JP3798679B2 - 印刷版集積装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷版処理装置から送り出される感光性平版印刷版を集積する印刷版集積装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
印刷用に用いられる感光材料には、アルミニウム等の支持体に感光層を形成した感光性平版印刷版(以下「印刷版」とする)がある。この印刷版は、画像露光されるた後に、現像処理される。この現像処理時には、自動現像装置から現像処理されて排出される印刷版を、集積装置によって順次集積し、集積した多数枚の印刷版を次工程へ搬送するようにしている。
【0003】
印刷版の集積に用いられる集積装置には、自動現像装置の排出口から下方へ向けて傾斜させたスロープが形成されたスロープ部と、このスロープ部に対向するストック部とによって側面から見て略V字形状に形成されたものがある。このような集積装置では、排出口から排出される印刷版をスロープに沿って移動させた後に、スロープ上に載置して、ストック部へ向けて揺動させることにより、印刷版をストック部へ向けて倒すことにより立て掛けるようにしている。
【0004】
ところで、スロープ上を下方へ移動する印刷版の先端を、ストック部に設けている受け板に当接させることにより停止するようにすると、スロープ上から受け板上に印刷版の先端が滑り落ちるために、印刷版がスロープ上で停止するときに、印刷版の先端に衝撃が加わり、印刷版に損傷等を生じさせてしまうことがある。
【0005】
これを防止するために、印刷版の先端を支持しているフックがスロープに沿って下方に移動して、フックがスロープの下端でスロープの上面から下方へ退避するときに、印刷版の先端をストック部の受け板へ受け渡すようにすることにより、印刷版の先端に加わる衝撃を和らげるようにした印刷版集積装置がある。
【0006】
しかし、この場合でも、ストック部に先に集積されて立て掛けられている印刷版と受け板の間に、次にスロープ上を滑り降りてくる印刷版の先端が入り込んでしまうことがある。このために、印刷版の下端をストック部の受け板へ載せた状態で、印刷版を反転させてストック部へ倒すときに、印刷版の先端が既に集積されている印刷版と受け板の間にもぐり込んだり、印刷版の先端が湾曲して、印刷版に折れや曲がり等の損傷を生じさせてしまうことがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、印刷版を立て掛け集積するときに印刷版の下端部に折れや曲がり等の損傷を生じさせることなく、円滑な集積が可能となる印刷版集積装置を提案することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明は、印刷版処理装置の排出口から送り出される印刷版を所定角度で傾斜した状態で下方移動させて集積する印刷版集積装置であって、集積される前記印刷版が立て掛けられる背板と、前記背板に立て掛けられる前記印刷版の下端を支持する受け板と、前記印刷版処理装置から排出される前記印刷版を下方へ向けて案内して支持するスロープと、前記スロープ上で前記印刷版の先端に対向するフックを下方移動させることにより前記印刷版を支持しながら下方へ案内する案内移動手段と、前記スロープの下端側に設けられて前記案内移動手段によってスロープ上を下方へ移動された前記印刷版を載置するフレームと、前記印刷版が載置されている前記フレームを前記背板へ回動させることにより前記印刷版を前記背板へ向けて傾倒させる揺動手段と、前記フレームの下端部に前記印刷版の移動方向と直交する方向に沿って所定間隔で複数設けられ、フレームに載置される前記印刷版の下端を支持してフレーム上に停止させると共に、前記揺動手段によってフレームと一体に回動されることにより、それぞれに対向して前記受け板に形成されている切欠きの間を通過して受け板の下方へ移動することにより前記背板へ向けて傾倒される印刷版の下端を受け板へ受け渡すストッパと、を含むことを特徴とする。
【0009】
この発明によれば、スロープに沿って下方移動するフックに印刷版の先端を支持させて、印刷版をスロープに沿って案内し、スロープを形成するフレームの下端に設けたストッパに、印刷版の下端(先端)を支持させることにより、フレーム上に印刷版を載置して停止させる。なお、ストッパは、樹脂、ゴムあるいは金属等によって形成したものを用いることができるが、印刷版が当接するときの衝撃を和らげるためには樹脂又はゴムによって形成することが好ましい。
【0010】
揺動手段は、ストッパが設けられているフレームを背板へ向けて回動させ、フレームに載置されている印刷版を背板に立て掛ける。このとき、ストッパが、フレームと一体で回動され、受け板に設けた切欠きを通過して、受け板の下方へ移動するようにしている。
【0011】
これにより、印刷版の下端をストッパから受け板へ円滑に受け渡すことができ、また、印刷版が立った状態に近い状態でストッパから受け板へ受け渡されるので、印刷版の先端が既に立て掛けられている印刷版と受け板の間へ入り込むことがなく、印刷版に湾曲等が生じることによる折れや曲がり等の損傷を生じさせることがない。
【0012】
請求項2に係る発明は、前記印刷版処理装置の排出口から送り出された前記印刷版の先端が前記フックに対して所定距離まで近接したときに、前記印刷版処理装置からの前記印刷版の送り出し速度よりも所定割合だけ遅い移動速度で前記フックを下方移動させる制御手段を含むことを特徴とする。
【0013】
この発明によれば、印刷版の先端がフックに対して所定距離まで接近したときに、印刷版の送り出し速度よりも僅かに遅い移動速度で、フックを下方移動させる。これにより、印刷版の先端がフックに当接するときに、衝撃等が加わるのを確実に防止することができる
【0014】
サイズが大きい(送り出し方向に沿った長さが長い)印刷版では、印刷版が印刷版処理装置の排出口から離れたときには、先端が確実にフックに支持された状態となって下方へ送られるが、サイズ(送り出し方向に沿った長さ)が小さく支持体の板厚が比較的厚い印刷版では、撓みが少ないので、後端が印刷版処理装置の排出口から送り出されたときに、先端とフックとの距離があると、先端がフックへ向けて落下する挙動を起こすことがあるが、このときにも確実に印刷版をフックで受け止めることができる。
【0015】
なお、フックの下降を開始させるタイミングは、例えば、印刷版の先端がフックに対して約30 mm 程度まで接近したときとすることができ、好ましい。このときのフックの下降速度である移動側は、印刷版処理装置での印刷版の送り出し速度よりも約3%程度低い速度であることが好ましい。
【0018】
また、本発明は、下方移動する前記フックを前記ストッパの近傍で、前記スロープの上面から退避させる退避手段を含むことが好ましい。
【0019】
これにより、印刷版を背板へ向けて回動させるときに、フックがストッパから受け板への印刷版の先端の受渡しの妨げならないので、ストッパから受け板へ印刷版を円滑に受け渡すことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
【0021】
図1には、本発明を適用した印刷版集積装置であるストッカー10の概略構成を示している。このストッカー10は、印刷版12として、板厚が約0.1mm〜0.5mm程度のアルミニウム板によって形成した支持体に感光層が形成された一般的構成となっている。なお、印刷版12としては、コンベ版であっても良く、CTPサーマル版、フォトポリマー版等の何れであっても良く、また、支持体はアルミニウムに限らず、樹脂等の任意の材質で形成したもので良い。
【0022】
このストッカー10は、印刷版12を現像処理する自動現像装置14の排出口16に隣接して設けられ、現像処理が終了して排出ローラ対18に挟持されて排出口16から送り出される印刷版12を集積する。
【0023】
ストッカー10は、スロープ部20とストック部22を備え、スロープ部20が自動現像装置14の排出口16側に配置され、ストック部22との間で、略V字形状を形成している。
【0024】
ストック部22は、基台24上に背板26が設けられている。この背板26は、支持板28によって下端がスロープ部20側となるように所定の角度で傾斜されて、基台24上に固定されている。
【0025】
また、ストック部22には、背板26の下端から受け板30が、背板26と略垂直にスロープ部20へ向けて突設されている。
【0026】
これにより、ストック部22では、印刷版12を、下端部が受け板30に当接した状態で背板26に立て掛けるようにして、積層するようになっている。
【0027】
また、ストック部22の基台24には、複数のキャスタ32が所定位置に設けられている。これにより、ストック部22は、背板26上に多数枚の印刷版12を積層して搭載した状態で移動して、印刷版12を運搬可能となっている。
【0028】
一方、スロープ部20は、基台34上に支持枠36が設けられている。また、スロープ部20は、この基台34に設けられた複数の脚38によって床面に支持されて自動現像装置14に対する所定位置に配置されている。
【0029】
支持枠36は、基台34に設けられた支持板40に、ストック部22側が下方となるように所定角度で傾斜されており、スロープ部20には、この支持枠36の上面側に、スロープ42が形成されている。自動現像装置14の排出口16から送り出された印刷版12は、このスロープ42上を下方へ移動して、スロープ42上に載置される。
【0030】
支持枠36は、下端が、ストック部22の基台24上で背板26の略下方に達するようになっている。また、支持枠36の下部には、ストッパ44が設けられており、印刷版12は、下端となる排出方向(矢印A方向)に沿った先端がこのストッパ44に当接した状態でスロープ42上に載置される。なお、スロープ部20とストック部22は、スロープ部20の基台34に設けらているチャンネル46に、ストック部22の基台24を入り込ませた状態で、ピン48が挿入されて連結されることにより、基台34に基台24が固定される。
【0031】
支持枠36には、自動現像装置14の排出口16側の先端部にヘッダ部50が設けられている。このヘッダ部50には、ガイドローラ52が取り付けられており、このガイドローラ52によって、排出口16から送り出された印刷版12が円滑にスロープ42上を下方へ移動可能となるようにしている。
【0032】
支持枠36には、ヘッダー部50との間に、それぞれが所定幅Wの複数の中間ガイド部材54が取り付け可能となっている。これにより、スロープ部20では、スロープ42の長さを変更することができるようになっている。すなわち、スロープ部20では、集積する印刷版12の長さに合わせた数の中間ガイド部材54が取り付けられることにより、スロープ42の長さを、集積する印刷版12の長さに合わせることができるようになっている。
【0033】
支持枠36には、上端部に取付枠36Aが形成されており、中間ガイド部材54を設けないときや、中間ガイド部材54の数が少なく、中間ガイド部材54が取付枠36Aから飛び出さないときには、この取付枠36Aにヘッダー部50またはヘッダー部50と中間ガイド部材54を取り付けることができる。
【0034】
また、中間ガイド部材54の数を多くしたときには、取付枠36Aを延長するように、この取付枠36Aに連結枠56を取り付け、この連結枠56に取付枠56Aから飛び出す中間ガイド部材54を取り付けることができるようにしている。
【0035】
これにより、多数の中間ガイド部材54を支持枠36に取り付けたときにも、スロープ42が湾曲してしまうのを確実に防止するようにしている。
【0036】
一方、支持枠36には、下端部にシャフト58が設けられており、このシャフト58が、支持板40に軸支されている。これにより、支持枠36は、シャフト58を軸に揺動可能となっている。
【0037】
また、支持枠36には、ブラケット60が取付られている。このブラケット60は、支持板40に、シャフト58を中心にした円弧状に形成されている長孔62に対向するようになっており、ブラケット60の形成している図示しない取付孔に挿入したボルト64を、長孔62に挿入して、ブラケット60を支持板40に締結することにより、支持枠36を支持板40に固定可能となっている。
【0038】
このときに、シャフト58を中心にした円弧状の長孔62を用いることにより、支持枠36を、所定範囲の任意の傾斜角度で固定可能となっている。すなわち、スロープ部20は、長孔62とブラケット60を調整手段として、スロープ42の傾斜角度の調整が可能となっている。
【0039】
一方、支持枠36内には、移動案内手段となるスライドユニット66と、反転手段となる反転ユニット68が設けられている。
【0040】
図2には、支持枠36内に設けられるスライドユニット66の概略構成を示し、図4(A)には、反転ユニット68の概略構成を示している。なお、ストッカー10では、スライドユニット66が下方側で、このスライドユニット66の上方側に重ねるように反転ユニット68が配置される。
【0041】
図2に示すように、スライドユニット66は、支持枠36(図2では図示省略)内に設けられている一対の側板70(70A、70B)を備えている。この一対の側板70は、上端部が連結板72によって連結され、下端部が連結板74によって連結されて略矩形形状に形成されている。
【0042】
また、連結板72、74の間には、側板70の近傍にガイドシャフト76が対で掛け渡されており、一対のガイドシャフト76の間には、スライドバー78が掛け渡されている。スライドバー78には、スライド軸受80が取り付けられており、スライド軸受80のそれぞれにガイドシャフト76が挿通されており、これにより、スライドバー78がガイドシャフト76の軸線に沿って移動可能となっている。
【0043】
側板70のそれぞれには、連結板72、74の近傍にプーリー82A、82Bが回転自在に取り付けられ、プーリー82A、82Bの間に無端の移動ベルト84が巻き掛けられている。また、下端側の連結板74の近傍に配置されているプーリー82Bは、側板70A、70Bの間に回転自在に掛け渡されているシャフト58に取り付けられている。
【0044】
前記したスライドバー78は、側板70A、70Bから突出した先端部のそれぞれが、移動ベルト84に連結されており、これにより、移動ベルト84の回転移動に伴ってスライドバー78が、スロープ42(図1参照)を上下移動(矢印A方向及び矢印A方向と反対方向)可能となっている。
【0045】
一方の側板70Aには、昇降モータ86が取り付けられている(図1も参照)。この昇降モータ86は、回転軸86Aにプーリー88が取り付けられており、シャフト58には、プーリー88に対向するプーリー90が、プーリー82Bに隣接して取り付けられており、このプーリー90と昇降モータ86のプーリー88との間に無端の駆動ベルト82が巻き掛けられている。
【0046】
これにより、昇降モータ86の駆動によってシャフト58が回転されることにより、スライドバー78が移動される。
【0047】
一方、スライドバー78には、複数の受けガイド94が取り付けられている。受けガイド94のそれぞれは、スライドバー78の長手方向である印刷版12の幅方向に沿って所定間隔で配置されてスライドバー78に取り付けられている。
【0048】
図3(A)及び図3(B)に示すように、受けガイド94は、側面形状が略L字形状のブラケット96を備えており、このブラケット96が、先端部96Aを印刷版12の移動方向(矢印A方向)の下流側へ向けられて取り付けられている。
【0049】
このブラケット96の先端部96Aには、スイングアーム98が取り付けされている。スイングアーム98は、長手方向の一端側に、印刷版12の先端に対向するフック100が形成され、他端側にガイドローラ102が設けられている。また、スイングアーム98は、フック100が上方側(図3(A)及び図3(B)の紙面上方側)となるように配置されて、長手方向の中間部がピン104によってブラケット96の先端部96Aに軸支されており、これにより、ピン104を軸ににして回動(揺動)可能となっている。
【0050】
また、図3(B)に示すように、ブラケット96とスイングアーム98の間に、バネ106が介在されている。このバネ106は、スイングアーム98のフック100をスロープ42の上面側に突出するように付勢している(図1参照)。また、スイングアーム96は、バネ106の付勢力に抗してピン104を軸に揺動されることにより倒れて、フック100がスロープ42から退避する。
【0051】
すなわち、スイングアーム98は、バネ106の付勢力に抗してガイドローラ102がブラケット98側となるように揺動することにより、フック100が印刷版12の移動方向の下流側に傾倒して、支持枠96内に入り込むようになっている。
【0052】
一方、図2に示すように、スライドユニット66の下側の連結板74には、受けガイド94のそれぞれに対向して停止板108が設けられている。この停止板108のそれぞれは、スライドバー78が連結板74の近傍の所定位置まで移動することにより、受けガイド94のそれぞれに設けられているスイングアーム98のガイドローラ102に当接するようになっている。
【0053】
これにより、受けガイド94に設けられているガイドローラ102の下方移動が阻止されて、スイングアーム98が、フック100を傾倒させる方向へ揺動するようになっている。
【0054】
ストッカー10では、自動現像装置14の排出口16から排出された印刷版12の先端が、フック100に所定距離まで近接したタイミングで、昇降モータ86を駆動して、スライドバー78を、自動現像装置14からの印刷版12の排出速度(搬送速度)よりも僅かに遅い速度で移動させる。これにより、印刷版12は、フック100が下方へ移動している途中で、先端がフック100に当接して支持されて、スロープ42上を下方移動するようにしている。
【0055】
本実施の形態では、一例として印刷版12の先端がフック100に、約30mmまで接近したときに、印刷版12の排出速度よりも約3%程度遅い移動速度となるように昇降モータ86を駆動するように設定されている。なお、フック100の下方移動のタイミング及び下方への移動速度は、これに限るものではない。
【0056】
一方、図4に示すように、反転ユニット68は、印刷版12の幅方向に沿って複数の支持バー110が所定間隔で、印刷版12の移動方向に沿って配置されている。また、支持バー110は、上端部が連結バー112によって連結されており、下端部がシャフト114によって連結されており、これにより略矩形形状のフレームが形成されている。
【0057】
また、支持バー110のそれぞれには、ガイド部材116が設けられており、印刷版12は、このガイド部材116に支持される。
【0058】
反転ユニット68は、支持枠36(図4(A)では図示省略)内に、スライドユニット66の上方側となるようにスライドユニット66に重ねられて収容されたときに、支持バー110の間から、スライドユニット66に設けている受けガイド94のフック100が突出するようになっている(図示省略)。このときに、先端がフック100によって支持された印刷版12は、ガイド部材116上を移動する。
【0059】
一方、図4(A)及び図4(B)に示すように、支持バー110のそれぞれには、下端部に前記したストッパ44が設けられている。図1、図4(A)及び図4(B)に示すように、ストッパ44のそれぞれは、反転ユニット68が支持枠36内に収容されているときに、ストッパ44が、スロープ42の上面側に突出するように支持バー110に形成されている。
【0060】
これにより、図5(A)に示すように、フック100に支持された印刷版12の先端が、スロープ42の下端部で、ストッパ44に対向すようになっている。
【0061】
このとき、スライドユニット66に設けている受けガイド94が、さらに、下方移動して、受けガイド94のガイドローラ102が停止板108(図5(A)では図示省略、図弐参照)に当接して、スイングアーム98が、フック100を退避させる方向へ揺動することにより、フック100による印刷版12の先端の支持が解除される。これにより、印刷版12は、先端がストッパ44に当接して、スロープ42上での移動が停止して、反転ユニット68に設けている支持バー110に支持されて載置される。なお、図4(B)に示すように、ストッパ44は、先端(上端)が僅かに折曲されており、これにより、フック100から受け渡される印刷版12の先端を確実に受けとめられるようにしている。
【0062】
図1に示すように、反転ユニット68に設けられているシャフト114は、支持板40に軸支されており、これにより、反転ユニット68は、シャフト114を軸に、ストック部22側へ向けて揺動可能となっている。
【0063】
一方、スロープ部20には、基台34上に揺動モータ118が上に揺動モータ118及びプーリー120が設けられている。揺動モータ118の回転軸には、プーリー122が設けられており、このプーリ122とプーリ120の間に、無端の駆動ベルト124が巻き掛けられている。これにより、揺動モータ118の駆動によってプーリー120が回転されるようになっている。
【0064】
また、プーリー120には、リンクレバー126の一端が取付られており、このリンクレバー126の他端には、リンクアーム128の一端がピン130を介して回転自在に連結されている。また、リンクアーム128の他端は、ピン132を介して反転ユニット68の支持バー110に、回転自在に連結されている。
【0065】
これにより、プーリー120が回動すると、リンクレバー126が、反転ユニット68をストック部22へ向けて押し出す。このときに、反転ユニット68がシャフト114を軸に軸支されていることにより、反転ユニット68は、シャフト114を軸にして、ストック部22へ向けて回動される。
【0066】
この反転ユニット68の回動により、反転ユニット68の支持バー110に支持されているいんさつ版12が、ストック部22へ向けて傾倒され、ストック部22の背板26へ向けて倒される。このときに、支持バー110の下端に設けられているストッパ44が、印刷版12の下端を支持した状態で、支持バー110と一体に回動する。
【0067】
一方、図5(B)に示すように、ストック部22に設けられている受け板30には、反転ユニット68の支持バー110に設けられているストッパ44に対向して切欠き134が形成されている。
【0068】
また、支持バー110に設けられているストッパ44とストック部22の受け板30とは、ストッパ44が支持バー110と一体に回動したときに重なり合うようになっており、このときに、ストッパ44が受け板30に形成されている切欠き134内を通過する。
【0069】
これにより、ストッパ44が受け板30の下方側へ移動すると、ストッパ44に支持されている印刷版12の先端が、受け板30に当接して、下方移動が阻止されることにより、印刷版12は、ストック部22へ受け渡され、背板26へ倒れ込むことにようにして立て掛けられて保持される。
【0070】
図6には、このストッカー10のスロープ部20に設けられている制御部140の概略構成を示している。この制御部140には、図示しないマイクロコンピュータを備えたコントローラ142が設けられており、このコントローラ142に昇降モータ86及び揺動モータ118が接続している。
【0071】
また、コントローラ142には、スライドユニット66に対する待機位置センサ144と下降位置センサ146及び反転ユニット68に対する原位置センサ148と反転位置センサ150が接続している。待機位置センサ144は、スライドユニット66のスライドバー78が、スロープ42の上部側に移動して待機している時の位置検出用となっており、下端位置センサ146は、スライドバー78が下方へ移動したときに、受けガイド94のガイドローラ102が停止板108に当接してフック100がスロープ42上から退避した時のスライドバー78の位置検出用となっている。
【0072】
また、原位置センサ148は、支持枠36内に反転ユニット68が収容された原位置の検出用となっており、反転位置センサ150は、反転ユニット68が最もストック部22側に傾倒させるように設定している位置の検出用となっており、コントローラ142は、これらのセンサの検出状態に基づいて、昇降モータ86及び揺動モータ118の作動を制御する。
【0073】
また、コントローラ142には、版検出センサ152及び入力スイッチ154が接続している。図8及び図9に示すように、版検出センサ152は、ヘッド部50に設けられて、自動現像装置14の排出口16から排出される印刷版12の先端を検出するようになっている。
【0074】
ストッカー10では、中間ガイド部材54の有無や数にかかわらずスロープ42の上端にヘッド部50が設けられるようになっており、これにより、コントローラ142は、自動現像装置14から送り出される印刷版12の先端を確実に検出可能となっている。
【0075】
コントローラ142は、この版検出センサ152の検出結果に基づいたタイミングで昇降モータ86を作動させることにより、印刷版12の先端をフック1100によって確実に支持して下方移動するようにしている。
【0076】
一方、入力スイッチ154は、例えば支持枠36とヘッド部50の間に配置している中間ガイド部材54の数にセットされる。これにより、コントローラ142は、版検出センサ152によって検出した印刷版12の先端が、フック100に達するタイミングを設定し、このタイミングに基づいて昇降モータ86を作動させるようにしている。
【0077】
以下に、本実施の形態の作用として、図7を参照しながらストッカー10を用いた印刷版12の集積処理を説明する。
【0078】
このフローチャートは、図示しない電源スイッチがオンされることにより、実行され、オフされることにより終了し、最初のステップ200では、入力スイッチ154の設定を読み込んで初期設定を行う。入力スイッチ154は、支持枠36とヘッド部50の間に設けている中間ガイド部材54の数が設定されており、コントローラ142は、この中間ガイド部材54の設定数を読み込むことにより、版検出センサ152によって検出した印刷版12の先端が、待機位置に待機しているフック100に達するまでの時間であるインターバルTsを設定する。
【0079】
ストッカー10では、支持枠36に取り付ける中間ガイド部材54の数を任意に設定することができ、この中間ガイド部材54の数によって、スロープ42の長さであるヘッド部50からストッパ44までの距離を調整することができる。
【0080】
すなわち、搬送方向に沿ったサイズの長い印刷版12を集積するときに、スロープ42が短いと、印刷版12の先端部がスロープ42から飛び出してしまう。また、搬送方向に沿ったサイズの短い印刷版12を集積するときに、スロープ42が長すぎると、無駄なスペースが生じてしまう。
【0081】
ここから、ストッカー10では、集積する印刷版12の搬送方向に沿った長さに応じた数の中間ガイド部材54を設けることにより、スロープ42が長すぎたり、短すぎたりしてしまうのを防止する。
【0082】
中間ガイド部材54の数が異なると、ヘッド部50の版検出センサ152からフック100までの距離Xが代わる。すなわち、図8に示すように、二つ(二個)の中間ガイド部材54を設けた時に、距離Xが距離X1となる。また、図9に示すように、中間ガイド部材54を一つにしたときの距離Xは、距離X1より、中間ガイド部材54の幅寸法Wだけ短い距離X2となる(X1>X2、X1=X2+W)。
【0083】
ここから、コントローラ142は、入力スイッチ154の設定に基づいて、版検出センサ152からフック100までの距離Xを演算し、この演算結果と、自動現像装置14からの印刷版12の排出速度から、版検出センサ152によって検出された印刷版12の先端がフック100に達するまでの時間を演算し、この時間をインターバルTsとして設定する。
【0084】
一方、自動現像装置14から排出される印刷版12を損傷させてしまうことなく的確に集積するためには、例えば排出口16とヘッド部50の先端の間の高低差を50mm以内にするなど、排出口16に対してヘッド部50の上端を一定位置に配置する必要がある。このとき、スロープ42の長さが代わると、ヘッド部50の上端の高さも変わり、排出口16とヘッド部50の高低差が適正な範囲を外れてしまう。
【0085】
これに対して、ストッカー10では、スロープ部20の支持板40に対するブラケット60の位置を調整することにより、支持枠36の角度であるスロープ42の傾斜角度を調整することができる。すなわち、支持枠36に設けているブラケット60の取り付け位置を、長孔62内で調整することにより、支持枠36の傾斜角度を変えることができる。
【0086】
これにより、例えば、図8に示すように、搬送方向に沿った長さの長い印刷版12を集積するために、2個の中間ガイド部材54を設けたときには、図10(A)に示すように、ブラケット60を長孔62の下側で固定する。これにより、ヘッド部50の上端を、排出口16に対して所定高さに配置することができる。
【0087】
これに対して、図9に示すように、中間ガイド部材54の数を減らしたとき(例えば1個)には、図10(B)に示すように、ブラケット60の固定位置を、長孔62の上方側へ移動する。これにより、支持枠36の傾斜角度が大きくなり、スロープ42の長さが短くとも、ヘッド部50の高さを高くすることができ、ヘッド部50の上端を、排出口16に対して所定の高さにセットすることができる。
【0088】
一方、スロープ42の傾斜角度を大きくしたときには、印刷版12の搬送方向に沿ったストッカー10の設置スペースを短くすることができる。すなわち、図10(A)に示すように、スロープ42が長いときに、印刷版12の搬送方向に沿ったストッカー10の設置スペースである長さLが、長さL1であったときに、図10(B)に示すように、スロープ42が短いときに、長さLは、長さL1より短い長さL2となり(L1>L2)、より一層の省スペース化を図ることができる。
【0089】
これにより、例えば、搬送方向に沿った長さが1310mmまでの印刷版12を集積するために、図8及び図10(A)に示すように、2個の中間ブロック部材54を用い、ヘッド部50の先端までの高さHを926mmとしたときには、長さL(L1)が1478mmとなる。これに対して、搬送方向に沿った長さが940mm程度の印刷版12を集積すれば良い時には、図9及び図10(B)に示すように、1個の中間ガイド部材54を用いれば良く、これにより、長さL(L2)が1295mmで収まる。
【0090】
すなわち、図10(A)及び図10(B)に示すように、床面からヘッド部50の先端までの高さHを変えることなく、スロープ42の長さを印刷版12の長さに合わせて、大きいサイズの印刷版12の集積を可能とするとともに、小さいサイズの印刷版12の集積を行うときに、省スペース化を図ることができる。
【0091】
なお、本実施の形態では、印刷版12の搬送方向に沿った長さである幅寸法Wが一定の中間ガイド部材54を用いて、スロープ42の長さを変更するようにしたが、これに限らず、長さの異なる中間ガイド部材を取り付けるようにしても良い。中間ガイド部材の取り付け方法は、任意の方法を用いることができる。また、中間ガイド部材は、交換ないし着脱式に限らず伸縮式であってもよい。
【0092】
図7に示すフローチャートでは、インターバルTsの設定が終了すると、印刷版12の集積処理が可能となる。
【0093】
印刷版12の集積処理は、まず、ステップ202で、版検出センサ152が印刷版12の先端を検出したか否かを確認する。このときに、ストッカー10では、フック100が待機位置に移動され、反転ユニット68が支持枠36内の原位置に移動されている。
【0094】
ここで、自動現像装置14で処理された印刷版12が、排出ローラ対18によって排出口16から送り出されると、この印刷版12の先端が版検出センサ152の上方を通過して、版検出センサ152によって検出される。これにより、ステップ202で肯定判定されてステップ204へ移行する。
【0095】
このステップ204では、図示しないタイマーをリセット/スタートさせて、インターバルTsのカウントを開始する。すなわち、排出口16から送り出された印刷版12の先端がフック100に所定距離(例えば約30mm)まで近接するタイミングの計測を開始する。
【0096】
次の、ステップ206では、計測時間TがインターバルTsに達したかを確認し、計測時間TがインターバルTsに達する(T=Ts)と、ステップ206で肯定判定して、ステップ208へ移行し、フック100が下降するように昇降モータ86の駆動を開始する。また、ステップ210では、下端位置センサ146がオンしたか否かを確認する。すなわち、フック100が設けられているスライドバー78が所定位置まで下降したかを検出する。また、ステップ112では、下端位置センサ146がオンして、ステップ210で肯定判定することにより、昇降モータ86を停止する。
【0097】
これにより、印刷版12の先端がフック100に所定距離まで近接したタイミングで、自動現像装置14での印刷版12の搬送速度(送り出し速度)よりも僅かに遅い移動速度(例えば約3%程度遅い速度)でフック100が下方移動し、自動現像装置14から送り出される印刷版12は、移動途中のフック100に先端が当接して支持され、さらに、フック100に支持された状態で、スロープ42上を下降する。
【0098】
スライドユニット66では、昇降モータ86の駆動によって下降すると、フック100が反転ユニット68に設けられているストッパ44へ向けて下降する。このとき、スライドユニット66には、停止板108が設けられており、フック100がストッパ44に接近して、ガイドローラ102が停止板108に当接すると、フック100が設けられているスイングアーム96が回動する。
【0099】
これにより、フック100がスロープ42上から退避して、印刷版12の先端の支持を解除し、印刷版12の先端がストッパ44に当接し、印刷版12の下降が停止する。これと共に下端位置センサ146がオンすることにより、ステップ110で肯定判定されてステップ112へ移行し、昇降モータ86の駆動が停止され、印刷版12が反転ユニット68上に載置される。
【0100】
この後、ステップ214では、揺動モータ118を駆動し、ステップ216では、反転位置センサ150がオンしたか否かを確認する。
【0101】
反転ユニット68は、昇降モータ118が駆動することにより、支持枠36内からストック部22の背板26へ向けて回動する。これにより、印刷版12は、下端部がストッパ44に支持された状態で反転ユニット68によって持ち上げられて、ストック部22へ向けて倒される。
【0102】
また、反転ユニット68がストック部22へ向けて揺動すると、印刷版12の下端を支持しているストッパ44が、シャフト114を軸に一体で回動する。これにより、ストッパ44がストック部22の受け板30に設けられている切欠き134内を通過して、受け板30の下方へ移動する。
【0103】
これにより、ストッパ44に支持されていた印刷版12の下端が受け板30に受け渡されて支持される。これと共に、反転ユニット68にって持ち上げられた印刷版12がストック部22の背板26へ向けて倒れ込むことにより、印刷版12が背板26に立て掛けられた状態で集積される。このときに、反転ユニット68が所定位置まで回動して反転位置センサ150がオンすることにより、ステップ216で肯定判定されてステップ218へ移行し、揺動モータ118を逆転駆動する。
【0104】
これにより、印刷版12をストック部22へ受け渡した反転ユニット68が支持枠36へ向けて揺動を開始する。
【0105】
また、ステップ220では、原位置センサ148がオンしたか否かを確認し、反転ユニット68が支持枠36内に収容されて原位置センサ148がオンすると、ステップ220で肯定判定してステップ222へ移行し、揺動モータ118を停止する。
【0106】
このようにして、ストック部22への印刷版12の受渡しが終了すると、ステップ224では、昇降モータ86を逆転駆動して、スライドバー78を上方移動させて、フック100を待機位置に戻す。このとき、フック100が設けられているスイングアーム98のガイドローラ102が停止板108から離れることにより、フック100がスロープ42上に突出され、待機位置センサ144がオンすることによりステップ226で肯定判定されると、ステップ228へ移行して、昇降モータ86を停止させて、次の印刷版12が排出されるまで待機する。
【0107】
このように、ストッカー10では、スロープ42上を下方移動させた印刷版12を、スロープ42の下端に設けたストッパ44によって受け取って支持した状態で、この印刷版12をストック部22へ向けて傾倒させるときに、ストッパ44からストック部22の受け板30に受け渡すようにしているため、スロープ42上を下降する時の、印刷版12の先端に損傷等を生じさせることがない。
【0108】
すなわち、スロープ42上を下方移動する印刷版12が、先端をストック部22の受け板30に当接させるようにして停止した場合は勿論、印刷版を支持しながら下方移動するフックが反転するときに、印刷版の先端をストック部22の受け板30へ当接させるようにした場合、印刷版12の下方移動が停止するときに、印刷版12の先端に少なからず衝撃が加わってしまうために、この衝撃によって印刷版12の先端に損傷が生じてしまう恐れがある。
【0109】
これに対して、ストッカー10では、フック100スロープ42上を下方移動するフック100から、スロープ42の下端部に設けているストッパ44へ受け渡すようにしているため、印刷版12が停止するときに、印刷版12の先端に衝撃を加えてしまうことがない。
【0110】
また、ストッカー10では、印刷版12をストック部22の背板26へ向けて反転させるときに、印刷版12の先端(下端)を支持しているストッパ44を一体に回動させて、印刷版12の下端を受け板30へ受け渡すようにしているために、印刷版12をストック部22へ受け渡すときにも、印刷版12の下端に衝撃を加えてしまうことがない。
【0111】
一方、予め印刷版12の先端を、ストック部22の受け板30に載せた状態で、印刷版12を反転させようとすると、印刷版12の下端部を湾曲させてしまうことになり、印刷版12の下端部に折れや曲がり等の損傷を生じさせてしまう恐れがある。
【0112】
これに対して、ストッカー10では、反転ユニット68の下端部にストッパ44を設けて、このストッパ44によって印刷版12の下端を支持した状態で、ストッパ44が印刷版12と一体に回動するために、印刷版12を反転するときに下端部を湾曲させてしまうことがない。
【0113】
したがって、印刷版12の下端に折れや曲がり等の損傷を生じさせることなく、自動現像装置14から排出される印刷版12を順にストック部22の背板26へ立て掛けて集積することができる。
【0114】
なお、以上説明した本実施の形態は、本発明の構成を限定するものではない。例えば、本実施の形態では、スロープ部20とストック部22と分離可能なストッカー10を例に説明したが、スロープ部20とストック部22が一体の印刷版集積装置であっても良い。この場合、基台24と基台34を一体に形成すれば良い。
【0115】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、揺動手段によって回動するフレームの下端に、印刷版の先端を当接させて支持するストッパを設けているので、既に背板に立て掛けられて集積されている印刷版の下端に、スロープ上を滑り落ちてくる印刷版の先端がもぐり込むのを防止でき、印刷版を背板へ向けて反転させるときに、下端となる印刷版の先端部に湾曲を生じさせることがない。これにより、印刷版の先端部に折れや曲がり等の損傷が生じるのを確実に防止しながら、印刷版を集積することができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に適用したストッカーの概略構成図である。
【図2】ストッカーに案内移動手段として設けているスライドフレームの概略構成を示す要部斜視図である。
【図3】(A)はフックが設けられる受けブラケットの概略構成を示す斜視図、(B)は、印刷版の移動方向と直交する一方側から見た受けガイドの一部を破断した概略側面図である。
【図4】(A)は反転ユニットの概略構成を示す要部斜視図、(B)は先端に設けているストッパを示す支持バーの要部斜視図である。
【図5】(A)及び(B)はストッパ近傍を示す概略図であり、(A)はフックからストッパへの印刷版の受渡しを示し、(B)はストッパから受け板への印刷版の受渡しを示している。
【図6】ストッカーに設けている制御部の概略構成図である。
【図7】印刷版の集積処理の概略を示す流れ図である。
【図8】2個の中間ガイド部材を設けたストッカーの概略斜視図である。
【図9】中間ガイド部材を1個にしたストッカーの概略斜視図である。
【図10】(A)は図8に示すストッカーを側面から見た概略図であり、(B)は図9に示すストッカーを側面から見た概略図である。
【符号の説明】
10 ストッカー(印刷版集積装置)
12 印刷版
14 自動現像装置
16 排出口
20 スロープ部
22 ストック部
26 背板
30 受け板
42 スロープ
44 ストッパ
66 スライドユニット(案内移動手段)
68 反転ユニット(フレーム、揺動手段)
78 スライドバー(案内移動手段)
86 昇降モータ(案内移動手段)
94 受けガイド
98 スイングアーム(退避手段)
100 フック
106 バネ(退避手段)
108 停止板(退避手段)
110 支持バー(フレーム)
118 揺動モータ(揺動手段)
134 切欠き
140 制御部
142 コントローラ

Claims (3)

  1. 印刷版処理装置の排出口から送り出される印刷版を所定角度で傾斜した状態で下方移動させて集積する印刷版集積装置であって、
    集積される前記印刷版が立て掛けられる背板と、
    前記背板に立て掛けられる前記印刷版の下端を支持する受け板と、
    前記印刷版処理装置から排出される前記印刷版を下方へ向けて案内して支持するスロープと、
    前記スロープ上で前記印刷版の先端に対向するフックを下方移動させることにより前記印刷版を支持しながら下方へ案内する案内移動手段と、
    前記スロープの下端側に設けられて前記案内移動手段によってスロープ上を下方へ移動された前記印刷版を載置するフレームと、
    前記印刷版が載置されている前記フレームを前記背板へ回動させることにより前記印刷版を前記背板へ向けて傾倒させる揺動手段と、
    前記フレームの下端部に前記印刷版の移動方向と直交する方向に沿って所定間隔で複数設けられ、フレームに載置される前記印刷版の下端を支持してフレーム上に停止させると共に、前記揺動手段によってフレームと一体に回動されることにより、それぞれに対向して前記受け板に形成されている切欠きの間を通過して受け板の下方へ移動することにより前記背板へ向けて傾倒される印刷版の下端を受け板へ受け渡すストッパと、
    を含むことを特徴とする印刷版集積装置。
  2. 前記印刷版処理装置の排出口から送り出された前記印刷版の先端が前記フックに対して所定距離まで近接したときに、前記印刷版処理装置からの前記印刷版の送り出し速度よりも所定割合だけ遅い移動速度で前記フックを下方移動させる制御手段と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の印刷版集積装置。
  3. 下方移動する前記フックを前記ストッパの近傍で、前記スロープの上面から退避させる退避手段を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の印刷版集積装置。
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