JP6252332B2 - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6252332B2
JP6252332B2 JP2014086303A JP2014086303A JP6252332B2 JP 6252332 B2 JP6252332 B2 JP 6252332B2 JP 2014086303 A JP2014086303 A JP 2014086303A JP 2014086303 A JP2014086303 A JP 2014086303A JP 6252332 B2 JP6252332 B2 JP 6252332B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
valve
heat source
heat exchanger
compressor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014086303A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015206517A (ja
Inventor
知久 竹内
知久 竹内
松岡 慎也
慎也 松岡
聡 河野
聡 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2014086303A priority Critical patent/JP6252332B2/ja
Publication of JP2015206517A publication Critical patent/JP2015206517A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6252332B2 publication Critical patent/JP6252332B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

本発明は、冷凍装置に関する。
従来より、冷媒回路において冷媒の漏洩が生じた場合に、冷媒回路における特定の場所に冷媒を回収させる運転を行う処理が行われている。
例えば、特許文献1(特開2002−61996号公報)に記載の空気調和機では、室内機が設置された部屋における冷媒の漏洩を検知した場合に、室外機において室外膨張弁を閉じてポンプダウン運転を行うことにより、室内機側を冷媒回路における低圧側として、室内機側から室外機側に冷媒を回収することが提案されている。
しかし、上述のような特許文献1に示された空気調和機では、室外機が1台である空気調和機が前提となっている。
このため、仮に、当該1台の室外機において冷媒の漏洩が生じた場合には、冷媒の漏洩を抑制する術が無い。
本発明は上述した点に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、複数台の熱源ユニットのうちのいずれかにおいて冷媒の漏洩が生じた場合に、当該冷媒の漏洩が生じた熱源ユニットからの冷媒の回収を可能にする冷凍装置を提供することにある。
第1観点に係る冷凍装置は、1もしくは複数台の利用ユニットと、利用ユニットに対して互いに並列となるように接続された少なくとも2台の熱源ユニットと、を備えた冷凍装置において、第1液側冷媒遮断弁と、ガス側冷媒遮断弁と、低圧連絡配管と、漏洩検知手段と、制御部とを備えている。利用ユニットは、利用側熱交換器を有している。第1熱源ユニットは、第1圧縮機と、第1熱源側熱交換器と、第1熱源側熱交換器の液冷媒側に接続された第1熱源側膨張弁と、第1液溜容器と、第1四路切換弁とを有している。第1四路切換弁は、第1圧縮機から吐出される冷媒を第1熱源側熱交換器側に送りつつ利用側熱交換器のガス冷媒側が第1圧縮機の吸入側に接続される状態と、第1圧縮機から吐出される冷媒を利用側熱交換器に送りつつ第1熱源側熱交換器のガス冷媒側が第1圧縮機の吸入側に接続される状態とを切り換え可能である。第2熱源ユニットは、第2圧縮機と、第2熱源側熱交換器と、第2熱源側熱交換器の液冷媒側に接続された第2熱源側膨張弁と、第2液溜容器と、第2四路切換弁とを有している。第2四路切換弁は、第2圧縮機から吐出される冷媒を第2熱源側熱交換器側に送りつつ利用側熱交換器のガス冷媒側が第2圧縮機の吸入側に接続される状態と、第2圧縮機から吐出される冷媒を利用側熱交換器に送りつつ第2熱源側熱交換器のガス冷媒側が第2圧縮機の吸入側に接続される状態とを切り換え可能である。第1液側冷媒遮断弁は、利用ユニットと第1熱源ユニットとの間での液冷媒の流出入を遮断する。ガス側冷媒遮断弁は、冷房運転時の冷媒流れにおいて第1液側冷媒遮断弁よりも下流側に設けられている。低圧連絡配管は、第1圧縮機の吸入側と第1四路切換弁を接続する第1低圧配管と、第2圧縮機の吸入側と第2四路切換弁を接続する第2低圧配管と、を接続する。漏洩検知手段は、少なくとも第1熱源ユニットで冷媒の漏洩が生じたことを検知する。制御部は、漏洩検知手段が冷媒の漏洩を検知した場合に、第1液側冷媒遮断弁およびガス側冷媒遮断弁を用いて第1熱源ユニットに向かう冷媒流れを遮断しつつ、第1圧縮機を停止させ、低圧連絡配管を介して第1熱源ユニットの冷媒を第2熱源ユニットに導く冷媒回収運転を行う。
ここで、第1液側冷媒遮断弁は、必ずしも熱源ユニット内に設けられている必要はなく、利用ユニットと第1熱源ユニットとの間での液冷媒の流出入を遮断できれば配置は任意である。
この冷凍装置では、第1液側冷媒遮断弁とガス側冷媒遮断弁を用いて第1熱源ユニットに向かう冷媒流れを遮断しつつ、低圧連絡配管によって第2圧縮機の低圧側に第1熱源ユニットを接続させることで、冷媒漏洩が検知された第1熱源ユニットにおける冷媒を第2熱源ユニットに回収させて、第1熱源ユニットからの冷媒の漏洩を抑制することが可能になる。
第2観点に係る冷凍装置は、第1観点に係る冷凍装置であって、制御部は、第2熱源側熱交換器を冷媒の凝縮器として機能させた状態で冷媒回収運転を行う。
この冷凍装置では、第2熱源側熱交換器を凝縮器として機能させて第2熱源側熱交換器を高圧側にすることにより、溜める冷媒の密度を高め、溜められる冷媒の量を多くすることが可能になる。
第3観点に係る冷凍装置は、第1観点に係る冷凍装置であって、制御部は、第1熱源側熱交換器を冷媒の蒸発器として機能させた状態で冷媒回収運転を行う。
この冷凍装置では、第1熱源側熱交換器を第2圧縮機の吸入側に接続することで、低圧連絡配管を通して第1熱源側熱交換器に溜まった冷媒を回収することが可能になる。
第4観点に係る冷凍装置は、第1観点から第3観点のいずれかに係る冷凍装置であって、ガス側冷媒遮断弁は、利用側熱交換器のガス冷媒側を介して第1熱源ユニットに向かう冷媒を遮断可能な第1ガス側冷媒遮断弁を有して構成されている。制御部は、漏洩検知手段が冷媒の漏洩を検知した場合に、第1液側冷媒遮断弁および第1ガス側冷媒遮断弁を閉じることにより第1熱源ユニットに向かう冷媒流れを遮断する。
この冷凍装置では、漏洩の生じている第1熱源ユニットに冷媒を送り込むことなく、漏洩の生じていない第2熱源ユニットと利用ユニットを用いた運転を継続しつつ、漏洩が生じている第1熱源ユニットの冷媒回収を行うことが可能になる。
第5観点に係る冷凍装置は、第1観点から第3観点のいずれかに係る冷凍装置であって、ガス側冷媒遮断弁は、利用ユニットに設けられ、利用側熱交換器の液冷媒側に接続された利用側膨張弁である。制御部は、漏洩検知手段が冷媒の漏洩を検知した場合に、第1液側冷媒遮断弁および利用側膨張弁を閉じることにより第1熱源ユニットに向かう冷媒流れを遮断する。
この冷凍装置では、漏洩が生じている第1熱源ユニットの冷媒回収を、新たに遮断弁(例えば、利用側熱交換器のガス冷媒側を介して第1熱源ユニットに向かう冷媒を遮断可能な第1ガス側冷媒遮断弁や利用側熱交換器のガス冷媒側を介して第2熱源ユニットに向かう冷媒を遮断可能な第2ガス側冷媒遮断弁等)を設けることなく行うことが可能になる。
第6観点に係る冷凍装置は、第1観点から第5観点のいずれかに係る冷凍装置であって、制御部は、漏洩検知手段が冷媒の漏洩を検知した場合に、第1熱源側膨張弁を全開にする。
この冷凍装置では、第1熱源ユニットの第1熱源側熱交換器周囲の冷媒の回収を迅速化させることが可能になる。
第7観点に係る冷凍装置は、第1観点から第6観点のいずれかに係る冷凍装置であって、第1液溜容器は、第1圧縮機の吸入側に接続されている。第1熱源ユニットは、第1熱源側熱交換器の液冷媒側から伸びる配管の途中から分岐して第1液溜容器まで伸びている第1バイパス回路と、第1バイパス回路の途中に設けられた第1バイパス膨張弁と、をさらに有している。制御部は、漏洩検知手段が冷媒の漏洩を検知した場合に、第1バイパス膨張弁を全開にする。
この冷凍装置では、第1熱源ユニットの第1熱源側熱交換器周囲の冷媒の回収を迅速化させることが可能になる。
第8観点に係る冷凍装置は、第1観点から第7観点のいずれかに係る冷凍装置であって、制御部は、漏洩検知手段が冷媒の漏洩を検知した場合に、第2熱源ユニットにおける蒸発温度目標値を漏洩の検知前と比べて下げる。
この冷凍装置では、漏洩が検知されていない第2熱源ユニットの低圧冷媒の圧力を下げることにより、第1熱源ユニットの冷媒回収を迅速化させることが可能になる。
第9観点に係る冷凍装置は、第1観点から第7観点のいずれかに係る冷凍装置であって、制御部は、漏洩検知手段が冷媒の漏洩を検知した場合に、第2圧縮機の駆動周波数を漏洩の検知前と比べて上げる。
この冷凍装置では、冷媒回収速度を上げることが可能になる。
第10観点に係る冷凍装置は、第1観点から第9観点のいずれかに係る冷凍装置であって、低圧連絡配管の途中に設けられた連絡弁をさらに備えている。制御部は、冷媒の漏洩が検知された第1熱源ユニットの冷媒回収が終了したことに関する回収終了条件を満たした場合に連絡弁を閉じる。
この冷凍装置では、第1熱源ユニットから第2熱源ユニットに回収した冷媒が低圧連絡配管を介して逆流しないようにすることが可能になる。
第11観点に係る冷凍装置は、第1観点から第10観点のいずれかに係る冷凍装置であって、制御部は、第2圧縮機の吐出側が第2熱源側熱交換器に接続された状態で第2圧縮機を停止する。
この冷凍装置では、第2圧縮機の吐出側が第2熱源側熱交換器と接続された状態で第2圧縮機を停止させることで、第2熱源ユニットの第2熱源側熱交換器を低圧連絡配管とは直接連通させない状態にすることができ、低圧連絡配管を介して第2熱源側熱交換器内の冷媒が、冷媒の漏洩が生じている第1熱源ユニット側に移動してしまうことを抑制できる。
第1観点に係る冷凍装置は、冷媒漏洩が検知された第1熱源ユニットからの冷媒の漏洩を抑制することが可能になる。
第2観点に係る冷凍装置は、溜める冷媒の密度を高め、溜められる冷媒の量を多くすることが可能になる。
第3観点に係る冷凍装置は、低圧連絡配管を通して第1熱源側熱交換器に溜まった冷媒を回収することが可能になる。
第4観点に係る冷凍装置は、漏洩の生じていない第2熱源ユニットと利用ユニットを用いた運転を継続しつつ、漏洩が生じている第1熱源ユニットの冷媒回収を行うことが可能になる。
第5観点に係る冷凍装置は、漏洩が生じている第1熱源ユニットの冷媒回収を新たに遮断弁を設けることなく行うことが可能になる。
第6観点に係る冷凍装置は、第1熱源ユニットの第1熱源側熱交換器周囲の冷媒の回収を迅速化させることが可能になる。
第7観点に係る冷凍装置は、第1熱源ユニットの第1熱源側熱交換器周囲の冷媒の回収を迅速化させることが可能になる。
第8観点に係る冷凍装置は、第1熱源ユニットの冷媒回収を迅速化させることが可能になる。
第9観点に係る冷凍装置は、冷媒回収速度を上げることが可能になる。
第10観点に係る冷凍装置は、第1熱源ユニットから第2熱源ユニットに回収した冷媒が低圧連絡配管を介して逆流しないようにすることが可能になる。
第11観点に係る冷凍装置は、低圧連絡配管を介して第2熱源側熱交換器内の冷媒が、冷媒の漏洩が生じている第1熱源ユニット側に移動してしまうことを抑制できる。
冷凍装置の冷媒回路図である。 冷凍装置のブロック構成図である。 冷媒漏洩時の処理フローチャートである。 他の実施形態Aの冷媒回路図である。 他の実施形態Bの冷媒回路図である。 他の実施形態Cの冷媒回路図である。 他の実施形態Hの冷媒回路図である。
以下、本発明の冷凍装置が採用された一実施形態について、図面に基づいて説明する。
(1)全体概略構成
図1に、冷凍装置100の冷媒回路図を示す。図2に、冷凍装置100のブロック構成図を示す。
本実施形態の冷凍装置100は、第1室外ユニット10と、第2室外ユニット20と、第1室内ユニット61および第2室内ユニット65を有する室内ユニット60と、を備えている。
これらの第1室外ユニット10と、第2室外ユニット20と、室内ユニット60とは、冷媒配管を介して互いに接続されることで、冷媒回路3を構成している。本実施形態の冷媒回路3では、第1室外ユニット10と第2室外ユニット20とは、液側連絡配管5およびガス側連絡配管6を介して室内ユニット60に対して接続されている。この第1室外ユニット10と第2室外ユニット20とは、室内ユニット60に対して並列に接続されている。また、第1室外ユニット10と第2室外ユニット20とは、後述する低圧連絡配管45を介して接続されている。
この冷媒回路3には、作動冷媒としてR32が封入されている。
これらの冷凍装置100は、制御部7によって運転制御や監視が行われる。ここで、制御部7は、図示しない、室内ユニット60の第1室内ユニット61や第2室内ユニット65等にそれぞれ設けられた室内側制御基板と、第1室外ユニット10に設けられた第1室外側制御基板と、第2室外ユニット20に設けられた第2室外側制御基板と、によって構成されている。
(2)室内ユニット60
室内ユニット60は、本実施形態では、互いに並列に接続された第1室内ユニット61と第2室内ユニット65とを有している。
第1室内ユニット61は、第1室内熱交換器62と、第1室内膨張弁64と、第1室内ファン63と、第1室内ファンモータ63aと、第1ガス側温度センサ71と、第1液側温度センサ72と、を有している。
第1室内熱交換器62は、冷媒回路3の一部を構成しており、後述する点Yから伸びる冷媒配管にガス側の端部が接続されている。第1室内熱交換器62の液側の端部と、後述する点Xとを繋ぐ冷媒配管の途中には、第1室内膨張弁64が設けられている。第1室内ファン63は、第1室内ファンモータ63aが駆動することにより、第1室内熱交換器62に対して空気流れを供給する。第1ガス側温度センサ71は、第1室内熱交換器62のガス側端部を通過する冷媒の温度を検知することができる。第1液側温度センサ72は、第1室内熱交換器62の液側端部を通過する冷媒の温度を検知することができる。
第2室内ユニット65は、第1室内ユニット61と同様であり、第2室内熱交換器66と、第2室内膨張弁68と、第2室内ファン67と、第2室内ファンモータ67aと、第2ガス側温度センサ73と、第2液側温度センサ74と、を有している。
第2室内熱交換器66は、冷媒回路3の一部を構成しており、後述する点Yから(第1室内熱交換器62側とは別に)伸びる冷媒配管にガス側の端部が接続されている。第2室内熱交換器66の液側の端部と、後述する点Xとを繋ぐ冷媒配管の途中には、第2室内膨張弁68が設けられている。第2室内ファン67は、第2室内ファンモータ67aが駆動することにより、第2室内熱交換器66に対して空気流れを供給する。第2ガス側温度センサ73は、第2室内熱交換器66のガス側端部を通過する冷媒の温度を検知することができる。第2液側温度センサ74は、第2室内熱交換器66の液側端部を通過する冷媒の温度を検知することができる。
(3)第1室外ユニット10
第1室外ユニット10は、第1圧縮機11、第1逆止弁11a、第1四路切換弁12、第1室外熱交換器13、第1室外ファン14、第1室外ファンモータ14a、第1室外膨張弁15、第1過冷却部16、第1アキュームレータ19、第1液側遮断弁41、第1ガス側遮断弁42、第1液側閉鎖弁81、第1ガス側閉鎖弁82、第1吐出温度センサ51a、第1吐出圧力センサ51b、第1吸入温度センサ52a、第1吸入圧力センサ52b、第1室外熱交温度センサ53、第1外気温度センサ54、第1漏洩検知センサ55aを有している。
第1圧縮機11は、周波数制御が可能な圧縮機であり、運転容量が可変である。第1逆止弁11aは、第1圧縮機11の吐出側であって、第1四路切換弁12との間に設けられており、第1圧縮機11から第1四路切換弁12に向かう冷媒流れのみを許容する。第1四路切換弁12は、4つの接続ポートを有しており、そのうちの2つずつを互いに接続する。この第1四路切換弁12は、この接続状態を切り換えることで、第1圧縮機11から吐出された冷媒を第1室外熱交換器13側に導く冷房運転状態と、第1圧縮機11から吐出された冷媒を室内ユニット60の第1室内熱交換器62や第2室内熱交換器66に導く暖房運転状態と、を切り換えることができる。第1室外熱交換器13は、冷媒の放熱器もしくは蒸発器として機能することが可能な熱交換器であって、例えば、複数の伝熱フィンと伝熱管によって構成されている。第1室外ファン14は、第1室外ファンモータ14aが駆動することによって回転し、第1室外熱交換器13に向かう空気流れを生じさせる。第1室外膨張弁15は、第1室外熱交換器13の液側に設けられており、通過する冷媒の減圧程度を調節することができる。第1過冷却部16は、第1過冷却熱交換器16aと、第1過冷却回路16bと、第1過冷却膨張弁16cを有している。第1過冷却回路16bは、冷媒回路3において第1室外膨張弁15と第1液側遮断弁41との間から分岐し、第1四路切換弁12と第1圧縮機11の吸入側(第1アキュームレータ19)との間に合流するように設けられている。第1過冷却膨張弁16cは、この第1過冷却回路16bの途中に設けられており、通過する冷媒の減圧程度を調節することができる。第1過冷却熱交換器16aは、第1室外膨張弁15から第1液側遮断弁41に向けて流れる冷媒と、第1過冷却回路16bにおいて第1過冷却膨張弁16cを通過した後の冷媒と、の間で熱交換を行わせる。第1アキュームレータ19は、第1四路切換弁12と第1圧縮機11の吸入側との間に設けられた冷媒容器であり、第1圧縮機11に送られる冷媒を主としてガス冷媒とすることができる。第1液側遮断弁41は、第1過冷却熱交換器16aよりも室内ユニット60側であって第1室外ユニット10に設けられている第1液側閉鎖弁81との間において第1液側閉鎖弁81とは別に設けられており、制御部7による開閉制御が可能となるように構成されており、室内ユニット60側に向けて流れる冷媒流れおよび室内ユニット60から流入してくる冷媒流れを遮断することができる。第1ガス側遮断弁42は、第1四路切換弁12のうちの室内ユニット60のガス側と接続されるポートよりも室内ユニット60側であって第1室外ユニット10に設けられている第1ガス側閉鎖弁82との間において第1ガス側閉鎖弁82とは別に設けられており、制御部7による開閉制御が可能となるように構成されており、室内ユニット60から流入してくる冷媒流れおよび室内ユニット60側に向けて流れる冷媒流れを遮断することができる。第1液側閉鎖弁81は、第1室外ユニット10を後述する液側連絡配管5に接続することができるように設けられた開閉弁である。第1ガス側閉鎖弁82は、第1室外ユニット10を後述するガス側連絡配管6に接続することができるように設けられた開閉弁である。第1吐出温度センサ51aは、第1圧縮機11の吐出側と第1四路切換弁12の間を流れる冷媒の温度を検知する。第1吐出圧力センサ51bは、第1圧縮機11の吐出側と第1四路切換弁12の間を流れる冷媒の圧力を検知する。第1吸入温度センサ52aは、第1圧縮機11の吸入側と第1四路切換弁12の間(本実施形態では、第1アキュームレータ19と第1過冷却回路16bの合流点の間)を流れる冷媒の温度を検知する。第1吸入圧力センサ52bは、第1圧縮機11の吸入側と第1四路切換弁12の間(本実施形態では、第1アキュームレータ19と第1過冷却回路16bの合流点の間)を流れる冷媒の圧力を検知する。第1室外熱交温度センサ53は、第1室外熱交換器13を流れる冷媒の温度を検知する。第1外気温度センサ54は、第1室外熱交換器13を通過する前の空気の温度を外気温度として検知する。
第1漏洩検知センサ55aは、第1室外ユニット10内に設けられており、作動冷媒としてのR32が漏洩したことを検知する。
第1圧縮機11、第1四路切換弁12、第1室外ファンモータ14a、第1室外膨張弁15、第1過冷却膨張弁16c、第1液側遮断弁41、第1ガス側遮断弁42は、制御部7に接続され、制御される。第1吐出温度センサ51a、第1吐出圧力センサ51b、第1吸入温度センサ52a、第1吸入圧力センサ52b、第1室外熱交温度センサ53、第1外気温度センサ54、第1漏洩検知センサ55aは、制御部7に接続され、制御部7は各検知値や第1室外ユニット10において漏洩が生じたこと把握する。
(4)第2室外ユニット20
第2室外ユニット20は、第1室外ユニット10と同様である。
第2室外ユニット20は、第2圧縮機21、第2逆止弁21a、第2四路切換弁22、第2室外熱交換器23、第2室外ファン24、第2室外ファンモータ24a、第2室外膨張弁25、第2室外過冷却部26、第2アキュームレータ29、第2液側遮断弁43、第2ガス側遮断弁44、第2液側閉鎖弁83、第2ガス側閉鎖弁84、第2吐出温度センサ56a、第2吐出圧力センサ56b、第2吸入温度センサ57a、第2吸入圧力センサ57b、第2室外熱交温度センサ58、第2外気温度センサ59、第2漏洩検知センサ55bを有している。
第2圧縮機21は、周波数制御が可能な圧縮機であり、運転容量が可変である。第2逆止弁21aは、第2圧縮機21の吐出側であって、第2四路切換弁22との間に設けられており、第2圧縮機21から第2四路切換弁22に向かう冷媒流れのみを許容する。第2四路切換弁22は、4つの接続ポートを有しており、そのうちの2つずつを互いに接続する。この第2四路切換弁22は、この接続状態を切り換えることで、第2圧縮機21から吐出された冷媒を第2室外熱交換器23側に導く冷房運転状態と、第2圧縮機21から吐出された冷媒を室内ユニット60の第2室内熱交換器62や第2室内熱交換器66に導く暖房運転状態と、を切り換えることができる。第2室外熱交換器23は、冷媒の放熱器もしくは蒸発器として機能することが可能な熱交換器であって、例えば、複数の伝熱フィンと伝熱管によって構成されている。第2室外ファン24は、第2室外ファンモータ24aが駆動することによって回転し、第2室外熱交換器23に向かう空気流れを生じさせる。第2室外膨張弁25は、第2室外熱交換器23の液側に設けられており、通過する冷媒の減圧程度を調節することができる。第2室外過冷却部26は、第2過冷却熱交換器26aと、第2過冷却回路26bと、第2過冷却膨張弁26cを有している。第2過冷却回路26bは、冷媒回路3において第2室外膨張弁25と第2液側遮断弁43との間から分岐し、第2四路切換弁22と第2圧縮機21の吸入側(第2アキュームレータ29)との間に合流するように設けられている。第2過冷却膨張弁26cは、この第2過冷却回路26bの途中に設けられており、通過する冷媒の減圧程度を調節することができる。第2過冷却熱交換器26aは、第2室外膨張弁25から第2液側遮断弁43に向けて流れる冷媒と、第2過冷却回路26bにおいて第2過冷却膨張弁26cを通過した後の冷媒と、の間で熱交換を行わせる。第2アキュームレータ29は、第2四路切換弁22と第2圧縮機21の吸入側との間に設けられた冷媒容器であり、第2圧縮機21に送られる冷媒を主としてガス冷媒とすることができる。第2液側遮断弁43は、第2過冷却熱交換器26aよりも室内ユニット60側であって第2室外ユニット20に設けられている第2液側閉鎖弁83との間において第2液側閉鎖弁83とは別に設けられており、制御部7による開閉制御が可能となるように構成されており、室内ユニット60側に向けて流れる冷媒流れおよび室内ユニット60から流入してくる冷媒流れを遮断することができる。第2ガス側遮断弁44は、第2四路切換弁22のうちの室内ユニット60のガス側と接続されるポートよりも室内ユニット60側であって第2室外ユニット20に設けられている第2ガス側閉鎖弁84との間において第2ガス側閉鎖弁84とは別に設けられており、制御部7による開閉制御が可能となるように構成されており、室内ユニット60から流入してくる冷媒流れおよび室内ユニット60側に向けて流れる冷媒流れを遮断することができる。第2液側閉鎖弁83は、第2室外ユニット20を後述する液側連絡配管5に接続することができるように設けられた開閉弁である。第2ガス側閉鎖弁84は、第2室外ユニット20を後述するガス側連絡配管6に接続することができるように設けられた開閉弁である。第2吐出温度センサ56aは、第2圧縮機21の吐出側と第2四路切換弁22の間を流れる冷媒の温度を検知する。第2吐出圧力センサ56bは、第2圧縮機21の吐出側と第2四路切換弁22の間を流れる冷媒の圧力を検知する。第2吸入温度センサ57aは、第2圧縮機21の吸入側と第2四路切換弁22の間(本実施形態では、第2アキュームレータ29と第2過冷却回路26bの合流点の間)を流れる冷媒の温度を検知する。第2吸入圧力センサ57bは、第2圧縮機21の吸入側と第2四路切換弁22の間(本実施形態では、第2アキュームレータ29と第2過冷却回路26bの合流点の間)を流れる冷媒の圧力を検知する。第2室外熱交温度センサ58は、第2室外熱交換器23を流れる冷媒の温度を検知する。第2外気温度センサ59は、第2室外熱交換器23を通過する前の空気の温度を外気温度として検知する。
第2漏洩検知センサ55bは、第2室外ユニット20内に設けられており、作動冷媒としてのR32が漏洩したことを検知する。
第2圧縮機21、第2四路切換弁22、第2室外ファンモータ24a、第2室外膨張弁25、第2過冷却膨張弁26c、第2液側遮断弁43、第2ガス側遮断弁44は、制御部7に接続され、制御される。第2吐出温度センサ56a、第2吐出圧力センサ56b、第2吸入温度センサ57a、第2吸入圧力センサ57b、第2室外熱交温度センサ58、第2外気温度センサ59、第2漏洩検知センサ55bは、制御部7に接続され、制御部7は各検知値や第2室外ユニット20において漏洩が生じたことを把握する。
(5)低圧連絡配管45
第1室外ユニット10のうちの第1四路切換弁12と第1圧縮機11の吸入側の間と、第2室外ユニット20のうちの第2四路切換弁22と第2圧縮機21の吸入側の間と、は低圧連絡配管45を介して接続されている。
本実施形態では、低圧連絡配管45は、具体的には、第1四路切換弁12と第1圧縮機11の吸入側の間のうち第1過冷却回路16bの合流点と第1アキュームレータ19との間の部分と、第2四路切換弁22と第2圧縮機21の吸入側の間のうち第2過冷却回路26bの合流点と第2アキュームレータ29との間の部分と、を接続している。
(6)液側連絡配管5およびガス側連絡配管6
第1室外ユニット10と第2室外ユニット20とは、液側連絡配管5およびガス側連絡配管6を介して室内ユニット60に対して並列に接続されている。
具体的には、第1室内ユニット61の第1室内膨張弁64から伸びる配管と、第2室内ユニット65の第2室内膨張弁68から伸びる配管と、液側連絡配管5の室内ユニット60側の端部とは、点Xにおいて接続されている。
第1室外ユニット10の第1液側閉鎖弁81から室内ユニット60側に伸びる配管と、第2室外ユニット20の第2液側閉鎖弁83から室内ユニット60側に伸びる配管と、液側連絡配管5の室内ユニット60側とは反対側の端部とは、点Wにおいて接続されている。
第1室内ユニット61の第1室内熱交換器62から伸びる配管と、第2室内ユニット65の第2室内熱交換器66から伸びる配管と、ガス側連絡配管6の室内ユニット60側の端部とは、点Yにおいて接続されている。
第1室外ユニット10の第1ガス側閉鎖弁82から室内ユニット60側に伸びる配管と、第2室外ユニット20の第2ガス側閉鎖弁84から室内ユニット60側に伸びる配管と、ガス側連絡配管6の室内ユニット60側とは反対側の端部とは、点Zにおいて接続されている。
(7)冷房運転状態
冷房運転状態では、制御部7は、第1四路切換弁12の接続状態を、第1圧縮機11から吐出された冷媒を第1室外熱交換器13側に導き、室内ユニット60のガス側から流れてくる冷媒を第1圧縮機11の吸入側に導く接続状態とし、第2四路切換弁22の接続状態を、第2圧縮機21から吐出された冷媒を第2室外熱交換器23側に導き、室内ユニット60のガス側から流れてくる冷媒を第2圧縮機21の吸入側に導く接続状態として冷凍サイクルを行う。
ここでは、第1室外熱交換器13および第2室外熱交換器23が冷媒の放熱器として機能し、第1室内熱交換器62および第2室内熱交換器66が冷媒の蒸発器として機能する。
冷房運転状態では、制御部7は、第1液側遮断弁41、第1ガス側遮断弁42、第2液側遮断弁43、および、第2ガス側遮断弁44を全開状態に制御する。
第1圧縮機11および第2圧縮機21の駆動周波数は、第1室内熱交換器62および第2室内熱交換器66における蒸発温度が目標蒸発温度となるように制御部7によって制御される。
第1室内膨張弁64および第2室内膨張弁68の各弁開度は、第1室内熱交換器62および第2室内熱交換器66のガス側を流れる冷媒の過熱度が目標過熱度となるように制御部7によって制御される。
第1室内ファンモータ63aおよび第2室内ファンモータ67aは、第1室内ユニット61および第2室内ユニット65においてそれぞれユーザからリモコンを介して受け付けている設定風量に基づいて制御部7が出力制御を行う。
第1室外膨張弁15および第2室外膨張弁25は、いずれも全開状態となるように制御部7によって制御される。
第1室外ファンモータ14aおよび第2室外ファンモータ24aは、第1圧縮機11および第2圧縮機21の駆動周波数に基づいて定まる風量を第1室外熱交換器13および第2室外熱交換器23に供給できるように制御部7によって制御される。
第1過冷却膨張弁16cおよび第2過冷却膨張弁26cの各弁開度は、第1過冷却熱交換器16aの室内ユニット60の液側の出口を流れる冷媒の過冷却度および第2過冷却熱交換器26aの室内ユニット60の液側の出口を流れる冷媒の過冷却度が目標過冷却度になるように制御部7によって制御される。
(8)暖房運転状態
暖房運転状態では、制御部7は、第1四路切換弁12の接続状態を、第1圧縮機11から吐出された冷媒を室内ユニット60のガス側に導き、第1室外熱交換器13のガス側から流れてくる冷媒を第1圧縮機11の吸入側に導く接続状態とし、第2四路切換弁22の接続状態を、第2圧縮機21から吐出された冷媒を室内ユニット60のガス側に導き、第2室外熱交換器23のガス側から流れてくる冷媒を第2圧縮機21の吸入側に導く接続状態として冷凍サイクルを行う。
ここでは、第1室外熱交換器13および第2室外熱交換器23が冷媒の蒸発器として機能し、第1室内熱交換器62および第2室内熱交換器66が冷媒の放熱器として機能する。
暖房運転状態では、制御部7は、第1液側遮断弁41、第1ガス側遮断弁42、第2液側遮断弁43、および、第2ガス側遮断弁44を全開状態にし、第1過冷却膨張弁16cおよび第2過冷却膨張弁26cを全閉状態に制御する。
第1圧縮機11および第2圧縮機21の駆動周波数は、第1室内熱交換器62および第2室内熱交換器66における凝縮温度が目標凝縮温度となるように制御部7によって制御される。
第1室内膨張弁64および第2室内膨張弁68の各弁開度は、第1室内熱交換器62および第2室内熱交換器66の液側を流れる冷媒の過冷却度が目標過冷却度となるように制御部7によって制御される。
第1室内ファンモータ63aおよび第2室内ファンモータ67aは、第1室内ユニット61および第2室内ユニット65においてそれぞれユーザからリモコンを介して受け付けている設定風量に基づいて制御部7が出力制御を行う。
第1室外膨張弁15および第2室外膨張弁25の各弁開度は、第1室外熱交換器13のガス側を流れる冷媒の過熱度および第2室外熱交換器23のガス側を流れる冷媒の過熱度が目標過熱度になるように制御部7によって制御される。
第1室外ファンモータ14aおよび第2室外ファンモータ24aは、第1圧縮機11および第2圧縮機21の駆動周波数に基づいて定まる風量を第1室外熱交換器13および第2室外熱交換器23に供給できるように制御部7によって制御される。
(9)冷媒漏洩時の処理
図3に、冷媒漏洩時の処理フローチャートを示す。
本実施形態の冷凍装置100では、第1室外ユニット10と第2室外ユニット20のいずれにおいて漏洩が生じてもよいが、ここでは、第1室外ユニット10において冷媒が漏洩し、漏洩が生じていない第2室外ユニット20において冷媒回収を行う場合を例に挙げて説明する。また、ここでは、冷凍装置100において冷房運転が行われている場合(第1室外ユニット10の第1四路切換弁12と第2室外ユニット20の第2四路切換弁22の両方が冷房運転状態となっている場合)に冷媒の漏洩が生じた場合を例に挙げて説明する。
なお、第2室外ユニット20において冷媒が漏洩した場合には、漏洩が生じていない第1室外ユニット10において冷媒回収が行われることになるが、説明は省略する。
まず、制御部7は、ステップS11において、第1漏洩検知センサ55aもしくは第2漏洩検知センサ55bにおいて、冷媒の漏洩を検知したか否かを判断する。ここで、冷媒の漏洩を検知した場合には、ステップS12に移行する。なお、ここでは、第1漏洩検知センサ55aにおいて漏洩が検知されたとしてステップS12に移行する。
ステップS12では、制御部7は、第2室外ユニット20を冷媒の「非漏洩機」として把握し、第1室外ユニット10を冷媒の「漏洩機」として把握し、以下の冷媒回収運転を開始した後でステップS13に移行する。
冷媒回収運転では、漏洩機である第1室外ユニット10について、制御部7は、第1圧縮機11を停止させ、第1液側遮断弁41および第1ガス側遮断弁42を全閉状態にし、第1室外膨張弁15および第1過冷却膨張弁16cを全開状態にして、第1室外ファンモータ14aの出力を最大に制御する。
同時に、冷媒回収運転では、非漏洩機である第2室外ユニット20について、制御部7は、第2四路切換弁22を冷房運転状態の接続状態のまま維持し、第1室内熱交換器62および第2室内熱交換器66における冷媒の目標蒸発温度が室内温度以下となるように(室内温度を検知するように設けられた図示しない室内温度センサによる検知値以下となるように)第2圧縮機21の駆動周波数を制御し、第2室外ファンモータ24a、第2過冷却膨張弁26cおよび第2室外膨張弁25の制御は冷房運転時と同様とする。
また、冷媒回収運転では、制御部7は、室内ユニット60における第1室内膨張弁64、第1室内ファンモータ63a、第2室内膨張弁68、および、第2室内ファンモータ67aについても、冷房運転時と同様とする。
これにより、冷媒の漏洩が生じた第1室外ユニット10は、低圧連絡配管45を介して第2室外ユニット20の第2圧縮機21の吸入側にのみ接続された状態となる。この状態で第2圧縮機21を駆動させることで、第1室外ユニット10内の冷媒は、低圧連絡配管45を介して第2室外ユニット20に回収されていく。具体的には、第1圧縮機11の吸入側および第1アキュームレータ19に存在していた冷媒は、第1アキュームレータ19と第1四路切換弁12との間から低圧連絡配管45を流れて第2アキュームレータ29に送られる。また、第1室外熱交換器13に存在していた冷媒は全開状態となっている第1室外膨張弁15を通過して、第1過冷却熱交換器16aの液側に存在していた冷媒は当該第1室外熱交換器13からの冷媒と合流して、全開状態となっている第1過冷却膨張弁16cを通過することで第1過冷却回路16bを通過して、低圧連絡配管45を流れて第2アキュームレータ29に送られる。なお、ここで、第1室外ファンモータ14aの出力が最大となるように制御されているため、冷媒漏洩箇所が第1室外熱交換器13付近である場合において漏洩した冷媒を拡散させることができ、漏洩した冷媒の濃度が燃焼可能な濃度となることを抑制することが可能になっている。
ステップS13では、制御部7は、図示しないリモコンの表示部に対して、冷媒漏洩中である旨を表示出力させる。
ステップS14では、制御部7が、冷媒回収運転が終了しているか否かを判断する。具体的には、制御部7が、非漏洩機における圧縮機である第2圧縮機21の吸入側の冷媒圧力が所定終了圧力よりも下がった場合に冷媒回収運転を終了すると判断し、ステップS15に移行する。具体的には、ここでは、第2吸入圧力センサ57bが検知する圧力が所定終了圧力よりも下がった場合に冷媒回収運転を終了する。
ステップS15では、制御部7は、第2四路切換弁22について第2圧縮機21の吐出側が第2室外熱交換器23に接続された状態を維持したままで、第2圧縮機21を停止し、第1室外ファンモータ14a、第1室内ファンモータ63a、第2室内ファンモータ67aも停止させる(冷凍装置100の全ての機器の駆動を停止させる)。また、制御部7は、この時、第2室外膨張弁25および第2過冷却膨張弁26cを閉鎖させる。これにより、冷媒の漏洩が生じていない第2室外ユニット20の第2室外熱交換器23に溜められた冷媒が、第2室外膨張弁25や第2過冷却膨張弁26cを通過できなくなるため、冷媒の漏洩が生じている第1室外ユニット10側に向けて低圧連絡配管45を介して流れていくことを防ぐことが可能になっている。
(10)特徴
本実施形態の冷凍装置100では、低圧連絡配管45が設けられていることで、冷媒の漏洩が生じた漏洩機としての室外ユニットの冷媒を、漏洩が生じていない非漏洩機としての室外ユニットの圧縮機の下流側に接続した状態にすることができる。これにより、非漏洩機の圧縮機を駆動させることで、漏洩機における冷媒を非漏洩機側に吸入するようにして回収することが可能になっている。特に、ここでは、目標蒸発温度が室内温度以下になるように非漏洩機の圧縮機を制御することで、迅速に冷媒を回収することが可能になっている。また、非漏洩機の下流側である高圧側において冷媒を液状態で溜めることが可能になるため、ガス状態の冷媒を溜める場合や圧力の低い冷媒を溜める場合と比べて密度の高い冷媒を溜めることができることになり、冷媒を溜める容積に限りが有る場合であってもできるだけ多くの冷媒を溜めることが可能になっている。
そして、上記例において、第2室外ユニット20では、低圧連絡配管45の接続部分と第2圧縮機21の吸入側との間に第2アキュームレータ29が設けられている。このため、低圧連絡配管45を介して回収される冷媒を、第2アキュームレータ29に溜めていきつつ、第2圧縮機21では第2アキュームレータ29において液冷媒が分離された後のガス冷媒のみを吸入することができ、液圧縮を抑制しながら回収運転を係属させることが可能になっている(第1室外ユニット10も同様)。
また、本実施形態の冷凍装置100では、第1室外ユニット10において第1液側遮断弁41および第1ガス側遮断弁42が設けられ、第2室外ユニット20において第2液側遮断弁43および第2ガス側遮断弁44が設けられている。そして、冷媒の漏洩が生じた側の室外ユニットの各遮断弁が閉じられることにより、冷媒の漏洩が生じている室外ユニットへの冷媒の供給が遮断される。これにより、漏洩箇所への更なる冷媒の供給を抑制することが可能になる。また、冷媒の漏洩が生じていない室外ユニットの圧縮機が駆動することにより、冷媒の漏洩が生じている室外ユニットから、当該圧縮機の吸引力によって冷媒を回収することが可能になっている。特に、冷媒の漏洩が生じている室外ユニットの室外熱交換器では、対応して設けられた室外ファンモータの出力が最大になることで、室外熱交換器の周囲の空気および冷媒が拡散され、漏洩した冷媒の濃度が燃焼可能な濃度となることを抑制できる。
また、冷媒回収運転を終えて全ての機器を停止する際には、非漏洩機の四路切換弁について圧縮機の吐出側が室外熱交換器に接続された状態で圧縮機を停止させている。このため、非漏洩機の室外熱交換器は低圧連絡配管45と連通していない状態となり、低圧連絡配管45を介して非漏洩機の室外熱交換器内の冷媒が漏洩機側に移動してしまうことを抑制できている。
さらに、本実施形態の冷凍装置100では、第1室外ユニット10もしくは第2室外ユニット20のいずれかにおいて冷媒の漏洩が検知された後であっても、室内ユニット60側の運転をすぐに停止させるのではなく、漏洩機に冷媒を送り込むことなく冷媒回収運転中も第1室内熱交換器62および第2室内熱交換器66を冷媒の蒸発器として機能させ続けることが可能になっている。このため、冷媒回収運転を行いつつも、室内側の冷房を係属することが可能になり、室内が不快な状況になることをできるだけ抑制することが可能になっている。
(11)他の実施形態
上記実施形態では、本発明の実施形態の一例を説明したが、上記実施形態はなんら本願発明を限定する趣旨ではなく、上記実施形態には限られない。本願発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更した態様についても当然に含まれる。
(11−1)他の実施形態A
上記実施形態では、漏洩の生じていない室外ユニットに対して冷媒の回収を終えた場合に全ての機器の運転を停止させる場合を例に挙げて説明した。
これに対して、例えば、図4の冷凍装置200に示すように、上記実施形態の冷凍装置100の低圧連絡配管45の途中に開閉弁によって構成される連絡弁45aを備えさせてもよい。
そして、制御部7は、連絡弁45aを全開状態として冷媒回収運転を行い、冷媒回収運転を終える際であって全ての機器の運転を停止させる前に連絡弁45aを全閉状態にするようにしてもよい。この場合には、冷媒回収運転が終了して全ての機器が停止した後であっても、低圧連絡配管45を介して非漏洩機から漏洩機側に冷媒が戻ってしまうことを防ぐことができる。
(11−2)他の実施形態B
上記実施形態では、第1室外ユニット10が第1過冷却部16を有し、第2室外ユニット20が第2過冷却部26を有する場合を例に挙げて説明した。
これに対して、例えば、図5に示す冷凍装置300のように、上記実施形態における第1過冷却部を有さない第1室外ユニット310と、上記実施形態における第2過冷却部を有さない第2室外ユニット320を備えて構成されていてもよい。
この場合であっても、漏洩が生じた第1室外ユニット310において、例えば、第1四路切換弁12を暖房運転状態の接続状態にすることにより、第1室外熱交換器13と第1アキュームレータ19の両方を低圧連絡配管45と連通した状態にすることができ、これらの場所に存在している冷媒を、冷媒の漏洩が生じていない第2室外ユニット20に回収することが可能になる。
(11−3)他の実施形態C
上記実施形態では、第1室外ユニット10が第1アキュームレータ19を有し、第2室外ユニット20が第2アキュームレータ29を有する場合を例に挙げて説明した。
これに対して、例えば、図6に示す冷凍装置400のように、上記実施形態における第1アキュームレータ19の代わりに第1レシーバ18および第1インジェクション回路17が設けられた第1室外ユニット410と、上記実施形態における第2アキュームレータ29の代わりに第2レシーバ28および第2インジェクション回路27が設けられた第2室外ユニット420と、を有して構成されていてもよい。なお、この第1インジェクション回路17の途中には、第1インジェクション開閉弁17bと第1キャピラリーチューブ17cが設けられており、第2インジェクション回路27の途中には、第2インジェクション開閉弁27bと第2キャピラリーチューブ27cが設けられている。
この構成であっても、冷媒の漏洩が生じた室外ユニットにおいて液側遮断弁およびガス側遮断弁を全閉状態として冷媒の漏洩が生じていない室外ユニットの圧縮機を駆動させることで、冷媒の回収を行うことができる。
例えば、第1室外ユニット410において冷媒の漏洩が検知された場合には、第1液側遮断弁41および第1ガス側遮断弁42を全閉状態として第1圧縮機11を停止させ、第1室外膨張弁15と第1インジェクション開閉弁17bを全開状態とし、第2圧縮機21を駆動させることにより、第1室外ユニット10への冷媒の供給を停止させつつ、第1室外熱交換器13および第1レシーバ18に存在している冷媒を冷媒の漏洩が生じていない第2室外ユニット420側に回収することが可能になる。
(11−4)他の実施形態D
上記実施形態では、室外ユニット毎に設けられた第1漏洩検知センサ55aおよび第2漏洩検知センサ55bによって冷媒の漏洩が生じていることを把握する場合を例に挙げて説明した。
これに対して、例えば、漏洩検知センサを用いるのではなく、冷媒回路3において第1圧縮機11の吸入圧力が所定値よりも低い値になっているもしくは第2圧縮機21の吸入圧力が所定値よりも低い値になっている等のように冷媒回路3における冷媒の状態量の変化に基づいて冷媒の漏洩が生じていることを推測するようにしてもよい。
(11−5)他の実施形態E
上記実施形態では、冷媒種がR32である場合を例に挙げて説明した。
これに対して、例えば、R410A、R152a、R161等のHFC系冷媒、R1234yf、R1234ze、R1243zf等の炭素の二重結合を持つフッ化炭素系冷媒、R717(アンモニア)、R290(プロパン)、およびこれらの混合物またはこれらのR32との混合物としての冷媒が漏洩した場合にも、上記R32冷媒が漏洩した場合と同様に取り扱うようにしてもよい。
(11−6)他の実施形態F
上記実施形態では、冷媒の漏洩が生じていない非漏洩機の圧縮機の駆動周波数の制御において、目標蒸発温度が室内温度以下となるように制御する場合を例に挙げて説明した。
これに対して、例えば、非漏洩機の圧縮機の駆動周波数を、漏洩検知時の駆動周波数よりも上げる(例えば、所定周波数分だけ上げる)ように制御してもよい。これによっても、漏洩機に存在している冷媒の回収速度を高めることが可能になる。
(11−7)他の実施形態G
上記実施形態では、第1室外ユニット10の第1四路切換弁12および第2室外ユニット20の第2四路切換弁22の接続状態を冷房運転状態として冷房運転を行っている時に冷媒の漏洩が生じた場合に、第1四路切換弁12および第2四路切換弁22の接続状態を冷房運転状態で維持させたままで冷媒回収運転を行う場合を例に挙げて説明した。
これに対して、例えば、第1室外ユニット10の第1四路切換弁12および第2室外ユニット20の第2四路切換弁22の接続状態を暖房運転状態として暖房運転を行っている時に冷媒の漏洩が生じた場合に、第1四路切換弁12および第2四路切換弁22の接続状態を暖房運転状態で維持させたままで冷媒回収運転を行うようにしてもよい。
例えば、第1室外ユニット10において冷媒の漏洩が検知され、第2室外ユニット20において冷媒の回収を行う場合に、第1液側遮断弁41および第1ガス側遮断弁42を全閉状態にして第1四路切換弁12および第2四路切換弁22を暖房運転状態の接続状態で維持しつつ第2圧縮機21を駆動させることにより、冷媒の漏洩が生じている第1室外ユニット10を低圧側に接続させることができ、上記実施形態と同様に冷媒の回収を行うことが可能になる。この場合において、目標蒸発温度が外気温度以下となるように非漏洩機の圧縮機が周波数制御されるようにしてもよい。これにより、迅速に冷媒を回収することが可能になる。
また、このように暖房運転状態で冷媒が漏洩し、暖房運転状態を維持したままで冷媒回収運転が行われる場合において、冷媒回収運転の終了時に、非漏洩機の圧縮機である第2圧縮機21の吐出側が第2室外熱交換器23に接続された状態となるように非漏洩機の四路切換弁である第2四路切換弁22を冷房運転状態に切り換えて、第2圧縮機21を停止させるようにしてもよい。これにより、第2室外熱交換器23と低圧連絡配管45とが連通していない状態となり、第2室外熱交換器23に溜まった冷媒が低圧連絡配管45を介して漏洩機に流れていくことを防止できる。
さらに、冷媒回収運転の終了時に、非漏洩機のガス側遮断弁である第2ガス側遮断弁44を閉鎖するようにしてもよい。これにより、室内ユニットおよびガス連絡配管に溜まった冷媒が低圧連絡配管45を介して漏洩機に流れることを防止できる。
(11−8)他の実施形態H
上記実施形態では、第1室外ユニット10に設けられている第1ガス側遮断弁42(もしくは、第2室外ユニット20に設けられている第2ガス側遮断弁44)を閉じて冷媒回収運転を行う場合を例に挙げて説明した。
これに対して、例えば、図7に示す冷凍装置500のように、第1室外ユニット10において第1ガス側遮断弁42が設けられておらず、第2室外ユニット20において第2ガス側遮断弁44が設けられていない構成であってもよい。
この場合には、例えば、上記実施形態において冷媒の漏洩が検知された側の室外ユニットのガス側遮断弁を全閉状態にする代わりに、室内ユニット60の室内膨張弁(すなわち、第1室内膨張弁64および第2室内膨張弁68)を全閉状態にして冷媒回収運転を行うようにしてもよい。これにより、冷媒の漏洩が生じている室外ユニット、ガス側連絡配管6、第1室内熱交換器62および第2室内熱交換器66が、冷媒の漏洩が生じていない室外ユニットの圧縮機の吸入側に接続された状態にすることができる。そして、冷媒の漏洩が生じていない室外ユニットの圧縮機から吐出されて対応する室外熱交換器において凝縮された冷媒は、液側連絡配管5まで供給されるが、液側遮断弁が閉じられていることにより冷媒の漏洩が生じている室外ユニットには供給されない。このため、漏洩が生じている室外ユニットの冷媒を冷媒の漏洩が生じていない室外ユニットへ回収することが可能になる。特に、この他の実施形態Hに係る冷凍装置500では、上記実施形態の冷凍装置100のように第1ガス側遮断弁42や第2ガス側遮断弁44を設けることなく、冷媒の回収が可能になっている。
なお、この他の実施形態Hの例では、冷媒回収運転の際に第1室内膨張弁64および第2室内膨張弁68が完全に閉じられた状態にすることなく、わずかに開いた開度(複数段階の弁開度を有する場合の最低弁開度)となるように制御してもよい。この場合には、第1室内熱交換器62や第2室内熱交換器66においても冷媒が僅かに流れるものの、第1室内熱交換器62の出口および第2室内熱交換器66の出口は、冷媒の漏洩が生じている室外ユニットと同様に、冷媒の漏洩が生じていない室外ユニットの圧縮機の吸入側に接続されている状態であるため、非漏洩機の圧縮機が駆動することにより非漏洩機側に冷媒が流れやすく、第1室内熱交換器62の出口および第2室内熱交換器66の出口から冷媒の漏洩が生じている室外ユニットに向かう冷媒流れは生じにくい。したがって、冷媒の漏洩が生じている室外ユニットへの冷媒の供給を抑制しながら冷媒を回収することが可能になる。
(11−9)他の実施形態I
上記実施形態では、第1吸入温度センサ52aや第1吸入圧力センサ52bが第1アキュームレータ19と第1過冷却回路16bの合流点の間に設けられ、第2吸入温度センサ57aや第2吸入圧力センサ57bが第2アキュームレータ29と第2過冷却回路26bの合流点の間に設けられた場合を例に挙げて説明した。
これに対して、例えば、第1吸入温度センサ52aと第1吸入圧力センサ52bが第1アキュームレータ19と第1圧縮機11の吸入側との間に設けられていてもよく、第2吸入温度センサ57aと第2吸入圧力センサ57bが第2アキュームレータ29と第2圧縮機21の吸入側との間に設けられていてもよい。
この場合には、第1アキュームレータ19を通過した後に第1圧縮機11に向かう冷媒の温度や圧力を検知することができ、第2アキュームレータ29を通過した後に第2圧縮機21に向かう冷媒の温度や圧力を検知することができる。
上述した冷凍装置は、冷媒の漏洩が生じた熱源ユニットから冷媒の漏洩が生じていない熱源ユニットへの冷媒の回収を可能にするため、複数台の熱源ユニットが設けられた冷凍装置において特に有用である。
6 室内ユニット(利用ユニット)
7 制御部
10 第1室外ユニット(熱源ユニット)
11 第1圧縮機
12 第1四路切換弁
13 第1室外熱交換器(第1熱源側熱交換器)
15 第1室外膨張弁(第1熱源側膨張弁)
16a 第1過冷却熱交換器
16b 第1過冷却回路(第1バイパス回路)
16c 第1過冷却膨張弁(第1バイパス膨張弁)
20 第2室外ユニット(熱源ユニット)
21 第2圧縮機
22 第2四路切換弁
23 第2室外熱交換器(第2熱源側熱交換器)
25 第2室外膨張弁(第2熱源側膨張弁)
41 第1液側遮断弁(第1液側冷媒遮断弁)
42 第1ガス側遮断弁(第1ガス側冷媒遮断弁、ガス側冷媒遮断弁)
43 第2液側遮断弁(第1液側冷媒遮断弁)
44 第2ガス側遮断弁(第1ガス側冷媒遮断弁、ガス側冷媒遮断弁)
45 低圧連絡配管
45a 連絡弁
55a 第1漏洩検知センサ(漏洩検知手段)
55b 第2漏洩検知センサ(漏洩検知手段)
61 第1室内ユニット(利用ユニット)
62 第1室内熱交換器(利用側熱交換器)
64 第1室内膨張弁(ガス側冷媒遮断弁)
65 第2室内ユニット(利用ユニット)
66 第2室内熱交換器(利用側熱交換器)
68 第2室内膨張弁(ガス側冷媒遮断弁)
100、200、300、400、500 冷凍装置
特開2002−61996号公報

Claims (11)

  1. 1もしくは複数台の利用ユニット(61、65)と、前記利用ユニットに対して互いに並列となるように接続された少なくとも2台の熱源ユニット(10、20)と、を備えた冷凍装置(100、200、300、400、500)において、
    前記利用ユニットは、利用側熱交換器(62、66)を有しており、
    第1熱源ユニットは、第1圧縮機(11)と、第1熱源側熱交換器(13)と、前記第1熱源側熱交換器の液冷媒側に接続された第1熱源側膨張弁(15)と、第1液溜容器(19)と、前記第1圧縮機から吐出される冷媒を前記第1熱源側熱交換器側に送りつつ前記利用側熱交換器のガス冷媒側が前記第1圧縮機の吸入側に接続される状態と前記第1圧縮機から吐出される冷媒を前記利用側熱交換器に送りつつ前記第1熱源側熱交換器のガス冷媒側が前記第1圧縮機の吸入側に接続される状態とを切り換え可能な第1四路切換弁(12)と、を有しており、
    第2熱源ユニットは、第2圧縮機(21)と、第2熱源側熱交換器(23)と、前記第2熱源側熱交換器の液冷媒側に接続された第2熱源側膨張弁(25)と、第2液溜容器(29)と、前記第2圧縮機から吐出される冷媒を前記第2熱源側熱交換器側に送りつつ前記利用側熱交換器のガス冷媒側が前記第2圧縮機の吸入側に接続される状態と前記第2圧縮機から吐出される冷媒を前記利用側熱交換器に送りつつ前記第2熱源側熱交換器のガス冷媒側が前記第2圧縮機の吸入側に接続される状態とを切り換え可能な第2四路切換弁(22)と、を有しており、
    前記利用ユニットと前記第1熱源ユニットとの間での液冷媒の流出入を遮断する第1液側冷媒遮断弁(41、43)と、
    冷房運転時の冷媒流れにおいて前記第1液側冷媒遮断弁よりも下流側に設けられたガス側冷媒遮断弁(42、44、64、68)と、
    前記第1圧縮機の吸入側と前記第1四路切換弁を接続する第1低圧配管と、前記第2圧縮機の吸入側と前記第2四路切換弁を接続する第2低圧配管と、を接続する低圧連絡配管(45)と、
    少なくとも前記第1熱源ユニットで冷媒の漏洩が生じたことを検知する漏洩検知手段(55a、55b)と、
    前記漏洩検知手段が冷媒の漏洩を検知した場合に、前記第1液側冷媒遮断弁および前記ガス側冷媒遮断弁を用いて前記第1熱源ユニットに向かう冷媒流れを遮断しつつ、前記第1圧縮機を停止させ、前記低圧連絡配管を介して前記第1熱源ユニットの冷媒を前記第2熱源ユニットに導く冷媒回収運転を行う制御部(7)と、
    を備えた冷凍装置。
  2. 前記制御部は、前記第2熱源側熱交換器を冷媒の凝縮器として機能させた状態で前記冷媒回収運転を行う、
    請求項1に記載の冷凍装置。
  3. 前記制御部は、前記第1熱源側熱交換器を冷媒の蒸発器として機能させた状態で前記冷媒回収運転を行う、
    請求項1に記載の冷凍装置。
  4. 前記ガス側冷媒遮断弁は、前記利用側熱交換器のガス冷媒側を介して前記第1熱源ユニットに向かう冷媒を遮断可能な第1ガス側冷媒遮断弁(42、44)を有して構成されており、
    前記制御部は、前記漏洩検知手段が冷媒の漏洩を検知した場合に、前記第1液側冷媒遮断弁および前記第1ガス側冷媒遮断弁を閉じることにより前記第1熱源ユニットに向かう冷媒流れを遮断する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の冷凍装置。
  5. 前記ガス側冷媒遮断弁は、前記利用ユニットに設けられ、前記利用側熱交換器の液冷媒側に接続された利用側膨張弁であり、
    前記制御部は、前記漏洩検知手段が冷媒の漏洩を検知した場合に、前記第1液側冷媒遮断弁および前記利用側膨張弁を閉じることにより前記第1熱源ユニットに向かう冷媒流れを遮断する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の冷凍装置。
  6. 前記制御部は、前記漏洩検知手段が冷媒の漏洩を検知した場合に、前記第1熱源側膨張弁(15)を全開にする、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の冷凍装置。
  7. 前記第1液溜容器(19)は、前記第1圧縮機の吸入側に接続されており、
    前記第1熱源ユニットは、前記第1熱源側熱交換器の液冷媒側から伸びる配管の途中から分岐して前記第1液溜容器まで伸びている第1バイパス回路(16b)と、前記第1バイパス回路の途中に設けられた第1バイパス膨張弁(16c)と、をさらに有しており、
    前記制御部は、前記漏洩検知手段が冷媒の漏洩を検知した場合に、前記第1バイパス膨張弁を全開にする、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の冷凍装置。
  8. 前記制御部は、前記漏洩検知手段が冷媒の漏洩を検知した場合に、前記第2熱源ユニットにおける蒸発温度目標値を前記漏洩の検知前と比べて下げる、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の冷凍装置。
  9. 前記制御部は、前記漏洩検知手段が冷媒の漏洩を検知した場合に、前記第2圧縮機の駆動周波数を前記漏洩の検知前と比べて上げる、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の冷凍装置。
  10. 前記低圧連絡配管の途中に設けられた連絡弁(45a)をさらに備え、
    前記制御部は、冷媒の漏洩が検知された前記第1熱源ユニットの冷媒回収が終了したことに関する回収終了条件を満たした場合に前記連絡弁を閉じる、
    請求項1から9のいずれか1項に記載の冷凍装置。
  11. 前記制御部は、前記第2圧縮機の吐出側が前記第2熱源側熱交換器に接続された状態で前記第2圧縮機を停止する、
    請求項1から10のいずれか1項に記載の冷凍装置。
JP2014086303A 2014-04-18 2014-04-18 冷凍装置 Expired - Fee Related JP6252332B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014086303A JP6252332B2 (ja) 2014-04-18 2014-04-18 冷凍装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014086303A JP6252332B2 (ja) 2014-04-18 2014-04-18 冷凍装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015206517A JP2015206517A (ja) 2015-11-19
JP6252332B2 true JP6252332B2 (ja) 2017-12-27

Family

ID=54603441

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014086303A Expired - Fee Related JP6252332B2 (ja) 2014-04-18 2014-04-18 冷凍装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6252332B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6081033B1 (ja) * 2016-05-24 2017-02-15 三菱電機株式会社 空気調和装置
US11118821B2 (en) 2017-01-19 2021-09-14 Mitsubishi Electric Corporation Refrigeration cycle apparatus
JP2018155461A (ja) * 2017-03-21 2018-10-04 東芝キヤリア株式会社 空調管理装置
JP7412887B2 (ja) * 2019-01-02 2024-01-15 ダイキン工業株式会社 空気調和機及び流路切換弁
JP7481619B2 (ja) * 2020-04-27 2024-05-13 ダイキン工業株式会社 冷媒回収制御装置及び冷媒回収制御システム

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09287835A (ja) * 1996-04-18 1997-11-04 Matsushita Refrig Co Ltd 空気調和機
JP2002061996A (ja) * 2000-08-10 2002-02-28 Sanyo Electric Co Ltd 空気調和機
KR100471723B1 (ko) * 2002-05-17 2005-03-08 삼성전자주식회사 공기 조화기 및 그 제어 방법
JP2009228978A (ja) * 2008-03-24 2009-10-08 Mitsubishi Electric Corp 冷凍装置
JP2009299910A (ja) * 2008-06-10 2009-12-24 Hitachi Appliances Inc 空気調和機
JP5481981B2 (ja) * 2009-07-16 2014-04-23 三菱電機株式会社 冷凍サイクル装置および冷凍サイクル装置の制御方法
JP2012127519A (ja) * 2010-12-13 2012-07-05 Panasonic Corp 空気調和機
JP5975714B2 (ja) * 2011-11-07 2016-08-23 三菱電機株式会社 冷凍空調装置及び冷凍空調システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015206517A (ja) 2015-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6361263B2 (ja) 空気調和装置
CN109642761B (zh) 制冷装置
CN111201411B (zh) 制冷装置
JP5500240B2 (ja) 冷凍装置
US10451306B2 (en) Air-conditioning apparatus
JP5797354B1 (ja) 空気調和装置
JP6479162B2 (ja) 空気調和装置
JP6266089B2 (ja) 空気調和装置
CN111164360B (zh) 空气调节装置
JP6252332B2 (ja) 冷凍装置
US20170082334A1 (en) Air-conditioning apparatus
JP5908183B1 (ja) 空気調和装置
JP6484950B2 (ja) 冷凍装置
WO2016071955A1 (ja) 空気調和装置
JP2014119221A (ja) 冷凍装置
JPWO2018078810A1 (ja) 空気調和機
JP2018084375A (ja) 冷凍装置
EP3121539A1 (en) Refrigeration cycle device
JP2018066538A (ja) 冷暖房機能付きヒートポンプ給湯機
JP6361258B2 (ja) 冷凍装置
JP6238202B2 (ja) 空気調和機
JP6003616B2 (ja) 冷凍装置
JP5644920B2 (ja) 空気調和装置
JP2016035354A (ja) 冷凍装置
JP2015169347A (ja) ヒートポンプ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171026

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171031

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171113

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6252332

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees