JP2008168679A - ステアリング装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】一対のピニオン軸を駆動する駆動ギヤの外径や配置を自由に設定できるステアリング装置を提供する。
【解決手段】ステアリング装置1は、ラック軸11と、ラック軸11に噛み合う一対のピニオン軸8と、操舵部材に連動して回転する第1の軸7とを備えている。第1の軸7の先端部には、駆動ギヤとしての第1のギヤ25が一体回転可能に連結されており、一対のピニオン軸8には、この第1のギヤ25に噛み合う第2のギヤ27および第3のギヤ28がそれぞれ連結されている。第1の軸7に入力された駆動力は、第1、第2および第3のギヤ25,27,28によって分散され、その半分が各ピニオン軸8に伝達される。第1のギヤ25は各ピニオン軸8のピニオン9と噛み合っていないので、当該ピニオン軸8に制限されることなく、その外径や配置を自由に設定することができる。
【選択図】図2
【解決手段】ステアリング装置1は、ラック軸11と、ラック軸11に噛み合う一対のピニオン軸8と、操舵部材に連動して回転する第1の軸7とを備えている。第1の軸7の先端部には、駆動ギヤとしての第1のギヤ25が一体回転可能に連結されており、一対のピニオン軸8には、この第1のギヤ25に噛み合う第2のギヤ27および第3のギヤ28がそれぞれ連結されている。第1の軸7に入力された駆動力は、第1、第2および第3のギヤ25,27,28によって分散され、その半分が各ピニオン軸8に伝達される。第1のギヤ25は各ピニオン軸8のピニオン9と噛み合っていないので、当該ピニオン軸8に制限されることなく、その外径や配置を自由に設定することができる。
【選択図】図2
Description
この発明は、ステアリング装置に関するものである。
自動車等の車両用のステアリング装置には、ラックアンドピニオン機構を備えるものがある。例えば下記特許文献1,2では、ラック軸に噛み合う一対のピニオン軸を備えるステアリング装置が提案されている。一対のピニオン軸の間には操舵部材に連動して回転する駆動ギヤが配置されており、一対のピニオン軸はそれぞれ駆動ギヤと噛み合っている。操舵部材の回転は、駆動ギヤを介して一対のピニオン軸に伝達される。
特開昭57−86652号公報
特開平6−127395号公報
しかしながら、上記特許文献1,2記載のステアリング装置では、駆動ギヤの外径や配置が、一対のピニオン軸によって制限されてしまう。例えば、特許文献1記載のように各ギヤ(一対のピニオン軸および駆動ギヤ)の中心が一直線上に配置されたステアリング装置では、駆動ギヤがラック軸に干渉してしまうので、駆動ギヤの外径を一対のピニオン軸の外径と同じ大きさにできない。
この発明は、かかる背景のもとになされたものであり、一対のピニオン軸を駆動する駆動ギヤの外径や配置を自由に設定できるステアリング装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、操舵部材(2)に連動して回転する第1の軸(7)と、第1の軸と平行に配置され、第1の軸を挟んだ両側でそれぞれラック軸(11)に噛み合う一対のピニオン軸(8)と、第1の軸の同軸上に一体回転可能に設けられた第1のギヤ(25)と、一対のピニオン軸のそれぞれの同軸上に一体回転可能に設けられ、それぞれ上記第1のギヤに噛み合う第2および第3のギヤ(27,28)とを備えることを特徴とするステアリング装置(1,1a,1b)である。
本発明によれば、第1の軸に連結された第1のギヤによって、各ピニオン軸に連結された第2のギヤおよび第3のギヤを回転させることにより、一対のピニオン軸を回転させることができる。すなわち、第1のギヤが一対のピニオン軸と直接噛み合っていないので、一対のピニオン軸に制限されることなく、第1のギヤの外径や配置を自由に設定することができる。
また、本発明において、上記第1の軸の軸線(L1)およびラック軸の軸線(L2)に直交する方向から見たときに、第1、第2および第3のギヤが、ラック軸と重ならないように配置されている場合がある。この場合、第1、第2および第3のギヤの外径を大きくしたり、各ギヤの軸間距離を変えても、各ギヤがラック軸と干渉することはないので、操舵部材の回転を確実に一対のピニオン軸に伝達することができる。
また、本発明において、上記第1の軸の軸線に沿って見たときに、第1のギヤがラック軸と重なること、並びに、第2のギヤおよび第3のギヤがラック軸と重なることの少なくとも一方が達成されるように、第1、第2および第3のギヤが配置されている場合がある。この場合、第1、第2および第3のギヤの少なくとも一つのギヤを、ラック軸と立体的に交差させることで、ステアリング装置を小型化することができる。
また、本発明において、上記第1の軸の軸線に沿って見たときに、第1、第2および第3のギヤの中心(O1,O2,O3)が直線上に配置されていてもよいし、第1のギヤに対する第2および第3のギヤのギヤ比は、それぞれ1とされていてもよい。
なお、上記において、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素の参照符号を表すものであるが、これらの参照符号により特許請求の範囲を限定する趣旨ではない。
なお、上記において、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素の参照符号を表すものであるが、これらの参照符号により特許請求の範囲を限定する趣旨ではない。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電動パワーステアリング装置1の概略構成を示す模式図である。図1を参照して、本実施形態に係る電動パワーステアリング装置1は、ステアリングホイール等の操舵部材2と、この操舵部材2に連結されたステアリングシャフト3と、自在継手4、中間軸5、自在継手6を介してステアリングシャフト3に連結された第1の軸7と、この第1の軸7に連動して回転する一対のピニオン軸8と、各ピニオン軸8に形成されたピニオン9に噛み合うラック10を有し車両の左右方向に延びる転舵軸としてのラック軸11とを備えている。一対のピニオン軸8およびラック軸11によって転舵機構としてのラックアンドピニオン機構Aが構成されている。
図1は、本発明の一実施形態に係る電動パワーステアリング装置1の概略構成を示す模式図である。図1を参照して、本実施形態に係る電動パワーステアリング装置1は、ステアリングホイール等の操舵部材2と、この操舵部材2に連結されたステアリングシャフト3と、自在継手4、中間軸5、自在継手6を介してステアリングシャフト3に連結された第1の軸7と、この第1の軸7に連動して回転する一対のピニオン軸8と、各ピニオン軸8に形成されたピニオン9に噛み合うラック10を有し車両の左右方向に延びる転舵軸としてのラック軸11とを備えている。一対のピニオン軸8およびラック軸11によって転舵機構としてのラックアンドピニオン機構Aが構成されている。
ステアリングシャフト3は、操舵部材2に連なる入力軸12と、自在継手4を介して中間軸5に連なる出力軸13とに分割されている。これら入力軸12および出力軸13はトーションバー14を介して同一軸線上で相対回転可能に連結されている。また、トーションバー14の周囲には、入力軸12および出力軸13の相対回転量に基づき操舵部材2に入力された操舵トルクを検出するためのトルクセンサ15が設けられている。トルクセンサ15が検出した検出結果は、ECU16(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)に入力されるようになっている。
ラック軸11は、図示しないブッシュおよびガイド部材を介して軸方向移動可能にハウジング17に支持されている。ラック軸11の両端部にはそれぞれタイロッド18およびナックルアーム(図示せず)を介して転舵輪19が連結されている。このラック軸11がその軸方向に移動されることで、転舵輪19が転舵されるようになっている。
また、本実施形態に係る電動パワーステアリング装置1は、運転者の操舵を補助するための操舵補助機構20を備えている。すなわち、操舵補助機構20は、電動モータ21と、この電動モータ21の回転軸(図示せず)の回転を減速する減速機構22とを含む。減速機構22は、電動モータ21の回転軸に連結された駆動歯車23と、この駆動歯車23に噛み合いステアリングシャフト3の出力軸13に一体回転可能に連結された従動歯車24とを含む。この減速機構22によって電動モータ21の回転軸の回転を減速することで電動モータ21の出力を増幅し、この増幅された出力を操舵補助力としてステアリングシャフト3の出力軸13に伝達することができる。
また、本実施形態に係る電動パワーステアリング装置1は、運転者の操舵を補助するための操舵補助機構20を備えている。すなわち、操舵補助機構20は、電動モータ21と、この電動モータ21の回転軸(図示せず)の回転を減速する減速機構22とを含む。減速機構22は、電動モータ21の回転軸に連結された駆動歯車23と、この駆動歯車23に噛み合いステアリングシャフト3の出力軸13に一体回転可能に連結された従動歯車24とを含む。この減速機構22によって電動モータ21の回転軸の回転を減速することで電動モータ21の出力を増幅し、この増幅された出力を操舵補助力としてステアリングシャフト3の出力軸13に伝達することができる。
運転者が操舵部材2を操舵すると、この操舵に連動して、ステアリングシャフト3、中間軸5および第1の軸7が回転する。また、第1の軸7が回転すると、この回転が後述の複数のギヤ25,27,28によって一対のピニオン軸8に伝達され、各ピニオン軸8が回転する。そして、この一対のピニオン軸8の回転は、各ピニオン軸8に形成されたピニオン9およびラック10によって、ラック軸11の軸方向移動に変換される。これにより、転舵輪19が転舵される。
一方、運転者が操舵部材2を操舵すると、この操舵による入力軸12および出力軸13の相対回転量に基づいて操舵部材2に入力された操舵トルクがトルクセンサ15によって検出される。また、図示しない車速センサによって車速が検出される。これらの検出値はECU16に入力される。そして、ECU16は、この検出値等に基づいて電動モータ21を制御する。このようにして、操舵補助機構20からの操舵補助力が、ステアリングシャフト3を介してラックアンドピニオン機構Aに伝達される。
図2は、電動パワーステアリング装置1の一部を、第1の軸7の軸線L1およびラック軸11の軸線L2に直交する方向から見たときの模式的な一部断面図である。
図2を参照して、一対のピニオン軸8および第1の軸7は、それぞれ平行に配置されている。第1の軸7は一対のピニオン軸8の中間に配置されており、各ピニオン軸8のピニオン9は第1の軸7を挟んだ両側でラック軸11と噛み合っている。
図2を参照して、一対のピニオン軸8および第1の軸7は、それぞれ平行に配置されている。第1の軸7は一対のピニオン軸8の中間に配置されており、各ピニオン軸8のピニオン9は第1の軸7を挟んだ両側でラック軸11と噛み合っている。
第1の軸7はラック軸11と交差しており、その先端部には、第1の軸7と同軸である第1のギヤ25が一体回転可能に連結されている。また、一対のピニオン軸8は、互いに同形状にされており、ラック軸11と交差する軸部26をそれぞれ有している。この軸部26の中間部に上記ピニオン9が同軸的に形成されている。
一方のピニオン軸8の軸部26には、第1のギヤ25に噛み合う第2のギヤ27が当該軸部26と同軸的に一体回転可能に連結されている。また、他方のピニオン軸8の軸部26には、第1のギヤ25に噛み合う第3のギヤ28が当該軸部26と同軸的に一体回転可能に連結されている。第2のギヤ27および第3のギヤ28は、同形状のギヤが用いられている。
一方のピニオン軸8の軸部26には、第1のギヤ25に噛み合う第2のギヤ27が当該軸部26と同軸的に一体回転可能に連結されている。また、他方のピニオン軸8の軸部26には、第1のギヤ25に噛み合う第3のギヤ28が当該軸部26と同軸的に一体回転可能に連結されている。第2のギヤ27および第3のギヤ28は、同形状のギヤが用いられている。
第1のギヤ25、第2のギヤ27および第3のギヤ28は、第1の軸7の軸線L1およびラック軸11の軸線L2に直交する方向から見たときに、ラック軸11と重ならない位置(図2ではラック軸11の下方)に配置されている。第1のギヤ25と第2のギヤ27および第3のギヤ28とは、この位置においてそれぞれ噛み合っている。
また、本実施形態では、第1のギヤ25の外径は、第2のギヤ27および第3のギヤ28と同じ大きさにされており、第1のギヤ25の歯数および歯形状等は、第1のギヤ25に対する第2のギヤ27および第3のギヤ28のギヤ比がそれぞれ1となるように設定されている。第1のギヤ25、第2のギヤ27および第3のギヤ28としては、例えば平歯車やはすば歯車などを用いることができる。
また、本実施形態では、第1のギヤ25の外径は、第2のギヤ27および第3のギヤ28と同じ大きさにされており、第1のギヤ25の歯数および歯形状等は、第1のギヤ25に対する第2のギヤ27および第3のギヤ28のギヤ比がそれぞれ1となるように設定されている。第1のギヤ25、第2のギヤ27および第3のギヤ28としては、例えば平歯車やはすば歯車などを用いることができる。
また、第1の軸7および一対のピニオン軸8は、それぞれ、複数の軸受を介してハウジング17に回転可能に支持されている。すなわち、第1の軸7および一対のピニオン軸8にはそれぞれ一対の軸受が固定されており、各軸7,8に対応する一対の軸受はそれぞれハウジング17に保持されている。
具体的には、各ピニオン軸8の軸部26の両端には、それぞれ軸受29が固定されている。これらの軸受29は、ハウジング17に形成された対応する軸受保持孔30にそれぞれ保持されている。また、第1の軸7には、その先端と途中部にそれぞれ軸受31a,31bが固定されている。第1の軸7の先端に固定された軸受31aは、ハウジング17に形成された軸受保持孔32に保持されている。また、第1の軸7の途中部に固定された軸受31bは、ハウジング17に形成された挿通孔33で保持されている。
具体的には、各ピニオン軸8の軸部26の両端には、それぞれ軸受29が固定されている。これらの軸受29は、ハウジング17に形成された対応する軸受保持孔30にそれぞれ保持されている。また、第1の軸7には、その先端と途中部にそれぞれ軸受31a,31bが固定されている。第1の軸7の先端に固定された軸受31aは、ハウジング17に形成された軸受保持孔32に保持されている。また、第1の軸7の途中部に固定された軸受31bは、ハウジング17に形成された挿通孔33で保持されている。
操舵部材2を操舵すると、ステアリングシャフト3、中間軸5および第1の軸7が回転する。また、第1の軸7が回転すると、第1の軸7に一体回転可能に連結された第1のギヤ25も回転する。そして、この第1のギヤ25の回転は、第1のギヤ25に噛み合う第2のギヤ27および第3のギヤ28に伝達され、第2のギヤ27および第3のギヤ28がそれぞれ対応するピニオン軸8とともに回転する。これにより、操舵部材2の回転が一対のピニオン軸8に伝達され、ラック軸11が対応する軸方向に移動する。
上述のように、第2のギヤ27および第3のギヤ28は、同形状のギヤが用いられており、それぞれ第1のギヤ25と噛み合っている。したがって、第2のギヤ27および第3のギヤ28には、それぞれ同じ大きさのトルクが第1のギヤ25から入力される。すなわち、第1のギヤ25に入力された駆動力は、第1、第2および第3のギヤ25,27,28によって分散され、その半分が各ピニオン軸8に入力される。これにより、各ピニオン9の歯部に加わる荷重を低減することができる。したがって、例えば、第1の軸7に操舵補助機構20から大荷重が入力されたとしても、この大荷重を確実にラック軸11に伝達することができる。
具体的には、ピニオンを一つしか備えていない従来のステアリング装置では、ピニオンの歯部の強度上の問題により、ラック軸に9000N程度の荷重しか伝達することができなかった。しかしながら、本実施形態に係る電動パワーステアリング装置1では、ピニオン9を一対設けることにより、18000N(=9000N×2)程度の大荷重をラック10に伝達することができる。
図3は、第1のギヤ25、第2のギヤ27、第3のギヤ28およびラック軸11を、操舵部材2側から第1の軸7の軸線L1に沿って見たときの模式的な図である。
図3を参照して、本実施形態に係る電動パワーステアリング装置1では、第1の軸7の軸線L1に沿って見たときに、第1のギヤ25、第2のギヤ27および第3のギヤ28の何れもがラック軸11と重なるように配置されている。すなわち、第1のギヤ25、第2のギヤ27および第3のギヤ28をラック軸11と立体的に交差させることにより、電動パワーステアリング装置1を小型化することができる。
図3を参照して、本実施形態に係る電動パワーステアリング装置1では、第1の軸7の軸線L1に沿って見たときに、第1のギヤ25、第2のギヤ27および第3のギヤ28の何れもがラック軸11と重なるように配置されている。すなわち、第1のギヤ25、第2のギヤ27および第3のギヤ28をラック軸11と立体的に交差させることにより、電動パワーステアリング装置1を小型化することができる。
また、第1のギヤ25の中心O1、第2のギヤ27の中心O2および第3のギヤ28の中心O3は、第1の軸7の軸線L1に沿って見たときに、一直線上に配置されている。すなわち、本実施形態に係る電動パワーステアリング装置1では、第1のギヤ25が一対のピニオン9と直接噛み合っていないので、一対のピニオン軸8に制限されることなく、第1のギヤ25、第2のギヤ27および第3のギヤ28の外径や配置を自由に設定することができる。これにより、第1のギヤ25に対する第2のギヤ27および第3のギヤ28のギヤ比を自由に設定することもできる。
さらに、第1のギヤ25、第2のギヤ27および第3のギヤ28は、図2に示すように、第1の軸7の軸線L1およびラック軸11の軸線L2に直交する方向から見たときに、ラック軸11と重ならない位置に配置されているので、第1のギヤ25、第2のギヤ27および第3のギヤ28の外径を大きくしても、各ギヤ25,27,28がラック軸11と干渉することはない。これにより、第1の軸7の回転を確実に一対のピニオン軸8に伝達することができる。
図4は、本発明の他の実施形態に係る電動パワーステアリング装置1aの一部を、第1の軸7の軸線L1およびラック軸11の軸線L2に直交する方向から見たときの模式的な一部断面図である。この図4において、上述の図2および図3に示された各部と同等の構成部分については、図2および図3と同一の参照符号を付してその説明を省略する。
図4を参照して、この図4に示す実施形態が、図2に示す実施形態と主に相違するのは、第1のギヤ25が第1の軸7の途中部に連結されていることにある。また、第2のギヤ27および第3のギヤ28は、それぞれ第1のギヤ25に対応する位置で各ピニオン軸8の軸部26に連結されている。
図4を参照して、この図4に示す実施形態が、図2に示す実施形態と主に相違するのは、第1のギヤ25が第1の軸7の途中部に連結されていることにある。また、第2のギヤ27および第3のギヤ28は、それぞれ第1のギヤ25に対応する位置で各ピニオン軸8の軸部26に連結されている。
また、第1のギヤ25、第2のギヤ27および第3のギヤ28は、第1の軸7の軸線L1およびラック軸11の軸線L2に直交する方向から見たときに、ラック軸11と重ならない位置(図4ではラック軸11の上方)に配置されている。
本実施形態によれば、上述の実施形態と同様に、一対のピニオン軸8を設けることにより、大荷重をラック10に伝達することができる。すなわち、第1の軸7の途中部に第1のギヤ25を連結した場合であっても、上述の実施形態と同様の効果を奏することができる。
本実施形態によれば、上述の実施形態と同様に、一対のピニオン軸8を設けることにより、大荷重をラック10に伝達することができる。すなわち、第1の軸7の途中部に第1のギヤ25を連結した場合であっても、上述の実施形態と同様の効果を奏することができる。
図5は、本発明のさらに他の実施形態に係る電動パワーステアリング装置1bの第1のギヤ25、第2のギヤ27、第3のギヤ28およびラック軸11を、操舵部材2側から第1の軸7の軸線L1に沿って見たときの模式的な図である。この図5において、上述の図2および図3に示された各部と同等の構成部分については、図2および図3と同一の参照符号を付してその説明を省略する。
図5を参照して、この図5に示す実施形態が、図3に示す実施形態と主に相違するのは、第1の軸7の軸線L1に沿って見たときに、各ギヤ25,27,28の中心O1,O2,O3が、所定の三角形の頂点に配置されていることにある。また、第2のギヤ27および第3のギヤ28は、第1の軸7の軸線L1に沿って見たときに、ラック軸11と重なるように配置されている。
すなわち、第1のギヤ25、第2のギヤ27および第3のギヤ28の外径や配置は、上述のように、自由に設定可能である。また、このように第1のギヤ25、第2のギヤ27および第3のギヤ28を配置したとしても、第1の軸7の回転を確実に一対のピニオン軸8に伝達することができる。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。例えば、上述の実施形態では、電動パワーステアリング装置1,1a,1bが、ステアリングシャフト3に操舵補助力を付与する、いわゆるコラムアシスト式の電動パワーステアリング装置である場合について説明したが、第1の軸7に操舵補助力を付与する、いわゆるピニオンアシスト式の電動パワーステアリング装置であってもよい。また、電動パワーステアリング装置に限らず、その他のステアリング装置に本発明を適用してもよい。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。例えば、上述の実施形態では、電動パワーステアリング装置1,1a,1bが、ステアリングシャフト3に操舵補助力を付与する、いわゆるコラムアシスト式の電動パワーステアリング装置である場合について説明したが、第1の軸7に操舵補助力を付与する、いわゆるピニオンアシスト式の電動パワーステアリング装置であってもよい。また、電動パワーステアリング装置に限らず、その他のステアリング装置に本発明を適用してもよい。
また、上述の実施形態では、第1のギヤ25に対する第2のギヤ27および第3のギヤ28のギヤ比がそれぞれ1である場合について説明したが、1以外のギヤ比に設定してもよい。
また、上述の実施形態では、第1のギヤ25、第2のギヤ27および第3のギヤ28のそれぞれの外径が同じである場合について説明したが、第1のギヤ25の外径を第2のギヤ27および第3のギヤ28よりも小さくしてもよいし、大きくしてもよい。
また、上述の実施形態では、第1のギヤ25、第2のギヤ27および第3のギヤ28のそれぞれの外径が同じである場合について説明したが、第1のギヤ25の外径を第2のギヤ27および第3のギヤ28よりも小さくしてもよいし、大きくしてもよい。
1,1a,1b・・・電動パワーステアリング装置(ステアリング装置)、2・・・操舵部材、7・・・第1の軸、8・・・ピニオン軸、11・・・ラック軸、25・・・第1のギヤ、27・・・第2のギヤ、28・・・第3のギヤ、L1・・・軸線(第1の軸の軸線)、L2・・・軸線(ラック軸の軸線)、O1・・・中心(第1のギヤの中心)、O2・・・中心(第2のギヤの中心)、O3・・・中心(第3のギヤの中心)
Claims (5)
- 操舵部材に連動して回転する第1の軸と、第1の軸と平行に配置され、第1の軸を挟んだ両側でそれぞれラック軸に噛み合う一対のピニオン軸と、第1の軸の同軸上に一体回転可能に設けられた第1のギヤと、一対のピニオン軸のそれぞれの同軸上に一体回転可能に設けられ、それぞれ上記第1のギヤに噛み合う第2および第3のギヤとを備えることを特徴とするステアリング装置。
- 請求項1において、上記第1の軸の軸線およびラック軸の軸線に直交する方向から見たときに、第1、第2および第3のギヤが、ラック軸と重ならないように配置されていることを特徴とするステアリング装置。
- 請求項1または2において、上記第1の軸の軸線に沿って見たときに、第1のギヤがラック軸と重なること、並びに、第2のギヤおよび第3のギヤがラック軸と重なることの少なくとも一方が達成されるように、第1、第2および第3のギヤが配置されていることを特徴とするステアリング装置。
- 請求項1〜3の何れか一項において、第1の軸の軸線に沿って見たときに、第1、第2および第3のギヤの中心が直線上に配置されていることを特徴とするステアリング装置。
- 請求項4において、第1のギヤに対する第2および第3のギヤのギヤ比は、それぞれ1とされていることを特徴とするステアリング装置。
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JP2010149573A (ja) * | 2008-12-24 | 2010-07-08 | Jtekt Corp | 電動パワーステアリング装置 |
KR20200034364A (ko) * | 2018-09-21 | 2020-03-31 | 주식회사 만도 | 자동차의 조향장치 |
KR102104748B1 (ko) * | 2019-05-14 | 2020-04-24 | 문윤경 | 차량용 조향 장치 |
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2007
- 2007-01-09 JP JP2007001518A patent/JP2008168679A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR102607006B1 (ko) | 2018-09-21 | 2023-11-29 | 에이치엘만도 주식회사 | 자동차의 조향장치 |
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