JP3795996B2 - 空気調和装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数台の圧縮機を備えた空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、大店舗や体育館等の冷房や暖房に供される空気調和機としては、装置構成および温湿度制御の簡素化や製作コストの低減等を図るべく、大容量の室外ユニットに多数の室内ユニットを接続した大空間型が多く用いられている。この種の空気調和機では、一台の室外ユニットに比較的大型の圧縮機が複数台内蔵されており、それら圧縮機の運転台数や電動ファンの送風量等を制御することにより、各室内ユニットに適量の液冷媒あるいはガス冷媒を供給する。
【0003】
大空間型空気調和機では、大容量であるが故に例えば一台の圧縮機が故障し、この圧縮機を交換する時、多量の冷媒が大気に漏出するおそれがある。
【0004】
この多量の冷媒が大気に漏出するのを防止するために、従来では、圧縮機の吐出側の冷媒配管に冷媒遮断弁を設け、故障した圧縮機以外の圧縮機をポンプダウン運転させて、冷媒の追出し制御を行った後に、この冷媒遮断弁とサービスバルブとをただちに手動で閉じて、閉ざされた冷媒回路内の冷媒を回収した後に、故障した圧縮機を交換する技術が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の技術では、冷媒遮断弁が送風ファンの近傍に位置するため、冷媒の追出し制御をおこなった後、冷媒遮断弁を閉じる時には安全性の面から送風ファンの運転を禁止するといった通常時とは異なる制御が要求される。
【0006】
また、圧縮機の吸込側の冷媒回路には保護装置としての低圧スイッチが設けられ、通常では、この低圧スイッチは低圧を検知した時、所定時間遅延の後に圧縮機の運転を停止するように動作する。低圧スイッチの誤動作などにより圧縮機が頻繁に停止することのないようにするためである。
【0007】
しかしながら前述したように圧縮機をポンプダウン運転させる場合には、低圧スイッチが低圧を検知した時、ただちに圧縮機の運転を停止させる必要があり、このような場合には低圧スイッチの出力信号処理を変更してただちに圧縮機の運転を停止させるような通常時とは異なる制御が要求される。
【0008】
そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、簡単な手段によりマイクロコンピュータに対しこれら通常時とは異なる異常時制御を行わせることのできる空気調和装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、複数台の圧縮機と、各圧縮機の運転状態を検出する運転状態検出手段と、この運転状態検出手段の検出信号に基づき各圧縮機の運転制御を行う運転制御手段と、各圧縮機に対応して設けられた複数の信号入力スイッチと、この信号入力スイッチからの信号入力に基づき前記運転制御手段に疑似検出信号を出力する疑似検出信号出力手段とを備えた空気調和装置において、前記圧縮機と室外側熱交換器とを有する室外ユニットが、前記圧縮機と前記室外側熱交換器とをつなぐ冷媒管路に設けられた冷媒遮断弁と、この冷媒遮断弁の略前方に位置する送風ファンとを備えて構成されており、前記信号入力スイッチの全てからの信号入力があった場合には、前記送風ファンの運転を禁止することを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づき詳細に説明する。図1は、1台の室外ユニット1と多数台の室内ユニット2とからなる空気調和機の概略構成図であり、同図中には実線で冷媒回路を示し、一点鎖線で電気回路を示してある。
【0013】
室外ユニット1側には、第1〜第3圧縮機3〜5、電磁式の四方弁6、流量調整器7と液ライン弁8とが付設された第1〜第3室外熱交換器9〜11、第1〜第3電動ファン12〜14、アキュムレータ15等が設置されている。また、室内ユニット2側には、電動膨張弁31、室内熱交換器32、電動ファン33等が設置されている。そして、室外ユニットと室内ユニットとを構成する機器は、ガス冷媒あるいは液冷媒の流通に供される冷媒配管41〜65により接続されている。図中、66は第1〜第3圧縮機3〜5のケーシングを相互に連通する均油管であり、67,68は室外ユニット1側の冷媒配管53,58と室内ユニット2側の冷媒配管54,57との接続に供されるサービスバルブである。
【0014】
本実施形態の場合、第1〜第3圧縮機3〜5は、いずれも容量が10馬力のスクロール型定速圧縮機であり、それぞれにオイルセパレータ21が付設されている。また、第1〜第3電動ファン12〜14のうち、第1,第3電動ファン12,14は三相モータを備えた定速型であるが、第2電動ファン13は単相モータを備えた可変速型である。図1中、22は四方弁6と室外熱交換器9〜11との間に介装された手動式の冷媒遮断弁であり、23は各圧縮機3〜5への液冷媒の逆流を防止する逆止弁である。また、24,25は圧縮機冷却用の第1,第2リキッド弁である。そして、26はアキュムレータ15の下流に配設された低圧スイッチであり、27は各圧縮機3〜5の下流に配設された高圧スイッチである。
【0015】
室外ユニット1内には、CPUを始め、入出力インタフェースやROM、RAM等から構成された室外側コントロールユニット(以下、室外側ECUと記す)71が設置されている。室外側ECU71は、内蔵した制御プログラムや低圧スイッチ26や高圧スイッチ27を始めとする各種センサ等からの入力情報に基づき、各圧縮機3〜5や四方弁6、各電動ファン12〜14等を駆動制御する。
【0016】
一方、室内ユニット2内には、CPUを始め、入出力インタフェースやROM、RAM等から構成された室内側コントロールユニット(以下、室内側ECUと記す)72が設置されている。室内側ECU72は、内蔵した制御プログラムや図示しないリモートコントローラおよび各種センサ等からの入力信号に基づき、電動膨張弁31や電動ファン33の駆動制御を行うと共に、室外側ECU71との間で相互に信号の授受を行う。
【0017】
次に、冷房運転時における冷媒の流れを説明する。アキュムレータ15から冷媒配管60〜63を経由して第1〜第3圧縮機3〜5に吸引されたガス冷媒は、断熱圧縮されることにより高温の高圧ガス冷媒となって吐出される。吐出された高圧ガス冷媒は、冷媒配管41〜44を経由して、四方弁6により進路を制御された後、冷媒配管45〜49を経由して第1〜第3室外熱交換器9〜11に流入する。高温高圧のガス冷媒は、これら室外熱交換器9〜11内を通過する間に外気により冷却され、凝縮することによって液冷媒となった後、冷媒配管50〜55を経由して各室内ユニット2の電動膨張弁31に流入する。
【0018】
この際、室外側ECU71は、要求馬力等に応じて、第1〜第3圧縮機3〜5および第1〜第3電動ファン12〜14を適宜駆動制御する。また、第1〜第3圧縮機3〜5のいずれかがオーバヒートした際には、第1,第2リキッド弁24,25を適宜開放し、冷媒配管64,65を介して第1〜第3圧縮機3〜5に冷却用液冷媒を供給する。尚、空調運転を行わない場合、室外側ECU71は、液ライン弁8を閉鎖することにより、各圧縮機3〜5や各室外熱交換器9〜11内での冷媒の寝込み(凝縮)を防止する。
【0019】
液冷媒は、電動膨張弁31で流量を制御された後、室内熱交換器32に流入し、室内熱交換器32内を通過する間に気化してガス冷媒となり、気化潜熱により電動ファン33が送風した室内空気を冷却する。この際、室内側ECU72は、設定温度と室温との偏差に基づき電動ファン33の回転数を制御すると共に、室内熱交換器32の入口側冷媒温度と出口側冷媒温度との偏差が所定値(例えば、0〜1℃)となるように電動膨張弁31の開弁量(弁体駆動用ステップモータのステップ数)を制御する。
【0020】
室内熱交換器32で気化したガス冷媒は、冷媒配管56〜58、四方弁6、冷媒配管59を経由してアキュムレータ15に流入し、冷媒配管60〜63から再び第1〜第3圧縮機3〜5に吸引される。
【0021】
一方、暖房運転時には、四方弁6が破線で示すように切り換えられ、破線の矢印で示すように、冷媒の流れも冷房運転時とは逆になる。すなわち、第1〜第3圧縮機3〜5から吐出された高温の高圧ガス冷媒は、室内熱交換器32に導入された後、室内熱交換器32内を通過する間に凝縮して液冷媒となり、凝縮潜熱により電動ファン33が送風した室内空気を加熱する。次に、液冷媒は、第1〜第3室外熱交換器9〜11に流入し、その内部を通過する間に外気により加熱され、気化することによってガス冷媒となった後に、アキュムレータ15から第1〜第3圧縮機3〜5に再び吸入される。
【0022】
本実施形態によれば、室外ユニット1の本体内には、図2又は図3に示すように室外熱交換器9,10,11、圧縮機3,4,5、電動ファン12,13,14、四方弁6、冷媒遮断弁22等の各種機器類が収納される。図3は室外ユニット1の前面側パネル(図示せず)を取り外した状態を示している。室外ユニット1の中央部には電装箱87が設けられ、この電装箱87の上方には作業のための空間88が形成される。サービスバルブ67,68は室外ユニット1の前面側に設けられ、冷媒遮断弁22を含むその他の弁類は配管の関係上から室外ユニット1の奥部に配置される。従って冷媒遮断弁22を開閉操作する場合には前記空間88を通じて室外ユニット1の奥に手を入れて操作する。
【0023】
図4に示すように、室外側ECU71(マイクロコンピュータ)には各圧縮機3〜5の駆動電流を検出する電流検出器91,92,93が接続され、この電流検出器91,92,93の検出電流の何れかが過大であった場合、室外側ECU71は警報出力し、全ての圧縮機3〜5の運転を停止する。これによると何れかの圧縮機3〜5が故障した場合には全ての圧縮機の運転が停止するので空調システムは機能しなくなる。何れかの圧縮機3〜5が故障した場合でも一時的に空調システムを機能させたい場合、故障した圧縮機のマグネットスイッチの二次側配線を外し、対応する信号入力スイッチJP1,JP2,JP3をオンする。すると対応する信号入力スイッチJP1〜JP3からの信号入力に基づき圧縮機の駆動電流が正常値であることを示す疑似検出信号が出力されて室外側ECU71は故障した圧縮機が正常に運転していると認識して残りの圧縮機の運転が可能となる。信号入力スイッチJP1〜JP3は、例えばプリント制御基板上の二本のピン(図示せず)を短絡させるジャンパースイッチで構成される。
【0024】
本実施形態によれば、第1〜第3圧縮機3〜5の何れかが故障した場合、故障した圧縮機は取り外して修理、或いは交換される。
【0025】
室外ユニット1は前述したように30馬力と大容量であり、冷媒配管中には多量の冷媒が充填されている。従って、この冷媒配管を取り外す時には多量の冷媒が大気に漏出するおそれがある。多量の冷媒の漏出を防止するために、図1に示すように、冷媒配管45には冷媒遮断弁22が設けられ、故障した圧縮機を交換する際には故障した圧縮機以外の圧縮機を、図5に示す所定の処理フローに従って、ポンプダウン運転させて冷媒の追出し制御をおこなった後、この冷媒遮断弁22とサービスバルブ68とをただちに手動で閉じて、この閉ざされた冷媒回路内の冷媒を回収した後、故障した圧縮機を交換する。
【0026】
図5を参照して、圧縮機の交換手順を説明すると、まず、S1〜S9において、ポンプダウン運転前の準備が行われる。室外ユニット1の元電源をオフにすると共に(S1)、室外ユニット1の中央に配置される第2電動ファン13のファンガード13a(図2)、及びファン13bを外し(S2)、更に、室外ユニット1の前面側パネル(図示せず)を外し、ファンカバーと電装箱87の蓋を外す(S3)。電装箱87の蓋を外すのは、前記のプリント制御基板上の二本のピン(信号入力スイッチ)を外部に露出させるためである。
【0027】
ついで、ガス管用のサービスバルブ68、及び冷媒遮断弁22のキャップを外し(S4)、冷媒遮断弁22の開度を半開にする(S5)。開度をあらかじめ半開にするのは、必要な時に、迅速に閉操作できるようにするためである。故障した圧縮機のマグネットスイッチの二次側配線を外し(S6)、更に、正常な圧縮機が二台存在する場合には、何れか一方の圧縮機のマグネットスイッチの二次側配線を外す(S7)。S11以降において、他方の一台の圧縮機のみを運転可能な状態におくためである。全ての信号入力スイッチJP1〜JP3をオンにする(S8)。低圧用ゲージを低圧圧力取出口に接続する(S9)。
【0028】
全ての信号入力スイッチJP1〜JP3のオン操作により開始される処理を図6に従い説明する。室外側ECU71は各信号入力スイッチJP1〜JP3の「ON/OFF」を読み込む(S21)。スイッチJP1が「ON」の場合(S22)には第1圧縮機3の駆動電流が正常であるとの第1疑似検出信号が出力され(S23)、室外側ECU71は第1圧縮機3が正常に運転していると認識しこの時にはフラグF1を「1」にセットする(S24)。スイッチJP1が「OFF」の場合(S22)には第1疑似検出信号は出力されない(S25)。従って室外側ECU71は電流検出器91によって検出された検出値に従い第1圧縮機3の運転を制御しこの時にはフラグF1を「0」にリセットする(S26)。
【0029】
次に、スイッチJP2に移行しこれが「ON」の場合(S27)には、第2圧縮機4の駆動電流が正常であるとの第2疑似検出信号が出力され(S28)、室外側ECU71は第2圧縮機4が正常に運転していると認識しこの時にはフラグF2を「1」にセットする(S29)。スイッチJP2が「OFF」の場合(S27)には第2疑似検出信号は出力されない(S30)。従って、室外側ECU71は電流検出器92によって検出された検出値に従い第2圧縮機4の運転を制御しこの時にはフラグF2を「0」にリセットする(S31)。
【0030】
次に、スイッチJP3に移行しこれが「ON」の場合(S32)には、第3圧縮機5の駆動電流が正常であるとの第3疑似検出信号が出力され(S33)、室外側ECU71は第3圧縮機5が正常に運転していると認識しこの時にはフラグF3を「1」にセットする(S34)。スイッチJP3が「OFF」の場合(S32)には第3疑似検出信号は出力されない(S35)。従って、室外側ECU71は電流検出器93によって検出された検出値に従い第3圧縮機5の運転を制御しこの時にはフラグF3を「0」にリセットする(S36)。全ての信号入力スイッチJP1〜JP3が「ON」の場合(S37)には通常時とは異なる異常時制御を開始し(S38)、少なくとも何れか一つの信号入力スイッチJP1〜JP3が「OFF」の場合(S37)には異常時制御を解除する(S39)。
【0031】
本実施形態では異常時制御は図5を参照してS11,S14で行われる。図5を参照して、S10以降、ポンプダウン運転に移行する。室外ユニット1の元電源をオンにすると共に(S10)、試運転モードによる冷房運転を開始する(S11)。冷房運転が開始すると、S11では1分間だけ第1,第3電動ファン12,14が運転し、2分間停止後、再び第1,第3電動ファン12,14が運転し、ついで一台の圧縮機が間欠運転されて、吐出管内の冷媒の追出し制御が行われる。つぎに一台の圧縮機の連続運転による通常運転が行われる。このS11では、S8で全ての信号入力スイッチJP1〜JP3がオンされている場合、室外ユニット1の中央に配置される第2電動ファン13の運転を禁止する。
【0032】
また、圧縮機起動後の30分間は、一台の圧縮機の連続運転による通常運転が行われる(S12)。この30分間は、アキュムレータ15の内部に溜まっている冷媒をほぼ完全に追い出すのに必要な時間である。
【0033】
その後、ガス管用のサービスバルブ68を全閉にする(S13)。このサービスバルブ68は、図3を参照して、室外ユニット1の前面に露出しているので、全閉にする作業は容易である。サービスバルブ68を全閉にするとやがて低圧スイッチ26が動作するので、これが動作したならば、S8で全ての信号入力スイッチJP1〜JP3がオンされている場合、一台の圧縮機の運転をただちに停止し、停止後すみやかに冷媒遮断弁22を全閉にする(S14)。次いで、室外ユニット1の元電源をオフにし(S15)、圧縮機の配管の前後に残っている冷媒を、高低圧取出口より回収する(S16)。これによれば圧縮機の交換時に冷媒配管を外しても多量の冷媒が漏洩することはない。
【0034】
本実施形態においては、S12で冷媒遮断弁22を閉じる際に、図2に示すように、室外ユニット1の電装箱87の上方の空間88から室外ユニット1の奥に手を入れなければならないので安全性が問題になる。この実施形態によれば、S2で、第2電動ファン13のファン13bが外されて、しかもS11では第2電動ファン13の運転を禁止するという異常時制御が開始されるので、前記空間88から室外ユニット1の奥に手を入れて、誤って第2電動ファン13に接触したとしてもファンに巻き込まれるといったトラブルは発生しない。
【0035】
また図1に示すように保護装置としての低圧スイッチ26が設けられ、通常この低圧スイッチ26は低圧を検知した時、所定時間経過の後に圧縮機3〜5の運転を停止する。これは低圧スイッチ26の誤動作などにより圧縮機が頻繁に停止することのないようにするためである。しかしながらS13でサービスバルブ68を全閉にすると、必ず低圧スイッチ26が動作するのでこの場合にも低圧を検知した後、所定時間遅延させると、圧縮機の保護が図れない。
【0036】
この実施形態によれば、S14で低圧スイッチ26が動作したならば、遅延させることなく一台の圧縮機の運転をただちに停止するという異常時制御が開始されるので、圧縮機の保護は十分に図られる。
【0037】
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明の態様はこれに限られるものではない。例えば、上記実施形態では冷媒遮断弁22を閉じる際の安全確保や低圧スイッチ26が動作した場合の圧縮機の保護等を対象として異常時制御をかけているが、これに限定されるものではなく、これ以外の種々の制御を対象にして異常時制御をかけることができる。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、信号入力スイッチの全てからの信号入力があった場合には、冷媒遮断弁の略前方に位置する送風ファンの運転を禁止するので、例えば冷媒遮断弁を閉じる際の安全確保等を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気調和機の概略構成図である。
【図2】室外ユニットを示す平面図である。
【図3】室外ユニットを示す正面図である。
【図4】制御ブロック図である。
【図5】処理フローを示す図である。
【図6】処理フローを示す図である。
【符号の説明】
1 室外ユニット
3〜5 第1〜第3圧縮機
9〜11 第1〜第3室外熱交換器
22 冷媒遮断弁
67,68 サービスバルブ
71 室外側ECU(マイクロコンピュータ)
JP1〜JP3 信号入力スイッチ
Claims (1)
- 複数台の圧縮機と、各圧縮機の運転状態を検出する運転状態検出手段と、この運転状態検出手段の検出信号に基づき各圧縮機の運転制御を行う運転制御手段と、各圧縮機に対応して設けられた複数の信号入力スイッチと、この信号入力スイッチからの信号入力に基づき前記運転制御手段に疑似検出信号を出力する疑似検出信号出力手段とを備えた空気調和装置において、
前記圧縮機と室外側熱交換器とを有する室外ユニットが、前記圧縮機と前記室外側熱交換器とをつなぐ冷媒管路に設けられた冷媒遮断弁と、この冷媒遮断弁の略前方に位置する送風ファンとを備えて構成されており、
前記信号入力スイッチの全てからの信号入力があった場合には、前記送風ファンの運転を禁止する制御を行うことを特徴とする空気調和装置。
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