JP3796351B2 - パロキセチン塩酸塩無水和物の乾燥方法 - Google Patents

パロキセチン塩酸塩無水和物の乾燥方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パロキセチン塩酸塩無水和物の乾燥方法に関する。さらに詳しくは、イソプロピルアルコールの残存量を低減させるパロキセチン塩酸塩無水和物の乾燥方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
パロキセチン塩酸塩無水和物などのパロキセチン塩酸塩は、抗うつ剤として有用な化合物である。
【0003】
従来、パロキセチンをイソプロピルアルコールの存在下で塩化水素と反応させることによって得られたパロキセチン塩酸塩無水和物にはイソプロピルアルコールが含まれているため、その結晶形が崩れないようにするために、80℃よりも低い温度に温度調節された真空オーブンなどを用いた真空乾燥法によって乾燥されている。
【0004】
しかしながら、前記乾燥法でパロキセチン塩酸塩無水和物を乾燥させた場合、該パロキセチン塩酸塩無水和物に含有されているイソプロピルアルコールを十分に除去することが困難であるため、イソプロピルアルコールの含有量が5重量%以下となるように乾燥させるのに約100時間以上という長時間を要するという欠点がある。
【0005】
そこで、前記欠点を解消しうる方法として、イソプロピルアルコールを含むパロキセチン塩酸塩無水和物を単離し、真空下で乾燥し、遊離または非結合のイソプロピルアルコールを除去した後、結合しているイソプロピルアルコールを水または超臨界二酸化炭素のような置換剤で置換する方法が提案されている〔特開平8−245620号公報9欄1〜9行〕。
【0006】
しかしながら、前記方法において、置換剤として水(水蒸気)を用いた場合、パロキセチン塩酸塩・ヘミ水和物への結晶変換を生じるおそれがあるとともに、水(水蒸気)での置換後には、さらに置換された水分を真空乾燥などにより除去しなければならないという煩雑な操作を必要とするという欠点がある。また、置換剤として、超臨界二酸化炭素を用いる場合、該超臨界二酸化炭素を製造する際には、二酸化炭素を2500psi(170気圧)程度の高圧にする必要があるので〔同20欄19〜38行〕、大がかりな超臨界二酸化炭素の製造装置を要するという欠点がある。
【0007】
前記したように、従来のパロキセチン塩酸塩無水和物の乾燥法によれば、煩雑な操作や大がかりな装置を必要とするため、生産効率面で劣るという欠点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記従来技術に鑑みてなされたものであり、大がかりな装置などを必要とせずに、イソプロピルアルコールの存在下で結晶化されたパロキセチン塩酸塩無水和物中のイソプロピルアルコールの残存量を短時間で効率よく低減させることができるパロキセチン塩酸塩無水和物の乾燥方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の要旨は、
(A)パロキセチンまたは(−)−(3S,4R)−1−ターシャリーブチルオキシカルボニル−4−(4−フルオロフェニル)−3−(3,4−メチレンジオキシフェニル)オキシメチルピペリジンをイソプロピルアルコールの存在下で塩化水素と反応させ、結晶化させることによって得られたパロキセチン塩酸塩無水和物を、20℃における相対湿度が10%以下の雰囲気中で常圧以下で20〜60℃の温度でイソプロピルアルコールの含有率が8〜15重量%となるまで乾燥させた後、
(B)該パロキセチン塩酸塩無水和物を20mmHg以下に減圧された雰囲気中で80〜110℃の温度でイソプロピルアルコールの含有率が5重量%以下となるまでさらに乾燥させること
を特徴とするパロキセチン塩酸塩無水和物の乾燥方法
に関する。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の乾燥方法においては、前記したように、
(A)パロキセチン化合物をイソプロピルアルコールの存在下で塩化水素と反応させ、結晶化させることによって得られたパロキセチン塩酸塩無水和物を実質的に水分を含有しない雰囲気中で常圧以下で60℃以下の温度でイソプロピルアルコールの含有率が15重量%以下となるまで乾燥させた後、
(B)該パロキセチン塩酸塩無水和物を20mmHg以下に減圧された雰囲気中で80〜110℃の温度でイソプロピルアルコールの含有率が5重量%以下となるまでさらに乾燥させる
という、2段階の乾燥工程が採られている。
【0011】
前記パロキセチン塩酸塩無水和物は、例えば、パロキセチン化合物をイソプロピルアルコールに溶解させたのち、該パロキセチン化合物と塩化水素とを反応させる方法などにより、パロキセチン化合物をイソプロピルアルコールの存在下で塩化水素と反応させ、結晶化させることによって得ることができる。このパロキセチン塩酸塩無水和物には、通常、イソプロピルアルコールが30〜70重量%程度含まれている。
【0012】
前記パロキセチン化合物としては、例えば、パロキセチン、N−ターシャリーブトキシカルボニルパロキセチンなどがあげられる。
【0013】
パロキセチン化合物との反応に使用される塩化水素量は、通常、パロキセチン化合物1モルに対して1〜5モル程度であることが好ましい。
【0014】
パロキセチン化合物の量は、特に限定がないが、通常、前記イソプロピルアルコール100重量部に対して5〜60重量部程度であることが好ましい。
【0015】
パロキセチン化合物と塩化水素との反応時の温度は、通常、常温からイソプロピルアルコールの沸点までの範囲内にあればよい。
【0016】
本発明においては、前記イソプロピルアルコールとしては、該イソプロピルアルコール単独であってもよく、また本発明の目的が阻害されない範囲内で、例えば、他の有機溶媒や有機酸などを含むものであってもよい。
【0017】
なお、反応時間には特に限定がなく、通常、反応が終了するまで反応を行なえばよい。
【0018】
かくして生成したパロキセチン塩酸塩無水和物の反応溶液には、不純物が含まれている場合がある。その場合、かかる不純物を除去するために、前記反応溶液に活性炭処理を施せばよい。
【0019】
次に、前記反応溶液を徐冷することにより、比較的大きく、濾過性が良好なパロキセチン塩酸塩無水和物を結晶として得ることができる。
【0020】
かくして得られたパロキセチン塩酸塩無水和物の結晶には、イソプロピルアルコールが含まれており、このイソプロピルアルコールを含有するパロキセチン塩酸塩無水和物の結晶は、熱的に非常に不安定である。
【0021】
例えば、前記イソプロピルアルコールを含むパロキセチン塩酸塩無水和物の結晶を80℃以上の温度で乾燥させた場合、含有されているイソプロピルアルコールにより、そのパロキセチン塩酸塩無水和物(結晶)の一部が溶解し、結晶形が崩れたり、所望の結晶形を有しないようになる〔後述の比較例2参照〕。
【0022】
本発明においては、まずこのイソプロピルアルコールを含むパロキセチン塩酸塩無水和物を実質的に水分を含有しない雰囲気中で常圧以下で60℃以下の温度でイソプロピルアルコールの含有率が15重量%以下となるまで乾燥させる。
【0023】
本発明においては、かかる操作が採られている点に、1つの大きな特徴がある。すなわち、前記操作が採られていることにより、前記パロキセチン塩酸塩無水和物を乾燥させる際には、従来のように、イソプロピルアルコールを水(水蒸気)で置換するときにパロキセチン塩酸塩無水和物がパロキセチン塩酸塩・ヘミ水和物に変換するおそれがなく、また超臨界二酸化炭素で置換するときに超臨界二酸化炭素を発生させるための加圧装置、圧力容器などの大がかりな設備を必要としないという優れた効果が発現されるのみならず、前記操作を行なった後に、引き続いて該パロキセチン塩酸塩無水和物を80℃以上に加熱しても、その結晶形が崩れないという優れた効果が発現される。
【0024】
前記実質的に水分を含有しない雰囲気とは、かかる雰囲気の相対湿度(20℃)が10%以下、好ましくは5%以下であることを意味する。前記実質的に水分を含有しない雰囲気としては、例えば、乾燥空気をはじめ、窒素ガス、アルゴンガスなどの不活性ガスなどがあげられる。これらの中では、窒素ガス、アルゴンガスなどの不活性ガスは、実質的に水分を含有しない雰囲気を容易に形成させることができるので、好ましい。
【0025】
前記実質的に水分を含有しない雰囲気中でパロキセチン塩酸塩無水和物を乾燥させる際には、該雰囲気の圧力は常圧以下であればよい。乾燥方法として、通風乾燥のように開放系での乾燥方法および減圧乾燥のような閉鎖系での乾燥方法がある。閉鎖系での乾燥を行なう場合には、系内の圧力は、乾燥効率を高める観点から、200mmHg以下、好ましくは100mmHg以下、より好ましくは50mmHg以下の減圧となるように調整することが好ましい。
【0026】
パロキセチン塩酸塩無水和物を乾燥させる際の温度は、パロキセチン塩酸塩無水和物の結晶形を保つ観点から、60℃以下、好ましくは50℃以下とされる。なお、かかる温度は、乾燥効率を高める観点から、15℃以上、好ましくは20℃以上であることが望ましい。
【0027】
前記パロキセチン塩酸塩無水和物の乾燥は、該パロキセチン塩酸塩無水和物におけるイソプロピルアルコールの含有率が15重量%以下、好ましくは13重量%以下となるまで行なわれる。なお、乾燥後におけるイソプロピルアルコールの含有率の下限値には特に限定がない。しかしながら、次の加熱乾燥操作によれば、パロキセチン塩酸塩無水和物の乾燥を迅速に行なうことができるので、乾燥に要する時間を短縮させる観点から、イソプロピルアルコールの含有率が8〜15重量%程度に達した段階で、次の加熱乾燥操作を行なうことが好ましい。
【0028】
以上説明したように、パロキセチン塩酸塩無水和物を実質的に水分を含有しない雰囲気中で常圧で60℃以下の温度でイソプロピルアルコールの含有率が15重量%以下となるまで乾燥させた場合には、意外なことに、その後、さらにパロキセチン塩酸塩無水和物を80〜110℃という高温で乾燥させた場合であっても、パロキセチン塩酸塩無水和物に結晶に変形が生じないという優れた効果が発現される。パロキセチン塩酸塩無水和物におけるイソプロピルアルコールの含有率が15重量%以下となる前に乾燥を終了した場合には、引き続いて80℃以上という高温で乾燥させたときにパロキセチン塩酸塩無水和物の結晶に変形が生じるようになる。
【0029】
なお、乾燥操作を行なっている際のパロキセチン塩酸塩無水和物におけるイソプロピルアルコールの含有率は、例えば、ガスクロマトグラフィー、核磁気共鳴スペクトル(NMR)などによって確認することができる。
【0030】
前記パロキセチン塩酸塩無水和物におけるイソプロピルアルコールの含有率が15重量%以下となるまで乾燥させた後には、次に、パロキセチン塩酸塩無水和物を20mmHg以下に減圧された雰囲気中でイソプロピルアルコールの含有率が5重量%以下となるまで80〜110℃の温度でさらに乾燥させる。
【0031】
本発明においては、このように、1段階目の乾燥工程に引き続いて、2段階目の乾燥工程を行なう点にも、1つの特徴がある。
【0032】
前記したように、パロキセチン塩酸塩無水和物は、80℃以上の温度でその結晶が変形する。
【0033】
ところが、本発明においては、このように、80℃よりも高い温度で乾燥が行なわれるにもかかわらず、パロキセチン塩酸塩無水和物の結晶形が崩れず、所望の結晶を得ることができるという、従来技術からではとても予期することができない優れた効果が発現される。
【0034】
このように優れた効果が発現されるのは、おそらく以下の理由に基づくものと考えられる。
【0035】
すなわち、一般にパロキセチン塩酸塩無水和物の結晶の表面には、その重量に対して20〜60重量%程度のイソプロピルアルコールが存在し、また該結晶の内部には、その重量に対して10〜15重量%程度のイソプロピルアルコールが取り込まれている。この状態で、パロキセチン塩酸塩無水和物の結晶の温度が80℃以上となるように調整した場合には、パロキセチン塩酸塩無水和物の結晶の一部または全部が結晶表面に存在するイソプロピルアルコールに溶解するため、該結晶形が崩れるものと考えられる。
【0036】
これに対して、本発明においては、前記1段階目の乾燥操作が採られていることにより、その表面に存在しているイソプロピルアルコールが除去される。このように、表面に存在しているイソプロピルアルコールをあらかじめ除去した場合には、結晶形が崩れるとされている80℃以上という高温に加熱した場合であっても、該結晶がイソプロピルアルコールに溶解することによって該結晶に変形が生じるようなことがなく、効率よく結晶の乾燥を行なうことができるものと考えられる。
【0037】
なお、結晶の内部に取り込まれているイソプロピルアルコールを除去するために、ただ単に80℃以上の温度に加熱するだけでは、本発明の目的は達成されない。ところが、前記2段階目の乾燥操作は、20mmHg以下に減圧された雰囲気中で行なわれるため、該結晶の内部からその外部へイソプロピルアルコールが順次効率よく排出されるものと考えられる。
【0038】
前記1段階目の乾燥工程を終了したのち、2段階目の乾燥工程を行なう前には、雰囲気温度を80〜110℃の温度に調整した後にその雰囲気を20mmHg以下に減圧させてもよく、またその雰囲気を20mmHg以下に減圧させた後に雰囲気温度を80〜110℃の温度に調整してもよい。また、1段階目の乾燥工程を終了したのち、80〜110℃にまで昇温する際には、多段階で昇温させてもよく、また連続して昇温させてもよい。
【0039】
パロキセチン塩酸塩無水和物を乾燥させる際の温度は、乾燥効率を高める観点から、80℃以上、好ましくは90℃とされ、またパロキセチン塩酸塩無水和物の融点が115〜120℃であることを考慮して、110℃以下、好ましくは100℃以下とされる。
【0040】
前記パロキセチン塩酸塩無水和物を乾燥させる際の雰囲気の気圧は、乾燥時間を短縮させ、結晶形を保つという観点から、できるだけ低いことが好ましい。本発明においては、かかる観点から、前記雰囲気の気圧は、20mmHg以下、好ましくは10mmHg以下とされる。
【0041】
なお、本発明においては、前記1段階目の乾燥工程および前記2段階目の乾燥工程は、同一系内で連続して行なうことが効率よく乾燥を行なう点で、好ましい。
【0042】
以上のようにして乾燥を行なった場合には、パロキセチン塩酸塩無水和物の結晶形を崩すことなく、比較的短時間でパロキセチン塩酸塩無水和物に含まれているイソプロピルアルコールの含有量を5重量%以下にまで迅速に乾燥させることができる。なお、このように、イソプロピルアルコールの含有量が5重量%以下となるまで乾燥を行なうのは、該パロキセチン塩酸塩無水和物は、医薬品として好適に使用しうるものであり、このような用途に対しては、溶媒の含有量はできるだけ少ないことが望ましいからである。
【0043】
【実施例】
次に、本発明を実施例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定されるものではない。
【0044】
製造例1
欧州特許出願公開第812827号明細書(1997年)に記載の方法に準じて得られた〔(−)−(3S,4R)−1−ターシャリブチルオキシカルボニル−4−(4−フルオロフェニル)−3−(3,4−メチレンジオキシフェニル)オキシメチルピペリジン〕16.5gをイソプロピルアルコール137mlに溶解させて得られた溶液に、塩化水素を溶解させたイソプロピルアルコールの溶液17.5ml(塩化水素濃度:20重量%)を約70℃で滴下し、さらに活性炭0.8gを添加して約15分間攪拌した。
【0045】
次に、前記溶液から同温度で活性炭を濾過により除去した後、得られた濾液を0〜5℃まで徐冷し、さらに同温度で1時間攪拌し、パロキセチン塩酸塩無水和物を晶析させ、窒素ガス気流下で濾取した。
【0046】
得られたパロキセチン塩酸塩無水和物の結晶には、イソプロピルアルコールが53.5重量%含まれていた。
【0047】
実施例1
製造例1で得られたイソプロピルアルコール53.5重量%を含むパロキセチン塩酸塩無水和物の結晶を室温下(約20℃)で、2〜20mmHgの減圧下で12時間乾燥し、イソプロピルアルコールの含有量を9.8重量%に調整した。
【0048】
次に、この結晶の温度を85〜90℃にし、2〜20mmHgの減圧下で10時間乾燥させた。乾燥後の結晶におけるイソプロピルアルコールの含有率は2.4重量%であり、その結晶形を粉末X線回折及び赤外吸収スペクトルによって調べたが、変形などは認められなかった。
【0049】
以上の結果から、実施例1の方法によれば、大がかりな装置などを必要とせずに、イソプロピルアルコールを含有するパロキセチン塩酸塩無水和物の結晶中のイソプロピルアルコールの残存量を22時間程度の比較的短時間で効率よく低減させることができることがわかる。
【0050】
実施例2
製造例1で得られたイソプロピルアルコール53.5重量%を含有するパロキセチン塩酸塩無水和物の結晶を室温(約20℃)下で窒素ガス気流(相対湿度(20℃)0.1%)中で24時間通気乾燥させた。その結果、パロキセチン塩酸塩無水和物の結晶におけるイソプロピルアルコールの含有率は12.6重量%であった。
【0051】
次に、このパロキセチン塩酸塩無水和物の結晶を1〜3mmHgの減圧下80℃で18時間乾燥し、イソプロピルアルコール2.9重量%を含有するパロキセチン塩酸塩無水和物の結晶が得られた。得られたパロキセチン塩酸塩無水和物の結晶形を粉末X線回折及び赤外吸収スペクトルによって調べたが、変形などは認められなかった。
【0052】
以上の結果から、実施例2の方法によれば、大がかりな装置などを必要とせずに、イソプロピルアルコールを含有するパロキセチン塩酸塩無水和物の結晶中のイソプロピルアルコールの残存量を42時間程度の比較的短時間で効率よく低減させることができることがわかる。
【0053】
実施例3
製造例1と同様の方法でパロキセチン塩酸塩無水和物を製造したところ、該パロキセチン塩酸塩無水和物の結晶1423.5gが得られた。この結晶には、イソプロピルアルコールが59.3重量%含まれていた。
【0054】
次に、このイソプロピルアルコールを含むパロキセチン塩酸塩無水和物の結晶を50〜60℃の温度で3〜150mmHgの減圧下で18時間乾燥させたところ、パロキセチン塩酸塩無水和物の結晶におけるイソプロピルアルコールの含有量は、10.8重量%であった。
【0055】
このパロキセチン塩酸塩無水和物の結晶の温度を85〜110℃に調整し、1〜3mmHgの減圧下で10時間乾燥させたところ、このパロキセチン塩酸塩無水和物の結晶には、イソプロピルアルコールが0.9重量%含まれていた。得られたパロキセチン塩酸塩無水和物の結晶形を粉末X線回折及び赤外吸収スペクトルによって調べたが、変形などは認められなかった。
【0056】
以上の結果から、実施例3の方法によれば、大がかりな装置などを必要とせずに、イソプロピルアルコールの存在下で結晶化されたパロキセチン塩酸塩無水和物中のイソプロピルアルコールの残存量を28時間程度の比較的短時間で効率よく低減させることができることがわかる。
【0057】
実施例4
製造例1と同様の方法でパロキセチン塩酸塩無水和物を製造した後、得られたパロキセチン塩酸塩無水和物の結晶を含むイソプロピルアルコール溶液を圧迫濾過器(ドリュックフィルター)で窒素ガスによる加圧濾過を施した。得られたパロキセチン塩酸塩無水和物の結晶26.0kgには、イソプロピルアルコールが58.5重量%含まれていた。
【0058】
このイソプロピルアルコール58.5重量%を含むパロキセチン塩酸塩無水和物の結晶を前記圧迫濾過器内で50℃の温度で、10〜80mmHgの減圧下で12時間乾燥し、イソプロピルアルコールの含有量を13.1重量%に調整した。
【0059】
その後、さらにパロキセチン塩酸塩無水和物の結晶の温度を85℃に調整し、1〜3mmHgの減圧下で約12時間乾燥し、パロキセチン塩酸塩無水和物の結晶を乾燥させた。この乾燥させた結晶におけるイソプロピルアルコールの含有率は2.3重量%であった。得られたパロキセチン塩酸塩無水和物の結晶形を粉末X線回折及び赤外吸収スペクトルによって調べたが、変形などは認められなかった。
【0060】
以上の結果から、実施例4の方法によれば、大がかりな装置などを必要とせずに、イソプロピルアルコールの存在下で結晶化されたパロキセチン塩酸塩無水和物中のイソプロピルアルコールの残存量を24時間程度の比較的短時間で効率よく低減させることができることがわかる。
【0061】
比較例1
実施例2で得られたイソプロピルアルコール12.6重量%を含む結晶を1〜3mmHg減圧下で70℃で実施例2と同じ18時間乾燥させたが、イソプロピルアルコールの含有率は9.6重量%であった。
【0062】
このことから、比較例1の方法では、減圧乾燥時の温度が実施例2よりも低いことにより、イソプロピルアルコールの含有率を充分に低減させることができないことがわかる。
【0063】
比較例2
実施例1で得られたイソプロピルアルコール53.5重量%を含むパロキセチン塩酸塩無水和物に90℃で54〜85mmHgの減圧下で13時間乾燥を施したところ、その結晶の一部が溶融し、結晶形が崩れていた。
【0064】
このことから、比較例2においては、イソプロピルアルコールの含有率が15重量%以下となる前に、80℃以上という高温で乾燥させたため、パロキセチン塩酸塩無水和物の結晶に変形が生じたことがわかる。
【0065】
【発明の効果】
本発明のパロキセチン塩酸塩無水和物の乾燥方法によれば、大がかりな装置を必要とせずに、パロキセチン塩酸塩無水和物に含まれているイソプロピルアルコールの残存量を短時間で、しかも効率よく低減させることができるという、優れた効果が奏される。

Claims (1)

  1. (A)パロキセチンまたは(−)−(3S,4R)−1−ターシャリーブチルオキシカルボニル−4−(4−フルオロフェニル)−3−(3,4−メチレンジオキシフェニル)オキシメチルピペリジンをイソプロピルアルコールの存在下で塩化水素と反応させ、結晶化させることによって得られたパロキセチン塩酸塩無水和物を、20℃における相対湿度が10%以下の雰囲気中で常圧以下で20〜60℃の温度でイソプロピルアルコールの含有率が8〜15重量%となるまで乾燥させた後、
    (B)該パロキセチン塩酸塩無水和物を20mmHg以下に減圧された雰囲気中で80〜110℃の温度でイソプロピルアルコールの含有率が5重量%以下となるまでさらに乾燥させること
    を特徴とするパロキセチン塩酸塩無水和物の乾燥方法。
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