JP5481981B2 - 冷凍サイクル装置および冷凍サイクル装置の制御方法 - Google Patents

冷凍サイクル装置および冷凍サイクル装置の制御方法 Download PDF

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Description

この発明は、冷媒を用いて空調または給湯行う冷凍サイクル装置およびその冷凍サイクル装置の制御方法に関するものである。
冷媒を用いて空調または給湯を行う冷凍サイクル装置においては、室内に冷媒が漏洩すると、居住環境が悪化するおそれがあり、室外に冷媒が漏洩すると、地球温暖化係数の高い冷媒を用いている場合には、当該冷媒が大気中に放出されることになるので、冷媒の漏洩量をできるだけ低減する必要がある。
従来の冷凍サイクル装置においては、室内ユニットと室外ユニットとをガス配管および液配管で冷媒回路を形成し、各配管途中にガス配管開閉弁および液配管開閉弁を設け、暖房運転の際に冷媒の漏洩を検知する漏洩検知装置が冷媒の漏洩を検知したときに、冷房運転に切り替えてから液配管開閉弁を閉じ、冷媒をガス配管を介して室外ユニットに回収した後、ガス配管開閉弁を閉じるものがある(例えば、特許文献1)。
特開平5−118720号公報(第4頁、図4)
上記のような冷凍サイクル装置においては、ガス管側に比べて液管側に多くの冷媒が滞留しているので、冷媒の漏洩を検知したときにガス管を介して冷媒を回収すると、速やかに回収できないという問題がある。
本発明は、かかる問題点を解決するためになされたものであり、冷媒の漏洩を検知したときに速やかに冷媒を回収できる冷凍サイクル装置を提供することを目的としている。
この発明による冷凍サイクル装置は、冷媒を圧縮する圧縮機、前記冷媒と室内の空気とを熱交換する室内熱交換器、冷媒を膨張する膨張弁、および前記冷媒と室外の空気とを熱交換する室外熱交換器が配管で接続され、前記室内熱交換器は室内に設置される室内機に設けられ、前記圧縮機、前記膨張弁、および前記室外熱交換器は室外に設置される室外機に設けられる冷凍サイクル装置において、前記室内熱交換器と前記膨張弁との間を接続する配管である液管、前記圧縮機と前記室内熱交換器との間を接続する配管であるガス管、前記液管に設けられる液管弁、前記ガス管に設けられるガス管弁、前記室内に設けられ前記冷媒の漏洩を検知する室内漏洩検知センサ、および暖房運転の際に前記室内漏洩検知センサが前記冷媒の漏洩を検知した場合に、前記ガス管弁を閉じ、前記膨張弁を全開として、前記室内機側の冷媒を回収した後に前記液管弁を閉じる制御装置を備えたものである。
また、この発明による冷凍サイクル装置の制御方法は、冷媒を圧縮する圧縮機、前記冷媒と室内の空気とを熱交換する室内熱交換器、冷媒を膨張する膨張弁、および前記冷媒と室外の空気とを熱交換する室外熱交換器が配管で接続され、前記室内熱交換器は室内に設置される室内機に設けられ、前記圧縮機、前記膨張弁、および前記室外熱交換器は室外に設置される室外機に設けられ、前記室内熱交換器と前記膨張弁との間を接続する配管である液管、前記圧縮機と前記室内熱交換器との間を接続する配管であるガス管、前記液管に設けられる液管弁、前記ガス管に設けられるガス管弁、前記室内に設けられ前記冷媒の漏洩を検知する室内漏洩検知センサを備えた冷凍サイクル装置の制御方法において、暖房運転の際に前記室内漏洩検知センサが前記冷媒の漏洩を検知した場合に、前記ガス管弁を閉じ、前記膨張弁を全開として、前記室内機側の冷媒を回収した後に前記液管弁を閉じるものである。
この発明の冷凍サイクル装置および冷凍サイクル装置の制御方法によれば、冷媒の漏洩を検知したときに速やかに冷媒を回収できる。
この発明の実施の形態1による冷凍サイクル装置の構成を示す概略図である。 この発明の実施の形態2による冷凍サイクル装置の構成を示す概略図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による冷凍サイクル装置の構成を示す概略図である。図において、同一の符号を付したものは、同一またはこれに相当するものであり、このことは、明細書の全文において共通することである。
図1において、冷凍サイクル装置は、室内に設置される室内機1および室外に設置される室外機2を備えている。室内機1には、室内の空気と冷媒とを熱交換する室内熱交換器10および室内熱交換器10に室内の空気を送る室内ファン11が設けられる。室外機2には、室外の空気と冷媒とを熱交換する室外熱交換器7、室外熱交換器7に室外の空気を送る室外ファン8、冷媒を圧縮する圧縮機5、冷媒を膨張する膨張弁9、および暖房運転と冷房運転とで流路を切り替える四方弁6が設けられる。図1の四方弁6において、実線は暖房運転の冷媒回路を示し、破線は冷房運転の冷媒回路を示す。
室内熱交換器10、膨張弁9、室外熱交換器7、四方弁6および圧縮機5は、配管で接続され、冷媒回路を構成している。室内熱交換器10と膨張弁9との間を接続する配管を液管4とし、室内熱交換器10と圧縮機5との間を接続する配管をガス管3とし、冷媒回路の圧力損失を低減するためにガス管3の流路断面積(ここでは、直径)は、液管4の流路断面積(ここでは、直径)に比べて大きくなっている。また、冷凍サイクル装置は、ガス管3の室内機1と室外機2との間に電磁開閉弁であるガス管弁13を設け、液管4の室内機1と室外機2との間に電磁開閉弁である液管弁14を設けている。さらに、室内機1に冷媒の漏洩を検知する室内漏洩検知センサ12を設け、室外機2に冷媒の漏洩を検知する室外漏洩検知センサ22を設けている。また、ガス管弁13は、図1では室内機1と室外機2との間に設置しているが、回収する冷媒量に応じて必要な容積を確保できればよく、室内機1側に設けてもよい。また、液管弁14は、室内機1と室外機2との間に設置しているが、室外機側に設けても良い。また、通常運転中、ガス管弁13および液管弁14は、開いた状態になっている。図1には示していないが、冷凍サイクル装置は、圧縮機5、四方弁6、ガス管弁13、液管弁14、膨張弁9、室外ファン8、室内ファン11、室内漏洩検知センサ12および室外漏洩検知センサ22に電気的に接続され、それぞれの機器を制御する制御装置を備えている。
図1に示す冷凍サイクル装置の通常時の運転動作について説明する。
まず、暖房運転の際の冷凍サイクル装置の動作について説明する。
圧縮機5で圧縮されたガス冷媒は、四方弁6を通り、実線で示すようにガス管3およびガス管弁13を経由して、室内熱交換器10に送られる。室内熱交換器10に送られたガス冷媒は、空気と熱交換し、液化される。室内熱交換器10で液化した冷媒は、液管4および液管弁14を経由して膨張弁9に送られ、膨張弁9で減圧される。膨張弁9で減圧され気液二相となった冷媒は、室外熱交換器7に送られ、空気と熱交換し、気化される。気化した冷媒は、四方弁6を通り圧縮機5に戻り、上記冷凍サイクルを繰り返す。
次に、冷房運転の際の冷凍サイクル装置の動作について説明する。
圧縮機5で圧縮されたガス冷媒は、四方弁6を通り、破線で示すように室外熱交換器7に送られる。室内熱交換器7に送られたガス冷媒は、空気と熱交換し、液化される。室内熱交換器7で液化した冷媒は、膨張弁9に送られ、膨張弁9で減圧される。膨張弁9で減圧され気液二相となった冷媒は、液管4および液管弁14を経由して室内熱交換器10に送られ、空気と熱交換し、気化される。気化した冷媒は、ガス管3およびガス管弁13を通り圧縮機5に戻り、上記冷凍サイクルを繰り返す。
以上に示すとおり、暖房運転の際には、室内熱交換器10の膨張弁9側から液管4内に液冷媒が存在している。また、冷房運転の際には、室内熱交換器10の膨張弁9側から液管4内に気液二相となった冷媒が存在している。一方、ガス管3には、暖房運転および冷房運転のいずれの場合もガス冷媒が存在しており、冷媒の物質量としては、暖房運転および冷房運転のいずれの場合もガス管3よりも液管4の方に多くの冷媒が存在している。
暖房運転の際に冷媒の漏洩を検知した場合の冷凍サイクル装置の動作について、以下に説明する。
(1−1)暖房運転の際、室内漏洩検知センサ12が冷媒の漏洩を検知した場合
室内機1に設置された室内漏洩検知センサ12によって冷媒の漏洩が検知されると、制御装置は、ガス管弁13を閉として膨張弁9を全開とする。暖房運転の際に、室内熱交換器10の下流から液管4内に存在している液冷媒は、液管弁14、膨張弁9、室外熱交換器7および圧縮機5を通り、ガス管3に移動する。室内機1側の冷媒を液管4を介してガス管3に回収し、制御装置が、圧縮機5の吸入側に設けられた圧力計からの信号によって、圧縮機5の吸入圧力が所定の値より低くなったと判断した場合、液管弁14を閉とする。以上により、ガス管弁13の室内熱交換器10側から液管弁14の室内熱交換器10側までの間(ガス管弁13−室内熱交換器10−液管弁14の間)の冷媒のほとんどがガス管弁13と液管弁14との間(ガス管弁13−圧縮機5−室外熱交換器7−膨張弁9−液管弁14の間)に移動し、冷媒が室外機2側に回収される。
以上より、本実施の形態に示す冷凍サイクル装置およびその制御方法では、暖房運転の際に室内漏洩検知センサ12が冷媒の漏洩を検知した場合に、室内熱交換器10の液管4内に存在している液冷媒が膨張弁9を介してガス管3側に速やかに移動するので、室内機1の冷媒を速やかにガス管3に回収できる。したがって、ガス管3側に存在するガス冷媒よりも物質量の多い液管4側に存在する冷媒を速やかに回収できるので、回収動作中の漏洩冷媒量も低減できる効果もある。
(1−2)暖房運転の際、室外漏洩検知センサ22が冷媒の漏洩を検知した場合
室外機2に設置された室外漏洩検知センサ22によって冷媒の漏洩が検知されると、制御装置は、液管弁14を閉として膨張弁9を全開とする。液管弁14の下流から液管4内に存在している液冷媒は、膨張弁9、室外熱交換器7、圧縮機5およびガス管3を通り、室内機1側に移動する。室外機2側の冷媒をガス管3を介して室内機1側に回収し、制御装置が、圧縮機5の吸入側に設けられた圧力計からの信号によって、圧縮機5の吸入圧力が所定の値より低くなったと判断した場合、ガス管弁13を閉とする。以上により、液管弁14の膨張弁9側からガス管弁13の圧縮機5側までの間(液管弁14−膨張弁9−室外熱交換器7−四方弁6−圧縮機5−ガス管弁13の間)の冷媒のほとんどが液管弁14とガス管弁13との間(液管弁14−室内熱交換器10−ガス管弁13の間)に移動し、室外機2側の冷媒が室内機1側に回収される。
以上より、本実施の形態に示す冷凍サイクル装置およびその制御方法では、暖房運転の際に室外漏洩検知センサ22が冷媒の漏洩を検知した場合も、室外機2側の冷媒を室内機1側に速やかに回収することができるので、回収動作中の漏洩冷媒量も低減できる。
(1−3)冷房運転の際、室内漏洩検知センサ12が冷媒の漏洩を検知した場合
室内機1に設置された室内漏洩検知センサ12によって冷媒の漏洩が検知されると、制御装置は、液管弁14を閉じ、膨張弁9を全開にする。冷房運転の際に、液管4内に存在している気液二相の冷媒は、室内熱交換器10、ガス管3、ガス管弁13および圧縮機5を通り、室外機2側に移動する。室内機1側の冷媒をガス管3を介して室内機1側に回収し、制御装置が、圧縮機5の吸入側に設けられた圧力計からの信号によって、圧縮機5の吸入圧力が所定の値より低くなったと判断した場合、ガス管弁13を閉とする。以上により、液管弁14の室内熱交換器10側からガス管弁13の室内熱交換器10側までの間(液管弁14−室内熱交換器10−ガス管弁13の間)の冷媒のほとんどが液管弁14とガス管弁13との間(液管弁14−膨張弁9−室外熱交換器7−四方弁6−圧縮機5−ガス管弁13の間)に移動し、室内機1側の冷媒が室外機2側に回収される。
以上より、本実施の形態に示す冷凍サイクル装置およびその制御方法では、冷房運転の際に室内漏洩検知センサ12が冷媒の漏洩を検知した場合も、室内機1側の冷媒を室外機2側に速やかに回収することができるので、回収動作中の漏洩冷媒量も低減できる。
(1−4)冷房運転の際、室外漏洩検知センサ22が冷媒の漏洩を検知した場合
室外機2に設置された室内漏洩検知センサ22によって冷媒の漏洩が検知されると、制御装置は、圧縮機5を停止し、膨張弁9を全開にする。冷房運転の際に、室外熱交換器7の下流から膨張弁9に存在している液冷媒は、液管弁14を通り、液管4に移動し、回収される。制御装置が、圧縮機5の吸入側に設けられた圧力計からの信号によって、圧縮機5の吸入圧力が所定の値より高くなったと判断した場合、液管弁14を閉じる。その後、四方弁6を暖房運転に切り替えて圧縮機5を運転する。制御装置が、圧縮機5の吸入側に設けられた圧力計からの信号によって、圧縮機5の吸入圧力が所定の値より低くなったと判断した場合、ガス管弁13を閉じる。以上により、室外機2側におけるガス管弁13と液管弁14との間(ガス管弁13−圧縮機5−四方弁6−室外熱交換器7−膨張弁9−液管弁14)の冷媒のほとんどが液管弁14とガス管弁13との間(液管弁14−室内熱交換器10−ガス管弁13)に移動し、室外機2側の冷媒が室内機1側に回収される。
以上より、本実施の形態に示す冷凍サイクル装置およびその制御方法では、冷房運転の際に室外漏洩検知センサ22が冷媒の漏洩を検知した場合も、室外機2側の冷媒を室内機1側に速やかに回収することができるので、回収動作中の漏洩冷媒量も低減できる。
なお、本実施の形態では、冷凍サイクル装置は、R410A等の暖房運転の際に室内熱交換器10(冷房運転の際に室外熱交換器7)で凝縮液化する冷媒を使用するとして記載した。二酸化炭素などの凝縮液化せずに超臨界状態となる冷媒でも、本実施の形態に示す冷凍サイクル装置は、冷媒を速やかに回収できるので回収動作中の漏洩冷媒量も低減できる効果がある。
また、本実施の形態では、圧縮機5の吸入側に設けられた圧力計からの信号によって、冷媒の回収等を判断したが、事前に実験で圧縮機5の吸入圧力が所定の圧力になるまでの時間を測定し、当該所定の時間を経過した場合に、圧縮機5の吸入圧力が所定の値になったとして冷媒の回収等を判断してもよい。
また、本実施の形態では、四方弁6を設け、冷房運転と暖房運転とを切り替える冷凍サイクル装置を示したが、四方弁を設けずに暖房運転のみを行う冷凍サイクル装置においても、同様の構成および上記(1−1)および(1−2)に示す動作によって、本実施の形態に示す冷凍サイクル装置と同様の効果を奏する。
実施の形態2.
図2は、この発明の実施の形態2による冷凍サイクル装置の構成を示す概略図である。本実施の形態に示す冷凍サイクル装置は、圧縮機の吸入側の配管に設けられる吸入弁16、圧縮機5と吸入弁16との間の配管および液管弁14と室内熱交換器10との間の液管4とを接続するバイパス管18、このバイパス管18に設けられるバイパス弁17を備えている点が実施の形態1に示す冷凍サイクル装置と異なっている。その他の構成および機能は、実施の形態1に示す冷凍サイクル装置と同様であり、この実施の形態2による冷凍サイクル装置の通常運転の際の動作は、実施の形態1に示す冷凍サイクル装置と同様である。したがって、通常運転の際、吸入弁16は開いており、バイパス弁17は閉じている。
室内漏洩検知センサ12および室外漏洩検知センサ22の両方が冷媒の漏洩を検知した場合の冷凍サイクル装置の動作について、以下に説明する。なお、室内漏洩検知センサ12のみが冷媒の漏洩を検知した場合の冷凍サイクル装置の動作は、実施の形態1に示した冷凍サイクル装置の動作と同様である。
(2−1)暖房運転の際、室内漏洩検知センサ12および室外漏洩検知センサ22の両方が冷媒の漏洩を検知した場合
室内機1に設置された室内漏洩検知センサ12および室外機2に設置された室外漏洩検知センサ22の両方によって冷媒の漏洩が検知されると、制御装置は、ガス管弁13および液管弁14を閉じ、バイパス弁17を開け、膨張弁9を全開とする。暖房運転の際に、室内熱交換器10の下流から液管4内に存在している液冷媒は、バイパス管18、バイパス弁17および圧縮機5を通り、ガス管3に移動する。また、室外機2側の冷媒は、膨張弁9、室外熱交換器7、四方弁6、吸入弁16および圧縮機5を通り、ガス管3に移動する。室内機1側の冷媒および室外機2側の冷媒をガス管3に回収し、制御装置が、圧縮機5の吸入側に設けられた圧力計からの信号によって、圧縮機5の吸入圧力が所定の値より低くなったと判断した場合、吸入弁16およびバイパス弁17を閉とする。以上により、室内機1側の冷媒および室外機2側の冷媒が室外機2側に回収される。
本実施の形態2に示す冷凍サイクル装置およびその制御方法では、暖房運転の際に室内漏洩検知センサ12および室外漏洩検知センサ22の両方が冷媒の漏洩を検知した場合に、室内熱交換器10の液管4内に存在している液冷媒がバイパス管18およびバイパス弁17を介してガス管3側に速やかに移動するので、室内機1の冷媒を速やかにガス管3に回収できる。したがって、ガス管3側に存在するガス冷媒よりも物質量の多い液管4側に存在する冷媒を速やかに回収できるので、回収動作中の漏洩冷媒量も低減できる効果もある。また、冷媒を液管4よりも流路断面積の大きいガス管3側に回収するため、室内機1側および室外機2側の両方から冷媒が漏れた場合でも、多くの冷媒をガス管3に回収することができ、漏洩冷媒量を低減できる。
(2−2)冷房運転の際、室内漏洩検知センサ12および室外漏洩検知センサ22の両方が冷媒の漏洩を検知した場合
室内機1に設置された室内漏洩検知センサ12および室外機2に設置された室外漏洩検知センサ22の両方によって冷媒の漏洩が検知されると、制御装置は、圧縮機5を停止しガス管弁13を閉とし、膨張弁9を全開とする。室外熱交換器7の下流から膨張弁9に存在している液冷媒は、液管弁14を通り、液管4に移動し、回収される。制御装置が、圧縮機5の吸入側に設けられた圧力計からの信号によって、圧縮機5の吸入圧力が所定の値より高くなったと判断した場合、液管弁14を閉じる。その後、四方弁6を暖房運転に切り替えて圧縮機5を運転し、バイパス弁を開とする。制御装置が、圧縮機5の吸入側に設けられた圧力計からの信号によって、圧縮機5の吸入圧力が所定の値より低くなったと判断した場合、吸入弁16およびバイパス弁17を閉じる。以上により、室内機1側の冷媒および室外機2側の冷媒が室外機2側に回収される。
本実施の形態2に示す冷凍サイクル装置およびその制御方法では、冷房運転の際に室内漏洩検知センサ12および室外漏洩検知センサ22の両方が冷媒の漏洩を検知した場合に、室外熱交換器7の下流から液管4内に存在している液冷媒がバイパス管18およびバイパス弁17を介してガス管3側に速やかに移動する。したがって、ガス管3側に存在するガス冷媒よりも物質量の多い液管4側に存在する冷媒を速やかに回収できるので、回収動作中の漏洩冷媒量も低減できる効果もある。また、冷媒を液管4よりも流路断面積の大きいガス管3側に回収するため、室内機1側および室外機2側の両方から冷媒が漏れた場合でも、多くの冷媒をガス管3に回収することができ、漏洩冷媒量を低減できる。
1 室内機、2 室外機、3 ガス管、4 液管、5 圧縮機、6 四方弁、7 室外熱交換器、8 室外ファン、9 膨張弁、10 室内熱交換器、11 室内ファン、12 室内漏洩検知センサ、13 ガス管弁、14 液管弁、16 吸入弁、17 バイパス弁、18 バイパス管、22 室外漏洩検知センサ。

Claims (8)

  1. 冷媒を圧縮する圧縮機、前記冷媒と室内の空気とを熱交換する室内熱交換器、冷媒を膨張する膨張弁、および前記冷媒と室外の空気とを熱交換する室外熱交換器が配管で接続され、前記室内熱交換器は室内に設置される室内機に設けられ、前記圧縮機、前記膨張弁、および前記室外熱交換器は室外に設置される室外機に設けられる冷凍サイクル装置において、
    前記室内熱交換器と前記膨張弁との間を接続する配管である液管、
    前記圧縮機と前記室内熱交換器との間を接続する配管であるガス管、
    前記液管に設けられる液管弁、
    前記ガス管に設けられるガス管弁、
    前記室内に設けられ前記冷媒の漏洩を検知する室内漏洩検知センサ、
    および暖房運転の際に前記室内漏洩検知センサが前記冷媒の漏洩を検知した場合に、前記ガス管弁を閉じ、前記膨張弁を全開として、前記室内機側の冷媒を回収した後に前記液管弁を閉じる制御装置を備えたことを特徴とする冷凍サイクル装置。
  2. 冷媒を圧縮する圧縮機、前記冷媒と室内の空気とを熱交換する室内熱交換器、冷媒を膨張する膨張弁、前記冷媒と室外の空気とを熱交換する室外熱交換器および冷房運転の際には前記圧縮機の吐出側から前記室外熱交換器へ冷媒が流れるよう流路を構成するとともに暖房運転の際には前記圧縮機の吐出側から前記室内熱交換器へ前記冷媒が流れるよう流路を構成する四方弁が配管で接続され、前記室内熱交換器は室内に設置される室内機に設けられ、前記圧縮機、前記膨張弁、前記室外熱交換器および前記四方弁は室外に設置される室外機に設けられる冷凍サイクル装置において、
    前記室内熱交換器と前記膨張弁との間を接続する配管である液管、
    前記圧縮機と前記室内熱交換器との間を接続する配管であるガス管、
    前記液管に設けられる液管弁、
    前記ガス管に設けられるガス管弁、
    前記室内に設けられ前記冷媒の漏洩を検知する室内漏洩検知センサ、
    および暖房運転の際に前記室内漏洩検知センサが前記冷媒の漏洩を検知した場合に、前記ガス管弁を閉じ、前記膨張弁を全開として、前記室内機側の冷媒を回収した後に前記液管弁を閉じる制御装置を備えたことを特徴とする冷凍サイクル装置。
  3. 冷凍サイクル装置は、室外機に設けられ冷媒の漏洩を検知する室外漏洩検知センサ、圧縮機の吸入側の配管に設けられる吸入弁、前記圧縮機および前記吸入弁の間の配管と液管弁および室内熱交換器の間の液管とを接続するバイパス管、および前記バイパス管に設けられるバイパス弁を備え、
    制御装置は、暖房運転の際に、室内漏洩検知センサおよび前記室外漏洩検知センサが冷媒の漏洩を検知した場合に、前記バイパス弁を開け、膨張弁を全開とし、冷媒をガス管に回収した後に前記バイパス弁および前記吸入弁を閉じることを特徴とする請求項1または2に記載の冷凍サイクル装置。
  4. 冷媒を圧縮する圧縮機、前記冷媒と室内の空気とを熱交換する室内熱交換器、冷媒を膨張する膨張弁、および前記冷媒と室外の空気とを熱交換する室外熱交換器が配管で接続され、前記室内熱交換器は室内に設置される室内機に設けられ、前記圧縮機、前記膨張弁、および前記室外熱交換器は室外に設置される室外機に設けられ、前記室内熱交換器と前記膨張弁との間を接続する配管である液管、前記圧縮機と前記室内熱交換器との間を接続する配管であるガス管、前記液管に設けられる液管弁、前記ガス管に設けられるガス管弁、前記室内に設けられ前記冷媒の漏洩を検知する室内漏洩検知センサを備えた冷凍サイクル装置の制御方法において、
    暖房運転の際に前記室内漏洩検知センサが前記冷媒の漏洩を検知した場合に、前記ガス管弁を閉じ、前記膨張弁を全開として、前記室内機側の冷媒を回収した後に前記液管弁を閉じることを特徴とする冷凍サイクル装置の制御方法。
  5. 冷媒を圧縮する圧縮機、前記冷媒と室内の空気とを熱交換する室内熱交換器、冷媒を膨張する膨張弁、前記冷媒と室外の空気とを熱交換する室外熱交換器および冷房運転の際には前記圧縮機の吐出側から前記室外熱交換器へ冷媒が流れるよう流路を構成するとともに暖房運転の際には前記圧縮機の吐出側から前記室内熱交換器へ前記冷媒が流れるよう流路を構成する四方弁が配管で接続され、前記室内熱交換器は室内に設置される室内機に設けられ、前記圧縮機、前記膨張弁、前記室外熱交換器および前記四方弁は室外に設置される室外機に設けられ、前記室内熱交換器と前記膨張弁との間を接続する配管である液管、前記圧縮機と前記室内熱交換器との間を接続する配管であるガス管、前記液管に設けられる液管弁、前記ガス管に設けられるガス管弁、前記室内に設けられ前記冷媒の漏洩を検知する室内漏洩検知センサを備えた冷凍サイクル装置の制御方法において、
    暖房運転の際に前記室内漏洩検知センサが前記冷媒の漏洩を検知した場合に、前記ガス管弁を閉じ、前記膨張弁を全開として、前記室内機側の冷媒を回収した後に前記液管弁を閉じることを特徴とする冷凍サイクル装置の制御方法。
  6. 冷凍サイクル装置は、室外機に設けられ冷媒の漏洩を検知する室外漏洩検知センサ、圧縮機の吸入側の配管に設けられる吸入弁、前記圧縮機および前記吸入弁の間の配管と液管弁および室内熱交換器の間の液管とを接続するバイパス管、および前記バイパス管に設けられるバイパス弁を備え、
    暖房運転の際に、室内漏洩検知センサおよび前記室外漏洩検知センサが冷媒の漏洩を検知した場合に、前記バイパス弁を開け、膨張弁を全開とし、冷媒をガス管に回収した後に前記バイパス弁および前記吸入弁を閉じることを特徴とする請求項4または5に記載の冷凍サイクル装置の制御方法。
  7. 冷凍サイクル装置は、室外機に設けられ冷媒の漏洩を検知する室外漏洩検知センサ、
    圧縮機の吸入側の配管に設けられる吸入弁、
    前記圧縮機と前記吸入弁との間の配管と液管とを接続するバイパス管、
    前記バイパス管に設けられるバイパス弁を備え、
    冷房運転の際に、室内漏洩検知センサおよび前記室外漏洩検知センサが冷媒の漏洩を検知した場合に、ガス管弁を閉じ、圧縮機を停止して膨張弁を全開にした後に液管弁を閉じ、四方弁を暖房運転に切り替えた後に前記圧縮機を運転し、前記バイパス弁を開け、冷媒をガス管に回収した後に前記バイパス弁および前記吸入弁を閉じることを特徴とする請求項5に記載の冷凍サイクル装置の制御方法。
  8. 冷凍サイクル装置は、圧縮機の吸入側の配管に圧力センサを備え、
    前記圧力センサの値に基づいて冷媒を回収したと判断することを特徴とする請求項4か
    のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置の制御方法。
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