JP3326911B2 - シート材の搬送方法及びその装置 - Google Patents
シート材の搬送方法及びその装置Info
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- sheet
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、印刷用版材の
製造に用いられる画像露光済みの感光性版材を現像する
自動現像装置等に用いられるシート材の搬送方法及びそ
の装置に関する。
製造に用いられる画像露光済みの感光性版材を現像する
自動現像装置等に用いられるシート材の搬送方法及びそ
の装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、薄い金属板等の支持体表面に感光
性材料を塗布した平版印刷板のような感光性シート材を
現像装置を用いて処理する場合には、作業者がシート材
を一枚づつ挿入台から挿入し、処理したシート材を一枚
づつ排出台から取り出す作業を行っていた。
性材料を塗布した平版印刷板のような感光性シート材を
現像装置を用いて処理する場合には、作業者がシート材
を一枚づつ挿入台から挿入し、処理したシート材を一枚
づつ排出台から取り出す作業を行っていた。
【0003】また、多数枚の感光性シート材を連続して
処理する場合には、現像装置の未処理シート供給側に図
9に示すような未処理のシート供給部を設け、現像装置
の現像済みシート排出側に図10に示すような現像済み
シート排出部を設けている。
処理する場合には、現像装置の未処理シート供給側に図
9に示すような未処理のシート供給部を設け、現像装置
の現像済みシート排出側に図10に示すような現像済み
シート排出部を設けている。
【0004】図9のシート供給部は、露光後であって現
像前のシート材Pが感光材料面を下方にむけて、未処理
シート材収納部100に積層されている。未処理シート
材収納部100の近傍には、チェーン101が配設され
ている。このチェーン101は、スプロケット102に
よって駆動され、回動自在の先頭ローラ103、中間ロ
ーラ104が配設されている。
像前のシート材Pが感光材料面を下方にむけて、未処理
シート材収納部100に積層されている。未処理シート
材収納部100の近傍には、チェーン101が配設され
ている。このチェーン101は、スプロケット102に
よって駆動され、回動自在の先頭ローラ103、中間ロ
ーラ104が配設されている。
【0005】未処理シート材収納部100に収納されて
いるシート材Pは、吸着パッド105によってシート材
Pの感光材料面の反対側を捕捉され、シート材Pの下方
が少し持ち上げられる。このシート材Pの下方から先頭
ローラ103を差し入れることにより、そのシート材P
を集積されている他のシート材Pから分離し、駆動され
るチェーン101の先頭ローラ103,中間ローラ10
4によってシート材Pを現像装置に送りこむ。
いるシート材Pは、吸着パッド105によってシート材
Pの感光材料面の反対側を捕捉され、シート材Pの下方
が少し持ち上げられる。このシート材Pの下方から先頭
ローラ103を差し入れることにより、そのシート材P
を集積されている他のシート材Pから分離し、駆動され
るチェーン101の先頭ローラ103,中間ローラ10
4によってシート材Pを現像装置に送りこむ。
【0006】図10のシート排出部は、現像装置1から
排出されるシート材Pが、シート支持部200の上を滑
走落下し、シート受け部201で受け止められて停止す
る。そして、リンク機構部202のリンク機構によって
シート支持部200が揺動されて、これの上にあるシー
ト材Pが処理済みシート材収納部203に移載され、一
枚づつ積載収納されるものである。
排出されるシート材Pが、シート支持部200の上を滑
走落下し、シート受け部201で受け止められて停止す
る。そして、リンク機構部202のリンク機構によって
シート支持部200が揺動されて、これの上にあるシー
ト材Pが処理済みシート材収納部203に移載され、一
枚づつ積載収納されるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、印刷用版材
のように露光処理あるいは現像処理を行ない、画像を形
成したシート材については、形成した画像に「こすり
傷」や変形等の「損傷」を生じることのないように、そ
の取扱いには細心の注意を払わなければならないこと
は、明らかである。
のように露光処理あるいは現像処理を行ない、画像を形
成したシート材については、形成した画像に「こすり
傷」や変形等の「損傷」を生じることのないように、そ
の取扱いには細心の注意を払わなければならないこと
は、明らかである。
【0008】また、露光済みの感光性シート材を供給台
に載置する場合には、室内照明などによる感光性シート
材の不要露光を極力回避するため、感光性シート材の露
光面を露出させないように供給台面に沿わせて配置する
のが一般的である。
に載置する場合には、室内照明などによる感光性シート
材の不要露光を極力回避するため、感光性シート材の露
光面を露出させないように供給台面に沿わせて配置する
のが一般的である。
【0009】しかしながら、図9に示したシート供給部
では、シート材Pの供給台側の表面、すなわち、チェー
ン101に回動自在に配設される先頭ローラ103およ
び中間ローラ104との接触により、感光材料面(露光
面)に「こすり傷」がつくという問題点がある。
では、シート材Pの供給台側の表面、すなわち、チェー
ン101に回動自在に配設される先頭ローラ103およ
び中間ローラ104との接触により、感光材料面(露光
面)に「こすり傷」がつくという問題点がある。
【0010】また、図10に示したシート排出部では、
シート材Pの自重滑走落下をシート受け部201により
受け止める際に、シート材Pのサイズが大きな場合に
は、その自重が大きくなるので、またシート材Pのサイ
ズが小さい場合には、滑走落下距離が長くなるので、シ
ート材Pとシート受け部201との衝突力によって、シ
ート材Pの先端部が変形するという「損傷」が問題点と
なる。
シート材Pの自重滑走落下をシート受け部201により
受け止める際に、シート材Pのサイズが大きな場合に
は、その自重が大きくなるので、またシート材Pのサイ
ズが小さい場合には、滑走落下距離が長くなるので、シ
ート材Pとシート受け部201との衝突力によって、シ
ート材Pの先端部が変形するという「損傷」が問題点と
なる。
【0011】また、これらを防止するために落下速度を
遅くして、変形を防止しようとするとシート支持部20
0の傾きを緩くしなければならず、結果として現像装置
の全長が長くなる。
遅くして、変形を防止しようとするとシート支持部20
0の傾きを緩くしなければならず、結果として現像装置
の全長が長くなる。
【0012】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、例えば、印刷用版材のように露光処理
あるいは現像処理を行ない、画像を形成したシート材に
「こすり傷」や変形等の「損傷」を生じることのない、
信頼性の高いシート材の搬送方法及びその装置を提供す
ることを目的とする。
たものであって、例えば、印刷用版材のように露光処理
あるいは現像処理を行ない、画像を形成したシート材に
「こすり傷」や変形等の「損傷」を生じることのない、
信頼性の高いシート材の搬送方法及びその装置を提供す
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の発明方法は、シート材処理部へ未
処理シート材を搬入するシート材の搬送方法であって、
積層載置されたシート材の非処理面の上部を吸着保持し
て、前記シート材を揺動変位させる過程と、所定位置に
まで揺動変位されたシート材の非処理面の下部を吸着保
持することにより、前記シート材を受け取る過程と、受
け取ったシート材の非処理面を前記シート材処理部への
案内板に当接させた状態で、前記シート材を前記案内板
に沿って摺動変位させることにより、シート材をシート
材処理部へ搬入する過程と、を備えたことを特徴とする
ものである。
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の発明方法は、シート材処理部へ未
処理シート材を搬入するシート材の搬送方法であって、
積層載置されたシート材の非処理面の上部を吸着保持し
て、前記シート材を揺動変位させる過程と、所定位置に
まで揺動変位されたシート材の非処理面の下部を吸着保
持することにより、前記シート材を受け取る過程と、受
け取ったシート材の非処理面を前記シート材処理部への
案内板に当接させた状態で、前記シート材を前記案内板
に沿って摺動変位させることにより、シート材をシート
材処理部へ搬入する過程と、を備えたことを特徴とする
ものである。
【0014】請求項2に記載の発明方法は、請求項1に
記載のシート材の搬送方法において、積層載置されたシ
ート材の非処理面の上部を吸着保持する前段階として、
シート材の上端を検知する過程を備えたことを特徴とす
るものである。
記載のシート材の搬送方法において、積層載置されたシ
ート材の非処理面の上部を吸着保持する前段階として、
シート材の上端を検知する過程を備えたことを特徴とす
るものである。
【0015】
【0016】請求項3に記載の発明方法は、シート材処
理部へ未処理シート材を搬入するシート材搬入過程と、
シート材処理部から繰り出される処理済みシート材を案
内板に沿って滑動落下させることによりシート材を搬出
するシート材搬出過程とを備えたシート材の搬送方法で
あって、前記シート材搬入過程は、積層載置されたシー
ト材の非処理面の上部を吸着保持して、前記シート材を
揺動変位させる過程と、所定位置にまで揺動変位された
シート材の非処理面の下部を吸着保持することにより、
前記シート材を受け取る過程と、受け取ったシート材の
非処理面を前記シート材処理部への案内板に当接させた
状態で、前記シート材を前記案内板に沿って摺動変位さ
せることにより、シート材をシート材処理部へ搬入する
過程と、を含み、前記シート材搬出過程は、前記シート
材処理部から繰り出されてくるシート材の先端部を検出
する過程と、前記シート材の先端部が検出されることに
基づき、前記シート材の先端部に近接した待機位置から
案内板の下方に向けて、前記シート材の繰り出し速度と
ほぼ同速度で、シート材の受け止め部材を変位させる過
程と、前記シート材処理部から離脱して案内板上を滑動
落下するシート材を前記シート材の受け止め部材で受け
止める過程と、を含むことを特徴とするものである。
理部へ未処理シート材を搬入するシート材搬入過程と、
シート材処理部から繰り出される処理済みシート材を案
内板に沿って滑動落下させることによりシート材を搬出
するシート材搬出過程とを備えたシート材の搬送方法で
あって、前記シート材搬入過程は、積層載置されたシー
ト材の非処理面の上部を吸着保持して、前記シート材を
揺動変位させる過程と、所定位置にまで揺動変位された
シート材の非処理面の下部を吸着保持することにより、
前記シート材を受け取る過程と、受け取ったシート材の
非処理面を前記シート材処理部への案内板に当接させた
状態で、前記シート材を前記案内板に沿って摺動変位さ
せることにより、シート材をシート材処理部へ搬入する
過程と、を含み、前記シート材搬出過程は、前記シート
材処理部から繰り出されてくるシート材の先端部を検出
する過程と、前記シート材の先端部が検出されることに
基づき、前記シート材の先端部に近接した待機位置から
案内板の下方に向けて、前記シート材の繰り出し速度と
ほぼ同速度で、シート材の受け止め部材を変位させる過
程と、前記シート材処理部から離脱して案内板上を滑動
落下するシート材を前記シート材の受け止め部材で受け
止める過程と、を含むことを特徴とするものである。
【0017】請求項4に記載の発明装置は、シート材処
理部へ未処理シート材を搬入するシート材搬入機構と、
シート材処理部から繰り出される処理済みシート材を案
内板に沿って滑動落下させることによりシート材を搬出
するシート材搬出機構とを備えたシート材の搬送装置で
あって、前記シート材搬入機構は、未処理シート材の非
処理面を上側にして、未処理処理シート材を斜めに立て
掛けた状態で積層収納する未処理シート材収納部と、前
記未処理シート材収納部に対向配備され、かつ、前記シ
ート材の傾斜配置とは逆方向に湾曲傾斜して、シート材
をシート材処理部に案内する摺動案内面を備えたシート
材搬入用案内板と、前記シート材搬入用案内板に没入す
る退避位置と前記案内板から突出したシート材吸着位置
とにわたって、下端を中心に揺動変位自在の揺動アーム
と、前記揺動アームを駆動する揺動アーム駆動部と、前
記揺動アームに取り付けられ、このアームに沿って変位
自在の移載用吸着パッドと、前記移載用吸着パッドと一
体となって変位自在で、前記未処理シート材収納部にあ
る未処理シート材の上端を検出するするシート材上端検
出センサと、前記移載用吸着パッドと前記シート材上端
検出センサとを変位駆動する移載用吸着パッド駆動部
と、前記シート材搬入用案内板の摺動案内面に沿って変
位自在の移送用吸着パッドと、前記移送用吸着パッドを
変位駆動する移送用吸着パッド駆動部と、を備え、前記
シート材搬出機構は、前記処理済みシート材を滑動落下
させるシート材搬出用案内板の所定位置に設けられ、処
理済みシート材の先端部を検出するシート材検出センサ
と、前記シート材検出センサによって検出されたシート
材の先端部に近接した待機位置から前記シート材搬出用
案内板に沿って下方へ変位自在に設けられ、処理済みシ
ート材を受け止める受け止め部材と、前記シート材検出
センサからの検出信号に基づき、シート処理部からのシ
ート材の繰り出し速度とほぼ同じ速度で、前記受け止め
部材を変位駆動させる受け止め部材駆動部と、を備えた
ことを特徴とするものである。
理部へ未処理シート材を搬入するシート材搬入機構と、
シート材処理部から繰り出される処理済みシート材を案
内板に沿って滑動落下させることによりシート材を搬出
するシート材搬出機構とを備えたシート材の搬送装置で
あって、前記シート材搬入機構は、未処理シート材の非
処理面を上側にして、未処理処理シート材を斜めに立て
掛けた状態で積層収納する未処理シート材収納部と、前
記未処理シート材収納部に対向配備され、かつ、前記シ
ート材の傾斜配置とは逆方向に湾曲傾斜して、シート材
をシート材処理部に案内する摺動案内面を備えたシート
材搬入用案内板と、前記シート材搬入用案内板に没入す
る退避位置と前記案内板から突出したシート材吸着位置
とにわたって、下端を中心に揺動変位自在の揺動アーム
と、前記揺動アームを駆動する揺動アーム駆動部と、前
記揺動アームに取り付けられ、このアームに沿って変位
自在の移載用吸着パッドと、前記移載用吸着パッドと一
体となって変位自在で、前記未処理シート材収納部にあ
る未処理シート材の上端を検出するするシート材上端検
出センサと、前記移載用吸着パッドと前記シート材上端
検出センサとを変位駆動する移載用吸着パッド駆動部
と、前記シート材搬入用案内板の摺動案内面に沿って変
位自在の移送用吸着パッドと、前記移送用吸着パッドを
変位駆動する移送用吸着パッド駆動部と、を備え、前記
シート材搬出機構は、前記処理済みシート材を滑動落下
させるシート材搬出用案内板の所定位置に設けられ、処
理済みシート材の先端部を検出するシート材検出センサ
と、前記シート材検出センサによって検出されたシート
材の先端部に近接した待機位置から前記シート材搬出用
案内板に沿って下方へ変位自在に設けられ、処理済みシ
ート材を受け止める受け止め部材と、前記シート材検出
センサからの検出信号に基づき、シート処理部からのシ
ート材の繰り出し速度とほぼ同じ速度で、前記受け止め
部材を変位駆動させる受け止め部材駆動部と、を備えた
ことを特徴とするものである。
【0018】
【作用】本発明の作用は次のとおりである。すなわち、
請求項1に記載の発明方法によれば、積層配置されたシ
ート材の非処理面の上部を吸着保持して、前記シート材
を揺動変位させ、所定位置にまで揺動変位されたシート
材の非処理面の下部を吸着保持して前記シート材を受け
取る。そして、このシート材の非処理面を案内板に当接
させた状態で、案内板に沿って摺動変位させてシート材
をシート材の処理面に一切触れることなくシート材処理
部へ搬入する。
請求項1に記載の発明方法によれば、積層配置されたシ
ート材の非処理面の上部を吸着保持して、前記シート材
を揺動変位させ、所定位置にまで揺動変位されたシート
材の非処理面の下部を吸着保持して前記シート材を受け
取る。そして、このシート材の非処理面を案内板に当接
させた状態で、案内板に沿って摺動変位させてシート材
をシート材の処理面に一切触れることなくシート材処理
部へ搬入する。
【0019】請求項2に記載の発明方法によれば、積層
載置されたシート材の非処理面の上部を吸着する前に、
シート材の上端を検知して様々な大きさのシート材を吸
着保持する。
載置されたシート材の非処理面の上部を吸着する前に、
シート材の上端を検知して様々な大きさのシート材を吸
着保持する。
【0020】
【0021】請求項3に記載の発明方法によれば、積層
配置されたシート材の非処理面の上部を吸着保持して、
前記シート材を揺動変位させ、所定位置にまで揺動変位
されたシート材の非処理面の下部を吸着保持して前記シ
ート材を受け取る。そして、このシート材の非処理面を
案内板に当接させた状態で、案内板に沿って摺動変位さ
せてシート材をシート材の処理面に一切触れることなく
シート材処理部へ搬入する。次に、シート材処理部から
繰り出されてくるシート材の先端部を検出し、前記シー
ト材の先端部が検出されることに基づいて、シート受け
止め部材を前記シート材の繰り出し速度とほぼ同速度で
変位させ、前記シート材処理部から離脱して案内板上を
滑動落下するシート材を前記シート材の受け止め部材で
受け止めて、シート材がシート受け止め部材に衝突する
ときの衝撃を和らげる。
配置されたシート材の非処理面の上部を吸着保持して、
前記シート材を揺動変位させ、所定位置にまで揺動変位
されたシート材の非処理面の下部を吸着保持して前記シ
ート材を受け取る。そして、このシート材の非処理面を
案内板に当接させた状態で、案内板に沿って摺動変位さ
せてシート材をシート材の処理面に一切触れることなく
シート材処理部へ搬入する。次に、シート材処理部から
繰り出されてくるシート材の先端部を検出し、前記シー
ト材の先端部が検出されることに基づいて、シート受け
止め部材を前記シート材の繰り出し速度とほぼ同速度で
変位させ、前記シート材処理部から離脱して案内板上を
滑動落下するシート材を前記シート材の受け止め部材で
受け止めて、シート材がシート受け止め部材に衝突する
ときの衝撃を和らげる。
【0022】請求項4に記載の発明装置によれば、移載
用吸着パッド駆動部が、シート材上端検出センサを変位
駆動することによりシート材の上端を検知し、続いて移
載用吸着パッドが未処理シート材収納部に積層収納され
た未処理のシート材の非処理面の上部を吸着保持する。
その後、揺動アームが、退避位置へ揺動変位することに
より、吸着保持したシート材をシート材搬入用案内板上
へ移載する。シート材搬入用案内板の摺動案内面に沿っ
て変位自在の移送用吸着パッドが、シート材搬入用案内
板上に移載されているシート材の非処理面を吸着し、移
送用吸着パッド駆動部がシート材を吸着している移送用
吸着パッドをシート材処理部へ移動して、シート材をシ
ート処理部へ移送する。次に、シート材搬出用案内板の
所定位置に設けられたシート材検出センサが、シート材
処理部から繰り出される処理済みのシート材の先端を検
知することにより、繰り出されるシート材の速度とほぼ
同じ速度で受け止め部材駆動部が受け止め部材を駆動す
る。その結果、受け止め部材は、シート材の先端と近接
した状態で変位する。シート材がシート材処理部から離
脱すると、このシート材は搬出用案内板を僅かに滑り落
ちた後、受け止め部材に受け止められる。
用吸着パッド駆動部が、シート材上端検出センサを変位
駆動することによりシート材の上端を検知し、続いて移
載用吸着パッドが未処理シート材収納部に積層収納され
た未処理のシート材の非処理面の上部を吸着保持する。
その後、揺動アームが、退避位置へ揺動変位することに
より、吸着保持したシート材をシート材搬入用案内板上
へ移載する。シート材搬入用案内板の摺動案内面に沿っ
て変位自在の移送用吸着パッドが、シート材搬入用案内
板上に移載されているシート材の非処理面を吸着し、移
送用吸着パッド駆動部がシート材を吸着している移送用
吸着パッドをシート材処理部へ移動して、シート材をシ
ート処理部へ移送する。次に、シート材搬出用案内板の
所定位置に設けられたシート材検出センサが、シート材
処理部から繰り出される処理済みのシート材の先端を検
知することにより、繰り出されるシート材の速度とほぼ
同じ速度で受け止め部材駆動部が受け止め部材を駆動す
る。その結果、受け止め部材は、シート材の先端と近接
した状態で変位する。シート材がシート材処理部から離
脱すると、このシート材は搬出用案内板を僅かに滑り落
ちた後、受け止め部材に受け止められる。
【0023】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。本発明方法および装置は、シート材を搬送する
機構を備える装置であれば、種々の装置に適用可能であ
るが、本実施例では、印刷用版材の製造に用いられ、画
像露光済みの感光性版材を現像する自動現像装置を例に
採って説明する。したがって、以下の説明では、既に所
望のパターンが露光された感光面を備えたシート材を現
像処理するために、シート材を搬入する過程から説明す
る。
明する。本発明方法および装置は、シート材を搬送する
機構を備える装置であれば、種々の装置に適用可能であ
るが、本実施例では、印刷用版材の製造に用いられ、画
像露光済みの感光性版材を現像する自動現像装置を例に
採って説明する。したがって、以下の説明では、既に所
望のパターンが露光された感光面を備えたシート材を現
像処理するために、シート材を搬入する過程から説明す
る。
【0024】なお、このシート材は、アルミニウム等の
金属製の支持体が、一方の表面に感光性材料を塗布され
て、厚さが0.2〜0.3mm、長さが500〜130
0mm程度に形成されたものである。以下の説明におい
ては、シート材の表面のうち、感光性材料が塗布された
一方の表面を処理面、他方の表面を非処理面と呼ぶこと
にする。
金属製の支持体が、一方の表面に感光性材料を塗布され
て、厚さが0.2〜0.3mm、長さが500〜130
0mm程度に形成されたものである。以下の説明におい
ては、シート材の表面のうち、感光性材料が塗布された
一方の表面を処理面、他方の表面を非処理面と呼ぶこと
にする。
【0025】まず、初めに本実施例に係る自動現像装置
の全体構成を、図1を参照して説明する。
の全体構成を、図1を参照して説明する。
【0026】図中、符号1は、自動現像装置であり、シ
ート供給側にはシート材搬入機構2が配置され、前記シ
ート材搬入機構2から供給された露光済みのシート材の
現像処理を行うシート材処理部3を介して、シート排出
側にはシート材搬出機構4が配置される。
ート供給側にはシート材搬入機構2が配置され、前記シ
ート材搬入機構2から供給された露光済みのシート材の
現像処理を行うシート材処理部3を介して、シート排出
側にはシート材搬出機構4が配置される。
【0027】前記シート材搬入機構2は、露光後/現像
前のシート材Pの非処理面を上側にして斜めに立て掛け
て積層収納する未処理シート材収納部10と、前記未処
理シート材収納部10に対向配備されて、前記シート材
の収納されている傾斜とは逆方向に湾曲傾斜して、シー
ト材Pを前記シート処理部3に案内する摺動案内面を備
えたシート材搬入用案内板40と、前記シート材搬入用
案内板40の内方に配置され、下端を中心に揺動変位自
在に配設されるシート材移載機構20と、前記シート材
移載機構20と同様に前記シート材搬入用案内板40の
内方に配置されるシート移送機構30とから構成され
る。
前のシート材Pの非処理面を上側にして斜めに立て掛け
て積層収納する未処理シート材収納部10と、前記未処
理シート材収納部10に対向配備されて、前記シート材
の収納されている傾斜とは逆方向に湾曲傾斜して、シー
ト材Pを前記シート処理部3に案内する摺動案内面を備
えたシート材搬入用案内板40と、前記シート材搬入用
案内板40の内方に配置され、下端を中心に揺動変位自
在に配設されるシート材移載機構20と、前記シート材
移載機構20と同様に前記シート材搬入用案内板40の
内方に配置されるシート移送機構30とから構成され
る。
【0028】前記シート材搬入機構2とシート材処理部
3を介して対向配置されるシート材搬出機構4は、シー
ト材処理部3から繰り出される処理済みシート材P’を
滑動落下させるための傾斜を備えるシート材搬出用案内
板41と、前記シート材搬出用案内板41を滑動落下す
る処理済みシート材P’の先端を検出するために、前記
シート材搬出用案内板41の適宜の位置に配設されるシ
ート材検出センサ80と、前記シート材検出センサ80
が処理済みシート材P’を検出することでシートの受け
止め動作を行う、前記シート材搬出用案内板41の内方
に配設されるシート材受け止め機構60と、前記シート
材受け止め機構60によって受け止められた処理済みシ
ート材P’を、処理面を下側にして斜めに立て掛けて積
層収納する処理済みシート材収納部50へ移載するため
に案内板41を揺動駆動する案内板駆動部70とから構
成される。
3を介して対向配置されるシート材搬出機構4は、シー
ト材処理部3から繰り出される処理済みシート材P’を
滑動落下させるための傾斜を備えるシート材搬出用案内
板41と、前記シート材搬出用案内板41を滑動落下す
る処理済みシート材P’の先端を検出するために、前記
シート材搬出用案内板41の適宜の位置に配設されるシ
ート材検出センサ80と、前記シート材検出センサ80
が処理済みシート材P’を検出することでシートの受け
止め動作を行う、前記シート材搬出用案内板41の内方
に配設されるシート材受け止め機構60と、前記シート
材受け止め機構60によって受け止められた処理済みシ
ート材P’を、処理面を下側にして斜めに立て掛けて積
層収納する処理済みシート材収納部50へ移載するため
に案内板41を揺動駆動する案内板駆動部70とから構
成される。
【0029】次に、図2から図6を参照して、前記シー
ト材搬入機構2の各部を詳細に説明する。
ト材搬入機構2の各部を詳細に説明する。
【0030】図2は、シート材搬入機構2を未処理シー
ト材収納部10方向から見た正面図、図3は、シート材
移載機構20がシート材吸着位置にあるときの状態を示
した側面図、図4は、シート材移載機構20の要部拡大
側面図、図5は、シート材移載機構20がシート材受渡
し位置にあるときの状態を示した側面図、図6は、シー
ト材移送機構30の側面図である。
ト材収納部10方向から見た正面図、図3は、シート材
移載機構20がシート材吸着位置にあるときの状態を示
した側面図、図4は、シート材移載機構20の要部拡大
側面図、図5は、シート材移載機構20がシート材受渡
し位置にあるときの状態を示した側面図、図6は、シー
ト材移送機構30の側面図である。
【0031】まず、シート材移載機構20の構成を説明
する。図3中、符号20pは、シート材移載機構20が
揺動する際の支点となる揺動支点である。この揺動支点
20pを中心としてシート材移載機構20は、伸縮する
ロッドをもつシリンダ等によって構成される揺動アーム
駆動部25で揺動動作される。この揺動動作されるシー
ト材移載機構20には、移載用吸着パッド22とシート
材上端検出機構23とを備えるパッド/センサ支持体2
4が変位自在に設けられている。
する。図3中、符号20pは、シート材移載機構20が
揺動する際の支点となる揺動支点である。この揺動支点
20pを中心としてシート材移載機構20は、伸縮する
ロッドをもつシリンダ等によって構成される揺動アーム
駆動部25で揺動動作される。この揺動動作されるシー
ト材移載機構20には、移載用吸着パッド22とシート
材上端検出機構23とを備えるパッド/センサ支持体2
4が変位自在に設けられている。
【0032】パッド/センサ支持体24は、揺動アーム
21の長手方向に沿って配置されているガイド軸21a
に摺動自在に取着されているとともに、螺軸21bに螺
合されている。この螺軸21bの一端に連結されたモー
タ21cによって螺軸21bが回転駆動されることによ
り支持体24は揺動アーム21の長手方向に移動する。
図4を参照する。パッド/センサ支持体24には、シー
ト材Pを吸着するための移載用吸着パッド22とシート
材上端検出機構23が揺動アーム21の長手方向に直交
する方向に配備され、それぞれがエアーシリンダ24
a,24bで駆動される。また、移載用吸着パッド22
とシート材上端検出機構23は、コイルバネによってシ
ート材Pの方向へ付勢されている。このシート材上端検
出機構23は、近接スイッチ23aと、シート材Pの厚
さ方向にコイルバネで付勢されている懸架された変位自
在のアクチュエータ23bと、これらを支持するための
支持体23cなどから構成されている。
21の長手方向に沿って配置されているガイド軸21a
に摺動自在に取着されているとともに、螺軸21bに螺
合されている。この螺軸21bの一端に連結されたモー
タ21cによって螺軸21bが回転駆動されることによ
り支持体24は揺動アーム21の長手方向に移動する。
図4を参照する。パッド/センサ支持体24には、シー
ト材Pを吸着するための移載用吸着パッド22とシート
材上端検出機構23が揺動アーム21の長手方向に直交
する方向に配備され、それぞれがエアーシリンダ24
a,24bで駆動される。また、移載用吸着パッド22
とシート材上端検出機構23は、コイルバネによってシ
ート材Pの方向へ付勢されている。このシート材上端検
出機構23は、近接スイッチ23aと、シート材Pの厚
さ方向にコイルバネで付勢されている懸架された変位自
在のアクチュエータ23bと、これらを支持するための
支持体23cなどから構成されている。
【0033】なお、シート材Pの厚みは0.2〜0.3
mmと薄いので、種々のサイズのシート材Pが積層載置
されると、例えば、下層のシート材Pの長手方向のサイ
ズが上層のシート材Pの長手方向のサイズより小さい場
合、上層のシート材Pの上端が下層のシート材P方向に
反った状態となる。この状態で、上記のシート材上端検
出機構23がシート材P上を移動すると、最上部のシー
ト材Pとその下層のシート材Pとの段差による変位を検
出することが難しいので、図4におけるシート材上端検
出機構23のセンサ支持体23cに取着されている車輪
同士の間隔L2と、アクチュエータ23bの車輪とセン
サ支持体23cの車輪との間隔L1 はできるだけ短い方
が好ましい。
mmと薄いので、種々のサイズのシート材Pが積層載置
されると、例えば、下層のシート材Pの長手方向のサイ
ズが上層のシート材Pの長手方向のサイズより小さい場
合、上層のシート材Pの上端が下層のシート材P方向に
反った状態となる。この状態で、上記のシート材上端検
出機構23がシート材P上を移動すると、最上部のシー
ト材Pとその下層のシート材Pとの段差による変位を検
出することが難しいので、図4におけるシート材上端検
出機構23のセンサ支持体23cに取着されている車輪
同士の間隔L2と、アクチュエータ23bの車輪とセン
サ支持体23cの車輪との間隔L1 はできるだけ短い方
が好ましい。
【0034】図2に示すように、シート材Pの収納され
ている傾斜とは逆方向に湾曲傾斜しているシート材搬入
用案内板40には、上述したシート材移載機構20の揺
動変位と、シート材移送機構30の移送用吸着パッド3
1の変位を許容する、上下方向の一対の長孔40aが開
設されている。また、シート材搬入用案内板40の下端
には、シート材Pを一時的に受け止めておくための受け
台40bが配設されている。
ている傾斜とは逆方向に湾曲傾斜しているシート材搬入
用案内板40には、上述したシート材移載機構20の揺
動変位と、シート材移送機構30の移送用吸着パッド3
1の変位を許容する、上下方向の一対の長孔40aが開
設されている。また、シート材搬入用案内板40の下端
には、シート材Pを一時的に受け止めておくための受け
台40bが配設されている。
【0035】次に、図6を参照して、シート材移送機構
30の構成を詳細に説明する。
30の構成を詳細に説明する。
【0036】図中、符号31は、シート材移載機構20
によって、シート材搬入用案内板40にシート材Pの非
処理面が当接するように移載された後、受け台40bに
載置されたシート材Pの非処理面を吸着保持するための
移載用吸着パッドである。この移送用吸着パッド31
は、シート材搬入用案内板40に沿って配置されたガイ
ドレール32aに摺動自在に嵌め付けられている。ま
た、移送用吸着パッド31は、シート材搬入機構2の上
下に配備されたスプロケット32cに架け渡されたチェ
ーン32bに連結されている。上側のスプロケット32
cがモータ32dで駆動されることにより、移送用吸着
パッド31がガイドレール32aに沿って移動するよう
に構成されている。上述したガイドレール32a、チェ
ーン32b、スプロケット32c、モータ32dなど
は、移送用吸着パッド駆動部32を構成している。
によって、シート材搬入用案内板40にシート材Pの非
処理面が当接するように移載された後、受け台40bに
載置されたシート材Pの非処理面を吸着保持するための
移載用吸着パッドである。この移送用吸着パッド31
は、シート材搬入用案内板40に沿って配置されたガイ
ドレール32aに摺動自在に嵌め付けられている。ま
た、移送用吸着パッド31は、シート材搬入機構2の上
下に配備されたスプロケット32cに架け渡されたチェ
ーン32bに連結されている。上側のスプロケット32
cがモータ32dで駆動されることにより、移送用吸着
パッド31がガイドレール32aに沿って移動するよう
に構成されている。上述したガイドレール32a、チェ
ーン32b、スプロケット32c、モータ32dなど
は、移送用吸着パッド駆動部32を構成している。
【0037】次に、シート材搬入機構2のシート材搬入
動作を説明する。まず、シート材移載機構20の移載動
作を説明する。揺動アーム駆動部25のシリンダのロッ
ドが伸長駆動されることにより、図1に示す退避位置
(案内板40の内部に没入している位置)にある揺動ア
ーム21が、未処理シート材収納部10の方向へ揺動さ
れてシート材Pの吸着位置にまで変位する。続いて、図
4に示すエアーシリンダ24aが駆動されてセンサ支持
体23cが下降してシート材Pに接触する。そして、シ
ート材移載機構20のモータ21cが正転駆動されるこ
とにより、支持体24が下方位置から上昇駆動される。
アクチュエータ23bが、積層されたシート材群の最上
層にあるシート材Pの上端に達すると、上端の段差によ
り下方に変位する。この変位が近接スイッチ23aに検
出されると、モータ21cが停止することにより、吸着
パッド22がそのシート材Pの上部位置で停止する。こ
のように、シート材上端検出機構23によってシート材
の上端を検出しているので、様々なサイズのシート材P
であっても、その上端部を正しく吸着保持することがで
きる。
動作を説明する。まず、シート材移載機構20の移載動
作を説明する。揺動アーム駆動部25のシリンダのロッ
ドが伸長駆動されることにより、図1に示す退避位置
(案内板40の内部に没入している位置)にある揺動ア
ーム21が、未処理シート材収納部10の方向へ揺動さ
れてシート材Pの吸着位置にまで変位する。続いて、図
4に示すエアーシリンダ24aが駆動されてセンサ支持
体23cが下降してシート材Pに接触する。そして、シ
ート材移載機構20のモータ21cが正転駆動されるこ
とにより、支持体24が下方位置から上昇駆動される。
アクチュエータ23bが、積層されたシート材群の最上
層にあるシート材Pの上端に達すると、上端の段差によ
り下方に変位する。この変位が近接スイッチ23aに検
出されると、モータ21cが停止することにより、吸着
パッド22がそのシート材Pの上部位置で停止する。こ
のように、シート材上端検出機構23によってシート材
の上端を検出しているので、様々なサイズのシート材P
であっても、その上端部を正しく吸着保持することがで
きる。
【0038】続いて、エアーシリンダ24bが駆動され
ることにより、吸着パッド22が下降して、シート材P
の上部を吸着保持する。これと同時に、エアーシリンダ
24aが収縮動作してセンサ支持体23cが初期位置に
復帰する。続いて、エアーシリンダ24が収縮動作して
吸着パッド22が初期位置に復帰し、吸着保持したシー
ト材Pを少し持ち上げる。そして、モータ21cを逆転
駆動させることにより、吸着パッド22を少し下降さ
せ、シート材Pの下端を未処理シート材収納部10の底
部に押圧接触させて、そのシート材Pを少し湾曲変形さ
せることにより、重なって持ち上げられた他のシート材
Pを分離脱落させる。
ることにより、吸着パッド22が下降して、シート材P
の上部を吸着保持する。これと同時に、エアーシリンダ
24aが収縮動作してセンサ支持体23cが初期位置に
復帰する。続いて、エアーシリンダ24が収縮動作して
吸着パッド22が初期位置に復帰し、吸着保持したシー
ト材Pを少し持ち上げる。そして、モータ21cを逆転
駆動させることにより、吸着パッド22を少し下降さ
せ、シート材Pの下端を未処理シート材収納部10の底
部に押圧接触させて、そのシート材Pを少し湾曲変形さ
せることにより、重なって持ち上げられた他のシート材
Pを分離脱落させる。
【0039】次に、揺動アーム駆動部25のシリンダの
ロッドが若干収縮することにより、吸着保持したシート
材Pを中間位置にまで揺動変位させる。この位置でエア
ーシリンダ24bを伸長駆動して吸着パッド22を前進
させることにより、上記動作で分離できなかったシート
材Pを分離脱落させる。そして、揺動アーム駆動部25
のシリンダのロッドが更に収縮することにより、吸着保
持しているシート材Pをシート材搬入用案内板40にほ
ぼ当接する位置にまで揺動変位させる。このときの状態
を図5に示す。そして、移載用吸着パッド22の吸着を
解除して、吸着保持していたシート材Pを受け台40b
に載置する。
ロッドが若干収縮することにより、吸着保持したシート
材Pを中間位置にまで揺動変位させる。この位置でエア
ーシリンダ24bを伸長駆動して吸着パッド22を前進
させることにより、上記動作で分離できなかったシート
材Pを分離脱落させる。そして、揺動アーム駆動部25
のシリンダのロッドが更に収縮することにより、吸着保
持しているシート材Pをシート材搬入用案内板40にほ
ぼ当接する位置にまで揺動変位させる。このときの状態
を図5に示す。そして、移載用吸着パッド22の吸着を
解除して、吸着保持していたシート材Pを受け台40b
に載置する。
【0040】ここで受け台40bが予め水平に配設して
あるので、移載したシート材Pをシート処理部3へ水平
に供給することができる。また、受け台40bを角度付
けしておくことでシート材Pをシート処理部3へ一定の
角度で供給することもできる。
あるので、移載したシート材Pをシート処理部3へ水平
に供給することができる。また、受け台40bを角度付
けしておくことでシート材Pをシート処理部3へ一定の
角度で供給することもできる。
【0041】次に、シート材移送機構30の移送動作を
図6を参照して説明する。シート材搬入用案内板40の
表面近くにある移送用吸着パッド31が、受け台40b
に載置されているシート材Pの非処理面を吸着する。そ
して、移送用吸着パッド駆動部32が移送用吸着パッド
31をガイド32aに沿ってシート処理部3の方向へ移
動させる。このとき、シート材Pの非処理面は、シート
材搬入用案内板40の表面を滑動する。
図6を参照して説明する。シート材搬入用案内板40の
表面近くにある移送用吸着パッド31が、受け台40b
に載置されているシート材Pの非処理面を吸着する。そ
して、移送用吸着パッド駆動部32が移送用吸着パッド
31をガイド32aに沿ってシート処理部3の方向へ移
動させる。このとき、シート材Pの非処理面は、シート
材搬入用案内板40の表面を滑動する。
【0042】そして、シート材Pの先端部が、シート処
理部3のシート材Pの供給口の一対のニップローラ3a
の近辺に配設された近接センサ3cで検出されると、移
送用吸着パッド駆動部32の動作が停止し、ニップロー
ラ3aを閉止して、移送用吸着パッド31の吸着保持を
解除する。それ以降は、このニップローラ3aによって
シート材Pをシート処理部3内に搬入する。これによ
り、シート材Pはシート材処理部3に取り込まれて、適
宜の現像処理が施される。
理部3のシート材Pの供給口の一対のニップローラ3a
の近辺に配設された近接センサ3cで検出されると、移
送用吸着パッド駆動部32の動作が停止し、ニップロー
ラ3aを閉止して、移送用吸着パッド31の吸着保持を
解除する。それ以降は、このニップローラ3aによって
シート材Pをシート処理部3内に搬入する。これによ
り、シート材Pはシート材処理部3に取り込まれて、適
宜の現像処理が施される。
【0043】次に、シート材搬出機構4の構成を図7,
図8を参照して詳細に説明する。図7は、シート材搬出
機構4の側面図であり、図8は、シート材搬出機構4を
処理済みシート収納部50の側からみた正面図である。
図8を参照して詳細に説明する。図7は、シート材搬出
機構4の側面図であり、図8は、シート材搬出機構4を
処理済みシート収納部50の側からみた正面図である。
【0044】図中、符号62は、シート材受け止め機構
60に備えられ、シート材搬出用案内板41を滑動落下
してくる処理済みシート材P’を受け止める受け止め部
材である。シート材受け止め機構60は、シート材受け
止め部材62が取り付けられるチェーン61aと、チェ
ーン61aが架設されるスプロケット61b,61c
と、スプロケット61bに動力を与えるモータ61dか
ら構成される。
60に備えられ、シート材搬出用案内板41を滑動落下
してくる処理済みシート材P’を受け止める受け止め部
材である。シート材受け止め機構60は、シート材受け
止め部材62が取り付けられるチェーン61aと、チェ
ーン61aが架設されるスプロケット61b,61c
と、スプロケット61bに動力を与えるモータ61dか
ら構成される。
【0045】また、シート材搬出用案内板41を滑動落
下してくる処理済みシート材P’の先端部を検出するた
めに、シート材搬出用案内板41の適宜に位置に近接ス
イッチ等のシート材検出センサ80が配設されている。
下してくる処理済みシート材P’の先端部を検出するた
めに、シート材搬出用案内板41の適宜に位置に近接ス
イッチ等のシート材検出センサ80が配設されている。
【0046】シート材搬出用案内板41は、揺動支点7
0Pを中心に揺動変位可能に構成されている。この案内
板はエアーシリンダ等の案内板駆動部70によって揺動
駆動される。
0Pを中心に揺動変位可能に構成されている。この案内
板はエアーシリンダ等の案内板駆動部70によって揺動
駆動される。
【0047】次に、処理済みシート材受け止め機構の動
作を図7を参照して説明する。シート材処理部3から排
出用ニップローラ3b(図1参照)によって繰り出され
てきた処理済みシート材P’は、シート材搬出用案内板
41上を滑動し、処理済みシート材P’の先端部がシー
ト材検出センサ80によって検知されると同時に、受け
止め部材駆動部61のモータ61dが動作を開始して、
受け止め部材62の移動を開始する。この移動速度は、
処理済みシート材P’の繰り出される速度にほぼ等し
く、移動方向は、処理済みシート材P’の繰り出される
方向と同じである。
作を図7を参照して説明する。シート材処理部3から排
出用ニップローラ3b(図1参照)によって繰り出され
てきた処理済みシート材P’は、シート材搬出用案内板
41上を滑動し、処理済みシート材P’の先端部がシー
ト材検出センサ80によって検知されると同時に、受け
止め部材駆動部61のモータ61dが動作を開始して、
受け止め部材62の移動を開始する。この移動速度は、
処理済みシート材P’の繰り出される速度にほぼ等し
く、移動方向は、処理済みシート材P’の繰り出される
方向と同じである。
【0048】そして、シート材処理部3のニップローラ
3bから処理済みシート材P’が離れて、シート材搬出
用案内板41の表面を滑動落下すると、処理済みシート
材P’の先端部は、処理済みシート材P’が繰り出され
てきた速度にほぼ等しい速度で処理済みシート材P’に
近接して同方向に移動している受け止め部材62によっ
て受け止められる。このとき、落下する距離は、シート
材Pの長手方向のサイズにかかわらずシート材Pの先端
部から受け止め部材62までの一定距離であり、しか
も、この落下距離はシート材Pが破損しない程度の僅か
な距離になるように、センサ80の位置が予め調整され
ている。
3bから処理済みシート材P’が離れて、シート材搬出
用案内板41の表面を滑動落下すると、処理済みシート
材P’の先端部は、処理済みシート材P’が繰り出され
てきた速度にほぼ等しい速度で処理済みシート材P’に
近接して同方向に移動している受け止め部材62によっ
て受け止められる。このとき、落下する距離は、シート
材Pの長手方向のサイズにかかわらずシート材Pの先端
部から受け止め部材62までの一定距離であり、しか
も、この落下距離はシート材Pが破損しない程度の僅か
な距離になるように、センサ80の位置が予め調整され
ている。
【0049】受け止められた処理済みシート材P’は、
受け止め部材62の移動に伴って下降し、受け止め部材
62が受け止め部材駆動部61の駆動によってシート材
搬出用案内板41の内部へ引き込まれると、処理済みシ
ート材収納部50の下端部へ先端部を当接された状態で
載置される。
受け止め部材62の移動に伴って下降し、受け止め部材
62が受け止め部材駆動部61の駆動によってシート材
搬出用案内板41の内部へ引き込まれると、処理済みシ
ート材収納部50の下端部へ先端部を当接された状態で
載置される。
【0050】このように、シート材処理部3から繰り出
され、滑動落下する処理済みシート材P’は、シート材
受け止め機構60によって落下の際の衝撃を和らげられ
て受け止められるので、シート材P’の端面等を損傷す
ることがない。
され、滑動落下する処理済みシート材P’は、シート材
受け止め機構60によって落下の際の衝撃を和らげられ
て受け止められるので、シート材P’の端面等を損傷す
ることがない。
【0051】受け止め部材駆動部61は、受け止め部材
62をシート材搬出用案内板41の内部の適宜の位置で
停止させ、シート材処理部3から繰り出されてくる次の
処理済みシート材P’に備える。
62をシート材搬出用案内板41の内部の適宜の位置で
停止させ、シート材処理部3から繰り出されてくる次の
処理済みシート材P’に備える。
【0052】次に、図7,図8を参照して案内板駆動部
70によるシート材移載動作について説明する。
70によるシート材移載動作について説明する。
【0053】処理済みシート材P’の非処理面と当接し
た状態で、このシート材P’が載置されている案内板4
1は、案内板駆動部70のエアーシリンダが伸長駆動す
ることにより揺動変位される。これによってシート材
P’が処理済みシート材収納部50へ移載される。以
後、処理済みシート材P’がシート材収納部50へ順次
に積層収納される。
た状態で、このシート材P’が載置されている案内板4
1は、案内板駆動部70のエアーシリンダが伸長駆動す
ることにより揺動変位される。これによってシート材
P’が処理済みシート材収納部50へ移載される。以
後、処理済みシート材P’がシート材収納部50へ順次
に積層収納される。
【0054】なお、本実施例においては、シート材搬出
用案内板41を揺動変位させることにより処理済みシー
ト材P’を処理済みシート材収納部50へ移載したが、
処理済みシート材P’がシート材受け止め機構60によ
って受け止められている状態で、作業者の手作業によ
り、適宜の場所へ移載するようにしてもよい。
用案内板41を揺動変位させることにより処理済みシー
ト材P’を処理済みシート材収納部50へ移載したが、
処理済みシート材P’がシート材受け止め機構60によ
って受け止められている状態で、作業者の手作業によ
り、適宜の場所へ移載するようにしてもよい。
【0055】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明方法によれば、シート材の非処理面を吸
着保持して移載/移送するので、シート材の処理面に触
れることがなく、処理面に「こすり傷」を生じない。
1に記載の発明方法によれば、シート材の非処理面を吸
着保持して移載/移送するので、シート材の処理面に触
れることがなく、処理面に「こすり傷」を生じない。
【0056】請求項2に記載の発明方法によれば、積層
載置された複数のシート材の上端部を検出してから搬送
処理を行うので、様々なサイズのシート材が混在してい
ても搬送を行うことができる。
載置された複数のシート材の上端部を検出してから搬送
処理を行うので、様々なサイズのシート材が混在してい
ても搬送を行うことができる。
【0057】
【0058】請求項3に記載の発明方法によれば、シー
ト材の非処理面を吸着保持して移載/移送するので、シ
ート材の処理面に触れることがなく、処理面に「こすり
傷」を生じない。また、シート材が滑動落下する際の衝
撃を和らげて受け止めるので、シート材の端面の変形等
の「損傷」を生じない。
ト材の非処理面を吸着保持して移載/移送するので、シ
ート材の処理面に触れることがなく、処理面に「こすり
傷」を生じない。また、シート材が滑動落下する際の衝
撃を和らげて受け止めるので、シート材の端面の変形等
の「損傷」を生じない。
【0059】請求項4に記載の発明装置によれば、請求
項1ないし請求項3に記載の発明方法を好適に実施する
ことができる。
項1ないし請求項3に記載の発明方法を好適に実施する
ことができる。
【図1】本発明方法を実施した自動現像装置の全体構成
を示す図である。
を示す図である。
【図2】シート材搬入機構の正面図である。
【図3】シート材移載機構の動作説明に供する図であ
る。
る。
【図4】シート材移載機構の揺動アーム部の一部拡大図
である。
である。
【図5】シート搬入機構の移載動作の説明に供する図で
ある。
ある。
【図6】シート材移送機構の説明に供する図である。
【図7】シート材搬出機構の側面図である。
【図8】シート材搬出機構の正面図である。
【図9】シート材搬入機構の従来例を示す図である。
【図10】シート材搬出機構の従来例を示す図である。
1 … 自動現像装置 2 … シート材搬入機構 3 … シート材処理部 4 … シート材搬出機構 10 … 未処理シート材収納部 20 … シート材移載機構 21 … 揺動アーム 21a …ガイド軸 21b …螺軸 22 … 移載用吸着パッド 23 … シート材上端検出機構 25 … 揺動アーム駆動部 30 … シート材移送機構 31 … 移送用吸着パッド 32 … 移送用吸着パッド駆動部 40 … シート材搬入用案内板 40b … 受け台 60 … シート材受け止め機構 61 … 受け止め部材駆動部 62 … 受け止め部材 70 … 案内板駆動部 80 … シート材検出センサ P … シート材 P’ … 処理済みシート材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 5/14 G03F 7/26
Claims (4)
- 【請求項1】 シート材処理部へ未処理シート材を搬入
するシート材の搬送方法であって、 積層載置されたシート材の非処理面の上部を吸着保持し
て、前記シート材を揺動変位させる過程と、 所定位置にまで揺動変位されたシート材の非処理面の下
部を吸着保持することにより、前記シート材を受け取る
過程と、 受け取ったシート材の非処理面を前記シート材処理部へ
の案内板に当接させた状態で、前記シート材を前記案内
板に沿って摺動変位させることにより、シート材をシー
ト材処理部へ搬入する過程と、 を備えたことを特徴とするシート材の搬送方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載のシート材の搬送方法に
おいて、 積層載置されたシート材の非処理面の上部を吸着保持す
る前段階として、シート材の上端を検知する過程を備え
たことを特徴とするシート材の搬送方法。 - 【請求項3】 シート材処理部へ未処理シート材を搬入
するシート材搬入過程と、シート材処理部から繰り出さ
れる処理済みシート材を案内板に沿って滑動落下させる
ことによりシート材を搬出するシート材搬出過程とを備
えたシート材の搬送方法であって、 前記シート材搬入過程は、 積層載置されたシート材の非処理面の上部を吸着保持し
て、前記シート材を揺動変位させる過程と、 所定位置にまで揺動変位されたシート材の非処理面の下
部を吸着保持することにより、前記シート材を受け取る
過程と、 受け取ったシート材の非処理面を前記シート材処理部へ
の案内板に当接させた状態で、前記シート材を前記案内
板に沿って摺動変位させることにより、シート材をシー
ト材処理部へ搬入する過程と、 を含み、 前記シート材搬出過程は、 前記シート材処理部から繰り出されてくるシート材の先
端部を検出する過程と、 前記シート材の先端部が検出されることに基づき、前記
シート材の先端部に近接した待機位置から案内板の下方
に向けて、前記シート材の繰り出し速度とほぼ同速度
で、シート材の受け止め部材を変位させる過程と、 前記シート材処理部から離脱して案内板上を滑動落下す
るシート材を前記シート材の受け止め部材で受け止める
過程と、 を含むことを特徴とするシート材の搬送方法。 - 【請求項4】 シート材処理部へ未処理シート材を搬入
するシート材搬入機構と、シート材処理部から繰り出さ
れる処理済みシート材を案内板に沿って滑動落下させる
ことによりシート材を搬出するシート材搬出機構とを備
えたシート材の搬送装置であって、 前記シート材搬入機構は、 未処理シート材の非処理面を上側にして、未処理シート
材を斜めに立て掛けた状態で積層収納する未処理シート
材収納部と、 前記未処理シート材収納部に対向配備され、かつ、前記
シート材の傾斜配置とは逆方向に湾曲傾斜して、シート
材をシート材処理部に案内する摺動案内面を備えたシー
ト材搬入用案内板と、 前記シート材搬入用案内板に没入する退避位置と前記案
内板から突出したシート材吸着位置とにわたって、下端
を中心に揺動変位自在の揺動アームと、 前記揺動アームを駆動する揺動アーム駆動部と、 前記揺動アームに取り付けられ、このアームに沿って変
位自在の移載用吸着パッドと、 前記移載用吸着パッドと一体となって変位自在で、前記
未処理シート材収納部にある未処理シート材の上端を検
出するするシート材上端検出センサと、 前記移載用吸着パッドと前記シート材上端検出センサと
を変位駆動する移載用吸着パッド駆動部と、 前記シート材搬入用案内板の摺動案内面に沿って変位自
在の移送用吸着パッドと、 前記移送用吸着パッドを変位駆動する移送用吸着パッド
駆動部と、 を備え、 前記シート材搬出機構は、 前記処理済みシート材を滑動落下させるシート材搬出用
案内板の所定位置に設けられ、処理済みシート材の先端
部を検出するシート材検出センサと、 前記シート材検出センサによって検出されたシート材の
先端部に近接した待機位置から前記シート材搬出用案内
板に沿って下方へ変位自在に設けられ、処理済みシート
材を受け止める受け止め部材と、 前記シート材検出センサからの検出信号に基づき、シー
ト処理部からのシート材の繰り出し速度とほぼ同じ速度
で、前記受け止め部材を変位駆動させる受け止め部材駆
動部と、 を備えたことを特徴とするシート材の搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25946593A JP3326911B2 (ja) | 1993-09-22 | 1993-09-22 | シート材の搬送方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25946593A JP3326911B2 (ja) | 1993-09-22 | 1993-09-22 | シート材の搬送方法及びその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0789633A JPH0789633A (ja) | 1995-04-04 |
JP3326911B2 true JP3326911B2 (ja) | 2002-09-24 |
Family
ID=17334456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25946593A Expired - Fee Related JP3326911B2 (ja) | 1993-09-22 | 1993-09-22 | シート材の搬送方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3326911B2 (ja) |
-
1993
- 1993-09-22 JP JP25946593A patent/JP3326911B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0789633A (ja) | 1995-04-04 |
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