JP3802722B2 - 電子メニュー装置およびオーダリングシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファミリーレストラン等の飲食店で使用される電子メニュー装置、この電子メニュー装置を含むオーダリングシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ファミリーレストラン等の飲食店においては、紙やプラスチック製の印刷物であって各種メニューが複数ページに渡って一覧表示されたメニューファイルが用いられている。このメニューファイルは例えば店員から客へと手渡され、客は手渡されたメニューファイルを見ながら注文を口頭で告げるようにしている。また、店員は、客が口頭で告げた注文に係るメニューや数量をオーダーターミナルに手入力して調理場等に送信するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ファミリーレストラン等の飲食店を利用する客層は、性別や年齢が様々である。そのため、ファミリーレストラン等の飲食店においては、様々な客層のニーズに応えるべく、各種のコースメニューや商品が提案されている。
【0004】
しかしながら、従来からファミリーレストラン等の飲食店で使用されているメニューファイルでは、そのページ数や1ページあたりのスペースが限られているためにその限られたメニューファイルのスペースの中では多様な客毎に適切なメニューの提案を行なうことが困難となっていた。
【0005】
また、オーダーターミナルで店員が入力した注文内容については客に対して口頭によって確認するようにしているために、注文間違いが多発していた。
【0006】
本発明の目的は、客層毎に最適なメニューを提案することができる電子メニュー装置を得ることである。
【0007】
本発明の目的は、注文内容を視覚的に確認させることで注文間違いを減少させることができるオーダリングシステムを得ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明の電子メニュー装置は、メニューに係る画像データを含むメニューデータを多数記憶するメニューデータ記憶部と、薄型扁平形状の筐体と、この筐体に少なくとも一つ以上設けられる表示装置と、多数の前記メニューデータの中から同一分類に設定された前記メニューに係る画像データの表示サイズを異ならせて前記表示装置に複数表示する表示モードを設定する表示モード設定手段と、この表示モード設定手段により設定された前記表示モードのいずれか一つを指定する表示モード指定手段と、前記メニューデータ記憶部に記憶された前記メニューデータの前記メニューに係る画像データを前記表示モード指定手段により指定された前記表示モードに従って前記表示装置に表示するメニューデータ表示手段と、を備える。
【0009】
したがって、表示モードの中から一の表示モードが、表示モード指定手段により指定され、その指定された表示モードに従ってメニューデータ記憶部に記憶された多数のメニューデータの中から同一分類に設定されたメニューに係る画像データがその表示サイズを異ならせて表示装置に複数表示される。これにより、表示装置に表示されるメニューに係る画像データが同一であっても、表示モード間でのメニューに係る画像データの表示サイズを異ならせることができるので、例えば表示モードを客層にした場合、当該客層で人気の高いメニューアイテムをより大きく見せることで、客層毎に最適なメニューを提案することが可能になる。
【0010】
請求項2記載の発明のオーダリングシステムは、注文に係る情報を入力する入力部と、この入力部で入力された注文情報を送信する注文情報送信手段とを有するオーダーターミナルと、このオーダーターミナルから送信された前記注文情報を受信する注文情報受信手段と、この注文情報受信手段で受信した前記注文情報を前記表示装置に表示する注文情報表示手段とを有する請求項1記載の電子メニュー装置と、を備える。
【0011】
したがって、オーダーターミナルの入力部で入力された注文情報が、電子メニュー装置の表示装置に表示されることにより、客による注文の内容の確認が電子メニュー装置において視覚的に可能になるので、注文に正確に応じることが可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態を図1ないし図11に基づいて説明する。本実施の形態は、例えば、ファミリーレストラン等の飲食店において使用される飲食店システムに適用されており、システム全体は図1に示すように構成されている。この飲食店システム1は、店内に備えられるオーダリングシステム2と店外に備えられる上位機であるホストコンピュータ3とに分けられ、オーダリングシステム2とホストコンピュータ3とはISDN等の通信回線4を介して接続されている。このホストコンピュータ3は、オーダリングシステム2とのデータの集配信、売上分析、メンテナンス業務等に利用されている。
【0013】
オーダリングシステム2は、POS(Point of Sales:販売時点管理)端末5を主体に構成されていて、このPOS端末5に無線通信ユニット6と、カスタマチェックプリンタ7と、キッチンプリンタ8とを接続し、さらに、無線通信ユニット6へ客の注文を無線送信するために店員が個々に携帯する複数の各種のキーを有するオーダーターミナル9を備えることにより構成されている。カスタマチェックプリンタ7は、注文メニューを客に確認させるためや精算時にテーブルNo.を店員に知らせるための客用伝票を印字発行するものである。キッチンプリンタ8は、注文メニューを厨房の調理人に指示するための調理指示伝票を印字発行するものである。なお、カスタマチェックプリンタ7とキッチンプリンタ8との台数はいずれも任意である。
【0014】
加えて、オーダリングシステム2には、本実施の形態の備える特長の一つである電子メニュー装置10が備えられている。詳細については後述するが、この電子メニュー装置10は、ファミリーレストラン等の飲食店において従来から使用されている各種メニューが複数ページに渡って一覧表示されたメニューファイルに代わるものである。この電子メニュー装置10は、無線通信ユニット6およびオーダーターミナル9との無線送信を可能としている。
【0015】
このような飲食店システム1を使用する飲食店では、基本的には、店員から客へと手渡された電子メニュー装置10を見ながら客が注文を口頭で告げる。そして、客の注文に応じた注文メニューと数量とのデータが店員のオーダーターミナル9上のキー操作により入力され、その入力されたデータが無線通信ユニット6に対して無線送信される。無線通信ユニット6に送信されたデータは、POS端末5において記憶されるとともに、カスタマチェックプリンタ7とキッチンプリンタ8とに選択的に送信される。カスタマチェックプリンタ7とキッチンプリンタ8とでは、送信されたデータに従い伝票が発行される。キッチンプリンタ8で発行された伝票により、注文された料理が調理人に伝達される。また、カスタマチェックプリンタ7で発行された伝票により、出来上がった料理が伝票に記載されたテーブルNo.に従って配膳されるとともに、注文内容が客によって確認される。さらに、食事の終了後に客は、このカスタマチェックプリンタ7で発行された伝票をPOS端末5に持参して精算処理を受ける。
【0016】
次に、電子メニュー装置10について詳細に説明する。ここで、図2は電子メニュー装置10を概略的に示す斜視図である。電子メニュー装置10は、中心位置1bにおいて軸支されており開閉自在な冊子形状であって薄型扁平形状の筐体である装置本体10aの内側両面に表示装置11,12を備えている。これらの表示装置11,12には、例えば薄型のLCD(Liquid Crystal Display:液晶ディスプレイ)や、さらに薄型の電子ペーパーディスプレイ等が適用されている。また、表示装置12の近傍であって電子メニュー装置10の装置本体10aの端縁部には、前述したオーダーターミナル9とのデータの送受信を司る赤外線通信I/F13と、客層に応じて設定される表示モードを指定する表示モード指定手段として機能する複数の客層キー14と、電子メニュー装置10の電源(図示せず)のON/OFFを切り換える電源スイッチ15とが設けられている。
【0017】
客層キー14は、例えば四個設けられており、「主婦」モードを設定するための客層キー14a、「女子学生」モードを設定するための客層キー14b、「男性」モードを設定するための客層キー14c、「ファミリー」モードを設定するための客層キー14dの4区分とされている。なお、客層キー14による客層区分の種類および数は、これらに限られるものではない。また、客層キー14の区分は、客層に限るものではなく、お勧め品等を提案するための“キャンペーン”等の区分を設けるようにしても良い。
【0018】
このような電子メニュー装置10に内蔵される各部の電気的接続について図3を参照して説明する。図3に示すように、電子メニュー装置10にはMicrocomputer(以下、マイコンという。)16が備えられており、このマイコン16が各部を駆動制御する。マイコン16は、各部を集中的に制御するCPU(Central Processing Unit)17にバスライン18を介して、起動プログラム等の固定的データを予め格納するROM(Read Only Memory)19と各種データを書き換え自在に格納するワークエリアとして機能するRAM(Random Access Memory)20とが接続されて構成されている。加えて、バスライン18には、マイコン16を動作させる制御プログラム等を格納したHDD(Hard Disk Drive)21や、表示データ等を高速展開するVRAM(Video Random Access Memory)22が接続されている。
【0019】
HDD21には、制御プログラムの他に、表示装置11,12に表示される各種メニューの有する各種データを記憶するメニューデータベース23が格納されている。ここで、図4はメニューデータベース23の構成を模式的に示す説明図である。図4に示すように、メニューデータベース23は、各種メニューを1アイテム毎にデータベース化したメニューデータD1〜Dnを記憶保持し、メニューデータ記憶部として機能する。このように1アイテム毎にデータベース化される各種データは、メニューアイテム毎に付されたアイテムコード、メニューアイテムの品名、メニューアイテムの分類、優先データ、メニューアイテムの外観を示す画像データ等により構成されている。ここで、優先データは、各メニューアイテムの所定の客層におけるランクを決定するためのもので、客層キー14で指定される各表示モードに対応付けて設定されている。本実施の形態の優先データは、上位から「ランクA」、「ランクB」、「ランクC」の三段階にランク付けされている。なお、このようなランク付けは、各メニューアイテムの客層毎の注文順位や好感度に応じて設定される。つまり、この優先データにより、同一のメニューアイテムの各客層に対する差別化が図られることになる。これにより、表示モード設定手段の一部が実現されている。
【0020】
また、HDD21には、表示装置11,12に表示される各メニューアイテムの画像データの表示サイズを決定するための表示サイズファイル24が格納されている。この表示サイズファイル24は、前述した優先データのランク付けに対応してそれぞれサイズの異なる表示サイズを記憶している。つまり、本実施の形態の優先データは、上位から「ランクA」、「ランクB」、「ランクC」の三段階にランク付けされていることにより、「ランクA」のメニューアイテムの画像データの表示サイズが最も大きく、「ランクC」のメニューアイテムの画像データの表示サイズが最も小さいことになる。これにより、表示モード設定手段の一部が実現されている。
【0021】
加えて、HDD21には、メニュー表ファイル25が格納されている。このメニュー表ファイル25は、表示装置11,12に表示される各メニューアイテムについて、メニューアイテム毎に付されたアイテムコードをキーにしてページ毎に金額等とともに分類したものである。なお、メニュー表ファイル25は、客層キー14で指定される各表示モードに対応付けて複数設けるようにしても良い。このようにメニュー表ファイル25を各表示モードに対応付けて複数設けるようにしても、表示モード設定手段を実現することは可能である。
【0022】
なお、特に図示しないが、HDD21にメニューデータベース23、表示サイズファイル24、メニュー表ファイル25以外にも各種ファイル等を格納することも可能である。例えばメニューアイテムの説明文等についても、前述した優先データのランク付けに対応してそれぞれ異なる説明文を記憶するファイルを設け、優先データのランク付けに応じて異なる説明文を表示装置11,12に表示することも可能である。これによれば、例えば「主婦」モードを設定するための客層キー14aや「女子学生」モードを設定するための客層キー14bが操作された場合である女性客に対してのみ、カロリー等の説明を詳細にすることも可能になる。
【0023】
HDD21には制御プログラムが格納されているので、電源スイッチ15のON操作による電子メニュー装置10の起動時、HDD21に格納された制御プログラムがメニューデータベース23、表示サイズファイル24、メニュー表ファイル25等とともにRAM20に書き込まれ、これによってマイコン16による各部の駆動制御が可能な状態となる。マイコン16によって駆動制御される各部を図3を参照して次に説明する。
【0024】
客層キー14は、客層キーコントローラ26を介してバスライン18に接続され、客層キーコントローラ26の動作によって操作された各キー14a〜14dに応じた信号をマイコン16に入力する。
【0025】
表示装置11,12は、表示コントローラ27を介してバスライン18に接続され、マイコン16からの表示データが表示コントローラ27に入力されると、表示コントローラ27に駆動されて表示データに基づく画像を表示する。
【0026】
また、マイコン16には、オーダーターミナル9とのデータの送受信を司る赤外線通信I/F13の他に、POS端末5に接続された無線通信ユニット6とのデータの送受信を司る無線通信I/F28がバスライン18を介して接続されている。
【0027】
次に、電子メニュー装置10に内蔵されたHDD21に格納された制御プログラムがマイコン16に実行させる機能について説明する。ここで、図5はメニュー表示処理の流れを概略的に示すフローチャートである。図5に示すように、ニュー表示処理は、まず、客層キー14のいずれか一つの操作があるまで待機する(ステップS1)。
【0028】
客層キー14のいずれか一つの操作があったと判断した場合には(ステップS1のY)、操作された客層キー14に設定されている区分に応じた表示モードを設定する(ステップS2)。例えば、客層キー14cが操作された場合には、表示モードとして「男性」モードが設定される。
【0029】
続くステップS3においては、設定された表示モードに応じた表示データが作成される。例えば、表示モードとして「男性」モードが設定されている場合には、メニュー表ファイル25の各ページ毎のアイテムコードに基づいて、各ページ毎にメニューアイテムの品名やメニューアイテムの外観を示す画像データが取得され、表示データが作成される。この場合、画像データは、メニューデータベース23の各メニューデータDに記憶された優先データの「男性」モードに設定されているランク付けに応じ、表示サイズファイル24に記憶されている表示サイズで取得される。その後、ステップS4において、作成された表示データがページ毎にVRAM22にビットマップ展開されて表示装置11または表示装置12に表示される。つまり、ステップS3〜S4において、メニューデータ表示手段の機能が実行される。
【0030】
ここで、図6(a)は表示装置11,12の表示画面の一例を示す平面図、(b)は別の一例を示す平面図である。例えば、図6(a)は客層キー14cが操作されて表示モードとして「男性」モードが設定された場合の表示画面の一例であって、図6(b)は客層キー14aが操作されて表示モードとして「主婦」モードが設定された場合の表示画面の一例である。図示したように、客層キー14に応じて表示モードが異なることにより、表示装置11,12にページ毎に表示されるメニューアイテムが同一であっても表示モード間で優先データのランク付けに応じて同一メニューアイテム間での画像の大きさを異ならせることができるので、例えば当該客層で人気の高いメニューアイテムをより大きく見せることで、客層毎に最適なメニューを提案することが可能になっている。
【0031】
なお、特に図示しないが、電子メニュー装置10にはページのスクロールまたはダウンを指定するためのページ捲りキーが設けられており、このページ捲りキーの操作により、所望のページを表示装置11,12に表示することが可能な構成となっている。
【0032】
また、前述したようにメニュー表ファイル25を客層キー14で指定される各表示モードに対応付けて複数設けた場合には、ページ毎のメニューアイテムを表示モード間で異ならせることができるので、さらに、客層毎に最適なメニューを提案することが可能になっている。
【0033】
なお、電源スイッチ15のON操作による電子メニュー装置10の起動時に、売り切れ商品等の情報を無線通信ユニット6を介してPOS端末5から受信して表示装置11,12に表示することも可能である。
【0034】
続いて、オーダーターミナル9について詳細に説明する。なお、従来のオーダーターミナルが備える機能と同様の機能についてはその説明を省略する。ここで、図7はオーダーターミナル9を概略的に示す斜視図である。図7に示すように、オーダーターミナル9は、手の平サイズのターミナル本体30に入力部として機能するキーボード31と表示部32とを設けた構成とされている。キーボード31は、複数のメニューキー33を有しており、メニューの選択に用いられる。また、本実施の形態のオーダーターミナル9のキーボード31においては、複数のメニューキー33に加え、「0」から「9」までの置数キー34やこのオーダーターミナル9のID番号を指定するためのIDキー35を有している。表示部32は、メニューキー33により入力された注文メニューを一覧表示する他に、メニューキー33を補完する役目も果たし、注文時には操作されたメニューキー33に関連するサブメニューを表示するようになっている。
【0035】
加えて、本実施の形態のオーダーターミナル9のターミナル本体30の上方には、電子メニュー装置10とのデータの送受信を司る赤外線通信I/F36が設けられている。
【0036】
このようなオーダーターミナル9に内蔵される各部の電気的接続について図8を参照して説明する。図8に示すように、オーダーターミナル9にはMicrocomputer(以下、マイコンという。)37が備えられており、このマイコン37が各部を駆動制御する。マイコン37は、各部を集中的に制御するCPU38にバスライン39を介して、制御プログラムや表示テーブル等の固定的データを予め格納するROM40と各種データを書き換え自在に格納するワークエリアとして機能するRAM41とが接続されて構成されている。また、CPU38には、キーボード31と表示部32とが各種コントローラ(図示せず)を介して接続されている。これにより、例えばキーボード31においては、操作された各キー33〜35に応じた信号がマイコン37に入力される。また、CPU38には、赤外線通信I/F36の他に、POS端末5に接続された無線通信ユニット6とのデータの送受信を司る無線通信I/F42が接続されている。
【0037】
ROM40には制御プログラムが格納されているので、オーダーターミナル9の起動時、ROM40に格納された制御プログラムがRAM41に書き込まれ、これによってマイコン37による各部の駆動制御が可能な状態となる。
【0038】
このような構成において、オーダーターミナル9に内蔵されたROM40に格納された制御プログラムがマイコン37に実行させる機能の一つであって本実施の形態のオーダーターミナル9の有する特長的な機能であるID設定処理について説明する。ID設定処理は、オーダーターミナル9のID番号と電子メニュー装置10のID番号とを客席の「テーブルNo.」で一致させ、オーダーターミナル9と電子メニュー装置10とを関連付けるためのものである。ここで、図9はID設定処理の流れを概略的に示すフローチャートである。図9に示すように、ID設定処理は、まず、「テーブルNo.」の入力に待機する(ステップS11)。「テーブルNo.」の入力は、オーダーターミナル9のキーボード31のIDキー35を操作した後に置数キー34を操作して「テーブルNo.」を店員が入力することにより行なわれる。
【0039】
「テーブルNo.」が入力されたと判断されると(ステップS11のY)、オーダーターミナル9のRAM41にID番号として「テーブルNo.」が設定される(ステップS12)。なお、このようにしてオーダーターミナル9にID番号として設定された「テーブルNo.」は、注文時において、店員のオーダーターミナル9上のキー操作により入力され客の注文に応じた注文メニューと数量とで構成される注文情報に付されて無線通信ユニット6に対して無線送信されるとともに、同一の「テーブルNo.」が設定された電子メニュー装置10に対しても後述する注文メニュー確認のために注文メニューと数量とで構成される注文情報に付されて無線送信されることになる。
【0040】
続くステップS13においては、入力された「テーブルNo.」が赤外線通信I/F36を介して電子メニュー装置10に送信される。このステップS13における「テーブルNo.」の送信は、電子メニュー装置10から送信される「テーブルNo.」を確実に受信したことを示すACK信号を受信するまで実行される(ステップS14のY)。なお、オーダーターミナル9と電子メニュー装置10との間のデータ送受信は、赤外線により1対1の関係で実行されるので、オーダーターミナル9から他の電子メニュー装置10に対して「テーブルNo.」が送信されることはない。なお、このように電子メニュー装置10から「テーブルNo.」を確実に受信したことを示すACK信号が送信された場合には、電子メニュー装置10の表示装置11,12には「テーブルNo.」が表示される。
【0041】
ACK信号を受信すると(ステップS14のY)、オーダーターミナル9のID番号と電子メニュー装置10のID番号とが客席の「テーブルNo.」で一致したことになるので、処理は終了する。
【0042】
続いて、このような構成のオーダリングシステム2の備える特長的な機能である注文メニュー表示処理の流れを電子メニュー装置10における処理を主体に説明する。ここで、図10は注文メニュー表示処理の流れを概略的に示すフローチャートである。図10に示すように、注文メニュー表示処理は、ステップS21において、オーダーターミナル9の注文情報送信手段により送信される注文情報の受信に赤外線通信I/F13を介して待機する。ここに、注文情報受信手段の機能が実行される。ここで、オーダーターミナル9の注文情報送信手段は、店員のオーダーターミナル9上のキー操作により入力される客の注文に応じた注文メニューと数量とで構成されており、無線通信ユニット6に対して無線送信される前段階で注文情報を送信するものである。なお、注文情報には「テーブルNo.」が付されて送信されることにより、この「テーブルNo.」により当該オーダーターミナル9と関連付けられている電子メニュー装置10にのみ注文情報は送信されるので、他のテーブルの電子メニュー装置10に送信されることはない。
【0043】
注文情報が受信されたと判断された場合には(ステップS21のY)、その注文情報を表示装置11,12に表示する(ステップS22)。ここに、注文情報表示手段の機能が実行される。なお、表示装置11,12における注文情報の表示は、注文情報に含まれる注文メニューと数量とを表示するものでも良いし、メニューデータベース23に記憶されている画像データを注文メニューと数量とに対応付けて表示するようにしても良い。ここで、図11は表示装置11,12の表示画面の一例を示す平面図である。図11に示すように、表示装置11,12には、注文メニュー一覧43がポップアップ表示されることにより、客による注文の内容の確認が電子メニュー装置10において視覚的に可能になるので、注文に正確に応じることが可能になる。
【0044】
このようにしてメニューの確認がなされた後、注文情報が店員の操作によってオーダーターミナル9から無線通信ユニット6に対して無線送信され、POS端末5、カスタマチェックプリンタ7、キッチンプリンタ8における処理に供される。
【0045】
なお、本実施の形態においては、電子メニュー装置10は、赤外線通信I/F13を介してオーダーターミナル9の注文情報送信手段により送信される注文情報を受信するようにしたが、これに限るものではなく、オーダーターミナル9の注文情報送信手段により送信される注文情報をオーダーターミナル9から無線通信ユニット6を介してPOS端末5に一旦無線送信した後、POS端末5から送信される注文情報を無線通信I/F28を介して受信するようにしても良い。
【0046】
また、本実施の形態においては、表示モード指定手段として客層キー14を適用したが、これに限るものではない。例えば、オーダーターミナル9に客層に応じて設定される表示モードを指定するための複数の客層キーを設け、この客層キーの操作による客層データを電子メニュー装置10に送信して表示モードを指定するようにしても良い。また、例えば、オーダーターミナル9や電子メニュー装置10に客の属性を記憶したICカードのカードリーダを設け、このカードリーダにより読み取ったICカードに記憶された客の属性データに基づいて表示モードを指定するようにしても良い。
【0047】
【発明の効果】
請求項1記載の発明の電子メニュー装置によれば、メニューに係る画像データを含むメニューデータを多数記憶するメニューデータ記憶部と、薄型扁平形状の筐体と、この筐体に少なくとも一つ以上設けられる表示装置と、多数の前記メニューデータの中から同一分類に設定された前記メニューに係る画像データの表示サイズを異ならせて前記表示装置に複数表示する表示モードを設定する表示モード設定手段と、この表示モード設定手段により設定された前記表示モードのいずれか一つを指定する表示モード指定手段と、前記メニューデータ記憶部に記憶された前記メニューデータの前記メニューに係る画像データを前記表示モード指定手段により指定された前記表示モードに従って前記表示装置に表示するメニューデータ表示手段と、を備え、表示モードの中から一の表示モードを表示モード指定手段により指定させ、その指定された表示モードに従ってメニューデータ記憶部に記憶された多数のメニューデータの中から同一分類に設定されたメニューに係る画像データをその表示サイズを異ならせて表示装置に複数表示することにより、表示装置に表示されるメニューに係る画像データが同一であっても、表示モード間でのメニューに係る画像データの表示サイズを異ならせることができるので、例えば表示モードを客層にした場合、当該客層で人気の高いメニューアイテムをより大きく見せることで、客層毎に最適なメニューを提案することができる。
【0048】
請求項2記載の発明のオーダリングシステムは、注文に係る情報を入力する入力部と、この入力部で入力された注文情報を送信する注文情報送信手段とを有するオーダーターミナルと、このオーダーターミナルから送信された前記注文情報を受信する注文情報受信手段と、この注文情報受信手段で受信した前記注文情報を前記表示装置に表示する注文情報表示手段とを有する請求項1記載の電子メニュー装置と、を備え、オーダーターミナルの入力部で入力された注文情報を電子メニュー装置の表示装置に表示することにより、客による注文の内容の確認が電子メニュー装置において視覚的に可能になり、注文に正確に応じることができるので、注文間違いを減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の飲食店システムのシステム構成を例示的に示す模式図である。
【図2】電子メニュー装置を概略的に示す斜視図である。
【図3】電子メニュー装置に内蔵される各部の電気的接続を示すブロック図である。
【図4】メニューデータベースの構成を模式的に示す説明図である。
【図5】メニュー表示処理の流れを概略的に示すフローチャートである。
【図6】(a)は表示装置の表示画面の一例を示す平面図、(b)は別の一例を示す平面図である。
【図7】オーダーターミナルを概略的に示す斜視図である。
【図8】オーダーターミナルに内蔵される各部の電気的接続を示すブロック図である。
【図9】ID設定処理の流れを概略的に示すフローチャートである。
【図10】注文メニュー表示処理の流れを概略的に示すフローチャートである。
【図11】表示装置の表示画面の一例を示す平面図である。
【符号の説明】
2 オーダリングシステム
9 オーダーターミナル
10 電子メニュー装置
10a 筐体
11,12 表示装置
14 表示モード指定手段
23 メニューデータ記憶部
31 入力部
D メニューデータ
Claims (2)
- メニューに係る画像データを含むメニューデータを多数記憶するメニューデータ記憶部と、
薄型扁平形状の筐体と、
この筐体に少なくとも一つ以上設けられる表示装置と、
多数の前記メニューデータの中から同一分類に設定された前記メニューに係る画像データの表示サイズを異ならせて前記表示装置に複数表示する表示モードを設定する表示モード設定手段と、
この表示モード設定手段により設定された前記表示モードのいずれか一つを指定する表示モード指定手段と、
前記メニューデータ記憶部に記憶された前記メニューデータの前記メニューに係る画像データを前記表示モード指定手段により指定された前記表示モードに従って前記表示装置に表示するメニューデータ表示手段と、
を備える電子メニュー装置。 - 注文に係る情報を入力する入力部と、この入力部で入力された注文情報を送信する注文情報送信手段とを有するオーダーターミナルと、
このオーダーターミナルから送信された前記注文情報を受信する注文情報受信手段と、この注文情報受信手段で受信した前記注文情報を前記表示装置に表示する注文情報表示手段とを有する請求項1記載の電子メニュー装置と、
を備えるオーダリングシステム。
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