JP3627709B2 - 浴室のドア枠取付け部の構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴室のドア枠取付け部の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、浴室のドア枠を取付けるに当たっては、床パンの端部にドア受け部材を固定し、このドア受け部材にドア枠の下枠を載設して固定するようにしている。
【0003】
ところが、浴室のドア枠には一枚の回動戸を回動自在に取付けるようにしたもの、あるいは、2つ折り戸を開閉自在に取付けるようにしたもの、あるいは、2枚引き戸を取付けるようにしたもの、あるいは、3枚引き戸を取付けるようにしたもの、あるいは、2枚引き戸と一枚のはめ殺しの固定戸とを並設したもの等種々の形態のものがある。そして、一枚の回動戸を回動自在に取付けるようにしたもの、あるいは、2つ折り戸を開閉自在に取付けるようにしたものは閉じた状態で巾方向においては1列の戸であるためドア枠の巾は狭いが、2枚引き戸を取付けるようにしたもの、あるいは、3枚引き戸を取付けるようにしたもの、あるいは、2枚引き戸と一枚のはめ殺しの固定戸とを並設したもの等は巾方向において戸が2列又は3列となるためドア枠の巾は広くなる。
【0004】
このため、ドア受け部材としては巾の狭いドア枠を支持するための巾の狭いものと、巾の広いドア枠を支持するための巾の広いものとを数種類用意する必要があり、コストアップの原因となっていた。
【0005】
また、ドア受け部材にドア枠の下枠をねじ具により固着するのであるが、ねじ具の固着部分から水が浸入するという問題があり、ドア受け部材に下枠を固着する部分における防水性をどのようにして確保するかということが問題となっている。特に、近年ドア枠の下枠と床パンとを略面一にしてバリアフリーとすることが望まれているが、このようなバリアフリー化するに当たって、上記下枠の取付け部分における防水を確保する技術の開発が強く望まれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、巾の狭いドア枠を支持するのに使用するドア受け部材を利用して巾の狭いドア枠を安定して支持することができ、また、ドア枠の下枠のドア受け部材への固定部分における防水を確実に行い、更に、浴室のドア枠の下枠と浴室の床パンとの段差を無くしてバリアフリーとすると共に下枠の取付け部分の防水を確保することができる浴室のドア枠取付け部の構造を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係る浴室のドア枠取付け構造は、床パン3の端部にドア受け部材5を固定し、巾方向に複数列に戸35を取付けるドア枠6の下枠9の巾方向の略片側半部をドア受け部材5の上に載設して固定すると共に、ドア受け部材5と下枠9との間に補強板50の一端部を挟持し、該補強板50に下枠9のドア受け部材5よりも浴室と反対側に突出した部分の下部を当接支持してねじ具24により固着して成ることを特徴とするものである。このように補強板50を用いることで、ドア受け部材5としてドア枠6の巾方向に1列の戸を設ける巾の狭いドア枠6の下枠9を支持するためのものを使用しても巾方向に複数列に戸35を取付ける巾の広いドア枠6の下枠9を確実に支持して取付けることができるものである。
【0008】
また、下枠9の浴室側の端部を角筒状に形成し、この下枠9の浴室側端部10の上面部を凹溝10aとし、凹溝10aの巾方向の両側に係止片10bを設け、凹溝10aの溝底に孔10cを形成し、該孔10cから挿入したねじ具24を角筒状の底面部からドア受け部材5に螺入して下枠9をドア受け部材5に固着し、凹溝10aの溝底の孔10cにキャップ36を嵌め込み、下枠カバー32の下面側に係止脚32bを設けると共に下枠カバー32の下面にクッション性を有する水密材33を取着し、係止脚32bを係止片10bに着脱自在に係止して下枠カバー32により凹溝10aの上開口を遮蔽し、水密材33を凹溝10aの溝底及びキャップ36の上面に圧接することが好ましい。このような構成とすることで、下枠9をねじ具24によりドア受け部材5に固着する部分に水が浸入しないようにキャップ36、水密材33、下枠カバー32により多段階で防水できるものであり、また、下枠カバー32、水密材33により凹溝10a内への水の浸入が防止できるものである。また、下枠カバー32により凹溝10aを覆って外観を良くするとともに凹溝10aによる段差を無くすことができるものである。
【0009】
また、凹溝10aの上端部を下枠9の他の部分の上面よりも下方に位置させ、下枠9が配設される部分に対応した床パン3の端部に床パン3の他の部分の上面よりも下方に段落した段部37を形成し、下枠カバー32を凹溝10aの上開口に取付けた状態で、下枠カバー32の側縁部から外側方に延出した延出片32cを段部に載置し、下枠カバー32の上面と床パン3の上面と下枠9の凹溝10aを設けた部分以外の部分の上面とを略面一とすることが好ましい。このような構成とすることで、床パン3と下枠カバー32と下枠9とを面一としたバリアフリーの構成とできるものである。
【0010】
また、下枠カバー32の側縁部から外側方に延出した延出片32cを段部に載置し、延出片32cの縁と段部37とのなす境界部分にシール材34を施すことが好ましい。このような構成とすることで、下枠カバー32と床パン3との境界部分から水が浸入しないようにできて、下枠9の取付け部分の防水を図ることができるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0012】
浴室の床を構成するための床パン3は床板部1の外端部に周方向にわたって壁パネル載置用の立ち上がり部2が上方に向けて一体に突設してある。立ち上がり部2の上端部はパネル載置片と水切り片とよりなるL状部2aが設けてあり、立ち上がり部2の上部の背面側には嵌め込み凹所17が設けてある。また、床パン3の床板部1の立ち上がり部2の突出基部付近には排水溝18が凹設してある。更に、床パン3の床板部1の下面部には平面視で排水溝18位置よりもやや内側に引き込んだ位置に外周に沿って垂下リブ19が床板部1と一体に形成してある。
【0013】
上記のような構成の床パン3の外周端部の立ち上がり部2の上端部のパネル載置片2a上に浴室の壁となる壁パネルを載設するのであるが、この床パン3の外周端部の一部には壁パネルに代えてドア枠6が配設される。床パン3の外端部のドア枠6の配設位置には現場におけるドア枠6の配置位置に対応した位置に切欠部4が設けてある。この切欠部4は床パン3の外端部の一部を立ち上がり部2から床板部1の端部よりやや引き込んだ位置まで除去することで形成される。
【0014】
ここで、床パン3の床板部1の端縁部には立ち上がり部2に沿って排水溝18が形成されるが、上記のように切欠部4を形成した場合、切欠部4は排水溝18においては排水溝18の巾方向の略中間部分まで到るように切り込んで形成するものであり、これにより床板部1の外端部と立ち上がり部2の下端部とのなす弧状をしたコーナ部を越えて切欠部4を形成してある。
【0015】
切欠部4にはドア受け部材5が配置されて床パン3に固定されるものである。ドア受け部材5は横向きの受け片5aの巾方向の一端部に下方に向けて固定垂下片5bを垂設し、固定垂下片5bの上端部から上方に上縦片5cを突設し、更に上縦片5cの上端から受け片5aに対向する上横片5dを突設し、上横片5cと受け片5aとを縦片5fにより一体に連設してある。また、受け片5aの巾方向の他端部に上方に向けて立ち上がり片5eが突設してあり、立ち上がり片5eと縦片5fとの間が嵌め込み用凹部20となっている。
【0016】
ドア受け部材5の長手方向の両端部には端部ブロック16が任意の取付け手段で取付けてある。
【0017】
上記の構成の長手方向の両端部に端部ブロック16を有するドア受け部材5を切欠部4に配置し、両端部の端部ブロック16を切欠部4の両側の立ち上がり部2の裏面に沿わせて端部ブロック16に設けた嵌め込み部21を立ち上がり部2の背面側の嵌め込み凹所17にはめ込んだ状態で、ドア受け部材5の固定垂下片5bを床板部1の裏面側に突設した垂下リブ19に固着手段であるねじ具24により固着すると共に、嵌め込み凹所17の側壁部と端部ブロック16の嵌め込み部21とをねじ具24により固着するものである。この際、図1に示すように略Z字状とした補強材40の一片の上端部を受け片5aの下面に当接した状態で補強材40の他片をねじ具24により固定垂下片5bと共に垂下リブ19に固着し、これによりドア受け部材5の補強をおこなっている。
【0018】
また、図1に示すように、垂下リブ19と立ち上がり片5eとの間、床板部1の下面と上横片5dとの間にそれぞれ防水パッキン25を介在させてこの部分からの水漏れを防止している。また、切欠部4の縁部分に沿って該切欠部4の縁部とドア受け部材5及び端部ブロック16との接続境界をシリコンのようなシール材によりシールし、更に、床パン3の背面側において端部ブロック16との接続境界や床パン3の背面側においてドア受け部材5との接続境界を裏面側シール材によりシールし、このように、複数箇所の防水パッキン25、シール材、裏面側シール材により切欠部4に配設するドア受け部材5の取付け部分における防水を多段階で行って、確実な防水を図っている。
【0019】
ドア枠6は左右両縦枠7の上端部間及び下端部間に上枠(図示せず)及び下枠9を架設して構成してある。図1に示すドア枠6は複数列に戸35を取付ける巾(平面視において下枠9の長手方向と直交する方向の巾)が広いもので、図1に示す具体例としては2枚引き戸35aと一枚のはめ殺しの固定戸35bとを並設したものである。他に複数列に戸35を取付ける巾広のドア枠6の例としては2枚引き戸を取付けドア枠6や3枚引き戸を取付けるようにしたドア枠6等がある。ドア枠6の下枠9の下面部には下方突出部30が設けてある。また、下枠9の浴室側端部10を縦枠7の浴室側の端部よりも浴室側に突出させある。この浴室側端部10は横向きの角筒状に形成してあり、この横向き角筒状の浴室側端部10は上記下方突出部30一部を構成している。横向き筒状をした浴室側端部10は上面部は凹溝10aとなっており、凹溝10aの巾方向の上面部両側には係止片10bが設けてある。
【0020】
ドア枠6は下枠9を床パン3の切欠部4に配置して下枠9の下方突出部30をドア受け部材5の嵌め込み用凹部20に嵌め込んで載置し、この状態で凹溝10aの溝底部に設けた孔10cからねじ具24を挿入してねじ具24を横向き筒状の浴室側端部10の底面部からドア受け部材5に螺入させて固着してある。
【0021】
ここで、下枠9の下面には発泡合成樹脂パッキン等のパッキン8が設けられ、パッキン8が下枠9とドア受け部材5の受け片5aとの間に挟持されて下枠9のドア受け部材5の受け片5aとの間の水密性を確保するようになっている。また、縦枠7の外面にもパッキン8を設けて縦枠7の外面側における取付け部分の水密性を確保するようにしてもよい。
【0022】
上記のようにドア受け部材5に下枠9を載置してねじ具24により固着する際、ドア受け部材5の立ち上がり片5eと下枠9との間に略Z字状をした補強板50の一端部50aを挟んだ状態でねじ具24を締め付けることで補強板50の一端部50aをドア受け部材5と下枠9との間に強固に挟持してドア受け部材5と補強板50と下枠9とが一体に固着された状態と同様の状態とする。この補強板50に下枠9のドア受け部材5よりも浴室と反対側に突出した部分の下部を当接支持してねじ具24により固着するものであり、これにより巾広のドア枠6の下枠9の巾方向の浴室側と反対側の端部を補強板50で支持する。すなわち、ドア受け部材5と下枠9との間に補強板50の一端部を挟んだ状態でねじ具24を締め付けて補強板50の一端部50aをドア受け部材5と下枠9との間に強固に挟持してドア受け部材5と補強板50と下枠9とが一体に固着された状態と同様の状態としているので、ドア受け部材5と下枠9のドア受け部材5に直接載置して固着一体化された部分に一端部を一体に取付けられた状態となっている補強板50により下枠9のドア受け部材5に直接載置していない部分である下枠9の巾方向の浴室側と反対側の端部を支持することができるものであり、この場合、補強板50の一端部は挟持することで一体に取付けることができるので施工性が向上するものである。
【0023】
下枠9をドア受け部材5に固着する際にねじ具24を挿入するのに利用した孔10cには弾性を有するゴムのようなキャップ36を着脱自在に取付けて水が浸入しないようにしている。
【0024】
浴室側端部10の凹溝10aの上開口部には下枠カバー32を着脱自在に取付けて凹溝14aを水密的に閉塞してある。下枠カバー32は細長いカバー板部32aの下面部に一対の係止脚32bを設けて構成してあり、カバー板部32aの裏面の一対の係止脚32b間にはクッション性を有する水密材33が取着してある。この下枠カバー32は係止脚32bを係止片10bに係止することで取付けてあり、この場合、水密材33が凹溝10aの底面部に圧接し(キャップ36部分にも圧接し)て凹溝10a内に水が入らないようになっており、また、下枠カバー32の浴室側の端縁部に設けた延出片32cは切欠部4の排水溝18部分の上面部(つまり、この部分が床パン3の上面から一段低くなった段部37を構成している)に載置され、下枠カバー32の端縁部に設けた延出片32cと段部37である排水溝18との境界部分がシール材34によりシールされる。このようにすることで、孔10c部分を有する凹溝10a部分に多段の防水手段により水が入らないように構成してある。下枠カバー32の上面は取付けた状態で上面は床パン3の床板部1の上面、下枠9の上面と面一となるようになっている。
【0025】
また、図中41は脱衣室の床であり、下枠9の上面は床41とほぼ面一となっている。
【0026】
ところで、ドア枠6として一枚の回動戸を回動自在に取付けるようにしたもの、あるいは、2つ折り戸を開閉自在に取付けるようにしたもののように閉じた状態で巾方向においては1列しか戸がないものは上記の巾方向に複数列の戸を取付けるドア枠6に比べて巾が狭いが、この1列しか戸を取付けない巾狭のドア枠6を床パン3に取付ける場合は、図5に示すように、前述と同様にして床パン3に取付けたドア受け部材5にドア枠6の下枠9を載置してねじ具24により取付けるものであり、この場合にはドア枠6の巾が狭いので補強板50は使用しなくても安定して支持できる。
【0027】
このように、本発明においては、補強板50を使用するか、しないかを選択するのみで、巾の広いドア枠6を支持するためのドア受け部材5と、巾の狭いドア枠6を支持するためのドア受け部材5とを共通のドア受け部材5により兼用することができるものである。
【0028】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1記載の発明にあっては、床パンの端部にドア受け部材を固定し、巾方向に複数列に戸を取付けるドア枠の下枠の巾方向の略片側半部をドア受け部材の上に載設して固定すると共に、ドア受け部材と下枠との間に補強板の一端部を挟持し、該補強板に下枠のドア受け部材よりも浴室と反対側に突出した部分の下部を当接支持してねじ具により固着してあるので、補強板を用いることで、ドア受け部材としてドア枠の巾方向に1列の戸を設ける巾の狭いドア枠の下枠を支持するためのものを使用しても巾方向に複数列に戸を取付ける巾の広いドア枠の下枠を確実に支持して取付けることができるものであり、この結果、巾の狭いドア枠の場合には補強板を使用しないことで対応でき、補強板を使用するかしないかを選択することで巾の異なるドア枠に対応できるものであり、補強板を使用する際には下枠をドア受け部材と下枠との間に補強板の一端部を挟持するので、現場施工が容易に行えるものである。
【0029】
また、請求項2記載の発明にあっては、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、下枠の浴室側の端部を角筒状に形成し、この下枠の浴室側端部の上面部を凹溝とし、凹溝の巾方向の両側に係止片を設け、凹溝の溝底に孔を形成し、該孔から挿入したねじ具を角筒状の底面部からドア受け部材に螺入して下枠をドア受け部材に固着し、凹溝の溝底の孔にキャップを嵌め込み、下枠カバーの下面側に係止脚を設けると共に下枠カバーの下面にクッション性を有する水密材を取着し、係止脚を係止片に着脱自在に係止して下枠カバーにより凹溝の上開口を遮蔽し、水密材を凹溝の溝底及びキャップの上面に圧接してあるので、下枠をねじ具によりドア受け部材に固着する部分に水が浸入しないようにキャップ、水密材、下枠カバーにより多段階で防水でき、また、下枠カバー、水密材により凹溝内への水の浸入が防止でき、下枠の取付け部分における防水を多段階で確実に行えるものであり、また、下枠カバーにより凹溝を覆って外観を良くするとともに凹溝による段差を無くすことができて歩行性を向上できるものである。
【0030】
また、請求項3記載の発明にあっては、上記請求項2記載の発明の効果に加えて、凹溝の上端部を下枠の他の部分の上面よりも下方に位置させ、下枠が配設される部分に対応した床パンの端部に床パンの他の部分の上面よりも下方に段落した段部を形成し、下枠カバーを凹溝の上開口に取付けた状態で、下枠カバーの側縁部から外側方に延出した延出片を段部に載置し、下枠カバーの上面と床パンの上面と下枠の凹溝を設けた部分以外の部分の上面とを略面一としてあるので、床パンと下枠カバーと下枠とを面一としたバリアフリーの構成にできて、浴室への出入りがスムーズに行えるものである。
【0031】
また、請求項4記載の発明にあっては、上記請求項3記載の発明の効果に加えて、下枠カバーの側縁部から外側方に延出した延出片を段部に載置し、延出片の縁と段部とのなす境界部分にシール材を施してあるので、下枠カバーと床パンとの境界部分から水が浸入しないようにできて、下枠の取付け部分の防水を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の巾広のドア枠をドア受け部材に補強板を使用して取付けた状態の断面図である。
【図2】同上の補強板の取付けを示す下面図である。
【図3】同上のドア枠の取付けを示す分解斜視図である。
【図4】同上のドア枠の取付けを示す斜視図である。
【図5】同上の巾狭のドア枠をドア受け部材に補強板を使用しないで取付けた状態の断面図である。
【符号の説明】
3 床パン
5 ドア受け部材
6 ドア枠
9 下枠
10 浴室側端部
10a 凹溝
10b 係止片
10c 孔
24 ねじ具
32 下枠カバー
32b 係止脚
33 水密材
35 戸
36 キャップ
50 補強板

Claims (4)

  1. 床パンの端部にドア受け部材を固定し、巾方向に複数列に戸を取付けるドア枠の下枠の巾方向の略片側半部をドア受け部材の上に載設して固定すると共に、ドア受け部材と下枠との間に補強板の一端部を挟持し、該補強板に下枠のドア受け部材よりも浴室と反対側に突出した部分の下部を当接支持してねじ具により固着して成ることを特徴とする浴室のドア枠取付け部の構造。
  2. 下枠の浴室側の端部を角筒状に形成し、この下枠の浴室側端部の上面部を凹溝とし、凹溝の巾方向の両側に係止片を設け、凹溝の溝底に孔を形成し、該孔から挿入したねじ具を角筒状の底面部からドア受け部材に螺入して下枠をドア受け部材に固着し、凹溝の溝底の孔にキャップを嵌め込み、下枠カバーの下面側に係止脚を設けると共に下枠カバーの下面にクッション性を有する水密材を取着し、係止脚を係止片に着脱自在に係止して下枠カバーにより凹溝の上開口を遮蔽し、水密材を凹溝の溝底及びキャップの上面に圧接して成ることを特徴とする請求項1記載の浴室のドア枠取付け部の構造。
  3. 凹溝の上端部を下枠の他の部分の上面よりも下方に位置させ、下枠が配設される部分に対応した床パンの端部に床パンの他の部分の上面よりも下方に段落した段部を形成し、下枠カバーを凹溝の上開口に取付けた状態で、下枠カバーの側縁部から外側方に延出した延出片を段部に載置し、下枠カバーの上面と床パンの上面と下枠の凹溝を設けた部分以外の部分の上面とを略面一として成ることを特徴とする請求項2記載の浴室のドア枠取付け部の構造。
  4. 下枠カバーの側縁部から外側方に延出した延出片を段部に載置し、延出片の縁と段部とのなす境界部分にシール材を施して成ることを特徴とする請求項3記載の浴室のドア枠取付け部の構造。
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