JP3805567B2 - 工具交換方法及びその装置 - Google Patents

工具交換方法及びその装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3805567B2
JP3805567B2 JP18283399A JP18283399A JP3805567B2 JP 3805567 B2 JP3805567 B2 JP 3805567B2 JP 18283399 A JP18283399 A JP 18283399A JP 18283399 A JP18283399 A JP 18283399A JP 3805567 B2 JP3805567 B2 JP 3805567B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
receiving portion
lever
receiving part
pot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18283399A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001009659A (ja
Inventor
隆之 台蔵
Original Assignee
株式会社日平トヤマ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社日平トヤマ filed Critical 株式会社日平トヤマ
Priority to JP18283399A priority Critical patent/JP3805567B2/ja
Publication of JP2001009659A publication Critical patent/JP2001009659A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3805567B2 publication Critical patent/JP3805567B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Automatic Tool Replacement In Machine Tools (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、工具交換方法及びその装置に関し、さらに詳しくは工具交換用受け部を自動で降下し工具ホルダ受け部を手前に引き出して工具交換を行なう工具交換方法及びその装置、より詳しくは降下した工具交換用受け部に安全装置をかけてから工具ホルダ受け部を手前に引き出して工具交換を行なう工具交換方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、工具交換装置においては、円盤状工具マガジンが広く採用されているが、この円盤状工具マガジンは、文字通り円盤状に形成され、その外周に工具を着脱可能に保持するための複数の保持溝が放射方向に開口した状態で形成されている。
しかし、この従来の工具交換装置においては、該工具マガジンは、円盤状をなしてその外周に保持溝を有するため、工具マガジンの中心部には利用できない大きなスペースが形成され、工具交換装置がどうしても大型になってしまう問題があった。
【0003】
また、加工中に破損した工具を交換する場合に、この交換は通常主軸又は工具マガジンを介して行われていた。主軸に工具交換する場合、機械の運転を停止させる必要があるとともに、作業のためカバーを外したりしなければならず、多大な時間が浪費されることになる。複数の工具交換では工具マガジンから工具を呼び出す都合上、前述の作業を繰り返し行なう必要があった。
【0004】
さらに、前記工具マガジンにて工具交換する場合にも、工具マガジンを割出し回転させて空の保持溝を工具入替位置に割出し、この位置で作業者が新しい工具を差し込み、又は該工具マガジンにある旧工具を工具入替位置に割出し、新工具と差し替え交換する。その後、再び該工具マガジンを割出し回転させて、新しい工具を工具交換のための取出し位置に割出し、そこから工具交換位置へ取り出すことで、初めて工具交換アームによる工具交換動作が行われるものであった。このため、交換に要する時間が長くなると共に、いずれの場合にも、工具マガジンを介しての作業のため、機械を停止させた状態で工具交換を行なう必要があり、工具交換の作業中機械を作動することができず、加工作業の能率向上が妨げられていた。
【0005】
そこで、複数の保持部が一方向に開口した状態で直線上に配列されてなるリニア工具マガジンを備えた工具交換装置が開発されてきた。この工具交換装置にあっては、前記リニア工具マガジンの一端側に下降可能に設けた工具交換用受け部を設け、手動で該工具交換用受け部を下降して工具交換が行なわれる。
【0006】
さらに、補助工具マガジンを垂直方向に設け、昇降体を自動的に下降させて該補助工具マガジン内の工具との間で工具交換を自動で行なう工具交換装置も提案されている(特開平10ー34475号)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記の手動で工具交換用受け部を下降して工具交換を行う技術は、手動で工具交換用受け部を上下しているため、工具の重量、手動で降ろす高さなどに制限があった。
また、補助工具マガジンを垂直方向に設け、昇降体を自動的に下降させて工具交換を行なう前記の技術は、非常に便利であるものの、重装備になりすぎるきらいがあった。
【0008】
そこで、本発明は、安全性と作業性とを向上し、しかも重装備でなく簡易に工具交換又は工具補充を行える工具交換方法及びその装置を提供することを課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するために次の手段をとるものである。即ち、請求項1の発明は、リニア工具マガジン及び工具交換用受け部を有する工作機械において、工具ポットを保持する該工具交換用受け部を自動で降下し、ついで前記工具交換用受け部に受け渡された前記工具ポットに対し、切離しレバーを操作することにより工具ポットと工具ホルダとの係合状態を解除し、ついで前記工具ホルダを工具ホルダ受け部に載置したまま該工具ホルダ受け部を手前に引き出して工具交換又は工具補充を行なうようにし、前記工具交換用受け部にはキー溝が設けられ、アクチュエータにより往復動可能に駆動されるロッドにはロックキー及びロックレバーが設けられ、降下した工具交換用受け部に対し、自動でロックキーをキー溝に嵌入することにより工具交換用受け部をロックすると同時にロックレバーと切離しレバーのロックとを解除し、切離しレバーが操作可能となることを特徴とする工具交換方法である。
【0010】
次に、請求項2の発明は、主軸と、複数の保持部が一方向に開口した状態で直線上に配列されてなるリニア工具マガジンと、該工具マガジンの一端側に設けられた工具交換装置と、該工具マガジンの他端側に設けられた工具交換用受け部と、前記リニア工具マガジンと工具交換装置と工具交換用受け部との間で工具ポットの受け渡しを行なう工具ローダとを有する工作機械において、該工具交換用受け部が自動で上下に移動可能に設けられ、降下した前記工具交換用受け部に保持された工具ポットと該工具ポットに係合された工具ホルダとの係合状態を解除する為の切離しレバーが設けられ、降下した工具を受け取る工具ホルダ受け部が手前に引出し可能に設けられ、前記工具交換用受け部にはキー溝が設けられ、アクチュエータにより往復動可能に駆動されるロッドにはロックキー及びロックレバーが設けられ、降下した工具交換用受け部に対し、自動でロックキーをキー溝に嵌入することにより工具交換用受け部をロックすると同時にロックレバーと切離しレバーとのロックを解除し、切離しレバーが操作可能となることを特徴とする工具交換装置である。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。なお、図は、あくまでも説明のためのものであり、本発明の精神を逸脱しない限り多少の変更は許容される。図1は本発明の工具交換装置を備えた工作機械の一例を示す側面図である。図1において、工作機械Mのベース1上にはコラム2が前後方向及び左右方向に移動可能に配設され、該コラム2には主軸ヘッド3が上下動可能に支持されている。主軸4は、主軸ヘッド3に回転可能に支持され、その先端にはドリル等の工具5が着脱自在に装着される。そして、主軸ヘッド3が図1に2点鎖線で示す下方の加工位置に配置された状態で、主軸4が回転されながら、コラム2が図示しないテーブル上のワークに対して移動され、工具5によりワークに所定の加工が施される。
【0017】
フレーム6は、ベース1上に立設されている。工具交換装置7の工具交換アーム8は、主軸4の上方に位置するように、フレーム6の側面に主軸4の軸線と平行な軸線の周りで回動可能及び軸線方向へ進退可能に支持され、その両端には工具把持部9が形成されている。そして、主軸ヘッド3が図1に実線で示す上方位置に配置された状態で、該工具交換アーム8が軸線の周りで回動され及び軸線方向に移動されることにより、主軸4側の工具5とリニア工具マガジン10側から工具ローダにより移送されてきた工具5とは、工具把持部9にて把持されて同時に脱着交換される。なお、この際の工具交換方法は、本出願人が既に出願している特願平10ー322114号明細書及び図面に詳細に記載されているので省略する。
【0018】
リニア工具マガジン10は、前記工具交換アーム8の後方(図に向かって左側)に位置するように、フレーム6上に固定され、主軸4の軸線方向に延びている。複数の保持部12は、リニア工具マガジン10の上側縁に沿って前後に延びる水平な直線上に所定ピッチで配列形成され、それぞれ同一方向の上方に向かって開口している。
【0019】
工具ローダ11は、背後に図示しないナットを有し、このナットは駆動モータ13によって回転されるボールねじ14に噛み合っている。工具ローダ11は、ボールねじ14の回転によって工具ローダ11の一部を構成する図示しないサドルが図示しないレールの上を滑ることにより、ボールねじ14の軸方向に移動して前記工具交換装置7で工具交換された旧工具をリニア工具マガジン10に収容し、作業者が寿命間近い工具の工具番号釦をONすることにより該当工具をリニア工具マガジン10から工具交換用受け部15に引き渡すように制御構成されている。
【0020】
なお、工具ローダ11と、リニア工具マガジン10又は工具交換用受け部15との間の工具ポットの授受は、例えば、前述の特願平10ー322114号明細書及び図面に記載されているように、工具ポット上の図示しないピンと、工具ローダに設けられた図示しない受け渡し用シリンダのピストンロッドの先端に設けられたフック部材の係合溝との間で、ピストンロッドの上下動と工具ローダの水平移動とによって行われる。
【0021】
工具交換用受け部15はレール16上を摺動するように設けられ、工具交換用受け部15にチエーン17の一端が固着されている。チエーン17は、スプロケット18に噛み合いつつその他端が横フレーム19に取り付けられている。シリンダー20は基台26に立設されたフレーム23に取り付けられ、シリンダー20の中にはピストンロッド21が取り付けられたピストン22が摺動するように設けられ、ピストンロッドの先端24はスプロケットガイド部材25に固着されている。27、28は、流体の流入、排出のための開口部である。流体の例としては、気体、液体などが挙げられるが、そのうちでも液体の油圧が好ましい。以下においては油圧を例にして説明する。
【0022】
開口27から矢印A方向に油圧が供給されることにより、ピストン22が押し上げられ、その結果ピストンロッド21が上昇し、その先端24に取り付けられたスプロケットガイド部材25が上昇して同図の2点鎖線の位置までに到達すると、工具交換用受け部15もチエーン17に引張られてレール16上を昇り2点鎖線に示す位置に到達し、工具ローダ11から工具ポット(図示せず)を受け取ることができる。
他方、開口部28から矢印B方向に油圧が供給されるとともに開口部27から油圧が排出されると、ピストンロッド21が降下し工具交換用受け部15も降下して同図の実線に示されるようになる。
【0023】
30は工具交換予報ランプであり、リニア工具マガジン10に収容された旧工具の寿命が間近いことを知らせるものであり(カウントアップ)、工具交換予報ランプ30がカウントアップしたとき、作業者が工具交換用操作盤(画面付き)34のカウントアップされた工具番号釦をONすることにより、工具ローダ11は該当工具を工具ポットに収容したままリニア工具マガジン10から工具交換用受け部15に搬送して引き渡すことになる。
【0024】
工具ローダ11は、工具交換用受け部15(2点鎖線で示す)に旧工具を引き渡した後、工具交換用受け部15の位置以外の場所(領域R)内で必要な動作をしつつ領域R外に移動しないように制御構成される。
【0025】
工具ポットを受け取った工具交換用受け部15は、自動で下記の動作により図1に示す最下位の位置に降下する。すなわち、工具交換用受け部15が工具ポットを受け取った旨の信号が図示しない油圧供給部に伝えられると、開口部28から油圧が供給されるとともに開口部27から油圧が排出されてピストン22、ピストンロッド21が下降して工具交換用受け部15は図1に示すように最下位の位置に降下する。
【0026】
29は安全装置であり、この安全装置29は、図2に示される。図2は、本発明にかかる工具交換装置の正面図である。同図において、工具交換用受け部15が図1の最下位の位置に到達した旨の信号が図示しない流体供給部に伝えられると、シリンダ37の開口部35から矢印C方向に流体(例えばエア)が供給されるとともに開口部36からエアが排出され、ピストン38が図に向かって左方向に押されてピストンロッド39も左方向に押され、ピストンロッド39に固着されたロックレバー40、ロックキー41も左方向に押され、ロックキーの左部分41aが工具交換用受け部15のキー溝42に嵌入するように構成される。43はガイドである。
【0027】
このようにして、工具交換用受け部15が最下位の位置で自動でロックされると、工具交換用操作盤34には工具取出しOKが表示される(図示せず。)。
作業者が工具交換用操作盤34のカウントアップされた工具の工具番号釦をONした後、工具取出しOKまでの動作は、シーケンス制御され自動的に行われる。図1の33は、自動制御を行なうための制御盤である。
【0028】
後述の工具交換終了釦をONすることにより、シリンダ37の開口部36から矢印D方向に流体(例えばエア)が供給されるとともに開口部35からエアが排出され、ピストン38が右方向に移動してロックレバー40の溝44が切離しレバー45に嵌合し、切離しレバー45の動きを拘束することになる。そして、ロックキーの左部分41aも工具交換用受け部15の溝42から外れるとともに、引出しレバー47の引出しレバーキー46がEの状態からFの状態に移動した状態でロックキーの右部分41bが右方向に移動して仕切り板48に引出しレバーキー46をロックするように構成される。49はガイドである。
【0029】
図3は、工具交換用受け部15から工具ホルダ受け部52を引き出した状態の斜視図である。同図において、シリンダ37内のピストン38が左方向に移動してロックキー41が工具交換用受け部15の溝42に嵌入することにより、工具交換用受け部15はこの位置に上方に移動しないようにロックされる。他方、引出しレバーキー46は引き出される前においてロックキー41から開放され、また、切離しレバー45もロックレバー40の溝44からも開放されることになる。なお、53はカバーである。
【0030】
したがってこの状態にあっては切離しレバー45のノブ51を下に下げることにより、揺動レバー54が図示しない工具ポットの軸心を押すことにより工具ポットから工具ホルダが引き出されやすくなる。ついで、引き出しレバー47のハンドル50を矢印方向に廻して引出しレバーキー46を仕切り板48の溝48aから外し、ハンドル50を手前に引き出すことにより工具ホルダ受け部52を図示しないレール上を滑らせて図3に示す状態が得られる。
【0031】
図4は、工具交換用受け部15と工具ポット55と工具ホルダ57との関係を示す平面図である。同図において揺動レバー54が矢印方向に押されて軸心56を押すことにより、その頭部56aが左方向に移動しボール58が孔59に落ち込み工具ホルダ57が工具ポット55から引き出され易くなる。
【0032】
図5は、工具交換用受け部15(略図)に工具ポット55が載置され、工具ホルダ57が引き出される前の状態を示す側面図である。同図において工具ホルダ57はハンドル50を図3の矢印方向に廻すことにより押板62で押さえ付けられ、工具61の左側部分が下がらないようにしている。図6は、図5において矢印X―X方向に見た断面図である。工具ホルダ受け部52がレール60上を滑るように構成され、押板62で工具ホルダ57は押さえ付けられている。なお、押板62を図2のEの位置からFの位置へ戻すために図示しないばねを用いるのが好ましい。
【0033】
工具交換後、引出しレバー47を元に戻し、切離しレバー45を上に上げ工具交換操作盤の交換終了釦(図示せず。)をONにすると、以後自動で安全装置29のロックが外され(図2においてロックキー41が右方向に移動せしめられてロックキーの左部分41aが工具交換用受け部15のキー溝42から外れ)、工具交換用受け部15は交換後又は補充後の新工具を収容した工具ホルダー受け部52を装着した工具ポットを保持して図2に2点鎖線で示す上方の位置に移動し、
さらに自動で図1に示す工具ローダ11が工具交換用受け部15の該工具ポットを保持してリニア工具マガジン10に搬送するように構成される。
【0034】
ここで本発明の作用について図をまじえながら説明する。なお、以下図において工具ポット、工具ホルダ及び工具は工具交換用受け部に装着されているとして説明する。図1において主軸ヘッド3の寿命が間近い工具は、工具交換装置7において工具ローダ11によりリニア工具マガジン10から運ばれてきた新工具と交換され、交換された旧工具は工具ポットに装着されたまま工具ローダ11により左方向に運ばれ図1に示すリニア工具マガジン10に収容される。この場合に工具交換予報ランプ30が点灯してカウントアップが作業者に知らされる。
【0035】
ついで、作業者が工具交換用操作盤34のカウントアップされた工具の工具番号釦をONにすることにより、工具ローダ11はリニア工具マガジン10の該当工具を工具ポットに収容したまま保持、搬送して工具交換用受け部15に引き渡し、右方向に移動し領域R内で必要な作業をする。他方、シリンダ20の開口部28から油圧が供給されるとともに開口部27から油圧が排出されてピストン22が下降し、ピストン22のピストンロッド21に固着されたスプロケットガイド部材25が図の2点鎖線で示される位置から降下して実線で示される位置に到達し、したがって工具交換用受け部15も図の2点鎖線の位置から下方の実線位置に示される位置に降下する。
【0036】
さらに、工具交換用受け部15が図2に示す最下位の位置に到達すると、その旨の信号が図示しない流体供給部に伝えられ、開口部35から流体例えばエアが供給されるとともに開口部36からエアが排出され、ピストン38が左方向に移動してピストンロッド39も左方向に移動し、ロックキーの左部分41aが左に移動して工具交換用受け部15の溝42に嵌入して工具交換用受け部15の上昇を防止するためにロックがかけられるとともに、ロックレバー40の左方向への移動により切離しレバー45が溝44から外れ、また、ロックキーの右部分41bが左方向に移動するために引出しレバーキー46が矢印方向に移動可能になり、仕切り板48から外されることが可能になる。
【0037】
ついで、作業者がノブ51を下げることにより、図4に示されるように揺動レバー54が矢印方向に軸心56を押しその頭部56aが左方向に移動してボール58が孔59に落ち込み、工具ホルダ57が工具ポット55から容易に引き出され易い状態が形成される。
【0038】
引き続いて、引出しレバー47のハンドル50を矢印方向に廻して引出しレバーキー46を仕切り板48から外しハンドル50を手前に引き出すことにより、図3に示す状態が形成される。図3において、工具交換用受け部15には工具ポット(図示せず)が装着され、工具ホルダ受け部52には工具ホルダおよび工具(図示せず)が装着されていることになる。この状態で、作業者が新旧工具を交換するか、又は旧工具が無い場合には新工具を補充するなどの工具交換作業を終了する。
【0039】
工具交換作業終了後、引出しレバー47を奥に差し込み、ついで引出しレバーキー46を仕切り板48の溝48aに嵌合し、切離しレバー45を上に上げる。ついで、工具交換用の操作盤34の交換終了釦(図示せず。)をONにすると、シリンダー37の流体供給部(図示せず。)にその旨の信号が伝えられ、開口部36からエアが供給されるとともに開口部35からエアが排出され、ロックキー41及びロックレバー40が右方向に移動し、その結果ロックキーの左部分41aが溝42から外れるとともに、ロックキーの右部分41bが仕切り板48の溝48aに嵌合しロックレバー40の溝44が切離しレバー45に嵌合し、引出しレバー47及び切離しレバー45はそれぞれロックされ、工具交換用受け部15のロックが解除されることになる。
【0040】
ついで、工具交換用受け部15のロックが解除されると、自動でピストン22、ピストンロッド21が上昇してスプロケットガイド部材25、工具交換用受け部15が図1に示す2点鎖線の状態になり、図1に示す工具ローダ11が工具交換用受け部15の位置に呼び出され、工具ローダ11はこの位置で工具交換用受け部15から工具ポットを受け取り、図1の右方向に走行してリニア工具マガジン10に工具を収容した工具ポットを載置する。
【0041】
これらの一連の自動動作はシーケンス制御され、叙上の作業者の工具交換のための一連の作業中にも工作機械は稼働し、工具ローダ11も領域R内で必要な動作をするので稼働率は大幅に向上される。
【0042】
【発明の効果】
請求項1の本発明によれば、工具の上下をいわゆるアクチュエータ化して安全性を向上し、また切離しレバーを操作することにより工具ポットと工具ホルダとの係合状態を解除できるようにしたので工具ホルダを工具ホルダ受け部に受け渡された工具ポットに装着させたまま手前に無理無く引き出して工具交換を可能にし、しかも工具交換用受け部における工具交換作業の合間においても工作機械を停止することなく簡易な方法で工具交換を行うことができることに加え、降下した工具交換用受け部にロックが自動でかけられ、また、それと同時に切離しレバーのロックが解除された後、工具交換作業に入るようにしたので作業の安全が充分に確保される顕著な効果が奏される。
【0043】
請求項2の発明によれば、リニア工具マガジンを備えた工作機械において、簡易な構造でしかも作業者の安全性と作業性を考慮し、さらに工作機械を停止することなく工具交換用受け部に受け渡された工具ポットから容易に工具ホルダを抜き取ることが可能な構造の工具交換装置が得られることに加えて降下した工具交換用受け部にロックが自動でかけられ、また、それと同時に切離しレバーのロックが解除された後、工具交換作業に入るようにしたので作業者への安全性を充分に配慮した装置が得られるという顕著な効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の工具交換装置を備えた工作機械の一例を示す側面図である。
【図2】本発明に係る工具交換装置の正面図である。
【図3】工具交換用受け部から工具ホルダ受け部を引き出した状態の斜視図である。
【図4】工具交換用受け部と工具ポットと工具ホルダとの関係を示す平面図である。
【図5】工具交換用受け部に工具ポットが載置され、工具ホルダが引き出される前の状態を示す側面図である。
【図6】図5において矢印X―X方向に見た断面図である。
【符号の説明】
1 ベース
2 コラム
3 主軸ヘッド
4 主軸
5 工具
6 フレーム
7 工具交換装置
8 工具交換アーム
9 工具把持部
10 リニア工具マガジン
11 工具ローダ
12 保持部
13 駆動モータ
14 ボールねじ
15 工具交換用受け部
16 レール
17 チエーン
18 スプロケット
19 横フレーム
20 シリンダー
21 ピストンロッド
22 ピストン
24 ピストンロッドの先端
25 スプロケットガイド部材
29 安全装置
30 工具交換予報ランプ
34 工具交換用操作盤
40 ロックレバー
41 ロックキー
42 キー溝
43 ガイド
44 溝
45 切離しレバー
46 引出しレバーキー
47 引出しレバー
48 仕切り板
49 ガイド
50 ハンドル
51 ノブ
52 工具ホルダ受け部
53 カバー
54 搖動レバー
55 工具ポット
57 工具ホルダ
60 レール

Claims (2)

  1. リニア工具マガジン及び工具交換用受け部を有する工作機械において、工具ポットを保持する該工具交換用受け部を自動で降下し、ついで前記工具交換用受け部に受け渡された前記工具ポットに対し、切離しレバーを操作することにより工具ポットと工具ホルダとの係合状態を解除し、ついで前記工具ホルダを工具ホルダ受け部に載置したまま該工具ホルダ受け部を手前に引き出して工具交換又は工具補充を行なうようにし、前記工具交換用受け部にはキー溝が設けられ、アクチュエータにより往復動可能に駆動されるロッドにはロックキー及びロックレバーが設けられ、降下した工具交換用受け部に対し、自動でロックキーをキー溝に嵌入することにより工具交換用受け部をロックすると同時にロックレバーと切離しレバーのロックとを解除し、切離しレバーが操作可能となることを特徴とする工具交換方法。
  2. 主軸と、複数の保持部が一方向に開口した状態で直線上に配列されてなるリニア工具マガジンと、該工具マガジンの一端側に設けられた工具交換装置と、該工具マガジンの他端側に設けられた工具交換用受け部と、前記リニア工具マガジンと工具交換装置と工具交換用受け部との間で工具ポットの受け渡しを行なう工具ローダとを有する工作機械において、該工具交換用受け部が自動で上下に移動可能に設けられ、降下した前記工具交換用受け部に保持された工具ポットと該工具ポットに係合された工具ホルダとの係合状態を解除する為の切離しレバーが設けられ、降下した工具を受け取る工具ホルダ受け部が手前に引出し可能に設けられ、前記工具交換用受け部にはキー溝が設けられ、アクチュエータにより往復動可能に駆動されるロッドにはロックキー及びロックレバーが設けられ、降下した工具交換用受け部に対し、自動でロックキーをキー溝に嵌入することにより工具交換用受け部をロックすると同時にロックレバーと切離しレバーとのロックを解除し、切離しレバーが操作可能となることを特徴とする工具交換装置。
JP18283399A 1999-06-29 1999-06-29 工具交換方法及びその装置 Expired - Fee Related JP3805567B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18283399A JP3805567B2 (ja) 1999-06-29 1999-06-29 工具交換方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18283399A JP3805567B2 (ja) 1999-06-29 1999-06-29 工具交換方法及びその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001009659A JP2001009659A (ja) 2001-01-16
JP3805567B2 true JP3805567B2 (ja) 2006-08-02

Family

ID=16125273

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18283399A Expired - Fee Related JP3805567B2 (ja) 1999-06-29 1999-06-29 工具交換方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3805567B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6006622B2 (ja) * 2012-11-15 2016-10-12 コマツNtc株式会社 工具交換装置および工具交換方法
JP7109594B2 (ja) * 2019-01-04 2022-07-29 株式会社牧野フライス製作所 工具マガジン
CN114769755A (zh) * 2022-04-24 2022-07-22 乔治费歇尔金属成型科技(苏州)有限公司 一种超行程放电加工连接杆

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001009659A (ja) 2001-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH02147131A (ja) 交換可能な押抜き工具とワーク送り装置を有する押抜き機
WO2002036283A1 (fr) Presse a poinconner, procede de remplacement de poincon et matrice de presse a poinconner, et systeme de poinconnage
US6071220A (en) Tool change device and tool change method
JP3805567B2 (ja) 工具交換方法及びその装置
JP4558852B2 (ja) 金型及び金型交換装置
JPS60130428A (ja) プレス機用型交換装置
JP4320804B2 (ja) 工具マガジン装置
JPS6411416B2 (ja)
JPH11239940A (ja) マガジン工具交換方法及びマガジン工具交換装置
JP5216894B2 (ja) パンチプレスに対するパンチの交換方法
JP4785238B2 (ja) パンチプレス
JP2002178236A (ja) 工作機械
JP3865329B2 (ja) マトリックス型工具マガジンの工具搬送方法及びマトリックス型工具マガジン
JP2001198762A (ja) 自動工具交換装置
JP3170471B2 (ja) 工具交換装置
JP3185816B2 (ja) チャック爪自動交換装置
US7374526B1 (en) Tool replenishing apparatus
JPH09290339A (ja) 工具交換装置
JPH07106485B2 (ja) チャックの爪自動交換装置
JP2707462B2 (ja) 爪自動交換装置とマガジンストッカーとの間におけるマガジンの交換方法と装置
CN216326857U (zh) 一种轴承保持架加工用上料装置
CN216227913U (zh) 一种高速钻攻加工中心机床
CN214213046U (zh) 一种刀库刀具夹持装置
JPH04201147A (ja) 工作機械における工具自動交換機構
JPH10323726A (ja) パンチングプレスにおける金型交換方法およびその装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041001

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050426

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050627

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060320

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060428

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060510

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3805567

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090519

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090519

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090519

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100519

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100519

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110519

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110519

Year of fee payment: 5

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110519

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120519

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120519

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130519

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140519

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees