JP3664137B2 - 浴室のドア枠取付け構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴室のドア枠取付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図15、図16に従来例を示す。床パン3には外端部に立ち上がり部2を設け、立ち上がり部2の上端部に設けた壁パネル載置部に壁パネルを載設するようになっている。ところで、床パン3の外端部には上記のように壁パネルを載設する部分だけでなく、ドア枠6の下枠9を取付ける部分が必要であり、このため、従来にあっては、床パン3の外端部の一部にドア枠6の下枠9を載設して取付けるためのドア枠載設部50をあらかじめ床パン3に一体に成形していた。そしてこのドア枠載設部50にドア枠6の下枠9を載設していた。
【0003】
ところが、上記のようにドア枠載設部50を床パン3の外端部の一部に一体に形成するものの場合、床パン3の外端部におけるドア枠6の配設位置が一定であるため、例えば、ドア枠6の位置が図16(a)〜(d)等現場により異なるため、ドア枠載設部50を設けた位置の異なる多種類の床パン3が必要である。
【0004】
そこで、本発明者は本発明に到る過程で、床板部の外端部に壁パネル載置用の立ち上がり部を有する床パンの外端部の一部に立ち上がり部から床板部の端部よりやや引き込んだ位置まで除去されたドア枠配設用の切欠部を設け、この切欠部の位置にドア枠の下枠を配置することを考えた。これだと、切欠部を切断形成する位置を選択することで、ドア枠の配置位置を現場に応じた位置にすることができる。
【0005】
しかしながら、このものにおいては、浴室用床パンを合成樹脂で成形するという成形上の制約など(例えば金型の離型を考慮するため)立ち上がり部と床板部とのなすコーナ部分がアール形状をしており、このため、上記のように立ち上がり部の一部を切欠して切欠部を形成するに当たっては、立ち上がり部から床板部の端部よりやや引き込んだ位置まで切断して除去する必要がある。そして、ドア枠の縦枠の浴室側の前面は立ち上がり部の前面にほぼ等しくし且つドア枠の下枠は上記切欠部に位置させるため、下枠が縦枠よりも浴室側に突出する構造となってしまう。このため、下枠の縦枠よりも浴室側に突出した部分の長手方向の端部部分をどのように仕舞うのか、また、切欠部の立ち上がり部に沿った部分と立ち上がり部に連続する床板部に沿った切断端部をどのように仕舞うのかということが新たな課題となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、下枠の縦枠よりも浴室側に突出した部分の長手方向の端部部分を綺麗に収めることができるとともに切欠部の立ち上がり部に沿った部分と立ち上がり部に連続する床板部に沿った切断端部が露出しないようにできる浴室のドア枠取付け構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係る浴室のドア枠取付け構造は、床板部1の外端部に壁パネル載置用の立ち上がり部2を有する床パン3の外端部の一部に立ち上がり部2から床板部1の端部よりやや引き込んだ位置まで除去されたドア枠配設用の切欠部4を設け、この切欠部4にドア受け部材5を配置して床パン3に固定し、左右両縦枠7の上端部間及び下端部間に上枠及び下枠9を架設してドア枠6を構成すると共に下枠9の浴室側の端部を縦枠7の浴室側の端部よりも浴室側に突出させて浴室側突出部10とし、この浴室側突出部10を横向きの角筒状に形成し、浴室側突出部10の横方向の端部にドア枠隅ブロック11の嵌め込み部12を嵌め込んでドア枠隅ブロック11を縦枠7の下端部の浴室側の面の前方に配置し、ドア枠6をドア受け部材5に載設して固着し、ドア枠隅ブロック11の上面部に設けた嵌合部13にドア隅キャップ14に設けた被嵌合部15を嵌合してドア隅キャップ14によりドア枠隅ブロック11の上面と、縦枠7の浴室側の面の下端部と、切欠部4の立ち上がり部2に沿った部分と立ち上がり部2に連続する床板部1に沿った部分を覆って成ることを特徴とするものである。
【0008】
このような構成とすることで、床板部1の外端部に設けた切欠部4にドア受け部材5を配置して床パン3に固定し、ドア枠6をドア受け部材5に載設して固着するので、切欠部4を切断形成する位置を選択することで、ドア枠6の配置位置を現場に応じた位置にすることができるものであり、また、下枠9の浴室側の端部を縦枠7の浴室側の端部よりも浴室側に突出させて浴室側突出部10とし、この浴室側突出部10を横向きの角筒状に形成し、浴室側突出部10の横方向の端部にドア枠隅ブロック11の嵌め込み部12を嵌め込んでドア枠隅ブロック11を縦枠7の下端部の浴室側の面の前方に配置し、ドア枠隅ブロック11の上面部に設けた嵌合部13にドア隅キャップ14に設けた被嵌合部15を嵌合してドア隅キャップ14によりドア枠隅ブロック11の上面と、縦枠7の浴室側の面の下端部と、切欠部4の立ち上がり部2に沿った部分と立ち上がり部2に連続する床板部1に沿った部分を覆うので、下枠9の縦枠7よりも浴室側に突出した部分の長手方向の端部部分を綺麗に収めることができ、また、切欠部4の立ち上がり部2に沿った部分と立ち上がり部2に連続する床板部1に沿った切断端部が露出しないようにできるものである。
【0009】
また、ドア受け部材5の端部に端部ブロック16を設け、端部ブロック16を切欠部4の両側の立ち上がり部2の裏面に沿わせて固着手段により固着することが好ましい。このような構成とすることで、ドア受け部材5の端部を切欠部4の端部において立ち上がり部2の裏面に沿わせて固着できて、ドア受け部材5の端部を床パン3に確実に取付けることができて、ドア受け部材5が切欠部4の端部においてがたつかず、ドア受け部材5に載設して固定するドア枠6の端部の床パン3との収まりが良くなるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0011】
浴室の床を構成するための床パン3は床板部1の外端部に周方向にわたって壁パネル載置用の立ち上がり部2が上方に向けて一体に突設してある。立ち上がり部2の上端部はパネル載置片2aと水切り片2bとよりなるL状部が設けてあり、立ち上がり部2の上部の背面側には嵌め込み凹所17が設けてある。また、床パン3の床板部1の立ち上がり部2の突出基部付近には排水溝18が凹設してある。更に、床パン3の床板部1の下面部には平面視で排水溝18位置よりもやや内側に引き込んだ位置に外周に沿って垂下リブ19が床板部1と一体に形成してある。
【0012】
上記のような構成の床パン3の外周端部の立ち上がり部2の上端部のパネル載置片2a上に浴室の壁となる壁パネルを載設するのであるが、この床パン3の外周端部の一部にはドア枠6が配設される。床パン3の外端部のドア枠6の配設位置には現場におけるドア枠6の配置位置に対応した位置に切欠部4が設けてある。この切欠部4は床パン3の外端部の一部を立ち上がり部2から床板部1の端部よりやや引き込んだ位置まで除去することで形成される。図2には切欠部4の形成位置を示す各実施形態が示してある。もちろん、上記の各例以外の位置に切欠部4が形成される場合がある。
【0013】
以下、図2(a)に示す切欠位置の例で説明する。この例は床パン3の一辺の片側に片寄った位置にドア枠6を配設する例であり、切欠部4の一端部が床パン3一辺に位置し、切欠部4の他端部が床パン3のコーナ部分に位置している。
【0014】
図3には図2(a)のA部における切欠部4の端部を示し、この部分においては排水溝18の巾方向の略中間部分まで到るように切り込んで形成するものであり、これにより床板部1の外端部と立ち上がり部2の下端部とのなす弧状をしたコーナ部を越えて切欠部4を形成してある。
【0015】
また、図4には図2(a)のB部における切欠部4の端部が示してある。
【0016】
切欠部4にドア受け部材5を配置して床パン3に固定されるものである。ドア受け部材5は横向きの受け片5aの巾方向の一端部に下方に向けて固定垂下片5bを垂設し、固定垂下片5bの上端部から上方に上縦片5cを突設し、更に上縦片5cの上端から受け片5aに対向する上横片5dを突設し、また、受け片5aの巾方向の他端部に上方に向けて立ち上がり片5eを突設してあり、立ち上がり片5eと上横片5dの端部との間が嵌め込み用凹部20となっている。ここで、図14のように上横片5dの先端は自由端としたものであってもよく、あるいは、図14のように上横片5dの先端と受け片5aとを一体に接続縦片5fにより一体に連続させてもよい。
【0017】
ドア受け部材5の長手方向の両端部には端部ブロック16が任意の取付け手段で取付けてある。この端部ブロック16には図2(a)のA部側に位置する端部ブロック16aと、図2(a)のB部側に位置する端部ブロック16bとがあり、いずれも嵌め込み用凹部20の長手方向の端部を遮蔽するためのブロック本体部21を有している。更に、端部ブロック16には切欠部4の端部の立ち上がり部2の裏面に沿わせて立ち上がり部2の嵌め込み凹所17に嵌め込むための嵌め込み部21aを設けてある。ここで、図2(a)のB部側に位置する端部ブロック16bのブロック本体部21の上端面部にはパネル載置片2aと水切り片2bとよりなるL状部と同形状のL状突片部22が突設してあり、L状突片部22の嵌め込み部21aと反対側の端部にはL状突片部22に連続する端片部23が突設してある。
【0018】
上記の構成の長手方向の両端部に端部ブロック16を有するドア受け部材5を切欠部4に配置し、両端部の端部ブロック16を切欠部4の両側の立ち上がり部2の裏面に沿わせて嵌め込み部21aを立ち上がり部2の背面側の嵌め込み凹所17にはめ込んだ状態で、ドア受け部材5の固定垂下片5bを床板部1の裏面側に突設した垂下リブ19に固着手段であるねじ具24により固着すると共に、嵌め込み凹所17の側壁部と端部ブロック16の嵌め込み部21aとをねじ具24により固着するものである(図5乃至図7参照)。この際、図7に示すように、垂下リブ19と立ち上がり片5eとの間、床板部1の下面と上横片5dとの間にそれぞれ防水パッキン25を介在させてこの部分からの水漏れを防止している。また、図5、図6のように切欠部4の縁部分に沿って該切欠部4の縁部とドア受け部材5及び端部ブロック16との接続境界をシリコンのようなシール材27によりシールし、更に、A部分においては図5に示すように床パン3の背面側において端部ブロック16との接続境界を裏面側シール材28によりシールし、また、B部分においては図6に示すように床パン3の背面側においてドア受け部材5との接続境界を裏面側シール材28によりシールすることで、このように、複数箇所の防水パッキン25、シール材27、裏面側シール材28により切欠部4に配設するドア受け部材5の取付け部分における防水を多段階で行うことで、確実な防水を図っている。
【0019】
ドア枠6は左右両縦枠7の上端部間及び下端部間に上枠(図示せず)及び下枠9を架設して構成してある。下枠9の下面部には下方突出部30が設けてある。また、下枠9の浴室側の端部を縦枠7の浴室側の端部よりも浴室側に突出させて浴室側突出部10としてある。この浴室側突出部10は横向きの角筒状に形成してあり、この横向き角筒状の浴室側突出部10は上記下方突出部30一部を構成している。浴室側突出部10の横方向の端部にドア枠隅ブロック11の下部側面に突設した嵌め込み部12を嵌め込んでドア枠隅ブロック11を縦枠7の下端部の浴室側の面の前方に配置してある。横向き角筒状をした浴室側突出部10の上面部は凹溝10aとなっており、凹溝10aの巾方向の上面部両側には係止片10bが設けてある。凹溝10aの溝底部には孔10cが設けてある。ドア枠隅ブロック11の上面部には凹となった嵌合部13が設けてある。
【0020】
ドア枠6は下枠9を床パン3の切欠部4に配置して下枠9の下方突出部30をドア受け部材5の嵌め込み用凹部20に嵌め込んで載置し、この状態で凹溝10aの溝底部に設けた孔10cからねじ具24を挿入してねじ具24を横向き角筒状の浴室側突出部10の底面部からドア受け部材5に螺入させて固着してある。孔10cには弾性を有するゴムのようなキャップ36を着脱自在に取付けて水が浸入しないようにしている。
【0021】
図中14はドア隅キャップである。このドア隅キャップ14は図12、図13に示すように下横片14aと縦片14bとで構成する断面略L状をしており、ドア隅キャップ14の下横片14a下面には凸となった被嵌合部15が設けてある。このドア隅キャップ14の凸となった被嵌合部15をドア枠隅ブロック11の上面部の凹となった嵌合部13に嵌め込んで取付け、ドア隅キャップ14によりドア枠隅ブロック11の上面と、縦枠7の浴室側の面の下端部と、切欠部4の立ち上がり部2に沿った部分と立ち上がり部2に連続する床板部1に沿った部分を覆ってある。そして図10、図11に示すようにドア隅キャップ14の周囲にシール材31を打ち込んでシールしてある。
【0022】
また、浴室側突出部10の凹溝10aの上開口部には下枠カバー32を着脱自在に取付けて凹溝10aを水密的に閉塞してある。下枠カバー32は細長いカバー板部32aの下面部に一対の係止脚32bを設けて構成してあり、カバー板部32aの裏面の一対の係止脚32b間にはクッション性を有する水密材33が取着してある。この下枠カバー32は係止脚32bを係止片10bに係止することで取付けてあり、この場合、水密材33が凹溝10aの底面部に圧接し(キャップ36部分にも圧接し)て凹溝10a内に水が入らないようになっており、また、下枠カバー32の浴室側の端縁部は切欠部4の排水溝18部分の上面部に載置され、下枠カバー32の端縁部と排水溝18との境界部分がシール材34によりシールされる。このようにすることで、孔10c部分を有する凹溝10a部分に多段の防水手段により水が入らないように構成してある。下枠カバー32の上面は取付けた状態で上面は床パン3の床板部1の上面、下枠9の上面と面一となるようになっている。
【0023】
ドア枠6にはドア35が開閉自在に取付けられるものである。
【0024】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1記載の発明にあっては、床板部の外端部に壁パネル載置用の立ち上がり部を有する床パンの外端部の一部に立ち上がり部から床板部の端部よりやや引き込んだ位置まで除去されたドア枠配設用の切欠部を設け、この切欠部にドア受け部材を配置して床パンに固定し、ドア枠をドア受け部材に載設して固着するので、切欠部を切断形成する位置を選択することで、ドア枠の配置位置を現場に応じた位置にすることができるものであってドア枠を取付ける部分の異なる床パンを何種類も用意する必要がないものであり、また、左右両縦枠の上端部間及び下端部間に上枠及び下枠を架設してドア枠を構成すると共に下枠の浴室側の端部を縦枠の浴室側の端部よりも浴室側に突出させて浴室側突出部とし、この浴室側突出部を横向きの角筒状に形成し、浴室側突出部の横方向の端部にドア枠隅ブロックの嵌め込み部を嵌め込んでドア枠隅ブロックを縦枠の下端部の浴室側の面の前方に配置し、ドア枠隅ブロックの上面部に設けた嵌合部にドア隅キャップに設けた被嵌合部を嵌合してドア隅キャップによりドア枠隅ブロックの上面と、縦枠の浴室側の面の下端部と、切欠部の立ち上がり部に沿った部分と立ち上がり部に連続する床板部に沿った部分を覆うので、上記のように立ち上がり部から床板部の端部よりやや引き込んだ位置まで除去されたドア枠配設用の切欠部を設けるといえども、下枠の縦枠よりも浴室側に突出した部分の長手方向の端部部分を綺麗に収めることができ、また、切欠部の立ち上がり部に沿った部分と立ち上がり部に連続する床板部に沿った切断端部が露出しないようにできるものである。
【0025】
また、請求項2記載の発明にあっては、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、ドア受け部材の端部に端部ブロックを設け、端部ブロックを切欠部の両側の立ち上がり部の裏面に沿わせて固着手段により固着してあるので、ドア受け部材の端部を切欠部の端部において立ち上がり部の裏面に沿わせて固着できて、ドア受け部材の端部を床パンに確実に取付けることができて、ドア受け部材が切欠部の端部においてがたつかず、ドア受け部材に載設して固定するドア枠の端部の床パンとの収まりが良くなるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のドア枠の取付け部分の断面図である。
【図2】(a)は同上の床パンに形成する切欠部の位置を示す一例の平面図であり、(b)乃至(d)は切欠部の位置を示す他の例を示す平面図である。
【図3】同上の切欠部の一端部を示す分解斜視図である。
【図4】同上の切欠部の他端部を示す分解斜視図である。
【図5】同上の切欠部にドア受け部材を取付けた状態における一端部の斜視図である。
【図6】同上の切欠部にドア受け部材を取付けた状態における他端部の斜視図である。
【図7】同上の切欠部にドア受け部材を取付けた部分の断面図である。
【図8】同上のドア受け部材にドア枠を取付けた状態の切欠部の一端部側の斜視図である。
【図9】同上のドア受け部材にドア枠を取付けた状態の切欠部の他端部側の斜視図である。
【図10】同上の一端部側のドア枠隅ブロックにドア隅キャップを取付けた状態の斜視図である。
【図11】同上の他端部側のドア枠隅ブロックにドア隅キャップを取付けた状態の斜視図である。
【図12】同上に一端部側に用いるドア隅キャップの側面図である。
【図13】同上に他端部側に用いるドア隅キャップの側面図である。
【図14】本発明の他の実施形態の断面図である。
【図15】従来例の断面図である。
【図16】(a)(b)(c)(d)はそれぞれ従来例の床パンの各例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 床板部
2 立ち上がり部
3 床パン
4 切欠部
5 ドア受け部材
6 ドア枠
7 縦枠
8 上枠
9 下枠
10 浴室側突出部
11 ドア枠隅ブロック
12 嵌め込み部
13 嵌合部
14 ドア隅キャップ
15 被嵌合部
16 端部ブロック

Claims (2)

  1. 床板部の外端部に壁パネル載置用の立ち上がり部を有する床パンの外端部の一部に立ち上がり部から床板部の端部よりやや引き込んだ位置まで除去されたドア枠配設用の切欠部を設け、この切欠部にドア受け部材を配置して床パンに固定し、左右両縦枠の上端部間及び下端部間に上枠及び下枠を架設してドア枠を構成すると共に下枠の浴室側の端部を縦枠の浴室側の端部よりも浴室側に突出させて浴室側突出部とし、この浴室側突出部を横向きの角筒状に形成し、浴室側突出部の横方向の端部にドア枠隅ブロックの嵌め込み部を嵌め込んでドア枠隅ブロックを縦枠の下端部の浴室側の面の前方に配置し、ドア枠をドア受け部材に載設して固着し、ドア枠隅ブロックの上面部に設けた嵌合部にドア隅キャップに設けた被嵌合部を嵌合してドア隅キャップによりドア枠隅ブロックの上面と、縦枠の浴室側の面の下端部と、切欠部の立ち上がり部に沿った部分と立ち上がり部に連続する床板部に沿った部分を覆って成ることを特徴とする浴室のドア枠取付け構造。
  2. ドア受け部材の端部に端部ブロックを設け、端部ブロックを切欠部の両側の立ち上がり部の裏面に沿わせて固着手段により固着して成ることを特徴とする請求項1記載の浴室のドア枠取付け構造。
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