JP4013639B2 - 空気調和機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は圧縮機保護制御装置を備えた空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の圧縮機保護制御装置においては、図14の前記装置の制御フローチャート、図15のタイムチャートに示すように、吐出温度センサー(図示せず)備え、冷房運転あるいは暖房運転時、ステップ(以下、Sと表示する)1〜S6を実行して冷凍サイクルを構成した本体中のガスが抜けて圧縮機の吐出温度が上昇し、115℃を連続3分上回ると、吐出温度センサーからの信号で前記装置が圧縮機の運転を停止するというものであった。
【0003】
しかしながら、高圧型圧縮機の場合、図16にガス量と吐出温度の関係を示すように、本体中のガスがかなり抜け残り少ない状態では、ガスの吐出量が減少し吐出管を加熱する熱量が減少することにより、吐出温度が下がる現象が生じる。吐出温度と圧縮機のモータのコイル温度との差はガスの量が正常であれば約10degあるが、ガスが減少すると吐出温度と前記コイル温度との差は広がるため、ガスがほぼ抜け切った状態では吐出温度センサーのみで圧縮機におけるモータのコイルを過昇温から保護することには限界があった。
【0004】
また、インナーサーマルプロテクタを内蔵する圧縮機においては、インナーサーマルプロテクタは圧縮機におけるモータのコイル巻線の近傍に固定されているため、インナーサーマルプロテクタが検知する温度は吐出温度よりも圧縮機のモータのコイル温度に近い値となるが、この種のインナーサーマルプロテクタは検出温度と電流値に相関関係があり、ガス抜けの場合は電流値が低過ぎて、しばしばインナーサーマルプロテクタの温度検出領域外となり、圧縮機のモータのコイルを過昇温から保護するには限界があり、ひいては圧縮機のモータコイルの焼損に至る可能性があった。
【0005】
また低圧型圧縮機の場合、図17にガス量と吐出温度の関係を示すように、モータのコイルは低圧(吸入圧)の雰囲気中にあるため、コイル温度は吐出温度よりむしろ低く、高圧の吐出ガス雰囲気中にある圧縮機構部の温度が高温になる。圧縮機の圧縮機構部の温度と吐出温度との差はガスの量が正常であれば約10degあるが、ガスが減少すると吐出温度と圧縮機構部の温度との差は広がるため、ガスがほぼ抜け切った状態では、吐出温度センサーのみで圧縮機の圧縮機構部を過昇温から保護することには限界があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術の問題点に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、冷媒ガスがほぼ抜け切った状態でも、圧縮機のモータのコイルまたは圧縮機構部を過昇温から保護することが可能な空気調和機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の一手段は、空気調和機の制御装置に、室外機での運転電流を検知する室外総合電流検知手段と冷凍サイクルの凝縮温度を検出する凝縮温度検出手段とを設けたもので、前記室外総合電流検知手段の検知する室外総合電流が設定値以下で、かつ前記凝縮温度検出手段の検知する凝縮温度が、冷房運転時は所定時間凝縮温度設定値以上となった場合、暖房運転時は所定時間凝縮温度設定値以下となった場合、それぞれ圧縮機の運転を停止し、確実に圧縮機を保護するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
上記した本発明の目的は、各請求項に記載した構成を実施の形態とすることにより達成できるので、以下には各請求項の構成にその構成による作用を併記し併せて請求項記載の構成のうち説明を必要とする特定用語については詳細な説明を加えて、本発明の実施の形態の説明とする。
【0009】
請求項1記載に係る発明は、圧縮機、4方弁、室外側熱交換器、絞り手段、室内側熱交換器の順に環状に接続し、かつ前記室外側熱交換器に室外送風機、前記室内側熱交換器に室内送風機を設け、前記4方弁により冷房運転と暖房運転に切換える冷凍サイクルを具備した空気調和機において、前記冷凍サイクルの凝縮温度を検出する凝縮温度検出手段と、室外機での運転電流を検知する室外総合運転電流検知手段と、凝縮温度及び室外総合運転電流の制御しきい値としての凝縮温度設定値及び室外総合運転電流設定値を記憶するとともに、前記凝縮温度検出手段及び室外総合運転電流検知手段で検知された凝縮温度及び室外総合運転電流及び運転モードに基づき、冷房運転時は室外総合運転電流が室外総合運転電流設定値以下で、かつ凝縮温度が所定時間凝縮温度設定値以上となった場合に圧縮機を停止させ、暖房運転時は室外総合運転電流が室外総合運転電流設定値以下で、かつ凝縮温度が所定時間凝縮温度設定値以下となった場合に圧縮機を停止させる制御装置を有する空気調和機である。
【0010】
上記実施の形態によれば、制御装置はガスが抜けると室外総合電流値が室外総合運転電流設定値以下になり、かつ冷房時は凝縮温度が所定時間凝縮温度設定値以上になるのを判断して圧縮機を停止することができ、また暖房時は凝縮温度が所定時間凝縮温度設定値以下となるのを判断して圧縮機を停止することができる。
【0011】
請求項2記載に係る発明は、圧縮機、4方弁、室外側熱交換器、絞り手段、室内側熱交換器の順に環状に接続し、かつ前記室外側熱交換器に室外送風機、前記室内側熱交換器に室内送風機を設け、前記4方弁により冷房運転と暖房運転に切換える冷凍サイクルを具備した空気調和機において、前記冷凍サイクルの凝縮温度を検出する凝縮温度検出手段と、凝縮器に流入する空気の温度を検知する空気吸込み温度検知手段と、室外機での運転電流を検知する室外総合運転電流検知手段と、室外総合運転電流の制御しきい値としての室外総合運転電流設定値と前記空気吸込み温度検知手段及び前記凝縮温度検出手段で検知された空気吸込み温度及び凝縮温度の差温に対して運転モードごとに設定された制御しきい値としての差温設定値とを記憶するとともに、前記空気吸込み温度検知手段、前記凝縮温度検出手段及び前記室外総合運転電流検知手段で検知された空気吸込み温度、凝縮温度、室外総合運転電流及び運転モードに基づき、冷房運転時は室外総合運転電流が室外総合運転電流設定値以下で、かつ空気吸込み温度と凝縮温度との差温が所定時間冷房モードでの差温設定値(第1の差温設定値)以上となった場合に圧縮機を停止させ、暖房運転時は室外総合運転電流が室外総合運転電流設定値以下で、かつ空気吸込み温度と凝縮温度との差温が所定時間暖房モードでの差温設定値(第2の差温設定値)以下となった場合に圧縮機を停止させる制御装置を有する空気調和機である。
【0012】
上記実施の形態によれば、制御装置はガスが抜けると室外総合運転電流が室外総合運転電流設定値以下となり、かつ冷暖房時の空気吸込み温度と凝縮温度との差温が所定時間冷房モードでの差温設定値(第1の差温設定値)以上となった場合を判断して圧縮機を停止することができ、また暖房時は空気吸込み温度と凝縮温度との差温が所定時間暖房モードでの差温設定値(第2の差温設定値)以下となった場合を判断して圧縮機を停止することができる。
【0013】
冷凍サイクルの本体中の冷媒ガスがかなり抜けて残り少なくなった場合は、圧縮機の吐出温度が下るので、従来の技術のように前記本体中の冷媒ガスが抜けると圧縮機の吐出温度が上昇するのに着目し、設定温度の関係の下で圧縮機の吐出温度を検出し圧縮機を停止して保護する構成では対応しきれなくなるのを、以上のように本各実施の形態では、制御装置により室外総合運転電流が設定値より下回るのを検出し、これを基本として各実施の形態により対応したもので、冷媒ガスの抜け量に関係なく確実に圧縮機を保護するものである。
【0014】
【実施例】
以下本発明の圧縮機保護制御装置を備えた空気調和機の一実施例について図面を参照して説明する。
【0015】
(実施例1)
図1は、本発明の圧縮機保護制御装置を搭載した空気調和機の冷凍サイクル図で、図2は圧縮機保護制御装置のブロック図で、図3は圧縮機保護制御装置の制御流れを示すフローチャートで、図4は前記フローチャートに対応するタイムチャートである。
【0016】
図1において、冷凍サイクルは能力一定型の圧縮機1、室内側熱交換器2、室内送風機3、室外側熱交換器4、室外送風機5、及び冷房運転と暖房運転を切り変える4方弁6、絞り手段10とで構成されている。上記構成の冷凍サイクルにおいて、冷房あるいはドライ運転時、実線矢印で示すように圧縮機1から吐出された冷媒は4方弁6を介して室外側熱交換器4へと流れ、室外送風機5の駆動により室外側熱交換器4で室外空気と熱交換して凝縮液化して冷媒は、逆止弁を通り室内側熱交換器2で蒸発した後に、4方弁6を介して再び圧縮機1に吸入される。
【0017】
暖房運転時には点線矢印で示すように4方弁6で冷媒の流れを切り替え、圧縮機1から吐出された冷媒は4方弁6を介して室内側熱交換器2へと流れ、室内送風機3の駆動により室内側熱交換器2で室内空気と熱交換して凝縮液化し、次に絞り手段10を通過することにより減圧された冷媒は、室外側熱交換器4で蒸発した後に、4方弁6を介して再び圧縮機1に吸入される。そして、冷房、暖房のいずれにおいても、室内送風機3による空気が室内側熱交換器2と熱交換して冷風または温風が吹出し口から室内に吹出され空調が行われる。
【0018】
また、室内機2aには部屋の室温を検出する温度センサ等の室内空気吸込み温度検出手段7と、室内側熱交換器2の入口配管温度を検出する温度センサ等の室内配管温度検出手段8が設けられている。室外機1aには室外側熱交換器4の出口配管温度を検出する室外配管温度検出手段9を設けている。
【0019】
次に上記構成の空気調和機が搭載している圧縮機の保護制御装置について説明する。制御装置Aは、マイクロコンピュータ及びその周辺回路からなり、空気調和機の全体制御と冷凍サイクルである本体中の冷媒ガスが、かなり抜け少なくなってしまった場合でも、圧縮機構及びそれを駆動するモータのコイルを含む圧縮機1を過昇温から保護するため、図2に示す構成と図3に示すフローチャートを実行する制御シーケンスを備えているものである。
【0020】
制御装置Aは、圧縮機1を含む空気調和機に流れる室外機での運転電流を検出する室外総合運転電流検知手段21及び室外総合運転電流の制御しきい値としての室外総合運転電流設定値を記憶する室外総合運転電流設定記憶手段22と、凝縮温度の制御しきい値としての凝縮温度設定値を記憶する室内配管温度設定記憶手段(凝縮温度設定記憶手段とも言う)23と、圧縮機1を含む空気調和機の運転時間検出手段24及び第1と第2の設定運転時間記憶手段25、26と、空気調和機の運転モード記憶手段27と、前記各手段の信号に基き、図3の制御シーケンスを実行する制御を含む判定手段28とを備え、室内配管温度検出手段8の検出信号を取り込んで、室外総合運転電流が設定値より下回ったら運転時間を検出し、所定時間が経過したら運転モードを判定し、冷房運転時は室内配管温度(凝縮温度)を取り込み、室内配管温度が設定温度を所定時間、超えて上回ると圧縮機1を停止し、また暖房運転時は室内配管温度が設定温度を所定時間、超えて下回ったら圧縮機1を停止するように構成してある。図中、29はリレー等の圧縮機運転停止手段である。
【0021】
上記実施例において、図3のフローチャート及び図4のタイムチャートにより、圧縮機保護制御の動作を説明する。S1で圧縮機1を駆動し、S2で室外総合運転電流検知手段21により室外総合電流の検出を開始し、S3、S4で本体中のガスが抜けて室外総合運転電流I1が設定値5Aを下回ったら、運転時間検出手段24により運転時間を検出し、S5で時間T1のタイマーをカウントセットし、S6で10分経過したらS7、S8で室内配管温度検出手段8が検出した室内配管温度t1を取り込んで運転モード記憶手段27により運転モードを判定する。
【0022】
そして、冷房運転またはドライ運転であればS10で室内配管温度t1が設定温度20℃を上回り、S11で時間t2のタイマーをカウントセットし、S12で室内配管温度t1が設定温度20℃を5分間上回ったら圧縮機1を停止する。
【0023】
また、S9において冷房運転またはドライ運転でなければ、S13に進み暖房運転時は室内配管温度検出手段8が検出した室内配管温度t1を取り込み、S14で設定温度25℃を下回ったらS11に進み、S11、S12で5分間、室内配管温度t1が設定温度25℃を下回っていると圧縮機1を停止する。
【0024】
このように本実施例では、冷凍サイクルの冷媒の凝縮温度を検出する室内配管温度検出手段と、前記冷凍サイクルを制御するとともに、室外総合運転電流検知手段及び室外総合運転電流設定記憶手段と室内配管温度設定記憶手段と判定手段とを有する制御装置を設け、前記制御装置は室外総合運転電流が設定値より下回り、かつ冷房運転時は室内配管温度が設定温度を所定時間上回った時、また暖房運転時は室内配管温度が設定温度を所定時間下回った時、それぞれ圧縮機を停止するように構成したもので、本体中から冷媒ガスがかなり抜け、残り少ない場合でも確実に異常を判断でき、モータのコイル、圧縮機構部を過昇温から保護することができる。
【0025】
(実施例2)
本実施例は、実施例1における室内配管温度検出手段の代わりに室外配管温度検出手段を設け、制御装置は室外配管温度が設定温度と一定関係の下で圧縮機の運転を制御する構成にした点で実施例1と異なり、それ以外の同一構成並びに作用効果を奏する部分については同一符号を付して詳細な説明を省略し、異なるところを中心に説明する。
【0026】
図1は、本発明の圧縮機保護制御装置を搭載した空気調和機の冷凍サイクル図で、図5は圧縮機保護制御装置のブロック図で、図6は圧縮機保護制御装置の制御流れを示すフローチャートで、図7は前記フローチャートに対応するタイムチャートである。
【0027】
空気調和機が搭載している圧縮機の保護制御装置について説明する。制御装置Aは、マイクロコンピュータ及びその周辺回路からなり、空気調和機の全体制御と冷凍サイクルである本体中の冷媒ガスが、かなり抜け少なくなってしまった場合でも、圧縮機構及びそれを駆動するモータのコイルを含む圧縮機1を過昇温から保護するため、図5に示す構成と図6に示すフローチャートを実行する制御シーケンスを備えているものである。
【0028】
制御装置Aは、室外総合運転電流検知手段21及び室外設定総合運転電流記憶手段22と、凝縮温度の制御しきい値としての凝縮温度設定値を記憶する室外配管温度設定記憶手段(凝縮温度設定記憶手段とも言う)23aと、運転時間検出手段24及び第1と第2の設定運転時間記憶手段25、26と、運転モード記憶手段27と、前記各手段の信号に基き、図3の制御シーケンスを実行する制御を含む判定手段28とを備え、室外配管温度検出手段9の検出する室外配管温度(凝縮温度)をとり込んで、冷房運転時は室外配管温度が設定温度を所定時間超えて下回ったら圧縮機を停止し、暖房運転時は室外配管温度が設定温度を所定時間超えて上回ったら圧縮機を停止するように構成したものである。
【0029】
上記実施例において、図6に示す制御フローチャート及び図7に示すタイムチャートにより動作を説明する。S1で圧縮機1を駆動し、S2で室外総合運転電流検知手段21により室外総合運転電流の検出を開始し、S3、S4で本体中のガスが抜けて室外総合運転電流I1が設定値5Aを下回ったら、運転時間検出手段24により運転時間を検出し、S5で時間T1のタイマーをカウントセットし、S6で10分間経過したらS7、S8で室外配管温度検出手段9が検出した室外配管温度t2を取り込んで運転モード記憶手段27により運転モードを判定する。
【0030】
そして、冷房運転またはドライ運転であればS10で室外配管温度t2が設定温度25℃を下回り、S11で時間t2のタイマーをカウントセットし、S12で室外配管温度t2が設定温度25℃を5分間下回ったら圧縮機1を停止する。
【0031】
また、S9において冷房運転またはドライ運転でなければ、S13に進み暖房運転時は室外配管温度検出手段9が検出した室外配管温度t2を取り込み、S14で設定温度20℃を上回ったらS11に進み、S11、S12で室外配管温度t2が設定温度20℃を5分間上回ったら圧縮機1を停止する。
【0032】
このように本実施例では、冷凍サイクルの冷媒の凝縮温度を検出する室外配管温度検出手段と、前記冷凍サイクルを制御するとともに、室外総合運転電流検知手段及び室外総合運転電流設定記憶手段と室外配管温度設定記憶手段と判定手段とを有する制御装置を設け、前記制御装置は室外総合運転電流が設定値より下回り、かつ冷房運転時は室外配管温度が設定温度を所定時間下回った時、また暖房運転時は室外配管温度が設定温度を所定時間上回った時、それぞれ圧縮機を停止するように構成したもので、本体中から冷媒ガスがかなり抜け、残り少ない場合でも確実に異常を判断でき、モータのコイル、圧縮機構部を過昇温から保護することができる。
【0033】
(実施例3)
本実施例は、室内配管温度検出手段と室外配管温度検出手段とを設け、制御装置は室内配管温度と室外配管温度がそれぞれ設定温度と一定関係の下で圧縮機の運転を制御する構成にした点で実施例1と異なり、それ以外の同一構成並びに作用効果を奏する部分については同一符号を付して詳細な説明を省略し、異なるところを中心に説明する。
【0034】
図1は、本発明の圧縮機保護制御装置を搭載した空気調和機の冷凍サイクル図で、図8は圧縮機保護制御装置のブロック図で、図9は圧縮機保護制御装置の制御流れを示すフローチャートで、図10は前記フローチャートに対応するタイムチャートである。
【0035】
空気調和機が搭載している圧縮機の保護制御装置について説明する。制御装置Aは、マイクロコンピュータ及びその周辺回路からなり、空気調和機の全体制御と冷凍サイクルである本体中の冷媒ガスが、かなり抜け少なくなってしまった場合でも、圧縮機構及びそれを駆動するモータのコイルを含む圧縮機1を過昇温から保護するため、図8に示す構成と図9に示すフローチャートを実行する制御シーケンスを備えているものである。
【0036】
制御装置Aは、室外総合運転電流検知手段21及び室外設定総合運転電流記憶手段22と、室内配管温度設定記憶手段23及び室外配管温度設定記憶手段23aと、運転時間検出手段24及び第1と第2の設定運転時間記憶手段25、26と、運転モード記憶手段27と、前記各手段の信号に基き、図3の制御シーケンスを実行する制御を含む判定手段28とを備え、室内配管温度検出手段8の検出する室内配管温度と室外配管温度検出手段9の検出する室外配管温度を取り込んで、冷房運転時は室内配管温度が設定温度を所定時間超えて上回り、かつ室外配管温度が設定温度を所定時間超えて下回ったら圧縮機を停止し、また暖房運転時は室内配管温度が設定温度を所定時間超えて下回り、かつ室外配管温度が設定温度を所定時間超えて上回ったら圧縮機を停止するように構成したものである。
【0037】
上記実施例において、図9に示す制御フローチャート及び図10に示すタイムチャートにより動作を説明する。S1で圧縮機1を駆動し、S2で室外総合運転電流検知手段21により室外総合運転電流の検出を開始し、S3、S4で本体中のガスが抜けて室外総合運転電流I1が設定値5Aを下回ったら、運転時間検出手段24により運転時間を検出し、S5で時間T1のタイマーをカウントセットし、S6で10分間経過したらS7、S8で室内配管温度検出手段8が検出した室内配管温度t1を取り込んで運転モード記憶手段27により運転モードを判定する。
【0038】
そして、冷房運転またはドライ運転であればS10で室内配管温度t1が設定温度20℃を5分間上回るとS11に進む。そして、S11、S12で室外配管温度検出手段9が検出した室外配管温度t2を取り込んでS13で室外配管温度t2が設定温度25℃を下回ると、S14で時間T2のタイマーをカウントセットし、S15で室外配管温度t2が設定温度25℃を5分間下回ったら圧縮機1を停止する。
【0039】
またS9で冷房運転またはドライ運転でなく、S16に進み暖房運転時はS17で室内配管温度検出手段8が検出した室内配管温度を取り込んで室内配管温度t1が25℃を5分間下回り、S18、S19で室外配管温度検出手段9が検出した室外配管温度t2を取り込み、S20で室外配管温度t2が20℃を上回り、S14で時間T2のタイマーをカウントセットし、S15で室外配管温度t2が設定温度20℃を5分間上回ったら圧縮機1を停止する。
【0040】
このように本実施例では、冷凍サイクルの冷媒の凝縮温度を検出する室外配管温度検出手段及び室内配管温度検出手段と、前記冷凍サイクルを制御するとともに、室外総合運転電流検知手段及び室外総合運転電流設定記憶手段と室外配管温度設定記憶手段及び室内配管温度設定記憶手段と判定手段とを有する制御装置を設け、前記制御装置は室外総合運転電流が設定値より下回り、かつ冷房運転時は室内配管温度が設定温度を所定時間上回り、室外配管温度が設定温度を所定時間下回った時、また暖房運転時は室内配管温度が設定温度を所定時間下回り、室外配管温度が設定温度を所定時間上回った時、それぞれ圧縮機を停止するように構成したもので、本体中から冷媒ガスがかなり抜け、残り少ない場合でも高い精度で異常を判断でき、モータのコイル、圧縮機構部を過昇温から保護することができる。
【0041】
(実施例4)
本実施例は、室内空気吸込み温度検出手段と室内配管温度検出手段とを設け、制御装置は室内空気吸込み温度と室内配管温度との差が設定温度差と一定関係の下で圧縮機の運転を制御する構成にした点で実施例1と異なり、それ以外の同一構成並びに作用効果を奏する部分については同一符号を付して詳細な説明を省略し、異なるところを中心に説明する。
【0042】
空気調和機が搭載している圧縮機の保護制御装置について説明する。制御装置Aは、マイクロコンピュータ及びその周辺回路からなり、空気調和機の全体制御と冷凍サイクルである本体中の冷媒ガスが、かなり抜け少なくなってしまった場合でも、圧縮機構及びそれを駆動するモータのコイルを含む圧縮機1を過昇温から保護するため、図11に示す構成と図12に示すフローチャートを実行する制御シーケンスを備えているものである。
【0043】
制御装置Aは、室外総合運転電流検知手段21及び室外総合運転電流設定記憶手段22と、運転時間検出手段24及び第1と第2の設定運転時間記憶手段25、26と、運転モード記憶手段27と、室内空気吸込み温度検出手段7の検出する室内空気吸込み温度(空気吸込み温度とも言う)と室内配管温度検出手段8の検出する室内配管温度(凝縮温度とも言う)との差温に対して運転モードごとに設定された制御しきい値としての差温設定値である第1の設定温度差及び第2の設定温度差を記憶する設定温度差記憶手段30と、室内空気吸込み温度検知手段7の検出する室内空気吸込み温度と室内配管温度検出手段8の検出する室内配管温度を取り込んで比較する温度差比較手段31と、前記各手段の信号に基き、図12の制御シーケンスを実行する制御を含む判定手段28とを備え、取り込んだ室内空気吸込み温度と室内配管温度との温度差に基き、冷房運転時は室内空気吸込み温度と室内配管温度との温度差が第1の設定温度差を所定時間下回っている時、圧縮機を停止し、また暖房運転時は室内空気吸込み温度と室内配管温度との温度差が、第2の設定温度差を所定時間下回っている時、圧縮機を停止するように構成したものである。
【0044】
上記実施例において、図12に示す制御フローチャート及び図13に示すタイムチャートにより動作を説明する。S1で圧縮機1を駆動し、S2で室外総合運転電流検知手段21により室外総合運転電流の検出を開始し、S3、S4で本体中のガスが抜けて室外総合運転電流I1が設定値5Aを下回ったら、運転時間検出手段24により運転時間を検出し、S5で時間T1のタイマーをカウントセットし、S6で10分間経過したらS7、S8で室内空気吸込み温度検出手段7の検出した室内空気吸込み温度s1を取り込み、またS9、S10で室内配管温度検出手段8が検出した室内配管温度t1を取り込み、かつ運転モード記憶手段27により運転モードを判定する。
【0045】
そして、S11で冷房運転またはドライ運転であればS12で室内空気吸込み温度s1と室内配管温度t1との温度差が、設定温度差記憶手段30のもつ第1の設定温度差5Kを下回り、S13で時間T2のタイマーをカウントセットし、S14で前記温度差が第1の設定温度差5Kを5分間過ぎても下回っているので、圧縮機1を停止する。
【0046】
またS11で冷房運転またはドライ運転でないのでS15に進み、暖房運転時はS16で室内配管温度t1と室内空気吸込み温度s1との温度差が、設定温度差記憶手段30のもつ第2の設定温度差10Kを下回り、かつS13で時間T2のタイマーをカウントセットし、S14で前記温度差が第2の設定温度差10Kを5分間過ぎても下回っているので、圧縮機1を停止する。
【0047】
このように本実施例では、冷凍サイクルの冷媒の凝縮温度を検出する室内配管温度検出手段と、室内空気吸込み温度検知手段と、前記冷凍サイクルを制御するとともに、室外総合運転電流検知手段及び室外総合運転電流設定記憶手段と設定温度差記憶手段及び温度差比較手段と判定手段とを有する制御装置を設け、前記制御装置は室外総合運転電流が設定値より下回り、かつ冷房運転時は室内空気吸込み温度と室内配管温度との差が第1の設定温度差を所定時間下回った時、また暖房運転時は室内空気吸込み温度と室内配管温度との差が第2の設定温度差を所定時間下回った時、それぞれ圧縮機を停止するように構成したもので、本体中から冷媒ガスがかなり抜け、残り少ない場合でも高い精度で異常を判断でき、モータのコイル、圧縮機構部を過昇温から保護することができる。
【0048】
なお、上記各実施例における室内配管温度検出手段8、室外配管温度検出手段9は、いずれも冷房、暖房運転時における冷凍サイクルの凝縮温度を検出する凝縮温度検出手段としての一手段を示すものであって、これに限定されるものではない。また上記実施例における室内空気吸込み温度検出手段7は、冷房、暖房運転時における冷凍サイクルの凝縮器に流入する空気の温度を検知する空気吸込み温度検知手段としての一手段を示すものであって、これに限定されるものではない。
【0049】
【発明の効果】
以上のように本発明の各請求項に係る発明によれば、本体中から冷媒ガスがかなり抜け、残り少ない場合でも確実に異常を判断できて、圧縮機を過昇温から保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1〜4における空気調和機の冷凍サイクルを示す図
【図2】本発明の実施例1における空気調和機の圧縮機保護制御装置を示すブロック図
【図3】同実施例1における空気調和機の圧縮機保護制御装置の制御を示すフローチャート
【図4】同実施例1における空気調和機の圧縮機保護制御装置の制御を示すタイムチャート
【図5】同実施例2における空気調和機の圧縮機保護制御装置を示すブロック図
【図6】同実施例2における空気調和機の圧縮機保護制御装置の制御を示すフローチャート
【図7】同実施例2における空気調和機の圧縮機保護制御装置の制御を示すタイムチャート
【図8】同実施例3における空気調和機の圧縮機保護制御装置を示すブロック図
【図9】同実施例3における空気調和機の圧縮機保護制御装置の制御を示すフローチャート
【図10】同実施例3における空気調和機の圧縮機保護制御装置の制御を示すタイムチャート
【図11】同実施例4における空気調和機の圧縮機保護制御装置を示すブロック図
【図12】同実施例4における空気調和機の圧縮機保護制御装置の制御を示すフローチャート
【図13】同実施例4における空気調和機の圧縮機保護制御装置の制御を示すタイムチャート
【図14】従来の空気調和機における圧縮機の保護制御のフローチャート
【図15】図14に示すフローチャートに対応するタイムチャート
【図16】従来の高圧型圧縮機におけるガス量と吐出温度の関係を示すグラフ
【図17】従来の低圧型圧縮機におけるガス量と吐出温度の関係を示すグラフ
【符号の説明】
1 圧縮機
2 室内側熱交換器
3 室内送風機
4 室外側熱交換器
5 室外送風機
6 4方弁
7 室内空気吸込み温度検出手段(空気吸込み温度検出手段)
8 室内配管温度温度検出手段(凝縮温度検出手段)
9 室外配管温度検出手段(凝縮温度検出手段)
10 絞り手段
21 室外総合運転電流検知手段
22 室外総合運転電流設定記憶手段
23 室内配管温度設定記憶手段(凝縮温度設定記憶手段)
23a 室外配管温度設定記憶手段(凝縮温度設定記憶手段)
28 判定手段
30 温度差設定記憶手段
31 温度差比較手段
A 制御装置
Claims (2)
- 圧縮機、4方弁、室外側熱交換器、絞り手段、室内側熱交換器の順に環状に接続し、かつ前記室外側熱交換器に室外送風機、前記室内側熱交換器に室内送風機を設け、前記4方弁により冷房運転と暖房運転に切換える冷凍サイクルを具備した空気調和機において、前記冷凍サイクルの凝縮温度を検出する凝縮温度検出手段と、室外機での運転電流を検知する室外総合運転電流検知手段と、凝縮温度及び室外総合運転電流の制御しきい値としての凝縮温度設定値及び室外総合運転電流設定値を記憶するとともに、前記凝縮温度検出手段及び室外総合運転電流検知手段で検知された凝縮温度及び室外総合運転電流及び運転モードに基づき、冷房運転時は室外総合運転電流が室外総合運転電流設定値以下で、かつ凝縮温度が所定時間凝縮温度設定値以上となった場合に圧縮機を停止させ、暖房運転時は室外総合運転電流が室外総合運転電流設定値以下で、かつ凝縮温度が所定時間凝縮温度設定値以下となった場合に圧縮機を停止させる制御装置を有することを特徴とする空気調和機。
- 圧縮機、4方弁、室外側熱交換器、絞り手段、室内側熱交換器の順に環状に接続し、かつ前記室外側熱交換器に室外送風機、前記室内側熱交換器に室内送風機を設け、前記4方弁により冷房運転と暖房運転に切換える冷凍サイクルを具備した空気調和機において、前記冷凍サイクルの凝縮温度を検出する凝縮温度検出手段と、凝縮器に流入する空気の温度を検知する空気吸込み温度検知手段と、室外機での運転電流を検知する室外総合運転電流検知手段と、室外総合運転電流の制御しきい値としての室外総合運転電流設定値と前記空気吸込み温度検知手段及び前記凝縮温度検出手段で検知された空気吸込み温度及び凝縮温度の差温に対して運転モードごとに設定された制御しきい値としての差温設定値とを記憶するとともに、前記空気吸込み温度検知手段、前記凝縮温度検出手段及び前記室外総合運転電流検知手段で検知された空気吸込み温度、凝縮温度、室外総合運転電流及び運転モードに基づき、冷房運転時は室外総合運転電流が室外総合運転電流設定値以下で、かつ空気吸込み温度と凝縮温度との差温が所定時間冷房モードでの差温設定値(第1の差温設定値)以上となった場合に圧縮機を停止させ、暖房運転時は室外総合運転電流が室外総合運転電流設定値以下で、かつ空気吸込み温度と凝縮温度との差温が所定時間暖房モードでの差温設定値(第2の差温設定値)以下となった場合に圧縮機を停止させる制御装置を有することを特徴とする空気調和機。
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