JPH1135215A - 板状物の集積装置 - Google Patents

板状物の集積装置

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JPH1135215A
JPH1135215A JP19003097A JP19003097A JPH1135215A JP H1135215 A JPH1135215 A JP H1135215A JP 19003097 A JP19003097 A JP 19003097A JP 19003097 A JP19003097 A JP 19003097A JP H1135215 A JPH1135215 A JP H1135215A
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sheet
frame
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JP19003097A
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Chisato Yamamoto
千里 山本
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 板状物の先端の損傷を防止しながら集積す
る。 【解決手段】 印刷版集積装置10は、所定の角度で傾
斜させた可動フレーム34のシート76で、自動現像機
12から送り出される印刷版14の先端を受け止める。
印刷版はさらに送り出されることにより、先端がシート
上を移動して載置される。可動フレームは、モータ44
の駆動によって短リンク54が回転することにより、長
リンク56によって押され、シャフト40を軸に受け板
30の載置面30Aへ向けて揺動する。これにより、揺
動アーム62と連結アーム66によりシートの撓みが延
ばされることにより、印刷版が緩やかに滑り落ちて、印
刷版の下端部が受けブラケット32へ受け渡される。さ
らに、可動フレームが載置面へ向けて揺動されることに
より、印刷版は、載置面に載置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルミニウムの支
持体上に感光層が形成された印刷版等の板状物を集積す
る板状物の集積装置に関する。
【0002】
【従来の技術】新聞印刷等に用いられる印刷版は、画像
露光された後に、自動現像装置によって現像、水洗、ガ
ム引き乾燥等の各処理が行われると一旦集積され、次工
程へ運ばれる。このような印刷版は、アルミニウム板等
の支持体上に感光層が形成された板状物となっている。
【0003】自動現像装置には、乾燥処理が終了した印
刷版を排出する排出口の近傍に、印刷版を集積する集積
装置を設け、自動現像装置から乾燥処理が終了して排出
される印刷版を、順に積層して集積するようになってい
る。
【0004】印刷版を集積する集積装置は、自動現像装
置の排出口の近傍に傾斜して設けられる可動シュート
と、この可動シュートに対向して配置される受台を備え
たものがある。この集積装置では、自動現像装置から排
出される印刷版が可動シュート上を滑って落下して、可
動シュート上に載置されると、駆動手段によって可動シ
ュートの表面が受台へ向くように揺動させる。これによ
って、可動シュート上の印刷版が受台へ移動し、受台上
に順に載置されるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、印刷版
を形成するアルミニウム等の支持体は、0. 1〜0.5
mm程度と肉厚が薄い。このために、自動現像装置から排
出された印刷版が可動シュート上を滑り落ちて、可動シ
ュートの下端に設けたストッパに当接したときに、印刷
版の先端に折れが生じることがある。
【0006】また、可動シュートはこの印刷版の先端の
折れを防止するために、印刷版が適切な速度で滑り落ち
るように緩やかな傾斜角度で設置され、可動シュート上
を滑り落ちてストッパで停止されて可動シュート上に横
たわった印刷版を反転させるように大きく揺動して受台
へ移動させるため、広い設置スペースが必要となってい
る。
【0007】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、印刷版等の板状物を集積するときに、板状物の先
端に折れ等の損傷を生じさせることがなく、かつ、設置
スペースが狭くてすむ板状物の集積装置を提案すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
前工程から送り出される板状物を前工程の排出口に対向
して設けられた受台の傾斜した載置面上に載置して集積
する板状物の集積装置であって、前記受台の前工程側に
配置され一端が前記受台の下部に軸支されて前工程側の
他端が前記一端よりも高位となるように傾斜させて設け
られたフレームと、前記板状物の送り出し方向に沿った
中間部が自重によって下方に撓んだ状態で前記板状物の
送り出し方向と交わる両辺が前記フレームの前記一端側
と前記他端側ににそれぞれ取付けられ、前記排出口から
送り出される前記板状物の先端を受け止めると共に送り
出された前記板状物を載置して支持するシート状体と、
前記シート状体上に前記板状物を載置した状態で前記フ
レームを前記板状物が前記受台の載置面に対向する位置
まで揺動させて前記板状物を前記受台に受け渡す揺動手
段と、を含むことを特徴とする。
【0009】この発明によれば、所定の角度で傾斜され
たフレームに設けられたシート状体によって排出口から
送り出される板状物の先端を受け止める。この板状物が
さらに送り出されることにより、板状物の先端がフレー
ムの傾斜にそって移動して板状物がシート状体上に載置
される。板状物を載置したシート状体が取付けられてい
るフレームを受台の載置面へ向けて揺動させることによ
り、シート状体上に載置されている板状物の先端がシー
ト状体上を移動して受台の下端部に受け渡され支持され
た後、板状物が受台の載置面に受け渡されて載置され
る。
【0010】前工程から送り出される板状物の先端は、
シート状体によって衝撃が与えられることなく受け止め
られるので、板状物の先端に角折れ等の損傷を生じさせ
ることがない。
【0011】請求項2に係る発明は、前記フレームの前
記他端側に長手方向の中間部が軸支され、前記フレーム
から上方への突出部に前記シート状体の前記両辺のうち
の一辺が取付けられた揺動アームと、前記揺動アームの
前記フレームの下方への突出部に一端が軸支され、前記
受台の所定の位置に他端が軸支された連結アームと、を
含むことを特徴とする。
【0012】この発明によれば、フレームの受台の載置
面へ向けた揺動に伴って、揺動アームによってシート状
体の一辺が上方へ引張られ、板状物を載置したときに撓
んでいたシート状体の撓みが徐々に除かれる。板状物は
シート状体の撓みが除かれるのに応じて、先端がシート
状体上を受台の下端部へ向けて移動した後、受け渡され
る。
【0013】このように、シート状体を撓ませて板状物
を受け止めると共に、受台の打一面へ向けたフレームの
揺動に合わせて撓んでいるシート状体の撓みを除くこと
により、板状物をシート状体上から受台へ円滑に受け渡
すことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。
【0015】図1及び図2には、本実施の形態に適用し
た印刷版集積装置10を示している。図2に示されるよ
うに、この印刷版集積装置10は、自動現像機12に隣
接して配置され、自動現像機12から現像、水洗、ガム
引き及び乾燥処理がなされて排出される印刷版14を集
積する。印刷版14は、アルミニウム等の支持体の表面
に感光層が設けられている。支持体となるアルミニウム
は、例えば肉厚が約0.1〜0.5mm程度の矩形板状に
形成されている。すなわち、印刷版集積装置10は、板
状物である印刷版14を集積する。
【0016】自動現像機12には、排出口16の内方に
送り出しローラ18が配置されている。送り出しローラ
18は、乾燥処理の終了した印刷版14を挟持して略水
平状態で搬送しながら排出口16から送り出すようにな
っている。また、自動現像機12には排出口16の近傍
にガイド20が設けられている。このガイド20には、
薄板状に形成されたガイド板22が取付けられている。
【0017】送り出しローラ18によって挟持されて搬
送される印刷版14は、先端が排出口16から排出され
ると、ガイド20及びガイド板22によって印刷版集積
装置10へ向けて斜め下方へ案内される。
【0018】図1及び図2に示されるように、印刷版集
積装置10は、矩形形状のベース板24上に受台26が
設けられている。受台26は、ベース板24上に取付け
られたブラケット28に、印刷版14を載置する受け板
30が設けられている。受け板30は、上面が自動現像
機12の排出口16に対向するように所定の角度で傾斜
された状態でブラケット28に保持されており、この上
面が印刷版14を傾斜した状態で載置する載置面30A
となっている。
【0019】受け板30の下端部には、略L字形状の受
けブラケット32が取り付けられている。受けブラケッ
ト32は、載置面30A側の屈曲されている先端部が載
置面30Aに沿って略垂直に斜め上方へ向けられてお
り、受け板30の載置面30Aに載置される印刷版14
の先端を上面で支持するようになっている。なお、受け
ブラケット32の上面は滑らかに仕上げされており、さ
らに、自動現像機12側の先端部は、下方へ向けて滑ら
かに折曲されている。
【0020】受けブラケット32の下方には、架台38
が取り付けられており、この架台38に印刷版14の送
り出し方向と直交する幅方向(図1及び図2の紙面表裏
方向)に沿ってシャフト40が回転自在に挿通されてい
る。
【0021】一方、受台26の自動現像機12側には、
可動フレーム34が配置されている。この可動フレーム
34には、印刷版14の幅方向の両側に対応して揺動バ
ー36が対で配置されている。一対の揺動バー36の間
隔は、印刷版集積装置10によって集積する印刷版14
の最大幅寸法より広くなっており、自動現像機12から
送り出される印刷版14は、揺動バー36の間へガイド
板22によって案内されるようになっている。
【0022】揺動バー36は、長手方向の一端部がシャ
フト40に連結されている。これによって、一対の揺動
バー36がシャフト40を軸に揺動可能に架台38に取
り付けられ可動フレーム34がシャフト40を軸に揺動
可能となっている。
【0023】ベース板24には、可動フレーム34の下
方に駆動装置42が取り付けられている。駆動装置42
は、モータ44と減速機46を備えており、モータ44
の駆動軸44Aに取り付けられているプーリ48と減速
機46の入力軸46Aに取り付けられているプーリ50
との間に無端のベルト52が巻き掛けられている。ま
た、減速機46の出力軸46Bには、回転板47と短リ
ンク54の一端が連結されており、短リンク54が出力
軸46Bと一体に回転するようになっている。
【0024】この短リンク54の他端には、長リンク5
6が連結されている。この長リンク56の他端は、一方
(図1及び図2の紙面手前側)の揺動バー36の中間部
に連結されている。長リンク56は、ピン58によって
短リンク54に回転自在に連結され、また、ピン60に
よって揺動バー36に回転自在に連結されている。
【0025】印刷版集積装置10では、モータ44が駆
動することにより、このモータ44の回転駆動力がベル
ト52によって減速機46に伝達される。これにより減
速機46の出力軸46Bが減速されて回転板47と短リ
ンク54と一体に回転し、この短リンク54の回転によ
って、揺動バー36、すなわち可動フレーム34がシャ
フト40を軸に揺動される。
【0026】可動フレーム34は、揺動バー36の先端
が受け板30の載置面30Aから離間し、水平方向に対
する傾斜角度の小さい状態が待機位置とされ、この待機
位置からモータ44の駆動によって揺動されると、受け
板30の載置面30Aに接近し、載置面30Aと略平行
な略垂直状態まで揺動するようになっている。この載置
面30Aに接近した位置(図1及び図2に二点鎖線で示
す)が、後述する印刷版14の受け板30への受け渡し
位置となっている。
【0027】ところで、可動フレーム34は、一対の揺
動バー36の先端にそれぞれ揺動アーム62が配置され
ている。揺動アーム62は、ピン64によって揺動バー
36の先端に軸支されている。
【0028】揺動アーム62の揺動バー36よりも下方
に向けられている先端には、連結アーム66の一端がピ
ン68を介して回動自在に連結されている。また、この
連結アーム66の他端は、架台38から下方へ向けて突
設されている固定アーム70の先端にピン72を介して
回動自在に連結されている。これによって、可動フレー
ム34が揺動されることにより、揺動アーム62が揺動
バー36の先端でピン64を軸として揺動するようにな
っている。
【0029】図1乃至図3に示されるように、それぞれ
の揺動アーム62には、揺動バー36の上方側のそれぞ
れの先端間にシャフト74が掛け渡されている。このシ
ャフト74には、本発明のシート状体として矩形状のシ
ート76の一辺が取り付けられている。シート76は、
シャフト74と反対側の端部が、受けブラケット32の
近傍で印刷版14の幅方向に沿った両端がそれぞれ揺動
バー36に取り付けられている。
【0030】図1及び図2に示されるように、シート7
6の揺動バー36への取り付け位置は、揺動バー36が
シャフト40を軸に載置面30Aへ向けて揺動したとき
に、受けブラケット32の上方となるようになってい
る。
【0031】このシート76は、可動フレーム34が水
平方向に対してわずかに傾斜した待機位置では、自重に
よって中間部が下方へ撓むようになっている(図3も参
照)。また、シート76は、可動フレーム34が受け板
30の載置面30Aへ向けて揺動することにより、揺動
アーム62が揺動してシャフト74が受けブラケット3
2の近傍のシート76の揺動バー36への取り付け部か
ら離れることにより、徐々に撓みが除かれるようになっ
ている。
【0032】可動フレーム34は、待機位置で自動現像
機12から送り出される印刷版14をシート76で受け
取るようになっている。シート76で受け取られる印刷
版14は、送り出された先端が、シート76上に達する
と、このシート76上を受けブラケット32へ向けて移
動して、シート76上に載置される。
【0033】シート76に載置された印刷版14は、可
動フレーム34が載置面30へ向けて揺動し、さらにこ
の揺動によってシート76の撓みが徐々に除かれること
により、先端がシート76上を受けブラケット32へ向
けて滑り、受けブラケット32へ受け渡される。これと
共に、印刷版14の中間部から後端部が載置面30へ向
けて押し倒される。これによって、印刷版14は、先端
が受けブラケット32の上面に当接して支持された状態
で、載置面30A上に載置される。
【0034】このように自動現像機12から送り出され
る印刷版14を載置するシート76は、例えば、ポリ塩
化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン等の種々の樹
脂をシート状に形成したものであっても良く、また、こ
れに限らず、織物等を用いてもよい。このようなシート
76は、表面が滑らかにあっても良く、また、載置する
印刷版12の表面を傷めない程度の滑らかな凹凸等が形
成されていても良い。
【0035】なお、本発明に適用されるシート状体は、
シート76に限らず、種々の形状を取りうる。例えば図
4に示されるように、帯状の薄板120を連結して簾状
に形成したシート状体122であってもよい。このシー
ト状体122は、薄板120の長手方向の両端部をそれ
ぞれ2本の紐部材124によって所定間隔で連結してお
り、薄板120の長手方向が印刷版14の幅方向に沿う
ように揺動バー36に取付けられている。また、それぞ
れの薄板120は、印刷版14の送り出し方向側が下側
となるように重ねられることにより、印刷版14の先端
を滑らかに下方へ案内することができるようになる。
【0036】このようなシート状体122を形成する薄
板120の材質としては、金属を用いることができる
が、この場合、錆等の腐蝕によって印刷版14を損傷さ
せたり汚してしまうのを防止するために、ステンレス鋼
等の耐腐食性の高い金属であることが好ましい。また、
薄板120としては、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、
ポリプロピレン等の種々の樹脂によって形成することも
できる。
【0037】また、本発明に適用するシート状体として
は、網状であっても良い。この場合には、印刷版14の
先端が網目に引っかかるのを防止するために、網目を細
かくすれば良い。
【0038】図2に示されるように、自動現像機12に
取付けられているガイド20には、排出口16から送り
出される印刷版14を検出する版検出センサ78が設け
られている。
【0039】また、図1及び図2に示されるように、減
速機46の出力軸46Bに取付けられている回転板47
には、所定の位置に切欠き47Aが設けられており、こ
の切欠き47Aに対向してリミットスイッチ82が取付
けられている。リミットスイッチ82は、可動フレーム
34が待機位置にあるときの切欠き47Aの停止位置に
対向して配置されている。
【0040】このリミットスイッチ82は図示しない検
出レバーが回転板47の周面へ向けて突出され、先端が
回転板47の端面に摺接されている。このリミットスイ
ッチは、検出レバーの先端が回転板47の切欠き47A
に対向して揺動されることにより、接点を切り換える
(例えばオフする)。
【0041】版検出センサ78が排出口16から送り出
された印刷版14の後端を検出してから、所定時間(例
えば数秒)経過し、印刷版14がシート76に載置され
ると、モータ44が駆動して、減速機46の出力軸46
Bを1回転させる。出力軸46Bと共に回転する回転板
47の1回転をリミットスイッチ82によって検出する
ことにより、待機位置にあった可動フレーム34がシャ
フト40を軸に載置面30Aへ向けて揺動し、また待機
位置へ戻って停止する。なお、可動フレーム34の待機
位置への戻りは、回転センサによって出力軸46Bの回
転量を検出しても良く、また、回転数センサによって出
力軸46Bの回転数、モータ44の回転数等を検出して
判断しても良い。
【0042】以下に、図6に示すフローチャート及び図
7(A)及び図7(B)を参照しながら本実施の形態の
作用を説明する。
【0043】印刷版集積装置10は、印刷版14を送り
出す自動現像機10の排出口16に対向する所定の位置
に配置され、図示しない電源スイッチがオンされること
により作動を開始する。
【0044】図5のフローチャートは、印刷版集積装置
10の作動の一例を示している。このフローチャートで
は、最初のステップ100で、版検出センサ78が自動
現像機12の排出口16から送り出される印刷版14の
後端を検出したか否かを判断する。
【0045】自動現像機12から送り出された印刷版1
4は、ガイド20とガイド板22によって可動フレーム
34のシート76上へ向けられる。この印刷版14の先
端がシート76上に達し、さらに印刷版14が送り出し
ローラ18によって送り出されることにより、印刷版1
4の先端は、シート76上を滑って受けブラケット32
側へ移動する。
【0046】一方、版検出センサ78が印刷版14の後
端の通過を検出する(ステップ100で肯定判定)と、
ステップ102へ移行して、版検出センサ79が印刷版
14の後端の通過を検出してからモータ44の駆動を開
始するまでの時間がセットされ、タイマーがスタートさ
れる。この後、ステップ104では、タイマの計測時間
が所定時間(例えば数秒)に達したか否かを判断する。
すなわち、印刷版14の後端が自動現像機12から送り
出されてから所定時間経過したか否かを判断する。ここ
で、タイマによる計測時間が所定の時間に達すると、ス
テップ106へ移行してモータ44の駆動を開始する。
【0047】印刷版14は、後端が送り出しローラ18
から離れると、斜め下方へ向けられているガイド板22
の上面を滑りながら移動してシート76上へ落ち、図7
(A)に示されるように、印刷版14は全面がシート7
6上に載置される。印刷版集積装置10では、版検出セ
ンサ78が印刷版14の後端を検出してから所定時間経
過した後にモータ44を作動させることにより、印刷版
14の全面がシート76上に載置された状態で可動フレ
ーム34の揺動を開始するようにしている。これによっ
て、印刷版14が可動フレーム34のシート76とガイ
ド板22に跨って支持された不安定な状態で可動フレー
ム34を揺動させることにより、印刷版14が外れて床
面等に落下してしまうのを防止している。
【0048】印刷版集積装置10では、モータ44が駆
動されることにより、待機位置にあった可動フレーム3
4が受け板30の載置面30Aへ向けて揺動を開始す
る。これによって、シャフト74が受けブラケット32
の近傍のシート76の揺動バー36への取付部から離れ
ていくことにより、可動フレーム34で印刷版14を支
持しているシート76の撓みが徐々に除かれながら印刷
版14の傾斜角度が大きくなり、印刷版14の先端(下
端)が受けブラケット32へ向けてシート76上を移動
し、シート76から受けブラケット32上へ受け渡され
る。
【0049】さらに、図6(B)に示されるように、可
動フレーム34が受け板30の載置面30Aへ向けて揺
動することにより、印刷版14は、先端が受けブラケッ
ト32に支持された状態で、載置面30Aへ向けて倒さ
れる。これによって、印刷版14が可動フレーム34の
シート76上から受台26へ受け渡されて受け板30の
載置面30Aに載置される。
【0050】可動フレーム34は、印刷版14の受台2
6への受け渡し位置に達すると、シャフト40を軸に、
待機位置へ向けた揺動を開始する。
【0051】図5に示されるフローチャートでは、ステ
ップ108でリミットスイッチ82がオフしたか否かを
確認する。減速機46の出力軸46Aが1回転すると、
待機位置から揺動を開始した可動フレーム34が、また
待機位置に戻る。これによって、出力軸46Bと一体に
回転していた回転板47も1回転して、回転板47の切
欠き47Aがリミットスイッチ82に対向する位置に戻
り、リミットスイッチ82がオフする。
【0052】ここで、リミットスイッチ82がオフした
ことを検出すると、ステップ108で肯定判定されて、
ステップ110へ移行し、モータを停止させ、ステップ
112で、タイマを停止させる。これによって、可動フ
レーム34の揺動による印刷版14の受け板30への受
渡が終了し、新たな印刷版14を受取る待機状態とな
る。
【0053】このように、印刷版集積装置10では、前
工程である自動現像機12の排出口16から送り出され
る印刷版14の先端に衝撃を与えることなくシート76
上で受け取って、印刷版14の先端をシート76上を滑
らせるようにして、印刷版14をシート76上に載置す
るので、印刷版14の先端に角折れ等の損傷を生じさせ
ることがない。
【0054】また、印刷版集積装置10では、可動フレ
ーム34を載置面30Aへ向けて揺動させるときに、印
刷版14の先端をシート76上で徐々に下方移動させて
受けブラケット32へ受け渡すので、受けブラケット3
2へ印刷版14が低速で受け渡され、印刷版14の先端
に衝撃を与えることが無いので、衝撃による印刷版14
角折れ等の損傷を生じさせることがない。
【0055】なお、以上説明した本実施の形態は、本発
明の一例を示すものであり、本発明の構成を限定するも
のではない。例えば、板状物である印刷版14はアルミ
ニウムの支持体に限らず、樹脂板等の支持体を用いたも
のであっても良い。また、本実施の形態では、板状物と
して印刷版14を用いたが、本発明が適用される集積装
置は、印刷版に限らず、略水平方向に沿って前工程から
送り出される板状物であれば、任意の板状物の集積に用
いることができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明した如く本発明によれば、前工
程から排出される板状物の先端を傾斜したフレームに下
方に撓んだ状態で取り付けられているシート状体によっ
て受け止めた後、シート状体上を滑らせることによって
下方へ移動させて受台へ受け渡すので板状物の先端に角
折れ等の損傷を与えてしまうことがないと言う優れた効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に適用した印刷版集積装置の概略
構成図である。
【図2】自動現像機と印刷版集積装置の配置を示す概略
構成図である。
【図3】シート状部材として適用したシートの取付けの
概略を示す可動フレームの要部斜視図である。
【図4】本発明のシート状部材の適用例を示す概略図で
ある。
【図5】印刷版集積装置の作動の一例を示すフローチャ
ートである。
【図6】(A)及び(B)はそれぞれ印刷版集積装置の
動作を示す概略図であり、(A)は待機位置にある可動
フレームによって印刷版を受け取った状態を示し、
(B)は可動フレームから受台への印刷版の受け渡しを
示している。
【符号の説明】
10 印刷版集積装置(板状物の集積装置) 12 自動現像機(前工程) 14 印刷版(板状物) 16 排出口 18 送り出しローラ 22 ガイド板 26 受台 30 受け板 30A 載置面 32 受けブラケット 34 可動フレーム(フレーム) 36 揺動バー(フレーム) 42 駆動装置(駆動手段) 62 揺動アーム 66 連結アーム 70 固定アーム 76 シート(シート状体) 80 コントローラ 122 シート状体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前工程から送り出される板状物を前工程
    の排出口に対向して設けられた受台の傾斜した載置面上
    に載置して集積する板状物の集積装置であって、前記受
    台の前工程側に配置され一端が前記受台の下部に軸支さ
    れて前工程側の他端が前記一端よりも高位となるように
    傾斜させて設けられたフレームと、前記板状物の送り出
    し方向に沿った中間部が自重によって下方に撓んだ状態
    で前記板状物の送り出し方向と交わる両辺が前記フレー
    ムの前記一端側と前記他端側ににそれぞれ取付けられ、
    前記排出口から送り出される前記板状物の先端を受け止
    めると共に送り出された前記板状物を載置して支持する
    シート状体と、前記シート状体上に前記板状物を載置し
    た状態で前記フレームを前記板状物が前記受台の載置面
    に対向する位置まで揺動させて前記板状物を前記受台に
    受け渡す揺動手段と、を含むことを特徴とする板状物の
    集積装置。
  2. 【請求項2】 前記フレームの前記他端側に長手方向の
    中間部が軸支され、前記フレームから上方への突出部に
    前記シート状体の前記両辺のうちの一辺が取付けられた
    揺動アームと、前記揺動アームの前記フレームの下方へ
    の突出部に一端が軸支され、前記受台の所定の位置に他
    端が軸支された連結アームと、を含むことを特徴とする
    請求項1に記載の板状物の集積装置。
JP19003097A 1997-07-15 1997-07-15 板状物の集積装置 Pending JPH1135215A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107472941A (zh) * 2017-09-11 2017-12-15 徐志强 高效简易堆纸机

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