JP3799003B2 - ファイル等のポケットの構造およびその溶着方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ファイル等のポケットの構造およびその溶着方法に関し、特に、たとえば、ファイル等の表紙の内側面または外側面にポケット用材が溶着されている、ポケットの構造およびその溶着方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ファイルの表紙の内側面に平面三角形状の補助ポケットを形成したものがある。
たとえば、従来のファイル1は、図19および図20に示すように、そのファイル表紙3の内側表面に補助ポケット用材5の端縁より内側の一部が、間歇的に熱溶着されて、平面略三角形の補助ポケット7が形成されている。
このファイル1の表紙3は、1mm厚さのポリプロピレン製シートからなり、その表紙3の内側表面に、0.2mm厚さのポリプロピレン製シートからなる補助ポケット用材5が重ねられ、図21および図22に示すように、補助ポケット用材5の表面より加熱した溶着刃9で押圧して、補助ポケット用材5を熱溶着させて、補助ポケット7を形成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のファイル1においては、表紙3の厚さが比較的厚いために、補助ポケット用材5の表面より溶着刃9によって溶着するとき、たとえば、溶着刃9の温度が低いと、表紙3に十分熱が伝わりにくく、そのために、表紙3が溶融せず、補助ポケット用材5と表紙3とが充分溶着せず、接着強度が弱いことがある。
また一方、溶着刃9の温度を高く設定すると、溶着部分の補助ポケット用材5が薄くなって、いわゆるシール際が切れ易くなるおそれがあり、製作上困難を伴うことがあって、歩留まりが悪くなるという問題点を有している。
なお、熱溶着は熱融着とも言われ、また溶着は融着とも言われているが、本明細書においては、それらを含めて熱溶着または溶着として説明する。
【0004】
それゆえに、この発明の主たる目的は、ポケット用材の溶着部分の接着強度を上げるとともに、比較的ポケット用材の熱溶着部に不具合が発生しにくい、ファイル等のポケットの構造およびその溶着方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1に記載のファイル等のポケットの構造は、ファイル表紙等を構成する、熱溶着性を有する合成樹脂シートまたはフィルムからなる基材と、前記基材の表面に溶着されて薄い隙間を有するポケットを形成する、熱溶着性を有する合成樹脂シートまたはフィルムからなるポケット用材とを備え間歇的に形成された加熱体は、その押圧面の略三分の二がポケット用材の端縁より内側に位置し且つその押圧面の略三分の一がポケット用材の端縁より外側に位置し、基材及びポケット用材の表面に対するように間歇的に配置され、ポケット用材と基材とに跨った加熱体がポケット用材を加熱して溶融させ且つポケット用材より流出した部分に押し当てて、前記ポケット用材の端縁より内側の一部を前記基材と熱溶着してポケット用材の端縁に沿って間歇的に内側固着部が形成されるとともに、前記熱溶着されたポケット用材の一部が端縁より流出して基材の表面と溶着されて、ポケット用材の端縁に沿って間歇的に、前記内側固着部に連続して外側固着部が形成され、固着部の内側固着部の内側部は、ポケット用材の端縁に沿って間歇的に並列され、且つ、固着部の外側固着部の外側部は、ポケット用材の端縁より均一な幅をもってポケット用材の端縁に沿って間歇的に並列された、ファイル等のポケットの構造である。
この発明の請求項2に記載のファイル等のポケットの構造は、前記熱溶着装置の加熱体は、間歇的に突出された断面略方形で、ポケット用材および基材に押し当てられる押圧面が略平面の棒状体であって、前記加熱体の一部をポケット用材の一部に押し当てるときには、加熱体の押圧面の略三分の二がポケット用材の端縁より内側に位置し、且つ前記加熱体の押圧面の略三分の一がポケット用材の端縁より外側に位置するように配され、前記加熱体をポケット用材および/または基材に対し垂直方向に押し当て、内側固着部と前記内側固着部に連続する外側固着部とが形成された、請求項1に記載のファイル等のポケットの構造である。
この発明の請求項に記載のファイル等のポケットの溶着方法は、ファイル表紙等を構成する、熱溶着性を有する合成樹脂シートまたはフィルムからなる基材と、前記基材の表面に溶着されて薄い隙間を有するポケットを形成する、熱溶着性を有する合成樹脂シートまたはフィルムからなるポケット用材とを準備するステップと、前記基材の表面にポケット用材を重わせるステップと、間歇的に加熱体が形成された熱溶着装置における加熱体を基材及びポケット用材の表面に対するように配置するステップと、前記ポケット用材の端縁より内側に前記加熱体の押圧面の略三分の二を押し当てて、ポケット用材の一部をポケット用材の端縁に沿って間歇的に基材に熱溶着して、内側固着部を形成するステップと、前記ポケット用材の端縁より外に出た前記加熱体の押圧面の略三分の一を、ポケット用材の一部が加熱されて溶融してその端縁より流出した部分に押し当て、ポケット用材の端縁に沿って間歇的にポケット用材と加熱体とが引っ付くことなく基材の表面とポケット用材と溶着して、外側固着部を形成するステップとを含み、内側固着部と前記内側固着部に連続する外側固着部とが形成され、固着部の内側固着部の内側部は、ポケット用材の端縁に沿って間歇的に並列され、且つ、固着部の外側固着部の外側部は、ポケット用材の端縁より均一な幅をもってポケット用材の端縁に沿って間歇的に並列されたファイル等のポケットを形成する、ファイル等のポケットの溶着方法である。
この発明の請求項に記載のファイル等のポケットの溶着方法は、前記熱溶着装置の加熱体は、間歇的に突出された断面略方形で、ポケット用材および基材に押し当てられる押圧面が略平面の棒状体であって、前記加熱体の一部をポケット用材の一部に押し当てるときには、加熱体の押圧面の略三分の二がポケット用材の端縁より内側に位置し、且つ前記加熱体の押圧面の略三分の一がポケット用材の端縁より外側に位置するように配され、前記加熱体ポケット用材および/または基材に対し垂直方向に押し当て、内側固着部と前記内側固着部に連続する外側固着部とを形成する、請求項に記載のファイル等のポケットの溶着方法である。
【0006】
【発明の効果】
この発明のファイル等のポケットの構造は、ファイル表紙等を構成する、熱溶着性を有する基材と、基材の表面に溶着されてポケットを形成する、熱溶着性を有するポケット用材と、ポケット用材の端縁より内側の一部が間歇的に基材と熱溶着されるとともに、熱溶着されたポケット用材の一部が端縁より流出して基材の表面と溶着されているので、ポケット用材の端縁より内側の一部が間歇的に基材と熱溶着されたうえに、ポケット用材の端縁より外側においては、溶融したポケット用材の一部がその端縁より流出して、基材の表面と接着され、ポケット用材を基材に熱溶着するときの加熱体の熱が基材にも伝わり易く、ポケット用材と基材とが、所定の接着強度を有して接着される。
このファイル等のポケットの溶着方法によれば、加熱体の押圧面の略三分の二をポケット用材の端縁より内側に押し当てて、ポケット用材の一部を間歇的に基材に熱溶着することにより、ポケット用材の一部が基材と熱溶着されるとともに、ポケット用材を加熱して溶着するとき加熱体の押圧面の略三分の一をポケット用材の一部が端縁より流出した部分に押し当て且つ基材の表面に押し当てて、基材の表面とポケット用材とを熱溶着するようにしているので、加熱体の熱が基材に伝わり易く、基材とポケット用材を所定の接着強度をもって接着することができる。
さらに、このファイル等のポケットの溶着方法は、熱溶着装置の加熱体が、間歇的に突出された断面略方形で、ポケット用材および基材に押し当てられる押圧面が略平面の棒状体であって、加熱体の一部をポケット用材の一部に押し当てるときには、加熱体の押圧面の略三分の二がポケット用材の端縁より内側に位置し且つ加熱体の押圧面の略三分の一がポケット用材の端縁より外側に位置するように配され、加熱体がポケット用材および/または基材に対し、垂直方向に押し当てられるようにすれば、加熱体の熱が基材に伝わり易く、基材とポケット用材を、所定の接着強度をもって接着することができる。
【0007】
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明の一実施の形態であるファイルの内側の平面図解図である。図2は、ポケット近傍の拡大図解図である。図3は、熱溶着装置の加熱体の一部の図解図である。図4ないし図6は、ファイル等のポケットの溶着方法を示す断面図解図である。
このファイル10は、表紙12と表紙12の表面に溶着されてポケット14を形成するポケット用材16とを含み、適宜、背表紙にはリングバインダ等が取り付けられる。
ポケット14と表紙12との間に、用紙等を挟むことができるように隙間を有する。
【0009】
表紙12は、ファイル表紙等を構成するものであって熱溶着性を有する基材を構成し、たとえば、1mm厚さのポリプロピレン製シートを方形に成形してなる。
ポケット用材16は、前記基材を構成する表紙12の表面の下端隅部分に溶着されるもので、溶着性を増すために前記表紙12と同一の合成樹脂からなり、このポケット用材16は、たとえば、0.2mm厚さのポリプロピレン製シートを平面略三角形状に成形してなる。
【0010】
この表紙12とポケット用材16は、接着性をよくするために、ポリプロピレン、ポリオレフィン等のような熱溶着性を有する合成樹脂シートまたはフィルム等から適宜選択され、通常は、表紙12の方がポケット用材16より厚手のものが選択される。
ポケット14は、ポケット用材16の内側表面と表紙12の内側表面との間に紙片等を挟むための比較的薄い隙間を有するように構成されるので、ポケット用材16としては、比較的弾力性を有する合成樹脂が選択される。
【0011】
ポケット用材16は、略直角三角形状で、その直角の角部の一部が切り取られたものであって、表紙12の下端隅部のL字形部分に、ポケット用材16の斜辺部分を構成する端縁16aに沿って、一定間隔をおいて連続して形成された固着部18によって固着される。
固着部18は、ポケット用材16の端縁16aより内側の一部が間歇的に表紙12と熱溶着された平面方形の内側固着部18aが形成されるとともに、前記内側固着部18aに続いて、前記熱溶着されるときにポケット用材16の一部がポケット用材16の端縁16aより流出して表紙12の表面と熱溶着された外側固着部18bが連続して形成されている。
固着部18の内側固着部18aの内側部は、ポケット用材16の端縁16aに沿って略直線上に並列され、また、固着部18の外側固着部18bの外側部は、表紙12の端縁に沿って略直線上に並列されている。
【0012】
次に、このファイル10のポケット14の製造方法、特に溶着方法について説明する。
まず、所定の形状(たとえば長方形)に成形された表紙12と、所定の形状(たとえば略直角三角形状)に成形されたポケット用材16とを準備し、表紙12の内側表面にポケット用材16を重わせる。
【0013】
これらの表紙12とポケット用材16とは、熱溶着装置30によって、熱溶着されることにより、ポケット14を形成するが、熱溶着装置30のポケット用材16および表紙12に押し当てられる加熱体32は、間歇的に突出された断面略方形でその四角が面取りされており、ポケット用材16および表紙12に押し当てられる押圧面32aが略平面の棒状体であって、基板34から突出形成されている。
これら基板34と加熱体32とは、金属をもって一体成型され、所定の温度に加熱されるように形成されている。
【0014】
そして、加熱体32の押圧面32aの一部をポケット用材16の一部に、すなわち、ポケット用材16の端縁16aより内側において間歇的に表紙12に熱溶着するように、加熱した状態で押圧面32aの略三分の二を押し当て、ポケット用材16を表紙12の内側表面に熱溶着する。
さらに、ポケット用材16を表紙12に熱溶着した上、加熱体32を表紙12の内側面に対し垂直に押圧すると、加熱体32の押圧面32aが表紙12の表面と接触する位置まで接近し、ポケット用材16と表紙12に加熱体32の温度が略均一に行き渡るようになる。このとき、図5に示すように、ポケット用材16の一部が溶融して、ポケット用材16の端縁16aより外側にはみ出し流出する。
そして、加熱体32が、図6に示すように、ポケット用材16の端縁16aより外側に流出した部分とともに表紙12に押し当てられ、ポケット用材16の端縁16aより外側にはみ出した部分が表紙12の表面と溶着される。
このように、加熱体32は、その略三分の二がポケット用材16の端縁16aより内側に位置し、加熱体32の残り三分の一がポケット用材16の端縁16aより外側にはみ出し、ポケット用材16と表紙12との間に跨って押し当てられるように配置される。そして、加熱体32の押圧面32aが、表紙12およびポケット用材16と正対するように配されて、表紙12およびポケット用材16の表面に対し、垂直方向に向けて押圧されるように配される。
【0015】
特に、加熱体32の略三分の一がポケット用材16の端縁16aより外側に位置するように配され、加熱体32がポケット用材16の一部を溶着するように押し当てられるので、従来のファイルの補助ポケットであれば、加熱体32の全周にわたり、ポケット用材16が位置するので、熱溶着したとき、ポケット用材16の溶融した部分が、加熱体32に引っ付き、糸を引いたり、時には、ポケット用材16が表紙12と離れる方向に持ち上げられるといった力が作用することがあったが、この発明によれば、それを回避することができる。
【0016】
なお、熱溶着装置30は、外部から加熱し、その熱が伝導することによって熱溶着される部分のポケット用材16を溶着して接着する方法、すなわち、ヒートシール法を採択した構造を有しているが、たとえば、高周波シール法や超音波シール法といった内部発熱法により、ポケット用材16と表紙12とを溶着するようにしてもよい。
また、加熱体32およびそれによって形成される固着部18の形状については、断面略方形状のものについて説明したが、たとえば、固着部18の形状について、次に示すようなものとすることも可能である。そして、固着部18の形状に対応し、熱溶着装置30の加熱体32の押圧面32aも、その平面の形状を変更すればよい。
【0017】
図7ないし図11は、ポケット用材16を表紙12に溶着する部位である固着部のその他の形状を示す図解図である。
図7に示す固着部40は、平面L字型で、ポケット用材16側に形成された内側固着部40aが平面L字型で、それに続いて形成されるポケット用材16の端縁16aより外側にはみ出た外側固着部40bは平面方形で、内側固着部40aと外側固着部40bが連結されて、平面L字型に形成されている。
【0018】
図8に示す固着部42は、平面略コ字型で、ポケット用材16側に形成された内側固着部42aが平面略L字型で、それに続いてポケット用材16の端縁16aより外側にはみ出た外側固着部42bも平面略L字型で、内側固着部42aと外側固着部42bが連結されて、平面略コ字型に形成されている。
【0019】
図9ないし図11に示した固着部は、2種の固着部が交互に間歇的に形成された固着部であり、その一部の固着部が、ポケット用材16の内側と外側に跨って形成される固着部であり、別の固着部が、前記ポケット用材16の内側と外側に跨って形成された固着部の間に形成され、ポケット用材16の端縁16aより内側にのみ形成された固着部である。
図9に示す固着部50は、ポケット用材16の内側と外側に跨って形成された第1の固着部52と、ポケット用材16の内側にのみ形成された第2の固着部54とからなり、第1の固着部52が2個形成され、それに続いて第2の固着部54が3個形成され、さらに、前記第2の固着部54に続いて、第1の固着部52が2個形成されるといったように、第1の固着部52と第2の固着部54とが交互に形成されている。
第1の固着部52は、ポケット用材16の内側に形成される内側固着部52aと、それに続いて連続して形成されたポケット用材16の外側に形成される外側固着部52bとからなる。
この第1の固着部52と第2の固着部54とは、いずれも方形で、第1の固着部52の内側固着部52aの内側部と第2の固着部54の内側部とは、略直線上に並列され、第1の固着部52の方が、第2の固着部54より、ポケット用材16の端縁16aより外側にはみ出る分だけ長く形成されている。
【0020】
図10に示す固着部60は、ポケット用材16の端縁16aの内側と外側に跨って形成される第1の固着部62が平面略コ字型で、第1の固着部62が間をあけて複数個間歇的に形成され、その第1の固着部62の間に、ポケット用材16の端縁16aの内側にのみ形成される第2の固着部64が複数個形成されている。
第2の固着部64は、平面略方形で、その内側部は、第1の固着部62の内側部と直線上に並列されている。
第1の固着部62は、ポケット用材16の内側に形成される内側固着部62aが平面略コ字型で、内側固着部62aに続いて連続して形成されるポケット用材16の端縁16aより外側に位置する外側固着部62b,62bが、内側固着部62aの両先端より連続して形成された平面略方形である。
【0021】
図11に示す固着部70は、ポケット用材16の端縁16aの内側と外側に跨って形成される第1の固着部72が平面略コ字型で、第1の固着部72が間をあけて複数個間歇的に形成され、その第1の固着部72の間に、ポケット用材16の端縁16aの内側にのみ形成される第2の固着部74が複数個形成されている。
第2の固着部74は、平面略方形で、その内側部は、第1の固着部72の内側部と直線上に並列されている。
ポケット用材16の端縁16aの内側と外側に跨って形成される第1の固着部72が平面略逆コ字型で、第1の固着部72を構成する内側固着部72aは、平面略逆コ字型で、ポケット用材16の端縁16aに沿って形成された内側固着部72aより外側にはみ出した外側固着部72bが形成され、該外側固着部72bは、内側固着部72aの端縁16aに沿った部分と略同じ長さを有している。
【0022】
前記した固着部は、そのいずれも、外側固着部が略ポケット用材16の端縁16aの外側より均一な幅をもってはみ出し、表紙12に溶着されているので、たとえば、ポケット用材16の端縁16aに用紙や物品が当たったとしても、ポケット用材16の端縁16aが表紙12より捲げられることがなく、固着部においてポケット用材16が表紙12と剥離することが少ない。
【0023】
図12は、この発明の一実施の形態であるファイルの外側の平面図解図である。図14は、ポケット近傍の拡大断面図解図である。図17は、熱溶着装置の加熱体の一部の図解図である。図16は、ファイル等のポケットの溶着方法を示す断面図解図である。図18は、ファイル等のポケットの溶着方法を示す斜視図解図である。
このファイル110は、表表紙112aと、裏表紙112bと、表表紙112aと裏表紙112bとの間に連設された背表紙112cとを有する表紙112と、表表紙112aと裏表紙112bの外側表面に溶着されて背表紙112cの外側にポケット114を形成するポケット用材116とを含み、適宜、背表紙112cの内側にはリングバインダ等が取り付けられる。
ポケット用材116と背表紙112cとの間のポケット114には、背ラベル用紙等を挟むことができる隙間が形成される。
【0024】
表表紙112a、裏表紙112bおよび背表紙112cは、ファイル表紙等を構成するものであって熱溶着性を有する基材を構成し、たとえば、1mm厚さのポリプロピレン製シートを方形に成形してなる。
ポケット用材116は、背表紙112cの外側表面であって、背表紙112cを挟んで表表紙112aと裏表紙112bとの間に跨って架設されるものであり、前記基材を構成する表表紙112aおよび裏表紙112bの表面の背表紙112cとの境界近傍に溶着されるものである。このポケット用材116は、表表紙112aおよび裏表紙112bとの溶着性を増すために、前記表表紙112aおよび裏表紙112bと同一の合成樹脂からなり、たとえば、0.2mm厚さのポリプロピレン製シートを平面略長方形状に成形してなる。
【0025】
この表表紙112a、裏表紙112bおよび背表紙112cとポケット用材116とは、接着性をよくするために、ポリプロピレン、ポリオレフィン等のような熱溶着性を有する合成樹脂シートまたはフィルム等から適宜選択され、通常は、表表紙112a、裏表紙112bおよび背表紙112cの方がポケット用材116より厚手のものが選択される。
ポケット114は、ポケット用材116の内側表面と背表紙112cの内側表面との間に背ラベル用紙等を挟むための比較的薄い隙間を有するように構成されるので、ポケット用材116としては、比較的弾力性を有する合成樹脂が選択される。
【0026】
ポケット用材116は、平面略長方形状で、表表紙112aおよび裏表紙112bの表面の背表紙112cとの境界近傍において、表表紙112aおよび裏表紙112bの境界側端縁に沿ってポケット用材116の長辺部分を構成する端縁116aが平行になるように重され、端縁116aに沿って、一定間隔をおいて連続して形成された固着部118によって表表紙112aおよび裏表紙112bに固着される。
固着部118は、ポケット用材116の端縁116aより内側の一部が間歇的に表表紙112aおよび裏表紙112bと熱溶着された平面方形の内側固着部118aが形成されるとともに、前記内側固着部118aに続いて、前記熱溶着されるときにポケット用材116の一部がポケット用材116の端縁116aより流出して表表紙112aおよび裏表紙112bの表面と熱溶着された外側固着部118bが連続して形成されている。
固着部118の内側固着部118aの内側部は、ポケット用材116の端縁116aに沿って略直線上に並列され、また、固着部118の外側固着部118bの外側部は、表表紙112aおよび裏表紙112bの端縁に沿って略直線上に並列されている。
【0027】
次に、このファイル110のポケット114の製造方法、特に溶着方法について、図16ないし図18に基づいて説明する。
まず、所定の形状(たとえば長方形)に成形された表紙112と、所定の形状(たとえば略長方形状)に成形されたポケット用材116とを準備し、表紙112の外側表面であって、背表紙112cを挟んで表表紙112aと裏表紙112bとの間に跨ってポケット用材116を重わせる。
【0028】
これらの表表紙112aおよび裏表紙112bとポケット用材116とは、熱溶着装置130によって、熱溶着されることにより、ポケット114を形成するが、熱溶着装置130のポケット用材116および表表紙112aと裏表紙112bに押し当てられる加熱体132は、図17において示すように、間歇的に突出された断面略方形でその四角が面取りされており、ポケット用材116および表表紙112aと裏表紙112bに押し当てられる押圧面132aが略平面の棒状体であって、基板134から突出形成されている。
これら基板134と加熱体132とは、金属をもって一体成型され、所定の温度に加熱されるように形成されている。
【0029】
そして、図16において示すように、加熱体132の押圧面132aの一部をポケット用材116の一部に、すなわち、ポケット用材116の端縁116aより内側において間歇的に表表紙112aおよび裏表紙112bに熱溶着するように、加熱した状態で押圧面132aの略三分の二を押し当て、ポケット用材116を表表紙112aおよび裏表紙112bの外側表面に熱溶着する。
さらに、ポケット用材116を表表紙112aおよび裏表紙112bに熱溶着した上、加熱体132を表表紙112aおよび裏表紙112bの外側面に対し垂直に押圧すると、加熱体132の押圧面132aが表表紙112aおよび裏表紙112bの表面と接触する位置まで接近し、ポケット用材116と表表紙112aおよび裏表紙112bに加熱体132の温度が略均一に行き渡るようになる。このとき、図18に示すように、ポケット用材116の一部が溶融して、ポケット用材116の端縁116aより外側にはみ出し流出する。
そして、加熱体132が、図12に示すように、ポケット用材116の端縁116aより外側に流出した部分とともに表表紙112aおよび裏表紙112bに押し当てられ、ポケット用材116の端縁116aより外側にはみ出した部分が表表紙112aおよび裏表紙112bの表面と溶着されて、固着部118が形成される。
このように、加熱体132は、その略三分の二がポケット用材116の端縁116aより内側に位置し、加熱体132の残り三分の一がポケット用材116の端縁116aより外側にはみ出し、ポケット用材116と表表紙112aおよび裏表紙112bとの間に跨って押し当てられるように配置される。そして、加熱体132の押圧面132aが、表表紙112aおよび裏表紙112bとポケット用材116と正対するように配されて、表表紙112aおよび裏表紙112bとポケット用材116の表面に対し、垂直方向に向けて押圧されるように配される。
【0030】
特に、加熱体132の略三分の一がポケット用材116の端縁116aより外側に位置するように配され、加熱体132がポケット用材116の一部を溶着するように押し当てられるために、従来のファイルのポケットであれば、加熱体132の全周にわたり、ポケット用材116が位置するので、熱溶着したとき、ポケット用材116の溶融した部分が、加熱体132に引っ付き、糸を引いたり、時には、ポケット用材116が表表紙112aおよび裏表紙112bと離れる方向に持ち上げられるといった力が作用することがあったが、この発明によれば、それを回避することができる。
【0031】
なお、熱溶着装置130は、外部から加熱し、その熱が伝導することによって熱溶着される部分のポケット用材116を溶着して接着する方法、すなわち、ヒートシール法を採択した構造を有しているが、たとえば、高周波シール法や超音波シール法といった内部発熱法により、ポケット用材116と表表紙112aおよび裏表紙112bとを溶着するようにしてもよい。
また、加熱体132およびそれによって形成される固着部118の形状については、断面略方形状のものについて説明したが、たとえば、固着部118の形状について、方形、円形その他の異形も可能である。そして、固着部118の形状に対応し、熱溶着装置130の加熱体132の押圧面132aも、その平面の形状を変更すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態であるファイルの内側の平面図解図である。
【図2】ポケット近傍の拡大図解図である。
【図3】熱溶着装置の加熱体の一部の図解図である。
【図4】ファイル等のポケットの溶着方法を示す断面図解図である。
【図5】ファイル等のポケットの溶着方法を示す断面図解図である。
【図6】ファイル等のポケットの溶着方法を示す断面図解図である。
【図7】固着部の変形例を示す図解図である。
【図8】固着部の変形例を示す図解図である。
【図9】固着部の変形例を示す図解図である。
【図10】固着部の変形例を示す図解図である。
【図11】固着部の変形例を示す図解図である。
【図12】この発明の一実施の形態であるファイルの外側の平面図解図である。
【図13】図12図示ファイルの斜視図解図である。
【図14】ポケット近傍の拡大断面図解図である。
【図15】ポケット近傍の拡大平面図解図である。
【図16】ファイル等のポケットの溶着方法を示す断面図解図である。
【図17】熱溶着装置の加熱体の一部の図解図である。
【図18】ファイル等のポケットの溶着方法を示す断面図解図である。
【図19】従来のファイルの内側の平面図解図である。
【図20】従来のファイルの補助ポケット近傍を示す図解図である。
【図21】従来のファイルの補助ポケットの溶着方法を示す図解図である。
【図22】従来のファイルの補助ポケットの溶着方法を示す図解図である。
【符号の説明】
10,110 ファイル
12,112 表紙
112a 表表紙
112b 裏表紙
112c 背表紙
14,114 ポケット
16,116 ポケット用材
16a,116a ポケット用材の端縁
18,118 固着部
18a,118a 内側固着部
18b,118b 外側固着部
30,130 熱溶着装置
32,132 加熱体
32a,132a 押圧面
34,134 基板
40,42 固着部
40a,42a 内側固着部
40b,42b 外側固着部
50 固着部
52 第1の固着部
52a 内側固着部
52b 外側固着部
54 第2の固着部
60 固着部
62 第1の固着部
62a 内側固着部
62b 外側固着部
64 第2の固着部
70 固着部
72 第1の固着部
72a 内側固着部
72b 外側固着部
74 第2の固着部

Claims (4)

  1. ファイル表紙等を構成する、熱溶着性を有する合成樹脂シートまたはフィルムからなる基材と、
    前記基材の表面に溶着されて薄い隙間を有するポケットを形成する、熱溶着性を有する合成樹脂シートまたはフィルムからなるポケット用材とを備え
    間歇的に形成された加熱体は、その押圧面の略三分の二がポケット用材の端縁より内側に位置し且つその押圧面の略三分の一がポケット用材の端縁より外側に位置し、基材及びポケット用材の表面に対するように間歇的に配置され、ポケット用材と基材とに跨った加熱体がポケット用材を加熱して溶融させ且つポケット用材より流出した部分に押し当てて、前記ポケット用材の端縁より内側の一部前記基材と熱溶着してポケット用材の端縁に沿って間歇的に内側固着部が形成されるとともに、前記熱溶着されたポケット用材の一部が端縁より流出して基材の表面と溶着されて、ポケット用材の端縁に沿って間歇的に、前記内側固着部に連続して外側固着部が形成され、
    固着部の内側固着部の内側部は、ポケット用材の端縁に沿って間歇的に並列され、且つ、固着部の外側固着部の外側部は、ポケット用材の端縁より均一な幅をもってポケット用材の端縁に沿って間歇的に並列された、ファイル等のポケットの構造。
  2. 前記熱溶着装置の加熱体は、間歇的に突出された断面略方形で、ポケット用材および基材に押し当てられる押圧面が略平面の棒状体であって、
    前記加熱体の一部をポケット用材の一部に押し当てるときには、加熱体の押圧面の略三分の二がポケット用材の端縁より内側に位置し、且つ前記加熱体の押圧面の略三分の一がポケット用材の端縁より外側に位置するように配され、
    前記加熱体をポケット用材および/または基材に対し垂直方向に押し当て、内側固着部と前記内側固着部に連続する外側固着部とが形成された、請求項1に記載のファイル等のポケットの構造
  3. ファイル表紙等を構成する、熱溶着性を有する合成樹脂シートまたはフィルムからなる基材と、
    前記基材の表面に溶着されて薄い隙間を有するポケットを形成する、熱溶着性を有する合成樹脂シートまたはフィルムからなるポケット用材とを準備するステップと、
    前記基材の表面にポケット用材を重わせるステップと、
    間歇的に加熱体が形成された熱溶着装置における加熱体を基材及びポケット用材の表面に対するように配置するステップと、
    前記ポケット用材の端縁より内側に前記加熱体の押圧面の略三分の二を押し当てて、ポケット用材の一部をポケット用材の端縁に沿って間歇的に基材に熱溶着して、内側固着部を形成するステップと、
    前記ポケット用材の端縁より外に出た前記加熱体の押圧面の略三分の一を、ポケット用材の一部が加熱されて溶融してその端縁より流出した部分に押し当て、ポケット用材の端縁に沿って間歇的にポケット用材と加熱体とが引っ付くことなく基材の表面とポケット用材と溶着して、外側固着部を形成するステップとを含み、
    内側固着部と前記内側固着部に連続する外側固着部とが形成され、固着部の内側固着部の内側部は、ポケット用材の端縁に沿って間歇的に並列され、且つ、固着部の外側固着部の外側部は、ポケット用材の端縁より均一な幅をもってポケット用材の端縁に沿って間歇的に並列されたファイル等のポケットを形成する、
    ファイル等のポケットの溶着方法。
  4. 前記熱溶着装置の加熱体は、間歇的に突出された断面略方形で、ポケット用材および基材に押し当てられる押圧面が略平面の棒状体であって、
    前記加熱体の一部をポケット用材の一部に押し当てるときには、加熱体の押圧面の略三分の二がポケット用材の端縁より内側に位置し、且つ前記加熱体の押圧面の略三分の一がポケット用材の端縁より外側に位置するように配され、
    前記加熱体ポケット用材および/または基材に対し垂直方向に押し当て、内側固着部と前記内側固着部に連続する外側固着部とを形成する、請求項に記載のファイル等のポケットの溶着方法。
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