JP3794356B2 - 浴室ユニットの出入り口の構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴室ユニットの出入り口の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
浴室ユニットは建物の内の浴室を形成しようとする空間内において、床パンを設置し、次に、床パンの周囲に壁パネルとドア枠とを立設し、壁パネルの上端部間に天井パネルを配設すると共に壁パネルの上端部と天井パネルの端部とを接続することで組み立て構成する。
【0003】
上記の浴室ユニットの床パンの外周端部の一部に一定長さのドア枠配設部が設けてあり、床パンの外周部の他の部分が壁パネル配設部となっている。そして、壁パネル配設部に壁パネルを立設し、また、一定長さのドア枠配設部に標準サイズに枠組みされたドア枠の下枠を配設して取付けることでドア枠を床パンの所定位置に立設するようになっている。
【0004】
上記ドア枠は脱衣室側の部分が脱衣室と浴室ユニット内(つまり浴室)との間の間仕切り壁部分に設けた開口部に位置し、ドア枠に設けるドアを開いて脱衣室から浴室に出入りするようになっている。
【0005】
ところが、現場において間仕切り壁の間柱等の柱位置の制約等により標準サイズのドア枠を設置できない場合がある。例えば、標準サイズのドア枠の左右方向の横幅寸法を800mmとした場合には間仕切り壁にはこの標準サイズのドア枠が嵌め込まれる左右方向の横幅寸法が800mmの開口部を形成するのであるが、間仕切り壁の間柱等の柱位置の制約により左右方向の横幅寸法が800mmの開口部を形成できない場合がある。
【0006】
このような場合に従来は左右方向の横幅寸法が800mmよりも短い、例えば700mmのドア枠と、更に、700mmのドア枠を配設するための左右方向の横幅寸法が700mmのドア枠配設部を外周部の一部に形成した床パンを、上記標準サイズの床パンやドア枠とは別に用意しておき、短い開口部しか形成できない現場においては、左右方向の横幅寸法が700mmのドア枠配設部を外周部の一部に形成した床パン、左右方向の横幅寸法が700mmのドア枠を使用することで対応していた。
【0007】
このため、従来にあっては、ドア枠が左右方向の横幅寸法が異なる複数種類必要であるだけでなく、床パンもドア枠配設部の左右方向の寸法が異なる複数種類必要となるという問題があった。
【0008】
つまり、従来にあっては、開口部の左右方向の横幅寸法が異なる場合、標準サイズのドア枠配設部を外周部に形成した標準サイズの床パンを共用できないという問題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、間仕切り壁に形成する開口部が標準サイズの場合よりも狭い場合であっても床パンとして標準サイズのドア枠配設部を外周部に形成した標準サイズの床パンを共用でき、また、ドア枠の施工と同時に小壁の施工もできて施工性が向上し、更に、防水を確実に行うことができる浴室ユニットの出入り口の構造を提供することを課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係る浴室ユニットの出入り口の構造は、下枠1と、上枠2と、左右縦枠3とでドア枠4を枠組みすると共に下枠1の一端部に一方の縦枠3よりも下枠1の長手方向と平行な外側方に突出した側部突出部5を設け、下枠1の側部突出部5の浴室Aと反対側の面に沿って浴室ユニットの壁の一部を構成するための小壁7を立設し且つ側部突出部と小壁の下端部との間を防水処理するとともに該小壁7の側端部を一方の縦枠3に連結して小壁付きドア枠体8を形成し、床パン9の外端部の一部にドア枠配設部10を設け、床パン9に設けたドア枠配設部10に上記小壁付きドア枠体8の下枠1を配設して取付けて成ることを特徴とするものである。このように下枠1の長手方向の一端部に側部突出部5を突出することで、ドア枠4の左右方向の横幅寸法が標準サイズのドア枠の左右方向の横幅寸法よりも短いものであっても一端部に側部突出部5を突出した下枠1の左右方向の長さを標準サイズのドア枠の左右方向の横幅寸法として、ドア枠配設部10の左右方向の横幅寸法が標準サイズの床パン9であっても支障なく使用できるものであり、また、小壁付きドア枠体8を施工するのみで同時に小壁7の施工もできるものである。また、下枠1の側部突出部5と小壁7の下端部との間から水が浸入するおそれがないものである。
【0011】
また、下枠1と、上枠2と、左右縦枠3とでドア枠4を枠組みすると共に下枠1の浴室A側の端部に浴室側突出部6を設け、浴室側突出部6を一方の縦枠3から他方の縦枠3を経て他方の縦枠3よりも下枠1の長手方向と平行な外側方に突出形成し、この浴室側突出部6の端部の他方の縦枠3よりも下枠1の長手方向と平行な外側方に突出形成した部分を側部突出部5とし、下枠1の浴室側突出部6の一側端部の側部突出部5の浴室Aと反対側の面に沿って浴室ユニットの壁の一部を構成するための小壁7を立設し且つ側部突出部と小壁の下端部との間を防水処理するとともに該小壁7の側端部を一方の縦枠3に連結して小壁付きドア枠体8を形成し、床パン9の外端部の一部にドア枠配設用の切欠部11を設け、この切欠部11にドア受け部材12を配置して床パン9に固定してドア枠配設部10を構成し、上記小壁付きドア枠体8の下枠1をドア枠配設部10に載設して切欠部11に一端部が側部突出部5となった浴室側突出部6を位置させて成ることを特徴とするものであってもよい。このように床パン9の外端部の一部に形成した切欠部11に配設したドア受け部材12に小壁付きドア枠体8の下枠1をドア枠配設部10に載設して切欠部11に一端部が側部突出部5となった浴室側突出部6を位置させることで、ドア枠4の左右方向の横幅寸法が標準サイズのドア枠の左右方向の横幅寸法よりも短いものであっても一端部が側部突出部5となった浴室側突出部6の長さを標準サイズのドア枠の左右方向の横幅寸法として、ドア受け部材12を取付けた切欠部11の左右方向の長さが標準サイズとなっている床パン9であっても支障なく使用できるものであり、また、小壁付きドア枠体8を施工するのみで同時に小壁7の施工もできるものである。また、下枠1の側部突出部5と小壁7の下端部との間から水が浸入するおそれがないものである。
【0013】
また、床板部13の外端部に壁パネル載置用の立ち上がり部14を有する床パン9の外端部の一部に立ち上がり部14から床板部13の端部よりやや引き込んだ位置まで除去されたドア枠配設用の切欠部11を設け、浴室側突出部6を横向きの角筒状に形成し、浴室側突出部6の横方向の両端部にドア枠隅ブロック15を取付けて一方のドア枠隅ブロック15を小壁7の浴室A側の面の縦枠3と反対側の端部の前方に配置すると共に、他のドア枠隅ブロック15を小壁7を取付けていない方の縦枠3の下端部の浴室A側の面の前方に配置し、各ドア枠隅ブロック15の上面に設けた嵌合部17にドア隅キャップ18に設けた被嵌合部19を嵌合し、一方のドア隅キャップ18によりドア枠隅ブロック15の上面と、縦枠3の浴室A側の面の下端部と、切欠部11の立ち上がり部14に沿った部分に連続する床板部13に沿った部分を覆い、他方のドア隅キャップ18によりドア枠隅ブロック15の上面と、小壁7の浴室A側の面の下端部と、切欠部11の立ち上がり部14に沿った部分に連続する床板部13に沿った部分を覆うことも好ましい。このような構成とすることで、下枠1の縦枠3よりも浴室A側に突出した浴室側突出部6の長手方向の端部部分を綺麗に収めることができ、また、切欠部11の立ち上がり部14に沿った部分と立ち上がり部14に連続する床板部13に沿った切断端部が露出しないようにできるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0015】
本発明に用いる小壁付きドア枠体8は、ドア枠4の一側部に浴室ユニットの壁の一部を構成するための小壁7を取付けて構成してある。この小壁付きドア枠体8は左右方向の横幅寸法が標準サイズのドア枠の左右方向の横幅寸法と同じとなっている。したがって、小壁付きドア枠体8のドア枠4部分は標準サイズのドア枠よりも左右方向の横幅寸法が短くなっている。例えば、標準サイズのドア枠の左右方向の横幅寸法が800mmの場合、小壁付きドア枠体8のドア枠4部分の左右方向の横幅寸法は700mmとなっている。
【0016】
このドア枠4は下枠1と、上枠2と、左右縦枠3とを枠組みして構成してあり、下枠1の浴室A側の端部に浴室側突出部6を設け、浴室側突出部6を一方の縦枠3から他方の縦枠3を経て他方の縦枠3よりも下枠1の長手方向と平行な外側方に突出形成し、この浴室側突出部6の端部の他方の縦枠3よりも下枠1の長手方向と平行な外側方に突出形成した部分を側部突出部5としてある。つまり、下枠1は長手方向の一端部の浴室A側のみを残して脱衣室B側を切除して切除部を形成してあり、切除せずに残した一端部の浴室A側の部位が側部突出部5となっている。そしてこの側部突出部5の分だけ下枠1は上枠2よりも長手方向における横幅寸法が長くなっている。つまり、下枠1は標準サイズのドア枠の下枠の横幅寸法と同じ長さとなっている。
【0017】
下枠1の浴室側突出部6の一側端部の側部突出部5の浴室Aと反対側の面に沿って浴室ユニットの壁の一部を構成するための小壁7を立設し、該小壁7の側端部を一方の縦枠3に連結して小壁付きドア枠体8を形成してある。小壁7はドア枠4の一方の縦枠3と側部突出部5とに固着具21により固着してある。このように、小壁7のドア枠4への固着はあらかじめ工場において行われる。小壁7と縦枠3との間及び小壁7と側部突出部5との間にはシリコンコーキングなどのシール材を充填して防水処理がしてある。
【0018】
下枠1の一端部が側部突出部5となった浴室側突出部6は横向き角筒状をしており、この浴室側突出部6の両端部にはドア枠隅ブロック15の側面に突出形成した嵌め込み部(図示せず)を嵌め込んであり、一方のドア枠隅ブロック15を小壁7の浴室A側の面の縦枠3と反対側の端部の前方に配置すると共に、他のドア枠隅ブロック15を小壁7を取付けていない方の縦枠3の下端部の浴室A側の面の前方に配置してある。各ドア枠隅ブロック15の上面には嵌合部17が設けてある。
【0019】
浴室Aの床を構成するための床パン9は床板部13の外端部に周方向にわたって壁パネル載置用の立ち上がり部14が上方に向けて一体に突設してある。立ち上がり部14の上端部はパネル載置片14aと水切り片14bとよりなるL状部が設けてあり、立ち上がり部14の上部の背面側には嵌め込み凹所22が設けてある。また、床パン9の床板部13の下面部には床板部13の外端よりもやや内側に引き込んだ位置に外周に沿って垂下リブ23が床板部13と一体に形成してある。
【0020】
上記のような床パン9の外周端部の立ち上がり部14の上端部のパネル載置片14a上に浴室Aの壁となる壁パネル24を載置するのであるが、この床パン9の外端部のドア枠の配設位置にはあらかじめ工場で切欠部11が形成してある。この切欠部11は床パン9の外端部の一部を立ち上がり部14から床板部13の端部よりやや内側に引き込んだ位置まで除去することで形成される。切欠部11の左右方向の横幅寸法(床パン9の外周端部に沿った長さ)は標準サイズのドア枠の左右方向の横幅寸法に対応した長さに切欠してある。
【0021】
図1に示す実施形態では切欠部11は床パン9の一辺の片側に片寄った位置に形成してあり、切欠部11の一端部が床パン9の一辺に位置し、切欠部11の他端部が床パン9のコーナ部分に位置している。
【0022】
ドア受け部材12は横向きの受け片12aの幅方向の一端部に角筒状をした固定部12bが一体に形成してある。ドア受け部材12の長手方向の両端部には端部ブロック25が任意の取付け手段により取付けてある。この端部ブロック25にはドア受け部材12の一端部に取付ける図7に示すような端部ブロック25aと、図10に示すような端部ブロック25bとがあり、いずれもドア枠4の側部を遮蔽するためのブロック本体部26を有している。更に、端部ブロック25には切欠部11の両側の立ち上がり部14の裏面に沿わせて立ち上がり部14の嵌め込み凹所22に嵌め込むための嵌め込み部26aを設けてある。
【0023】
上記の構成の長手方向の両端部に端部ブロック25を有するドア受け部材12を切欠部11の裏面に沿わせて嵌め込み部26aを図7、図11のように嵌め込んだ状態でドア受け部材12の固定部12bを垂下リブ23に固着具により固着し、また、嵌め込み凹所22の側壁と嵌め込み部26aとを固着具により固着するものである。この状態で受け片12a部分が切欠部11の下方位置に位置している。このように切欠部11にドア受け部材12を配置して床パン9に固定することでドア受け部材12によりドア枠配設部10が構成される。
【0024】
ドア受け部材12を床パン9の切欠部11に配設して固着する際、ドア受け部材12と切欠部11との間にはシール材が介在されて防水処理がなされる。
【0025】
小壁付きドア枠体8は下枠1の一端部が側部突出部5となった浴室側突出部6をドア受け部材12の受け片12a上に載置し、ねじのような固着具により受け片12aに固着されるものである。
【0026】
図中18はドア隅キャップであり、図14(a)(b)に示すように下横片18aと縦片18bとで構成する断面略L状をしており、ドア隅キャップ18の下横片18aの下面には凸となった被嵌合部19が設けてある。このドア隅キャップ18の凸となった被嵌合部19をドア枠隅ブロック15の上面部の凹となった嵌合部17に嵌め込んで取付け、図9に示すように一方のドア隅キャップ18(図14(b)のドア隅キャップ18)によりドア枠隅ブロック15の上面と、縦枠3の浴室A側の面の下端部と、切欠部11の立ち上がり部14に沿った部分に連続する床板部13に沿った部分を覆い、また、図13に示すように他方のドア隅キャップ18(図14(a)のドア隅キャップ18)によりドア枠隅ブロック15の上面と、小壁7の浴室A側の面の下端部と、切欠部11の立ち上がり部に沿った部分に連続する床板部13に沿った部分を覆うものである。そして、ドア隅キャップ18の周囲にシール材を打ち込んでシールをする。このようにドア隅キャップ18を取付けることで、下枠1の縦枠3よりも浴室A側に突出した浴室側突出部6の長手方向の端部部分を綺麗に収めることができ、また、切欠部11の立ち上がり部14に沿った部分と立ち上がり部14に連続する床板部13に沿った切断端部が露出しないようにできるものである。
【0027】
なお、一端部が側部突出部5となった浴室側突出部6の上面部には凹溝6aが設けてあり、この凹溝6aには図3に示すように下枠カバー29が着脱自在に取付けて凹溝6aを水密的に閉塞してあり、下枠カバー29を取付けた状態で下枠カバー29の端縁部が切欠部11の奧縁となる床板部13部分の上面に載置され、下枠カバー29の端縁部に沿ってシール材が打ち込まれて床板部13との間の防水処理をおこなっている。
【0028】
小壁付きドア枠体8のドア枠4にはドア30が開閉自在に取付けられる。このドア30は標準サイズのドア枠に取付けるドアよりも左右方向の横幅寸法が短いものが取付けられる。
【0029】
このようにして床パン9の外周部に壁パネル24と小壁付きドア枠体8を取付け、その後、天井パネル34を取付けて内部が浴室Aとなった浴室ユニットを組み立て構成する。
【0030】
一方、浴室ユニットの内部の浴室Aと脱衣室Bとの間には図1、図2に示すように間仕切り壁31が設けてあるが、この間仕切り壁31の開口部32部分に上記浴室ユニットの小壁付きドア枠体8のドア枠4部分が嵌め込まれて取付けられる。図1、図2に示すように開口部32の両側には間仕切り壁31における間柱のような柱33が位置し、柱33の上部間に横框35が架設してある。両柱33の内面と横框35の下面に沿うように門形に額縁36を配設固着してあり、この額縁36の浴室A側の端部がビスのような固着具によりドア枠4の両縦枠3、上枠2に固着してある。
【0031】
このように、間仕切り壁31の開口部32の両側に位置する柱33間の距離が標準サイズのドア枠の左右方向の横幅寸法よりも短い場合であっても、上記のようにドア枠4部分の左右方向の横幅寸法が標準サイズのドア枠の左右方向の横幅寸法よりも短くなった小壁付きドア枠体8を用いることで間仕切り壁31の柱33に邪魔されることなく、図1のように施工できるものである。なお、ドア枠4の脱衣室B側の端部は図2のように脱衣室Bの床37の端部上に載設して固着されるものである。
【0032】
ところで、本発明においては上記のように間仕切り壁31の開口部32の両側に位置する柱33間の距離が標準サイズのドア枠の左右方向の横幅寸法よりも短い場合に適応するものであるが、間仕切り壁31に設ける開口部32が柱33の制約を受けることなく、標準サイズのドア枠が取付けることができるような現場においては、本発明の小壁付きドア枠体8に代えて標準サイズのドア枠を用い、切欠部11に配設して取付けたドア受け部材12に標準サイズのドア枠の下枠を取付けることで、従来と同じようにして標準サイズのドア枠を取付けることができ、この場合、標準サイズのドア枠の場合も本発明のような小壁付きドア枠体8の場合も同じ切欠部11を設け且つ同じドア受け部材12を設けた同一種類の床パン9を共用して用いることができるものである。
【0033】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1記載の発明にあっては、ドア枠の下枠の一端部に縦枠よりも下枠の長手方向と平行な外側方に突出した側部突出部を設け、下枠の側部突出部の浴室と反対側の面に沿って浴室ユニットの壁の一部を構成するための小壁を立設し且つ側部突出部と小壁の下端部との間を防水処理するとともに該小壁の側端部を一方の縦枠に連結して小壁付きドア枠体を形成し、床パンの外端部の一部にドア枠配設部を設け、床パンに設けたドア枠配設部に上記小壁付きドア枠体の下枠を配設して取付けてあるので、浴室と脱衣室との間に形成される間仕切り壁の柱の位置の制約等により標準サイズのドア枠が使用できずにドア枠の左右方向の横幅寸法が標準サイズのドア枠の左右方向の横幅寸法よりも短いものであっても一端部に側部突出部を突出した下枠の左右方向の長さを標準サイズのドア枠の左右方向の横幅寸法とすることにより、ドア枠配設部の左右方向の横幅寸法が標準サイズの床パンであっても支障なく使用できるものであり、また、小壁付きドア枠体を施工するのみで同時に小壁の施工もできるものであり、また、側部突出部と小壁の下端部との間を防水処理してあるので、下枠の側部突出部と小壁の下端部との間から水が浸入するおそれがなくて防水性に優れているものである。
【0034】
また、請求項2記載の発明にあっては、下枠と、上枠と、左右縦枠とでドア枠を枠組みすると共に下枠の浴室側の端部に浴室側突出部を設け、浴室側突出部を一方の縦枠から他方の縦枠を経て他方の縦枠よりも下枠の長手方向と平行な外側方に突出形成し、この浴室側突出部の端部の他方の縦枠よりも下枠の長手方向と平行な外側方に突出形成した部分を側部突出部とし、下枠の浴室側突出部の一側端部の側部突出部の浴室と反対側の面に沿って浴室ユニットの壁の一部を構成するための小壁を立設し且つ側部突出部と小壁の下端部との間を防水処理するとともに該小壁の側端部を一方の縦枠に連結して小壁付きドア枠体を形成し、床パンの外端部の一部にドア枠配設用の切欠部を設け、この切欠部にドア受け部材を配置して床パンに固定してドア枠配設部を構成し、上記小壁付きドア枠体の下枠をドア枠配設部に載設して切欠部に一端部が側部突出部となった浴室側突出部を位置させてあるので、床パンの外端部の一部に形成した切欠部に配設したドア受け部材に小壁付きドア枠体の下枠をドア枠配設部に載設して切欠部に一端部が側部突出部となった浴室側突出部を位置させることにより、浴室と脱衣室との間に形成される間仕切り壁の柱の位置の制約等により標準サイズのドア枠が使用できずにドア枠の左右方向の横幅寸法が標準サイズのドア枠の左右方向の横幅寸法よりも短いものであっても一端部が側部突出部となった浴室側突出部の長さを標準サイズのドア枠の左右方向の横幅寸法として、ドア受け部材を取付けた切欠部の左右方向の長さが標準サイズとなっている床パンであっても支障なく使用できるものであり、また、小壁付きドア枠体を施工するのみで同時に小壁の施工もできるものであり、また、側部突出部と小壁の下端部との間を防水処理してあるので、下枠の側部突出部と小壁の下端部との間から水が浸入するおそれがなくて防水性に優れているものである。
【0036】
また、請求項3記載の発明にあっては、請求項2記載の発明の効果に加えて、床板部の外端部に壁パネル載置用の立ち上がり部を有する床パンの外端部の一部に立ち上がり部から床板部の端部よりやや引き込んだ位置まで除去されたドア枠配設用の切欠部を設け、浴室側突出部を横向きの角筒状に形成し、浴室側突出部の横方向の両端部にドア枠隅ブロックを取付けて一方のドア枠隅ブロックを小壁の浴室側の面の縦枠と反対側の端部の前方に配置すると共に、他のドア枠隅ブロックを小壁を取付けていない方の縦枠の下端部の浴室側の面の前方に配置し、各ドア枠隅ブロックの上面に設けた嵌合部にドア隅キャップに設けた被嵌合部を嵌合し、一方のドア隅キャップによりドア枠隅ブロックの上面と、縦枠の浴室側の面の下端部と、切欠部の立ち上がり部に沿った部分に連続する床板部に沿った部分を覆い、他方のドア隅キャップによりドア枠隅ブロックの上面と、小壁の浴室側の面の下端部と、切欠部の立ち上がり部に沿った部分に連続する床板部に沿った部分を覆ってあるので、下枠の縦枠よりも浴室側に突出した浴室側突出部の長手方向の端部部分を綺麗に収めることができ、また、切欠部の立ち上がり部に沿った部分と立ち上がり部に連続する床板部に沿った切断端部が露出しないようにできるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の平面図である。
【図2】同上のドア枠部分における側断面図である。
【図3】同上の小壁部分における拡大側断面図である。
【図4】同上に用いる小壁付きドア枠体の側断面図である。
【図5】同上に用いる小壁付きドア枠体の平断面図である。
【図6】同上の小壁付きドア枠体の脱衣室側から見た正面図である。
【図7】同上の床パンに形成した切欠部の一端部の床パンのコーナ部分にドア受け部材を配設して取付けた状態を示す一部分解斜視図である。
【図8】同上の床パンのコーナ部分において小壁付きドア枠体を取付けた状態を示す斜視図である。
【図9】同上の床パンのコーナ部分において小壁付きドア枠体を取付けた部分にドア隅キャップを取付けた状態を示す斜視図である。
【図10】同上の床パンに形成した切欠部の他端部の床パンの一辺に沿った部分とドア受け部材とを示す分解斜視図である。
【図11】同上の床パンに形成した切欠部の他端部の床パンの一辺に沿った部分にドア受け部材の他端部を配設して取付けた状態を示す一部分解斜視図である。
【図12】同上の床パンの一辺に沿った部分において小壁付きドア枠体を取付けた状態を示す斜視図である。
【図13】同上の床パンの一辺に沿って小壁付きドア枠体を取付けた部分にドア隅キャップを取付けた状態を示す斜視図である。
【図14】(a)(b)は同上に用いるドア隅キャップの各例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 下枠
2 上枠
3 縦枠
4 ドア枠
5 側部突出部
6 浴室側突出部
7 小壁
8 小壁付きドア枠体
9 床パン
10 ドア枠配設部
11 切欠部
12 ドア受け部材
13 床板部
14 立ち上がり部
15 ドア枠隅ブロック
17 嵌合部
18 ドア隅キャップ
19 被嵌合部
A 浴室
B 脱衣室

Claims (3)

  1. 下枠と、上枠と、左右縦枠とでドア枠を枠組みすると共に下枠の一端部に縦枠よりも下枠の長手方向と平行な外側方に突出した側部突出部を設け、下枠の側部突出部の浴室と反対側の面に沿って浴室ユニットの壁の一部を構成するための小壁を立設し且つ側部突出部と小壁の下端部との間を防水処理するとともに該小壁の側端部を一方の縦枠に連結して小壁付きドア枠体を形成し、床パンの外端部の一部にドア枠配設部を設け、床パンに設けたドア枠配設部に上記小壁付きドア枠体の下枠を配設して取付けて成ることを特徴とする浴室ユニットの出入り口の構造。
  2. 下枠と、上枠と、左右縦枠とでドア枠を枠組みすると共に下枠の浴室側の端部に浴室側突出部を設け、浴室側突出部を一方の縦枠から他方の縦枠を経て他方の縦枠よりも下枠の長手方向と平行な外側方に突出形成し、この浴室側突出部の端部の他方の縦枠よりも下枠の長手方向と平行な外側方に突出形成した部分を側部突出部とし、下枠の浴室側突出部の一側端部の側部突出部の浴室と反対側の面に沿って浴室ユニットの壁の一部を構成するための小壁を立設し且つ側部突出部と小壁の下端部との間を防水処理するとともに該小壁の側端部を一方の縦枠に連結して小壁付きドア枠体を形成し、床パンの外端部の一部にドア枠配設用の切欠部を設け、この切欠部にドア受け部材を配置して床パンに固定してドア枠配設部を構成し、上記小壁付きドア枠体の下枠をドア枠配設部に載設して切欠部に一端部が側部突出部となった浴室側突出部を位置させて成ることを特徴とする浴室ユニットの出入り口の構造。
  3. 床板部の外端部に壁パネル載置用の立ち上がり部を有する床パンの外端部の一部に立ち上がり部から床板部の端部よりやや引き込んだ位置まで除去されたドア枠配設用の切欠部を設け、浴室側突出部を横向きの角筒状に形成し、浴室側突出部の横方向の両端部にドア枠隅ブロックを取付けて一方のドア枠隅ブロックを小壁の浴室側の面の縦枠と反対側の端部の前方に配置すると共に、他のドア枠隅ブロックを小壁を取付けていない方の縦枠の下端部の浴室側の面の前方に配置し、各ドア枠隅ブロックの上面に設けた嵌合部にドア隅キャップに設けた被嵌合部を嵌合し、一方のドア隅キャップによりドア枠隅ブロックの上面と、縦枠の浴室側の面の下端部と、切欠部の立ち上がり部に沿った部分に連続する床板部に沿った部分を覆い、他方のドア隅キャップによりドア枠隅ブロックの上面と、小壁の浴室側の面の下端部と、切欠部の立ち上がり部に沿った部分に連続する床板部に沿った部分を覆って成ることを特徴とする請求項2記載の浴室ユニットの出入り口の構造。
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