JPH05206515A - 超微粒子発光素子及びその製造装置 - Google Patents

超微粒子発光素子及びその製造装置

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JPH05206515A
JPH05206515A JP36051591A JP36051591A JPH05206515A JP H05206515 A JPH05206515 A JP H05206515A JP 36051591 A JP36051591 A JP 36051591A JP 36051591 A JP36051591 A JP 36051591A JP H05206515 A JPH05206515 A JP H05206515A
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JP
Japan
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ultrafine
ultrafine particles
particles
silicon
particle
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JP36051591A
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Toshihiko Kawaguchi
俊彦 川口
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粒径が小さく、しかも均一性の良好な超微粒
子を提供する。 【構成】 反応容器8内へ導入した原料ガスGに向けて
レーザ光L1を照射し、ブレークダウン現象により超微
粒子を製造する。レーザ光L1のエネルギを受けた原料
ガスは解離して活性化し、煙状に舞い上がりながら凝集
する。この時、粒径の小さな超微粒子は横方向及び上方
へ舞い上がった後に沈降するので、レーザ光L1の集光
位置P以上の高さに設置した超微粒子採集手段38とし
ての棚40,40Aに載置した基板42上には粒径が小
さく且つ均一性の良好な超微粒子Bが採集されることに
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超微粒子発光素子及び
その製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、物質を非常に小さくして元の固体
と比較したとき、重量当りの表面積の大きさによって元
の固体とは特性上異なった状態となる、いわゆる超微粒
子が注目されている。この超微粒子とは、例えば粒径1
〜10nmの範囲の粒子のことを称し、いわゆる体積効
果や表面効果が現われて元の固体とは全く違ったふるま
いをする物質の新しい状態となる。このように元の固体
とは全く違ったふるまいをする超微粒子を、例えば半導
体材料、金属材料、絶縁材料等により形成することによ
り、今までとは性質の異なった全く新しいデバイスの誕
生が期待される。特に、半導体材料、例えばシリコンを
超微粒子結晶粉末化(例えば20nm以下)すると、量
子効果が現われて電子の波動性により発光現象、トンネ
ル現象、超高速化現象が発生し、新しい電子デバイスの
出現が期待される。
【0003】例えば、Si(シリコン)の超微粒子を適
用したデバイスを例にとると、シリコンは、従来にあっ
ては発光ダイオードとしては使用することができないも
のと考えられていたが、例えば粒径5nm以下の超微粒
子にすることにより光学的なフォトルミネセンス効果を
生じ、発光することが確認されている。また、このよう
な発光現象が電流注入、すなわち電気的な作用により現
われるとすれば、シリコン自体がLSIと非常に材料的
な相性が良好であることからLSIチップ間の高速コネ
クションとしての光コネクション分野への応用が期待さ
れると共に平面ディスプレイ分野への応用等も期待され
る。
【0004】ところで、超微粒子(量子箱)ではなく量
子細線を利用したもの、すなわち表面を多孔質化するこ
とで太さ数nmオーダで高さ数μmオーダのシリコンの
ワイヤ状の柱を林立させたシリコンウエハを用いてこれ
をレーザ光の作用で発光させたデバイスは知られている
が、超微粒子を用いた電気的な発光素子は十分に開発さ
れておらず研究の段階である。この研究段階中の、電気
的な作用による発光デバイスへのアプローチとして、シ
リコンのLSIチップ上にGaAs系の発光素子を積み
上げて、発光デバイスを製造しようとする試みがなされ
ている。
【0005】また、例えば発光素子に使用するための量
子効果を十分に発揮するような超微粒子を製造するため
の方法としては蒸発・凝縮法、触媒反応法、プラズマ
法、レーザ法等が提案されているが、その中で特にレー
ザ法が注目されている。その理由は、レーザ光の単色性
による高い物質選択性のため反応ガスが効率的に光エネ
ルギを吸収し高温の熱反応を容易に起こすことができる
こと及び光学的な手法により容易に反応領域の制御が可
能であること等による。しかしながら、品質の良好な、
例えば粒径20nm以下の超微粒子を製造することは非
常に困難であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者は、
例えばシリコンの粒径20nm以下の超微粒子を得るた
めに試みに図16に示すような超微粒子製造装置を検討
した。すなわち水平方向に設置した反応容器2内に原料
ガス例えばシラン(SiH4 )を導入し、この中に集光
レンズ4で絞ったレーザ光Lを照射すると集光レンズ4
の焦点、すなわち集光位置Pのシランが分解されてシリ
コン原子が分離、凝集して超微粒子(クラスタ)が基板
6上に堆積形成されることになる。ところで、超微粒子
を用いた発光素子等のデバイスの実現及びその性質の向
上には、製造された超微粒子の粒径を揃えることが必要
であるが、上記したような製造装置にあっては、解離し
た原子が凝集するときに種々の個数で結合して凝集する
ことから粒径の大きさが変動し、例えば3nm〜40n
mの範囲に分布するという改善点があった。また、凝集
した超微粒子が光圧によって横方向に飛散されたりし
て、粒径の大小の超微粒子が混在するという改善点も有
していた。
【0007】そこで、大きな粒径の超微粒子を採集する
場合には集光位置Pの付近の真下に基板4を設置し、小
さな粒径の超微粒子を採集する場合には集光位置Pから
水平方向へ離れた位置に基板6を設置することも考えら
れるが、この方法では超微粒子の粒径の分別力は十分で
はなく、粒径の大きさの異なる超微粒子が混在し、粒径
のサイズを揃えることができないという改善点がある。
特に、基板6上にデバイス用のパターンが刻んで形成さ
れている場合には、特に粒径サイズの均一性が要求さ
れ、上記した問題点の解決が強く望まれている。
【0008】また、前述したようにシリコンのLSIチ
ップ上にGaAs系の発光素子を形成して発光デバイス
を製造する場合には、シリコンの不純物レベルを構成す
るGa,AsがシリコンLSIを汚染する原因となり、
あまり実用的ではなく、上述のように形成したシリコン
超微粒子を用いて汚染の心配のない発光素子を製造する
ことが強く望まれている。本発明は、以上のような問題
点に着目し、これを有効に解決すべく創案されたもので
ある。本発明の目的は、粒径の揃った超微粒子の結晶粉
末を製造できる超微粒子製造装置及びこの装置で製造さ
れたシリコン超微粒子で製造された超微粒子発光素子を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、第1の発明は、反応容器内へ導入した超微粒子用
の原料ガスにレーザ光を照射して超微粒子を形成する超
微粒子製造装置において、前記反応容器内に、粒径の比
較的均一な超微粒子を採集すべく前記レーザ光の集光位
置以上の高さに超微粒子採集手段を設けるように構成し
たものである。また、第2の発明は、N型のシリコン超
微粒子とP型のシリコン超微粒子とを接合処理して、電
流の注入により発光する発光接合面を形成するように構
成したものである。
【0010】
【作用】上記した第1の発明によれば、反応容器内へ導
入した原料ガスにレーザ光を照射することにより、レー
ザ光の焦光位置に存在するガスは誘電破壊(ブレークダ
ウン)により解離し、凝集する。この時発生する超微粒
子は煙状となって反応容器内に浮遊し、粒径の小さな超
微粒子は集光位置よりも上方に舞い上がり、集光位置よ
りも上方に設置された超微粒子採集手段によって採集さ
れることになる。従って、粒径の小さなしかも均一な超
微粒子の結晶を得ることが可能となる。また、上記した
第2の発明によれば、上記第1の発明によって得られた
例えばシリコンの超微粒子を用いて発光素子が得られ
る。すなわち、上記第1の発明を用いて例えばシリコン
の超微粒子を形成する際に、原料ガスの他に例えばBC
3 等のP型不純物ガスやPOCl3 等のN型不純物ガ
スを混入させてP型の超微粒子及びN型の超微粒子を製
造し、これらP型の超微粒子とN型の超微粒子を基板上
に積層させたり、或いはマトリクス材を介して相互の粒
子を混ぜ合わせて熱処理することにより発光接合面を形
成する。そして、この形成された発光接合面に電流を注
入することにより量子効果により発光現象が現われるこ
とになる。
【0011】
【実施例】以下に、本発明に係る超微粒子発光素子及び
これを製造する超微粒子製造装置の一実施例を添付図面
に基づいて詳述する。まず、第1の発明である超微粒子
製造装置の一実施例を説明する。図1は第1の発明に係
る超微粒子製造装置を示す概略構成図である。図16に
示す装置と同一部分については同一符号を付す。図示す
るようにこの超微粒子製造装置は、例えばステンレス等
により円筒体状に成形された反応容器8を有しており、
この反応容器8の天井部の中央には上方へ円筒状に突出
させたレーザ光導入部10が形成されると共に、このレ
ーザ光導入部10の上端部には、レーザ光を内部へ導入
するための、例えば石英ガラス等により構成されたレー
ザ光導入窓12が取り付けられている。
【0012】そして、このレーザ光導入部10の下端
部、すなわち反応容器8側に臨む開口部には、反応容器
8内で発生する超微粒子がレーザ光導入窓側へ侵入して
窓に付着することを防止するための微粒子侵入防止膜1
4が取り付けられている。この微粒子侵入防止膜14の
材料としては、多孔性材料の膜、繊維質の膜或いは金属
網等であって原料ガスと反応せず、しかも不純物となら
ず、ゴミも発生せず、吸湿性の比較的少ない材料ならば
どのようなものでもよい。そして、この微粒子侵入防止
膜14の略中心には、入射するレーザ光をこれに当たる
ことなく通すための孔16が形成されている。
【0013】上記レーザ光導入窓12の外側には、例え
ば炭酸ガスレーザ等のレーザ光L1を発するレーザ発振
器18及びこのレーザ光L1を集光する集光レンズ20
が設けられると共に、上記レーザ発振器18には図示し
ない制御部が接続されており、レーザ光のパルス間隔等
を適宜調整し得るように構成されている。また、この反
応容器8の天井部には、反応容器8内の圧力を検知する
圧力計22が接続されると共に、例えばシランのような
原料ガスをキャリアガスと共に導入するガス導入管24
が接続され、この導入管24にはガス導入バルブ26が
介設されて原料ガスの供給を制御するように構成されて
いる。
【0014】更に、反応容器8の底部の中央には、下方
へ突出させて例えば石英よりなる観察窓28が取り付け
られると共に、この内側には前述と同様な構造の微粒子
侵入防止膜30が形成されると共にこの観察窓28の外
側には遮光板32を設けてレーザ光L1の透過を防止し
ている。また、この底部には、図示しない真空ポンプや
フィルタ等に接続されたガス排気管34が連結されると
共に、このガス排気管34には排気を制御する排気バル
ブ36が介設されている。
【0015】この反応容器8内の内壁には、粒径の比較
的均一な超微粒子を採集するための本発明の特長とする
超微粒子採集手段38が設けられている。具体的には、
この採集手段38は、容器内方に向けて水平方向に延在
させた多数の棚40を容器内の高さ方向に沿って所定の
間隙を隔てて設置することにより構成されており、特
に、レーザ光の集光位置Pと同じ水平レベル或いはそれ
以上の高さに設置されている棚40Aにおいては、粒径
が小さく均一性の特に良好な超微粒子が採集される。ま
た、棚40が下段に行くに従って、採集される超微粒子
の粒径のサイズは次第に大きくなる。上記棚40の大き
さは、この部分に処理すべき基板42が乗る程度に設定
する。
【0016】次に、以上のような構成された装置の動作
について説明する。まず、超微粒子採集手段38の各棚
40に処理すべき基板42を載置する。そして反応容器
8の底部に設けたガス排気管34を介して内部雰囲気を
排出することにより高真空にし、排気バルブ36を閉じ
る。次に、ガス導入管24のガス導入バルブ26を開に
することによりキャリアガスにより搬送されてきた原料
ガスG或はキャリアガスなしで搬送されてきた原料ガス
G、例えばシランを反応容器8内へ所定の圧力になるま
で導入し、このガス導入バルブ26を閉じる。そして、
レーザ発振器18を駆動することによりパルス状のレー
ザ光L1を発射し、これを集光レンズ20、レーザ光導
入窓12を介して反応容器8内へ導入する。
【0017】するとレーザ光L1の集光位置Pにおいて
は、シラン(SiH4 )がブレークダウン現象により分
解、活性化し、活性化したSi原子群は凝集して超微粒
子Bとなって薄い煙状に反応容器8内を浮遊する。この
時、粒径の小さな超微粒子は集光位置Pよりも上方へ舞
い上がる傾向となり、超微粒子の煙はゆっくりと沈降し
ていく。そして、粒径の小さな超微粒子は横に広がりな
がら特にゆっくりと沈降し、粒径の大きな超微粒子は比
較的早く沈降して行く。従って、集光位置Pと同じ水平
レベル或いはそれよりも高い位置にある棚40Aに設け
た基板42には粒径が小さくしかも均一な超微粒子が採
集されることになる。また、集光位置Pよりも下方に位
置される棚40に載置される基板42には、下方に行く
に従って次第に粒径の大きな超微粒子が採集されること
になり、粒径のサイズ別に採集することが可能となる。
【0018】目標とする超微粒子の粒径のサイズは、反
応容器8内の反応ガス圧を調整することにより制御で
き、より粒径の小さな超微粒子を得るには反応ガス圧を
小さくする。一般的には量子効果を有効に発揮させるた
めには、光学的に応用する場合は粒径が2nm〜50n
mの範囲、電子デバイスに用いる場合は10nm前後で
あり、本実施例にあっては、粒径約20nm以下の半導
体、金属、絶縁体(光学材)の超微粒子を製造すること
ができる。
【0019】また、特に粒径の小さな超微粒子を得るた
めには、レーザ光のパルス間隔を、原料ガスが1つのパ
ルスの照射により解離して活性化し凝集し終るまでに要
する時間よりも長く設定する。これにより複数の超微粒
子が結合して凝集することがなくなり、粒径の特に小さ
な超微粒子を得ることが可能となる。また、上記実施例
にあっては単なるシリコンの超微粒子を製造する場合に
ついて説明したが、これに限定されず、例えば原料ガス
の供給時に例えばBCl3 等のP型不純物ガスやPOC
3 等のN型不純物ガスを混入させることによりP型の
シリコン超微粒子或いはN型のシリコン超微粒子も得る
ことができる。
【0020】また更に、上記実施例はシリコンのような
半導体のみならず、金属材、絶縁体(光学材)等の超微
粒子を製造するときにも適用することができ、また、原
料ガスとしてはシランに限定されず気相化合物となり得
るものであればどのようなガスでも使用することができ
る。尚、上記実施例にあっては、上方から下方に向けて
レーザ光L1を照射する場合について説明したが、これ
に限定されず、図2に示すように図16で示したと同様
に横方面からレーザ光L1を照射するようにしてもよ
い。この場合にも、反応容器2内の高さ方向に沿って基
板42等を載置する多数の棚40を所定の間隔でもって
設けることにより超微粒子採集手段38を形成する。そ
して、集光位置Pと同じレベル或いはそれ以上高い位置
に設置された棚40A上に載置された基板42上に、粒
径が小さく均一性の良好な超微粒子が採集されることに
なる。
【0021】次に、第2の発明である超微粒子発光素子
の一実施例を説明する。この発明は、例えば第1の発明
を用いて製造したN型及びP型のシリコン超微粒子を使
用して製造された発光素子である。前述のようにシリコ
ンの超微粒子をフォトルミネセンス効果により発光させ
ることは可能であるが、電気的に発光させることは現在
のところできない。電気的な発光素子を形成するために
は、P型の超微粒子とN型の超微粒子とを形成すること
が必要であり、これらP型とN型の超微粒子を接合して
PN接合構造を形成し、この接合面に電流を注入させる
ことにより電気的発光素子が可能となる。
【0022】まず、P型及びN型のシリコン超微粒子を
製造する方法には2つあり、その1つは、第1の発明の
説明の中で記したように、シリコン超微粒子製造の時に
シランガスを使用するがこの時、原料ガスに各々P型不
純物ガスまたはN型不純物ガスを混入させる。これによ
り、P型及びN型のシリコン超微粒子を得ることができ
る。他の1つの方法は、第1の発明の説明の中で記した
ように、純度の高いシランガスを用いて単なるシリコン
超微粒子を製造し、その後、これを不純物拡散炉に入れ
てP型化またはN型化する。これによりP型及びN型の
シリコン超微粒子を得ることができる。
【0023】次に、シリコン超微粒子の電気的発光原理
について説明する。まず、図3に示すように1つのN型
のシリコン超微粒子50と1つのP型のシリコン超微粒
子の接合モデルを検討する。図4乃至図5は図3中のI
−I線で切った面のエネルギレベル構造図を近似的に表
わした図である。両超微粒子50,52の接合部は発光
接合面54として構成され、各超微粒子50,52の他
端にはオーミック金属電極56,58が接続されてい
る。図4はバイアス電圧がゼロで、図中波線で示すフェ
ルミ準位60が直線状になっている。この状態ではN型
のシリコン超微粒子50中のキャリアである自由電子6
2及びP型のシリコン超微粒子52中のキャリアである
正孔64はともに移動しない。
【0024】図5はN型のシリコン超微粒子に+、P型
のシリコン超微粒子に−の電圧、すなわち逆バイアスの
電圧を印加した場合を示し、この場合にも何ら反応は生
じない。図6は、N型のシリコン超微粒子に−、P型の
シリコン超微粒子に+の電圧、すなわち順方向バイアス
電圧を印加した場合を示し、この場合には電極56から
N型のシリコン超微粒子50へ電子62の注入が行なわ
れ、他の電極58からP型のシリコン超微粒子50へ正
孔64の注入が行なわれる。そして、発光接合面54に
て上記電子と正孔の再結合面が生じ、この時、エネルギ
ギャップに相当するエネルギが発光66となって放出さ
れることになる。
【0025】また、図7は、各シリコン超微粒子50,
52の全体が、薄い酸化膜、例えば自然酸化膜68,6
8により被われている場合を示し、図8及び図9はその
場合のエネルギレベル構造図を示す。図8はバイアス電
圧がゼロの場合を示しておりフェルミ準位は直線状にな
っている。この場合には、電子62及び正孔64はとも
に移動せず、発光現象も生じない。これに対して、図9
は順方向にバイアス電圧を印加した場合を示し、この場
合には、自然酸化膜の厚さは約1nm〜2nm程度と非
常に薄いことから電子62はトンネル効果の作用により
容易に自然酸化膜68を通り抜ける。すなわち、トンネ
ル効果により電極56からN型の超微粒子50へ注入さ
れた電子62は再び自然酸化膜68を突き抜けてP型の
領域に注入され、ここで正孔64と再結合して発光66
が生ずる。
【0026】以上の原理を用いて形成された超微粒子発
光素子の断面図を図13に示す。図示するようにこの超
微粒子発光素子70は、ガラス或いはシリコンウエハよ
りなる基板72上に金属電極74を形成し、この電極7
4上にまずN型のシリコン超微粒子50を積層し、更
に、この上にP型のシリコン超微粒子52を積層して構
成されている。そして、これら両超微粒子50,52の
接合部は発光接合面54として構成される。更に、上記
P型のシリコン超微粒子52の上部には、押さえ込み用
のカーボン膜75及び透明電極76が順次形成されて、
超微粒子発光素子70の全体が形成される。
【0027】この発光素子70の製造過程を具体的に説
明すると、まず、図10に示すようにガラス或いはシリ
コンウエハ等よりなる基板72上にパターニングした金
属電極74をアルミニウムやモリブデン等により配設
し、この上に厚い酸化膜、例えばSiO2 酸化膜77を
形成する。そして、上記金属電極74の上方に位置する
酸化膜をエッチング等により除去し、穴78を形成す
る。次に、図11に示すようにこの穴78に、まず、N
型のシリコン超微粒子50を穴78の深さの約半分程ま
で詰め込む。更に、図12に示すように上記N型のシリ
コン超微粒子50の上にP型のシリコン超微粒子52を
詰め込み、穴78内をほぼ一杯にする。そして、更に上
方に例えばスパーク法等によりカーボン膜75を薄くオ
ーバコートすることにより、詰め込んだ超微粒子群を押
さえ込むようにする。尚、P型とN型のシリコン超微粒
子の詰め込み順序を逆にしてもよい。更に、図13に示
すように上記カーボン膜75の上方から、例えば透明な
ネサガラス等の薄い透明電極76を形成し、全体を完成
する。尚、途中の工程でN型及びP型のシリコン超微粒
子50,52を接合化するために、所定の温度で熱処理
を行ない、発光接合面54を形成する。
【0028】次に、このように構成された本実施例の動
作について説明する。まず、N型のシリコン超微粒子5
0と接している基板72上の金属電極74に−の電圧を
印加すると共に、P型のシリコン超微粒子52と接して
いる上部の透明電極76に+の電圧を印加することによ
り、この発光素子70に順方向のバイアス電圧を印加す
る。
【0029】すると、両超微粒子50,52が接合して
いる発光接合面54にて、前記したようにN型のシリコ
ン超微粒子50へ注入された電子とP型のシリコン超微
粒子52へ注入された正孔とが再結合し、そのときのエ
ネルギキャップに相当するエネルギが発光66となって
放出されることになる。このように、本実施例において
は、P型及びN型の超微粒子を接合して、この部分に電
流を注入することにより、光学的ではなく電気的な発光
を生ぜしめることが可能である。
【0030】特に、このシリコンを用いた超微粒子発光
素子は、GaAs系の発光素子と異なって汚染等の心配
がなく、LSIとの品質的な相性が良いことから、LS
Iチップ間または、LSIチップ内の高速コネクション
として利用できるのみならず、平面ディスプレイ等への
応用も可能である。尚、上記実施例にあっては、N型の
シリコン超微粒子50の上方にP型のシリコン超微粒子
52を積層し、両超微粒子の接合部に発光接合面54を
形成して2段構造の発光素子として構成したが、これに
限定されず、図14に示すようにN型及びP型のシリコ
ン超微粒子50,52を混合状態にして相互に接合する
ように構成してもよい。すなわち、N型及びP型のシリ
コン超微粒子50,52を例えば不純物が少なくしかも
超微粒子を変質させないガラス材をマトリクス材として
用い略均等に例えば配分比50%,50%として混合
し、これを内側面に透明電極80,82がコーティング
された2枚の石英ガラス或いは硬質ガラスよりなる基板
84,86間に挟み込んで形成する。
【0031】このようにして超微粒子群を基板84,8
6間に挟み込んだ後に、これに所定の高温下にて熱処理
を施して、両超微粒子50,52の接触部にて接合処理
を行うことにより発光接合面54を形成する。この発光
接合面54は、先の実施例においては、両超微粒子層が
相互に接触する部分において1つの面となるように形成
されたが、本実施例にあっては、図示するように両超微
粒子50,52が混在していることから両透明電極8
0,82によって仕切られる領域に均等に分散された状
態で存在することになる。そして、このように構成され
た両透明電極80,82間に所定電圧の直流(DC)バ
イアスまたは交流(AC)バイアスを電源88から印加
する。このバイアス電圧の印加により、各順方向の発光
接合面54から発光66が生じ、この発光66は両面に
設けた基板84,86から外方へ向けて放出されること
になる。
【0032】この場合、この発光素子に加える電圧が交
流バイアスのとき、または直流バイアスのときでも共に
発光66を生ずる利点を有する。そして、PN接合の発
光接合面54へ電流を注入するためには、比較的大きな
電圧を必要とする。この理由は、両超微粒子のPN接合
部すなわち発光接合面72に対して逆バイアス電圧が印
加される可能性は略50%であり、この状態で順方向接
合部に対して電流を注入するには、その印加電圧は逆方
向接合部でのトンネル効果または雪崩現象に依存するた
めに高電圧の電流が必要とされる。
【0033】上記実施例にあっては発光66を各基板8
4,86の面を通過させて外方へ放出させるようにした
が、これに限定されず、例えば図15に示すように両基
板84,86の外側面にそれぞれ反射膜90,92をコ
ーティングするように構成してもよい。これによれば、
発光接合面54からの発光66は上記それぞれ反射膜9
0,92と対応する透明電極80,82との間で反射を
繰り返しながら各基板84,86の側面すなわち両端部
へ案内され、これより外方へ放出されることになる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような優れた作用効果を発揮することができる。第1
の発明によれば、レーザ光の集光位置以上の高さのレベ
ルにて超微粒子を採集するようにしたので、粒径が小さ
く、しかもサイズの均一な超微粒子を得ることができ
る。従って、超微粒子の量子効果を有効に利用したデバ
イスを製造することができる。第2の発明によれば、超
微粒子の量子効果を利用したシリコンの電気的な発光素
子を提供することができる。従って、この発光素子をL
SIチップ間またはLSIチップ内に組み込むことによ
り高速コネクションとして使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明に係る超微粒子製造装置を示す概略
構成図である。
【図2】第1の発明に係る超微粒子製造装置の変形例を
示す概略構成図である。
【図3】N型及びP型のシリコン超微粒子の接合モデル
を示す図である。
【図4】バイアス電圧がゼロのときのエネルギレベル構
造図である。
【図5】逆方向にバイアス電圧が印加されたときのエネ
ルギレベル構造図である。
【図6】順方向にバイアス電圧が印加されたときのエネ
ルギレベル構造図である。
【図7】表面が自然酸化膜で被われたN型及びP型シリ
コン超微粒子の接合モデルを示す図である。
【図8】図7の接合モデルにおいてバイアス電圧がゼロ
のときのエネルギレベル構造図である。
【図9】図7の接合モデルにおいて順方向にバイアス電
圧が印加されたときのエネルギレベル構造図である。
【図10】超微粒子を用いて形成される発光素子の製造
プロセスを示す図である。
【図11】超微粒子を用いて形成される発光素子の製造
プロセスを示す図である。
【図12】超微粒子を用いて形成される発光素子の製造
プロセスを示す図である。
【図13】第2の発明に係る超微粒子発光素子の構造を
示す構成図である。
【図14】第2の発明に係る超微粒子発光素子の変形例
を示す構成図である。
【図15】第2の発明に係る超微粒子発光素子の他の変
形例を示す構成図である。
【図16】本発明者が提案した超微粒子製造装置を示す
概略構成図である。
【符号の説明】
2,8…反応容器、18…レーザ発振器、38…超微粒
子採集手段、40,40A…棚、42,72…基板、5
0…N型のシリコン超微粒子、52…P型のシリコン超
微粒子、54…発光接合面、66…発光、70…超微粒
子発光素子、74…金属電極、76…透明電極、77…
酸化膜、B…超微粒子、G…原料ガス、L1…レーザ
光、P…集光位置。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【作用】上記した第1の発明によれば、反応容器内へ導
入した原料ガスにレーザ光を照射することにより、レー
ザ光の焦光位置に存在するガスは誘電破壊(ブレークダ
ウン)により解離し、凝集する。この時発生する超微粒
子は煙状となって反応容器内に浮遊し、粒径の小さな超
微粒子は集光位置よりも上方に舞い上がり、集光位置よ
りも上方に設置された超微粒子採集手段によって採集さ
れることになる。従って、粒径の小さなしかも均一な超
微粒子の結晶を得ることが可能となる。また、上記した
第2の発明によれば、上記第1の発明によって得られた
例えばシリコンの超微粒子を用いて発光素子が得られ
る。すなわち、上記第1の発明を用いて例えばシリコン
の超微粒子を形成する際に、原料ガスの他に例えば適当
なP型不純物ガスや適当なN型不純物ガスを混入させて
P型の超微粒子及びN型の超微粒子を製造し、これらP
型の超微粒子とN型の超微粒子を基板上に積層させた
り、或いはマトリクス材を介して相互の粒子を混ぜ合わ
せて熱処理することにより発光接合面を形成する。そし
て、この形成された発光接合面に電流を注入することに
より量子効果により発光現象が現われることになる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【実施例】以下に、本発明に係る超微粒子発光素子及び
これを製造する超微粒子製造装置の一実施例を添付図面
に基づいて詳述する。まず、第1の発明である超微粒子
製造装置の一実施例を説明する。図1は第1の発明に係
る超微粒子製造装置を示す概略構成図である。図16に
示す装置と同一部分については同一符号を付す。図示す
るようにこの超微粒子製造装置は、例えばステンレス等
により円筒体状に成形された反応容器8を有しており、
この反応容器8の天井部の中央には上方へ円筒状に突出
させたレーザ光導入部10が形成されると共に、このレ
ーザ光導入部10の上端部には、レーザ光を内部へ導入
するための、例えば反射防止膜コートの石英ガラス等に
より構成されたレーザ光導入窓12が取り付けられてい
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】目標とする超微粒子の粒径のサイズは、反
応容器8内の反応ガス圧を調整することにより制御で
き、より粒径の小さな超微粒子を得るには反応ガス圧を
小さくする。一般的には量子効果を有効に発揮させるた
めには、光学的に応用する場合は粒径が2nm〜50n
mの範囲、電子デバイスに用いる場合は10nm以下で
あり、本実施例にあっては、粒径約20nm以下の半導
体、金属、絶縁体(光学材)の超微粒子を製造すること
ができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】また、特に粒径の小さな超微粒子を得るた
めには、レーザ光のパルス間隔を、原料ガスが1つのパ
ルスの照射により解離して活性化し凝集し終るまでに要
する時間よりも長く設定する。これにより複数の超微粒
子が結合して凝集することがなくなり、粒径の特に小さ
な超微粒子を得ることか可能となる。また、上記実施例
にあっては単なるシリコンの超微粒子を製造する場合に
ついて説明したが、これに限定されず、例えば原料ガス
の供給時に例えばP型不純物ガスやN型不純物ガスを混
入させることによりP型のシリコン超微粒子或いはN型
のシリコン超微粒子も得ることができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】この場合、この発光素子に加える電圧が交
流バイアスのとき、または直流バイアスのときでも共に
発光66を生ずる利点を有する。そして、PN接合の発
光接合面54へ電流を注入するためには、比較的大きな
電圧を必要とする。この理由は、両超微粒子のPN接合
部すなわち発光接合面72に対して逆バイアス電圧が印
加される可能性は略50%であり、この状態で順方向接
合部に対して電流を注入するには、その印加電圧は逆方
向接合部での電圧ロス、トンネル効果または雪崩現象に
依存するために高電圧の電流が必要とされる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反応容器内へ導入した超微粒子用の原料
    ガスにレーザ光を照射して超微粒子を形成する超微粒子
    製造装置において、前記反応容器内に、粒径の比較的均
    一な超微粒子を採集すべく前記レーザ光の集光位置以上
    の高さに超微粒子採集手段を設けるように構成したこと
    を特徴とする超微粒子製造装置。
  2. 【請求項2】 N型のシリコン超微粒子とP型のシリコ
    ン超微粒子とを接合処理して、電流の注入により発光す
    る発光接合面を形成するように構成したことを特徴とす
    る超微粒子発光素子。
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