
62 弾性体
63,64 嵌合孔

Claims (5)

  1. ステアリングホイールに連なる入力軸と、
    入力軸とトーションバーを介して相対回転可能に連結される出力軸と、
    車輪に連なるラックバーに係合するピニオン軸と、
    操舵補助用の電動モータの回転を減速して出力軸に伝える減速機構と、
    出力軸の回転をピニオン軸に伝達する弾性体とを備え
    上記弾性体は出力軸とピニオン軸とを同軸に連結するトーションバーを含むことを特徴とする電動式動力舵取装置。
  2. 請求項において、上記出力軸及びピニオン軸の相対回転に伴って相近づき、出力軸及びピニオン軸の相対回転量を規制する一対の対向部を含むストッパ機構を備えることを特徴とする電動式動力舵取装置。
  3. 請求項において、上記一対の対向部間に介在する弾性体を備えることを特徴とする電動式動力舵取装置。
  4. ステアリングホイールに連なる入力軸と、
    入力軸とトーションバーを介して相対回転可能に連結される出力軸と、
    車輪に連なるラックバーに係合するピニオン軸と、
    操舵補助用の電動モータの回転を減速して出力軸に伝える減速機構と、
    出力軸の回転をピニオン軸に伝達する弾性体とを備え、
    上記出力軸及びピニオン軸の何れか一方に一体回転する軸体を他方に形成される連結孔に挿入してあり、
    上記軸体の外周及び連結孔の内周に、出力軸とピニオン軸の相対回転に伴って相近づく一対の対向部が設けられ、
    上記弾性体は一対の対向部間に介在し、これらの対向部が互いに近づくときに圧縮される圧縮コイルばね、ゴム及び合成樹脂の何れかを含むことを特徴とする電動式動力舵取装置。
  5. ステアリングホイールに連なる入力軸と、
    入力軸とトーションバーを介して相対回転可能に連結される出力軸と、
    車輪に連なるラックバーに係合するピニオン軸と、
    操舵補助用の電動モータの回転を減速して出力軸に伝える減速機構と、
    出力軸の回転をピニオン軸に伝達する弾性体とを備え、
    上記出力軸及びピニオン軸からそれぞれ延びる第1及び第2軸体をゴム又は合成樹脂からなる弾性体に形成された嵌合孔に嵌合させ、出力軸とピニオン軸の相対回転時に第1及び第2軸体の対向部間に介在する弾性体の部分が圧縮されるようにしてあることを特徴とする電動式動力舵取装置。
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