JP2002020019A - 板状体の集積装置 - Google Patents

板状体の集積装置

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JP2002020019A
JP2002020019A JP2000208993A JP2000208993A JP2002020019A JP 2002020019 A JP2002020019 A JP 2002020019A JP 2000208993 A JP2000208993 A JP 2000208993A JP 2000208993 A JP2000208993 A JP 2000208993A JP 2002020019 A JP2002020019 A JP 2002020019A
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Japan
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plate
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roller
swing
printing
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JP2000208993A
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English (en)
Inventor
Shinichi Miyamoto
真一 宮本
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送方向に沿った長さの長い印刷版でも確実
に集積する。 【解決手段】 スタッカー10は、印刷版12をスロー
プ部22に沿って下方に案内し、先端が受け板36に当
接して停止すると、スイングローラ44が設けられてい
る揺動アーム38をストック部24へ向けて回動させ
る。これにより印刷版の下方側がスイングローラによっ
て押されてストック部へ倒され、載置板34に載せられ
る。この状態でアーム部を伸張することにより、スイン
グローラが載置板との間に印刷版を巻きこむようにして
上方移動する。これにより、スロープ部側に残っている
印刷版12の上方側がストック部へ引っ張られて、載置
板上に展開されて載置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送手段によって
送り出される印刷版等の板状体を立て掛けて集積する板
状体の集積装置に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷用に用いられる感光材料には、アル
ミニウム等の支持体に感光層を形成した感光性平版印刷
版(以下「印刷版」とする)のごとき板状体がある。こ
のような印刷版を処理する印刷版処理装置には、排出口
に隣接して集積装置を設け、印刷版を略水平に搬送しな
がら排出口から送り出して、この集積装置に集積するよ
うにしている。
【0003】集積装置には、印刷版処理装置の排出口か
ら下方へ向けて傾斜させたスロープ部と、このスロープ
部に対向するストック部とによって側面から見て略V字
形状に形成されたものがある。このような集積装置で
は、排出口から排出される印刷版をスロープ部を滑落さ
せるようにして下方へ案内し、一旦、スロープ部で傾斜
させた状態に保持した後、スロープ部の下端部を軸にし
て、スロープ部をストック部へ向けて揺動させることに
より、印刷版をストック部へ向けて倒して立て掛け、集
積するようにしている。
【0004】ところで、印刷版には、縦寸法や幅寸法の
異なる種々のサイズがあり、例えばこの印刷版を現像処
理する処理装置である印刷版処理装置では、幅寸法の異
なる印刷版は勿論、搬送方向に沿った寸法の異なる印刷
版の処理が可能となっている。
【0005】このような印刷版処理装置の排出口に設け
られる集積装置においても、サイズの異なる印刷版の集
積を可能とする必要がある。このためには、印刷版処理
装置で処理する最大サイズの印刷版に合わせてスロープ
部及びストック部を形成すると共に、最大サイズの印刷
版をスロープ部からストック部へ倒せるようにスロープ
部を揺動させる必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、印刷版
をストック部へ立て掛けるためにスロープ部を揺動させ
たときに、長さの長い印刷版を確実にストック部へ倒す
ためには、揺動させるスロープ部を長くする必要があ
り、このために、トルクの大きい駆動手段が必要となっ
たり、スロープ部を大きく揺動させるために周囲に広い
空間が必要となる。
【0007】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、小さい揺動部分により搬送方向に沿った長さの長
い板状体の確実な集積を可能とする板状体の集積装置を
提案することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、搬送手段によって搬送されることにより上
方から送り込まれる板状体を傾斜面に沿って下方へ案内
して支持する傾斜部と、前記傾斜部に対向して傾斜させ
て設けた載置板に前記板状体を立て掛けて載置すること
により集積する集積部と、前記傾斜部に設けられて傾斜
されて載置された前記板状体を支持して前記集積部へ向
けて揺動することにより少なくとも前記板状体の下部側
を前記集積部へ受け渡す揺動アームと、前記揺動アーム
によって前記集積部の載置板に移動した前記板状体に対
向する展開ローラを、前記集積部の載置板の表面に沿っ
て下端側から上方移動させることにより、前記板状体を
前記載置板の上面上に展開する展開手段と、を含むこと
を特徴とする。
【0009】この発明によれば、傾斜部に揺動アームを
設け、処理装置から送り出された板状体を傾斜部に載置
すると、傾斜している板状体の下部側を揺動アームによ
って集積部の載置板へ倒す。このとき、板状体が比較的
短ければ、この揺動アームの回動によって板状体の上部
側も載置板へ向けて倒れて、載置板上に載置される。
【0010】また、板状体が比較的長い場合、揺動アー
ムによって板状体の下部側が集積部の載置板へ倒された
ときに、中間部で湾曲して、上部側が傾斜部側に残る。
【0011】このときには、載置板上の板状体の下部側
に展開ローラを対向させ、この展開ローラを載置板に沿
って上方へ移動させる。これにより、展開ローラが板状
体の上部側を載置板へ向けて引っ張りながら、板状体の
屈曲している部分を延ばしていくので、傾斜部に残って
いる板状体の上部が、集積部側に移動して載置板上に載
せ替えられる。
【0012】したがって、搬送方向に沿った長さの長い
板状体であっても、確実に集積部に集積することができ
る。
【0013】請求項2に係る発明は、前記傾斜部の傾斜
面に沿って下方へ移動する前記板状体の移動方向に沿っ
た長さを検出する板長検出手段と、前記板長検出手段の
検出結果に基づいて前記展開手段による前記展開ローラ
の移動量を制御する展開制御手段と、を含むことを特徴
とする。
【0014】この発明によれば、傾斜部へ送りこまれる
板状体の長さを検出する板長検出手段を設け、この板長
検出手段によって検出した長さに基づいて展開ローラを
移動させる。
【0015】また、請求項3に係る発明は、前記展開ロ
ーラと一体に移動して前記展開ローラの移動方向の前方
側の前記板状体の有無を検出する検出手段と、前記検出
手段の検出結果に応じて前記展開手段を作動させること
により前記展開ローラの移動量を制御する展開制御手段
と、を含むことを特徴とする。
【0016】この発明によれば、展開ローラと一体に移
動する版検出手段を設け、展開ローラによって集積部へ
引っ張られる板状体の有無から、載置部への板状体の載
せ替えが終了したか否かを確認し、例えば、版検出手段
が板状体の非検出状態となったときに、板状体の載せ替
えが終了したと判断して、展開ローラの移動を停止す
る。
【0017】これにより、展開ローラを必要以上に移動
させることがないので、板状体の迅速な集積が可能とな
る。
【0018】請求項4に係る発明は、前記揺動アームを
伸縮可能とすると共に、前記展開ローラを前記揺動アー
ムの先端に設け、前記展開手段が前記揺動アームを伸張
することにより前記展開ローラを前記集積部の載置板の
上面に沿って移動することを特徴とする。
【0019】この発明によれば、揺動アームを伸縮可能
とし、この揺動アームに展開ローラを設けている。これ
により、板状体の長さにかかわらず、傾斜部から集積部
への板状体の載せ替えを円滑に行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照しながら本発
明の実施の形態を説明する。 [第1の実施の形態]図1には、本発明を適用した板状
体の集積装置(以下「スタッカー10」と言う)の概略
構成を示している。このスタッカー10は、板状体とし
て板厚が約0.1〜0.5mm程度のアルミニウム板に
よって形成した支持体に感光層が形成された感光性平版
印刷版(以下「印刷版12」と言う)を用い、この印刷
版12を現像処理する自動現像装置14の排出口16に
隣接して設けられて、自動現像装置14から排出される
印刷版12を集積する。
【0021】自動現像装置14には、排出口16の内方
側に排出ローラ対18が設けられており、印刷版12
は、この排出ローラ対18に挟持されて略水平状態で排
出口16から送り出される。
【0022】スタッカー10は、基台20上に設けられ
たスロープ部22とストック部24を備えており、自動
現像装置14から排出される印刷版12の搬送方向と直
交する方向(図1の紙面表裏方向)側から見た側面形状
が略V字形状となるようにスロープ部22及びストック
部24が所定の角度で傾斜されて配置されている。
【0023】スロープ部22は、自動現像装置14の排
出口16の近傍から基台20へ向けて傾斜されており、
排出口16から排出された印刷版12は、このスロープ
部22の傾斜した上面に沿って下方へ案内される。な
お、自動現像装置14には、排出口16の外方に、先端
がスロープ部22の上端に向けて傾斜されたガイド26
が設けられており、印刷版12は、このガイド26によ
ってスロープ部22上に案内される。
【0024】スロープ部22は、例えば対で配置されて
いる側枠28の間に図示しないガイド板及びガイドロー
ラが設けられており、ガイド26によって上面側に案内
される印刷版12を支持して、所定の角度で傾斜させた
状態で下方へ案内する。
【0025】一方、ストック部24は、集積部として設
けられており、所定の角度で傾斜された背板30を備え
ている。この背板30は、下端が基台20に固定され、
上端がスロープ部22から離間する方向へ傾斜されてい
る。また、背板30には、裏面(図1の下方側の面)側
に支持板32が連結されており、この支持板32によっ
て所定の傾斜角度に保持されている。
【0026】ストック部24には、背板30の上面(図
1の上方側の面)に載置板34が取り付けられている。
また、背板30には、載置板34の下方に受け板36が
設けられている。受け板36は、背板30からスロープ
部22の下方へ向けて突設されている。
【0027】ストック部24では、印刷版12の下端を
受け板36に載せた状態で載置板34上に載置して集積
する。すなわち、印刷版12は、下端が受け板36に当
接した状態で載置板34に立て掛けられることにより、
載置板34上に集積される。
【0028】また、受け板36には、スロープ22上を
下方へ案内された印刷版12の先端が当接するようにな
っており、印刷版12は、先端が受け板36に当接する
ことにより下方移動が停止してスロープ部22上に傾斜
された状態で載置される。
【0029】なお、スロープ部22は、自動現像装置1
4から送り出される印刷版12を滑らかに下方へ案内し
て載置するものであれば任意の構成を適用することがで
きる。また、スタッカー10では、受け板36の上面に
ゴム板等の図示しないクッション材を設け、印刷版12
の先端を受け板36に当接させて印刷版12の下方移動
を停止させるときに、印刷版12の先端が損傷しないよ
うにしている。
【0030】ところで、スロープ部22には、一対の側
枠28の間に揺動アーム38が設けられている。図3及
び図4に示すように、揺動アーム38は、印刷版12の
幅方向に沿った両側に対でアーム部40が配置されてい
る。
【0031】図1及び図2に示すように、アーム部40
は、長手方向の一端側にピン42が取り付けられてお
り、アーム部40は、このピン42が側枠28の下端部
に回転自在に取り付けられることにより、側枠28に回
動可能に支持されている。
【0032】また、一対のアーム部40は、互いの間に
掛け渡されている複数の連結板58によって連結されて
いる、これにより、揺動アーム38は、ピン42を軸に
回動可能となっている。
【0033】ピン42には、プーリ50が設けられてお
り、アーム部40は、プーリ50と一体に回動するよう
になっている。また、スタッカー10には、基台20上
に揺動モータ52が取り付けられている。この揺動モー
タ52には、駆動軸52Aにプーリ54が取り付けられ
ており、このプーリ54とアーム40のピン42に取り
付けられているプーリ50との間に無端のベルト56が
巻き掛けられている。
【0034】これにより揺動アーム38は、揺動モータ
52の駆動により、スロープ部22の待機位置からスト
ック部24へ向けて回動し、また、揺動モータ52の逆
転駆動によってストック部24側からスロープ部22の
待機位置へ回動される。
【0035】なお、揺動アーム38の回動範囲を規制す
るストッパを設け、このストッパに揺動アーム38が当
接して停止した時に、揺動モータ52の作動を停止する
等の任意の方法で揺動モータ52を制御することができ
る。
【0036】図1乃至図4に示すように、揺動アーム3
8には、展開ローラとしてスイングローラ44が設けら
れている。図3及び図4に示すように、スイングローラ
44は、所定幅のローラ48がシャフト46に所定間隔
で配置された串ローラとなっており、ローラ48のそれ
ぞれはシャフト46に回転自在に取り付けられている。
なお、スイングローラ44としては、シャフト46とロ
ーラ48が一体に回転するものであっても良く、この場
合は、シャフト46がアーム40に回転自在に支持され
ていれば良い。
【0037】揺動アーム38は、長さ方向に沿った寸法
が最も短い印刷版12をスロープ部22に載置した時
に、スイングローラ44が、少なくともこの印刷版12
の上端部に対向する長さとなっている。これによって最
短寸法の印刷版12でもスイングローラ44を接触させ
てストック部24に向け確実に倒すことができる。な
お、スイングローラ44が上端部から外れるサイズの印
刷版12を集積するためには、スイングローラ44より
もピン42側に多数の小ローラ(ころローラ)やガイド
を配置するなどして、一対のアーム部40の間でこの印
刷版12を支持してストック部24に向けて倒すことが
できるようにすれば良い。
【0038】一方、図1及び図2に示すように、スロー
プ部22には、スイングローラ44に対向してストッパ
ー60が設けられている。図2に示すように、ストッパ
ー60は、略L字形状に形成されており、一辺がスイン
グローラ44に対向して、他辺がスロープ部22の上面
と略垂直となるように配置されている。また、スロープ
部22には、コイルばね62が設けられており、このコ
イルばね62の付勢力によってストッパー60がスロー
プ部22の上面側に突出するようになっている。
【0039】ストッパー60は、揺動アーム38がスロ
ープ部22内に収容されているときに、スイングローラ
44が当接して、コイルばね62の付勢力に抗してスロ
ープ部22内に収容されている。また、ストッパー60
は、スイングアーム44がストック部24へ向けて揺動
することによりストッパー60から離間すると、コイル
ばね62の付勢力によってスロープ部22の上面に突出
する。これにより、新たに自動現像装置14から印刷版
12が排出されても、この印刷版12の先端をストッパ
ー60に当接させて停止させ、この印刷版12を、揺動
アーム38とスロープ部22の間に挟んで損傷させてし
まうのを防止している。
【0040】一方、図1及び図2に示すように、スタッ
カー10には、展開制御手段としてコントローラ64が
設けられている。このコントローラ64には、揺動モー
タ52と共に版検出センサ66、68が接続されてい
る。
【0041】図1に示すように、版検出センサ66は、
ガイド26に板長検出手段として設けられている。コン
トローラ64(図1では図示省略、図2参照)は、排出
口16から排出されてスロープ部22へ送りこまれる印
刷版12の先端から後端までの通過を、この版検出セン
サ66によって検出することにより、この印刷版12の
搬送方向に沿った長さを検知している。
【0042】また、図2に示すように、版検出センサ6
8は、スロープ部22の下端部に設けられ、受け板36
に当接する印刷版12の先端部に対向している。コント
ローラ64は、この版検出センサ68によってスロープ
部22に印刷版12が載置されたか否かを検出し、この
検出結果に基づいて揺動モータ52を作動させる。
【0043】スイングローラ44は、揺動アーム38が
スロープ部22の待機位置からストック部24へ向けて
回動することにより、接触している印刷版12の長手方
向の中間部をストック部24の載置板34へ向けて移動
する。これにより、印刷版12は、下端が受け板36に
載っている状態で下部がストック部24へ向けて押さ
れ、載置板34へ倒される。このとき、スイングローラ
44は、載置板34との間で印刷版12を挟んで保持す
る。
【0044】一方、図3及び図4に示すように、揺動ア
ーム38には、アーム部40の間に、エアシリンダ70
が設けられている。このエアシリンダ70は、一対のア
ーム部40を連結する連結板58に取り付けられて、ア
ーム部40と一体で回動する。
【0045】このエアシリンダ70は、ロッド72の先
端が、スイングローラ44のシャフト46に連結されて
いる。
【0046】アーム部40のそれぞれは、外枠74、外
枠74内に挿入されているスライド枠76及び、スライ
ド枠76内に挿入されているスライド板78によって形
成されており、スライド板78がスライド枠76から引
き出し可能となっていると共に、スライド枠76が外枠
74から引き出し可能となっている。すなわち、アーム
部40は3段伸縮構造となっている。
【0047】また、スイングローラ44のシャフト46
は、スライド板78の先端に取り付けられている。
【0048】これにより、揺動アーム38に展開手段が
形成され、図4に示すように、エアシリンダ70のロッ
ド72を伸張することにより、スライド板78がスライ
ド枠76から引き出され、さらにスライド枠76が外枠
74から引き出されて、アーム部40が伸張し、載置板
34との間で印刷版12を挟んでいるスイングローラ4
4が、載置板34上を下方から上方へ移動する。また、
エアシリンダ70のロッド72を伸張した状態から収縮
させることにより、伸張しているアーム部40が収縮す
る(図3参照)。
【0049】図2に示すように、下部が載置板34に倒
された印刷版12は、このスイングローラ44の移動に
よって、スロープ部22側に残っている上部側が徐々に
ストック部24側に引かれながら湾曲部分が順次載置板
34上面側に受け渡される。すなわち、スイングローラ
44は、載置板34との間に印刷板12を巻きこむよう
にして移動することにより、載置板34上に印刷板12
を展開する。
【0050】コントローラ64には、エアシリンダ70
へエアーを供給するエアー源と、エアーシリンダ70へ
のエアーの供給を制御するバルブ(いずれも図示省略)
が設けられており、コントローラ64は、版検出センサ
66によって検知した印刷版12の長さに応じて、エア
ーシリンダ70の伸張を制御することにより、スイング
ローラ44が、載置板34上に載置された印刷版12の
上端部まで移動するようにしている。
【0051】以下に図5のフローチャートを参照しなが
ら本実施の形態の作用を説明する。
【0052】このフローチャートは、スタッカー10を
自動現像装置14の排出口16に隣接させて据え付けた
状態で、自動現像装置14が稼動することにより、実行
される。
【0053】スタッカー10では、揺動アーム38をス
ロープ部22に収容させた状態で待機し、最初のステッ
プ100で版検出センサ66が自動現像装置14から排
出された印刷版12の先端を検出したか否かを確認して
いる。
【0054】ここで、自動現像装置10で印刷版12の
現像処理が行われ、現像処理の終了した印刷版12が、
排出ローラ対18に挟持されて排出口16から送り出さ
れると、この印刷版12の先端がスロープ部22へ案内
されて、版検出センサ66に対向する位置を通過する。
【0055】これにより、版検出センサ66が印刷版1
2を検出すると、ステップ100で肯定判定されてステ
ップ102へ移行する。このステップ102では、図示
しないタイマーをリセット/スターさせて時間計測を開
始する。この後、ステップ104では、版検出センサ6
6が印刷版12の後端を検出したか否かを確認する。
【0056】一方、自動現像装置14から排出される印
刷版12は、先端がスロープ部22の上面に沿って下方
移動する。この後、自動現像装置14から印刷版12の
後端が送り出され、版検出センサ66に対向する位置を
通過し、版検出センサ66によって印刷版12の後端の
通過が検出される。
【0057】版検出センサ66によって印刷版12の通
過を検出すると、ステップ104で肯定判定されて、ス
テップ106へ移行する。このステップ106では、タ
イマーによって計測している時間から印刷版12の通過
時間を読み込み、ステップ108では、この通過時間と
自動現像装置14から送り出される印刷版12の搬送速
度などから印刷版12の長さL(図4参照)を演算す
る。
【0058】また、印刷版12は、後端が自動現像装置
10の排出口16から送り出されると、スロープ部22
の傾斜に沿って移動し、先端が受け板36に当接して停
止する。これにより、印刷版12が、版検出センサ68
に対向する。
【0059】次のステップ110では、版検出センサ6
8が印刷版12を検出したか否かを確認し、印刷版12
の下端が受け板36に当接して停止するときに、版検出
センサ68に対向する位置を通過することにより、ステ
ップ110で肯定判定され、ステップ112へ移行す
る。
【0060】このステップ112では、印刷版12が受
け板36に当接して停止するタイミングで揺動モータ5
2を駆動する。この揺動モータ52の駆動により、揺動
アーム38がストック部24へ向けて回動し、スイング
ローラ44が印刷版12をストック部24へ向けて押圧
する。これにより、印刷版12は、ストック部24へ倒
されて載置板34に載せられると共に、スイングローラ
44によって載置板34との間に保持される。
【0061】次のステップ114では、演算した印刷版
12の長さLが、アーム部40の長さより長く、スイン
グローラ44を印刷版12の上端部に対向させるため
に、アーム部40の伸張が必要か否かを確認する。
【0062】すなわち、印刷版12の長さLが比較的短
い場合、スイングローラ44が印刷版12の上端部近傍
に対向するために、揺動アーム38が回動によってスト
ック部24へ倒されると、印刷版12の上端側もストッ
ク部24へ向けて移動し、印刷版12がストック部24
に立て掛けられて載置板34上に載置される。この場合
には、ステップ114で否定判定される。
【0063】これに対して印刷版12の長さLが長い時
には、スイングローラ44が、印刷版12の長さ方向の
中間部に対向するために、揺動アーム38がストック部
24側に揺動したときに、図1乃至図3に二点鎖線で示
すように、印刷版12は、スイングローラ44が当接す
る中間部で湾曲して、上部側がスロープ部22側に残
る。
【0064】この場合には、ステップ114で肯定判定
されて、ステップ116へ移行する。このステップ11
6では、揺動アーム38に設けているエアシリンダ70
を作動させて、ロッド72を印刷版12の長さLに応じ
て伸張する。揺動アーム38に設けているスイングロー
ラ44は、エアシリンダ70がロッド72を伸張するこ
とにより、載置板34へ印刷版12を抑えた状態で、載
置板34の上面に沿って上方へ移動する。
【0065】これにより、印刷版12は、載置板34か
ら離れている上部側がスイングローラ44によって載置
板34側に引かれると共に、屈曲部分がスイングローラ
44によって載置板34上に広げられる。
【0066】エアシリンダ70のロッド72の伸張を開
始すると、ステップ118では、ロッド72の伸張量が
所定量に達したか否かを確認する。すなわち、受け板3
6からスイングローラ44の位置までの距離l(図4参
照)が、印刷版12の長さLに応じた距離となったか否
かを確認することにより、スイングローラ44が印刷版
12の上端部に対向する位置に達したか否かを確認す
る。
【0067】図4に示すように、載置板34上を移動す
るスイングローラ44が、印刷版12の上端部に対向し
た位置に達すると、印刷版12は下端部から上端部まで
載置板34上に展開されて載置される。これにより、図
5のステップ118で肯定判定されてステップ120へ
移行する。
【0068】このステップ120では、ロッド72を収
縮させるようにエアシリンダ70を作動する。これによ
り、スイングローラ44が下方へ戻されると共にアーム
部40が収縮される。
【0069】アーム部40の収縮が完了すると、ステッ
プ122へ移行して、揺動モータ52を逆転駆動する。
この揺動モータ52の逆転駆動により、揺動アーム38
がストック部24からスロープ部22へ回動され、スロ
ープ部22内の待機位置に収容される。なお、印刷版1
2の長さが短く、スイングローラ44による印刷版12
の展開が必要でないときには、ステップ114で否定判
定されることにより、ステップ122へ移行して、揺動
アーム38がスロープ部22内の待機位置へ戻される。
【0070】一方、スロープ部22には、ストッパー6
0が設けられており、揺動アーム38がストック部24
へ向けて回動することにより、このストッパー60から
スイングローラ44が離間する。ストッパー60は、ス
イングローラ44が離間することにより、コイルばね6
2の付勢力によってスロープ部22の上面側に突出す
る。これにより、自動現像装置14から新たに印刷版1
2が排出されると、この印刷版12は、先端がストッパ
ー60に当接して停止し、受け板36に達する位置まで
落下することはない。
【0071】揺動アーム38がストック部24側へ回動
している状態で、新たな印刷版12がスロープ部22へ
送り込まれると、揺動アーム38をスロープ部22側に
戻すときに、スロープ部22と揺動アーム38の間でこ
の印刷版12を挟んでしまい、揺動アーム38によるス
トック部24への印刷版12の受け渡しが困難となるの
は勿論、印刷版12を損傷させてしまう。
【0072】このとき、スタッカー10では、新たに印
刷版12が送りこまれたときに、この印刷版12をスト
ッパー60によって停止させて、印刷版12が揺動アー
ム38に対向する位置まで落下するのを阻止している。
これにより、揺動アーム38が印刷版12を損傷させて
しまうのを確実に防止することができる。
【0073】また、ストッパー60は、揺動アーム38
がスロープ部22側に戻されてストッパー60にスイン
グローラ44が当接することにより、コイルばね62の
付勢力に抗してスロープ部22内に収容される。これに
より、新たな印刷版12の集積が可能となる。また、既
にスロープ部22に印刷版12が送りこまれており、こ
の印刷版12がストッパー60に当接して停止している
ときには、スイングローラ44によってストッパー60
がスロープ部22内に押し込まれて収容されることによ
り、ストッパー60による印刷版12の下方移動の阻止
が解除される。これにより、ストッパー60によって停
止されていた印刷版12が、受け板36まで滑落し、こ
の印刷版12の長さ方向の中間部が、スロープ部22に
戻されたスイングローラ44に対向する。
【0074】したがって、揺動アーム38がストック部
24側へ揺動しているときに、新たな印刷版12がスロ
ープ部22へ送りこまれても、この印刷版12をストッ
ク部24へ受け渡して確実に集積することができる。
【0075】このように、スタッカー10では、印刷版
12の長さに比べて短い揺動アーム38を用いて、印刷
版12の長さにかかわらず確実に集積することができ
る。
【0076】なお、第1の実施の形態では、アーム部4
0を3段伸縮式としてエアシリンダ70によって伸張す
るようにしたが、揺動アームとしては、最大サイズの印
刷版12の上端部にスイングローラ44が対向する位置
まで伸張可能な構造であれば任意の構成を用いることが
できる。
【0077】例えば、プーリ50をピン42に対して回
転自在に設けると共に、このプーリ50とアーム部40
のスライド板78とを複数のリンクアームを介して連結
するリンク機構を設け、揺動モータ52の駆動によって
プーリ50が回転することにより、揺動アーム38がス
トック部24側へ回動し、さらに、スイングローラ44
が載置板34に当接した後、リンク機構によりアーム部
40が伸張するようにしても良い。
【0078】また、第1の実施の形態では、版検出セン
サ66によって印刷版12の長さを検知し、版検出セン
サ68によって印刷版12がスロープ部22に停止した
か否かを検出するようにしたが、版検出センサ68を省
略して、版検出センサ66が印刷版12の先端を検出し
てからの経過時間で、印刷版12が受け板36に当接し
たか否かを判断するようにしても良い。 [第2の実施の形態]以下に本発明の第2の実施の形態
を説明する。なお、第2の実施の形態の基本的構成は、
前記した第1の実施の形態と同じであり、第2の実施の
形態では、第1の実施の形態と同一の部品には、同一の
符号を付与してその説明を省略する。
【0079】図6には、第2の実施の形態に係るスタッ
カー10Aの要部を示している。このスタッカー10A
には、板長検出手段として、第1の実施の形態の版検出
センサ66に変えて、版検出センサ80を設けている。
【0080】この版検出センサ80は、展開ローラとし
て設けているスイングローラ44の近くに取り付けられ
ており、スイングローラ44が載置板34の上面に沿っ
て上方へ移動するときに、移動方向側の印刷版12の有
無、すなわち、スイングローラ44に印刷版12が巻き
つくように屈曲しているか否かを検出するようになって
いる。
【0081】コントローラ64(図示省略)は、載置板
34の上面に印刷版12を展開するときに、版検出セン
サ80が印刷版12の非検出状態となるまで、スイング
ローラ44を上方へ移動するようにしている。
【0082】図7には、第2の実施の形態に係る印刷版
12の集積処理の概略を示している。以下では、このフ
ローチャートを参照しながら、第2の実施の形態での印
刷版12の集積を説明する。
【0083】このフローチャートでは、最初のステップ
110でスロープ部22の下端部に設けている版検出セ
ンサ68が印刷版12を検出したか否かを検出してい
る。すなわち、自動現像装置14から排出されてスロー
プ部22上を下方に移動した印刷版12が、受け板36
に当接して停止したか否かを確認している。
【0084】なお、版検出センサ68に換えてスロープ
部22の上端部に設けた版検出センサ66(図1参照)
を用い、版検出センサ66によって印刷版12の先端を
検出してからの経過時間を用いるようにしても良い。
【0085】版検出センサ68が印刷版12を検出する
と、ステップ112へ移行して、所定のタイミングで揺
動モータ52を駆動して、揺動アーム38をストック部
24へ向けて回動させる。
【0086】この後、ステップ130では、スイングロ
ーラ44に設けている版検出センサ80が印刷版12を
検出しているか否かを判断する。印刷版12の長さが長
いと、この印刷版12は、上部側がスロープ部22側に
残り、長さ方向の中間部がスイングローラ44が対向す
る位置で湾曲される。これにより、版検出センサ80が
印刷版12を検出している状態となり、ステップ130
で肯定判定される。
【0087】ステップ130で肯定判定されることによ
り、ステップ132では、エアシリンダ70を作動させ
て、ロッド72の伸張を開始すると共に、ステップ13
4では、版検出センサ80が印刷版12を検出している
か否かを確認する。
【0088】エアシリンダ70のロッド72が伸張する
ことにより、スイングローラ44が上方へ移動する。こ
れにより、印刷版12の上部側がストック部24側に引
っ張られ、湾曲している部分が順次スイングローラ44
によって載置板34上に展開される。
【0089】このスイングローラ44が印刷版12の上
端部に接近すると、印刷版12の上端部が載置板34に
載り、版検出センサ80が非検出状態となる。
【0090】これにより、ステップ134で否定判定さ
れて、ステップ136へ移行する。このステップ136
では、エアシリンダ70の作動を停止させる。これによ
り、スイングローラ44の上方移動が停止する。
【0091】この後に、ステップ138では、エアシリ
ンダ70のロッド72を収縮させ、ロッド72の収縮が
終了すると、ステップ122へ移行して、揺動アーム3
8をスロープ部22の待機位置へ戻し、新たな印刷版1
2の集積が可能となるようにする。
【0092】このように、印刷版12を展開するスイン
グローラ44に版検出センサ80を設けることにより、
印刷版12の長さを直接検知しなくても、印刷版12の
長さに応じた位置までスイングローラ44を移動して、
確実に印刷版12を集積することができる。 [第3の実施の形態]次に本発明の第3の実施の形態を
説明する。なお、第3の実施の形態の基本的構成は前記
した第1の実施の形態と同じであり、第3の実施の形態
では、第1の実施の形態と同一の部品には、同一の符号
を付与してその説明を省略している。
【0093】図8には、第3の実施の形態に係るスタッ
カー10Bの要部の概略構成を示している。
【0094】スタッカー10Bは、揺動アーム38に換
えて揺動アーム150が設けられている。図8乃至図1
0に示すように、揺動アーム150には、一対のアーム
部152が設けられている。このアーム部152は一端
がシャフト154を介してスロープ部22に軸支され
(図示省略)、他端にシャフト156が掛け渡されてい
る。
【0095】図9及び図10に示すように、シャフト1
56には、所定幅のローラ158が所定の間隔で配置さ
れており、これにより、スイングローラ160が形成さ
れている。
【0096】図8乃至図10に示すように、揺動アーム
150は、印刷版12の長さ方向の下方側に対向するよ
うになっており、また、図9及び図10に示すように、
揺動アーム150は、印刷板12の幅方向に沿った中間
部に対向するようになっている。
【0097】図8に示すように、揺動アーム150は、
駆動モータ52の駆動によってスロープ部22側の待機
位置と、スイングローラ160がストック部24Aの載
置板34とにより印刷版12を挟む位置と、の間を揺動
するようになっている。
【0098】一方、図8乃至図10に示すように、スト
ック部24Aには、載置板34の上方及び下方にシャフ
ト162、164が配置されている。シャフト162、
164のそれぞれには、両端部にスプロケット166が
取り付けられ、シャフト162、164の互いに対向す
るスプロケット166の間には、チェーン168が巻き
掛けられている。印刷版12は、チェーン168の間で
載置板34に載置されて集積される(図7では一方のみ
図示)。
【0099】図9及び図10に示すように、ストック部
24Aには、載置板34の上面側に、チェーン168の
それぞれに対応してチェーンガイド170が設けられて
おり、チェーン168は、このチェーンガイド170に
保持されて載置板34の上面側で回転移動するようにな
っている。
【0100】また、ストック部24Aには、チェーンガ
イド170に隣接してかつチェーンガイド170と平行
にガイドレール172が設けられている。なお、図8で
は、チェーンガイド170及びガイドレール172の図
示を省略している。
【0101】チェーン168のそれぞれには、展開ロー
ラ174が取り付けられている。展開ローラ174のそ
れぞれは、印刷版12の幅方向に沿って配置されたシャ
フト176にローラ178が所定の間隔で取り付けられ
た串ローラとなっている。
【0102】図9及び図10に示すように、この展開ロ
ーラ174は、揺動アーム150をストック部24A側
へ揺動させたときに、揺動アーム150を挟む両側で印
刷版12に対向して接するようになっている。
【0103】また、展開ローラ174は、シャフト17
6の一端部がチェーン168に連結され、また、ガイド
レール172に摺動可能に係合しているスライダ180
に固定されて、片持ち状態で保持されている。
【0104】一方、図8に示すように、基台20上に
は、揺動モータ52と共に、展開モータ182が設けら
れている。展開モータ182は、駆動軸182Aにスプ
ロケット184が取り付けられている。また、載置板3
4の下方側のシャフト162には、スプロケット184
に対向してスプロケット186が設けられ、このスプロ
ケット184、186の間にチェーン188が巻き掛け
られている。
【0105】これにより、展開ローラ174は、展開モ
ータ182の駆動によって載置板34の表面に沿って上
下移動するようになっている。
【0106】このように構成されているスタッカー10
Bは、印刷版12がスロープ部22に送り込まれると、
版検出センサ66の検出結果に基づいて印刷版12の長
さLを検知する。この後、版検出センサ68が印刷版1
2を検出すると、この印刷版12が受け板36に当接し
て停止するタイミングで、揺動モータ52を駆動する。
なお、図8乃至図10では、版検出センサ66、68の
図示を省略している。
【0107】これにより、スロープ部22に送りこまれ
た印刷版12は、下方側で幅方向の中間部がスイングロ
ーラ160に押圧されて、ストック部24Aへ向けて倒
される。
【0108】一方、図9に示すように、ストック部24
Aでは、展開ローラ174が載置板34の下方へ移動し
て待機しており、揺動アーム150がストック部24A
側に回動し、スイングローラ160が載置板34との間
で印刷版12を挟むと、展開モータ182を駆動する。
これにより、載置板34の下方の待機位置に待機してい
た展開ローラ174が載置板34上の印刷版12の下端
部に上方移動して印刷版12の上に載り、さらに、載置
板34の上面に沿って上方移動する。
【0109】揺動アーム150によって下方側が載置板
34に載せられた印刷版12は、展開ローラ174が載
置板34の表面に沿って上方移動することにより、図8
及び図10に示すように、展開ローラ174によって上
方側が巻きこまれるようにして、ストック部24Aへ向
けて引っ張られて、載置板34上に展開される(図10
参照)。
【0110】展開モータ182は、印刷版12の長さL
に応じた位置まで展開ローラ174を上方移動させて、
印刷版12の全面を載置板34に載せると、逆転駆動す
る。これにより、展開ローラ174が載置板34の下方
の待機位置へ移動する。
【0111】このように、スタッカー10Bは、揺動ア
ーム150のスイングローラ160と別に設けている展
開ローラ174を載置板34の表面に沿って移動させる
ことにより、揺動アーム150によって下方側が載置板
34に載せられた印刷版12をこの載置板34上に展開
させて確実に集積することができる。
【0112】なお、第3の実施の形態では、印刷版12
の幅方向の両側に展開ローラ174を配置し、この展開
ローラ174をチェーン168によって載置板34の表
面に沿って移動させるようにしたが、展開ローラ174
の移動手段はこれに限るものではなく、展開ローラ17
4を載置板34の表面に沿って移動可能とするものであ
れば任意の構成を用いることができる。
【0113】また、第3の実施の形態では、揺動アーム
150を挟むようにして展開ローラ174を配置し、揺
動アーム150のスイングローラ160によって抑えた
印刷版12を展開ローラ174によって載置板34上に
展開するようにしたが、揺動アーム150が展開ローラ
174と干渉しないような構成とし、展開ローラ174
によって印刷版12を載置板34に抑えつけてから揺動
アーム150をスロープ部22側に退避させた後、展開
ローラ174を上方移動させて印刷版12を載置板34
上に展開する構造であっても良い。
【0114】なお、以上説明した本実施の形態では、板
状体として感光性平版印刷版である印刷版12を用い、
この印刷版12を集積するスタッカー10、10A、1
0Bを例に説明したが、本発明は、感光性平版印刷版等
の感光材料に限らず、矩形平板形状である任意の板状体
を集積する集積装置に適用することができる。
【0115】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、傾
斜部に保持した板状体の下方側を揺動アームによって集
積部へ倒した後、展開ローラの上方移動により傾斜部側
に残っている板状体の上方側を集積部へ向けて引っ張っ
て載置板上に展開することにより、板状体の長さにかか
わらずこの板状体を円滑にかつ確実に集積部の載置板上
に倒して集積することができるという優れた効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に適用したスタッカーの概略構成
図である。
【図2】スタッカーの要部を示す概略構成図である。
【図3】第1の実施の形態に係る揺動アームの一例を示
す概略構成図であり、ストック部へ向けて倒された揺動
アームが収縮している状態を示している。
【図4】第1の実施の形態に係る揺動アームの一例を示
す概略構成図であり、ストック部へ向けて倒された揺動
アームが伸張して印刷版を展開した状態を示している。
【図5】第1の実施の形態に係る印刷板の集積処理の概
略を示す流れ図である。
【図6】第2の実施の形態に係るスタッカーの要部を示
す概略構成図である。
【図7】第2の実施の形態に係る印刷板の集積処理の概
略を示す流れ図である。
【図8】第3の実施の形態に係るスタッカーの要部を示
す概略構成図である。
【図9】第3の実施の形態に係る揺動アームと展開ロー
ラの一例を示す概略構成図であり、印刷版の展開前の状
態を示している。
【図10】第3の実施の形態に係る揺動アームと展開ロ
ーラの一例を示す概略構成図であり、印刷版を載置板上
に展開した状態を示している。
【符号の説明】
10、10A、10B スタッカー(集積装置) 12 印刷板(板状体) 14 自動現像装置 22 スロープ部(傾斜部) 24、24A ストック部(集積部) 34 載置板 38、150 揺動アーム(展開手段) 40 アーム部(展開手段) 44 スイングローラ(展開ローラ、展開手段) 64 コントローラ(展開制御手段) 66 版検出センサ(板長検出手段) 70 エアシリンダ(移動手段) 74 外枠(展開手段) 76 スライド枠(展開手段) 78 スライド板(展開手段) 160 スイングローラ 168 チェーン(展開手段) 174 展開ローラ(展開手段) 182 展開モータ(展開手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送手段によって搬送されることにより
    上方から送り込まれる板状体を傾斜面に沿って下方へ案
    内して支持する傾斜部と、 前記傾斜部に対向して傾斜させて設けた載置板に前記板
    状体を立て掛けて載置することにより集積する集積部
    と、 前記傾斜部に設けられて傾斜されて載置された前記板状
    体を支持して前記集積部へ向けて揺動することにより少
    なくとも前記板状体の下部側を前記集積部へ受け渡す揺
    動アームと、 前記揺動アームによって前記集積部の載置板に移動した
    前記板状体に対向する展開ローラを、前記集積部の載置
    板の表面に沿って下端側から上方移動させることによ
    り、前記板状体を前記載置板の上面上に展開する展開手
    段と、 を含むことを特徴とする板状体の集積装置。
  2. 【請求項2】 前記傾斜部の傾斜面に沿って下方へ移動
    する前記板状体の移動方向に沿った長さを検出する板長
    検出手段と、 前記板長検出手段の検出結果に基づいて前記展開手段に
    よる前記展開ローラの移動量を制御する展開制御手段
    と、 を含むことを特徴とする請求項1に記載の板状体の集積
    装置。
  3. 【請求項3】 前記展開ローラと一体に移動して前記展
    開ローラの移動方向の前方側の前記板状体の有無を検出
    する検出手段と、 前記検出手段の検出結果に応じて前記展開手段を作動さ
    せることにより前記展開ローラの移動量を制御する展開
    制御手段と、 を含むことを特徴とする請求項1に記載の板状体の集積
    装置。
  4. 【請求項4】 前記揺動アームを伸縮可能とすると共
    に、前記展開ローラを前記揺動アームの先端に設け、前
    記展開手段が前記揺動アームを伸張することにより前記
    展開ローラを前記集積部の載置板の上面に沿って移動す
    ることを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記
    載の板状体の集積装置。
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