JP2019051764A - パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動モータの回転が始まっていない領域における操舵フィーリングの改善を図ったパワーステアリング装置を提供する。【解決手段】ラックバーに形成された第1ラック歯105bと噛み合う第1ピニオン歯104bを備えステアリングホイール101と接続された第1ピニオンシャフト104と、ラックバーに形成された第2ラック歯105cと噛み合う第2ピニオン歯111bを備えウォームホイール110と接続された第2ピニオンシャフト111とを備え、第2ラック歯105cと第2ピニオン歯111bの噛合い部とウォームホイール110の間に設けられ、第2ピニオンシャフト111の回転軸線における第2ピニオンシャフト111とウォームホイール110の相対回転を可能とする弾性部材200を備えた。【選択図】 図6

Description

本発明は、車両に用いるパワーステアリング装置に関する。
従来のパワーステアリング装置としては、例えば特許文献1に記載の技術が提案されている。
特許文献1には、電動モータの出力軸にウォームホイールと噛み合うウォームシャフトを設け、電動モータの駆動力をウォームホイールから第2ピニオンを介してラックバーに伝達する技術が開示されている。
特開2014-46803号公報
しかしながら、特許文献1に開示の技術においては、ステアリングホイールの切り始めにおいて、第1ピニオンシャフトが回転し、ラックバーが動き始めているが、まだ電動モータの回転が始まっていない状態では、電動モータのイナーシャ等がステアリングホイールの回転の妨げとなり、操舵フィーリングが悪化する虞がある。
そこで本発明の目的は、前記課題を解決し、電動モータの回転が始まっていない領域における操舵フィーリングの改善を図ったパワーステアリング装置を提供することにある。
本発明によれば、その1つの態様において、ラックバーに形成された第1ラック歯と噛み合う第1ピニオン歯を備えステアリングホイールと接続された第1ピニオンシャフトと、ラックバーに形成された第2ラック歯と噛み合う第2ピニオン歯を備えウォームホイールと接続された第2ピニオンシャフトとを備え、第2ラック歯と第2ピニオン歯の噛合い部とウォームホイールの間に設けられ、第2ピニオンシャフトの回転軸線における第2ピニオンシャフトとウォームホイールの相対回転を可能とする弾性部材を備えた。
本発明によれば、電動モータの回転が始まっていない領域における操舵フィーリングの改善を図ったパワーステアリング装置を提供することができる。
第1実施例に係るパワーステアリング装置の全体構成図である。 第1実施例に係るパワーステアリング装置の要部拡大図である。 図2において各ハウジングを外した状態を示す図である。 第1実施例に係る減速機構を示す斜視図である。 図2に示すアシスト系構成部の縦断面図である。 第1実施例に係る第2ピニオンシャフトの要部斜視図である。 シャフト部をウォームホイール側から見た斜視図である。 第1実施例に係るウォームホイール及び第2ピニオンシャフトの要部断面図である。 第2実施例に係るウォームホイール及び第2ピニオンシャフトの要部断面図である。 第3実施例に係る弾性部材の外観斜視図である。 第3実施例に係るウォームホイール及び第2ピニオンシャフトの断面図である。 第4実施例に係るウォームホイール及び第2ピニオンシャフトの外観斜視図である。 第4実施例に係るウォームホイール及び第2ピニオンシャフトの断面図である。 第5実施例に係るウォームホイール及び第2ピニオンシャフトの外観斜視図である。 第5実施例に係るウォームホイール及び第2ピニオンシャフトの断面図である。 第6実施例に係るウォームホイール及び第2ピニオンシャフトの外観斜視図である。 第6実施例に係る第2ピニオンシャフトを回転軸方向から見た図である。
以下、本発明に係るパワーステアリング装置の実施例を図面に基づいて説明する。本発明は以下の実施例に限定されることなく、本発明の技術的な概念の中で種々の変形例や応用例もその範囲に含むものである。
図1は、本発明の第1実施例に係るパワーステアリング装置100の全体構成図である。
運転者によるステアリングホイール101への操舵入力は、回転運動としてコラムシャフト102、中間シャフト103を介して第1ピニオンシャフト104に伝達され、第1ピニオンシャフト104と噛み合う第1ラック歯105bとを有するラックバー105により直線運動に変換される。ラックバー105の直線運動は、タイロッド106を介して転舵輪107へと伝達される。
ラックバー105は、ラックバー本体部105aと、第1ラック歯105bと、第2ラック歯105cとを備えている。第1ラック歯105bは、ラックバー本体部105aに設けられており、第2ラック歯105cは、ラックバー105の長手方向において第1ラック歯105bと離間した位置に設けられている。
第1ピニオンシャフト104は、第1ピニオンシャフト本体部104aと、第1ピニオン歯104bを備え、前記第1ピニオンシャフト本体部104aは、ステアリングホイール101の回転に伴い回転可能である。第1ピニオン歯104bは、第1ピニオンシャフト本体部104aに設けられており、第1ラック歯105bと噛合う。
前述のように操舵機構は、コラムシャフト102、中間シャフト103、第1ピニオンシャフト104、ラックバー105およびタイロッド106により構成され、ステアリングホイール101の回転が転舵輪107に伝達される。
一方、電動モータ108の回転力は、ウォームシャフト109に付与され、ウォームシャフト109に噛み合うウォームホイール110を介して第2ピニオンシャフト111に伝達される。減速機は、これらウォームシャフト109とウォームホイール110とから構成されている。
そして、電動モータ108の回転力は、第2ピニオンシャフト111と噛み合う第2ラック歯105bを介してラックバー105の直進運動に変換される。
第2ピニオンシャフト111は、第2ピニオンシャフト本体部111aと、第2ピニオン歯111bを備えている。第2ピニオン歯111bは、第2ピニオンシャフト本体部111aに設けられ、第2ラック歯105cと噛合う。
第2ピニオンシャフト111はウォームホイール110と接続され、第2ピニオンシャフト111の回転に伴い、ウォームホイール110が回転する。
電動モータ108は、例えば、三相ブラシレスモータであり、操舵機構に操舵力を付与する。
コラムシャフト102には、ステアリングホイール101の操舵角を検出する操舵角センサ112が設けられると共に、コラムシャフト102と中間シャフト103との間には、操舵トルクを検出するトルクセンサ113が備えられている。また、電動モータ108の出力軸には、電動モータ108の回転角を検出するモータ回転角センサ114が設けられている。各センサの出力は、電子コントロールユニット115に入力される。
電子コントロールユニット115は、絶対角演算部115aと、モータ駆動部115bとを有する。絶対角演算部115aは、操舵角とモータ回転角とからステアリングホイール101の絶対角を演算する。モータ駆動部115bは、操舵トルク、ステアリングホイール101の絶対角および車速等の運転状態に基づき、電動モータ108の電流値を制御し、操舵機構に付与する操舵力を制御する。
図2は第1実施例のパワーステアリング装置100の要部拡大図、図3は図2において各ハウジングを外した状態を示す図である。
ラックバー105は、ラックハウジング116に収容されている。操舵角センサ112、トルクセンサ113および第1ピニオンシャフト104は、第1ギアハウジング117に収容されている。ウォームシャフト109、ウォームホイール110および第2ピニオンシャフト111は、第2ギアハウジング118に収容されている。
第1ギアハウジング117及び第2ギアハウジング118は、ラックハウジング116に固定されている。なお、第2ギアハウジング118の内部は、潤滑用のグリスが充填されている。第2ギアハウジング118に収容されている各機器は、アシスト系機構部120を構成する。
図4は、第1実施例に係る減速機構を示す斜視図である。
ウォームシャフト109は、両端を第1ボールベアリング121および第2ボールベアリング122により第2ギアハウジング118(図2参照)に対して回動自在に支持されている。第2ボールベアリング122には、バックラッシュ調整機構123が設けられている。ウォームホイール110の外周には、ウォームシャフト109のねじ山109aと噛み合う歯部110aが形成されている。また、ウォームシャフト109には電動モータ108と接続する接続部124が備えられている。
バックラッシュ調整機構123は、第2ボールベアリング122にゴム環123aを配置し、ゴム環123aにより第2ボールベアリング122をウォームホイール110側に向かって付勢することで、ウォームシャフト109とウォームホイール110の歯の噛み合いにおける隙間(バックラッシュ)を調整するものである。
次にアシスト系機構部120の構成について説明する。図5は図2に示すアシスト系構成部の縦断面図である。
アシスト系機構部120は、運転者の操舵力に応じた操舵アシスト力の発生する電動モータ108と、この電動モータ108の駆動軸に連結されたウォームシャフト109と、ウォームシャフト109のねじ山109aと噛み合うウォームホイール110と、ウォームホイール110と連結された第2ピニオンシャフト111とから構成されている。
ウォームホイール110は金属で形成された金属製基部110bと、金属製基部110bの外周に設けられた樹脂製の歯部110a(樹脂製歯部)より構成されている。また、ウォームホイール110の金属製基部110bには、貫通孔110cが形成されており、この貫通孔110cに第2ピニオンシャフト111を圧入することにより、ウォームホイール110と第2ピニオンシャフト111とが固定される。
第2ピニオンシャフト111に形成された第2ピニオン歯111bは、ラックバー105に形成された第2ラック歯105cと噛み合う。ラックバー105はコイルバネ125により、第2ピニオンシャフト111側に付勢されている。
ステアリングホイール101の切り始めると、第1ピニオンシャフト104が回転し、ラックバー105が動き始めているが、まだ電動モータ108の回転が始まっていない状態では、電動モータ108のイナーシャ等がステアリングホイール101の回転の妨げとなり、操舵フィーリングが悪化する虞がある。これを解決する構成について以下説明する。
図6は本発明の第1実施例に係る第2ピニオンシャフト111の要部斜視図である。図7はシャフト部をウォームホイール側から見た斜視図である。
図8は本発明の第1実施例に係るウォームホイール及び第2ピニオンシャフト111の要部断面図である。
第2ピニオンシャフト111には、ウォームホイール110(金属製基部110b)の貫通孔110cに圧入し接続される弾性部材200を構成する弾性部材基部204と、第2ピニオン歯111bが形成されたシャフト部300が備えられている。第2ピニオンシャフト本体部111a(図3)は、主に弾性部材200とシャフト部300とで構成されている。
弾性部材200は、トーションバー202と、弾性部材基部204とから構成されている。弾性部材基部204の軸方向と直交する断面図において、弾性部材基部204は円形に形成されているが、断面形状は楕円、四角形、三角形であっても良い。
弾性部材基部204には基部側回転規制部201が備えられている。トーションバー202には、トーション部202aと、トーションバー固定部202bが備えられている。弾性部材基部204の軸方向と直交する断面図において、トーション部202aの外径はトーションバー固定部202bの外径より小さくなっている。トーションバー202は第2ピニオンシャフト111に設けられている。
シャフト部300(第2ピニオンシャフト111)には、基部側回転規制部201と当接するシャフト側回転規制部301と、シャフト側固定部302と、トーション除け部303が備えられている。トーション除け部303は、第2ピニオンシャフト111の回転軸線に対する外径がシャフト側固定部302の外径より大きく形成されている。すなわち、トーション除け部303とトーション部202aの外周との間には隙間が形成されている。
基部側回転規制部201とシャフト側回転規制部301とは、互いが噛み合う形状としている。すなわち、第2ピニオンシャフト111の回転軸線の径方向において、回転軸線中心から径方向外側に向かって突出した部分の側面となる基部側回転規制部201と、回転軸線中心から径方向内側に向かって突出した部分の側面となるとシャフト側回転規制部301とが当接し、第2ピニオンシャフト111が回転する。
ただし、シャフト側回転規制部301は基部側回転規制部201より大きく形成している。すなわち、シャフト側回転規制部301と基部側回転規制部201との間には遊び(隙間)が設けられている。
また、弾性部材基部204には、基部側倒れ規制部210が備えられている。同様に、シャフト部300(第2ピニオンシャフト111)にもシャフト側倒れ規制部310が備えられている。基部側倒れ規制部210及びシャフト側倒れ規制部310は、トーションバー202の所定以上の倒れを抑止するものである。
基部側倒れ規制部210及びシャフト側倒れ規制部310は、第2ピニオンシャフト111の回転軸線の径方向に形成された凹凸面である。
基部側倒れ規制部210及びシャフト側倒れ規制部310は、互いの面同士が当接することにより、トーションバー202の所定以上の倒れを抑止することができる。
第2ピニオンシャフト111の回転軸線の径方向において、シャフト部300には、一方の側面から他方の側面に向かって貫通した貫通孔304が形成されている。また、同様に、トーションバー固定部202bには、一方の側面から他方の側面に向かって貫通した貫通孔203が形成されている。
そして、トーションバー固定部202bをシャフト側固定部302に挿入し、トーションバー固定部202bの貫通孔203とシャフト側固定部302の貫通孔304が合致した位置で、固定ピン305を貫通孔304及び貫通孔203に差し込む。これにより、トーションバー固定部202bとシャフト側固定部302とが連結固定される。
なお、トーションバー202とシャフト部300の固定は、固定ピン305を使用する方法に限定されるものではない。例えば、シャフト側固定部302にトーションバー固定部202bを圧入して固定するようにしても良い。
次に動作について説明する。
運転者がステアリングホイール101の切り始めると、第1ピニオンシャフト104が回転し、ラックバー105が動き始める。ラックバー105の動作に合わせ、第2ラック歯105cと噛み合う第2ピニオンシャフト111が回転する。第2ピニオンシャフト111では、シャフト部300が回転し、回転力がトーションバー202に伝達される。
トーションバー202にはトーション部202aが備えられており、トーションバー固定部202bで受けた回転力によってトーション部202aが捩じられる。トーション除け部303とトーション部202aの外周との間には隙間が形成されているので、トーション部202aが捩じれた際、トーション部202aがトーション除け部303に接触することなく、トーション部202aの捩じれに影響を与えることがない。
シャフト側回転規制部301と基部側回転規制部201との間には遊び(隙間)が設けられているので、トーションバー固定部202bで受けた回転力が直ぐに基部側回転規制部201に伝達されない。回転力が増し、トーション部202aが所定角以上捩じれると、シャフト側回転規制部301と基部側回転規制部201とが当接し、捩れが規制される。この状態では電動モータ108が起動するので、電動モータ108によるアシスト力がステアリングホイール101に付与される。
第2ピニオンシャフト111には、基部側回転規制部201と当接することによって弾性部材200の所定角以上の捩れを規制するシャフト側回転規制部301が備えられているので、トーションバー202の所定角以上の捩れを規制することで、トーションバー202の損傷を抑制することができる。
このように、弾性部材200は、第2ラック歯105cと前記第2ピニオン歯111bの噛合い部とウォームホイール110の間に設けられており、第2ピニオンシャフト111の回転軸線における第2ピニオンシャフト111と前記ウォームホイール110の相対回転を可能としている。
第1実施例によれば、弾性部材200が第2ピニオンシャフト111の回転を許容することで、電動モータ108の回転が始まっていない領域における操舵フィーリングの改善を図ることができる。
また、第1実施例では、弾性部材200が第2ピニオンシャフト111に設けられているので、弾性部材200をウォームホイール110やピニオンギヤに一体に設ける場合に比べ、製造性がよい。
また、第1実施例では、弾性部材200としてトーションバー202を有している。このため、電動モータ108の回転前であっても、ラックバー105の動きに追従させて第2ピニオンシャフト111を回転させることができ、ステアリングホイール101の切り始めの引掛かり感を抑制することができる。
特に、第1ピニオンシャフト104側にトルクセンサ用のトーションバーが設けられる場合には、第2ピニオンシャフト111側の捩れ要素が第1ピニオンシャフト104側と同じ種類となるため、操舵フィーリングに異なる種類の捩れ要素が混在することによる違和感の増加を抑制することができる。
また、第1実施例では、ウォームホイール110は金属で形成された金属製基部110bと、金属製基部110bの外周に設けられた樹脂製の歯部110a(樹脂製歯部)より構成されている。このため、金属製基部110bとトーションバー202の間で高い結合力を得ることができる。さらに、金属製基部110bは、トーションバー202よりも大きな外径を有するため、樹脂製の歯部110aの内周面の面圧の増加を抑制することができる。換言すれば、金属製基部110bを介さずに直接樹脂製の歯部110aがトーションバー202の外周面からの面圧を受ける場合には、受圧面積が小さくなり、樹脂製の歯部110aの内周面の面圧が大きくなる。
次に本発明に係る第2実施例について図9を用いて説明する。図9は本発明の第2実施例に係るウォームホイール及び第2ピニオンシャフトの要部断面図である。第1実施例と異なるところは、弾性部材200の構成である。第1実施例と共通する構成については、同じ符号を付与している。
図9において、ウォームホイール110(金属製基部110b)の貫通孔110cには、弾性部材基部204が圧入固定されている。
弾性部材基部204には、第2ピニオンシャフトの回転軸方向に向かって貫通孔204aが形成されている。トーションバー202には、トーションバー固定部202cが備えられており、このトーションバー固定部202cを弾性部材基部204の貫通孔204aに圧入することにより、弾性部材基部204とトーションバー202が固定される。弾性部材基部204とトーションバー202が一体になることにより、弾性部材200が構成される。弾性部材基部204は、ウォームホイール110とトーションバー202の間に設けられる。トーションバー202は、第2ピニオンシャフト111の回転軸線の方向において、ウォームホイール110とオーバーラップするように設けられている。
このように構成することにより、第2実施例においては、装置の軸方向寸法の大型化を抑制しながら、トーションバー202の軸方向長さを長くとることができ、トーションバー202の剛性を低くすることができる。よって、より小さいラックバーの動きに対してもトーションバー202の効果を得ることができる。
また、実施例1と同様、弾性部材基部204には、基部側倒れ規制部210が備えられている。シャフト部300(第2ピニオンシャフト111)にはシャフト側倒れ規制部310が備えられている。基部側倒れ規制部210及びシャフト側倒れ規制部310は、トーションバー202の所定以上の倒れを抑止するものである。
基部側倒れ規制部210及びシャフト側倒れ規制部310は、第2ピニオンシャフト111の回転軸線の径方向に形成された凹凸面である。
基部側倒れ規制部210及びシャフト側倒れ規制部310の面同士が当接することにより、トーションバー202の所定以上の倒れを抑止することができる。第2実施例では、トーションバー202の所定以上の倒れを抑制することで、トーションバー202の倒れに伴うウォームホイール110と第2ピニオンシャフト111の軸心ずれを抑制することができる。その結果、両部材のスムーズな回転を得ることができる。
さらに基部側倒れ規制部210は、基部側倒れ規制部210と一体に形成された基部側回転規制部201を備えている。第2ピニオンシャフト111は、シャフト側倒れ規制部310と一体に形成されたシャフト側回転規制部301を備えている。シャフト側回転規制部301は、基部側回転規制部201と当接することにより弾性部材200の所定角以上の捩れを規制している。
第2実施例によれば、電動モータ108の回転前であっても、ラックバーの動きに追従させて第2ピニオンシャフト111を回転させることができ、ステアリングホイール101の切り始めの引掛かり感を抑制することができる。
また、第2実施例によれば、回転規制部と倒れ規制部が一体に形成されているため、両者を軸方向に直列に配置する場合に比べ、装置の軸方向寸法の小型化を図ることができる。
次に本発明に係る第3実施例について図10及び図11を用いて説明する。図10は本発明の第3実施例に係る弾性部材の外観斜視図である。図11は本発明の第3実施例に係るウォームホイール及び第2ピニオンシャフトの断面図である。第2実施例と異なるところは、基部側回転規制部201の構成である。第2実施例と共通する構成については、同じ符号を付与している。
トーション部202aが所定角以上捩じれると、シャフト側回転規制部301と基部側回転規制部201とが当接し、捩れが規制される。この時、シャフト側回転規制部301と基部側回転規制部201が衝突し、両部材にガタツキが発生する恐れがある。
これを防止する手段について以下説明する。弾性部材200の弾性部材基部204には、第2ピニオンシャフト111の回転軸線方向において、基部側回転規制部201aと基部側回転規制部201bが形成されている。第2ピニオンシャフト111の回転軸から径方向外側に向かった最外周まで距離は、基部側回転規制部201aよりも基部側回転規制部201bの方が短い。基部側回転規制部201bの部分には、緩衝部材220を設ける。緩衝部材220はゴム等の弾性材料で形成される。基部側回転規制部201bに緩衝部材220を設けることにより、基部側回転規制部201aと基部側回転規制部201bとの最外周まで距離はほぼ同じとなる。
緩衝部材220は、基部側回転規制部201bと第2ピニオンシャフト111のシャフト側回転規制部301との間に設けられる。
運転者がステアリングホイール101の切り始めると、第1ピニオンシャフト104が回転し、ラックバー105が動き始める。ラックバー105の動作に合わせ、第2ラック歯105cと噛み合う第2ピニオンシャフト111が回転する。第2ピニオンシャフト111では、シャフト部300が回転し、回転力がトーションバー202に伝達される。
トーションバー202にはトーション部202aが備えられており、トーションバー固定部202bで受けた回転力によってトーション部202aが捩じられる。シャフト側回転規制部301と基部側回転規制部201との間には緩衝部材220が設けられているので、トーションバー固定部202bで受けた回転力によって緩衝部材220が押しつぶされるので、回転力は直ぐに基部側回転規制部201に伝達されない。回転力が増し、トーション部202aが所定角以上捩じれると、緩衝部材220を介してシャフト側回転規制部301と基部側回転規制部201とが接続され、捩れが規制される。この状態では電動モータ108が起動するので、電動モータ108によるアシスト力がステアリングホイール101に付与される。
第3実施例によれば、緩衝部材220によって基部側回転規制部201bとシャフト側回転規制部301とが衝突することが抑制され、両部材のガタツキを抑制することができる。
次に本発明に係る第4実施例について図12及び図13を用いて説明する。図12は本発明の第4実施例に係るウォームホイール及び第2ピニオンシャフトの外観斜視図である。図13は本発明の第4実施例に係るウォームホイール及び第2ピニオンシャフトの断面図である。
弾性部材基部204bにはトーション部202aが一体に形成されている。弾性部材基部204bとトーション部202aは、共に金属で形成されている。
ウォームホイール110は樹脂材料で形成され、弾性部材基部204bがウォームホイール110を形成する樹脂材料でモールドされ、一体化されている。
ウォームホイール110には、第2ピニオンシャフト111の回転軸線方向に窪んでおり、この窪み部分に、基部側回転規制部201aと、基部側倒れ規制部210が形成されている。
一方、シャフト部300(第2ピニオンシャフト111)には、シャフト側回転規制部301aと、シャフト側倒れ規制部310aが形成されている。シャフト側回転規制部301a及びシャフト側倒れ規制部310aは、第2ピニオンシャフト111の回転軸線の径方向外側に向かって形成されている。
ウォームホイール110と第2ピニオンシャフト111の固定にあたっては、第2ピニオンシャフト111のシャフト側固定部302にトーションバー202のトーションバー固定部202bを挿入し、トーションバー固定部202bの貫通孔203とシャフト側固定部302の貫通孔304が合致した位置で、固定ピン305を貫通孔304及び貫通孔203に差し込む。
また、シャフト部300(第2ピニオンシャフト111)のシャフト側回転規制部301a及びシャフト側倒れ規制部310aを、ウォームホイール110の窪み部分に挿入し、窪み部分に形成した基部側回転規制部201a及び基部側倒れ規制部210と噛み合わせる。窪み部分に形成した基部側回転規制部201a及び基部側倒れ規制部210は、シャフト側回転規制部301a及びシャフト側倒れ規制部310aよりも大きく形成している。すなわち、基部側回転規制部201a(基部側倒れ規制部210)とシャフト側回転規制部301a(シャフト側倒れ規制部310a)との間には遊び(隙間)が設けられている。
このようにシャフト側回転規制部301と基部側回転規制部201との間には遊び(隙間)が設けられているので、トーションバー固定部202bで受けた回転力が直ぐに基部側回転規制部201に伝達されない。回転力が増し、トーション部202aが所定角以上捩じれると、シャフト側回転規制部301と基部側回転規制部201とが当接し、捩れが規制される。
第4実施例によれば、ウォームホイール110が金属製基部を有する場合に比べ、部品点数の増加を抑制することができる。
また、第5実施例によれば、トーションバーの所定角以上の捩れを規制することで、トーションバーの損傷を抑制することができる。
さらに、第5実施例によれば、トーションバーの所定以上の倒れを抑制することで、トーションバーの倒れに伴うウォームホイールと第2ピニオンシャフトの軸心ずれを抑制することができる。その結果、両部材のスムーズな回転を得ることができる。
なお、樹脂製ウォームホイールに直接トーションバーを接続する場合には、トーションバーの外周面にローレット加工を施す等、両部材の相対回転ずれを抑制するようにするとよい。
次に本発明に係る第5実施例について図14及び図15を用いて説明する。図14は本発明の第5実施例に係るウォームホイール及び第2ピニオンシャフトの外観斜視図である。図15は本発明の第5実施例に係るウォームホイール及び第2ピニオンシャフトの断面図である。
ウォームホイール110は樹脂材料で形成され、貫通孔110cが形成されている。貫通孔110cには、金属で形成された金属製の弾性部材基部204が挿入され、樹脂製のウォームホイール110でモールドして一体化されている。
弾性部材基部204には、第2ピニオンシャフト111の回転軸線方向に窪んでおり、この窪み部分に、基部側回転規制部201aと、基部側倒れ規制部210が形成されている。
また、弾性部材基部204には、第2ピニオンシャフトの回転軸方向に向かって貫通孔204aが形成されている。トーションバー202には、トーションバー固定部202cが備えられており、このトーションバー固定部202cを弾性部材基部204の貫通孔204aに圧入することにより、弾性部材基部204とトーションバー202が固定される。弾性部材基部204とトーションバー202が一体になることにより、弾性部材200が構成される。弾性部材基部204は、ウォームホイール110とトーションバー202の間に設けられる。トーションバー202は、第2ピニオンシャフト111の回転軸線の方向において、ウォームホイール110とオーバーラップするように設けられている。
このように構成することにより、第5実施例においては、装置の軸方向寸法の大型化を抑制しながら、トーションバーの軸方向長さを長くとることができ、トーションバーの剛性を低くすることができる。よって、より小さいラックバーの動きに対してもトーションバーの効果を得ることができる。
一方、シャフト部300(第2ピニオンシャフト111)には、シャフト側回転規制部301aと、シャフト側倒れ規制部310aが形成されている。シャフト側回転規制部301a及びシャフト側倒れ規制部310aは、第2ピニオンシャフト111の回転軸線の径方向外側に向かって形成されている。
ウォームホイール110と第2ピニオンシャフト111の固定にあたっては、第4実施例と同様である。
第5実施例によれば、トーションバーの所定角以上の捩れを規制することで、トーションバーの損傷を抑制することができる。
また、第5実施例によれば、トーションバーの所定以上の倒れを抑制することで、トーションバーの倒れに伴うウォームホイールと第2ピニオンシャフトの軸心ずれを抑制することができる。その結果、両部材のスムーズな回転を得ることができる。
次に本発明に係る第6実施例について図16及び図17を用いて説明する。図16は本発明の第6実施例に係るウォームホイール及び第2ピニオンシャフトの外観斜視図である。図17は本発明の第6実施例に係る第2ピニオンシャフトを回転軸方向から見た図である。
ウォームホイール110には貫通孔110cが形成され、弾性部材基部204が挿入されている。弾性部材基部204はウォームホイール110に圧入固定されている。
弾性部材基部204には、第2ピニオンシャフト111の回転軸線方向に延びた平面状の基部側回転規制部201が形成されている。また、この基部側回転規制部201には、第2ピニオンシャフト111の回転軸線の径方向に形成された貫通孔230が形成されている。
一方、シャフト部300(第2ピニオンシャフト111)には、第2ピニオンシャフト111の回転軸線方向に延びた平面状のシャフト側回転規制部301と、第2ピニオンシャフトの回転軸線の径方向に延びる第1挿入溝330及び第2挿入溝331が形成されている。
弾性部材基部204とシャフト部300(第2ピニオンシャフト111)は、弾性部材400で接続されている。この弾性部材400は、板ばねを有すると共に、第1屈曲部401および第2屈曲部402を有している。
弾性部材400は、弾性部材基部204に形成された貫通孔230と、シャフト部300(第2ピニオンシャフト111)に形成された第1挿入溝330、第2挿入溝331が一致した状態で挿入される。
図17に示すように、弾性部材400が貫通孔230及び第1挿入溝330、第2挿入溝331に挿入された状態においては、第1挿入溝330内と第2挿入溝331内の夫々に、第1屈曲部401及び第2屈曲部402が備えられる。第1屈曲部401及び第2屈曲部402は、第2ピニオンシャフト111の回転軸線の周方向において圧縮可能となっている。
次に動作について説明する。
運転者がステアリングホイール101の切り始めると、第1ピニオンシャフト104が回転し、ラックバー105が動き始める。ラックバー105の動作に合わせ、第2ラック歯105cと噛み合う第2ピニオンシャフト111が回転する。第2ピニオンシャフト111では、シャフト部300が回転し、回転力が弾性部材400に伝達される。
弾性部材400には、第1挿入溝330及び第2挿入溝331に収容された第1屈曲部401および第2屈曲部402が備えられており、シャフト部300が受けた回転力によって、第1挿入溝330内及び第2挿入溝331内で第1屈曲部401及び第2屈曲部402が圧縮し、回転力を吸収する。基部側回転規制部201とシャフト側回転規制部301には隙間が形成されているので、シャフト部300が受けた回転力は直ぐにシャフト側回転規制部301には伝達されない。回転力が増し、第1屈曲部401及び第2屈曲部402が所定角以上圧縮されると、シャフト側回転規制部301と基部側回転規制部201とが当接し、圧縮が規制される。
第2ピニオンシャフト111には、基部側回転規制部201と当接することによって弾性部材200の所定角以上の圧縮を規制するシャフト側回転規制部301が備えられているので、弾性部材200の所定角以上の圧縮を規制することで、弾性部材200の損傷を抑制することができる。
第6実施例によれば、弾性部材200を板ばねとすることで、弾性部材200の構造の簡素化を図ることができる。
また、第6実施例によれば、第1屈曲部401、第2屈曲部402が第1挿入溝330内、第2挿入溝331内において圧縮した状態で挿入されることで、第2ピニオンシャフト111に対する弾性部材200のガタツキを抑制することができる。
なお、本発明は、上述した実施例に限定するものではなく、様々な変形例が含まれる。上述した実施例は本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定するものではない。
100 パワーステアリング装置、101 ステアリングホイール、104 第1ピニオンシャフト、104a 第1ピニオンシャフト本体部、104b 第1ピニオン歯、105 ラックバー、105a ラックバー本体部、105b 第1ラック歯、105c 第2ラック歯、108 電動モータ、109 ウォームシャフト、110 ウォームホイール、110a 歯部(樹脂製歯部)、110b 金属製基部、110c 貫通孔、111 第2ピニオンシャフト、111a 第2ピニオンシャフト本体部、111b 第2ピニオン歯、200 弾性部材、201 基部側回転規制部、201a 基部側回転規制部、201b 基部側回転規制部、202 トーションバー、202a トーション部、202b トーションバー固定部、202c トーションバー固定部、204 弾性部材基部、204a 貫通孔、204b 弾性部材基部、210 基部側倒れ規制部、220 緩衝部材、300 シャフト部、301 シャフト側回転規制部、301a シャフト側回転規制部、302 シャフト側固定部、310 シャフト側倒れ規制部、310a シャフト側倒れ規制部、330 挿入溝、331 挿入溝、400 弾性部材、401 屈曲部、402 屈曲部

Claims (12)

  1. パワーステアリング装置において、
    ラックバーであって、ラックバー本体部と、第1ラック歯と、第2ラック歯を備え、
    前記第1ラック歯は、前記ラックバー本体部に設けられており、
    前記第2ラック歯は、前記ラックバーの長手方向において前記第1ラック歯と離間した位置に設けられている、
    前記ラックバーと、
    第1ピニオンシャフトであって、第1ピニオンシャフト本体部と、第1ピニオン歯を備え、
    前記第1ピニオンシャフト本体部は、ステアリングホイールの回転に伴い回転可能であって、
    前記第1ピニオン歯は、前記第1ピニオンシャフト本体部に設けられ、前記第1ラック歯と噛合うものである、
    前記第1ピニオンシャフトと、
    第2ピニオンシャフトであって、第2ピニオンシャフト本体部と、第2ピニオン歯を備え、
    前記第2ピニオン歯は、前記第2ピニオンシャフト本体部に設けられ、前記第2ラック歯と噛合うものである、
    前記第2ピニオンシャフトと、
    前記第2ピニオンシャフトの回転に伴い回転するウォームホイールと、
    弾性部材であって、前記第2ラック歯と前記第2ピニオン歯の噛合い部と前記ウォームホイールの間に設けられ、前記第2ピニオンシャフトの回転軸線における前記第2ピニオンシャフトと前記ウォームホイールの相対回転を可能とする
    前記弾性部材と、
    前記ウォームホイールと噛合うウォームシャフトと、
    前記ウォームシャフトに回転力を付与する電動モータと、
    を有することを特徴とするパワーステアリング装置。
  2. 請求項1に記載のパワーステアリング装置において、
    前記弾性部材は、前記第2ピニオンシャフトに設けられていることを特徴とするパワーステアリング装置。
  3. 請求項2に記載のパワーステアリング装置において、
    前記弾性部材は、トーションバーを有することを特徴とするパワーステアリング装置。
  4. 請求項3に記載のパワーステアリング装置において、
    前記ウォームホイールは、金属製基部と、樹脂製歯部を備え、
    前記弾性部材は、前記金属製基部と接続されていることを特徴とするパワーステアリング装置。
  5. 請求項3に記載のパワーステアリング装置において、
    前記ウォームホイールは、樹脂材料で形成されていることを特徴とするパワーステアリング装置。
  6. 請求項3に記載のパワーステアリング装置において、
    前記弾性部材は、前記第2ピニオンシャフトの回転軸線の方向において、前記ウォームホイールとオーバーラップしていることを特徴とするパワーステアリング装置。
  7. 請求項3に記載のパワーステアリング装置において、
    前記弾性部材は、前記トーションバーと前記ウォームホイールの間に設けられた弾性部材基部を有し、
    前記弾性部材基部は、前記ウォームホイールと接続されており、基部側回転規制部を有し、
    前記第2ピニオンシャフトは、前記基部側回転規制部と当接することにより前記弾性部材の所定角以上の捩れを規制するシャフト側回転規制部を有することを特徴とするパワーステアリング装置。
  8. 請求項3に記載のパワーステアリング装置は緩衝部材を有し、
    前記弾性部材は、前記トーションバーと前記ウォームホイールの間に設けられた弾性部材基部を有し、
    前記弾性部材基部は、基部側回転規制部を有し、
    前記第2ピニオンシャフトは、シャフト側回転規制部を有し、
    前記緩衝部材は、弾性材料で形成され、前記基部側回転規制部と前記シャフト側回転規制部の間に設けられていることを特徴とするパワーステアリング装置。
  9. 請求項3に記載のパワーステアリング装置において、
    前記弾性部材は、前記トーションバーと前記ウォームホイールの間に設けられた弾性部材基部を有し、
    前記弾性部材基部は、前記ウォームホイールと接続されており、基部側倒れ規制部を有し、
    前記第2ピニオンシャフトは、前記基部側倒れ規制部と当接することにより前記弾性部材の所定以上の倒れを規制するシャフト側倒れ規制部を有することを特徴とするパワーステアリング装置。
  10. 請求項9に記載のパワーステアリング装置において、
    前記基部側倒れ規制部は、前記基部側倒れ規制部と一体に形成された基部側回転規制部を備え、
    前記第2ピニオンシャフトは、前記シャフト側倒れ規制部と一体に形成されたシャフト側回転規制部を備え、
    前記シャフト側回転規制部は、前記基部側回転規制部と当接することにより前記弾性部材の所定角以上の捩れを規制することを特徴とするパワーステアリング装置。
  11. 請求項2に記載のパワーステアリング装置において、
    前記弾性部材は板ばねを有することを特徴とするパワーステアリング装置。
  12. 請求項11に記載のパワーステアリング装置において、
    前記第2ピニオンシャフトは、前記第2ピニオンシャフトの回転軸線の径方向に延びる第1挿入溝と第2挿入溝を備え、
    前記弾性部材は、前記第1挿入溝内と前記第2挿入溝内の夫々で前記第2ピニオンシャフトの回転軸線の周方向において圧縮可能な第1屈曲部および第2屈曲部を有することを特徴とするパワーステアリング装置。
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