JP3805389B2 - 振動減衰装置 - Google Patents
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- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F13/00—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
- F16F13/04—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
- F16F13/06—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper
- F16F13/08—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper
- F16F13/14—Units of the bushing type, i.e. loaded predominantly radially
- F16F13/1481—Units of the bushing type, i.e. loaded predominantly radially characterised by features of plastic springs, e.g. presence of cavities or stiffeners; characterised by features of flexible walls of equilibration chambers, i.e. membranes
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、振動減衰と連結のために、車両シャシと車両エンジンのような2つの剛体間に介在されて、特に振動の主方向(Z方向)における剛体間の振動を減衰する振動減衰装置に関するものである。
【0002】
上記のような振動減衰装置の中でも、本発明は、2つの剛体にそれぞれ取り付けられる第1、第2剛性補強部材と、これら第1、第2剛性補強部材を相互に連結し、作動チャンバを部分的に画成する厚壁部を有する弾性体とを具備し、該弾性体は狭いダクトを介して作動チャンバに連通する補償チャンバを部分的に画成する変形自在な薄壁部をさらに具備し、2つのチャンバとダクトは液体で満たされ、一方の補強部材(第2補強部材とする)は、振動の主方向(Z方向)にほぼ直交し、弾性体に面が液密的に取り付けられて、弾性体とともに、2つのチャンバとダクトを画成する板部材からなり、厚壁部は第2補強部材に取り付けられるほぼ全周に渡る端部を有する装置に特に関する。
【0003】
【従来の技術】
上記のような振動減衰装置は、作動チャンバと補償チャンバが並べられているのではなくてZ方向に重ねて位置させられている振動減衰装置と比較して、高さ方向の空間が少なくて済むという利点を有する。また、弾性体を単一の部材として成形し、作動チャンバと補償チャンバ間に如何なる剛体も介在させる必要がないものとした場合は、作動チャンバと補償チャンバが並べられているのではなくてZ方向に重ねて位置させられている振動減衰装置と比較して、少ない数の部材から構成される。
【0004】
このような装置は、例えば、欧州特許公開第0,236,199号に記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記文献に開示された振動減衰装置にあっては、補償チャンバが2つの厚い側壁と薄い底部によって画成されており、補償チャンバを画成する薄い底部の内面は僅かな部分に過ぎない。その結果、補償チャンバは僅かに変形できるだけであり、作動チャンバの容積変化に対応する容積変化をもたらすには大きな容積を具備させる必要があった。
【0006】
本発明の目的は特にこの欠点を解消することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の装置では、薄い壁部は第2補強部材に取り付けられるほぼ全周に渡る端部を持つほぼベル状をなし、該薄壁部は厚壁部に上記端部の一部によってのみ接続されており、作動チャンバと補償チャンバは弾性体に取り付けられている第2補強部材の面に非同心状に並設されている。
【0008】
しかして、補償チャンバの壁部は、振動減衰装置の第2補強部材に取り付けられている端部近傍を除くその全面に渡って変形可能である。このように、補償チャンバの壁部は容易に変形可能であるので、補償チャンバの容積は最少になる。
【0009】
また、薄壁部が厚壁部から分離しているので、厚壁部の変形が補償チャンバの作動に支障をもたらすことはない。
【0010】
最後に、第2補強部材を構成する剛性板の一面上に作動チャンバと補償チャンバが並べられて位置させられていることから、
弾性体の成形が簡単になり、
目的の車両に振動減衰装置を取り付ける空間と相関するが、装置の設計のときに、第2補強部材を構成する剛性板の寸法を選定する際の自由度がより高くなり、
振動減衰装置が達成する振動の減衰を最大にする振動数はダクトの長さと直径間の比に依存するが、装置の設計のときに、この振動数を与えるダクト長さを選択するために、弾性体と第2補強部材を構成する剛性板の間においてダクトのルートを選定する際の自由度がより高くなる。
【0011】
本発明の好適な実施態様では、次のような構成にすることができる。
【0012】
弾性体の厚壁部と薄壁部の端部は、第2補強部材に特に折り曲げて固定されている剛性穴あき板上に成形する。狭いダクトは、穴あき板に形成され、端部が第2補強部材に液密的に接触せしめられる溝によって形成される。第1補強部材は、振動の主方向であるZ方向にほぼ直交するX軸に沿って延びる長尺部材で構成し、振動減衰装置は第2補強部材に固定され、第1補強部材と弾性体の回りに位置させられた剛性帯板をさらに有している。また、弾性体は第1補強部材から第2補強部材に向かう方向の逆方向に延びる第1突部を少なくとも有し、該第1突部は、振動の主方向であるZ方向であって第1補強部材から離れる方向への第2補強部材の移動を制限するために、帯板に当接し得る構成とされており、これはフランス公開公報第2,628,805号によって教唆されたものに近い原理によるものである。
【0013】
弾性体は第1補強部材から第2補強部材に向けて延び、作動チャンバ内に臨んで第1補強部材の第2補強部材への移動を制限する第2突部を有している。該弾性体はさらに、振動の主方向であるZ方向にほぼ直交して帯板に向かって延びる少なくとも一つの側方突部を備えており、該側方突部が帯板に当接して第2補強部材に平行な方向の第1補強部材の偏位を制限するようになっている。帯板は弾性体の薄壁部を覆う湾曲板からなり、補償チャンバは作動チャンバに対してX軸に平行にずらされて位置決めされている。第1補強部材は、弾性体がその上に成形された部位を有し、また弾性体から突出して取付け手段が設けられた突出部を有する剛性アームからなる。2つのチャンバは、偏位が制約されているバルブによって閉止される第2の通路によって相互に連通させられている。上記バルブは、作動チャンバと第2補強部材との間に介在された支持体上に設けられており、作動チャンバ内に入れられた液体に接触する一面と、第2補強部材に向き、第2の通路によって補償チャンバに連通する一面を有しており、該第2通路は弾性体と第2補強部材の間に形成されている。
【0014】
【実施例】
図面を参照して本発明の実施例を説明するが、図面において同一あるいは類似の部材には同一の参照番号を付す。
【0015】
図1ないし図3には本発明の第1実施例に係る振動減衰装置が示される。該振動減衰装置は、弾性体(エラストマー体)3によって相互に連結された第1、第2の金属製補強部材1及び2を具備している。第1補強部材1は図示例では筒状をなし、長軸Xを有している。より一般的には、この第1補強部材1は、円形もしくは非円形の断面で中実もしくは中空の長尺部材の形状であって構わない。第2補強部材2は、全体あるいは少なくとも一部が平坦で、第1補強部材の軸Xに平行に延びている板部材である。
【0016】
弾性体3は加硫によって第1補強部材1に取り付けられている。該弾性体3は、2つの補強部材間の振動が減衰されるべきZ方向に向けて第1補強部材1から第2補強部材2まで延びる厚い壁部4を具備している。上記Z方向はX軸に直交しており、ほぼ垂直である。
【0017】
上記厚壁部4は、Z軸に平行で第2補強部材に向かい第1補強部材にかかる負荷に耐えるに十分な圧縮強度を有している。
【0018】
厚壁部4の自由端部41は第2補強部材に液密的に取り付けられており、矩形の水平断面を持つ作動チャンバAを画成している。
【0019】
弾性体3には、自由端部51を持つベル状をなすフレキシブルな薄壁部5が厚壁部4に並べてさらに配されており、その自由端部51も第2補強部材2に取り付けられて、矩形の水平断面を持つ補償チャンバBを画成している。
【0020】
上記2つのチャンバA、Bは、弾性体3に形成された溝の形を持つ狭いダクトCによって相互に連通させられており、溝の縁部は第2補強部材2に液密的に当接している。
【0021】
上記チャンバA、B及びダクトCには液体が満たされている。2つの補強部材1、2が振動による相対移動をすると、弾性体の厚壁部4が変形し、作動チャンバAの内部に振動を起こす。この内部の振動により、チャンバA及びB間をダクトCを通して液体が移動することになり、作動チャンバAの内部の振動は、薄壁部5が容易に変形できる補償チャンバBの補償振動によって相殺される。上記ダクトCの寸法とダクト内を移動する液体の単位容積当りの質量に本質的に依存するが、ある振動数になると、上記ダクトC内で共鳴現象が起こり、第1、第2補強部材1、2間の振動の減衰度が高まる。
【0022】
図示例では、弾性体3は、第2補強部材2に接触し、弾性体の面上に位置している穴あき金属板6上に成形されている。ここで、上記第2補強部材を穴あき板6上に折り曲げることにより、第2補強部材2を弾性体に取り付けてもよい(図4を特に参照)。
【0023】
さらに、上記穴あき板6にはダクトCの形状を精確に定める機能を果たす溝7が形成されている。
【0024】
図1ないし図3の振動減衰装置には、金属製帯板8が、第2補強部材2に強固に取り付けられて設けられている。該帯板8は第1補強部材1と弾性体3を囲ぎょうし、X軸に平行に延びている。
【0025】
図示例では、帯板8は、弾性体の全てを覆って外部部材からの衝撃に対してこれを保護する折曲板である。薄壁部5は壊れ易く、厚壁部4の側方に晒されている場合には、この帯板は有効である。
【0026】
帯板8は弾性体3の各側方に側方延長部81を備えている。これら側方延長部は、それ自体が第2補強部材を覆う穴あき板6の一部をそれぞれ覆っている。また、これらの3部材は各延長部81に貫通孔16を備えている。これら貫通孔16にねじまたはボルト(図示せず)を挿通して振動減衰装置を固定部材に固定することができ、さらに延長部81を板6と第2補強部材2上に把持させることによって振動減衰装置の種々の部位の固定を補うことができる。
【0027】
弾性体3は、Z軸に平行で第1補強部材1から第2補強部材2に向かう向きの逆に延びる第1突部(ボス)9を有している。この突部9は帯板8の上方部位に当接し得るようになっており、第1補強部材から離れる方向への第2補強部材の移動を制限する。
【0028】
弾性体3は、さらに、Z軸に平行で第1補強部材1から第2の補強部材2に向かう向きに延び、作動チャンバA内に入り込む第2突部(ボス)10を有している。この第2突部10は、第2補強部材2に当接し得るようになっており、第2補強部材に向かっての第1補強部材の移動を制限する。
【0029】
最後に、弾性体には、第1補強部材1に対してほぼ直径方向に対向し、第2補強部材2にほぼ平行でかつ第1補強部材1に直交して第1補強部材を移動させたときに帯板8に当接し得るようにされた側方突部(ボス)11、12が備えられている。
【0030】
図4ないし図6は本発明の第2実施例を示すものであるが、第1実施例と共通の部分が多いので、ここでは詳細には説明しない。この第2実施例が第1実施例と異なるところは、2つのチャンバA、Bが大なる断面で小なる長さの第2通路Dによって相互に接続されているという点であり、該通路Dは弾性体3と第2補強部材2間に形成されている。
【0031】
上記通路Dはフレキシブルな弾性膜13からなるバルブによって閉止されるが、該弾性膜の偏位は限られており、該弾性膜により高振動数、低振幅の振動が一方の補強部材から他方の補強部材に伝播しないようになされている。
【0032】
すなわち、2つの補強部材の一方に起こった高振動数、低振幅の振動は、液体を介して弾性膜13に伝播し、その結果、この膜が、最大値以下の大きさで直角方向に交互に早く連続的に変形することになる。膜の寸法は、液体が上記振動に同期してダクトCを通じて反対方向に排出されないようなものになっている。
【0033】
一方、振幅が大きく振動数が少ない振動の場合は、弾性膜13の変形がその可能な最大値に達し、液体がダクトCを通って排出されることとなり、ダクトCはこの液体を絞る(減圧する)ことによって所望の液体減衰効果を奏する。
【0034】
図示例では、フレキシブルな膜13は、その外縁が、弾性体の厚壁部4の自由端部41と第2補強部材2の間に介装された金属フレーム14に接続されている。
【0035】
金属フレーム14は膜13を第2補強板2の上方の若干離れた位置に位置させており、第2補強部材とともに、膜13の下面を第2通路Dと補償チャンバBに臨ませる流路141を形成し、膜13の上面は作動チャンバAに臨んでいる。
【0036】
膜13の下方への偏位は第2補強部材2により制約を受ける一方、膜13の上方への偏位は膜の弾性によってのみ制約を受ける。
【0037】
なお、膜13を金属製の網15で覆って上方への偏位を制限することもできる。このような網15を用いる場合は、膜13をフレーム14に取り付けなくても固定できる。すなわち、膜13を同一の2つの網間に位置させて、膜の上下方向の偏位を制限するようにすることができる。
【0038】
振動減衰装置に網15を設けている場合、第1補強部材の第2補強部材への移動を制限する前述の突部10を弾性体に設けてもよい。一方、振動減衰装置に網15が備えられない場合は、膜13を損傷する危険があるので、この突部は設けない方が好ましい。
【0039】
図7及び図8は本発明の第3実施例を示すもので、既に説明した第1、第2実施例と大部分が同様なので、その詳細な説明は省く。
【0040】
この第3実施例では、第1補強部材1は、弾性体3がその上に成形されている第1の端部(部位)1aと、弾性体3から突出し、取付け孔1cもしくは他の取付け手段が備えられた第2の端部(突出部)1bとを有するX軸方向に延びる剛性アームからなる。このような構造の場合、アームの第2の端部1bを自動車エンジンに取り付け、固定板(第2補強部材1)を車両シャシに固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例に係る装置の断面図であり、図2のI−I線に沿った断面である。
【図2】 図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】 図1の装置の下面図である。
【図4】 本発明の第2実施例に係る装置の断面図であり、図5のIV−IV線に沿った断面である。
【図5】 図4のV−V線に沿う断面図である。
【図6】 図4の装置の下面図である。
【図7】 本発明の第3実施例に係る装置の側面図である。
【図8】 図7の装置の端面図である。
【符号の説明】
1…第1補強部材
2…第2補強部材
3…弾性体
4…厚壁部
5…薄壁部
8…帯板
9…第1突部
10…第2突部
A…作動チャンバ
B…補償チャンバ
C…ダクト
D…第2の通路
【産業上の利用分野】
本発明は、振動減衰と連結のために、車両シャシと車両エンジンのような2つの剛体間に介在されて、特に振動の主方向(Z方向)における剛体間の振動を減衰する振動減衰装置に関するものである。
【0002】
上記のような振動減衰装置の中でも、本発明は、2つの剛体にそれぞれ取り付けられる第1、第2剛性補強部材と、これら第1、第2剛性補強部材を相互に連結し、作動チャンバを部分的に画成する厚壁部を有する弾性体とを具備し、該弾性体は狭いダクトを介して作動チャンバに連通する補償チャンバを部分的に画成する変形自在な薄壁部をさらに具備し、2つのチャンバとダクトは液体で満たされ、一方の補強部材(第2補強部材とする)は、振動の主方向(Z方向)にほぼ直交し、弾性体に面が液密的に取り付けられて、弾性体とともに、2つのチャンバとダクトを画成する板部材からなり、厚壁部は第2補強部材に取り付けられるほぼ全周に渡る端部を有する装置に特に関する。
【0003】
【従来の技術】
上記のような振動減衰装置は、作動チャンバと補償チャンバが並べられているのではなくてZ方向に重ねて位置させられている振動減衰装置と比較して、高さ方向の空間が少なくて済むという利点を有する。また、弾性体を単一の部材として成形し、作動チャンバと補償チャンバ間に如何なる剛体も介在させる必要がないものとした場合は、作動チャンバと補償チャンバが並べられているのではなくてZ方向に重ねて位置させられている振動減衰装置と比較して、少ない数の部材から構成される。
【0004】
このような装置は、例えば、欧州特許公開第0,236,199号に記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記文献に開示された振動減衰装置にあっては、補償チャンバが2つの厚い側壁と薄い底部によって画成されており、補償チャンバを画成する薄い底部の内面は僅かな部分に過ぎない。その結果、補償チャンバは僅かに変形できるだけであり、作動チャンバの容積変化に対応する容積変化をもたらすには大きな容積を具備させる必要があった。
【0006】
本発明の目的は特にこの欠点を解消することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の装置では、薄い壁部は第2補強部材に取り付けられるほぼ全周に渡る端部を持つほぼベル状をなし、該薄壁部は厚壁部に上記端部の一部によってのみ接続されており、作動チャンバと補償チャンバは弾性体に取り付けられている第2補強部材の面に非同心状に並設されている。
【0008】
しかして、補償チャンバの壁部は、振動減衰装置の第2補強部材に取り付けられている端部近傍を除くその全面に渡って変形可能である。このように、補償チャンバの壁部は容易に変形可能であるので、補償チャンバの容積は最少になる。
【0009】
また、薄壁部が厚壁部から分離しているので、厚壁部の変形が補償チャンバの作動に支障をもたらすことはない。
【0010】
最後に、第2補強部材を構成する剛性板の一面上に作動チャンバと補償チャンバが並べられて位置させられていることから、
弾性体の成形が簡単になり、
目的の車両に振動減衰装置を取り付ける空間と相関するが、装置の設計のときに、第2補強部材を構成する剛性板の寸法を選定する際の自由度がより高くなり、
振動減衰装置が達成する振動の減衰を最大にする振動数はダクトの長さと直径間の比に依存するが、装置の設計のときに、この振動数を与えるダクト長さを選択するために、弾性体と第2補強部材を構成する剛性板の間においてダクトのルートを選定する際の自由度がより高くなる。
【0011】
本発明の好適な実施態様では、次のような構成にすることができる。
【0012】
弾性体の厚壁部と薄壁部の端部は、第2補強部材に特に折り曲げて固定されている剛性穴あき板上に成形する。狭いダクトは、穴あき板に形成され、端部が第2補強部材に液密的に接触せしめられる溝によって形成される。第1補強部材は、振動の主方向であるZ方向にほぼ直交するX軸に沿って延びる長尺部材で構成し、振動減衰装置は第2補強部材に固定され、第1補強部材と弾性体の回りに位置させられた剛性帯板をさらに有している。また、弾性体は第1補強部材から第2補強部材に向かう方向の逆方向に延びる第1突部を少なくとも有し、該第1突部は、振動の主方向であるZ方向であって第1補強部材から離れる方向への第2補強部材の移動を制限するために、帯板に当接し得る構成とされており、これはフランス公開公報第2,628,805号によって教唆されたものに近い原理によるものである。
【0013】
弾性体は第1補強部材から第2補強部材に向けて延び、作動チャンバ内に臨んで第1補強部材の第2補強部材への移動を制限する第2突部を有している。該弾性体はさらに、振動の主方向であるZ方向にほぼ直交して帯板に向かって延びる少なくとも一つの側方突部を備えており、該側方突部が帯板に当接して第2補強部材に平行な方向の第1補強部材の偏位を制限するようになっている。帯板は弾性体の薄壁部を覆う湾曲板からなり、補償チャンバは作動チャンバに対してX軸に平行にずらされて位置決めされている。第1補強部材は、弾性体がその上に成形された部位を有し、また弾性体から突出して取付け手段が設けられた突出部を有する剛性アームからなる。2つのチャンバは、偏位が制約されているバルブによって閉止される第2の通路によって相互に連通させられている。上記バルブは、作動チャンバと第2補強部材との間に介在された支持体上に設けられており、作動チャンバ内に入れられた液体に接触する一面と、第2補強部材に向き、第2の通路によって補償チャンバに連通する一面を有しており、該第2通路は弾性体と第2補強部材の間に形成されている。
【0014】
【実施例】
図面を参照して本発明の実施例を説明するが、図面において同一あるいは類似の部材には同一の参照番号を付す。
【0015】
図1ないし図3には本発明の第1実施例に係る振動減衰装置が示される。該振動減衰装置は、弾性体(エラストマー体)3によって相互に連結された第1、第2の金属製補強部材1及び2を具備している。第1補強部材1は図示例では筒状をなし、長軸Xを有している。より一般的には、この第1補強部材1は、円形もしくは非円形の断面で中実もしくは中空の長尺部材の形状であって構わない。第2補強部材2は、全体あるいは少なくとも一部が平坦で、第1補強部材の軸Xに平行に延びている板部材である。
【0016】
弾性体3は加硫によって第1補強部材1に取り付けられている。該弾性体3は、2つの補強部材間の振動が減衰されるべきZ方向に向けて第1補強部材1から第2補強部材2まで延びる厚い壁部4を具備している。上記Z方向はX軸に直交しており、ほぼ垂直である。
【0017】
上記厚壁部4は、Z軸に平行で第2補強部材に向かい第1補強部材にかかる負荷に耐えるに十分な圧縮強度を有している。
【0018】
厚壁部4の自由端部41は第2補強部材に液密的に取り付けられており、矩形の水平断面を持つ作動チャンバAを画成している。
【0019】
弾性体3には、自由端部51を持つベル状をなすフレキシブルな薄壁部5が厚壁部4に並べてさらに配されており、その自由端部51も第2補強部材2に取り付けられて、矩形の水平断面を持つ補償チャンバBを画成している。
【0020】
上記2つのチャンバA、Bは、弾性体3に形成された溝の形を持つ狭いダクトCによって相互に連通させられており、溝の縁部は第2補強部材2に液密的に当接している。
【0021】
上記チャンバA、B及びダクトCには液体が満たされている。2つの補強部材1、2が振動による相対移動をすると、弾性体の厚壁部4が変形し、作動チャンバAの内部に振動を起こす。この内部の振動により、チャンバA及びB間をダクトCを通して液体が移動することになり、作動チャンバAの内部の振動は、薄壁部5が容易に変形できる補償チャンバBの補償振動によって相殺される。上記ダクトCの寸法とダクト内を移動する液体の単位容積当りの質量に本質的に依存するが、ある振動数になると、上記ダクトC内で共鳴現象が起こり、第1、第2補強部材1、2間の振動の減衰度が高まる。
【0022】
図示例では、弾性体3は、第2補強部材2に接触し、弾性体の面上に位置している穴あき金属板6上に成形されている。ここで、上記第2補強部材を穴あき板6上に折り曲げることにより、第2補強部材2を弾性体に取り付けてもよい(図4を特に参照)。
【0023】
さらに、上記穴あき板6にはダクトCの形状を精確に定める機能を果たす溝7が形成されている。
【0024】
図1ないし図3の振動減衰装置には、金属製帯板8が、第2補強部材2に強固に取り付けられて設けられている。該帯板8は第1補強部材1と弾性体3を囲ぎょうし、X軸に平行に延びている。
【0025】
図示例では、帯板8は、弾性体の全てを覆って外部部材からの衝撃に対してこれを保護する折曲板である。薄壁部5は壊れ易く、厚壁部4の側方に晒されている場合には、この帯板は有効である。
【0026】
帯板8は弾性体3の各側方に側方延長部81を備えている。これら側方延長部は、それ自体が第2補強部材を覆う穴あき板6の一部をそれぞれ覆っている。また、これらの3部材は各延長部81に貫通孔16を備えている。これら貫通孔16にねじまたはボルト(図示せず)を挿通して振動減衰装置を固定部材に固定することができ、さらに延長部81を板6と第2補強部材2上に把持させることによって振動減衰装置の種々の部位の固定を補うことができる。
【0027】
弾性体3は、Z軸に平行で第1補強部材1から第2補強部材2に向かう向きの逆に延びる第1突部(ボス)9を有している。この突部9は帯板8の上方部位に当接し得るようになっており、第1補強部材から離れる方向への第2補強部材の移動を制限する。
【0028】
弾性体3は、さらに、Z軸に平行で第1補強部材1から第2の補強部材2に向かう向きに延び、作動チャンバA内に入り込む第2突部(ボス)10を有している。この第2突部10は、第2補強部材2に当接し得るようになっており、第2補強部材に向かっての第1補強部材の移動を制限する。
【0029】
最後に、弾性体には、第1補強部材1に対してほぼ直径方向に対向し、第2補強部材2にほぼ平行でかつ第1補強部材1に直交して第1補強部材を移動させたときに帯板8に当接し得るようにされた側方突部(ボス)11、12が備えられている。
【0030】
図4ないし図6は本発明の第2実施例を示すものであるが、第1実施例と共通の部分が多いので、ここでは詳細には説明しない。この第2実施例が第1実施例と異なるところは、2つのチャンバA、Bが大なる断面で小なる長さの第2通路Dによって相互に接続されているという点であり、該通路Dは弾性体3と第2補強部材2間に形成されている。
【0031】
上記通路Dはフレキシブルな弾性膜13からなるバルブによって閉止されるが、該弾性膜の偏位は限られており、該弾性膜により高振動数、低振幅の振動が一方の補強部材から他方の補強部材に伝播しないようになされている。
【0032】
すなわち、2つの補強部材の一方に起こった高振動数、低振幅の振動は、液体を介して弾性膜13に伝播し、その結果、この膜が、最大値以下の大きさで直角方向に交互に早く連続的に変形することになる。膜の寸法は、液体が上記振動に同期してダクトCを通じて反対方向に排出されないようなものになっている。
【0033】
一方、振幅が大きく振動数が少ない振動の場合は、弾性膜13の変形がその可能な最大値に達し、液体がダクトCを通って排出されることとなり、ダクトCはこの液体を絞る(減圧する)ことによって所望の液体減衰効果を奏する。
【0034】
図示例では、フレキシブルな膜13は、その外縁が、弾性体の厚壁部4の自由端部41と第2補強部材2の間に介装された金属フレーム14に接続されている。
【0035】
金属フレーム14は膜13を第2補強板2の上方の若干離れた位置に位置させており、第2補強部材とともに、膜13の下面を第2通路Dと補償チャンバBに臨ませる流路141を形成し、膜13の上面は作動チャンバAに臨んでいる。
【0036】
膜13の下方への偏位は第2補強部材2により制約を受ける一方、膜13の上方への偏位は膜の弾性によってのみ制約を受ける。
【0037】
なお、膜13を金属製の網15で覆って上方への偏位を制限することもできる。このような網15を用いる場合は、膜13をフレーム14に取り付けなくても固定できる。すなわち、膜13を同一の2つの網間に位置させて、膜の上下方向の偏位を制限するようにすることができる。
【0038】
振動減衰装置に網15を設けている場合、第1補強部材の第2補強部材への移動を制限する前述の突部10を弾性体に設けてもよい。一方、振動減衰装置に網15が備えられない場合は、膜13を損傷する危険があるので、この突部は設けない方が好ましい。
【0039】
図7及び図8は本発明の第3実施例を示すもので、既に説明した第1、第2実施例と大部分が同様なので、その詳細な説明は省く。
【0040】
この第3実施例では、第1補強部材1は、弾性体3がその上に成形されている第1の端部(部位)1aと、弾性体3から突出し、取付け孔1cもしくは他の取付け手段が備えられた第2の端部(突出部)1bとを有するX軸方向に延びる剛性アームからなる。このような構造の場合、アームの第2の端部1bを自動車エンジンに取り付け、固定板(第2補強部材1)を車両シャシに固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例に係る装置の断面図であり、図2のI−I線に沿った断面である。
【図2】 図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】 図1の装置の下面図である。
【図4】 本発明の第2実施例に係る装置の断面図であり、図5のIV−IV線に沿った断面である。
【図5】 図4のV−V線に沿う断面図である。
【図6】 図4の装置の下面図である。
【図7】 本発明の第3実施例に係る装置の側面図である。
【図8】 図7の装置の端面図である。
【符号の説明】
1…第1補強部材
2…第2補強部材
3…弾性体
4…厚壁部
5…薄壁部
8…帯板
9…第1突部
10…第2突部
A…作動チャンバ
B…補償チャンバ
C…ダクト
D…第2の通路
Claims (11)
- 2つの剛体間に介在されて剛体間の、主に振動の主方向における振動を減衰する液体式の振動減衰装置であって、上記剛体にそれぞれ取り付けられる第1補強部材(1)及び第2補強部材(2)と、該第1、第2補強部材(1、2)を相互に連結し、作動チャンバ(A)を部分的に画成する厚壁部(4)を備えた弾性体(3)とを具備し、該弾性体(3)は狭いダクト(C)を介して作動チャンバ(A)に連通する補償チャンバ(B)を部分的に画成する変形自在な薄壁部(5)を有し、上記チャンバ(A、B)及びダクト(C)には液体が満たされ、一方の第2補強部材(2)が振動の主方向にほぼ直交し、弾性体に液密的に取り付けられらた面を有する板からなり、該板と弾性体によってチャンバ(A、B)とダクト(C)が画成され、厚壁部(4)は第2補強部材(2)に取り付けられるほぼ全周に渡る端部(41)を有する液体式の振動減衰装置において、上記薄壁部(5)は上記第2補強部材に取り付けられるほぼ全周に渡る端部(51)を持つほぼベル状をなし、上記薄壁部は上記端部(51)の一部によってのみ厚壁部(4)に連結され、作動チャンバ(A)と補償チャンバ(B)は弾性体(3)に取り付けられる第2補強部材(2)の面上に非同心状に並設されたことを特徴とする振動減衰装置。
- 上記弾性体の厚壁部と薄壁部の端部(41、51)は上記第2補強部材(2)に固定された剛性穴あき板(6)上に成形されている請求項1記載の振動減衰装置。
- 上記ダクト(C)は、穴あき板(6)に形成され、端部が第2補強部材(2)に液密的に当接させられた溝からなる請求項1または2記載の振動減衰装置。
- 第1補強部材(1)は、振動の主方向にほぼ直交するX軸に沿って延びる長尺部材からなる一方、該振動減衰装置は第2補強部材に固定され、第1補強部材と弾性体の回りに位置させられた剛性帯板(8)をさらに具備し、弾性体は第1補強部材から第2補強部材に向かう方向の逆方向に延びる第1突部(9)を少なくとも有し、該第1突部は、振動の主方向で第1補強部材から離れる方向への第2補強部材の移動を制限するために、帯板に当接し得る構成とされた請求項1ないし3の何れかに記載の振動減衰装置。
- 弾性体は、第1補強部材(1)から第2補強部材(2)に向けて延び、作動チャンバ(A)内に臨んで第1補強部材の第2補強部材への移動を制限する第2突部(10)を有している請求項4記載の振動減衰装置。
- 弾性体は、振動の主方向にほぼ直交して帯板に向かって延びる少なくとも一つの側方突部(11、12)を備えており、該側方突部が帯板に当接して第2補強部材に平行な方向の第1補強部材の偏位を制限する構成とされた請求項4または5記載の振動減衰装置。
- 帯板(8)は弾性体の薄壁部を覆う湾曲板からなる請求項4ないし6の何れかに記載の振動減衰装置。
- 補償チャンバ(B)は作動チャンバ(A)に対してX軸に平行にずらされて位置決めされている請求項4ないし7の何れかに記載の振動減衰装置。
- 第1補強部材(1)は、弾性体(3)がその上に成形された部位(1a)を有するとともに、弾性体から突出して取付け手段(1c)が設けられた突出部(1b)を有する剛性アームからなる請求項4ないし8の何れかに記載の振動減衰装置。
- 上記チャンバ(A、B)は、偏位が制約されているバルブ(13)によって閉止される第2の通路(D)によって相互に連通させられている請求項1ないし9の何れかに記載の振動減衰装置。
- 上記バルブ(13)は、作動チャンバ(A)と第2補強部材(2)との間に介在された支持体(14)上に設けられ、作動チャンバ(A)内に入れられた液体に接触する一面と、第2補強部材に向き、第2の通路(D)によって補償チャンバ(B)に連通する一面を有しており、該第2通路は弾性体(3)と第2補強部材(2)の間に形成されている請求項10記載の振動減衰装置。
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