JPH09287835A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH09287835A
JPH09287835A JP9651896A JP9651896A JPH09287835A JP H09287835 A JPH09287835 A JP H09287835A JP 9651896 A JP9651896 A JP 9651896A JP 9651896 A JP9651896 A JP 9651896A JP H09287835 A JPH09287835 A JP H09287835A
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JP
Japan
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refrigerant
outdoor unit
way valve
signal
outdoor
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Application number
JP9651896A
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English (en)
Inventor
Kenichiro Yano
謙一郎 矢野
Masayuki Tanaka
優行 田中
Tomiyuki Noma
富之 野間
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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Publication of JPH09287835A publication Critical patent/JPH09287835A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2500/00Problems to be solved
    • F25B2500/06Damage

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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 弁の開閉と信号の入力の簡単な作業で、室外
ユニット内の冷媒を接続配管及び室内ユニット側に移動
でき、室外ユニットの修理において、冷媒の移動のため
の専用の部品が不要で、手間のかかる外部装置による冷
媒回収の必要がなく、冷媒の放出による環境汚染も防止
できる空気調和機を提供する。 【解決手段】 室外ユニット12の液管16側の二方弁
26を閉じ、冷媒排出の信号を入力することにより、制
御装置により圧縮機18,19を起動させ、四方弁23
を暖房方向とし、冷媒が室内ユニット14,15、及び
液管16,ガス管17に移動させてから、室外ユニット
12のガス管17側の二方弁27を閉じて、内部の冷媒
がなくなった状態で室外ユニット12の修理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室外ユニットと、
室内ユニットとを液管及びガス管により接続する空気調
和機において、冷媒を空気調和機外へ放出、または、外
部装置により冷媒回収することなく、室外ユニットの冷
凍部品の修理ができる空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来空気調和機の冷凍部品、特に電磁弁
や圧縮機といった部品の故障時においては、冷凍サイク
ル内の冷媒を大気に放出し、故障部品の交換を行うこと
が一般的であった。
【0003】最近では、オゾン層破壊、地球温暖化とい
った地球環境に対する問題意識が高まり、冷媒を大気に
放出できなくなってきた。このため、冷凍サイクル内の
冷媒を冷媒回収装置により、一旦タンクに回収してから
故障部品の交換を行なっている。
【0004】また、特開平6−281281号公報で
は、複数台の室外ユニットを組み合わせて一つの冷凍サ
イクルを形成する空調システムにおいて、各室外ユニッ
トに冷媒回収用の弁と冷媒排出用の弁を設け、いずれか
の室外ユニットが故障した場合、故障した室外ユニット
の冷媒排出用の弁と正常な室外ユニットの冷媒回収用弁
を冷媒回収用のチューブでつなぎ、正常な室外ユニット
を運転することにより、故障した室外ユニットの冷媒を
正常な室外ユニットへ移動させてから、故障した室外ユ
ニットをメンテする方法が示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
4−93561号公報に示すような複数台の室外ユニッ
トと複数台の室内ユニットが組み合わされて構成される
空気調和機においては、一つの冷凍サイクルに充填され
る冷媒の量は接続される室外ユニットの数分多くなるの
で、冷凍部品の故障時においては、冷媒回収装置により
冷凍サイクル内の冷媒をタンクに回収する時間が非常に
長くなり、修理に要する時間が長くなり、又回収用タン
クも多く必要となるという欠点があった。
【0006】また、特開平6−281281号公報に示
された方法では、冷媒回収用に専用の冷媒排出用の弁と
冷媒回収用の弁が必要で、さらに、作業者は冷媒回収用
のチューブを接続し、チューブ内部の空気をパージする
必要があり、冷凍サイクルを形成する上で高価な冷凍サ
イクルとなり、作業に手間がかかるという欠点があっ
た。
【0007】本発明は従来の課題を解決するもので、冷
媒排出に専用の部品を新たに設けることなく、簡単な作
業において、室外ユニットの冷凍部品の故障時に、冷媒
の大気放出又は外部装置による回収を行わずに、故障し
た室外ユニットの修理ができる空気調和機を提供するも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、圧縮機と、四方弁と、室外熱交換器とを有す
る室外ユニットと、室内熱交換器を有する室内ユニット
とを液管と、ガス管とにより接続して冷凍サイクルを形
成し、前記室外ユニットの液管及びガス管との接続部を
冷媒流通の閉路可能な二方弁とし、冷媒排出信号入力手
段と、冷媒排出の信号が入力された時、前記圧縮機を起
動させ、前記四方弁を暖房方向とする制御装置とを備え
たことを特徴としたのである。
【0009】これにより、室外ユニットの冷凍部品が故
障した時、液管側の二方弁を閉じ、冷媒排出の信号を入
力すれば、圧縮機を起動させ、四方弁を暖房方向とする
ので、室外ユニット内の冷媒は接続配管及び室内ユニッ
ト側に移動する。
【0010】そこで、ガス側の二方弁を閉じて、故障部
品の交換を行い、室外ユニット内の真空引きを行ったの
ち、液管及びガス管の二方弁を開ければ、冷媒の大気放
出又は外部装置による回収を行わずに、故障した室外ユ
ニットの冷媒回路の部品を修理することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、圧縮機と、四方弁と、室外熱交換器とを有する室外
ユニットと、室内熱交換器を有する室内ユニットとを液
管と、ガス管とにより接続して冷凍サイクルを形成し、
前記室外ユニットの液管及びガス管との接続部を冷媒流
通の閉路可能な二方弁とし、冷媒排出信号入力手段と、
冷媒排出の信号が入力された時、前記圧縮機を起動さ
せ、前記四方弁を暖房方向とする制御装置とを備えたこ
とを特徴としたものであり、室外ユニットの冷凍部品が
故障した時、液管側の二方弁を閉じ、冷媒排出の信号を
入力すれば、圧縮機を起動させ、四方弁を暖房方向とす
るので、室外ユニット内の冷媒は接続配管及び室内ユニ
ット側に移動する。
【0012】そこで、移動が完了した状態で、ガス側の
二方弁を閉じて、故障部品の交換を行い、室外ユニット
内の真空引きを行ったのち、液管及びガス管の二方弁を
開ければ、冷媒の大気放出又は外部装置による回収を行
わずに、故障した室外ユニットの冷媒回路の部品の修理
ができる。
【0013】従って、弁の開閉と信号の入力の簡単な作
業で、室外ユニット内の冷媒を接続配管及び室内ユニッ
ト側に移動でき、室外ユニットの修理時において、冷媒
の移動のための専用の部品が不要で、手間のかかる外部
装置による冷媒回収の必要がなく、冷媒の放出による環
境汚染も防止できるという作用を有する。
【0014】請求項2に記載の発明は、圧縮機と、四方
弁と、室外熱交換器と、前記圧縮機の吐出ガスを吸入側
に電磁弁を介して連通するバイパス回路と、冷媒排出信
号入力手段とを有する複数台の室外ユニットを一本の液
管及びガス管に並列に接続し、室内熱交換器を有する室
内ユニットに接続して冷凍サイクルを形成し、各室外ユ
ニットの液管及びガス管の接続部を冷媒流通の閉路可能
な二方弁とし、冷媒排出の信号が入力された室外ユニッ
トの前記電磁弁を開とし、信号が入力されていない室外
ユニットの前記圧縮機を起動させる制御装置とを備えた
ことを特徴としたものであり、室外ユニットの冷凍部品
が故障した時、故障している室外ユニットの液管側の二
方弁を閉じ、冷媒排出の信号を入力すれば、信号が入力
された故障している室外ユニットの電磁弁を開け、信号
が入力されていない正常な室外ユニットの圧縮機を運転
させるので、故障している室外ユニット内の冷媒が、正
常な室外ユニットと室内ユニット及び接続配管の側に移
動する。
【0015】そこで、移動が完了した状態で、故障して
いる室外ユニットのガス側の二方弁を閉じて、故障部品
の交換を行い、室外ユニット内の真空引きを行ったの
ち、液管及びガス管の二方弁を開ければ、冷媒の大気放
出又は外部装置による回収を行わずに、故障した室外ユ
ニットの冷媒回路の部品の修理ができる。
【0016】従って、弁の開閉と信号の入力の簡単な作
業で、室外ユニット内の冷媒を接続配管及び室内ユニッ
ト側に移動でき、室外ユニットの修理時において、冷媒
の移動のための専用の部品が不要で、手間のかかる外部
装置による冷媒回収の必要がなく、冷媒の放出による環
境汚染も防止でき、さらに、故障している室外ユニット
の全ての圧縮機、または四方弁が動作しない時でも冷媒
の移動ができるという作用を有する。
【0017】請求項3に記載の本発明は、請求項1また
は請求項2に記載の発明に加え、液管及びガス管に接続
した二方弁を電動式とすると共に、室外ユニット内の冷
媒圧力を検出する圧力検出装置と、冷媒排出の信号が入
力された室外ユニットに対し、信号が入力された時、前
記液管側の二方弁を閉とし、前記圧力検出装置の検出し
た値が所定値以下となった時、前記ガス管側の二方弁を
閉とする制御装置とを備えたことを特徴としたものであ
り、室外ユニットの冷凍部品が故障した時、故障してい
る室外ユニットの冷媒排出の信号を入力すれば、信号が
入力された室外ユニットの液管側の二方弁が閉じる。
【0018】次に、請求項1の場合は信号が入力された
室外ユニットの圧縮機が起動し四方弁を暖房方向とする
ことで、請求項2の場合は信号が入力されていない室外
ユニットの圧縮機が起動することにより故障している室
外ユニット内の冷媒が室内ユニットや接続配管の側に移
動する。
【0019】また、圧力検出値の所定値を、冷媒が移動
して無くなった時の圧力値とすることにより、冷媒の移
動が完了した時に信号が入力された室外ユニットのガス
側の二方弁が閉じる。
【0020】そこで、故障している室外ユニットの故障
部品の交換を行い、室外ユニット内の真空引きを行った
のち、運転を再開すれば、冷媒の大気放出又は外部装置
による回収を行わずに、故障した室外ユニットの冷媒回
路の部品の修理ができる。
【0021】従って、冷媒排出信号の入力のみの簡単な
作業で、室外ユニット内の冷媒を接続配管及び室内ユニ
ット側に移動でき、室外ユニットの修理時において、冷
媒の移動のための専用の部品が不要で、手間のかかる外
部装置による冷媒回収の必要がなく、冷媒の放出による
環境汚染も防止できるという作用を有する。
【0022】以下、本発明による空気調和機の実施の形
態について、図面を参照しながら説明する。
【0023】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1による空気調和機の冷媒回路図である。図2は同実
施の形態1の制御構成を示すブロック図である。図3は
同実施の形態1の動作を示すフローチャートである。
【0024】図1において、11は空気調和機で、1
2,13は室外ユニット、14,15は室内機であり、
16は液管、17はガス管であり、複数の室外ユニット
12,13は、複数の室内機14,15と1系統の液管
16とガス管17で接続され空気調和機11を構成して
いる。
【0025】18,19は圧縮機、20は圧縮機18,
19に接続されたアキュムレータ、21,22はオイル
セパレータで、それぞれ圧縮機18,19に接続されて
おり、23は四方弁、24は室外熱交換器、25は減圧
装置、26は液管16と室外ユニットとの冷媒流通の閉
路可能な液管側の電動式の二方弁で、27はガス管17
と室外ユニットとの冷媒流通の閉路可能なガス管側の電
動式の二方弁であり、室外ユニット12,13に収めら
れている。
【0026】28は室内熱交換器、29は送風機、30
は室内膨張弁であり、室内機14,15に収められてい
る。
【0027】31は、室外ユニット12,13の低圧側
冷媒圧力を検出する圧力検出装置である。
【0028】32は、室外ユニット12,13の内部に
収められ、圧縮機18,19の吐出ガスを吸入側にバイ
パスする冷媒回路を開閉する電磁弁である。
【0029】次に、図2において、33は、室外ユニッ
ト12,13の冷媒排出制御用の制御装置であり、各室
外ユニットに収められており、以下の各手段から成る。
【0030】34は、冷媒排出の信号を入力する冷媒排
出信号入力手段であり、これはスイッチ等を用いる。
【0031】35は信号が入力されているか判定する信
号入力判定手段である。36は信号入力判定手段35の
判定結果により圧縮機18,19を制御する圧縮機制御
手段、37は信号入力判定手段35の判定結果により四
方弁23を制御する四方弁制御手段、38は信号入力判
定手段35の判定結果により液管側の二方弁26を制御
する液管側二方弁制御手段である。
【0032】39は圧力検出装置31の出力を圧力値に
変換する圧力検出手段、40は圧力検出手段39で変換
した圧力値と所定値を比較する圧力判定手段、41は圧
力判定手段40の判定により、ガス管側の二方弁27を
制御するガス管側二方弁制御手段である。
【0033】以上のように構成された空気調和機につい
て、以下その冷凍サイクルの通常運転における動作を説
明する。
【0034】冷房運転時は、四方弁23は実線側になっ
ており、複数の室外ユニット12,13の圧縮機18と
圧縮機19から吐出された高温高圧の冷媒はそれぞれオ
イルセパレータ21,22を通り、潤滑油を分離したの
ち集合して四方弁23を通り、室外熱交換器24で放熱
して凝縮し液となり、減圧装置25、液管側の二方弁2
6を経て、液管16から室内機14,15へ流れる。冷
媒は、室内機14,15内の室内膨張弁30で減圧さ
れ、室内熱交換器28で吸熱によりガスとなる。冷却さ
れた空気は送風機29により室内へ送られる。ガスとな
った冷媒はガス管17を通って、ガス管側の二方弁27
から室外ユニット12,13へ流れる。室外ユニット1
2,13へ流れた冷媒はアキュムレータ20を通り液冷
媒を分離し、ガス冷媒のみ圧縮機18,19に戻り、再
び吐出されることにより循環する。
【0035】暖房運転時は、四方弁23は点線側になっ
ており、複数の室外ユニット12,13の圧縮機18と
圧縮機19から吐出された高温高圧の冷媒はそれぞれオ
イルセパレータ21,22を通り、潤滑油を分離したの
ち集合して四方弁23を通り、ガス管側の二方弁27を
経てガス管17から室内機14,15へ流れる。さら
に、室内機14,15の室内熱交換器28で放熱し暖め
られた空気は送風機29により室内へ送られる。一方、
熱交換された冷媒は室内膨張弁30で減圧され、液管1
6を通り、液管側の二方弁26を経て室外ユニット1
2,13へ流れる。室外ユニット12,13へ流れた冷
媒は、減圧装置25で流量を調整され、温度検出器26
で温度を検出された後、室外熱交換器24で空気側の熱
を熱交換により吸熱して蒸発する。そして、アキュムレ
ータ20を通り液冷媒を分離し、ガス冷媒のみ圧縮機1
8,19に戻り、再び吐出されることにより循環する。
【0036】一方、室外ユニットが故障した場合は、故
障した室外ユニットの冷媒を排出して修理をおこなう。
【0037】ここでは、室外ユニット12の圧縮機18
が故障した場合を例として、室外ユニット12の冷媒を
移動する方法を説明する。
【0038】まず、故障した室外ユニット12の圧縮機
18の図示しない動力線を取り外す。
【0039】次に、室外ユニット12の冷媒排出信号入
力手段34で冷媒排出の信号を入力する(冷媒排出信号
入力手段34をスイッチとすれば、スイッチをオンす
る)。
【0040】すると、これより冷媒の移動の動作は制御
装置33により自動的に行う。以下、図3を参照して制
御装置33の動作を説明する。
【0041】ステップ1では、信号入力判定手段35に
より冷媒排出の信号の判定を行い、信号の入力があれば
圧縮機制御手段36、四方弁制御手段37、液管側の二
方弁制御手段38へ動作命令を出しステップ2へ進む。
また、信号入力がなければ終了する。
【0042】ステップ2では、圧縮機制御手段36、四
方弁制御手段37、液管側の二方弁制御手段38の制御
により、液管側の二方弁26を閉じ、圧縮機18,19
を起動(本実施の形態において圧縮機18は故障してお
り、予め動力線を外しているので、圧縮機19のみ運
転)し、四方弁23をオンし暖房方向(点線側)にす
る。
【0043】これにより、室外ユニット12内部の冷媒
は、圧縮機19によりガス管17、室内機14,15、
室外ユニット13へ移動する。
【0044】ステップ3では、室外ユニット12の圧力
検出器31の出力を圧力検出手段39により圧力値に変
換し、その値を圧力判定手段40において所定値(例え
ば0MPa以下と設定する)と比較し、所定値以下であ
ればガス側二方弁制御手段41へ動作命令を出しステッ
プ4に進み、なければステップ3へ戻る。
【0045】ステップ4では、ガス側二方弁制御手段4
1によりガス管側の二方弁27を閉じて終了する。
【0046】ここまでの動作で室外ユニット12の冷媒
回路には冷媒がない状態となる。そこで、室外ユニット
12を停止させ、故障した圧縮機18を修理し、真空引
きの後に閉じていた二方弁26,27を開とする。
【0047】以上のように本実施の形態1による空気調
和機によれば、冷媒排出信号の入力のみの簡単な作業
で、室外ユニット内の冷媒を接続配管及び室内ユニット
側に移動でき、冷媒の移動のための専用の部品が不要
で、室外ユニットの修理時において、手間のかかる外部
装置による冷媒回収の必要がなく、冷媒の放出による環
境汚染も防止できる。
【0048】なお、本実施の形態において、室外ユニッ
トを2台接続した構成としているが、室外ユニットは1
台でも問題はない。
【0049】また、ここでは制御装置を冷媒排出用の構
成として説明したが、もちろん通常の制御を行う制御装
置内に冷媒排出制御用の構成を組み込んでも問題はな
い。
【0050】(実施の形態2)図4は本発明の実施の形
態2による制御構成を示すブロック図である。図5は同
実施の形態2の動作を示すフローチャートである。
【0051】冷媒回路と冷暖房の通常運転の動作は実施
の形態1と同一であり、ここでは、その説明を省略す
る。
【0052】図4において、42は室外ユニットの冷媒
排出用の制御装置であり、以下の構成となっている。
【0053】43は複数台接続された室外ユニットのシ
ステム制御装置であり、どの室外ユニットから冷媒排出
の信号が送られたか判定し、その判定により各室外ユニ
ットを制御する。
【0054】44は各室外ユニット内に設置された冷媒
排出用の室外ユニット制御装置であり、以下の制御手段
から成る。
【0055】45は、冷媒排出信号入力手段で、信号が
入力された場合、システム制御装置43へ信号を送信す
る。
【0056】46は圧縮機制御手段、47は電磁弁制御
手段であり、システム制御装置43の命令により、それ
ぞれ圧縮機18,19と電磁弁32を制御する。
【0057】ここで、故障した室外ユニットの冷媒排出
動作について室外ユニット12の圧縮機18と圧縮機1
9が故障した場合を例として説明する。
【0058】まず、故障した室外ユニット12の液管側
の二方弁26を閉じ、冷媒排出信号入力手段45で冷媒
排出の信号を入力する(冷媒排出信号入力手段45をス
イッチとすれば、スイッチをオンする)。
【0059】すると、これより冷媒の移動の動作はシス
テム制御装置43と各室外ユニット制御装置44により
自動的に行う。
【0060】以下、図5を参照してシステム制御装置4
3と室外ユニット制御装置44の動作を説明する。
【0061】ステップ1では、システム制御装置43に
おいて、冷媒排出の信号の入力があったか判定し、信号
の入力かあればステップ2へ進み、なければ終了する。
【0062】ステップ2では、システム制御装置43か
ら、信号入力のあった室外ユニット12の室外ユニット
制御装置44へ電磁弁動作命令を出し、信号入力のない
室外ユニット13の室外ユニット制御装置44へ圧縮機
起動命令を出してステップ3へ進む。
【0063】ステップ3では、システム制御装置43の
命令を受け、室外ユニット12の室外ユニット制御装置
44は電磁弁制御手段47により電磁弁を開け、室外ユ
ニット13は圧縮機制御手段46により圧縮機18,1
9を起動して終了する。
【0064】ここまでの動作で故障している室外ユニッ
ト12の内部の冷媒は、正常な室外ユニット13と液管
16と室内機14,15に移動する。
【0065】移動が完了したら、室外ユニット12のガ
ス管側の二方弁27を閉じ、室外ユニット12,13を
停止させ、室外ユニット12の故障した圧縮機18と圧
縮機19を修理し、真空引きの後に閉じていた二方弁2
6,27を開とする。
【0066】以上のように本実施の形態2による空気調
和機によれば、弁の開閉と信号の入力の簡単な作業で、
室外ユニット内の冷媒を接続配管及び室内ユニット側に
移動でき、室外ユニットの修理時において、冷媒の移動
のための専用の部品が不要で、手間のかかる外部装置に
よる冷媒回収の必要がなく、冷媒の放出による環境汚染
も防止でき、さらに、故障している室外ユニットの全て
の圧縮機、または四方弁が動作しない時でも冷媒の移動
ができる。
【0067】また、ここでは制御装置を冷媒排出用の構
成として説明したが、もちろん通常の制御を行う制御装
置内に冷媒排出制御用の構成を組み込んでも問題はな
い。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、圧縮機
と、四方弁と、室外熱交換器とを有する室外ユニット
と、室内熱交換器を有する室内ユニットとを液管と、ガ
ス管とにより接続して冷凍サイクルを形成し、前記室外
ユニットの液管及びガス管との接続部を冷媒流通の閉路
可能な二方弁とし、冷媒排出信号入力手段と、冷媒排出
の信号が入力された時、前記圧縮機を起動させ、前記四
方弁を暖房方向とする制御装置とを備えたことを特徴と
したので、室外ユニットの冷凍部品が故障した時、液管
側の二方弁を閉じ、冷媒排出の信号を入力すれば、圧縮
機を起動させ、四方弁を暖房方向とするので、室外ユニ
ット内の冷媒は接続配管及び室内ユニット側に移動す
る。
【0069】そこで、ガス側の二方弁を閉じて、故障部
品の交換を行い、室外ユニット内の真空引きを行ったの
ち、液管及びガス管の二方弁を開ければ、冷媒の大気放
出又は外部装置による回収を行わずに、故障した室外ユ
ニットの冷媒回路の部品の修理ができる。
【0070】従って、弁の開閉と信号の入力の簡単な作
業で、室外ユニット内の冷媒を接続配管及び室内ユニッ
ト側に移動でき、室外ユニットの修理時において、冷媒
の移動のための専用の部品が不要で、手間のかかる外部
装置による冷媒回収の必要がなく、冷媒の放出による環
境汚染も防止できる。
【0071】また、圧縮機と、四方弁と、室外熱交換器
と、前記圧縮機の吐出ガスを吸入側に電磁弁を介して連
通するバイパス回路と、冷媒排出信号入力手段とを有す
る複数台の室外ユニットを一本の液管及びガス管に並列
に接続し、室内熱交換器を有する室内ユニットに接続し
て冷凍サイクルを形成し、各室外ユニットの液管及びガ
ス管の接続部を冷媒流通の閉路可能な二方弁とし、冷媒
排出の信号が入力された室外ユニットの前記電磁弁を開
とし、信号が入力されていない室外ユニットの前記圧縮
機を起動させる制御装置とを備えたことを特徴としたの
で、室外ユニットの冷凍部品が故障した時、故障してい
る室外ユニットの液管側の二方弁を閉じ、冷媒排出の信
号を入力すれば、信号が入力された故障している室外ユ
ニットの電磁弁を開け、信号が入力されていない正常な
室外ユニットの圧縮機を運転させるので、故障している
室外ユニット内の冷媒が、正常な室外ユニットと室内ユ
ニット及び接続配管の側に移動する。
【0072】そこで、故障している室外ユニットのガス
側の二方弁を閉じて、故障部品の交換を行い、室外ユニ
ット内の真空引きを行ったのち、液管及びガス管の二方
弁を開ければ、冷媒の大気放出又は外部装置による回収
を行わずに、故障した室外ユニットの冷媒回路の部品の
修理ができる。
【0073】従って、弁の開閉と信号の入力の簡単な作
業で、室外ユニット内の冷媒を接続配管及び室内ユニッ
ト側に移動でき、室外ユニットの修理時において、冷媒
の移動のための専用の部品が不要で、手間のかかる外部
装置による冷媒回収の必要がなく、冷媒の放出による環
境汚染も防止でき、さらに、故障している室外ユニット
の全ての圧縮機、または四方弁が動作しない時でも冷媒
の移動ができる。
【0074】また、さらに、請求項1または請求項2に
記載の発明に加え、液管及びガス管に接続した二方弁を
電動式とすると共に、室外ユニット内の冷媒圧力を検出
する圧力検出装置と、冷媒排出の信号が入力された室外
ユニットに対し、信号が入力された時、前記液管側の二
方弁を閉とし、前記圧力検出装置の検出した値が所定値
以下となった時、前記ガス管側の二方弁を閉とする制御
装置とを備えたことを特徴とすることにより、室外ユニ
ットの冷凍部品が故障した時、故障している室外ユニッ
トの冷媒排出の信号を入力すれば、信号が入力された室
外ユニットの液管側の二方弁が閉じる。
【0075】次に、請求項1の場合は信号が入力された
室外ユニットの圧縮機が起動し四方弁を暖房方向とする
ことで、請求項2の場合は信号が入力されていない室外
ユニットの圧縮機が起動することにより故障している室
外ユニット内の冷媒が室内ユニットや接続配管の側に移
動する。
【0076】また、圧力検出値の所定値を、冷媒が移動
して無くなった時の圧力値とすることにより、冷媒の移
動が完了した時に信号が入力された室外ユニットのガス
側の二方弁が閉じる。
【0077】そこで、故障している室外ユニットの故障
部品の交換を行い、室外ユニット内の真空引きを行った
のち、運転を再開すれば、冷媒の大気放出又は外部装置
による回収を行わずに、故障した室外ユニットの冷媒回
路の部品の修理ができる。
【0078】従って、冷媒排出信号の入力のみの簡単な
作業で、室外ユニット内の冷媒を接続配管及び室内ユニ
ット側に移動でき、室外ユニットの修理時において、冷
媒の移動のための専用の部品が不要で、手間のかかる外
部装置による冷媒回収の必要がなく、冷媒の放出による
環境汚染も防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気調和機の実施の形態1及び実
施の形態2の冷媒回路図
【図2】本発明による空気調和機の実施の形態1の制御
装置の構成を示すブロック図
【図3】本発明による空気調和機の実施の形態1の制御
装置の動作を示すフローチャート
【図4】本発明による空気調和機の実施の形態2の制御
装置の構成を示すブロック図
【図5】本発明による空気調和機の実施の形態2の制御
装置の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
11 空気調和機 12,13 室外ユニット 14,15 室内ユニット 16 液管 17 ガス管 18,19 圧縮機 23 四方弁 24 室外熱交換器 26,27 二方弁 31 圧力検出装置 32 電磁弁 33 制御装置 34 冷媒排出信号入力手段 42 制御装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機と、四方弁と、室外熱交換器とを
    有する室外ユニットと、室内熱交換器を有する室内ユニ
    ットとを液管と、ガス管とにより接続して冷凍サイクル
    を形成し、前記室外ユニットの液管及びガス管との接続
    部を冷媒流通の閉路可能な二方弁とし、冷媒排出信号入
    力手段と、冷媒排出の信号が入力された時、前記圧縮機
    を起動させ、前記四方弁を暖房方向とする制御装置とを
    備えたことを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 圧縮機と、四方弁と、室外熱交換器と、
    前記圧縮機の吐出ガスを吸入側に電磁弁を介して連通す
    るバイパス回路と、冷媒排出信号入力手段とを有する複
    数台の室外ユニットを一本の液管及びガス管に並列に接
    続し、室内熱交換器を有する室内ユニットに接続して冷
    凍サイクルを形成し、各室外ユニットの液管及びガス管
    の接続部を冷媒流通の閉路可能な二方弁とし、冷媒排出
    の信号が入力された室外ユニットの前記電磁弁を開と
    し、信号が入力されていない室外ユニットの前記圧縮機
    を起動させる制御装置とを備えたことを特徴とする空気
    調和機。
  3. 【請求項3】 液管及びガス管に接続した二方弁を電動
    式とすると共に、室外ユニット内の冷媒圧力を検出する
    圧力検出装置と、冷媒排出の信号が入力された室外ユニ
    ットに対し、信号が入力された時、前記液管側の二方弁
    を閉とし、前記圧力検出装置の検出した値が所定値以下
    となった時、前記ガス管側の二方弁を閉とする制御装置
    とを備えたことを特徴とする請求項1または2記載の空
    気調和機。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100688171B1 (ko) * 2004-12-29 2007-03-02 엘지전자 주식회사 냉난방 동시형 멀티 공기조화기 및 냉매 회수방법
JP2015206517A (ja) * 2014-04-18 2015-11-19 ダイキン工業株式会社 冷凍装置
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