JP2003146513A - 印刷版集積装置 - Google Patents

印刷版集積装置

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JP2003146513A JP2001345015A JP2001345015A JP2003146513A JP 2003146513 A JP2003146513 A JP 2003146513A JP 2001345015 A JP2001345015 A JP 2001345015A JP 2001345015 A JP2001345015 A JP 2001345015A JP 2003146513 A JP2003146513 A JP 2003146513A
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Hidenori Sasaki
秀紀 佐々木
Michisane Ashizawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷版を立て掛けて集積するときに先端部に
折れや曲がり等の損傷が生じるのを防止する。 【解決手段】 ストッカーでは、印刷版12の先端を支
持して下方移動するフック100が、反転ユニット68
の支持バー110に設けているストッパ44の近傍に達
すると、揺動してスロープ上から退避して、印刷版をス
トッパへ受け渡す。この後に、支持バーとストッパが一
体にシャフト114を軸に回動することにより、印刷版
が背板26へ向けて倒されると共に、ストッパから受け
板30へ印刷版の下端が受け渡され、印刷版の先端部に
湾曲を生じさせることなく立て掛ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光性平版印刷版
を立て掛けた状態で集積する印刷版集積装置に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷用に用いられる感光材料には、アル
ミニウム等の支持体に感光層を形成した感光性平版印刷
版(以下「印刷版」とする)がある。この印刷版は、画
像露光されるた後に、現像処理される。この現像処理時
には、自動現像装置から現像処理されて排出される印刷
版を、集積装置によって順次集積し、集積した多数枚の
印刷版を次工程へ搬送するようにしている。
【0003】印刷版の集積に用いられる集積装置には、
自動現像装置の排出口から下方へ向けて傾斜させたスロ
ープが形成されたスロープ部と、このスロープ部に対向
するストック部とによって側面から見て略V字形状に形
成されたものがある。このような集積装置では、排出口
から排出される印刷版をスロープに沿って移動させた後
に、スロープ上に載置して、ストック部へ向けて揺動さ
せることにより、印刷版をストック部へ向けて倒すこと
により立て掛けるようにしている。
【0004】ところで、スロープ上を下方へ移動する印
刷版の先端を、ストック部に設けている受け板に当接さ
せることにより停止するようにすると、スロープ上から
受け板上に印刷版の先端が滑り落ちるために、印刷版が
スロープ上で停止するときに、印刷版の先端に衝撃が加
わり、印刷版に損傷等を生じさせてしまうことがある。
【0005】これを防止するために、印刷版の先端を支
持しているフックがスロープに沿って下方に移動して、
フックがスロープの下端でスロープの上面から下方へ退
避するときに、印刷版の先端をストック部の受け板へ受
け渡すようにすることにより、印刷版の先端に加わる衝
撃を和らげるようにした印刷版集積装置がある。
【0006】しかし、この場合でも、ストック部に先に
集積されて立て掛けられている印刷版と受け板の間に、
次にスロープ上を滑り降りてくる印刷版の先端が入り込
んでしまうことがある。このために、印刷版の下端をス
トック部の受け板へ載せた状態で、印刷版を反転させて
ストック部へ倒すときに、印刷版の先端が既に集積され
ている印刷版と受け板の間にもぐり込んだり、印刷版の
先端が湾曲して、印刷版に折れや曲がり等の損傷を生じ
させてしまうことがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実に鑑
みてなされたものであり、印刷版を立て掛け集積すると
きに印刷版の下端部に折れや曲がり等の損傷を生じさせ
ることなく、円滑な集積が可能となる印刷版集積装置を
提案することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、印刷版処理装置の排出口から送り出される
印刷版を所定角度で傾斜した状態で下方移動させた後
に、該印刷版を反転させて傾倒させることにより立て掛
けて集積する印刷版集積装置であって、集積される前記
印刷版が立て掛けられる背板と、前記背板に立て掛けら
れる前記印刷版の下端を支持する受け板と、前記印刷版
処理装置から排出される前記印刷版の先端を下方へ向け
て案内して支持するスロープと、前記スロープ上で前記
印刷版の先端に対向するフックを下方移動させることに
より前記印刷版を支持しながら下方へ案内する案内移動
手段と、前記スロープの下端部に設けられたストッパに
よって前記スロープの下端部で前記案内移動手段の前記
フックから前記印刷版の先端を受け取って支持すること
により前記印刷版の下方移動を停止させて載置するフレ
ームと、前記印刷版が載置されている前記フレームを前
記ストッパと一体で前記背板へ回動させることにより前
記印刷版の下端を前記受け板へ受渡しながら前記背板へ
向けて傾倒させる揺動手段と、を含むことを特徴とす
る。
【0009】この発明によれば、スロープを形成するフ
レームの下端にストッパを設け、スロープに沿って下方
移動するフックに印刷版の先端を支持させる。なお、ス
トッパは、樹脂、ゴムあるいは金属等によって形成した
ものを用いることができるが、印刷版が当接するときの
衝撃を和らげるために樹脂又はゴムによって形成するこ
とが好ましい。
【0010】揺動手段は、ストッパが設けられているフ
レームを背板へ向けて回動させることにより、印刷版を
背板に立て掛ける。このときに、フレームと一体にスト
ッパを回動させながら、ストッパから受け板へ印刷版の
先端を受け渡す。
【0011】これにより、印刷版が立った状態に近い傾
斜状態でストッパから受け板に受け渡されるので、印刷
版の先端が既に立て掛けられている印刷版と受け板の間
へ入り込むことがなく、印刷版に湾曲等が生じることに
る折れや曲がり等の損傷を生じさせることがない。
【0012】請求項2にかかる発明は、前記案内移動手
段が、前記印刷版処理装置の排出口から送り出された前
記印刷版の先端が所定距離まで近接したときに、前記印
刷版処理装からの前記印刷版の送り出し速度よりも所定
割合だけ遅い移動速度で前記フックを下方移動させるこ
とを特徴とする。
【0013】この発明によれば、印刷版の先端がフック
に対して所定距離まで近接したときに、印刷版の送りだ
し速度よりも僅かに遅い移動速度で、フックを下方移動
させる。これにより、印刷版の先端がフックに当接する
ときに、衝撃等が加わるのを確実に防止することができ
る。
【0014】サイズが大きい(送り出し方向に沿った長
さが長い)印刷版では、印刷版が印刷版処理装置の排出
口から離れたときには、先端が確実にフックに支持され
た状態となって下方へ送られるが、サイズ(送り出し方
向に沿った長さ)が小さく支持体の板厚が比較的厚い印
刷版では、撓みが少ないので、後端が印刷版処理装置の
排出口から送り出されたときに、先端とフックとの距離
があると、先端がフックへ向けて落下する挙動を起こす
ことがあるが、このときにも確実に印刷版をフックで受
けとめることができる。
【0015】なお、フックの下降を開始させるタイミン
グは、例えば、印刷版の先端がフックに対して約30mm
程度まで接近したときとすることができ、好ましい。こ
のときのフックの下降速度である移動側は、印刷版処理
装置での印刷版の送り出し速度よりも約3%程度低い速
度であることが好ましい。
【0016】請求項3に係る発明は、前記ストッパが前
記印刷版の移動方向と直交する方向に沿って所定間隔で
複数設けられていると共に、前記受け板に前記複数のス
トッパのそれぞれに対向する切欠きが形成され、前記複
数のストッパが前記揺動手段によって回動されるときに
前記切欠きの間を通過して、前記受け板の下方へ移動す
ることを特徴とする。
【0017】この発明によれば、複数のストッパが回動
するときに、受け板に設けた切欠きを通過して受け板の
下方へ移動するようにしている。これにより、ストッパ
から受け板へ印刷版の先端を円滑に受け渡すことができ
る。
【0018】また、本発明は、下方移動する前記フック
を前記ストッパの近傍で、前記スロープの上面から退避
させる退避手段を含むことが好ましい。
【0019】これにより、印刷版を背板へ向けて回動さ
せるときに、フックがストッパから受け板への印刷版の
先端の受渡しの妨げ吐ならないので、ストッパから受け
板へ印刷版を円滑に受け渡すことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照しながら本発
明の実施の形態を説明する。
【0021】図1には、本発明を適用した印刷版集積装
置であるストッカー10の概略構成を示している。この
ストッカー10は、印刷版12として、板厚が約0.1
mm〜0.5mm程度のアルミニウム板によって形成した支
持体に感光層が形成された一般的構成となっている。な
お、印刷版12としては、コンベ版であっても良く、C
TPサーマル版、フォトポリマー版等の何れであっても
良く、また、支持体はアルミニウムに限らず、樹脂等の
任意の材質で形成したもので良い。
【0022】このストッカー10は、印刷版12を現像
処理する自動現像装置14の排出口16に隣接して設け
られ、現像処理が終了して排出ローラ対18に挟持され
て排出口16から送り出される印刷版12を集積する。
【0023】ストッカー10は、スロープ部20とスト
ック部22を備え、スロープ部20が自動現像装置14
の排出口16側に配置され、ストック部22との間で、
略V字形状を形成している。
【0024】ストック部22は、基台24上に背板26
が設けられている。この背板26は、支持板28によっ
て下端がスロープ部20側となるように所定の角度で傾
斜されて、基台24上に固定されている。
【0025】また、ストック部22には、背板26の下
端から受け板30が、背板26と略垂直にスロープ部2
0へ向けて突設されている。
【0026】これにより、ストック部22では、印刷版
12を、下端部が受け板30に当接した状態で背板26
に立て掛けるようにして、積層するようになっている。
【0027】また、ストック部22の基台24には、複
数のキャスタ32が所定位置に設けられている。これに
より、ストック部22は、背板26上に多数枚の印刷版
12を積層して搭載した状態で移動して、印刷版12を
運搬可能となっている。
【0028】一方、スロープ部20は、基台34上に支
持枠36が設けられている。また、スロープ部20は、
この基台34に設けられた複数の脚38によって床面に
支持されて自動現像装置14に対する所定位置に配置さ
れている。
【0029】支持枠36は、基台34に設けられた支持
板40に、ストック部22側が下方となるように所定角
度で傾斜されており、スロープ部20には、この支持枠
36の上面側に、スロープ42が形成されている。自動
現像装置14の排出口16から送り出された印刷版12
は、このスロープ42上を下方へ移動して、スロープ4
2上に載置される。
【0030】支持枠36は、下端が、ストック部22の
基台24上で背板26の略下方に達するようになってい
る。また、支持枠36の下部には、ストッパ44が設け
られており、印刷版12は、下端となる排出方向(矢印
A方向)に沿った先端がこのストッパ44に当接した状
態でスロープ42上に載置される。なお、スロープ部2
0とストック部22は、スロープ部20の基台34に設
けらているチャンネル46に、ストック部22の基台2
4を入り込ませた状態で、ピン48が挿入されて連結さ
れることにより、基台34に基台24が固定される。
【0031】支持枠36には、自動現像装置14の排出
口16側の先端部にヘッダ部50が設けられている。こ
のヘッダ部50には、ガイドローラ52が取り付けられ
ており、このガイドローラ52によって、排出口16か
ら送り出された印刷版12が円滑にスロープ42上を下
方へ移動可能となるようにしている。
【0032】支持枠36には、ヘッダー部50との間
に、それぞれが所定幅Wの複数の中間ガイド部材54が
取り付け可能となっている。これにより、スロープ部2
0では、スロープ42の長さを変更することができるよ
うになっている。すなわち、スロープ部20では、集積
する印刷版12の長さに合わせた数の中間ガイド部材5
4が取り付けられることにより、スロープ42の長さ
を、集積する印刷版12の長さに合わせることができる
ようになっている。
【0033】支持枠36には、上端部に取付枠36Aが
形成されており、中間ガイド部材54を設けないとき
や、中間ガイド部材54の数が少なく、中間ガイド部材
54が取付枠36Aから飛び出さないときには、この取
付枠36Aにヘッダー部50またはヘッダー部50と中
間ガイド部材54を取り付けることができる。
【0034】また、中間ガイド部材54の数を多くした
ときには、取付枠36Aを延長するように、この取付枠
36Aに連結枠56を取り付け、この連結枠56に取付
枠56Aから飛び出す中間ガイド部材54を取り付ける
ことができるようにしている。
【0035】これにより、多数の中間ガイド部材54を
支持枠36に取り付けたときにも、スロープ42が湾曲
してしまうのを確実に防止するようにしている。
【0036】一方、支持枠36には、下端部にシャフト
58が設けられており、このシャフト58が、支持板4
0に軸支されている。これにより、支持枠36は、シャ
フト58を軸に揺動可能となっている。
【0037】また、支持枠36には、ブラケット60が
取付られている。このブラケット60は、支持板40
に、シャフト58を中心にした円弧状に形成されている
長孔62に対向するようになっており、ブラケット60
の形成している図示しない取付孔に挿入したボルト64
を、長孔62に挿入して、ブラケット60を支持板40
に締結することにより、支持枠36を支持板40に固定
可能となっている。
【0038】このときに、シャフト58を中心にした円
弧状の長孔62を用いることにより、支持枠36を、所
定範囲の任意の傾斜角度で固定可能となっている。すな
わち、スロープ部20は、長孔62とブラケット60を
調整手段として、スロープ42の傾斜角度の調整が可能
となっている。
【0039】一方、支持枠36内には、移動案内手段と
なるスライドユニット66と、反転手段となる反転ユニ
ット68が設けられている。
【0040】図2には、支持枠36内に設けられるスラ
イドユニット66の概略構成を示し、図4(A)には、
反転ユニット68の概略構成を示している。なお、スト
ッカー10では、スライドユニット66が下方側で、こ
のスライドユニット66の上方側に重ねるように反転ユ
ニット68が配置される。
【0041】図2に示すように、スライドユニット66
は、支持枠36(図2では図示省略)内に設けられてい
る一対の側板70(70A、70B)を備えている。こ
の一対の側板70は、上端部が連結板72によって連結
され、下端部が連結板74によって連結されて略矩形形
状に形成されている。
【0042】また、連結板72、74の間には、側板7
0の近傍にガイドシャフト76が対で掛け渡されてお
り、一対のガイドシャフト76の間には、スライドバー
78が掛け渡されている。スライドバー78には、スラ
イド軸受80が取り付けられており、スライド軸受80
のそれぞれにガイドシャフト76が挿通されており、こ
れにより、スライドバー78がガイドシャフト76の軸
線に沿って移動可能となっている。
【0043】側板70のそれぞれには、連結板72、7
4の近傍にプーリー82A、82Bが回転自在に取り付
けられ、プーリー82A、82Bの間に無端の移動ベル
ト84が巻き掛けられている。また、下端側の連結板7
4の近傍に配置されているプーリー82Bは、側板70
A、70Bの間に回転自在に掛け渡されているシャフト
58に取り付けられている。
【0044】前記したスライドバー78は、側板70
A、70Bから突出した先端部のそれぞれが、移動ベル
ト84に連結されており、これにより、移動ベルト84
の回転移動に伴ってスライドバー78が、スロープ42
(図1参照)を上下移動(矢印A方向及び矢印A方向と
反対方向)可能となっている。
【0045】一方の側板70Aには、昇降モータ86が
取り付けられている(図1も参照)。この昇降モータ8
6は、回転軸86Aにプーリー88が取り付けられてお
り、シャフト58には、プーリー88に対向するプーリ
ー90が、プーリー82Bに隣接して取り付けられてお
り、このプーリー90と昇降モータ86のプーリー88
との間に無端の駆動ベルト82が巻き掛けられている。
【0046】これにより、昇降モータ86の駆動によっ
てシャフト58が回転されることにより、スライドバー
78が移動される。
【0047】一方、スライドバー78には、複数の受け
ガイド94が取り付けられている。受けガイド94のそ
れぞれは、スライドバー78の長手方向である印刷版1
2の幅方向に沿って所定間隔で配置されてスライドバー
78に取り付けられている。
【0048】図3(A)及び図3(B)に示すように、
受けガイド94は、側面形状が略L字形状のブラケット
96を備えており、このブラケット96が、先端部96
Aを印刷版12の移動方向(矢印A方向)の下流側へ向
けられて取り付けられている。
【0049】このブラケット96の先端部96Aには、
スイングアーム98が取り付けされている。スイングア
ーム98は、長手方向の一端側に、印刷版12の先端に
対向するフック100が形成され、他端側にガイドロー
ラ102が設けられている。また、スイングアーム98
は、フック100が上方側(図3(A)及び図3(B)
の紙面上方側)となるように配置されて、長手方向の中
間部がピン104によってブラケット96の先端部96
Aに軸支されており、これにより、ピン104を軸にに
して回動(揺動)可能となっている。
【0050】また、図3(B)に示すように、ブラケッ
ト96とスイングアーム98の間に、バネ106が介在
されている。このバネ106は、スイングアーム98の
フック100をスロープ42の上面側に突出するように
付勢している(図1参照)。また、スイングアーム96
は、バネ106の付勢力に抗してピン104を軸に揺動
されることにより倒れて、フック100がスロープ42
から退避する。
【0051】すなわち、スイングアーム98は、バネ1
06の付勢力に抗してガイドローラ102がブラケット
98側となるように揺動することにより、フック100
が印刷版12の移動方向の下流側に傾倒して、支持枠9
6内に入り込むようになっている。
【0052】一方、図2に示すように、スライドユニッ
ト66の下側の連結板74には、受けガイド94のそれ
ぞれに対向して停止板108が設けられている。この停
止板108のそれぞれは、スライドバー78が連結板7
4の近傍の所定位置まで移動することにより、受けガイ
ド94のそれぞれに設けられているスイングアーム98
のガイドローラ102に当接するようになっている。
【0053】これにより、受けガイド94に設けられて
いるガイドローラ102の下方移動が阻止されて、スイ
ングアーム98が、フック100を傾倒させる方向へ揺
動するようになっている。
【0054】ストッカー10では、自動現像装置14の
排出口16から排出された印刷版12の先端が、フック
100に所定距離まで近接したタイミングで、昇降モー
タ86を駆動して、スライドバー78を、自動現像装置
14からの印刷版12の排出速度(搬送速度)よりも僅
かに遅い速度で移動させる。これにより、印刷版12
は、フック100が下方へ移動している途中で、先端が
フック100に当接して支持されて、スロープ42上を
下方移動するようにしている。
【0055】本実施の形態では、一例として印刷版12
の先端がフック100に、約30mmまで接近したとき
に、印刷版12の排出速度よりも約3%程度遅い移動速
度となるように昇降モータ86を駆動するように設定さ
れている。なお、フック100の下方移動のタイミング
及び下方への移動速度は、これに限るものではない。
【0056】一方、図4に示すように、反転ユニット6
8は、印刷版12の幅方向に沿って複数の支持バー11
0が所定間隔で、印刷版12の移動方向に沿って配置さ
れている。また、支持バー110は、上端部が連結バー
112によって連結されており、下端部がシャフト11
4によって連結されており、これにより略矩形形状のフ
レームが形成されている。
【0057】また、支持バー110のそれぞれには、ガ
イド部材116が設けられており、印刷版12は、この
ガイド部材116に支持される。
【0058】反転ユニット68は、支持枠36(図4
(A)では図示省略)内に、スライドユニット66の上
方側となるようにスライドユニット66に重ねられて収
容されたときに、支持バー110の間から、スライドユ
ニット66に設けている受けガイド94のフック100
が突出するようになっている(図示省略)。このとき
に、先端がフック100によって支持された印刷版12
は、ガイド部材116上を移動する。
【0059】一方、図4(A)及び図4(B)に示すよ
うに、支持バー110のそれぞれには、下端部に前記し
たストッパ44が設けられている。図1、図4(A)及
び図4(B)に示すように、ストッパ44のそれぞれ
は、反転ユニット68が支持枠36内に収容されている
ときに、ストッパ44が、スロープ42の上面側に突出
するように支持バー112に形成されている。
【0060】これにより、図5(A)に示すように、フ
ック100に支持された印刷版12の先端が、スロープ
42の下端部で、ストッパ44に対向すようになってい
る。
【0061】このとき、スライドユニット66に設けて
いる受けガイド94が、さらに、下方移動して、受けガ
イド94のガイドローラ102が停止板108(図5
(A)では図示省略、図弐参照)に当接して、スイング
アーム98が、フック100を退避させる方向へ揺動す
ることにより、フック100による印刷版12の先端の
支持が解除される。これにより、印刷版12は、先端が
ストッパ44に当接して、スロープ42上での移動が停
止して、反転ユニット68に設けている支jバー112
に支持されて載置される。なお、図4(B)に示すよう
に、ストッパ44は、先端(上端)が僅かに折曲されて
おり、これにより、フック100から受け渡される印刷
版12の先端を確実に受けとめられるようにしている。
【0062】図1に示すように、反転ユニット68に設
けられているシャフト114は、支持板40に軸支され
ており、これにより、反転ユニット68は、シャフト1
14を軸に、ストック部22側へ向けて揺動可能となっ
ている。
【0063】一方、スロープ部20には、基台34上に
揺動モータ118が上に揺動モータ118及びプーリー
120が設けられている。揺動モータ118の回転軸に
は、プーリー122が設けられており、このプーリ12
2とプーリ120の間に、無端の駆動ベルト124が巻
き掛けられている。これにより、揺動モータ118の駆
動によってプーリー120が回転されるようになってい
る。
【0064】また、プーリー120には、リンクレバー
126の一端が取付られており、このリンクレバー12
6の他端には、リンクアーム128の一端がピン130
を介して回転自在に連結されている。また、リンクアー
ム128の他端は、ピン132を介して反転ユニット6
8の支持バー110に、回転自在に連結されている。
【0065】これにより、プーリー120が回動する
と、リンクレバー126が、反転ユニット68をストッ
ク部22へ向けて押し出す。このときに、反転ユニット
68がシャフト114を軸に軸支されていることによ
り、反転ユニット68は、シャフト114を軸にして、
ストック部22へ向けて回動される。
【0066】この反転ユニット68の回動により、反転
ユニット68の支持バー110に支持されているいんさ
つ版12が、ストック部22へ向けて傾倒され、ストッ
ク部22の背板26へ向けて倒される。このときに、支
持バー110の下端に設けられているストッパ44が、
印刷版12の下端を支持した状態で、支持バー110と
一体に回動する。
【0067】一方、図5(B)に示すように、ストック
部22に設けられている受け板30には、反転ユニット
68の支持バー110に設けられているストッパ44に
対向して切欠き134が形成されている。
【0068】また、支持バー110に設けられているス
トッパ44とストック部22の受け板30とは、ストッ
パ44が支持バー110と一体に回動したときに重なり
合うようになっており、このときに、ストッパ44が受
け板30に形成されている切欠き134内を通過する。
【0069】これにより、ストッパ44が受け板30の
下方側へ移動すると、ストッパ44に支持されている印
刷版12の先端が、受け板30に当接して、下方移動が
阻止されることにより、印刷版12は、ストック部22
へ受け渡され、背板26へ倒れ込むことにようにして立
て掛けられて保持される。
【0070】図6には、このストッカー10のスロープ
部20に設けられている制御部140の概略構成を示し
ている。この制御部140には、図示しないマイクロコ
ンピュータを備えたコントローラ142が設けられてお
り、このコントローラ142に昇降モータ86及び揺動
モータ118が接続している。
【0071】また、コントローラ142には、スライド
ユニット66に対する待機位置センサ144と下降位置
センサ146及び反転ユニット68に対する原位置セン
サ148と反転位置センサ150が接続している。待機
位置センサ144は、スライドユニット66のスライド
バー78が、スロープ42の上部側に移動して待機して
いる時の位置検出用となっており、下端位置センサ14
6は、スライドバー78が下方へ移動したときに、受け
ガイド94のガイドローラ102が停止板108に当接
してフック100がスロープ42上から退避した時のス
ライドバー78の位置検出用となっている。
【0072】また、原位置センサ148は、支持枠36
内に反転ユニット68が収容された原位置の検出用とな
っており、反転位置センサ150は、反転ユニット68
が最もストック部22側に傾倒させるように設定してい
る位置の検出用となっており、コントローラ142は、
これらのセンサの検出状態に基づいて、昇降モータ86
及び揺動モータ118の作動を制御する。
【0073】また、コントローラ142には、版検出セ
ンサ152及び入力スイッチ154が接続している。図
8及び図9に示すように、版検出センサ152は、ヘッ
ド部50に設けられて、自動現像装置14の排出口16
から排出される印刷版12の先端を検出するようになっ
ている。
【0074】ストッカー10では、中間ガイド部材54
の有無や数にかかわらずスロープ42の上端にヘッド部
50が設けられるようになっており、これにより、コン
トローラ142は、自動現像装置14から送り出される
印刷版12の先端を確実に検出可能となっている。
【0075】コントローラ142は、この版検出センサ
152の検出結果に基づいたタイミングで昇降モータ8
6を作動させることにより、印刷版12の先端をフック
1100によって確実に支持して下方移動するようにし
ている。
【0076】一方、入力スイッチ154は、例えば支持
枠36とヘッド部50の間に配置している中間ガイド部
材54の数にセットされる。これにより、コントローラ
142は、版検出センサ152によって検出した印刷版
12の先端が、フック100に達するタイミングを設定
し、このタイミングに基づいて昇降モータ86を作動さ
せるようにしている。
【0077】以下に、本実施の形態の作用として、図7
を参照しながらストッカー10を用いた印刷版12の集
積処理を説明する。
【0078】このフローチャートは、図示しない電源ス
イッチがオンされることにより、実行され、オフされる
ことにより終了し、最初のステップ200では、入力ス
イッチ154の設定を読み込んで初期設定を行う。入力
スイッチ154は、支持枠36とヘッド部50の間に設
けている中間ガイド部材54の数が設定されており、コ
ントローラ142は、この中間ガイド部材54の設定数
を読み込むことにより、版検出センサ152によって検
出した印刷版12の先端が、待機位置に待機しているフ
ック100に達するまでの時間であるインターバルTs
を設定する。
【0079】ストッカー10では、支持枠36に取り付
ける中間ガイド部材54の数を任意に設定することがで
き、この中間ガイド部材54の数によって、スロープ4
2の長さであるヘッド部50からストッパ44までの距
離を調整することができる。
【0080】すなわち、搬送方向に沿ったサイズの長い
印刷版12を集積するときに、スロープ42が短いと、
印刷版12の先端部がスロープ42から飛び出してしま
う。また、搬送方向に沿ったサイズの短い印刷版12を
集積するときに、スロープ42が長すぎると、無駄なス
ペースが生じてしまう。
【0081】ここから、ストッカー10では、集積する
印刷版12の搬送方向に沿った長さに応じた数の中間ガ
イド部材54を設けることにより、スロープ42が長す
ぎたり、短すぎたりしてしまうのを防止する。
【0082】中間ガイド部材54の数が異なると、ヘッ
ド部50の版検出センサ152からフック100までの
距離Xが代わる。すなわち、図8に示すように、二つ
(二個)の中間ガイド部材54を設けた時に、距離Xが
距離X1となる。また、図9に示すように、中間ガイド
部材54を一つにしたときの距離Xは、距離X1より、
中間ガイド部材54の幅寸法Wだけ短い距離X2となる
(X1>X2、X1=X2+W)。
【0083】ここから、コントローラ142は、入力ス
イッチ154の設定に基づいて、版検出センサ152か
らフック100までの距離Xを演算し、この演算結果
と、自動現像装置14からの印刷版12の排出速度か
ら、版検出センサ152によって検出された印刷版12
の先端がフック100に達するまでの時間を演算し、こ
の時間をインターバルTsとして設定する。
【0084】一方、自動現像装置14から排出される印
刷版12を損傷させてしまうことなく的確に集積するた
めには、例えば排出口16とヘッド部50の先端の間の
高低差を50mm以内にするなど、排出口16に対してヘ
ッド部50の上端を一定位置に配置する必要がある。こ
のとき、スロープ42の長さが代わると、ヘッド部50
の上端の高さも変わり、排出口16とヘッド部50の高
低差が適正な範囲を外れてしまう。
【0085】これに対して、ストッカー10では、スロ
ープ部20の支持板40に対するブラケット60の位置
を調整することにより、支持枠36の角度であるスロー
プ42の傾斜角度を調整することができる。すなわち、
支持枠36に設けているブラケット60の取り付け位置
を、長孔62内で調整することにより、支持枠36の傾
斜角度を変えることができる。
【0086】これにより、例えば、図8に示すように、
搬送方向に沿った長さの長い印刷版12を集積するため
に、2個の中間ガイド部材54を設けたときには、図1
0(A)に示すように、ブラケット60を長孔62の下
側で固定する。これにより、ヘッド部50の上端を、排
出口16に対して所定高さに配置することができる。
【0087】これに対して、図9に示すように、中間ガ
イド部材54の数を減らしたとき(例えば1個)には、
図10(B)に示すように、ブラケット60の固定位置
を、長孔62の上方側へ移動する。これにより、支持枠
36の傾斜角度が大きくなり、スロープ42の長さが短
くとも、ヘッド部50の高さを高くすることができ、ヘ
ッド部50の上端を、排出口16に対して所定の高さに
セットすることができる。
【0088】一方、スロープ42の傾斜角度を大きくし
たときには、印刷版12の搬送方向に沿ったストッカー
10の設置スペースを短くすることができる。すなわ
ち、図10(A)に示すように、スロープ42が長いと
きに、印刷版12の搬送方向に沿ったストッカー10の
設置スペースである長さLが、長さL1であったとき
に、図10(B)に示すように、スロープ42が短いと
きに、長さLは、長さL1より短い長さL2となり(L1
>L2)、より一層の省スペース化を図ることができ
る。
【0089】これにより、例えば、搬送方向に沿った長
さが1310mmまでの印刷版12を集積するために、図
8及び図10(A)に示すように、2個の中間ブロック
部材54を用い、ヘッド部50の先端までの高さHを9
26mmとしたときには、長さL(L1)が1478m
mとなる。これに対して、搬送方向に沿った長さが94
0mm程度の印刷版12を集積すれば良い時には、図9
及び図10(B)に示すように、1個の中間ガイド部材
54を用いれば良く、これにより、長さL(L 2)が1
295mmで収まる。
【0090】すなわち、図10(A)及び図10(B)
に示すように、床面からヘッド部50の先端までの高さ
Hを変えることなく、スロープ42の長さを印刷版12
の長さに合わせて、大きいサイズの印刷版12の集積を
可能とするとともに、小さいサイズの印刷版12の集積
を行うときに、省スペース化を図ることができる。
【0091】なお、本実施の形態では、印刷版12の搬
送方向に沿った長さである幅寸法Wが一定の中間ガイド
部材54を用いて、スロープ42の長さを変更するよう
にしたが、これに限らず、長さの異なる中間ガイド部材
を取り付けるようにしても良い。中間ガイド部材の取り
付け方法は、任意の方法を用いることができる。また、
中間ガイド部材は、交換ないし着脱式に限らず伸縮式で
あってもよい。
【0092】図7に示すフローチャートでは、インター
バルTsの設定が終了すると、印刷版12の集積処理が
可能となる。
【0093】印刷版12の集積処理は、まず、ステップ
202で、版検出センサ152が印刷版12の先端を検
出したか否かを確認する。このときに、ストッカー10
では、フック100が待機位置に移動され、反転ユニッ
ト68が支持枠36内の原位置に移動されている。
【0094】ここで、自動現像装置14で処理された印
刷版12が、排出ローラ対18によって排出口16から
送り出されると、この印刷版12の先端が版検出センサ
152の上方を通過して、版検出センサ152によって
検出される。これにより、ステップ202で肯定判定さ
れてステップ204へ移行する。
【0095】このステップ204では、図示しないタイ
マーをリセット/スタートさせて、インターバルTsの
カウントを開始する。すなわち、排出口16から送り出
された印刷版12の先端がフック100に所定距離(例
えば約30mm)まで近接するタイミングの計測を開始す
る。
【0096】次の、ステップ206では、計測時間Tが
インターバルTsに達したかを確認し、計測時間Tがイ
ンターバルTsに達する(T=Ts)と、ステップ20
6で肯定判定して、ステップ208へ移行し、フック1
00が下降するように昇降モータ86の駆動を開始す
る。また、ステップ210では、下端位置センサ146
がオンしたか否かを確認する。すなわち、フック100
が設けられているスライドバー78が所定位置まで下降
したかを検出する。また、ステップ112では、下端位
置センサ146がオンして、ステップ210で肯定判定
することにより、昇降モータ86を停止する。
【0097】これにより、印刷版12の先端がフック1
00に所定距離まで近接したタイミングで、自動現像装
置14での印刷版12の搬送速度(送り出し速度)より
も僅かに遅い移動速度(例えば約3%程度遅い速度)で
フック100が下方移動し、自動現像装置14から送り
出される印刷版12は、移動途中のフック100に先端
が当接して支持され、さらに、フック100に支持され
た状態で、スロープ42上を下降する。
【0098】スライドユニット66では、昇降モータ8
6の駆動によって下降すると、フック100が反転ユニ
ット68に設けられているストッパ44へ向けて下降す
る。このとき、スライドユニット66には、停止板10
8が設けられており、フック100がストッパ44に接
近して、ガイドローラ102が停止板108に当接する
と、フック100が設けられているスイングアーム96
が回動する。
【0099】これにより、フック100がスロープ42
上から退避して、印刷版12の先端の支持を解除し、印
刷版12の先端がストッパ44に当接し、印刷版12の
下降が停止する。これと共に下端位置センサ146がオ
ンすることにより、ステップ110で肯定判定されてス
テップ112へ移行し、昇降モータ86の駆動が停止さ
れ、印刷版12が反転ユニット68上に載置される。
【0100】この後、ステップ214では、揺動モータ
118を駆動し、ステップ216では、反転位置センサ
150がオンしたか否かを確認する。
【0101】反転ユニット68は、昇降モータ118が
駆動することにより、支持枠36内からストック部22
の背板26へ向けて回動する。これにより、印刷版12
は、下端部がストッパ44に支持された状態で反転ユニ
ット68によって持ち上げられて、ストック部22へ向
けて倒される。
【0102】また、反転ユニット68がストック部22
へ向けて揺動すると、印刷版12の下端を支持している
ストッパ44が、シャフト114を軸に一体で回動す
る。これにより、ストッパ44がストック部22の受け
板30に設けられている切欠き134内を通過して、受
け板30の下方へ移動する。
【0103】これにより、ストッパ44に支持されてい
た印刷版12の下端が受け板30に受け渡されて支持さ
れる。これと共に、反転ユニット68にって持ち上げら
れた印刷版12がストック部22の背板26へ向けて倒
れ込むことにより、印刷版12が背板26に立て掛けら
れた状態で集積される。このときに、反転ユニット68
が所定位置まで回動して反転位置センサ150がオンす
ることにより、ステップ216で肯定判定されてステッ
プ218へ移行し、揺動モータ118を逆転駆動する。
【0104】これにより、印刷版12をストック部22
へ受け渡した反転ユニット68が支持枠36へ向けて揺
動を開始する。
【0105】また、ステップ220では、原位置センサ
148がオンしたか否かを確認し、反転ユニット68が
支持枠36内に収容されて原位置センサ148がオンす
ると、ステップ220で肯定判定してステップ222へ
移行し、揺動モータ118を停止する。
【0106】このようにして、ストック部22への印刷
版12の受渡しが終了すると、ステップ224では、昇
降モータ86を逆転駆動して、スライドバー78を上方
移動させて、フック100を待機位置に戻す。このと
き、フック100が設けられているスイングアーム98
のガイドローラ102が停止板108から離れることに
より、フック100がスロープ42上に突出され、待機
位置センサ144がオンすることによりステップ226
で肯定判定されると、ステップ228へ移行して、昇降
モータ86を停止させて、次の印刷版12が排出される
まで待機する。
【0107】このように、ストッカー10では、スロー
プ42上を下方移動させた印刷版12を、スロープ42
の下端に設けたストッパ44によって受け取って支持し
た状態で、この印刷版12をストック部22へ向けて傾
倒させるときに、ストッパ44からストック部22の受
け板30に受け渡すようにしているため、スロープ42
上を下降する時の、印刷版12の先端に損傷等を生じさ
せることがない。
【0108】すなわち、スロープ42上を下方移動する
印刷版12が、先端をストック部22の受け板30に当
接させるようにして停止した場合は勿論、印刷版を支持
しながら下方移動するフックが反転するときに、印刷版
の先端をストック部22の受け板30へ当接させるよう
にした場合、印刷版12の下方移動が停止するときに、
印刷版12の先端に少なからず衝撃が加わってしまうた
めに、この衝撃によって印刷版12の先端に損傷が生じ
てしまう恐れがある。
【0109】これに対して、ストッカー10では、フッ
ク100スロープ42上を下方移動するフック100か
ら、スロープ42の下端部に設けているストッパ44へ
受け渡すようにしているため、印刷版12が停止すると
きに、印刷版12の先端に衝撃を加えてしまうことがな
い。
【0110】また、ストッカー10では、印刷版12を
ストック部22の背板26へ向けて反転させるときに、
印刷版12の先端(下端)を支持しているストッパ44
を一体に回動させて、印刷版12の下端を受け板30へ
受け渡すようにしているために、印刷版12をストック
部22へ受け渡すときにも、印刷版12の下端に衝撃を
加えてしまうことがない。
【0111】一方、予め印刷版12の先端を、ストック
部22の受け板30に載せた状態で、印刷版12を反転
させようとすると、印刷版12の下端部を湾曲させてし
まうことになり、印刷版12の下端部に折れや曲がり等
の損傷を生じさせてしまう恐れがある。
【0112】これに対して、ストッカー10では、反転
ユニット68の下端部にストッパ44を設けて、このス
トッパ44によって印刷版12の下端を支持した状態
で、ストッパ44が印刷版12と一体に回動するため
に、印刷版12を反転するときに下端部を湾曲させてし
まうことがない。
【0113】したがって、印刷版12の下端に折れや曲
がり等の損傷を生じさせることなく、自動現像装置14
から排出される印刷版12を順にストック部22の背板
26へ立て掛けて集積することができる。
【0114】なお、以上説明した本実施の形態は、本発
明の構成を限定するものではない。例えば、本実施の形
態では、スロープ部20とストック部22と分離可能な
ストッカー10を例に説明したが、スロープ部20とス
トック部22が一体の印刷版集積装置であっても良い。
この場合、基台24と基台34を一体に形成すれば良
い。
【0115】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、揺
動手段によって回動するフレームの下端に、印刷版の先
端を当接させて支持するストッパを設けているので、既
に背板に立て掛けられて集積されている印刷版の下端
に、スロープ上を滑り落ちてくる印刷版の先端がもぐり
込むのを防止でき、印刷版を背板へ向けて反転させると
きに、下端となる印刷版の先端部に湾曲を生じさせるこ
とがない。これにより、印刷版の先端部に折れや曲がり
等の損傷が生じるのを確実に防止しながら、印刷版を集
積することができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に適用したストッカーの概略構成
図である。
【図2】ストッカーに案内移動手段として設けているス
ライドフレームの概略構成を示す要部斜視図である。
【図3】(A)はフックが設けられる受けブラケットの
概略構成を示す斜視図、(B)は、印刷版の移動方向と
直交する一方側から見た受けガイドの一部を破断した概
略側面図である。
【図4】(A)は反転ユニットの概略構成を示す要部斜
視図、(B)は先端に設けているストッパを示す支持バ
ーの要部斜視図である。
【図5】(A)及び(B)はストッパ近傍を示す概略図
であり、(A)はフックからストッパへの印刷版の受渡
しを示し、(B)はストッパから受け板への印刷版の受
渡しを示している。
【図6】ストッカーに設けている制御部の概略構成図で
ある。
【図7】印刷版の集積処理の概略を示す流れ図である。
【図8】2個の中間ガイド部材を設けたストッカーの概
略斜視図である。
【図9】中間ガイド部材を1個にしたストッカーの概略
斜視図である。
【図10】(A)は図8に示すストッカーを側面から見
た概略図であり、(B)は図9に示すストッカーを側面
から見た概略図である。
【符号の説明】
10 ストッカー(印刷版集積装置) 12 印刷版 14 自動現像装置 16 排出口 20 スロープ部 22 ストック部 26 背板 30 受け板 42 スロープ 44 ストッパ 66 スライドユニット(案内移動手段) 68 反転ユニット(フレーム、揺動手段) 78 スライドバー(案内移動手段) 86 昇降モータ(案内移動手段) 94 受けガイド 98 スイングアーム(退避手段) 100 フック 106 バネ(退避手段) 108 停止板(退避手段) 110 支持バー(フレーム) 118 揺動モータ(揺動手段) 134 切欠き 140 制御部 142 コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 芦澤 陸実 神奈川県綾瀬市小園1005 富士マイクログ ラフィックス株式会社内 (72)発明者 高橋 一嘉 神奈川県綾瀬市小園1005 富士マイクログ ラフィックス株式会社内 Fターム(参考) 3F102 AA13 AB06 BA11 BB02 DA13 EC03 3F106 LA06 LB10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷版処理装置の排出口から送り出され
    る印刷版を所定角度で傾斜した状態で下方移動させた後
    に、該印刷版を反転させて傾倒させることにより立て掛
    けて集積する印刷版集積装置であって、 集積される前記印刷版が立て掛けられる背板と、 前記背板に立て掛けられる前記印刷版の下端を支持する
    受け板と、 前記印刷版処理装置から排出される前記印刷版の先端を
    下方へ向けて案内して支持するスロープと、 前記スロープ上で前記印刷版の先端に対向するフックを
    下方移動させることにより前記印刷版を支持しながら下
    方へ案内する案内移動手段と、 前記スロープの下端部に設けられたストッパによって前
    記スロープの下端部で前記案内移動手段の前記フックか
    ら前記印刷版の先端を受け取って支持することにより前
    記印刷版の下方移動を停止させて載置するフレームと、 前記印刷版が載置されている前記フレームを前記ストッ
    パと一体で前記背板へ回動させることにより前記印刷版
    の下端を前記受け板へ受渡しながら前記背板へ向けて傾
    倒させる揺動手段と、 を含むことを特徴とする印刷版集積装置。
  2. 【請求項2】 前記案内移動手段が、前記印刷版処理装
    置の排出口から送り出された前記印刷版の先端が所定距
    離まで近接したときに、前記印刷版処理装からの前記印
    刷版の送り出し速度よりも所定割合だけ遅い移動速度で
    前記フックを下方移動させることを特徴とする請求項1
    に記載の印刷版集積装置。
  3. 【請求項3】 前記ストッパが前記印刷版の移動方向と
    直交する方向に沿って所定間隔で複数設けられていると
    共に、前記受け板に前記複数のストッパのそれぞれに対
    向する切欠きが形成され、前記複数のストッパが前記揺
    動手段によって回動されるときに前記切欠きの間を通過
    して、前記受け板の下方へ移動することを特徴とする請
    求項1又は請求項2に記載の印刷版集積装置。
  4. 【請求項4】 下方移動する前記フックを前記ストッパ
    の近傍で、前記スロープの上面から退避させる退避手段
    を含むことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか
    に記載の印刷版集積装置。
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