JP3806751B2 - 量子サイズ効果型微小電子銃の製造方法 - Google Patents

量子サイズ効果型微小電子銃の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、量子サイズ効果型微小電子銃の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、テレビジョン受像機或いはパーソナルコンピュータ等の画像表示装置にはブラウン管或いは液晶ディスプレイ装置等が使用されている。
ブラウン管は、電子銃と、この電子銃から出射する電子線を掃引するための偏向装置と、電子線の衝突によって発光する蛍光面等から成っている。電子銃は、例えば、タングステン線等の抵抗体で形成したフィラメントと、このフィラメントから放出する熱電子を収束するための収束コイルとから形成されている。
この種の電子銃は、フィラメントに電流を流しフィラメントを加熱して熱電子を放出させるものであるから、電気エネルギーの一部は光及び発熱に費やされ、従って必要な電子線を取り出すためのエネルギー効率が悪い。そして、高電圧、高熱の電子銃を有するため安定性に欠けている。
【0003】
また、先端を尖らせた金属または半導体に高電圧を印加し、この尖った先端の電界集中効果を利用して電子流を引き出す電界放射型の電子銃もあるが、高電圧を必要とするのでエネルギー効率が悪い。
また、偏向装置は、電子線の進行方向を電磁力によって偏向するものであるから、蛍光面すなわち画面が大きくなると大きな偏向角を必要とし、このためには大きな電力を印加するか、あるいは偏向装置を大きくしなければならない。
このように、ブラウン管方式はエネルギー効率が0.01%程度(量子効率で0.1%程度)と悪く、省電力機器には向かない。また動作原理上、装置を薄くできないので壁掛けテレビ等の平面型にすることは不可能である。
【0004】
このようなブラウン管方式の課題を解決するため、液晶ディスプレイ装置が広く普及しているが、液晶ディスプレイ装置には以下に示す課題がある。
すなわち、液晶ディスプレイ装置は、光源であるバックライトパネルと、この光源からの光を、画素ごとに透過または遮蔽制御する電極を有する基板に挟まれた液晶及び偏向子と、カラーフィルターと、画素ごとの電極に電圧を印加して透過または遮蔽を制御する駆動回路部等から成っている。
この種の液晶ディスプレイ装置で、明るい輝度を得るには、バックライト光源の輝度を上げることが必要であるが、バックライト光源の輝度を上げることは、輝度を上げることが必要でない画素の輝度も上げることになり、従ってエネルギー効率が悪い。また、バックライト光源は、蛍光管、LED配列パネルまたはELパネル等で構成されており、このようなデバイスで、ブラウン管方式と同等の輝度を得ることは動作原理上、難しい。
【0005】
また、近年、液晶ディスプレイ装置と同等に薄型にでき、かつブラウン管方式と同等の輝度を有する画像表示装置として、画素ごとに電子銃を設ける方式が提案されている。この電子銃は、例えば、半導体基板表面を加工してこの表面上に画素ごとに尖端部分を形成し、この尖端部分をそれぞれ電界放射型電子銃とするものである。しかしながら、このような方式では、画素ごとに尖端部分を形成する加工技術が難しく、かつ電界集中効果を利用していても半導体から電子を引き出すためにはかなりの高電圧を必要とすると言った課題があり、未だ実用化されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来の画像表示装置においてはエネルギー効率が悪い、薄型にできない、あるいは輝度が低いと言った解決すべき課題があった。
本発明は上記課題にかんがみ、量子サイズ効果を利用して半導体から電子を容易に引き出すことが可能で、かつ画素ごとに設けることが可能な量子サイズ効果型微小電子銃の製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の量子サイズ効果型微小電子銃の製造方法は、アルゴンのVHF帯プラズマ中にシランをシランの導入時間を制御して導入して粒径の制御されたSi単結晶微粒子を生成する工程と、この生成したSi単結晶微粒子を基板上に積層する工程と、この積層したSi単結晶微粒子の表面を絶縁層に変化させる工程とから成り、上記工程を繰り返してSi単結晶微粒子層を形成することを特徴とするものである。
また、本発明の量子サイズ効果微粒子の製造方法は、アルゴンのVHF帯プラズマ中にシランをシランの導入時間を制御して導入して粒径の制御されたSi単結晶微粒子を生成する工程と、この生成したSi単結晶微粒子を基板上に積層する工程と、この積層したSi単結晶微粒子の表面を絶縁層に変化させる工程とから成り、上記工程をシランの導入時間を徐々に大きくしながら繰り返し、基板側から徐々に粒径が大きくなるSi単結晶微粒子層を形成することを特徴とする。 ここで、Si単結晶微粒子は、好ましくは、アルゴンのVHF帯プラズマ中で、SiH2 ラジカル、SiH3 ラジカル及びSiHn + (n=0〜3)イオンが生成し、SiH2 ラジカルからSi単結晶微粒子の核が生成し、この核に上記SiH3 ラジカル及びSiHn + (n=0〜3)イオンが結合して結晶成長し、これによってSi単結晶微粒子が得られる。
【0008】
また、Si単結晶微粒子は、Si単結晶微粒子がこのSi単結晶微粒子の濃度勾配に基づいた拡散によって基板上に到達して積層する過程を有する
た、量子サイズ効果微粒子層は、量子サイズ効果微粒子の製造方法を繰り返すことによって形成する。
さらに、量子サイズ効果微粒子の粒径は、シランをアルゴンのVHF帯プラズマ中に導入する導入時間によって制御されることができる。
【0009】
ところで、半導体結晶に電圧を印加すると、結晶中の伝導電子は電界によって加速されエネルギーが増加する。したがって、結晶から電子を真空中に取り出すには、電界によって電子を加速し、ワークファンクション以上のエネルギーを与えてやればよい。しかしながら、結晶中の伝導電子は、不純物原子、格子欠陥及びフォノンによって散乱を受けるため、不純物原子、格子欠陥及びフォノンによる散乱を受けずに進行できる距離、すなわち、平均自由行程以上にわたって加速することができない。
【0010】
平均自由行程は、結晶中の不純物原子、格子欠陥を少なくすることによって長くすることができるが、フォノンによる散乱は、結晶の構造自体に基づくものであるため、フォノンに基づく平均自由行程は長くすることができない。
因みに、結晶中の不純物原子、格子欠陥が無視できるSi単結晶において、この平均自由行程は約50nmである。この平均自由行程50nmの加速距離で、例えば金のワークファンクションである5eVのエネルギーを得ようとすれば、必要な電界強度は、108 V/mであり、Siのアバランシェブレークダウン電圧である3×107 V/mを越えてしまう。従って、Si単結晶から電子を真空中に取り出すことができない。Si半導体に限らず、従来の半導体結晶では同様に、電子を真空中に取り出すことができない。
【0011】
ところで、伝導電子のフォノンによる散乱現象は、エネルギーと運動量が保存される衝突過程である。すなわち、伝導体の一つのエネルギー準位にある電子と約KT(K:ボルツマン定数、T:絶対温度)のエネルギーを持つ量子化された格子振動であるフォノンが衝突し、電子はフォノンを吸収し、または、フォノンを放出し、衝突前の電子のエネルギーとフォノンのエネルギーを加えた大きさの伝導帯のエネルギー準位、または衝突前の電子のエネルギーからフォノンのエネルギーを引いた大きさの伝導帯のエネルギー準位に遷移する。また、運動量も保存されるから、衝突方向に依存して、電子の進行方向が変化する。
【0012】
このように、この衝突過程が生ずるためには、衝突後の伝導電子のエネルギーに対応する空のエネルギー準位が存在することが必要である。フォノンエネルギーは約KTであるから、衝突前の伝導電子のエネルギー準位の上下幅約KT近辺に伝導電子の空のエネルギー準位が存在することが必要である。
通常の大きさの結晶においては、伝導帯のエネルギー準位はほぼ連続して分布し、準位密度も大きいので、衝突後の伝導電子の空のエネルギー準位が存在するために、伝導電子とフォノンの衝突過程が生ずる。すなわち、伝導電子はフォノンによって散乱される。
【0013】
ところで、良く知られているように、ポテンシャル井戸に閉じ込められた電子の離散的エネルギー準位は、ポテンシャル井戸の幅Dを狭くすることによって、高くなり、したがってまた、エネルギー準位差も大きくなる。本発明では、この効果を量子サイズ効果と呼ぶ。
このように、ポテンシャル井戸の幅Dを狭くすることによって、量子サイズ効果を利用し、エネルギー準位幅をKTよりも大きくすることができる。この場合には、上記した理由によりフォノンによる散乱が生じず平均自由行程を長くすることができる。
本発明では、この効果を用いて平均自由行程を長くし、半導体内の電子を電界によって加速し、ワークファンクション以上のエネルギーを与え、真空中に電子を取り出している。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の図面において実質的に同一または対応する部材については同一符号を使用する。
最初に、本発明により製造する量子サイズ効果型微小電子銃の第1の実施の形態の構成及び動作を説明する。
図1は本発明により製造する量子サイズ効果型微小電子銃の第1の実施の形態の構造模式図である。図1において、量子サイズ効果型微小電子銃1は、n型半導体基板2の表面に量子サイズ効果微粒子3を層状に堆積し、この堆積した層4(厚さL)の表面に電極5を形成して製造される。
図2は上記量子サイズ効果微粒子3の断面模式図である。図2において、量子サイズ効果微粒子3は、ナノメーター・オーダーの粒径Dを有する単結晶微粒子6と、この微粒子6を覆うナノメーター・オーダーの厚さFを有する絶縁膜7とで構成される。
【0015】
本実施の形態では、n型半導体基板2は低抵抗のn型Si、量子サイズ効果微粒子3の堆積した層4の厚さLは1μm、電極5の材料は金であり、単結晶半導体微粒子6は、粒径Dが5nmのSi単結晶(ナノSi結晶と呼ぶ)であり、絶縁膜7は、厚さFが1nmであるシリコン酸化膜またはシリコン窒化膜である。 図13に本実施の形態の量子サイズ効果微粒子3の透過電子線回折像を示す。図に見られる円形の像は上記量子サイズ効果微粒子3の断面像である。この中心部に単結晶微粒子6による電子線回折パターンが見られ、この単結晶微粒子6が単結晶であることが判る。また、その周辺を覆うアモルファス像は絶縁膜7であるシリコン酸化膜である。なお、上記量子サイズ効果微粒子3を支えているアモルファス状の像は、透過電子線回折を行うために必要な試料保持用物質である。 図3は本発明により製造する量子サイズ効果型微小電子銃の第1の実施の形態の動作を説明するための電子のエネルギーバンド図であり、1次元モデルに基づいたエネルギーバンドを示し、また、n型半導体基板2と電極5の間にダイオード電圧Vdを印加した状態を示している。
【0016】
図3において、8は半導体基板2のフェルミエネルギー準位を示し、9はこの半導体基板2の表面上に積層した量子サイズ効果微粒子3の表面を覆う絶縁物7によって形成されるポテンシャル障壁を示し、ポテンシャル障壁9の幅Fは、絶縁膜7の厚さFであり、この厚さFは電子がトンネリングできる厚さである。
10は量子サイズ効果微粒子3の中心部分である単結晶微粒子6とこの単結晶微粒子6の表面に存在する絶縁膜7によって形成されるポテンシャル井戸を示し、このポテンシャル井戸10の幅Dは単結晶微粒子6の粒径Dであり、この幅Dは、ポテンシャル井戸10における電子のエネルギー準位11がフォノン散乱を起こさない程度離散する厚さである。
ポテンシャル障壁9にはダイオード電圧Vdに基づくポテンシャル降下Δが生じるので、隣り合うポテンシャル障壁9,9、及び隣り合うポテンシャル井戸10,10は、ポテンシャル降下Δをともなって連なり、距離Lにおいて電極5に接続する。
n型半導体基板2のフェルミ準位8と電極5のフェルミ準位12のポテンシャル差は、ダイオード電圧Vdに電子の電荷qを乗じたエネルギーq・Vd(エレクトロンボルト)に等しい。
【0017】
このバンド構造において、n型半導体基板2の伝導電子13はポテンシャル障壁9をトンネリングし、ポテンシャル井戸10でフォノン散乱を受けることなく電界によって加速され電極5に至る。したがって、電極5に至った伝導電子13は電極5のフェルミ準位12よりもq・Vdだけ大きなエネルギーを持つ。
すなわち、印加する電圧Vdを電極のワークファンクションエネルギーに対応させれば(例えば電極が金の場合は、金のワークファンクションエネルギー5エレクトロンボルトに対応して5ボルトを印加)、伝導電子13を真空中に取り出すことができる。
【0018】
このようにして、本発明により製造する量子サイズ効果型微小電子銃の第一の実施の形態は、僅か数ボルトの電圧印加によって、半導体結晶から電子を引き出すことができる。したがってまた、図3に示したように蛍光体を設けた対極電極14と電極5との間に加速電圧Vaを印加して、電極5から引き出された電子を加速し、蛍光体に衝突させ、蛍光体を発光させれば、輝度の高いディスプレイ装置を実現することができる。
【0019】
つぎに、本実施例の量子サイズ効果型微小電子銃の第1の実施の形態の外部量子効率を説明する。図4は外部量子効率の測定方法を示す図である。図4において、量子サイズ効果型微小電子銃1のn型Si基板2と金電極5との間にダイオード電圧Vdを印加し、金電極5と対極電極14との間に加速電圧Veを印加し、n型Si基板2と金電極5との間に流れるダイオード電流Idと金電極5と対極電極14の間に流れるエミッション電流Ieを測定する。ダイオード電流Idは金電極5から引き出され、対極電極14に到達した電子流と、何らかの原因でワークファンクションエネルギー以上のエネルギーを獲得できなかった電子流との和であり、エミッション電流Ieは金電極5から引き出されて対極電極14に到達した電子流である。エミッション電流Ieをダイオード電流Idで割ることによって本実施例の量子サイズ効果型微小電子銃の外部量子効率γを測定する。
【0020】
図5は本実施例の量子サイズ効果型微小電子銃の外部量子効率の測定結果である。図5において、ダイオード電圧Vdが5.2ボルトでエミッション電流Ieが流れはじめ、約25ボルトで外部量子効率γが1%に達する。
従来のブラウン管方式における電子銃の外部量子効率は0.1%程度であるから、本実施例の量子サイズ効果型微小電子銃の外部量子効率γは極めて高い。さらに、本実施例の量子サイズ効果微粒子3のSi単結晶微粒子6と絶縁膜7(シリコン酸化膜またはシリコン窒化膜)との界面の界面準位を減らすことにより、外部量子効率γを5%程度に改善することが可能である。
【0021】
次に、本発明により製造する量子サイズ効果型微小電子銃の第2の実施形態について説明する。図6は第2の実施形態の構造模式図である。図1に示した第1の実施形態と同様の構成であるが、量子サイズ効果微粒子3の粒径Dの大きさを徐々に変えて積層している。すなわち、半導体基板2側にはもっとも粒径の小さい量子サイズ効果微粒子層3−1を積層し、次にそれよりも粒径の大きい量子サイズ効果微粒子層3−2を積層し、徐々に大きな粒径の量子サイズ効果微粒子層を積層し、・・・電極5側でもっとも粒径の大きな量子サイズ効果微粒子層3−nを積層して製造する。
図7は、量子サイズ効果型微小電子銃の第2の実施形態の動作を説明するための、エネルギーバンド図である。
【0022】
本発明のナノメータ・オーダーの量子サイズ効果微粒子3は、その中心にSi単結晶微粒子6を有している。このため、電子のエネルギー準位は、上記に説明したように離散的であると共に、Si単結晶格子の周期ポテンシャル及びSi単結晶微粒子6の幅Dを反映して、バンド構造を形成している。すなわち、量子サイズ効果微粒子3の粒径Dが大きくなるに従って、このバンドのバンドギャップエネルギーは、小さくなり、また、バンドの底のエネルギー準位は下がる。
図7において、11−1,11−2、11−3は、量子サイズ効果微粒子層3−1,3−2,3−3における、電子の伝導帯の底のエネルギー準位を示している。このように、量子サイズ効果型微小電子銃の第2の実施の形態においては、n型半導体基板2と電極5に電圧を印加しなくても、伝導帯の底のエネルギー準位がn型半導体基板2から電極5に向けて順次低下しているため、内部電界が発生し、n型半導体基板2から電極5に伝導する電子はこの電界によって加速される。
したがって、量子サイズ効果型微小電子銃の第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態に較べ、より低い印加電圧で、電子を真空中に取り出すことができる。
【0023】
次に、上述した第1の実施形態または第2の実施形態の量子サイズ効果型微小電子銃を用いた平面型ディスプレイを、図8に基づいて説明する。
図8(a)はこの平面型ディスプレイの電子銃部分の構造を示す斜視図、図8(b)はその平面図、図8(c)はこの平面ディスプレイの動作を説明するための断面図である。
図8(a)において、基板上に設けた例えばシリコン酸化膜である絶縁層15上に、半導体からなる例えばシリコンである下部電極2をディスプレイの画素寸法に対応した間隔でストライプ状に形成し、図では表示しないが、この下部電極2の上に、上記第1の実施の形態または第2の実施の形態で説明した量子サイズ効果微粒子3を積層する。この層の上面に例えば金である上部電極5を下部電極2と直交するようにディスプレイの画素寸法に対応した間隔でストライプ状に形成する。
【0024】
図8(b)の平面図に示すように、上部電極5と下部電極2とが交差する部分がそれぞれの画素に対応した電子銃部分である。
図8(c)に示すように、例えば透明電極16を有する透明基板17上に蛍光体18を配設し、上部電極5と透明電極16との間に加速電圧Veを印加する。特定の画素に対応する上部電極5と下部電極2を選択し、ダイオード電圧Vdを印加することにより、この画素からのみ電子が放出され、加速電圧Veによって加速され、この選択された画素に対応する蛍光体を発光させる。
基板上の画素の存在しない周辺、或いは裏面に画素選択駆動回路を設けることによって、画像信号にしたがって特定の画素に対応する上部電極5と下部電極2を選択し、画像表示をすることができる。
このようにして、平面ディスプレイは、量子効率が高い量子サイズ効果型微小電子銃を画素個々に対応して配設することができるから、量子効率が高く、輝度が高く、かつ、薄型にできる。
【0025】
次に、本発明の第1及び第2の実施の形態に説明した量子サイズ効果微粒子3の製造方法について説明する。
図9は量子サイズ効果微粒子の製造装置の構成を示す。
本装置において製造できる量子サイズ効果微粒子は、Si単結晶とその周囲を覆うSiO2 膜とから成る量子サイズ効果微粒子である。
図9において、20は超高真空チャンバーであり、21はプラズマセルで、このプラズマセルは、VHF電源25(144MHz)に接続されたステンレス製のターゲット24と、超高真空チャンバー20に接続した開口部22を有するステンレス製の底面23とで構成される。この底面23はグランド電位に接続される。このプラズマセル21には、SiH4 (シラン)及びArを供給するための配管26,27が流量制御バルブ28,32を介して取り付けられている。
超高真空チャンバー20には、開口部22とほぼ対向して基板29が設置され、O2 を供給するための配管30が流量を制御するバルブ31を介して接続される。なお、図示しないが、超高真空チャンバー20には、超高真空のためのポンプ、たとえばターボモレキュラーポンプ、シャッター及び基板ヒーター等が取り付けられている。
【0026】
図9に示した、量子サイズ効果微粒子製造装置によって、量子サイズ効果微粒子を形成する方法について説明する。
図10は、Ar、SiH4 及びO2 ガスの導入タイミングチャートである。図10において、グラフの低い部分はガスを流さないことに対応し、高い部分はガスを流すことに対応し、横軸は時間を表す。
図10のタイミングチャートに示すように、最初にArガスをバルブ32,配管27を介して、プラズマセル21に所定の流量及び所定の圧力で導入し、VHF電源25(144MHz)によりVHF帯プラズマを励起しておく。次に、図10に示すように一定のパルス幅時間、SiH4 ガスをバルブ28、配管26を介して、VHF帯プラズマ中に導入する。SiH4 はプラズマ中で励起され、SiH2 、SiH3 ラジカル及びSiHn + (n=0〜3)イオンを生ずる。SiH2 ラジカルは寿命が短く、互いに結合し、Si単結晶微粒子6の結晶核を生成する。この結晶核にSiH3 ラジカル及びSiHn + (n=0〜3)イオンが到達し、結晶成長してSi単結晶微粒子6が生成する。このSi単結晶微粒子6は拡散によって開口部22を通過し、超高真空チャンバー20内の基板29に到達し積層する。次に、図10に示すように一定のパルス幅時間、O2 をバルブ31,配管30を介して超高真空チャンバー20内に導入することによって、基板29に積層したSi単結晶微粒子6の表面を酸化する。上記工程により量子サイズ効果微粒子3を形成することができる。
【0027】
SiH4 を導入するパルス時間を長くすると量子サイズ効果微粒子3の粒径が大きくなる。本発明の第2の実施の形態で説明した量子サイズ効果微粒子3の粒径Dが徐々に変化する量子サイズ効果微粒子層4を形成するには、図10に示したように、SiH4 を流す時間パルス幅を徐々に長くし、Si単結晶微粒子6の粒径Dを徐々に大きくして形成する。図10のSiH4 を流す時間のタイミングチャートのそれぞれのパルスに付した円は、パルス幅によって、量子サイズ効果微粒子の粒径が変化する様子を模式的に示している。
形成条件の一例を示す。
プラズマセルの体積:230cm3 、プラズマ電力:3watt
Ar流量:30sccm、SiH4 流量:2sccm
SiH4 分圧:0.42torr、O2 パージ時間:1秒
上記条件でSiH4 流入時間パルス幅を0.1〜1秒まで変化させたときに形成される量子サイズ効果微粒子の粒径を図11に示す。
【0028】
次に、本発明により製造した第1又は第2の実施の形態の量子サイズ効果型微小電子銃を用いた本発明の平面型ディスプレイの製造方法について説明する。
図12は本発明の平面型ディスプレイの製造方法の一例を示す主要工程図である。図12(a)に示すように、絶縁基板15上にn型Si単結晶膜を形成し、エッチングによりSiストライプ状の下部電極2を形成する。次に図12(b)に示すように、下部電極2間の間隙を埋めるため、この表面上に絶縁膜を形成し、平坦化エッチング等により絶縁媒体33を埋め込む。続いて図12(c)に示すように、この表面上に、上記した量子サイズ効果微粒子製造装置及び量子サイズ効果微粒子を形成する方法により、量子サイズ効果微粒子層4を形成する。次に図12(d)に示すように、この表面上に電極用物質、たとえば金を形成し、ストライプ状にエッチングして上部電極5を形成する。次に図12(e)に示すように、この表面上にスペーサ34を介して、透明電極16とこの透明電極16上に設けた蛍光体18を有する透明基板17を配設して形成する。
【0029】
【発明の効果】
以上の説明から理解されるように、本発明の量子サイズ効果型微小電子銃は、半導体基板に量子サイズ効果微粒子層を形成し、電子の平均自由行程を長くしているので、電子を取り出し易く、量子効率が高く、かつ、微小化することができる。
さらに、本発明の平面型ディスプレイ装置は、この量子サイズ効果型微小電子銃を画素ごとに配置することが容易であるから製造しやすく、また、量子効率が高いから省電力タイプであり、また、輝度が高く、かつ薄型にできる。
さらに、本発明の製造方法を用いれば、量子サイズ効果微粒子層を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明により製造される量子サイズ効果型微小電子銃の第1の実施の形態を示す構造模式図である。
【図2】 量子サイズ効果微粒子の断面模式図である。
【図3】 本発明により製造される量子サイズ効果型微小電子銃の第1の実施の形態の動作を説明するための電子のエネルギーバンド図である。
【図4】 外部量子効率を測定方法を示す図である。
【図5】 本実施例の量子サイズ効果型微小電子銃の外部量子効率の測定結果を示すグラフである。
【図6】 本発明により製造される量子サイズ効果型微小電子銃の第2の実施形態を示す構造模式図である。
【図7】 本発明により製造される量子サイズ効果型微小電子銃の第2の実施形態の動作を説明するための、エネルギーバンド図である。
【図8】 本発明により製造される量子サイズ効果型微小電子銃を用いた平面型ディスプレイの構造模式図である。
【図9】 量子サイズ効果微粒子の製造装置の構成を示す図である。
【図10】 Ar、SiH4 及びO2 ガスの流入タイミングチャートである。
【図11】 SiH4 の流入時間パルス幅による量子サイズ効果微粒子の粒径の変化を示す図である。
【図12】 本発明の平面型ディスプレイの製造方法の一例を示す主要工程図である。
【図13】 量子サイズ効果微粒子の透過電子線回折像である。
【符号の説明】
1 電子銃
2 半導体基板
3,3−1,3−2,3−3,3−n 量子サイズ効果微粒子
4 量子サイズ効果微粒子層
5 電極
6 単結晶微粒子
7 絶縁膜
8 半導体基板のフェルミ準位
9 ポテンシャル障壁
10 ポテンシャル井戸
11,11−1,11−2,11−3 離散的エネルギー準位
12 電極のフェルミ準位
13 伝導電子
14 対極電極
15 絶縁基板
16 透明電極
17 透明基板
18 蛍光体
20 真空チャンバー
21 プラズマセル
22 開口部
23 底面
24 ターゲット
25 VHF電源
26,27,30 配管
28,31,32 バルブ
29 基板
33 絶縁媒体
34 スペーサ
L 量子サイズ効果微粒子層の幅
F 絶縁膜の厚さ
D 単結晶微粒子の粒径
Δ ポテンシャル降下
Vd ダオード電圧
q 電子の電荷
Ve 加速電圧
Ie エミッション電流
Id ダイオード電流
A 電流計
γ 外部量子効率
W ワークファンクションエネルギー

Claims (4)

  1. アルゴンのVHF帯プラズマ中にシランをシランの導入時間を制御して導入して粒径の制御されたSi単結晶微粒子を生成する工程と、この生成したSi単結晶微粒子を基板上に積層する工程と、この積層したSi単結晶微粒子の表面を絶縁層に変化させる工程とから成り、
    上記工程を繰り返してSi単結晶微粒子層を形成することを特徴とする、量子サイズ効果型微小電子銃の製造方法。
  2. アルゴンのVHF帯プラズマ中にシランをシランの導入時間を制御して導入して粒径の制御されたSi単結晶微粒子を生成する工程と、この生成したSi単結晶微粒子を基板上に積層する工程と、この積層したSi単結晶微粒子の表面を絶縁層に変化させる工程とから成り、
    上記工程を上記シランの導入時間を徐々に大きくしながら繰り返し、上記基板側から徐々に粒径が大きくなるSi単結晶微粒子層を形成することを特徴とする、量子サイズ効果型微小電子銃の製造方法。
  3. 前記Si単結晶微粒子が生成する工程は、前記アルゴンのVHF帯プラズマ中で、SiH2 ラジカル、SiH3 ラジカル及びSiHn + (n=0〜3)イオンが生成し、さらに上記SiH2 ラジカルから前記Si単結晶微粒子の核が生成し、さらにこの核に上記SiH3 ラジカル及びSiHn + (n=0〜3)イオンが結合して上記Si単結晶微粒子の核が結晶成長しSi単結晶微粒子が生成することから成ることを特徴とする、請求項またはに記載の量子サイズ効果型微小電子銃の製造方法。
  4. 前記Si単結晶微粒子を前記基板上に積層する工程は、上記Si単結晶微粒子がこのSi単結晶微粒子の濃度勾配に基づいた拡散によって上記基板上に到達し積層することからなることを特徴とする、請求項またはに記載の量子サイズ効果型微小電子銃の製造方法。
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